JP5382757B2 - 原稿圧着板自動開閉装置及びこの原稿圧着板自動開閉装置を備えた事務機器 - Google Patents

原稿圧着板自動開閉装置及びこの原稿圧着板自動開閉装置を備えた事務機器 Download PDF

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Description

本発明は、複写機、印刷機、ファクシミリ、スキャナー等の事務機器に用いて好適な原稿圧着板自動開閉装置及びこの原稿圧着板自動開閉装置を備えた事務機器に関するものである。
複写機、印刷機、ファクシミリ、スキャナー等の事務機器の機器本体には、その機器本体の上面に対して原稿圧着板が原稿圧着板開閉装置を介して回動可能に取り付けられている。この原稿圧着板開閉装置は、原稿圧着板を回動可能に軸支して、機器本体の上面のコンタクトガラス上を原稿圧着板で覆うことができると共に、そのコンタクトガラスを露出させることができる。原稿圧着板は、事務機器を使用しないときには、通常、機器本体の上面のコンタクトガラス上に密着して閉じられている。自動原稿送り装置を用いないで原稿をコンタクトガラス上にセットするには、原稿圧着板を開いてコンタクトガラスを露出(開放)させる必要があり、露出させたコンタクトガラスの面上に原稿を載置した後、原稿圧着板を閉じて、原稿圧着板で原稿をコンタクトガラス上に圧着させるものである。
このように、原稿圧着板を操作する場合には、一般には手動で行うことがほとんどであった。手動による原稿圧着板の操作は、特に老人や車椅子に乗った人やその他の障害者にとっては操作し難いことがあり、また、両手で持った原稿をセットするには、一度原稿をおいて原稿圧着板を開いてからでないと原稿のセットを行えなかったりした。このため、自動的に原稿圧着板を回転する原稿圧着板自動開閉装置が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
この原稿圧着板自動開閉装置は、事務機器の機器本体に対して原稿圧着板を回転可能に支持するヒンジ部と、このヒンジ部を自動的に駆動させる駆動部とを備えたものである。ヒンジ部は、機器本体に取り付けられる取付部材と、この取付部材に回動シャフトを介して回動シャフトと共に回動可能となるように軸支された原稿圧着板を支持する支持部材とを有している。駆動部は、機器本体に取り付けられる駆動ケースと、この駆動ケースに取り付けられる正逆回転可能な駆動モータと、この駆動モータの回転駆動力を減速して駆動シャフトに伝達する駆動力伝達機構とを有している。その駆動シャフトとヒンジ部の回動シャフトとを連結して、駆動モータの回転駆動力が駆動シャフト及び回動シャフトを介して支持部材へ伝達し、原稿圧着板の開閉を自動で行えるようにしたものである。
特開2006−145708号公報
特許文献1に記載されている原稿圧着板自動開閉装置では、支持部材への回動シャフトの取り付けは、支持部材の回動シャフトを挿入するシャフト挿入孔にスペーサを取り付けると共に、支持部材の側板外面に、回動シャフトが係合する係合孔を有するトルクプレートを取り付けて行われていたので、部品点数が多く、コストアップの要因の1つであった。また、ヒンジ部は取付部材を介して機器本体に取り付けられると共に、駆動部は駆動ケースを介して機器本体に取り付けられているために、メンテナンスや交換等を行う場合にヒンジ部と駆動部とをそれぞれ個別に機器本体から取り外したり取り付けたりしなければならず、作業性が悪かった。
本発明は、前記課題を解決するためになされたものであって、その目的は、部品点数が少なく、コストダウンを図れる原稿圧着板自動開閉装置を提供することにある。また、組立時やメンテナンス時の作業性が向上する原稿圧着板自動開閉装置を提供することにある。
前記の目的を達成するために本発明に係る原稿圧着板自動開閉装置は、事務機器の機器本体に対して原稿圧着板を開閉可能に支持する支持部材を有するヒンジ部と、このヒンジ部の前記支持部材を自動的に動作させる駆動部とを備えた原稿圧着板自動開閉装置であって、前記支持部材は、その両側板を前記機器本体に取り付けられる取付部材の両側板に回動シャフトを介して回動可能となるように軸支され、前記駆動部は、駆動モータと、この駆動モータの回転駆動力を前記回動シャフトに伝達する駆動力伝達機構とを有し、前記回動シャフトは、前記支持部材の前記両側板の少なくとも一方に固定して取り付けたシャフト係合部材に設けた係合孔へ挿通係合させることによってその回転駆動力を当該支持部材へ伝達するように構成されると共に、前記駆動部は、前記取付部材に取り付けた取付プレートに取り付けられていることを特徴とする。
この発明によれば、回動シャフトが、支持部材に固定して取り付けたシャフト係合部材を介してその回転駆動力を当該支持部材へ伝達するように構成したことで、トルクプレートを不要にすることができるので、部品点数を少なくすることができ、簡単な構造であると共にコストダウンを図ることが可能となる。
本発明に係る原稿圧着板自動開閉装置において、前記支持部材は、両側板を有し、前記回動シャフトによって前記取付部材の両側板に軸支され、前記シャフト係合部材は、前記支持部材の前記両側板の少なくとも一方の側板に取り付けられることが好ましい。また、本発明に係る原稿圧着板自動開閉装置において、前記取付部材は、前記機器本体に取り付けられる底板と、この底板の両側部より立設されると共に前記回動シャフトが挿通されるシャフト孔を有する両側板とを備え、前記支持部材は、上板と、この上板の両側部より垂下されると共に前記回動シャフトが係合するシャフト固定孔が設けられた両側板とを備え、前記シャフト係合部材が、前記支持部材の両側板のシャフト固定孔に、それぞれ個別に挿入されて固定される一対のシャフト係合部材であり、これらのシャフト係合部材に、前記回動シャフトが回ることなく挿通される係合孔がそれぞれ設けられていることが好ましい。また、本発明に係る原稿圧着板自動開閉装置において、前記シャフト係合部材は、前記取付部材に回動可能に軸支される筒状のシャフト包囲部材であり、このシャフト包囲部材に、当該シャフト包囲部材と共に回動するように前記回動シャフトが取り付けられていることが好ましい。また、本発明に係る原稿圧着板自動開閉装置において、前記回動シャフトは、ヒンジシャフト部と駆動シャフト部と連結部を軸方向に設けたものとし、前記ヒンジシャフト部はさらに前記支持部材の両側板に固定される略断面六角形状の第1ヒンジシャフト部及び第3ヒンジシャフト部と、前記取付部材の両側板に回転可能に取り付けられる第2ヒンジシャフト部とで構成されていることを特徴とする。また、本発明に係る原稿圧着板自動開閉装置において、前記シャフト包囲部材は、前記支持部材の前記両側板に当該支持部材と共に回動するように係合されていることが好ましい。
また、本発明に係る原稿圧着板自動開閉装置において、前記駆動部が前記機器本体に取り付けられ、前記ヒンジ部は取付プレートを介して前記駆動部に取り付けられていることが好ましい。この発明によれば、組立時やメンテナンス時の際には、ヒンジ部又は駆動部の取り付けや取り外しを行うだけで、駆動部又はヒンジ部の取り付けや取り外しが行われるので、組立時やメンテナンス時の作業性が向上する。
