JP2009261191A - モーターのローター及び電動パワーステアリング装置 - Google Patents

モーターのローター及び電動パワーステアリング装置 Download PDF

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Abstract

【課題】ローターヨークに対するセグメント磁石の固定の信頼性を従来より高くすることが可能なモーターのローター及び電動パワーステアリングを提供する。
【解決手段】本発明のローター20におけるローターヨーク22では、セグメント磁石30が固定された磁石固定部23A,23A同士の境界部分23Bから側方に複数の境界突部24が突出している。そして、それら各境界突部24の先端部を二股に分岐させて1対の末端爪部26,26が形成され、それら各末端爪部26が各セグメント磁石30の外側円弧面31に係止している。これにより、セグメント磁石30をローターヨーク22に固着する接着剤の強度が低下してもセグメント磁石30が円筒カバー35内で移動することが防がれる。
【選択図】図2

Description

本発明は、ローターヨークの側面に複数のセグメント磁石を固定して備えたモーターのローター及びそのモーターを駆動源とした電動パワーステアリング装置に関する。
従来、この種のモーターのローターとして、円柱状のローターヨークの外周面に複数のセグメント磁石を接着剤で固定したものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−230239号公報(段落[0015]、第1図、第2図)
ところで、ローターヨークとセグメント磁石の熱膨張率は異なるので、モーターが発熱すると上記した接着剤が応力を受ける。そして、モーターが高負荷で使用されて高温になる機会が多いと接着剤が熱劣化し、接着強度が低下する。また、高温や高湿環境に長期間に亘り曝された場合でも同様に接着強度が低下する。このため、上記した従来の構造のように、セグメント磁石を接着剤のみでローターヨークに固定した場合には、セグメント磁石がローターヨークから外れてモーターの出力トルクが不安定になる事態が生じ得る。また、ローターヨークと共にセグメント磁石を円筒カバーで覆った構成が考えられるが、この場合も接着力の低下によりセグメント磁石が外れて円筒カバー内で動き、モーターの出力トルクが不安定になり得る。そして、このようなモーターを電動パワーステアリング装置に用いると、モーターの出力トルクと共に操舵フィーリングが低下する事態が生じ得る。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、ローターヨークに対するセグメント磁石の固定の信頼性を従来より高くすることが可能なモーターのローター及び電動パワーステアリングの提供を目的とする。
上記目的を達成するためになされた請求項1の発明に係るモーター(10)のローター(20)は、多角柱構造のローターヨーク(22)の側面に形成された複数の磁石固定部(23A)に、ローターヨーク(22)の軸方向に延びたセグメント磁石(30)をそれぞれ固定して備えたモーター(10)のローター(20)において、各セグメント磁石(30)は、磁石固定部(23A)に宛がわれた固定平面(32)と、固定平面(32)の反対側で幅方向の両端部から中央に向かうに従って円弧状に膨出した外側円弧面(31)とを有し、ローターヨーク(22)のうち隣り合った磁石固定部(23A)同士の境界部分(23B)から側方に突出した複数の境界突部(24)を設けると共に、それら各境界突部(24)の先端部を二股に分岐させて1対の末端爪部(26)を形成し、各末端爪部(26)を各セグメント磁石(30)の外側円弧面(31)に係止したところに特徴を有する。
請求項2の発明は、請求項1に記載のモーター(10)のローター(20)において、ローターヨーク(22)は、その軸方向に複数の鋼板(22K)を積層してなり、それら複数の鋼板(22K)のうち軸方向の2箇所の鋼板(22K)群からそれぞれY字形突片(24Y)が張り出され、それらY字形突片(24Y)を重ねて境界突部(24)が形成されたところに特徴を有する。
請求項3の発明は、請求項1又は2に記載のモーター(10)のローター(20)において、ローターヨーク(22)の外側に嵌合して、複数のセグメント磁石(30)を覆った円筒カバー(35)を備えたところに特徴を有する。
