JP2017172351A - 内燃機関のオイルポンプ - Google Patents

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Abstract

【課題】2つの吐出室から異なる流量のオイルを吐出して、ポンプ損失を抑制することが可能な内燃機関のオイルポンプを提供する。【解決手段】本発明の内燃機関のオイルポンプ100は、ケーシング10と、駆動ギア20と、第1の従動ギア30及び第2の従動ギア40と、を備え、ケーシング10は、第1吸込室A1と、第1吐出室B1と、第2吸込室A2と、第2吐出室B2と、第1吐出室B1から単独で延びてケーシング10外に開口する第1吐出通路13と、第2吐出室B2から単独で延びてケーシング10外に開口する第2吐出通路14とを備え、第1の従動ギア30の歯幅D1が第2の従動ギア40の歯幅D2より小さい。【選択図】図3

Description

本発明は、内燃機関のオイルポンプに関するものである。
内燃機関のオイルポンプとしては、互いに噛合する駆動ギア及び従動ギアをケーシング内に設け、各ギアが回転することでオイルを吸い込んで吐出する、外接ギアタイプのオイルポンプが知られている。
このオイルポンプのケーシングには、これらギアのピッチ円の共通接線上の回転方向前方に吸込室が設けられ、その回転方向後方に吐出室が設けられる。吸込室及び吐出室には、それぞれケーシング外に開口した吸込通路、吐出通路が接続される。
特開2011−149359号公報 特開2002−70757号公報
ところで、駆動ギアに2つの従動ギアが噛合した3つのギアからなるオイルポンプでは、ケーシング内に2つのオイル吐出室が設けられる。また、これら2つの吐出室に、それぞれ単独で延びてケーシング外に開口する2つの吐出通路を接続することが考えられる。こうすることで、2つの系統に個別にオイルを供給することができる。
しかしながら、これら2つの吐出室から同じ流量のオイルしか吐出されないと、内燃機関の被供給部の用途に応じて、効率的に2つの系統にオイルを供給することできず、ポンプ損失が増加してしまう。
そこで、本発明の目的は、上記課題を解決し、2つの吐出室から異なる流量のオイルを吐出して、ポンプ損失を抑制することが可能な内燃機関のオイルポンプを提供することにある。
本発明の一態様によれば、ケーシングと、前記ケーシング内に回転可能に支持された駆動ギアと、前記ケーシング内に回転可能に支持されると共に前記駆動ギアに係合し、前記駆動ギアにより回転駆動される第1の従動ギア及び第2の従動ギアと、を備え、前記ケーシングは、前記駆動ギア及び前記第1の従動ギアの共通接線上の回転方向前方に位置する第1吸込室と、前記駆動ギア及び前記第1の従動ギアの共通接線上の回転方向後方に位置する第1吐出室と、前記駆動ギア及び前記第2の従動ギアの共通接線上の回転方向前方に位置する第2吸込室と、前記駆動ギア及び前記第2の従動ギアの共通接線上の回転方向後方に位置する第2吐出室と、前記第1吐出室から単独で延びて、前記ケーシング外に開口する第1吐出通路と、前記第2吐出室から単独で延びて、前記ケーシング外に開口する第2吐出通路と、を備え、前記第1の従動ギアの歯幅が前記第2の従動ギアの歯幅より小さいことを特徴とする内燃機関のオイルポンプが提供される。
また、前記オイルポンプは、前記ケーシング内に回転可能に支持されると共に、前記第1の従動ギアに噛合し、前記第1の従動ギアにより回転駆動される第3の従動ギアを更に備え、前記ケーシングは、前記第1の従動ギア及び前記第3の従動ギアの共通接線上の回転方向前方に位置する第3吸込室と、前記第1の従動ギア及び前記第3の従動ギアの共通接線上の回転方向後方に位置する第3吐出室と、前記第3吐出室から単独で延びて、前記ケーシング外に開口する第3吐出通路と、を更に備え、前記第3の従動ギアの歯幅が前記第1の従動ギアの歯幅以下であることが好ましい。
また、前記オイルポンプは、前記ケーシング内に回転可能に支持されると共に、前記第2の従動ギアに噛合し、前記第2の従動ギアにより回転駆動される第3の従動ギアを更に備え、前記ケーシングは、前記第2の従動ギア及び前記第3の従動ギアの共通接線上の回転方向前方に位置する第3吸込室と、前記第2の従動ギア及び前記第3の従動ギアの共通接線上の回転方向後方に位置する第3吐出室と、前記第3吐出室から単独で延びて、前記ケーシング外に開口する第3吐出通路と、を更に備え、前記第3の従動ギアの歯幅が前記第2の従動ギアの歯幅より小さいことが好ましい。
