JP2008115821A - エンジンの油供給装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】エンジンの高速回転時においても、作動オイル被送給部に送給する必要油量を確実に確保でき、搭載性に優れた簡便な構造の油供給装置を提供する。
【解決手段】 単一の吐出ポート31からの作動オイルを作動オイル被送給部7に送給する第一油路61と、作動オイルを油圧制御バルブ4に送給する第二油路62と、リリーフ油路66と、弁体油路44とを備え、第一油路61の作動オイルの油圧が第一圧力範囲のとき、作動オイルを第一油路61に送給し、第二圧力範囲のとき、作動オイルを第一油路61に送給すると共に弁体油路44を経由してリリーフ油路66に送給し、第三圧力範囲のとき、作動オイルを第一油路61に送給すると共に油圧制御バルブ4を経由して第一油路61に合流させ、第四圧力範囲のとき、作動オイルを第一油路61に送給すると共に油圧制御バルブ4を経由してリリーフ油路66に送給するエンジンの油供給装置X。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば自動車用内燃機関の潤滑に用いられる油供給装置に関する。
例えば自動車用のエンジンにおいて、エンジンの潤滑に使用する作動オイルをエンジン内の各部に送給する油供給装置は、エンジンの回転数に応じて作動オイルの吐出圧を適切に調節できる吐出量可変構造を有していた。
例えば特許文献1に記載の油供給装置は、クランクシャフトと同期して駆動するロータの回転に伴って作動オイルを吸い込む吸込ポートを備えると共に、ロータの回転に伴って作動オイルを吐出する第一吐出ポート及び第二吐出ポートを備えたポンプ本体を備える。さらに、当該油供給装置は、少なくとも第一吐出ポートからの作動オイルを作動オイル被送給部に送給する第一油路と、第二吐出ポートからの作動オイルを第一油路に送給する第二油路と、第一油路への作動オイルの油圧に応答して作動する弁体を備えた油圧制御バルブからの作動オイルを吸込ポート及びオイルパンの少なくとも一方に返送するリリーフ油路とを備える。
この油供給装置において、弁体には第一弁体油路および第二弁体油路を設けてある。そして、第一油路への作動オイルの油圧が所定域のときに、第二吐出ポートからの作動オイルを第一弁体油路経由で第一油路に送給し、第一油路への作動オイルの油圧が所定域よりも大きいときに、第二吐出ポートからの作動オイルを第二弁体油路経由で第一油路に送給するように構成してある。
第一油路の作動オイルの油圧が所定域のときに、第二吐出ポートからの作動オイルを第一弁体油路経由で第一油路に送給可能に構成すると、このときの第一油路への作動オイルの送給量は、第一吐出ポートの吐出量と第二吐出ポートの吐出量とを合わせた量となる。
内燃機関の回転数及びロータの回転数が増して、第一吐出ポートからの作動オイルだけで必要油圧が確保された場合には、第一油路からの作動オイルと第二油路からの作動オイルとを合流させる必要がない。この場合、第二油路における余剰の作動オイルを第一油路に送給することなくリリーフ油路に帰還させる。
一方、作動オイル被送給部によっては、ロータ回転数が高速域であるとき、多量の作動オイルの供給が必要となる。
そのため、当該油供給装置では、第一油路への作動オイルの油圧が所定域よりも大きいときに、第二吐出ポートからの作動オイルを第二弁体油路経由で第一油路に送給するように構成した。このとき、第一油路への作動オイルの送給量が一旦、第一吐出ポートからの作動オイルのみとなった後であっても、第一油路への作動オイルの送給量を、再度第一吐出ポートの吐出量と第二吐出ポートの吐出量とを合わせた量とすることができる。
これにより、ロータ回転数が高速域にある場合でも、送給できる作動オイルの容量を増大できるため、作動オイル被送給部に送給する必要油量を確実に確保できる。
特開2005−140022号公報
特許文献1のエンジンの油供給装置では、第二吐出ポートからの作動オイルは、その全量が油圧制御バルブにおける弁体の第一弁体油路と第二弁体油路とを経由して第一吐出ポートに流入している。このとき、圧損を低減するため、当該弁体および油圧制御バルブは大型化していた。しかし、油供給装置をエンジンに搭載する上で、当該油供給装置は小型化できる方が望ましい。
従って、本発明の目的は、エンジンの高速回転時においても、作動オイル被送給部に送給する必要油量を確実に確保でき、搭載性に優れた簡便な構造の油供給装置を提供することにある。
上記目的を達成するための本発明に係るエンジンの油供給装置の第一特徴構成は、クランクシャフトと同期して駆動するロータの回転に伴って作動オイルを吸い込む吸込ポートを備えると共に、前記ロータの回転に伴って作動オイルを吐出する単一の吐出ポートを備えたポンプ本体と、前記吐出ポートに接続され、前記吐出ポートからの作動オイルを作動オイル被送給部に送給する第一油路と、前記第一油路に対して中間油路を介して接続され、前記第一油路の作動オイルの油圧に応答して作動する油圧制御バルブと、前記吐出ポートの前記第一油路の接続部より上手側において前記吐出ポートに接続され、前記吐出ポートからの作動オイルを前記油圧制御バルブに送給する第二油路と、前記油圧制御バルブの作動オイルを、前記吸込ポート及びオイルパンの少なくとも一方に返送するリリーフ油路と、前記油圧制御バルブの弁体に設けられた弁体油路と、を備え、前記第一油路の作動オイルの油圧が第一圧力範囲にあるときに、前記油圧制御バルブの前記弁体により前記第二油路および前記リリーフ油路を閉じ、前記吐出ポートからの作動オイルを前記第一油路に