JP2009250280A - 無段変速機 - Google Patents

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啓文 野澤
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Abstract

【課題】オイルパン内の油面低下を抑制することにより、変速比の制御性およびベルト耐久性を向上することができる無段変速機を提供すること。
【解決手段】伝動ベルト49のプライマリプーリ38に巻き掛けられた第1の巻き掛け部分およびセカンダリプーリ39に巻き掛けられた第2の巻き掛け部分のそれぞれに対して、潤滑油を吐出する潤滑油吐出部72を備え、プライマリプーリ38およびセカンダリプーリ39の各プーリ溝42、47の幅を可変することにより、伝動ベルト49の巻き掛け半径を可変させて変速比γの制御を行う無段変速機10において、潤滑油吐出部72による第1の巻き掛け部分に対する潤滑油の吐出方向D1は、プーリ溝42の幅が予め定められた変速比γに対応する幅にあるときに、固定シーブ40または可動シーブ41の回転方向一方側の伝動ベルト49の巻き掛け端部に設定されるよう構成する。
【選択図】図4

Description

本発明は、無段変速機に関し、特に油圧により変速比を変更するベルト式の無段変速機に関する。
従来、この種の無段変速機として、V字溝が形成されたプライマリプーリおよびセカンダリプーリに伝動ベルトが巻き掛けられたベルト式無段変速機に潤滑油を供給するものが知られている(例えば、特許文献1参照)。この無段変速機は、プライマリプーリおよびセカンダリプーリのV字溝の溝幅を変更することにより、各プーリに対する伝動ベルトの巻き掛け半径を変化させて、変速比を変化させている。
また、伝動ベルトの内側には、潤滑油吐出手段が設けられており、潤滑油吐出手段は、プライマリプーリおよびセカンダリプーリのそれぞれに向けて潤滑油を吐出して、伝動ベルトと各プーリとの間で発生する摩擦熱を減少させている。また、各プーリの溝幅を可変させるアクチュエータや潤滑油吐出手段等の油圧機器には、貯留部としてのオイルパンからストレーナを介して潤滑油が吸い上げられることにより、潤滑油が供給されている。
特開平10−141459号公報
しかしながら、このような従来の無段変速機にあっては、低速走行時に、伝動ベルトに発生する摩擦熱が低いにも関らず、摩擦熱が高い高速走行時と同量の潤滑油が伝動ベルトに吐出されているため、必要以上に潤滑油吐出手段に潤滑油が供給されるという問題があった。このため、車両を停止する場合には、上述のように伝動ベルトに潤滑油が吐出される他、変速比をローギヤに戻す際にアクチュエータに潤滑油が供給されているため、多量の潤滑油が必要となり、オイルパン内の油面が低下するという問題があった。
また、急制動により車両が停止する場合には、トランスミッションケースと共にオイルパンが前傾し、オイルパン内に貯留された潤滑油がトランスミッションケース側に逆流して、オイルパン内の油面が低下するという問題があった。
オイルパン内の油面が低下してストレーナの吸入口より下方になると、吸入口を介してアクチュエータに空気が混入され、空気が混入した潤滑油により十分なベルト挟圧を得られず、変速比の制御性が悪化するとともに、V字ベルトの滑りによるベルト耐久性が悪化するおそれがあった。
本発明は、上述のような従来の問題を解決するためになされたもので、貯留部内の油面低下を抑制することにより、変速比の制御性およびベルト耐久性を向上することができる無段変速機を提供することを目的とする。
本発明に係る無段変速機は、上記目的を達成するため、(1)入力軸に固定された第1の固定シーブと、前記第1の固定シーブに対して前記入力軸の軸方向に対向し、油圧により前記入力軸に対して軸方向に移動自在に設けられた第1の可動シーブとを有し、潤滑油の貯留部上方に設けられたプライマリプーリと、前記入力軸に平行な出力軸に固定された第2の固定シーブと、前記第2の固定シーブに対して前記出力軸の軸方向に対向し、油圧により前記出力軸に対して軸方向に移動自在に設けられた第2の可動シーブとを有し、前記プライマリプーリの上方に設けられたセカンダリプーリと、前記第1の固定シーブおよび前記第1の可動シーブの対向面に形成された第1のプーリ溝と前記第2の固定シーブおよび前記第2の可動シーブの対向面に形成された第2のプーリ溝とに巻き掛けられた伝動ベルトと、前記伝