本発明に係る内燃機関のオイルポンプによれば、2つの吐出室から異なる流量のオイルを吐出して、ポンプ損失を抑制することができる。
本発明の第1実施形態における内燃機関の全体構成図である。 本発明の第1実施形態に係るオイルポンプの背面断面図である。 図2のI−I断面図である。 本発明の第1実施形態に係るオイルポンプ内部の模式斜視図である。 オイルポンプの各ギアの歯幅を同じにした場合の断面図である。 本発明の第1実施形態における各吐出通路の流量の説明に供する模式図である。 本発明の第1実施形態の比較例におけるオイルポンプの背面断面図である。 本発明の第1実施形態の比較例によるオイル流量及び圧力の説明に供する模式図である。 本発明の第1実施形態によるオイル流量及び圧力の説明に供する模式図である。 本発明の第2実施形態に係るオイルポンプの背面断面図である。 図10のII−II断面図である。 本発明の第2実施形態に係るオイルポンプ内部の模式斜視図である。 本発明の第2実施形態によるオイル流量及び圧力の説明に供する模式図である。 本発明の第2実施形態における各吐出通路の流量の説明に供する模式図である。 本発明の第2実施形態の変形実施例における各吐出通路の流量の説明に供する模式図である。
以下、本発明の実施形態を添付図面に沿って説明する。なお、下記の実施形態では、内燃機関が図示しない車両に縦置きされており、図中に示す各方向は、車両の走行方向に一致する。但し、これらの方向は、説明の便宜上定められたものに過ぎない。
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態に係る内燃機関1の全体を示す概略図である。
図1に示すように、内燃機関1は、シリンダヘッド1aとシリンダブロック1bと、クランクケース1cとを含む。クランクケース1cの内部には、回転可能に支持されたクランクシャフト2が設けられ、また、クランクケース1cの下部には、オイルが貯留されるオイルパン3が設けられる。
オイルポンプ100は、オイル通路4の途中に設けられ、オイルパン3に貯留されたオイルを吸い上げると共に、内燃機関1の被供給部に対してオイルを供給する。本実施形態では、第1系統S1と第2系統S2という2つの供給系統が設けられており、オイルポンプ100から、第1系統S1の第1オイル通路4a及び第2系統S2の第2オイル通路4bが延びている。
図2は、オイルポンプ100の概略構成を示す背面(後面)の断面図である。図2中、矢印aは駆動ギア20の回転方向、矢印bは第1の従動ギア30の回転方向、矢印cは第2の従動ギア40の回転方向を表す。
図2に示すように、オイルポンプ100は、外接ギアタイプのオイルポンプであり、ケーシング10と、ケーシング10内に回転可能に支持された、駆動ギア20、第1の従動ギア30及び第2の従動ギア40と、を備える。
駆動ギア20は、駆動シャフト21を介して、クランクシャフト2に連結しており、内燃機関1からの動力により回転駆動される。また、第1の従動ギア30及び第2の従動ギア40は、駆動ギア20に噛合しており、駆動ギア20により回転駆動される。第1の従動ギア30と駆動ギア20との組み合わせにより、第1ギアポンプ35が構成され、また、第2の従動ギア40と駆動ギア20との組み合わせにより第2ギアポンプ45が構成される。
ケーシング10の後面側は、内燃機関1の外壁にボルト止めされて固定される。ケーシング10の内部には、上下に長い長円形のギア収容室11と、ギア収容室11から延びてケーシング10外に開口した、吸込通路12、第1吐出通路13及び第2吐出通路14とが設けられる。
ギア収容室11内には、上方から順に、第1の従動ギア30、駆動ギア20、第2の従動ギア40が収容される。図2の一点鎖線Xで示すように、ギア収容室11に収容された状態で、各ギア20,30,40の回転中心W1,W2,W3は、同一直線上に配置される。
ギア収容室11内の上面には、第1の従動ギア30の外周端の回転軌跡(破線Y1で示す)に沿う曲面部11aが形成され、ギア収容室11内の下面には、第2の従動ギア40の外周端の回転軌跡(破線Y2で示す)に沿う曲面部11bが形成される。また、ギア収容室11内の左右の側面には、駆動ギア20の外周端の回転軌跡(破線Y3で示す)に沿う曲面部11c,11dが形成される。
