JP2018173351A - X線検査装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】検査箇所以外における余分な被曝を抑制すること。【解決手段】X線検査装置は、被検査物を載置するステージを挟んでX線管と対向する位置の周辺にX線管に向けて配設されたX線検出器を有している。ステージとX線管との間に配設された遮蔽ユニットは遮蔽板を含む。遮蔽板のコリメータ部31は、コリメータ部31を貫通する孔部36を有している。この孔部36は、X線の入射側に向かって拡径された入射側テーパ面36cと、X線の出射側に向かって拡径された出射側テーパ面36dとを有している。入射側テーパ面36cと出射側テーパ面36dは、X線の発生位置(発生源F1)に向けた直線に沿うように傾斜している。【選択図】図4

Description

本発明は、X線検査装置に関する。
従来、X線検査装置は、様々な分野で利用されている。X線検査装置は、被検査物として例えば半導体デバイスを検査するために用いられる。例えば、複数の半導体チップを有する半導体デバイスは、積層した半導体チップを接続するために貫通電極(TSV)を使用し、積層した半導体チップを接続する。貫通電極は、半導体チップに埋め込まれた状態で形成されるため、半導体チップの外観からはその状態を確認することはできない。そこで、X線検査装置を用いて、半導体チップを透過したX線の吸収量から、貫通電極の状態(例えば位置)を検査する(例えば、特許文献1を参照)。
特開2016−118445号公報
ところで、X線は、物体を透過する高いエネルギーを持つため、半導体デバイスに対して特性劣化などの悪影響を与えることがある。例えば、半導体メモリのような半導体デバイスでは、X線が照射されると、X線の透過により半導体シリコンが電荷を蓄積することにより、半導体メモリの内部に形成されたトランジスタのしきい電圧を変化させるおそれがある(トータルドーズ効果)。このため、検査箇所以外における余分な被曝を抑制することが求められる。
本発明は上記問題点を解決するためになされたものであって、その目的は、検査箇所以外における余分な被曝の抑制を可能としたX線検査装置を提供することにある。
上記課題を解決するX線検査装置は、被検査物が載置される載置面を有するステージと、前記被検査物に対してX線を照射するX線管と、前記被検査物を透過したX線を検出する第1のX線検出器と、前記ステージと前記X線管との間に配置される遮蔽板と、を有し、前記第1のX線検出器は、前記ステージを挟んで前記X線管と対向する位置の周辺、且つ、前記X線を入射する検出面が前記X線管から照射されるX線の軸線方向に対して斜めに配置され、前記遮蔽板は、前記ステージに載置される前記被検査物に対して前記X線の軸線方向に対して斜めに前記X線が通過する第1の孔部を有し、前記第1の孔部は、第1のX線検出器の検出面の全体に前記X線を照射するように形成されるとともに、前記X線の入射側に向かって拡径された入射側テーパ面と、前記X線の出射側に向かって拡径された出射側テーパ面とを有する。
上記のX線検査装置において、前記入射側テーパ面と前記出射側テーパ面は、前記X線の発生位置に向けた直線に沿うように傾斜していることが好ましい。
上記のX線検査装置は、前記ステージを前記載置面に沿って移動させるステージ移動機構と、前記第1のX線検出器を周方向に回転させる検出器回転機構と、前記遮蔽板を前記載置面と平行な面に沿って移動させる遮蔽板移動機構と、を有することが好ましい。
また、上記課題を解決するX線検査装置は、被検査物が載置される載置面を有するステージと、前記被検査物に対してX線を照射するX線管と、前記被検査物を透過したX線を検出する第1のX線検出器と、前記ステージと前記X線管との間に配置される遮蔽板と、を有し、前記第1のX線検出器は、前記ステージを挟んで前記X線管と対向する位置の周辺、且つ、前記X線を入射する検出面が前記X線管から照射されるX線の軸線方向に対して斜めに配置され、前記遮蔽板は、前記ステージに載置される前記被検査物に対して前記X線の軸線方向に対して斜めに前記X線が通過する第1の孔部を有する。
