JP2008105561A - 車両前部構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】衝突時におけるフロントピラーの変形を抑制するとともに衝突荷重の伝達効率を向上させる車両前部構造を提供することを課題とする。
【解決手段】車両の前部構造1であって、車室の前部に配設され、車両の幅方向に延在する構造部材3,4と、車両の高さ方向に延在するフロントピラー5と、前部が構造部材3,4に結合され、後部がフロントピラー5の内側面に結合されるピラーブレース6とを備え、フロントピラー5とピラーブレース6とが結合される高さにおいて、フロントピラー5における少なくとも内側面と前面の強度を高めたことを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両前部構造に関する。
乗用車などの各種車両における前部構造は、他車両などの物体と衝突したときの衝撃を吸収するための構造が採られている。前部構造には、車両の前後方向に延びる左右一対のフロントサイドメンバが配設され、幅方向に延在するダッシュパネルがフロントサイドメンバの後端部に配設され、幅方向に延びるダッシュクロスがダッシュパネルに沿って配設されている。さらに、特許文献1に記載の前部構造では、ピラーブレース(補強部材)を備えており、ピラーブレースによってダッシュパネル(ダッシュクロス(クロスメンバ)が取り付けられた高さ位置)とフロントピラーとを連結している。
特開2004−276630号公報 実開平6−42542号公報
上記した前部構造では、ピラーブレースはフロントピラーにおけるピラーインナの内側面にのみ接合されており、また、フロントピラーは全部分で均等な板厚を有する筒状である。そのため、車両の前面衝突の場合、フロントサイドメンバに入力された衝突荷重がピラーブレースを介してフロントピラーに伝達されると、ピラーブレースとの接合部に応力集中が発生するため、フロントピラー(特に、ピラーインナ)が変形し、フロントピラーの骨格全体へ荷重伝達効率が低下する。その結果、フロントピラーでの衝突荷重の吸収が十分にできない。また、フロントピラーによってダッシュクロスやダッシュパネルの両端部の支持を十分にできないため、ダッシュクロスやダッシュパネルが車室内へ変形する。一方、車両の斜め前方衝突の場合、衝突荷重がタイヤを介して又は直接的にフロントピラーに入力されると、フロントピラー(特に、ピラーアウタ)が車室内へ変形し、フロントピラーでの衝突荷重の吸収が十分にできない。その結果、ピラーブレースへの荷重伝達効率が低下するため、ダッシュクロスやダッシュパネルへの荷重伝達効率が低下する。このように、上記した前部構造では、フロントピラーが変形し、衝突荷重を効果的に分散することができない。
そこで、本発明は、衝突時におけるフロントピラーの変形を抑制するとともに衝突荷重の伝達効率を向上させる車両前部構造を提供することを課題とする。
本発明に係る車両前部構造は、車室の前部に配設され、車両の幅方向に延在する構造部材と、車両の高さ方向に延在するフロントピラーと、前部が構造部材に結合され、後部がフロントピラーの内側面に結合されるピラーブレースとを備え、フロントピラーとピラーブレースとが結合される高さにおいて、フロントピラーにおける少なくとも内側面と前面の強度を高めたことを特徴とする。
この車両前部構造では、車室の前部に構造部材が配設されるとともにその両側方にフロントピラーが配設され、ピラーブレースが構造部材とフロントピラーの内側面とを連結している。さらに、車両前部構造では、フロントピラーにおけるその連結される高さ位置の少なくとも内側面と前面の強度(曲げ強度、捻れ強度など)が高められている。これによって、車両前部構造では、フロントピラー自体の強度が高くなっており、さらに、フロントピラーとピラーブレースとの結合強度が高くなっている。そのため、前面衝突時に、構造部材に伝達された衝突荷重がピラーブレースを介してフロントピラーに伝達された場合、ピラーブレースとの結合部に応力集中が発生しても、フロントピラーの変形が抑制され、フロントピラーの骨格全体へ衝突荷重が十分に伝達される。その結果、フロントピラーで衝突荷重を十分に吸収できる。また、構造部材の両端部を強固に支持でき、構造部材の車両後方(つまり、車室内)への変形を抑制できる。一方、斜め前方衝突時に、衝突荷重がタイヤを介して又は直接的にフロントピラーに入力された場合、フロントピラーの車室内への変形が抑制され、フロントピラーで衝突荷重を十分に吸収できる。その結果、ピラーブレースへ衝突荷重を伝達できるため、構造部材へ衝突荷重を十分に伝達できる。このように、車両前部構造では、衝突時に、フロントピラーの変形を抑制することができるとともに、衝突荷重の伝達効率が向上し、衝突荷重を効果的に分散することができる。その結果、車室強度が向上し、衝突時の安全性が向上する。
本発明の上記車両前部構造では、フロントピラーとピラーブレースとが結合される高さにおいて、フロントピラーにおける少なくとも内側面と前面の間の強度を高めると好適である。
この車両前部構造では、フロントピラーにおけるその連結される高さ位置の少なくとも内側面と前面の間の強度(つまり、内側面と前面とをつなぐ角部の強度)が高められている。これによって、車両前部構造では、フロントピラーの強度が更に高くなり、衝突荷重がフロントピラーに入力された場合のフロントピラーの変形の抑制効果を向上させることができる。
本発明の上記車両前部構造では、少なくともフロントピラーの内側面に沿った内側面部とフロントピラーの前面に沿った前面部を有する補強部材を備え、補強部材を、フロントピラーとピラーブレースとが結合される高さにおいて、フロントピラーの内部に設ける構成としてもよい。
この車両前部構造では、フロントピラーにおける少なくとも内側面と前面の強度を高める手段としてフロントピラーの内側面に沿った内側面部とフロントピラーの前面に沿った前面部を少なくとも有する補強部材を備えており、補強部材がフロントピラーの内部におえける上記した連結する高さ位置に配設される。そして、車両前部構造では、この補強部材を配設するという簡単な構成によって、フロントピラー自体の強度が高くなり、さらに、フロントピラーとピラーブレースとの結合強度が高くなる。