また、前記の目的を達成するために本発明に係る事務機器は、前記の本発明に係る原稿圧着板自動開閉装置を備えたことを特徴とする。この発明によれば、前述と同様に、部品点数を少なくすることができ、簡単な構造であると共にコストダウンを図ることが可能となり、かつ、組立時やメンテナンス時の作業性が向上する。
以上説明したように本発明に係る原稿圧着板自動開閉装置によれば、回動シャフトが、支持部材に固定して取り付けたシャフト係合部材を介してその回転駆動力を当該支持部材へ伝達するように構成したので、部品点数を少なくすることができ、簡単な構造であると共にコストダウンを図ることが可能となる。また、駆動部が取付プレートを介してヒンジ部に取り付けられたり、ヒンジ部が取付プレートを介して駆動部に取り付けられたりすることで、組立時やメンテナンス時の作業性が向上する。
以下、本発明に係る原稿圧着板自動開閉装置を添付図面に基づいて詳述する。
図1は本発明に係る事務機器の一例を示す図である。図2〜図5は本発明に係る第1の原稿圧着板自動開閉装置の一例を示す図である。図6及び図7は、本発明に係るヒンジ部の一例を示す図である。本発明に係る第1の原稿圧着板自動開閉装置は、図1、図6及び図7に示すように、事務機器2の機器本体20の後端部に、原稿圧着板3を回動可能に取り付けるものである。事務機器2としては、特に限定されず、例えば、複写機、印刷機、ファクシミリ、スキャナー等が挙げられ、特に複写機が好ましいものとして挙げられる。原稿圧着板3には、例えば、原稿自動送り装置31が設けられている。
本発明に係る第1の原稿圧着板自動開閉装置1は、図1〜図7に示すように、原稿圧着板3を事務機器2の機器本体20に対して開閉可能に支持する支持部材42を有するヒンジ部4と、このヒンジ部4の支持部材42を駆動させて原稿圧着板3を自動的に開閉させる駆動部5とを備え、支持部材42は、機器本体20に取り付けられる取付部材41に回動シャフト46を介して回動可能となるように軸支され、駆動部5は、駆動モータと、この駆動モータの回転駆動力を回動シャフト46に伝達する駆動力伝達機構52とを有し、回動シャフト46は、支持部材42に固定して取り付けたシャフト係合部材15、16を介してその回転駆動力を当該支持部材42へ伝達するように構成したことに特徴がある。
ヒンジ部4は、一般に原稿圧着板開閉装置と言われるもので、原稿圧着板3を事務機器2の機器本体20に対して開閉可能に支持するものであり、通常、2つのヒンジ部4で原稿圧着板3を支持している。2つのヒンジ部4は、原稿圧着板3を機器本体20に対して開閉可能に支持できれば、同じものでも異なるものでもよい。図1に示す例では、2つのヒンジ部4として略同じものを用いて原稿圧着板3を機器本体20に対して開閉可能に支持する例が記載されている。
ヒンジ部4は、機器本体20に取り付けられる取付部材41と、この取付部材41に回動シャフト46を介して該回動シャフト46と共に回動可能に軸支された支持部材42と、この支持部材42に重なり合うと共に該支持部材42の自由端部に回動可能に軸支され、かつ、原稿圧着板3に取り付けられるリフト部材43と、取付部材41と支持部材42との間に設けられ、原稿圧着板3を開成方向に回動付勢すると共に、リフト部材43を支持部材42と重なり合う方向へ付勢する弾性手段44と、を備えていることが好ましい。なお、本発明において開成方向とは、ヒンジ部4を介して原稿圧着板3を回転させる際に原稿圧着板3がコンタクトガラス21から離間する方向をいう。
取付部材41は、機器本体20に着脱可能に取り付けられる底板111と、底板111の両側端部からそれぞれ底板111に対して直交する方向(略直交する方向も含む。)に延びると共に互いに対向する両側板112、112とから主になる。
底板111は、略矩形状に形成され、ビス等で機器本体20に取り付けられる取付孔114が設けられている。側板112は、底板111とにより略L字状に形成され、その先端部(上部)に、回動シャフト46が軸受け119を介して挿通されるシャフト孔116が設けられている。すなわち、シャフト孔116に軸受け119を取り付け、この軸受け119に回動シャフト46が挿通される(図8参照。)。側板112のシャフト孔116より底板111側(下方)で、かつ、内側(前方)に偏した位置には固定ピン孔(図示せず)が設けられている。両側板112の固定ピン孔に固定ピン48が挿通されている。固定ピン48は、後述する弾性手段44の第1端部すなわち後述の第2スライダー142の底部の外表面が当接する受圧部材であり、この受圧部材は、固定ピン48等のピンに限定されず、ローラ例えば受圧ローラ等でもよい。
支持部材42は、図2〜図8及び図9に示すように、上板121と、上板121の両側端部からそれぞれ上板121に対して直交する方向(略直交する方向も含む。)に延びると共に互いに対向する両側板122、122と、側板122の先端部を互いに対向する側に90°折り曲げてなる案内板123とからなる。
両側板122、122の一端部(先端部)には、ヒンジピン47が挿通されるヒンジピン孔127が設けられていると共に、作動ピン49が入り込む切欠部124が設けられている。両側板122、122の他端部(後端部)には、シャフト固定孔126a、126b(図8参照。)がそれぞれ設けられている。シャフト固定孔126a、126bは、円形の対向する箇所が平行に切り欠かれた略小判状に形成されているが、一方のシャフト固定孔126a(第1シャフト固定孔126aということがある。)の方が他方のシャフト固定孔126b(第2シャフト固定孔126bということがある。)より少し大きな略小判状に形成されている。これらシャフト固定孔126a、126bには、一対のシャフト係合部材15、16がそれぞれ挿入されて取り付けられている。なお、図4中、符号128は貫通孔を示している。
シャフト係合部材15、16は、図4、図8及び図11に示すように、第1シャフト固定孔126aに挿入されるものが第1シャフト係合部材15であり、第2シャフト固定孔126bに挿入されるものが第2シャフト係合部材16である。第1シャフト係合部材15と第2シャフト係合部材16とは、第2シャフト係合部材16より第1シャフト係合部材15の方が少し大きく形成されているが、全体的な形状は略同じ略筒体状にそれぞれ形成されている。すなわち、第1シャフト係合部材15及び第2シャフト係合部材16は、例えば、第1シャフト固定孔126a及び第2シャフト固定孔126bに嵌合された状態で挿入される外形が略小判状の挿入部15a、16aと、フランジ部15b、16bと、回動シャフト46が嵌合された状態で挿入される六角形状に形成された内形である係合孔15c、16cとからなる。これら第1シャフト係合部材15及び第2シャフト係合部材16をそれぞれ第1シャフト固定孔126a及び第2シャフト固定孔126bに挿入することにより、第1シャフト係合部材15と第2シャフト係合部材16とが略同軸上に位置されるようになっている。なお、シャフト係合部材15、16は、支持部材42の両側板122の両方に取り付けたが、これに限定されず、両側板122のいずれか一方の側板122にのみ取り付けるようにしてもよい。
回動シャフト46は、図4、図8及び図10に示すように、ヒンジシャフト部46aと駆動シャフト部46bと連結部46cとからなり、略円形の棒状に形成されている。連結部46cは、ヒンジシャフト部46aと駆動シャフト部46bとの間に設けられ、円柱状に形成されている。駆動シャフト部46bは、連結部46cと同じ径の円形の対向する2箇所を互いに平行に切り欠いた略小判状に形成されており、駆動部5の駆動シャフト55に嵌合された状態で挿入し得るようになっている。