ギア収容室11内において、二点鎖線Z1で示す駆動ギア20及び第1の従動ギア30の共通接線上の回転方向前方の位置には、第1吸込室A1が設けられ、その回転方向後方の位置には、第1吐出室B1が設けられる。また、二点鎖線Z2で示す駆動ギア20及び第2の従動ギア40の共通接線上の回転方向前方の位置には、第2吸込室A2が設けられ、その回転方向後方の位置には、第2吐出室B2が設けられる。なお、ここでいう共通接線は、互いに噛合する両ギアのピッチ円(不図示)上のピッチ点における共通接線をいう(以下、同様とする)。
図3は、図2のI−I断面図である。図中、符号D0,D1,D2は、それぞれ駆動ギア20、第1の従動ギア30、第2の従動ギア40の歯幅を表す。
本実施形態では、図3に示すように、第1の従動ギア30の歯幅D1が第2の従動ギア40の歯幅D2より小さく形成されている。具体的には、駆動ギア20の歯幅D0と第2の従動ギア40の歯幅D2が同じ幅であり(D0=D2)、第1の従動ギア30の歯幅D1が駆動ギア20の歯幅D0及び第2の従動ギア40の歯幅D2よりも小さい(D1<D0,D1<D2)。
例えば、本実施形態では、第1の従動ギア30の歯幅D1は、駆動ギア20の歯幅D0及び第2の従動ギア40の歯幅D2に対して、半分の大きさに設定される(D1=D0/2,D1=D2/2)。また、各ギア20,30,40は、ギア後面の位置を揃えて配置されている。この場合、第1の従動ギア30は、駆動ギア20の後半分のみと噛合する。
ケーシング10は、ケーシング本体10aと、その前面側に取り付けられた蓋10bと、を備える。ケーシング本体10aと蓋10bとの間には、シール材(不図示)が設けられており、これにより密閉空間としてのギア収容室11が画成される。
ギア収容室11内のケーシング本体10a及び蓋10bは、ギア収容室11に収容された状態の各ギア20,30,40との間に、一定距離の隙間ができるように形成される。また、ギア収容室11内のケーシング本体10a及び蓋10bには、駆動ギア20の駆動シャフト21、第1の従動ギア30の従動シャフト31、第2の従動ギア40の従動シャフト41を回転可能に支持するシャフト穴10c〜10hが形成される。各シャフト21,31,41の外周面と、シャフト穴10c〜10hの内周面との間には、円筒形状のブッシュ(不図示)が設けられる。なお、ケーシング本体10aに形成された駆動シャフト21のシャフト穴10cは、駆動シャフト21を挿通可能な貫通穴である。
図4は、図2のオイルポンプ100内部の模式斜視図である。図4に示すように、吸込通路12は、ケーシング10外に開口した1つの吸込口12aから延びてケーシング10内で分岐する。この分岐された第1吸込通路12bは第1吸込室A1に連通し、第2吸込通路12cは第2吸込室A2に連通する。吸込口12aは、ケーシング10の後面に位置しており、図1に示すオイルパン3から延びるオイル通路4に接続される。
他方、第1吐出通路13は、第1吐出室B1から単独で延びて、ケーシング10外に開口した第1吐出口13aに連通し、第2吐出通路14は、第2吐出室B2から単独で延びて、ケーシング10外に開口した第2吐出口14aに連通する。第1吐出口13a及び第2吐出口14aは、ケーシング10の後面に位置し、第1吐出口13aは、第1系統S1の第1オイル通路4aに接続され、第2吐出口14aは、第2系統S2の第2オイル通路4bに接続される。
次に、本実施形態に係るオイルポンプ100の作用効果について説明する。
図2に示すように、オイルポンプ100においては、内燃機関1の運転中、クランクシャフト2の回転により、駆動ギア20が矢印aの方向に回転駆動される。また、これにより、第1の従動ギア30が矢印bの方向に回転駆動され、第2の従動ギア40が矢印cの方向に回転駆動される。
第1の従動ギア30の回転により、第1吸込室A1のオイルは、上側の曲面部11aと第1の従動ギア30との間に吸い込まれて、第1吐出室B1に吐出される。また、駆動ギア20の回転により、第1吸込室A1のオイルは、左側の曲面部11cと駆動ギア20との間に吸い込まれて、第2吐出室B2に吐出される。すなわち、第1ギアポンプ35により、第1吸込室A1のオイルは、第1吐出室B1と第2吐出室B2に吐出されることになる。
他方、第2の従動ギア40の回転により、第2吸込室A2のオイルは、下側の曲面部11bと第2の従動ギア40との間に吸い込まれて、第2吐出室B2に吐出される。また、駆動ギア20の回転により、第2吸込室A2のオイルは、右側の曲面部11dと駆動ギア20との間に吸い込まれて、第1吐出室B1に吐出される。すなわち、第2ギアポンプ45により、第2吸込室A2のオイルは、第1吐出室B1と第2吐出室B2に吐出されることになる。
