JP4065829B2 - 永久磁石式回転子およびブラシレスモータ - Google Patents

永久磁石式回転子およびブラシレスモータ Download PDF

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Description

この発明は、ロータ鉄心に永久磁石を設けた永久磁石式回転子およびこれを備えるブラシレスモータに関するものである。
モータに使用される回転子として、ロータ鉄心に複数配置した磁石取付部に永久磁石を設けた永久磁石式回転子が知られている。この永久磁石式回転子には、磁石間に突部(突極)を有するタイプ(例えば、特許文献1参照)と、磁石間に突部がなく凹部を有するタイプ(例えば、特許文献2参照)がある。
前記両タイプの永久磁石式回転子およびこれを備えるブラシレスモータには、それぞれにメリット、デメリットがある。
突部を有するタイプの永久磁石式回転子およびこれを備えるブラシレスモータには、(1)リラクタンストルクが比較的大きい、(2)ステータからの磁束が突部を通って、磁石よりも径方向内側のヨーク部にも磁束が通り易いので磁束飽和しづらくなりセンサレス位置検出の精度がよい、というメリットがある反面、磁石発熱が大きく、減磁に弱いというデメリットがある。ここで、センサレス位置検出とは、ステータの巻線に位置検出用電圧を印加したときに多相の各巻線に流れる電流に基づいて回転子の位置を推定することをいう。
一方、突部がなく凹部を有するタイプの永久磁石式回転子およびこれを備えるブラシレスモータには、磁石発熱が小さく、減磁に強いというメリットがある反面、(1)リラクタンストルクが比較的小さい、(2)突部がないためステータからの磁束が磁石よりも径方向外側のヨーク部に通りづらいので磁束飽和し易く、センサレス位置検出の精度が悪い、(3)磁石の周方向両側のヨーク部の肉厚が薄くなるので、高回転での遠心力に対する強度が弱い、というデメリットがある。
また、互いに隣接する永久磁石間に溝(凹部)を介在させて補極部(突部)を設けたロータとこれを備えるブラシレスモータも考案されている(例えば、特許文献3参照)。この特許文献3には、ステータにおけるスロットのピッチと、ロータにおける永久磁石の磁極開角と、補極部の補極開角とが所定の関係式を満たすように寸法設定したときに、トルク脈動を抑制することができると記載されている。
特開平5−76146号公報 特開平10−285849号公報 特開2002−305859号公報
ここで、リラクタンストルクの増大、センサレス位置検出精度の向上、磁石発熱の抑制の総てを両立させることができるロータおよびブラシレスモータの開発が切望されている。なお、特許文献3に記載のブラシレスモータでは、この課題を解決することはできない。
そこで、この発明は、リラクタンストルクが比較的に大きく、センサレス位置検出精度がよく、磁石発熱も小さく、減磁に強い永久磁石式回転子とブラシレスモータを提供するものである。
上記課題を解決するために、請求項1に係る発明は、外周部または内周部に設けられた複数の磁石取付部(例えば、後述する実施例における磁石挿入孔43、磁石収容凹部71)にそれぞれ固定される永久磁石片(例えば、後述する実施例における永久磁石片60)と、互いに隣り合う前記永久磁石片の間に設けられた凹部(例えば、後述する実施例における凹部44,72)と、前記凹部に径方向外側に突出するように設けられた突部(例えば、後述する実施例における突部46,73)とを有するロータ鉄心(例えば、後述する実施例におけるロータヨーク40)を備えた永久磁石式回転子(例えば、後述する実施例におけるロータ20)において、前記凹部の両外端と前記ロータ鉄心の中心軸とを結んだ二辺の挟角αと、前記突部の両外端と前記ロータ鉄心の中心軸とを結んだ二辺の挟角βとの間に[数1]が成立することを特徴とする。
Figure 0004065829