ヒンジシャフト部46aは、連結部46cより径が小さな寸法で形成されている。ヒンジシャフト部46aの長さ(軸方向の長さ)は、第1シャフト固定孔126a及び第2シャフト固定孔126bにそれぞれ挿入された第1シャフト係合部材15と第2シャフト係合部材16とを貫通し得る寸法で形成されている。ヒンジシャフト部46aは、連結部46c側から端部にかけて、第1ヒンジシャフト部46dと第2ヒンジシャフト部46eと第3ヒンジシャフト部46fとの3つの部分からなる。第1ヒンジシャフト部46dの径が一番大きく、次に第2ヒンジシャフト部46eの径が大きく、第3ヒンジシャフト部46fの径が一番小さな寸法で形成されている。第1ヒンジシャフト部46dは、第1シャフト係合部材15の係合孔15cに嵌合された状態で挿入されるべくその係合孔15cより若干小さな略六角形状に形成されている。第2ヒンジシャフト部46eは、取付部材41のシャフト孔116に取り付けられた軸受け119の径より若干小さな径の円柱状に形成されている。第3ヒンジシャフト部46fは、第2シャフト係合部材16の係合孔16cに嵌合された状態で挿入されるべくその係合孔16cより若干小さな略六角形状に形成されている。また、ヒンジシャフト部46a(第3ヒンジシャフト部46f)の端部(先端部)近傍には、Eリング39等を取り付けるための取付溝46gが設けられている。
第1シャフト固定孔126aに取り付けた第1シャフト係合部材15の係合孔15c及び第2シャフト固定孔126bに取り付けた第2シャフト係合部材16の係合孔16cと取付部材41のシャフト孔116に取り付けられた軸受け119とを軸合わせして、これら孔にヒンジシャフト部46aを第1シャフト係合部材15の係合孔15cから挿入し、第1ヒンジシャフト部46dを第1シャフト係合部材15の係合孔15cに嵌合させた状態で挿入し、第2ヒンジシャフト部46eをシャフト孔116に取り付けられた軸受け119に挿入し、かつ、第3ヒンジシャフト部46fを第2シャフト係合部材16の係合孔16cに嵌合させた状態で挿入する。挿入後、ヒンジシャフト部46aと連結部46cとの境目の壁が第1シャフト係合部材15のフランジ部の端面に当接した状態で、第2シャフト係合部材16から突出した第3ヒンジシャフト部46fの取付溝46gに例えばEリング39を取り付けることにより、回動シャフト46のヒンジシャフト部46aがヒンジ部4に抜けることなく取り付けられる。その結果、支持部材42が回動シャフト46とともに取付部材41に回動可能に連結されるように構成されている。
リフト部材43は、図2〜図7に示すように、原稿圧着板3の後端側にビス等で着脱可能に取り付けられる上板131と、この上板131の両端部からそれぞれ上板131に対して直交する方向(略直交する方向も含む。)に延びると共に互いに対向する両側板132、132とから略コ字状であって支持部材42を覆うように形成されている。両側板132、132には、リフト部材43を原稿圧着板3に取り付けるための取付孔135aを有するフランジ135、135がそれぞれ設けられている。
側板132の一端部(先端部)近傍であって上板131側の箇所にはヒンジピン挿通孔136が設けられていると共に、ヒンジピン挿通孔136より下側には作動ピン49が挿通される作動ピン孔137が設けられている。両側板132、132の作動ピン孔137に作動ピン49が挿通されて固定されている。両側板132、132のヒンジピン挿通孔136と支持部材42の両側板122、122のヒンジピン孔127とが軸合わせされてこれら孔にヒンジピン47が挿通されることによって、リフト部材43と支持部材42とがヒンジピン47を軸に互いに回動可能に連結されている。なお、図3中、符号139は貫通孔を示している。
また、上板131の後端部近傍には、原稿圧着板3の水平位置を調節する水平位置調節手段45が設けられていることが好ましい。水平位置調節手段45は、例えば、上板131の後端部近傍であってその幅方向の中央部(略中央部を含む。)に設けられた調節ネジ151と締結ナット152とからなる。締結ナット152が上板131に固定され、この締結ナット152に調節ネジ151が螺合されると共に、調節ネジ151の先端が支持部材42の上板121に当接して、調節ネジ151の調節により支持部材42とリフト部材43との間隔が調節されて、原稿圧着板3の水平位置が調節されるようになっている。
弾性手段44は、原稿圧着板3を開成方向に回転付勢すると共に、リフト部材43を支持部材42と重なり合う方向へ付勢し、かつ、原稿圧着板3が所定の開成角度以下のとき、原稿圧着板3を付勢する付勢力が原稿圧着板3のモーメントより小さいものである。弾性手段44は、例えば、支持部材42内に嵌合されている一対のスライダー141、142と、これらの一対のスライダー141、142内に設けられている圧縮コイルスプリング44aを有している。なお、本発明における開成角度とは、機器本体20の上面であるコンタクトガラス21面に対する原稿圧着板3の角度である。本発明における所定の開成角度とは、例えば、弾性手段44による原稿圧着板3を付勢する付勢力が原稿圧着板3のモーメントより小さくなる角度である。
一対のスライダー141、142は、断面矩形の有底筒体状に形成されている。一対のスライダー141、142は、互いの開口部が向き合うように支持部材42内にそれぞれ個別に摺動可能に嵌合されて、この一対のスライダー141、142内に圧縮コイルスプリング44aが収容されている。一対のスライダー141、142は、取付部材41の底板111と支持部材42(上板121)が略平行になっているとき(例えば機器本体20の上面のコンタクトガラス21上に原稿圧着板3を密着させたとき(原稿圧着板密着時))、支持部材42内に嵌合される長さで形成されている。
圧縮コイルスプリング44aは、その個数は特に限定されず、1個でも2個以上でもよく、例えば1個設けられ、一対のスライダー141、142をそれぞれ互いに離間する方向に付勢するものである。圧縮コイルスプリング44aは、原稿圧着板3を開成方向に回転付勢すると共に、原稿圧着板3が所定の開成角度(例えば、20°(20°前後も含む。))以下のとき、原稿圧着板3を付勢する付勢力が原稿圧着板3のモーメントより小さいものである。
先端部側のスライダー(第1スライダー141ということがある。)の底部の外表面である閉塞面が圧縮コイルスプリング44aの付勢力によって作動ピン49を押圧して、支持部材42とリフト部材43とが重なり合うようになっている。すなわち、圧縮コイルスプリング44aの付勢力によってリフト部材43の上板131の調節ネジ151の先端が支持部材42の上板121に当接して、支持部材42の上板121とリフト部材43の上板131とが重なりあう又は略重なりあうようになっている。
