JP4810877B2 - 画像形成装置 - Google Patents
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Description
なお、「報知手段」としては、情報を印刷することにより報知を行う構成、音を発することにより情報の報知を行う構成、ディスプレイ等の表示手段に表示することにより情報の報知を行う構成等が含まれる。
プロセスカートリッジの交換時には、まずカバーを開放し、本体ケーシング内部に装着されているプロセスカートリッジを取り外す。そして、当該プロセスカートリッジの代わりに他のプロセスカートリッジを新たに装着してからカバーを閉じる。このような作業が必要であるため、一般に、他の要因(例えば、単純な紙づまりを取り除く等)により、カバーの開閉を行う場合と比較して、カバーが開状態(開放状態)となる時間が長くなる傾向がある。そこで、本構成によれば、報知手段は、カバーが開状態となっている時間が長い(所定時間以上である)ときにプロセスカートリッジの交換に関する情報を報知するから、報知が頻繁にされることによるユーザの不快感や、報知の都度行う煩雑な操作を減少させつつ、プロセスカートリッジが交換された可能性が高いときに報知を行うことができる。
計測手段が主電源のみから電力の供給を受けていると、カバーが開状態となって計測手段が時間を計測している途中で、電源スイッチがオフされて計測手段への主電源からの電力の供給が遮断されると、計測が行われなくなってしまう。このとき、電源スイッチが再びオンされて電力の供給が行われても、所定時間以上カバーが開状態であったかわからないために、実際は所定時間以上カバーが開状態であったとしても、プロセスカートリッジの交換時の報知が確実に行われない。
しかし、本構成によれば、計測手段は、主電源からの電力の供給が遮断されたとしても、予備電源からの電力の供給を受けて時間の計測を継続することができるから、プロセスカートリッジが交換された可能性が高いときに報知を行うことができる。
本構成によれば、報知手段は、検出手段が検出したカバーの開閉動作の前後における攪拌部材を回転させるために必要なトルクが所定値以上変化した場合、すなわち、プロセスカートリッジの交換によりトナーの量が変動した場合にのみ報知するから、報知が頻繁にされることによるユーザの不快感や、報知の都度行う煩雑な操作を減少させつつ、プロセスカートリッジが交換された可能性が高いときに報知を行うことができる。
本構成によれば、報知手段は、トナーの量が変動した場合にのみ報知するから、報知が頻繁にされることによるユーザの不快感や、報知の都度行う煩雑な操作を減少させつつ、プロセスカートリッジが交換された可能性が高いときに報知を行うことができる。
本構成によれば、ディスプレイ等の表示手段に報知する情報を表示する構成と比較して、より多くの情報を報知することができる。
本構成によれば、画像形成装置を視認できる範囲にユーザがいなくても、報知された情報をユーザに認識させることができる。
本構成によれば、プロセスカートリッジの交換の有無が不確定な状況のままで画像形成を行われないから、プロセスカートリッジの交換により生じるトナー残量等の変動に起因する不具合を防止することができる。
プロセスカートリッジの交換時に、例えば、中古のプロセスカートリッジが装着された場合であっても、中古のプロセスカートリッジの稼動量を稼動量入力手段に入力すれば、次のプロセスカートリッジの交換時期における報知を正確に行うことができる。
本発明の実施形態1について図1ないし図8を参照しつつ説明する。
1.全体構成
図1は、本発明の画像形成装置としてのレーザプリンタの一実施形態を示す斜視図である。図2および図3はレーザプリンタの要部側断面図である。このレーザプリンタ1は、本体ケーシング2内に、記録媒体としての用紙3を給紙するためのフィーダ部4や、給紙された用紙3に画像を形成するための画像形成部5などを備えている。
なお、以下では、このレーザプリンタ1およびプロセスカートリッジ18において、カバー7が設けられる側を「前側」とし、その反対側を「後側」とする。
次に、本実施形態に係るレーザプリンタ1の電気的構成について説明する。図4は、レーザプリンタ1の電気的構成を概念的に示すブロック図である。
レーザプリンタ1は、図4に示すように、CPU91、ROM92、RAM93、NVRAM(NonVolatileRAM,不揮発メモリ)101、ASIC(ApplicationSpecificIntegratedCircuit)からなる制御部95によって各構成要素を制御する制御装置90が構成されており、さらに、制御部95と接続される形態にて各種の操作が可能な操作部98、各種LEDなどからなる表示部99、メインモータ96、スキャナモータ97、各種センサなどからなる検出部100などが設けられ、これらにより制御系が構成されている。