請求項4の発明に係る電動パワーステアリング装置(100)は、請求項1乃至3の何れかに記載のローター(20)を有するモーター(10)を、車両(110)におけるハンドル(107)の操舵力を補助するための動力源として備えたところに特徴を有する。
[請求項1の発明]
請求項1の構成によれば、ローターヨークに備えた複数の境界突部により、各セグメント磁石が幅方向で挟まれて、幅方向のずれが規制される。また、各境界突部の先端部を二股に分岐してなる1対の末端爪部がセグメント磁石の外側円弧面に係止し、セグメント磁石がローターの径方向に離脱することが防がれる。これらによりローターヨークに対するセグメント磁石の固定の信頼性が従来より向上し、モーターの出力トルクが安定する。
[請求項2の発明]
請求項2の構成によれば、従来品のローターを構成する複数の鋼板のうち一部の鋼板をY字形突片を有した本発明に係る鋼板に差し替えて本発明品に変更することができる。これにより従来品から本発明品に変更するための設備変更のコストが抑えられる。また、この構成のように境界突部を、ローターヨークの軸方向における2箇所のみに設ければ、軸方向全体に亘って境界突部を設けた場合に比べて、セグメント磁石から境界突部への磁気漏れが抑えられる。
[請求項3の発明]
請求項3の構成によれば、万が一、セグメント磁石の一部が欠けても、円筒カバーによって破片の飛散が防止される。
[請求項4の発明]
請求項4の電動パワーステアリング装置は、従来よりセグメント磁石の固定の信頼性が高いモーターを駆動源として備えたので、モーターの出力トルクと共に操舵フィーリングが安定する。
[第1実施形態]
以下、本発明の一実施形態を図1〜図3に基づいて説明する。図1に示したモーター10は、ブラシレスの3相交流モーターであって、このモーター10のステーター11は、モーターハウジング12の内部にステーターコア13を嵌合固定した構造になっている。そのモーターハウジング12は、例えば、両端有底円筒状になっている。また、ステーターコア13は、円筒体13Aの内周面から複数のティース13Tを内側に張り出した構造をなし、それらティース13Tには電磁コイル14がそれぞれ巻回されている。
このモーター10のローター20は、ローターヨーク22の中心部にローターシャフト21を貫通させた構造になっており、ローターヨーク22の側面に複数のセグメント磁石30が固定されている。図2に示すように、セグメント磁石30は、ローターヨーク22の軸方向に延びた略長板構造をなし、ローターヨーク22の側面に宛がわれる固定平面32の反対側に外側円弧面31を備えている。その外側円弧面31は、セグメント磁石30の幅方向の両端部から幅方向中央に向かうに従って徐々に膨出した円弧状になっている。また、セグメント磁石30の両側面34,34及び両端面33,33は、固定平面32に対して直角になっている。
ローターヨーク22は、複数の鋼板22K(具体的には、珪素鋼板)を積層してなり、全体が正多角形(例えば、正十角形)の角柱体になっている。そして、正多角形の各辺毎の平坦面が本発明に係る磁石固定部23Aになっており、図3(B)に示すように、各磁石固定部23Aにセグメント磁石30の固定平面32が宛がわれている。
なお、本実施形態では、セグメント磁石30の固定平面32は、磁石固定部23Aに対して接着剤によって固定されている。また、図2に示すように、ローターヨーク22にはローターシャフト21の貫通部分の回りに複数の質量軽減孔22Aが貫通形成されている。
ローターヨーク22における多角形の各角部には、面取平面23Bが形成されている。それら面取平面23Bは、ローターヨーク22の軸方向の両端部を除く全体に亘って延びている。そして、ローターヨーク22における多角形の各角部のうち軸方向の両端部にはそれぞれ本発明に係る境界突部24,24が突出形成されている。各境界突部24は、ローターヨーク22を構成する複数の鋼板22Kのうち両端部に積層された一部の鋼板22K群から張り出したロータシャフト21の軸方向から見た形状が略Y字形のY字形突片24Yを重ねて構成されている。
