JP2006222191A - 半導体装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】エンハンスメント型の電界効果トランジスタ特性を有する窒化物系ヘテロ構造電界効果トランジスタである半導体装置を提供すること。
【解決手段】半導体表面近傍に、薄層チャネル層半導体層2が上側障壁層半導体層1と下側障壁層半導体層3との間に挟まれて設置されており、かつ、下側障壁層半導体層3には組成傾斜(層を構成する半導体の組成が層の厚さ方向に単調に変化していること)が設けられており、下側障壁層半導体層3と、その下の内部小バンドギャップ半導体層4とは、組成の不連続なしに連結されていることを特徴とする窒化物系ヘテロ構造電界効果トランジスタを構成する。
【選択図】 図1

Description

本発明は半導体装置に関する。
窒化物半導体を用いたヘテロ構造電界効果トランジスタ(Heterostructure Field eEffect Transistor、HFETと記す)(例えば、GaN系HFET)は、次世代の高温・高出力・高耐圧の超高周波トランジスタとして非常に有望であり、実用化にむけて現在盛んに研究が行われている。
しかしながら、現在作製されている窒化物半導体を用いたHFET(以下、窒化物系HFETと略す)は、ソース・ドレイン間に電圧を印加した状態において、ゲートに電圧を印加しない場合にソース・ドレイン間に電流が流れる(ノーマリー・オン)、いわゆるデプレション型(ゲートに電圧を印加することによりオフ状態を実現)のトランジスタである(下記非特許文献1参照)。そして、これとは逆のトランジスタ動作、すなわち、ソース・ドレイン間に電圧を印加した状態において、ゲートに電圧を印加しない場合にソース・ドレイン間に電流が流れない(ノーマリー・オフ)、いわゆるエンハンスメント型(ゲートに電圧を印加することによりオン状態を実現)の窒化物系HFETは実現されていない。この状況は、デプレション型とエンハンスメント型の双方のトランジスタが極めて有効に活用されているSi系トランジスタとは大きく相異している。
一般に、エンハンスメント型のHFETにより、単一電源動作が可能となるというメリットが得られる。すなわち、デプレション型のHFETにおいては、ドレインに正電圧、ゲートに負電圧を印加することによりトランジスタ動作を行うため、正負の2つの電源が必要となるが、エンハンスメント型のHFETが実現されれば、ドレインおよびゲートともに正電圧を印加することによりトランジスタ動作を行うため、単一電源動作が可能となる。また、デプレション型とエンハンスメント型の双方のHFETが同一基板上に得られれば、これらを用いた論理回路の構成も容易に可能となる。
言い換えれば、従来技術においては、デプレション型の窒化物系HFETのみしか存在しなかったため、単一電源動作が不可能であり、ドレイン電圧を印加するための正電源、および、ゲート電圧を印加するための負電源、の2つの電源が必要であった。また、同一基板上での論理回路の構成も、2つの電源を使わない限り、不可能であった。
したがって、窒化物系HFETにおいて、エンハンスメント型のHFETが実現されれば、単一電源動作および諭理回路の構成が容易に可能となることで、高温・高出力・高耐圧という窒化物系トランジスタの特長が多機能的に活かされることになり、その実現が強く望まれていた。
論文"Doping design of GaN-based heterostructure field-effect transistors with high electron density for high-power applications",Narihiko Maeda,Takehiko Tawara,Tadashi Saitoh,Kotaro Tsubaki,and Naoki Kobayashi,Physica Status Solidi (a)200,168-174 (2003)
上記のように、窒化物系HFETにおいて、エンハンスメント型のHFETが実現されれば、単一電源動作および諭理回路の構成が可能となることで、高温・高出力・高耐圧という窒化物系トランジスタの特長が多機能的に活かされることになり、その実現が強く望まれていた。
本発明は上記の要望に鑑みてなされたものであり、本発明が解決しようとする課題は、エンハンスメント型の電界効果トランジスタ特性を有する窒化物系ヘテロ構造電界効果トランジスタである半導体装置を提供することである。
上記課題を解決するために、本発明においては、請求項1に記載のように、
窒化物半導体を用いて基板上に形成されたヘテロ構造電界効果トランジスタである半導体装置において、薄層チャネル層半導体層と、該薄層チャネル層半導体層よりも該基板から遠い側に存在し膜厚が1nm以上8nm以下である上側薄層障壁層半導体層とを有することを特徴とする半導体装置を構成する。
また、本発明においては、請求項2に記載のように、
窒化物半導体を用いて基板上に形成されたヘテロ構造電界効果トランジスタである半導体装置において、薄層チャネル層半導体層が、該薄層チャネル層半導体層よりも該基板から遠い側に存在する上側薄層障壁層半導体層と、該薄層チャネル層半導体層よりも該基板に近い側に存在する下側障壁層半導体層との間に挟まれた構造を有することを特徴とする半導体装置を構成する。