後端部側のスライダー(第2スライダー142)の底部の外表面には、傾斜部143が設けられている。この傾斜部143は、固定ピン48に当接する個所である。すなわち、機器本体20の上面のコンタクトガラス21に原稿圧着板3が密着している状態、すなわち、原稿圧着板3が閉成位置である状態(図6参照。)から原稿圧着板3を開成方向に回動シャフト46を介して回転させると、固定ピン48に当接する箇所が傾斜部143に沿って摺動すると共に、第2スライダー142が圧縮コイルスプリング44aによって支持部材42内を後端部側へと押圧されて摺動し、圧縮コイルスプリング44aが徐々に伸びる。そして、原稿圧着板3が、最大使用開放角度になると、その回転が原稿圧着板回動規制機構(図示せず)によって規制される。なお、図6及び図7中、符号145は延出片を示している。この延出片145は、例えば、第2スライダー142の幅より若干短い寸法の幅で形成されていることが好ましい。これにより、固定ピン48の外表面に第2スライダー142との摺接を円滑にする潤滑用のグリスが塗布されていても、延出片145が固定ピン48の外周の大部分を覆うために、原稿をコンタクトガラス上に置く時又は原稿をコンタクトガラス上から取る時に原稿の端が延出片145に当たり、グリスが塗布されている固定ピン48に接触して汚れてしまうことはないようになっている。
本発明における最大使用開放角度とは、機器本体20の上面であるコンタクトガラス21面に対する原稿圧着板3の角度であって、原稿圧着板3の開成方向の回転が規制される角度である。この最大使用開放角度は、特に限定されないが、例えば、60°(60°前後を含む。)〜70°(70°前後を含む。)であることが好ましく、例えば、65°(65°前後を含む。)である。
駆動部5は、ヒンジ部4を自動的に駆動させて支持部材42を介して原稿圧着板3を自動的に開閉させるものである。駆動部5は、機器本体20の2つのヒンジ部4にそれぞれ設けてもよいが、図1に示すように、原稿自動送り装置31が設けられて原稿圧着板3の重心が片寄った側の原稿圧着板3を回動支持するヒンジ部4にのみ1個設けてそのヒンジ部4を自動的に駆動させるようにしてもよい。駆動部5は、図5に示すように、正逆回転可能な駆動モータと、この駆動モータの回転駆動力を減速して駆動シャフト55に伝達する駆動力伝達機構52とを備え、手動による原稿圧着板3の回転操作を行えるように構成されている。
駆動モータは、ヒンジ部4を自動的に駆動させることができれば特に限定されないが、例えば、パルスモータ51等であることが好ましい。このパルスモータ51が駆動ケース53の側面に着脱可能に取り付けられている。駆動ケース53は、取付プレート54に載置された状態で例えばビス等により着脱可能に取り付けられている。
取付プレート54は、図4及び図5に示すように、例えば、駆動ケース53が載置される細長の矩形平板状の底板54aと、底板54aの4隅であって両側端部からそれぞれ底板54aに対して直交する高さ方向上方(略上方も含む。)に延びる取付板54b、54cとからなる。ヒンジ部4に一番近い底板54aの1隅の取付板(第1取付板54bということがある。)は、取付プレート54をヒンジ部4の取付部材41の側板112に取り付けるためのものである。この第1取付板54bは、他の取付板54cに比して高さが高く、幅が広い寸法に形成され、かつ、例えば、ビス等により取付プレート54を側板112に取り付けるための取付孔54dが3つ設けられている。残りの取付板、すなわち、残りの底板の3隅の取付板54cは、駆動ケース53を取り付けるための取付孔54eを有するものである。その駆動ケース53内に駆動力伝達機構52が設けられている。
駆動力伝達機構52は、パルスモータ51の回転駆動力を減速して駆動シャフト55に伝達できれば特に限定されず、例えば、駆動ケース53内に回転可能に支持されている5つの第1歯車211、第2歯車212、第3歯車213、第4歯車214及び第5歯車215を備えている。具体的には、パルスモータ51の回転軸51aには、駆動プーリ201が取り付けられている。第1歯車211は、従動プーリ211aと、従動プーリ211aより径が小さな小歯車211bとを有する。第2歯車212は、大歯車212aと、大歯車212aより径が小さな小歯車212bとを有する。第3歯車213は、大歯車213aと、大歯車213aより径が小さな小歯車213bとを有する。第5歯車215には、同軸上に駆動シャフト55が取り付けられている。
パルスモータ51の回転軸51aの駆動プーリ201と第1歯車211の従動プーリ211aとにタイミングベルト202が掛け渡されている。第1歯車211の小歯車211bと第2歯車212の大歯車212aとが噛合され、第2歯車212の小歯車212bと第3歯車213の大歯車213aとが噛合され、第3歯車213の小歯車213bと第4歯車214とが噛合され、かつ、第4歯車214と第5歯車215とが噛合されており、パルスモータ51の回転駆動力がタイミングベルト202を介して第1〜第5歯車211、212、213、214、215に伝達されて駆動シャフト55に減速して伝達されるようになっている。この駆動シャフト55と回動シャフト46とが連結されている。駆動シャフト55と回動シャフト46との連結は、特に限定されず、例えば、駆動シャフト55に、その同軸上に回動シャフト46の駆動シャフト部46bが嵌合された状態で挿入される略小判状の係合孔55aを設け、この係合孔55aに回動シャフト46の駆動シャフト部46bを嵌合した状態で挿入するようにしてもよい。また、このシャフトの連結は、回動シャフト46及び駆動シャフト55にギヤやプーリを取り付けてギヤの噛合やタイミングベルトによって行うようにしてもよい。
また、駆動力伝達機構52には、パルスモータ51の回転駆動力の回動シャフト46への伝達を解除するクラッチ機構(図示せず)が設けられていることが好ましい。クラッチ機構は、パルスモータ51と回動シャフト46との回転力を任意に断続して伝えることができれば、特に限定されず、機械式のものでもよい。
また、機器本体20には、例えば、図1に示すように、制御部23が設けられている。この制御部23は、原稿圧着板3の開成方向又は閉成方向に回転を行う際にパルスモータ51等の制御を行うものである。なお、制御部23は、図1に示す例では機器本体20に設けられているが、これに限定されるものではない。また、本発明において閉成方向とは、ヒンジ部4を介して原稿圧着板3を回転させる際に原稿圧着板3がコンタクトガラス21に近づく方向をいう。制御部23には、機器本体20の操作パネル22上に設けられた原稿圧着板自動開スイッチ25を例えば押込み操作することによりパルスモータ51を駆動させて原稿圧着板3を開成方向に自動的に回転させる自動開回転機能が備えられている。
自動開回転機能は、原稿圧着板自動開スイッチ25を例えば押込み操作することにより、直ちにパルスモータ51を駆動させて閉成位置にある原稿圧着板3を開成方向に自動的に回転させてもよいが、好ましくは、原稿圧着板自動開スイッチ25を例えば押込み操作した後には直ちに原稿圧着板3が開成方向に自動的に回転せずに、原稿圧着板3を所定の開成角度まで手動で開成方向に回転させてからパルスモータ51を駆動させて原稿圧着板3を開成方向に自動的に回転させて原稿圧着板3が最大使用開放角度(略最大使用開放角度を含む。)に位置されるようにすることが好ましい。すなわち、原稿圧着板3が閉成位置から所定の開成角度に至ったときにパルスモータ51がONされて原稿圧着板3が自動的に最大使用開放角度(略最大使用開放角度を含む。)に回転するようにすることが好ましい。このように構成することにより、大きなトルクがかかることなく原稿圧着板3を開成方向に回転させることができるので、パルスモータ51や駆動力伝達機構52を小型化することが可能となる。