図3(B)には、境界突部24が拡大して示されている。なお、図3(A)には、ローター20の製造過程の途中段階における境界突部24が拡大して示されている。図3(B)に示すように、境界突部24は、面取平面23Bから起立した幹部25を有している。幹部25の両側面25S,25Sは、面取平面23Bの両隣の磁石固定部23A,23Aから略直角に立ち上がている。これにより、セグメント磁石30の固定平面32,32と幹部25の側面25S,25Sとが平行になると共に、幹部25が、面取平面23Bから径方向に離れるに従って徐々に幅が広がった構造になっている。また、セグメント磁石30の固定平面32と幹部25の側面25Sとの間にはクリアランスが設けられ、ここに、例えば、緩衝材としての接着剤(図示せず)が塗布されている。
境界突部24の先端部(即ち、幹部25の先端部)は、二股に分岐して1対の末端爪部26,26になっており、それら末端爪部26,26が幹部25の両側面25S,25Sから磁石固定部23A,23A側に張り出している。また、末端爪部26のうち磁石固定部23Aとの対向面は、幹部25の両側面25Sから離れるに従って磁石固定部23Aからも離れるように傾斜している。そして、各末端爪部26が、セグメント磁石30の外側円弧面31における側縁部に係止している。
境界突部24のうち両末端爪部26,26の間は三角溝27になっている。そして、三角溝27の内側面と末端爪部26の先端面とが交差する角部が、境界突部24のうちローター20の中心から最も離れており、その距離はセグメント磁石30のうちローター20の中心から最も離れた部分(外側円弧面31の幅方向の中心)までの距離より僅かに小さくなっている。
ローターヨーク22の外側には円筒カバー35が嵌合され、セグメント磁石30を覆っている。図1に示すように、円筒カバー35は、セグメント磁石30が内接する薄肉の円筒部35Cを有し、その円筒部35Cの両端部から内側に内向フランジ35A,35Bを張り出した構造になっている。そして、内向フランジ35A,35Bがローターヨーク22の両端面に係止している。
図1に示すように、ローター20は、各セグメント磁石30の長手方向全体がステーターコア13の内面に対向するように配置されている。そして、ローターシャフト21の両端部がモーターハウジング12の両端部壁に組み込まれたベアリング16,16によって回転可能に軸支されている。
なお、本実施形態のモーター10の内部には、ローター20の回転位置を検出するための回転位置センサ38が内蔵されている。
本実施形態のモーター10の構成は以上である。次に、上記したローター20の製造方法について説明する。ローター20を製造するには、Y字形突片24Yを有しない鋼板22Kを複数枚積層してから、その両端部にY字形突片24Yを有する鋼板22Kを複数枚積層してローターヨーク22を製造し、そのローターヨーク22にローターシャフト21を貫通させる。
次いで、セグメント磁石30の固定平面32全体に接着剤を塗布すると共に、セグメント磁石30の両端部において側面34に接着剤を塗布する。そして、各セグメント磁石30の固定平面32をローターヨーク22の各磁石固定部23Aに固着させる。このとき、セグメント磁石30をローターヨーク22の軸方向と直交する方向に移動して磁石固定部23Aに接近させると末端爪部26,26と干渉するので、セグメント磁石30をローターヨーク22の軸方向に移動して、磁石固定部23Aと末端爪部26との間に挿入し、図2に示すように、セグメント磁石30の両端面33,33がローターヨーク22の両端面と一致した位置で、図3(A)に示すように、セグメント磁石30の固定平面32を磁石固定部23Aに押し付けて固着させる。このときセグメント磁石30の両端部では、セグメント磁石30の側面34と境界突部24との間が接着剤で固着される。
次いで、図3(B)に示すように、境界突部24の三角溝27に向けてローターヨーク22の側方からカシメツール70を押し付ける。カシメツール70の先端部は先細り形状になっており、先端に向かうに従って互いに接近した加圧面70A,70Aを備えている。また、それら加圧面70A,70A同士の間の角度は、境界突部24における三角溝27の内側面同士の角度より広くなっている。そして、図3(B)に示すように、両加圧面70A,70Aが三角溝27の両開口縁に押し付けられて境界突部24における末端爪部26,26の間が押し広げられ、各末端爪部26がセグメント磁石30の外側円弧面31に係止する。
