JP2008081747A - 増量シンジオタクテイツクポリスチレンエラストマーブロツクコポリマー類 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 少なくとも1種のエラストマーブロックと少なくとも1種のシンジオタクティックポリスチレンブロックを有するブロックコポリマーを増量剤で増量した組成物を開示し、ここでは、これに、シンジオタクティックポリスチレン(sPS)ブロック(類)を1から80重量%とゴム状エラストマーブロック(類)を99から20重量%含めたポリマー成分を100重量部含有させそして増量剤を少なくとも30重量部含有させる。上記ブロックコポリマーを増量剤で増量した組成物は、熱可塑性エラストマーの特性を示し、そしてユニークな柔らかさを示すことから、高温用途で用いるに有用である。
【選択図】 なし
Description
ロックコポリマー組成物に(1)少なくとも1種のエラストマーブロックと(2)少なくとも1種のシンジオタクティックポリスチレンブロックを含めるが、ここでは、この組成物に、シンジオタクティックポリ(ビニル芳香族炭化水素)ブロック(類)、好適にはシンジオタクティックポリスチレン(sPS)ブロック(類)を1から80重量%とゴム状エラストマーブロック(類)を99から20重量%含むブロックコポリマーを100重量部含有させそして増量剤、例えばオイルエクステンダー(oil extender)または低分子量成分などを少なくとも約30重量部、好適には30から約1000重量部含有させる。
3,4−イソプレン含有率を低くし、個々のブタジエン由来単位またはイソプレン由来単位中のビニルまたは3,4−イソプレン含有率を20%未満、好適にはビニルまたは3,4−イソプレン含有率を10%未満にする。上記ブロックコポリマー類に適切な増量剤を添加した組成物は、優れた加工性と優れた耐熱性および耐候性を示す。
開始剤存在下の適切な希釈剤中で重合させて1種以上のブロックを生じさせることでブロックコポリマーのエラストマーブロックセグメントを生じさせる。その結果として生じたエラストマーブロックポリマーは、その末端部に触媒活性アニオンが存在していることから「リビング」である。このアニオンは反応ゾーン内でさらなるモノマー類の重合を開始させる能力を有する。
ル、アリールおよびアルキルアリール基などが含まれる。上記式中のR置換基の具体例には、第一級、第二級および第三級基、例えばメチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、t−ブチル、n−アミル、イソアミル、n−ヘキシル、n−オクチル、n−デシル、シクロペンチル−メチル、シクロヘキシル−エチル、シクロペンチル−エチル、メチルシクロペンチルエチル、シクロペンチル、ジメチルシクロペンチル、エチルシクロペンチル、メチルシクロヘキシル、ジメチルシクロヘキシル、エチルシクロヘキシル、イソプロピルシクロヘキシルなどが含まれる。
レン)、ポリ(フェニルスチレン)、ポリ(ビニルナフタレン)およびポリ(ビニルスチレン)などが含まれる。ポリ(ハロゲン化スチレン)にはポリ(クロロスチレン)、ポリ(ブロモスチレン)およびポリ(フルオロスチレン)などが含まれる。ポリ(ハロゲン化アルキルスチレン)にはポリ(クロロメチルスチレン)などが含まれる。ポリ(アルコキシスチレン)にはポリ(メトキシスチレン)およびポリ(エトキシスチレン)などが含まれる。
R1、R2およびR3は、各々、水素原子、炭素原子数が1から20のアルキル基、炭素原子数が1から20のアルコキシル基、炭素原子数が6から20のアリール基、炭素原子数が6から20のアルキルアリール基、炭素原子数が6から20のアリールアルキル基、炭素原子数が1から20のアシルオキシ基、シクロペンタジエニル基、置換シクロペンタジエニル基またはインデニル基であり、X1はハロゲン原子であり、a、bおよびcは、各々、0から4の整数であり、そしてdおよびeは、各々、0から3の整数である]