送給し、前記第一油路への作動オイルの油圧が前記第一圧力範囲より大きい第二圧力範囲のときに、前記吐出ポートからの作動オイルを、前記第一油路に送給すると共に、前記第二油路から前記油圧制御バルブの前記弁体油路を経由して前記リリーフ油路に送給し、前記第一油路への作動オイルの油圧が前記第二圧力範囲よりも大きい第三圧力範囲のときに、前記油圧制御バルブの前記弁体により前記リリーフ油路を閉じ、前記吐出ポートからの作動オイルを、前記第一油路に送給すると共に、前記第二油路から前記油圧制御バルブ、前記中間油路を経由して前記第一油路に合流させ、前記第一油路への作動オイルの油圧が前記第三圧力範囲よりも大きい第四圧力範囲のときに、前記吐出ポートからの作動オイルを、前記第一油路に送給すると共に、前記油圧制御バルブにおいて前記第二油路、前記中間油路および前記リリーフ油路を連通させ、前記吐出ポートの作動オイルを前記リリーフ油路に送給する点にある。
上記第一特徴構成によれば、吐出ポートを1つとしたため、従来のようにメイン吐出ポートとサブ吐出ポートとを仕切る仕切り部をポンプ本体に設ける必要がない。そのため、簡便な構成の油供給装置となり、小型化が可能となってエンジンへの搭載性が向上し、低コスト化を図ることができる。
このように簡便な油供給装置であっても、以下に説明するようにエンジンの高速回転時においても、作動オイル被送給部に送給する必要油量を確実に確保できる。
第一油路の作動オイルの油圧が第一圧力範囲のときに、油圧制御バルブの弁体により前記第二油路および前記リリーフ油路を閉じ、吐出ポートからの作動オイルを第一油路に送給可能に構成すると、このときの作動オイル被送給部への作動オイルの送給量は、吐出ポートからの総吐出量となる(図7:O−P線)。
内燃機関の回転数及びロータの回転数が増して吐出ポートから吐出された作動オイルの油圧が第一圧力範囲よりも大きくなり、必要油圧が確保される第二圧力範囲においては、吐出ポートからの作動オイルを第一油路に送給する。その一方で、一部の作動オイルを作動オイル被送給部に送給することなく、第二油路から弁体油路を経由してリリーフ油路に送給させる(図7:P−R線)。
この結果、必要油圧が確保された場合においては、余分の仕事は低減、回避され、その分油供給装置の駆動馬力は低減される。
一方、作動オイル被送給部においては、ロータ回転数が高速域であるとき、迅速にピストンへの多量の作動オイルの供給が必要となる場合がある。
そのため、本構成では、第一油路の作動オイルの油圧が第二圧力範囲よりも大きい第三圧力範囲のときに、弁体によりリリーフ油路を閉じ、吐出ポートからの作動オイルを、第一油路に送給すると共に、第二油路から油圧制御バルブ、中間油路を経由して第一油路に合流させるように構成した。このとき、作動オイル被送給部への作動オイルの送給量は、再度、吐出ポートから吐出される総吐出量(図7:S−T線)となる。
その後、内燃機関の回転数及びロータの回転数が増して吐出ポートから吐出された作動オイルの油圧が所定量よりも大きくなり、必要油圧が確保される第四圧力範囲においては、吐出ポートからの作動オイルを、第一油路に送給すると共に、油圧制御バルブにおいて第二油路、中間油路およびリリーフ油路を連通させ、吐出ポートの作動オイルをリリーフ油路に送給する。そのため、余剰の作動オイルを第一油路に送給することなく、油圧制御バルブを経由してリリーフ油路に送給でき(図7:T−U線)、余分の仕事は低減、回避される。
以上により、本構成であれば、ロータ回転数が高速域においても、再度、送給できる作動オイルの容量を増大できるため、作動オイル被送給部に送給する必要油量を確実に確保できる。
本発明に係るエンジンの油供給装置の第二特徴構成は、クランクシャフトと同期して駆動するロータの回転に伴って作動オイルを吸い込む吸込ポートを備えると共に、前記ロータの回転に伴って作動オイルを吐出する単一の吐出ポートを備えたポンプ本体と、前記吐出ポートに接続され、前記吐出ポートからの作動オイルを作動オイル被送給部に送給する第一油路と、前記第一油路に対して中間油路を介して接続され、前記第一油路の作動オイルの油圧に応答して作動する油圧制御バルブと、前記吐出ポートの前記第一油路の接続部より上手側において前記吐出ポートに接続され、前記吐出ポートからの作動オイルを前記油圧制御バルブに送給する第二油路と、前記油圧制御バルブに対して第一接続路及び第二接続路を接続し、前記油圧制御バルブの作動オイルを、前記吸込ポート及びオイルパンの少なくとも一方に返送するリリーフ油路と、前記油圧制御バルブの弁体に設けられた弁体油路と、を備え、前記第一油路の作動オイルの油圧が第一圧力範囲にあるときに、前記油圧制御バルブの前記弁体により前記第二油路および前記リリーフ油路を閉じ、前記吐出ポートからの作動オイルを前記第一油路に送給し、前記第一油路への作動オイルの油圧が前記第一圧力範囲より大きい第二圧力範囲のときに、前記吐出ポートからの作動オイルを、前記第一油路に送給すると共に、前記油圧制御バルブの前記弁体により前記第二接続路を閉じ、前記第二油路から前記油圧制御バルブの前記弁体油路を経由して前記第一接続路から前記リリーフ油路に送給し、前記第一油路への作動オイルの油圧が前記第二圧力範囲よりも大きい第三圧力範囲のときに、前記油圧制御バルブの前記弁体により前記第二油路および前記リリーフ油路を閉じ、前記吐出ポートからの作動オイルを、前記第一油路に送給し、前記第一油路への作動オイルの油圧が前記第三圧力範囲よりも大きい第四圧力範囲のときに、前記吐出ポートからの作動オイルを、前記第一油路に送給すると共に、前記油圧制御バルブの前記弁体により前記第二油路および前記第一接続路を閉じ、前記油圧制御バルブにおいて前記中間油路および前記リリーフ油路を連通させ、前記吐出ポートの作動オイルを前記第二接続路から前記リリーフ油路に送給する点にある。