また、制御部23には、機器本体20の操作パネル22上に設けられた原稿圧着板自動閉スイッチ26を例えば押込み操作することによりパルスモータ51を駆動させて、開成位置にある原稿圧着板3を閉成方向に自動的に回転させる自動閉回転機能が備えられている。なお、本発明において開成位置とは、コンタクトガラス21上に原稿を載置し得る位置に原稿圧着板3が位置されていることをいい、原稿圧着板3が最大使用開放角度(略最大使用開放角度を含む。)に位置されている場合等をいう。
自動閉回転機能は、開成位置にある原稿圧着板3を閉成方向に自動的に回転させることができれば、特に限定されないが、原稿圧着板3を閉成方向に自動的に回転させる際に、原稿圧着板3が所定の閉成角度以下のとき、パルスモータ51の駆動を停止させたり、クラッチ機構を作動してパルスモータ51の回転駆動力の回動シャフト46への伝達を解除したりして、原稿圧着板3の閉成方向の回転を手動又は自重で行うようにすることが好ましい。この自動閉回転機能が第1自動閉回転機能である。第1自動閉回転機能は、すなわち、例えば、原稿圧着板3が閉成方向に自動的に回転したとき、原稿圧着板3が所定の閉成角度を越えると、パルスモータ51がOFFされて、原稿圧着板3の閉成動作を手動又は自重で行うようにする。
なお、本発明における閉成角度とは、機器本体20の上面であるコンタクトガラス21面に対する原稿圧着板3の角度であり、開成角度と同じであるが、便宜上、原稿圧着板3を閉成方向に回転させる際には、原稿圧着板3のコンタクトガラス21面に対する角度を閉成角度ということがある。本発明における所定の閉成角度とは、前記の所定の開成角度以下の角度であれば特に限定されず、例えば、15°(15°前後を含む。)である。
また、前記の圧縮コイルスプリング44a内に流体ダンパ装置144が設けられていることが好ましい。この流体ダンパ装置144は、原稿圧着板3が閉成方向に回転したとき、原稿圧着板3の所定の閉成角度以下(例えば10°前後以下)においてのみその原稿圧着板3の回転速度を低減させるように動作するものである。流体ダンパ装置144は、例えば、オイルダンパ装置等である。流体ダンパ装置144の取り付け方は、実施例のものとは逆方向に、即ちシリンダー144a部分を第2スライダー142側に、ピストン144bの側を第1スライダー141側に向けて取り付けても良い。さらに、ヒンジ部4の構成は実施例のものに限定されない。要は、原稿圧着板3を開閉可能に支持する支持部材42を備えていれば、他の構成に限定はない。リフト部材43もあるものとないものとがある。
また、自動閉回転機能としては、原稿圧着板3が所定の閉成角度以下のとき、前記原稿圧着板の閉成方向の回転を手動又は自重で行うようにすることなく、原稿圧着板3の閉成方向の回転速度を、原稿圧着板3の機器本体20への衝撃を抑制する点及び原稿圧着板3を機器本体20に対して浮くことなく密着させる点から低速にするようにしてもよい。この自動閉回転機能が第2自動閉回転機能である。第2自動閉回転機能は、開閉センサや角度検出センサ等からの信号により原稿圧着板3が機器本体20に密着したときに原稿圧着板3の閉成方向の回転が停止するようにパルスモータ51を制御することが好ましい。
開閉センサ35は、例えば、機器本体20のヒンジ部4の近傍に設けられ、原稿圧着板3が開成位置か閉成位置かを検出するものである。開閉センサ35としては、無接触型のセンサでも接触型のセンサでもどちらでもよく、図示例では、接触型のセンサである。この接触型の開閉センサ35は、突出方向に付勢された接触子36が機器本体20から突出しているときに開成位置とする電気信号を送り、原稿圧着板3が機器本体20に密着しているときには、機器本体20により接触子36が付勢力に抗して機器本体20内に収容されて閉成位置とする電気信号を送るものである。
角度検出センサは、例えば、駆動シャフト55の角度を検出するものであり、この検出値から原稿圧着板3の機器本体20に対する角度を検出することが可能となる。角度検出センサとしては、例えば、ロータリーエンコーダを利用した角度センサが挙げられ、図5に示すように、駆動ケース53内に設けられている。角度検出センサ57は、例えば、駆動シャフト55に同軸上に設けられた第1プーリ57aと、この第1プーリ57aとタイミングベルト57bにより連結されると共に第1プーリ57aと同じ径に形成されている第2プーリ57cと、第2プーリ57cの回転により検出信号を送信する検出部57dとを備えている。検出部57dは、無接触式でも有接点式でもどちらでもよい。この角度検出センサ57により駆動シャフト55の角度が検出されて原稿圧着板3の開閉角度が検出されるようになっている。なお、角度検出センサ57は、駆動ケース53内に設けた場合について説明したが、これに限定されず、例えば、駆動ケース53外やその他の箇所に設けるようにしてもよい。
また、自動開回転機能及び第1、第2自動閉回転機能には、原稿圧着板3を開成方向又は閉成方向に自動的に回転させるときに、原稿圧着板3を回転させるトルクとは異なる大きなトルクが発生したときには、パルスモータ51の駆動を停止させる停止機能が備えられていることが好ましい。トルクの検出手段としては、トルク検出センサを駆動シャフト55や回動シャフト46等に設けるようにしてもよいし、また、パルスモータ51のパルスと角度検出センサ57から得られる駆動シャフト55の角度とを比較して駆動シャフト55の角度がパルスモータ51のパルスから得られる想定の駆動シャフト55の角度よりずれている場合に大きなトルクが発生したとして、パルスモータ51の駆動を停止させるように停止機能を構成するようにしてもよい。
また、制御部23には、閉じ忘れ防止機能を有することが好ましい。閉じ忘れ防止機能は、例えば、開閉センサ35や角度検出センサ57等からの信号に基づき原稿圧着板3が所定時間経過しても開成位置であるときに、原稿圧着板3が閉じ忘れであるとして原稿圧着板3を閉成方向に自動的に回転させるものである。このように閉じ忘れ防止機能を有することにより、原稿圧着板3の閉じ忘れを防止することができる。
また、制御部23には、原稿圧着板3の手動開閉操作時に原稿圧着板3を開成方向又は閉成方向に回転させる際に補助力を発生させる補助機能を有することが好ましい。補助機能は、例えば、原稿圧着板自動開スイッチ25又は原稿圧着板自動閉スイッチ26が操作されていない状態で原稿圧着板3が回転されているときに、角度検出センサ57からの信号に基づいて原稿圧着板3が所定の角度になったときに原稿圧着板3の回転を補助するように機能するものである。特に閉回転時における補助機能は、原稿圧着板3が閉成方向に回転したとき、原稿圧着板3の所定の閉成角度以下(例えば10°前後以下)においてその原稿圧着板3を低速で回転させるようにパルスモータ51を駆動させるようにする機能を有することが好ましい。このように補助機能を有することにより、原稿圧着板3の手動による回転を容易に行えることができる。
また、補助機能としては、原稿圧着板自動開スイッチ25又は原稿圧着板自動閉スイッチ26が操作されていない状態で原稿圧着板3が停止したときから手動で原稿圧着板3を開成方向又は閉成方向に回転させたときに、角度検出センサ57からの信号に基づいて原稿圧着板3の回転を検知し、この原稿圧着板3の回転を補助するようにパルスモータ51を駆動させるように機能するようにしてもよい。すなわち、原稿圧着板3の動きに合わせて補助力を付加して軽い力で原稿圧着板3の開閉を行えるように補助機能を構成するようにしてもよい。これにより、原稿圧着板3の手動での開閉が容易に行えるようになる。