次いで、図2に示した円筒カバー35をローターヨーク22に勘合する。ここで、円筒カバー35は、例えば1対の内向フランジ35A,35Bのうち一方の内向フランジ35Bを円筒部35Cと別個に形成しておき、円筒部35Cをローターヨーク22の外側に嵌合させてから内向フランジ35Bを円筒部35Cに例えば溶接又は蝋付けする。以上により、ローター20が完成する。
次に、本実施形態のローター20及びモーター10の作用効果について説明する。モーター10に3相交流のモータ駆動電流を通電すると、ステーター11に備えた複数の電磁コイル14の磁束の強度及び方向が変化し、各電磁コイル14とセグメント磁石30との間に磁力によってローター20がステーター11に対して回転する。ここで、本実施形態のローター20では、境界突部24がローターヨーク22の軸方向の2箇所のみに設けられているので、軸方向全体に亘って境界突部24を設けた場合に比べて、セグメント磁石30から境界突部24への磁気漏れが抑えられ、磁束漏れによるモーター10の出力トルクの低下が軽減される。
さて、電磁コイル14は通電によって発熱する。そして、その熱によりローター20の温度が上昇する。すると、ローターヨーク22とセグメント磁石30の熱膨張率の相違により、ローターヨーク22とセグメント磁石30との間の接着剤が応力を受ける。そして、モーター10が頻繁に高負荷で使用されて高温になる機会が増すと、接着剤が熱劣化し、接着力が低下する場合がある。
しかしながら、本実施形態のローター20の構成によれば、図3(B)に示すように、ローターヨーク22に備えた複数の境界突部24により、各セグメント磁石30が幅方向で挟まれて、幅方向のずれが規制されている。また、各境界突部24の先端部を二股に分岐してなる1対の末端爪部26,26がセグメント磁石30の外側円弧面31に係止し、セグメント磁石30がローター20の径方向に離脱することも防がれている。さらには、円筒カバー35の内向フランジ35A,35Bによってセグメント磁石30がローター20の軸方向に移動することも規制されている。
これらにより、接着剤によりセグメント磁石30とローターヨーク22との間の接着強度が低下したとしても、セグメント磁石30が円筒カバー35内で移動するような事態は避けられる。即ち、本実施形態のローター20によれば、ローターヨーク22に対するセグメント磁石30の固定の信頼性が従来より向上し、このローターヨーク22を備えたモーター10の出力トルクが安定する。また、本実施形態のローター20では、従来品のローターを構成する複数の鋼板のうち一部の鋼板をY字形突片24Y(図2参照)を有した形状の鋼板22Kに差し替えて製造することができるので、従来品から本実施形態のローター20に変更するための設備変更のコストが抑えられる。
[第2実施形態]
次に、本発明に係る電動パワーステアリング装置の一実施形態について説明する。本実施形態の電動パワーステアリング装置100は、図4に示すように、車両110に備えた1対の転舵輪101,101の間に差し渡された転舵輪間シャフト102と、その転舵輪間シャフト102の外側を覆ったシャフトケース103とを備えている。転舵輪間シャフト102の両端は、タイロッド102T,102Tを介して各転舵輪101,101に連結され、シャフトケース103は、車両110の本体に固定されている。また、転舵輪間シャフト102の中間部分にはラック(図示せず)が形成され、シャフトケース103の中間部を側方から貫通したピニオン(図示せず)がこのラックに噛合している。
ピニオンの上端部にはステアリングシャフト106が連結され、さらにそのステアリングシャフト106の上端部にはハンドル107が連結されている。そして、ステアリングシャフト106の中間部分に、前記第1実施形態で説明したモーター10のローター20が減速機構108を介して連結されている。また、ステアリングシャフト106には、舵角センサ111とトルクセンサ112とが取り付けられ、ハンドル107の操舵角θsを検出すると共に、ステアリングシャフト106にかかる操舵トルクTfを検出している。さらに、転舵輪101の近傍には、転舵輪101の回転に基づいて車速Vを検出するための車速センサ113が設けられている。そして、操舵制御装置114が、舵角センサ111、トルクセンサ112及び車速センサ113の検出信号に基づいた運転状況に応じてモーター10を駆動し、これにより運転者によるハンドル操作をモーター10で補助して転舵輪101,101を転舵することができる。
