JP5678465B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、記録シートに画像を形成する画像形成装置に関する。
一般に、電子写真方式の画像形成装置には、現像剤を収容したカートリッジを着脱(交換)可能に備え、カートリッジ内の現像剤を、現像ローラの表面に担持し、現像ローラから静電潜像が形成された感光体に供給して用紙に画像を形成するものが知られている。
このような画像形成装置において、カートリッジ内の現像剤は、現像ローラの回転数(回転回数)の増加に応じて徐々に劣化(帯電特性が低下)していく。そこで、このような画像形成装置では、現像ローラや現像ローラに連動して回転する感光体ドラムなどの回転数があらかじめ設定された閾値に達した場合にトナーが劣化した(カートリッジが交換時期である)と判定する構成が採用されることがある(例えば、特許文献1参照)。
特許第4247747号公報
ところで、現像剤の劣化の進み具合は、現像ローラの回転数だけではなく、現像剤の消費量(用紙に印字されるドット数)、言い換えると、カートリッジ内に残っている現像剤の量によっても異なる。具体的には、カートリッジ内に残っている現像剤の量が多ければ現像剤は劣化しにくく、少なければ現像剤は比較的劣化しやすい。
したがって、カートリッジ内に残っている現像剤の量が多くなる使用条件、例えば、ドット数が少ない画像を多く形成するような使用条件では、現像剤の劣化が実際には十分に進んでいないのに、現像ローラなどの回転数が閾値に達してしまう可能性がある。また、カートリッジ内に残っている現像剤の量が少なくなる使用条件、例えば、ドット数が多い画像を多く形成するような使用条件では、現像剤の劣化がある程度進んでいるのに、現像ローラなどの回転数が閾値に達しない可能性がある。
本発明は、以上のような背景に鑑みてなされたものであり、適切な劣化状態でカートリッジの交換時期を判定することができる画像形成装置を提供することを目的とする。
前記した目的を達成するため、本発明の画像形成装置は、記録シートに画像を形成する画像形成装置であって、現像剤を収容し、装置本体に対して交換可能に構成されたカートリッジと、現像剤を担持して回転する現像剤担持体と、前記現像剤担持体の回転数を推定する回転数推定手段と、記録シートに印字されるドット数をカウントするドット数カウント手段と、前記回転数推定手段により推定される前記現像剤担持体の回転数が閾値を超えた場合に、前記カートリッジが交換時期であると判定する判定手段と、前記ドット数カウント手段でカウントされるドット数の増加に応じて前記閾値を小さい値に変更する閾値変更手段と、を備えている。さらに、前記閾値変更手段は、前記ドット数カウント手段でカウントされるドット数が第1の数から前記第1の数よりも大きい第2の数に増加するまでの間に、前記閾値を第1の閾値に設定し、前記ドット数カウント手段でカウントされるドット数が前記第2の数から前記第2の数よりも大きい第3の数に増加するまでの間では、前記閾値を前記第1の閾値よりも小さい第2の閾値に変更する、ことを特徴とする。
このように構成された画像形成装置によれば、現像剤担持体の回転数が閾値を超えた場合にカートリッジが交換時期であると判定する構成において、ドット数の増加に応じて閾値を変更するので、カートリッジ内に残っている現像剤の量に応じた閾値を使用して交換時期の判定を行うことができる。これにより、適切な劣化状態でカートリッジの交換時期を判定することが可能となる。
本発明によれば、現像剤担持体の回転数が閾値を超えた場合にカートリッジが交換時期であると判定する構成において、ドット数の増加に応じて閾値を変更するので、適切な劣化状態でカートリッジの交換時期を判定することができる。
本発明の実施形態に係る画像形成装置の一例としてのレーザプリンタの断面図である。 実施形態に係る現像カートリッジの断面図である。 実施形態に係る現像カートリッジ周辺の構成を示す図2のIII−III断面図である。 第1実施形態に係るレーザプリンタのブロック図である。 第1実施形態における回転数閾値変更の説明図である。 第2実施形態に係るレーザプリンタのブロック図である。 第2実施形態における回転数閾値変更の説明図である。 変形例における回転数閾値変更の説明図である。