で表されるチタン化合物およびチタンキレート化合物から成る群から選択される少なくとも1種の化合物である。
R4およびR5は、各々、ハロゲン原子、炭素原子数が1から20のアルコキシル基または炭素原子数が1から20のアシルオキシル基であり、そしてkは、2から20の数である]
で表される縮合チタン化合物も上記チタン化合物として使用可能である。上記チタン化合物はエステル類、エーテル類などとの錯体として使用可能である。
AIR6 3
[式中、
R6は、炭素原子数が1から8のアルキル基である]
で表されるトリアルキルアルミニウム化合物を用いる。
で表される鎖状アルキルアルミノキサン、および一般式:
高くなるが、後処理過程とコストを考慮して上記量を適切に選択すべきである。
(1)軟化剤(softening agents)、即ちゴムまたは樹脂用の芳香族ナフテン系およびパラフィン系軟化剤、
(2)可塑剤、即ちエステルを含む可塑剤(これにはフタル酸エステル、混合フタル酸エステル、脂肪族二塩基性酸エステル、グリコールエステル、脂肪酸エステル、燐酸エステルおよびステアリン酸エステルなどが含まれる)、エポキシ可塑剤、プラスチック用の他の可塑剤、およびNBR用のフタレート、アジペート、セバケート、ホスフェート、ポリエーテルおよびポリエステル可塑剤、
(3)粘着付与剤(tackifiers)、即ちクマロン樹脂、クマロン−インデン樹脂、テルペンフェノール樹脂、石油炭化水素およびロジン誘導体、
(4)オリゴマー類、即ちクラウンエーテル、フッ素含有オリゴマー類、ポリブテン類、
キシレン樹脂、塩化ゴム、ポリエチレンワックス、石油樹脂、ロジンエステルゴム、ポリアルキレングリコールジアクリレート、液状ゴム(ポリブタジエン、スチレン/ブタジエンゴム、ブタジエン−アクリロニトリルゴム、ポリクロロプレンなど)、シリコンオリゴマー類、およびポリ−α−オレフィン類、
(5)滑剤、即ち炭化水素滑剤、例えばパラフィンおよびワックスなど、脂肪酸滑剤、例えば高級脂肪酸およびヒドロキシ脂肪酸など、脂肪酸アミド滑剤、例えば脂肪酸アミドおよびアルキレン−ビス−脂肪酸アミドなど、エステル滑剤、例えば脂肪酸と低級アルコールのエステル、脂肪酸と多価アルコールのエステル、脂肪酸とポリグリコールのエステルなど、アルコール系滑剤、例えば脂肪アルコール、多価アルコール、ポリグリコールおよびポリグリセロールなど、金属石鹸、および混合滑剤など、そして
(6)石油炭化水素、即ち合成のテルペン樹脂、芳香族炭化水素樹脂、脂肪族炭化水素樹脂、脂肪族の環状炭化水素樹脂、脂肪族もしくは脂環式の石油樹脂、脂肪族もしくは芳香族の石油樹脂、不飽和炭化水素のポリマー類、および水添炭化水素樹脂。
pon Zeon Inc.)が製造]、および他の熱可塑性エラストマー類および樹脂などを用いることができる。このような補強材はブロックコポリマー100部当たり1から1500部、好適には10から1000部の量で有効である。
(1)オーディオ装置、例えばポータブルCDまたは車搭載CD、ホームビデオカセットレコーダー用マイクホルダー、ラジオカセットレコーダー、カラオケまたはハンディーマイクなど用の絶縁体、スピーカーのエッジコーン、ラジオカセットのテープホルダー、ポータブルミニディスクプレーヤーのホルダー、デジタルビデオディスクのオプティカルディスクホルダーなど、
(2)情報関連装置、例えばハードディスク用絶縁体、モーター、例えばHHD用スピンドルモーターおよびステッピングモーターなど用の絶縁体、フロッピーディスクドライブ用の絶縁体、パーソナルコンピューターのCD−ROM用の絶縁体、およびオプティカルディスク用のホルダーなど、
