JP2007189519A - アナログ/デジタル変換回路 - Google Patents

アナログ/デジタル変換回路 Download PDF

Info

Publication number
JP2007189519A
JP2007189519A JP2006006134A JP2006006134A JP2007189519A JP 2007189519 A JP2007189519 A JP 2007189519A JP 2006006134 A JP2006006134 A JP 2006006134A JP 2006006134 A JP2006006134 A JP 2006006134A JP 2007189519 A JP2007189519 A JP 2007189519A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
circuit
differential
signal
signals
output
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2006006134A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4702066B2 (ja
Inventor
Kiyoshi Makikawa
潔志 牧川
Koichi Ono
孝一 尾野
Takashi Okawa
剛史 大川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP2006006134A priority Critical patent/JP4702066B2/ja
Priority to TW095149379A priority patent/TW200733571A/zh
Priority to US11/648,544 priority patent/US7405691B2/en
Priority to KR1020070001491A priority patent/KR20070076429A/ko
Priority to DE602007002205T priority patent/DE602007002205D1/de
Priority to EP07100412A priority patent/EP1811671B1/en
Priority to CN2007100020062A priority patent/CN101001084B/zh
Publication of JP2007189519A publication Critical patent/JP2007189519A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4702066B2 publication Critical patent/JP4702066B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03MCODING; DECODING; CODE CONVERSION IN GENERAL
    • H03M1/00Analogue/digital conversion; Digital/analogue conversion
    • H03M1/12Analogue/digital converters
    • H03M1/34Analogue value compared with reference values
    • H03M1/36Analogue value compared with reference values simultaneously only, i.e. parallel type
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03MCODING; DECODING; CODE CONVERSION IN GENERAL
    • H03M1/00Analogue/digital conversion; Digital/analogue conversion
    • H03M1/06Continuously compensating for, or preventing, undesired influence of physical parameters
    • H03M1/0617Continuously compensating for, or preventing, undesired influence of physical parameters characterised by the use of methods or means not specific to a particular type of detrimental influence
    • H03M1/0634Continuously compensating for, or preventing, undesired influence of physical parameters characterised by the use of methods or means not specific to a particular type of detrimental influence by averaging out the errors, e.g. using sliding scale
    • H03M1/0643Continuously compensating for, or preventing, undesired influence of physical parameters characterised by the use of methods or means not specific to a particular type of detrimental influence by averaging out the errors, e.g. using sliding scale in the spatial domain
    • H03M1/0646Continuously compensating for, or preventing, undesired influence of physical parameters characterised by the use of methods or means not specific to a particular type of detrimental influence by averaging out the errors, e.g. using sliding scale in the spatial domain by analogue redistribution among corresponding nodes of adjacent cells, e.g. using an impedance network connected among all comparator outputs in a flash converter
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03MCODING; DECODING; CODE CONVERSION IN GENERAL
    • H03M1/00Analogue/digital conversion; Digital/analogue conversion
    • H03M1/12Analogue/digital converters
    • H03M1/34Analogue value compared with reference values
    • H03M1/36Analogue value compared with reference values simultaneously only, i.e. parallel type
    • H03M1/361Analogue value compared with reference values simultaneously only, i.e. parallel type having a separate comparator and reference value for each quantisation level, i.e. full flash converter type
    • H03M1/362Analogue value compared with reference values simultaneously only, i.e. parallel type having a separate comparator and reference value for each quantisation level, i.e. full flash converter type the reference values being generated by a resistive voltage divider
    • H03M1/365Analogue value compared with reference values simultaneously only, i.e. parallel type having a separate comparator and reference value for each quantisation level, i.e. full flash converter type the reference values being generated by a resistive voltage divider the voltage divider being a single resistor string

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Analogue/Digital Conversion (AREA)