[第1実施形態]
次に、本発明の第1実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。なお、以下の説明では、まず、画像形成装置の一例としてのレーザプリンタ1の概略構成について説明した後、カートリッジの一例としての現像カートリッジ5Bの交換時期を判定するための構成について説明する。
<レーザプリンタの概略構成>
図1に示すように、レーザプリンタ1は、記録シートの一例としての用紙Sに画像を形成する装置であり、装置本体の一例としての本体筐体2内に、用紙Sを供給する給紙部3と、露光部4と、用紙S上にトナー像を転写するプロセス部5と、用紙S上に転写されたトナー像を熱定着させる定着部6とを主に備えている。
なお、以下の説明において、方向は、レーザプリンタを使用するユーザを基準にした方向で説明する。すなわち、図1における左側を「前(手前)」、右側を「後(奥)」とし、手前側を「右」、奥側を「左」とする。また、図1における上下方向を「上下」とする。
給紙部3は、本体筐体2内の下部に設けられ、給紙トレイ31と、給紙機構32とを主に備えている。給紙トレイ31に収容された用紙Sは、給紙機構32によってプロセス部5(感光体ドラム51と転写ローラ53の間)に向けて搬送される。
露光部4は、本体筐体2内の上部に設けられ、図示しないレーザ光源と、符号を省略して示すポリゴンミラー、複数のレンズおよび複数の反射鏡とを主に備えている。画像データに基づいてレーザ光源から出射されたレーザ光は、二点鎖線で示す経路を通って、感光体ドラム51の表面で高速走査される。
プロセス部5(プロセスカートリッジ)は、露光部4の下方に配置され、本体筐体2に設けられたフロントカバー21を開いたときにできる開口から本体筐体2に対して着脱することで交換可能に構成されている。このプロセス部5は、感光体ユニット5Aと、現像カートリッジ5Bとから構成されている。
感光体ユニット5Aは、感光体フレーム50A内に、感光体ドラム51と、帯電器52と、転写ローラ53とを主に備えている。
現像カートリッジ5Bは、感光体ユニット5Aに対して着脱可能に装着される構成となっており、プロセス部5の一部として本体筐体2に対して交換可能に構成されている。この現像カートリッジ5Bは、現像フレーム50B内に、現像剤担持体の一例としての現像ローラ54と、供給ローラ55と、層厚規制ブレード56とを主に備え、現像剤の一例としてのトナーを収容するトナー収容室58を有する。
プロセス部5では、回転する感光体ドラム51の表面が、帯電器52により一様に帯電された後、露光部4からのレーザ光の高速走査によって露光されることで、感光体ドラム51上に画像データに基づく静電潜像が形成される。また、トナー収容室58内のトナーは、供給ローラ55を介して現像ローラ54に供給され、回転する現像ローラ54と層厚規制ブレード56の間に進入して一定厚さの薄層として現像ローラ54上に担持される。
そして、現像ローラ54上に担持されたトナーが、静電潜像が形成された感光体ドラム51に供給されることで、静電潜像が可視像化され、感光体ドラム51上にトナー像が形成される。その後、給紙部3から供給された用紙Sが、感光体ドラム51と転写ローラ53の間を搬送されることで、感光体ドラム51上のトナー像が用紙S上に転写される。
定着部6は、プロセス部5の後方に設けられ、加熱ローラ61と、加熱ローラ61との間で用紙Sを挟持する加圧ローラ62とを主に備えている。トナー像が転写された用紙Sは、加熱ローラ61と加圧ローラ62の間を搬送されることでトナー像が熱定着される。トナー像が熱定着された用紙Sは、定着部6から搬出され、排出ローラ23によって排紙トレイ22上に排出される。
<現像カートリッジの交換時期を判定するための構成>
(現像カートリッジの構成)
図2に示すように、現像カートリッジ5Bは、現像フレーム50B内に、供給ローラ55などが配置される現像室57と、トナーTが収容されるトナー収容室58と、トナー収容室58に配置され、回転することでトナーTを撹拌・搬送するアジテータ70とを有している。
