JP2009188178A - 半導体装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】主たる半導体素子と温度検出用素子を備えた半導体装置において、主たる半導体素子の状態によらずに、温度検出用素子の温度特性を一定にすること。高いラッチアップ耐量を有すること。高い温度検出精度を有すること。
【解決手段】N-ドリフト層23の主面に、主たる半導体素子の表面構造および第1Pウェル24bが設けられている。温度検出用ダイオード22は、第1Pウェル24b内のNウェル25内に設けられたP+アノード領域26と、さらにその中のN+カソード領域27により構成されており、主たる半導体素子に対して接合分離されている。第1Pウェル24bは、寄生サイリスタによるラッチアップ破壊を防ぎ得る程度に十分に高濃度で、かつ十分に深くなっている。Nウェル25とP+アノード領域26が短絡し、寄生サイリスタによるラッチアップ破壊を防ぐ。
【選択図】図1

Description

この発明は、主たる半導体素子と温度検出用素子を備えた半導体装置に関する。
電力のスイッチングに用いられる半導体装置では、過電流による半導体装置の熱的破壊を防ぐために、過熱保護機能を備えているのが望ましい。過熱保護機能としては、ダイオードの順特性や逆特性が温度によって変化することを利用したものが公知である。例えば、ダイオードの順電圧は、温度によってほぼ直線的に変化する。従って、主たる半導体素子(以下、主半導体素子とする)とともに温度検出用素子としてダイオードを設け、このダイオードに一定電流を流して順電圧を監視することにより、主半導体素子の温度を検知することができる(例えば、特許文献1、特許文献2、特許文献3参照。)。主半導体素子の温度が高いことを検知した場合には、その主半導体素子のゲート電圧を下げて電流を制限することにより、主半導体素子を過熱による破壊から保護することができる。
図11は、従来の半導体装置の構成を示す断面図である。図11に示すように、従来の半導体装置では、N-ドリフト層3の第1主面に、Pベース領域4a、N+エミッタ(ソース)領域5、ゲート絶縁膜6、ゲート電極7およびエミッタ(ソース)電極8からなる主半導体素子1の表面構造と、P型のアノード領域(Pベース領域4bおよびP+領域9)、N+カソード領域10、アノード電極(図示省略)およびカソード電極(図示省略)からなる温度検出用ダイオード2が設けられている。
また、図12に示す半導体装置のように、主半導体素子1を構成する半導体素体の第1主面に絶縁膜11を形成し、この絶縁膜11上に温度検出用ダイオード2を形成するようにしたものが公知である(例えば、特許文献4参照。)。また、スイッチング回路および整流回路の近くに、それらから発せられる熱を検出するサーミスタを配置したパワーモジュールが公知である(例えば、特許文献5参照。)。なお、本明細書および添付図面においては、NまたはPを冠記した層や領域では、それぞれ電子または正孔が多数キャリアであることを意味する。また、NやPに付す+および−は、それぞれそれが付されていない層や領域よりも高不純物濃度および低不純物濃度であることを意味する。
特開平1−157573号公報 特開2006−302977号公報 特許第3538505号公報 特開平6−117942号公報 特開2005−286270号公報
しかしながら、図11に示す半導体装置では、温度検出用ダイオードのアノード領域とN-ドリフト層により寄生ダイオードが構成される。主半導体素子にチャネルが形成されると、このチャネルを流れる電流が寄生ダイオードにも流れる。このため、主半導体素子がオン状態であるか、オフ状態であるかということに依存して、温度検出用ダイオードの順電圧が変化してしまうという問題点がある。
また、主半導体素子がIGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor、絶縁ゲート型バイポーラトランジスタ)である場合には、第2主面のPコレクタ層、N-ドリフト層、温度検出用ダイオードのP型アノード領域およびN+カソード領域により、寄生サイリスタが構成される。このIGBTがターンオフする際、N-ドリフト層からアノード領域に少数キャリアである正孔が注入されるため、寄生サイリスタが誤動作し、ラッチアップ破壊に至る危険性がある。
また、前記特許文献3には、主半導体素子と温度検出用ダイオードを絶縁分離した構成が開示されている。しかし、この構成の場合、主半導体素子と温度検出用ダイオードにより寄生サイリスタが構成される。そのため、スイッチング時の電圧変化(dV/dt)が大きい場合や、電流量が多い場合に、その寄生サイリスタがラッチアップして破壊に至るという問題点がある。