Abstract

【課題】小面積化と低消費電力化を図ったアナログ/デジタル変換回路を提供する。
【解決手段】本実施形態に係るアナログ/デジタル変換回路によれば、複数段の増幅部の各段において出力端子同士を平均化用抵抗素子により接続するとともに、2値信号に変換された段階で多数決論理演算による平均化処理を行うことによりオフセットばらつきを低減し、回路の小面積化と低消費電力化を実現できる。すなわち、第1増幅部2、第2増幅部4、比較部6の出力部分に合計3段の平均化用の回路が設けられており、各出力部分で発生するオフセットを効果的に低減することができる。これにより各要素回路は比較的小サイズのトランジスタによって構成することが可能になるため、小面積化と低消費電力化を図ることができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、入力されるアナログ信号をデジタル信号に変換するアナログ/デジタル変換回路に係り、特に、小面積化と低消費電力化を図った並列型のアナログ/デジタル変換回路に関するものである。
図13は、一般的な並列型アナログ/デジタル変換回路の構成例を示す図である。
図13に示すアナログ/デジタル変換回路は、複数の基準電圧を発生する抵抗ラダー(R1〜R8)と、2段の増幅回路A1及びA2と、比較判定を行うマスターコンパレータラッチ(Master Comparator Latch)U31〜U37と、エンコード回路A3を有する。
2段の増幅回路は、抵抗ラダー(R1〜R8)によって生成される複数の基準電圧とアナログ入力電圧との差を増幅する。マスターコンパレータラッチU31〜U37は、クロック信号CKAに従って一斉に比較動作を行う。アナログ入力電圧よりも高い基準電圧を入力するマスターコンパレータラッチは全て「0」レベル、アナログ入力電圧よりも低い基準電圧を入力するマスターコンパレータラッチは全て「1」レベルの出力を発生する。エンコード回路A3は、隣接する比較出力の排他的論理和の論理処理を行い、この処理結果をデジタル信号に変換して出力する。通常、1段の増幅回路では十分な利得を得られないため、2段程度の増幅段を設ける場合が多い。
下記の特許文献1は、並列型アナログ/デジタル変換回路に関するものである。
特開2000−183742号公報
上述した並列型アナログ/デジタル変換方式は高速処理が可能であるが、分解能に応じた増幅回路とマスターコンパレータラッチが必要になるため、分解能を高めようとすると回路規模が指数関数的に増大し、これに伴い消費電力とチップサイズが増大する欠点を持つ。更に、高分解能を実現しようとすると各回路間のオフセットが深刻になるため、その応用範囲が制限される傾向にある。
本発明はかかる事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、小面積化と低消費電力化を図ったアナログ/デジタル変換回路を提供することにある。
本発明に係るアナログ/デジタル変換回路は、アナログ信号を入力し、当該アナログ信号と複数の基準信号とのレベル差をそれぞれ増幅し、当該増幅結果に応じた複数の差動信号を出力する第1増幅部と、前記第1増幅部から出力される複数の差動信号をそれぞれ増幅し、当該増幅結果に応じた複数の差動信号を出力する第2増幅部と、前記第2増幅部から出力される複数の差動信号の対をなす信号同士をそれぞれ比較し、当該比較結果に応じた複数の2値信号を出力する比較部と、前記第1増幅部の出力端子間を接続する複数の平均化用抵抗素子を含んだ第1平均化部と、前記第2増幅部の出力端子間を接続する複数の平均化用抵抗素子を含んだ第2平均化部と、前記比較部から出力される複数の2値信号のそれぞれに対して、他の所定数の2値信号との多数決論理演算による平均化処理を行う第3平均化部とを具備する。
好適には、前記第1増幅部及び前記第2増幅部の少なくとも一方は、入力される差動信号を増幅する差動増幅回路と、前記差動増幅回路から出力される差動信号を入力し、当該入力の差動信号の電圧差に応じた差動電圧を前記出力端子へ出力する電圧フォロワ回路とを有する。
また、好適には、前記電圧フォロワ回路の出力インピーダンスと、前記出力端子を介して当該電圧フォロワ回路に接続される前記抵抗素子の抵抗値とのインピーダンス比が所定の値を有する。
本発明によれば、第1増幅部と第2増幅部の各段において出力端子同士を平均化用抵抗素子により接続するとともに、2値信号の段階で更に多数決論理演算による平均化処理を行うことによって、回路素子のサイズが比較的小さくてもオフセットばらつきを低減できるため、小面積化と低消費電力化を実現できる。
<第1の実施形態>
図1は、本発明の第1の実施形態に係る3ビットのアナログ/デジタル変換回路の構成の一例を示す図である。
図1に示すアナログ/デジタル変換回路は、基準電圧発生用の抵抗素子10A〜17Aと、第1増幅部2と、第1平均化部3と、第2増幅部4と、第2平均化部5と、比較部6と、第3平均化部7と、エンコード部8とを有する。
第1増幅部2は、本発明の第1増幅部の一実施形態である。
第2増幅部4は、本発明の第2増幅部の一実施形態である。
第1平均化部3は、本発明の第1平均化部の一実施形態である。
第2平均化部5は、本発明の第2平均化部の一実施形態である。
比較部6は、本発明の比較部の一実施形態である。
第3平均化部7は、本発明の第3平均化部の一実施形態である。
抵抗素子10A〜17Aは、符号の番号順に直列接続されており、この直列接続回路における抵抗素子10A側の端部には基準電圧VRBが印加され、抵抗素子17A側の端部には基準電圧VRBより高い基準電圧VRTが印加される。
抵抗素子10A〜17Aの各接続点には、低電圧側から順に、基準電圧Vr1,Vr2,…,Vr7が発生する。
第1増幅部2は、入力電圧VINと基準電圧Vr1〜Vr7との電圧差をそれぞれ増幅し、この増幅結果に応じた差動信号をそれぞれ出力する。
第1増幅部2は、例えば図1に示すように、差動信号の増幅を行う増幅回路21〜27を有する。
増幅回路2i(iは1から7までの整数を示す。以下同じ。)は、基準電圧Vriと入力電圧VINとの差を増幅し、その増幅結果を差動電圧として出力する。
第1平均化部3は、第1増幅部2から出力される各差動信号の電圧をアナログ的に平均化することにより第1増幅部2のオフセットを低減させる回路であり、第1増幅部2の出力端子間を接続する平均化用抵抗素子311〜316及び321〜326を有する。
平均化用抵抗素子31j(jは1から6までの整数を示す。以下同じ。)は、増幅回路2jと増幅回路2(j+1)の正出力端子間に接続される。平均化用抵抗素子32jは、増幅回路2jと増幅回路2(j+1)の負出力端子間に接続される。
上記の接続関係は、次のように言い換えることができる。
7つの増幅回路21〜27をその出力の差動信号に極性反転を生じさせる入力電圧VINのレベルに応じて順序付けた場合、その順序は符号の番号順に増幅回路21,22,23,…,27となる。平均化用抵抗素子31jは、この順序において隣接する増幅回路2jと増幅回路2(j+1)の正出力端子間に接続される。平均化用抵抗素子32jも同様に、隣接する増幅回路2jと増幅回路2(j+1)の負出力端子間に接続される。
図2は、第1平均化部3のアベレージング作用によって第1増幅部2のオフセットが低減することを説明するための図である。
回路の要求精度を緩和し、回路素子の面積を削減する技術として、アベレージングと呼ばれる手法が存在する(例えば非特許文献1「Hui Pan,“Spatial Filtering in Flash A/D Converters”, IEEE Transactions on Circuits and Systems-II, vol.50, pp424--436, Aug., 2003」を参照)。
図2(A)に示すように、素子特性のマッチングに起因するバラツキによって第1増幅部2がオフセット電圧ΔVos1を生じているものとする。この第1増幅部2の構成をそのままにして、図2(B)に示すように平均化用の抵抗素子を隣接する出力間に挿入すると、第1増幅部2のオフセット電圧ΔVos2が平均化されて、その値が元のオフセット電圧ΔVos1より小さくなる。オフセット電圧が小さくなると、より小さい面積で高精度の信号処理が可能となるため、素子面積を全体的に小さくすることが可能となり、消費電力と面積の低減を図ることができる。
図3は、第1増幅部2において差動信号の増幅を行う増幅回路22の構成の一例を示す図である。第1増幅部2の他の増幅回路(21,23〜27)もこれと同様な構成を有する。
図3に示す増幅回路22は、n型のMOSトランジスタ101〜106と、抵抗素子107,108と、定電流回路109〜111とを有する。
MOSトランジスタ101〜104と抵抗素子107,108を含む回路は、本発明の差動増幅回路の一実施形態である。
MOSトランジスタ105,106及び定電流回路110,111を含む回路は、本発明の電圧フォロワ回路の一実施形態である。
MOSトランジスタ101及び102は、互いのソースが共通に接続されており、そのソースが定電流回路109を介して基準電位VSSに接続される。