上記のX線検査装置において、前記第1の孔部の内面は、前記X線の発生位置に向けた直線に沿うように傾斜して入射側から前記X線の出射側に向かって拡径するテーパ状であることが好ましい。
上記のX線検査装置は、前記ステージを前記載置面に沿って移動させるステージ移動機構と、前記第1のX線検出器を周方向に回転させる検出器回転機構と、前記遮蔽板を周方向に回転させる遮蔽板回転機構と、を有することが好ましい。
上記のX線検査装置において、前記遮蔽板は、端部から前記X線の入射方向に向かって延びる枠状の壁部を有し、前記X線管の先端は前記壁部の内側に配置されることが好ましい。
上記のX線検査装置は、前記ステージを挟んで前記X線管と対向する位置、且つ、前記X線を入射する検出面が前記X線管から照射されるX線の軸線方向に対して垂直に配置された第2のX線検出器を有し、前記遮蔽板は、前記遮蔽板を垂直に貫通する第2の孔部を有し、前記第2の孔部は、前記X線の発生位置に向けた直線に沿うように傾斜して入射側から前記X線の出射側に向かって拡径するテーパ状であり、第2のX線検出器の検出面の全体に前記X線を照射するように形成されることが好ましい。
本発明のX線検査装置によれば、検査箇所以外における余分な被曝を抑制することができる。
第1実施形態のX線検査装置の概略構成図。 遮蔽板の斜視図。 (a)(b)は遮蔽板の概略断面図。 (a)は遮蔽板の要部を拡大した断面図、(b)は要部を示す平面図。 検出器に対するX線の照射を示す説明図。 第2実施形態のX線検査装置の概略構成図。 (a)は遮蔽板の要部を拡大した斜視断面図、(b)は要部を示す平面図。 比較例の遮蔽板の一部拡大断面図。 比較例の遮蔽板による検出器に対するX線の照射を示す説明図。
以下、各形態を説明する。
なお、添付図面は、理解を容易にするために構成要素を拡大して示している場合がある。構成要素の寸法比率は実際のものと、または別の図面中のものと異なる場合がある。また、断面図では、理解を容易にするために、一部の構成要素のハッチングを省略している場合がある。
(第1実施形態)
以下、第1実施形態を説明する。
図1は、X線検査装置1の概略構成図である。この図1においてXYZ直交座標系を設定し、その座標系を用いて動作を説明する。図1には、X軸、Y軸、Z軸の各軸と、各軸を中心とする回転方向(軸回り、周方向)を矢印にて示す。また、各部材について、移動可能な方向について実線にて示している。
図1に示すように、X線検査装置1は、照射ボックス(「照射BOX」と表記)10と、コントロール部50とを有している。
照射ボックス10には、ステージ11、X線管12、変位計13、X線検出器14,15、回転ステージ16、支持アーム17,遮蔽ユニット20を有している。
コントロール部50は、モータ制御部51,52,53,54、X線管制御部55、変位測定部56、画像処理部57を有している。
ステージ11は、被検査物Sが載置される載置面11aを有し、水平方向(X軸方向及びY軸方向)に移動自在なXYステージである。ステージ11は、アクチュエータとしてのモータを含むステージ移動機構(図示略)を有し、そのステージ移動機構により載置面11aと平行な水平方向に移動する。コントロール部50のモータ制御部51は、ステージ11のモータを制御する。これにより、X線検査装置1は、載置面11aに載置された被検査物Sを所定の検査対象位置へと導く。
被検査物Sは、例えば、積層された複数の半導体チップを含む半導体デバイスである。半導体チップは、例えばはんだバンプにより電気的に接続される。また、半導体チップは、貫通電極(TSV)を含み、貫通電極により接続される。X線検査装置1は、このような被検査物Sにおいて、貫通電極やはんだバンプの状態等を検査するために利用される。
ステージ11の材料としては、X線に対して透過性を有するものを用いることができる。なお、ステージ11は、上述した水平方向(X軸方向及びY軸方向)の他、Z軸方向(載置面11aに対する垂直方向、上下方向)に移動可能としてもよい。また、ステージ11は、Z軸回り(周方向)に回転可能としてもよい。