また、制御部23には自動開閉機能を有することが好ましい。自動開閉機能としては、例えば、原稿圧着板自動開スイッチ25又は原稿圧着板自動閉スイッチ26が操作されていない状態で原稿圧着板3が停止したときから手動で原稿圧着板3を開成方向又は閉成方向に回転させたときに、角度検出センサ57からの信号に基づいて原稿圧着板3の開閉を自動的に行うようにパルスモータ51を駆動させるように機能するようにしてもよい。すなわち、原稿圧着板3が手動で開閉すると、その動作方向に自動的に原稿圧着板3の開閉が開始するように自動開閉機能を構成するようにしてもよい。これにより、原稿圧着板3の開閉が容易に行えるようになる。
また、制御部23は、パルスモータ51を駆動させるときには、パルスモータ51の回転駆動力が回動シャフト46へ伝達され、パルスモータ51を駆動させていないときには、パルスモータ51の回転駆動力の回動シャフトへの伝達を解除するようにクラッチ機構を制御するようにしてもよい。
次に、本発明に係る原稿圧着板自動開閉装置の作用を説明する。
原稿圧着板3は、事務機器2の機器本体20が使用されていない状態では、図6に示すように、機器本体20のコンタクトガラス21に密着されて閉成位置にある。コンタクトガラス21の面上に原稿を載置するのに手動で原稿圧着板3を回転させるには、まず、原稿圧着板3の前方(ヒンジ部4が取り付けられている箇所とは反対側の端部又はその近傍等)を持って原稿圧着板3を上方に持ち上げる。すなわち、原稿圧着板3を回動シャフト46を軸に回転させて、図1及び図7に示すように、コンタクトガラス面を外部に露出させて原稿圧着板3を開成位置に位置させる。このように原稿圧着板3を開成方向に回転させるとき、原稿圧着板3は、圧縮コイルスプリング44aの付勢力によって開成方向に回転付勢されているので、重量を感じさせることなく開成方向に回転させることができる。
また、自動的に原稿圧着板3を開成方向に回転させるには、原稿圧着板自動開スイッチ25を例えば押込み操作する。この原稿圧着板自動開スイッチ25の操作後に、直ちにパルスモータ51が駆動するか、または、原稿圧着板3を所定の開成角度まで手動で開成方向に回転させると、パルスモータ51が駆動される。パルスモータ51の駆動によりパルスモータ51の回転駆動力が駆動力伝達機構52を介して駆動シャフト55に伝達され、駆動シャフト55から回動シャフト46に伝達されて原稿圧着板3が開成方向に自動的に回転し、コンタクトガラス面が外部に露出して原稿圧着板3が開成位置に至る。
露出したコンタクトガラス21の面上に原稿を載置した後、持ち上げた原稿圧着板3を手動で降ろす場合には、原稿圧着板3を閉成方向に回転させると、原稿圧着板3はコンタクトガラス21と接触する方向に回動シャフト46を軸に回転する(下方に移動する)。このとき、圧縮コイルスプリング44aの付勢力によって、リフト部材43の上板131の調節ネジ151の先端が支持部材42の上板121に当接した状態のまま、つまり、原稿圧着板3(リフト部材43)がヒンジピン47を軸に回転することがないまま、原稿圧着板3が回動シャフト46を軸に下方に回転する。
このように原稿圧着板3を閉成方向に回転させる場合、最初は圧縮コイルスプリング44aの付勢力に抗するために多少の力が必要になるが、例えば、原稿圧着板3の閉成角度が20°(20°前後を含む。)以下になると、原稿圧着板3のモーメントが圧縮コイルスプリング44aによって原稿圧着板3を付勢する付勢力より大きくなるので、原稿圧着板3を容易に回転することができる。このとき、原稿圧着板3の閉成方向における回転速度が速くなるが、原稿圧着板3の閉成角度が例えば10°(10°前後を含む。)になると、流体ダンパ装置144により原稿圧着板3の回転速度が低減される。その結果、原稿圧着板3の回転速度が流体ダンパ装置144によって制御されるので、原稿圧着板3が勢いよくコンタクトガラス21に衝突することがない。また、流体ダンパ装置144が設けられていない場合でも、駆動シャフト55と回動シャフト46とを連結して回動シャフト46の回転力が駆動力伝達機構52やパルスモータ51等に伝達されるようにすることにより、原稿圧着板3の回転速度が低減されるので、原稿圧着板3が勢いよくコンタクトガラス21に衝突することがない。
また、原稿が厚い本等のように厚さが厚い場合、原稿圧着板3を閉成方向に回転させる(下方に移動させる)と、原稿の支持部材42側の端部又はその近傍に原稿圧着板3の支持部材42の近傍の一部が接触し、原稿の支持部材42側の端部とは反対側の端部と原稿圧着板3との間に空間が形成される。すなわち、原稿圧着板3は浮いた状態となる。その浮いている原稿圧着板3をコンタクトガラス21側に押圧すると、作動ピン49が第1スライダー141を第2スライダー142側に押圧して圧縮コイルスプリング44aの付勢力に抗して第1スライダー141が第2スライダー142側に移動し、原稿圧着板3がヒンジピン47を軸に回転する。すなわち、原稿の上部を覆うように原稿圧着板3が移動する。例えば、その原稿の上部が平坦面である場合には、この上部に原稿圧着板3が面接触する。よって、厚さが厚い原稿が安定してコンタクトガラス21の面上に密着することになる。
また、自動的に原稿圧着板3を閉成方向に回転させるには、原稿圧着板自動閉スイッチ26を例えば押込み操作する。この原稿圧着板自動閉スイッチ26の操作によりパルスモータ51が開成方向とは反対方向に回転駆動される。このパルスモータ51の回転駆動力が駆動力伝達機構52を介して駆動シャフト55に伝達され、駆動シャフト55から回動シャフト46に伝達されて開成位置にある原稿圧着板3が閉成方向に自動的に回転する。
制御部23に第1自動閉回転機能が備えられている場合には、閉成方向に自動的に回転した原稿圧着板3は、所定の閉成角度例えば、15°(15°前後を含む。)以下になると、パルスモータ51の駆動が停止したり、クラッチ機構が作動されてパルスモータ51の回転駆動力の回動シャフト46への伝達が解除されたりして、原稿圧着板3の閉成方向の回転が手動又は自重で行われる。このとき、原稿圧着板3の閉成角度が例えば10°(10°前後を含む。)になると、流体ダンパ装置144により原稿圧着板3の回転速度が低減される。その結果、原稿圧着板3の回転速度が流体ダンパ装置144によって制御されるので、原稿圧着板3が勢いよくコンタクトガラス21に衝突することがない。また、流体ダンパ装置144が設けられていない場合でも、駆動シャフト55と回動シャフト46とを連結して回動シャフト46の回転力が駆動力伝達機構52やパルスモータ51等に伝達されるようにすることにより、原稿圧着板3の回転速度が低減されるので、原稿圧着板3が勢いよくコンタクトガラス21に衝突することがない。
また、制御部23に第2自動閉回転機能が備えられている場合には、原稿圧着板自動閉スイッチ26の操作により原稿圧着板3が閉成方向に回転されると、原稿圧着板3は、低速で回転して原稿圧着板3が機器本体20に密着する。このように低速で原稿圧着板3が回転することにより、原稿圧着板3の機器本体20への衝撃を抑制したり、原稿圧着板3を機器本体20に対して浮くことなく密着させたりすることができる。