動ベルトの前記プライマリプーリに巻き掛けられた第1の巻き掛け部分および前記セカンダリプーリに巻き掛けられた第2の巻き掛け部分のそれぞれに対して、潤滑油を吐出する潤滑油吐出手段とを備え、前記第1のプーリ溝と前記第2のプーリ溝の幅を可変することにより、前記プライマリプーリおよび前記セカンダリプーリに対する前記伝動ベルトの巻き掛け半径を可変させて変速比の制御を行う無段変速機において、前記潤滑油吐出手段による前記第1の巻き掛け部分に対する潤滑油の吐出方向は、前記第1のプーリ溝の幅が予め定められた変速比に対応する幅にあるときに、前記第1の固定シーブまたは前記第1の可動シーブの回転方向一方側の前記伝動ベルトの巻き掛け端部に設定されるものから構成されている。
この構成により、伝動ベルトの巻き掛け半径の変化によって変速比が制御されるため、変速比が大きくなると、伝動ベルトとプライマリプーリとの接触面積が小さくなって、伝動ベルトの側端部とプライマリプーリのプーリ溝との隙間が大きくなり、変速比が小さくなると、伝動ベルトとプライマリプーリとの接触面積が大きくなって、伝動ベルトの側端部とプライマリプーリのプーリ溝との隙間が小さくなる。よって、潤滑油吐出手段の吐出方向が、第1のプーリ溝の幅が予め定められた変速比に対応する幅にあるときに、第1の固定シーブまたは可動シーブの回転方向一方側の伝動ベルトの巻き掛け端部に設定されているため、変速比が予め定められた変速比より大きくなると、伝動ベルトの側端部とプライマリプーリのプーリ溝との隙間が小さくなって、潤滑油吐出手段により吐出された潤滑油が伝動ベルトに供給される量が増加し、変速比が予め定められた変速比より小さくなると、伝動ベルトの側端部とプライマリプーリのプーリ溝との隙間が大きくなって、潤滑油吐出手段により吐出された潤滑油が伝動ベルトを外れて、貯留部に供給される量が増加する。
したがって、変速比が予め定められた変速比より小さい場合には、伝動ベルトに対する潤滑油の供給量が増加して、伝動ベルトとプライマリプーリとの間で発生する摩擦熱を減少させることができ、変速比が予め定められた変速比より大きい場合には、貯留部に対する潤滑油の供給量が増加して、貯留部内の油面の低下が抑制されることにより、油圧機器に空気が混入された潤滑油が供給されるのを防止し、プーリに十分なベルト挟圧を与えて、変速比の制御性およびベルト耐久性を向上することができる。
上記(1)に記載の無段変速機において、(2)前記予め定められた変速比が1であるものから構成されている。
この構成により、変速比が1より小さい高速走行時には、伝動ベルトに対する潤滑油の供給量が増加して、伝動ベルトとプライマリプーリとの間で発生する摩擦熱を減少させることができ、変速比が1より大きい低速走行時には、貯留部に対する潤滑油の供給量が増加して、貯留部内の油面の低下が抑制されることにより、油圧機器に空気が混入された潤滑油が供給されるのを防止し、プーリに十分なベルト挟圧を与えて、変速比の制御性およびベルト耐久性を向上することができる。
上記(1)または(2)に記載の無段変速機において、(3)前記潤滑油吐出手段が、ノズルを有し、前記ノズルを介して潤滑油を吐出するものから構成されている。
この構成により、潤滑油吐出手段を簡易に構成することができる。
本発明によれば、貯留部内の油面低下を抑制することにより、変速比の制御性およびベルト耐久性を向上することができる無段変速機を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。
図1は本発明に係る無段変速機の実施の形態を示す図であり、本実施の形態では、無段変速機をトランスアクスルに適用した例を示している。
図1は、車両1の一部を示すスケルトン図である。
まず、構成について説明する。
車両1は、所謂、FF車(フロントエンジンフロントドライブ)として構成されており、エンジン2を備えている。エンジン2としては、ガソリンエンジン、ディーゼルエンジン、LPGエンジン、水素エンジン、あるいは、バイフューエルエンジン等を採用することができるが、本実施の形態では、エンジン2としてガソリンエンジンが用いられるものとして説明する。
図1に示すように、車両1は、横置きに設置されたエンジン2の側方に配置され、エンジン2のクランクシャフト3に連結されるトランスアクスル4を備えており、トランスアクスル4は、トランスアクスルハウジング5、トランスアクスルケース6およびトランスアクスルリヤカバー7を含んで構成されている。
トランスアクスルハウジング5は、エンジン2の側方に配置されており、トランスアクスルケース6は、トランスアクスルハウジング5のエンジン2側とは反対側の開口端に固定されている。
また、トランスアクスルリヤカバー7は、トランスアクスルケース6のトランスアクスルハウジング5側とは反対側の開口端に固定されている。そして、トランスアクスルハウジング5の内部には、トルクコンバータ8が配置されており、トランスアクスルケース6およびトランスアクスルリヤカバー7の内部には、オイルポンプ22、前後進切換機構9、無段変速機10およびディファレンシャル機構11が配置されている。また、トランスアクスルケース6およびトランスアクスルリヤカバー7の下部には、貯留部としてのオイルパン71が設けられており、このオイルパン71は、図2および図3に示すように無段変速機10の下方に位置している。
トルクコンバータ8は、ドライブプレート12およびドライブプレート12を通じてエンジン2のクランクシャフト3に固定されるフロントカバー13を備えており、フロントカバー13にはポンプインペラ14が取り付けられている。
また、トルクコンバータ8は、ポンプインペラ14と対向する状態で回転可能なタービンランナ15を備えており、タービンランナ15は、クランクシャフト3と略同軸に延びる入力シャフト16に固定されている。
また、ポンプインペラ14およびタービンランナ15の内側には、ステータ17が配置されており、ステータ17の回転方向は、ワンウェイクラッチ18によって一方向に規制されている。
また、ステータ17には、ワンウェイクラッチ18を通じて中空軸19が固定されており、入力シャフト16は、この中空軸19の内部に挿通されている。そして、入力シャフト16のフロントカバー13側の端部には、ダンパ機構20を通じてロックアップクラッチ21が取り付けられている。
ポンプインペラ14、タービンランナ15およびステータ17は、作動液室を画成しており、この作動液室には、トルクコンバータ8と前後進切換機構9との間に配置されたオイルポンプ22から作動液が供給されるようになっている。
また、エンジン2が駆動し、フロントカバー13およびポンプインペラ14が回転すると、作動液の流れによりタービンランナ15が引きずられるようにして回転し始めるようになっており、ステータ17は、ポンプインペラ14とタービンランナ15との回転速度差が大きい時に、作動液の流れをポンプインペラ14の回転を助ける方向に変換するようになっている。
この構成により、トルクコンバータ8は、ポンプインペラ14とタービンランナ15との回転速度差が大きい時には、トルク増幅機として作動され、両者の回転速度差が小さくなると、流体継手として作動される。そして、車両1の発進後、車速が所定速度に達すると、ロックアップクラッチ21が作動され、エンジン2からフロントカバー13に伝達された動力が入力シャフト16に機械的、かつ直接的に伝達される。また、フロントカバー13から入力シャフト16に伝達されるトルクの変動は、ダンパ機構20によって吸収されるようになっている。
オイルポンプ22は、ロータ23を備えており、このロータ23はハブ24を通じてポンプインペラ14に接続されている。また、ハブ24は、中空軸19に対してスプライン嵌合されており、オイルポンプ22の本体25は、トランスアクスルケース6側に固定されている。したがって、エンジン2の動力は、ポンプインペラ14を通じてロータ23に伝達されることになり、これにより、オイルポンプ22が駆動される。
前後進切換機構9は、ダブルピニオン形式の遊星歯車機構26を備えており、遊星歯車機構26は、入力シャフト16の無段変速機10側の端部に取り付けられたサンギヤ27と、サンギヤ27の外周側に同心状に配置されたリングギヤ28と、サンギヤ27と噛合する複数のピニオンギヤ29と、リングギヤ28およびピニオンギヤ29の双方と噛合する複数のピニオンギヤ30と、各ピニオンギヤ29、30を自転可能に保持し、かつ、ピニオンギヤ29、30をサンギヤ27の周囲で一体的に公転可能な状態に保持するキャリヤ31とを備えている。
前後進切換機構9のキャリヤ31は、無段変速機10に含まれるプライマリシャフト32に固定されており、キャリヤ31と入力シャフト16との間の動力伝達経路は、フォワードクラッチCRを用いて接続または遮断されるようになっている。また、前後進切換機構9は、リングギヤ28の回転・固定を制御するリバースブレーキBRを有している。
無段変速機10は、入力シャフト16と略同軸に延在するプライマリシャフト32と、プライマリシャフト32と平行に延在するセカンダリシャフト33とを備えている。
プライマリシャフト32は、トランスアクスルケース6に設けられた軸受35およびトランスアクスルリヤカバー7に設けられた軸受34によって回転自在に支持されており、セカンダリシャフト33は、トランスアクスルケース6に設けられた軸受37およびトランスアクスルリヤカバー7に設けられた軸受36によって回転自在に支持されている。
そして、プライマリシャフト32にはプライマリプーリ38が設けられており、セカンダリシャフト33にはセカンダリプーリ39が設けられている。
プライマリプーリ38は、プライマリシャフト32の外周部に設けられた第1の固定シーブとしての固定シーブ40と第1の可動シーブとしての可動シーブ41とによって構成されており、固定シーブ40と可動シーブ41とは互いに対向し、固定シーブ40と可動シーブ41との間には略V字形状の第1のプーリ溝としてのプーリ溝42が形成されている。
また、無段変速機10は、オイルパン71から吸入されたオイルの油圧により可動シーブ41を可動させるシリンダ部材43を備え、シリンダ部材43により可動シーブ41がプライマリシャフト32の軸方向に移動されることにより、固定シーブ40に対して可動シーブ41を接近・離間させるようになっている。
セカンダリプーリ39は、セカンダリシャフト33の外周部に設けられた第2の固定シーブとしての固定シーブ45と第2の可動シーブとしての可動シーブ46とによって構成されており、固定シーブ45と可動シーブ46とは互いに対向し、固定シーブ45と可動シーブ46との間には第2のプーリ溝としてのプーリ溝47が形成されている。
無段変速機10は、オイルパン71から吸入されたオイルの油圧により可動シーブ46を可動させるシリンダ部材48を備え、シリンダ部材48により可動シーブ46がセカンダリシャフト33の軸方向に移動されることにより、固定シーブ45に対して可動シーブ46を接近・離間させるようになっている。
プライマリプーリ38のプーリ溝42およびセカンダリプーリ39のプーリ溝47には、無端ベルトとしての伝動ベルト49が巻き掛けられており、この伝動ベルト49は、多数の金属製の駒および複数本のスチールリングを有して構成されている。
そして、シリンダ部材43、48の油圧が別個に制御されると、プーリ溝42およびプーリ溝47の溝幅が変更され、伝動ベルト49の巻き掛け半径が変化し、この結果、無段変速機10による変速比γが所望の値に設定される。
また、伝動ベルト49の内側に位置し、プライマリプーリ38およびセカンダリプーリ39の間の空間には、潤滑油吐出手段としての潤滑油吐出部72が設けられており、潤滑油吐出部72により第1の巻き掛け部分としてのプライマリプーリ38と伝動ベルト49との巻き掛け部分および第2の巻き掛け部分としてのセカンダリプーリ39と伝動ベルト49との巻き掛け部分のそれぞれに向けて同時にオイルが吐出される。なお、潤滑油吐出部72の詳細は後述する。
無段変速機10のセカンダリシャフト33の外周部にはスプライン嵌合によってカウンタドリブンギヤ51が固定されており、このカウンタドリブンギヤ51を通じて、無段変速機10からディファレンシャル機構11に動力が伝達されるようになっている。
ディファレンシャル機構11は、セカンダリシャフト33と平行に配置されたインターミディエートシャフト52を備えており、インターミディエートシャフト52は、トランスアクスルケース6に設けられた軸受53、54によって回転自在に支持され、インターミディエートシャフト52の外周部には、セカンダリシャフト33のカウンタドリブンギヤ51と歯合するカウンタドリブンギヤ56およびファイナルドライブギヤ57が固定されている。
また、ディファレンシャル機構11は、中空のデフケース58を備えており、デフケース58は、トランスアクスルケース6に設けられた軸受59、60によって回転自在に支持されており、デフケース58の外周部には、リングギヤ61が形成されている。
このリングギヤ61は、インターミディエートシャフト52のファイナルドライブギヤ57と歯合している。また、デフケース58は内部には、ピニオンシャフト62が支持されており、ピニオンシャフト62には、2体のピニオンギヤ63が固定されている。
各ピニオンギヤ63には、2体のサイドギヤ64が噛合しており、各サイドギヤ64にはフロントドライブシャフト65がそれぞれ別個に接続され、各フロントドライブシャフト65には、前輪66が固定されている。
そして、エンジン2の駆動力は、トルクコンバータ8、前後進切換機構9、無段変速機10およびディファレンシャル機構11に伝達され、各フロントドライブシャフト65に接続された前輪66を回転させるようになっている。
また、エンジン2の駆動力の一部は、トルクコンバータ8のポンプインペラ14によって分岐され、分岐されたエンジン2の駆動力の一部により、オイルポンプ22が駆動されるようになっている。オイルポンプ22が駆動されると、オイルパン71からオイルが吸入され、前後進切換機構9、無段変速機10、ディファレンシャル機構11等のトランスアクスル4を構成する各部にオイルが送り出されるようになっている。
次に、図2および図3を参照して、潤滑油吐出部について説明する。図2は、無段変速機10の斜視図であり、(a)は変速比が最小の状態の無段変速機を示し、(b)は変速比が最大の状態の無段変速機を示している。図3は、無段変速機の断面図である。
図2(a)、(b)および図3に示すように、潤滑油吐出部72は、プライマリプーリ38とセカンダリプーリ39との間の中間位置に配置されており、オイルを吐出するヘッド部75と、ヘッド部75にオイルを供給する潤滑油供給チューブ76とから構成されている。
潤滑油供給チューブ76は、プライマリシャフト32およびセカンダリシャフト33にそれぞれ平行となるようにトランスアクスルケース6に支持されており、内部に形成された通路が図示しない油路に連通している。
ヘッド部75は、有底筒状に形成されており、開放端には潤滑油供給チューブ76が液密に嵌合されている。また、ヘッド部75の外周部には一対のノズル孔77、78が形成されており、一方のノズル孔77からプライマリプーリ38と伝動ベルト49との巻き掛け部分にオイルが吐出され、他方のノズル孔78からセカンダリプーリ39と伝動ベルト49との巻き掛け部分にオイルが吐出されるようになっている。
一方のノズル孔77は、変速比γに応じて巻き掛け半径が変化することにより、プライマリプーリ38側の巻き掛け部分に対するオイルの供給量が変化する向きに開口されており、他方のノズル孔78は、変速比γに応じて巻き掛け半径が変化しても、常にセカンダリプーリ39側の巻き掛け部分に対するオイルの供給量が一定となる向きに開口されている。
すなわち、図2(a)のように、変速比γが最小となって、プライマリプーリ38のプーリ溝が狭まり、セカンダリプーリ39のプーリ溝が広がった場合には、潤滑油吐出部72によるプライマリプーリ側への吐出方向およびセカンダリプーリ側への吐出方向が伝動ベルト49により遮られ、プライマリプーリ38側およびセカンダリプーリ39側の巻き掛け部分にオイルが供給されるようになっている。
一方、図2(b)のように、変速比γが最大となって、プライマリプーリ38のプーリ溝が広がり、セカンダリプーリ39のプーリ溝が広がった場合には、潤滑油吐出部72によるプライマリプーリ側への吐出方向は伝動ベルト49を外れ、セカンダリプーリ側への吐出方向が伝動ベルト49により遮られ、セカンダリプーリ39側の巻き掛け部分にのみオイルが供給され、プライマリプーリ38側の巻き掛け部分に向けて吐出されたオイルは、オイルパン71に供給される。
ここで図4から図6を参照して、潤滑油吐出部によりオイルの吐出状態について説明する。まず、最初に図4を参照して変速比が1の場合における無段変速機の状態について説明する。図4は、変速比が1の場合における無段変速機の状態を示す図であり、(a)は無段変速機の断面模式図、(b)は無段変速機の側面模式図である。なお、図4中の矢印は、潤滑油吐出部による吐出方向D1、D2をそれぞれ示している。また、図4(b)中のドットは、潤滑油吐出部によって伝動ベルト上にオイルが吐出される吐出位置P1、P2をそれぞれ示している。
図4(a)に示すように、変速比γが1の場合、伝動ベルト49の巻き掛け半径は、セカンダリプーリ39側およびプライマリプーリ38側で同一となるため、ハッチングで示す伝動ベルト49と各プーリ38、39との接触部分A1の面積の大きさも、プライマリプーリ38側およびセカンダリプーリ39側で同一となる。また、伝動ベルト49のハッチングの無い部分は、各プーリ38、39と伝動ベルト49との非接触部分A2であり、各プーリ38、39のプーリ溝42、47と伝動ベルト49の側端部との間に生じた隙間がこの非接触部分A2を形成している。
潤滑油吐出部72によるプライマリプーリ38側の吐出方向D1は、伝動ベルト49とプライマリプーリ38との接触部分A1と非接触部分A2との境界付近、すなわちプライマリプーリ38の回転方向に伝動ベルト49が巻き掛けられ始める巻き掛け開始部分に向いており、潤滑油吐出部72によるセカンダリプーリ39側の吐出方向D2は、伝動ベルト49とセカンダリプーリ39との接触部分A1に向いている。
また、図4(b)においては、潤滑油吐出部72によるプライマリプーリ38側の吐出位置P1は、伝動ベルト49の固定シーブ40側の側端部に合わせられ、潤滑油吐出部72によるセカンダリプーリ39側の吐出位置P2は、伝動ベルト49の内面に合わせられている。すなわち、潤滑油吐出部72によるプライマリプーリ38側の吐出方向D1は、プーリ溝42が変速比γ=1に対応する幅にあるときに、巻き掛け開始部分における伝動ベルト49の固定シーブ40側の側端部である巻き掛け端部に設定されている。
この状態で、潤滑油吐出部72からプライマリプーリ38側およびセカンダリプーリ39側にそれぞれオイルが吐出されると、プライマリプーリ38側においては伝動ベルト49に適度にオイルが供給され、セカンダリプーリ39側においては伝動ベルト49に十分にオイルが供給される。
次に、変速比を最小にした場合における無段変速機の状態について説明する。図5は、変速比が最小の場合における無段変速機の状態を示す図であり、(a)は無段変速機の断面模式図、(b)は無段変速機の側面模式図である。なお、図5中の矢印は、潤滑油吐出部による吐出方向D1、D2をそれぞれ示しており、変速比が最小の場合の伝動ベルトを実線、変速比が1の場合の伝動ベルトを二点鎖線でそれぞれ示している。また、図5(b)中のドットは、潤滑油吐出部によって伝動ベルト上にオイルが吐出される吐出位置P3、P4をそれぞれ示している。
図5(a)に示すように、伝動ベルト49の巻き掛け半径は、セカンダリプーリ39側よりもプライマリプーリ38側で大きくなるため、ハッチングで示す伝動ベルト49と各プーリ38、39との接触部分A1の面積が、プライマリプーリ38側で大きく、セカンダリプーリ39側で小さくなっている。したがって、変速比γが1の場合と比較して、プライマリプーリ38側におけるプライマリプーリ38のプーリ溝42と伝動ベルト49の側面との間に生じる非接触部分A2の面積が小さくなっている。
潤滑油吐出部72によるプライマリプーリ38側の吐出方向D1は、変速比γが1のときよりも伝動ベルト49とプライマリプーリ38との接触部分A1の面積が大きくなるため、伝動ベルト49とプライマリプーリ38との接触部分A1に向くようになっている。一方、潤滑油吐出部72によるセカンダリプーリ39側の吐出方向D2は、変速比γが1のときよりも伝動ベルト49とセカンダリプーリ39との接触部分A1の面積が小さくなるため、伝動ベルト49とセカンダリプーリ39との接触部分A1と非接触部分A2との境界付近に向くようになっている。
また、図5(b)に示すように、プライマリプーリ38は、変速比γが1のときよりも溝幅が狭まるため、伝動ベルト49が固定シーブ40側(図示左側)にスライドし、潤滑油吐出部72によるプライマリプーリ38側の吐出位置P3が伝動ベルト49の内面に合わされる。
一方、セカンダリプーリ39は、変速比γが1のときよりも溝幅が広がるため、伝動ベルト49がスライドしても、潤滑油吐出部72によるセカンダリプーリ39側の吐出位置P4が伝動ベルト49の内面に合わされる。
この状態で、潤滑油吐出部72からプライマリプーリ38側およびセカンダリプーリ39側にそれぞれオイルが吐出されると、プライマリプーリ38側およびセカンダリプーリ39側において伝動ベルト49にオイルが十分に供給される。したがって、変速比γが小さい高速走行時においては、伝動ベルト49が十分に潤滑されて、伝動ベルト49とプライマリプーリ38およびセカンダリプーリ39との間で発生する摩擦熱が減少される。
次に、変速比を最大にした場合における無段変速機の状態について説明する。図6は、変速比が最大の場合における無段変速機の状態を示す図であり、(a)は無段変速機の断面模式図、(b)は無段変速機の側面模式図である。なお、図6中の矢印は、潤滑油吐出部による吐出方向D1、D2をそれぞれ示しており、変速比が最大の場合の伝動ベルトを実線、変速比が1の場合の伝動ベルトを二点鎖線でそれぞれ示している。また、図6(b)中のドットは、潤滑油吐出部によって伝動ベルト上またはプライマリプーリ上にオイルが吐出される吐出位置P5、P6をそれぞれ示している。
図6(a)に示すように、伝動ベルト49の巻き掛け半径は、セカンダリプーリ39側よりもプライマリプーリ38側で小さくなるため、ハッチングで示す伝動ベルト49と各プーリ38、39との接触部分A1の面積が、プライマリプーリ38側で小さく、セカンダリプーリ39側で大きくなっている。したがって、変速比γが1の場合と比較して、プライマリプーリ38側におけるプライマリプーリ38のプーリ溝42と伝動ベルト49の側端部との間に生じる非接触部分A2の面積が大きくなっている。
潤滑油吐出部72によるプライマリプーリ38側の吐出方向D1は、変速比γが1のときよりも伝動ベルト49とプライマリプーリ38との接触部分A1の面積が小さくなっているため、伝動ベルト49とプライマリプーリ38との接触部分A1から外れた位置に向くようになっている。
一方、潤滑油吐出部72によるセカンダリプーリ39側の吐出方向D2は、変速比γが1のときよりも伝動ベルト49とセカンダリプーリ39との接触部分A1の面積が大きくなり、伝動ベルト49とセカンダリプーリ39との接触部分A1に向くようになっている。
また、図6(b)に示すように、プライマリプーリ38は、変速比γが1のときよりも溝幅が広がるため、伝動ベルト49が可動シーブ41側(図示右側)にスライドし、潤滑油吐出部72によるプライマリプーリ38側の吐出位置P5が伝動ベルト49の内面から外れた位置に合わされる。
一方、セカンダリプーリ39は、変速比γが1のときよりも溝幅が狭まり、伝動ベルト49がスライドしても潤滑油吐出部72によるセカンダリプーリ39側の吐出位置P6が伝動ベルト49の内面に合わされる。
この状態で、潤滑油吐出部72からプライマリプーリ38側およびセカンダリプーリ39側にそれぞれオイルが吐出されると、プライマリプーリ38側においては伝動ベルト49を外れてプライマリプーリ38を流下してオイルパン71にオイルが還流され、セカンダリプーリ39側においては伝動ベルト49にオイルが十分に供給される。したがって、変速比γが大きい低速走行時においては、伝動ベルト49にオイルが必要以上に供給されることがなく、適切な量のオイルが伝動ベルト49に供給されるとともに、オイルパン71内の油面の低下が抑制される。
以上のように、本実施の形態では、潤滑油吐出手段による伝動ベルト49とプライマリプーリ38との巻き掛け部分に対するオイルの吐出方向は、プーリ溝42の幅が変速比γ=1に対応する幅にあるときに、固定シーブ40の回転方向の伝動ベルト49の巻き掛け端部に設定されるものから構成されている。
したがって、変速比γが1より小さくなると、伝動ベルト49の側端部とプライマリプーリ38のプーリ溝42との隙間が小さくなって、潤滑油吐出部72により吐出されたオイルが伝動ベルト49に供給される量が増加し、変速比が1より大きくなると、伝動ベルト49の側端部とプライマリプーリ38のプーリ溝42との隙間が大きくなって、潤滑油吐出部72により吐出されたオイルが伝動ベルト49を外れて、オイルパン71に供給される量が増加する。
よって、変速比が1より小さい高速走行時には、伝動ベルト49に対するオイルの供給量が増加して、伝動ベルト49とプライマリプーリ38との間で発生する摩擦熱を減少させることができ、変速比が1より大きい低速走行時には、オイルパン71に対するオイルの供給量が増加して、オイルパン71内の油面の低下が抑制されることにより、油圧機器に空気が供給されるのを防止し、各プーリ38、39に十分なベルト挟圧を与えて、変速比の制御性およびベルト耐久性を向上することができる。
なお、本実施の形態では、潤滑油吐出部72によるプライマリプーリ38側の吐出方向を、プーリ溝42が変速比γ=1に対応する幅にあるときに、巻き掛け開始部分における伝動ベルト49の固定シーブ40側の側端部である巻き掛け端部に設定しているが、図7に示すように、プーリ溝42が変速比γ=1に対応する幅にあるときに、巻き掛け終了部分における伝動ベルト49の固定シーブ40側の側端部である巻き掛け端部に設定してもよい。
また、本実施の形態では、巻き掛け端部を固定シーブ40側の側端部としたが、可動シーブ41側の側端部としてもよい。これらの構成によっても、オイルパン71内の油面低下を抑制して、変速比γの制御性および伝動ベルト49の耐久性を向上させることができる。
また、今回開示された実施の形態は、全ての点で例示であってこの実施の形態に制限されるものではない。本発明の範囲は、上記した実施の形態のみの説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
以上説明したように、本発明は、貯留部内の油面低下を抑制することにより、変速比の制御性およびベルト耐久性を向上することができるものであり、特に油圧により変速比を変更するベルト式の無段変速機に有用である。
本発明に係る無段変速機の実施の形態を示す図であり、車両の一部を示すスケルトン図である。 本発明に係る無段変速機の実施の形態を示す図であり、(a)は変速比が最小の状態の無段変速機の斜視図、(b)は変速比が最大の状態の無段変速機の斜視図である。 本発明に係る無段変速機の実施の形態を示す図であり、無段変速機の断面図である。 本発明に係る無段変速機の実施の形態を示す図であり、(a)は変速比が1の場合における無段変速機の断面模式図、(b)は変速比が1の場合における無段変速機の側面模式図である。 本発明に係る無段変速機の実施の形態を示す図であり、(a)は変速比が最小の場合における無段変速機の断面模式図、(b)は変速比が最小の場合における無段変速機の側面模式図である。 本発明に係る無段変速機の実施の形態を示す図であり、(a)は変速比が最大の場合における無段変速機の断面模式図、(b)は変速比が最大の場合における無段変速機の側面模式図である。 本発明に係る無段変速機の変形例を示す図である。
符号の説明
1 車両
2 エンジン
10 無段変速機
22 オイルポンプ
32 プライマリシャフト(入力軸)
33 セカンダリシャフト(出力軸)
38 プライマリプーリ
39 セカンダリプーリ
40、45 固定シーブ(第1の固定シーブ、第2の固定シーブ)
41、46 可動シーブ(第1の可動シーブ、第2の可動シーブ)
42、47 プーリ溝(第1のプーリ溝、第2のプーリ溝)
43、48 シリンダ部材
49 伝動ベルト
71 オイルパン(貯留部)
72 潤滑油吐出部(潤滑油吐出手段)
75 ヘッド部(ノズル)
76 潤滑油供給チューブ
77、78 ノズル孔
γ 変速比
D1、D2 吐出方向
A1 接触部分
A2 非接触部分

Claims (3)

  1. 入力軸に固定された第1の固定シーブと、前記第1の固定シーブに対して前記入力軸の軸方向に対向し、油圧により前記入力軸に対して軸方向に移動自在に設けられた第1の可動シーブとを有し、潤滑油の貯留部上方に設けられたプライマリプーリと、
    前記入力軸に平行な出力軸に固定された第2の固定シーブと、前記第2の固定シーブに対して前記出力軸の軸方向に対向し、油圧により前記出力軸に対して軸方向に移動自在に設けられた第2の可動シーブとを有し、前記プライマリプーリの上方に設けられたセカンダリプーリと、
    前記第1の固定シーブおよび前記第1の可動シーブの対向面に形成された第1のプーリ溝と前記第2の固定シーブおよび前記第2の可動シーブの対向面に形成された第2のプーリ溝とに巻き掛けられた伝動ベルトと、
    前記伝動ベルトの前記プライマリプーリに巻き掛けられた第1の巻き掛け部分および前記セカンダリプーリに巻き掛けられた第2の巻き掛け部分のそれぞれに対して、潤滑油を吐出する潤滑油吐出手段とを備え、
    前記第1のプーリ溝と前記第2のプーリ溝の幅を可変することにより、前記プライマリプーリおよび前記セカンダリプーリに対する前記伝動ベルトの巻き掛け半径を可変させて変速比の制御を行う無段変速機において、
    前記潤滑油吐出手段による前記第1の巻き掛け部分に対する潤滑油の吐出方向は、前記第1のプーリ溝の幅が予め定められた変速比に対応する幅にあるときに、前記第1の固定シーブまたは前記第1の可動シーブの回転方向一方側の前記伝動ベルトの巻き掛け端部に設定されることを特徴とする無段変速機。
  2. 前記予め定められた変速比が1であることを特徴とする請求項1に記載の無段変速機。
  3. 前記潤滑油吐出手段が、ノズルを有し、前記ノズルを介して潤滑油を吐出することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の無段変速機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016017571A (ja) * 2014-07-08 2016-02-01 ジヤトコ株式会社 プーリ機構,無段変速機及び車両

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