ここで、図4に示すように、本実施形態では、第1吐出室B1に吐出されたオイルは、第1吐出通路13を通じて第1吐出口13aからケーシング10の外部に吐出される。また、第2吐出室B2に吐出されたオイルは、第2吐出通路14を通じて第2吐出口14aからケーシング10の外部に吐出される。すなわち、オイルポンプ100によれば、第1吐出室B1及び第2吐出室B2に吐出されたオイルは、ケーシング10内で途中で合流することなく、異なる吐出口13a,14aからケーシング10の外部に吐出されるため、2つの系統に個別にオイルを供給することが可能となる。
例えば、内燃機関1の被供給部のうち、ピストン(高油量被供給部)は、内燃機関1の運転中に非常に高温になるので、冷却のために多量のオイルを必要とするが、動弁系等(低油量被供給部)は、ピストン程のオイル供給量を必要としない。
オイルポンプ100によれば、第1系統S1として、低油量被供給部に延びる第1オイル通路4aを第1吐出口13aに接続し、第2系統S2として、その高油量被供給部に延びる第2オイル通路4bを第2吐出口14aに接続することが可能である。これにより、例えば、高油量被供給部に対しては、低油量被供給部よりも多くのオイルを供給することが可能になる。
一方、高油量被供給部と低油量被供給部で系統を分けた場合でも、各系統に対して異なる流量のオイルを供給できなければ、不要なオイル供給が生じてしまい、ポンプ損失が増加する。例えば、図5に示すように、仮に、第1の従動ギア30の歯幅と第2の従動ギア40の歯幅を同じ幅に形成したとすると、2つの吐出室B1,B2から同じ流量のオイルしか吐出されないため、各系統に対して、異なる流量のオイルを供給することができない。
本実施形態のオイルポンプ100によれば、これら被供給部の用途に応じて2つの系統S1,S2を設けると共に、次のように、各系統S1,S2毎に異なる流量のオイルを供給することができる。
先ず、図6に基づいて、オイルポンプ100の第1吐出通路13及び第2吐出通路14のオイルの流量について説明する。
図中、第1の従動ギア30により第1吸込室A1から第1吐出室B1に吐出される流量をQ11とし、駆動ギア20により第2吸込室A2から第1吐出室B1に吐出される流量をQ12とする。第1吐出通路13のオイルの流量Q1は、これらの流量Q11と流量Q12との合計量である(Q1=Q11+Q12)。
また図中、第2の従動ギア40により第2吸込室A2から第2吐出室B2に吐出される流量をQ21とし、駆動ギア20の回転により第1吸込室A1から第2吐出室B2に吐出される流量をQ22とする。第2吐出通路14のオイルの流量Q2は、これらの流量Q21と流量Q22との合計量である(Q2=Q21+Q22)。
ここで、本実施形態では、第1の従動ギア30の歯幅D1が第2の従動ギア40の歯幅D2より小さく形成されているため、流量Q11は流量Q21より少ない流量となる(Q11<Q21)。例えば、第1の従動ギア30の歯幅D1を第2の従動ギア40の歯幅D2の半分とした場合(D1=D2/2)、流量Q11は流量Q21の半分となる(Q11=Q21/2)。一方、流量Q12及び流量Q22は、オイルを送るギアが共通の駆動ギア20であるため、等しいものとする(Q12=Q22)。
そうすると、第1吐出通路13のオイルの流量Q1は、第2吐出通路14のオイルの流量Q2よりも(Q21−Q11)の分だけ少なくなる。また反対に、第2吐出通路14のオイルの流量Q2は、第1吐出通路13のオイルの流量Q1よりも(Q21−Q11)の分だけ多くなるとも考えられる。
すなわち、第1の従動ギア30の歯幅D1を第2の従動ギア40の歯幅D2よりも小さくした分だけ、吐出口13a,14aから異なる流量のオイルをケーシング10の外部へ吐出することができる。また、これにより、2つの系統に対して、異なる流量でオイルを個別に供給することが可能となる。
他方、仮に、第1吐出通路13及び第2吐出通路14をケーシング10内で合流させて、1つの吐出口15のみを備えた、本実施形態と異なるオイルポンプ100’を図7に示す。この場合、その吐出口15の下流にてオイル通路4を分岐させれば、2系統のオイル通路とすることは可能である。しかしながら、この場合には、次のようなポンプ損失が生じてしまう。
図8は、図7に示したオイルポンプ100’において、吐出口15の下流にて、オイル通路4を2つに分岐させた比較例の模式図である。一方、図9は、2つの吐出口13a,14aから2つの系統に個別にオイルを供給する本実施形態の模式図である。