タッチパネル102には、図7に示すように、3種類の報知手段(LCD表示、電子メール、用紙印刷)から任意のものを選ぶことができるようになっており、ユーザは3種類の報知手段のいずれかの表示に触れることにより、これらの報知手段のうちから所望の報知手段を選択(設定)できるようになっている。そして、プロセスカートリッジ18が交換されたことが予測された際には、CPU91からの指令に基づき、当該選択した報知手段によりプロセスカートリッジ18の交換に関する情報の報知が行われるようになっている。
さらに、報知された情報に対して中古のプロセスカートリッジ18に交換されたという返答が得られた場合には、プロセスカートリッジ18の稼動量の入力を求める画面が表示(稼動量入力手段)され、ユーザにより稼動量が入力されると、この稼動量に応じたトナーが既に使用されたものとしてトナー使用量のカウントを行う。
次に、制御装置90により実行されるプロセスカートリッジ18の交換予測ルーチン及び報知ルーチンについて説明する。
図5に示すように、制御装置90のCPU91は、カバー開放検出部104からの開放信号によりカバーが開放されたことを検出すると(S11で「Y」)、制御部95にカバー開放時間の計測を開始させる(S12。本発明の「計測手段」に相当)。
報知ルーチンでは、図6に示すように、まず画像形成装置が有する複数の報知手段のうち、予めユーザにより設定されNVRAM101に記憶されている報知手段の種類を読み出し、判定された報知手段がLCD表示である場合には(S21で「Y」)、画像形成装置の行う画像形成動作を停止(画像形成禁止)させる(S22。本発明の「画像形成禁止手段」に相当)。
プロセスカートリッジ18の交換時には、まずカバー7を開放し、本体ケーシング内部に装着されているプロセスカートリッジ18を取り外す。そして、当該プロセスカートリッジ18の代わりに他のプロセスカートリッジ18を新たに装着してからカバー7を閉じる。このような作業が必要であるため、一般に、他の要因(例えば、単純な紙づまりを取り除く等)により、カバー7の開閉を行う場合と比較して、カバー7が開状態(開放状態)となる時間が長くなる傾向がある。そこで、本実施形態によれば、報知手段は、カバー7が開状態となっている時間が長い(所定時間以上である)ときにプロセスカートリッジ18の交換に関する情報を報知するから、報知が頻繁にされることによるユーザの不快感や、報知の都度行う煩雑な操作を減少させつつ、プロセスカートリッジ18が交換された可能性が高いときに報知を行うことができる。
実施形態2のレーザプリンタは、実施形態1の構成に加えて、予備電源201(図4の点線部分)が制御部95に接続されており、カバー7の開放後に主電源111がオフされも、予備電源201から電力の供給が行われることにより、制御部95によるカバー7の開放時間の計測が継続されるようになっている。実施形態1と同一の構成については同一の符号を付して説明を省略する。
参考例のレーザプリンタは、実施形態2と異なり制御部95に予備電源を接続せず、カバー7の開放後に電源がオフされてカバー7の開放時間の計測ができなくても、プロセスカートリッジ18の交換に関する情報の報知を可能とするものである。
図9に示すように、レーザプリンタの主電源スイッチ103をオンすると、CPU91は、NVRAM101からカバー7が開放状態の時に電源がオフされたかどうかを示す情報(カバー開放フラグありorなし)を読み出し、カバー開放フラグが記憶されていない場合には(S41で「N」)、電源オン時にカバー開放検出部104からの信号によりカバー7が開放しているかどうかを判定する(S42)。電源オン時にカバー7が開放されていない(閉じられている)と判定したときには(S42で「N」)、カバー開放検出部104からの信号によりカバー7が開放されたことを検出するまで待つ(S43で「N」)。
なお、報知ルーチンについては、実施形態1と同様である。
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
18…プロセスカートリッジ
41…トナー収容部
43…アジテータ(攪拌部材)
65…着脱検知部(着脱検知手段)
90…制御装置
91…CPU(トルク検知手段、画像形成禁止手段)
95…制御部(計測手段)
96…メインモータ
98…操作部(返答入力手段、稼動量入力手段)
99…表示部
100…検出部
101…NVRAM(記憶手段)
104…カバー開放検出部(検出手段)
105…トナー残量検知部(トナー量検知手段)
111…主電源
201…予備電源
Claims (8)
- 本体ケーシングと、
前記本体ケーシングの着脱口から着脱可能に構成されたプロセスカートリッジと、