このように構成することにより、回転子が突部を備えているのでリラクタンストルクを大きくでき、回転子が凹部を備えているので磁石発熱を抑制することができ、減磁し難くすることができる。また、ステータと組み合わせてブラシレスモータとした場合に、ステータからの磁束が突部を通り、さらに永久磁石片よりも径方向内側のヨーク部に通ることができるので磁束飽和しづらく、センサレス位置検出の精度を極めて高くすることができる。特に、挟角αと挟角βを前記[数1]を満たす関係に角度設定しているので、センサレス位置検出精度の向上と磁石発熱の抑制の両立を図ることが可能になる。
請求項2に係る発明は、外周部または内周部に設けられた複数の磁石取付部(例えば、後述する実施例における磁石挿入孔43、磁石収容凹部71)にそれぞれ固定される永久磁石片(例えば、後述する実施例における永久磁石片60)と、互いに隣り合う前記永久磁石片の間に設けられた凹部(例えば、後述する実施例における凹部44,72)と、前記凹部に径方向外側に突出するように設けられた突部(例えば、後述する実施例における突部46,73)とを有するロータ鉄心(例えば、後述する実施例におけるロータヨーク40)を備えた永久磁石式回転子(例えば、後述する実施例におけるロータ20)と、前記回転子に対して対向配置されるステータ(例えば、後述する実施例におけるステータ10)と、を備え、前記ステータの巻線(例えば、後述する実施例における巻線12)に位置検出用電圧を印加したときに多相の各巻線に流れる電流に基づいて前記回転子の位置を推定可能なブラシレスモータにおいて、前記凹部の両外端と前記ロータ鉄心の中心軸とを結んだ二辺の挟角αと、前記突部の両外端と前記ロータ鉄心の中心軸とを結んだ二辺の挟角βとの間に[数2]が成立することを特徴とする。
Figure 0004065829
このように構成することにより、回転子が突部を備えているので、リラクタンストルクを大きくでき、また、ステータからの磁束が突部を通りさらに永久磁石片よりも径方向内側のヨーク部に通ることができるので磁束飽和しづらく、その結果、センサレス位置検出の精度を極めて高くすることができる。しかも、回転子が凹部を備えているので、突部付近での交番磁束変化が少なくなり、結果的に磁石自身の磁束変化も少なくなる。磁石の磁束変化が少ないと渦電流が少なくなり磁石発熱を抑制することができ、減磁し難くすることができる。特に、挟角αと挟角βを前記[数2]を満たす関係に角度設定しているので、センサレス位置検出精度の向上と磁石発熱の抑制の両立を図ることが可能になる。
請求項3に係る発明は、請求項2に記載の発明において、前記突部の外端とこれに対向して位置する前記凹部の外端との離間寸法は、前記回転子と前記ステータとの間に形成される隙間の径方向寸法以上であることを特徴とする。
このように構成することにより、永久磁石片の磁束が磁石取付部の外周面からステータに通り易く、突部と凹部を配置した領域には永久磁石片の磁束が通り難く、隣り合う磁石間で磁束の短絡を発生し難くすることが可能である。
請求項1に係る発明の永久磁石式回転子によれば、リラクタンストルクを大きくでき、磁石発熱を抑制することができ、減磁し難くすることができる。また、ステータと組み合わせてブラシレスモータとした場合のセンサレス位置検出の精度を極めて高くすることができる。特に、挟角αと挟角βを前記[数1]を満たす関係に角度設定したことにより、センサレス位置検出精度の向上と磁石発熱の抑制の両立を図ることが可能になる。
請求項2に係る発明のブラシレスモータによれば、リラクタンストルクを大きくでき、センサレス位置検出の精度を極めて高くすることができ、しかも、磁石発熱を抑制して減磁し難くすることができる。特に、挟角αと挟角βを前記[数2]を満たす関係に角度設定しているので、センサレス位置検出精度の向上と磁石発熱の抑制の両立を図ることが可能になる。
請求項3に係る発明によれば、永久磁石片の磁束が磁石取付部の外周面からステータに通り易く、隣り合う磁石間で磁束の短絡が起こり難くすることができるので、ロータとステータ間の磁束を無駄なく使えるため、トルクを有効に発生させることができる。