MOSトランジスタ101のドレインはMOSトランジスタ103のソースに接続され、そのゲートには入力電圧VINが印加される。MOSトランジスタ102のドレインはMOSトランジスタ104のソースに接続され、そのゲートには基準電圧Vr2が印加される。
MOSトランジスタ103のドレインは、抵抗素子107を介して電源電圧VDDに接続されるとともにMOSトランジスタ105のゲートに接続される。MOSトランジスタ104のドレインは、抵抗素子108を介して電源電圧VDDに接続されるとともにMOSトランジスタ106のゲートに接続される。MOSトランジスタ103及び104のゲートには、所定のバイアス電圧VGが印加される。
MOSトランジスタ105のドレインは電源電圧VDDに接続され、そのソースは定電流回路111を介して基準電位VSSに接続される。MOSトランジスタ106のドレインは電源電圧VDDに接続され、そのソースは定電流回路110を介して基準電位VSSに接続される。
MOSトランジスタ106と定電流回路110の接続点に発生する電圧は、増幅回路22の正出力端子PAOPに出力される。MOSトランジスタ105と定電流回路111の接続点に発生する電圧は、増幅回路22の負出力端子PAONに出力される。
MOSトランジスタ101〜104と抵抗素子107,108は、差動増幅回路を構成する。この差動増幅回路は、入力電圧VINと基準電圧Vr2との差を増幅し、その増幅結果をMOSトランジスタ103及び104のドレイン間に差動電圧として発生する。
MOSトランジスタ105及び定電流回路111はソースフォロワ回路を構成しており、MOSトランジスタ105のソース(すなわち増幅回路22の負出力端子PAON)の電圧をMOSトランジスタ105のゲート電圧に追従させる。また、MOSトランジスタ106及び定電流回路110も上記と同様にソースフォロワ回路を構成しており、MOSトランジスタ106のソース(すなわち増幅回路22の正出力端子PAOP)の電圧をMOSトランジスタ106のゲート電圧に追従させる。
したがって、増幅回路22の出力端子(PAOP,PAON)には、入力電圧VINと基準電圧Vr2との差を増幅した差動電圧が出力される。
図3に示すように、増幅回路22はその出力段にソースフォロワ回路(105及び111、106及び110)を有している。
本実施形態において、このソースフォロワ回路の出力インピーダンスRoと平均化用抵抗素子(311,312…)の抵抗値Raとの比(Ra/Ro)を所定の値(例えば「0.1」)に設定する。
非特許文献1において示されているように、一般に増幅回路の出力インピーダンスと平均化用抵抗素子の抵抗値との比を概ね「0.1」程度に設定することにより、良好な平均化効果を得ることが知られている。
図4は、図3に示す増幅回路から出力段のソースフォロワ回路を省略した場合を示す図である。
図4に示す場合において、増幅回路の出力インピーダンスは抵抗素子107,108の抵抗値Rlとなる。したがって、上述したインピーダンス比(Ra/Rl=0.1)を満たそうとすると、抵抗値Rlは抵抗値Raによって制約を受ける。抵抗値Rlは差動増幅回路(101〜104,107〜109)の利得に関連しており、この値を大きくするほど利得を高めることができるが、抵抗値Raの範囲が限られている場合にはあまり大きくすることができず、所望の利得を得られない可能性がある。
これに対し、図3に示す増幅回路22では、出力段にソースフォロワ回路を設けているため、平均化用抵抗素子の抵抗値Raとは独立に抵抗素子107,108の抵抗値Rlを設定できる。そのため、上述した好適なインピーダンス比(Ra/Ro=0.1)を保ちつつ、初段の差動増幅回路(101〜104,107〜109)の利得低下を防止することができる。
すなわち、好適なインピーダンス比(Ra/Ro=0.1)に設定することでオフセットの低減と変換精度の向上を図るとともに、初段の差増増幅回路(101〜104,107〜109)の高利得化と動作速度の高速化を図ることができる。
図1の説明に戻る。
第2増幅部4は、第1増幅部2から出力される各差動信号を更に増幅し、この増幅結果に応じた差動信号をそれぞれ出力する。
第2増幅部4は、第1増幅部2と同様に、差動信号の増幅を行う7つの増幅回路41〜47を有する。
増幅回路4i(i=1〜7)は、第1増幅部2の増幅回路2iから出力される差動信号を増幅し、その増幅結果を差動信号として出力する。増幅回路4iは、図3に示す増幅回路22と同様の構成を有する。
第2平均化部5は、第2増幅部4から出力される各差動信号の電圧をアナログ的に平均化することにより第2増幅部5のオフセットを低減させる回路であり、第2増幅部4の出力端子間を接続する平均化用抵抗素子511〜516及び521〜526を有する。
平均化用抵抗素子51j(j=1〜6)は、増幅回路4jと増幅回路4(j+1)の正出力端子間に接続される。平均化用抵抗素子52jは、増幅回路4jと増幅回路4(j+1)の負出力端子間に接続される。
上記の接続関係は、次のように言い換えることができる。
7つの増幅回路41〜47をその出力の差動信号に極性反転を生じさせる入力電圧VINのレベルに応じて順序付けた場合、その順序は符号の番号順に増幅回路41,42,43,…,47となる。平均化用抵抗素子51jは、この順序において隣接する増幅回路4jと増幅回路4(j+1)の正出力端子間に接続される。平均化用抵抗素子52jも同様に、隣接する増幅回路4jと増幅回路4(j+1)の負出力端子間に接続される。
隣接する増幅回路41〜47のそれぞれの出力端子を平均化用抵抗素子(511〜516及び521〜526)で接続することによって、第1平均化部2と同様に、素子ミスマッチに起因する増幅回路41〜47のオフセット電圧をアナログ的に平均化し減少させることができる。
比較部6は、第2増幅部4から出力される差動信号の対をなす信号同士をそれぞれ比較し、当該比較結果に応じた7ビットの2値信号を出力する。
比較部6は、図1の例において、マスターコンパレータラッチ(MCL)61〜67を有する。MCL6i(i=1〜7)は、クロック信号CKAに同期して、増幅回路4iから出力される差動信号の対をなす信号同士を比較し、その比較結果に応じた2値信号を保持(ラッチ)する。
第3平均化部7は、比較部6のMCL61〜67から出力される2値信号のそれぞれに対して、MCL61〜67から出力される他の2つの2値信号との多数決論理演算による平均化処理を行う。
第3平均化部7は、図1の例において、7つの多数決論理回路71〜77を有する。多数決論理回路7k(kは2から6までの整数を示す。以下同じ。)は、MCL6(k−1),6k及び6(k+1)から出力される3つの2値信号についての多数決論理演算を行う。多数決論理回路71は、MCL61及び62から出力される2つの2値信号(MCL61から出力される2値信号を2つの信号とみなす)についての多数決論理演算を行う。多数決論理回路77は、MCL66及び67から出力される2つの2値信号(MCL67から出力される2値信号を2つの信号とみなす)についての多数決論理演算を行う。
第3平均化部7における上述の動作は、次のように言い換えることができる。
比較部6のMCL61〜67をその出力に論理反転を生じさせる入力電圧VINのレベルに応じて順序付けた場合、その順序は符号の番号順にMCL61,…,67となる。第3平均化部7は、この順序において隣接する3つの2値信号の組ごとに多数決論理を演算する。
図5は、第3平均化部7の多数決論理回路73の構成例を示す図である。他の多数決論理回路(71,72,74〜77)も同様な構成を有する。
図5に示す多数決論理回路73は、NAND回路201と、NOR回路202,205と、OR回路206と、NOT回路203,204と、入力端子I1〜I3とを有する。
入力端子I1,I2,I3には、それぞれ、MCL64,63,62の出力信号が入力される。NAND回路201は入力端子I1及びI2に入力される信号のNAND演算を行う。NOR回路202は、入力端子I1及びI2に入力される信号のNOR演算を行う。NOT回路203は、入力端子I3に入力される信号を論理反転する。NOT回路204は、NAND回路201の出力を論理反転する。NOR回路205は、NOR回路202及びNOT回路203の出力についてNOR演算を行う。OR回路206は、NOT回路204及びNOR回路205の出力についてOR演算を行い、多数決論理の演算結果の信号Dとして出力する。
入力端子I1,I2,I3に入力される信号の論理値をそれぞれ「I1」,「I2」,「I3」とすると、図5の真理値表に示す値を有する。信号Dを論理式で表すと次のようになる。
[数1]
D = I1*I2 + I2*I3 + I3*I1 ・・・(1)
図5の真理表に示すように、信号Dの値は基本的に「I2」と等しくなるが、例外として「I1=1」「I2=0」「I3=1」の場合は「D=1」となり、「I1=0」「I2=1」「I3=0」の場合は「D=0」となる。
このように、MCLの各出力信号を、隣接する信号との多数決論理によって平均化すると、バブルエラーと呼ばれる誤りを含んだMCLの出力結果を補正することが可能となる(例えば非特許文献2「Sanroku Tsukamoto, “A CMOS 6-b, 400-MSample/s ADC with Error Correction”, vol.33, pp1939-1947, Dec., 1998」を参照)。