また、本発明においては、請求項3に記載のように、
上記下側障壁層半導体層の上記基板に近い側の面に接し、上記下側障壁層半導体層のバンドギャップよりも小さいバンドギャップを有する内部小バンドギャップ半導体層を有することを特徴とする請求項2記載の半導体装置を構成する。
また、本発明においては、請求項4に記載のように、
上記下側障壁層半導体層に半導体組成傾斜が設けられていて、上記下側障壁層半導体層と上記内部小バンドキャップ半導体層とが接する面においてバンドの連続性が保たれていることを特徴とする請求項3記載の半導体装置を構成する。
また、本発明においては、請求項5に記載のように、
上記上側薄層障壁層半導体層の膜厚が1nm以上8nm以下であることを特徴とする請求項2、3または4記載の半導体装置を構成する。
また、本発明においては、請求項6に記載のように、
上記薄層チャネル層半導体層の膜厚が1nm以上であり、上記上側薄層障壁層半導体層の膜厚と上記薄層チャネル層半導体層の膜厚との和が2nm以上20nm以下であることを特徴とする請求項2、3、4または5記載の半導体装置を構成する。
また、本発明においては、請求項7に記載のように、
ゲート電極と上記上側薄層障壁層半導体層との間にゲート絶縁膜層が介在することを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載の半導体装置を構成する。
また、本発明においては、請求項8に記載のように、
ソース電極、ゲート電極およびドレイン電極と上記上側薄層障壁層半導体層との間に、上記上側薄層障壁層半導体層のバンドギャップよりも小さいバンドギャップを有する表面層小バンドキャップ半導体層が介在することを特徴とする請求項1ないし7のいずれかに記載の半導体装置を構成する。
また、本発明においては、請求項9に記載のように、
上記薄層チャネル層半導体層が単数または複数の超格子構造を構成要素とすることを特徴とする請求項1ないし8のいずれかに記載の半導体装置を構成する。
また、本発明においては、請求項10に記載のように、
上記基板上に窒化物半導体を用いたデプレション型ヘテロ構造電界効果トランジスタが形成されていることを特徴とする請求項1ないし9のいずれかに記載の半導体装置を構成する。
本発明の実施によって、エンハンスメント型の電界効果トランジスタ特性を有する窒化物系ヘテロ構造電界効果トランジスタである半導体装置を提供することが可能となる。
本発明においては、課題を解決するための手段として、窒化物半導体に特有の分極効果を有効に利用することによって、半導体表面近傍の電子の空乏化を強化し、この領域内にチャネル層を設置した基本構造を有する半導体装置を構成する。すなわち、本発明に係る半導体装置は、表面近傍に設けられたチャネル層によって特徴づけられ、エンハンスメント型(ノーマリー・オフ)のヘテロ構造電界効果トランジスタ(HFET)を実現する。
また、本発明は、ゲートリーク電流を低滅したりゲート耐圧を高めたりするために、半導体膜、絶縁膜の一方あるいは両方を、上記基本構造の上に積層してなる半導体装置を構成する。
また、本発明は、上記基本構造における薄層チャネル層が、いわゆる超格子構造(多重量子井戸構造)を構成要素とする半導体装置を構成する。
本発明による作用を、図1から図3を用いて説明する。
本発明に係る半導体装置により、エンハンスメント型のHFETが実現される状況を、以下に説明する。
図1は、本発明の実施の形態例である半導体装置を模式的に示したものである。図1において、半導体装置は基板(図1の下方にあり、図示されていない)上に形成されており、半導体装置の、基板とは反対側の、半導体表面近傍に、薄層チャネル層半導体層2が上側薄層障壁層半導体層1と下側障壁層半導体層3との間に挟まれて設置されており、かつ、下側障壁層半導体層3には組成傾斜(層を構成する半導体の組成が層の厚さ方向に単調に変化していること)が設けられており、下側障壁層半導体層3と、その下の内部小バンドギャップ半導体層4とは、組成の不連続なしに連結されている。これによって、下側障壁層半導体層3と内部小バンドキャップ半導体層4とが接する面においてバンドの連続性が保たれている。なお、内部小バンドギャップ半導体層4は、下側障壁層半導体層3のバンドギャップ(正確には、その平均値)よりも小さいバンドギャップを有している。上記の、半導体の組成が単調に変化するとは、半導体を構成する各成分の組成比が単調に増加あるいは減少することを意味する。
なお、例えば後述の実施例4の場合のように、下側障壁層半導体層3と内部小バンドギャップ半導体層4とが設置されていない場合にも、実施例4に記載の条件が満たされれば、本発明の効果が現れる。
また、層構造の表面には、ソース電極5、ゲート電極6、および、ドレイン電極7の各金属電極が設置されている。
図2は、図1の層構造におけるポテンシャル形状を模式的に示したものであり、ゲート電圧を印加しない状態でのポテンシャル形状に対応する。薄層チャネル層半導体層2が半導体表面近傍に設置されている結果、薄層チャネル層半導体層2(量子井戸)の底(正確にはチャネルにおける基底量子準位の位置)がフェルミ準位位置よりも上に位置し、その結果、チャネルが空乏化(電子不在化)している様子が示されている。