一方、図12に示す半導体装置では、ポリシリコンを用いて温度検出用ダイオードを形成するため、順電圧にばらつきが生じる。また、漏れ電流が非常に多いため、オン電圧の温度依存性が理論曲線から外れてしまう。これらの原因によって、主半導体素子の温度を検出する精度が低いという問題点がある。また、温度検出用ダイオードが絶縁膜上に小さく形成されるため、静電耐量が低いという問題点と、主半導体素子の温度変化に対する応答速度が遅いという問題点がある。また、製造工程が大幅に増加するという問題点がある。特に、主半導体素子がトレンチゲート型の素子である場合、一般に、ゲート電極にドープトポリシリコンが用いられるため、このドープトポリシリコンを用いて温度検出用ダイオードを形成することができない。つまり、ゲート電極とは別にポリシリコンを積層して温度検出用ダイオードを形成する必要があるため、製造工程がさらに増加するという問題点がある。
この発明は、上述した従来技術による問題点を解消するため、主半導体素子の状態によらずに、一定の温度特性を有する温度検出用素子を備えた半導体装置を提供することを目的とする。また、ラッチアップ耐量の高い半導体装置を提供することを目的とする。さらに、温度検出精度の高い半導体装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、この発明にかかる半導体装置は、主半導体素子と、この主半導体素子の温度を検出するための温度検出用素子を備えている。主半導体素子の表面構造は、第1導電型の第1半導体層の主面に設けられている。この第1半導体層の主面には、第2導電型の第2半導体領域が、主半導体素子の表面構造から離れて選択的に設けられている。この第2半導体領域内には、第1導電型の第3半導体領域が設けられている。また、第3半導体領域内には、第2導電型の第4半導体領域が設けられている。さらに、第4半導体領域内には、第1導電型の第5半導体領域が設けられている。そして、第3半導体領域と第4半導体領域は、電気的に接続されている。また、温度検出用素子は、第4半導体領域をアノードおよびカソードのうちの一方とし、第5半導体領域をアノードおよびカソードのうちの他方とするダイオードにより構成されている。
この発明において、第2半導体領域は、主半導体素子の電極に対して絶縁されていてもよいし、主半導体素子の接地電極に接続されていてもよい。また、第2半導体領域は、トレンチで囲まれていてもよい。
この発明によれば、温度検出用素子が主半導体素子に対して接合分離されているので、主半導体素子にチャネルが形成されても、このチャネルを流れる電流は、温度検出用素子の温度特性に影響を及ぼさない。また、第2半導体領域によって、寄生サイリスタが動作するのを抑えることができる。また、第3半導体領域と第4半導体領域が電気的に接続されていることによって、寄生サイリスタが動作するのを抑えることができる。また、トレンチによって、深さ方向に交差する方向(横方向とする)のnpnトランジスタが動作するのを防ぐことができるので、寄生サイリスタが動作するのを抑えることができる。また、主半導体素子と温度検出用素子が第1半導体層に形成されることによって、主半導体素子の温度を正確に検出することができる。
本発明にかかる半導体装置によれば、主半導体素子の状態によらずに、一定の温度特性を有する温度検出用素子を備えた半導体装置が得られるという効果を奏する。また、ラッチアップ耐量の高い半導体装置が得られるという効果を奏する。さらに、温度検出精度の高い半導体装置が得られるという効果を奏する。
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる半導体装置の好適な実施の形態を詳細に説明する。なお、以下の実施の形態の説明および添付図面において、同様の構成には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1にかかる半導体装置の構成を示す断面図である。図1に示すように、この半導体装置100は、第1半導体層であるN-ドリフト層23の第1主面に、第2半導体領域である第1Pウェル24bを備えている。この第1Pウェル24b内には、第3半導体領域であるNウェル25が設けられている。温度検出用ダイオード(温度検出用素子)22は、このNウェル25内に設けられている。
すなわち、Nウェル25内に、第4半導体領域である高濃度のP+アノード領域26が設けられている。このP+アノード領域26内に、第5半導体領域である高濃度のN+カソード領域27が設けられている。P+アノード領域26およびNウェル25には、アノード電極(A)28が接触している。つまり、P+アノード領域26とNウェル25は、アノード電極28により短絡している。N+カソード領域27には、カソード電極(K)29が接触している。
