JP2006184267A - X線検査装置、x線検査方法およびx線検査プログラム - Google Patents

X線検査装置、x線検査方法およびx線検査プログラム Download PDF

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篤司 寺本
Takayuki Murakoshi
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Abstract

【課題】 多数の検査対象品を高速に検査することが困難であった。
【解決手段】 X線によって検査対象を検査するにあたり、固定的に配置されたX線源から所定の立体角の範囲にX線を出力し、上記X線の出力範囲内で平面的に検査対象品を移動させ、上記立体角に含まれる位置であるとともに上記検査対象品の移動平面に対して垂直な軸を中心にした複数の回転位置において、上記軸に対して傾斜した検出面でX線を検出し、同検出されたX線に基づいて上記検査対象品の検査を行う。
【選択図】 図1

Description

本発明は、X線検査装置、X線検査方法およびX線検査プログラムに関する。
従来より、検査対象品にX線を照射し、得られる透過像を分析することで当該検査対象品の良否判定等が行われていた(例えば、特許文献1参照。)。この文献においては、X−Yステージ上にθテーブルを配設し、X−Yステージに直交する面内でX線源およびカメラを回転させる技術(特許文献1,図1)や、X−Yステージに直交する軸を中心にしてX線源およびカメラを回転させる技術(特許文献1,図2)が開示されている。
特開2000−356606号公報
上述した従来のX線検査装置においては、多数の検査対象品を高速に検査することが困難であった。すなわち、X線源は通常、高電圧を利用してX線を発生させるため、装置が大きく、また重くなる。上記従来のX線検査装置のように、大きく重いX線源を移動させるためには、大がかりな装置が必要であるとともに移動を完了するまでに多くの時間を要してしまう。特に、ICチップのBGA(Ball Grid Array)における半田バンプなど、小さな部品を検査対象品とする場合、検査対象品を高精度に検査位置に配置する必要があるが、大きく重い装置を移動させて高精度に位置制御を行うことは非常に困難であり、また、時間がかかってしまう。
また、X−Yステージ上にθテーブルを配設する構成においては、X−Yステージのみを移動させるための構成と比較して機構が大がかりになる。従って、この構成においてもやはり移動を完了するまでに多くの時間を要してしまう。また、移動の自由度が大きいため、高精度の制御が困難であり、小さな部品の検査を高速に実施することは困難であった。
高精度の制御を伴う検査を高速に実施することは、部品の全数検査を実施するような場合に極めて重要である。すなわち、自動車の搭載部品など、一部の部品について抜き取り調査をするのでは不十分であって全数検査を必要とする製品では、高速に検査対象品を検査しなければ、生産効率が低下してしまう。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたもので、多数の検査対象品を高速に検査することが可能なX線検査装置、X線検査方法およびX線検査プログラムの提供を目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1にかかる発明では、所定の立体角の範囲にX線を出力するX線源を固定的に配置し、検査対象品をこの立体角の範囲内で平面的に移動させてX線画像を撮影する。すなわち、本発明ではX線源を固定的に配置し、移動させることはないが、そのX線の出力方向は所定の立体角の範囲を含むので、X線検出手段はこの立体角に含まれる複数の位置でX線を検出することができる。従って、大きく、重いX線源を移動させることなく複数のX線画像を取得することができ、検査対象品の検査を高速に実施することができる。
また、検査対象品について多くの情報を取得するため、例えば、検査対象品の3次元構造を取得するためには、異なる方向から検査対象品にX線を照射してX線画像を取得する必要があるが、本発明においては、検査対象品を回転させることはない。すなわち、X線検出手段において複数の回転位置でX線画像を取得するので、検査対象品自体を何らかの軸に対して回転させる必要はない。このため、簡易な構成によって検査対象を移動させるのみで検査対象品の検査を行うことが可能になり、多数の検査対象品を検査する場合であっても高速にその処理を実施することができる。
ここで、X線出力手段はX線源が固定的に配置され、かつ所定の立体角の範囲にX線を出力することができればよい。X線源は、検査対象品の検査に際して移動しない状態で構成さればよく、X線検査装置を工場等に据え付ける際に床や検査ラインに対して相対的に移動しないように設定されればよい。また、X線の出力範囲は、上記X線検出手段における複数の回転位置に配置される検出面が含まれるような範囲であればよい。すなわち、従来用いられてきた照射範囲に制約のあるX線管を使用するのではなく、広い範囲にX線が照射されるX線管を使用することによって、複数の回転位置でのX線画像の撮影に際してX線源の角度変更や移動を伴わないようにすることができればよい。
尚、このようなX線源としては、例えば、透過型開放管を採用すればよい。すなわち、透過型開放管においては、薄いターゲットに衝突した電子によってX線が発生し、X線が当該ターゲットを透過して外部に出力される際にほぼ全方位(立体角2π)が出力範囲になる。むろん、ほとんどの場合、被検査対象について撮像するための照射範囲として立体角2πは必要なく、少なくとも上記複数の回転位置を含む立体角でX線を照射するX線源を採用すればよいが、立体角が大きいほど本発明を適用できる検査対象品が多くなり、汎用性が高くなる。