エンコード部8は、第3平均化部7において多数決論理による平均化処理がなされた7ビットの2値信号を、3ビットのデジタル信号に変換して出力する。
ここで、上述した構成を有する図1に示すアナログ/デジタル変換回路の動作を説明する。
まず、第1増幅部2において7つの基準電圧(Vr1〜Vr7)と入力電圧VINとの差がそれぞれ増幅され、その差動信号が更に第2増幅部4においてそれぞれ増幅されて、比較部6に入力される。比較部6では、第2増幅部4において増幅された各差動信号の対をなす信号同士が比較され、その比較結果に応じた7ビットの2値信号が出力される。この7ビットの2値信号は、第3平均化部7において隣接する2値信号との多数決論理により平均化処理された後、エンコード部8において3ビットのデジタル信号に変換される。
以上説明したように、本実施形態に係るアナログ/デジタル変換回路によれば、第1増幅部2及び第2増幅部4の各段において出力端子同士を平均化用抵抗素子により接続するとともに、比較部6から出力される2値信号に対して更に多数決論理演算による平均化処理を行うことによって、回路素子のサイズが比較的小さくてもオフセットばらつきを低減できるため、小面積化と低消費電力化を実現できる。
すなわち本実施形態によれば、第1増幅部2、第2増幅部4、比較部6の出力部分に合計3段の平均化用の回路が設けられており、各出力部分で発生するオフセットを効果的に低減することができる。これにより、各要素回路は比較的小サイズの回路素子(トランジスタ等)によって構成することが可能になるため、小面積化と低消費電力化を図ることができる。
更に、第1増幅部2や第2増幅部4の出力段にソースフォロワ回路(電圧フォロワ回路)を設け、その出力インピーダンスRoと平均化用抵抗素子の抵抗値Raとの比を所定値(例えばRa/Ro=0.1)に設定することによって、第1平均化部3や第2平均化部5における平均化効果を高めて精度を向上できる。
またこの場合、第1増幅部2や第2増幅部4の出力段に電圧フォロワ回路を設けることによって、その初段(差動増幅回路)の利得を低下させることなく上記のインピーダンス比の設定を行うことができるとともに、動作速度の高速化を図ることができる。
<第2の実施形態>
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。
第2の実施形態に係るアナログ/デジタル変換回路では、フォールダ回路と補間回路が設けられる。
図6は、本発明の第2の実施形態に係る3ビットのアナログ/デジタル変換回路の構成の一例を示す図である。
図6に示すアナログ/デジタル変換回路は、基準電圧発生用の抵抗素子10A〜15Aと、第1増幅部2Aと、第1平均化部3Aと、フォールダ回路9と、コース(coarse)アンプ10と、補間回路11と、第2平均化部5Aと、比較部6Aと、第3平均化部7Aと、エンコード部8とを有する。
第1増幅部2Aは、本発明の第1増幅部の一実施形態である。
フォールダ回路9は、本発明のフォールダ回路の一実施形態である。
コースアンプ10は、本発明の第1差動増幅回路の一実施形態である。
補間回路11は、本発明の補間回路の一実施形態である。
第1平均化部3Aは、本発明の第1平均化部の一実施形態である。
第2平均化部5Aは、本発明の第2平均化部の一実施形態である。
比較部6Aは、本発明の比較部の一実施形態である。
第3平均化部7Aは、本発明の第3平均化部の一実施形態である。
抵抗素子10A〜15Aは、符号の番号順に直列接続されており、この直列接続回路における抵抗素子10A側の端部には基準電圧VRDBが印加され、抵抗素子15A側の端部には基準電圧VRDBより高い基準電圧VRDTが印加される。
抵抗素子10A〜15Aの各接続点には、低電圧側から順に、基準電圧Vr1,Vr2,…,Vr5が発生する。
第1増幅部2Aは、入力電圧VINと基準電圧Vr1,Vr2,…,Vr5との電圧差をそれぞれ増幅し、この増幅結果に応じた差動信号をそれぞれ出力する。
第1増幅部2Aは、例えば図6に示すように、差動信号の増幅を行う増幅回路21〜25を有する。
増幅回路2n(nは1から5までの整数を示す。以下同じ。)は、基準電圧Vrnと入力電圧VINとの差を増幅し、その増幅結果を差動電圧として出力する。増幅回路2nは、図3に示す増幅回路22と同様の構成を有する。
また第1増幅部2Aは、第1平均化部3Aの平均化処理に用いるダミービットの信号を発生する増幅回路20,26を有する。
増幅回路20は、入力電圧VINと基準電圧VRDBとの差を増幅し、その増幅結果を差動電圧として出力する。増幅回路26は、入力電圧VINと基準電圧VRDTとの差を増幅し、その増幅結果を差動電圧として出力する。この増幅回路20,26も、図3に示す増幅回路22と同様の構成を有する。
第1平均化部3Aは、先述した第1平均化部3と同様に、第1増幅部2Aから出力される各差動信号の電圧をアナログ的に平均化することによって第1増幅部2Aのオフセットを低減させる。第1平均化部3Aは、第1増幅部2Aの出力端子間を接続する平均化用抵抗素子310〜315及び320〜325を有する。
平均化用抵抗素子31m(mは0から5までの整数を示す。以下同じ。)は、増幅回路2mと増幅回路2(m+1)の正出力端子間に接続される。平均化用抵抗素子32mは、増幅回路2mと増幅回路2(m+1)の負出力端子間に接続される。
平均化用抵抗素子を増幅回路の出力端子間に接続することによって平均化を行う場合、フルスケール両端付近で判定電圧にズレを生じることがある。このズレを防止するため、図6に示すアナログ/デジタル変換回路ではフルスケールを拡張して、低電圧側と高電圧側にそれぞれダミービット用の増幅回路20,26を設けている。ダミービット用の増幅回路20,26が出力する差動電圧を、平均化抵抗素子によって増幅回路21,25の出力端子に供給することで、フルスケール両端付近での精度の低下を抑えることができる。図6の例では、ダミービット用の増幅回路の数は2つだが、必要とする精度に応じて初段増幅回路の数、基準電圧VRDT及びVRDBの電圧差及び基準電圧発生用抵抗素子の数を増やすことも可能である。
コースアンプ10は、エンコード部8から出力される3ビットのデジタル信号の最上位ビットD2に係わる第1増幅部2Aからの出力信号を増幅する。最上位ビットD2は、入力電圧VINがフルスケールの半分に達したとき「0」から「1」へ反転する。これと同じ条件で反転する信号は、フルスケールの中点に対応する基準電圧Vr3と入力電圧VINとの差を増幅する増幅回路23の出力信号である。したがって、コースアンプ10は、差動増幅回路23の出力信号を増幅する。
フォールダ回路9は、第1増幅部2Aの増幅回路21〜26の出力をそれぞれ増幅する増幅回路(第2差動増幅回路)91〜96を有しており、この増幅回路91〜96から出力される差動信号を所定の組み合わせで合成することにより、差動信号の極性反転を生じるときの入力電圧VINのレベルがそれぞれ異なるフォールディング信号FL1,FL2を生成する。
図6の例に示すフォールダ回路9では、増幅回路91,93及び95の出力を合成することによってフォールディング信号FL1を生成している。すなわち、増幅回路91及び95の負出力端子と増幅回路93の正出力端子とを接続することによりフォールディング信号FL1の一方の信号FL1Pが生成され、増幅回路91及び95の正出力端子と増幅回路93の負出力端子とを接続することによりフォールディング信号FL1の他方の信号FL1Nが生成される。
図8(A)は、フォールディング信号FL1の波形の一例を示す。この図に示すように、入力電圧VINが基準電圧VR1,VR3,Vr5と一致するとき、フォールディング信号FL1の波形にはそれぞれ差動信号の極性反転が生じる。
また図6の例に示すフォールダ回路9では、増幅回路92、94及び96の出力を合成することによってフォールディング信号FL2を生成している。すなわち、増幅回路92及び96の負出力端子と増幅回路94の正出力端子とを接続することによりフォールディング信号FL2の一方の信号FL2Pが生成され、増幅回路92及び96の正出力端子と増幅回路94の負出力端子とを接続することによりフォールディング信号FL2の他方の信号FL2Nが生成される。
フォールダ回路は通常、フォールディング信号の動作点を調整するために奇数個の増幅回路で構成される。そのため図6の例ではフォールダ回路9においてダミービットの増幅回路96の出力を利用している。
図8(B)は、フォールディング信号FL1の波形の一例を示す。この図に示すように、入力電圧VINが基準電圧VR2,VR4と一致するとき、フォールディング信号FL1の波形にはそれぞれ差動信号の極性反転が生じる。
図6に示すアナログ/デジタル変換回路では、上記のようなフォールディング信号FL1、FL2を生成するフォールダ回路9の後段に、補間回路11が設けられている。
補間回路11は、フォールダ回路9が生成したフォールディング信号FL1、FL2に基づいて、差動信号の極性反転を生じるときの入力電圧VINのレベルがフォールディング信号FL1、FL2の何れとも異なる補間フォールディング信号INT2、INT4を生成する。