第1Pウェル24bは、寄生サイリスタによるラッチアップ破壊を防ぎ得る程度に十分に高濃度になっている。また、第1Pウェル24bは、寄生サイリスタによるラッチアップ破壊を防ぎ得る程度に十分に深くなっている。例えば、第1Pウェル24bは、絶縁膜30により被覆されており、電気的にフローティングとなっている。つまり、図示省略するが、半導体装置100は、N-ドリフト層23を用いて構成される主半導体素子を備えている。そして、例えば、第1Pウェル24bは、主半導体素子のいずれの電極とも接続されていない。温度検出用ダイオード22は、図示しない主半導体素子に対して、第1Pウェル24bとNウェル25からなるPN接合により分離されている。
また、N-ドリフト層23の第1主面には、第1Pウェル24bの外側に、第1Pウェル24bから離れて第2Pウェル24cが設けられている。例えば、第2Pウェル24cは、ホールを引き抜くダイバータを構成する。この場合、例えば、この第2Pウェル24cには、ホール引き抜き電極31が接触しており、このホール引き抜き電極31を介して、図示しない主半導体素子のエミッタ(ソース)電位と同じ電位が印加される。
主半導体素子が縦型IGBTである場合には、N-ドリフト層23の第2主面にPコレクタ領域36およびコレクタ電極37が設けられる。主半導体素子が縦型MOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor、絶縁ゲート型電界効果トランジスタ)である場合には、N-ドリフト層23の第2主面にNドレイン領域38およびドレイン電極39が設けられる。
図2は、実施の形態1にかかる半導体装置の平面レイアウトの一例を示す平面図である。図2に示すように、半導体装置100の平面レイアウトは、N+カソード領域27を中心とする同心円状となっている。温度検出用ダイオード22が複数、特に限定しないが、例えば3個設けられた場合の平面レイアウトを図3に示す。図3に示すように、3個の温度検出用ダイオード22を並べ、それを囲むように第2Pウェル24cが設けられる。
図1に示す半導体装置100を作製する際、図示しない主半導体素子の耐圧構造部のP型フィールドリミッティングリングまたはP型リサーフ層を形成するときに、同時に第1Pウェル24bを形成してもよい。そうすれば、主半導体素子とは別に第1Pウェル24bを形成する必要がないので、半導体装置100の製造プロセスを簡略化することができる。また、主半導体素子のP+ボディ領域を形成するときに、同時にP+アノード領域26を形成してもよい。また、主半導体素子のN+エミッタ(ソース)領域を形成するときに、同時にN+カソード領域27を形成してもよい。そうすれば、主半導体素子とは別にP+アノード領域26やN+カソード領域27を形成する必要がないので、半導体装置100の製造プロセスをさらに簡略化することができる。
また、P型フィールドリミッティングリングまたはP型リサーフ層を形成するときに、同時に第1Pウェル24bおよびNウェル25を形成してもよい。これと、上述したP+アノード領域26およびN+カソード領域27の形成を採用して半導体装置100を製造すれば、主半導体素子を作製するプロセスに何ら特別なプロセスを追加しなくても温度検出用ダイオード22を作製することができる。従って、図12に示す従来の半導体装置を製造する場合に比べて、著しく製造プロセスを簡略化することができる。この場合、拡散係数の異なるイオン種を選択してP型領域とN型領域を形成する必要がある。例えば、P型領域の形成のためには、イオン種としてボロンを用い、N型領域の形成のためには、イオン種として砒素を用いることができる。
実施の形態1によれば、温度検出用ダイオード22が主半導体素子に対して接合分離されているので、主半導体素子にチャネルが形成されて電流が流れても、温度検出用ダイオード22の順電圧は影響を受けない。つまり、主半導体素子の状態によって温度検出用ダイオード22の順電圧が変動するのを防ぐことができるので、主半導体素子の状態によらずに、一定の順電圧を有する温度検出用ダイオード22が得られる。また、そのような温度検出用ダイオード22を備えた半導体装置100が得られる。
また、第1Pウェル24bによって、寄生サイリスタが動作するのを抑えることができる。また、温度検出用ダイオード22が、ホール引き抜き領域となる第2Pウェル24cで囲まれていることによって、寄生サイリスタが動作するのを抑えることができる。また、Nウェル25とP+アノード領域26が短絡していることによって、寄生サイリスタが動作するのを抑えることができる。従って、寄生サイリスタによるラッチアップ破壊を抑制することができるので、ラッチアップ耐量の高い半導体装置100が得られる。また、温度検出用ダイオード22を主半導体素子から単純に絶縁分離する構成に比べて、より一層、安定して主半導体素子を動作させることができる。また、温度検出用ダイオードを絶縁膜上のポリシリコンで構成する従来装置と比べて、順電圧のばらつきが小さく、漏れ電流が少ないので、高い温度検出精度が得られる。また、主半導体素子の温度変化に対する応答速度も速い。
実施の形態2.
図4は、この発明の実施の形態2にかかる半導体装置の構成を示す断面図である。図4に示すように、この半導体装置200は、図1に示す実施の形態1の半導体装置100において、第1Pウェル24bを図示しない主半導体素子のP型チャネル領域と同時に形成したものである。第2Pウェル24cは、主半導体素子のP型チャネル領域と同時に形成される。従って、実施の形態1では、第1Pウェル24bの深さと第2Pウェル24cの深さは必ずしも同じではない。特に限定しないが、図1に示す例では、第1Pウェル24bが第2Pウェル24cよりも浅くなっている。それに対して、図4に示す実施の形態2では、第1Pウェル24bは、第2Pウェル24cと同じ深さになっている。その他の構成は、実施の形態1と同様である。
実施の形態3.
図5は、この発明の実施の形態3にかかる半導体装置の構成を示す断面図である。図6は、実施の形態3にかかる半導体装置の平面レイアウトの一例を示す平面図である。図5および図6に示すように、この半導体装置300は、図1に示す実施の形態1の半導体装置100において、Nウェル25の側方をトレンチゲート構造41で囲む構成としたものである。このトレンチゲート構造41によって、横方向のnpnトランジスタが動作するのを抑えることができるので、横方向でラッチアップが起こるのを抑制することができる。
トレンチゲート構造41は、第1Pウェル24b内において、Nウェル25の終端部に設けられている。トレンチゲート構造41は、Nウェル25よりも深くまで延びている。トレンチゲート構造41の半導体に接する部分、すなわちトレンチの内周面には、酸化膜等の絶縁膜42が設けられている。この絶縁膜42の内側に導電体、例えばポリシリコン43が充填されている。このポリシリコン43の電極は、カソードと同じ電位にされるのが望ましい。例えば、主半導体素子のゲート構造がトレンチゲート構造である場合には、主半導体素子のトレンチゲート構造を形成するときに、同時にトレンチゲート構造41を形成してもよい。その他の構成は、実施の形態1と同様である。
実施の形態4.
図7は、この発明の実施の形態4にかかる半導体装置の構成を示す断面図である。図7に示すように、この半導体装置400は、図1に示す実施の形態1の半導体装置100において、第1Pウェル24bの側方をトレンチゲート構造41で囲む構成としたものである。このトレンチゲート構造41によって、横方向のnpnトランジスタが動作するのを完全に抑えることができるので、横方向でラッチアップが起こるのを防ぐことができる。トレンチゲート構造41については、実施の形態3と同様である。その他の構成は、実施の形態1と同様である。
実施の形態5.
図8は、この発明の実施の形態5にかかる半導体装置の構成を示す断面図である。図8に示すように、この半導体装置500は、図1に示す実施の形態1の半導体装置100において、第1Pウェル24bに電極32が接触しており、この電極32を介して、図示しない主半導体素子のエミッタ(ソース)電位と同じ電位が第1Pウェル24bに印加される。つまり、第1Pウェル24bは、主半導体素子の接地電極であるエミッタ(ソース)電極に接続されていることになる。これによって、スイッチング時の電圧変化(dV/dt)が緩やかになるので、高dV/dtに起因するラッチアップが起こるのを抑制することができる。その他の構成は、実施の形態1と同様である。なお、実施の形態2〜4の各構成においても、第1Pウェル24bを主半導体素子の接地電極に接続してもよい。
実施の形態6.