前記本体ケーシングの着脱口を開閉可能なカバーと、
前記カバーの開閉を検出する検出手段と、
前記検出手段の検出に基づき前記カバーが開状態となっている時間を計測する計測手段と、
前記計測手段により計測される時間が所定時間以上であるときに前記プロセスカートリッジの交換に関する情報を報知する報知手段と、
前記プロセスカートリッジの着脱を検知する着脱検知手段と、を備え、
前記計測手段により計測される時間が所定時間以下であるときには、前記着脱検知手段により着脱が検知された場合に前記プロセスカートリッジの交換に関する情報を報知し、前記着脱検知手段により着脱が検知されない場合に前記プロセスカートリッジの交換に関する情報を報知しないことを特徴とする画像形成装置。 - 主電源とは異なる予備電源を備え、
前記計測手段は、前記主電源からの電力の供給が遮断されたときには、前記予備電源から電力の供給を受けて前記時間の計測を継続することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。 - 本体ケーシングと、
カートリッジケース内部にトナーが収容されるトナー収容部と前記トナー収容部内のトナーを攪拌する攪拌部材とを有し、前記本体ケーシングの着脱口から着脱可能なプロセスカートリッジと、
前記本体ケーシングの着脱口を開閉可能なカバーと、
前記カバーの開閉を検出する検出手段と、
前記検出手段が検出した前記カバーの開閉動作の前後における攪拌部材を回転させる際のトルクを検知するトルク検知手段と、
前記検出手段の検出に基づき前記カバーが開状態となっている時間を計測する計測手段と、
前記プロセスカートリッジの着脱を検知する着脱検知手段と、
前記計測手段により計測される時間が所定時間以上であるときに前記プロセスカートリッジの交換に関する情報の報知を行い、前記計測手段により計測される時間が所定時間以下であるときには、前記トルク検知手段が検知した前記カバーの開閉動作の前後におけるトルクが所定値以上変化した場合に前記プロセスカートリッジの交換に関する情報を報知し、前記トルクが所定値以上変化しない場合には前記着脱検知手段により着脱が検知された場合に前記プロセスカートリッジの交換に関する情報を報知し、前記着脱検知手段により着脱が検知されない場合に前記プロセスカートリッジの交換に関する情報を報知しない報知手段とを備えることを特徴とする画像形成装置。 - 本体ケーシングと、
カートリッジケース内部にトナーが収容され、前記本体ケーシングの着脱口から着脱可能なプロセスカートリッジと、
前記本体ケーシングの着脱口を開閉可能なカバーと、
前記カバーの開閉を検出する検出手段と、
前記検出手段が検出した前記カバーの開閉動作の前後における前記トナーの残量を検知するトナー量検知手段と、
前記検出手段の検出に基づき前記カバーが開状態となっている時間を計測する計測手段と、
前記プロセスカートリッジの着脱を検知する着脱検知手段と、
前記計測手段により計測される時間が所定時間以上であるときに前記プロセスカートリッジの交換に関する情報の報知を行い、前記計測手段により計測される時間が所定時間以下であるときには、前記トナー量検知手段が検知した前記カバーの開放の前後におけるトナーの残量が所定値以上変化した場合に前記プロセスカートリッジの交換に関する情報を報知し、前記トナーの残量が所定値以上変化しない場合には前記着脱検知手段により着脱が検知された場合に前記プロセスカートリッジの交換に関する情報を報知し、前記着脱検知手段により着脱が検知されない場合に前記プロセスカートリッジの交換に関する情報を報知しない報知手段とを備えることを特徴とする画像形成装置。 - 前記報知手段は、前記プロセスカートリッジの交換に関する情報を印刷することにより報知を行うことを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の画像形成装置。
- 前記報知手段は、音を発することにより前記プロセスカートリッジの交換に関する情報の報知を行うことを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の画像形成装置。
- 前記報知手段により報知された情報に対する返答を入力可能な返答入力手段と、
前記返答入力手段により返答が得られるまで画像形成を禁止する画像形成禁止手段とを有することを特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれかに記載の画像形成装置。 - 前記プロセスカートリッジの稼動量を入力可能な稼動量入力手段を備えることを特徴とする請求項1ないし請求項7のいずれかに記載の画像形成装置。
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