本発明の上記車両前部構造では、補強部材は、フロントピラーの後面に沿った後面部を有する構成としてもよい。
この車両前部構造では、補強部材が内側面部と前面部の他にフロントピラーの後面に沿った後面部を有している。そのため、車両前部構造では、この補強部材によって、フロントピラー自体の強度やフロントピラーとピラーブレースとの結合強度が更に高くなる。
本発明の上記車両前部構造では、補強部材は、フロントピラーの内側面を間に挟んだ状態でピラーブレースと結合される構成としてもよい。
この車両前部構造では、補強部材とピラーブレースとがフロントピラーの内側面を介して結合されている。そのため、車両前部構造では、フロントピラーとピラーブレースとの結合強度が高くなり、フロントピラーとピラーブレースとの間の衝突荷重の伝達効率が更に向上する。
本発明の上記車両前部構造では、フロントピラーは、ピラーアウタとピラーインナにより構成され、ピラーブレースは、後部がピラーインナに結合される。また、本発明の上記車両前部構造では、構造部材は、ダッシュパネルであり、ピラーブレースは、前部がダッシュパネルに結合される。また、本発明の上記車両前部構造では、構造部材は、ダッシュクロスであり、ピラーブレースは、前部がダッシュクロスに結合される。なお、構造部材の前部がダッシュパネルとダッシュクロスの両方に結合されてもよい。
本発明の上記車両前部構造では、ピラーブレースは、車両の高さ方向においてフロントサイドメンバと重なる位置に配置される構成としてもよい。
この車両前部構造では、ピラーブレースがフロントサイドメンバが配設される高さ位置に配置される。このような配置とすることにより、フロントサイドメンバ、構造部材、ピラーブレース、フロントピラー間での衝突荷重の伝達効率が更に向上する。
本発明の上記車両前部構造では、ピラーブレースは、車両の幅方向においてフロントサイドメンバと重なる位置に配置される構成としてもよい。
この車両前部構造では、ピラーブレースがフロントサイドメンバが配設される幅方向位置に配置される。このような配置とすることにより、フロントサイドメンバ、構造部材、ピラーブレース、フロントピラー間での衝突荷重の伝達効率が更に向上する。
本発明は、衝突時に、フロントピラーの変形を抑制することができるとともに、衝突荷重の伝達効率が向上し、衝突荷重を効果的に分散することができる。
以下、図面を参照して、本発明に係る車両前部構造の実施の形態を説明する。
本実施の形態では、本発明に係る車両前部構造を、普通乗用車の車体の前部構造に適用する。本実施の形態に係る前部構造は、フロントピラーの強度(剛性)を高めるために補強部材をフロントピラーの内部に設ける。本実施の形態には、補強部材の形状が異なる7つの形態がある。なお、本実施の形態における前部構造の各部材の形状や大きさなどの説明では、各部材が車両に配設された状態で、車両における前後方向、幅方向(内側(車両の中心側)と外側)、上下方向を用いて形状や大きさなどを表現している。
図1〜図3を参照して、第1の実施の形態に係る前部構造1について説明する。図1は、第1の実施の形態に係る前部構造の右後方部周辺の斜視図である。図2は、第1の実施の形態に係る前部構造の右後方部周辺における平断面図(ピラーブレースの中央から若干上方の高さ位置での断面)である。図3は、第1の実施の形態に係る補強部材の斜視図である。なお、本実施の形態では、図1、図2などの各図では右側だけの構造を示しているが、左側も同じ構造を有している。
前部構造1は、車両など衝突した場合にその衝突時の衝撃を吸収する衝突吸収構造を有している。特に、前部構造1は、前面衝突や斜め前方衝突した場合にフロントピラーの変形を抑制できるとともに衝突荷重を効率的に分散でき、車室強度を向上させた構造を有している。そのために、前部構造1は、フロントサイドメンバ2、ダッシュパネル3、ダッシュクロス4、フロントピラー5、ピラーブレース6、補強部材7を備えている。
フロントサイドメンバ2は、車両の前後方向に延びる左右一対の筒状の部材であり、エンジン(図示せず)などを挟んだ位置に配設される。フロントサイドメンバ2は、車体の強度や剛性を向上させるための車両骨格部材である。フロントサイドメンバ2では、前面衝突時にバンパから入力された衝撃荷重を車両の前後方向で吸収する。また、フロントサイドメンバ2では、入力された衝撃荷重をダッシュパネル3やダッシュクロス4に伝達する。そのため、フロントサイドメンバ2の後端の両側部にはフランジ2a,2aが形成され、フランジ2a,2aがダッシュパネル3の前面に溶接によって接合されている。
ダッシュパネル3は、車両の幅方向に広がる板状の部材であり、エンジンルームの後端部(車室の前端部)に配設される。ダッシュパネル3は、車室とエンジンルームとの隔壁する部材である。ダッシュパネル3は、下端部が車室のフロアパネルまで延在し、上端部がフロントガラス付近まで延在している。ダッシュパネル3の両側の下部は、フロントタイヤを収納するために、曲面状のタイヤハウス3aが形成されている。ダッシュパネル3の両側端部は、フロントピラー5(ピラーインナ5a)の内側面の前端部にまで延び、その内側面に沿ったフランジ3bが形成されており、フランジ3bがその内側面に溶接によって接合されている。
ダッシュクロス4は、車両の幅方向に延びる部材であり、ダッシュパネル3に沿って配設される。ダッシュクロス4は、鉛直方向の断面が凹状で、凹状の上下端部にフランジ4a,4aを有する形状であり、フランジ4a,4aがダッシュパネル3の後面に溶接によって接合されている。したがって、ダッシュクロス4は、ダッシュパネル3とで閉断面を形成している。ダッシュクロス4の幅方向の両端部は、タイヤハウス3aの内端部まで延び、ダッシュパネル3の後面に接続する側面4bを有している(図2参照)。その側面4bの外端には、フランジ4cが形成され、フランジ4cがダッシュパネル3の後面に溶接によって接合されている。ダッシュクロス4では、フロントサイドメンバ2やピラーブレース6から伝達された衝撃荷重を車両の幅方向で吸収する。また、ダッシュクロス4では、入力された衝突荷重をピラーブレース6に伝達する。この衝突荷重の伝達効率を向上させるために、ダッシュクロス4はフロントサイドメンバ2が配設される上下方向の位置(高さ)と重なる位置に配置される。
