JP2008051598A - ガス分析装置及びガス分析方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、センサ部から解析装置に入力される信号数を少なくして解析装置に電送されるデータ量を少なくし、解析装置に入力されるデータ量を低減し、複数箇所にセンサユニットを設置して複数箇所におけるガス中のガス成分濃度をリアルタイムで測定できるガス分析装置を提供することを目的とする。
【解決手段】本発明のガス分析方法は、レーザ光を分波器22で計測用レーザ光と参照用レーザ光とに分波し、該計測用レーザ光をガス中を透過させて受光器25で受光し、受光した計測用レーザ光の光強度と前記参照用レーザ光の光強度とからガス中のガス成分によって吸収された吸収スペクトルを把握し、該吸収スペクトルを分析してガス成分濃度を求めるガス分析方法であって、前記計測用レーザ光を光減衰器23を通してガス中に照射し、ガス中を透過した計測用レーザ光の光強度が前記参照用レーザ光の光強度と所定の関係を有するように前記光減衰器を制御する。
【選択図】図2

Description

本発明は、ガスの分析装置に係り、特に、エンジンの排気管等のガス流路を流れているガスに含まれるガス成分濃度等をリアルタイムで求めることができるガス分析装置及びガス分析方法に関する。
従来、自動車等の排ガス分析装置として、特開2004−117259号公報(特許文献1)に記載された車載型HC測定装置がある。この車載型HC測定装置は、エンジンに連なる排気管を流れる排ガス中のHC(炭化水素)濃度を連続的に測定するためのNDIR(非分散型赤外分光法)型ガス分析計と、排気管を流れる排ガスの流量を連続的に測定する排ガス流量計と、NDIR型ガス分析計および排ガス流量計のそれぞれの出力を演算処理して、排ガス中のTHC(全炭化水素)量を連続的に算出する演算処理回路を車両内に搭載可能としている。
特開2004−117259号公報
前記特許文献1に記載の排ガス分析装置は、実際の道路を走行中の車両において、その排ガス中のTHCを簡易に測定できるものであるが、エンジンの排気経路から排ガスを分析部まで配管を通して移動させ、ガス成分の分析を行っているため、リアルタイムの分析が行えず、また、前述の設備等を小さく抑えるために、HCなどの限られた成分しか分析することができない。エンジンの開発や、エンジンに付属する排ガス浄化装置等の機器の開発段階において、排ガス中の炭化水素以外の成分、例えば窒素酸化物や一酸化炭素等についても簡易に測定でき、しかも、排ガスの成分やガス濃度等をリアルタイムで測定できる排ガス分析装置が望まれている。
そこで、本出願人は、ガス中の例えば窒素酸化物や一酸化炭素等の多数のガス成分についても、簡易にリアルタイムで測定できるガス分析装置を開発した。そのガス分析装置を図7に示す。
センサ部72には、中央に貫通口73が形成されており、貫通口73を挟んで反射鏡74,74が対向するように配置されている。このセンサ部72は、エンジンに連結された排気管等のガス流路に設置され、センサ部72の貫通口73内を流れているガスにレーザ光が照射されるように構成されている。
そして、レーザダイオード70は、計測対象ガス成分が吸収する波長を含む波長帯のレーザ光を発光し、発光されたレーザ光は光ファイバ81により分波器71に導光され、分波器71により計測用レーザ光と参照用レーザ光とに分波される。分波された一方の計測用レーザ光は光ファイバ82によりセンサ部72の照射部に導光され、照射部から貫通口73内を流れているガス中に照射される。ガス中に照射された計測用レーザ光は、反射鏡74,74間で複数回反射されながらガス中を透過している間に特定の波長のレーザ光がガス中に含まれているガス成分によって吸収された後、受光器75で受光される。受光された計測用レーザ光は受光器75で電気信号85に変換され、その電気信号85は差分検出器77とI/V変換器80とに出力される。I/V変換器80に入力された電気信号85はI/V変換器80によってI/V変換された後、さらにA/D変換器78でデジタル信号に変換されて計測受光強度信号として解析装置(コンピュータ)79に入力される。
他方の参照用レーザ光は光ファイバ83により受光器76に導光され受光器76で受光されて電気信号86に変換され、その電気信号86は差分検出器77に出力される。差分検出器77は、ガス中を透過した計測用レーザ光の電気信号85と、ガス中を透過していない参照用レーザ光の電気信号86との差を算出し、算出した差分信号はA/D変換器78でデジタル信号に変換されて解析装置(コンピュータ)79に出力される。
解析装置79は、差分検出器77から入力された差分信号と受光器75からの計測受光強度を示す電気信号85とに基づいて、所定強度の計測用レーザ光がガス中を透過したときにおける吸収スペクトル(規格化された吸収スペクトル)を把握する。解析装置79は、算出した吸収スペクトルを理論スペクトルと比較・解析し、ガスの温度、圧力とともにガス中に含まれるガス成分濃度を測定している。