以下、この発明に係る永久磁石式回転子およびこれを備えたブラシレスモータの実施例を図1から図7の図面を参照して説明する。
図1に示すように、ブラシレスモータ1は、ケーシング2に固定されたステータ10と、ケーシング2に回転可能に支持されたロータ(永久磁石式回転子)20を備えている。ステータ10とロータ20は同心上に配置されていて、径方向に対向配置されている。
ステータ10は略円筒状をなし、複数のティース鉄心11が径方向内側に突出して設けられ、各ティース鉄心11に巻線12が巻き付けられて構成されている。
また、このブラシレスモータ1は、ステータ10の巻線12にロータ20の位置を検出するための検出用電圧を印加し、この印加電圧によって多相の各巻線に流れる電流に基づいてロータ20の位置を推定する制御装置を備えており、所謂センサレスでロータ20の位置が検出可能にされている。このセンサレス位置検出方法については周知技術であるので詳細説明は省略する。
図3に示すように、ロータ20は、ロータシャフト30と、ロータヨーク(ロータ鉄心)40と、一対の端面板50A,50Bと、複数の永久磁極片60とから構成されている。なお、この実施例におけるブラシレスモータ1は六極対のモータであり、12個の永久磁石片60を備えている。
ロータシャフト30は中空ドラム状をなし鋳造または鍛造により一体に成形されており、外周面31の軸方向の一端側には径方向外方に延出する延出部32が設けられ、また、外周面31には周方向等間隔に三本の溝33が軸方向に沿って形成されている。
端面板50A,50Bは円環状をなし、その中央に形成された孔51は、ロータシャフト30の外周面31に圧入する為に、外周面31の外径より若干小さい内径にされている。なお、端面板50A,50Bは例えばオーステナイト系ステンレス鋼SUS304などの非磁性体で構成されている。
ロータヨーク40は、同一形状、同一寸法の電磁鋼板45を多数積層して構成され、円環状をなしている。ロータヨーク40の中央には、ロータシャフト30が挿入される貫通孔41が設けられており、その内周面には周方向等間隔に三つの突起42が軸方向に沿って設けられている。
ロータヨーク40の外周部には永久磁石片60が挿入される複数の磁石挿入孔(磁石取付部)43が周方向等間隔に配置されて設けられており、各磁石挿入孔43はロータヨーク40を軸方向に貫通している。
また、図4に示すように、ロータヨーク40の外周部であって互いに隣接する磁石挿入孔43,43の間には、径方向外側を開口させた凹部44がロータヨーク40の軸方向に沿ってその全長に亘って設けられている。この凹部44の底部44aは磁石挿入孔43の径方向中程に位置している。
さらに、各凹部44には、その底部44aの中央から径方向外側に突出する突部46が設けられており、この突部46もロータヨーク40の軸方向に沿ってその全長に亘って設けられている。各突部46の先端面と、ロータヨーク40において磁石挿入孔43よりも径方向外側を占める部分、すなわち磁石被覆部47の外周面は、ほぼ同一仮想円上に配置されている。
このロータ20は例えば次のようにして組み立てられたものである。
まず、端面板50Aをロータシャフト30の他端面34側からロータシャフト30の外周面31に圧入して嵌め込む。
次に、電磁鋼板45を多数積層してなるロータヨーク40を、ロータシャフト30の他端面34側からロータシャフト30の外周面31に圧入して嵌め込む。その際、ロータヨーク40の突起42をロータシャフト30の外周面31の溝33に係合させながら圧入する。
続いて、ロータヨーク40の各磁石挿入孔43にそれぞれ永久磁極片60を一つずつ挿入し、その後、端面板50Bをロータシャフト30の他端面34側からロータシャフト30の外周面31に圧入して嵌め込む。