また、層構造表面、薄層チャネル層半導体層2の形成する界面、および、組成傾斜の設けられた下側障壁層半導体層3内部には、窒化物半導体に特有の分極効果による電荷が分布している様子が示されている。このように、半導体表面近傍において、組成傾斜により強化されたバンドの曲がり(ポテンシャル形状の持ち上がり)の中に、薄層チャネル層が配置されている結果、チャネルの空乏化が実現される点が、図2のポテンシャル形状における重要な点である。
なお、図1において、ゲート電極6が取り付けられていない場合に、チャネルが空乏化せずに電子が存在するように層構造を設計することが可能であり、下記の実施例において与えられている層構造においては、そのような状態が実現されている。
図1の層構造における、エンハンスメント型のトランジスタ動作を、図3および図4を用いて示す。
図3は、正のゲート電圧を印加した状態のポテンシャル形状を模式的に示したもので、正ゲート電圧印加の結果、チャネル層に電子が誘起されている様子(チャネル電子の存在)が示されている。なお、図3では、分極電荷は省略されている。
図4は、図1の層構造を有する半導体装置である電界効果トランジスタの静特性を模式的に示したものである。ゲート電圧を印加しない時には、図2に示されているように、チャネル層に電子は存在せず、したがって、ドレイン電圧を印加してもドレイン電流は流れない(ノーマリー・オフ)が、正のゲート電圧を印加することにより、図3に示されているように、チャネル層に電子が存在するようになり、したがって、ドレイン電流が流れるようになるという、エンハンスメント型のトランジスタ動作が、模式的に示されている。
以上により、本発明の構成により、エンハンスメント型のHFETが実現されることが示された。
また、上記の構成に、ゲートリーク電流を低滅したりゲート耐圧を高めたりするための半導体膜、絶縁膜、あるいは、それらの両方を付加しても、上記の構成における薄層チャネル層半導体層2を、いわゆる超格子構造(多重量子井戸構造)に置き換えてもよい。
本発明の実施の形態を、以下の実施例によって、さらに詳細に説明する。
[実施例1]
本実施例は、本発明に係る半導体装置の基本構成の一例である。
本実施例における層構造を図5に示す。図に示したように、本実施例においては、図1に示される層構造のHFET構造において、上側薄層障壁層半導体層1としてAlX1Ga1−X1N(0<X1≦1)、薄層チャネル層半導体層2としてGaN、下側障壁層半導体層3(組成傾斜層)としてAlX2Ga1−X2N(組成X2は層内で変化し、層の上端(組成X3)から下端(組成X4)にかけて不連続を伴うことなく減少:X3≧X2≧X4=0、0<X3≦1)、内部小バンドギャップ半導体層4としてGaNが用いられている。
ここで、上側薄層障壁層半導体層1の厚さをd、薄層チャネル層半導体層2の厚さをdとすると、これらは、条件:1nm≦d≦8nm、1nm≦d、d+d≦20nmを満たすものとする。この場合に、条件:2nm≦d+dは必然的に満たされる。
ここで、lnm≦d≦8nmの条件は、dが1nmより小さいと、上側薄層障壁層半導体層1が障壁層として機能しなくなり、また、dが8nmより大きいと、薄層チャネル層半導体層2の一部分が空乏化領域外に出るようになって、薄層チャネル層半導体層2に電子が蓄積し、ノーマリー・オフの動作が不完全になるので、そのようなことが起こらないようにするための条件である。1nm≦dの条件は、正のゲート電圧が印加されたときに、薄層チャネル層半導体層2に電子が蓄積可能になるための条件である。d+d≦20nmの条件は、d+dが20nmより大きい場合にも、薄層チャネル層半導体層2の一部分が空乏化領域外に出るようになって、薄層チャネル層に電子が蓄積し、ノーマリー・オフの動作が不完全になる可能性(必然性ではない)があるので、そのようなことが起こらないようにするための条件である。ただし、薄層チャネル層半導体層2の、空乏化領域内に位置する部分のみにチャネルが形成されるように条件が整えられていれば、dが大きくて、d+d≦20nmの条件が満たされていなくても、差し支えない。
本実施例における具体例として、上側薄層障壁層半導体層1として5nmのAl0.3Ga0.7N、薄層チャネル層半導体層2として5nmのGaN、下側障壁層半導体層3(組成傾斜層)として15nmのAlX2Ga1−X2N(組成X2は、層の上端の0.05から下端の0にかけて連続的に減少)、内部小バンドギャップ半導体層4として2μmのGaNを用いた構造を有するHFETは、ノーマリー・オフのトランジスタ動作を示し、これによって、エンハンスメント型のHFETが実現された。
[実施例2]
本実施例は、本発明に係る半導体装置の基本構成の一例である。
本実施例においては、上側薄層障壁層半導体層1としてAlX1Ga1−X1N(0<X1≦1)、薄層チャネル層半導体層2としてAlX5Ga1−X5N(0<X5≦1)、下側障壁層半導体層3(組成傾斜層)としてAlX2Ga1−X2N(組成X2は層内で変化し、層の上端(組成X3)から下端(組成X4)にかけて不連続を伴うことなく減少:X3≧X2≧X4=X6、0<X3≦1)、内部小バンドギャップ半導体層4としてAlX6Ga1−X6N(0<X6≦1)が用いられている。ここで、X1≧X5≧X6である。本実施例は、実施例1において、薄層チャネル層半導体層2および内部小バンドキャップ半導体層4としても用いられているGaNの代わりに、AlGaNを用いた構造の例である。
本実施例は、実施例1に比べて、トランジスタの利得は低下するものの、耐圧が増大するという利点を有する。これは、AlGaNチャネルがGaNチャネルに比べて、電子移動度はより低いものの、耐圧がより高いことによるものである。
本実施例における具体例として、上側薄層障壁層半導体層1として5nmのAl0.3Ga0.7N、薄層チャネル層半導体層2として5nmのAl0.05Ga0.95N、下側障壁層半導体層3(組成傾斜層)として15nmのAlX2Ga1−X2N(組成X2は層内で変化し、層の上端の0.1から下端の0.05にかけて連続的に減少)、内部小バンドギャップ半導体層4として2μmのAl0.05Ga0.95Nを用いた構造を有するHFETは、ノーマリー・オフのトランジスタ動作を示し、これによって、エンハンスメント型のHFETが実現された。
[実施例3]
本実施例は、本発明に係る半導体装置の基本構成の一例である。
本実施例においては、上側薄層障壁層半導体層1としてAlX1Ga1−X1N(0<X1≦1)、薄層チャネル層半導体層2としてInX5Ga1−X5N(0<X5≦1)、下側障壁層半導体層3(組成傾斜層)としてAlX2Ga1−X2N(組成X2は層内で変化し、層の上端(組成X3)から下端(組成X4)にかけて不連続を伴うことなく減少:X3≧X2≧X4=0、0<X3≦1)、内部小バンドギャップ半導体層4としてGaNが用いられている。本実施例は、実施例1において薄層チャネル層半導体層2として用いられているGaNの代わりに、InGaNを用いた構造である。本実施例におけるHFETは、ノーマリー・オフのトランジスタ動作を示し、これによって、エンハンスメント型のHFETが実現された。
本実施例は、実施例1に比べて、耐圧は低下するものの、より大きなドレイン電流が得られるという利点を有する。これは、InGaNチャネルがGaNチャネルに比べて、耐圧がより低いものの、より高濃度のチャネル電子を蓄積可能なことによるものである。
本実施例における具体例として、上側薄層障壁層半導体層1として5nmのAl0.3Ga0.7N、薄層チャネル層半導体層2として5nmのIn0.05Ga0.95N、下側障壁層半導体層3(組成傾斜層)としてAlX2Ga1−X2N(組成X2は層内で変化し、層の上端の0.1から下端の0にかけて連続的に減少)、内部小バンドギャップ半導体層4として2μmのGaNを用いた構造を有するHFETは、ノーマリー・オフのトランジスタ動作を示し、これによって、エンハンスメント型のHFETが実現された。
[実施例4]
本実施例は、本発明に係る半導体装置の基本構成の一例である。
本実施例は、上側薄層障壁層半導体層1のみが、実施例1と同じく、AlX1Ga1−X1(0<X1≦1)であり、上側薄層障壁層半導体層1より下側に、薄層チャネル層半導体層2としてのGaNが設置されている基本構成例である。この場合に、下側障壁層半導体層3および内部小バンドギャップ半導体層4は設置されていない。
ここで、上側薄層障壁層半導体層1の膜厚dは、1nm≦d≦8nm、を満たすものとする。ここで、前記の条件は、dが1nmより小さいと、上側障壁層が障壁層として機能しなくなり、また、dが8nmより大きいと、薄層チャネル層半導体層2の一部分が空乏化領域外に出るようになって、薄層チャネル層半導体層2に電子が蓄積し、ノーマリー・オフの動作が不完全になるので、そのようなことが起こらないようにするための条件である。
なお、薄層チャネル層半導体層2の、空乏化領域内に位置する部分のみにチャネルが形成されるように条件が整えられていれば、薄層チャネル層半導体層2の厚さdが大きくて、d+d≦20nmの条件が満たされていなくても、差し支えない。
本実施例は、実施例1に比べて、エンハンスメント動作において電子閉じ込めが弱くなり、高濃度のチャネル電子の蓄積に不利なため、トランジスタの利得が低下し、また、ドレイン電流も低下するものの、層構造が単純で、HFET基板の成長(作製)が容易であるという利点を有する。
本実施例における具体例として、上側薄層障壁層半導体層1として5nmのAl0.3Ga0.7N、その下の薄層チャネル層半導体層2として2μmのGaNを用いた構造を有するHFETは、ノーマリー・オフのトランジスタ動作を示し、これによって、エンハンスメント型のHFETが実現された。
[実施例5]
本実施例は、図6に示されるように、図1に示された層構造のHFET構造における上側薄層障壁層半導体層1とゲート電極6との間に、絶縁体層(ゲート絶縁膜層8)を設けてなるHFET構造である。図6において、ゲート絶縁膜層8の膜厚dは、0<d≦10nmなる条件を満たすものとする。ここで、d≦10nmの条件は、dがl0nmより大きいと、ゲート容量の低下により、トランジスタの利得が大きく低下するので、そのようなことが起こらないようにするための条件である。また、ゲート絶縁膜層8は、Si、SiO、Al等の単膜、あるいは、Si/SiO、Si/Al等の2層膜、いずれでもよく、このような膜構成の選択は本実施例の範囲内である。
図6においては、ゲート絶縁膜層8が、ゲート電極6直下だけでなく、ゲート電極6とソース電極5およびドレイン電極7との間にも積層されているが、ゲート絶縁膜層8がゲート電極6直下に積層されている限り、そのHFET構造は本発明の範囲内にある。
また、このゲート絶縁膜層8を実施例1〜4におけるHFET構造に付加しても、本実施例と同様に、下記の効果が現れる。
図6の構造(本実施例)は、図1の構造に比べて、ゲート絶縁膜によるゲート容量低下の結果、トランジスタの利得が低下するものの、正のゲート耐圧の増大によって、より高いゲート電圧が印加可能となるという利点を有する。
本実施例における具体例として、実施例1における具体的構造(上側薄層障壁層半導体層1として5nmのAl0.3Ga0.7N、薄層チャネル層半導体層2として5nmのGaN、下側障壁層半導体層3(組成傾斜層)として15nmのAlX2Ga1−X2N(組成X2は、層の上端の0.05から下端の0にかけて連続的に減少)、内部小バンドギャップ半導体層4として2μmのGaNを用いた構造)を有するHFETに、ゲート絶縁膜層8として、1nmのSiと、3nmのAlとをこの順に積層したSi/Al2層絶縁膜を付加してなるHFETは、ノーマリー・オフのトランジスタ動作を示し、これによって、エンハンスメント型のHFETが実現された。
[実施例6]
本実施例は、図7に示されるように、図1に示された層構造のHFET構造におけるソース電極5、ゲート電極6、ドレイン電極7と、上側薄層障壁層半導体層1との間に、上側薄層障壁層半導体層1のバンドキャップよりも小さいバンドキャップを有する半導体層(表面層小バンドギャップ半導体層9)を設けてなるHFET構造である。
図7において、表面層小バンドギャップ半導体層9の膜厚dは、0<d≦5nmなる条件を満たすものとする。ここで、d≦5nmの条件は、dが5nmより大きいと、ゲート耐圧が低下(小バンドギャップによる)してしまうので、そのようなことが起こらないようにするための条件である。
また、表面層小バンドキャップ半導体層9は、上側薄層障壁層半導体層1よりもバンドギャップの小さい半導体ならば、いずれの半導体でもよく、例えば、上側薄層障壁層半導体層1としてAlGaNが用いられている場合、表面層小バンドギャップ半導体層9としてGaNおよびInGaNを用いることができる。
図7の構造(本実施例)は、表面層小バンドギャップ半導体層9によって、図1の構造(実施例1〜4)における上側薄層障壁層半導体層1の表面に存在する欠陥準位の低減、および、これらの界面に生じる負の分極電荷による、上側薄層障壁層半導体層1の障壁効果の促進を行った構造である。本構造は、図1の構造(実施例1〜4)に比べて、表面層小バンドキャップ半導体層9によるゲート容量低下の結果、トランジスタの利得が低下するものの、適切な条件(0<d≦5nm)において用いることにより、表面欠陥準位の低減および障壁効果の増大という利点を得ることができる構造である。
本実施例における具体例として、実施例1の具体的構造(上側薄層障壁層半導体層1として5nmのAl0.3Ga0.7N、薄層チャネル層半導体層2として5nmのGaN、下側障壁層半導体層3(組成傾斜層)として15nmのAlX2Ga1−X2(組成X2は、層の上端の0.05から下端の0にかけて運続的に減少)、内部小バンドキャップ半導体層4として2μmのGaNを用いた構造)を有するHFETに、表面層小バンドギャップ半導体層9として、3nmのGaNを付加してなるHFETは、ノーマリー・オフのトランジスタ動作を示し、これによって、エンハンスメント型のHFETが実現された。
[実施例7]
本実施例は、図8に示されるように、図1に示された層構造のHFET構造に、実施例5におけるゲート絶縁膜層8と、実施例6における表面層小バンドギャップ半導体層9とを付加してなるHFET構造である。
図8において、表面層小バンドギャップ半導体層9の膜厚dは、0<d≦5nmなる条件を満たすものとする。ここで、d≦5nmの条件は、dが5nmより大きいと、ゲート耐圧が低下(小バンドギャップによる)してしまうので、そのようなことが起こらないようにするための条件である。
また、表面層小バンドギャップ半導体層9は、上側薄層障壁層半導体層1よりもバンドギャップの小さい半導体ならば、いずれの半導体でもよく、例えば、上側薄層障壁層半導体層1としてAlGaNが用いられている場合、表面層小バンドギャップ半導体層9としてGaNおよびInGaNを用いることができる。
また、図8において、ゲート絶縁膜層8の膜厚dは、0<d≦l0nmなる条件を満たすものとする。ここで、d≦10nmの条件は、dが10nmより大きいと、ゲート容量の低下により、トランジスタの利得が大きく低下するので、そのようなことが起こらないようにするための条件である。
また、ゲート絶縁膜層8は、Si、SiO、Al等の単膜、あるいは、Si/SiO、Si/Al等の2層膜、いずれでもよく、このような膜構成の選択は本実施例の範囲内である。
本構造は、実施例5と実施例6とが組み合わさった構造であり、前記の実施例と比べて、トランジスタの利得は低下するものの、ゲート耐圧の増大、また、表面欠陥準位の低減および上側障壁効果の増大という利点を得ることができる構造である。
本実施例における具体例として、実施例1の具体的構造(上側薄層障壁層半導体層1として5nmのAl0.3Ga0.7N、薄層チャネル層半導体層2として5nmのGaN、下側障壁層半導体層3(組成傾斜層)として15nmのAlX2Ga1−X2N(組成X2は、層の上端の0.05から下端の0にかけて連続的に減少)、内部小バンドキャップ半導体層4として2μmのGaNを用いた構造)を有するHFETに、表面層小バンドギャップ半導体層9として、3nmのGaNを積層し、さらにその上に、ゲート絶縁膜層8として、1nmのSiと、3nmのAlとをこの順に積層したSi/Al2層絶縁膜を積層した構造を付加してなるHFETは、ノーマリー・オフのトランジスタ動作を示し、これによって、エンハンスメント型のHFETが実現された。
[実施例8]
本実施例は、図8に示された実施例7の構造において、図9に示されるように、上側薄層障壁層半導体層1としてAlX1Ga1−X1N(0<X1≦1)を用い、薄層チャネル層半導体層2としてのGaNを用いた構成例である。あるいは、図9に示される構造は、実施例4の構造に、表面層小バンドギャップ半導体層9、および、ゲート絶縁膜層8を付加した構造にも相当する。なお、下側障壁層半導体層3および内部小バンドギャップ半導体層4は設置されていない。
図9において、AlX1Ga1−X1N上側薄層障壁層半導体層1の膜厚dは、1nm≦d≦8nm、を満たすものとする。ここで、前記の条件は、dが1nmより小さいと、上側障壁層が障壁層として機能しなくなり、また、dが8nmより大きいと、薄層チャネル層半導体層2に電子が蓄積し、ノーマリー・オフの動作が不完全になるので、そのようなことが起こらないようにするための条件である。
なお、薄層チャネル層半導体層2の、空乏化領域内に位置する部分のみにチャネルが形成されるように条件が整えられていれば、薄層チャネル層半導体層2の厚さdが大きくて、d+d≦20nmの条件が満たされていなくても、差し支えない。
図9において、表面層小バンドギャップ半導体層9の膜厚dは、0<d≦5nmなる条件を満たすものとする。ここで、d≦5nmの条件は、dが5nmより大きいと、ゲート耐圧が低下(小バンドギャップによる)してしまうので、そのようなことが起こらないようにするための条件である。
また、表面層小バンドギャップ半導体層9は、上側薄層障壁層半導体層1よりもバンドキャップの小さい半導体ならば、いずれの半導体でもよく、上側薄層障壁層半導体層1としてAlGaNが用いられている場合、表面層小バンドキャップ半導体層9としてGaNおよびInGaNを用いることができる。
図9において、ゲート絶縁膜層8の膜厚dは、0<d≦10nmなる条件を満たすものとする。ここで、d≦10nmの条件は、dが10nmより大きいと、ゲート容量の低下により、トランジスタの利得が大きく低下するので、そのようなことが起こらないようにするための条件である。
また、ゲート絶縁膜層8は、Si、SiO、Al等の単膜、あるいは、Si/SiO、Si/Al等の2層膜、いずれでもよく、このような膜構成の選択は本実施例の範囲内である。
本実施例は、実施例7に比べて、エンハンスメント動作において電子閉じ込めが弱くなり、高濃度のチャネル電子の蓄積に不利なため、トランジスタの利得が低下し、また、ドレイン電流も低下するものの、層構造が単純で、HFET基板の成長(作製)が容易であるという利点を有する。また、本実施例は、実施例4と比べて、トランジスタの利得は低下するものの、ゲート耐圧の増大、また、表面欠陥準位の低減および上側障壁効果の増大という利点を得ることができる構造である。
本実施例における具体例として、ゲート絶縁膜層8として、1nmのSiと、3nmのAlとをこの順に積層したSi/Al2層絶縁膜、表面層小バンドキャップ半導体層9として、3nmのGaN、上側薄層障壁層半導体層として5nmのAl0.3Ga0.7N、その下の薄層チャネル層半導体層2として2μmのGaNを用いた構造を有するHFETは、ノーマリー・オフのトランジスタ動作を示し、これによって、エンハンスメント型のHFETが実現された。
[実施例9]
本実施例は、図9に示された実施例8の構造から、表面層小バンドギャップ半導体層9を除いてなるものである。本実施例の構造は、実施例4におけるHFETにゲート絶縁膜層8を付加した構造に相当する。
本実施例は、実施例8と比べて、表面層小バンドギャップ半導体層9による、表面欠陥準位の低減および上側障壁効果の増大という利点は得られないものの、トランジスタの利得が増大するという利点を得ることができる構造である。また、本実施例は、実施例4と比べて、トランジスタの利得は低下するものの、ゲート耐圧の増大という利点を得ることができる構造である。
本実施例における具体例として、ゲート絶縁膜層8として、1nmのSiと、3nmのAlとをこの順に積層したSi/Al2層絶縁膜、上側薄層障壁層半導体層1として5nmのAl0.3Ga0.7N、その下の薄層チャネル層半導体層2として2μmのGaNを用いた構造を有するHFETは、ノーマリー・オフのトランジスタ動作を示し、これによって、エンハンスメント型のHFETが実現された。
[実施例10]
本実施例は、図9に示される実施例8の構造から、ゲート絶縁膜層8を除いてなるものである。本実施例の構造は、実施例4におけるHFETに表面層小バンドギャップ半導体層9を付加した構造に相当する。
本実施例は、実施例8と比べて、ゲート絶縁膜層8による、ゲート耐圧の増大という利点は得られないものの、トランジスタの利得が増大するという利点を得ることができる構造である。また、本実施例は、実施例4と比べて、トランジスタの利得は低下するものの、表面欠陥準位の低減および上側障壁効果の増大という利点を得ることができる構造である。
本実施例における具体例として、表面層小バンドキャップ半導体層9として3nmのGaN、上側薄層障壁層半導体層1として5nmのAl0.3Ga0.7N、その下の薄層チャネル層半導体層2として2μmのGaNを用いた構造を有するHFETは、ノーマリー・オフのトランジスタ動作を示し、これによって、エンハンスメント型のHFETが実現された。
[実施例11]
本実施例は、実施例1〜3、および、実施例5〜7において、薄層チャネル層半導体層2として用いられている半導体層が、前記実施例におけるような単層の小バンドギャップ半導体層ではなく、層中に単数または複数の、バンドギャップのより大きい薄層半導体障壁層が含まれた、超格子構造により構成されている場合のHFET構造である。
本実施例は、実施例1〜3、および、実施例5〜7に比べて、超格子構造に対応して多層のチャネル電子が誘起される結果、チャネル電子の分布幅が広くなり、トランジスタの利得が低下するものの、多層のチャネル電子によって電子濃度が増大する結果、ドレイン電流の増大という利点を得ることができる。
本実施例における具体例として、上側薄層障壁層半導体層1として5nmのAl0.3Ga0.7N、薄層チャネル層半導体層2として3nmGaN/2nmAl0.1Ga0.9N/3nmGaNなる超格子構造(2層のGaNチャネル)、下側障壁層半導体層3(組成傾斜層)として15nmのAlX2Ga1−X2N(組成X2は、層の上端の0.05から下端の0にかけて連続的に減少)、内部小バンドギャップ半導体層4として2μmのGaNを用いた構造を有するHFETは、ノーマリー・オフのトランジスタ動作を示し、これによって、エンハンスメント型のHFETが実現された。
また、上記構造において、薄層チャネル層半導体層2として3nmIn0.05Ga0.95N/2nmGaN/3nmIn0.05Ga0.95Nなる超格子構造(2層のInGaNチャネル)を用いた場合にも、同様に、エンハンスメント型のHFETが実現された。
また、上記の超格子構造を実施例4、8〜10に適用しても、上記と同様の効果が得られる。
[実施例12]
本実施例においては、実施例1〜3、および、実施例5〜7のHFET構造を有する基板の基板領域の一部において、図10に示されるように、内部小バンドギャップ半導体層4内の任意の深さ位置より上部のすべての半導体層が除去された後、その上に、内部小バンドギャップ半導体よりもバンドギャップの大きい障壁層が積層されていることにより、従来例であるデプレション型のHFET10が構成されている。すなわち、本実施例においては、本発明に係る半導体装置であるエンハンスメント型HFETがデプレション型HFET10と共に、同一の基板上に形成されている。
図11は、図10の構成の、ゲート電圧を印加していない状態での、ポテンシャル形状を模式的に示したもので、図10における左側のHFET構造(本発明の実施例)においてはチャネル電子が存在していないのに対して、同図における右側HFET構造(従来例)においてはチャネル電子が存在する様子が描かれており、左右のHFET構造が、それぞれ、エンハンスメント型およびデプレション型HFETとなっている様子が示されている。このように、本実施例においては、エンハンスメント型HFETと、デプレション型HFETとが、同一基板上に形成されており、論理回路用に適した基本構成が提供される。
図10におけるエンハンスメント型HFETの層構造は、実施例1〜3、および、実施例5〜7のいずれの場合でもよく、これらはすべて本実施例12の範囲内である。また、窒化物系HFETにおいては、通常、デプレション型が実現されるので、図10におけるデプレション型HFETの層構造には、特に構造を限定せず、例えば、ゲート絶縁膜を有するデプレション型HFETを用いた場合も、本実施例の範囲内である。
本実施例における具体例として、次の構造を作製した。
まず、基になるHFET構造として、実施例1のHFETの層構造を作製した。すなわち、上側薄層障壁層半導体層1として5nmのAl0.3Ga0.7N、薄層チャネル層半導体層2として5nmのGaN、下側障壁層半導体層3(組成傾斜層)として15nmのAlX2Ga1−X2N(組成X2は、層の上端の0.05から下端の0にかけて連続的に減少)、内部小バンドギャップ半導体層4として2μmのGaNを用いたHFETを基板上に作製した。このHFETは、図10におけるエンハンスメント型HFET(左側)に該当する。
次に、前記基板の一部の領域において、5nmのAl0.3Ga0.7N上側薄層障壁層半導体層1、5nmのGaN薄層チャネル層半導体層2、15nmのAlX2Ga1−X2N(0.05≧X2≧0)下側障壁層半導体層3(組成傾斜層)のすべて、および、2μmのGaN内部小バンドギャップ半導体層4のうちの上部の50nmを、ドライエッチング等の方法によって削除し、その後、その上に、障壁層として、15nmのAl0.3Ga0.7N層を再成長した。この再成長領域は、図10におけるデプレション型HFET10に該当する。