上記第二特徴構成によれば、油圧制御バルブからの作動オイルをリリーフ油路に送給する接続路を2本設けている。このとき、当該接続路が1本の場合に比べて、油圧制御バルブからの作動オイルのリリーフタイミングがエンジンの回転域に合せ易くなる。そのため、油圧制御バルブの設計の自由度が増す。
また、本構成によれば、吐出ポートを1つとしたため、従来のようにメイン吐出ポートとサブ吐出ポートとを仕切る仕切り部をポンプ本体に設ける必要がない。そのため、簡便な構成の油供給装置となり、小型化が可能となってエンジンへの搭載性が向上し、低コスト化を図ることができる。
このように簡便な油供給装置であっても、以下に説明するようにエンジンの高速回転時においても、作動オイル被送給部に送給する必要油量を確実に確保できる。
第一油路の作動オイルの油圧が第一圧力範囲にあるときに、油圧制御バルブの弁体により第二油路およびリリーフ油路を閉じ、吐出ポートからの作動オイルを第一油路に送給可能に構成すると、このときの作動オイル被送給部7への作動オイルの送給量は、吐出ポートからの総吐出量となる(図7:O−P線)。
内燃機関の回転数及びロータの回転数が増して吐出ポートから吐出された作動オイルの油圧が第一圧力範囲よりも大きくなり、必要油圧が確保される第二圧力範囲においては、吐出ポートからの作動オイルを、第一油路に送給する。その一方で、一部の作動オイルを作動オイル被送給部に送給することなく、弁体により第二接続路を閉じ、第二油路から弁体油路を経由して第一接続路からリリーフ油路に送給させる(図7:P−R線)。この結果、必要油圧が確保された場合においては、余分の仕事は低減、回避され、その分油供給装置の駆動馬力は低減される。
一方、作動オイル被送給部においては、ロータ回転数が高速域であるとき、迅速にピストンへの多量の作動オイルの供給が必要となる場合がある。
そのため、本構成では、第一油路の作動オイルの油圧が第二圧力範囲よりも大きい第三圧力範囲のときに、弁体により第二油路およびリリーフ油路を閉じ、吐出ポートからの作動オイルを、第一油路に送給するように構成した。このとき、作動オイル被送給部への作動オイルの送給量は、再度、吐出ポートからの総吐出量(図7:S−T線)となる。
その後、内燃機関の回転数及びロータの回転数が増して吐出ポートから吐出された作動オイルの油圧が所定量よりも大きくなり、必要油圧が確保される第四圧力範囲においては、吐出ポートからの作動オイルを、第一油路に送給すると共に、弁体により第二油路および第一接続路を閉じ、油圧制御バルブにおいて中間油路およびリリーフ油路を連通させ、吐出ポートの作動オイルを第二接続路からリリーフ油路に送給する。そのため、余剰の作動オイルを第一油路に送給することなく、油圧制御バルブを経由してリリーフ油路に送給でき(図7:T−U線)、余分の仕事は低減、回避される。
以上により、本構成であれば、ロータ回転数が高速域においても、再度、送給できる作動オイルの容量を増大できるため、作動オイル被送給部に送給する必要油量を確実に確保できる。
〔第一実施形態〕
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
本実施例では、車両に搭載して内燃機関のクランクシャフトの回転に伴い油圧を発生させるエンジンの油供給装置を示す。図1に油供給装置の概念構成図、図2に実際の搭載設計図の概要を示す。
図1〜2に示したように、本発明のエンジンの油供給装置Xは、クランクシャフトと同期して駆動するロータ2の回転に伴って作動オイルを吸い込む吸込ポート36を備えると共に、ロータ2の回転に伴って作動オイルを吐出する単一の吐出ポート31を備えたポンプ本体1を備える。そして、当該吐出ポート31に接続され、吐出ポート31からの作動オイルを作動オイル被送給部7に送給する第一油路61と、第一油路61に対して中間油路61rを介して接続され、第一油路61の作動オイルの油圧に応答して作動する油圧制御バルブ4と、吐出ポート31の第一油路61の接続部より上手側において吐出ポート31に接続され、吐出ポート31からの作動オイルを油圧制御バルブ4に送給する第二油路62と、を備える。さらに、当該油圧制御バルブ4の作動オイルを、吸込ポート36及びオイルパン69の少なくとも何れか一方に返送するリリーフ油路66と、油圧制御バルブ4の弁体47に設けられた弁体油路44と、を備えている。以下に各部材について詳述する。
(ポンプ本体)
油供給装置Xに係るポンプ本体1は金属製(例えばアルミ系合金、鉄系合金)であり、ポンプ本体1内部にはポンプ室10が形成されている。ポンプ室10には、多数個の内歯11を備えたドリブンギヤを構成する内歯車部12が形成してある。
ポンプ室10には金属製のロータ2が回転自在に配置されている。ロータ2は駆動源としての内燃機関のクランクシャフトに接続され、クランクシャフトと共に回転する。ロータ2の回転数は、例えば、600〜7000rpm程度となる様に設計してある。
ロータ2には、多数個の外歯21を備えたドライブギヤを構成する外歯車部22が形成してある。内歯11及び外歯21はトロコイド曲線又はサイクロイド曲線等で規定されている。ロータ2の回転方向は矢印A1方向であり、ロータ2の回転に伴いロータ2の外歯21が内歯11に次々と入り込み、内歯車部12も同方向に回転する。
外歯21と内歯11とによりポンプ室22a〜22kが形成される。図1では、ポンプ室22kは最も容積が大きなものであり、ポンプ室22e及び22fは最も容積が小さくなっている。
