JP2006243071A - 画像形成装置および現像カートリッジ - Google Patents

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Abstract

【課題】 現像カートリッジに関する複数の情報を判断することのできる画像形成装置、および、その画像形成装置に着脱自在に装着される現像カートリッジを提供すること。
【解決手段】 現像カートリッジ32の検出ギア85に、当接突起94を、最大画像形成枚数に対応させて上側または下側に選択的に設ける。また、本体ケーシング2に、当接突起94と上側において当接する第1アクチュエータ102および第1アクチュエータ102の当接を検出する第1スイッチ100と、当接突起94と下側において当接する第2アクチュエータ103および第2アクチュエータ103の当接を検出する第2スイッチ101とを設ける。そして、現像カートリッジ32が本体ケーシング2に装着されたときに、第1スイッチ100および第2スイッチ101のオンの有無をCPU99に入力させて、CPU99において、現像カートリッジ32の新品と最大画像形成枚数とを判断する。
【選択図】 図3

Description

本発明は、レーザプリンタなどの画像形成装置、および、その画像形成装置に着脱自在に備えられる現像カートリッジに関する。
従来より、レーザプリンタには、トナーが収容されている現像カートリッジが着脱自在に装着されている。このようなレーザプリンタでは、装着された現像カートリッジが新品であるか否かを検出して、その新品検出時から現像カートリッジの寿命を判断するための、新品検出手段を備えている。
たとえば、現像装置に、凹部および突部が形成されたセクターギアを設けて、新品の現像装置を電子写真用画像形成装置本体へ搭載したときには、セクターギアに形成されている突起が新品側検出センサに入り込んで新品側検出センサをONし、現像装置搭載後、アイドラギアの駆動が開始されると、セクターギアも回転して、新品側検出センサから旧品側検出センサへと突起が移動して、その突起が旧品側検出センサに入り込んで旧品側検出センサをONし、これと同時にアイドラギアがセクターギアの凹部に到達して、セクターギアの回転が停止されるものが提案されている(たとえば、特許文献1参照。)。
特開2000−221781号公報
しかし、現像カートリッジの交換においては、収容されているトナーの量に対応して価格帯が異なる複数の現像カートリッジのなかから、使用頻度とコストとを勘案して、最適の現像カートリッジを選択したいというユーザからの要望がある。
この要望に応えるため、収容されているトナーの量が異なる現像カートリッジを用意した場合、収容されているトナーの量によって攪拌具合が異なり、トナーの劣化速度も異なる。
このような場合においては、たとえ新品であることを検出しても、収容されているトナーの量が現像カートリッジによって異なると、その新品検出時からの現像カートリッジの寿命が異なってしまうため、寿命の正確な判断ができず、そのため、少ない量のトナーが収容されている現像カートリッジでは、実際に寿命が到来しても寿命とは判断されず、画像の劣化を生じる場合がある。
本発明の目的は、現像カートリッジに関する複数の情報を判断することのできる画像形成装置、および、その画像形成装置に着脱自在に装着される現像カートリッジを提供することにある。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、画像形成装置本体と、前記画像形成装置本体に対して着脱可能であり、現像剤が収容される現像カートリッジと、前記画像形成装置本体に備えられた駆動手段と、前記現像カートリッジに備えられ、前記現像カートリッジが前記画像形成装置本体に装着されたときに、前記駆動手段により駆動可能となる駆動部材と、前記駆動部材の駆動とともに移動開始位置から移動終了位置まで不可逆的に移動可能であり、前記移動開始位置として、互いに異なる第1の位置、第2の位置およびそれらの両方の位置のいずれかの位置に、選択的に設けられる移動部材と、前記現像カートリッジが前記画像形成装置本体に装着されたときに、前記第1の位置に設けられる移動部材を検出する第1検出手段と、前記現像カートリッジが前記画像形成装置本体に装着されたときに、前記第2の位置に設けられる移動部材を検出する第2検出手段と、前記第1検出手段および前記第2検出手段の少なくともいずれか一方による前記移動部材の検出の有無に基づいて、前記現像カートリッジに関する情報を判断する情報判断手段とを備えていることを特徴としている。
このような構成によると、現像カートリッジにおいて、移動部材が、第1の位置、第2の位置およびそれらの両方の位置のいずれかの位置に選択的に設けられているので、現像カートリッジが画像形成装置本体に装着されたときに、第1検出手段および第2検出手段の少なくともいずれか一方によって、第1の位置、第2の位置またはそれらの両方の位置における移動部材の有無の検出により、情報判断手段は、現像カートリッジに関する複数の情報を判断することができる。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記移動部材は、前記第1の位置に設けられたときと、前記第2の位置に設けられたときとでは、移動開始位置から移動終了位置まで、互いに反対方向に移動することを特徴としている。
このような構成によると、移動部材は、第1の位置に設けられたときと、第2の位置に設けられたときとでは、移動開始位置から移動終了位置まで互いに反対方向に移動する。そのため、第1検出手段および第2検出手段での誤検出を防止することができる。
また、請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の発明において、前記駆動部材は、前記駆動手段からの駆動力が伝達される歯部と、前記駆動手段からの駆動力が伝達されない欠け歯部とが形成された欠け歯ギアであることを特徴としている。
このような構成によると、歯部において、駆動手段からの駆動力が伝達されている間は、駆動部材は回転駆動する一方、欠け歯部において、駆動手段からの駆動力が伝達されないようになると、駆動部材の回転駆動が停止される。そのため、駆動部材を、駆動開始から駆動停止までの所定の駆動量で確実に駆動させることができる。その結果、移動部材を駆動部材の駆動とともに、移動開始位置から移動終了位置まで不可逆的かつ確実に移動させることができる。
また、請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の発明において、前記第1の位置および前記第2の位置に設けられる移動部材は、前記欠け歯ギアに配置されることを特徴としている。
このような構成によると、移動部材が欠け歯ギアに設けられるので、駆動部材の駆動とともに移動部材をより確実に移動させることができる。
また、請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の発明において、前記現像カートリッジは、前記現像カートリッジが前記画像形成装置本体に装着されたときに、前記駆動手段からの駆動力が伝達されるように前記駆動手段に連結され、複数のギアを備え、複数の前記ギアのうち少なくとも1つのギアが前記欠け歯ギアと噛合する駆動力伝達手段を備え、前記駆動力伝達手段は、前記駆動手段から前記移動部材が第1の位置に設けられているときの前記欠け歯ギアまでの前記ギアの枚数と、前記駆動手段から前記移動部材が第2の位置に設けられているときの前記欠け歯ギアまでの前記ギアの枚数との差が、奇数となるように、前記ギアを備えていることを特徴としている。
このような構成によると、駆動力伝達手段が、駆動手段から移動部材が第1の位置に設けられているときの欠け歯ギアまでのギアの枚数と、駆動手段から移動部材が第2の位置に設けられているときの欠け歯ギアまでのギアの枚数との差が、奇数となるように、ギアを備えている。そのため、移動部材が第1の位置に設けられているときと、移動部材が第2の位置に設けられているときとで、駆動部材を確実に互いに反転駆動することができる。その結果、第1の位置に設けられたときと、第2の位置に設けられたときとで、移動部材を確実に互いに反対方向に移動させることができる。
また、請求項6に記載の発明は、請求項3ないし5のいずれかに記載の発明において、前記現像カートリッジは、前記欠け歯ギアの回転中心に設けられる回転軸を備え、前記第1の位置から前記回転軸までの第1距離と、前記第2の位置から前記回転軸までの第2距離とが、実質的に同一となるように、前記移動部材が、前記第1の位置、前記第2の位置およびそれらの両方の位置のいずれかの位置に、選択的に設けられることを特徴としている。
このような構成によると、第1の位置から回転軸までの第1距離と、第2の位置から回転軸までの第2距離とが、実質的に同一であるので、第1の位置、第2の位置およびそれらの両方の位置のいずれかの位置に選択的に設けられる移動部材の、移動軌跡を連続させることができる。そのため、装置設計の簡便化を図ることができる。
また、請求項7に記載の発明は、請求項3ないし6のいずれかに記載の発明において、前記現像カートリッジは、前記欠け歯ギアの回転中心に設けられる回転軸を備え、前記第1の位置と前記回転軸とを結ぶ線分と、前記第2の位置と前記回転軸とを結ぶ線分とが、鈍角で交わるように、前記移動部材が、前記第1の位置、前記第2の位置およびそれらの両方の位置のいずれかの位置に、選択的に設けられることを特徴としている。
このような構成によると、第1の位置と第2の位置との間隔を拡げることができる。そのため、第1検出手段および第2検出手段での誤検出を防止することができる。
また、請求項8に記載の発明は、請求項3ないし7のいずれかに記載の発明において、前記現像カートリッジは、前記欠け歯ギアの回転中心に設けられる回転軸を備え、前記第1の位置と前記第2の位置とは、前記回転軸を挟んで対向配置されるように、前記移動部材が、前記第1の位置、前記第2の位置およびそれらの両方の位置のいずれかの位置に、選択的に設けられることを特徴としている。
このような構成によると、第1の位置と第2の位置とが、回転軸を挟んで対向配置されるので、より一層、第1検出手段および第2検出手段での誤検出を防止することができる。
また、請求項9に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記移動部材は、前記第1の位置に設けられたときと、前記第2の位置に設けられたときとでは、移動開始位置から移動終了位置まで、同一方向に移動することを特徴としている。
このような構成によると、移動部材は、第1の位置に設けられたときと、第2の位置に設けられたときとでは、移動開始位置から移動終了位置まで同一方向に移動する。そのため、装置構成を簡略化することができる。
また、請求項10に記載の発明は、請求項9に記載の発明において、前記駆動部材は、前記駆動手段からの駆動力が伝達される歯部と、前記駆動手段からの駆動力が伝達されない欠け歯部とが形成された欠け歯ギアであることを特徴としている。
このような構成によると、歯部において、駆動手段からの駆動力が伝達されている間は、駆動部材は回転駆動する一方、欠け歯部において、駆動手段からの駆動力が伝達されないようになると、駆動部材の回転駆動が停止される。そのため、駆動部材を、駆動開始から駆動停止までの所定の駆動量で確実に駆動させることができる。その結果、移動部材を駆動部材の駆動とともに、移動開始位置から移動終了位置まで不可逆的かつ確実に移動させることができる。
また、請求項11に記載の発明は、請求項10に記載の発明において、前記第1の位置および前記第2の位置に設けられる移動部材は、前記欠け歯ギアに配置されることを特徴としている。
このような構成によると、移動部材が欠け歯ギアに設けられるので、駆動部材の駆動とともに移動部材をより確実に移動させることができる。
また、請求項12に記載の発明は、請求項9ないし11のいずれかに記載の発明において、前記現像カートリッジは、前記欠け歯ギアの回転中心に設けられる回転軸を備え、前記第1の位置から前記回転軸までの第1距離と、前記第2の位置から前記回転軸までの第2距離とが、実質的に同一となるように、前記移動部材が、前記第1の位置、前記第2の位置およびそれらの両方の位置のいずれかの位置に、選択的に設けられることを特徴としている。
このような構成によると、第1の位置から回転軸までの第1距離と、第2の位置から回転軸までの第2距離とが、実質的に同一であるので、第1の位置、第2の位置およびそれらの両方の位置のいずれかの位置に選択的に設けられる移動部材の、移動軌跡を連続させることができる。そのため、装置設計の簡便化を図ることができる。
また、請求項13に記載の発明は、請求項9ないし12のいずれかに記載の発明において、前記現像カートリッジは、前記欠け歯ギアの回転中心に設けられる回転軸を備え、前記第1の位置と前記回転軸とを結ぶ線分と、前記第2の位置と前記回転軸とを結ぶ線分とが、鋭角で交わるように、前記移動部材が、前記第1の位置、前記第2の位置およびそれらの両方の位置のいずれかの位置に、選択的に設けられることを特徴としている。
このような構成によると、第1の位置と第2の位置との間隔を狭くすることができる。そのため、第1検出手段および第2検出手段での検出動作の容易化を図ることができる。
また、請求項14に記載の発明は、請求項9ないし13のいずれかに記載の発明において、前記現像カートリッジは、前記欠け歯ギアの回転中心に設けられる回転軸を備え、前記第1の位置から前記回転軸までの第1距離よりも、前記第2の位置から前記回転軸までの第2距離が、短くなるように、前記移動部材が、前記第1の位置、前記第2の位置およびそれらの両方の位置のいずれかの位置に、選択的に設けられることを特徴としている。
このような構成によると、第1の位置から回転軸までの第1距離よりも、第2の位置から回転軸までの第2距離が短くなるように、移動部材が設けられる。そのため、現像カートリッジの小型化を図ることができる。
また、請求項15に記載の発明は、請求項14に記載の発明において、前記現像カートリッジは、前記欠け歯ギアの回転中心に設けられる回転軸を備え、前記回転軸と前記第1の位置との間に、前記第2の位置が配置されるように、前記移動部材が、前記第1の位置、前記第2の位置およびそれらの両方の位置のいずれかの位置に、選択的に設けられることを特徴としている。
このような構成によると、回転軸と第1の位置との間に、第2の位置が配置されるように、移動部材が設けられる。そのため、移動部材の配置の容易化を図ることができながら、現像カートリッジの小型化を図ることができる。
また、請求項16に記載の発明は、請求項1ないし15のいずれかに記載の発明において、前記第1の位置、前記第2の位置およびそれらの両方の位置のいずれかの位置に、選択的に設けられる移動部材の配置が、前記現像カートリッジに関する情報に対応しており、前記情報判断手段は、前記第1検出手段および前記第2検出手段の少なくともいずれか一方による前記移動部材の検出の有無に基づいて、前記現像カートリッジに関する情報を判断することを特徴としている。
このような構成によると、第1の位置、第2の位置およびそれらの両方の位置のいずれかの位置に選択的に配置された移動部材を、第1検出手段および第2検出手段の少なくともいずれか一方により検出し、その検出の有無に基づいて、情報判断手段が現像カートリッジに関する情報を判断する。そのため、情報判断手段により、簡易かつ確実に現像カートリッジに関する複数の情報を判断することができる。
また、請求項17に記載の発明は、請求項1ないし16のいずれかに記載の発明において、前記現像カートリッジに関する情報は、前記現像カートリッジが新品であるか否かの情報であることを特徴としている。
このような構成によると、情報判断手段では、現像カートリッジが新品であるか否かを、簡易かつ確実に判断することができる。そのため、新品検出時からの現像カートリッジの寿命を判断することができる。
また、請求項18に記載の発明は、請求項1ないし17のいずれかに記載の発明において、前記現像カートリッジに関する情報は、前記現像カートリッジに収容されている現像剤によって画像形成が可能な記録媒体の最大枚数に関する情報であることを特徴としている。
このような構成によると、情報判断手段では、現像カートリッジに収容されている現像剤によって画像形成が可能な記録媒体の最大枚数を、簡易かつ確実に判断することができる。その結果、現像カートリッジにおいて、現像剤の量が異なっていても、寿命を正確に判断して、的確に現像カートリッジを交換することができる。