先ず、図8の比較例において、第1オイル通路4a’及び第2オイル通路4b’の流量を等しくした場合を図8(a)に示す。この場合、吐出口15におけるオイルの流量をQ、圧力をPとすると、各オイル通路4a’,4b’において、オイル流量はいずれもQ/2となり、オイル圧力はいずれもPとなる。
一方、本実施形態において、仮に、第1吐出口13a及び第2吐出口14aにおけるオイル流量を等しくした場合を図9(a)に示す。本実施形態では、吐出室B1,B2に吐出されたオイルがケーシング10内で途中で合流しないため、吐出口13a,14aでのオイル流量をQ/2、オイル圧力をP/2とする。また、各オイル通路4a,4bでのオイル流量及びオイル圧力は、吐出口13a,14aと変わらず、Q/2及びP/2のままである。
次に、図8の比較例において、第1オイル通路4a’のオイル流量を第2オイル通路4b’よりも減らした場合を図8(b)に示す。ここでは、第1オイル通路4a’のオイル流量をQ/2、第1オイル通路4a’のオイル流量をQ’(Q’<Q/2)とする。例えば、第2オイル通路4b’を高油量被供給部に接続し、第1オイル通路4a’を低油量被供給部に接続した場合である。
また、本実施形態においても、第1オイル通路4aのオイル流量を第2オイル通路4bよりも減らした場合を図9(b)に示す。ここでは、図8(b)と同様に、第2オイル通路4bのオイル流量をQ/2、第1オイル通路4aのオイル流量をQ’(Q’<Q/2)とする。例えば、第2オイル通路4bを高油量被供給部に接続し、第1オイル通路4aを低油量被供給部に接続した場合である。このように一方のオイル通路(ここでは第1オイル通路4a,4a’)の流量を減らした場合には、比較例と本実施形態で次のようなオイル圧力の差が生じる。
図8(b)に示すように、比較例においては、第2オイル通路4b’のオイル圧力をPとすると、第1オイル通路4a’のオイル圧力も同じ大きさのPとなる。第1オイル通路4a’及び第2オイル通路4b’は、上流の同じオイル通路4から分岐されたものだからである。なお、こうした状態を実現するため、第1オイル通路4a’に絞りを設けるのが好ましい。
これに対して、本実施形態の第1オイル通路4aは、第2オイル通路4bと異なる吐出口から吐出されたオイルを異なる系統で流すものであり、第1オイル通路4aのオイル流量を減少させると同時にオイル圧力も減少させることが可能である。すなわち、第2オイル通路4bのオイル圧力をPとすると、第1オイル通路4aのオイル圧力は、第2オイル通路4bの圧力よりも小さいP’(P’<P)とすることができる。
この比較例と本実施形態との圧力の差について、ポンプ損失を考える。図8(b)の比較例では、第2オイル通路4b’でのポンプ損失がP×(Q/2)であり、第1オイル通路ab’でのポンプ損失がPQ’であるため、全体としてP×(Q/2)+PQ’のポンプ損失となる。これに対して、図9(b)に示す本実施形態では、第2オイル通路4bでのポンプ損失がP×(Q/2)であり、第1オイル通路4a’でのポンプ損失がP’Q’であるため、全体としてP×(Q/2)+P’Q’のポンプ損失となる。すなわち、本実施形態では、第1オイル通路4aでのオイル圧力がP’(P’<P)となるため、比較例と比べて、PとP’の圧力差に応じたポンプ損失を減らせることができる。
よって、本実施形態によれば、第1吐出通路13及び第2吐出通路14をケーシング10内で合流させて吐出口を1つとした場合と比較して、ポンプ損失を減少させることが可能であり、これにより、内燃機関1の燃費向上を図ることができる。
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態に係る内燃機関1のオイルポンプ200について、図10〜図14に基づいて説明する。
図10は、オイルポンプ200の概略構成を示す背面(後面)の断面図であり、図11は、図10のII−II断面図であり、図12は、オイルポンプ200内部の模式的斜視図である。図10,12中、矢印dは第3の従動ギア50の回転方向を表す。
図10〜図12に示すように、第2実施形態のオイルポンプ200は、第1実施形態のオイルポンプ100に対して、ケーシング10内に回転可能に支持された第3の従動ギア50を更に備えた構成である。第3の従動ギア50は、第1の従動ギア30に噛合しており、第1の従動ギア30により回転駆動される。第2実施形態においては、第3の従動ギア50と第1の従動ギア30との組み合わせにより、第3ギアポンプ55が構成される。