このようにして2種類のHFET作製した基板上に、ソース、ドレイン、ゲート電極を作製することによって、図10に示される構造を作製した。
このようにして、エンハンスメント型HFETと、デプレション型HFETとが、同一基板上に得られ、論理回路用に適した基本構成が提供された。
また、本実施例の構造におけるエンハンスメント型およびデプレション型双方のHFETのゲート電極下に、ゲート耐圧の増大とゲートリーク電流の低減の目的で、ゲート絶縁膜として、1nmのSiと、3nmのAlとをこの順に積層したSi/Al2層絶縁膜を付加した構造を作製したところ、同様に、エンハンスメント型HFETと、デプレション型HFETとが、同一基板上に得られることが確認され、論理回路用に適した基本構成が提供された。
また、上記の2種類のHFETが同一基板上に形成されている構造を実施例4、8〜10に適用しても、上記と同様の効果が得られる。
以上の説明から明らかなように、窒化物半導体に特有の分極効果を有効に利用することによって、半導体表面近傍の電子の空乏化を強化し、この領域内にチャネル層を設置した層構造のHFETによって、ゲート電圧を印加しない状態におけるチャネル電子の空乏化を実現し、その結果、エンハンスメント型HFETを実現すること可能となる。また、前記構造のHFET基板を基に、エンハンスメント型HFETと、デプレション型HFETとを、同一基板上に得ることが可能であり、これにより、諭理回路用に適した基本構成を提供することが可能となる。
本発明の実施の形態例を示す図である。 本発明に係る半導体装置の動作を説明する図である。 本発明に係る半導体装置の動作を説明する図である。 本発明に係る半導体装置の動作を説明する図である。 実施例1を説明する図である。 実施例5を説明する図である。 実施例6を説明する図である。 実施例7を説明する図である。 実施例8を説明する図である。 実施例12を説明する図である。 実施例12におけるヘテロ構造電界効果トランジスタの動作を説明する図である。
符号の説明
1:上側薄層障壁層半導体層、2:薄層チャネル層半導体層、3:下側障壁層半導体層、4:内部小バンドギャップ半導体層、5:ソース電極、6:ゲート電極、7:ドレイン電極、8:ゲート絶縁膜層、9:表面層小バンドギャップ半導体層、10:デプレション型HFET。

Claims (10)

  1. 窒化物半導体を用いて基板上に形成されたヘテロ構造電界効果トランジスタである半導体装置において、薄層チャネル層半導体層と、該薄層チャネル層半導体層よりも該基板から遠い側に存在し膜厚が1nm以上8nm以下である上側薄層障壁層半導体層とを有することを特徴とする半導体装置。
  2. 窒化物半導体を用いて基板上に形成されたヘテロ構造電界効果トランジスタである半導体装置において、薄層チャネル層半導体層が、該薄層チャネル層半導体層よりも該基板から遠い側に存在する上側薄層障壁層半導体層と、該薄層チャネル層半導体層よりも該基板に近い側に存在する下側障壁層半導体層との間に挟まれた構造を有することを特徴とする半導体装置。
  3. 上記下側障壁層半導体層の上記基板に近い側の面に接し、上記下側障壁層半導体層のバンドギャップよりも小さいバンドギャップを有する内部小バンドギャップ半導体層を有することを特徴とする請求項2記載の半導体装置。
  4. 上記下側障壁層半導体層に半導体組成傾斜が設けられていて、上記下側障壁層半導体層と上記内部小バンドキャップ半導体層とが接する面においてバンドの連続性が保たれていることを特徴とする請求項3記載の半導体装置。
  5. 上記上側薄層障壁層半導体層の膜厚が1nm以上8nm以下であることを特徴とする請求項2、3または4記載の半導体装置。
  6. 上記薄層チャネル層半導体層の膜厚が1nm以上であり、上記上側薄層障壁層半導体層の膜厚と上記薄層チャネル層半導体層の膜厚との和が2nm以上20nm以下であることを特徴とする請求項2、3、4または5記載の半導体装置。
  7. ゲート電極と上記上側薄層障壁層半導体層との間にゲート絶縁膜層が介在することを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載の半導体装置。
  8. ソース電極、ゲート電極およびドレイン電極と上記上側薄層障壁層半導体層との間に、上記上側薄層障壁層半導体層のバンドギャップよりも小さいバンドギャップを有する表面層小バンドキャップ半導体層が介在することを特徴とする請求項1ないし7のいずれかに記載の半導体装置。
  9. 上記薄層チャネル層半導体層が単数または複数の超格子構造を構成要素とすることを特徴とする請求項1ないし8のいずれかに記載の半導体装置。
  10. 上記基板上に窒化物半導体を用いたデプレション型ヘテロ構造電界効果トランジスタが形成されていることを特徴とする請求項1ないし9のいずれかに記載の半導体装置。
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