このとき、例えば、図1において反時計周りにポンプ室22e〜22aを見ると、次第に容積が大きくなるため吸込圧が生成し、作動オイルの吸込作用が得られる。また、ポンプ室22j〜22fは、次第に容積が小さくなるため吐出圧が生成し、作動オイルの吐出作用が得られる。
吐出ポート31は、ロータ2の回転に伴いポンプ室10から作動オイルを吐出するポートである。吐出ポート31は端辺31a、31cを備えている。
また、ポンプ本体1には、吸込ポート36が形成してある。吸込ポート36は、ロータ2の回転に伴いポンプ室10に作動オイルを吸い込むポートである。吸込ポート36は端辺36a、36cを備えている。
(作動オイル供給油路)
第一油路61は、吐出ポート31と作動オイル被送給部7とを連絡する油路である。
作動オイル被送給部7は、例えば、給油を必要とするすべり軸受やベアリング等の潤滑装置、内燃機関の動弁機構、内燃機関のシリンダやピストン等の駆動機構が挙げられる。
また、当該第一油路61は、中間油路61rにより油圧制御バルブ4と接続している。
第二油路62は、吐出ポート31と油圧制御バルブ4とをつなぐ油路であり、吐出ポート31から吐出された作動オイルを油圧制御バルブ4に送給する機能を有する。
リリーフ油路66は、油圧制御バルブ4からの作動オイルを吸込ポート36及びオイルパンの少なくとも何れか一方に返送する油路である。油圧制御バルブ4とリリーフ油路66とは、第一接続路63により接続される。
他に、作動オイルをオイルパン69から吸い込む通路66nが吸込ポート36に連通して設けてある。
(油圧制御バルブ)
油圧制御バルブ4は、第一油路61への作動オイルの油圧に応答して作動する弁体47を備えており、当該弁体47は、弁体47が摺動自在な空間である弁収容室40に収容される。弁収容室40には、弁体47がバネ49に矢印B1方向に付勢された状態で装入してある。
弁体47には、作動オイルが流通可能な弁体油路44が設けてある。当該弁体油路44は、弁体47により形成される作動オイルの通路であればよく、弁体47の内部を貫通する筒状や、弁体47の周囲に形成された溝状の形状とすることが可能である。
弁体47において、弁体47の作動方向における両端には、第一弁部47xおよび第二弁部47yが設けてある。弁体油路44・第一弁部47x・第二弁部47yの作動方向寸法の設計については後述する。
また、油圧制御バルブ4には、上述した各油路と連通させる第一弁孔41、第二弁孔42、帰還孔43aが設けてある。
第一弁孔41は、中間油路61rを介して第一油路61と連通可能である。これにより、弁体47に作動オイルの油圧を伝達することができる。
第二弁孔42は第二油路62と連通可能である。これにより、吐出ポート31からの作動オイルを弁体油路44に導入することができる。
帰還孔43aはリリーフ油路66と連通可能である。これにより、油圧制御バルブ4からの作動オイルを吸込ポート36に返送することができる。
上述した本発明の油供給装置Xにおいては、ロータ2の回転数の増加に伴い、油圧制御バルブ4の弁体47は、以下の形態A〜Dを呈する。この形態A〜Dにおいて、それぞれ、第一油路61の作動オイルの油圧が第一圧力範囲〜第四圧力範囲である場合に対応させて説明する。
形態A(第一圧力範囲)
エンジン始動直後等、ロータ2の回転数が少ない低速域の場合(例えば1500回転程度まで)、吐出ポート31から吐出された第一油路61の作動オイルの油圧により作動オイル被送給部7へ作動オイルを送給する。また、このときの油圧が中間油路61r及び油圧制御バルブ4の第一弁孔41を介して弁体47に作用する。これにより弁体47を駆動させる弁体駆動力F1が生じる。弁体駆動力F1がバネ49の付勢力F3よりも小さなときには(F1<F3)、バネ49により弁体47は矢印B1方向に移動する(図1)。
このときの第一油路61の作動オイルの油圧を第一圧力範囲とする。
このとき、弁体47の第一弁部47xが帰還孔43aを、第二弁部47yが第一弁孔41をそれぞれ閉鎖する。このとき、第二油路62およびリリーフ油路66が閉じた状態となり、第二油路62から油圧制御バルブ4には作動オイルは流入しない(図3)。そのため、吐出ポート31からの作動オイルを、油圧制御バルブ4を経由しないで第一油路61に送給可能となる。
尚、本明細書では、「油路が閉じる」とは作動オイルが流通しない状態を指すものとする。
つまり、第一油路61の作動オイルの油圧が第一圧力範囲にあるとき、第一油路61への作動オイルの送給量は、吐出ポートから吐出される総吐出量と略等しくなる。
このとき、作動オイル被送給部7へ送給される油量は、図7のO―P線で示される特性、つまり、ロータ2の回転数がN1(例えば1500回転)まで増加するに伴い、吐出ポート31からの作動オイルの吐出量が増加し、第一油路61の油圧が増大する特性が得られる。
形態B(第二圧力範囲)
駆動源である内燃機関のクランクシャフトの回転数の増加に伴ってロータ2の回転数が増加し、ロータの回転数が所定回転数N1を越える第一中速域において、弁体駆動力F1が増加してバネ49の付勢力F3に打ち勝つと(F1>F3)、弁体駆動力F1と付勢力F3とが均衡するまで弁体47は矢印B2方向(図1参照)に移動する。
このときの第一油路61への作動オイルの油圧は、第一圧力範囲より大きい第二圧力範囲となる。
このとき、図4に示したように、第一弁部47xにおける帰還孔43aの閉鎖が解除される。このとき、吐出ポート31からの作動オイルは、一部が第一油路61に送給可能に、残りの一部が第二油路62から弁体油路44を経由して第一接続路63からリリーフ油路66に送給可能となる。