平面移動手段は、検査対象品を2次元的に移動させることができれば良く、いわゆるX−Yステージ等によって構成することができる。尚、本発明においては、検査対象品を回転移動させる必要がないので、X線源と検査対象品とを近接させることが可能である。従って、X線検出手段の検出面において容易に大きな拡大率のX線画像を取得することができ、高精度の検査を実施することが可能である。
X線検出手段においては、X線出力手段から出力されたX線および検査対象品を透過したX線を複数の回転位置において検出面にて取得することができれば良い。例えば、2次元的に配置したCCDによってX線の強度を計測するセンサを採用可能である。このように、X線検出手段においては、所定の面積を有する検出面でX線を検出するため、検査対象品を回転させる場合と比較して回転位置の位置精度に高い精度が要求されることはない。
すなわち、検出面は所定の面積を有しているので、透過X線画像における検出対象品の像が検出面の全範囲を占めるように構成せず、検出面の上下左右にある程度の余裕を持たせておけば、検出面の位置が多少回転方向にずれたとしてもX線画像を取得することは可能である。一方、検査対象品は、通常、X線画像の拡大率を確保するため、X線源に近い位置に配置される。従って、検査対象品を回転させることを想定した場合、その位置がわずかにずれたとしても拡大後のX線画像には大きな影響がある。
このため、検査対象品を回転させる場合と比較して本発明のX線検出手段における回転位置として要求される位置精度は低く、高速に駆動可能な装置を容易に設計することができる。この構成は、後述のように検出面を回転させる回転機構を構成する場合に特に有意である。すなわち、検出面を回転させて回転位置に位置決めするに際して、非常に高い精度が要求されるわけではないので、高速に回転動作を終えることができ、高速に検査を実施することが可能になる。
尚、複数の回転位置は、検査対象品の移動平面に対して垂直な軸を中心に検出面を回転させたことを想定した場合の位置であればよい。例えば、X線源の焦点とX線照射範囲の中心とを結ぶ直線を軸とし、この軸を中心にした所定の半径の円周上に回転位置を想定すればよい。むろん、検出面はこの軸に傾斜し、X線を検出するので、検出面がX線源の焦点に対向するように傾斜角が決められる。
X線検出手段において、複数の回転位置でX線を検出するためには種々の構成を採用することができ、例えば、請求項2のように上記傾斜した検出面を持つ複数の検出器を用いても良いし、請求項4のように上記検出面を持つ検出器を上記軸に対して回転させる回転機構を用いても良い。複数の検出器を利用する場合、複数の回転位置の総てに検出器を予め配設しておけば、検出器の移動を全く伴わずに検査対象品の検査を行うことができ、非常に高速に検査を実施することができる。
一方、複数の検出器あるいは一つの検出器を回転させて複数の回転位置におけるX線を検出しても良い。この回転は、上述のようにX−Yステージとθテーブルとを組み合わせて位置制御を行う場合と比較して制御が単純である。また、平面移動手段における平面移動と、X線検出手段における回転移動とを別個に制御することができ、平面移動と回転移動とを同時に行うことができるので、高速に移動動作を完了することができる。尚、複数の検出器を回転させる場合には、一つの検出器を回転させる場合より回転動作を行う回数が少ないので、回転移動の精度および速度の点でより有利である。
また、本発明におけるX線出力手段は、上記複数の回転位置を含む所定の立体角の範囲にX線を出力するX線源を採用しているので、X線源から出力されるX線は、上記検出器の検出面以外の方向に向けて出力されるX線を含んでいる。この状況においてX線に対してなんら遮蔽を施さなければ、基板上の実装部品を検査する場合など、多数の部品が平面移動手段にセットされた状態では、X線画像を撮影する対象となっている部品以外の部品が長い時間X線に曝されることになる。
そこで、X線画像の撮影対象以外についてはX線を照射しないようにするためにX線出力手段と平面移動手段との間に遮蔽部材を配設することが好ましい。このとき、請求項3のように複数の検出器における検出面のそれぞれにて検出されるX線以外のX線を、遮蔽部材によって遮蔽するように構成すれば、X線画像の撮影対象以外の部品について長時間X線に曝されないようにすることができる。むろん、ここで上記複数の検出器を固定的に配置するのであれば遮蔽部材も固定的に配置すればよいし、複数の検出器を回転させるのであれば遮蔽部材も検出器に同期させて回転させればよい。
さらに、遮蔽部材を回転させる構成例として、請求項5のように、遮蔽部材においてX線を通過させて検出面に到達させるための通過穴を形成し、遮蔽部材と検出器とを同期回転させることによってX線画像の撮影に利用するX線のみが常に遮蔽部材を通過するように構成してもよい。この構成によれば、検出器を回転させる場合にもX線画像の撮影対象以外の部品について長時間X線に曝されないようにすることができる。
上記対象品検査手段は、検出されたX線に基づいて上記検査対象品の検査を行うことができれば良い。例えば、請求項6の構成を採用し、透過像に基づいて検査対象品の断面積や体積、形状、半田付けにおけるブリッジの有無等を検査したり、複数の透過像に基づく再構成演算を行って断層像を算出し、半田付け等の良否判定を行ってもよい。
本発明においては、上述のように高速に検査を実施可能な構成を採用しているため、工場等の検査ラインにおいてインラインで検査を実施できるように構成することが好ましい。そこで、請求項7のように、上記平面移動手段において複数の検査対象品をX線の出力範囲に逐次搬送する搬送機構を構成すれば、多数の検査対象品をインラインで検査することが可能になる。この結果、全数検査を要する検査対象品に適用して好適なX線検査装置を提供することができる。