現像室57とトナー収容室58とは、連通部59によって連通しており、トナーTは、連通部59を介して現像室57とトナー収容室58との間を相互に行き来できるようになっている。また、トナー収容室58(現像フレーム50B)の側壁50L,50R(図3参照)には、左右方向において対向する透明な光透過窓60が設けられている。
アジテータ70は、回転支軸71と、回転支軸71から延びるシート取付部72と、シート取付部72の先端に貼着などによって固定された可撓性を有するシート部材73とから主に構成されている。このアジテータ70は、回転支軸71に対して、本体筐体2内に設けられた図示しないモータから回転駆動力が付与されることで、トナー収容室58内を図2の反時計回り方向に回転する。
これにより、シート部材73の先端がトナー収容室58の底壁などに摺接しながらトナーTを撹拌し、さらに現像室57に向けて搬送する。なお、現像ローラ54、供給ローラ55およびアジテータ70は、回転駆動力が付与されることで、感光体ドラム51と同時に回転するように構成されている。
(レーザプリンタの構成)
図3に示すように、レーザプリンタ1は、本体筐体2内に、発光素子81と、受光素子82と、レーザプリンタ1の動作を制御するとともに、現像カートリッジ5Bの交換時期を判定する制御部10と、ユーザにメッセージを報知する報知部9とを備えている。
発光素子81と受光素子82とは、本体筐体2に装着された現像カートリッジ5Bの一対の光透過窓60を挟むようにして対向して配置されている。このような発光素子81および受光素子82としては、公知の光センサを採用することができる。
発光素子81は、一方の光透過窓60を通して現像カートリッジ5B(トナー収容室58)内に光(破線参照)を出射する。現像カートリッジ5B内のトナーTが所定量以下になると、発光素子81から出射された光が、現像カートリッジ5B(トナー収容室58)内を通過し、他方の光透過窓60を通って受光素子82で受光される。光を受光した受光素子82は受光信号を制御部10に出力する。
なお、現像カートリッジ5B内のトナーTが所定量を超えている場合(トナーTが十分に残っている場合)は、発光素子81から現像カートリッジ5B内に出射された光はトナーTによって遮られることとなる。そのため、受光素子82で光が受光されることはなく、受光素子82から受光信号が出力されることもない。
図4に示すように、制御部10は、本体筐体2内の適宜な位置に設けられ、回転数推定手段11と、ドット数カウント手段12と、判定手段13と、閾値変更手段14とを主に有している。この制御部10は、CPU、RAM、ROM、入出力インターフェースなどを備え、パーソナルコンピュータ(パソコン)PCなど画像形成を指示する装置からの画像データに含まれる情報や受光素子82からの受光信号が入力され、記憶手段19に記憶されたプログラムをCPUで実行することによって前記した各手段の機能を実現する。
回転数推定手段11は、現像ローラ54の回転数を推定する手段である。本実施形態の回転数推定手段11は、現像カートリッジ5Bを交換したときからの現像ローラ54の回転数(回転回数)をカウントして積算する。回転数推定手段11は、カウントした回転数NR(総回転数)の情報を判定手段13に出力する。なお、本明細書において「現像カートリッジ5Bを交換したとき」とは、本体筐体2に新品(未使用)の現像カートリッジ5Bを装着したときをいうものとする。
ドット数カウント手段12は、用紙Sに印字されるドット数をカウントする手段である。本実施形態のドット数カウント手段12は、現像カートリッジ5Bを交換したときからのドット数をカウントして積算する。具体的には、パソコンPCなどから送信された画像データに含まれる露光部4のレーザ光源を明滅させるための情報に基づいてドット数をカウントする。ドット数カウント手段12は、カウントしたドット数ND(総ドット数)の情報を閾値変更手段14に出力する。
なお、本実施形態において、ドット数カウント手段12によりカウントされたドット数NDは、現像カートリッジ5Bを交換したとき(新品の現像カートリッジ5Bを新たに装着したとき)にリセットされる。
判定手段13は、受光素子82からの受光信号または回転数推定手段11の出力に基づいて、現像カートリッジ5Bの交換時期を判定する手段である。