つまり、第一油路61の作動オイルの油圧が第二圧力範囲のとき、第一油路61への作動オイルの送給量は、吐出ポート31から吐出される総吐出量から、リリーフ油路66に送給した油量を引いた量となる。
このとき、作動オイル被送給部7へ送給される油量は、図7のP−R線で示される特性となる。つまり、リリーフ油路66への経路が連通する状態となるため、ロータの回転数の増加に対する作動オイル被送給部7への吐出量の増加割合が小さくなる。
ここで、作動オイル被送給部7としてVVT(バルブ開閉時期制御装置)の必要油量とエンジンのロータ回転数との関係を示す。例えば、エンジン始動直後は、吐出ポート31からの総吐出量程度の油量が必要であるが、ロータ回転数が所定回転数(N1)を越えると総吐出量は必要なくなり、やがて総吐出量より少ない量で必要油量が確保できるようになる(図7のVで示した領域)。そのため、図7のO―P、P−R線のそれぞれの傾きが、VVT必要油量Vを上回るように油供給装置Xを構成するのが好ましい。
形態C(第三圧力範囲)
ロータの回転数がさらに上昇するN2(例えば4000回転)以上の第二中速域になると、弁体47はさらに矢印B2方向(図1参照)に移動する。
このとき第一油路61の作動オイルの油圧は、第二圧力範囲よりも大きい第三圧力範囲となる。
このとき、図5に示したように、第二弁孔42と第二油路62とが連通した状態となり、弁体47の第二弁部47yが帰還孔43aを閉鎖してリリーフ油路66が閉じた状態となる。従って、作動オイルのリリーフ油路66への移送が停止するため、リリーフ油路66へ移送されていた作動オイルの移送先が第一油路61に変更される。そのため、吐出ポート31からの作動オイルを、第一油路61に送給すると共に、第二油路62から油圧制御バルブ4、中間油路61rを経由して第一油路61に合流させることが可能となる。
つまり、第一油路61の作動オイルの油圧が第三圧力範囲のとき、作動オイル被送給部7への作動オイルの送給量は、再度、吐出ポートから吐出される量の全量となる。
このとき、作動オイル被送給部7への油量は、図7のR―T線で示される特性となる。つまり、作動オイル被送給部7への作動オイルの送給量が上昇し(図7:R―S線)、その後、吐出ポート31からの総吐出量が作動オイル被送給部7へ送給される(図7:S―T線)。
形態D(第四圧力範囲)
ロータの回転数がさらに上昇するN3(例えば4500回転)以上になる高速域になると、弁体47はさらに矢印B2方向(図1参照)に移動する。
このとき第一油路61の前記作動オイルの油圧は、第三圧力範囲よりも大きい第四圧力範囲となる。
このとき、図6に示したように、弁体47による帰還孔43aの閉鎖が解除される。そのため、吐出ポート31からの作動オイルを、第一油路61に送給すると共に、油圧制御バルブ4において第二油路62、中間油路61rおよびリリーフ油路66を連通させ、吐出ポート31の作動オイルをリリーフ油路66に送給することが可能となる。
つまり、第一油路61の作動オイルの油圧が第四圧力範囲のとき、作動オイル被送給部7への作動オイルの送給量は、吐出ポート31から吐出される総吐出量から、リリーフ油路66に送給した油量を引いた量となる。
このとき、作動オイル被送給部7へ送給される油量は、図7のT―U線で示される特性となる。つまり、リリーフ油路66への経路が連通する状態となるため、ロータの回転数の増加に対する作動オイル被送給部7への吐出量の増加割合が小さくなる。
ここで、作動オイル被送給部7としてピストン用ジェットの必要油量とエンジンのロータ回転数との関係を示す。例えば、ロータ回転の高速域付近では、吐出ポート31の総吐出量程度の油量が必要であるが、ロータ回転数が所定回転数(N3)を越えると総吐出量は必要なくなる(図7のWで示した領域)。そのため、図7のT−U線の傾きが、ピストン用ジェット必要油量Wを上回るように油供給装置Xを構成するのが好ましい。
本発明では、吐出ポート31を1つとし、弁体47が有する弁体油路44を1つとしたため、簡便な構成の油供給装置Xとなる。
このように簡便な油供給装置Xであっても、以下に説明するようにエンジンの高速回転時においても、作動オイル被送給部7に送給する必要油量を確実に確保できる。
第一油路61の作動オイルの油圧が第一圧力範囲のときに、油圧制御バルブ4の弁体47により第二油路62およびリリーフ油路66を閉じ、吐出ポート31からの作動オイルを第一油路61に送給可能に構成すると、このときの作動オイル被送給部7への作動オイルの送給量は、吐出ポート31からの総吐出量となる(図7:O−P線)。
内燃機関の回転数及びロータの回転数が増して吐出ポート31から吐出された作動オイルの油圧が第一圧力範囲よりも大きくなり、必要油圧が確保される第二圧力範囲においては、吐出ポート31からの作動オイルを第一油路61に送給する。その一方で、一部の作動オイルを作動オイル被送給部7に送給することなく、第二油路から弁体油路44を経由してリリーフ油路66に送給させる(図7:P−R線)。
この結果、必要油圧が確保された場合においては、余分の仕事は低減、回避され、その分油供給装置Xの駆動馬力は低減される。
一方、例えば、ピストン用ジェット等の作動オイル被送給部7においては、ロータ回転数が高速域であるとき、迅速にピストンへ多量の作動オイルを供給する必要がある。