X線管12は、ステージ11の上方に配置されている。X線管12は、被検査物SにX線を照射する。X線管12としては、特に限定されるものではなく、X線検査において従来より使用されているものを用いることができる。コントロール部50のX線管制御部55は、X線管12におけるX線の発生・停止を制御する。
X線管12は、移動機構18に接続されている。移動機構18は、アクチュエータとしてのモータを含む。X線管12は、移動機構18によりZ軸方向に移動可能に支持される。モータ制御部53は、移動機構18のモータを制御する。このモータ制御部53と移動機構により、X線管12のZ軸方向の位置が変更される。
変位計13は、被検査物Sの上面までの距離を測定するために用いられる。変位計13としては、例えば被検査物Sまでの距離を非接触にて測定するレーザ変位計を用いることができる。コントロール部50の変位測定部56は、変位計13により、被検査物Sの上面までの距離を測定する。この変位計13による測定結果に基づいて、モータ制御部53は、X線管12と遮蔽ユニット20との距離を指定距離とする。X線管12のX軸方向の位置は、拡大率に応じて変更される。拡大率は、X線の焦点(発生箇所)からX線検出器14,15までの距離を、焦点から被検査物Sまでの距離で除した値で表される。
[第1のX線検出器]
X線検出器14は、ステージ11を挟んでX線管12と対向する位置に配置されている。例えば、X線検出器14は、ステージ11の直下に位置する回転ステージ16の面上に配置されている。このX線検出器14は、その検出面14aがX線管12から照射されるX線の軸方向(Z軸方向)に対して垂直となるように配置されている。
[第2のX線検出器]
X線検出器15は、ステージ11を挟んでX線管12と対向する位置の周辺に配置されている。例えば、X線検出器15は、回転ステージ16に第1端部(基端)が固定された支持アーム17の第2端部(先端)に取着されている。また、X線検出器15は、その検出面15aがX線管12から出射されるX線の軸線方向(Z軸方向)に対して斜めとなるように配設されている。詳述すると、X線検出器15は、被検査物Sを斜めに通過したX線が検出面に対して垂直に入射するように配設されている。
回転ステージ16は、Z軸回り(周方向)に回転自在なθステージである。回転ステージ16は、アクチュエータとしてのモータを含む回転機構(図示略)を有している。コントロール部50のモータ制御部54は、回転機構のモータを制御し、X線検出器14,15を周方向に回転させる。
X線検出器14,15は、例えば平板状の検出器(FPD:Flat Panel Detector)である。この検出器としては、例えば、間接変換型の検出器や直接変換型の検出器を用いることができる。間接変換型の検出器は、X線をシンチレータ(Scintillator)で他の波長の光に変換し、その光をアレイ状のフォトダイオードやCCD(Charge Coupled Device)で電荷に変換することによりX線を検出する。直接変換型の検出器は、X線を変換膜(例えばアモルファスセレン(α−Se)等の半導体膜)で電荷に変換することによりX線を検出する。
さらに、このX線検査装置1は、遮蔽ユニット20を有している。遮蔽ユニット20は、ステージ11とX線管12との間に配設されている。遮蔽ユニット20は、フィルタ21と遮蔽板22とを含む。
フィルタ21は、X線に含まれる所定の波長域を吸収(カット)するものである。X線は、連続的な波長域を含む。長い波長域のX線は、被検査物Sの特性劣化を招く。例えば、半導体メモリのような半導体デバイスでは、X線が照射されると、X線の透過により半導体シリコンが電荷を蓄積することにより、半導体メモリの内部に形成されたトランジスタのしきい電圧を変化させるおそれがある。このため、本実施形態のX線検査装置1は、フィルタ21により被検査物Sに影響を与える波長域のX線を吸収することで、被検査物Sの特性劣化を抑えてX線検査を行うことができる。
なお、フィルタは、複数枚のフィルタ板を含むものとしてもよい。互いに異なる波長域のX線を吸収するフィルタ板を用意し、選択した1又は複数のフィルタ板にX線を透過させることで、被検査物Sに照射するX線の波長域を変更することができる。