(3)伝達装置、例えば高性能のコンパクトマイクまたはポータブルテレホン、ポケットベルまたはPHSのスピーカー用のホルダー、ワイヤレス装置用のマイクホルダー、およびポータブルノート型電子装置用のディスクホルダーなど、
(4)家庭用電子装置、例えばホームTVゲームのCD−ROM用絶縁体、カセットホル
ダーまたはカセットホルダーもしくはゲーム機のCD−ROM用絶縁体、高性能マイクのホルダー、およびスピーカーのコーンエッジなど、そして
(5)他の用途、例えばワードプロセッサーのプリンターヘッド、パーソナルコンピューターのプリンター、小型または中型のハンディータイププリンターまたはネームプリンター用のダンピング材料、および測定装置で用いられるCD−ROM用の絶縁体など。
BR−sPSの合成
(1)リビングBRセメント(cement)の調製
1ガロンの反応槽にブタジエン/ヘキサンのブレンド物(ブタジエンを23.7重量%含む)を2.110ポンド(956.9グラム)およびヘキサンを1311.0グラム仕込んだ後、この反応槽に、70グラムのヘキサンで希釈したn−ブチルリチウム(ヘキサン中1.60モル規定)を2.27ミリモル仕込んだ。次に、重合を45℃で6時間実施した。モノマーからポリマーへの変換率は本質的に100%であった。リビングポリマーセメントのサンプルを上記反応槽から少量取り出してイソプロパノールで凝固させた。結果として得たポリブタジエンの分析結果は下記の通りである:Mn=90,723,Mw=97,154;Mn/Mw=1.07(GPC);1,4含有率(%)=92.6%;ビニル含有率(%)=7.4%(NMR);およびTg=−95.2℃(DSC)。
オーブンで乾燥しておいた32オンスのガラス製ボトルに自己密封型ゴムライナーと穴開き金属製キャップを取り付けて窒素流下で冷却した。実施例1(1)で調製したリビングポリマーセメントを100.6グラムの仕込み量で上記反応槽から上記32オンスのボトルに移した。ポリブタジエン基礎ポリマー上で起こさせるスチレンのブロック重合を、上記ボトルに逐次的にシクロペンタジエニルチタントリクロライド(CpTiCl3)を0.086ミリモル、スチレン/ヘキサンのブレンド物(スチレンを33.3重量%含む)を121.9gおよびメチルアルミノキサン(MAO)を60.0ミリモル加えることで行った。その結果として生じた混合物を室温で17時間振とうした後、過剰量のイソプロパノールの中に注ぎ込み、乾燥を真空オーブン内で行うことにより、BR−sPSブロックコポリマーを17.1g得た。示差走査熱量計(DSC)で測定したガラス転移温度(Tg)は−92.6℃であり、溶融温度(Tm)は249.5℃であり、そしてこのブロックコポリマー中のsPS重量パーセントは35%であった。この実験データを表Iに要約する。
実施例1(1)で得た如きリビングポリマーセメントの量、CpTiCl3の量、スチレン/ヘキサンブレンド物の量およびMAOの量を表1に示す如く変える以外は実施例1(2)の手順を繰り返した。この実験データを表Iに要約する。
実施例1(1)で得た如きリビングポリマーセメントの量、CpTiCl3の量、スチレン/ヘキサンブレンド物の量およびMAOの量を表1に示す如く変えそしてリビングBRセメントにCpTiCl3を添加した後にMAOに続いてスチレン/ヘキサンブレンド物を添加する以外は実施例1(2)の手順を繰り返した。この実験データを表Iに要約する。
(1)リビング勾配SBRセメントの調製