そのため、本発明では、第一油路61の作動オイルの油圧が第二圧力範囲よりも大きい第三圧力範囲のときに、弁体47によりリリーフ油路66を閉じ、吐出ポート31からの作動オイルを、第一油路61に送給すると共に、第二油路62から油圧制御バルブ4、中間油路61rを経由して第一油路61に合流させるように構成した。このとき、第二圧力範囲において第一油路61への作動オイルの送給量が一旦減少した後であっても、作動オイル被送給部7への作動オイルの送給量を、再度、吐出ポート31からの総吐出量(図7:S−T線)とすることができる。
その後、内燃機関の回転数及びロータの回転数が増して吐出ポート31から吐出された作動オイルの油圧が所定量よりも大きくなり、必要油圧が確保される第四圧力範囲においては、吐出ポート31からの作動オイルを、第一油路に送給すると共に、油圧制御バルブ4において第二油路62、中間油路61rおよびリリーフ油路66を連通させ、吐出ポート31の作動オイルをリリーフ油路66に送給する。そのため、余剰の作動オイルを第一油路61に送給することなく、油圧制御バルブ4を経由してリリーフ油路66に送給でき(図7:T−U線)、余分の仕事は低減、回避される。
以上により、本発明の油供給装置Xであれば、ロータ回転数が高速域においても、再度、送給できる作動オイルの容量を増大できるため、作動オイル被送給部7に送給する必要油量を確実に確保できる。
上述した実施形態において、油圧制御バルブ4における弁体油路44・第一弁部47x・第二弁部47yの作動方向寸法は、以下のように設計される。
形態A(図3)より、第一弁部47xが帰還孔43aを閉鎖したとき、第二弁部47yが第一弁孔41と第二弁孔42との連通を閉鎖する。
形態B(図4)より、第一弁部47xが帰還孔43aの閉鎖を解除したとき、第二弁部47yが第一弁孔41と第二弁孔42との連通の閉鎖状態を維持する。
形態C(図5)より、第二弁部47yが帰還孔43aを閉鎖したとき、第一弁孔41と第二弁孔42とを連通させる。
形態D(図6)より、第二弁部47yが帰還孔43aの閉鎖を解除したとき、第一弁孔41と第二弁孔42とを連通状態を維持する。
従って、弁体油路44・第一弁部47x・第二弁部47yの作動方向寸法は精密な寸法関係が要求される。このような寸法関係が得られない場合、第二油路62が閉塞して吐出ポート31の圧力が異常に上昇することにより、駆動馬力の増加やポンプ本体1の破損といった不都合が生じる。しかし、本構成では、油圧が過大になることなく、必要油量を作動オイル被送給部7に送給することができる。
〔第二実施形態〕
上述した第一実施形態では、油圧制御バルブ4は、単一の第一接続路63を介してリリーフ油路66と接続していた。しかし、これに限られるものではなく、油圧制御バルブ4とリリーフ油路66との接続は、複数の接続路を介して構成することが可能である。
図8〜11に示したように、油圧制御バルブ4とリリーフ油路66とを、第一接続路63および第二接続路64で接続する。このとき、油圧制御バルブ4には、第二接続路64と接続する帰還孔43bを設ける。
弁体47において、弁体油路44・第一弁部47x・第二弁部47yの作動方向寸法の設計は、後述するように第一実施形態とは異なる。その他の構成は第一実施形態と同様であるため、説明は省略する。
第二実施形態の油供給装置Xにおいては、ロータ2の回転数の増加に伴い、油圧制御バルブ4の弁体47は、以下の形態A’〜D’を呈する。この形態A’〜D’において、それぞれ、第一油路61の作動オイルの油圧を第一圧力範囲〜第四圧力範囲に対応させて説明する。尚、第一圧力範囲〜第四圧力範囲の定義については、ロータ2の回転数および第一油路61の作動オイルの油圧の関係より区切った第一実施形態と同様としたため、これに関連する説明は省略する。
形態A’(第一圧力範囲)
このとき、図8に示したように、弁体47の第一弁部47xが帰還孔43aを、第二弁部47yが帰還孔43bをそれぞれ閉鎖して、弁体47が第二油路62およびリリーフ油路66を閉じた状態となる。そのため、第二油路62から油圧制御バルブ4には作動オイルは流入せず、吐出ポート31からの作動オイルを、第一油路61に送給可能となる。
つまり、第一油路61の作動オイルの油圧が第一圧力範囲にあるとき、作動オイル被送給部7への作動オイルの送給量は、吐出ポート31から吐出される総吐出量(図7のO―P線)となる。
形態B’(第二圧力範囲)
図9に示したように、第二弁部47xにおける帰還孔43aの閉鎖が解除されるが、第二弁部47yにおける帰還孔43bの閉鎖は解除されない。つまり、弁体47により第二接続路64は閉じた状態となる。
このとき、吐出ポート31からの作動オイルは、一部が第一油路61に送給可能となり、残りの一部が、第二油路62から油圧制御バルブ4の弁体油路44を経由して第一接続路63からリリーフ油路66に送給可能となる。
つまり、第一油路61の作動オイルの油圧が第二圧力範囲のとき、作動オイル被送給部7への作動オイルの送給量は、吐出ポート31から吐出される総吐出量から、第一接続路63からリリーフ油路66に送給した油量を引いた量(図7のP−R線)とすることができる。
尚、第一接続路63の直径等を種々変更することにより、図7のP−R線の傾きも所望の傾きに変更することが可能である。
形態C’(第三圧力範囲)
このとき、図10に示したように、第二弁部47yが第二弁孔42および帰還孔43a,43bをそれぞれ閉鎖した状態となり、弁体47により第二油路62およびリリーフ油路66を閉じた状態となる。そのため、第二油路62から油圧制御バルブ4には作動オイルは流入せず、吐出ポート31からの作動オイルを、油圧制御バルブ4を経由しないで第一油路61に送給可能となる。
つまり、第一油路61の作動オイルの油圧が第三圧力範囲にあるとき、作動オイル被送給部7への作動オイルの送給量は、吐出ポートから吐出される総吐出量(図7のR―T線)となる。
