JP2009156365A - 車両用動力伝達装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】車両のロングホイールベース化に対応させることができると共に、車両の被牽引時においても潤滑対象を良好に潤滑可能とする車両用動力伝達装置の提供。
【解決手段】動力伝達装置20は、動力伝達装置20は、車載時にギヤ機構60に含まれるギヤの中でケース21内の最下側に位置すると共に車軸の正転時にケース21の内底部の作動流体をケース21の内壁面に沿わせずにケース内部の中央に向けて掻き上げるデフリングギヤ65と、ケース21の内底部から上方に延出してケース内部の中央側でデフリングギヤ65の外周の一部を囲む仕切壁21wと、デフリングギヤ65により掻き上げられると共にギヤ機構60により運ばれる作動流体を前後進切換ユニット35に導くための潤滑流路32aとを含む。
【選択図】図2

Description

本発明は、車両に搭載されると共に動力発生源からの動力をケース内に収容されたギヤ列を介して車軸に伝達する車両用動力伝達装置に関する。
従来から、この種の車両用動力伝達装置として、無段変速ユニットや差動機構(デファレンシャルギヤ)等を含むと共に、車輪と共に回転するデフリングギヤ(ファイナルドリブンギヤ)により掻き上げられた潤滑油を重力により所定の潤滑対象に供給可能に構成されたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。この車両用動力伝達装置を搭載した車両では、オイルポンプを作動させることができない当該車両の被牽引時においても、車輪と共に回転するギヤおよび重力の作用により比較的多くの潤滑油を確実にオイル受けへと導いて潤滑対象を潤滑することが可能となる。また、この種の車両用動力伝達装置としては、ハウジング内の動力伝達機構室の下部が堰によって差動機構を収容する有底のデファレンシャル室とオイルパンと連通するオイルパン室とに区画されているものも知られている(例えば、特許文献2参照)。この車両用動力伝達装置では、デファレンシャル室とオイルパン室とを区画する堰に差動機構の軸方向と直交する方向に延びる開口が形成されており、この開口を介してデファレンシャル室とオイルパン室とが連通される。更に、特許文献2には、堰に形成された開口にオイルパン室からデファレンシャル室への潤滑油の流出を規制する一方向弁を設けることも記載されている(同文献の図6等参照)。
特開2004−183714号公報 特開2004−36633号公報
ところで、上記従来の車両用動力伝達装置は、何れも前輪駆動車両に適用されるものであって無段変速ユニットのプライマリシャフトよりもデフリングギヤ(差動機構)が車両後方側に位置するように車両に搭載されるものである。このため、上記従来の車両用動力伝達装置を採用して車両の更なるロングホイールベース化を図ることは容易ではなく、車両のロングホイールベース化に対応させるためには、車両用動力伝達装置の構造として従来構造を鏡像反転させたもの(従来構造を車両の前後方向において反転させた構造)を採用すると好ましい。ただし、このように従来構造を鏡像反転させた構造を有する車両用動力伝達装置では、デフリングギヤによる潤滑油の掻き上げ方向等が従来の車両用動力伝達装置のものから変化することになるので、何ら対策を施さなければ、デフリングギヤによって掻き上げられた潤滑油の殆どがオイルパンへと流れ込んでしまい、車両の被牽引時に車輪と共に回転するギヤ等の作用により潤滑油を潤滑対象へと十分に供給し得なくなってしまうおそれがある。
そこで、本発明は、車両のロングホイールベース化に対応させることができると共に、車両の被牽引時においても所定の潤滑対象を良好に潤滑可能とする車両用動力伝達装置の提供を主目的とする。
本発明による車両用動力伝達装置は、上記主目的を達成するために以下の手段を採っている。
本発明による車両用動力伝達装置は、
車両に搭載されると共に動力発生源からの動力をケース内に収容されたギヤ列を介して車軸に伝達する車両用動力伝達装置において、
前記ケース内に収容されると共に、前記動力発生源により駆動されて潤滑対象に対して潤滑媒体を供給可能な潤滑用ポンプと、
前記潤滑媒体を貯留する潤滑媒体貯留部と、
車載時に前記ギヤ列に含まれるギヤの中で前記ケース内の最下側に位置すると共に、前記車軸の正転時に前記ケースの内底部の潤滑媒体を前記ケースの内壁面に沿わせずに該ケース内部の中央に向けて掻き上げる最下側ギヤと、
前記ケースの前記内底部から上方に延出して前記ケース内部の中央側で前記最下側ギヤの外周の一部を囲む仕切壁と、
前記最下側ギヤにより掻き上げられると共に前記ギヤ列により運ばれる潤滑媒体を所定の潤滑対象に導くための潤滑流路と、
を備えるものである。