請求項19に記載の発明は、画像形成装置本体に対して着脱可能であり、現像剤が収容される現像カートリッジにおいて、前記現像カートリッジが前記画像形成装置本体に装着されたときに、前記画像形成装置本体に備えられた駆動手段により駆動可能となる駆動部材と、前記駆動部材の駆動とともに移動開始位置から移動終了位置まで不可逆的に移動可能であり、前記移動開始位置として、互いに異なる第1の位置、第2の位置およびそれらの両方の位置のいずれかの位置に選択的に設けられ、前記現像カートリッジが前記画像形成装置本体に装着されたときに、前記第1の位置に設けられたときに第1検出手段によって検出され、前記第2の位置に設けられたときに第2検出手段によって検出される移動部材とを備えていることを特徴としている。
このような構成によると、現像カートリッジにおいて、移動部材が、第1の位置、第2の位置およびそれらの両方の位置のいずれかの位置に選択的に設けられているので、現像カートリッジが画像形成装置本体に装着されたときに、第1検出手段および第2検出手段の少なくともいずれか一方によって、第1の位置、第2の位置またはそれらの両方の位置における移動部材の有無の検出により、現像カートリッジに関する複数の情報を判断することができる。
また、請求項20に記載の発明は、請求項19に記載の発明において、前記移動部材は、前記第1の位置に設けられたときと、前記第2の位置に設けられたときとでは、前記現像カートリッジが前記画像形成装置本体に装着されたときに、移動開始位置から移動終了位置まで、互いに反対方向に移動することを特徴としている。
このような構成によると、移動部材は、第1の位置に設けられたときと、第2の位置に設けられたときとでは、現像カートリッジが画像形成装置本体に装着されたときに、移動開始位置から移動終了位置まで互いに反対方向に移動する。そのため、第1検出手段および第2検出手段での誤検出を防止することができる。
また、請求項21に記載の発明は、請求項20に記載の発明において、前記駆動部材は、前記駆動手段からの駆動力が伝達される歯部と、前記駆動手段からの駆動力が伝達されない欠け歯部とが形成された欠け歯ギアであることを特徴としている。
このような構成によると、現像カートリッジが画像形成装置本体に装着されたときに、歯部において、駆動手段からの駆動力が伝達されている間は、駆動部材は回転駆動する一方、欠け歯部において、駆動手段からの駆動力が伝達されないようになると、駆動部材の回転駆動が停止される。そのため、現像カートリッジが画像形成装置本体に装着されたときに、駆動部材を、駆動開始から駆動停止までの所定の駆動量で確実に駆動させることができる。その結果、現像カートリッジが画像形成装置本体に装着されたときに、移動部材を駆動部材の駆動とともに、移動開始位置から移動終了位置まで不可逆的かつ確実に移動させることができる。
また、請求項22に記載の発明は、請求項21に記載の発明において、前記第1の位置および前記第2の位置に設けられる移動部材は、前記欠け歯ギアに配置されることを特徴としている。
このような構成によると、移動部材が欠け歯ギアに設けられるので、現像カートリッジが画像形成装置本体に装着されたときに、駆動部材の駆動とともに移動部材をより確実に移動させることができる。
また、請求項23に記載の発明は、請求項21または22に記載の発明において、前記現像カートリッジが前記画像形成装置本体に装着されたときに、前記駆動手段からの駆動力が伝達されるように前記駆動手段に連結され、複数のギアを備え、複数の前記ギアのうち少なくとも1つのギアが前記欠け歯ギアと噛合する駆動力伝達手段を備え、前記駆動力伝達手段は、前記駆動手段から前記移動部材が第1の位置に設けられているときの前記欠け歯ギアまでの前記ギアの枚数と、前記駆動手段から前記移動部材が第2の位置に設けられているときの前記欠け歯ギアまでの前記ギアの枚数との差が、奇数となるように、前記ギアを備えていることを特徴としている。
このような構成によると、駆動力伝達手段が、駆動手段から移動部材が第1の位置に設けられているときの欠け歯ギアまでのギアの枚数と、駆動手段から移動部材が第2の位置に設けられているときの欠け歯ギアまでのギアの枚数との差が、奇数となるように、ギアを備えている。そのため、移動部材が第1の位置に設けられているときと、移動部材が第2の位置に設けられているときとで、現像カートリッジが画像形成装置本体に装着されたときに、駆動部材を確実に互いに反転駆動することができる。その結果、第1の位置に設けられたときと、第2の位置に設けられたときとで、現像カートリッジが画像形成装置本体に装着されたときに、移動部材を確実に互いに反対方向に移動させることができる。
また、請求項24に記載の発明は、請求項21ないし23のいずれかに記載の発明において、前記欠け歯ギアの回転中心に設けられる回転軸を備え、前記第1の位置から前記回転軸までの第1距離と、前記第2の位置から前記回転軸までの第2距離とが、実質的に同一となるように、前記移動部材が、前記第1の位置、前記第2の位置およびそれらの両方の位置のいずれかの位置に、選択的に設けられることを特徴としている。
このような構成によると、第1の位置から回転軸までの第1距離と、第2の位置から回転軸までの第2距離とが、実質的に同一であるので、第1の位置、第2の位置およびそれらの両方の位置のいずれかの位置に選択的に設けられる移動部材の、移動軌跡を連続させることができる。そのため、装置設計の簡便化を図ることができる。
また、請求項25に記載の発明は、請求項21ないし24のいずれかに記載の発明において、前記欠け歯ギアの回転中心に設けられる回転軸を備え、前記第1の位置と前記回転軸とを結ぶ線分と、前記第2の位置と前記回転軸とを結ぶ線分とが、鈍角で交わるように、前記移動部材が、前記第1の位置、前記第2の位置およびそれらの両方の位置のいずれかの位置に、選択的に設けられることを特徴としている。
このような構成によると、第1の位置と第2の位置との間隔を拡げることができる。そのため、現像カートリッジが画像形成装置本体に装着されたときに、第1検出手段および第2検出手段での誤検出を防止することができる。
また、請求項26に記載の発明は、請求項21ないし25のいずれかに記載の発明において、前記欠け歯ギアの回転中心に設けられる回転軸を備え、前記第1の位置と前記第2の位置とは、前記回転軸を挟んで対向配置されるように、前記移動部材が、前記第1の位置、前記第2の位置およびそれらの両方の位置のいずれかの位置に、選択的に設けられることを特徴としている。
このような構成によると、第1の位置と第2の位置とが、回転軸を挟んで対向配置されるので、現像カートリッジが画像形成装置本体に装着されたときに、より一層、第1検出手段および第2検出手段での誤検出を防止することができる。
また、請求項27に記載の発明は、請求項19に記載の発明において、前記移動部材は、前記第1の位置に設けられたときと、前記第2の位置に設けられたときとでは、移動開始位置から移動終了位置まで、同一方向に移動することを特徴としている。
このような構成によると、移動部材は、第1の位置に設けられたときと、第2の位置に設けられたときとでは、現像カートリッジが画像形成装置本体に装着されたときに、移動開始位置から移動終了位置まで同一方向に移動する。そのため、装置構成を簡略化することができる。
また、請求項28に記載の発明は、請求項27に記載の発明において、前記駆動部材は、前記駆動手段からの駆動力が伝達される歯部と、前記駆動手段からの駆動力が伝達されない欠け歯部とが形成された欠け歯ギアであることを特徴としている。
このような構成によると、現像カートリッジが画像形成装置本体に装着されたときに、歯部において、駆動手段からの駆動力が伝達されている間は、駆動部材は回転駆動する一方、欠け歯部において、駆動手段からの駆動力が伝達されないようになると、駆動部材の回転駆動が停止される。そのため、現像カートリッジが画像形成装置本体に装着されたときに、駆動部材を、駆動開始から駆動停止までの所定の駆動量で確実に駆動させることができる。その結果、現像カートリッジが画像形成装置本体に装着されたときに、移動部材を駆動部材の駆動とともに、移動開始位置から移動終了位置まで不可逆的かつ確実に移動させることができる。
また、請求項29に記載の発明は、請求項28に記載の発明において、前記第1の位置および前記第2の位置に設けられる移動部材は、前記欠け歯ギアに配置されることを特徴としている。
このような構成によると、移動部材が欠け歯ギアに設けられるので、駆動部材の駆動とともに移動部材をより確実に移動させることができる。
また、請求項30に記載の発明は、請求項28または29に記載の発明において、前記欠け歯ギアの回転中心に設けられる回転軸を備え、前記第1の位置から前記回転軸までの第1距離と、前記第2の位置から前記回転軸までの第2距離とが、実質的に同一となるように、前記移動部材が、前記第1の位置、前記第2の位置およびそれらの両方の位置のいずれかの位置に、選択的に設けられることを特徴としている。
このような構成によると、第1の位置から回転軸までの第1距離と、第2の位置から回転軸までの第2距離とが、実質的に同一であるので、第1の位置、第2の位置およびそれらの両方の位置のいずれかの位置に選択的に設けられる移動部材の、移動軌跡を連続させることができる。そのため、装置設計の簡便化を図ることができる。
また、請求項31に記載の発明は、請求項28ないし30のいずれかに記載の発明において、前記欠け歯ギアの回転中心に設けられる回転軸を備え、前記第1の位置と前記回転軸とを結ぶ線分と、前記第2の位置と前記回転軸とを結ぶ線分とが、鋭角で交わるように、前記移動部材が、前記第1の位置、前記第2の位置およびそれらの両方の位置のいずれかの位置に、選択的に設けられることを特徴としている。
このような構成によると、第1の位置と第2の位置との間隔を狭くすることができる。そのため、第1検出手段および第2検出手段での検出動作の容易化を図ることができる。
また、請求項32に記載の発明は、請求項28ないし31のいずれかに記載の発明において、前記欠け歯ギアの回転中心に設けられる回転軸を備え、前記第1の位置から前記回転軸までの第1距離よりも、前記第2の位置から前記回転軸までの第2距離が、短くなるように、前記移動部材が、前記第1の位置、前記第2の位置およびそれらの両方の位置のいずれかの位置に、選択的に設けられることを特徴としている。
このような構成によると、第1の位置から回転軸までの第1距離よりも、第2の位置から回転軸までの第2距離が短くなるように、移動部材が設けられる。そのため、現像カートリッジの小型化を図ることができる。
また、請求項33に記載の発明は、請求項32に記載の発明において、前記欠け歯ギアの回転中心に設けられる回転軸を備え、前記回転軸と前記第1の位置との間に、前記第2の位置が配置されるように、前記移動部材が、前記第1の位置、前記第2の位置およびそれらの両方の位置のいずれかの位置に、選択的に設けられることを特徴としている。
このような構成によると、回転軸と第1の位置との間に、第2の位置が配置されるように、移動部材が設けられる。そのため、移動部材の配置の容易化を図ることができながら、現像カートリッジの小型化を図ることができる。
また、請求項34に記載の発明は、請求項19ないし33のいずれかに記載の発明において、前記第1の位置、前記第2の位置およびそれらの両方の位置のいずれかの位置に、選択的に設けられる移動部材の配置が、前記現像カートリッジに関する情報に対応していることを特徴としている。
このような構成によると、第1の位置、第2の位置およびそれらの両方の位置のいずれかの位置に選択的に配置された移動部材を、現像カートリッジが画像形成装置本体に装着されたときに、第1検出手段および第2検出手段の少なくともいずれか一方により検出し、その検出の有無に基づいて、現像カートリッジに関する情報を判断することができる。そのため、現像カートリッジが画像形成装置本体に装着されたときに、簡易かつ確実に現像カートリッジに関する複数の情報を判断することができる。
また、請求項35に記載の発明は、請求項19ないし34のいずれかに記載の発明において、前記現像カートリッジに関する情報は、前記現像カートリッジが新品であるか否かの情報であることを特徴としている。
このような構成によると、現像カートリッジが新品であるか否かを、簡易かつ確実に判断することができる。そのため、新品検出時からの現像カートリッジの寿命を判断することができる。
また、請求項36に記載の発明は、請求項19ないし34のいずれかに記載の発明において、前記現像カートリッジに関する情報は、前記現像カートリッジに収容されている現像剤によって画像形成が可能な記録媒体の最大枚数に関する情報であることを特徴としている。
このような構成によると、現像カートリッジが画像形成装置本体に装着されたときに、現像カートリッジが新品であるか否かを、簡易かつ確実に判断することができる。そのため、現像カートリッジが画像形成装置本体に装着されたときに、新品検出時からの現像カートリッジの寿命を判断することができる。
請求項1に記載の発明によれば、情報判断手段において、現像カートリッジに関する複数の情報を判断することができる。
請求項2に記載の発明によれば、第1検出手段および第2検出手段での誤検出を防止することができる。
請求項3に記載の発明によれば、移動部材を駆動部材の駆動とともに、移動開始位置から移動終了位置まで不可逆的かつ確実に移動させることができる。
請求項4に記載の発明によれば、駆動部材の駆動とともに移動部材をより確実に移動させることができる。
請求項5に記載の発明によれば、第1の位置に設けられたときと、第2の位置に設けられたときとで、移動部材を確実に互いに反対方向に移動させることができる。
請求項6に記載の発明によれば、装置設計の簡便化を図ることができる。
請求項7に記載の発明によれば、第1検出手段および第2検出手段での誤検出を防止することができる。
請求項8に記載の発明によれば、第1検出手段および第2検出手段での誤検出を、より一層防止することができる。
請求項9に記載の発明によれば、装置構成を簡略化することができる。
請求項10に記載の発明によれば、移動部材を駆動部材の駆動とともに、移動開始位置から移動終了位置まで不可逆的かつ確実に移動させることができる。
請求項11に記載の発明によれば、駆動部材の駆動とともに移動部材をより確実に移動させることができる。
請求項12に記載の発明によれば、装置設計の簡便化を図ることができる。
請求項13に記載の発明によれば、第1検出手段および第2検出手段での検出動作の容易化を図ることができる。
請求項14に記載の発明によれば、現像カートリッジの小型化を図ることができる。
請求項15に記載の発明によれば、移動部材の配置の容易化を図ることができながら、現像カートリッジの小型化を図ることができる。
請求項16に記載の発明によれば、情報判断手段により、簡易かつ確実に現像カートリッジに関する複数の情報を判断することができる。
請求項17に記載の発明によれば、新品検出時からの現像カートリッジの寿命を判断することができる。
請求項18に記載の発明によれば、現像カートリッジにおいて、現像剤の量が異なっていても、寿命を正確に判断して、的確に現像カートリッジを交換することができる。
請求項19に記載の発明によれば、現像カートリッジに関する複数の情報を判断することができる。
請求項20に記載の発明によれば、第1検出手段および第2検出手段での誤検出を防止することができる。
請求項21に記載の発明によれば、現像カートリッジが画像形成装置本体に装着されたときに、移動部材を駆動部材の駆動とともに、移動開始位置から移動終了位置まで不可逆的かつ確実に移動させることができる。
請求項22に記載の発明によれば、現像カートリッジが画像形成装置本体に装着されたときに、駆動部材の駆動とともに移動部材をより確実に移動させることができる。
請求項23に記載の発明によれば、第1の位置に設けられたときと、第2の位置に設けられたときとで、現像カートリッジが画像形成装置本体に装着されたときに、移動部材を確実に互いに反対方向に移動させることができる。
請求項24に記載の発明によれば、装置設計の簡便化を図ることができる。
請求項25に記載の発明によれば、現像カートリッジが画像形成装置本体に装着されたときに、第1検出手段および第2検出手段での誤検出を防止することができる。
請求項26に記載の発明によれば、現像カートリッジが画像形成装置本体に装着されたときに、第1検出手段および第2検出手段での誤検出を、より一層防止することができる。
請求項27に記載の発明によれば、装置構成を簡略化することができる。
請求項28に記載の発明によれば、現像カートリッジが画像形成装置本体に装着されたときに、移動部材を駆動部材の駆動とともに、移動開始位置から移動終了位置まで不可逆的かつ確実に移動させることができる。
請求項29に記載の発明によれば、駆動部材の駆動とともに移動部材をより確実に移動させることができる。
請求項30に記載の発明によれば、装置設計の簡便化を図ることができる。