図2に示すように、遮蔽板22は、例えば概略矩形平板状に形成されている。なお、遮蔽板22の形状は適宜変更されてもよい。遮蔽板22は、コリメータ部31と、コリメータ部31から立設された枠状の壁部32とを有している。遮蔽板22の材料としては、X線が通過し難い金属材料、例えば鉛(Pb)等を用いることができる。
コリメータ部31は、略矩形平板状に形成され、複数の孔部31Xを有している。孔部31Xは、所望の位置に設けられ、X線を通過させる。この孔部31Xを通過したX線は、図1に示す被検査物Sに照射される。X線は、被検査物Sを透過してX線検出器14,15に入射する。
図3(a)は、孔部31Xのうちの1つの孔部35を示す。孔部35は、コリメータ部31を厚さ方向に貫通している。この孔部35は、図1に示すX線検出器14により被検査物Sを垂直に通過したX線を検出し、被検査物Sを撮影するために用いられる。孔部35を通過したX線は、図1に示すステージ11に載置された被検査物Sに対して部分的に照射される。このX線を照射する部分は、被検査物Sにおける検査箇所である。
図3(b)は、孔部31Xのうちの別の孔部36を示す。孔部36は、コリメータ部31を厚さ方向に貫通している。この孔部36は、図1に示すX線検出器15により被検査物Sを斜めに通過したX線を検出し、被検査物Sを撮影するために用いられる。孔部36を通過したX線は、図1に示すステージ11に載置された被検査物Sに対して斜め且つ部分的に照射される。このX線を照射する部分は、被検査物Sにおける検査箇所である。
壁部32は、コリメータ部31の端部から上方に向かって延びるように形成されている。X線管12の先端12aは、枠状の壁部32の内側に配設される。X線管12から出射されるX線は、X線管12の先端からほぼ180°に広がって出射される。つまり、X線は、X線管12の先端において、ほぼ水平方向に向けて出射される。本実施形態において、X線管12の先端は、遮蔽板22の枠状の壁部32の内側に配設される。このため、X線管12の先端12aから水平方向に出射されるX線は、壁部32によって遮られる。このため、検査箇所以外におけるX線の被曝が低減される。なお、図1では、X線管12の先端から遮蔽ユニット20を離して示している。
図3(a)に示すように、孔部35は、コリメータ部31の上面31aと下面31bとの間を貫通して形成されている。コリメータ部31の上面31aと下面31bにおいて、孔部35は略円形状の開口を有している。そして、本実施形態において孔部35は、上面31aの開口径に対して下面31bの開口径が大きい、つまり、孔部35は、X線の出射方向(下方向)に徐々に内径が大きくなるテーパ状である。
例えば、孔部35の内径は、X線検出器14の大きさに応じて設定される。図1に示すX線管12から出射するX線は、X線の発生位置から放射状に広がる。X線検出器14は、複数の検出素子を有し、それらの検出素子は二次元配列されている。X線検出器14の各検出素子を有効に利用するためには、このX線検出器14の全面にX線を照射するとよい。つまり、放射状に広がるX線において、X線検出器14の全体を含むようにX線を照射する。孔部35は、X線管12から出射されるX線を、X線管12の軸方向、つまり垂直方向において、コーンビーム状のX線とする。なお、X線管12においてX線の発生位置(発生源)を点F1にて示す。
この発生源F1とX線検出器14との間に被検査物Sが配置される。X線検出器14は、被検査物Sにおいて、コーンビーム状のX線が通過する領域の状態(構成、材質等)に応じた検出結果を出力する。
図4(a)に示すように、孔部36は、コリメータ部31の上面31aと下面31bとの間を貫通して形成されている。図4(b)に示すように、コリメータ部31の上面31aと下面31bにおいて、孔部36は略円形状の開口36a,36bを有している。