この車両用動力伝達装置は、車載時にギヤ列に含まれるギヤの中でケース内の最下側に位置すると共に、車軸の正転時にケースの内底部の潤滑媒体をケースの内壁面に沿わせずに当該ケース内部の中央に向けて掻き上げる最下側ギヤを備えるものであって、従来の車両用動力伝達装置の構造を鏡像反転させた構造を有する。従って、この車両用動力伝達装置を搭載する車両では、容易にホイールベースを延長することができる。ただし、このように最下側ギヤが車軸の正転時にケースの内底部の潤滑媒体をケースの内壁面に沿わせずにケース内部の中央に向けて掻き上げるものであると、何ら対策を施さなければ、最下側ギヤにより掻き上げられた潤滑媒体がギヤ列により運ばれることなく、潤滑媒体貯留部へと流れ込んでしまい、潤滑媒体を潤滑対象へと十分に供給し得なくなったり、最下側ギヤにより掻き上げられるべき潤滑媒体が不足したりするおそれがある。このため、この車両用動力伝達装置には、ケースの内底部から上方に延出してケース内部の中央側で最下側ギヤの外周の一部を囲む仕切壁が設けられている。これにより、仕切壁の作用によって最下側ギヤの周辺に十分な量の潤滑媒体を確保すると共に最下側ギヤにより掻き上げられる潤滑媒体をギヤ列へと指向させることが可能となるので、比較的多くの潤滑媒体を潤滑流路へと導き、所定の潤滑対象へと供給することができる。従って、この車両用動力伝達装置を搭載する車両では、容易にホイールベースを延長すると共に、潤滑用ポンプを用いて潤滑対象に潤滑媒体を供給し得ない被牽引時においても所定の潤滑対象を良好に潤滑することが可能となる。
また、前記仕切壁は、前記ケース内部の中央側で前記最下側ギヤの少なくとも下側半分の外周を囲むように形成されてもよい。これにより、最下側ギヤにより掻き上げられる潤滑媒体をより良好にギヤ列へと指向させることが可能となる。
更に、前記ギヤ列は、車載時に前記ギヤ列に含まれるギヤの中で前記ケース内の最上側に位置して前記車軸の正転時に前記最下側ギヤと同方向に回転する最上側ギヤと、前記最下側ギヤと前記最上側ギヤとの間に設けられた中間ギヤとを含んでもよく、前記仕切壁の上端部は、前記最下側ギヤにより掻き上げられる潤滑媒体を該最下側ギヤと前記中間ギヤとの噛合部に導くように位置決めされてもよい。
また、前記ケースの前記内底部と前記仕切壁とにより画成される前記最下側ギヤの収容部は、前記最下側ギヤの軸方向に沿って延びる流路を含む連通路を介して前記潤滑媒体貯留部と連通されてもよい。このように、最下側ギヤの収容部と潤滑媒体貯留部とを連通する連通路に最下側ギヤの軸方向に沿って延びる流路を含ませることにより、最下側ギヤの軸方向と直交する方向に延びる開口を介して最下側ギヤの収容部と潤滑媒体貯留部とを連通した場合に比べて、最下側ギヤの収容部と潤滑媒体貯留部との間で潤滑媒体が流通し難くなる。従って、かかる構成を採用すれば、最下側ギヤの収容部と潤滑媒体貯留部との間で潤滑媒体が必要以上に行き来することを抑制して最下側ギヤの収容部と潤滑媒体貯留部とのそれぞれに貯留される潤滑媒体の量をより適正なものとすることが可能となる。
この場合、前記ケースは、前記最下側ギヤの一側面と対向する側壁部を有してもよく、前記連通路の前記軸方向に沿って延びる流路は、前記側壁部に形成されて前記軸方向に沿って延びる孔であってもよく、前記ケースの前記側壁部には、前記孔に対する前記最下側ギヤの軸方向に沿った方向からの潤滑媒体の流入を規制する遮蔽部材が固定されてもよい。これにより、車両の急制動時等に潤滑媒体貯留部から最下側ギヤの収容部に過剰な量の潤滑媒体が流入することを抑制しつつ、より適正な量の潤滑媒体を最下側ギヤの収容部と潤滑媒体貯留部との間で行き来させることができる。従って、最下側ギヤの収容部に必要以上に潤滑媒体が貯留されて攪拌抵抗が増加してしまうのを抑制しつつ当該収容部に必要十分な量の潤滑媒体を貯留しておくことが可能となる。
更に、上記車両用動力伝達装置は、前記ケース内に収容されると共に前記動力発生源からの動力を無段階に変速して前記ギヤ列に伝達可能な無段変速ユニットを更に備えてもよく、前記車両は前輪駆動車両であってもよく、前記最下側ギヤは差動機構に連結されるデフリングギヤであってもよく、前記無段変速ユニットのプライマリシャフトは車載時に前記最下側ギヤよりも車両後方側に位置してもよい。これにより、この車両用動力伝達装置を搭載する前輪駆動車両では、容易にホイールベースを延長すると共に、潤滑用ポンプを用いて潤滑対象に潤滑媒体を供給し得ない被牽引時においても所定の潤滑対象を良好に潤滑することが可能となる。
この場合、上記車両用動力伝達装置は、前記無段変速ユニットの前記プライマリシャフトに接続されると共に、前記潤滑流路から潤滑媒体の供給を受ける潤滑対象としての前後進切換ユニットを更に備えてもよい。すなわち、無段変速ユニットを含む車両用動力伝達装置を搭載した車両の被牽引時には、一般に車軸に対して無段変速ユニットのプライマリシャフトがいわゆるオーバードライブ状態となって当該プライマリシャフトが比較的高速で回転することから、プライマリシャフトに接続された前後進切換ユニットを良好に潤滑する必要が生じる。従って、前後進切換ユニットを上記潤滑流路から潤滑媒体の供給を受ける潤滑対象とすれば、上記車両用動力伝達装置を搭載した車両の牽引を良好に実行することが可能となる。
次に、本発明を実施するための最良の形態を実施例を用いて説明する。