本発明においては、上記平面移動手段を利用して検査対象品を平面上の所望位置に移動可能に構成することで、撮像時の所定位置(例えば、X線出力手段における焦点と上記検出面の所定位置とを結ぶ直線上)に検査対象品を配設する。このとき、請求項8のように、より正確な位置に検査対象品を配置する構成を採用しても良い。すなわち、位置センサによって上記X線出力手段における焦点と上記検査対象品との相対的な位置関係を検出すれば、焦点と上記検出面の所定位置とを結ぶ直線上に上記検査対象品を移動させるに必要な移動量や当該所定位置の座標を正確に算出することができる。
従って、平面移動手段によって正確な移動を行うことが可能になる。ここで、位置センサは、上記X線出力手段における焦点と上記検査対象品との相対的な位置関係を検出することができれば良く、例えば、当該焦点から鉛直上方に向けた軸に平行な距離(高さ)等によって相対位置関係を検出しても良い。むろん、ここでは、検査対象品と焦点との相対的な位置関係を直接的に検出する構成の他、検査対象品が載置されている基板等と焦点との相対的な位置関係を検出し、基板等の厚さを見込んで相対的な位置関係を取得しても良いし、基板等の厚さが無視できると考えても良い。
以上は、本発明が装置として実現される場合について説明したが、かかる装置を実現する方法においても本発明を適用可能である。その一例として、請求項9にかかる発明は、請求項1に対応した方法を実現する構成としてある。むろん、その実質的な動作については上述した装置の場合と同様である。また、請求項2〜請求項8に対応した方法も構成可能である。このようなX線検査装置は単独で実現される場合もあるし、ある方法に適用され、あるいは同方法が他の機器に組み込まれた状態で利用されることもあるなど、発明の思想としてはこれに限らず、各種の態様を含むものである。従って、ソフトウェアであったりハードウェアであったりするなど、適宜、変更可能である。
発明の思想の具現化例として上記方法を制御するためのソフトウェアとなる場合には、かかるソフトウェアあるいはソフトウェアを記録した記録媒体上においても当然に存在し、利用される。その一例として、請求項10にかかる発明は、請求項1に対応した機能をソフトウェアで実現する構成としてある。むろん、請求項2〜請求項8に対応したソフトウェアも構成可能である。
また、ソフトウェアの記録媒体は、磁気記録媒体であってもよいし光磁気記録媒体であってもよいし、今後開発されるいかなる記録媒体においても全く同様に考えることができる。一次複製品、二次複製品などの複製段階については全く問う余地無く同等である。その他、供給装置として通信回線を利用して行なう場合でも本発明が利用されていることにはかわりない。さらに、一部がソフトウェアであって、一部がハードウェアで実現されている場合においても発明の思想において全く異なるものではなく、一部を記録媒体上に記憶しておいて必要に応じて適宜読み込まれるような形態のものとしてあってもよい。
本発明によれば、大きく、重いX線源を移動させることなく複数のX線画像を取得することができ、検査対象品の検査を高速に実施することができる。また、簡易な構成によって検査対象を移動させるのみで検査対象品の検査を行うことが可能になり、多数の検査対象品を検査する場合であっても高速にその処理を実施することができる。
また、検出器の移動を全く伴わないX線検査装置を提供し、非常に高速な検査を可能にしたり、単純な制御によって高速に移動動作を完了することが可能なX線検査装置を提供することができる。
さらに、X線通過穴を有するX線遮蔽部材よって撮影対象以外の部品をX線から遮蔽する構成になっているため、部品が長時間X線に曝されることによる性能劣化やそれにより生じる誤動作を防止することができる。また、散乱X線の影響による撮影画像の画質低下を防止することができる。
さらに、撮影するX線検出器に対応した形状のX線通過穴をX線遮蔽部材に設けることによって、効果的にX線被曝による影響を軽減させることができる。
また、X線遮蔽部材を回転させる構造にあっては、遮蔽に必要十分な大きさの遮蔽部材をX線検出器の回転に同期して同方向に回転する構成であるため、高速かつ高精度の回転がなされるように制御することができる。
さらに、高速に検査を実施可能な構成を採用しているため、工場等の検査ラインにおいてインラインで検査を実施可能である。
さらに、正確な位置に検査対象品を配置することによって正確な検査を実施可能である。
ここでは、下記の順序に従って本発明の実施の形態について説明する。
(1)本発明の構成:
(2)X線検査処理:
(3)他の実施形態:
(1)本発明の構成:
図1は本発明にかかるX線検査装置10の概略ブロック図である。同図において、このX線検査装置10は、X線発生器11とX−Yステージ12とX線検出器13a〜13dと搬送装置14とを備えており、各部をCPU25によって制御する。すなわち、X線検査装置10はCPU25を含む制御系としてX線制御機構21とステージ制御機構22と画像取得機構23と搬送機構24とCPU25と入力部26と出力部27とメモリ28と高さセンサ制御機構29とを備えている。この構成において、CPU25は、メモリ28に記録された図示しないプログラムを実行し、各部を制御し、また所定の演算処理を実施することができる。
メモリ28はデータを蓄積可能な記憶媒体であり、予め検査位置データ28aと撮像条件データ28bとが記録されている。検査位置データ28aは、検査対象品の位置を示すデータであり、本実施形態においては、基板上に配設されたバンプの位置を示すデータである。撮像条件データ28bは、X線発生器11にてX線を発生させる際の条件を示すデータであり、X線管に対する印加電圧,撮像時間等を含む。尚、メモリ28はデータを蓄積可能であればよく、RAMやEEPROM,HDD等種々の記憶媒体を採用可能である。
X線制御機構21は、上記撮像条件データ28bを参照し、X線発生器11を制御して所定のX線を発生させることができる。X線発生器11は、いわゆる透過型開放管であり、X線の出力位置である焦点Fからほぼ全方位、すなわち、立体角2πの範囲にX線を出力する。また、X線発生器11は、X線検査装置10に対して固定的に配置されている。すなわち、X線発生器11の位置や角度は変更されず、装置に対して固定されたまま移動されることはない。
ステージ制御機構22はX−Yステージ12と接続されており、上記検査位置データ28aに基づいて同X−Yステージ12を制御する。また、搬送機構24は、搬送装置14を制御して基板12aをX−Yステージ12に搬送する。すなわち、搬送装置14によって一方向に基板12aを搬送し、X−Yステージ12において基板12a上のバンプを検査し、搬送装置14にて検査後の基板12aを搬送する処理を連続的に実施できるように構成されている。
尚、上述のように検査位置データ28aは基板上のバンプの位置を特定しており、ステージ制御機構22は、バンプの検査に際して当該バンプが各X線検出器13a〜13dの視野中心に位置するように制御する。すなわち、X線発生器11の焦点Fと各X線検出器13a〜13dにおける検出面の中心とを結ぶ直線上にバンプが配置されるように、一つのバンプについて複数回位置を移動させ、各位置でX線画像を撮像する。
画像取得機構23はX線検出器13a〜13dに接続されており、同X線検出器13a〜13dが出力する検出値によって検査対象品の投影画像を取得する。本実施形態におけるX線検出器13a〜13dは、2次元的に分布したセンサを備えており、検出したX線からX線の2次元分布を示すX線画像データを生成することができる。
高さセンサ制御機構29は、高さセンサ15に接続されており、上記検査位置データ28aに基づいて検査対象となるバンプの高さ、すなわち、X線発生器11の焦点Fとバンプとの鉛直方向への距離を取得する。高さセンサ15は、この距離を計測するセンサであれば良く、種々のセンサを採用可能である。
出力部27はCPU25での上記X線画像等を表示するディスプレイであり、入力部26は利用者の入力を受け付ける操作入力機器である。すなわち、利用者は入力部26を介して種々の入力を実行可能であるし、CPU25の処理によって得られる種々の演算結果やX線画像データ、検査対象品の良否判定結果等を出力部27に表示することができる。
CPU25は、メモリ28に蓄積された各種制御プログラムに従って所定の演算処理を実行可能であり、検査対象品の検査を行うために、図1に示す搬送制御部25aとX線制御部25bとステージ制御部25cと画像取得部25dと良否判定部25eと高さセンサ制御部25fとにおける演算を実行する。搬送制御部25aは、搬送装置14の駆動を制御して、適切なタイミングで基板12aをX−Yステージ12に供給し、また、適切なタイミングで検査済みの基板12aをX−Yステージ12から取り除く。
X線制御部25bは、上記撮像条件データ28bを取得し、上記X線制御機構21を制御して所定のX線をX線発生器11から出力させる。高さセンサ制御部25fは、上記検査位置データ28aを取得し、検査対象のバンプを特定して上記高さセンサ制御機構29に当該バンプの位置を指示する。この結果、高さセンサ制御機構29は、高さセンサ15を制御し、X線発生器11の焦点Fとバンプとの鉛直方向への距離を取得する。
ステージ制御部25cは、上記検査位置データ28aを取得し、検査対象のバンプを上記複数の視野中心へ移動させるための座標値を算出し、ステージ制御機構22に供給する。この結果ステージ制御機構22は、この座標値がX線発生器11における焦点Fの鉛直上方に移動するようにX−Yステージ12を移動させ、検査対象品のバンプを適切な位置に配置する。この処理の詳細は後述する。画像取得部25dは、画像取得機構23が取得するX線画像データをメモリ28に記録する。良否判定部25eは、当該記録されたX線画像データに基づいて所定の演算処理を行い、検査対象品が良品であるか、不良品であるかを判定する。
(2)X線検査処理:
本実施形態においては、上述の構成において図2に示すフローチャートに従って検査対象品の良否判定を行う。本実施形態においては、多数の基板12aを搬送装置14によって搬送し、逐次X−Yステージ12上で基板12aのバンプを検査する。このため、検査に際しては、まずステップS100にて搬送制御部25aが搬送機構24に指示を出し、搬送装置14によって検査対象の基板12aをX−Yステージ12上に搬送する。
次に、ステージ制御部25cは、検査対象となるバンプを適切な位置に移動させるため、変数iおよびnを"1"に初期化する(ステップS105,S110)。尚、本実施形態においてはNp個のバンプを検査対象としており、変数iは基板上のバンプに対して予め割り振られた番号1〜Npに対応している。また、変数nはX線画像を撮像する位置の数を示しており、撮像位置の数NDが最大値である。尚、本実施形態においてX線検出器13a〜13dは計4個であり、4カ所でX線画像を撮像することから、変数nは"1"〜"4"である。
続いて、高さセンサ制御部25fは、ステップS115にて、上記検査位置データ28aを取得し、i番目のバンプの座標(xi,yi)を上記高さセンサ制御機構29に指示する。この結果、高さセンサ15から当該座標(xi,yi)のバンプとX線発生器11の焦点Fとの鉛直方向に沿った距離が出力され、高さセンサ制御部25fはこの高さをFODとしてメモリ28に記録する。
図3においては、本実施形態における高さセンサ15を示している。高さセンサ15は基板12aの下方に配置され、レーザー出力器15aとラインセンサ15bとを備えている。レーザー出力器15aは基板12aに向けてレーザー光を出力可能であり、ラインセンサ15bは基板12aにて反射したレーザー光を検出するセンサである。ラインセンサ15bは、ある方向に沿って並べられた複数のセンサを備えており、レーザー光の出力方向の水平成分と当該ラインセンサが並べられる方向は一致している。
従って、基板12aが垂直方向へ変動することに伴って反射レーザー光が変動すると、反射レーザー光がラインセンサ15bに到達する位置も変動する(例えば、基板12aが下方に変動すると、レーザー光の軌跡は実線から破線のように変動する)。そこで、上記高さセンサ制御部25fは、ラインセンサ15bにて検出する反射レーザー光の輝度が最大となる位置が反射レーザー光の到達位置であるとし、この到達位置に基づいてバンプの高さを検出する。尚、レーザー光の経路を幾何学的に分析することによって基板12aの下面と焦点Fとの鉛直方向に沿った距離を算出し、基板12aの厚さとバンプの中心までの高さを見込めば、焦点Fからバンプの中心までの高さを算出することができるので、この高さをFODとすればよい。
むろん、基板12aの上面からバンプの中心までの高さと基板12aの厚さとが微小であれば、これらを無視してFODとすることもできる。これらを無視しても、基板12aの上下方向への変動程度が基板12aの厚さや基板12aの上面からバンプの中心までの高さと比較して大きい場合には、バンプの位置精度を確保するために充分なFODを取得することができる。
さらに、ステージ制御部25cは、ステップS120にて上記検査位置データ28aを取得し、i番目のバンプの座標(xi,yi)を上記変数nに対応したX線検出器13a〜13dの視野中心に配設するための座標値をステージ制御機構22に指示し、X−Yステージ12を移動させる。尚、本実施形態では、上記変数nの"1"〜"4"がそれぞれX線検出器13a〜13dに対応している。また、本実施形態において、ステージ制御機構22は、与えられた座標値がX線発生器11における焦点Fの鉛直上方に移動するようにX−Yステージ12を移動させる。この座標値は、X−Yステージ12の移動にかかわらず予め設定された固定座標系で定義され、X−Yステージ12が初期位置(移動していない状態)にある場合に、X線発生器11における焦点Fを投影した位置を座標(0,0)としてある。
図3,図4では、この座標系を示している。これらの図においては、X−Yステージ12による移動平面をx−y平面とし、この平面に垂直な方向をz方向としている。図3は、z−x平面を眺めた図であり、図4はx−y平面を眺めた図である。上記予め設定された固定座標系は図4に示すx−y平面上の座標に相当する。本実施形態においては、図3に示すように、X線発生器11の焦点Fと固定座標系における座標(0,0)を結ぶ軸Aを中心とする半径Rの円周上に検出面の中心が位置するようにX線検出器13a〜13dを配設している。
また、各X線検出器13a〜13dの検出面は、各検出面の中心と焦点Fとを結ぶ直線lに対して垂直になるように配向されている。すなわち、軸Aに対して傾斜され、x−y平面と検出面とに対して所定の角度(傾斜角)αが与えられている。さらに、X線検出器13a〜13dは、隣接する検出器との距離が総て同じ距離になるように配設されており、上記軸Aと検出面の中心とを結ぶ半径Rを回転させることを想定した場合、ある検出面の中心から半径Rを90度回転させると隣の検出面の中心に一致する。
このように配設された検出面において、視野中心は上記直線lであり、検査対象品のX線画像を撮像する際には、当該直線lとx−y平面とが交わる点に検査対象品を配設することになる。図4においては、上述の固定座標系における視野中心の位置を座標(xi1,yi1)〜(xi4,yi4)で示している。上述のようにX線検出器13a〜13dにおける検出面の中心から半径Rを90度ずつ回転させた位置に隣の検出面の中心が存在することから、上記直線lとx−y平面とが交わる位置も所定の円周上に存在し、隣り合う位置と原点(0,0)とを結ぶ半径ΔLの角度θは互いに90度ずつ離れている。
ステージ制御部25cは、i番目のバンプの座標(xi,yi)が座標(xi1,yi1)〜(xi4,yi4)に位置するように上述の座標値を決定すればよく、以下の式(1)〜(4)によって座標値を決定する。
oin=xi+ΔL・sinθ …(1)
oin=yi+ΔL・cosθ …(2)
ΔL=FODα・sinα …(3)
FODα=FOD/cosα …(4)
ここで、座標(xoin,yoin)は、i番目のバンプを変数nに対応するX線検出器13a〜13dの視野中心に移動させるための座標である。また、θは図4に示すように原点(0,0)と座標(xi1,yi1)とを結ぶ直線に対して時計回りに設定される角度であり、本実施形態では、座標(xi1,yi1)〜(xi4,yi4)のそれぞれに対して、0度、90度、180度、270度となる。
FODは、上記高さセンサ15によって計測された高さであり、i番目のバンプと焦点Fとにおけるz軸方向の距離である。αは上記傾斜角であり、この値に基づいて式(3),(4)からFODαおよびΔLが算出され、この結果および角度θを式(1),(2)に代入することで上記座標値が算出される。尚、本実施形態においては、高さセンサ15によって計測された高さを利用してX−Yステージ12の移動を制御しているので、バンプを正確に視野中心に配設することができる。
上記座標(xoin,yoin)は、i番目のバンプの座標(xi,yi)の各要素に対して原点から座標(xin,yin)までの差分を示す量(ΔL・sinθあるいはΔL・cosθ)を要素毎に加えていることになる。従って、固定座標系における座標(xoin,yoin)の部位が軸Aと重なるようにX−Yステージ12を制御することにより、i番目のバンプを変数nに対応したX線検出器13a〜13dの視野中心に配設することができる。むろん、一旦X−Yステージ12を移動した後には、X−Yステージ12が初期位置から変動しているが、ここで利用している座標は上記固定座標系における座標であることから、変数nがどのような値であったとしても式(1),(2)に基づいてX−Yステージ12を移動させるべき量を特定することができる。
以上のステップS120によりi番目のバンプを変数nに対応した視野中心に移動させた後には、ステップS125において、X線制御部25bおよび画像取得部25dの制御により、投影画像Pθnを撮影する。すなわち、X線制御部25bは、上記撮像条件データ28bを取得し、当該撮像条件データ28bに示される条件でX線を出力するようにX線制御機構21に対して指示を行う。この結果、X線発生器11が立体角2πの範囲でX線を出力するので、画像取得部25dは変数nに対応するX線検出器13a〜13dが検出したX線画像を取得する。
ステップS130では、変数nが撮影位置の最大値NDに達しているか否か判別し、最大値NDに達していると判別されなければステップS135にて変数nをインクリメントしてステップS115以降の処理を繰り返す。ステップS130にて変数nが最大値NDに達していると判別されたときには、良否判定部25eが良否判定を行う。本実施形態においては、複数の位置における投影画像に基づいてバンプの3次元画像を構成し、この3次元画像に基づいて良否判定を行うようになっている。
このために、まず、良否判定部25eは、ステップS140にて3次元画像の再構成処理を行う。すなわち、本実施形態においては、複数のX線画像に基づいて検査対象品の3次元情報を再構成する。当該再構成処理は、検査対象品の再構成をすることができれば良く、種々の処理を採用可能である。例えば、フィルタ補正逆投影法を採用可能である。この処理においては、まず、n枚のX線画像のいずれかに対してフーリエ変換実施し、フーリエ変換で得られた結果に対して周波数空間でフィルタ補正関数を乗じる。さらに、この結果に対して逆フーリエ変換を実施することで、フィルタ補正を行った画像を取得する。尚、このフィルタ補正関数は、画像のエッジを強調するための関数等を採用可能である。
続いて、フィルタ補正後の画像を、それが投影された軌跡に沿って3次元空間へ逆投影する。すなわち、X線検出器13a〜13dの検出面におけるある位置の像に対応する軌跡は、X線発生器11の焦点Fとこの位置との直線であるので、この直線上に上記画像を逆投影する。以上の逆投影をn枚のX線画像の総てについて行うと、3次元空間上で検査対象品が存在する部分のX線吸収係数分布が強調され、検査対象品の3次元形状が得られる。むろん、この処理は一例であり、n枚のX線画像から補間によって擬似的にX線画像の数を増やす処理を加えるなど、種々の処理を採用可能である。
ステップS140にて3次元画像の再構成処理を行った後、良否判定部25eはステップS145にて良否判定処理を行う。すなわち、検査対象品の3次元画像が得られているので、この画像に基づいて検査対象品の断面積や体積、形状、半田付けにおけるブリッジの有無等を検査する。ここでは予め断面積や形状等に基準の閾値や基準の形状等を設定しておくことによって、検査を自動化することができる。このとき、良否判定部25eは、出力部27に良否判定の結果を出力する。むろん、3次元画像を目視することによって検査を行っても良い。また、3次元画像を再構成することは必須ではなく、2次元画像を再構成しても良いし、再構成処理を行うことなくn枚のX線画像に基づいて外観検査を行っても良い。
ステップS145にて良否判定を行った後、ステップS150にて変数iが最大値Npに達しているか否かを判別し、最大値Npに達していると判別されなければステップS155にて変数iをインクリメントしてステップS110以降の処理を繰り返す。ステップS150にて変数iが最大値Npに達していると判別されたときには、ある基板上の検査対象品について、一通り検査が終了したことになるので、ステップS100以降の処理を繰り返し、検査対象品のインライン検査を繰り返す。
尚、上述の実施形態においては、検査対象品である個々のバンプに対して各検出器の視野中心となる位置にX−Yステージ12を移動して投影画像を撮影し良否判定を行う方法を提案したが、先に複数のバンプに対する検出器n毎の投影画像をX−Yステージ12を微小移動させて撮影・記憶し、最後に記憶した画像から個々のバンプの3次元画像を構成して良否判定を行うようにしてもよい。この場合においては、X−Yステージ12の移動距離を短くすることができる。
以上のように、本実施形態においては、X線発生器11を固定的に配置し、位置や角度を変更することはない。すなわち、略全方位(立体角2π)にX線を出力するX線発生器11を採用し、複数のX線検出器13a〜13dとX−Yステージ12とを組み合わせることによって複数の角度におけるX線画像の取得を可能にしている。従って、大きく、重いX線発生器11を移動させる必要はないし、複数のX線画像を取得するための駆動部位はX−Yステージ12のみである。この結果、ある検査対象品を非常に高速に検査することが可能であるし、連続的に検査対象品を搬送する機構と組み合わせることにより、多数の検査対象品を高速に検査することが可能である。
(3)他の実施形態:
本発明においては、固定的に配置したX線源からのX線に基づいて複数の回転位置におけるX線画像を取得することができれば良く、上記実施形態の他、種々の構成を採用可能である。例えば、複数の回転位置におけるX線画像を取得するため、X線検出器を回転させる回転機構を設ける構成を採用しても良い。図5は、このような回転機構を備えるX線検査装置100の概略構成図である。
同図に示すように、X線検査装置100の構成は多くの点でX線検査装置10の構成と共通であり、共通の構成については図1と同じ符号で示してある。図5に示すX線検査装置100は、X線検出器130が一つであり、X線検出器130は回転機構131に接続されている。回転機構131は、X線発生器11の焦点Fから鉛直上方に延ばした軸Aを中心にX線検出器130を回転させることができ、画像取得機構230のθ制御部230aによって、その回転を制御する。