フロントピラー5は、車両の上下方向に延びる左右一対の管状の部材であり、ダッシュパネル3の両側の後方に配設される。フロントピラー5は、上部がフロントガラスの側端に沿い、下部がダッシュパネル3の側端に沿った形状を有している。フロントピラー5は、主に、内側に配置されるピラーインナ5aと外側に配置されるピラーアウタ5bからなる。ピラーインナ5aは、水平方向の断面が凹状で、凹状の両端部(前側と後側)にフランジ5c,5cを有する形状である。ピラーアウタ5bは、水平方向の断面が凹状で、凹状の両端部(前側と後側)にピラーインナ5aのフランジ5c,5cに相対するフランジ5d,5dを有する形状である。ピラーインナ5aとピラーアウタ5bとは、フランジ5cとフランジ5dとが合わせられた状態で溶接によって接合され、フロントピラー5を形成している。フロントピラー5では、ピラーブレース6から伝達された衝撃荷重を車両の上下方向で吸収する。また、フロントピラー5では、斜め前方衝突時にタイヤあるいは直接的に入力された衝撃荷重を車両の上下方向で吸収する。
ピラーブレース6は、ダッシュクロス4とフロントピラー5とを連結する部材であり、タイヤハウス3aに沿ってダッシュクロス4とフロントピラー5との間に配設される。ピラーブレース6は、前端がダッシュクロス4及びダッシュパネル3に結合され、後端がフロントピラー5の内側面に結合される。ピラーブレース6は、鉛直方向の断面が凹状で、凹状の上下端部にフランジ6a,6aを有する形状であり、フランジ6a,6aがタイヤハウス3aの後面に溶接によって接合されている。したがって、ピラーブレース6は、タイヤハウス3aとで閉断面を形成し、前側がタイヤハウス3aに沿った湾曲状であり、後側は略平面状である。ピラーブレース6の幅方向の内側端部は、ダッシュクロス4の側端部に所定量が重なるまで延び、ダッシュクロス4の外面に嵌合する形状を有している。ピラーブレース6及びダッシュクロス4には、凹状の底部及び各フランジにおける嵌合して重ね合わせられる部分にボルト孔がそれぞれ形成されている。そして、ピラーブレース6とダッシュクロス4とは、重ね合わせられた状態で3箇所がボルト6bとナット6cを用いてボルト締結によって接合される。このように、ピラーブレース6は、ダッシュクロス4と上下方向で同じ位置(同じ高さ)に配置されるので、フロントサイドメンバ2とも上下方向の位置が重なる位置に配置される。ピラーブレース6の幅方向の外側端部は、フロントピラー5(ピラーインナ5a)の内側面まで延び、その内側面に沿ったコ字状のフランジ6dが形成されている。このフランジ6dの4つの角部には、ボルト孔が形成されている。ピラーブレース6では、ダッシュクロス4から入力された衝突荷重をフロントピラー5に伝達するとともに、フロントピラー5から入力された衝突荷重をダッシュクロス4に伝達する。この衝突荷重の伝達効率を向上させるために、ピラーブレース6の外側端部の前後方向の長さはフロントピラー5の内側面の前後方向の後端一杯まで満たす長さを有している。なお、ピラーブレース6の外側端部の接合については後で説明する。
補強部材7は、フロントピラー5の強度を高めるための部材であり、フロントピラー5の内部に配設される。補強部材7は、一般的に補強部材として用いられている形状を有しており、水平方向の断面が凹状であり、上端部及び下端部には内方に向かってフランジ7a,7aが形成されている。補強部材7は、フロントピラー5の内部において前面、内側面、後面に嵌合する大きさを有している。補強部材7の内側面の前後方向は、フロントピラー5の内側面と略同じ長さ(若干短い長さ)を有している。補強部材7の前側部、後面の幅方向は、フロントピラー5の幅方向を略一杯満たす長さを有している。補強部材7の上下方向は、ピラーブレース6のフランジ6dを含む上下方向の長さより上下に少しずつ長い長さを有している。補強部材7の内側面の4つの角部には、上記したピラーブレース6のフランジ6dに形成されているボルト孔にそれぞれ対応する位置にボルト孔7b,7b,7b,7bが形成されている。
補強部材7は、フロントピラー5の内部のピラーブレース6の上下方向の位置と同じ位置(同じ高さ)に配置され、ピラーインナ5aを挟んだ状態でボルト孔7b,7b,7b,7bがフランジ6dの対応するボルト孔に合わせられる。そして、補強部材7とピラーブレース6とは、ピラーインナ5aを挟んだ状態で、その4箇所でボルト7cとナット7dを用いてボルト締結によって接合される。さらに、補強部材7の前面、後面をフロントピラー5の前面、後面に溶接によって接合してもよい。このように各部材が配置されることによって、フロントサイドメンバ2、ダッシュクロス4、ピラーブレース6、補強部材7は、同じ高さ位置に配置されることになる。補強部材7では、フロントピラー5の前面、後面及び内側面の強度を高めるとともにフロントピラー5の前面と内側面とをつなぐ角部及び後面と内側面とをつなぐ角部の強度を高め、ピラーブレース6とフロントピラー5との結合強度を高める。これによって、フロントピラー5自体の強度(曲げ強度や捩れ強度など)が向上し、フロントピラー5とピラーブレース6との間の衝突荷重の伝達効率が向上する。
図2を参照して、前部構造1の作用について説明する。ここでは、車両などが前面衝突した場合と斜め前方衝突した場合について説明する。図2では、正面衝突の場合の衝突荷重の白の矢印で示しており、斜め前方衝突の場合の衝突荷重を黒の矢印で示している。