1ガロンの反応槽にスチレン/ヘキサンのブレンド物(ヘキサンにスチレンが33.3重量%入っている)を1.515ポンド(687.3グラム)、ブタジエン/ヘキサンのブレンド物(ヘキサンに1,3−ブタジエンが23.7重量%入っている)を2.110ポンド(956.9グラム)、ヘキサンを623.8グラムおよびn−ブチルリチウム(ヘキサン中1.60モル規定)を2.27ミリモル仕込んだ。次に、1,3−ブタジエンとスチレンの共重合を50℃で3.5時間実施した。この方法のこの時点におけるモノマーからポリマーへの変換率は51%であった。結果として生じたリビングポリマーセメントは未反応のスチレンを実質的量で含んでいた。このポリマーセメントを上記反応槽から少量取り出してイソプロパノールで凝固させて、分析を行った。このSBRコポリマーの分析結果は下記の通りである:Mn=132,332,Mw=139,443;Mn/Mw=1.0537(GPC);スチレン含有率=13.0%;ブロックスチレン含有率=0%;1,4BD含有率(%)=92.6%;ビニルBD含有率(%)=7.4%(NMR分析);およびTg=−81.6℃。
オーブンで乾燥しておいた32オンスのガラス製ボトルに自己密封型ゴムライナーと穴開き金属製キャップを取り付けて窒素流下で冷却した。実施例7(1)で調製したリビングポリマーセメントを275.0gの仕込み量で上記反応槽から上記32オンスのボトルに移した。SBR基礎ポリマー上で起こさせるスチレンのブロック重合を、上記ボトルに逐次的にCpTiCl3を0.234ミリモルおよびMAOを164ミリモル加えることで行った。その結果として生じた混合物を室温で10時間振とうした後、過剰量のイソプロパノール(抗酸化剤が入っている)の中に注ぎ込んだ。ポリマー生成物を濾別し、イソプロパノールで洗浄した後、真空オーブンに入れて乾燥させることで、SBR−sPSブロックコポリマーを36.0g得た。この実験データを表IIに要約する。
重合時間、実施例7(1)で得た如きリビングポリマーセメントの量、CpTiCl3
の量およびMAOの量を表IIに示す如く変える以外は実施例7(2)の手順を繰り返した。この実験データを表IIに要約する。
(1)半バッチ式のリビングSBRセメント調製
5ガロンの反応槽にヘキサンを3679gおよびn−ブチルリチウムを24.98ミリモル仕込んだ。この反応槽に入っている混合物を83℃に維持しながら、コンピューター制御計量システムを用いて、ヘキサン中33重量%のスチレン溶液が912gでヘキサン中31.4%のブタジエン溶液が5071gの混合物を66.5g/分の流量でゆっくりと上記反応槽に加えた。この添加が終了して30分後、上記反応槽にブタジエン/ヘキサンのブレンド物(ブタジエンを31.4重量%含む)を318g加えた。この添加をリビング末端が全部「ブタジエニルLi」末端に変化するように実施した。その結果として生じた混合物を83℃の反応槽内に30分間保持した。
ックスチレン含有率=3.7%;1,4BD含有率(%)=90.7%;ビニルBD含有率(%)=9.7%(NMR分析);およびTg=−79.6℃。
実施例9(1)で調製したリビングポリマーセメントを254.6gの仕込み量で上記反応槽から32オンスのガラス製ボトルに移した後、逐次的にCpTiCl3を0.509ミリモル、ヘキサン中33重量%のスチレン溶液を97.6gおよびMAOを356ミリモル加えた。その結果として生じた混合物を室温で40分間撹拌した後、過剰量のイソプロパノール(抗酸化剤が入っている)の中に注ぎ込んだ。ポリマー生成物を濾別し、イソプロパノールで洗浄した後、真空オーブンに入れて乾燥させることで、SBR−sPSブロックコポリマーを64.9g得た。この実験データを表IIIに要約する。
重合時間、実施例9(1)で得た如きリビングポリマーセメントの量、CpTiCl3の量、スチレン/ヘキサンブレンド物の量およびMAOの量を表IIIに示す如く変える以外は実施例9(2)の手順を繰り返した。この結果を表IIIに要約する。
(1)半バッチ式のリビングSBRセメント調製