図5に示す構成においても、X線検出器130は軸Aに対して傾斜角αで傾斜されており、X線検出器130の中心は、軸Aを中心とした半径Rの円周上を周回可能である。また、X線検出器130の検出面は、X線発生器11によるX線の出力範囲内に含まれる。従って、X線検出器130の検出面は、回転機構131の回転により、上述の実施形態におけるX線検出器13a〜13dと同じ回転位置に配設することが可能である。
以上の構成において、画像取得部25dは、ステージ制御部25cによるX−Yステージ12の制御指示と同期してθ制御部230aに指示を行い、検査対象品がX線検出器130の視野中心に位置するように回転させる。例えば、検査対象品が上記図4に示す座標(xi1,yi1)に配置され、この位置とX線発生器11の焦点Fとを結ぶ直線の延長上にX線検出器130の検出面中心が位置するように回転駆動する。
尚、このような回転機構131を伴う構成であっても、X−Yステージ12上にθテーブルを配設する構成と比較してX−Yステージ12だけの場合には軽量であり、X−Yステージ12を高速に駆動することができる。また、回転機構131における制御も単純であり、X線検出器130は軽量のフラットパネル等で構成することができるため、X−Yステージ12による検査対象品の移動と同等あるいはそれ以下の速度で回転を完了することができる。従って、図5に示す構成においても検査対象品を非常に高速に検査することが可能であるし、連続的に検査対象品を搬送する機構と組み合わせることにより、多数の検査対象品を高速に検査することが可能である。
さらに、X線検出手段による複数のX線画像を3次元画像の再構成に使用せず、異なる方向から撮影した個別の透過X線画像として良否判定に利用しても良い。例えば、図2におけるステップS140,S145の替わりに、θ毎のX線画像Pθnに基づく良否判定処理を挿入すればよい。尚、個別の透過X線画像を良否判定に利用する際には、透過X線画像に基づく外観検査を行うことができるので、複数のバンプが視野に含まれるように各X線画像Pθnの視野を調整し、一度に複数のバンプについて検査を実施できるように構成しても良い。この構成によれば、少ない撮影枚数で多数のバンプを検査することができるので、非常に高速に検査を進めることが可能である。
さらに、X線画像の撮影に関与していない部分に対してX線が照射されることを防止するための構成を採用してもよい。図6は、X線を遮蔽する遮蔽部材を備えるX線検査装置101の概略構成図である。同図に示すようにX線検査装置101とX線検査装置100とはX線を遮蔽するための構造のみが異なっており、両者で共通の構成については図5と同じ符号で示してある。
図6に示すX線検査装置101は、X線発生器11の上部を覆うX線遮蔽部材133およびX線遮蔽部材133を回転させるモータ132を備えており、これらの制御を行うためにモータ制御機構231を備えている。X線遮蔽部材133の上部は平面であるとともにX線発生器11の上面と略平行である。また、X線遮蔽部材133は、X線発生器11の焦点Fから鉛直上方に延ばした軸Aを中心にして回転可能に支持されている。
モータ132は、当該X線遮蔽部材133にトルクを伝達し、X線遮蔽部材133を上記軸Aを中心にして回転させる。モータ制御機構231は、上記モータ132を制御して所望のタイミングおよび回転角でX線遮蔽部材133を回転させる。本実施形態においては、上記θ制御部230aによるX線検出器130の回転に同期してX線遮蔽部材133を制御するようになっている。
すなわち、X線遮蔽部材133の上面には、図7(A)にて実線で示すようにX線通過穴133aが形成されており、X線通過穴133aの内側においてはX線遮蔽部材133の下部から出力されるX線をその上部に通過させ、X線通過穴133a以外の部分ではX線を遮蔽する。従って、X線検出器130の焦点FとX線検出器130の検出面とを結ぶ直線がX線通過穴133aの中央に位置するときにX線画像を撮影するために必要なX線を通過させることになる。
そこで、モータ制御機構231は、上記画像取得部25dがθ制御部230aに対して行う指示を取得し、当該θ制御部230aにおけるX線検出器130の回転制御と同期するようにX線遮蔽部材133を回転制御する。すなわち、図7(B)(上記図4と同じ座標系でバンプの位置、X線通過穴133aの位置、検出面を模式的に示した図)に示すように、バンプの移動に伴って回転されるX線検出器130の検出面と同期してX線通過穴133aが回転される。
このとき、上記X線検出器130の焦点FとX線検出器130の検出面とを結ぶ直線がX線通過穴133aの中央に位置するように制御されるので、X線画像の撮影対象以外の部品をX線に曝すことなく、撮影対象のみに対してX線を照射することができる。尚、本実施形態においては、X線通過穴133aは台形であり、長方形のX線検出器130に到達するX線のみを通過させるようになっている。
また、上記モータ132は超音波モータなど磁気を用いることなくトルクを発生するモータであることが好ましい。すなわち、X線発生器11はターゲットに対して加速した電子を衝突させることによってX線を発生させているため、磁気によってトルクを発生させるモータを利用すると、その磁気が電子線の軌跡に影響を及ぼす。しかし、超音波モータであれば磁気を利用しないので、X線発生器11に対する影響を考慮する必要がなく、簡易な構成によってモータ132のトルクをX線遮蔽部材133に伝達する構成を採用可能になる。むろん、磁気を利用するモータに磁気シールドを施したり、モータとX線発生器11とを離して配置することによって磁気による影響を排除する構成を採用してもよい。
さらに、上記X線遮蔽部材に対して複数個のX線通過穴を形成してもよい。図8(A),(B)は、複数個のX線通過穴133b〜133eを形成したX線遮蔽部材1330の説明図である。同図に示すX線遮蔽部材1330は、X線検出器130にてX線を撮影する際の各回転位置に対応した位置にX線通過穴133bが形成されている。従って、この構成によれば、X線遮蔽部材1330を回転させるための機構を形成することなく、複数の位置におけるX線画像を撮影可能である。むろん、図8に示すように複数のX線通過穴を備えるX線遮蔽部材を上記図1に示すように固定的なX線検出器を備える装置に適用してもよい。
尚、本明細書における図面は本発明の機能を説明するための模式図であり、各部品間の相対的な大きさが図面通りであるとは限らない。すなわち、図3に示すバンプの大きさや図7に示すX線通過穴133aの大きさ等が、図面に示した通りの大きさであることが必須というわけではない。また、各部品の形状も図面に示した形状に限定されず、例えば、図7に示すX線通過穴133aは、X線検出器130における検出面の形状に対応した最小の形状である台形としたが、撮影する検出器に応じた如何様な形状のX線通過穴を採用してもよいし、より簡易に長方形等の形状を採用してもよい。
本発明にかかるX線検査装置の概略ブロック図である。 X線検査処理のフローチャートである。 X線検査装置の構成を座標系とともに説明する説明図である。 X線検査装置の構成を座標系とともに説明する説明図である。 本発明にかかるX線検査装置の第2実施形態を示す概略ブロック図である。 X線を遮蔽する遮蔽部材を備えるX線検査装置の概略構成図である。 X線遮蔽部材の説明図である。 変形例にかかるX線遮蔽部材の説明図である。
符号の説明
10…X線検査装置
11…X線発生器
12…X−Yステージ
12a…基板
13a〜13d…X線検出器
14…搬送装置
15…高さセンサ
21…X線制御機構
22…ステージ制御機構
23…画像取得機構
24…搬送機構
25…CPU
25a…搬送制御部
25b…X線制御部
25c…ステージ制御部
25d…画像取得部
25e…良否判定部
25f…高さセンサ制御部
26…入力部
27…出力部
28…メモリ
28a…検査位置データ
28b…撮像条件データ
29…高さセンサ制御機構


Claims (10)

  1. 固定的に配置されたX線源から所定の立体角の範囲にX線を出力するX線出力手段と、
    上記X線の出力範囲内で平面的に検査対象品を移動させる平面移動手段と、
    上記立体角に含まれる位置であるとともに上記検査対象品の移動平面に対して垂直な軸を中心にした複数の回転位置において、上記軸に対して傾斜した検出面でX線を検出するX線検出手段と、
    同検出されたX線に基づいて上記検査対象品の検査を行う対象品検査手段とを備えることを特徴とするX線検査装置。
  2. 上記X線検出手段は、上記検出面を持つ複数の検出器を備えていることを特徴とする上記請求項1に記載のX線検査装置。
  3. 上記X線出力手段と平面移動手段との間に配設されるとともに、上記複数の検出器の各検出面に入射する方向と異なる方向に出力されているX線を遮蔽する遮蔽部材を備えることを特徴とする上記請求項2に記載のX線検査装置。
  4. 上記X線検出手段は、上記検出面を持つ検出器を上記軸に対して回転させる回転機構を備えることを特徴とする上記請求項1〜請求項3のいずれかに記載のX線検査装置。
  5. 上記X線出力手段と平面移動手段との間に配設されるとともに、上記X線出力手段から出力されたX線の一部を通過させて上記検出器の検出面に到達させるための通過穴を備える遮蔽部材と、
    上記回転機構による検出器の回転と同期させながら上記遮蔽部材を回転させて、上記通過穴を通過するX線を上記検出面に到達させる遮蔽部材回転機構とを備えることを特徴とする上記請求項4に記載のX線検査装置。
  6. 上記対象品検査手段は、上記検査対象品の透過像と断層像とのいずれかまたは双方に基づいて検査対象品の検査を行うことを特徴とする上記請求項1〜請求項5のいずれかに記載のX線検査装置。
  7. 上記平面移動手段は、複数の検査対象品をX線の出力範囲に逐次搬送する搬送機構を備えることを特徴とする上記請求項1〜請求項6のいずれかに記載のX線検査装置。
  8. 上記X線出力手段における焦点と上記検査対象品との相対的な位置関係を検出する位置センサを備え、上記平面移動手段は当該位置センサの検出結果を参照し、上記焦点と上記検出面の所定位置とを結ぶ直線上に上記検査対象品を移動させることを特徴とする上記請求項1〜請求項7のいずれかに記載のX線検査装置。
  9. X線によって検査対象を検査するX線検査方法であって、
    固定的に配置されたX線源から所定の立体角の範囲にX線を出力するX線出力工程と、
    上記X線の出力範囲内で平面的に検査対象品を移動させる平面移動工程と、
    上記立体角に含まれる位置であるとともに上記検査対象品の移動平面に対して垂直な軸を中心にした複数の回転位置において、上記軸に対して傾斜した検出面でX線を検出するX線検出工程と、
    同検出されたX線に基づいて上記検査対象品の検査を行う対象品検査工程とを備えることを特徴とするX線検査方法。
  10. X線によって検査対象を検査するX線検査プログラムであって、
    固定的に配置されたX線源を制御して所定の立体角の範囲にX線を出力させるX線出力機能と、
    上記X線の出力範囲内で平面的に検査対象品を移動させる平面移動機構を制御する平面移動制御機能と、
    上記立体角に含まれる位置であるとともに上記検査対象品の移動平面に対して垂直な軸を中心にした複数の回転位置において、上記軸に対して傾斜した検出面を備える検出器によってX線を検出するX線検出機能と、
    同検出されたX線に基づいて上記検査対象品の検査を行う対象品検査機能とをコンピュータに実現させることを特徴とするX線検査プログラム。

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