正面衝突の場合について説明する。フロントサイドメンバ2には、その衝突による荷重がバンパを介して伝達される。フロントサイドメンバ2では、その衝突荷重の一部を吸収するとともに、吸収できない衝突荷重をダッシュパネル3及びダッシュクロス4に伝達する。ダッシュクロス4では、その伝達された衝突荷重の一部を吸収するとともに、吸収できない衝突荷重をピラーブレース6に伝達する。ピラーブレース6では、その伝達された衝突荷重をフロントピラー5に伝達する。フロントピラー5では、その衝突荷重をしっかりと受け止めて骨格全体に伝達し、骨格全体で吸収する。この際、補強部材7によって、フロントピラー5(特に、ピラーインナ5a)の変形が抑制され、ピラーブレース6とフロントピラー5とは強固に結合されている。そのため、ピラーブレース6からフロントピラー5へ衝突荷重を効率良く伝達できる。また、フロントピラー5によってダッシュクロス4の両端をしっかりと支持することができるので、ダッシュクロス4でも十分に衝突荷重を吸収することができるとともに、ダッシュクロス4の車室側への変形を抑制できる。このように、衝突荷重を効率的に分散することができ、前後方向、左右方向、上下方向の各方向で衝突荷重を吸収することができる。
斜め前方衝突の場合について説明する。フロントピラー5には、その衝突による荷重がタイヤを介して又は直接入力される。フロントピラー5では、その衝突荷重の一部を骨格全体に伝達し、骨格全体で吸収するとともに、吸収できない衝突荷重をピラーブレース6に伝達する。ピラーブレース6では、その伝達された衝突荷重をダッシュクロス4に伝達する。ダッシュクロス4では、その衝突荷重を吸収する。この際、補強部材7によって、フロントピラー5の車室側への変形が抑制され、ピラーブレース6とフロントピラー5とが強固に結合されている。そのため、フロントピラー5からピラーブレース6へ衝突荷重を効率良く伝達できる。また、フロントピラー5によってダッシュクロス4の両端をしっかりと支持することができるので、ダッシュクロス4でも十分に衝突荷重を吸収することができる。
この前部構造1によれば、フロントピラー5とピラーブレース6とが結合される高さ位置においてフロントピラー5における内側面自体、前面自体、後面自体の強度及び前面と内側面との角部、後面と内側面との角部の強度を高めることにより、衝突時に、フロントピラーの変形を抑制することができるとともに、衝突荷重の伝達効率が向上し、衝突荷重を効果的に分散することができる。その結果、車室強度が向上し、衝突時の安全性が向上する。前部構造1では、補強部材7をフロントピラー5の内部に配置し、その補強部材7をピラーブレース6と結合するという簡単な構成により、フロントピラー5の前面、内側面、後側面の強度及び前面と内側面との角部、後面と内側面との角部の強度を高めることができる。また、前部構造1では、補強部材7がピラーインナ5aを挟んでピラーブレース6とボルト締結によって結合されているので、フロントピラー5とピラーブレース6間の衝突荷重の伝達効率が更に向上する。
また、前部構造1では、ダッシュクロス4、ピラーブレース6及び補強部材7の上下方向の位置をフロントサイドメンバ2と同じ位置に配置することにより、フロントサイドメンバ2からの衝突荷重を効率的にダッシュクロス4、ピラーブレース6及びフロントピラー5に伝達することができる。
また、前部構造1では、一般的に用いられる形状の補強部材7を適用することにより、補強部材7を簡単に製造でき、コストも抑制できる。さらに、前部構造1では、補強部材7が内側面、前面、後面を有し、フロントピラー5の各面に接合することにより、フロントピラー5自体の強度が更に向上し、フロントピラー5とピラーブレース6間の衝突荷重の伝達効率が更に向上する。また、前部構造1では、補強部材7の前面、後面がフロントピラー5の幅方向を略一杯満たす長さを有しているので、フロントピラー5自体の強度が更に向上し、フロントピラー5とピラーブレース6間の衝突荷重の伝達効率も更に向上する。また、前部構造1では、補強部材7の上下方向がピラーブレース6の上下方向長さ以上の長さを有しているので、フロントピラー5とピラーブレース6間の衝突荷重の伝達効率が更に向上する。
図4及び図5を参照して、第2の実施の形態に係る前部構造11について説明する。図4は、第2の実施の形態に係る前部構造の右後方部周辺における平断面図である。図5は、第2の実施の形態に係る補強部材の斜視図である。なお、前部構造11では、第1の実施の形態に係る前部構造1と同様の構成について同一の符号を付し、その説明を省略する。
前部構造11は、前部構造1と同様の衝突吸収構造を有しており、前部構造1と比較すると補強部材17の形状が異なる。
補強部材17は、フロントピラー5の強度を高めるための部材であり、フロントピラー5の内部に配設される。補強部材17は、フロントピラー5の内部に配置された状態でフロントピラー5の前端外側から後方内側にかけて前面及び内側面を覆う湾曲部17aを有している。湾曲部17aの前端部には、フロントピラー5の前面に沿ったコ字状のフランジ17bが形成されている。湾曲部17aの内側端部には、フロントピラー5(ピラーインナ5a)の内側面に沿ったコ字状のフランジ17cが形成されている。フランジ17bとフランジ17cとは、前端内側の角部で垂直に連続して形成されている。このフランジ17cの4つの角部には、ピラーブレース6のフランジ6dに形成されているボルト孔にそれぞれ対応する位置にボルト孔17d,17d,17d,17dが形成されている。補強部材17の内側の前後方向は、フロントピラー5の前後方向を略一杯に満たす長さを有している。補強部材17の前側の幅方向は、フロントピラー5の幅方向を略一杯満たす長さを有している。補強部材17の上下方向は、ピラーブレース6のフランジ6dを含む上下方向の長さより上下に少しずつ長い長さを有している。
補強部材17は、フロントピラー5の内部のピラーブレース6の上下方向の位置と同じ位置に配置され、ピラーインナ5aを挟んだ状態でボルト孔17d,17d,17d,17dがフランジ6dの対応するボルト孔に合わせられる。そして、補強部材17とピラーブレース6とは、その4箇所でボルト7cとナット7dを用いてボルト締結によって、ピラーインナ5aを挟んだ状態で接合される。さらに、補強部材17のフランジ17bをフロントピラー5の前面に溶接によって接合してもよい。このように各部材が配置されることによって、フロントサイドメンバ2、ダッシュクロス4、ピラーブレース6、補強部材17は、同じ高さ位置に配置されることになる。補強部材17では、フロントピラー5の前面、内側面及び前端外側から後方内側にかけての対角方向の強度を高めるとともにフロントピラー5の前面と内側面とをつなぐ角部の強度を高め、ピラーブレース6とフロントピラー5との結合強度を高める。
このような補強部材17を有する前部構造11は、正面衝突の場合及び斜め前方衝突の場合、第1の実施の形態で説明したように、前部構造1と同様に作用する。
この前部構造11は、前部構造1と同様の効果を有している。特に、前部構造11は、補強部材17がフロントピラー5の前端外側から後方内側にかけての湾曲部17aが存在するので、フロントピラー5におけるその斜め方向からの強度が高く、斜め前方からの衝突荷重に適した構造である。
図6及び図7を参照して、第3の実施の形態に係る前部構造21について説明する。図6は、第3の実施の形態に係る前部構造の右後方部周辺における平断面図である。図7は、第3の実施の形態に係る補強部材の斜視図である。なお、前部構造21では、第1の実施の形態に係る前部構造1と同様の構成について同一の符号を付し、その説明を省略する。
前部構造21は、前部構造1と同様の衝突吸収構造を有しており、前部構造1と比較すると補強部材27の形状が異なる。
補強部材27は、フロントピラー5の強度を高めるための部材であり、フロントピラー5の内部に配設される。補強部材27は、一般的に補強部材として用いられている形状を有しており、上下一対の上部材27aと下部材27bからなる。上部材27aと下部材27bとは、フロントピラー5の水平方向の断面に嵌合する大きさを有する板状である。上部材27aは、略長方形状の4つの辺の端部にそれぞれに上方に向けて、フロントピラー5の内面に沿ったフランジ27c,27c,27c,27cが形成されている。そして、その中の内側面側のフランジ27cには、ピラーブレース6のフランジ6dに形成されている上側の2つのボルト孔にそれぞれ対応する位置に2つのボルト孔27d,27dが形成されている。下部材27bは、略長方形状の4つの辺の端部にそれぞれに下方に向けて、フロントピラー5の内面に沿ったフランジ27e,27e,27e,27eが形成されている。そして、その中の内側面側のフランジ27eには、ピラーブレース6のフランジ6dに形成されている下側の2つのボルト孔にそれぞれ対応する位置に2つのボルト孔27f,27fが形成されている。なお、上部材27aは、下部材27bと同様に、略長方形状の4つの辺の端部にそれぞれに下方に向けたフランジを有する構成としてもよいし、あるいは、上方と下方の両側に向けたフランジをそれぞれ有する構成としてもよい。また、下部材27bは、上部材27aと同様に、略長方形状の4つの辺の端部にそれぞれに上方に向けたフランジを有する構成としてもよいし、あるいは、上方と下方の両側に向けたフランジをそれぞれ有する構成としてもよい。
上部材27aは、ピラーブレース6の上側の2つのボルト孔とボルト孔27d,27dとの位置が合うように、フロントピラー5の内部に配置される。一方、下部材27bは、ピラーブレース6の下側の2つのボルト孔とボルト孔27f,27fとの位置が合うように、フロントピラー5の内部に配置される。そして、上部材27a及び下部材27bとピラーブレース6とは、その4箇所でボルト7cとナットを用いてボルト締結によって、ピラーインナ5aを挟んだ状態で接合される。さらに、補強部材27の他のフランジ27c,27eをフロントピラー5の前面、後面、外側面に溶接によって接合してもよい。このように各部材が配置されることによって、フロントサイドメンバ2、ダッシュクロス4、ピラーブレース6、補強部材27は、同じ高さ位置に配置されることになる。補強部材27では、フロントピラー5の前面、後面、内側面及び外側面の強度を高めるとともにフロントピラー5の前面と内側面とをつなぐ角部、前面と外側面とをつなぐ角部、後面と内側面とをつなぐ角部及び後面と外側面とをつなぐ角部の強度を高め、ピラーブレース6とフロントピラー5との結合強度を高める。
このような補強部材27を有する前部構造21は、正面衝突の場合及び斜め前方衝突の場合、第1の実施の形態で説明したように、前部構造1と同様に作用する。
この前部構造21は、前部構造1と同様の効果を有している。特に、前部構造21は、補強部材27がフロントピラー5の断面に嵌合する形状を有しており、フロントピラー5の全ての内面に接合されているので、フロントピラー5における全ての方向の強度が高く、全ての方向からの衝突荷重に適した構造である。
図8及び図9を参照して、第4の実施の形態に係る前部構造31について説明する。図8は、第4の実施の形態に係る前部構造の右後方部周辺における平断面図である。図9は、第4の実施の形態に係る補強部材の斜視図である。なお、前部構造31では、第1の実施の形態に係る前部構造1と同様の構成について同一の符号を付し、その説明を省略する。
前部構造31は、前部構造1と同様の衝突吸収構造を有しており、前部構造1と比較すると補強部材37の形状及びフロントピラー35の形状が異なる。フロントピラー35は、第1の実施の形態に比較すると、ピラーインナ35aの幅方向の長さが長く、ピラーアウタ35bの幅方向の長さが短い。
補強部材37は、フロントピラー35の強度を高めるための部材であり、フロントピラー35の内部に配設される。補強部材37は、一般的に補強部材として用いられている形状を有しており、水平方向の断面が凹状であり、外端の前側及び後側にフランジ37a,37aが形成されている。補強部材37は、ピラーインナ35aに内面に嵌合する大きさを有している。補強部材37の内側面の前後方向は、フロントピラー35の内側面と略同じ長さを有している。補強部材37の前面、後面の幅方向は、ピラーインナ35aの幅方向と略同じ長さを有している。補強部材37の上下方向は、ピラーブレース6のフランジ6dを含む上下方向の長さより上下に少しずつ長い長さを有している。補強部材37の内側面の4つの角部には、ピラーブレース6のフランジ6dに形成されているボルト孔にそれぞれ対応する位置にボルト孔37b,37b,37b,37bが形成されている。
補強部材37は、フロントピラー35の内部のピラーブレース6の上下方向の位置と同じ位置に配置され、ピラーインナ35aを挟んだ状態でボルト孔37b,37b,37b,37bがフランジ6dの対応するボルト孔に合わせられるとともに前後の各フランジ37aがピラーインナ35aのフランジ35cとピラーアウタ35bのフランジ35dに挟まれる。そして、補強部材37とピラーブレース6とは、その4箇所でボルト7cとナット7dを用いてボルト締結によって、ピラーインナ35aを挟んだ状態で接合される。また、前後の各フランジ37aは、フランジ35c及びフランジ35dに溶接によって接合される。さらに、補強部材37の前面、後面をフロントピラー35の前面、後面に溶接によって接合してもよい。このように各部材が配置されることによって、フロントサイドメンバ2、ダッシュクロス4、ピラーブレース6、補強部材37は、同じ高さ位置に配置されることになる。補強部材37では、フロントピラー35の前面、後面及び内側面の強度を高めるとともにフロントピラー35の前面と内側面とをつなぐ角部及び後面と内側面とをつなぐ角部の強度を高め、、ピラーブレース6とフロントピラー35との結合強度を高める。
このような補強部材37を有する前部構造31は、正面衝突の場合及び斜め前方衝突の場合、第1の実施の形態で説明したように、前部構造1と同様に作用する。
この前部構造31は、前部構造1と同様の効果を有している。特に、前部構造31では、ピラーインナ35aの幅方向の長さが長く、ピラーアウタ35bの幅方向の長さが短いフロントピラー35に適した構造である。
図10及び図11を参照して、第5の実施の形態に係る前部構造41について説明する。図10は、第5の実施の形態に係る前部構造の右後方部周辺における平断面図である。図11は、第5の実施の形態に係る補強部材の斜視図である。なお、前部構造41では、第1の実施の形態に係る前部構造1と同様の構成について同一の符号を付し、その説明を省略する。
前部構造41は、前部構造1と同様の衝突吸収構造を有しており、前部構造1と比較すると補強部材47の形状及びフロントピラー45の形状が異なる。フロントピラー45は、第1の実施の形態に係るフロントピラー5と比較すると、前後方向の長さが長い。したがって、ピラーブレース6がフロントピラー45に接合されると、第1の実施の形態に比べると、フランジ6dの後端から後方にフロントピラー45が延びている。なお、フロントピラー45が長いのでなく、ピラーブレース6の外側の前後方向の長さが短い場合でもよい。いずれの場合もピラーブレースのフランジの後端がフロントピラーの後端一杯にではなく、ピラーブレースのフランジの後端とフロントピラーの後端との間に所定量のスペースが存在することになる。これは、補強部材47の構造上、必要となるスペースである。
補強部材47は、フロントピラー45の強度を高めるための部材であり、フロントピラー45の内部に配設される。補強部材47は、本体部材47aと対角部材47bの2つの部材からなる。本体部材47aは、水平方向の断面がL字の板状であり、フロントピラー45(ピラーインナ45a)の内側面及び前面に接合する。本体部材47aの内側面の前後方向は、フロントピラー5の前後方向を略一杯満たす長さを有している。本体部材47aの前面の幅方向は、フロントピラー5の幅方向を略一杯満たす長さを有している。本体部材47aの上端及び下端には、内方に向けてフランジ47cが形成されている。本体部材47aの内側面の4つの角部には、ピラーブレース6のフランジ6dに形成されているボルト孔にそれぞれ対応する位置にボルト孔47d,47d,47d,47dが形成されている。対角部材47bは、本体部材47aの前面と内側面との間を繋ぐ長さを有する板状である。対角部材47bの前端にはフランジ47eが形成され、対角部材47bの後端にはフランジ47fが形成される。対角部材47bは本体部材47aの前面の外端から内側面の後端にかけて配置され、フランジ47eが本体部材47aの前面に溶接によって接合され、フランジ47fが本体部材47aの内側面に溶接によって接合される。したがって、補強部材47は、水平方向の断面が三角形状となる。
補強部材47は、フロントピラー45の内部のピラーブレース6の上下方向の位置と同じ位置に配置され、ピラーインナ45aを挟んだ状態でボルト孔47d,47d,47d,47dがフランジ6dの対応するボルト孔に合わせられる。そして、補強部材47とピラーブレース6とは、その4箇所でボルト7cとナット7dを用いてボルト締結によって、ピラーインナ5aを挟んだ状態で接合される。さらに、本体部材47aの前面をフロントピラー45の前面に溶接によって接合してもよい。このように各部材が配置されることによって、フロントサイドメンバ2、ダッシュクロス4、ピラーブレース6、補強部材47は、同じ高さ位置に配置されることになる。補強部材47では、フロントピラー45の前面、内側面及び前端外側から後端内側にかけての対角方向の強度を高めるとともにフロントピラー45の前面と内側面とをつなぐ角部の強度を高め、ピラーブレース6とフロントピラー5との結合強度を高める。
このような補強部材47を有する前部構造41は、正面衝突の場合及び斜め前方衝突の場合、第1の実施の形態で説明したように、前部構造1と同様に作用する。
この前部構造41は、前部構造1と同様の効果を有している。特に、前部構造41は、補強部材47が断面視して略三角状を有しているので、フロントピラー45における斜め方向からの強度が高く、斜め前方からの衝突荷重に適した構造である。
図12及び図13を参照して、第6の実施の形態に係る前部構造51について説明する。図12は、第6の実施の形態に係る前部構造の右後方部周辺における平断面図である。図13は、第6の実施の形態に係る補強部材の斜視図である。なお、前部構造51では、第1の実施の形態に係る前部構造1と同様の構成について同一の符号を付し、その説明を省略する。
前部構造51は、前部構造1と同様の衝突吸収構造を有しており、前部構造1と比較すると補強部材57の形状が異なる。