形態D’(第四圧力範囲)
このとき、図11に示したように、第二弁部47yにおける帰還孔43bの閉鎖が解除される。第二弁部47yにおける第二弁孔42および帰還孔43aの閉鎖は解除されない。即ち、弁体47により第二油路62および第一接続路63を閉じ、油圧制御バルブにおいて中間油路61rおよびリリーフ油路66を連通させることとなる。そのため、吐出ポート31からの作動オイルを、第一油路61に送給すると共に、第二接続路64からリリーフ油路66に送給可能となる。
つまり、第一油路61の作動オイルの油圧が第四圧力範囲のとき、作動オイル被送給部7への作動オイルの送給量は、吐出ポート31から吐出される量の全量から、第二接続路64からリリーフ油路66に送給した油量を引いた量(図7のT―U線)となる。
上述した第二実施形態では、油圧制御バルブ4からリリーフ油路66に作動オイルを送給する接続路を2本設けている。このとき、当該接続路が1本の場合に比べて、油圧制御バルブ4からリリーフ油路66に作動オイルを送給するリリーフタイミングがエンジンの回転域に合せ易くなる。そのため、油圧制御バルブ4の設計の自由度が増す。
また、第二実施形態では、上述した第一実施形態と同様に簡便な構成の油供給装置Xとなる。しかし、このように簡便な油供給装置であっても、以下に説明するようにエンジンの高速回転時においても、作動オイル被送給部7に送給する必要油量を確実に確保できる。
第一油路61の作動オイルの油圧が第一圧力範囲にあるときに、油圧制御バルブ4の弁体47により第二油路62およびリリーフ油路66を閉じ、吐出ポート31からの作動オイルを第一油路61に送給可能に構成すると、このときの作動オイル被送給部7への作動オイルの送給量は、吐出ポートからの総吐出量となる(図7:O−P線)。
内燃機関の回転数及びロータの回転数が増して吐出ポート31から吐出された作動オイルの油圧が第一圧力範囲よりも大きくなり、必要油圧が確保される第二圧力範囲においては、吐出ポート31からの作動オイルを、第一油路61に送給する。その一方で、余剰の作動オイルを作動オイル被送給部7に送給することなく、弁体47により第二接続路64を閉じ、第二油路62から弁体油路44を経由して第一接続路63からリリーフ油路66に送給させる(図7:P−R線)。
一方、例えば、ピストン用ジェット等の作動オイル被送給部7においては、ロータ回転数が高速域であるとき、迅速にピストンへ多量の作動オイルを供給する必要がある。
そのため、本実施形態では、第一油路61の作動オイルの油圧が第二圧力範囲よりも大きい第三圧力範囲のときに、弁体47により第二油路62およびリリーフ油路66を閉じ、吐出ポート31からの作動オイルを、第一油路61に送給するように構成した。このとき、第二圧力範囲において第一油路61への作動オイルの送給量が一旦減少した後であっても、作動オイル被送給部7への作動オイルの送給量を、再度、吐出ポート31からの総吐出量(図7:S−T線)とすることができる。
これにより、ロータ回転数が高速域においても、再度、送給できる作動オイルの容量を増大できるため、作動オイル被送給部に送給する必要油量を確実に確保できる。
その後、内燃機関の回転数及びロータの回転数が増して吐出ポートから吐出された作動オイルの油圧が所定量よりも大きくなり、必要油圧が確保される第四圧力範囲においては、吐出ポート31からの作動オイルを、第一油路61に送給すると共に、弁体47により第二油路62および第一接続路63を閉じ、油圧制御バルブにおいて中間油路61rおよびリリーフ油路66を連通させ、吐出ポート31の作動オイルを第二接続路64からリリーフ油路66に送給する。そのため、余剰の作動オイルを第一油路61に送給することなく、油圧制御バルブ4を経由してリリーフ油路66に送給でき(図7:T−U線)、余分の仕事は低減、回避される。
以上により、本実施形態の油供給装置Xであれば、ロータ回転数が高速域においても、再度、送給できる作動オイルの容量を増大できるため、作動オイル被送給部7に送給する必要油量を確実に確保できる。
上述した別実施形態において、油圧制御バルブ4における弁体油路44・第一弁部47x・第二弁部47yの作動方向寸法は、以下のように設計される。
形態A’(図8)より、第一弁部47xが帰還孔43aを閉鎖し、第二弁部47yが帰還孔43bを閉鎖したとき、第二弁部47yが第一弁孔41と第二弁孔42との連通を閉鎖する。
形態B’(図9)より、第一弁部47xが帰還孔43aの閉鎖を解除し、第二弁部47yが帰還孔43bの閉鎖状態を維持するとき、第二弁部47yが第一弁孔41と第二弁孔42との連通の閉鎖状態を維持する。
形態C’(図10)より、第二弁部47yが帰還孔43a,43bを閉鎖したとき、第二弁部47yが第一弁孔41と第二弁孔42との連通の閉鎖状態を維持する。
形態D’(図11)より、第二弁部47yが帰還孔43aの閉鎖状態を維持し、帰還孔43bの閉鎖状態を解除したとき、第二弁部47yが第一弁孔41と第二弁孔42との連通の閉鎖状態を維持する。
従って、弁体油路44・第一弁部47x・第二弁部47yの作動方向寸法は精密な寸法関係が要求される。しかし、帰還孔を二箇所設け、これら帰還孔を、作動方向に位置ズレさせて配置すれば、弁体47の位置に応じて、作動オイルを何れの帰還孔からリリーフさせるかを選択し易くなる。そのため、第一実施形態のように単一の帰還孔である場合と比べ、油圧制御バルブ4の設計の自由度が増す。
本発明は、内燃機関の潤滑に用いられる油供給装置として利用できる。