このように、ヒンジ部4の回動シャフト46と駆動部5の駆動シャフト55とを連結したことにより、パルスモータ51の回転駆動力が駆動シャフト55から回動シャフト46に伝達するので、原稿圧着板3の回動を自動的に行える。その結果、ヒンジ部4の構成をほとんど変えることなく、すなわち、既存のヒンジ部4を用いて原稿圧着板3の回動を自動的に行えるので、原稿圧着板3の自動開閉の実用化を容易に図ることができる。
第1シャフト固定孔126aに第1シャフト係合部材15を取り付けると共に、第2シャフト固定孔126bに第2シャフト係合部材16を取り付け、これら第1シャフト係合部材15及び第2シャフト係合部材16に嵌合させた状態で回動シャフト46を挿入することで、回動シャフト46の回転駆動力が、支持部材42に固定して取り付けたシャフト係合部材15、16を介して支持部材42へ伝達されるので、従来必要とされたトルクプレートを取り付けることなく、第1シャフト係合部材15、第2シャフト係合部材16及び回動シャフト46の実質的に2つの部材で取付部材41に対して支持部材42すなわち原稿圧着板3を自動的に動作させることができる。従って、本発明に係る第1の原稿圧着板自動開閉装置1は、部品点数を少なくすることができ、簡単な構造であると共にコストダウンを図ることができる。
また、駆動部5は取付プレート54を介してヒンジ部4の取付部材41に取り付けられていることで、ヒンジ部4の機器本体20への取り付けや取り外しを行うだけで、駆動部5の機器本体20への取り付けや取り外しが行われるので、駆動部5の機器本体20への取り付けや取り外し作業が不要となり、組立時やメンテナンス時の作業性が向上する。なお、ヒンジ部4を機器本体20に取り付け、このヒンジ部4に取付プレート54を介して駆動部5を取り付けるようにして、組立時やメンテナンス時の作業性を向上するようにしたが、組立時やメンテナンス時の作業性が向上するならば、これに限定されず、例えば、駆動部を機器本体に取り付け、この駆動部に取付プレートを介してヒンジ部を取り付けるようにしてもよい。このようにしても、駆動部の機器本体への取り付けや取り外しを行うだけで、ヒンジ部の機器本体への取り付けや取り外しが行われるので、ヒンジ部の機器本体への取り付けや取り外し作業が不要となり、組立時やメンテナンス時の作業性が向上する。
また、リフト部材43に水平位置調節手段45を設けたので、原稿圧着板3のコンタクトガラス21に対する位置を調節することができ、より安定して原稿をコンタクトガラス21に密着させることができる。
また、駆動モータがパルスモータ51であると、原稿圧着板3を自動的に開成方向又は閉成方向に回転させるときに、原稿圧着板3を回転させるトルクとは異なる大きなトルクが発生したときには、パルスモータ51が脱調するので、モータや駆動力伝達機構52等の破損を防止することができる。
図12は本発明に係る第2の原稿圧着板自動開閉装置の一例を示す図である。本発明に係る第2の原稿圧着板自動開閉装置は、図12に示すように、シャフト係合部材が取付部材41に回動可能に軸支される筒状のシャフト包囲部材250であり、このシャフト包囲部材250に、当該シャフト包囲部材250と共に回動するように回動シャフト246を取り付けて、前記の第1の原稿圧着板自動開閉装置1と同様にに、部品点数を少なくすることができ、簡単な構造であると共にコストダウンを図ることが可能となり、かつ、組立時やメンテナンス時の作業性を向上させるようにしたものである。すなわち、この本発明に係る第2の原稿圧着板自動開閉装置200は、シャフト包囲部材250と回動シャフト246との2つの部材を用いて原稿圧着板3の開閉を自動的に行えるようにしたものである。前述の第1の原稿圧着板自動開閉装置1と同一の部材には同一の名称を付し、その説明を省略することがある。
回動シャフト246は、図12及び図13に示すように、ヒンジシャフト部246aと駆動シャフト部246bと連結部246cとからなり、略円形の棒状に形成されている。連結部246cは、ヒンジシャフト部246aと駆動シャフト部246bとの間に設けられ、円柱状に形成されている。駆動シャフト部246bは、連結部246cと同じ径の円形の対向する2箇所を互いに平行に切り欠いた略小判状に形成されており、駆動部5の駆動シャフト55に嵌合された状態で挿入し得るようになっている。ヒンジシャフト部246aは、連結部246cより径が小さな寸法の略六角形状で形成されている。ヒンジシャフト部246aの長さ(軸方向の長さ)は、例えば、シャフト包囲部材250の長さと略同じ長さに形成されていることが好ましい。
シャフト包囲部材250は、図12〜図14に示すように、フランジ部250aと第1係合部250bと第2係合ヒンジ部250cとからなり、略円筒体状に形成されている円筒状シャフト部材である。回動シャフト246のシャフト包囲部材250の内形は、回り止め形状、例えば、伝達シャフトが嵌合された状態で挿入される六角形状に形成されて、シャフト係合部250dとして形成されている。
フランジ部250aは、径が一番大きな円形状に形成されている。第1係合部250bは、フランジ部250aと第2係合ヒンジ部250cとの間に設けられ、第1シャフト固定孔126aに対応する箇所に形成されている。この第1係合部250bは、フランジ部250aの次に径が大きな円形の対向する2箇所を互いに平行に切り欠いた略小判状であって第1シャフト固定孔126aに嵌合状態で挿入される略小判状に形成されている。第2係合ヒンジ部250cは、取付部材41のシャフト孔116に取り付けられた軸受け119及び第2シャフト固定孔126cに挿入されるものであり、第2シャフト固定孔126cに嵌合状態で挿入される略小判状に形成されている。シャフト包囲部材250の長さ(軸方向の長さ)は、第1シャフト固定孔126a、シャフト孔116に取り付けられた軸受け119及び第2シャフト固定孔126cに挿入された状態で先端部が第2シャフト固定孔126cから突出し得る寸法で形成されている。このシャフト包囲部材250(第2係合ヒンジ部250c)の先端部近傍には、Eリング38等を取り付けるための取付溝250gが設けられている。
この第2係合ヒンジ部250cの先端部を第1シャフト固定孔126a、シャフト孔116に取り付けられた軸受け119及び第2シャフト固定孔126cに順次挿入して、第1係合部250bを第1シャフト固定孔126aに嵌合させると共に、第2係合ヒンジ部250cを第2シャフト固定孔126cに嵌合させる。フランジ部250aを支持部材42の側板122に当接した状態で、第2シャフト固定孔126cから突出した第2係合ヒンジ部250cの取付溝250gにEリング38を取り付けることにより、シャフト包囲部材250がヒンジ部4から抜けることなく取り付けられる。その結果、支持部材42がシャフト包囲部材250とともに取付部材41に回動可能に連結される。なお、シャフト包囲部材250は、支持部材42の両側板122に取り付けたが、これに限定されず、両側板122のいずれか一方の側板122にのみ取り付けるようにしてもよい。