補強部材57は、フロントピラー5の強度を高めるための部材であり、フロントピラー5の内部に配設される。補強部材57は、本体部材57aと蓋部57bの2つの部材からなる。本体部材57aは、水平方向の断面が2つの側部の長さが異なる凹状であり、フロントピラー5(ピラーインナ5a)の内側面及び前面に接合する。本体部材57aの内側面の前後方向は、フロントピラー5の前後方向を略一杯満たす長さを有している。本体部材57aの前面の幅方向は、フロントピラー5の幅方向を略一杯満たす長さを有している。本体部材57aの後面の幅方向は、所定の長さ(蓋部57bのフランジ部の長さより少し長い程度)を有している。本体部材57aの上端、下端には、本体部材57aの前面、後面及び内側面の端部を各辺とする台形状の上面、下面が形成されている。本体部材57aの内側面の4つの角部には、ピラーブレース6のフランジ6dに形成されているボルト孔にそれぞれ対応する位置にボルト孔57c,57c,57c,57cが形成されている。蓋部57bは、本体部材57aの開口部を覆う蓋状である。蓋部57bは本体部材57aに被せられ、蓋部57bのフランジ部が溶接によって接合される。したがって、補強部材57は、水平方向の断面が上底の非常に短い台形状(略三角状)となる。
補強部材57は、フロントピラー5の内部のピラーブレース6の上下方向の位置と同じ位置に配置され、ピラーインナ5aを挟んだ状態でボルト孔57c,57c,57c,57cがフランジ6dの対応するボルト孔に合わせられる。そして、補強部材57とピラーブレース6とは、その4箇所でボルト7cとナット7dを用いてボルト締結によって、ピラーインナ5aを挟んだ状態で接合される。さらに、本体部材57aの前面、後面をフロントピラー5の前面、後面に溶接によって接合してもよい。このように各部材が配置されることによって、フロントサイドメンバ2、ダッシュクロス4、ピラーブレース6、補強部材57は、同じ高さ位置に配置されることになる。補強部材57では、フロントピラー5の前面、内側面及び前端外側から後端内側にかけての対角方向の強度を高めるとともにフロントピラー5の前面と内側面とをつなぐ角部の強度を高め、ピラーブレース6とフロントピラー5との結合強度を高める。
このような補強部材57を有する前部構造51は、正面衝突の場合及び斜め前方衝突の場合、第1の実施の形態で説明したように、前部構造1と同様に作用する。
この前部構造51は、前部構造1と同様の効果を有している。特に、前部構造51は、補強部材57が断面視して略三角状を有しているので、フロントピラー5における斜め方向からの強度が高く、斜め前方からの衝突荷重に適した構造である。
図14及び図15を参照して、第7の実施の形態に係る前部構造61について説明する。図14は、第7の実施の形態に係る前部構造の右後方部周辺における平断面図である。図15は、第7の実施の形態に係る補強部材の斜視図である。なお、前部構造61では、第1の実施の形態に係る前部構造1と同様の構成について同一の符号を付し、その説明を省略する。
前部構造61は、前部構造1と同様の衝突吸収構造を有しており、前部構造1と比較すると補強部材67の形状が異なる。
補強部材67は、フロントピラー5の強度を高めるための部材であり、フロントピラー5の内部に配設される。補強部材67は、水平方向の断面がL字状であり、上端部及び下端部に内方に向けてフランジ67a,67aが形成されている。フランジ67aは、前端外側から後端内側にかけての対角方向まで広がる幅広に形成され、略三角形状である。補強部材67の内側面の前後方向は、フロントピラー5の前後方向を略一杯満たす長さを有している。補強部材67の前面の幅方向は、フロントピラー5の幅方向を略一杯満たす長さを有している。補強部材67の内側面の4つの角部には、ピラーブレース6のフランジ6dに形成されているボルト孔にそれぞれ対応する位置にボルト孔67b,67b,67b,67bが形成されている。
補強部材67は、フロントピラー5の内部のピラーブレース6の上下方向の位置と同じ位置に配置され、ピラーインナ5aを挟んだ状態でボルト孔67b,67b,67b,67bがフランジ6dの対応するボルト孔に合わせられる。そして、補強部材67とピラーブレース6とは、その4箇所でボルト7cとナット7dを用いてボルト締結によって、ピラーインナ5aを挟んだ状態で接合される。さらに、補強部材67の前面をフロントピラー5の前面に溶接によって接合してもよい。このように各部材が配置されることによって、フロントサイドメンバ2、ダッシュクロス4、ピラーブレース6、補強部材67は、同じ高さ位置に配置されることになる。補強部材67では、フロントピラー5の前面、内側面及び前端外側から後端内側にかけての対角方向の強度を高めるとともにフロントピラー5の前面と内側面とをつなぐ角部の強度を高め、ピラーブレース6とフロントピラー5との結合強度を高める。これによって、フロントピラー5自体の強度が向上し、フロントピラー5とピラーブレース6との間の衝突荷重の伝達効率が向上する。
このような補強部材67を有する前部構造61は、正面衝突の場合及び斜め前方衝突の場合、第1の実施の形態で説明したように、前部構造1と同様に作用する。
この前部構造61は、前部構造1と同様の効果を有している。特に、前部構造61は、補強部材67が略三角状のフランジ67aを有しているので、フロントピラー5における斜め方向からの強度が高く、斜め前方からの衝突荷重に適した構造である。
以上、本発明に係る実施の形態について説明したが、本発明は上記実施の形態に限定されることなく様々な形態で実施される。
例えば、本実施の形態では一般的な普通乗用車に適用したが、軽自動車、スポーツカー、トラックなどの様々な車種に適用可能である。
また、本実施の形態ではフロントピラーにおける強度を高めるために補強部材を設ける構成としたが、強度を高める手段としては他の手段でもよく、例えば、強度を高めたい部分に補強板を設ける構成、強度を高めたい部分の板厚を厚くする構成、強度を高めたい部分の材質を強度の高い材質にする構成がある。
また、本実施の形態では補強部材をフロントピラーの内部に設ける構成としたが、フロントピラーの外面に設ける構成としてもよい。この場合、補強部材を間に挟んだ状態でピラーブレースとフロントピラーとが結合される。
また、本実施の形態では補強部材とピラーブレース及びダッシュクロス(ダッシュパネル)とピラーブレースとをボルト締結によって結合する構成としたが、結合方法としては他の手段でもよく、例えば、溶接である。
また、本実施の形態ではピラーブレースの前部がボルト締結によってダッシュクロス及びダッシュパネルに結合される構成としたが、ダッシュクロスとダッシュパネルのどちらか一方に結合される構成としてもよい。また、ピラーブレースがダッシュパネルのタイヤハウス部分にもボルト締結によって結合される構成としてもよい。このように構成することにより、ピラーブレースを介した衝突荷重の伝達効率が更に向上する。
また、本実施の形態ではフロントサイドメンバの高さ位置にピラーブレース及び補強部材を配置させる構成としたが、衝突荷重がフロントサイドメンバに入力されない場合もあるので、ピラーブレース及び補強部材の配置としては他の高さ位置でもよく、例えば、ダッシュパネルの上方のカウルの高さ位置に配置させる構成がある。また、ピラーブレースの前部の幅方向における結合位置も他の位置でもよく、例えば、フロントサイドメンバの幅方向の位置と重なる位置に配置させる構成がある。この位置に配置させることにより、ピラーブレースを介した衝突荷重の伝達効率が更に向上する。
第1の実施の形態に係る前部構造の右後方部周辺の斜視図である。 第1の実施の形態に係る前部構造の右後方部周辺における平断面図(ピラーブレースの中央から若干上方の高さ位置での断面)である。 第1の実施の形態に係る補強部材の斜視図である。 第2の実施の形態に係る前部構造の右後方部周辺における平断面図である。 第2の実施の形態に係る補強部材の斜視図である。 第3の実施の形態に係る前部構造の右後方部周辺における平断面図である。 第3の実施の形態に係る補強部材の斜視図である。 第4の実施の形態に係る前部構造の右後方部周辺における平断面図である。 第4の実施の形態に係る補強部材の斜視図である。 第5の実施の形態に係る前部構造の右後方部周辺における平断面図である。 第5の実施の形態に係る補強部材の斜視図である。 第6の実施の形態に係る前部構造の右後方部周辺における平断面図である。 第6の実施の形態に係る補強部材の斜視図である。 第7の実施の形態に係る前部構造の右後方部周辺における平断面図である。 第7の実施の形態に係る補強部材の斜視図である。
符号の説明
1,11,21,31,41,51,61…前部構造、2…フロントサイドメンバ、2a…フランジ、3…ダッシュパネル、3a…タイヤハウス、3b…フランジ、4…ダッシュクロス、4a,4c…フランジ、4b…側面、5,35,45…フロントピラー、5a,35a,45a…ピラーインナ、5b,35b,45b…ピラーアウタ、5c,5d,35c,35d…フランジ、6…ピラーブレース、6a,6d…フランジ、6b…ボルト、6c…ナット、7,17,27,37,47,57,67…補強部材、7a…フランジ、7b…ボルト孔、7c…ボルト、7d…ナット、17a…湾曲部、17b,17c…フランジ、17d…ボルト孔、27a…上部材、27b…下部材、27c,27e…フランジ、27d,27f…ボルト孔、37a…フランジ、37b…ボルト孔、47a…本体部材、47b…対角部材、47c,47e,47f…フランジ、47d…ボルト孔、57a…本体部材、57b…蓋部材、57c…ボルト孔、67a…フランジ、67b…ボルト孔

Claims (10)

  1. 車室の前部に配設され、車両の幅方向に延在する構造部材と、
    車両の高さ方向に延在するフロントピラーと、
    前部が前記構造部材に結合され、後部が前記フロントピラーの内側面に結合されるピラーブレースと
    を備え、
    前記フロントピラーと前記ピラーブレースとが結合される高さにおいて、前記フロントピラーにおける少なくとも内側面と前面の強度を高めたことを特徴とする車両前部構造。
  2. 前記フロントピラーと前記ピラーブレースとが結合される高さにおいて、前記フロントピラーにおける少なくとも内側面と前面の間の強度を高めたことを特徴とする請求項1に記載する車両前部構造。
  3. 少なくとも前記フロントピラーの内側面に沿った内側面部と前記フロントピラーの前面に沿った前面部を有する補強部材を備え、
    前記補強部材を、前記フロントピラーと前記ピラーブレースとが結合される高さにおいて、前記フロントピラーの内部に設けることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載する車両前部構造。
  4. 前記補強部材は、前記フロントピラーの後面に沿った後面部を有することを特徴とする請求項3に記載する車両前部構造。
  5. 前記補強部材は、前記フロントピラーの内側面を間に挟んだ状態で前記ピラーブレースと結合されることを特徴とする請求項3又は請求項4に記載する車両前部構造。
  6. 前記フロントピラーは、ピラーアウタとピラーインナにより構成され、
    前記ピラーブレースは、後部が前記ピラーインナに結合されることを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載する車両前部構造。
  7. 前記構造部材は、ダッシュパネルであり、
    前記ピラーブレースは、前部が前記ダッシュパネルに結合されることを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれか1項に記載する車両前部構造。
  8. 前記構造部材は、ダッシュクロスであり、
    前記ピラーブレースは、前部が前記ダッシュクロスに結合されることを特徴とする請求項1〜請求項7のいずれか1項に記載する車両前部構造。
  9. 前記ピラーブレースは、車両の高さ方向においてフロントサイドメンバと重なる位置に配置されることを特徴とする請求項1〜請求項8のいずれか1項に記載する車両前部構造。
  10. 前記ピラーブレースは、車両の幅方向においてフロントサイドメンバと重なる位置に配置されることを特徴とする請求項1〜請求項9のいずれか1項に記載する車両前部構造。
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