請求項31に記載の発明によれば、第1検出手段および第2検出手段での検出動作の容易化を図ることができる。
請求項32に記載の発明によれば、現像カートリッジの小型化を図ることができる。
請求項33に記載の発明によれば、移動部材の配置の容易化を図ることができながら、現像カートリッジの小型化を図ることができる。
請求項34に記載の発明によれば、現像カートリッジが画像形成装置本体に装着されたときに、簡易かつ確実に現像カートリッジに関する複数の情報を判断することができる。
請求項35に記載の発明によれば、新品検出時からの現像カートリッジの寿命を判断することができる。
請求項36に記載の発明によれば、現像カートリッジが画像形成装置本体に装着されたときに、新品検出時からの現像カートリッジの寿命を判断することができる。
1.レーザプリンタの全体構成
図1は、本発明の画像形成装置としてのレーザプリンタを示す要部側断面図である。このレーザプリンタ1は、画像形成装置本体としての本体ケーシング2と、その本体ケーシング2内に収容される、記録媒体としての用紙3を給紙するためのフィーダ部4と、給紙された用紙3に画像を形成するための画像形成部5とを備えている。
(1)本体ケーシング
本体ケーシング2の一方側の側壁には、プロセスユニット23を着脱するための着脱口6が形成されており、その着脱口6を開閉するためのフロントカバー7が設けられている。このフロントカバー7は、その下端部に挿通されたカバー軸(図示せず)に回動自在に支持されている。これによって、フロントカバー7を、カバー軸を中心として閉じると、図1に示すように、フロントカバー7によって着脱口6が閉鎖され、フロントカバー7をカバー軸を支点として開くと(傾倒させると)、着脱口6が開放され、この着脱口6を介して、プロセスユニット23を本体ケーシング2に対して着脱させることができる。
なお、以下の説明では、プロセスユニット23が本体ケーシング2に装着された状態において、フロントカバー7が設けられる側を「前側」とし、その反対側を「後側」とする。
(2)フィーダ部
フィーダ部4は、本体ケーシング2内の底部に、着脱可能に装着される給紙トレイ8と、給紙トレイ8の前側に設けられる給紙機構部9と、用紙3を転写位置(感光ドラム55と転写ローラ57とのニップ形成位置)に搬送するための給紙側用紙搬送路10と、レジストローラ11とを備えている。
給紙トレイ8は、用紙3を積層状に収容可能な上面が開放されたボックス形状をなし、本体ケーシング2の底部に対して水平方向に着脱可能とされている。この給紙トレイ8内には、用紙押圧板12が設けられている。用紙押圧板12は、用紙3を積層状にスタック可能とされ、給紙機構部9に対して遠い方の端部において揺動可能に支持されることによって、給紙機構部9に対して近い方の端部が上下方向に移動可能とされる。用紙押圧板12の下方には、図示しないばねが配置され、そのばねによって用紙押圧板12が上方向に付勢されている。そのため、用紙押圧板12は、用紙3の積層量が増えるに従って、給紙機構部9に対して遠い方の端部を支点として、ばねの付勢力に抗して下向きに揺動される。
給紙機構部9は、給紙ローラ13と、その給紙ローラ13に対向する分離パット14と、分離パット14の裏側に配置されるばね15とを備えている。給紙機構部9では、ばね15の付勢力によって、分離パット14が給紙ローラ13に向かって押圧されている。
そして、用紙押圧板12がばねによって上方に付勢されると、用紙押圧板12上の最上位にある用紙3は、給紙ローラ13に向かって押圧される。給紙ローラ13の回転によって用紙3の先端は、給紙ローラ13と分離パット14とで挟まれ、給紙ローラ13と分離パット14との協動により、用紙3が1枚毎に分離される。分離された用紙3は、給紙側用紙搬送路10に給紙される。
給紙側用紙搬送路10は、側面視略U字形状に折り返されており、その途中に、搬送ローラ16、17および18が設けられている。
給紙側用紙搬送路10に給紙された用紙3は、搬送ローラ16、17および18によって搬送され、レジストローラ11に送られる。
レジストローラ11は、給紙側用紙搬送路10に対して後側(用紙搬送方向下流側)に設けられ、1対のローラから構成されており、用紙3の斜行を矯正して、その用紙3をレジスト後に転写位置に搬送する。
なお、このレーザプリンタ1のフィーダ部4は、さらに、任意のサイズの用紙3を積層可能とするマルチパーパストレイ19と、マルチパーパストレイ19に積層される用紙3を給紙するためのマルチパーパス給紙ローラ20と、そのマルチパーパス給紙ローラ20に対向するマルチパーパス分離パット21とを備えている。マルチパーパストレイ19は、フロントカバー7内に折り畳まれた状態で収容されている。
(3)画像形成部
画像形成部5は、スキャナ部22、プロセスユニット23および定着部24を備えている。
(a)スキャナ部
スキャナ部22は、本体ケーシング2内の上部に設けられ、レーザ発光部(図示せず。)、回転駆動されるポリゴンミラー25、レンズ26および27、反射鏡28、29および30を備えている。
画像データに基づいて変調され、レーザ発光部から発光されるレーザビームは、鎖線で示すように、ポリゴンミラー25、レンズ26、反射鏡28および29、レンズ27、反射鏡30の順に通過あるいは反射して、プロセスユニット23の感光ドラム55の表面に照射される。
(b)プロセスユニット
プロセスユニット23は、スキャナ部20の下方に設けられ、本体ケーシング2に対して着脱自在に装着されている。
プロセスユニット23は、図2に示すように、本体ケーシング2に対して着脱されるドラムカートリッジ31と、ドラムカートリッジ31に着脱自在に装着される現像カートリッジ32とを備えている。
(c)現像カートリッジ
現像カートリッジ32は、ドラムカートリッジ31のカートリッジ装着部60(後述)に着脱自在に装着される。そのため、この現像カートリッジ32は、ドラムカートリッジ31が本体ケーシング2に装着された状態で、フロントカバー7の開閉により着脱口6からドラムカートリッジ31に対して着脱させることで、本体ケーシング2に対して着脱させることができる。
現像カートリッジ32は、図1に示すように、筐体33と、その筐体33内に設けられるアジテータ34、供給ローラ35、現像ローラ36および層厚規制ブレード37を備えている。
筐体33は、後側が開放されるボックス状をなし、その前後方向途中において、筐体33の内部を仕切るように仕切口43が設けられている。仕切口43によって仕切られた筐体33の前側が、トナーが収容されるトナー収容室39として区画されている。また、仕切口43によって仕切られた筐体33の後側が、供給ローラ35、現像ローラ36および層厚規制ブレード37が設けられる現像室40として区画されている。
トナー収容室39内には、現像剤として、正帯電性の非磁性1成分のトナーが収容されている。トナーには、重合性単量体、たとえば、スチレンなどのスチレン系単量体や、アクリル酸、アルキル(C1〜C4)アクリレート、アルキル(C1〜C4)メタアクリレートなどのアクリル系単量体を、懸濁重合などによって共重合させることにより得られる重合トナーが用いられている。この重合トナーは、略球状をなし、流動性が極めて良好であり、高画質の画像形成を達成することができる。なお、重合トナーには、カーボンブラックなどの着色剤やワックスなどが配合される。さらに、トナーの流動性を向上させるために、シリカなどの外添剤が添加される。
また、トナー収容室39内には、その中央にアジテータ回転軸41が設けられている。このアジテータ回転軸41は、筐体33の幅方向(前後方向および上下方向に直交する方向)に間隔を隔てて対向配置される両側壁42に、回転自在に支持されている(図4参照)。
アジテータ34は、トナー収容室39内において、アジテータ回転軸41に設けられている。このアジテータ34は、モータ75(図5参照)からの駆動力が、アジテータ回転軸41に入力されることにより回転駆動される。アジテータ34が回転駆動されると、トナー収容室39内のトナーが攪拌されて、前後方向に連通する仕切口43から、供給ローラ35に向かって放出される。
なお、筐体33の両側壁42には、トナー収容室39に対応する位置に、トナー収容室39内に収容されているトナーの残量を検出するためのトナー検出用窓44が設けられている(図3参照)。各トナー検出用窓44は、幅方向においてトナー収容室39を挟んで対向配置されている。本体ケーシング2には、一方のトナー検出用窓44の外側に発光素子(図示せず)、他方のトナー検出用窓44の外側に受光素子(図示せず)が設けられており、発光素子から出射され、一方のトナー検出用窓44を介してトナー収容室39に入射され、トナー収容室39から他方のトナー検出用窓44を介して出射する検出光を受光素子にて検出し、これによって、このレーザプリンタ1では、その検出光の検出の頻度に応じてトナーの残量を判別するようにしている。
また、このトナー検出用窓44は、アジテータ34に設けられているワイパ部材45によって清掃される。
また、筐体33の一方の側壁42には、トナー収容室39に対応する位置に、トナーを充填するためのトナー充填口46が設けられている(図2参照)。このトナー充填口46は、一方の側壁42の厚さ方向を貫通する円形状に形成されている。また、このトナー充填口46には、キャップ47が被覆されている。
現像室40には、図1に示すように、供給ローラ35、現像ローラ36および層厚規制ブレード37が設けられている。
供給ローラ35は、仕切口43の後側に配置されている。この供給ローラ35は、金属製の供給ローラ軸48と、その供給ローラ軸48を被覆する導電性の発泡材料からなるスポンジローラ49とを備えている。供給ローラ軸48は、筐体33の両側壁42における現像室40に対応する位置に、回転自在に支持されている。供給ローラ35は、モータ75(図5参照)からの駆動力が、供給ローラ軸48に入力されることにより回転駆動される。
現像ローラ36は、供給ローラ35の後側において、供給ローラ35と互いに圧縮されるように接触した状態で配置されている。この現像ローラ36は、金属製の現像ローラ軸50と、その現像ローラ軸50を被覆する導電性のゴム材料からなるゴムローラ51とを備えている。現像ローラ軸50は、筐体33の両側壁42における現像室42に対応する位置に、回転自在に支持されている。ゴムローラ51は、カーボン微粒子などを含む導電性のウレタンゴムまたはシリコーンゴムから形成され、その表面に、フッ素が含有されているウレタンゴムまたはシリコーンゴムのコート層が被覆されている。現像ローラ36は、モータ75(図5参照)からの駆動力が、現像ローラ軸50に入力されることにより回転駆動される。また、現像ローラ36には、現像時に現像バイアスが印加される。
層厚規制ブレード37は、金属製の板ばね材からなるブレード本体52と、そのブレード本体52の遊端部に設けられる絶縁性のシリコーンゴムからなる断面半円形状の押圧部53とを備えている。この層厚規制ブレード37は、ブレード本体52の基端部が現像ローラ36の上方において筐体33に支持されることにより、押圧部53がブレード本体52の弾性力によって現像ローラ36上に圧接されている。
仕切口43から放出されたトナーは、供給ローラ35の回転により、現像ローラ36に供給され、このとき、供給ローラ35と現像ローラ36との間で正極性に摩擦帯電される。現像ローラ36上に供給されたトナーは、現像ローラ36の回転に伴なって、層厚規制ブレード37の押圧部53と現像ローラ36のゴムローラ51との間に進入し、一定厚さの薄層として現像ローラ36上に担持される。
(c)ドラムカートリッジ
ドラムカートリッジ33は、図1に示すように、ドラムフレーム54と、そのドラムフレーム54内に設けられる感光ドラム55と、スコロトロン型帯電器56と、転写ローラ57と、クリーニング部58とを備えている。
ドラムフレーム54は、図2に示すように、その後側が、感光ドラム55、スコロトロン型帯電器56、転写ローラ57およびクリーニング部58を収容するドラム収容部59として形成されている。また、ドラムフレーム54は、その前方が、上方が開放され、現像カートリッジ32が着脱自在に装着されるカートリッジ装着部60として形成されている。
感光ドラム55は、図1に示すように、現像ローラ36の後方において、その現像ローラ36と対向配置されている。この感光ドラム55は、円筒形状をなし、最表層がポリカーボネートなどからなる正帯電性の感光層により形成されるドラム本体61と、このドラム本体61の軸心において、ドラム本体61の長手方向に沿って延びる金属製のドラム軸62とを備えている。ドラム軸62がドラム収容部59に支持され、このドラム軸62に対してドラム本体61が回転自在に支持されることにより、感光ドラム55は、ドラム収容部59において、ドラム軸62を中心に回転自在に設けられている。また、感光ドラム55は、モータ75(図5参照)からの駆動力が入力されることにより、回転駆動される。
スコロトロン型帯電器56は、感光ドラム55の上方において、感光ドラム55と接触しないように間隔を隔てて対向配置されている。このスコロトロン型帯電器56は、タングステン製の帯電用ワイヤからコロナ放電を発生させる正帯電用のスコロトロン型の帯電器であり、感光ドラム55の表面を一様に正極性に帯電させる。
転写ローラ57は、感光ドラム55の下方において、この感光ドラム28と接触してニップを形成するように対向配置され、ドラム収容部59において回転可能に支持されている。この転写ローラ57は、金属製のローラ軸と、そのローラ軸を被覆する導電性のゴム材料からなるゴムローラとを備えている。転写ローラ57には、転写時に転写バイアスが印加される。また、転写ローラ57は、モータ75(図5参照)からの駆動力が入力されることにより、回転駆動される。
クリーニング部58は、ドラム収容部59内の後側において、感光ドラム55に対して現像ローラ36の反対側に設けられている。このクリーニング部58は、感光ドラム55と対向配置される1次クリーニングローラ63と、1次クリーニングローラ63と対向配置される2次クリーニングローラ64と、2次クリーニングローラ64と対向配置される掻取スポンジ65と、紙粉貯留部66とを備えている。
ドラムカートリッジ31では、感光ドラム55の回転に伴なって、感光ドラム55の表面は、スコロトロン型帯電器56により一様に正帯電され、画像データに基づいてスキャナ部22から発光されたレーザビームが照射されることにより露光され、静電潜像が形成される。
次いで、現像ローラ36の回転により、現像ローラ36の表面上に担持されかつ正極性に帯電されているトナーが、感光ドラム55に対向して接触する時に、感光ドラム55の表面上に形成される静電潜像、すなわち、一様に正帯電されている感光ドラム55の表面のうち、レーザビームによって露光され電位が下がっている露光部分に供給され、選択的に担持されることによって可視像化される。
そして、感光ドラム55の回転に伴なって、レジストローラ11から搬送されてくる用紙3が、感光ドラム55と転写ローラ57との間を通る間に、感光ドラム55の表面に担持されたトナーが、用紙3に転写される。トナーが転写された用紙3は、定着部24に向けて搬送される。
また、用紙3に転写されずに、感光ドラム55に残存するトナーは、クリーニング部58において回収される。すなわち、クリーニング部58では、トナーを用紙3へ転写する時には、1次クリーニングローラ63に低バイアスが印加され、感光ドラム55に残存するトナーが、1次クリーニングローラ63に一時的に捕捉される。
一方、トナーが用紙3へ転写されない時、つまり、連続して送られる用紙3と用紙3との間隔に相当する間には、1次クリーニングローラ63に高バイアスが印加され、1次クリーニングローラ63に一時的に捕捉されているトナーが感光ドラム55に戻され、転写時に用紙3から感光ドラム55に付着した紙粉が、1次クリーニングローラ63に捕捉される。感光ドラム55に戻されたトナーは、現像ローラ36によって回収される。1次クリーニングローラ63に捕捉された紙粉は、2次クリーニングローラ64と対向した時に、その2次クリーニングローラ64に捕捉される。2次クリーニングローラ64に捕捉された紙粉は、掻取スポンジ65と対向した時に、その掻取スポンジ65によって掻き取られ、紙粉貯留部66に溜められる。
(d)定着部
定着部24は、プロセスユニット23の後方であって、用紙3の搬送方向下流側に設けられている。この定着部24は、定着フレーム67と、その定着フレーム67内に、加熱ローラ68、加圧ローラ69および搬送ローラ70を備えている。
加熱ローラ68は、表面がフッ素樹脂によってコーティングされている金属管と、その金属管内に挿入されている加熱のためのハロゲンランプとを備えている。この加熱ローラ68は、モータ75(図5参照)からの駆動力が入力されることによって回転駆動される。