図1は、本発明の実施例に係る動力伝達装置(トランスミッション)を示す概略構成図である。同図に示す動力伝達装置20は、前輪駆動車両に適用されて車両前部に搭載される図示しないエンジンからの動力を左右の前輪に伝達するものであり、一体に結合されるコンバータハウジング21a、トランスアクスルケース21bおよびリヤカバー21cからなるケース21や、当該ケース21の内部に収容されるトルクコンバータ22、オイルポンプ30、前後進切換ユニット35、ベルト式の無段変速ユニット(以下「CVT」という)40、ギヤ機構(ギヤ列)60、差動機構(デファレンシャルギヤ)66等を備える。すなわち、この動力伝達装置20を搭載した車両では、エンジンからの動力がトルクコンバータ22および前後進切換ユニット35を介してCVT40に伝達されると共に、CVT40により無段階に変速された上でギヤ機構60および差動機構66を介して左右の前輪に伝達される。
トルクコンバータ22は、ロックアップクラッチ付きの流体式トルクコンバータとして構成されており、コンバータハウジング21aの内部に収容される。図1に示すように、トルクコンバータ22は、図示しないエンジンのクランクシャフトに接続されるポンプインペラ23や、CVT40のインプットシャフト41に固定されるタービンランナ24、ポンプインペラ23およびタービンランナ24の内側に配置されたステータ25、ステータ25の回転方向を一方向に制限するワンウェイクラッチCO、ダンパ機構27を有するロックアップクラッチ28等を含む。このトルクコンバータ22は、ポンプインペラ23とタービンランナ24との回転速度差が大きいときにはトルク増幅機として作動し、両者の回転速度差が小さくなると流体継手として作動する。そして、車両発進後、車速が所定速度に達すると、ロックアップクラッチ28によりポンプインペラ23とタービンランナ24とがロックされ、エンジンからの動力がインプットシャフト41に機械的かつ直接的に伝達されるようになる。この際、インプットシャフト41に伝達されるトルクの変動は、ダンパ機構27により吸収される。
オイルポンプ30は、トルクコンバータ22と前後進切換ユニット35の間に配置されるポンプボディ31およびポンプカバー32とからなるポンプアッセンブリ33と、外歯ギヤ34とを含む、いわゆるギヤポンプとして構成されている。ポンプボディ31およびポンプカバー32は、コンバータハウジング21aやトランスアクスルケース21bに固定される。また、外歯ギヤ34は、ハブを介してポンプインペラ23に接続され、ポンプボディ31に形成された図示しない内歯と共にクレセントを形成する。これにより、エンジンからの動力により外歯ギヤ34が回転すれば、オイルポンプ30によりオイルパン80(図2参照)に貯留されている作動流体(ATF)が吸引されると共に吸引された作動流体が昇圧されることになるので、CVT40や前後進切換ユニット35により要求される油圧(ライン圧)を発生させたり、CVT40、ワンウェイクラッチCO、前後進切換ユニット35等の所定部位や各種軸受といった潤滑対象に潤滑媒体としての作動流体を供給したりすることが可能となる。
前後進切換ユニット35は、トランスアクスルケース21bの内部に収容され、ダブルピニオン式の遊星歯車機構36と、オイルポンプ30からの作動流体を用いて作動する油圧式のブレーキB1およびクラッチC1とを含む。遊星歯車機構36は、CVT40のインプットシャフト41に固定されるサンギヤと、リングギヤと、サンギヤと噛合するピニオンギヤおよびリングギヤと噛合するピニオンギヤを支持すると共にCVT40のプライマリシャフト42に連結されるキャリヤとを有する。ブレーキB1は、遊星歯車機構36のリングギヤをトランスアクスルケース21bに対して固定すると共に回転自在にすることができるものであり、クラッチC1は、遊星歯車機構36のキャリアをインプットシャフト41(サンギヤ)に対して固定すると共に回転自在にすることができるものである。これにより、ブレーキB1をオフすると共にクラッチC1をオンすることによりトルクコンバータ22からインプットシャフト41に伝達された動力をそのままCVT40のプライマリシャフト42に伝達して車両を前進させることが可能となる。また、ブレーキB1をオンすると共にクラッチC1をオフすることによりインプットシャフト41の回転を逆方向に変換してCVT40のプライマリシャフト42に伝達し、車両を後進させることが可能となる。更に、ブレーキB1をオフすると共にクラッチC1をオフすることによりインプットシャフト41とプライマリシャフト42との接続を解除することも可能となる。
CVT40は、トランスアクスルケース21bおよびリヤカバー21cの内部に収容され、インプットシャフト41と同軸に延在する駆動側回転軸としてのプライマリシャフト42と、プライマリシャフト42に対して設けられたプライマリプーリ43と、プライマリシャフト42と平行に延在する従動側回転軸としてのセカンダリシャフト(アウトプットシャフト)44と、セカンダリシャフト44に対して設けられたセカンダリプーリ45と、プライマリプーリ43とセカンダリプーリ45に対して巻き掛けられたベルト46とを含む。プライマリプーリ43は、プライマリシャフト42と一体に形成された固定シーブ43aと、プライマリシャフト42にボールスプライン等を介して軸方向に摺動自在に支持される可動シーブ43bとにより構成される。プライマリプーリ43の可動シーブ43bの背後には、プライマリプーリ43の溝幅を変更するための油圧シリンダ(油圧アクチュエータ)47が形成されている。また、セカンダリプーリ45は、セカンダリシャフト44と一体に形成された固定シーブ45aと、セカンダリシャフト44にボールスプラインやリターンスプリング等を介して軸方向に摺動自在に支持される可動シーブ45bとにより構成される。セカンダリプーリ45の可動シーブ45bの背後には、セカンダリプーリ45の溝幅を変更するための油圧シリンダ(油圧アクチュエータ)48が形成されている。更に、実施例のCVT40では、セカンダリプーリ45に対して、油圧シリンダ48の背後にキャンセル室を画成するキャンセルプレート49が設けられている。このキャンセルプレート49等により画成されるキャンセル室に作動流体を導入することにより、油圧シリンダ48に作用する遠心油圧をキャンセル油室内の作動流体に作用する遠心油圧にてキャンセルすることが可能となる。そして、プライマリプーリ43側の油圧シリンダ47やセカンダリプーリ45側の油圧シリンダ48、キャンセル室に対しては、オイルポンプ30により昇圧された作動流体が複数の制御弁を含む油圧回路(バルブボディ)90(図2参照)により調圧された上で供給され、それにより、プライマリプーリ43およびセカンダリプーリ45の溝幅を変更して、インプットシャフト41からプライマリシャフト42に入力される動力を無段階に変速してセカンダリシャフト44に出力することが可能となる。
ギヤ機構60は、コンバータハウジング21aおよびトランスアクスルケース21bの内部に収容され、セカンダリシャフト44の一端に固定されたカウンタドライブギヤ61と、セカンダリシャフト44と平行に延在するカウンタシャフト62の一端側に固定されると共にカウンタドライブギヤ61と噛合するカウンタドリブンギヤ63と、カウンタシャフト62の他端側に固定されたドライブピニオンギヤ(ファイナルドライブギヤ)64と、ドライブピニオンギヤ64と噛合すると共に差動機構66に連結されるデフリングギヤ(ファイナルドリブンギヤ)65とを含む。そして、動力伝達装置20の車載時には、図2に示すように、デフリングギヤ65がギヤ機構60に含まれるギヤの中でケース21内の最下側に位置することになり、カウンタドライブギヤ61がギヤ機構60に含まれるギヤの中でケース21内の最上側に位置することになる。また、差動機構66は、図1に示すように、ケース21内に回転自在に支持されると共にデフリングギヤ65と連結されるデフケース67と、デフケース67に回転自在に支持されたシャフトに固定された一対のピニオンメイトギヤ(ベベルギヤ)68と、それぞれ各ピニオンメイトギヤ68と噛合する一対のサイドギヤ69とを含み、各サイドギヤ69には、前輪用車軸としての左右のデフシャフト70a,70bが固定されている。
ここで、実施例の動力伝達装置20は、一般的な前輪駆動車両用の動力伝達装置の構造を鏡像反転させた構造を有する。すなわち、一般的な前輪駆動車両用の動力伝達装置がCVTのプライマリシャフトよりもデフリングギヤ(差動機構)が車両後方側に位置するように車両に搭載されるものとして構成されるのに対して、実施例の動力伝達装置20は、図2に示すように、CVT40のプライマリシャフト42よりもデフリングギヤ65(差動機構66)が車両前方側に位置するように車両に搭載されるものとして構成されている。これにより、この動力伝達装置20を搭載する車両では、前後の車軸間距離であるホイールベースを容易に延長することが可能となるので、室内空間や荷室等を拡大することができる。なお、図2において、図中右側が車両前方(F)側であると共に図中左側が車両後方(R)側であるものとする。
さて、上述のように構成される動力伝達装置20を搭載した車両では、その走行中、エンジンからの動力によりオイルポンプ30が駆動されることから、オイルポンプ30によりオイルパン80から吸引された作動流体(ATF)が潤滑媒体としてトルクコンバータ22や、前後進切換ユニット35、CVT40等の潤滑を要する部位(潤滑対象)に供給されることになる。一方、例えば故障等により動力伝達装置20を備えた車両を4輪設置状態で他の車両により牽引する当該車両の被牽引時には、エンジンが停止されることからオイルポンプ30を駆動することはできず、オイルポンプ30を用いて潤滑対象に潤滑媒体としての作動流体を供給し得なくなる。また、当該被牽引時には、オイルポンプ30により作動流体の圧力をライン圧まで昇圧し得ないことから、前後進切換ユニット35のブレーキB1およびクラッチC1の双方が解放状態とされると共に、セカンダリプーリ45側のリターンスプリングの作用等によりプライマリプーリ43の溝幅が最大すなわちプライマリプーリ43の有効半径が最小となると共にセカンダリプーリ45の溝幅が最小すなわちセカンダリプーリ45の有効半径が最大となり、CVT40が最アンダードライブ状態となる。このため、車両の被牽引時には、CVT40のプライマリシャフト42が車軸としてのデフシャフト70a,70bに対してオーバードライブ状態となって当該プライマリシャフト42が比較的高速で回転することから、特にプライマリシャフト42に接続された前後進切換ユニット35を良好に潤滑する必要が生じる。
このため、実施例の動力伝達装置20では、図2および図3に示すように、オイルポンプ30を構成するポンプボディ31やポンプカバー32に対して、前後進切換ユニット35に対して潤滑媒体としての作動流体を供給するための流路が形成されている。すなわち、ポンプボディ31には、動力伝達装置20の車載時に上部に位置するように孔部31aが形成されており、ポンプカバー32には、外周側から中心に向けて延びる潤滑流路32aが形成されている。ポンプボディ31の孔部31aは、外周側から中心側に向かうにつれて開口面積が小さくなるように形成されて概ね漏斗状の内周面を有する。また、ポンプカバー32は、動力伝達装置20の車載時に、潤滑流路32aの外周側端部が車両前方に位置すると共に中心側端部が車両後方に位置するようにケース21内に配置され、潤滑流路32aは車両後方に向かうにつれて下向きに傾斜する。そして、この潤滑流路32aは、ポンプボディ31のポンプカバー32側の面に形成された溝31bを介して作動流体の入口としての孔部31aと連通すると共に、ワンウェイクラッチCO等を支持するステータスリーブ26に形成された溝や孔、ステータスリーブ26とインプットシャフト41との間の間隙等を介して前後進切換ユニット35のギヤやブレーキB1、クラッチC1周辺の部位と連通する。これにより、動力伝達装置20を搭載した車両の被牽引時に、ギヤ機構60に含まれるギヤの中でケース21内の最下側に位置するデフリングギヤ65によりケース21(実施例ではコンバータハウジング21aおよびトランスアクスルケース21b)の内底部から作動流体を掻き上げてギヤ機構60によりポンプボディ31の孔部31aに導けば、重力の作用により、孔部31aや溝31b、ポンプカバー32の潤滑流路32a等を介して潤滑対象としての前後進切換ユニット35のギヤ、ブレーキB1、クラッチC1等に潤滑媒体としての作動流体を供給することが可能となる。
ただし、実施例の動力伝達装置20は、上述のように車両のロングホイールベース化に対応させるべく、一般的な前輪駆動車両用の動力伝達装置の構造を鏡像反転させた構造を有することから、最下側のデフリングギヤ65は、デフシャフト70a,70bが正転して車両が前進する際、図2において二点鎖線の矢印で示すように、ケース21の内底部に溜まっている作動流体をトランスアクスルケース21bの内壁面に沿わせずにケース内部の中央に向けて掻き上げることになる。従って、何ら対策を施さなければ、最下側のデフリングギヤ65により掻き上げられた作動流体がギヤ機構60により運ばれることなく、実施例ではデフリングギヤ65の車両後方側かつCVT40の下側に位置するようにケース21に取り付けられたオイルパン80へと流れ込んでしまい、車両の被牽引時に潤滑媒体としての作動流体を潤滑対象である前後進切換ユニット35へと十分に供給し得なくなったり、デフリングギヤ65により掻き上げられるべきケース21の内底部の作動流体が不足したりするおそれがある。
このような点に鑑みて、実施例の動力伝達装置20では、トランスアクスルケース21b内にケース内底部から上方に延出してケース内部の中央側でデフリングギヤ65の外周の一部を囲む仕切壁21wが形成されている。図2に示すように、仕切壁21wは、ケース内部の中央側でデフリングギヤ65の少なくとも下側半分の外周を囲むように、すなわち少なくとも車両後方側(図中左側)の下側4分の1の外周を囲むように形成される。そして、実施例において、仕切壁21wの上端部は、図2に示すように、デフリングギヤ65とカウンタドライブギヤ61との間の中間ギヤとしてのドライブピニオンギヤ64とデフリングギヤ65との噛合部に作動流体を導くように位置決めされる。また、仕切壁21wの幅、すなわちデフシャフト70a,70bやカウンタシャフト62等と平行な方向における仕切壁21wの長さは、デフリングギヤ65の厚みに相当した長さとされてもよいが、実施例では、デフリングギヤ65周辺のケース内底部に必要十分な作動流体を貯留しておけるように、仕切壁21wの幅をケース21の内部の幅(実施例では、カウンタシャフト62と同程度の長さ)と一致させている。これにより、仕切壁21wは、コンバータハウジング21aやトランスアクスルケース21bの内壁面と共にデフリングギヤ65や差動機構66の収容部を画成する。このような仕切壁21wをコンバータハウジング21aやトランスアクスルケース21bの内部に形成することにより、デフリングギヤ65により掻き上げられる作動流体をより良好にデフリングギヤ65と中間ギヤとしてのドライブピニオンギヤ64との噛合部へと指向させることが可能となる。なお、仕切壁21wは、例えば鋳造によりケース内底部等と共に一体成型される場合、その強度を確保するためにトランスアクスルケース21bの側壁部内面に形成される図示しないリブと仕切壁21wとを連続させると好ましい。
また、実施例において、仕切壁21w等により画成されるデフリングギヤ65等の収容部は、デフシャフト70a,70bやデフリングギヤ65等の軸方向に沿って延びる流路を含む連通路を介してオイルパン80と連通する。すなわち、コンバータハウジング21aの側壁部には、図4に示すように、デフシャフト70a,70b等と平行すなわちデフリングギヤ65の軸方向に沿って車両の幅方向に延びる孔21yと、孔21yと連続してデフシャフト70a,70b等と直行する方向(例えば車両の前後方向)に延びると共に直接あるいは図示しない他の流路を介してオイルパン80の内部と連通する孔21xとが形成されている。更に、コンバータハウジング21aの側壁部には、孔21yを覆うように、図2および図4に示すような遮蔽部101とスリット102とを有する金属製のプレート(遮蔽部材)100が固定されている。図2および図4からわかるように、プレート100の遮蔽部101とスリット102とは、金属板に例えば略コの字(U字またはC字)状の切り込みを入れると共に当該切り込みの内側の部位を周囲よりも凹むように折り曲げることにより形成される。そして、プレート100は、上記切り込み内側の折り曲げ部の基端部が車両前方側に位置すると共に当該取り曲げ部が孔21yと重なり合わないようにコンバータハウジング21aの側壁部に固定される。これにより、プレート100の上記折り曲げ部よりも車両後方側の部位が遮蔽部101として機能し、当該遮蔽部101により孔21yに対するデフリングギヤ65(デフシャフト70a,70b)の軸方向(車両の幅方向)に沿った方向からの作動流体の流入が規制され、孔21yに対しては、図4において点線で示すように、主にデフリングギヤ65の回転方向に沿った方向からスリット102を介して作動流体が流入することになる。
ところで、実施例の動力伝達装置20では、図2に示すように、最下側のデフリングギヤ65と最上側のカウンタドライブギヤ61との回転方向が一致する。従って、なんら対策を施さなければ、デフリングギヤ65により掻き上げられると共に仕切壁21wにより案内されてドライブピニオンギヤ64とデフリングギヤ65との噛合部に導かれ、ドライブピニオンギヤ64によって上方へと運ばれる作動流体がカウンタドライブギヤ61の回転により中間ギヤとしてのカウンタドリブンギヤ63とカウンタドライブギヤ61との噛合部に導かれてしまい、作動流体が更に上方へと導かれることなくオイルパン80へと落下してしまうおそれもある。
これを踏まえて、実施例の動力伝達装置20には、トランスアクスルケース21bに対して、最上側のカウンタドライブギヤ61の外周の一部を囲み、デフリングギヤ65により掻き上げられると共にギヤ機構60すなわちドライブピニオンギヤ64とデフリングギヤ65とにより運ばれる作動流体を潤滑流路32aの入口であるポンプボディ31の孔部31aへと案内するガイド壁21gが設けられている。実施例において、ガイド壁21gは、図2に示すように、最上側のカウンタドライブギヤ61の外周の概ね上側半分を囲むようにトランスアクスルケース21bの側壁部の内表面から延出されており、トランスアクスルケース21bの上側内壁面と共に孔部31aに臨む円弧状の流路21pを画成する。また、ガイド壁21gの孔部31a側の端部は、流路21pからの作動流体を適宜溜めつつ適切に孔部31aへと流入させるように概ね水平に延在させられる。更に、ガイド壁21gの孔部31a側と反対側の端部は、デフリングギヤ65とドライブピニオンギヤ64とにより運ばれる作動流体を受容すると共にカウンタドライブギヤ61とカウンタドリブンギヤ63との噛合部への作動流体の落下を抑制するように位置決めされる。これにより、実施例の動力伝達装置20では、図2において点線で示すように、デフリングギヤ65により掻き上げられる作動流体を仕切壁21wによってドライブピニオンギヤ64とデフリングギヤ65との噛合部へと案内し、ドライブピニオンギヤ64によって上方へと運ばれる作動流体をガイド壁21gとトランスアクスルケース21bの上側内壁面とにより画成される流路21pへと導くと共に、流路21pに入り込んだ作動流体をカウンタドライブギヤ61の回転による影響を及ぼすことなく重力の作用により潤滑流路32aの入口である孔部31aへと良好に導くことが可能となる。
なお、実施例において、ガイド壁21gは一連の部材として構成されるが、これに限られるものではなく、例えばカウンタドライブギヤ61を囲む部位とオイル溜めを形成する部位といったように複数の部位に分割されてもよい。また、ガイド壁21gとして、最上側のカウンタドライブギヤ61と中間ギヤとしてのカウンタドリブンギヤ63との噛合部近傍から潤滑流路32aの入口である孔部31a近傍までカウンタドライブギヤ61の下側外周を囲み、カウンタドライブギヤ61の外周やケース21の上側内壁面と共に孔部31aに臨む流路を画成するものを採用してもよい。このようなガイド壁21gを採用すれば、デフリングギヤ65により掻き上げられる作動流体を仕切壁21wによってドライブピニオンギヤ64とデフリングギヤ65との噛合部へと案内すると共に、中間ギヤとしてのドライブピニオンギヤ64によって作動流体をカウンタドライブギヤ61と中間ギヤとしてのカウンタドリブンギヤ63との噛合部からガイド壁21gにより画成される流路へと導き、ガイド壁21g上(流路)へと導かれた作動流体をカウンタドライブギヤ61の回転を利用して(カウンタドライブギヤ61により掻き上げて)潤滑流路32aの入口である孔部31aへと良好に導くことができる。
以上説明したように、実施例の動力伝達装置20は、車載時にギヤ機構60に含まれるギヤの中でケース21内の最下側に位置すると共にデフシャフト70a,70bの正転時にケース21の内底部の作動流体をケース21の内壁面に沿わせずにケース内部の中央に向けて掻き上げるデフリングギヤ65を有するものであって、一般的な前輪駆動車両用動力伝達装置の構造を鏡像反転させた構造を有する。従って、動力伝達装置20を搭載する車両では、CVT40のプライマリシャフト42が車載時にデフリングギヤ65や差動機構66よりも車両後方側に位置することになるので、容易にホイールベースを延長することができる。また、動力伝達装置20には、ケース21の内底部から上方に延出してケース内部の中央側で最下側のデフリングギヤ65の外周の一部を囲む仕切壁21wが設けられている。これにより、仕切壁21wの作用によって最下側のデフリングギヤ65の周辺に十分な量の作動流体を確保すると共にデフリングギヤ65により掻き上げられる作動流体をギヤ機構60すなわちデフリングギヤ65と中間ギヤとしてのドライブピニオンギヤ64との噛合部へと指向させることが可能となるので、比較的多くの作動流体を潤滑流路32aへと導いて潤滑対象としての前後進切換ユニット35へと供給することができる。従って、実施例の動力伝達装置20を搭載する前輪駆動車両では、容易にホイールベースを延長すると共に、オイルポンプ30を用いて前後進切換ユニット35に潤滑媒体としての作動流体を供給し得ない被牽引時においても前後進切換ユニット35に作動流体を必要十分に供給することが可能となる。この結果、動力伝達装置20を搭載した車両では、被牽引時にCVT40のプライマリシャフト42が車軸としてのデフシャフト70a,70bに対してオーバードライブ状態となってプライマリシャフト42が比較的高速で回転したとしても、前後進切換ユニット35を潤滑流路32aからの作動流体により良好に潤滑することができるので、動力伝達装置20を搭載した車両の牽引を良好に実行することが可能となる。
また、実施例において、仕切壁21wは、ケース21の内部の中央側でデフリングギヤ65の少なくとも下側半分の外周を囲むように、すなわち少なくとも車両後方側の下側4分の1の外周を囲むように形成される。そして、仕切壁21wの上端部は、デフリングギヤ65により掻き上げられる作動流体を当該デフリングギヤ65と中間ギヤとしてのドライブピニオンギヤ64との噛合部に導くように位置決めされる。これにより、デフリングギヤ65により掻き上げられる作動流体をより良好にデフリングギヤ65と中間ギヤとしてのドライブピニオンギヤ64との噛合部へと指向させることが可能となる。
更に、実施例の動力伝達装置20では、ケース21の内壁面(内底部)と仕切壁21wとにより画成されるデフリングギヤ65や差動機構66の収容部が、デフリングギヤ65の軸方向に沿って延びる流路としての孔21yを含む連通路を介してオイルパン80と連通される。このように、デフリングギヤ65等の収容部とオイルパン80とを連通する連通路にデフリングギヤ65の軸方向に沿って延びる流路としての孔21yを含ませることにより、デフリングギヤ65の軸方向と直交する方向に延びる開口を介してデフリングギヤ65等の収容部とオイルパン80とを連通した場合に比べて、デフリングギヤ65等の収容部とオイルパン80との間で潤滑媒体としての作動流体が流通し難くなる。これにより、デフリングギヤ65等の収容部とオイルパン80との間で作動流体が必要以上に行き来することを抑制してデフリングギヤ65等の収容部とオイルパン80とのそれぞれに貯留される作動流体の量をより適正なものとすることが可能となる。また、上記実施例では、コンバータハウジング21aの側壁部に対して、孔21yに対するデフリングギヤ65の軸方向に沿った方向からの作動流体の流入を規制する遮蔽部101を有するプレート100が固定される。これにより、動力伝達装置20を搭載した車両の急制動時等にオイルパン80からデフリングギヤ65等の収容部に過剰な量の作動流体が流入することを抑制しつつ、より適正な量の作動流体をデフリングギヤ65等の収容部とオイルパン80との間で行き来させることができる。従って、デフリングギヤ65等の収容部に必要以上に作動流体が貯留されて攪拌抵抗が増加してしまうのを抑制しつつ当該収容部に必要十分な量の作動流体を貯留しておくことが可能となる。
以上、実施例を用いて本発明の実施の形態について説明したが、本発明は上記実施例に何ら限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、様々な変更をなし得ることはいうまでもない。