また補間回路11は、差動信号の極性反転を生じるときの入力電圧VINのレベルがフォールディング信号FL1,FL2とそれぞれ等しい合成フォールディング信号INT1、INT3を生成する。
例えば補間回路11は、フォールダ回路9において差動電流として生成されたフォールディング信号FL1、FL2にそれぞれ所定の重みを与えて合成することにより、上記の補間フォールディング信号や合成フォールディング信号を差動電流として生成する。
図7は、補間回路11の構成の一例を示す図である。
図7に示す補間回路11は、p型のMOSトランジスタ401〜416を有する。
以下の説明では、差動信号の符号名の後に「P」又は「N」の符号を付すことにより、その差動信号の対をなす2つの信号の一方を表す。例えば、フォールディング信号FL1の対をなす信号をそれぞれ「FL1P」と「FL1N」により表す。
p型のMOSトランジスタ401〜416のソース側には、以下のように、フォールダ回路9において生成されたフォールディング信号(FL1P,FL1N,FL2P,FL2N)が入力される。
MOSトランジスタ408,411,412,415のソースが共通に接続され、その接続点に信号FL1Pの電流が入力される。
MOSトランジスタ406,409,410,413のソースが共通に接続され、その接続点に信号FL1Nの電流が入力される。
MOSトランジスタ403,404,407,414のソースが共通に接続され、その接続点に信号FL2Pの電流が入力される。
MOSトランジスタ401,402,405,416のソースが共通に接続され、その接続点に信号FL2Nの電流が入力される。
p型のMOSトランジスタ401〜416のドレイン側からは、以下のように、補間フォールディング信号INT2、INT4及び合成フォールディング信号INT1、INT3が出力される。
MOSトランジスタ401,402のドレインが共通に接続され、その接続点から信号INT3Nの電流が出力される。
MOSトランジスタ403,404のドレインが共通に接続され、その接続点から信号INT3Pの電流が出力される。
MOSトランジスタ405,406のドレインが共通に接続され、その接続点から信号INT2Nの電流が出力される。
MOSトランジスタ407,408のドレインが共通に接続され、その接続点から信号INT2Pの電流が出力される。
MOSトランジスタ409,410のドレインが共通に接続され、その接続点から信号INT1Nの電流が出力される。
MOSトランジスタ411,412のドレインが共通に接続され、その接続点から信号INT1Pの電流が出力される。
MOSトランジスタ413,414のドレインが共通に接続され、その接続点から信号INT4Pの電流が出力される。
MOSトランジスタ415,416のドレインが共通に接続され、その接続点から信号INT4Nの電流が出力される。
図8は、図7に示す補間回路11の入出力信号とコースアンプ10の出力信号CAS1の波形の一例を示す図である。
図8(A),(B)は、それぞれフォールダ回路9において生成されたフォールディング信号FL1,FL2の波形の一例を示す。
図8(C),(D),(E),(F)は、それぞれ補間回路11において生成されたフォールディング信号INT1,INT2,INT3,INT4の波形の一例を示す。
図8(G)は、コースアンプ10において増幅された信号CAS1の波形の一例を示す。
図7に示す補間回路11では、フォールディング信号FL1を他の信号と合成せずフォールディング信号INT1として出力しているため、図8(A)と(C)を比較して分かるように、フォールディング信号FL1とINT1は互いに等しい入力電圧VINにおいて差動信号の極性反転を生じている。
フォールディング信号FL2とINT3についても同様であり、互いに等しい入力電圧VINにおいて差動信号の極性反転を生じている(図8(B),(E))。
他方、フォールディング信号INT2,INT4は、フォールディング信号FL1とFL2を合成することにより生成されており、フォールディング信号FL1及びFL2の何れとも異なる入力電圧VINにおいて差動信号の極性反転を生じている。すなわちフォールディング信号INT2は、基準電圧Vr1とVr2の中点並びに基準電圧Vr3とVr4の中点で差動信号の極性反転を生じており、フォールディング信号INT4は、基準電圧Vr2とVr3の中点並びに基準電圧Vr4とVr5の中点で差動信号の極性反転を生じている。
図6の説明に戻る。
第2平均化部5Aは、補間回路11において生成されるフォールディング信号INT1〜INT4の電圧をアナログ的に平均化することにより、補間回路11の出力に生じるオフセットを低減させる回路であり、補間回路11の出力端子間を接続する平均化用抵抗素子510〜513及び520〜523を有する。
平均化用抵抗素子511及び521は、フォールディング信号INT1及びINT2の同一極性の出力端子同士を接続する。すなわち、信号INT1P及びINT2Pの出力端子同士を接続するとともに、信号INT1N及びINT2Nの出力端子同士を接続する。
平均化用抵抗素子512及び522は、フォールディング信号INT2及びINT3の同一極性の出力端子同士を接続する。すなわち、信号INT2P及びINT3Pの出力端子同士を接続するとともに、信号INT2N及びINT3Nの出力端子同士を接続する。
平均化用抵抗素子513及び523は、フォールディング信号INT3及びINT4の同一極性の出力端子同士を接続する。すなわち、信号INT3P及びINT4Pの出力端子同士を接続するとともに、信号INT3N及びINT4Nの出力端子同士を接続する。
平均化用抵抗素子510及び520は、フォールディング信号INT1及びINT4の逆極性の出力端子同士を接続する。すなわち、信号INT1P及びINT4Nの出力端子同士を接続するとともに、信号INT1N及びINT4Pの出力端子同士を接続する。
前述の場合と同様に、フォールディング信号INT1〜INT4の隣接する出力端子同士を平均化用抵抗素子(511〜513及び521〜523)で接続することによって、素子ミスマッチ等に起因する補間回路11の出力のオフセット電圧をアナログ的に平均化し減少させることができる。また、平均化用抵抗素子部の両端を互い違いに繋ぐ抵抗素子510及び520によって、変換精度の低下をより効果的に抑えることができる。
比較部6Aは、コースアンプ10の出力信号CAS1と補間回路11のフォールディング信号INT1〜INT4の対をなす信号同士をそれぞれ比較し、当該比較結果に応じた5ビットの2値信号を出力する。
比較部6Aは、例えばマスターコンパレータラッチ(MCL)61〜65を有する。MCL61〜65は、クロック信号CKAに同期して出力信号CAS1及びフォールディング信号INT1〜INT4の対をなす信号同士をそれぞれ比較し、その比較結果に応じた2値信号を保持(ラッチ)する。
図9は、フォールダ回路9から比較部6Aへの信号経路の回路を説明するための図である。
フォールダ回路9において生成されるフォールディング信号(FL1,FL2)は、例えば図9に示すように電源電圧VDDに接続される定電流回路503、504の電流と合成され、MOSトランジスタ501、502のカスコード回路を介して補間回路11に入力される。
補間回路11の出力と基準電位VSSとの間には例えば電流電圧変換用の抵抗素子12が接続されており、この抵抗素子12において発生する電圧が第2平均化部5Aを介して比較部6Aに入力される。
抵抗素子12の抵抗値を「Rl」、第2平均化部5Aの平均化用抵抗素子の抵抗値を「Ra」とすると、この抵抗値の比(Ra/Rl)を概ね「0.1」に設定した場合に良好なオフセット低減効果が得られる。
図10は、MCL61〜65の構成の一例を示す図であり、差動電圧を入力するタイプのコンパレータ600を有する場合の構成例を示す。図10に示すMCLは、コンパレータ600とラッチ回路610を有する。
図10の例では、コンパレータ600の前段において、補間回路11から出力されるフォールディング信号(INT1〜INT4)の差動電流が電流電圧変換用の抵抗素子121及び122によって差動電圧に変換される。コンパレータ600は、この差動電圧の対をなす電圧同士をクロック信号CKのハイレベルの期間に比較し、その比較結果の2値信号をラッチ回路610に出力する。ラッチ回路610は、コンパレータ600から出力される比較結果の2値信号をクロック信号CKに同期してラッチする。
図10に示すコンパレータ600は、n型のMOSトランジスタ601〜605とp型のMOSトランジスタ606〜609を有する。
MOSトランジスタ601及び602は互いのソースが共通接続されており、その接続点がMOSトランジスタ603を介して基準電位VSSに接続される。
MOSトランジスタ606〜609は、そのソースが電源電圧VDDに共通接続されている。MOSトランジスタ606及び608のドレインはMOSトランジスタ604のドレインに接続される。MOSトランジスタ607及び609のドレインはMOSトランジスタ605のドレインに接続される。