加圧ローラ69は、加熱ローラ68の下方において、加熱ローラ68を押圧するように対向配置されている。この加圧ローラ69は、金属製のローラ軸と、そのローラ軸を被覆するゴム材料からなるゴムローラとを備えている。加圧ローラ69は、加熱ローラ68の回転駆動に従って従動される。
搬送ローラ70は、1対のローラからなり、加熱ローラ68および加圧ローラ69の後方に配置されている。
定着部24では、転写位置において用紙3上に転写されたトナー像を、用紙3が加熱ローラ68と加圧ローラ69との間を通過する間に熱定着させる。トナー像が定着した用紙3は、搬送ローラ70によって、排紙側用紙搬送路71に向けて搬送される。
排紙側用紙搬送路71は、側面視略U字形状に折り返されており、その下流側側端部に、排紙ローラ72が設けられている。定着部21において熱定着された用紙3は、搬送ローラ70によって、排紙側搬送経路71に搬送され、排紙ローラ72によって、排紙トレイ73上に排紙される。
また、排紙側搬送経路71における排紙ローラ72の上流側には、排紙センサ74が設けられている。この排紙センサ74は、排紙側搬送経路71において搬送される用紙3が通過する毎に揺動して、その揺動された回数が、本体ケーシング2内に設けられるCPU99(図5参照)によってカウントされ、そのカウント数が用紙3の画像形成枚数として、記憶される。
このレーザプリンタ1では、後述するように、CPU99(図5参照)によって、本体ケーシング2に装着された現像カートリッジ32が新品であるか否か、および、新品である場合には、その現像カートリッジ32での最大画像形成枚数(後述)の判断がなされ、新品の現像カートリッジ32が装着された時点からの実際の画像形成枚数と、その現像カートリッジ32の最大画像形成枚数(後述)とを比較して、実際の画像形成枚数が最大画像形成枚数(後述)を超える直近に、図示しない操作パネルなどに、トナーエンプティの警告を表示するようにしている。
2.現像カートリッジの新品検出に関する構成
(a)現像カートリッジの構成
図3は、現像カートリッジ(当接突起上側配置:ギアカバー装着状態)の側面図、図4は、現像カートリッジ(当接突起上側配置ギアカバー離脱状態)の側面図、図5ないし図8は、図3および図4に示す現像カートリッジの新品検出の機構を説明するための動作図、図9は、現像カートリッジ(当接突起下側配置:ギアカバー装着状態)の側面図、図10は、現像カートリッジ(当接突起下側配置ギアカバー離脱状態)の側面図、図11ないし図14は、図9および図10に示す現像カートリッジの新品検出の機構を説明するための動作図である。
この現像カートリッジ32には、図4に示すように、アジテータ34のアジテータ回転軸41、供給ローラ35の供給ローラ軸48、現像ローラ36の現像ローラ軸50を回転駆動するための駆動力伝達手段としてのギア機構部76と、図3に示すように、このギア機構部76を覆うギアカバー77とが設けられている。ここで、ギア機構部76は、トナーの充填量に応じて異なった態様を有している。
1つ目のギア機構部76は、図4に示すように、現像カートリッジ32の一方の側壁42に設けられており、当接突起94(後述)が上側に配置される現像カートリッジ32では、入力ギア78、供給ローラ駆動ギア79、現像ローラ駆動ギア80、第1中間ギア81、第2中間ギア82、駆動ギアとしての第3中間ギア83、アジテータ駆動ギア84および駆動部材としての検出ギア85を備えている。
入力ギア78は、現像ローラ軸50とアジテータ回転軸41との間において、一方の側壁42から幅方向外側に突出する入力ギア支持軸86に回転自在に支持されている。この入力ギア78の軸心には、現像カートリッジ32が本体ケーシング2に装着されたときに、本体ケーシング2に設けられている駆動手段としてのモータ75(図5参照)からの駆動力が入力されるカップリング受部87が設けられている。
供給ローラ駆動ギア79は、入力ギア78の下方において、入力ギア78と噛合する状態で、供給ローラ軸48の軸端部において、軸に対して相対回転不能に設けられている。
現像ローラ駆動ギア80は、入力ギア78の後側斜め下方において、入力ギア78と噛合する状態で、現像ローラ軸50の軸端部において、軸に対して相対回転不能に設けられている。
第1中間ギア81は、入力ギア78の前方側方において、一方の側壁42から幅方向外側に突出する第1中間ギア支持軸88に回転自在に支持されている。この第1中間ギア81は、入力ギア78と噛合する外歯と、第2中間ギア82と噛合する内歯(図には現れない。)とが、同軸で一体的に形成される2段ギアからなる。
第2中間ギア82は、第1中間ギア81の上方において、第1中間ギア81の内歯と噛合する状態で、一方の側壁42から幅方向外側に突出する第2中間ギア支持軸89に回転自在に支持されている。
第3中間ギア83は、第2中間ギア82の前方側方において、一方の側壁42から幅方向外側に突出する第3中間ギア支持軸90に回転自在に支持されている。この第3中間ギア83は、検出ギア85と噛合する外歯と、第2中間ギア82と噛合する内歯(図には現れない。)とが、同軸で一体的に形成される2段ギアからなる。
アジテータ駆動ギア84は、第3中間ギア83の前方斜め下方において、第3中間ギア83の内歯と噛合する状態で、アジテータ回転軸41の軸端部において、軸に対して相対回転不能に設けられている。
検出ギア85は、アジテータ駆動ギア84に対して、アジテータ回転軸41の軸方向外側であって、アジテータ駆動ギア84と重なるような状態で、そのアジテータ回転軸41の軸端部に相対回転可能に設けられている。この検出ギア85は、第3中間ギア83の外歯と噛合可能に配置されている。
また、2つ目のギア機構部76は、図10に示すように、当接突起94が下側に配置される現像カートリッジ32では、上記した、入力ギア78、供給ローラ駆動ギア79、現像ローラ駆動ギア80、第1中間ギア81、第2中間ギア82、第3中間ギア83、アジテータ駆動ギア84および検出ギア85に加えて、第4中間ギア118を備えている。
第4中間ギア118は、第3中間ギア83の前方斜め上方において、第3中間ギア83の外歯と噛合し、検出ギア85と噛合可能な状態で、一方の側壁42から幅方向外側に突出する第4中間ギア支持軸119に回転自在に支持されている。
つまり、第3中間ギア83の外歯は、検出ギア85と噛合せず第4中間ギア118と噛合し、検出ギア85は、第3中間ギア83の外歯と噛合可能とされず、第4中間ギア118と噛合可能とされている。
また、検出ギア85は、図4に示す当接突起94が上側に配置される現像カートリッジ32、および、図10に示す当接突起94が下側に配置される現像カートリッジ32のいずれにおいても、検出ギア本体部91、歯部92、欠け歯部93および移動部材としての当接突起94を一体的に備える欠け歯ギアとして形成されている。
検出ギア本体部91は、円板形状をなし、その中心にアジテータ回転軸41が相対回転可能に挿通されている。
歯部92は、検出ギア本体部91の外周面において部分的に設けられている。すなわち、歯部92は、検出ギア本体部91の周方向一端部から周方向他端部にわたって、検出ギア本体部91の外周面の約1/4周部分に相当する円弧部分に形成されている。この歯部92には、第3中間ギア83の外歯(図4に示す態様)または第4中間ギア118(図10に示す態様)が噛合して、モータ75(図5参照)からの駆動力が伝達される。
欠け歯部93は、検出ギア本体部91の外周面における歯部92が形成されている部分以外の部分であって、この欠け歯部93には、第3中間ギア83の外歯(図4に示す態様)または第4中間ギア118(図10に示す態様)が噛合せず、モータ75(図5参照)からの駆動力の伝達が遮断される。
当接突起94は、検出ギア本体部91の外周面から径方向外方に膨出し、その遊端部が幅方向外方へ屈曲するように設けられている。
この当接突起94は、検出ギア本体部91の外周面において、歯部92と間隔を隔てて配置されており、各現像カートリッジ32間における相対配置が、現像カートリッジ32に関する情報として、現像カートリッジ32が新品であるときに、トナー収容室39に収容されているトナーによって画像形成が可能な用紙3の最大枚数(以下、最大画像形成枚数とする。)に関する情報に対応するように、設けられている。
より具体的には、たとえば、図3および図4に示すように、当接突起94が、移動開始位置である第1の位置としての上側(歯部92に対して検出ギア85の回転方向上流側)に設けられている場合には、最大画像形成枚数が6000枚であるという情報と対応するように、図9および図10に示すように、当接突起94が、移動開始位置である第2の位置としての下側(歯部92に対して検出ギア85の回転方向下流側)に設けられている場合には、最大画像形成枚数が3000枚であるという情報と対応するように、設けられる。
そして、この検出ギア85は、検出ギア85の歯部81が、第3中間ギア83の外歯(図4に示す態様)または第4中間ギア118(図10に示す態様)と噛合しない位置であって、かつ、第3中間ギア83の外歯(図4に示す態様)または第4中間ギア118(図10に示す態様)に対して検出ギア85の回転方向上流側の位置(新品位置)に配置されるように、アジテータ回転軸41の軸端部に相対回転可能に取り付けられている。
より具体的には、当接突起94は、上側に配置される場合(図3に示す態様)と、下側に配置される場合(図9に示す態様)との相対配置において、アジテータ回転軸41の軸心から上側に配置される当接突起94までの第1距離(図3において、Xで示される。)と、アジテータ回転軸41の軸心から下側に配置される当接突起94までの第2距離(図9において、Yで示される。)とが、実質的に同一であり、上側に配置される当接突起94とアジテータ回転軸41の軸心とを結ぶ線分(図3において、Xで示される。)と、下側に配置される当接突起94とアジテータ回転軸41の軸心とを結ぶ線分と(図9において、Yで示される。)が、鈍角で交わるように、さらに具体的には、上側に配置される当接突起94と、下側に配置される当接突起94とが、アジテータ回転軸41の軸心を挟んで、対向配置されるように、設けられる。
ギアカバー77は、図3および図9に示すように、ギア機構部76を覆うように、現像カートリッジ32の一方の側壁42に取り付けられている。このギアカバー77には、その後側に、カップリング受部87を露出させるための開口部95が形成されている。また、その前側には、検出ギア85を被覆する検出ギアカバー部96が形成されている。
検出ギアカバー部96は、検出ギア85を収容し、その後側部分には、検出ギア85の回転に伴なって周方向に移動する当接突起94を露出させるための、略半円弧形状の検出窓97が開口されている。
なお、この検出窓97は、当接突起94が、歯部92に対して上側に配置された場合(図3に示す態様)、および、歯部92に対して下側に配置された場合(図9に示す態様)の、いずれの場合においても、当接突起94の周方向移動が確保されるように、当接突起94が、歯部92に対して上側に配置された場合(図3に示す態様)および下側に配置された場合(図9に示す態様)の両方の移動軌跡として連続して形成されている。また、この検出窓97は、当接突起94が旧品位置(後述)に位置したときに、当接突起94に接触抵抗を付与して、アジテータ回転軸41が検出ギア85に対して相対回転しても、検出ギア85の停止状態を保持できるように、その開口幅が設定されている。
(b)本体ケーシングの構成
本体ケーシング2には、図5に示すように、装着される現像カートリッジ32に関する情報、より具体的には、装着される現像カートリッジ32が新品であるか否かの情報や、上記したように、現像カートリッジ32が新品であるときの最大画像形成枚数に関する情報を、検出および判断するための、情報検出機構部98と、情報判断手段としてのCPU99とを備えている。
情報検出機構部98は、本体フレーム2の内壁面に設けられ、本体ケーシング2に装着された状態の現像カートリッジ30の後側に配置されている。
この情報検出機構部98は、第1検出手段としての第1スイッチ100と、第2検出手段としての第2スイッチ101と、第1スイッチ100に当接可能な第1アクチュエータ102と、第2スイッチ101に当接可能な第2アクチュエータ103とを備えている。
第1スイッチ100は、現像カートリッジ32に対して上側に配置され、CPU99に接続され、揺動レバー104を備えている。この揺動レバー104は、その下側の遊端部が上側の基端部を支点として揺動可能であり、常には、自重により鉛直方向に垂下されている(図7参照)。そして、第1アクチュエータ102の後方への移動により、揺動レバー104の遊端部が上方へ揺動して、その遊端部が持ち上げられたときに(図5参照)、第1スイッチ100は、オン信号(当接信号)をCPU99に送信する。一方、第1アクチュエータ102の前方への移動により、揺動レバー104の遊端部が下方へ揺動して、常態に戻るときに(図7参照)、第1スイッチ100は、オフ信号(当接解除信号)をCPU99に送信する。
第2スイッチ101は、第1スイッチ100の下側であって、第1スイッチ100に対して上下方向に間隔を隔てて対向配置され、CPU99に接続され、揺動レバー105を備えている。この揺動レバー105は、その下側の遊端部が上側の基端部を支点として揺動可能であり、常には、自重により鉛直方向に垂下されている(図13参照)。そして、第2アクチュエータ103の後方への移動により、揺動レバー105の遊端部が上方へ揺動して、その遊端部が持ち上げられたときに(図11参照)、第2スイッチ101は、オン信号(当接信号)をCPU99に送信する。一方、第2アクチュエータ103の前方への移動により、揺動レバー105の遊端部が下方へ揺動して、常態に戻るときに(図13参照)、第2スイッチ101は、オフ信号(当接解除信号)をCPU99に送信する。
第1アクチュエータ102は、現像カートリッジ32に対して幅方向側方上側に設けられ、第1スイッチ100の揺動レバー104に対して前方から当接可能に配置されている。この第1アクチュエータ102は、、前後方向に延びる杆状をなし、その前側に押圧部106と、その後側にガイド部107とを一体的に備えている。
押圧部106は、側面視略矩形状をなし、その後端には、ばね受部108が形成されている。
ガイド部107は、細長杆状をなし、押圧部106の後端部上側から、後方に向かって延びるように形成されている。このガイド部107には、前後方向に沿って、ガイド溝109が形成されている。一方、本体ケーシング2には、このガイド溝109に摺動可能に嵌合するガイド突起110が形成されている。そして、第1アクチュエータ102は、ガイド突起110にガイド溝109が嵌合されることにより、前後方向にスライド移動可能に、本体ケーシング2に取り付けられている。
また、押圧部106のばね受部108には、前後方向に沿って配置され、その一端が本体ケーシング2において固定されている圧縮ばね111の他端が受けられている。
そのため、第1アクチュエータ102は、常には、圧縮ばね111の付勢力によって前方に付勢され、第1スイッチ100の揺動レバー104を持ち上げないようにしている。
第2アクチュエータ103は、第1アクチュエータ102の下側に設けられ、第2スイッチ101の揺動レバー105に対して前方から当接可能に配置されている。この第2アクチュエータ103は、前後方向に延びる杆状をなし、その前側に押圧部112と、その後側にガイド部113とを一体的に備えている。
押圧部112は、側面視矩形状をなし、その後端には、ばね受部114が形成されている。
ガイド部113は、細長略L字杆状をなし、押圧部112の後端部上側から、後方に向かって延びるように形成されている。このガイド部113には、前後方向に沿って、ガイド溝115が形成されている。一方、本体ケーシング2には、このガイド溝115に摺動可能に嵌合するガイド突起116が形成されている。そして、第2アクチュエータ103は、ガイド突起116にガイド溝115が嵌合されることにより、前後方向にスライド移動可能に、本体ケーシング2に取り付けられている。
また、押圧部112のばね受部114には、前後方向に沿って配置され、その一端が品体ケーシング2において固定されている圧縮ばね117の他端が受けられている。
そのため、第2アクチュエータ103は、常には、圧縮ばね117の付勢力によって前方に付勢され、第2スイッチ101の揺動レバー105を持ち上げないようにしている。
3.現像カートリッジの新品検出に関する作用
次に、現像カートリッジ32を本体ケーシング2に装着して、その現像カートリッジ32の新旧と、その現像カートリッジ32の最大画像形成枚数とを判断する方法について説明する。
(a)当接突起が上側に配置される場合