本発明は、車両用動力伝達装置の製造産業等において利用可能である。
本発明の実施例に係る動力伝達装置20の概略構成図である。 実施例の動力伝達装置20のトランスアクスルケース21bの内部を示す部分断面図である。 ポンプボディ31およびポンプカバー32とからなるポンプアッセンブリ33を示す概略構成図である。 トランスアクスルケース21bの側壁部を示す断面図である。
符号の説明
20 動力伝達装置、21 ケース、21a コンバータハウジング、21b トランスアクスルケース、21c リヤカバー、21g ガイド壁、21p 流路、21w 仕切壁、21x,21y 孔、22 トルクコンバータ、23 ポンプインペラ、24 タービンランナ、25 ステータ、26 ステータスリーブ、27 ダンパ機構、28 ロックアップクラッチ、30 オイルポンプ、31 ポンプボディ、31a 孔部、31b 溝、32 ポンプカバー、32a 潤滑流路、33 ポンプアッセンブリ、34 外歯ギヤ、35 前後進切換ユニット、36 遊星歯車機構、40 無段変速ユニット(CVT)、41 インプットシャフト、42 プライマリシャフト、43 プライマリプーリ、43a,45a 固定シーブ、43b,45b 可動シーブ、44 セカンダリシャフト、45 セカンダリプーリ、46 ベルト、47,48 油圧シリンダ、49 キャンセルプレート、60 ギヤ機構、61 カウンタドライブギヤ、62 カウンタシャフト、63 カウンタドリブンギヤ、64 ドライブピニオンギヤ、65 デフリングギヤ、66 差動機構、67 デフケース、68 ピニオンメイトギヤ、69 サイドギヤ、70a,70b デフシャフト、80 オイルパン、90 油圧回路、100 プレート、101 遮蔽部、102 スリット、B1 ブレーキ、C1 クラッチ、CO ワンウェイクラッチ。

Claims (7)

  1. 車両に搭載されると共に動力発生源からの動力をケース内に収容されたギヤ列を介して車軸に伝達する車両用動力伝達装置において、
    前記ケース内に収容されると共に、前記動力発生源により駆動されて潤滑対象に対して潤滑媒体を供給可能な潤滑用ポンプと、
    前記潤滑媒体を貯留する潤滑媒体貯留部と、
    車載時に前記ギヤ列に含まれるギヤの中で前記ケース内の最下側に位置すると共に、前記車軸の正転時に前記ケースの内底部の潤滑媒体を前記ケースの内壁面に沿わせずに該ケース内部の中央に向けて掻き上げる最下側ギヤと、
    前記ケースの前記内底部から上方に延出して前記ケース内部の中央側で前記最下側ギヤの外周の一部を囲む仕切壁と、
    前記最下側ギヤにより掻き上げられると共に前記ギヤ列により運ばれる潤滑媒体を所定の潤滑対象に導くための潤滑流路と、
    を備える車両用動力伝達装置。
  2. 請求項1に記載の車両用動力伝達装置において、
    前記仕切壁は、前記ケース内部の中央側で前記最下側ギヤの少なくとも下側半分の外周を囲むように形成されている車両用動力伝達装置。
  3. 請求項1または2に記載の車両用動力伝達装置において、
    前記ギヤ列は、車載時に前記ギヤ列に含まれるギヤの中で前記ケース内の最上側に位置して前記車軸の正転時に前記最下側ギヤと同方向に回転する最上側ギヤと、前記最下側ギヤと前記最上側ギヤとの間に設けられた中間ギヤとを含み、
    前記仕切壁の上端部は、前記最下側ギヤにより掻き上げられる潤滑媒体を該最下側ギヤと前記中間ギヤとの噛合部に導くように位置決めされている車両用動力伝達装置。
  4. 請求項1から3の何れかに記載の車両用動力伝達装置において、
    前記ケースの前記内底部と前記仕切壁とにより画成される前記最下側ギヤの収容部は、前記最下側ギヤの軸方向に沿って延びる流路を含む連通路を介して前記潤滑媒体貯留部と連通されている車両用動力伝達装置。
  5. 請求項4に記載の車両用動力伝達装置において、
    前記ケースは、前記最下側ギヤの一側面と対向する側壁部を有し、前記連通路の前記軸方向に沿って延びる流路は、前記側壁部に形成されて前記軸方向に沿って延びる孔であり、前記ケースの前記側壁部には、前記孔に対する前記最下側ギヤの軸方向に沿った方向からの潤滑媒体の流入を規制する遮蔽部材が固定されている車両用動力伝達装置。
  6. 請求項1から5の何れか一項に記載の車両用動力伝達装置において、
    前記ケース内に収容されると共に前記動力発生源からの動力を無段階に変速して前記ギヤ列に伝達可能な無段変速ユニットを更に備え、
    前記車両は前輪駆動車両であり、前記最下側ギヤは差動機構に連結されるデフリングギヤであり、前記無段変速ユニットのプライマリシャフトは車載時に前記最下側ギヤよりも車両後方側に位置する車両用動力伝達装置。
  7. 請求項6に記載の車両用動力伝達装置において、
    前記無段変速ユニットの前記プライマリシャフトに接続されると共に、前記潤滑流路から潤滑媒体の供給を受ける潤滑対象としての前後進切換ユニットを更に備える車両用動力伝達装置。
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