以上のように組み立てることにより、ロータシャフト30と、ロータヨーク40と永久磁極片60と端面板50A,50Bが一体化され、ロータ20が完成する。このロータ20では、各磁石挿入孔43の両端開口が端面板50A,50Bによって塞がれ、永久磁極片60がロータヨーク40から離脱するのが阻止される。
このように構成されたブラシレスモータ1によれば、ロータ20が、突部46を備えているので、突部がない場合に比べてリラクタンストルクを大きくできる。
また、図2に示すように、ステータ10からの磁束Gが突部46を通り、さらに永久磁石片60よりも径方向内側のヨーク部49にも通ることができるので磁束飽和しづらく、したがって、ロータ20のセンサレス位置検出の精度が極めて高い。
また、ロータ20が凹部44を備えており、突部46の両側に溝48が形成されるので、磁石発熱を抑制することができ、減磁し難くすることができる。
すなわち、このロータ20およびブラシレスモータ1においては、リラクタンストルクを有効に使うことができ、且つ、ロータ20のセンサレス位置検出精度を高くでき、しかも、磁石発熱を抑制できて減磁し難くすることができる。
ところで、センサレス位置検出精度を向上させるためには、突部46の周方向寸法が大きく、溝48の周方向寸法が小さい方が好ましい。一方、磁石発熱を抑制するためには、溝48の周方向寸法が大きい方が好ましい。つまり、溝48の寸法設定をする際に、センサレス位置検出精度の向上と磁石発熱の抑制は相反する命題であって、これを両立させることは極めて難しい。
しかしながら、この実施例のロータヨーク40では、凹部44と突部46の角度関係を所定に設定することによって、センサレス位置検出精度の向上と磁石発熱の抑制の両立を図ることができるようにした。
以下、凹部44と突部46の角度関係について図2および図5を参照して説明する。
図2に示すように、凹部44における径方向外側の両外端A,A’とロータヨーク40の中心軸Oとを結んだ仮想線を二辺とするその挟角(以下、凹部44の挟角と称す)をαとし、突部46における径方向外側の両外端B,B’とロータヨーク40の中心軸Oとを結んだ仮想線を二辺とするその挟角(以下、突部46の挟角と称す)をβとした場合に、凹部44の挟角αに対する突部46の挟角βの比率(β/α)を変数として、永久磁石片60の一個当たりの発熱量(W)と、センサレス位置検出の誤検出の確率(%)の関係を実験的に求めた。図5は実験結果の一例を示し、凹部44の挟角αを4.5degとした場合の実験結果を示している。
図5に示される実験結果から、β/αを0.3よりも大きくするとセンサレス位置検出の誤検出の確率が0となり、β/αを0.5よりも小さくすると磁石発熱を大分小さく抑えられることがわかった。
そこで、この実施例のブラシレスモータ1では、β/αを[数3]の範囲に収まるようにし、好ましくは、[数4]の範囲に収まるように設定した。
Figure 0004065829
Figure 0004065829
このようにβ/αの範囲を設定することにより、ブラシレスモータ1のセンサレス位置検出精度の向上と磁石発熱の抑制の両立を図ることができることとなる。
また、この実施例のブラシレスモータ1では、突部46の外端A(またはA’)とこれに対向して位置する凹部44の外端B(またはB’)との離間寸法は、ロータ20とステータ10との間に形成される隙間の径方向寸法以上に設定してある。
このように寸法設定することにより、永久磁石片の磁束が磁石取付部の外周面からステータに通り易く、突部と凹部を配置した領域には永久磁石片の磁束が通り難く、隣り合う磁石間で磁束の短絡を発生し難くすることが可能である。すなわち、ロータとステータ間の磁束を無駄なく使えるため、トルクを有効に発生させることができる。
なお、前述した実施例では、ロータ鉄心に永久磁石を埋め込んだ永久磁石式回転子について説明しているが、図6、図7に示すように、ロータ鉄心の外周面に磁石を固定する永久磁石式回転子に適用することもできる。