5ガロンの反応槽にヘキサンを4536gおよびn−ブチルリチウムを14.19ミリモル仕込んだ。この反応槽に入っている混合物を83℃に維持しながら、コンピューター制御計量システムを用いて、ヘキサン中33重量%のスチレン溶液が517gでヘキサン中31.4%のブタジエン溶液が2880gでヘキサンが3225gの混合物を73.6g/分の流量でゆっくりと上記反応槽に加えた。この添加が終了して30分後、上記反応槽にブタジエン/ヘキサンのブレンド物(ブタジエンを31.4重量%含む)を181g加えた。その結果として生じた混合物を83℃の反応槽内に30分間保持した。
実施例11(1)で調製したリビングポリマーセメントを8160gの仕込み量で5ガロンの反応槽に加えた後、逐次的にCpTiCl3を8.16ミリモル、ヘキサン中33重量%のスチレン溶液を1646gおよびMAOを5712ミリモル加えた。その結果として生じた混合物を、上記MAOを添加した後55分間25℃で撹拌した後、この反応槽から反応混合物を5715g取り出して過剰量のイソプロパノール(抗酸化剤が入っている)の中に注ぎ込んだ。ポリマー生成物を濾別し、イソプロパノールで洗浄した後、真空オーブンに入れて乾燥させることで、SBR−sPSブロックコポリマーを452.6g得た。このポリマーを示差走査熱量計(DSC)で測定した時のガラス転移温度(Tg)は−80.7℃で、溶融温度(Tm)は244.9℃であり、そしてこのブロックコポリマー中のsPS重量パーセントは11%であった。
実施例11(2)において、MAOを添加して85分後、上記反応槽から反応混合物を5416g取り出して過剰量のイソプロパノール(抗酸化剤が入っている)の中に落下させた。ポリマー生成物を濾別し、イソプロパノールで洗浄した後、真空オーブンに入れて乾燥させることで、ポリマーを428.9g得た。DSCで測定した時のガラス転移温度(Tg)は−79.8℃で、溶融温度(Tm)は247.2℃であり、そしてこのブロックコポリマー中のsPS重量パーセントは13%であった。
(1)KTA修飾リビングSBRセメントの調製
1ガロンの反応槽にヘキサン中33重量%のスチレン溶液を171.8g、ヘキサン中32.2%のブタジエン溶液を528.4g、ヘキサンを1467.8グラム、n−ブチルリチウムを2.83ミリモル、およびカリウムt−アミラート(KTA)(50mlのヘキサンで希釈)を0.010ミリモル仕込んだ。次に、スチレンとブタジエンの共重合を50℃で5.5時間実施した。次に、この反応槽にブタジエン/ヘキサンのブレンド物(ブタジエンを23.9重量%含む)を47g加えた後、その混合物を50℃に30分間加熱した。
実施例13(1)で調製したリビングポリマーセメントを319.4gの仕込み量で32オンスのボトルに加えた後、逐次的にCpTiCl3を0.339ミリモル、ヘキサン中33重量%のスチレン溶液を60.0gおよびMAOを237ミリモル加えた。その結果として生じた混合物を室温で5時間振とうした後、過剰量のイソプロパノール(抗酸化剤が入っている)の中に注ぎ込んだ。ポリマー生成物を濾別し、イソプロパノールで洗浄した後、真空オーブンに入れて乾燥させることで、KTAで修飾したSBR−sPSブロックコポリマーを36.3g得た。このポリマーをDSCで測定した時のガラス転移温度(Tg)は−71.0℃で、溶融温度(Tm)は249.2℃であり、そしてこのブロックコポリマー中のsPS重量パーセントは20%であった。
オイルで増量したブロックコポリマー類
ローラーブレードが備わっているブラベンダーミキサー(容量65グラム)に、個々別々に、実施例1から13で製造した各ポリマーを24.5グラムの仕込み量で導入しそし
て抗酸化剤を0.5グラムの仕込み量で導入した。上記ブラベンダー内で各ポリマー仕込み物を室温で15分間60rpmで粉砕した後、各ポリマーに24.5グラムのオイルを10分間かけてゆっくりと添加した。このオイルの添加が終了した後、上記ブラベンダーミキサー各々を120rpmにして110℃に25分間加熱し、続いて20rpmで更に10分間混合した。その結果として生じたオイル増量ポリマーはドウ(dough)様材料であり、成形前数カ月に渡って室温で非常に安定であった。