まず、受光素子82からの受光信号に基づく交換時期の判定について説明すると、判定手段13は、受光素子82が一定時間内に光を受光した時間的割合(一定時間内に入力された受光信号の時間的割合)を算出する。そして、算出した時間的割合があらかじめ設定された光学閾値を超えたか否かを判定し、時間的割合が光学閾値を超えた場合に、現像カートリッジ5Bが交換時期であると判定する。
また、回転数推定手段11の出力に基づく交換時期の判定について説明すると、判定手段13は、回転数推定手段11により推定(カウント)される現像ローラ54の回転数NRが閾値の一例としてのあらかじめ設定された回転数閾値Thを超えたか否かを判定する。そして、回転数NRが回転数閾値Thを超えた場合に、現像カートリッジ5Bが交換時期であると判定する。
本実施形態の判定手段13は、時間的割合が光学閾値を超えたとき、または、回転数NRが回転数閾値Thを超えたときのいずれか早い方の判定結果に基づいて、現像カートリッジ5Bが交換時期であると判定する。判定手段13は、現像カートリッジ5Bが交換時期であると判定したとき、その旨の情報を報知部9に出力し、報知部9に現像カートリッジ5Bが交換時期である旨のメッセージを報知させる。
なお、以下の説明においては、本発明の特徴部分に関する、回転数推定手段11の出力に基づく交換時期の判定に係る構成および制御について説明する。
閾値変更手段14は、ドット数カウント手段12でカウントされるドット数NDの増加に応じて回転数閾値Thを変更する手段である。より詳細に、本実施形態の閾値変更手段14は、ドット数NDの増加に応じて回転数閾値Thを段階的に小さい値に変更する。
具体的には、図5に示すように、本実施形態において、回転数閾値Thは、大きい値から順に、Th1、Th2およびTh3と3段階設定されており、現像カートリッジ5Bを交換したときには回転数閾値Th1が設定される。そして、閾値変更手段14は、ドット数カウント手段12でカウントされるドット数NDが、ND2(ND2>0)となったときに回転数閾値をTh1よりも小さい値であるTh2に変更する。さらに、閾値変更手段14は、ドット数カウント手段12でカウントされるドット数NDが、ND3(ND3>ND2)となったときに回転数閾値をTh2よりも小さい値であるTh3に変更する。
閾値変更手段14により回転数閾値Thが変更されると、判定手段13は、変更された後の回転数閾値Th(Th2,Th3)を使用して、回転数NRが回転数閾値Thを超えたか否かを判定する。
報知部9は、レーザプリンタ1を使用するユーザに対してメッセージを報知するものである。本実施形態において、報知部9は、現像カートリッジ5Bが交換時期であると判定された場合、その旨のメッセージをユーザに対して報知する。このような報知部9としては、例えば、文字や絵などでメッセージを報知する液晶ディスプレイや、音でメッセージを報知するスピーカ、光の点滅でメッセージを報知するランプなどを採用することができる。また、報知部9は、液晶ディスプレイ、スピーカ、ランプなどを2つ以上組み合わせて構成されていてもよい。
以上によれば、本実施形態において以下のような作用効果を得ることができる。
現像ローラ54の回転数NRが回転数閾値Thを超えた場合に現像カートリッジ5Bが交換時期であると判定するレーザプリンタ1において、ドット数NDの増加に応じて回転数閾値Thを変更するので、現像カートリッジ5B内に残っているトナーTの量に応じた回転数閾値Thを使用して交換時期の判定を行うことができる。これにより、適切な劣化状態で現像カートリッジ5Bの交換時期を判定することが可能となる。
補足すると、図5に示すように、例えば、回転数閾値がTh3(固定値)である場合において、ドット数ND1(ND1<ND3)で現像ローラ54の回転数NRが回転数閾値Th3を超えたときは、印字したドット数が少ないので、現像カートリッジ5B内に残っているトナーTの量は多くなる。この場合は、現像カートリッジ5B内のトナーTが劣化しにくいにも拘らず、実際にはトナーTの劣化が十分に進んでいない段階で、現像カートリッジ5Bが交換時期であると判定されてしまう。言い換えると、トナーTが多く残っていて、劣化も進行していないのに、現像カートリッジ5Bが交換時期であると判定される可能性がある。