本発明の油供給装置の概念構成図 本発明の油供給装置のエンジン搭載時の概略図 ロータの回転数が低速域である場合(形態A)の本発明の油供給装置の要部概略図 ロータの回転数が第一中速域である場合(形態B)の本発明の油供給装置の要部概略図 ロータの回転数が第二中速域である場合(形態C)の本発明の油供給装置の要部概略図 ロータの回転数が高速域である場合(形態D)の本発明の油供給装置の要部概略図 エンジンのロータ回転数と吐出ポート群の作動オイルの吐出量との関係を示したグラフ ロータの回転数が低速域である場合(形態A’)の本発明の油供給装置の要部概略図 ロータの回転数が第一中速域である場合(形態B’)の本発明の油供給装置の要部概略図 ロータの回転数が第二中速域である場合(形態C’)の本発明の油供給装置の要部概略図 ロータの回転数が高速域である場合(形態D’)の本発明の油供給装置の要部概略図
符号の説明
X 油供給装置
1 ポンプ本体
2 ロータ
4 油圧制御バルブ
7 作動オイル被送給部
31 吐出ポート
36 吸込ポート
44 弁体油路
61 第一油路
61r 中間油路
62 第二油路
63 第一接続路
64 第二接続路
66 リリーフ油路

Claims (2)

  1. クランクシャフトと同期して駆動するロータの回転に伴って作動オイルを吸い込む吸込ポートを備えると共に、前記ロータの回転に伴って作動オイルを吐出する単一の吐出ポートを備えたポンプ本体と、
    前記吐出ポートに接続され、前記吐出ポートからの作動オイルを作動オイル被送給部に送給する第一油路と、
    前記第一油路に対して中間油路を介して接続され、前記第一油路の作動オイルの油圧に応答して作動する油圧制御バルブと、
    前記吐出ポートの前記第一油路の接続部より上手側において前記吐出ポートに接続され、前記吐出ポートからの作動オイルを前記油圧制御バルブに送給する第二油路と、
    前記油圧制御バルブの作動オイルを、前記吸込ポート及びオイルパンの少なくとも一方に返送するリリーフ油路と、
    前記油圧制御バルブの弁体に設けられた弁体油路と、
    を備え、
    前記第一油路の作動オイルの油圧が第一圧力範囲にあるときに、前記油圧制御バルブの前記弁体により前記第二油路および前記リリーフ油路を閉じ、前記吐出ポートからの作動オイルを前記第一油路に送給し、
    前記第一油路への作動オイルの油圧が前記第一圧力範囲より大きい第二圧力範囲のときに、前記吐出ポートからの作動オイルを、前記第一油路に送給すると共に、前記第二油路から前記油圧制御バルブの前記弁体油路を経由して前記リリーフ油路に送給し、
    前記第一油路への作動オイルの油圧が前記第二圧力範囲よりも大きい第三圧力範囲のときに、前記油圧制御バルブの前記弁体により前記リリーフ油路を閉じ、前記吐出ポートからの作動オイルを、前記第一油路に送給すると共に、前記第二油路から前記油圧制御バルブ、前記中間油路を経由して前記第一油路に合流させ、
    前記第一油路への作動オイルの油圧が前記第三圧力範囲よりも大きい第四圧力範囲のときに、前記吐出ポートからの作動オイルを、前記第一油路に送給すると共に、前記油圧制御バルブにおいて前記第二油路、前記中間油路および前記リリーフ油路を連通させ、前記吐出ポートの作動オイルを前記リリーフ油路に送給するエンジンの油供給装置。
  2. クランクシャフトと同期して駆動するロータの回転に伴って作動オイルを吸い込む吸込ポートを備えると共に、前記ロータの回転に伴って作動オイルを吐出する単一の吐出ポートを備えたポンプ本体と、
    前記吐出ポートに接続され、前記吐出ポートからの作動オイルを作動オイル被送給部に送給する第一油路と、
    前記第一油路に対して中間油路を介して接続され、前記第一油路の作動オイルの油圧に応答して作動する油圧制御バルブと、
    前記吐出ポートの前記第一油路の接続部より上手側において前記吐出ポートに接続され、前記吐出ポートからの作動オイルを前記油圧制御バルブに送給する第二油路と、
    前記油圧制御バルブに対して第一接続路及び第二接続路を接続し、前記油圧制御バルブの作動オイルを、前記吸込ポート及びオイルパンの少なくとも一方に返送するリリーフ油路と、
    前記油圧制御バルブの弁体に設けられた弁体油路と、
    を備え、
    前記第一油路の作動オイルの油圧が第一圧力範囲にあるときに、前記油圧制御バルブの前記弁体により前記第二油路および前記リリーフ油路を閉じ、前記吐出ポートからの作動オイルを前記第一油路に送給し、
    前記第一油路への作動オイルの油圧が前記第一圧力範囲より大きい第二圧力範囲のときに、前記吐出ポートからの作動オイルを、前記第一油路に送給すると共に、前記油圧制御バルブの前記弁体により前記第二接続路を閉じ、前記第二油路から前記油圧制御バルブの前記弁体油路を経由して前記第一接続路から前記リリーフ油路に送給し、
    前記第一油路への作動オイルの油圧が前記第二圧力範囲よりも大きい第三圧力範囲のときに、前記油圧制御バルブの前記弁体により前記第二油路および前記リリーフ油路を閉じ、前記吐出ポートからの作動オイルを、前記第一油路に送給し、
    前記第一油路への作動オイルの油圧が前記第三圧力範囲よりも大きい第四圧力範囲のときに、前記吐出ポートからの作動オイルを、前記第一油路に送給すると共に、前記油圧制御バルブの前記弁体により前記第二油路および前記第一接続路を閉じ、前記油圧制御バルブにおいて前記中間油路および前記リリーフ油路を連通させ、前記吐出ポートの作動オイルを前記第二接続路から前記リリーフ油路に送給するエンジンの油供給装置。
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