図7に示すガス分析装置では、計測領域であるセンサ部72において排ガス中に照射された計測用レーザ光は、排ガスによる反射鏡74の汚れや排ガス中に浮遊している粒子による散乱等のために図8に示すように、例えば、波長λ1において光強度P1で照射された計測用レーザ光は排ガス中を透過して受光器75で受光されるときには光強度P2まで減衰されてしまう。計測用レーザ光が排ガス中を透過する際に減衰される割合は反射鏡74の汚れの程度や排ガス中に浮遊する粒子の状況等により変化し一定ではない。
そのため、解析装置79は、差分検出器77からの差分信号とI/V変換器80からの計測受光強度信号との2つの信号に基づいて一定の光強度の計測用レーザ光が排ガス中を透過したときに得られる規格化された吸収スペクトルを算出している。
したがって、図7に示すガス分析装置は、信号解析装置79に差分信号と受光強度信号との2つの信号が入力されており、解析装置79に入力されるデジタルのデータ量が多い。
ところが、現在、一般的な計測システムで使われている信号変換基板に採用されているPCIバスの容量は約100MB/secであり、ガス分析装置もこの一般的な信号変換基板を用いているため、1MHz以上のデータサンプリングを行う場合にはPCIバスの容量によりA/D変換器78から解析装置79に入力されるデジタルのデータ量が制限される。
図7は自動車の排気経路の1箇所で排ガスを測定する場合についての説明であるが、通常、車両の排気経路には排ガス浄化装置を取り付けており、その前後等で排ガスの測定を行う必要があるので、通常は排気経路の複数箇所で排ガスの測定を行う必要がある。また、ガス成分によって吸収するレーザ光の波長が異なっているので、計測対象とするガス成分を多くするとレーザ光の波長帯が広くなる。そのため、計測対象ガス成分を多くすると、解析装置79に入力されるデータ量が増えることになるので、計測箇所を増やすことが制限される。
本発明は上記のような事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、センサ部から解析装置に入力される信号数を少なくして解析装置に入力されるデータ量を低減させることにより、複数箇所にセンサ部を設置しても複数種のガス成分の濃度をリアルタイムで測定することができるガス分析装置を提供することである。
本発明のガス分析方法は、レーザ光を分波器で計測用レーザ光と参照用レーザ光とに分波し、該計測用レーザ光をガス中を透過させて受光器で受光し、受光した計測用レーザ光の光強度と前記参照用レーザ光の光強度とからガス中のガス成分によって吸収された吸収スペクトルを把握し、該吸収スペクトルを分析してガス成分濃度を測定するガス分析方法であって、前記計測用レーザ光を光減衰器を通してガス中に照射し、ガス中を透過した計測用レーザ光の光強度が前記参照用レーザ光の光強度と所定の関係を有するように前記光減衰器によって制御することを特徴としている。
また、本発明のガス分析装置は、レーザ光発光部で発光されたレーザ光を計測用レーザ光と参照用レーザ光とに分波する分波器と、前記計測用レーザ光をガス中に照射する照射部と、ガス中を透過した計測用レーザ光を受光する計測光用受光部と、参照用レーザ光を受光する参照光用受光部と、を備え、前記計測用レーザ光は光減衰器を通して照射部で照射されており、該光減衰器は、計測光用受光部で受光した計測用レーザ光の光強度が参照光用受光部で受光した参照用レーザ光の光強度と所定の関係を有するようにその減衰率が制御されていることを特徴としている。
本発明は、受光器で受光される計測用レーザ光の光強度を受光器で受光される参照用レーザ光の光強度と所定の関係を有するように光減衰器がフィードバック制御されているので、受光器で受光される計測用レーザ光は、反射板の汚れの程度やガス中に浮遊する粒子の状況等が変わっても常に参照用レーザ光の光強度と所定の関係を有するようにその光強度が制御されている。そのため、本発明では、ガス中を透過した計測用レーザ光の光強度を参照用レーザ光の光強度から求めることができ、計測用レーザ光の光強度信号を解析装置に入力する必要がないので、解析装置に入力するデータ量を少なくでき、測定箇所や測定するガス成分を増やすことが可能となる。
本発明の好ましい態様では、計測用レーザ光を分波器で複数に分波し、分波された複数の計測用レーザ光を異なる箇所の排気ガス中に照射して複数箇所のガス中のガス成分を測定することを特徴としている。
また、本発明のガス分析方法は、波長帯の異なる複数のレーザ光を分波器で計測光と参照光とにそれぞれ分波し、各計測光を光減衰器を通した後に合波して計測用レーザ光とし、該計測用レーザ光をガス中を透過させたのちに波長別分波器で前記波長帯の透過光に分波し、各参照光を合波して参照用レーザ光としたのち波長別分波器で前記波長帯の参照光に分波し、波長別分波器で分波された透過光の光強度と波長別分波器で分波された参照光の光強度とからガス中のガス成分によって吸収された吸収スペクトルを把握し、該吸収スペクトルを分析してガス成分濃度を測定するガス分析方法であって、前記波長別分波器で分波された透過光の光強度が、同じ波長帯の参照光の光強度と所定の関係を有するように前記光減衰器によって制御することを特徴としている。