まず、フロントカバー7を開放して、着脱口6から、新品の現像カートリッジ32が装着されているドラムカートリッジ31を本体ケーシング2に装着する。または、フロントカバー7を開放して、着脱口6から、新品の現像カートリッジ30を、本体ケーシング2に装着されているドラムカートリッジ31に装着する。
すると、図5および図6に示すように、検出ギア85の上側に配置される当接突起94が、第1アクチュエータ102の前端に当接する。すると、検出ギア85の当接突起94が、その上側に配置される移動開始位置から、現像カートリッジ32の装着方向と反対方向(本体ケーシング2の前側)へ少し移動して移動途中位置に位置され、検出ギア85の歯部92が、第3中間ギア83の外歯と噛合しない位置(新品位置)から、第3中間ギア83の外歯と噛合する位置(動力伝達位置)に位置される。
また、このとき、第1アクチュエータ102は、当接突起94に当接した反力により、圧縮ばね111の付勢力に抗して後側に移動して、第1スイッチ100の揺動レバー104の遊端部を上方へ揺動させて、その遊端部を持ち上げる。すると、第1スイッチ100は、オン信号(当接信号)をCPU99に送信する。CPU99では、この第1スイッチ100からのオン信号が入力されると、その現像カートリッジ32が新品であると判断する。
また、CPU99では、第1スイッチ100または第2スイッチ101からのオン信号の入力が、最大画像形成枚数に関する情報と対応するように判断する。より具体的には、たとえば、第1スイッチ100からのオン信号が入力された場合には、最大画像形成枚数が6000枚であり、第2スイッチ101からのオン信号が入力された場合には、最大画像形成枚数が3000枚であるという情報と対応するように関連付けられた記憶手段(図示せず)を参照し、判断する。
そして、上記したように、図5および図6に示す例示において、CPU99に、第1スイッチ100からのオン信号が入力されると、CPU99では、その新品の現像カートリッジ32の最大画像形成枚数が6000枚であると判断し、カウンタをリセットする。
その結果、図5および図6に示す例示において、現像カートリッジ32が装着されると、CPU99は、その現像カートリッジ32が新品であり、かつ、その現像カートリッジ32の最大画像形成枚数が6000枚であると判断し、その現像カートリッジ32の装着時から、排紙センサ74によって検出される実際の画像形成枚数が、6000枚を超える直近に、図示しない操作パネルなどにトナーエンプティの警告を表示する。
また、現像カートリッジ32が本体ケーシング2に装着されると、現像カートリッジ32の入力ギア78のカップリング受部87には、本体ケーシング2内に設けられているモータ75からの駆動力が伝達される図示しないカップリング挿入部が挿入され、これによって、ギア機構部76の、入力ギア78、供給ローラ駆動ギア79、現像ローラ駆動ギア80、第1中間ギア81、第2中間ギア82、第3中間ギア83、アジテータ駆動ギア84および検出ギア85が駆動可能となる。
次いで、このレーザプリンタ1では、現像カートリッジ32が本体ケーシング2に装着されると、CPU99の制御により、ウォーミングアップ動作が開始され、アジテータ34が回転されるガラ回し動作が実行される。
ガラ回し動作では、CPU99の制御により、本体ケーシング2内に設けられているモータ75が駆動され、その駆動力が、カップリング挿入部から、現像カートリッジ32において、カップリング受部87を介して入力ギア78に入力され、入力ギア78が回転駆動される。すると、図4に示すように、入力ギア78に噛合している供給ローラ駆動ギア79が回転駆動され、供給ローラ軸48の回転により、供給ローラ35が回転される。また、入力ギア78に噛合している現像ローラ駆動ギア80が回転駆動され、現像ローラ軸50の回転により、現像ローラ36が回転される。さらに、入力ギア78に外歯が噛合している第1中間ギア81が回転駆動され、第1中間ギア81の内歯に噛合している第2中間ギア82が回転駆動され、第2中間ギア82に内歯が噛合している第3中間ギア83が回転駆動され、第3中間ギア83の内歯に噛合しているアジテータ駆動ギア84が回転駆動される。アジテータ駆動ギア84が回転駆動されると、アジテータ回転軸41の回転により、アジテータ34が回転される。このアジテータ34の回転により、トナー収容室39内のトナーが攪拌され流動される。
そして、このガラ回し動作において、第3中間ギア83が回転駆動されると、図7および図8に示すように、その第3中間ギア83の外歯に歯部80が噛合した検出ギア85が、歯部80の周方向一端部(移動方向上流側端部)から、歯部80の周方向他端(移動方向下流側端部)まで、アジテータ回転軸41を中心として、時計回りの一方向に不可逆的に約1/4回転駆動し、その後、第3中間ギア83の外歯と歯部80との噛合が解除され、その解除位置(旧品位置)で停止する。
このとき、検出ギア85に一体的に設けられている当接突起94は、検出ギア85の回転駆動に伴なって、検出ギアカバー部96の検出窓97に沿って、後方上側の移動途中位置から前方側方の移動終了位置へ向かって、時計回りの一方向に不可逆的に、円弧状の軌跡を描くように移動される。すると、第1アクチュエータ102は、圧縮ばね111の付勢力によって前側に移動し、第1スイッチ100の揺動レバー104が垂下して、第1スイッチ100は、オフ信号(当接解除信号)をCPU99に送信する。CPU99では、この第1スイッチ100からのオフ信号の入力から、次に、第1スイッチ100からのオン信号が入力されるまで、現像カートリッジ32の新品を判断せず、画像形成を1枚行なうたびにカウンタを1つずつインクリメントする。
検出ギア85は、第3中間ギア83の外歯と歯部80との噛合が解除されて、旧品位置で停止した後は、当接突起94と検出ギアカバー部96の検出窓97との接触抵抗により、旧品位置において停止状態が保持される。また、検出ギア85は、旧品位置に位置された状態で、アジテータ回転軸41の回転駆動を許容するように、アジテータ回転軸41に対して摺動される。
一方、新品の現像カートリッジ32を装着した後に、たとえば、用紙3の詰まり(ジャム)などによって、一旦、その現像カートリッジ32を本体ケーシング2から離脱させ、再び本体ケーシング2に装着したときには、検出ギア85は、旧品位置において停止状態が保持されている。そのため、再装着時に、検出ギア85の当接突起94が、第1アクチュエータ102の前端と当接せず、CPU99に対する第1スイッチ100からのオン信号の入力がなく、CPU99では、その再装着された現像カートリッジ32が、新品であると誤判断されることがなく、新品と判断したときの最大画像形成枚数と、その新品と判断したときからのカウンタに基づく実際の用紙3の画像形成枚数との比較が継続され、上記したように、カウンタに基づく実際の用紙3の画像形成枚数が、最大画像形成枚数となる直近に、現像カートリッジ32の寿命を判断する。
(b)当接突起が下側に配置される場合
まず、フロントカバー7を開放して、着脱口6から、新品の現像カートリッジ32が装着されているドラムカートリッジ31を本体ケーシング2に装着する。または、フロントカバー7を開放して、着脱口6から、新品の現像カートリッジ30を、本体ケーシング2に装着されているドラムカートリッジ31に装着する。
すると、図11および図12に示すように、検出ギア85の下側に配置される当接突起94が、第2アクチュエータ103の前端に当接する。すると、検出ギア85の当接突起94が、その下側に配置される移動開始位置から、現像カートリッジ32の装着方向と反対方向(本体ケーシング2の前側)へ少し移動して移動途中位置に位置され、検出ギア85の歯部92が、第4中間ギア118と噛合しない位置(新品位置)から、第4中間ギア118と噛合する位置(動力伝達位置)に位置される。
また、このとき、第2アクチュエータ103は、当接突起94に当接した反力により、圧縮ばね117の付勢力に抗して後側に移動して、第2スイッチ101の揺動レバー105の遊端部を上方へ揺動させて、その遊端部を持ち上げる。すると、第2スイッチ101は、オン信号(当接信号)をCPU99に送信する。CPU99では、この第2スイッチ101からのオン信号が入力されると、その現像カートリッジ32が新品であると判断する。
また、CPU99では、上記したように、第1スイッチ100または第2スイッチ101からのオン信号の入力が、最大画像形成枚数に関する情報と対応するように、関連付けられている。そして、上記したように、図11および図12に示す例示において、CPU99に、第2スイッチ101からのオン信号が入力されると、CPU99では、その新品の現像カートリッジ32の最大画像形成枚数が3000枚であると判断し、カウンタをリセットする。
その結果、図11および図12に示す例示において、現像カートリッジ32が装着されると、CPU99は、その現像カートリッジ32が新品であり、かつ、その現像カートリッジ32の最大画像形成枚数が3000枚であると判断し、その現像カートリッジ32の装着時から、排紙センサ74によって検出される実際の画像形成枚数が、3000枚を超える直近に、図示しない操作パネルなどにトナーエンプティの警告を表示する。
また、現像カートリッジ32が本体ケーシング2に装着されると、現像カートリッジ32の入力ギア78のカップリング受部87には、本体ケーシング2内に設けられているモータ75からの駆動力が伝達される図示しないカップリング挿入部が挿入され、これによって、ギア機構部76の、入力ギア78、供給ローラ駆動ギア79、現像ローラ駆動ギア80、第1中間ギア81、第2中間ギア82、第3中間ギア83、アジテータ駆動ギア84、第4中間ギア118および検出ギア85が駆動可能となる。
次いで、このレーザプリンタ1では、現像カートリッジ32が本体ケーシング2に装着されると、上記したように、CPU99の制御により、ウォーミングアップ動作が開始され、アジテータ34が回転されるガラ回し動作が実行される。
ガラ回し動作では、上記したように、CPU99の制御により、本体ケーシング2内に設けられているモータ75が駆動され、その駆動力が、カップリング挿入部から、現像カートリッジ32において、カップリング受部87を介して入力ギア78に入力され、入力ギア78が回転駆動される。すると、図10に示すように、入力ギア78から、上記と同様に、供給ローラ駆動ギア79、現像ローラ駆動ギア80、第1中間ギア81、第2中間ギア82、第3中間ギア83およびアジテータ駆動ギア84に駆動力が伝達されて、供給ローラ35、現像ローラ36およびアジテータ34が回転される。アジテータ34の回転により、トナー収容室39内のトナーが攪拌され流動される。
そして、このガラ回し動作においては、第3中間ギア83の外歯と噛合する第4中間ギア118が回転駆動される。第4中間ギア118が回転駆動されると、図13および図14に示すように、その第4中間ギア118に歯部80が噛合した検出ギア85が、歯部80の周方向一端部(移動方向上流側端部)から、歯部80の周方向他端(移動方向下流側端部)まで、アジテータ回転軸41を中心として、反時計回りの一方向に不可逆的に約1/4回転駆動し、その後、第4中間ギア118と歯部80との噛合が解除され、その解除位置(旧品位置)で停止する。
このとき、検出ギア85に一体的に設けられている当接突起94は、検出ギア85の回転駆動に伴なって、検出ギアカバー部96の検出窓97に沿って、後方下側の移動途中位置から前方斜め上側の移動終了位置へ向かって、反時計回りの一方向に不可逆的に、円弧状の軌跡を描くように移動される。すると、第2アクチュエータ103は、圧縮ばね117の付勢力によって前側に移動し、第2スイッチ101の揺動レバー105が垂下して、第2スイッチ101は、オフ信号(当接解除信号)をCPU99に送信する。CPU99では、この第2スイッチ101からのオフ信号の入力から、次に、第2スイッチ101からのオン信号が入力されるまで、現像カートリッジ32の新品を判断せず、画像形成を1枚行なうたびにカウンタを1つずつインクリメントする。
検出ギア85は、第4中間ギア118と歯部80との噛合が解除されて、旧品位置で停止した後は、当接突起94と検出ギアカバー部96の検出窓97との接触抵抗により、旧品位置において停止状態が保持される。また、検出ギア85は、旧品位置に位置された状態で、アジテータ回転軸41の回転駆動を許容するように、アジテータ回転軸41に対して摺動される。
一方、新品の現像カートリッジ32を装着した後に、たとえば、用紙3の詰まり(ジャム)などによって、一旦、その現像カートリッジ32を本体ケーシング2から離脱させ、再び本体ケーシング2に装着したときには、検出ギア85は、旧品位置において停止状態が保持されている。そのため、再装着時に、検出ギア85の当接突起94が、第2アクチュエータ103の前端と当接せず、CPU99に対する第2スイッチ101からのオン信号の入力がなく、CPU99では、その再装着された現像カートリッジ32が、新品であると誤判断されることがなく、新品と判断したときの最大画像形成枚数と、その新品と判断したときからのカウンタに基づく実際の用紙3の画像形成枚数との比較が継続され、上記したように、カウンタに基づく実際の用紙3の画像形成枚数が、最大画像形成枚数となる直近に、現像カートリッジ32の寿命を判断する。
4.現像カートリッジの新品検出に関する効果
このレーサプリンタ1によれば、現像カートリッジ32において、当接突起94が、上側または下側に選択的に設けられているので、現像カートリッジ32が本体ケーシング2に装着されたときに、第1アクチュエータ102および第1スイッチ100、または、第2アクチュエータ103および第2スイッチ101によって、上側または下側における当接突起94の有無を検出することで、CPU99は、装着された現像カートリッジ32が新品であるか否かを判断することができる。
また、この現像カートリッジ32では、ガラ回し動作において、当接突起94は、上側に配置されたときと、下側に配置されたときとでは、移動開始位置から移動終了位置まで互いに反対方向に移動する。つまり、当接突起94は、上側に配置されたときには、後方上側から前方側方へ向かって、時計回りの一方向に不可逆的に移動される。一方、下側に配置されたときには、後方下側から前方斜め上側へ向かって、反時計回りの一方向に不可逆的に移動される。そのため、第1アクチュエータ102および第1スイッチ100、または、第2アクチュエータ103および第2スイッチ101による誤検出を防止することができる。
また、検出ギア85は、欠け歯ギアからなり、歯部92において、モータ75からの駆動力が伝達されている間は、検出ギア85は回転駆動する一方、欠け歯部93において、モータ75からの駆動力が伝達されないようになると、検出ギア85の回転駆動が停止される。そのため、検出ギア85を、回転駆動開始から回転駆動停止までの所定の駆動量で確実に駆動させることができる。その結果、当接突起94を検出ギア85の回転駆動とともに、移動開始位置から移動終了位置まで不可逆的かつ確実に移動させることができる。
また、当接突起94は、検出ギア85に一体的に設けられるので、検出ギア85の回転駆動とともに当接突起94をより確実に移動させることができる。
また、この現像カートリッジ32では、当接突起94が上側に配置される場合には、ギア機構部76において、入力ギア78から、検出ギア85に駆動力を伝達する第3中間ギア83までの枚数が、入力ギア78、第1中間ギア81、第2中間ギア82および第3中間ギア83の4枚とされ、当接突起94が下側に配置される場合には、ギア機構部76において、入力ギア78から、検出ギア85に駆動力を伝達する第4中間ギア118までの枚数が、入力ギア78、第1中間ギア81、第2中間ギア82、第3中間ギア83および第4中間ギア118の5枚とされている。つまり、この現像カートリッジ32では、当接突起94が上側に配置される場合と、下側に配置される場合とで、検出ギア85に駆動力が伝達されるまでのギアの枚数の差が、奇数(1枚)となるように設定されている。そのため、当接突起94が上側に配置される場合と、下側に配置される場合とで、検出ギア85を確実に互いに反転駆動することができる。その結果、当接突起94が上側に配置される場合と、下側に配置される場合とで、当接突起94を確実に互いに反対方向に移動させることができる。
また、この現像カートリッジ32では、当接突起94は、上側に配置される場合と、下側に配置される場合との相対配置において、アジテータ回転軸41の軸心から上側に配置される当接突起94までの第1距離と、アジテータ回転軸41の軸心から下側に配置される当接突起94までの第2距離とが、実質的に同一となるように、設けられる。
そのため、検出ギアカバー部96の検出窓97を、当接突起94が上側および下側に配置された場合のいずれの場合においても、当接突起94の周方向移動が確保されるように、連続した移動軌跡として形成することができる。そのため、装置設計の簡便化を図ることができる。