図4(a)に示すように、孔部36は、入射側テーパ面36cと出射側テーパ面36dとを有している。入射側テーパ面36cは、コリメータ部31の厚さ方向の中央部からコリメータ部31の上面31aに向かって内径が拡大するテーパ状である。出射側テーパ面36dは、コリメータ部31の厚さ方向の中央部からコリメータ部31の下面31bに向かって内径が拡大するテーパ状である。入射側テーパ面36cは、X線の発生箇所(発生源F1)に向かう直線に沿うように傾斜している。出射側テーパ面36dは、X線の発生箇所(発生源F1)に向かう直線に沿うように傾斜している。
図4(a)に示すように、孔部36は、入射側テーパ面36cと出射側テーパ面36dとの間に、コリメータ部31の厚さ方向(図4(a)において上下方向)の中央部に中間面36eを有している。中間面36eは、コリメータ部31の厚さ方向において内径が均一である。なお、この中間面36eは省略されてもよい。
(作用)
上述のX線検査装置1の作用を説明する。
(X線検査)
X線検査装置1は、X線検出器14を用いて、被検査物Sの垂直(2D)画像を得て、被検査物Sを検査する。また、X線検査装置1は、X線検出器15を用いて、被検査物Sの立体(3D)画像を得て、被検査物Sを検査する。
コントロール部50の画像処理部57は、X線検出器14により、被検査物Sの垂直(2D)画像を得る。詳述すると、コントロール部50のX線管制御部55は、X線管12を制御し、X線を発生させる。モータ制御部51は、ステージ11を載置面11aの面内で移動させ、被検査物Sの検査箇所にX線を垂直に照射させる。そして、画像処理部57は、X線検出器14による検出結果を画像処理して、被検査物Sの垂直(2D)画像を得る。この垂直(2D)画像により、被検査物Sの検査を行うことができる。
また、画像処理部57は、X線検出器15により、被検査物Sの立体(3D)画像を得る。詳述すると、モータ制御部54は、X線検出器15を周方向に回転させる。モータ制御部51,52は、X線検出器15の回転に同期して、X線管12から出射されるX線が被検査物Sの検査箇所を透過するように、遮蔽板22、ステージ11の位置を制御する。画像処理部57は、X線検出器15により多方向から被検査物Sを撮影した複数の画像を得る。そして、画像処理部57は、複数の画像に基づいて、再構成演算処理を行い、被検査物Sの立体(3D)画像を作成する。この立体(3D)画像により、被検査物Sの検査(CT検査)を行うことができる。
図4(a)に示すように、遮蔽板22の孔部36は、X線の発生位置(発生源F1)に向かう直線に沿うように傾斜した入射側テーパ面36cと出射側テーパ面36dとを有している。このような孔部36は、被検査物Sに対する余分な被曝を低減する。この孔部36の作用の説明のために、先ず、比較例のコリメータ部を説明する。
(比較例)
図8は、略平板状のコリメータ部81において、上面81aと下面81bの間を貫通し、上面81aから下面81bまでの内径が均一な孔部82を示す。
略平板状のコリメータ部81において、上面及び下面における開口形が略円形状の孔部を有するコリメータ部81に対して、孔部の中心からずれた位置をX線の発生源F1とする。図9に示すように、この発生源F1により発生するX線のうち、孔部82を通過するX線は、そのX線の中心軸と垂直な面において略楕円状の領域83に照射される。孔部82の内径は、この略楕円状の領域83において、短手方向の長さがX線検出器15を含むように設定される。
このように内径が均一の孔部82の場合、斜めに入射するX線において、孔部82の周囲においてX線の照射方向に対して薄い。このため、エネルギーの高いX線は、図8に示すように、コリメータ部81の上面から孔部82の内周面、孔部82の内周面からコリメータ部81の下面81bへと透過する。孔部82の内径は、被検査物Sの検査領域に応じて設定される。従って、コリメータ部81を透過するX線は、被検査物Sにおいて、検査箇所より外側の部分に照射される。このため、検査箇所以外の場所では、余分なX線の被曝を受ける。
また、図9に示すように、X線は、略楕円状の領域83に照射される。このとき、被検査物Sにおける検査箇所は、X線検出器15の検出面に応じた領域となる。図9において、X線検出器15からはみ出た領域に照射されるX線は、被検査物Sにおいて検査箇所以外の部分を透過する。このため、検査箇所以外の場所では、余分なX線の被曝を受ける。