さらに、本発明のガス分析装置は、波長帯の異なるレーザ光を発光する複数のレーザ光発光部と、波長帯の異なるそれぞれのレーザ光を計測光と参照光とに分波する分波器と、異なる波長帯の計測光同士を合波して計測用レーザ光とする合波器と、異なる波長帯の参照光同士を合波して参照用レーザ光とする合波器と、前記計測用レーザ光をガス中に照射する照射部と、ガス中を透過した計測用レーザ光を前記波長帯の透過光に分波する波長別分波器と、前記参照用レーザ光を前記波長帯の参照光に分波する波長別分波器と、を備え、前記各計測光は光減衰器を通して前記合波器で合波されており、該光減衰器は、波長別分波器で分波された透過光の光強度が同じ波長帯の参照光の光強度と所定の関係を有するようにその減衰率が制御されていることを特徴としている。
本発明は、波長帯の異なる複数のレーザ光を分波器で計測光と参照光とにそれぞれ分波し、各計測光を光減衰器を通した後に合波して計測用レーザ光とし、該計測用レーザ光をガス中を透過させたのちに波長別分波器で前記波長帯の計測用レーザ光に分波し、また、各参照光を合波して参照用レーザ光としたのち波長別分波器で前記波長帯の参照用レーザ光に分波しているから、波長別分波器で分波された計測用レーザ光の光強度と波長別分波器で分波された参照用レーザ光の光強度とからガス中のガス成分によって吸収された吸収スペクトルを把握し、該吸収スペクトルを分析してガス成分濃度を測定することができる。また、波長別分波器で分波された透過光の光強度が同じ波長帯の参照光の光強度と所定の関係を有するようにその減衰率が制御されているので、波長別分波器で分波された透過光の光強度信号を解析装置に入力する必要がなくなる。そのため、解析装置へ送信するデータ量を少なくすることができ、解析装置のPCIバスの容量の範囲内で排気ガスに含まれる複数のガス成分を複数箇所で分析してその濃度等を測定することが可能となる。したがって、本発明は、アンモニア(1530nm)、一酸化炭素(1560nm)、二酸化炭素(1570nm)、メタン(1680nm)、水(1350nm)等の濃度を一度に求めることができる。
本発明の好ましい態様では、波長帯の異なるレーザ光を発光する複数のレーザ光発光部が、時間分割してそれぞれが異なる時間に発光されていることを特徴としており、これにより解析装置へのデータ量を少なくすることができるとともに、異なる波長帯同士の解析データの混入することがなく安定してガス成分の濃度を求めることができる。
さらに、本発明の好ましい態様では、波長帯の異なるそれぞれのレーザ光が、複数のレーザ光発光部から発光された波長帯の異なるレーザ光を、分波器により複数に分波されたものであり、複数の計測用レーザ光を異なる箇所の排気ガス中に照射して複数箇所におけるガス中のガス成分濃度を求めることを特徴としている。
本発明は、計測用レーザ光を光減衰器を通してガス中に照射し、ガス中を透過した計測用レーザ光の光強度を参照用レーザ光の光強度と所定の関係を有するように前記光減衰器によって制御しているので、ガス中を透過した計測用レーザ光の光強度のデータを分析装置に入力する必要がなくなる。そのため、ガス中を透過した計測用レーザ光とガス中を透過していない参照用レーザ光とに基づいてガス中に含まれるガス成分の濃度等を分析するための解析装置に入力するデータ量を少なくすることができるので、ガス中に含まれる多種類のガス成分濃度を複数箇所でリアルタイムに分析して測定することができる。
以下、本発明に係るガス分析方法及びガス分析装置を図面に基づき詳細に説明する。図1は、本実施形態に係るガス分析装置のセンサ部の要部構成を示す分解斜視図、図2は、レーザ発振・受光コントローラの要部構成および信号解析装置としてのパーソナルコンピュータを含むガス分析装置の全体構成を示すブロック図である。
本発明に係るガス分析装置は、エンジンに連結された排気管4,5の排気経路に設置されるセンサ部10と、排ガス中に照射するレーザ光を発光するとともに、レーザ光を受光する受光部からの電気信号が入力されるレーザ発振・受光コントローラ6と、排ガス中を透過して受光されたレーザ光の受光強度と排ガス中を透過しないレーザ光の受光強度とから排ガス中に含まれる成分とその濃度を解析するパーソナルコンピュータで構成された解析装置7とで構成されている。
センサ部10は、図1に示すように、厚さが例えば5〜20mm程度の板材から形成されたセンサベース11を有し、中心部に排気パイプ部の内径と略同じ直径の貫通孔12が形成されている。貫通孔12は排気経路中を流れている排ガスが通過する。貫通孔12の形状は、排気流れを乱さないように排気パイプ部の内径とほぼ同じ直径の円形が好ましい。板材としては金属板材やセラミック製の板材を用いているが、材質については特に問わない。センサベース11には外周面から貫通孔12に向けて貫通する2つのセンサ孔13,14が形成されている。一方のセンサ孔13にはレーザ光を集光するコリメータ15が固定されて照射部が構成されており、このコリメータ15にレーザ光を照射する光ファイバ53が接続され、他方のセンサ孔14にはレーザ光を受光するフォトダイオード等の受光器(ディテクタ)25が固定されている。
センサベース11には、貫通孔12を挟んで対向して上下2枚の反射板17,17が固定されている。2枚の反射板17,17は平行状態に固定され、照射側の光ファイバ53からコリメータ15を通して集光され照射されるレーザ光が先ず下方の反射板17により上方に向けて反射され、次いで上方の反射板17により下方に向けて反射され、2枚の反射板17,17により交互に反射されることで、受光側の受光器25に到達するように構成されている。このようにして、レーザ光の排ガス中の透過距離が長くなるように設定されている。
反射板17は排ガスにより劣化しないもので形成されることが好ましく、ベースとなる板材に金やプラチナ等の薄膜が形成され、その上に保護層として、MgFやSiOの薄膜が形成されているものが好ましい。また、反射板17は、レーザ光を効率良く反射できるように反射率が高いことが望ましい。反射板17はエンジンの起動中は排ガスに晒され、汚れが付着するため、必要に応じてフランジ部F,Fからセンサベース11を取外して清掃することが好ましい。
センサベース11はフランジ部F,Fに挟まれた状態で配置され、フランジ部F,Fとセンサベース11との間にはガスケット9,9が挟まれた状態で図示していないボルト、ナット等により固定される。ガスケット9は石綿等で形成され、排気管の内径と同じ直径の貫通孔が開けられている。この構成により、フランジ部F,Fの間にセンサベース11を挟んで排気経路を接続しても、排ガスが途中で漏れることはなく、排気経路の長さの増加も少ない。
センサ部10にレーザ光を供給する光ファイバ53と、センサ部10で排ガス中を透過したレーザ光を受光して電気信号を出力する受光器25はレーザ発振・受光コントローラ6に接続される。すなわち、レーザ発振・受光コントローラ6の後述するレーザダイオードから出射されるレーザ光が、光ファイバ53を通してセンサベース11のセンサ孔13を通して貫通孔12内に照射され、反射板17,17で反射されたレーザ光がセンサ孔14を通して受光側の受光器25で受光され、受光器25から出力される電気信号がケーブル62を介してレーザ発振・受光コントローラ6に入力される構成となっている。
レーザ発振・受光コントローラ6は、レーザ光を発光するとともに、レーザ光を受光する受光部からの電気信号が入力され、差分信号をデジタル信号にして解析装置29として機能するコンピュータ7に出力するものであり、図2に示すレーザダイオード20、分波器22、光減衰器23、A/D変換器28、受光器25,26、差分検出器27、I/V変換器30、減衰器制御装置31を備えている。
そして、レーザダイオード20から照射されたレーザ光は光ファイバ51により分波器22に導光され、分波器22によって参照用レーザ光と計測用レーザ光とに分波される。分波された一方の計測用レーザ光は光ファイバ52により光減衰器23に導光され、光減衰器23で減衰されて光ファイバ53によってセンサ部10の照射部に導光され、照射部から貫通孔12内に照射される。貫通孔12内に照射されたレーザ光は、排ガス中を透過したのち受光器25で受光されて電気信号に変換される。
本実施形態では、前記のように分波器22で分波された計測用レーザ光は光減衰器23を通して照射される構成とされている。この光減衰器23は、排ガス中に照射される計測用レーザ光の光強度を調整するためのものであり、レーザ光の光路中に透過率を変更できるフィルタを置き、透過光量を変更して光強度を調整するもの、また光路中にミラーを置き、ミラーの反射角度を変更して光強度を調整するもの等、適宜の形態のものを使用できる。この光減衰器23は減衰器制御装置31によってその減衰率が制御されている。
減衰器制御装置31は、排ガス中を透過した計測用レーザ光の光強度が参照用レーザ光の光強度と同じになるようにするためのものであり、受光器25の電気信号61がI/V変換器30でI/V変換されて入力されるように構成されている。参照光はレーザ光の発生から受光までに外乱要素がなく、レーザ出力が変化しない限り参照光強度は変化しないので、参照光用の受光器26で受光される参照用レーザ光の光強度は一定であり、減衰器制御装置31にはこの参照用レーザ光の光強度が入力されている。減衰器制御装置31は、参照用レーザ光の光強度と計測用レーザ光の光強度との差をフィードバック補正量として光減衰器23に出力する。
光減衰器23は、減衰器制御装置31から供給されたフィードバック補正量に基づき計測用レーザ光を減衰させ、受光器25で受光される計測用レーザ光の光強度を受光器26で受光される参照用レーザ光の光強度と同じにする。
このフィードバック制御により受光器25で受光される計測用レーザ光は、反射板17の汚れの程度や排ガス中に浮遊する粒子の状況等がかわっても常に一定の光強度に制御されている。そのため、本実施形態では、計測用レーザ光の光強度信号を解析装置29に入力する必要がないので、解析装置に入力するデータ量を少なくできる。
差分検出器27は、排ガス中を透過した計測用レーザ光の電気信号61と参照用レーザ光の電気信号62とに基づいて差分信号を算出し、この差分信号は、例えば図示していないプリアンプで増幅され、A/D変換器28を介して解析装置29に入力される。解析装置29は差分検出器27からの差分信号に基づいて排ガス中のガス成分によって吸収された吸収スペクトルを把握し、この吸収スペクトルを解析して排ガスの成分濃度や排ガスの温度を測定する。
ここで、ガス成分濃度Cは、以下の数式(1)から算出される。
C=−ln(I/I)/kL………………(1)
この数式(1)において、Iは透過光強度、Iは入射光強度、kは吸収率、Lは透過距離である。したがって、入射光強度(I)に対する透過光強度(I)の比、シグナル強度(I/I)に基づいてガスの成分の濃度Cは算出される。本実施形態では、透過光強度Iとして、計測用レーザ光を受光する受光器25から出力され、入射光強度Iとして、ガス中を透過しない参照用レーザ光を受光する受光器26から出力される。
前記の如く構成された本実施形態のガスの分析方法について以下に説明する。レーザダイオード20で発光されたレーザ光は、光ファイバ51を通して分波器22に至り、分波器22で分波された参照光は光ファイバ54を通して参照用レーザ光となり、受光器26で電気信号に変換され入射光強度Iとして計測される。
また、分波器22で分波された計測光は光減衰器23を通して計測用レーザ光となり、センサ部10の照射部に光ファイバ53を通して導光され、排ガスが通過している貫通孔12内に照射される。このとき、光減衰器23は、排ガス中を透過した計測用レーザ光の光強度が参照用レーザ光の光強度と同じになるように減衰器制御装置31によってフィードバック制御されているので、受光器25で受光される計測用レーザ光は、反射板17の汚れの程度や排ガス中に浮遊する粒子の状況等がかわっても常に一定の光強度に制御されている。
また、計測用レーザ光は反射板17,17で反射されることを繰り返して受光器25に到達する。排ガス中を通り減衰した計測用レーザ光は受光器25で透過光強度Iとして受光され、電気信号に変換されて差分検出器27に入力される。計測用レーザ光は反射を繰り返されることにより排ガス中を透過する距離が大きくなり、前記数式(1)の透過距離Lが長くなることで減衰量が大きくなるため、精度の良い排ガスの成分濃度の測定が可能となる。
差分検出器27では参照用レーザ光と計測用レーザ光との差を算出し、解析装置29に差分信号を供給する。解析装置29は、排ガス中を透過してガス成分によって吸収された吸収スペクトルを把握し、参照用レーザ光の光強度と、排ガス中を透過して減衰した計測用レーザ光のピーク波長の光強度との比(I/I)を算出し、排ガス中に含まれるガス成分濃度を算出する。
本実施形態では、計測用レーザ光は光減衰器を通し、参照用レーザ光は光減衰器を通していないが、参照用レーザ光を光減衰器で所定の光強度にすると後の解析装置の処理負担が軽減できる。
図3、4は本発明の第2の実施形態を示しており、図3はガス分析装置をエンジンベンチに搭載した実施形態の要部構成図であり、図4はレーザ発振・受光コントローラの要部構成および信号解析部を含むガス分析装置の全体構成を示すブロック図である。本実施形態は、排気経路の3箇所にセンサ部を設置し、各設置箇所において排ガス中に含まれているガス成分とその濃度等を分析して測定するものであり、ガス分析装置は、排気経路中の3箇所に設置された複数のセンサ部10A,10B、10Cを備えて構成される。第1のセンサ部10Aは第1触媒装置8Aより上流側のエンジン2側の排気管4との間に設置され、第2のセンサ部10Bは第1触媒装置8Aの下流側に設置され、第3のセンサ部10Cは第2触媒装置8Bの下流側に設置されている。
そして、分波器21は、レーザダイオード20で発光されたレーザ光を各センサ部10A,10B,10Cに導光するために分波するものであり、分波器21によって分波されたレーザ光は、光ファイバ53A,53B,53Cによって分波器22A,22B,22Cに導光される。光ファイバ53Aで導光されたレーザ光は分波器22Aで計測光と参照光に分波され、計測光は光減衰器23Aを通って計測用レーザ光となってセンサ部10Aで排ガス中に照射される。参照光は光減衰器24A通って受光器26Aで電気信号に変換されている。光減衰器24A,24B,24Cは、センサ部10A,10B,10Cにおける参照光が同じ光強度になるようするためのものであり、これにより解析装置29に入力するデータ量を少なくできる。
そして、他の構成は図1、2に示す実施形態と同様の構成である。
図3、4に示す実施形態では、排気経路の3箇所にセンサ部10A,10B,10Cを設置し、各設置箇所における差分検出器27A,27B,27Cからの差分信号をデジタル信号にして解析装置29に送信するだけで排気経路の3箇所において排ガス中に含まれているガス成分とその濃度等を求めることができるので、A/D変換器28から解析装置29へ送るデータ量を、信号変換基板のPCIバスの容量の範囲内に抑えて、計測箇所を増やすことができる。
図5は本発明の第3の実施形態に係るガス分析装置を示しており、センサ部を排気経路の1箇所に設置して排ガスに含まれているNO(一酸化窒素)と酸素(O)の濃度を測定するものである。
ガス中を透過させるレーザ光の波長は、検出するガス成分に合わせて設定され、例えば、酸素(O)を検出するのに適した波長は760nmであり、アンモニアを検出するのに適した波長は1530nmであり、一酸化炭素を検出するのに適した波長は1560nmであり、一酸化窒素(NO)を検出するのに適した波長は1796nmである。
酸素(O)を検出するのに適した波長とNOを検出するのに適した波長とは、波長の長さが違いすぎるので、1つのレーザダイオードによっては発光することができない。
そこで、レーザ発振・コントローラ6に、NOの濃度を計測するためのレーザ光を発光するNO用レーザダイオード33と酸素の濃度を計測するためのレーザ光を発光する酸素用レーザダイオード34とが備えられており、NO用レーザダイオード33と酸素用レーザダイオード34とは時間分割してそれぞれのレーザ光を発光している。
NO用レーザダイオード33で発光されたNO用レーザ光は光ファイバでNO分波器122に導光され、NO計測光とNO参照光とに分波される。分波されたNO計測光とNO参照光とはそれぞれ光減衰器123,223を通って計測用合波器35と参照用合波器36に導光される。
酸素用レーザダイオード34で発光された酸素用レーザ光は光ファイバでO分波器222に導光され、酸素計測光と酸素参照光とに分波される。分波された酸素計測光と酸素参照光とはそれぞれ光減衰器323,423を通って計測用合波器35と参照用合波器36に導光される。
NO計測光と酸素計測光とは計測用合波器35で合波されて計測用レーザ光となり、センサ部10の照射部から排ガス中に照射され、排ガス中を透過している間に特定の波長のレーザ光が排ガス中の酸素とNOによって吸収された後、波長別分波器37によって波長に応じてNO透過光と酸素透過光とに分波される。NO透過光はNO用受光器39で受光されて電気信号であるNO計測受光強度信号61Aに変換されて差分検出器27とI/V変換器130とに送信され、酸素透過光は酸素用受光器40で受光されて電気信号である酸素計測受光強度信号61Bに変換されて差分検出器27とI/V変換器230とに送信される。
NO参照光との酸素参照光とは参照用合波器36で合波されて参照用レーザ光となり、光ファイバで波長別分波器38に導光され、波長に応じてNO参照光と酸素参照光とに分波される。NO参照光は受光器41で受光されて電気信号に変換されて差分検出器27に入力され、酸素参照用レーザ光は酸素用受光器42で受光されて電気信号に変換されて差分検出器27に入力される。
NO計測光の光強度を制御する減衰器制御装置131は、I/V変換器130によってI/V変換された計測受光強度信号61Aに基づいて、NO透過光の光強度がNO参照光の光強度と同じになるように光減衰器123の減衰率をフィードバック制御している。
また、酸素計測光の光強度を制御する減衰器制御装置231は、I/V変換器230によってI/V変換された計測受光強度信号61Bに基づいて、酸素透過光の光強度が酸素参照光の光強度と同じになるように光減衰器323の減衰率をフィードバック制御している。
差分検出器27は、排ガス中を透過したNO透過光の光強度と排ガス中を透過していないNO参照光の光強度とを差分しNO差分信号を算出し、算出したNO差分信号をA/D変換器28でデジタル信号に変換して解析装置(コンピュータ)29に出力する。また、差分検出器27は、排ガス中を透過した酸素透過光の光強度と排ガス中を透過していない酸素参照光の光強度とを差分し酸素差分信号を算出し、算出した酸素差分信号をA/D変換器28でデジタル信号に変換して解析装置(コンピュータ)29に出力する。
解析装置29は、A/D変換器28から入力されたNO透過光とNO参照光との差分信号により排ガス中のNOによって吸収されたNO吸収スペクトルを把握し、NO吸収スペクトルを解析してNO濃度を求め、また、A/D変換器28から入力された酸素透過光と酸素参照光との差分信号により排ガス中の酸素によって吸収された酸素吸収スペクトルを把握し、酸素吸収スペクトルを解析して酸素濃度を求める。
この実施形態では、減衰器制御装置131が減衰器123の減衰率をフィードバック制御して、NO透過光の光強度光が所定の光強度に設定されているNO参照光の光強度と同じにされており、NO透過光が常に設定された所定(一定)の光強度になるように制御されているので、解析装置29は、所定の光強度のレーザ光を照射したときに得られる、規格化されたNO吸収スペクトルを差分信号から把握することができる。
また、減衰器制御装置231が光減衰器223の減衰率をフィードバック制御して、酸素透過光の光強度が所定の光強度に設定されている酸素参照光の光強度と同じにされており、酸素計測透過光が常に設定された所定(一定)の光強度になるように制御されているので、解析装置29は、所定の光強度のレーザ光を照射したときに得られる、規格化されたる酸素吸収スペクトルを差分信号から把握することができる。
したがって、NO計測受光強度信号61Aと酸素計測受光強度信号61Bを解析装置29に入力する必要がなくなるので、A/D変換器28から解析装置29に送信するデータ量を少なくすることができる。
本実施形態では、排ガス中を透過させたあと、NO計測光と酸素計測光とが合波された計測用レーザ光を波長別分波器37でNO透過光と酸素透過光に分波し、また、NO参照光と酸素参照光とが合波された参照用レーザ光を波長別分波器38でNO参照光と酸素参照光に分波しているので、NO透過光の光強度をNO参照光の光強度と同じにするようにフィードバック制御することができる。
また、本実施形態では、NO用レーザダイオード33と酸素用レーザダイオード34とは時間分割してそれぞれのレーザ光を発光しているので、解析装置29に入力されるデータ量は一層少なくすることができ、また、NO計測用のデータと酸素計測用のデータとが混入するおそれがない。
さらに、酸素透過光とNO透過光とを波長別分波器37,38で分波して受光器39,40,41,42で受光しており、受光器を、受光するレーザ光の波長に適したものを選択することができるので、受光精度を向上できる。
上記説明では、NO用レーザダイオード33と酸素用レーザダイオード34とが時間分割してそれぞれのレーザ光を発光しているが、常時発光してももちろん良い。
図6は本発明の第4の実施形態に係るガス分析装置を示しており、センサ部10A,10B,10Cを排気経路の3箇所に設置して排ガスに含まれているNO(一酸化窒素)とO(酸素)の濃度を測定するものである。
この実施形態は、NO用分波器122がNO用レーザダイオード33で発光されたレーザ光を6つに分波し、それぞれの計測箇所にNO計測光とNO参照光として送れるようにしており、また、酸素用分波器222が酸素用レーザダイオード34で発光されたレーザ光を6つに分波し、それぞれの計測箇所に酸素計測光と酸素参照光として送れるようにしている。NO用分波器122で分波されたNO参照光を減衰する光減衰器323A,323B,323Cは、それぞれのNO参照光が同じ光強度になるように減衰率が設定されており、酸素用分波器222で分波された酸素参照光を減衰する光減衰器423A,423B,423Cは、それぞれの酸素参照光が同じ光強度になるように減衰率が設定されており、それにより解析装置29における処理負荷が軽減される。
本実施例では、センサ部10A,10B,10Cを排気経路の3箇所に設置して排ガスに含まれているNO(一酸化窒素)とO(酸素)の濃度を測定しているが、分析装置29に入力する信号は差分検出器27A,27B,27Cからの3つですむから、信号変換基板のPCIバスの容量の範囲内で計測箇所を増やすことができる。
以上、本発明の実施形態について詳述したが、本発明は、前記の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の精神を逸脱しない範囲で、種々の設計変更を行うことができるものである。
上述の実施形態では、減衰器制御装置によって排ガス中を透過した計測用レーザ光の光強度が参照用レーザ光の光強度と同じにすべく光減衰器をフィードバック制御しているが、排ガス中を透過した計測用レーザ光と参照用レーザ光との光強度を必ずしも同じにする必要はない。ガス中を透過した計測用レーザ光の光強度が、参照用レーザ光の光強度と所定の関係を有するように光減衰器によって制御していれば、解析装置29でガス中を透過した計測用レーザ光の光強度が前記参照用レーザ光の光強度とを同じにすることができる。例えば、ガス中を透過した計測用レーザ光の光強度が、参照用レーザ光の光強度のP倍となるように制御していれば、解析装置29で、参照用レーザ光の光強度をP倍することによりガス中を透過した計測用レーザ光と参照用レーザ光との光強度を同じにすることができる。
また、上述の実施形態では、本発明のガス分析装置は、自動車の排気管にセンサ部10を設置してエンジンから排出される排ガスのガス成分を分析しているが、自動車の排気管に限らず管等の中を流れているガスであればその管にセンサ部10を設置することにより管内を流れているガス成分をリアルタイムに分析することができる。
第1の実施形態に係るガス分析装置のセンサ部の要部構成を示す分解斜視図。 実施形態におけるレーザ発振・受光コントローラの要部構成および信号解析装置を含むガス分析装置のブロック構成図。 本発明の第2の実施形態に係るガス分析装置をエンジンベンチに搭載した実施形態の要部構成図。 第2の実施形態におけるレーザ発振・受光コントローラの要部構成および信号解析装置を含むガス分析装置のブロック構成図。 本発明の第3の実施形態におけるレーザ発振・受光コントローラの要部構成および信号解析装置を含むガス分析装置のブロック構成図。 本発明の第4の実施形態におけるレーザ発振・受光コントローラの要部構成および信号解析装置を含むガス分析装置のブロック構成図。 本出願人が開発したガス分析装置におけるレーザ発振・受光コントローラの要部構成および信号解析装置を含むブロック構成図。 本発明における吸収スペクトルを説明するためのグラフ。
符号の説明
10,10A,10B,10C センサ部、20 レーザダイオード、22,22A,22B,22C 分波器、23,24A,24B,24C 光減衰器、25 受光器(ディテクタ)、27,27A,27B,27C 差分検出器、28,28A,28B,28C A/D変換器、29 解析装置、30 I/V変換器、31 減衰器制御器、33 NO用レーザダイオード、34 酸素用レーザダイオード、35,36 合波器、37,38 波長別分波器、39 NO用受光器、40 NO用レーザダイオード、41 NO参照光は受光器、42 酸素用受光器、43 酸素用分波器、51,52,53,53A,53B,53C,54 光ファイバ、58 I/V変換器

Claims (12)

  1. レーザ光を分波器で計測用レーザ光と参照用レーザ光とに分波し、該計測用レーザ光をガス中を透過させて受光器で受光し、受光した計測用レーザ光の光強度と前記参照用レーザ光の光強度とからガス中のガス成分によって吸収された吸収スペクトルを把握し、該吸収スペクトルを分析してガス成分濃度を測定するガス分析方法であって、
    前記計測用レーザ光を光減衰器を通してガス中に照射し、ガス中を透過した計測用レーザ光の光強度が前記参照用レーザ光の光強度と所定の関係を有するように前記光減衰器によって制御することを特徴とするガス分析方法。
  2. 前記計測用レーザ光を分波器で複数に分波し、分波された複数の計測用レーザ光を異なる箇所のガス中に照射して複数箇所のガス中のガス成分濃度を測定することを特徴とする請求項1記載のガス分析方法。
  3. 前記参照用レーザ光は、光減衰器によって所定の光強度に設定されていることを特徴とする請求項1又は2記載のガス分析方法。
  4. 波長帯の異なる複数のレーザ光を分波器で計測光と参照光とにそれぞれ分波し、各計測光を光減衰器を通した後に合波して計測用レーザ光とし、該計測用レーザ光をガス中を透過させたのちに波長別分波器で前記波長帯の透過光に分波し、各参照光を合波して参照用レーザ光としたのち波長別分波器で前記波長帯の参照光に分波し、波長別分波器で分波された透過光の光強度と波長別分波器で分波された参照光の光強度とからガス中のガス成分によって吸収された吸収スペクトルを把握し、該吸収スペクトルを分析してガス成分濃度を測定するガス分析方法であって、
    前記波長別分波器で分波された透過光の光強度が、同じ波長帯の参照光の光強度と所定の関係を有するように前記光減衰器によって制御することを特徴とするガス分析方法。
  5. 前記波長帯の異なる複数のレーザ光は、時間分割してそれぞれが異なる時間に発光されていることを特徴とする請求項4記載のガス分析方法。
  6. 前記波長帯の異なる複数のレーザ光は、異なるレーザダイオードで発光されたレーザ光が分波器で複数に分波されたものであり、合波された前記計測用レーザ光を異なる箇所のガス中に照射して複数箇所におけるガス成分濃度を測定することを特徴とする請求項4又は5記載のガス分析方法。
  7. レーザ光発光部で発光されたレーザ光を計測用レーザ光と参照用レーザ光とに分波する分波器と、前記計測用レーザ光をガス中に照射する照射部と、ガス中を透過した計測用レーザ光を受光する計測光用受光部と、参照用レーザ光を受光する参照光用受光部と、を備え、前記計測光用受光部で受光した計測用レーザ光の光強度と参照光用受光部で受光した参照用レーザ光の光強度とからガス中のガス成分によって吸収された吸収スペクトルを把握し、該吸収スペクトルを分析してガス成分濃度を測定するガス分析装置であって、
    前記計測用レーザ光は光減衰器を通して照射部で照射されており、該光減衰器は、計測光用受光部で受光した計測用レーザ光の光強度が参照光用受光部で受光した参照用レーザ光の光強度と所定の関係を有するようにその減衰率が制御されていることを特徴とするガス分析装置。
  8. 前記計測用レーザ光を分波器で複数に分波し、分波された複数の計測用レーザ光を異なる箇所のガス中に照射して複数箇所におけるガス中のガス成分濃度を測定することを特徴とする請求項7記載のガス分析装置。
  9. 前記参照用レーザ光は、光減衰器によって所定の光強度に設定されていることを特徴とする請求項7又は8記載のガス分析装置。
  10. 波長帯の異なるレーザ光を発光する複数のレーザ光発光部と、波長帯の異なるそれぞれのレーザ光を計測光と参照光とに分波する分波器と、異なる波長帯の計測光同士を合波して計測用レーザ光とする合波器と、異なる波長帯の参照光同士を合波して参照用レーザ光とする合波器と、前記計測用レーザ光をガス中に照射する照射部と、ガス中を透過した計測用レーザ光を前記波長帯の透過光に分波する波長別分波器と、前記参照用レーザ光を前記波長帯の参照光に分波する波長別分波器と、を備え、前記波長別分波器で分波された透過光の光強度と波長別分波器で分波された参照光の光強度とからガス中のガス成分によって吸収された吸収スペクトルを把握し、該吸収スペクトルを分析してガス成分濃度を測定するガス分析装置であって、
    前記各計測光は光減衰器を通して前記合波器で合波されており、該光減衰器は、波長別分波器で分波された透過光の光強度が同じ波長帯の参照光の光強度と所定の関係を有するようにその減衰率が制御されていることを特徴とするガス分析装置。
  11. 前記波長帯の異なるレーザ光を発光する複数のレーザ光発光部は、時間分割してそれぞれが異なる時間に発光されていることを特徴とする請求項10記載のガス分析装置。
  12. 前記波長帯の異なるそれぞれのレーザ光は、複数のレーザ光発光部から発光された波長帯の異なるレーザ光を、分波器により複数に分波されたものであり、複数の計測用レーザ光を異なる箇所のガス中に照射して複数箇所におけるガス中のガス成分濃度を測定することを特徴とする請求項10又は11記載のガス分析装置。
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