MOSトランジスタ601及び602のゲート間には、補間回路11からの差動電圧が入力される。MOSトランジスタ603、606、607のゲートにはクロック信号CKが入力される。
MOSトランジスタ608及び604のゲートはMOSトランジスタ605のドレインに共通接続される。
MOSトランジスタ609及び605のゲートはMOSトランジスタ604のドレインに共通接続される。
ラッチ回路610は、MOSトランジスタ604及び605のドレイン間に発生する差動電圧をクロック信号CKに同期してラッチする。
図10に示すコンパレータ600によれば、クロック信号CKがローレベルのとき、MOSトランジスタ603がオフするとともにMOSトランジスタ606,607がオンし、MOSトランジスタ604及び605のドレインが共に電源電圧VDDへ接続される。そのため、差動入力電圧の比較動作は行われない。
クロック信号CKがローレベルからハイレベルに変化すると、MOSトランジスタ606,607がオフし、MOSトランジスタ603がオンすることにより、MOSトランジスタ601及び602のゲート間の電圧差が非常に高いゲインで増幅され、MOSトランジスタ604及び605のドレイン間に差動電圧を発生させる。
図11は、MCL61〜65の他の構成例を示す図であり、補間回路11から直接差動電流を入力するタイプのコンパレータ700を有する場合の構成例を示す。図11に示すMCLは、コンパレータ700とラッチ回路710を有する。
図11の例では、補間回路11から出力されるフォールディング信号(INT1〜INT4)の差動電流がコンパレータ700へ直接入力される。コンパレータ700は、この差動電流において対をなす電流同士をクロック信号CK1のハイレベルの期間(クロック信号CK2のローレベル期間)に比較し、その比較結果の2値信号をラッチ回路710に出力する。ラッチ回路710は、コンパレータ700から出力される比較結果の2値信号をクロック信号CK1に同期してラッチする。
図11に示すコンパレータ700は、n型のMOSトランジスタ701〜705とp型のMOSトランジスタ706〜709を有する。
MOSトランジスタ701及び702は互いのソースが基準電位VSSに接続される。MOSトランジスタ701のドレインはMOSトランジスタ704のソースに接続される。MOSトランジスタ701のゲートはMOSトランジスタ702のドレインに接続される。MOSトランジスタ702のドレインはMOSトランジスタ705のソースに接続される。MOSトランジスタ702のゲートはMOSトランジスタ701のドレインに接続される。MOSトランジスタ703は、MOSトランジスタ701及び702のドレイン間に接続される。
MOSトランジスタ706〜709は、そのソースが電源電圧VDDに共通接続されている。MOSトランジスタ706及び708のドレインはMOSトランジスタ704のドレインに接続される。MOSトランジスタ707及び709のドレインはMOSトランジスタ705のドレインに接続される。
MOSトランジスタ701及び702のドレイン間には、補間回路11からの差動電流が入力される。MOSトランジスタ704〜707のゲートにはクロック信号CK1が入力される。MOSトランジスタ703のゲートにはクロック信号CK2が入力される。
MOSトランジスタ708のゲートはMOSトランジスタ705のドレインに接続される。MOSトランジスタ709のゲートはMOSトランジスタ704のドレインに接続される。
ラッチ回路710は、MOSトランジスタ704及び705のドレイン間に発生する差動電圧をクロック信号CK1に同期してラッチする。
コンパレータ700は、ハイの期間が互いに重ならないように制御された2系統のクロック信号CK1、CK2を受けて動作する。まず、クロック信号CK2がハイの期間ではリセット状態となる。すなわち、補間回路11からの差動電流の入力IIP及びIINがMOSトランジスタ703により短絡され、この入力部から電源側の経路はMOSトランジスタ704及び705により切り離される。このとき、ラッチ回路710と接続されるコンパレータ700の出力端子(P1,P2)はMOSトランジスタ706及び707によって電源電圧VDDに接続される。次に、CK1がハイの期間において、MOSトランジスタ704及び705がオン、MOSトランジスタ703,706,707がオフの状態となり、入力IIP及びIINから入力される差動電流が増幅される。すなわち、入力IIP及びIINに入力される電流の差を増幅するように正帰還がかかり、比較結果が差動電圧として出力端子(P1,P2)より出力される。
クロック信号CK2がハイレベルになるリセット期間において、入力IIPおよびIINから見たコンパレータ700の入力インピーダンスは「1/(2・gm)」と表せる。ここで、「gm」はMOSトランジスタ701、702の電圧電流増幅率を示す。この入力インピーダンスと、第2平均化部5Aの平均化用抵抗素子の抵抗値Raとの比が概ね「0.1」となるようにすれば、先に説明した良好なオフセット低減効果を得ることができる。
なお、平均化抵抗素子は受動素子ではなくともよく、トランジスタ等の能動素子で置き換えても、同様の効果を奏することが可能である。
再び、図6の説明に戻る。
第3平均化部7Aは、比較部6AのMCL61〜64から出力される2値信号のそれぞれに対して、他の2つの2値信号との多数決論理演算による平均化処理を行う。
第3平均化部7Aは、図6の例において、4つの多数決論理回路71〜74を有する。多数決論理回路71は、MCL61及び62から出力される2つの2値信号(MCL61から出力される2値信号を2つの信号とみなす)についての多数決論理演算を行う。多数決論理回路72は、MCL61〜63から出力される3つの2値信号についての多数決論理演算を行う。多数決論理回路73は、MCL62〜64から出力される3つの2値信号についての多数決論理演算を行う。多数決論理回路74は、MCL63及び64から出力される2つの2値信号(MCL64から出力される2値信号を2つの信号とみなす)についての多数決論理演算を行う。
エンコード部8は、第3平均化部7Aにおいて多数決論理による平均化処理がなされた4ビットの2値信号と、比較部6AのMCL65から出力される2値信号を3ビットのデジタル信号に変換する。
上述した構成を有する本実施形態に係るアナログ/デジタル変換回路においても、第1の実施形態と同様に、第1平均化部3A、第2平均化部5A及び第3平均化部7Aによる3段の平均化用の回路によってオフセットを効果的に低減できるため、小面積化と低消費電力化を図ることができる。
また、フォールダ回路9と補間回路11によってコンパレータ等の回路素子数を大幅に削減できるため、より効果的に回路面積と消費電力を削減することができる。
以上、本発明の実施形態の幾つかの例を説明したが、本発明は上記の形態のみに限定されるものではなく、種々の改変が可能である。
図3に示す増幅回路の例では、トランジスタの素子定数や定電流回路の電流値を製造時に調節することによって平均化に好適なインピーダンス比(Ra/Ro=0.1)を実現可能であるが、このインピーダンス比の調節用回路を別途設けてもよい。
図12はその例を示す図であり、インピーダンス比(Ra/Ro)に応じた検出信号を出力する検出回路112と、その検出信号に応じて定電流回路110,111に流れる電流を制御する制御回路113が増幅回路内に設けられている。
上述の実施形態では3ビットの変換器の例を説明したが、この構成に限定されるものではなく4ビット以上の変換器にも本発明は適用可能である。
上述の実施形態では、補間回路11において電流の合成により信号の補間を行う例を挙げているが、これに限らず、抵抗による分圧などによって電圧により信号の補間を行ってもよい。
本発明の第1の実施形態に係る3ビットのアナログ/デジタル変換回路の構成の一例を示す図である。 第1平均化部のアベレージング作用によって第1増幅部のオフセットが低減することを説明するための図である。 第1増幅部において差動信号の増幅を行う増幅回路の構成の一例を示す図である。 図3に示す増幅回路から出力段のソースフォロワ回路を省略した場合を示す図である。 第3平均化部の多数決論理回路の構成例を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係る3ビットのアナログ/デジタル変換回路の構成の一例を示す図である。 補間回路の構成の一例を示す図である。 図7に示す補間回路の入出力信号とコースアンプの出力信号の波形の一例を示す図である。 フォールダ回路から比較部への信号経路の回路を説明するための図である。 マスタコンパレータラッチ(MCL)の構成の一例を示す図である。 マスタコンパレータラッチ(MCL)の他の構成例を示す図である。 増幅回路内にインピーダンス比の制御回路を設ける例を示す図である。 一般的な並列型アナログ/デジタル変換回路の構成例を示す図である。
符号の説明
2,2A…第1増幅部、3,3A…第1平均化部、4,4A…第2増幅部、5,5A…第2平均化部、6,6A…比較部、7,7A…第3平均化部、8…エンコード部、9…フォールダ回路、10…コースアンプ、11…補間回路