ギア収容室11内には、第1の従動ギア30の上方に第3の従動ギア50が収容され、図10の一点鎖線X’で示すように、ギア収容室11に収容された状態で、各ギア20,30,40,50の回転中心W1,W2,W3,W4は、同一直線上に配置される。
ギア収容室11内の上面には、第1の従動ギア30ではなく、第3の従動ギア50の外周端の回転軌跡(破線Y4で示す)に沿う曲面部11eが形成される。また、ギア収容室11内の曲面部11c,11dの上方に位置する左右の側面には、第1の従動ギア30の外周端の回転軌跡(破線Y1で示す)に沿う曲面部11f,11gが形成される。
ギア収容室11内において、二点鎖線Z3で示す第3の従動ギア50及び第1の従動ギア30の共通接線上の回転方向前方の位置には、第3吸込室A3が設けられ、その回転方向後方の位置には、第3吐出室B3が設けられる。
第2実施形態では、図11に示すように、第3の従動ギア50の歯幅D3は、第1の従動ギア30の歯幅D1よりも小さいか(D3<D1)、或いは、第1の従動ギア30の歯幅D1と同じ歯幅である(D3=D1)。例えば、本実施形態では、第1の従動ギア30の歯幅D1が、駆動ギア20の歯幅D0及び第2の従動ギア40の歯幅D2に対して、2/3の大きさに設定され(D1=2D0/3、D1=2D2/3)、第3の従動ギア50の歯幅D1が、第1の従動ギア30の歯幅D1に対して、半分の大きさに設定される(D3=D1/2)。
ギア収容室11内のケーシング本体10a及び蓋10bには、第3の従動ギア50の従動シャフト51を回転可能に支持するシャフト穴10i,10jが形成される。従動シャフト51の外周面と、シャフト穴10i,10jの内周面との間には、円筒形状のブッシュ(不図示)が設けられる。
図12に示すように、吸込通路12は、吸込口12aから分岐された第2吸込通路12cから更に分岐し、この分岐された第3吸込通路12dは第3吸込室A3に連通する。
一方、第3吐出通路16は、第3吐出室B3から単独で延びて、ケーシング10外に開口した第3吐出口16aに連通する。第3吐出口16aは、ケーシング10の後面に位置し、内燃機関1において、第1系統S1及び第2系統S2と異なる第3の系統のオイル通路4に接続される。
第2実施形態では、上記の部分の他は第1実施形態と同じなので、同一の構成要素については同一の符号を用い、それらの詳細な説明は省略する。
上記第2実施形態に係るオイルポンプ200の構成によれば、第1実施形態に係るオイルポンプ100の作用に対して、次のような変更が加わる。
図10に示すように、第3の従動ギア50は、第1の従動ギア30の回転駆動により、矢印dの方向に回転駆動される。これにより、第3吸込室A3のオイルは、上側の曲面部11eと第3の従動ギア50との間に吸い込まれて、第3吐出室B3に吐出される。また、第1の従動ギア30の回転により、第3吸込室A3のオイルは、右側の曲面部11fと第1の従動ギア30との間に吸い込まれて、第1吐出室B1に吐出される。すなわち、第3ギアポンプ55により、第3吸込室A3のオイルは、第3吐出室B3と第1吐出室B1に吐出されることになる。
また、第1の従動ギア30の回転により、第1吸込室A1のオイルは、左側の曲面部11gと第1の従動ギア30との間に吸い込まれて、第3吐出室B3に吐出される。すなわち、第1ギアポンプ35により、第1吸込室A1のオイルは、第3吐出室B3と第1吐出室B1に吐出されることになる。
第3吐出室B3に吐出されたオイルは、第3吐出通路16を通じて第3吐出口16aから吐出される。そのため、第3吐出室B3に吐出されたオイルは、第1吐出室B1及び第2吐出室B2に吐出されたケーシング10内で途中でオイルと合流することなく、第3吐出口16aからケーシング10の外部に吐出される。
よって、第2実施形態によれば、図13に示すように、第1吐出口13a、第2吐出口14a、第3吐出口16aにそれぞれ接続されたオイル通路4a,4b,4cを通じて、第1実施形態よりも更に系統を分けた3つの系統S1,S2,S3に対して、個別にオイルを供給することできる。
また、本実施形態のオイルポンプ200によれば、図13に示すように、各系統S1,S2,S3毎に異なる流量のオイルを供給することができる。
より詳しくは、第3の従動ギア50の歯幅D3を第1の従動ギア30の歯幅D1以下にする場合に、各吐出通路13,14,16の流量が次のように異なる。図14は、第1実施形態における図6の模式図に、第3吸込室A3、第3吐出室B3、吐出通路16を加えた模式図である。