一方、例えば、回転数閾値がTh1(固定値)である場合において、ドット数ND4(ND4>ND2)で現像ローラ54の回転数NRが回転数閾値Th1を超えたときは、印字したドット数が多いので、現像カートリッジ5B内に残っているトナーTの量は少なくなる。この場合は、現像カートリッジ5B内のトナーTが比較的劣化しやすいので、トナーTの劣化がある程度進んでしまった段階で、ようやく現像カートリッジ5Bが交換時期であると判定されることとなる。そうすると、かすれやかぶりなどが生じて、画像品質が低下する可能性がある。
本実施形態では、ドット数ND1のときのように、現像カートリッジ5B内に残っているトナーTの量が多く、劣化も進行しにくいときには、回転数閾値を大きい値(Th1)とすることで、不要に早く現像カートリッジ5Bが交換時期であると判定されることを防止することができる。一方、ドット数ND4のときのように、現像カートリッジ5B内に残っているトナーTの量が少なく、劣化がある程度進行したときには、回転数閾値を小さい値(Th3)に変更することで、早め(画像品質の低下が発生する前)に現像カートリッジ5Bが交換時期であると判定することができる。以上より、本実施形態によれば、適切なトナー残量および劣化状態で現像カートリッジ5Bの交換時期を判定することができる。
閾値変更手段14は、ドット数NDの増加に応じて回転数閾値Thを小さい値に変更するので、図5を参照して以上説明したとおり、適切なトナー残量および劣化状態で現像カートリッジ5Bの交換時期を判定することができる。
閾値変更手段14は、ドット数NDの増加に応じて回転数閾値Thを段階的に変更するので、回転数閾値Thを連続的に変更する形態と比較して、制御部10での閾値変更の処理を簡略化することができる。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態について説明する。なお、以下説明する実施形態では、前記の実施形態と同様の構成要素については、同一符号を付して、その説明を省略することとする。
前記第1実施形態では、ドット数NDの増加だけに応じて回転数閾値Thを変更する形態を例示した。本実施形態は、ドット数NDの増加とレーザプリンタ1で画像が形成された用紙Sの枚数(印字枚数)の増加に応じて回転数閾値Thを変更する形態である。
図6に示すように、本実施形態の制御部10は、回転数推定手段11と、ドット数カウント手段12と、判定手段13と、閾値変更手段24と、枚数カウント手段15とを主に有している。
枚数カウント手段15は、レーザプリンタ1で画像が形成された用紙Sの枚数(印字枚数)をカウントする手段である。本実施形態の枚数カウント手段15は、現像カートリッジ5Bを交換したときからの印字枚数をカウントして積算する。具体的には、レーザプリンタ1(画像形成装置)に一般的に設けられている、用紙Sの通過を検知するセンサの検知結果に基づいてカウントしたり、パソコンPCなどから送信された画像データに含まれる印字枚数の情報に基づいてカウントしたりすることができる。枚数カウント手段15は、カウントした印字枚数NP(総印字枚数)の情報を閾値変更手段24に出力する。
なお、本実施形態において、枚数カウント手段15によりカウントされた印字枚数NPと、ドット数カウント手段12によりカウントされたドット数NDは、現像カートリッジ5Bを交換したとき(新品の現像カートリッジ5Bを新たに装着したとき)にリセットされる。
閾値変更手段24は、ドット数カウント手段12でカウントされるドット数NDと枚数カウント手段15でカウントされる印字枚数NPの増加に応じて回転数閾値Thを変更する手段である。より詳細に、本実施形態の閾値変更手段24は、ドット数NDの増加と印字枚数NPの増加に応じて回転数閾値Thを段階的に小さい値に変更する。
ここで、本実施形態における回転数閾値変更の具体的な内容について、図7を参照しながら説明する。なお、図7において、横軸(ドット数)の「1000枚」、「2000枚」および「3000枚」は、JIS X6931で規定される標準テストページを1枚の用紙Sに印字するのに必要なドット数を1枚あたりのドット数とした場合における、「1000枚相当のドット数」、「2000枚相当のドット数」および「3000枚相当のドット数」を意味する。
また、図7に示す回転数閾値Thは、縦軸のより上にあるものほど値が大きいものとする。すなわち、本実施形態において、回転数閾値Thは、大きいものから順に、Th11、Th12、Th21、Th13、Th22、Th31、Th23、Th32およびTh33と9つ設定されており、現像カートリッジ5Bを交換したときには回転数閾値Th11が設定される。
図7に示すように、閾値変更手段24は、印字枚数NPが0〜3000枚の範囲において、ドット数NDが1000枚相当のドット数を超えたときに、回転数閾値をTh11からTh12に変更する。さらに、ドット数NDが2000枚相当のドット数を超えたときに、回転数閾値をTh12からTh13に変更する。
また、閾値変更手段24は、ドット数NDが0〜1000枚相当のドット数の範囲において、印字枚数NPが3000枚を超えたときに、回転数閾値をTh11からTh21に変更する。さらに、印字枚数NPが6000枚を超えたときに、回転数閾値をTh21からTh31に変更する。
以下、同様に、閾値変更手段24は、印字枚数NPが3001〜6000枚の範囲において、ドット数NDが1000枚相当のドット数を超えたときに、回転数閾値をTh21からTh22に変更する。さらに、ドット数NDが2000枚相当のドット数を超えたときに、回転数閾値をTh22からTh23に変更する。
また、閾値変更手段24は、ドット数NDが1001〜2000枚相当のドット数の範囲において、印字枚数NPが3000枚を超えたときに、回転数閾値をTh12からTh22に変更する。さらに、印字枚数NPが6000枚を超えたときに、回転数閾値をTh22からTh32に変更する。
さらに、閾値変更手段24は、印字枚数NPが6001〜9000枚の範囲において、ドット数NDが1000枚相当のドット数を超えたときに、回転数閾値をTh31からTh32に変更する。さらに、ドット数NDが2000枚相当のドット数を超えたときに、回転数閾値をTh32からTh33に変更する。
また、閾値変更手段24は、ドット数NDが2001〜3000枚相当のドット数の範囲において、印字枚数NPが3000枚を超えたときに、回転数閾値をTh13からTh23に変更する。さらに、印字枚数NPが6000枚を超えたときに、回転数閾値をTh23からTh33に変更する。
閾値変更手段24により回転数閾値Thが変更されると、前記第1実施形態の場合と同様に、判定手段13は、変更された後の回転数閾値Thを使用して、回転数NRが回転数閾値Thを超えたか否かを判定する。
以上説明した本実施形態においても、前記第1実施形態と同様の作用効果を得ることができる。また、印字枚数が増えることによっても、現像カートリッジ5B内に残っているトナーTの量や、トナーTの劣化の進み具合が変わることとなるが、本実施形態によれば、閾値変更手段24がドット数NDの増加と印字枚数NPの増加に応じて回転数閾値Thを細かく変更するので、より適切なトナー残量および劣化状態で現像カートリッジ5Bの交換時期を判定することが可能となる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は前記実施形態に限定されるものではない。具体的な構成については、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更が可能である。
前記実施形態では、閾値変更手段14がドット数NDの増加に応じて回転数閾値Thを段階的に変更する形態を例示したが、これに限定されるものではない。例えば、図8に示すように、閾値変更手段は、ドット数の増加に応じて回転数閾値Th(ND)(閾値)をドット数NDの関数として連続的に変更してもよい。これによれば、閾値を段階的に変更する形態と比較して、閾値をより細かく変更(設定)することができるので、より適切なトナー残量および劣化状態で現像カートリッジ5Bの交換時期を判定することが可能となる。