また、この現像カートリッジ32では、当接突起94は、上側に配置される場合と、下側に配置される場合との相対配置において、上側に配置される当接突起94とアジテータ回転軸41の軸心とを結ぶ線分と、下側に配置される当接突起94とアジテータ回転軸41の軸心とを結ぶ線分とが、鈍角で交わるように設けられ、さらに具体的には、上側に配置される当接突起94と、下側に配置される当接突起94とが、アジテータ回転軸41の軸心を挟んで、対向配置されるように設けられる。そのため、上側に配置される当接突起94と、下側に配置される当接突起94との間隔を拡げることができる。その結果、第1アクチュエータ102および第1スイッチ100、および、第2アクチュエータ103および第2スイッチ101での誤検出を、確実に防止することができる。
また、このレーザプリンタ1では、現像カートリッジ32において、当接突起94を上側または下側に選択的に配置することで、その当接突起82の相対配置に対応して、現像カートリッジ32の最大画像形成枚数に関する情報を設定しているので、CPU99では、第1スイッチ100または第2スイッチ101からの選択的なオン信号の入力に基づいて、現像カートリッジ32の最大画像形成枚数に関する情報を、簡易かつ確実に判断することができる。そのため、現像カートリッジ32において、最大画像形成枚数に対応してトナーの量が異なっていても、寿命を正確に判断して、的確に現像カートリッジ32を交換することができる。
また、このレーザプリンタ1では、第1スイッチ100または第2スイッチ101によって、装着された現像カートリッジ32の当接突起94が検出されるか否かによって、CPU99が、装着された現像カートリッジ32が新品であるか否かを判断しているので、現像カートリッジ32の新旧を、簡易かつ確実に判断することができる。そのため、新品検出時からの現像カートリッジ32の寿命を、確実に判断することができる。
5.第1変形例
図15ないし図18は、図3および図4に示す現像カートリッジの新品検出の機構を説明するための動作図である。図19は、現像カートリッジ(当接突起前側配置:ギアカバー装着状態)の側面図、図20は、現像カートリッジ(当接突起前側配置ギアカバー離脱状態)の側面図、図21ないし図24は、図19および図20に示す現像カートリッジの新品検出の機構を説明するための動作図である。以下の第1変形例の説明においては、図1ないし図14で説明した内容と同一内容である場合には、その説明は省略し、相違する内容のみを説明する。
(a)現像カートリッジの構成
第1変形例では、当接突起94が、検知ギア85の周方向において、前後方向に選択的に配置されている。
すなわち、この第1変形例では、当接突起94が、移動開始位置である第1の位置としての後側に配置された場合には、図3および図4に示す現像カートリッジ32と、同一構成となる。
一方、当接突起94が、移動開始位置である第2の位置としての前側に配置された場合には、図19および図20に示すように、現像カートリッジ32は、図3および図4に示す現像カートリッジ32と同一構成のギア機構部76を備え(すなわち、第4中間ギア118はなく、第3中間ギア83の外歯が検出ギア85の歯部92に噛合する。)、検出ギア85において、当接突起94は、図3および図4に示す現像カートリッジ32の当接突起94に対してより前方へ離間するように、設けられる。
より具体的には、当接突起94は、後側に配置される場合(図3に示す態様)と、前側に配置される場合(図19に示す態様)との相対配置において、アジテータ回転軸41の軸心から後側に配置される当接突起94までの第1距離(図3において、Xで示される。)と、アジテータ回転軸41の軸心から前側に配置される当接突起94までの第2距離(図19において、Yで示される。)とが、実質的に同一であり、後側に配置される当接突起94とアジテータ回転軸41の軸心とを結ぶ線分(図3において、Xで示される。)と、前側に配置される当接突起94とアジテータ回転軸41の軸心とを結ぶ線分(図19において、Yで示される。)とが、鋭角で交わるように、設けられる。そして、当接突起92は、後側に配置される場合と、前側に配置される場合とでは、同一軌跡で同一方向に移動される。また、前側に配置される場合には、後側に配置される場合に対して、やや下側に配置される。
そして、当接突起94は、図3および図4に示すように、後側に配置されている場合には、最大画像形成枚数が6000枚であるという情報と対応するように、図19および図20に示すように、前側に配置されている場合には、最大画像形成枚数が3000枚であるという情報と対応するように、設けられる。
(b)本体ケーシングの構成
第1変形例では、情報検出機構部98は、図21に示すように、第1スイッチ100と、第2スイッチ101と、第1スイッチ100および第2スイッチ101に当接可能な第3アクチュエータ120とを備えている。
第1スイッチ100および第2スイッチ101は、上記と同一構成であり、ともに現像カートリッジ32に対して上側に配置され、後側に第1スイッチ100、前側に第2スイッチ101となるように、互いに前後方向に間隔を隔てて設けられている。
第3アクチュエータ120は、現像カートリッジ32に対して幅方向側方に設けられ、第2スイッチ101の揺動レバー105と、第1スイッチ100の揺動レバー104との両方に対して前方から当接可能に配置されている。この第3アクチュエータ120は、前後方向に延びる杆状をなし、その前側に押圧部121と、その後側にガイド部122とを一体的に備えている。
押圧部121は、前後に配置される当接突起94の両方に当接できるように、上記した第1アクチュエータ102の押圧部106および第2アクチュエータ103の押圧部112よりも上下方向に長い、側面視略矩形状をなし、その後端には、ばね受部123が形成されている。
ガイド部122は、細長杆状をなし、押圧部121の後端部上側から、後方に向かって延びるように形成されている。このガイド部122には、前後方向に沿って、ガイド溝124が形成されている。一方、本体ケーシング2には、このガイド溝124に摺動可能に嵌合するガイド突起125が形成されている。そして、第3アクチュエータ120は、ガイド突起125にガイド溝124が嵌合されることにより、前後方向にスライド移動可能に、本体ケーシング2に取り付けられている。
また、押圧部121のばね受部123には、前後方向に沿って配置され、その一端が品体ケーシング2において固定されている圧縮ばね126の他端が受けられている。
そのため、第3アクチュエータ120は、常には、圧縮ばね126の付勢力によって前方に付勢され、第2スイッチ101の揺動レバー105と第3アクチュエータ120の後端とが前後方向において接触している(図23参照)。
(c)現像カートリッジの新品検出に関する作用
次に、第1変形例において、現像カートリッジ32を本体ケーシング2に装着して、その現像カートリッジ32の新旧と、その現像カートリッジ32の最大画像形成枚数とを判断する方法について説明する。
(c−1)当接突起が後側に配置される場合
まず、新品の現像カートリッジ30を、本体ケーシング2に装着すると、図15および図16に示すように、後側に配置される当接突起94が、第3アクチュエータ120の前端に当接する。すると、当接突起94が、その後側に配置される移動開始位置から、現像カートリッジ32の装着方向と反対方向(本体ケーシング2の前側)へ少し移動して移動途中位置に位置され、検出ギア85の歯部92が、第3中間ギア83の外歯と噛合しない位置(新品位置)から、第3中間ギア83の外歯と噛合する位置(動力伝達位置)に位置される。
また、このとき、第3アクチュエータ120は、当接突起94に当接した反力により、圧縮ばね126の付勢力に抗して後側に移動して、第2スイッチ101の揺動レバー105の遊端部を上方へ揺動させるとともに、さらに、その第2スイッチ101の揺動レバー105を通過して、第1スイッチ100の揺動レバー104に当接して、その揺動レバー104の遊端部を上方へ揺動させて、その遊端部を持ち上げる。すると、第2スイッチ101および第1スイッチ100は、オン信号(当接信号)をCPU99に送信する。
CPU99では、まず、第2スイッチ101からのオン信号が入力されると、その現像カートリッジ32が新品であると判断する。
また、CPU99では、第2スイッチ101および第1スイッチ100からのオン信号の入力が、最大画像形成枚数に関する情報と対応するように、関連付けられている。より具体的には、たとえば、第2スイッチ101および第1スイッチ100の両方からのオン信号が入力された場合には、最大画像形成枚数が6000枚であり、第2スイッチ101のみからのオン信号が入力された場合には、最大画像形成枚数が3000枚であるという情報と対応するように関連付けられている。
そして、上記したように、図15および図16に示す例示において、CPU99に、第2スイッチ101および第1スイッチ100の両方からのオン信号が入力されると、CPU99では、その新品の現像カートリッジ32の最大画像形成枚数が6000枚であると判断し、カウンタをリセットする。
その結果、図15および図16に示す例示において、現像カートリッジ32が装着されると、CPU99は、その現像カートリッジ32が新品であり、かつ、その現像カートリッジ32の最大画像形成枚数が6000枚であると判断し、その現像カートリッジ32の装着時から、排紙センサ74によって検出される実際の画像形成枚数が、6000枚を超える直近に、図示しない操作パネルなどにトナーエンプティの警告を表示する。
また、現像カートリッジ32が本体ケーシング2に装着されると、上記と同様に、検出ギア85が駆動可能となり、ガラ回し動作において、検出ギア85が回転駆動される。
ガラ回し動作においては、図17および図18に示すように、検出ギア85が、歯部80の周方向一端部(移動方向上流側端部)から、歯部80の周方向他端(移動方向下流側端部)まで、アジテータ回転軸41を中心として、時計回りの一方向に不可逆的に約1/4回転駆動し、その後、第3中間ギア83の外歯と歯部80との噛合が解除され、さらに、当接突起94が第3アクチュエータ120に押圧されることにより回転され、その回転位置(旧品位置)で停止する。
このとき、検出ギア85に一体的に設けられている当接突起94は、検出ギア85の回転駆動に伴なって、検出ギアカバー部96の検出窓97に沿って、後方上側の移動途中位置から前方斜め下側の移動終了位置へ向かって、時計回りの一方向に不可逆的に、円弧状の軌跡を描くように移動される。
すると、第3アクチュエータ120は、圧縮ばね126の付勢力によって前側に移動し、第1スイッチ100の揺動レバー104が垂下して、それに続いて、第2スイッチ101の揺動レバー105が垂下して、第1スイッチ100および第2スイッチ101は、オフ信号(当接解除信号)をCPU99に送信する。CPU99では、第2スイッチ101からのオフ信号の入力から、次に、第2スイッチ101からのオン信号が入力されるまで、現像カートリッジ32の新品を判断せず、画像形成を1枚行なうたびにカウンタを1つずつインクリメントする。
一方、新品の現像カートリッジ32を装着した後に、たとえば、用紙3の詰まり(ジャム)などによって、一旦、その現像カートリッジ32を本体ケーシング2から離脱させ、再び本体ケーシング2に装着したときには、検出ギア85は、旧品位置において停止状態が保持されている。そのため、再装着時に、検出ギア85の当接突起94が、第3アクチュエータ120の前端と当接せず、CPU99に対する第2スイッチ101からのオン信号の入力がなく、CPU99では、その再装着された現像カートリッジ32が、新品であると誤判断されることがなく、新品と判断したときの最大画像形成枚数と、その新品と判断したときからのカウンタに基づく実際の用紙3の画像形成枚数との比較が継続され、上記したように、カウンタに基づく実際の用紙3の画像形成枚数が、最大画像形成枚数となる直近に、現像カートリッジ32の寿命を判断する。
(c−2)当接突起が前側に配置される場合
まず、新品の現像カートリッジ30を、本体ケーシング2に装着すると、図21および図22に示すように、前側に配置される当接突起94が、第3アクチュエータ120の押圧部121の前端に当接する。すると、当接突起94が、その前側に配置される移動開始位置から、現像カートリッジ32の装着方向と反対方向(本体ケーシング2の前側)へ少し移動して移動途中位置に位置され、検出ギア85の歯部92が、第3中間ギア83の外歯と噛合しない位置(新品位置)から、第3中間ギア83の外歯と噛合する位置(動力伝達位置)に位置される。
また、このとき、第3アクチュエータ120は、当接突起94に当接した反力により、圧縮ばね126の付勢力に抗して後側に移動して、第2スイッチ101の揺動レバー105の遊端部を上方へ揺動させて、その遊端部を持ち上げる。すると、第2スイッチ101は、オン信号(当接信号)をCPU99に送信する。なお、当接突起94が前側に配置される場合には、後側に配置される場合に比べて、前側に配置される分だけ第3アクチュエータ120の後方移動が少なくなり、第3アクチュエータ120は、第2スイッチ101の揺動レバー105には当接しない。
CPU99では、まず、第2スイッチ101からのオン信号が入力されると、その現像カートリッジ32が新品であると判断する。
また、CPU99では、第2スイッチ101のみからのオン信号が入力されると、その新品の現像カートリッジ32の最大画像形成枚数が3000枚であると判断し、カウンタをリセットする。
その結果、図21および図22に示す例示において、現像カートリッジ32が装着されると、CPU99は、その現像カートリッジ32が新品であり、かつ、その現像カートリッジ32の最大画像形成枚数が3000枚であると判断し、その現像カートリッジ32の装着時から、排紙センサ74によって検出される実際の画像形成枚数が、3000枚を超えるまでに、図示しない操作パネルなどにトナーエンプティの警告を表示する。
また、現像カートリッジ32が本体ケーシング2に装着されると、上記と同様に、検出ギア85が駆動可能となり、ガラ回し動作において、検出ギア85が回転駆動される。
ガラ回し動作においては、図23および図24に示すように、検出ギア85が、歯部80の周方向一端部(移動方向上流側端部)から、歯部80の周方向他端(移動方向下流側端部)まで、アジテータ回転軸41を中心として、時計回りの一方向に不可逆的に約1/4回転駆動し、その後、第3中間ギア83の外歯と歯部80との噛合が解除され、その解除位置(旧品位置)で停止する。
このとき、検出ギア85に一体的に設けられている当接突起94は、検出ギア85の回転駆動に伴なって、検出ギアカバー部96の検出窓97に沿って、前方上側の移動途中位置から前方下側の移動終了位置へ向かって、時計回りの一方向に不可逆的に、円弧状の軌跡を描くように移動される。
すると、第3アクチュエータ120は、圧縮ばね126の付勢力によって前側に移動し、第2スイッチ101の揺動レバー105が垂下して、第2スイッチ101は、オフ信号(当接解除信号)をCPU99に送信する。CPU99では、第2スイッチ101からのオフ信号の入力から、次に、第2スイッチ101からのオン信号が入力されるまで、現像カートリッジ32の新品を判断せず、画像形成を1枚行なうたびにカウンタを1つずつインクリメントする。
一方、新品の現像カートリッジ32を装着した後に、たとえば、用紙3の詰まり(ジャム)などによって、一旦、その現像カートリッジ32を本体ケーシング2から離脱させ、再び本体ケーシング2に装着したときには、検出ギア85は、旧品位置において停止状態が保持されている。そのため、再装着時に、検出ギア85の当接突起94が、第3アクチュエータ120の前端と当接せず、CPU99に対する第2スイッチ101からのオン信号の入力がなく、CPU99では、その再装着された現像カートリッジ32が、新品であると誤判断されることがなく、新品と判断したときの最大画像形成枚数と、その新品と判断したときからのカウンタに基づく実際の用紙3の画像形成枚数との比較が継続され、上記したように、カウンタに基づく実際の用紙3の画像形成枚数が、最大画像形成枚数となる直近に、現像カートリッジ32の寿命を判断する。
(d)現像カートリッジの新品検出に関する効果
第1変形例では、当接突起94が、後側に配置される場合と、前側に配置される場合との相対配置において、アジテータ回転軸41の軸心から後側に配置される当接突起94までの第1距離と、アジテータ回転軸41の軸心から前側に配置される当接突起94までの第2距離とが、実質的に同一となるように設けられる。そのため、検出ギアカバー部96の検出窓97を、当接突起94が後側および前側に配置された場合のいずれの場合においても、当接突起94の周方向移動が確保されるように、連続した移動軌跡として形成することができる。そのため、装置設計の簡便化を図ることができる。
また、後側に配置される当接突起94とアジテータ回転軸41の軸心とを結ぶ線分と、前側に配置される当接突起94とアジテータ回転軸41の軸心とを結ぶ線分とが、鋭角で交わるように、設けられている。そのため、後側に配置される当接突起94と、前側に配置される当接突起94との間隔を狭くすることができる。そのため、1つの第3アクチュエータ120を、前後に配置される当接突起94に当接させて、第1スイッチ100および第2スイッチ101での検出動作の容易化を図ることができる。
6.第2変形例
図25ないし図28は、図3および図4に示す現像カートリッジ(但し、ギアカバーのみが、図29および図30に示す態様に変更されている。)の新品検出の機構を説明するための動作図である。図29は、現像カートリッジ(当接突起内側配置:ギアカバー装着状態)の側面図、図30は、現像カートリッジ(当接突起内側配置ギアカバー離脱状態)の側面図、図31ないし図34は、図29および図30に示す現像カートリッジの新品検出の機構を説明するための動作図である。以下の第2変形例の説明においては、図1ないし図14で説明した内容と同一内容である場合には、その説明は省略し、相違する内容のみを説明する。
(a)現像カートリッジの構成
第2変形例では、当接突起94が、検知ギア85の径方向において、内外方向に選択的に配置されている。
すなわち、この第2変形例では、当接突起94が、移動開始位置である第1の位置としての外側に配置された場合には、図3および図4に示す現像カートリッジ32と、同一構成となる。
一方、当接突起94が、移動開始位置である第2の位置としての内側に配置された場合には、図29および図30に示すように、現像カートリッジ32は、図3および図4に示す現像カートリッジ32と同一構成のギア機構部76を備え(すなわち、第4中間ギア118はなく、第3中間ギア83の外歯が検出ギア85の歯部92に噛合する。)、検出ギア85において、当接突起94は、図3および図4に示す現像カートリッジ32の当接突起94に対して、より内側へ設けられる。
より具体的には、当接突起94は、外側に配置される場合(図3に示す態様)と、内側に配置される場合(図29に示す態様)との相対配置において、検出ギア85の径方向に沿って、アジテータ回転軸41の軸心から外側に配置される当接突起94までの第1距離(図3において、Xで示される。)よりも、アジテータ回転軸41の軸心から内側に配置される当接突起94までの第2距離(図29において、Yで示される。)が短くなるように設けられ、アジテータ回転軸41の軸心と外側に配置される当接突起94との間に、内側に配置される当接突起94が設けられる。そして、当接突起92は、外側に配置される場合と、内側に配置される場合とでは、検出ギア85の径方向内外に異なる軌跡で同一方向に移動される。また、内側に配置される場合には、外側に配置される場合に対して、下側に配置される。
そして、当接突起94は、図3および図4に示すように、外側に配置されている場合には、最大画像形成枚数が6000枚であるという情報と対応するように、図29および図30に示すように、内側に配置されている場合には、最大画像形成枚数が3000枚であるという情報と対応するように、設けられる。
また、ギアカバー77において、検出ギアカバー部96の検出窓97は、内外に配置される当接突起94を露出させるために、検出ギア85の径方向に大きな略扇形状に開口されている。なお、この検出窓97には、当接突起94が旧品位置に位置したときに、アジテータ回転軸41が検出ギア85に対して相対回転しても、検出ギア85の停止状態を保持できるように、当接突起94に当接する堰止め板(図示せず)が設けられている。
(b)本体ケーシングの構成
第2変形例では、情報検出機構部98は、図25に示すように、第1スイッチ100と、第2スイッチ101と、第1アクチュエータ102と、第2アクチュエータ103とを備えている。
第1スイッチ100、第2スイッチ101、第1アクチュエータ102および第2アクチュエータ103は、上記と同一構成であり、第1スイッチ100および第1アクチュエータ102は、外側に配置される当接突起94に対して、前後方向において後方から対向配置されている。また、第2スイッチ101および第2アクチュエータ103は、内側に配置される当接突起94に対して、前後方向において後方から対向配置されている。つまり、第2スイッチ101および第2アクチュエータ103は、第1スイッチ100および第1アクチュエータ102の下方に配置され、これら第1スイッチ100および第1アクチュエータ102と、第2スイッチ101および第2アクチュエータ103とは、前後方向に沿って並行して配置されている。
(c)現像カートリッジの新品検出に関する作用
次に、第2変形例において、現像カートリッジ32を本体ケーシング2に装着して、その現像カートリッジ32の新旧と、その現像カートリッジ32の最大画像形成枚数とを判断する方法について説明する。
(c−1)当接突起が外側に配置される場合
まず、新品の現像カートリッジ30を、本体ケーシング2に装着すると、図25および図26に示すように、外側に配置される当接突起94が、第1アクチュエータ102の前端に当接する。すると、当接突起94が、その外側に配置される移動開始位置から、現像カートリッジ32の装着方向と反対方向(本体ケーシング2の前側)へ少し移動して移動途中位置に位置され、検出ギア85の歯部92が、第3中間ギア83の外歯と噛合しない位置(新品位置)から、第3中間ギア83の外歯と噛合する位置(動力伝達位置)に位置される。
また、このとき、第1アクチュエータ102は、当接突起94に当接した反力により、圧縮ばね111の付勢力に抗して後側に移動して、第1スイッチ100の揺動レバー104の遊端部を上方へ揺動させて、その遊端部を持ち上げる。すると、第1スイッチ100は、オン信号(当接信号)をCPU99に送信する。
CPU99では、第1スイッチ100からのオン信号が入力されると、その現像カートリッジ32が新品であると判断する。
また、CPU99では、第1スイッチ100または第2スイッチ101からのオン信号の入力が、最大画像形成枚数に関する情報と対応するように、関連付けられている。より具体的には、たとえば、第1スイッチ100からのオン信号が入力された場合には、最大画像形成枚数が6000枚であり、第2スイッチ101からのオン信号が入力された場合には、最大画像形成枚数が3000枚であるという情報と対応するように関連付けられている。
そして、上記したように、図25および図26に示す例示において、CPU99に、第1スイッチ100からのオン信号が入力されると、CPU99では、その新品の現像カートリッジ32の最大画像形成枚数が6000枚であると判断し、カウンタをリセットする。
その結果、図25および図26に示す例示において、現像カートリッジ32が装着されると、CPU99は、その現像カートリッジ32が新品であり、かつ、その現像カートリッジ32の最大画像形成枚数が6000枚であると判断し、その現像カートリッジ32の装着時から、排紙センサ74によって検出される実際の画像形成枚数が、6000枚を超える直近に、図示しない操作パネルなどにトナーエンプティの警告を表示する。
また、現像カートリッジ32が本体ケーシング2に装着されると、上記と同様に、検出ギア85が駆動可能となり、ガラ回し動作において、検出ギア85が回転駆動される。
ガラ回し動作においては、図27および図28に示すように、検出ギア85が、歯部80の周方向一端部(移動方向上流側端部)から、歯部80の周方向他端(移動方向下流側端部)まで、アジテータ回転軸41を中心として、時計回りの一方向に不可逆的に約1/4回転駆動し、その後、第3中間ギア83の外歯と歯部80との噛合が解除され、その解除位置(旧品位置)で停止する。
このとき、検出ギア85に一体的に設けられている当接突起94は、検出ギア85の回転駆動に伴なって、検出ギアカバー部96の検出窓97に沿って、後方上側の移動途中位置から前方側方の移動終了位置へ向かって、時計回りの一方向に不可逆的に、円弧状の軌跡を描くように移動される。
すると、第1アクチュエータ102は、圧縮ばね111の付勢力によって前側に移動し、第1スイッチ100の揺動レバー104が垂下して、第1スイッチ100は、オフ信号(当接解除信号)をCPU99に送信する。CPU99では、次に、第1スイッチ100からのオン信号が入力されるまで、現像カートリッジ32の新品を判断せず、画像形成を1枚行なうたびにカウンタを1つずつインクリメントする。
一方、新品の現像カートリッジ32を装着した後に、たとえば、用紙3の詰まり(ジャム)などによって、一旦、その現像カートリッジ32を本体ケーシング2から離脱させ、再び本体ケーシング2に装着したときには、検出ギア85は、旧品位置において停止状態が保持されている。そのため、再装着時に、検出ギア85の当接突起94が、第1アクチュエータ102の前端と当接せず、CPU99に対する第1スイッチ100からのオン信号の入力がなく、CPU99では、その再装着された現像カートリッジ32が、新品であると誤判断されることがなく、新品と判断したときの最大画像形成枚数と、その新品と判断したときからのカウンタに基づく実際の用紙3の画像形成枚数との比較が継続され、上記したように、カウンタに基づく実際の用紙3の画像形成枚数が、最大画像形成枚数となる直近に、現像カートリッジ32の寿命を判断する。
(c−2)当接突起が内側に配置される場合
まず、新品の現像カートリッジ30を、本体ケーシング2に装着すると、図31および図32に示すように、内側に配置される当接突起94が、第2アクチュエータ103の押圧部112の前端に当接する。すると、当接突起94が、その内側に配置される移動開始位置から、現像カートリッジ32の装着方向と反対方向(本体ケーシング2の前側)へ少し移動して移動途中位置に位置され、検出ギア85の歯部92が、第3中間ギア83の外歯と噛合しない位置(新品位置)から、第3中間ギア83の外歯と噛合する位置(動力伝達位置)に位置される。
また、このとき、第2アクチュエータ103は、当接突起94に当接した反力により、圧縮ばね117の付勢力に抗して後側に移動して、第2スイッチ101の揺動レバー105の遊端部を上方へ揺動させて、その遊端部を持ち上げる。すると、第2スイッチ101は、オン信号(当接信号)をCPU99に送信する。
CPU99では、第2スイッチ101からのオン信号が入力されると、その現像カートリッジ32が新品であると判断する。また、CPU99では、第2スイッチ101からのオン信号が入力されると、その新品の現像カートリッジ32の最大画像形成枚数が3000枚であると判断し、カウンタをリセットする。
その結果、図31および図32に示す例示において、現像カートリッジ32が装着されると、CPU99は、その現像カートリッジ32が新品であり、かつ、その現像カートリッジ32の最大画像形成枚数が3000枚であると判断し、その現像カートリッジ32の装着時から、排紙センサ74によって検出される実際の画像形成枚数が、3000枚を超えるまでに、図示しない操作パネルなどにトナーエンプティの警告を表示する。
また、現像カートリッジ32が本体ケーシング2に装着されると、上記と同様に、検出ギア85が駆動可能となり、ガラ回し動作において、検出ギア85が回転駆動される。
ガラ回し動作においては、図33および図34に示すように、検出ギア85が、歯部80の周方向一端部(移動方向上流側端部)から、歯部80の周方向他端(移動方向下流側端部)まで、アジテータ回転軸41を中心として、時計回りの一方向に不可逆的に約1/4回転駆動し、その後、第3中間ギア83の外歯と歯部80との噛合が解除され、その解除位置(旧品位置)で停止する。
このとき、検出ギア85に一体的に設けられている当接突起94は、検出ギア85の回転駆動に伴なって、検出ギアカバー部96の検出窓97に沿って、外側に配置される場合と比べて、より小さい円弧状の軌跡で、後方上側の移動途中位置から前方側方の移動終了位置へ向かって、時計回りの一方向に不可逆的に移動される。
すると、第2アクチュエータ103は、圧縮ばね117の付勢力によって前側に移動し、第2スイッチ101の揺動レバー105が垂下して、第2スイッチ101は、オフ信号(当接解除信号)をCPU99に送信する。CPU99では、次に、第2スイッチ101からのオン信号が入力されるまで、現像カートリッジ32の新品を判断せず、画像形成を1枚行なうたびにカウンタを1つずつインクリメントする。
一方、新品の現像カートリッジ32を装着した後に、たとえば、用紙3の詰まり(ジャム)などによって、一旦、その現像カートリッジ32を本体ケーシング2から離脱させ、再び本体ケーシング2に装着したときには、検出ギア85は、旧品位置において停止状態が保持されている。そのため、再装着時に、検出ギア85の当接突起94が、第2アクチュエータ103の前端と当接せず、CPU99に対する第2スイッチ101からのオン信号の入力がなく、CPU99では、その再装着された現像カートリッジ32が、新品であると誤判断されることがなく、新品と判断したときの最大画像形成枚数と、その新品と判断したときからのカウンタに基づく実際の用紙3の画像形成枚数との比較が継続され、上記したように、カウンタに基づく実際の用紙3の画像形成枚数が、最大画像形成枚数となる直近に、現像カートリッジ32の寿命を判断する。
(d)現像カートリッジの新品検出に関する効果
第2変形例では、当接突起94が、外側に配置される場合と、内側に配置される場合との相対配置において、検出ギア85の径方向に沿って、アジテータ回転軸41の軸心から外側に配置される当接突起94までの第1距離よりも、アジテータ回転軸41の軸心から内側に配置される当接突起94までの第2距離が短くなるように、設けられる。そのため、現像カートリッジ32の小型化を図ることができる。
また、内側に配置される当接突起94は、アジテータ回転軸41の軸心と外側に配置される当接突起94との間に設けられる。そのため、当接突起94の配置の容易化を図ることができながら、現像カートリッジ32の小型化を図ることができる。
7.その他の変形例
上記の説明では、当接突起94を、検出ギア85において、第1の位置および第2の位置のいずれか一方に選択的に設けたが、第1の位置および第2の位置の両方に設けてもよい。
より具体的には、たとえば、第3変形例において、当接突起94を、内側および外側の両方に設ける。そして、当接突起94が両方に設けられている場合には、最大画像形成枚数が9000枚であるという情報と対応させる。
一方、CPU99では、第1スイッチ100および第2スイッチ101の両方からのオン信号が入力されると、その新品の現像カートリッジ32の最大画像形成枚数が9000枚であると判断するように設定する。
これによって、第3変形例では、現像カートリッジ32の最大画像形成枚数を、3000枚、6000枚、9000枚の3種類から判断することができる。
なお、上記各実施形態においては、現像カートリッジ32が、感光ドラム55が配置されたドラムカートリッジ31と別体に設けられているが、本発明にかかる現像カートリッジは、ドラムカートリッジと一体的に形成されているものであってもよいことは、いうまでもない。