図14において、第1の従動ギア30により第3吸込室A3から第1吐出室B1に吐出される流量をQ13とし、駆動ギア20により第2吸込室A2から第1吐出室B1に吐出される流量をQ12とする。第1吐出通路13のオイルの流量Q1は、これらの流量Q13と流量Q12との合計量である(Q1=Q13+Q12)。
また、第2の従動ギア40により第2吸込室A2から第2吐出室B2に吐出される流量をQ21とし、駆動ギア20の回転により第1吸込室A1から第2吐出室B2に吐出される流量をQ22とする。第2吐出通路14のオイルの流量Q2は、これらの流量Q21と流量Q22との合計量である(Q2=Q21+Q22)。
ここで、第1実施形態と同様、第1の従動ギア30の歯幅D1が第2の従動ギア40の歯幅D2より小さくすると、第1吐出通路13のオイルの流量Q1は、第2吐出通路14のオイルの流量Q2よりも(Q21−Q13)の分だけ少なくなる。
次に、第3の従動ギア50により第3吸込室A3から第3吐出室B3に吐出される流量をQ31とし、第1の従動ギア30により第1吸込室A1から第3吐出室B3に吐出される流量をQ32とする。第3吐出通路16のオイルの流量Q3は、これらの流量Q31と流量Q32との合計量である(Q3=Q31+Q32)。第3の従動ギア50の歯幅D3が第1の従動ギア30の歯幅D1より小さく形成されている場合には、流量Q31は、流量Q32及び流量Q13より少ない流量となる(Q31<Q32,Q31<Q13)。例えば、第3の従動ギア50の歯幅D3を第1の従動ギア30の歯幅D1の半分とした場合(D3=D1/2)、流量Q31は、流量Q32及び流量Q13それぞれの半分となる(Q31=Q32/2,Q31=Q13/2)。また、第3の従動ギア50の歯幅D3が駆動ギア20の歯幅D0の1/3になるとすると(D3=D0/3)、流量Q31は、流量Q12の1/3となる(Q31=Q12/3)。なお、流量Q32及び流量Q13は、オイルを送るギアが共通の第1の従動ギア30であるため、等しいものとする(Q32=Q13)。
そうすると、第3吐出通路31のオイルの流量Q3は、第1吐出通路13のオイルの流量Q1よりも(Q31−Q12)の分だけ少なくなる。
以上、本実施形態のオイルポンプ200によれば、第3の従動ギア50の歯幅D3を第1の従動ギア30の歯幅D1より小さくすることで、第1吐出口13aからの吐出量よりも、第3吐出口16aからの吐出量を減少させることができる。
これにより、異なる流量のオイルを、各吐出口13a,14a,16aからケーシング10の外部へ吐出することができるため、3つの系統の各オイル通路4a,4b,4cに対して、異なる流量でオイルを個別に供給することが可能となる。
具体的には、図13に示すように、第2オイル通路4bではオイル流量をQ、オイル圧力をPとし、第1オイル通路4aではオイル流量をQ’(Q’<Q)、オイル圧力をP(P’<P)とし、また、第3オイル通路4cではオイル流量をQ’’(Q’’<Q’)、オイル圧力をP’(P’’<P’)とすることができる。これは例えば、第2オイル通路4bを高油量被供給部に接続し、第1オイル通路4aを中油量被供給部(例えば、クランクシャフト周り)に接続し、第3オイル通路4cを低油量被供給部に接続した場合である。
なお、第3の従動ギア50の歯幅D3を第1の従動ギア30の歯幅D1と同じ幅にした場合には、流量Q31が流量Q32と等しくなる。これにより、歯幅D3を歯幅D1より小さくした場合ほどではないが、流量Q31が流量Q12よりも少なくすることができため、上記と同様の効果が得られる。
更に、第2実施形態においても、第1実施形態で述べたのと同様に、第1吐出通路13、第2吐出通路14、第3吐出通路15をケーシング10内で合流させて吐出口を1つとした場合と比べて、ポンプ損失を減少させることが可能である。また、これにより、内燃機関1の燃費向上を図ることができる。
(変形実施例)
図11〜13に示した第2実施形態の基本実施例は、次のように変形することも可能である。
図示しないが、この変形実施例は、第2実施形態のオイルポンプ200と異なり、第3の従動ギア50が、第2の従動ギア40に噛合しており、第2の従動ギア40により回転駆動される。すなわち、この変形実施例では、第3の従動ギア50と第2の従動ギア40との組み合わせにより、第3ギアポンプ55が構成される。
また、この変形実施例では、ギア収容室11内の上面に、第1の従動ギア30の外周端の回転軌跡に沿う曲面部が形成され、ギア収容室11内の下面に、第3の従動ギア50の外周端の回転軌跡に沿う曲面部が形成される。また、これら第3の従動ギア50及び第2の従動ギア40の共通接線上の回転方向前方の位置に、第3吸込室A3が設けられ、その回転方向後方の位置に、第3吐出室B3が設けられる。