Claims (12)

  1. 入力されるアナログ信号をデジタル信号に変換するアナログ/デジタル変換回路であって、
    前記アナログ信号と複数の基準信号とのレベル差をそれぞれ増幅し、当該増幅結果に応じた複数の差動信号を出力する第1増幅部と、
    前記第1増幅部から出力される複数の差動信号をそれぞれ増幅し、当該増幅結果に応じた複数の差動信号を出力する第2増幅部と、
    前記第2増幅部から出力される複数の差動信号の対をなす信号同士をそれぞれ比較し、当該比較結果に応じた複数の2値信号を出力する比較部と、
    前記第1増幅部の出力端子間を接続する複数の平均化用抵抗素子を含んだ第1平均化部と、
    前記第2増幅部の出力端子間を接続する複数の平均化用抵抗素子を含んだ第2平均化部と、
    前記比較部から出力される複数の2値信号のそれぞれに対して、他の所定数の2値信号との多数決論理演算による平均化処理を行う第3平均化部と
    を具備するアナログ/デジタル変換回路。
  2. 前記第1増幅部及び前記第2増幅部の少なくとも一方は、
    入力される差動信号を増幅する差動増幅回路と、
    前記差動増幅回路から出力される差動信号を入力し、当該入力の差動信号の電圧差に応じた差動電圧を前記出力端子へ出力する電圧フォロワ回路と
    を有する、
    請求項1に記載のアナログ/デジタル変換回路。
  3. 前記電圧フォロワ回路の出力インピーダンスと、前記出力端子を介して当該電圧フォロワ回路に接続される前記抵抗素子の抵抗値とのインピーダンス比が所定の値を有する
    請求項2に記載のアナログ/デジタル変換回路。
  4. 前記電圧フォロワ回路は、
    前記差動増幅回路から出力される差動信号の対をなす信号の一方を制御信号として入力する第1トランジスタと、
    前記差動増幅回路から出力される差動信号の対をなす信号の他方を制御信号として入力する第2トランジスタと、
    前記第1トランジスタに接続される第1定電流回路と、
    前記第2トランジスタに接続される第2定電流回路と
    を有しており、前記第1トランジスタ及び前記第1定電流回路の接続点に発生する電圧と前記第2トランジスタ及び前記第2定電流回路の接続点に発生する電圧との差を差動電圧として前記出力端子へ出力し、
    前記第1定電流回路及び前記第2定電流回路は、前記インピーダンス比が前記所定の値を有するように調整された一定の電流を発生する
    請求項3に記載のアナログ/デジタル変換回路。
  5. 前記インピーダンス比に応じた検出信号を出力する検出回路と、
    前記検出信号に応じて前記第1定電流回路及び前記第2定電流回路に流れる電流を制御する制御回路と
    を有する請求項4に記載のアナログ/デジタル変換回路。
  6. 前記第2増幅回路は、
    前記デジタル信号の所定の上位ビットに係わる前記第1増幅部の少なくとも1つの差動信号を増幅する第1差動増幅回路と、
    前記第1増幅部から出力される複数の差動信号の少なくとも一部を増幅する複数の第2差動増幅回路を含み、当該複数の第2差動増幅回路から出力される差動信号を所定の組み合わせで合成することにより、差動信号の極性反転を生じるときの前記アナログ信号のレベルがそれぞれ異なる複数のフォールディング信号を生成するフォールダ回路と、
    前記フォールダ回路が生成した複数のフォールディング信号に基づいて、差動信号の極性反転を生じるときの前記アナログ信号のレベルが当該複数のフォールディング信号の何れとも異なる少なくとも1つの補間フォールディング信号を生成する補間回路と
    を有し、
    前記比較部は、前記第1差動増幅回路から出力される差動信号、前記複数のフォールディング信号、及び前記補間フォールディング信号の対をなす信号同士をそれぞれ比較し、当該比較結果に応じた複数の2値信号を出力する、
    請求項1に記載のアナログ/デジタル変換回路。
  7. 前記フォールダ回路は、前記複数のフォールディング信号をそれぞれ差動電流として生成し、
    前記補間回路は、前記フォールダ回路において差動電流として生成された複数のフォールディング信号にそれぞれ所定の重みを与えて合成することにより、前記補間フォールディング信号を差動電流として生成する、
    請求項6に記載のアナログ/デジタル変換回路。
  8. 前記比較部は、差動電流として生成された前記補間フォールディング信号の対をなす電流の差を比較し、当該比較結果に応じた2値信号を出力する、
    請求項7に記載のアナログ/デジタル変換回路。
  9. 差動電流として生成された前記補間フォールディング信号を差動電圧に変換する電流電圧変換回路を有し、
    前記比較部は、前記電流電圧変換回路において変換された差動電圧の対をなす電圧の差を比較し、当該比較結果に応じた2値信号を出力する、
    請求項7に記載のアナログ/デジタル変換回路。
  10. 前記補間回路は、差動信号の極性反転を生じるときの前記アナログ信号のレベルが前記複数のフォールディング信号とそれぞれ等しい複数の合成フォールディング信号を生成し、
    前記比較部は、前記複数のフォールディング信号として前記複数の合成フォールディング信号を入力し、これに応じた2値信号を出力する、
    請求項6に記載のアナログ/デジタル変換回路。
  11. 前記第1平均化部の平均化用抵抗素子は、前記第1増幅部の複数の出力端子をその出力の差動信号に極性反転を生じさせる前記アナログ信号のレベルに応じて順序付けた場合の当該順序において、隣接する出力端子同士を接続し、
    前記第2平均化部の平均化用抵抗素子は、前記第2増幅部の複数の出力端子をその出力の差動信号に極性反転を生じさせる前記アナログ信号のレベルに応じて順序付けた場合の当該順序において、隣接する出力端子同士を接続する、
    請求項1に記載のアナログ/デジタル変換回路。
  12. 前記第3平均化部は、前記比較部の複数の2値信号をその論理反転を生じさせる前記アナログ信号のレベルに応じて順序付けた場合の当該順序において、隣接する所定数の2値信号の組ごとに多数決論理を演算する、
    請求項1に記載のアナログ/デジタル変換回路。
JP2006006134A 2006-01-13 2006-01-13 アナログ/デジタル変換回路 Expired - Fee Related JP4702066B2 (ja)