このように構成しても、前述の第1の原稿圧着板自動開閉装置1と同じ作用効果を奏する。例えば、第1シャフト固定孔126a及び第2シャフト固定孔126cにシャフト包囲部材250を嵌合させた状態で挿入し、このシャフト包囲部材250と駆動部5の駆動シャフト55とを回動シャフト246で連結することで、回動シャフト246の回転駆動力が、支持部材42に固定して取り付けたシャフト包囲部材250を介して支持部材42へ伝達されるので、従来必要とされたトルクプレートを取り付けることなく、回動シャフト246とシャフト包囲部材250との2つの部材で取付部材41に対して支持部材42すなわち原稿圧着板3を自動的に動作させることができる。従って、本発明に係る第2の原稿圧着板自動開閉装置200は、部品点数を少なくすることができ、簡単な構造であると共にコストダウンを図ることができる。
また、駆動部5は取付プレート54を介してヒンジ部4の取付部材41に取り付けられていることで、ヒンジ部4の機器本体20への取り付けや取り外しを行うだけで、駆動部5の機器本体20への取り付けや取り外しが行われるので、駆動部5の機器本体20への取り付けや取り外し作業が不要となり、組立時やメンテナンス時の作業性が向上する。なお、ヒンジ部4を機器本体20に取り付け、このヒンジ部4に取付プレート54を介して駆動部5を取り付けるようにして、組立時やメンテナンス時の作業性を向上するようにしたが、組立時やメンテナンス時の作業性が向上するならば、これに限定されず、例えば、駆動部を機器本体に取り付け、この駆動部に取付プレートを介してヒンジ部を取り付けるようにしてもよい。このようにしても、駆動部の機器本体への取り付けや取り外しを行うだけで、ヒンジ部の機器本体への取り付けや取り外しが行われるので、ヒンジ部の機器本体への取り付けや取り外し作業が不要となり、組立時やメンテナンス時の作業性が向上する。
以上説明したように本発明に係る原稿圧着板自動開閉装置は、回動シャフトが、支持部材に固定して取り付けたシャフト係合部材を介してその回転駆動力を当該支持部材へ伝達するように構成したので、部品点数を少なくすることができ、簡単な構造であると共にコストダウンを図ることが可能となる。また、駆動部が取付プレートを介してヒンジ部に取り付けられたり、ヒンジ部が取付プレートを介して駆動部に取り付けられたりすることで、組立時やメンテナンス時の作業性が向上するので、特に複写機、印刷機、ファクシミリ、スキャナー等の原稿圧着板自動開閉装置として好適に用いられるものである。
本発明に係る事務機器の一例を示す概略斜視図である。 本発明に係る第1の原稿圧着板自動開閉装置の一例を示す斜視図である。 本発明に係る第1の原稿圧着板自動開閉装置の一例を示す斜視図である。 本発明に係る第1の原稿圧着板自動開閉装置の一例を示す分解斜視図である。 本発明に係る第1の原稿圧着板自動開閉装置の一例を示す側面図である。 本発明に係るヒンジ部の一例を示す側断面図で、原稿圧着板を閉じた状態を示す図である。 本発明に係るヒンジ部の一例を示す側断面図で、原稿圧着板を開いた状態を示す図である。 本発明に係るヒンジ部の取付部材、支持部材及び回動シャフトの関係を示す断面図である。 本発明に係る支持部材の一例を示す図で、(a)は斜視図、(b)は正面図である。 本発明に係る回動シャフトの一例を示す図で、(a)は斜視図、(b)は側面図である。 本発明に係る第1シャフト係合部材の一例を示す図で、(a)は平面図、(b)は側面図、(c)は正面図である。 本発明に係る第2の原稿圧着板自動開閉装置の一例を示す分解斜視図である。 本発明に係る第2の原稿圧着板自動開閉装置におけるヒンジ部の取付部材、支持部材及び回動シャフトの関係を示す断面図である。 本発明に係るシャフト包囲部材の一例を示す図で、(a)は斜視図、(b)は正面図である。
符号の説明
1 原稿圧着板自動開閉装置
2 事務機器
3 原稿圧着板
4 ヒンジ部
5 駆動部
15 第1シャフト係合部材
15c 係合孔
16 第2シャフト係合部材
16c 係合孔
20 機器本体
41 取付部材
42 支持部材
43 リフト部材
46 回動シャフト
51 パルスモータ(駆動モータ)
52 駆動力伝達機構
54 取付プレート
55 駆動シャフト
111 底板
112 側板
116 シャフト孔
121 上板
122 側板
126a 第1シャフト固定孔
126b 第2シャフト固定孔
200 原稿圧着板自動開閉装置
246 回動シャフト
250 シャフト包囲部材

Claims (8)

  1. 事務機器の機器本体に対して原稿圧着板を開閉可能に支持する支持部材を有するヒンジ部と、このヒンジ部の前記支持部材を自動的に動作させる駆動部とを備えた原稿圧着板自動開閉装置であって、
    前記支持部材は、その両側板を前記機器本体に取り付けられる取付部材の両側板に回動シャフトを介して回動可能となるように軸支され、
    前記駆動部は、駆動モータと、この駆動モータの回転駆動力を前記回動シャフトに伝達する駆動力伝達機構とを有し、
    前記回動シャフトは、前記支持部材の前記両側板の少なくとも一方に固定して取り付けたシャフト係合部材に設けた係合孔へ挿通係合させることによってその回転駆動力を当該支持部材へ伝達するように構成されると共に、
    前記駆動部は、前記取付部材に取り付けた取付プレートに取り付けられていることを特徴とする、原稿圧着板自動開閉装置。
  2. 前記支持部材は、両側板を有し、前記回動シャフトによって前記取付部材の両側板に軸支され、前記シャフト係合部材は、前記支持部材の前記両側板の少なくとも一方の側板に取り付けられることを特徴とする、請求項1に記載の原稿圧着板自動開閉装置。
  3. 前記取付部材は、前記機器本体に取り付けられる底板と、この底板の両側部より立設されると共に前記回動シャフトが挿通されるシャフト孔を有する両側板とを備え、
    前記支持部材は、上板と、この上板の両側部より垂下されると共に前記回動シャフトが係合するシャフト固定孔が設けられた両側板とを備え、
    前記シャフト係合部材が、前記支持部材の両側板のシャフト固定孔に、それぞれ個別に挿入されて固定される一対のシャフト係合部材であり、これらのシャフト係合部材に、前記回動シャフトが回ることなく挿通される係合孔がそれぞれ設けられていることを特徴とする、請求項1に記載の原稿圧着板自動開閉装置。
  4. 前記シャフト係合部材は、前記取付部材に回動可能に軸支される筒状のシャフト包囲部材であり、このシャフト包囲部材に、当該シャフト包囲部材と共に回動するように前記回動シャフトが取り付けられていることを特徴とする、請求項1に記載の原稿圧着板自動開閉装置。
  5. 前記回動シャフトは、ヒンジシャフト部と駆動シャフト部と連結部を軸方向に設けたものとし、前記ヒンジシャフト部はさらに前記支持部材の両側板に固定される略断面六角形状の第1ヒンジシャフト部及び第3ヒンジシャフト部と、前記取付部材の両側板に回転可能に取り付けられる第2ヒンジシャフト部とで構成されていることを特徴とする、請求項1に記載の原稿圧着板自動開閉装置。
  6. 前記シャフト包囲部材は、前記支持部材の前記両側板に当該支持部材と共に回動するように係合されていることを特徴とする、請求項4に記載の原稿圧着板自動開閉装置。
  7. 前記駆動部が前記機器本体に取り付けられ、前記ヒンジ部は取付プレートを介して前記駆動部に取り付けられていることを特徴とする、請求項1〜5のいずれか1項に記載の原稿圧着板自動開閉装置。
  8. 前記請求項1〜7のいずれか1項に記載の原稿圧着板自動開閉装置を備えたことを特徴とする、事務機器。
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