phase consistency)を示しかつ(2)混合物がガス、即ち気泡の捕捉を示さない時、加工性が良好であると決定した。成形では、成形品の表面が均一に滑らかで柔らかくかつ焼け焦げがない時、加工性が良好であると決定した。
** 加工不能
*** サンプルサイズとディスプレイスメント(displacement)を下記の如く変える以外はASTM D395−89の条件を基にして圧縮永久歪みの測定を行った:サンプル高−15mm;サンプル直径−8mm;ディスプレイスメント−サンプルを10mmに圧縮して100℃のオーブン(または150℃のオーブン)に22時間入れた。このサンプルをオーブンから取り出し、そのサンプルの応力を解放し、そのサンプルを室温で30分間貯蔵した後、下記のように、最終的なサンプルの高さをXとしてサンプルの回復率を測定する:圧縮永久歪み=((15−X)/(15−10))x100%。
の融点を有するシンジオタクティックポリスチレンを含む第1項記載の組成物。
Claims (3)
- ブタジエン/スチレン−シンジオタクチックポリスチレンブロックコポリマーを増量剤で増量した組成物を含む、圧力と熱で成形可能な未加硫組成物であって、シンジオタクティックポリ(ビニル芳香族炭化水素)ブロック(類)を1から50重量%とジエンモノマー由来単位中20%以下のビニル含有率または3,4−イソプレン含有率を有するゴム状エラストマーブロック(類)を99から50重量%含むブロックコポリマーを100重量部含有し、増量剤を上記ブロックコポリマー100重量部当たり少なくとも30重量部含有する、ショアA硬度が25℃で10〜35である組成物。
- ブタジエン/スチレン−シンジオタクチックポリスチレンブロックコポリマーを増量剤で増量した組成物を含む、圧力と熱で成形可能な未加硫組成物であって、シンジオタクティックポリ(ビニル芳香族炭化水素)ブロック(類)を1から50重量%とジエンモノマー由来単位中20%以下のビニル含有率または3,4−イソプレン含有率を有し、スチレン/ブタジエンコポリマーゴム、スチレン/イソプレンコポリマーゴムおよびスチレン/イソプレン/ブロックゴムから成る群から選択される重量平均分子量が5,000〜1,000,000のゴム状エラストマーブロック(類)を99から50重量%含むブロックコポリマーを100重量部含有し、増量剤を上記ブロックコポリマー100重量部当たり少なくとも30重量部含有する、ショアA硬度が25℃で10〜35である組成物。
- ブタジエン/スチレン−シンジオタクチックポリスチレンブロックコポリマーを増量剤で増量した組成物を含む、圧力と熱で成形可能な未加硫組成物であって、シンジオタクティックポリ(ビニル芳香族炭化水素)ブロック(類)を1から50重量%とジエンモノマー由来単位中20%以下のビニル含有率または3,4−イソプレン含有率を有し、ポリブタジエン、スチレン/ブタジエンのランダムコポリマー類、スチレン/ブタジエンの勾配コポリマー、スチレン/ブタジエンのミクロブロックコポリマー、スチレン/イソプレンのランダムコポリマー、スチレン/イソプレンの勾配コポリマー、スチレン/ブタジエン/イソプレンのランダムコポリマーから成る群から選択される重量平均分子量が5,000〜1,000,000のゴム状エラストマーブロック(類)を99から50重量%含むブロックコポリマーを100重量部含有し、増量剤を上記ブロックコポリマー100重量部当たり少なくとも30重量部含有する、ショアA硬度が25℃で10〜35である組成物。
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