本実施形態では、図4(a)に示すように、遮蔽板22(コリメータ部31)の孔部36は、X線の入射側と出射側に入射側テーパ面36cと出射側テーパ面36dとを有している。入射側テーパ面36cと出射側テーパ面36dは、X線の発生箇所に向かう直線に沿うように傾いている。従って、コリメータ部31の上面31aに入射するX線R1において、そのX線の入射方向におけるコリメータ部31の厚さは、図8に示すコリメータ部31と比べて厚い。このため、X線R1は、コリメータ部31を透過しない。また、孔部36に入射するX線のうち、孔部36の内面に入射するX線R2において、そのX線の入射方向におけるコリメータ部31の厚さは、比較例のコリメータ部81(図8参照)と比べて厚い。このため、X線R2は、コリメータ部31を透過しない。このように、本実施形態の遮蔽板22(コリメータ部31)の孔部36の中を通過するX線が図1に示す被検査物Sに照射される。このため、検査箇所以外の場所の余分なX線の被曝が抑制される。
本実施形態の孔部36を通過するX線は、図5に示すように、X線の中心軸と垂直な面において略楕円状の領域A1に照射される。この領域A1において、短手方向の長さがX線検出器15を含む。この領域A1の大きさは、図4(a)に示す孔部36において、発生源F1から視た孔部36の形状(コリメータ部31により遮られる部分の形状)に対応する。略楕円状の領域A1の大きさは、入射側テーパ面36cにおいて、コリメータ部31の中心側の内径(出射側テーパ面36dの中心側の内径)に応じた大きさとなる。孔部36は入射側テーパ面36cと出射側テーパ面36dとを有しているため、それぞれにおいて、コリメータ部31の厚さ方向中央側の内径は、比較例の孔部82(図8参照)の内径よりも小さい。コリメータ部31の孔部36を通過するX線は、X線の発生箇所から視た実質的な孔部36の開口形状に応じて広がる。つまり、本実施形態の孔部36を通過するX線の広がりは、比較例の孔部82(図8参照)を通過するX線の広がりと比べて小さい。従って、略楕円状の領域83において、長手方向において、X線検出器15からはみ出す部分の大きさは、図9に示す比較例の場合よりも小さい。従って、被検査物Sにおいて、検査箇所以外の場所では、余分なX線の被曝を受ける部分が小さくなる、つまり余分なX線の被曝が抑制される。
以上記述したように、本実施形態によれば、以下の効果を奏する。
(1−1)X線検査装置1は、被検査物Sを載置するステージ11を挟んでX線管12と対向する位置の周辺にX線管12に向けて配設されたX線検出器15を有している。ステージ11とX線管12との間に配設された遮蔽ユニット20は遮蔽板22を含む。遮蔽板22のコリメータ部31は、コリメータ部31を貫通する孔部36を有している。この孔部36は、X線の入射側に向かって拡径された入射側テーパ面36cと、X線の出射側に向かって拡径された出射側テーパ面36dとを有している。
孔部36は入射側テーパ面36cと出射側テーパ面36dのそれぞれにおいて、コリメータ部31の厚さ方向中央側の内径は、コリメータ部81の厚さ方向における内径が均一な比較例の孔部82と比べ開口径が小さい。コリメータ部31の孔部36を通過するX線は、X線の発生箇所から視た実質的な孔部36の開口形状に応じて広がる。つまり、本実施形態の孔部36を通過するX線の広がりは、比較例の孔部82を通過するX線の広がりと比べて小さい。従って、X線が照射される領域A1のうち、X線検出器15からはみ出す部分の大きさが小さくなる。従って、被検査物Sにおいて、検査箇所以外の場所では、余分なX線の被曝を受ける部分が小さくなる、つまり余分なX線の被曝を抑制できる。
(1−2)入射側テーパ面36cと出射側テーパ面36dは、X線の発生位置(発生源F1)に向けた直線に沿うように傾斜している。
コリメータ部31の上面31aに入射するX線R1において、そのX線の入射方向におけるコリメータ部31の厚さは、比較例のコリメータ部81と比べて厚い。このため、X線R1は、コリメータ部31を透過しない。また、孔部36に入射するX線のうち、孔部36の内面に入射するX線R2において、そのX線の入射方向におけるコリメータ部31の厚さは、比較例のコリメータ部81と比べて厚い。このため、X線R2は、コリメータ部31を透過しない。このように、本実施形態の遮蔽板22(コリメータ部31)の孔部36の中を通過するX線が図1に示す被検査物Sに照射される。このため、検査箇所以外の場所の余分なX線の被曝を抑制できる。
(1−3)壁部32は、コリメータ部31の端部から上方に向かって延びるように形成されている。X線管12の先端12aは、枠状の壁部32の内側に配設される。X線管12から出射されるX線は、X線管12の先端からほぼ180°に広がって出射される。X線管12の先端12aから水平方向に出射されるX線は、壁部32によって遮られる。このため、検査箇所以外におけるX線の被曝を低減できる。
(1−4)遮蔽ユニット20はフィルタ21を含む。フィルタ21により被検査物Sに照射するX線の波長域を設定することにより、被検査物Sの特性劣化を抑制することができる。
(1−5)X線検査装置1は、被検査物Sを載置するステージ11を挟んでX線管12と対向する位置に配設されたX線検出器14を有している。X線検出器15により被検査物Sの立体(3D)画像が得られる。また、X線検出器14により被検査物Sの垂直(2D)画像が得られる。従って、本実施形態のX線検査装置1は、1つの装置で垂直画像と立体画像とを得ることができるため、作業の効率化及び作業時間の短縮化を図ることが可能である。
(第2実施形態)
以下、第2実施形態を説明する。
なお、この実施形態において、上記実施形態と同じ構成部材については同じ符号を付してその説明の一部又は全てを省略する。
図6に示すように、このX線検査装置101は、照射ボックス(「照射ボックス」と表記)110とコントロール部150とを有している。
照射ボックス110は、ステージ11、X線管12、変位計13、X線検出器14,15、回転ステージ16、支持アーム17、遮蔽ユニット120を有している。
コントロール部150は、モータ制御部51,52a,53,53、X線管制御部55、変位測定部56、画像処理部57を有している。
遮蔽ユニット120は、フィルタ21と遮蔽板122とを有している。
図7(a)に示すように、遮蔽板122のコリメータ部131は、孔部136を有している。この孔部136は、コリメータ部131の主面(上面131a、下面131b)に対して傾いている。この孔部136の傾きは、図6に示すX線検出器15の検出面15aに対して垂直であり、X線の発生箇所、つまり図7(a)に示す発生源F1を通る直線に沿ってコリメータ部131を貫通している。また、この孔部136は、X線の発生源F1に向かう直線に沿うように傾斜した内周面を有している。この内周面136aは、X線の入射側から出射側に向かって拡径するテーパ状であることが好ましい。
この孔部136は、図6に示すX線検出器15に対してX線を照射する軸と垂直な面において略円形状である。つまり、孔部136は、X線の発生源F1から視て略円形である。そして、図7(b)に示すように、この孔部136は、コリメータ部131の主面(上面131a、下面131a)における開口形状は略楕円である。
図6に示すコントロール部150のモータ制御部52aは、遮蔽板122をその面内、つまり水平方向に移動させるとともに、X線管12から出射されるX線の軸方向(Z軸方向)に対して、Z軸回り(周方向)に回転させる。
図6に示すX線検査装置101において、X線検出器14を用いた被検査物Sの撮影は、上述した第1実施形態と同じである。
X線検出器15を用いた被検査物Sの測定において、モータ制御部54は、X線検出器15を周方向に回転させる。モータ制御部51は、X線検出器15の回転に同期して、X線管12から出射されるX線の発生源とX線検出器15の中心とを結ぶ直線上に被検査物Sの検査箇所を配置するように、ステージ11の位置を制御する。そして、モータ制御部52aは、図7(a)に示す孔部136の傾きをX線の発生源とX線検出器15の中心とを結ぶ直線と一致するように、遮蔽板122の回転と位置を制御する。これにより、孔部136を通過したコーン状のX線が図6に示すX線検出器15に向かって照射される。