本発明の画像形成装置としてのレーザプリンタの一実施形態を示す要部側断面図である。 図1に示すレーザプリンタのプロセスユニットを示す側面図である。 図2に示すプロセスユニットの現像カートリッジ(当接突起上側配置:ギアカバー装着状態)の側面図である。 図2に示す現像カートリッジ(当接突起上側配置ギアカバー離脱状態)の側面図である。 図3に示す現像カートリッジの新品検出の機構を説明するための動作図(現像カートリッジ装着状態)である。 図4に示す現像カートリッジの新品検出の機構を説明するための動作図(現像カートリッジ装着状態)である。 図3に示す現像カートリッジの新品検出の機構を説明するための動作図(ガラ回し動作後状態)である。 図4に示す現像カートリッジの新品検出の機構を説明するための動作図(ガラ回し動作後状態)である。 図2に示す現像カートリッジ(当接突起下側配置:ギアカバー装着状態)の側面図である。 図2に示す現像カートリッジ(当接突起下側配置:ギアカバー離脱状態)の側面図である。 図9に示す現像カートリッジの新品検出の機構を説明するための動作図(現像カートリッジ装着状態)である。 図10に示す現像カートリッジの新品検出の機構を説明するための動作図(現像カートリッジ装着状態)である。 図9に示す現像カートリッジの新品検出の機構を説明するための動作図(ガラ回し動作後状態)である。 図10に示す現像カートリッジの新品検出の機構を説明するための動作図(ガラ回し動作後状態)である。 第1変形例において、図3に示す現像カートリッジの新品検出の機構を説明するための動作図(現像カートリッジ装着状態)である。 第1変形例において、図4に示す現像カートリッジの新品検出の機構を説明するための動作図(現像カートリッジ装着状態)である。 第1変形例において、図3に示す現像カートリッジの新品検出の機構を説明するための動作図(ガラ回し動作後状態)である。 第1変形例において、図4に示す現像カートリッジの新品検出の機構を説明するための動作図(ガラ回し動作後状態)である。 第1変形例において、図2に示す現像カートリッジ(当接突起前側配置:ギアカバー装着状態)の側面図である。 第1変形例において、図2に示す現像カートリッジ(当接突起前側配置ギアカバー離脱状態)の側面図である。 第1変形例において、図19に示す現像カートリッジの新品検出の機構を説明するための動作図(現像カートリッジ装着状態)である。 第1変形例において、図20に示す現像カートリッジの新品検出の機構を説明するための動作図(現像カートリッジ装着状態)である。 第1変形例において、図19に示す現像カートリッジの新品検出の機構を説明するための動作図(ガラ回し動作後状態)である。 第1変形例において、図20に示す現像カートリッジの新品検出の機構を説明するための動作図(ガラ回し動作後状態)である。 第2変形例において、図3に示す現像カートリッジの新品検出の機構を説明するための動作図(現像カートリッジ装着状態)である。 第2変形例において、図4に示す現像カートリッジの新品検出の機構を説明するための動作図(現像カートリッジ装着状態)である。 第2変形例において、図3に示す現像カートリッジの新品検出の機構を説明するための動作図(ガラ回し動作後状態)である。 第2変形例において、図4に示す現像カートリッジの新品検出の機構を説明するための動作図(ガラ回し動作後状態)である。 第2変形例において、図2に示す現像カートリッジ(当接突起内側配置:ギアカバー装着状態)の側面図である。 第2変形例において、図2に示す現像カートリッジ(当接突起内側配置ギアカバー離脱状態)の側面図である。 第2変形例において、図29に示す現像カートリッジの新品検出の機構を説明するための動作図(現像カートリッジ装着状態)である。 第2変形例において、図30に示す現像カートリッジの新品検出の機構を説明するための動作図(現像カートリッジ装着状態)である。 第2変形例において、図29に示す現像カートリッジの新品検出の機構を説明するための動作図(ガラ回し動作後状態)である。 第2変形例において、図30に示す現像カートリッジの新品検出の機構を説明するための動作図(ガラ回し動作後状態)である。
符号の説明
1 レーザプリンタ
2 本体ケーシング
32 現像カートリッジ
41 アジテータ回転軸
75 モータ
76 ギア機構部
85 検出ギア
92 歯部
93 欠け歯部
94 当接突起
99 CPU
100 第1スイッチ
101 第2スイッチ

Claims (36)

  1. 画像形成装置本体と、
    前記画像形成装置本体に対して着脱可能であり、現像剤が収容される現像カートリッジと、
    前記画像形成装置本体に備えられた駆動手段と、
    前記現像カートリッジに備えられ、前記現像カートリッジが前記画像形成装置本体に装着されたときに、前記駆動手段により駆動可能となる駆動部材と、
    前記駆動部材の駆動とともに移動開始位置から移動終了位置まで不可逆的に移動可能であり、前記移動開始位置として、互いに異なる第1の位置、第2の位置およびそれらの両方の位置のいずれかの位置に、選択的に設けられる移動部材と、
    前記現像カートリッジが前記画像形成装置本体に装着されたときに、前記第1の位置に設けられる移動部材を検出する第1検出手段と、
    前記現像カートリッジが前記画像形成装置本体に装着されたときに、前記第2の位置に設けられる移動部材を検出する第2検出手段と、
    前記第1検出手段および前記第2検出手段の少なくともいずれか一方による前記移動部材の検出の有無に基づいて、前記現像カートリッジに関する情報を判断する情報判断手段と
    を備えていることを特徴とする、画像形成装置。
  2. 前記移動部材は、前記第1の位置に設けられたときと、前記第2の位置に設けられたときとでは、移動開始位置から移動終了位置まで、互いに反対方向に移動することを特徴とする、請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記駆動部材は、前記駆動手段からの駆動力が伝達される歯部と、前記駆動手段からの駆動力が伝達されない欠け歯部とが形成された欠け歯ギアであることを特徴とする、請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記第1の位置および前記第2の位置に設けられる移動部材は、前記欠け歯ギアに配置されることを特徴とする、請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記現像カートリッジは、前記現像カートリッジが前記画像形成装置本体に装着されたときに、前記駆動手段からの駆動力が伝達されるように前記駆動手段に連結され、複数のギアを備え、複数の前記ギアのうち少なくとも1つのギアが前記欠け歯ギアと噛合する駆動力伝達手段を備え、
    前記駆動力伝達手段は、前記駆動手段から前記移動部材が第1の位置に設けられているときの前記欠け歯ギアまでの前記ギアの枚数と、前記駆動手段から前記移動部材が第2の位置に設けられているときの前記欠け歯ギアまでの前記ギアの枚数との差が、奇数となるように、前記ギアを備えていることを特徴とする、請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記現像カートリッジは、前記欠け歯ギアの回転中心に設けられる回転軸を備え、前記第1の位置から前記回転軸までの第1距離と、前記第2の位置から前記回転軸までの第2距離とが、実質的に同一となるように、前記移動部材が、前記第1の位置、前記第2の位置およびそれらの両方の位置のいずれかの位置に、選択的に設けられることを特徴とする、請求項3ないし5のいずれかに記載の画像形成装置。
  7. 前記現像カートリッジは、前記欠け歯ギアの回転中心に設けられる回転軸を備え、
    前記第1の位置と前記回転軸とを結ぶ線分と、前記第2の位置と前記回転軸とを結ぶ線分とが、鈍角で交わるように、前記移動部材が、前記第1の位置、前記第2の位置およびそれらの両方の位置のいずれかの位置に、選択的に設けられることを特徴とする、請求項3ないし6のいずれかに記載の画像形成装置。
  8. 前記現像カートリッジは、前記欠け歯ギアの回転中心に設けられる回転軸を備え、
    前記第1の位置と前記第2の位置とは、前記回転軸を挟んで対向配置されるように、前記移動部材が、前記第1の位置、前記第2の位置およびそれらの両方の位置のいずれかの位置に、選択的に設けられることを特徴とする、請求項3ないし7のいずれかに記載の画像形成装置。
  9. 前記移動部材は、前記第1の位置に設けられたときと、前記第2の位置に設けられたときとでは、移動開始位置から移動終了位置まで、同一方向に移動することを特徴とする、請求項1に記載の画像形成装置。
  10. 前記駆動部材は、前記駆動手段からの駆動力が伝達される歯部と、前記駆動手段からの駆動力が伝達されない欠け歯部とが形成された欠け歯ギアであることを特徴とする、請求項9に記載の画像形成装置。
  11. 前記第1の位置および前記第2の位置に設けられる移動部材は、前記欠け歯ギアに配置されることを特徴とする、請求項10に記載の画像形成装置。
  12. 前記現像カートリッジは、前記欠け歯ギアの回転中心に設けられる回転軸を備え、前記第1の位置から前記回転軸までの第1距離と、前記第2の位置から前記回転軸までの第2距離とが、実質的に同一となるように、前記移動部材が、前記第1の位置、前記第2の位置およびそれらの両方の位置のいずれかの位置に、選択的に設けられることを特徴とする、請求項9ないし11のいずれかに記載の画像形成装置。
  13. 前記現像カートリッジは、前記欠け歯ギアの回転中心に設けられる回転軸を備え、
    前記第1の位置と前記回転軸とを結ぶ線分と、前記第2の位置と前記回転軸とを結ぶ線分とが、鋭角で交わるように、前記移動部材が、前記第1の位置、前記第2の位置およびそれらの両方の位置のいずれかの位置に、選択的に設けられることを特徴とする、請求項9ないし12のいずれかに記載の画像形成装置。
  14. 前記現像カートリッジは、前記欠け歯ギアの回転中心に設けられる回転軸を備え、前記第1の位置から前記回転軸までの第1距離よりも、前記第2の位置から前記回転軸までの第2距離が、短くなるように、前記移動部材が、前記第1の位置、前記第2の位置およびそれらの両方の位置のいずれかの位置に、選択的に設けられることを特徴とする、請求項9ないし13のいずれかに記載の画像形成装置。
  15. 前記現像カートリッジは、前記欠け歯ギアの回転中心に設けられる回転軸を備え、
    前記回転軸と前記第1の位置との間に、前記第2の位置が配置されるように、前記移動部材が、前記第1の位置、前記第2の位置およびそれらの両方の位置のいずれかの位置に、選択的に設けられることを特徴とする、請求項14に記載の画像形成装置。
  16. 前記第1の位置、前記第2の位置およびそれらの両方の位置のいずれかの位置に、選択的に設けられる移動部材の配置が、前記現像カートリッジに関する情報に対応しており、
    前記情報判断手段は、前記第1検出手段および前記第2検出手段の少なくともいずれか一方による前記移動部材の検出の有無に基づいて、前記現像カートリッジに関する情報を判断することを特徴とする、請求項1ないし15のいずれかに記載の画像形成装置。
  17. 前記現像カートリッジに関する情報は、前記現像カートリッジが新品であるか否かの情報であることを特徴とする、請求項1ないし16のいずれかに記載の画像形成装置。
  18. 前記現像カートリッジに関する情報は、前記現像カートリッジに収容されている現像剤によって画像形成が可能な記録媒体の最大枚数に関する情報であることを特徴とする、請求項1ないし17のいずれかに記載の画像形成装置。
  19. 画像形成装置本体に対して着脱可能であり、現像剤が収容される現像カートリッジにおいて、
    前記現像カートリッジが前記画像形成装置本体に装着されたときに、前記画像形成装置本体に備えられた駆動手段により駆動可能となる駆動部材と、
    前記駆動部材の駆動とともに移動開始位置から移動終了位置まで不可逆的に移動可能であり、前記移動開始位置として、互いに異なる第1の位置、第2の位置およびそれらの両方の位置のいずれかの位置に選択的に設けられ、前記現像カートリッジが前記画像形成装置本体に装着されたときに、前記第1の位置に設けられたときに第1検出手段によって検出され、前記第2の位置に設けられたときに第2検出手段によって検出される移動部材と
    を備えていることを特徴とする、現像カートリッジ。
  20. 前記移動部材は、前記第1の位置に設けられたときと、前記第2の位置に設けられたときとでは、前記現像カートリッジが前記画像形成装置本体に装着されたときに、移動開始位置から移動終了位置まで、互いに反対方向に移動することを特徴とする、請求項19に記載の現像カートリッジ。
  21. 前記駆動部材は、前記駆動手段からの駆動力が伝達される歯部と、前記駆動手段からの駆動力が伝達されない欠け歯部とが形成された欠け歯ギアであることを特徴とする、請求項20に記載の現像カートリッジ。
  22. 前記第1の位置および前記第2の位置に設けられる移動部材は、前記欠け歯ギアに配置されることを特徴とする、請求項21に記載の現像カートリッジ。
  23. 前記現像カートリッジが前記画像形成装置本体に装着されたときに、前記駆動手段からの駆動力が伝達されるように前記駆動手段に連結され、複数のギアを備え、複数の前記ギアのうち少なくとも1つのギアが前記欠け歯ギアと噛合する駆動力伝達手段を備え、
    前記駆動力伝達手段は、前記駆動手段から前記移動部材が第1の位置に設けられているときの前記欠け歯ギアまでの前記ギアの枚数と、前記駆動手段から前記移動部材が第2の位置に設けられているときの前記欠け歯ギアまでの前記ギアの枚数との差が、奇数となるように、前記ギアを備えていることを特徴とする、請求項21または22に記載の現像カートリッジ。
  24. 前記欠け歯ギアの回転中心に設けられる回転軸を備え、
    前記第1の位置から前記回転軸までの第1距離と、前記第2の位置から前記回転軸までの第2距離とが、実質的に同一となるように、前記移動部材が、前記第1の位置、前記第2の位置およびそれらの両方の位置のいずれかの位置に、選択的に設けられることを特徴とする、請求項21ないし23のいずれかに記載の現像カートリッジ。
  25. 前記欠け歯ギアの回転中心に設けられる回転軸を備え、
    前記第1の位置と前記回転軸とを結ぶ線分と、前記第2の位置と前記回転軸とを結ぶ線分とが、鈍角で交わるように、前記移動部材が、前記第1の位置、前記第2の位置およびそれらの両方の位置のいずれかの位置に、選択的に設けられることを特徴とする、請求項21ないし24のいずれかに記載の現像カートリッジ。
  26. 前記欠け歯ギアの回転中心に設けられる回転軸を備え、
    前記第1の位置と前記第2の位置とは、前記回転軸を挟んで対向配置されるように、前記移動部材が、前記第1の位置、前記第2の位置およびそれらの両方の位置のいずれかの位置に、選択的に設けられることを特徴とする、請求項21ないし25のいずれかに記載の現像カートリッジ。
  27. 前記移動部材は、前記第1の位置に設けられたときと、前記第2の位置に設けられたときとでは、移動開始位置から移動終了位置まで、同一方向に移動することを特徴とする、請求項19に記載の現像カートリッジ。
  28. 前記駆動部材は、前記駆動手段からの駆動力が伝達される歯部と、前記駆動手段からの駆動力が伝達されない欠け歯部とが形成された欠け歯ギアであることを特徴とする、請求項27に記載の現像カートリッジ。
  29. 前記第1の位置および前記第2の位置に設けられる移動部材は、前記欠け歯ギアに配置されることを特徴とする、請求項28に記載の現像カートリッジ。
  30. 前記欠け歯ギアの回転中心に設けられる回転軸を備え、
    前記第1の位置から前記回転軸までの第1距離と、前記第2の位置から前記回転軸までの第2距離とが、実質的に同一となるように、前記移動部材が、前記第1の位置、前記第2の位置およびそれらの両方の位置のいずれかの位置に、選択的に設けられることを特徴とする、請求項28または29に記載の現像カートリッジ。
  31. 前記欠け歯ギアの回転中心に設けられる回転軸を備え、
    前記第1の位置と前記回転軸とを結ぶ線分と、前記第2の位置と前記回転軸とを結ぶ線分とが、鋭角で交わるように、前記移動部材が、前記第1の位置、前記第2の位置およびそれらの両方の位置のいずれかの位置に、選択的に設けられることを特徴とする、請求項28ないし30のいずれかに記載の現像カートリッジ。
  32. 前記欠け歯ギアの回転中心に設けられる回転軸を備え、
    前記第1の位置から前記回転軸までの第1距離よりも、前記第2の位置から前記回転軸までの第2距離が、短くなるように、前記移動部材が、前記第1の位置、前記第2の位置およびそれらの両方の位置のいずれかの位置に、選択的に設けられることを特徴とする、請求項28ないし31のいずれかに記載の現像カートリッジ。
  33. 前記欠け歯ギアの回転中心に設けられる回転軸を備え、
    前記回転軸と前記第1の位置との間に、前記第2の位置が配置されるように、前記移動部材が、前記第1の位置、前記第2の位置およびそれらの両方の位置のいずれかの位置に、選択的に設けられることを特徴とする、請求項32に記載の現像カートリッジ。
  34. 前記第1の位置、前記第2の位置およびそれらの両方の位置のいずれかの位置に、選択的に設けられる移動部材の配置が、前記現像カートリッジに関する情報に対応していることを特徴とする、請求項19ないし33のいずれかに記載の現像カートリッジ。
  35. 前記現像カートリッジに関する情報は、前記現像カートリッジが新品であるか否かの情報であることを特徴とする、請求項19ないし34のいずれかに記載の現像カートリッジ。
  36. 前記現像カートリッジに関する情報は、前記現像カートリッジに収容されている現像剤によって画像形成が可能な記録媒体の最大枚数に関する情報であることを特徴とする、請求項19ないし34のいずれかに記載の現像カートリッジ。
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