JP2008235405A - 半導体装置 - Google Patents

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伸治 天野
Norihito Tokura
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Abstract

【課題】FWDを内蔵したIGBTとして構成される半導体装置において、熱的破壊がもっとも起きやすい場所の温度を検出する。
【解決手段】N型層22の一面側にIGBT素子が形成されたIGBT領域20、FWD素子が形成されたFWD領域30が設けられたものにおいて、IGBT領域20とFWD領域30との境界部50を少なくとも含むようにN型層22の表面に層間絶縁膜40を介して感温素子10を設ける。これにより、FWD素子の動作時とIGBT素子の動作時とを1つの感温素子10で検出する。
【選択図】図1

Description

本発明は、フリーホイールダイオード(以下、FWDと記す)を内蔵した絶縁ゲート型バイポーラトランジスタ(以下、IGBTと記す)として構成される半導体装置に関する。
従来より、FWDを内蔵したIGBTが、例えば特許文献1、2で提案されている。具体的に、特許文献1では、FWDとIGBTとを1チップ化して逆導通IGBTとすることでチップ間間隙を不要とし、IGBTのエミッタ電極とFWDの主電極とを一体に形成したものが提案されている。また、特許文献2では、IGBTとしての電気的特性およびダイオードとしての電気的特性の両方を、共に相対的に低い実用的レベル値に維持することができるものが提案されている。
特開平5−152574号公報 特開2005−57235号公報
上記のFWD内蔵IGBTを駆動する場合、すなわちFWD、IGBTをペアで使用する場合、FWD動作時とIGBT動作時の双方において熱破壊を防ぐために、FWD内蔵IGBTが形成されたチップの温度を検出してFWD内蔵IGBTを駆動する必要があった。
しかしながらFWD内蔵IGBTにおいてはFWD領域とIGBT領域が存在するため適切な位置に感温素子を配置しなければ上記効果を得ることができない。
従来の技術の組み合わせでは、感温素子をIGBTに配置し、FWDが熱的に余裕を持てるように電流密度を下げて設計するか、またはFWDが過熱をしないよう制御回路で工夫する必要があり、いずれもコストアップを引き起こしていた。
本発明は、上記点に鑑み、FWDを内蔵したIGBTとして構成される半導体装置において、熱的破壊がもっとも起きやすい場所の温度を検出することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明では、第1導電型の半導体基板(22)にFWD素子を内蔵したIGBT素子が形成され、IGBT素子、FWD素子が作動することにより発生する熱の温度に応じた電圧を出力する感温素子(10)が半導体基板上に設けられていることを特徴とする。
これにより、IGBT素子やFWD素子が熱によって破壊される場所の温度を計測することができる。この計測によって、IGBT素子やFWD素子が熱破壊されないようにIGBT素子やFWD素子の駆動制御を行うようにすることができる。
この場合、第1導電型の半導体基板(22)のうち、IGBT素子が機能する領域をIGBT領域(20)、FWD素子が機能する領域をFWD領域(30)としたとき、IGBT領域およびFWD領域それぞれから発生する熱によって半導体基板の表面温度がもっとも高くなる半導体基板上に感温素子(10)を配置することができる。これにより、IGBT素子やFWD素子が熱によってもっとも破壊されやすい場所の温度を計測することができる。
また、感温素子は、IGBT領域およびFWD領域それぞれから発生する熱によって半導体基板の表面温度がもっとも高くなる場所に隣接して表面金属電極(11、12)によって接続された状態とすることができる。このような感温素子の配置も可能である。
そして、上記感温素子を、半導体基板のうちIGBT領域およびFWD領域それぞれから発生する熱にもっとも弱い場所の表面上に配置することができる。これにより、半導体基板表面上のうちもっとも高温となる場所の温度を測定することができ、IGBT素子、FWD素子が熱破壊されないように駆動制御を行うようにすることができる。
また、感温素子は、半導体基板のうち、IGBT領域およびFWD領域それぞれから発生する熱にもっとも弱い場所に隣接して表面金属電極(11、12)によって接続された状態とすることもできる。
この場合、半導体基板のうち、IGBT領域が形成された場所の表面上に感温素子を配置させることもできる。また、半導体基板のうち、FWD領域が形成された場所の表面上に感温素子を配置させることもできる。すなわち、半導体基板のうちIGBT領域やFWD領域がもっとも温度が高くなる場合があり、その温度を検出できるようにすることができる。
そして、半導体基板のうちIGBT領域またはFWD領域の表層部に設けられた第2導電型領域(60)上に感温素子を配置させることもできる。このような第2導電型領域は例えばIGBT素子やFWD素子を分離するように設けられ、各素子の端部に位置することで発熱しやすい場所であり、このような第2導電型領域上に感温素子を配置することで、半導体基板のうちもっとも高くなる温度を測定することができる。
また、半導体基板のうち、IGBT領域とFWD領域との境界部(50)を少なくとも1つ含む表面上に感温素子を配置させることもできる。このように、IGBT領域とFWD領域との境界部が半導体基板のうちもっとも高温になる場所の一つであり、この場所に感温素子を配置させることでIGBT素子やFWD素子の発熱をコントロールするようにすることができる。
さらに、IGBT領域のうち境界部に達する端、FWD領域のうち境界部に達する端のいずれかに設けられた第2導電型領域(60)上に感温素子を配置することもできる。
半導体基板にIGBT素子、FWD素子に接続される配線が形成された配線領域(80)が設けられている場合、IGBT領域、FWD領域、配線領域が接する3重点の半導体基板上に感温素子を配置させることが好ましい。半導体基板のうちこのような3重点が干渉の影響によりもっとも熱的に弱くなるため、この位置に感温素子を配置することで最適に素子温度を制御することができる。
上記のような半導体基板の裏面において、IGBT領域に第2導電型の層(21)が形成され、FWD領域に第1導電型の層(31)が形成されており、半導体基板において第2導電型の層が形成された領域をIGBT領域として機能させ、第1導電型の層が形成された領域をFWD領域として機能させることができる。
また、半導体基板にIGBT領域およびFWD領域が一定周期で交互にレイアウトされ、その一部が一定周期よりも短い周期になっている場合、短い周期になっているIGBT領域とFWD領域との境界部を少なくとも1つ含むように半導体基板上に感温素子を配置させることが好ましい。
これにより、IGBT領域とFWD領域との配置周期が短くなっている場所では発熱しやすいため、このような場所に感温素子を配置させてIGBT素子やFWD素子の駆動制御を良好に行うようにすることができる。
上記のように感温素子を設けるに際し、層間絶縁膜(40)を介して感温素子を半導体基板上に配置させて層間絶縁膜で覆い、さらに感温素子を覆う層間絶縁膜が含まれるように層間絶縁膜上に金属層(85)を設けることもできる。
これにより、金属層を介して感温素子周辺の温度を感温素子にまで伝達させることができ、感温素子にて温度を検出しやすくすることができる。このような場合、金属層はアルミニウムを含む金属で構成されていることが好ましい。
なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
以下、本発明の実施形態について図に基づいて説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、図中、同一符号を付してある。
(第1実施形態)
以下、本発明の第1実施形態について図を参照して説明する。本実施形態で示される半導体装置は、フリーホイールダイオード(フライホイールダイオード)、ダイオードを内蔵した電力用素子、ダイオード内蔵型IGBTに適用することができるものである。なお、本実施形態と本発明との対応関係については、N型が第1導電型に相当し、P型が第2導電型に相当する。
図1は、本発明の第1実施形態に係る半導体装置を示した図である。図1(a)は半導体装置の平面図、図1(b)は(a)の一部拡大図である。図1(c)は(b)のA−A断面図である。
図1(a)に示されるように、半導体チップ1である半導体装置には感温素子10が備えられている。図1に示される半導体装置は、FWDを内蔵したIGBTが形成されたものである。感温素子10は、IGBT素子、FWD素子が作動することにより半導体装置に発生する熱の温度に応じた電圧を出力するもの、すなわち順方向電圧VFの値が変化するものであり、半導体装置が駆動されることにより発生する熱に応じた順方向電圧VFを出力するものである。
このような感温素子10は例えばダイオードで構成されたものであり、当該ダイオードとして例えばポリシリコンダイオードが採用される。また、感温素子10には配線11が接続され、当該配線11にパッド12が接続されている。当該パッド12が他の回路チップ等にワイヤボンディングされ、温度に応じた電圧が回路チップ等に出力されるようになっている。
図1(b)に示されるように、半導体装置にはIGBT領域20とFWD領域30とが形成されている。ここで、IGBT領域20とは、半導体装置のうち当該IGBT領域20がIGBT素子として機能する領域であることを意味し、FWD領域30とは、半導体装置のうち当該FWD領域30がFWD素子として機能する領域であることを意味している。なお、図1(b)では、各領域20、30を区別しやすいように、IGBT領域20を斜線で示してある。以下に示される図も同様である。
また、図1(c)に示されるように、半導体装置において、IGBT領域20では、P+型層21上にドリフト層としてのN型層22が設けられており、当該N型層22の表層部にP型ベース領域23が形成され、P型ベース領域23の表層部にN+型ソース領域24が形成されている。これらN+型ソース領域24およびP型ベース領域23を貫通してN型層22に達するようにトレンチ25が形成されており、このトレンチ25の内壁にゲート絶縁膜26が形成されている。トレンチ25内におけるゲート絶縁膜26の表面にはポリシリコンで構成されたゲート電極27が形成され、このゲート電極27上に層間絶縁膜40が形成されている。なお、N型層22は、本発明の半導体基板に相当する。
FWD領域30では、N+型層31上にN型層22が設けられており、当該N型層22の表層部に第1のP型領域32が離間して複数形成され、第1のP型領域32よりも浅い第2のP型領域33が離間した第1のP型領域32の間に形成されている。これにより、N型層22と第1、第2のP型領域32、33とでダイオードが構成される。
そして、各素子上に層間絶縁膜40が設けられており、IGBT領域20とFWD領域30との境界部50を少なくとも含むように感温素子10が設けられている。この感温素子10は、層間絶縁膜40によって覆われた状態になっている。
このように、IGBT領域20とFWD領域30との境界部50に感温素子10を配置する理由は以下のとおりである。すなわち、半導体装置にIGBT領域20とFWD領域30とをそれぞれ形成した場合、各素子が隣り合う場所、より詳しくはIGBT領域20とFWD領域30との境界部50がもっとも素子表面温度が高くなる場所の一つであることが発明者らの研究により明らかとなった。したがって、図1(b)に示されるように、半導体装置がもっとも熱的ダメージを受けやすいと推定される境界部50に感温素子10を配置することが好ましい。
以上説明したように、本実施形態では、N型層22の一面側にIGBT領域20およびFWD領域30が形成されたものにおいて、当該IGBT領域20とFWD領域30との境界部50を少なくとも含むように感温素子10を設けることが特徴となっている。すなわち、FWD素子をIGBT素子に内蔵したものに感温素子10を組み込むことで、FWD素子の動作時とIGBT素子の動作時とを1つの感温素子10で検出することができる。
この場合、半導体装置においてもっとも表面温度が高くなる境界部50の温度を検出することができる。これにより、各素子がもっとも破壊されやすい場所の温度を計測することができ、FWD内蔵IGBTを熱破壊から回避する駆動を行うようにすることができる。
また、各素子が熱破壊される温度を検出できる境界部50に感温素子10を1つ形成するだけで良いので、感温素子10を形成するコストを削減することができる。
(第2実施形態)
本実施形態では、第1実施形態と異なる部分についてのみ説明する。本実施形態では、感温素子10が境界部50を含まないようにIGBT領域20内に配置されていることが特徴となっている。
図2は、本発明の第2実施形態に係る半導体装置の断面図であり、図1(b)のA−A断面に相当する図である。IGBT領域20においてIGBT素子の終端部では、大電流が流れると共に熱が発生し、ラッチアップ等が起きる場所である。このため、IGBT領域20のうち境界部50付近は、半導体装置においてもっとも温度が高くなる場所の一つである。したがって、図2に示されるように、感温素子10のすべてがIGBT領域20内に収まるように、感温素子10を境界部50よりもIGBT領域20側に配置することもできる。
(第3実施形態)
本実施形態では、第1、第2実施形態と異なる部分についてのみ説明する。本実施形態では、感温素子10が境界部50を含まないようにFWD領域30内に配置されていることが特徴となっている。
図3は、本発明の第3実施形態に係る半導体装置の断面図であり、図1(b)のA−A断面に相当する図である。FWD領域30においてFWD素子の終端部では、IGBT素子の駆動によって熱が発生する場所でもある。このため、FWD領域30のうち境界部50付近は、半導体装置においてもっとも温度が高くなる場所の一つである。したがって、図3に示されるように、感温素子10のすべてがFWD領域30内に収まるように、感温素子10を境界部50よりもFWD領域30側に配置することもできる。
(第4実施形態)
本実施形態では、第2実施形態と異なる部分についてのみ説明する。図4は、本発明の第4実施形態に係る半導体装置の断面図であり、図1(b)のA−A断面に相当する図である。この図に示されるように、N型層22の表層部において、境界部50からIGBT領域20側、すなわちIGBT領域20のうち境界部50に達する端にP型ウェル領域60が設けられている。このP型ウェル領域60は、例えばIGBT素子のゲート電極27の引き回し配線や耐圧構造の一部をなすものである。
そして、感温素子10は、層間絶縁膜40を介して上記P型ウェル領域60に対向するように配置されている。これは第1実施形態でも述べたように、各素子が隣り合う場所で半導体装置の表面温度がもっとも高くなるため、各素子を隔てたP型ウェル領域60上に感温素子10を配置することで、半導体装置のうちもっとも高くなる温度を検出することができる。このように、IGBT領域20内に設けられたP型ウェル領域60上に感温素子10を配置することもできる。
(第5実施形態)
本実施形態では、第3実施形態と異なる部分についてのみ説明する。図5は、本発明の第5実施形態に係る半導体装置の断面図であり、図1(b)のA−A断面に相当する図である。この図に示されるように、N型層22の表層部において、境界部50からFWD領域30側、すなわちFWD領域30のうち境界部50に達する端にP型ウェル領域60が設けられている。
そして、第4実施形態と同様に、感温素子10は、層間絶縁膜40を介して上記P型ウェル領域60に対向するように配置されている。このように、FWD領域30内にP型ウェル領域60が形成されている場合においても、P型ウェル領域60上に感温素子10を配置することができる。
(第6実施形態)
本実施形態では、第1実施形態と異なる部分についてのみ説明する。上記各実施形態では、隣り合う各素子の境界部50近傍での表面温度がもっとも高くなる場合について説明したが、IGBT領域20の素子表面も、もっとも温度が高くなる場所の一つである。本実施形態では、IGBT領域20の素子表面に感温素子10を設置することが特徴となっている。
図6は、本発明の第6実施形態に係る半導体装置のIGBT領域20を示した図である。図6(a)は、IGBT領域20の平面図、図6(b)は(a)のB−B断面図である。
図6(a)に示されるように、感温素子10は半導体装置のIGBT領域20に配置され、当該感温素子10から配線11が引き伸ばされている。また、図6(b)に示されるように、感温素子10はIGBT素子上に層間絶縁膜40を介して配置されている。このように、感温素子10をIGBT領域20の素子表面に配置することもできる。
(第7実施形態)
本実施形態では、第6実施形態と異なる部分についてのみ説明する。上記第6実施形態では、IGBT素子上に層間絶縁膜40を介して感温素子10を設けていたが、例えばP型ウェル領域60がゲート電極27の引き回し配線として設けられている場合、当該P型ウェル領域60がIGBT素子を分離するためにP型ウェル領域60がもっとも温度が高くなる場所の一つとなる場合がある。そこで、本実施形態では、P型ウェル領域60上に層間絶縁膜40を介して感温素子10を設けることが特徴となっている。
図7は、本発明の第7実施形態に係る半導体装置のIGBT領域20の断面図であり、図6(a)のB−B断面に相当する断面図である。この図に示されるように、N型層22の表層部にゲート電極27の引き回し配線や耐圧構造としてのP型ウェル領域60が形成されている。そして、感温素子10は、層間絶縁膜40を介して当該P型ウェル領域60に対向する場所に設けられている。このように、IGBT領域20においてゲート電極27の引き回し配線としてのP型ウェル領域60上に層間絶縁膜40を介して感温素子10を設けることもできる。
(第8実施形態)
本実施形態では、上記各実施形態と異なる部分についてのみ説明する。上記各実施形態では、各素子の境界部50やIGBT領域20に感温素子10を配置する場合について説明したが、FWD領域30の素子表面も、もっとも温度が高くなる場所の一つである。本実施形態では、FWD領域30の表面に感温素子10を設置することが特徴となっている。
図8は、本発明の第8実施形態に係る半導体装置のFWD領域30を示した図である。図8(a)は、FWD領域30の平面図、図8(b)は(a)のC−C断面図である。図8(a)に示されるように、感温素子10は半導体装置のFWD領域30に配置され、感温素子10から配線11が引き伸ばされている。
また、図8(a)に示されるように、感温素子10は半導体装置のFWD領域30に配置されている。また、図8(b)に示されるように、感温素子10はFWD素子上に層間絶縁膜40を介して配置されている。このように、感温素子10をFWD領域30の素子表面に配置することもできる。
(第9実施形態)
本実施形態では、第8実施形態と異なる部分についてのみ説明する。本実施形態では、FWD領域30において、第3実施形態と同様に、P型ウェル領域60が形成されたものについては、層間絶縁膜40を介してP型ウェル領域60上に感温素子10を設けることが特徴となっている。
図9は、本発明の第9実施形態に係る半導体装置のFWD領域30の断面図であり、図8(a)のC−C断面に相当する断面図である。この図に示されるように、N型層22の表層部にP型ウェル領域60が形成されている。そして、感温素子10は、層間絶縁膜40を介して当該P型ウェル領域60の反対側に設けられている。このように、FWD領域30におけるP型ウェル領域60上に層間絶縁膜40を介して感温素子10を設けることもできる。
(第10実施形態)
本実施形態では、第9実施形態と異なる部分についてのみ説明する。図10は、本発明の第10実施形態に係る半導体装置のFWD領域30の断面図であり、図8(a)のC−C断面に相当する断面図である。この図に示されるように、N型層22においてP型ウェル領域60に対向するN+型層31にP+型領域70が設けられている。
当該P+型領域70は、感温素子10に対向するようにも設けられており、P型ウェル領域60、N型層22、P+型領域70とすることでP型ウェル領域60をダイオードとして機能させないようにしている。このように、N+型層31にP+型領域70を設けることもできる。
(第11実施形態)
本実施形態では、第1実施形態と異なる部分についてのみ説明する。上記第1実施形態では、N型層22の一面側にIGBT領域20とFWD領域30とが形成されたものについて示したが、本実施形態では、N型層22の一面側にIGBT素子のみが形成されたものについて感温素子10を設けることが特徴となっている。
図11は、本発明の第11実施形態に係る半導体装置の断面図であり、例えば図1(b)のA−A断面に相当する図である。この図に示されるように、N型層22の一面側にトレンチゲート構造のみが形成され、FWD素子パターンは形成されていない。
このような半導体装置では、P+型層21が形成された部分がIGBT素子として機能すると共に、P+型層21はIGBT素子のコレクタとして機能し、当該P+型層21に対応した部分がIGBT領域20に相当する。また、N+型層31が形成された部分がFWD素子として機能すると共に、N+型層31はFWD素子のカソードとして機能し、当該N+型層31に対応する部分がFWD領域30に相当する。
そして、第1実施形態と同様に、IGBT領域20とFWD領域30との境界部50を少なくとも含むように感温素子10が設けられている。このように、N型層22の一面側にトレンチゲート構造のみが形成されたものに感温素子10を設けるようにしても良い。
(第12実施形態)
本実施形態では、第2実施形態と異なる部分についてのみ説明する。第2実施形態で示された半導体装置に対し、本実施形態では、N型層22の一面側にIGBT素子のみが形成されたものについて感温素子10を設けることが特徴となっている。
図12は、本発明の第12実施形態に係る半導体装置の断面図であり、図1(b)のA−A断面に相当する図である。この図に示されるように、N型層22の一面側にトレンチゲート構造のみが形成されている。このようなものにおいて、感温素子10のすべてがIGBT領域20内に収まるように、感温素子10を境界部50よりもIGBT領域20側に配置しても良い。
(第13実施形態)
本実施形態では、第3実施形態と異なる部分についてのみ説明する。第3実施形態で示された半導体装置に対し、本実施形態では、N型層22の一面側にIGBT素子のみが形成されたものについて感温素子10を設けることが特徴となっている。
図13は、本発明の第13実施形態に係る半導体装置の断面図であり、図1(b)のA−A断面に相当する図である。この図に示されるように、N型層22の一面側にトレンチゲート構造のみが形成されており、感温素子10のすべてがFWD領域30内に収まるように、感温素子10を境界部50よりもFWD領域30側に配置しても良い。
(第14実施形態)
本実施形態では、第4実施形態と異なる部分についてのみ説明する。第4実施形態で示された半導体装置に対し、本実施形態では、N型層22の一面側にIGBT素子のみが形成されたものについて感温素子10を設けることが特徴となっている。
図14は、本発明の第14実施形態に係る半導体装置の断面図であり、図1(b)のA−A断面に相当する図である。この図に示されるように、N型層22の一面側にトレンチゲート構造のみが形成されており、IGBT領域20内に設けられたP型ウェル領域60上に層間絶縁膜40を介して感温素子10を配置しても良い。
(第15実施形態)
本実施形態では、第5実施形態と異なる部分についてのみ説明する。第5実施形態で示された半導体装置に対し、本実施形態では、N型層22の一面側にIGBT素子のみが形成されたものについて感温素子10を設けることが特徴となっている。
図15は、本発明の第15実施形態に係る半導体装置の断面図であり、図1(b)のA−A断面に相当する図である。この図に示されるように、N型層22の一面側にトレンチゲート構造のみが形成されており、FWD領域30内に設けられたP型ウェル領域60上に層間絶縁膜40を介して感温素子10を配置しても良い。
(第16実施形態)
本実施形態では、第11実施形態と異なる部分についてのみ説明する。本実施形態では、N型層22の他面側にN+型層31とP+型層21とが繰り返し設けられたものに感温素子10を設けたことが特徴となっている。
図16は、本発明の第16実施形態に係る半導体装置を示した図であり、(a)は半導体装置の平面図、(b)は(a)のD−D断面図である。図16(a)に示されるように、IGBT領域20とFWD領域30とが繰り返し設けられた状態になっており、当該繰り返し方向に感温素子10が設けられている。
また、図16(b)に示されるように、IGBT領域20とFWD領域30とが繰り返し設けられたことに伴ってP+型層21とN+型層31とが繰り返し設けられている。そして、第11実施形態で述べたように、P+型層21が形成された部分がIGBT素子として機能し、N+型層31が形成された部分がFWD素子として機能する。
このような半導体装置において、P+型層21とN+型層31との境界が各素子の境界部分に相当する。したがって、IGBT領域20とFWD領域30とが繰り返し設けられたものにおいて、IGBT領域20とFWD領域30との境界部50を少なくとも1つ含むように感温素子10が設けられる。
このように、IGBT領域20とFWD領域30とが繰り返し設けられたものに感温素子10を設け、半導体装置の温度を検出することができる。
(第17実施形態)
本実施形態では、第16実施形態と異なる部分についてのみ説明する。本実施形態では、半導体装置にP型ウェル領域60が形成されている場合、当該P型ウェル領域60上に層間絶縁膜40を介して感温素子10を設けることが特徴となっている。
図17は、本発明の第17実施形態に係る半導体装置の断面図であり、図16(a)のD−D断面に相当する断面図である。この図に示されるように、N型層22の表層部にP型ウェル領域60が形成されており、層間絶縁膜40を介して当該P型ウェル領域60上に感温素子10が設けられている。この場合、第10実施形態と同様に、N型層22においてP型ウェル領域60に対向する部分にP+型領域70が設けられている。
このように、N型層22にP型ウェル領域60が設けられたものにおいては、当該P型ウェル領域60上に感温素子10を設けることが好ましい。
(第18実施形態)
本実施形態では、上記各実施形態と異なる部分についてのみ説明する。本実施形態では、IGBT領域20にドット状にFWD領域30が設けられていることが特徴となっている。
図18は、本発明の第18実施形態に係る半導体装置の平面図である。この図に示されるように、IGBT領域20にFWD領域30がドット状に配置されている。FWD領域30のドット形状として、例えば四角形状や丸形状が採用される。
このように半導体装置に各素子が設けられている場合、感温素子10は上述と同様に、IGBT領域20とFWD領域30との境界部50を含むように配置される。これにより、各素子の境界の温度を検出することができる。
(第19実施形態)
本実施形態では、第18実施形態と異なる部分についてのみ説明する。上記第18実施形態では、IGBT領域20にFWD領域30がドット状に設けられていたものに感温素子10を配置することが特徴となっていたが、本実施形態では、FWD領域30にIGBT領域20がドット状に設けられたものに感温素子10を配置することが特徴となっている。
図19は、本発明の第19実施形態に係る半導体装置の平面図である。この図に示されるように、FWD領域30にドット状のIGBT領域20が設けられている。そして、FWD領域30とIGBT領域20との境界部50を含むように感温素子10が配置されている。このような素子の配置においても感温素子10を配置することができる。
(第20実施形態)
本実施形態では、第18、第19実施形態と異なる部分についてのみ説明する。本実施形態では、IGBT領域20およびFWD領域30が千鳥状に設けられたものに感温素子10を配置することが特徴となっている。
図20は、本発明の第20実施形態に係る半導体装置の平面図である。この図に示されるように、IGBT領域20とFWD領域30とが繰り返し設けられている。そして、IGBT領域20とFWD領域30との境界部50を含むように感温素子10が配置されている。これのような素子の配置においても、感温素子10にて各素子の境界の温度を検出することができる。
(第21実施形態)
本実施形態では、第18〜第20実施形態と異なる部分についてのみ説明する。図21は、本発明の第21実施形態に係る半導体装置の平面図である。この図に示されるように、IGBT領域20とFWD領域30とが繰り返し設けられており、当該繰り返しの周期が短くなっている場所が存在する。本実施形態では、このような周期が短くなっているIGBT領域20とFWD領域30との境界部50は発熱しやすいため、このような場所に感温素子10を設けている。これにより、周期が異なる各素子の領域の境界の温度を検出することができる。
(第22実施形態)
本実施形態では、第18〜第21実施形態と異なる部分についてのみ説明する。図22は、本発明の第22実施形態に係る半導体装置の平面図である。この図に示されるように、第20実施形態と同様にIGBT領域20とFWD領域30とが千鳥状に配置されており、さらに千鳥の周期が小さい領域がある。
このような場合において、感温素子10は、周期が小さくなった千鳥状のIGBT領域20とFWD領域30との境界部50上に配置される。このように、周期が異なる千鳥状のIGBT領域20とFWD領域30との境界部50上に感温素子10を配置し、温度を検出するようにすることができる。
(第23実施形態)
本実施形態では、上記各実施形態と異なる部分についてのみ説明する。図23は、本発明の第23実施形態に係る半導体装置の平面図である。この図に示されるように、半導体装置にIGBT領域20およびFWD領域30が形成されたものにおいて、IGBT領域20とFWD領域30とにわたってゲート電極27に接続されたゲート配線75が設けられている。
そして、ゲート配線75が分岐しており、当該分岐部分に感温素子10がIGBT領域20とFWD領域30との境界を含むように配置されている。このように、半導体装置にゲート配線75が形成された場合においても、ゲート配線75に沿って各素子領域の境界上に感温素子10およびその配線11を配置することができる。
(第24実施形態)
本実施形態では、第23実施形態と異なる部分についてのみ説明する。図24は、本発明の第24実施形態に係る半導体装置の平面図である。この図に示されるように、半導体装置において、IGBT領域20とFWD領域30とで構成される素子領域と配線領域80との境界部分にゲート配線75が配置されている。さらに、ゲート配線75に沿って、IGBT領域20とFWD領域30との境界を含むように感温素子10が配置されている。このように、半導体装置に配線領域80が設けられたものにおいても、感温素子10を各素子の境界部分に配置することができる。
(第25実施形態)
本実施形態では、上記各実施形態と異なる部分についてのみ説明する。本実施形態では、各素子領域上にメタル電極が形成されたものにおいても、感温素子10にて温度を検出することが特徴となっている。
図25は、本発明の第25実施形態に係る半導体装置を示した図であり、(a)は半導体装置の平面図、(b)は(a)のE−E断面図である。図25(a)、(b)にそれぞれ示されるように、感温素子10はFWD領域30内に配置されると共に、IGBT領域20とFWD領域30との境界部50付近に配置されている。また、感温素子10に接続された配線11を除く部分において層間絶縁膜40上にメタル電極85が形成されている。メタル電極85は、本発明の金属層に相当する。
従来では感温素子10部分を除く場所にメタル電極85が形成されていたが、本実施形態では、層間絶縁膜40を介して感温素子10を覆うようにメタル電極85を形成してある。これにより、基板表面温度がもっとも高くなる場所の熱を感温素子10に対向する部分に伝えることができる。このようなメタル電極85として、熱伝導が高い材料が好ましく、アルミニウムを含む金属、例えばアルミニウムやアルミニウム合金が採用される。なお、アルミニウムを含む金属とは、上記のようにアルミニウムを含有した合金を指すだけでなく、アルミニウム単体で構成される金属も指す。
このように、感温素子10上にメタル電極85を引き延ばし、当該メタル電極85を介して感温素子10周辺の温度を感温素子10にまで伝達させるようにすることもできる。
(第26実施形態)
本実施形態では、第25実施形態と異なる部分についてのみ説明する。図26は、本発明の第25実施形態に係る半導体装置の断面図である。この図に示されるように、第4実施形態で示された図4の断面構造を有するものに上記第26実施形態のメタル電極85を設けることもできる。
(第27実施形態)
本実施形態では、上記各実施形態と異なる部分についてのみ説明する。図27は、本発明の第27実施形態に係る半導体装置の平面図である。この図に示されるように、IGBT領域20とFWD領域30との境界部50を含むように感温素子10が配置されており、感温素子10に沿ってゲート配線75が設けられている。また、各素子表面にエミッタ電極としてのメタル電極90が形成され、ゲート配線75上にゲート電極としてのメタル電極95が形成されている。このように、半導体装置上に素子の電極を設けることもできる。
(第28実施形態)
本実施形態では、上記各実施形態と異なる部分についてのみ説明する。上記各実施形態では、IGBT領域20およびFWD領域30が形成された半導体装置において、温度がもっとも高くなる場所に感温素子10を配置することが特徴となっている。このように、温度がもっとも高くなる場所とは、熱的にもっとも弱い場所であるとも言える。すなわち、本実施形態では、半導体装置のうち熱的にもっとも弱い場所に感温素子10を配置することで、各素子が熱破壊される前に駆動制御できるようにすることが特徴となっている。
(他の実施形態)
感温素子10は、IGBT領域20およびFWD領域30それぞれから発生する熱によってN型層22の表面温度がもっとも高くなる場所に隣接して表面金属電極、すなわち配線11およびパッド12によって接続された状態であっても構わない。ここで、隣接とは、N型層22の表面温度がもっとも高くなる場所と感温素子10との距離が、感温素子10の平面寸法を1としたとき、1未満であることを指す。
また、感温素子10は、N型層22のうち、IGBT領域20およびFWD領域30それぞれから発生する熱にもっとも弱い場所に隣接して表面金属電極11、12によって接続された状態であっても構わない。ここで、隣接とは、N型層22の熱にもっとも弱い場所と感温素子10の距離が、感温素子10の平面寸法を1としたとき、1未満であることを指す。
上記各実施形態では、感温素子10としてポリシリコンを採用しているが、感温素子10として抵抗を採用しても構わない。
また、FWD内蔵IGBT素子として最も熱的に強く設計した場合、FWD領域30とIGBT領域20とその他の配線領域などのP型ウェル領域60が接する3重点近傍が、干渉の影響によりもっとも熱的に弱くなるため、この位置に感温素子10を配置することで最適に素子温度を制御することもできる。
上記の各実施形態ではFWD領域30はP型領域32が離間して複数形成された実施形態で示しているが、一様にP型領域を形成しても本発明は有効である。
本発明の第1実施形態に係る半導体装置としての半導体チップを示した図であり、(a)は半導体チップの平面図、(b)は(a)の感温素子近傍の拡大図、(c)は(b)のA−A断面図である。 本発明の第2実施形態に係る半導体装置の断面図であり、図1(b)のA−A断面に相当する図である。 本発明の第3実施形態に係る半導体装置の断面図であり、図1(b)のA−A断面に相当する図である。 本発明の第4実施形態に係る半導体装置の断面図であり、図1(b)のA−A断面に相当する図である。 本発明の第5実施形態に係る半導体装置の断面図であり、図1(b)のA−A断面に相当する図である。 本発明の第6実施形態に係る半導体装置のIGBT領域を示した図であり、(a)はIGBT領域の平面図、(b)は(a)のB−B断面図である。 本発明の第7実施形態に係る半導体装置のIGBT領域の断面図であり、図6(a)のB−B断面に相当する断面図である。 本発明の第8実施形態に係る半導体装置のFWD領域を示した図であり、(a)はFWD領域の平面図、(b)は(a)のC−C断面図である。 本発明の第9実施形態に係る半導体装置のFWD領域の断面図であり、図8(a)のC−C断面に相当する断面図である。 本発明の第10実施形態に係る半導体装置のFWD領域の断面図であり、図8(a)のC−C断面に相当する断面図である。 本発明の第11実施形態に係る半導体装置の断面図であり、図1(b)のA−A断面に相当する図である。 本発明の第12実施形態に係る半導体装置の断面図であり、図1(b)のA−A断面に相当する図である。 本発明の第13実施形態に係る半導体装置の断面図であり、図1(b)のA−A断面に相当する図である。 本発明の第14実施形態に係る半導体装置の断面図であり、図1(b)のA−A断面に相当する図である。 本発明の第15実施形態に係る半導体装置の断面図であり、図1(b)のA−A断面に相当する図である。 本発明の第16実施形態に係る半導体装置を示した図であり、(a)は半導体装置の平面図、(b)は(a)のD−D断面図である。 本発明の第17実施形態に係る半導体装置の断面図であり、図16(a)のD−D断面に相当する断面図である。 本発明の第18実施形態に係る半導体装置の平面図である。 本発明の第19実施形態に係る半導体装置の平面図である。 本発明の第20実施形態に係る半導体装置の平面図である。 本発明の第21実施形態に係る半導体装置の平面図である。 本発明の第22実施形態に係る半導体装置の平面図である。 本発明の第23実施形態に係る半導体装置の平面図である。 本発明の第24実施形態に係る半導体装置の平面図である。 本発明の第25実施形態に係る半導体装置を示した図であり、(a)は半導体装置の平面図、(b)は(a)のE−E断面図である。 本発明の第25実施形態に係る半導体装置の断面図である。 本発明の第27実施形態に係る半導体装置の平面図である。
符号の説明
10…感温素子、20…IGBT領域、21…P+型層、22…半導体基板としてのN型層、30…FWD領域、31…N+型層、40…層間絶縁膜、50…境界部、60…P型ウェル領域、80…配線領域、85…金属層。

Claims (15)

  1. 第1導電型の半導体基板(22)にFWD素子を内蔵したIGBT素子が形成され、前記IGBT素子、前記FWD素子が作動することにより発生する熱の温度に応じた電圧を出力する感温素子(10)が前記半導体基板上に設けられたことを特徴とする半導体装置。
  2. 前記半導体基板のうち、前記IGBT素子が機能する領域をIGBT領域(20)、前記FWD素子が機能する領域をFWD領域(30)としたとき、
    前記感温素子は、前記IGBT領域および前記FWD領域それぞれから発生する熱によって前記半導体基板の表面温度がもっとも高くなる前記半導体基板上に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
  3. 前記感温素子は、前記IGBT領域および前記FWD領域それぞれから発生する熱によって前記半導体基板の表面温度がもっとも高くなる場所に隣接して表面金属電極(11、12)によって接続されていることを特徴とする請求項2に記載の半導体装置。
  4. 前記半導体基板のうち、前記IGBT素子が機能する領域をIGBT領域(20)、前記FWD素子が機能する領域をFWD領域(30)としたとき、
    前記感温素子は、前記半導体基板のうち、前記IGBT領域および前記FWD領域それぞれから発生する熱にもっとも弱い場所の表面上に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
  5. 前記感温素子は、前記半導体基板のうち、前記IGBT領域および前記FWD領域それぞれから発生する熱にもっとも弱い場所に隣接して表面金属電極(11、12)によって接続されていることを特徴とする請求項2に記載の半導体装置。
  6. 前記感温素子は、前記半導体基板のうち、前記IGBT領域が形成された場所の表面上に配置されていることを特徴とする請求項1ないし4に記載の半導体装置。
  7. 前記感温素子は、前記半導体基板のうち、前記FWD領域が形成された場所の表面上に配置されていることを特徴とする請求項1ないし4に記載の半導体装置。
  8. 前記感温素子は、前記半導体基板のうち前記IGBT領域または前記FWD領域の表層部に設けられた第2導電型領域(60)上に配置されていることを特徴とする請求項6または7に記載の半導体装置。
  9. 前記感温素子は、前記半導体基板のうち、前記IGBT領域と前記FWD領域との境界部(50)を少なくとも1つ含む表面上に配置されていることを特徴とする請求項1ないし4に記載の半導体装置。
  10. 前記感温素子は、前記IGBT領域のうち前記境界部に達する端、前記FWD領域のうち前記境界部に達する端のいずれかに設けられた第2導電型領域(60)上に配置されていることを特徴とする請求項9に記載の半導体装置。
  11. 前記半導体基板に前記IGBT素子、前記FWD素子に接続される配線が形成された配線領域(80)が設けられており、前記IGBT領域、前記FWD領域、前記配線領域が接する3重点の前記半導体基板上に前記感温素子が配置されていることを特徴とする請求項1ないし4に記載の半導体装置。
  12. 前記半導体基板の裏面のうち、前記IGBT領域に第2導電型の層(21)が形成され、前記FWD領域に第1導電型の層(31)が形成されており、前記半導体基板において前記第2導電型の層が形成された領域が前記IGBT領域として機能し、前記第1導電型の層が形成された領域が前記FWD領域として機能するようになっていることを特徴とする請求項1ないし11のいずれか1つに記載の半導体装置。
  13. 前記半導体基板に前記IGBT領域および前記FWD領域が一定周期で交互にレイアウトされた場合であって、その一部が前記一定周期よりも短い周期になっている場合、当該短い周期になっている前記IGBT領域と前記FWD領域との境界部が少なくとも1つ含まれる前記半導体基板上に前記感温素子が配置されていることを特徴とする請求項1ないし12のいずれか1つに記載の半導体装置。
  14. 前記感温素子は、層間絶縁膜(40)を介して前記半導体基板上に配置されると共に、この層間絶縁膜で覆われており、
    前記層間絶縁膜上には、前記感温素子を覆う前記層間絶縁膜が含まれるように金属層(85)が設けられていることを特徴とする請求項1ないし13のいずれか1つに記載の半導体装置。
  15. 前記金属層は、アルミニウムを含む金属で構成されていることを特徴とする請求項14に記載の半導体装置。
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