図6、図7に示されるロータ20について簡単に説明すると、ロータヨーク40の外周面には、磁石挿入孔43の代わりとなる磁石収容凹部(磁石取付部)71が設けられており、互いに隣り合う磁石収容凹部71,71の間に凹部72が設けられ、凹部72の中央に突部73が設けられている。凹部71は前述実施例における凹部44に対応し、突部73は前述実施例における突部46に対応する。なお、ロータヨーク40には、磁石収容凹部71と凹部72との間に磁石係止部75が設けられており、永久磁石片60はこの磁石係止部75に係止されて、径方向外方への離脱が阻止されている。その他の構成については前述した実施例(図1〜図5)のものと同じであるので同一態様部分に同一符号を付して説明を省略する。
この発明において、磁石取付部は、図1〜図4に示す磁石挿入孔43だけでなく図6、図7に示す磁石収容凹部71を含んでいる。
尚、前述した実施例では、ステータの内側にロータを設け、ロータの外周部に複数の永久磁石片を配置したインナーロータ型のモータについて説明しているが、ステータの外側にロータを設け、ロータの内周部に複数の永久磁石片を配置したアウターロータ型のモータに適用しても同様の効果を得ることができる。
この発明は、例えば、内燃機関とモータ・ジェネレータの駆動力で走行可能なハイブリッド車両の前記モータ・ジェネレータとして利用可能であり、さらに、前記内燃機関に直結された前記モータ・ジェネレータとしても利用可能である。また、ハイブリッド車両用の前記モータ・ジェネレータ以外の電動機もしくは発電機にも利用可能である。
この発明に係るブラシレスモータの第1の実施例における概略断面図である。 図1の要部拡大図である。 前記第1の実施例におけるロータの分解斜視図である。 前記第1の実施例におけるロータの要部を拡大して示す正面図である。 磁石発熱とセンサレス位置検出の誤検出確率に関する実験結果の一例を示す図である。 この発明に係るブラシレスモータの前記第2の実施例におけるロータの分解斜視図である。 前記第2の実施例におけるロータの要部を拡大して示す正面図である。
符号の説明
1 ブラシレスモータ
10 ステータ
12 巻線
20 ロータ(永久磁石式回転子)
40 ロータヨーク(ロータ鉄心)
43 磁石挿入孔(磁石取付部)
44 凹部
46 突部
60 永久磁石片
71 磁石収容凹部(磁石取付部)
72 凹部
73 突部

Claims (3)

  1. 外周部または内周部に設けられた複数の磁石取付部にそれぞれ固定される永久磁石片と、互いに隣り合う前記永久磁石片の間に設けられた凹部と、前記凹部に径方向外側に突出するように設けられた突部とを有するロータ鉄心を備えた永久磁石式回転子において、
    前記凹部の両外端と前記ロータ鉄心の中心軸とを結んだ二辺の挟角αと、前記突部の両外端と前記ロータ鉄心の中心軸とを結んだ二辺の挟角βとの間に[数1]が成立することを特徴とする永久磁石式回転子。
    Figure 0004065829
  2. 外周部または内周部に設けられた複数の磁石取付部にそれぞれ固定される永久磁石片と、互いに隣り合う前記永久磁石片の間に設けられた凹部と、前記凹部に径方向外側に突出するように設けられた突部とを有するロータ鉄心を備えた永久磁石式回転子と、
    前記回転子に対して対向配置されるステータと、を備え、
    前記ステータの巻線に位置検出用電圧を印加したときに多相の各巻線に流れる電流に基づいて前記回転子の位置を推定可能なブラシレスモータにおいて、
    前記凹部の両外端と前記ロータ鉄心の中心軸とを結んだ二辺の挟角αと、前記突部の両外端と前記ロータ鉄心の中心軸とを結んだ二辺の挟角βとの間に[数2]が成立することを特徴とするブラシレスモータ。
    Figure 0004065829
  3. 前記突部の外端とこれに対向して位置する前記凹部の外端との離間寸法は、前記回転子と前記ステータとの間に形成される隙間の径方向寸法以上であることを特徴とする請求項2に記載のブラシレスモータ。
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