Priority Applications (7)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006006134A JP4702066B2 (ja) 2006-01-13 2006-01-13 アナログ/デジタル変換回路
TW095149379A TW200733571A (en) 2006-01-13 2006-12-28 Analog-to-digital conversion circuit
US11/648,544 US7405691B2 (en) 2006-01-13 2007-01-03 Analog-to-digital conversion circuit
KR1020070001491A KR20070076429A (ko) 2006-01-13 2007-01-05 아날로그/디지털 변환회로
DE602007002205T DE602007002205D1 (de) 2006-01-13 2007-01-11 Analog/digital Wandler
EP07100412A EP1811671B1 (en) 2006-01-13 2007-01-11 Analog-to-digital conversion circuit
CN2007100020062A CN101001084B (zh) 2006-01-13 2007-01-15 模数转换电路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006006134A JP4702066B2 (ja) 2006-01-13 2006-01-13 アナログ/デジタル変換回路

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007189519A true JP2007189519A (ja) 2007-07-26
JP4702066B2 JP4702066B2 (ja) 2011-06-15

Family

ID=37806088

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006006134A Expired - Fee Related JP4702066B2 (ja) 2006-01-13 2006-01-13 アナログ/デジタル変換回路

Country Status (7)

Country Link
US (1) US7405691B2 (ja)
EP (1) EP1811671B1 (ja)
JP (1) JP4702066B2 (ja)
KR (1) KR20070076429A (ja)
CN (1) CN101001084B (ja)
DE (1) DE602007002205D1 (ja)
TW (1) TW200733571A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008300939A (ja) * 2007-05-29 2008-12-11 Renesas Technology Corp A/d変換器
KR100877695B1 (ko) 2007-03-23 2009-01-09 인하대학교 산학협력단 주파수 특성 향상을 위한 가변 특성의 평준화 저항 회로
JP2010124449A (ja) * 2008-10-21 2010-06-03 Renesas Electronics Corp アナログデジタル変換回路
JP2013090298A (ja) * 2011-10-21 2013-05-13 Fujitsu Ltd 半導体集積回路、閾値設定方法、及び通信装置
JP2017055232A (ja) * 2015-09-09 2017-03-16 ラピスセミコンダクタ株式会社 半導体装置

Families Citing this family (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4788532B2 (ja) * 2006-09-04 2011-10-05 ソニー株式会社 フォールディング回路およびアナログ−デジタル変換器
US7817073B2 (en) * 2007-06-15 2010-10-19 Micron Technology, Inc. Integrators for delta-sigma modulators
CN101640538A (zh) * 2008-08-01 2010-02-03 扬智科技股份有限公司 模拟数字转换器
KR101584785B1 (ko) * 2009-01-21 2016-01-13 삼성전자주식회사 아날로그-디지털 컨버터 및 이를 포함하는 전자 시스템
JP2010258577A (ja) * 2009-04-22 2010-11-11 Renesas Electronics Corp 補間型a/d変換器
JP5257219B2 (ja) * 2009-04-23 2013-08-07 ソニー株式会社 Ad変換器
US8183903B2 (en) * 2009-12-03 2012-05-22 Semtech Corporation Signal interpolation methods and circuits
KR101199574B1 (ko) * 2010-11-02 2012-11-12 한국과학기술원 아날로그 디지털 변환기
CN102035528B (zh) * 2010-11-30 2012-10-03 四川和芯微电子股份有限公司 高速动态比较锁存器
CN102594268B (zh) * 2012-03-16 2015-06-17 中国科学院微电子研究所 折叠信号放大器
US8975949B2 (en) * 2013-03-14 2015-03-10 Samsung Electronics Co., Ltd. Integrated clock gater (ICG) using clock cascode complimentary switch logic
CN105356880B (zh) * 2015-11-23 2018-07-06 南阳理工学院 一路模数采集通道采集双路传感器数据的电路
US9722623B1 (en) * 2016-12-19 2017-08-01 Stmicroelectronics International N.V. Analog-to-digital converter with dynamic element matching
CN109980926B (zh) * 2019-04-30 2024-05-14 苏州易美新思新能源科技有限公司 一种多通道串联电源
JP2021150806A (ja) * 2020-03-19 2021-09-27 キオクシア株式会社 半導体集積回路及び受信装置

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5818380A (en) * 1994-09-14 1998-10-06 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Analog-digital converter capable of reducing a conversation error of an output signal
US6822600B1 (en) * 2004-02-13 2004-11-23 National Semiconductor Corporation Amplifier array termination

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3522445A (en) * 1966-08-24 1970-08-04 Bunker Ramo Threshold and majority gate elements and logical arrangements thereof
US5029305A (en) * 1988-12-21 1991-07-02 Texas Instruments Incorporated Method and apparatus for error correction in thermometer code arrays
US6407692B1 (en) * 1997-01-22 2002-06-18 Broadcom Corporation Analog to digital converter
JP3450649B2 (ja) * 1997-06-04 2003-09-29 株式会社東芝 アナログ/デジタル変換装置
US6091353A (en) * 1998-07-15 2000-07-18 International Business Machines Corporation Bias circuit for flash analog to digital converter circuits
JP4144086B2 (ja) 1998-12-14 2008-09-03 ソニー株式会社 アナログ/ディジタル変換装置
CN1285174C (zh) * 2001-06-18 2006-11-15 三洋电机株式会社 模-数转换电路
WO2006000987A1 (en) 2004-06-24 2006-01-05 Koninklijke Philips Electronics N.V. Device for converting analog signals to digital signals with non-uniform accuracy

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5818380A (en) * 1994-09-14 1998-10-06 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Analog-digital converter capable of reducing a conversation error of an output signal
US6822600B1 (en) * 2004-02-13 2004-11-23 National Semiconductor Corporation Amplifier array termination

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100877695B1 (ko) 2007-03-23 2009-01-09 인하대학교 산학협력단 주파수 특성 향상을 위한 가변 특성의 평준화 저항 회로
JP2008300939A (ja) * 2007-05-29 2008-12-11 Renesas Technology Corp A/d変換器
JP2010124449A (ja) * 2008-10-21 2010-06-03 Renesas Electronics Corp アナログデジタル変換回路
JP2013090298A (ja) * 2011-10-21 2013-05-13 Fujitsu Ltd 半導体集積回路、閾値設定方法、及び通信装置
JP2017055232A (ja) * 2015-09-09 2017-03-16 ラピスセミコンダクタ株式会社 半導体装置

Also Published As

Publication number Publication date
EP1811671A1 (en) 2007-07-25
EP1811671B1 (en) 2009-09-02
TW200733571A (en) 2007-09-01
KR20070076429A (ko) 2007-07-24
JP4702066B2 (ja) 2011-06-15
US20070188366A1 (en) 2007-08-16
CN101001084B (zh) 2010-06-23
US7405691B2 (en) 2008-07-29
CN101001084A (zh) 2007-07-18
TWI339023B (ja) 2011-03-11
DE602007002205D1 (de) 2009-10-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4702066B2 (ja) アナログ/デジタル変換回路
JP4349445B2 (ja) フラッシュ型ad変換器
JP2002271201A (ja) A/d変換器
US7403149B2 (en) Folding and interpolating analog-to-digital converter and method of converting analog signal to digital signal
JPH08321777A (ja) パイプライン型a/dコンバータ
JP2003158434A (ja) 擬似差動増幅回路及び擬似差動増幅回路を使用したa/d変換器
WO2011021260A1 (ja) パイプライン型ad変換器およびその出力補正方法
US7095352B2 (en) Analog-to-digital converter including a plurality of amplifier circuits
JP4788532B2 (ja) フォールディング回路およびアナログ−デジタル変換器
JP2012244521A (ja) 比較器及びad変換器
JP3904495B2 (ja) A/d変換器
JP2011166278A (ja) 差動増幅回路、2段増幅回路およびそれらを用いたa/d変換回路
JP5973893B2 (ja) サブレンジング型a/d変換器
KR101122734B1 (ko) 캐패시터의 직렬연결을 이용한 멀티플라잉 디지털 아날로그 변환기와 이를 포함하는 파이프라인 아날로그 디지털 변환기
JP4382130B2 (ja) A/d変換器
JP2002325038A (ja) 半導体集積回路
JP4026710B2 (ja) フラッシュ型a/d変換器
US20100277357A1 (en) Analog-to-digital converter
US20230040581A1 (en) Analog to digital converter
JP2003188727A (ja) アナログ−デジタル変換回路
JP2006262001A (ja) Ad変換器
JP2005260723A (ja) アナログデジタル変換器
JP2005252498A (ja) アナログデジタル変換器
WO2011024337A1 (ja) デジタル-アナログ変換器およびデルタシグマ型デジタル-アナログ変換装置
JP2005252497A (ja) アナログデジタル変換器

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080911

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101130

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110119

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110208

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110221

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees