JP2003344244A - 燃焼排ガス高温排ガス分析装置および分析方法 - Google Patents

燃焼排ガス高温排ガス分析装置および分析方法

Info

Publication number
JP2003344244A
JP2003344244A JP2002158541A JP2002158541A JP2003344244A JP 2003344244 A JP2003344244 A JP 2003344244A JP 2002158541 A JP2002158541 A JP 2002158541A JP 2002158541 A JP2002158541 A JP 2002158541A JP 2003344244 A JP2003344244 A JP 2003344244A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
exhaust gas
high temperature
combustion exhaust
analyzer
combustion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002158541A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomotsugu Masuda
具承 増田
Takumi Suzuki
匠 鈴木
Sakae Kano
栄 鹿納
Taido Aoki
泰道 青木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP2002158541A priority Critical patent/JP2003344244A/ja
Publication of JP2003344244A publication Critical patent/JP2003344244A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E20/00Combustion technologies with mitigation potential
    • Y02E20/12Heat utilisation in combustion or incineration of waste

Landscapes

  • Sampling And Sample Adjustment (AREA)
  • Incineration Of Waste (AREA)
  • Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 燃焼排ガス高温排ガス中の微量物質をサンプ
リングライン内部に付着させることなく正確に、かつ連
続的に、分析することができる燃焼排ガス高温排ガスの
分析装置を提供することを目的とする。 【解決手段】 燃焼排ガス高温排ガス10はガス急冷管
16において2300℃程度まで冷却される。冷却され
た燃焼排ガス高温排ガス10は集塵機18を通過し、こ
こで燃焼排ガス高温排ガス10中に含まれるダスト等の
不純物が取り除かれる。ヒータ28は集塵機18及びサ
ンプリングラインを加温しており、温度計20が150
−300℃を指示するように調節されている。燃焼排ガ
ス高温排ガス10は、開いているバルブ103、105
を通過して分析計24へと導かれ、分析計24では芳香
族有機ハロゲン化化合物の定量/定性分析が行われる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、燃焼上記排ガスが
都市ごみ焼却炉,産業廃棄物焼却炉,汚泥焼却炉等の各
種焼却炉や,熱分解ガス化溶融炉や廃棄物水蒸気ガス化
発電,灰溶融炉,鉄鋼プラントなど特にごみ焼却設備か
ら排出される燃焼排ガス高温排ガスの連続分析装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】近年、ごみ焼却設備、鉄鋼プラント等の
燃焼設備などから排出される排ガス中に含まれる微量物
質、特にダイオキシン、クロロフェノール、クロロベン
ゼンに代表される芳香族系有機ハロゲン化合物の分析が
広く行われている。これらの化合物は有毒であり、環境
規制が年々厳しくなっている現実がある。ここで、燃焼
設備、特にごみ焼却炉出口より排出される排ガスは高温
であり(590000−15001500℃程度)、また
ダスト等、多量の不純物を含むという特徴がある。
【0003】このような燃焼排ガス高温排ガスを分析す
る場合、ガス分析計の耐熱温度が通常200℃以下数百度
通常400℃程度であることから、燃焼排ガス高温排ガ
スは冷却された後ガス分析計へと導入されていた。しか
し、ダイオキシンに代表される芳香族有機ハロゲン化合
物の露点は10050−33200℃程度であり、ガス分
析計の耐熱温度と近接していることから、燃焼排ガス高
温排ガス分析装置の内部、具体的には、煙道から分析計
へと導くサンプリングラインの内部においてかかる微量
物質が露点以下となり、サンプリングライン内部に付着
することがあった。このとき、サンプリングライン内部
においてガス中の微量物質濃度が減少するため、燃焼排
ガス高温排ガス中の微量物質濃度を正確に分析すること
ができないという問題があった。
【0004】また、燃焼排ガス高温排ガス中に多量に含
まれるダスト等の不純物は、排ガス中の微量物質を定量
的にあるいは定性的に正確に分析するために、燃焼排ガ
ス高温排ガスを分析計へと導入する前に集塵機によって
除去されているが、燃焼排ガス高温排ガス中に含まれる
ダスト等の不純物が集塵機に捕捉されると、集塵機にお
ける圧力損失が大となるため集塵機を逆洗する必要があ
る。このとき、逆洗に用いる逆洗エアーによって集塵機
が冷却されるため、燃焼排ガス高温排ガス中に含まれる
微量物質の温度が露点以下となって集塵機近傍に付着す
ることから、該微量物質の濃度を正確に分析することが
できないという問題があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明はかかる事情に
鑑みてなされたものであり、燃焼排ガス高温排ガス中に
含まれる微量物質が燃焼排ガス高温排ガス分析装置内部
に付着して減少することによる分析精度の低下を防止
し、微量物質を正確に分析することができる燃焼排ガス
高温排ガスの分析装置を提供することを目的とする。ま
た、同様に逆洗時に集塵機の温度低下による分析精度の
低下をも防止し、より正確に微量物質を分析することが
できる高温排ガスの分析装置を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、燃焼設備など
から排出される燃焼排ガス高温排ガスを分析する連続燃
焼排ガス高温排ガス分析装置において、前記燃焼排ガス
高温排ガス中に含まれる微量物質を計測する分析計と、
前記分析計によって分析される燃焼排ガス高温排ガスの
温度を前記分析計の耐熱温度以下、前記微量物質の露点
露点以上とするガス急冷及び調温手段とを備えてなるこ
とを特徴とする。
【0007】本発明にかかる燃焼排ガス高温排ガス分析
装置は、前記分析計によって分析される燃焼排ガス高温
排ガスの温度を前記分析計の耐熱温度以下、前記微量物
質の露点露点以上とする調温手段とを備えるという構成
としたため、燃焼排ガス高温排ガス中に含まれる微量物
質が露結し燃焼排ガス高温排ガス分析装置内部へ付着す
ることによる分析精度の低下を防止することができる。
なお、高温排ガスには、微量物質として芳香族系有機ハ
ロゲン化合物、特にダイオキシン、クロロフェノール、
クロロベンゼンが含まれている。これら芳香族系有機ハ
ロゲン化合物の露点は100−300℃程度である。
【0008】本発明にかかる燃焼排ガス高温排ガス分析
装置は、前記調温手段は、前記燃焼排ガス高温排ガスの
温度を前記分析計の耐熱温度以下とする冷却手段と、前
記微量物質の露点露点以上とする加熱手段または保温手
段とを備えるという構成としたため、燃焼排ガス高温排
ガス中に含まれる微量物質の温度はこれら2つの手段に
よって調節されることとなる。
【0009】本発明にかかる燃焼排ガス高温排ガス分析
装置は、前記燃焼排ガス高温排ガス中に含まれるダスト
を除去する集塵機と、前記集塵機を逆洗するために前記
微量物質の露点露点以上の温度にある逆洗エアーを前記
集塵機へと供給する逆洗手段とを備えるという構成とし
たため、集塵機を逆洗するとき、逆洗エアーによって集
塵機の温度が前記微量物質の露点以下まで冷却されるこ
とはない。
【0010】本発明にかかる燃焼排ガス高温排ガス分析
装置は、測定対象である前記微量物質が芳香族有機ハロ
ゲン化合物であることを特徴とする。
【0011】前記微量物質は芳香族有機ハロゲン化合物
であるため、本発明にかかる燃焼排ガス高温排ガス分析
装置によれば、前記燃焼排ガス高温排ガス中に含まれる
有害で環境規制の厳しい芳香族有機ハロゲン化合物が露
点以下となることはない。
【0012】本発明にかかる燃焼排ガス高温排ガス分析
方法は、燃焼燃焼設備などから排出される燃焼排ガス高
温排ガス中に含まれる微量物質を分析計を用いて分析す
る方法であって、前記燃焼排ガス高温排ガスの温度を前
記分析計の耐熱温度以下、前記微量物質の露点以上とす
ることを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明にかかる実施の形態
について図を参照しながら詳細に説明する。発明の実施
の形態においては高温排ガスに含まれる微量物質の内ク
ロロベンゼンを分析対象としているが、クロロベンゼン
に限らず他の物質を分析対象としてもよい。なお、クロ
ロベンゼンの露点は約130℃である。
【0014】図1に、本発明にかかる燃焼排ガス高温排
ガス分析装置の1例を示す。燃焼排ガス高温排ガス10
は燃焼設備、具体的にはごみ焼却プラント、製鉄プラン
ト等の煙道12から排出される。高温排ガス10の温度
はプラントによって異なるが、500−1500℃程
度、具体的には都市ごみ焼却炉で800−1100℃、
熱分解ガス化溶融炉で1000−1400℃が通常であ
る。サンプリングライン14は図面において左端が煙道
12に固定されており、サンプリングライン14には冷
却手段としてガス急冷管16、バルブ101、集塵機1
8が設置されている。ここで、集塵機18としてはセラ
ミックフィルタが好適である。
【0015】サンプルガス流れ方向に向かって集塵機1
8の後流には温度計20が設置されており、サンプリン
グライン内の温度を計測することができる。ここで、発
明の実施の形態においては、サンプリングラインに設置
されたガス急冷管、バルブ、集塵機、温度計の一群をセ
ットとし、サンプリングラインの1系列と呼ぶ。温度計
20の流れ方向後流においてサンプリングライン14は
2方向に分岐し、一方はバルブ106を経て吸引機22
の吸い込み側へ、他方はバルブ103を経てサンプリン
グライン14と同様の構成を有する他の系列のサンプリ
ングライン14−2と合流する。ここで、吸引機22は
ブロワ、ダイアフラムポンプコンプレッサーが好適であ
る。また、サンプルガス流れ方向に向かって集塵機18
の後流には集塵機18を逆洗するために逆洗手段が設け
られている。具体的には、加圧した逆洗エアーを貯留す
る逆洗エアータンク32と、逆洗エアーを昇温するヒー
タ34と、逆洗エアーを集塵機18へと供給する電磁弁
30、31と、バルブ111、112とが配管によって
接続されている
【0016】サンプリングライン14と14−2は、そ
れぞれバルブ103と104に対してガス流れ方向後流
側において合流した後、2方向に分岐し、一方はオリフ
ィス26、バルブ108を介して吸引機22へと、他方
はバルブ105を経て分析計24へとそれぞれ導かれ
る。また、吸引機22の吸い込み側には外気を吸い込む
ためにバルブ109が設置されている。さらに、吸引機
22の吐出し側の配管は、バルブ110を介して煙道1
2に接続されている。ここで、分析計24は質量分光分
析計のほか、赤外分光分析(IR)、ガスクロマトグラ
フィー、核磁気共鳴分光分析(NMR),FT−IR,
真空紫外光/質量分析計や吸光光度計などの光学検出
器,レーザー光/質量分析計を適用することができる
が、測定対象が微量であることから質量分光分析計や真
空紫外光/質量分析計が好適である。
【0017】サンプルガス流れ方向に向かってバルブ1
01、102の後流から分析計24に至るまでの間、サ
ンプリングライン14、14−2、集塵機18、18−
2、バルブ103、104、105には加熱手段として
ヒータ28、28−2が設置されている。ヒータ28、
28−2、34は取り扱いが容易な電熱式が好ましい
が、図示しない配管によって高温の燃焼排ガス高温排ガ
ス10を煙道12より導き、加熱源として用いることも
可能である。さらにいずれのヒータも温度レヴェルが同
一であるため、共通した高熱源を用いて熱交換させるこ
とができる。また、ガス急冷管16出口における排ガス
10の温度が微量物質の露点に対して十分高い場合に
は、加熱手段として用いるヒータに替え保温手段として
断熱材を用いてサンプリングライン等を保温すること
で、高温排ガス10の温度が微量物質の露点以下となら
ないようにすることができる。断熱材としては取り扱い
が容易なグラスウールを用いることが好ましい。本実施
の形態ではサンプリングラインを2系列としているが、
1系列若しくは2系列以上設置することが可能である。
サンプリングラインを1系列とするときは、集塵機を逆
洗するために分析を中断する必要があるが、機器点数が
少なく簡易な構成により高温排ガスの分析が可能とな
る。サンプリングラインを2系列以上とすると、サンプ
リングラインの切り替えにより逆洗時においても高温排
ガスの分析を連続的に行うことが可能となる。特にバル
ブ操作を容易とするためには、本実施の形態に示したよ
うに、サンプリングラインを2系列設置することが好ま
しい。
【0018】次に、本発明の高温排ガス分析装置の動作
を第1ステップから第4ステップに分けて説明する。各
ステップにおけるバルブ及び電磁弁の開閉動作、ヒータ
の動作(加温もしくは停止)は図2に示したとおりであ
る。
【0019】第1ステップは、高温排ガス10中に含ま
れる微量物質をサンプリングライン14から採取し分析
計24によって分析するステップである。具体的には、
燃焼排ガス高温排ガス10を吸引機22によってサンプ
リングライン14から採取し、燃焼排ガス高温排ガス1
0の一部は分析計24へと導入し、残部を煙道12へと
返送するステップである。第1ステップでは、バルブ1
01、103、105、108、109、110は開い
ており、他のバルブは閉じている。また、ヒータ28は
作動しているが他のヒータ28−2、34は停止してい
る。燃焼排ガス高温排ガス10はガス急冷管16におい
て、分析計24の耐熱温度以下である150−300℃
好ましくは22300℃程度まで冷却される。冷却され
た燃焼排ガス高温排ガス10は集塵機18を通過し、こ
こで燃焼排ガス高温排ガス10中に含まれるダスト等の
不純物が取り除かれる。ヒータ28は集塵機18及びサ
ンプリングラインを加温しており、温度計20が分析対
象であるクロロベンゼンの露点温度130℃以上である
150−300℃、好ましくは200℃程度を指示する
ように調節されている。燃焼排ガス高温排ガス10は、
開いているバルブ103、105を通過して分析計24
へと導かれ、分析計24では芳香族有機ハロゲン化化合
物としてクロロベンゼンの定量/定性分析が行われる。
本実施形態の通り、ガス急冷管での冷却後のガス温度と
ヒータで加温されるガス温度とを一致させると冷却・加
温の効率が最良となるが、本発明はこれに限定されるも
のではない。このように、ヒータ28により加温しつつ
燃焼排ガス高温排ガス10を採取、測定するため、燃焼
排ガス高温排ガス10の温度はガス中に含まれるクロロ
ベンゼンの露点以下とはなることはない。よって、クロ
ロベンゼンはサンプリングライン内部に付着することな
く、分析計24により正確に分析される。
【0020】第2ステップは、高温排ガス10を採取す
るサンプリングラインを14から14−2へと切り替え
るためにサンプリングライン14−2を暖機するステッ
プである。具体的には、ヒータ28−2によってサンプ
リングライン14−2、集塵機18−2の暖機を開始し
ているステップである。前述したように、第1ステップ
では高温排ガス10中のダストが集塵機18によって除
去されることから、サンプリングを継続すると集塵機1
8に捕捉されたダストによって集塵機18前後における
圧力損失が増大することとなる。通常、圧力損失が5k
Pa程度に達すると集塵機を逆洗する必要がある。逆洗を
行う5−20分前好ましくは10分前に第2ステップへ
進み、他のサンプリングライン14−2の暖機を開始す
る。第2ステップでは、第1ステップの状態からヒータ
28−2を作動させ、集塵機18−2及びサンプリング
ライン14−2を加温後,バルブ102、107を開く
と共にヒータ28−2を作動させ、集塵機18−2及び
サンプリングライン14−2を加温する。バルブ10
2、107が開くため燃焼排ガス高温排ガス10はサン
プリングライン14−2内部を流れ始める。ヒータ28
−2は温度計20−2が150−300℃好ましくは2
00℃を指示するよう運転調節されている。上述したよ
うに、集塵機18の逆洗を開始する5−20分前から暖
機を開始し、温度計20−2の指示が安定するまで暖機
を継続する。暖機が十分に行われることで、サンプリン
グライン14−2内部を流れる燃焼排ガス高温排ガス1
0は、排ガス中に含まれる微量物質の露点以下となるこ
とはない。
【0021】第3ステップは、燃焼排ガス高温排ガス1
0を採取するサンプリングラインをサンプリングライン
14からサンプリングライン14−2へと切り替えるス
テップである。第3ステップでは、第2ステップの状態
からバルブ104を開き、その後バルブ103、107
を閉じる。このようにバルブを操作することで、燃焼排
ガス高温排ガス10はサンプリングライン14−2から
バルブ104、105を通過して分析計24へと供給さ
れる。よって、バルブ103を閉じた後も継続して燃焼
排ガス高温排ガス10に含まれる微量物質の分析が可能
となる。
【0022】第4ステップは、集塵機18を逆洗するス
テップである。第4ステップでは、第3ステップの状態
からバルブ101を閉じヒータ28を停止させた後、ヒ
ータ34を作動させて逆洗エアーを昇温する。逆洗エア
ーは150−300℃程度好ましくは200℃まで昇温
することが好ましい。次いで、バルブ111を開き電磁
弁30を微小時間(0.2秒程度)開くことで、加圧さ
れた逆洗エアーを集塵機18へと、ガス流れ方向後流か
ら吹き付け集塵機18を逆洗する。このように逆洗を行
うことで、集塵機18に捕捉されたダスト等を脱離させ
ることができる。また、逆洗エアーはあらかじめ昇温さ
れているため、逆洗を行うことによっても集塵機18及
びサンプリングライン14が冷却されることはなく、高
温排ガス中の微量物質の付着を防止することができる。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は以下の特
有の効果を奏する。請求項1に記載の発明にかかる燃焼
排ガス高温排ガス分析装置は、燃焼排ガス高温排ガス中
に含まれる微量物質が露結し高温排ガス分析装置内部に
付着することを防止できるため、微量物質を正確に分析
することが可能となる。
【0024】請求項2に記載の発明にかかる燃焼排ガス
高温排ガス分析装置は、前記燃焼排ガス高温排ガスの温
度を前記分析計の耐熱温度以下とする冷却手段と、前記
微量物質の露点露点以上とする加熱手段または保温手段
とを備えているため、これら2つの手段によって、燃焼
排ガス高温排ガス中に含まれる微量物質の温度を確実に
調節することができる。
【0025】請求項3に記載の発明にかかる高温排ガス
分析装置は、集塵機を逆洗するとき逆洗エアーによって
燃焼排ガス高温排ガス中に含まれる微量物質が露点以下
となることはなく、燃焼排ガス高温排ガス分析装置内部
に微量物質が付着することを防止できるため、燃焼排ガ
ス高温排ガス中に含まれる微量物質をより正確に分析す
ることが可能となる。
【0026】請求項4に記載の発明にかかる燃焼排ガス
高温排ガス分析装置は、測定対象である前記微量物質を
有害な芳香族有機ハロゲン化合物としたため、特に環境
規制の厳しいこれらの化合物を正確に分析することが可
能となる。
【0027】請求項5に記載の発明にかかる燃焼排ガス
高温排ガス分析方法は、燃焼設備から排出される燃焼排
ガス高温排ガス中に含まれる微量物質を分析計を用いて
分析する方法であって、前記燃焼排ガス高温排ガスの温
度を前記分析計の耐熱温度以下、前記微量物質の露点以
上とするため、燃焼排ガス高温排ガス中に含まれる微量
物質が露点以下となり燃焼排ガス高温排ガス分析装置内
部に付着することを防ぐことができる。これにより、燃
焼排ガス高温排ガス中に含まれる微量物質を正確に分析
することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる燃焼排ガス高温排ガス分析装置
の概略図である。
【図2】本発明にかかる燃焼排ガス高温排ガス分析装置
のバルブ及び電磁弁の開閉動作、ヒータの動作を示した
図である。
【符号の説明】
12…煙道 10…燃焼排ガス高温排ガス 24…分析計 16…ガス急冷管 18…集塵機 14、14−2…サンプリングライン 28、28−2…加熱手段 22…吸引機
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // B01D 46/42 G01N 1/28 K (72)発明者 青木 泰道 横浜市金沢区幸浦一丁目8番地1 三菱重 工業株式会社横浜研究所内 Fターム(参考) 2G052 AA02 AB11 AB22 AB27 AC25 AD04 AD24 AD42 BA03 BA14 BA22 CA02 CA03 CA04 CA12 CA35 EA03 EB11 EB13 FC05 FC14 GA24 HA17 JA09 3K062 AA24 AB01 AC01 CB08 DA01 4D058 MA15 MA17 MA18 MA42 SA20 UA25

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃焼設備等から排出される燃焼排ガス高
    温排ガスを分析する燃焼排ガス高温排ガス分析装置にお
    いて、 前記燃焼排ガス高温排ガス中に含まれる微量物質を計測
    する分析計と、 前記分析計によって分析される燃焼排ガス高温排ガスの
    温度を前記分析計の耐熱温度以下、前記微量物質の露点
    露点以上とする急冷装置及び調温手段とを備えてなるこ
    とを特徴とする連続燃焼排ガス高温排ガス分析装置。
  2. 【請求項2】 前記調温手段は、 前記燃焼排ガス高温排ガスの温度を前記分析計の耐熱温
    度以下とする急冷却却手段と、 前記微量物質の露点露点以上に保つとする加熱手段また
    は保温手段とであることを特徴とする請求項1記載の連
    続燃焼排ガス高温排ガス分析装置。
  3. 【請求項3】 前記燃焼排ガス高温排ガス中に含まれる
    ダストを除去する集塵機と、 前記集塵機を逆洗するために前記微量物質の露点露点以
    上の温度にある逆洗エアーを前記集塵機へと供給する逆
    洗手段とを有することを特徴とする請求項1および2記
    載の連続燃焼排ガス高温排ガス分析装置。
  4. 【請求項4】 前記微量物質は芳香族有機ハロゲン化合
    物であることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか
    一項に記載の燃焼排ガス高温排ガス分析装置。
  5. 【請求項5】 燃焼設備などから排出される燃焼排ガス
    高温排ガス中に含まれる微量物質を分析計を用いて分析
    する方法であって、前記燃焼排ガス高温排ガスの温度を
    前記分析計の耐熱温度以下、前記微量物質の露点露点以
    上とすることを特徴とする連続燃焼排ガス高温排ガス分
    析方法。
JP2002158541A 2002-05-31 2002-05-31 燃焼排ガス高温排ガス分析装置および分析方法 Pending JP2003344244A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002158541A JP2003344244A (ja) 2002-05-31 2002-05-31 燃焼排ガス高温排ガス分析装置および分析方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002158541A JP2003344244A (ja) 2002-05-31 2002-05-31 燃焼排ガス高温排ガス分析装置および分析方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003344244A true JP2003344244A (ja) 2003-12-03

Family

ID=29773756

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002158541A Pending JP2003344244A (ja) 2002-05-31 2002-05-31 燃焼排ガス高温排ガス分析装置および分析方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003344244A (ja)

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009198453A (ja) * 2008-02-25 2009-09-03 Mitsubishi Heavy Ind Ltd ガス中の有機ハロゲン化物のオンライン簡易計測装置及び方法
US7936460B2 (en) 2006-05-31 2011-05-03 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Sensor unit in exhaust gas analyzer
US8085404B2 (en) 2006-08-23 2011-12-27 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Gas analyzer and gas analyzing method
US8208143B2 (en) 2005-04-28 2012-06-26 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Exhaust gas analyzer
JP2013242273A (ja) * 2012-05-22 2013-12-05 Horiba Ltd 排ガス分析装置
CN103940641A (zh) * 2014-05-13 2014-07-23 北京国电龙源环保工程有限公司 脱硝装置用矩阵式多点取样系统
CN104792581A (zh) * 2015-05-06 2015-07-22 国家电网公司 一种烟气排放气体的取样装置
CN107051028A (zh) * 2017-04-17 2017-08-18 济南大学 一种烟道外烟气飞灰收集装置
CN109425702A (zh) * 2017-08-24 2019-03-05 湖南三德科技股份有限公司 样液采样分析方法、装置及元素分析仪
WO2023193354A1 (zh) * 2022-04-06 2023-10-12 苏州西热节能环保技术有限公司 高温条件下活性碳吸附法汞采样装置及控制方法
WO2023203326A1 (en) * 2022-04-22 2023-10-26 Smiths Detection-Watford Limited Detector inlet and method

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH075083A (ja) * 1993-06-14 1995-01-10 Sumitomo Metal Ind Ltd 排ガス採取方法
JPH11218521A (ja) * 1998-02-02 1999-08-10 Mitsubishi Heavy Ind Ltd ダイオキシン分析装置及びダイオキシン計測システム
JP2000097820A (ja) * 1998-09-28 2000-04-07 Takuma Co Ltd 排ガスサンプリング用空冷式冷却プローブ
JP2002131198A (ja) * 2000-08-17 2002-05-09 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 排ガス前処理装置及び方法

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH075083A (ja) * 1993-06-14 1995-01-10 Sumitomo Metal Ind Ltd 排ガス採取方法
JPH11218521A (ja) * 1998-02-02 1999-08-10 Mitsubishi Heavy Ind Ltd ダイオキシン分析装置及びダイオキシン計測システム
JP2000097820A (ja) * 1998-09-28 2000-04-07 Takuma Co Ltd 排ガスサンプリング用空冷式冷却プローブ
JP2002131198A (ja) * 2000-08-17 2002-05-09 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 排ガス前処理装置及び方法

Cited By (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8208143B2 (en) 2005-04-28 2012-06-26 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Exhaust gas analyzer
US7936460B2 (en) 2006-05-31 2011-05-03 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Sensor unit in exhaust gas analyzer
US8085404B2 (en) 2006-08-23 2011-12-27 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Gas analyzer and gas analyzing method
JP2009198453A (ja) * 2008-02-25 2009-09-03 Mitsubishi Heavy Ind Ltd ガス中の有機ハロゲン化物のオンライン簡易計測装置及び方法
EP2667174A3 (en) * 2012-05-22 2017-11-15 Horiba, Ltd. Exhaust gas analyzing apparatus
US9468877B2 (en) 2012-05-22 2016-10-18 Horiba, Ltd. Exhaust gas analyzing apparatus
JP2013242273A (ja) * 2012-05-22 2013-12-05 Horiba Ltd 排ガス分析装置
CN108519461A (zh) * 2012-05-22 2018-09-11 株式会社堀场制作所 排气分析装置
CN108519461B (zh) * 2012-05-22 2021-04-02 株式会社堀场制作所 排气分析装置和排气分析方法
CN103940641A (zh) * 2014-05-13 2014-07-23 北京国电龙源环保工程有限公司 脱硝装置用矩阵式多点取样系统
CN104792581A (zh) * 2015-05-06 2015-07-22 国家电网公司 一种烟气排放气体的取样装置
CN107051028A (zh) * 2017-04-17 2017-08-18 济南大学 一种烟道外烟气飞灰收集装置
CN109425702A (zh) * 2017-08-24 2019-03-05 湖南三德科技股份有限公司 样液采样分析方法、装置及元素分析仪
WO2023193354A1 (zh) * 2022-04-06 2023-10-12 苏州西热节能环保技术有限公司 高温条件下活性碳吸附法汞采样装置及控制方法
WO2023203326A1 (en) * 2022-04-22 2023-10-26 Smiths Detection-Watford Limited Detector inlet and method

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0558628B1 (en) Diesel particulate monitor
JP2003344244A (ja) 燃焼排ガス高温排ガス分析装置および分析方法
KR100890062B1 (ko) 시료가스 채취용 프로브 유니트 및 이를 이용한 배기가스 원격측정시스템
JP3572274B2 (ja) 排ガス前処理装置及び方法
AU660951B2 (en) A mass spectrometer-based continuous emissions monitoring system for hazardous waste stack gas measurements
KR101692995B1 (ko) 수분유입을 저감시키기 위한 시료가스 채취용 프로브 유니트
CN110261188B (zh) 一种烟气污染物在线交替浓缩释放装置
CN105738572A (zh) 针对工业烟气挥发性有机化合污染物的连续排放监测系统
WO1998029692A1 (fr) Equipements de combustion pour installations produisant des fumees
CN113624651B (zh) 烟气中颗粒物浓度的在线监测装置
CN110849679A (zh) 一种燃煤烟气中可凝结颗粒物与三氧化硫同步采样装置及其工作方法
CN110632166A (zh) 一种固定污染源VOCs PID监测及超标留样装置和使用方法
CN115791356A (zh) 一种大气颗粒物中碳质组分检测的富集解析装置、检测设备及检测方法
JP3617622B2 (ja) ガス分析装置
JP3368751B2 (ja) 反応バグフィルターシステム及びその運転方法
JP3494945B2 (ja) 有機化合物分析装置
JPH10104132A (ja) 燃焼ガス分析計
JP4032004B2 (ja) ダイオキシン類二次生成能測定装置および測定方法
CN112816269A (zh) 一种固定污染源烟气中so3的采样装置
CN101082611A (zh) 光催化反应-浓缩热解吸自动进样仪
JPH075083A (ja) 排ガス採取方法
JP2000065696A (ja) フィルタ装置及びフィルタ装置を有する硫黄分析システム
TWI767430B (zh) 廢氣取樣分析系統
JP2000298096A (ja) 水質分析計
JPH06300748A (ja) 熱分析装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040521

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040615

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040810

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040830

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20041005