ここで、この変形実施例では、第1の従動ギア30の歯幅D1は、第2の従動ギア40の歯幅D2及び駆動ギア20の歯幅D0よりも小さい(D1<D2,D1<D0)。また同様に、第3の従動ギア50の歯幅D3は、第2の従動ギア40の歯幅D2及び駆動ギア20の歯幅D0よりも小さい(D3<D2,D3<D0)。よって、かかる構成では、上方から順に、歯幅の小さい第1の従動ギア30、歯幅の大きい駆動ギア20、歯幅の大きい第2の従動ギア40、歯幅の小さい第3の従動ギア50が、上下対象に設けられる。この場合、各吐出室B1,B2,B3及び各吐出通路13,14,16におけるオイルの流れは、図15に示す通りである。
この変形実施例においては、第1の従動ギア30の歯幅D1と第3の従動ギア50の歯幅D3が同じであれば、第1吐出口13aと第3吐出口16aから同じ流量のオイルをケーシング10の外部へ吐出することができる。一方、歯幅D1と歯幅D3が異なれば、各吐出口13a,14a,16aから異なる流量のオイルをケーシング10の外部へ吐出することができる。
以上、本発明の基本実施形態を詳細に述べたが、本発明の実施形態は上述の実施形態のみに限らず、特許請求の範囲によって規定される本発明の思想に包含されるあらゆる変形例や応用例、均等物が本発明に含まれる。従って、本発明は、限定的に解釈されるべきではなく、本発明の思想の範囲内に帰属する他の任意の技術にも適用することが可能である。
1 内燃機関
10 ケーシング
20 駆動ギア
30 第1の従動ギア
40 第2の従動ギア
13 第1吐出通路
14 第2吐出通路
A1 第1吸込室
A2 第2吸込室
B1 第1吐出室
B2 第2吐出室
100 オイルポンプ

Claims (3)

  1. ケーシングと、
    前記ケーシング内に回転可能に支持された駆動ギアと、
    前記ケーシング内に回転可能に支持されると共に前記駆動ギアに係合し、前記駆動ギアにより回転駆動される第1の従動ギア及び第2の従動ギアと、を備え、
    前記ケーシングは、
    前記駆動ギア及び前記第1の従動ギアの共通接線上の回転方向前方に位置する第1吸込室と、
    前記駆動ギア及び前記第1の従動ギアの共通接線上の回転方向後方に位置する第1吐出室と、
    前記駆動ギア及び前記第2の従動ギアの共通接線上の回転方向前方に位置する第2吸込室と、
    前記駆動ギア及び前記第2の従動ギアの共通接線上の回転方向後方に位置する第2吐出室と、
    前記第1吐出室から単独で延びて、前記ケーシング外に開口する第1吐出通路と、
    前記第2吐出室から単独で延びて、前記ケーシング外に開口する第2吐出通路と、を備え、
    前記第1の従動ギアの歯幅が前記第2の従動ギアの歯幅より小さい
    ことを特徴とする内燃機関のオイルポンプ。
  2. 前記オイルポンプは、
    前記ケーシング内に回転可能に支持されると共に、前記第1の従動ギアに噛合し、前記第1の従動ギアにより回転駆動される第3の従動ギアを更に備え、
    前記ケーシングは、
    前記第1の従動ギア及び前記第3の従動ギアの共通接線上の回転方向前方に位置する第3吸込室と、
    前記第1の従動ギア及び前記第3の従動ギアの共通接線上の回転方向後方に位置する第3吐出室と、
    前記第3吐出室から単独で延びて、前記ケーシング外に開口する第3吐出通路と、を更に備え、
    前記第3の従動ギアの歯幅が前記第1の従動ギアの歯幅以下である
    請求項1に記載の内燃機関のオイルポンプ。
  3. 前記オイルポンプは、
    前記ケーシング内に回転可能に支持されると共に、前記第2の従動ギアに噛合し、前記第2の従動ギアにより回転駆動される第3の従動ギアを更に備え、
    前記ケーシングは、
    前記第2の従動ギア及び前記第3の従動ギアの共通接線上の回転方向前方に位置する第3吸込室と、
    前記第2の従動ギア及び前記第3の従動ギアの共通接線上の回転方向後方に位置する第3吐出室と、
    前記第3吐出室から単独で延びて、前記ケーシング外に開口する第3吐出通路と、を更に備え、
    前記第3の従動ギアの歯幅が前記第2の従動ギアの歯幅より小さい
    請求項1に記載の内燃機関のオイルポンプ。
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