前記実施形態では、現像ローラ54(現像剤担持体)の回転数をカウントする回転数推定手段11を例示したが、これに限定されるものではない。すなわち、回転数推定手段は、現像剤担持体自体の回転数をカウントするものに限定されず、画像形成装置が動作したときに現像剤担持体とともに回転する部材の回転数から現像剤担持体の回転数を推定するものであってもよい。
ここで、画像形成装置が動作したときに現像剤担持体とともに回転する部材としては、例えば、前記実施形態で示した、感光体ドラム51や転写ローラ53、供給ローラ55、アジテータ70などを挙げることができる。また、現像ローラ54や感光体ドラム51、アジテータ70などに回転駆動力を伝達するギヤなども挙げることができる。
前記実施形態では、カートリッジとして現像カートリッジ5Bを例示したが、これに限定されず、例えば、トナーカートリッジであってもよい。補足すると、前記実施形態のカートリッジ(現像カートリッジ5B)は、現像ローラ54(現像剤担持体)を有する構成であったが、これに限定されるものではなく、本発明のカートリッジは、現像剤担持体を含まない構成であってもよい。また、本発明のカートリッジは、前記実施形態の感光体ユニット5Aと現像カートリッジ5Bが一体(着脱不能)に構成されたプロセスカートリッジであってもよい。
前記実施形態では、画像形成装置として、モノクロ画像を形成するレーザプリンタ1を例示したが、これに限定されず、例えば、カラー画像を形成可能なプリンタであってもよい。また、画像形成装置は、プリンタに限定されず、例えば、複写機や複合機などであってもよい。
なお、前記実施形態のレーザプリンタ1(画像形成装置)は、カートリッジの交換時期を判定するため、いわゆる光学式検知の構成を備えていたが、本発明において、光学式検知の構成は必須の構成要素ではないため省略してもよい。
前記実施形態では、記録シートの一例として、いわゆる普通紙や厚紙などの用紙Sを示したが、これに限定されず、例えば、OHPシートなどであってもよい。
1 レーザプリンタ
2 本体筐体
5B 現像カートリッジ
54 現像ローラ
10 制御部
11 回転数推定手段
12 ドット数カウント手段
13 判定手段
14 閾値変更手段
15 枚数カウント手段
ND ドット数
NP 印字枚数
NR 回転数
S 用紙
T トナー
Th 回転数閾値

Claims (3)

  1. 記録シートに画像を形成する画像形成装置であって、
    現像剤を収容し、装置本体に対して交換可能に構成されたカートリッジと、
    現像剤を担持して回転する現像剤担持体と、
    前記現像剤担持体の回転数を推定する回転数推定手段と、
    記録シートに印字されるドット数をカウントするドット数カウント手段と、
    前記回転数推定手段により推定される前記現像剤担持体の回転数が閾値を超えた場合に、前記カートリッジが交換時期であると判定する判定手段と、
    前記ドット数カウント手段でカウントされるドット数の増加に応じて、前記閾値を小さい値に変更する閾値変更手段と、を備え、
    前記閾値変更手段は、前記ドット数カウント手段でカウントされるドット数が第1の数から前記第1の数よりも大きい第2の数に増加するまでの間に、前記閾値を第1の閾値に設定し、前記ドット数カウント手段でカウントされるドット数が前記第2の数から前記第2の数よりも大きい第3の数に増加するまでの間では、前記閾値を前記第1の閾値よりも小さい第2の閾値に変更する、ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記閾値変更手段は、ドット数の増加に応じて前記閾値を段階的に変更することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 画像が形成された記録シートの枚数をカウントする枚数カウント手段を備え、
    前記閾値変更手段は、前記ドット数カウント手段でカウントされるドット数と前記枚数
    カウント手段でカウントされる枚数の増加に応じて前記閾値を変更することを特徴とする
    請求項1または2に記載の画像形成装置。
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