図9は、この発明の実施の形態6にかかる半導体装置の構成を示す断面図である。図9に示すように、この半導体装置600は、図1に示す構成の温度検出用ダイオード22とその周辺構造を含めた構成のものである。第2Pウェル24cは、ダイバータ51のホール引き抜き領域を構成している。主半導体素子21は、Pチャネル領域61、p+ボディ領域62、n+エミッタ(ソース)領域63、ゲート絶縁膜64、ゲート電極65およびエミッタ(ソース)電極66を備えている。図示例では、ホール引き抜き電極31は、エミッタ(ソース)電極66と一体となっており、同一パターンにより形成されている。
図10は、半導体装置全体の平面レイアウトの一例を示す平面図である。図10に示すように、主半導体素子の活性領域71は、耐圧構造部72で囲まれている。温度検出用ダイオード22は、活性領域71に設けられている。活性領域71の上には、アノードパッド73、カソードパッド74およびゲートパッド75が設けられている。アノードパッド73およびカソードパッド74と温度検出用ダイオード22とは、それぞれ、アノード配線76およびカソード配線77により接続されている。実施の形態1において説明したP型フィールドリミッティングリングまたはP型リサーフ層は、耐圧構造部72に設けられる。なお、図10においては、図が繁雑になるのを避けるため、主半導体素子の活性領域71に設けられる各部の構成を省略した。
以上において本発明は、上述した実施の形態に限らず、種々変更可能である。例えば、主半導体素子のゲート構造は、トレンチゲート構造であってもよい。また、各実施の形態では第1導電型をN型とし、第2導電型をP型としたが、本発明は第1導電型をP型とし、第2導電型をN型としても同様に成り立つ。
以上のように、本発明にかかる半導体装置は、過熱保護用の温度検出素子を備える半導体装置に有用であり、特に、IGBTやMOSFETなどのパワー半導体装置に適している。
この発明の実施の形態1にかかる半導体装置の構成を示す断面図である。 この発明の実施の形態1にかかる半導体装置の平面レイアウトの一例を示す平面図である。 この発明の実施の形態1にかかる半導体装置の平面レイアウトの他の例を示す平面図である。 この発明の実施の形態2にかかる半導体装置の構成を示す断面図である。 この発明の実施の形態3にかかる半導体装置の構成を示す断面図である。 この発明の実施の形態3にかかる半導体装置の平面レイアウトの一例を示す平面図である。 この発明の実施の形態4にかかる半導体装置の構成を示す断面図である。 この発明の実施の形態5にかかる半導体装置の構成を示す断面図である。 この発明の実施の形態6にかかる半導体装置の構成を示す断面図である。 この発明の実施の形態6にかかる半導体装置の平面レイアウトの一例を示す平面図である。 従来の半導体装置の構成を示す断面図である。 従来の半導体装置の別の構成を示す断面図である。
符号の説明
21 主半導体素子
22 温度検出用素子
23 第1半導体層
24b 第2半導体領域
25 第3半導体領域
26 第4半導体領域
27 第5半導体領域
41 トレンチゲート構造
66 接地電極
100,200,300,400,500,600 半導体装置

Claims (4)

  1. 第1導電型の第1半導体層の主面に表面構造が設けられた主たる半導体素子と、
    前記主たる半導体素子の前記表面構造から離れて前記第1半導体層の前記主面に選択的に設けられた第2導電型の第2半導体領域と、
    前記第2半導体領域内に設けられた第1導電型の第3半導体領域と、
    前記第3半導体領域内に設けられた第2導電型の第4半導体領域と、
    前記第4半導体領域内に設けられた第1導電型の第5半導体領域と、
    を備え、前記第3半導体領域と前記第4半導体領域が電気的に接続されており、かつ、前記主たる半導体素子の温度を検出するための温度検出用素子は、前記第4半導体領域をアノードおよびカソードのうちの一方とし、前記第5半導体領域をアノードおよびカソードのうちの他方とするダイオードであることを特徴とする半導体装置。
  2. 前記第2半導体領域は、前記主たる半導体素子の電極に対して絶縁されていることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
  3. 前記第2半導体領域は、前記主たる半導体素子の接地電極に接続されていることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
  4. 前記第2半導体領域は、トレンチで囲まれていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の半導体装置。
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