このように本実施形態の電動パワーステアリング装置100は、第1実施形態で説明したモーター10を駆動源として備え、そのモーター10は、従来よりセグメント磁石30の固定の信頼性が高いので、モーター10の出力トルクと共に電動パワーステアリング装置100の操舵フィーリングが安定する。
[他の実施形態]
本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、例えば、以下に説明するような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)前記第1実施形態では、セグメント磁石30が接着剤によってローターヨーク22に固定されていたが、接着剤を用いずに、境界突部24と円筒カバー35のみでセグメント磁石30をローターヨーク22に固定した構造にしてもよい。
(2)また、接着剤及び円筒カバー35を用いずに、境界突部24のみでセグメント磁石30をローターヨーク22に固定してもよい。この場合、末端爪部26と外側円弧面31との摩擦係止によって、セグメント磁石30がローター20の軸方向に移動することを防げばよい。
(3)前記第1実施形態では、カシメツール70をローターヨーク22の側方から接近させて境界突部24をカシメ変形させていたが、例えば、図示しない筒体の内周面に境界突部24に対応した複数の三角突条を突出形成しておき、その筒体の内部にローターヨーク22を押し込みながら、三角突条によって末端爪部26,26の間を押し広げてもよい。
(4)前記実施形態では、ステアリングシャフト106の途中にモーター10をギヤ連結した、所謂、コラム電動パワーステアリング装置に本発明を適用したが、モーター全体を中空構造にしてその内側にボールナットを固定し、そのボールナットを上記転舵輪間シャフト102の中間部分に形成したボールネジ部に螺合した所謂ラック電動パワーステアリング装置に本発明を適用してもよいし、ラックアンドピニオン機構でモーターを転舵輪間シャフトに連結したピニオン電動パワーステアリング装置に本発明を適用してもよい。
本発明の第1実施形態に係るモーターの側断面図 ローターの分解斜視図 境界突部の正面図 電動パワーステアリング装置の概念図
符号の説明
10 モーター
20 ローター
22 ローターヨーク
22K 鋼板
23A 磁石固定部
23B 面取平面(境界部分)
24 境界突部
24Y Y字形突片
26 末端爪部
30 セグメント磁石
31 外側円弧面
32 固定平面
35 円筒カバー
100 電動パワーステアリング装置
107 ハンドル
110 車両

Claims (4)

  1. 多角柱構造のローターヨークの側面に形成された複数の磁石固定部に、前記ローターヨークの軸方向に延びたセグメント磁石をそれぞれ固定して備えたモーターのローターにおいて、
    前記各セグメント磁石は、前記磁石固定部に宛がわれた固定平面と、前記固定平面の反対側で幅方向の両端部から中央に向かうに従って円弧状に膨出した外側円弧面とを有し、
    前記ローターヨークのうち隣り合った前記磁石固定部同士の境界部分から側方に突出した複数の境界突部を設けると共に、それら各境界突部の先端部を二股に分岐させて1対の末端爪部を形成し、
    前記各末端爪部を前記各セグメント磁石の前記外側円弧面に係止したことを特徴とするモーターのローター。
  2. 前記ローターヨークは、その軸方向に複数の鋼板を積層してなり、それら複数の鋼板のうち前記軸方向の2箇所の鋼板群からそれぞれY字形突片が張り出され、それらY字形突片を重ねて前記境界突部が形成されたことを特徴とする請求項1に記載のモーターのローター。
  3. 前記ローターヨークの外側に嵌合して、前記複数のセグメント磁石を覆った円筒カバーを備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載のモーターのローター。
  4. 請求項1乃至3の何れかに記載のローターを有するモーターを、車両におけるハンドルの操舵力を補助するための動力源として備えたことを特徴とする電動パワーステアリング装置。
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