画像処理部57は、X線検出器15により多方向から被検査物Sを撮影した複数の画像を得る。そして、画像処理部57は、複数の画像に基づいて、再構成演算処理を行い、被検査物Sの立体(3D)画像を作成する。この立体(3D)画像により、被検査物Sの検査(CT検査)を行うことができる。
以上記述したように、本実施形態によれば、以下の効果を奏する。
(2−1)この孔部136は、コリメータ部131の主面(上面131a、下面131b)に対して傾いている。この孔部136の傾きは、図6に示すX線検出器15の検出面15aに対して垂直であり、X線の発生箇所(発生源F1)を通る直線に沿ってコリメータ部131を貫通している。また、この孔部136は、X線の発生源F1に向かう直線に沿うように傾斜した内周面を有している。
この孔部136の周囲において、X線の発生源F1に向かう直線に沿ったコリメータ部131の厚さ(上面131aから下面131bまでの距離)は、コリメータ部81を厚さ方向に貫通する孔部82を有するコリメータ部81と比べて厚い。従って、コリメータ部131の上面131aに照射されるX線のうち、コリメータ部131を通過するX線が0若しくは僅かとなるため、検査箇所以外の場所の余分なX線の被曝を抑制できる。
(2−2)孔部136は、X線の発生箇所(発生源F1)から視て略円形状である。このため、被検査物Sを透過するX線において、矩形状のX線検出器15からはみ出す領域に照射されるX線がより少なくなる。従って、被検査物Sにおいて検査箇所以外の部分では、余分なX線の被曝を受ける部分が小さくなる、つまり余分なX線の被曝を抑制できる。
尚、上記各実施形態は、以下の態様で実施してもよい。
・上記各実施形態では、被検査物Sとして半導体デバイスとしたが、その他の物を被検査物としてもよい。
11…ステージ、14…X線検出器(第2のX線検出器)、15…X線検出器(第1のX線検出器)、22…遮蔽板、31…コリメータ部、32…壁部、35…孔部(第2の孔部)、36…孔部(第1の孔部)、36c…入射側テーパ面、36d…出射側テーパ面、122…遮蔽板、131…コリメータ部、136…孔部、S…被検査物、F1…発生源(発生位置)。

Claims (8)

  1. 被検査物が載置される載置面を有するステージと、
    前記被検査物に対してX線を照射するX線管と、
    前記被検査物を透過したX線を検出する第1のX線検出器と、
    前記ステージと前記X線管との間に配置される遮蔽板と、
    を有し、
    前記第1のX線検出器は、前記ステージを挟んで前記X線管と対向する位置の周辺、且つ、前記X線を入射する検出面が前記X線管から照射されるX線の軸線方向に対して斜めに配置され、
    前記遮蔽板は、前記ステージに載置される前記被検査物に対して前記X線の軸線方向に対して斜めに前記X線が通過する第1の孔部を有し、
    前記第1の孔部は、第1のX線検出器の検出面の全体に前記X線を照射するように形成されるとともに、前記X線の入射側に向かって拡径された入射側テーパ面と、前記X線の出射側に向かって拡径された出射側テーパ面とを有する、
    X線検査装置。
  2. 前記入射側テーパ面と前記出射側テーパ面は、前記X線の発生位置に向けた直線に沿うように傾斜している、請求項1に記載のX線検査装置。
  3. 前記ステージを前記載置面に沿って移動させるステージ移動機構と、
    前記第1のX線検出器を周方向に回転させる検出器回転機構と、
    前記遮蔽板を前記載置面と平行な面に沿って移動させる遮蔽板移動機構と、
    を有する、請求項1又は2に記載のX線検査装置。
  4. 被検査物が載置される載置面を有するステージと、
    前記被検査物に対してX線を照射するX線管と、
    前記被検査物を透過したX線を検出する第1のX線検出器と、
    前記ステージと前記X線管との間に配置される遮蔽板と、
    を有し、
    前記第1のX線検出器は、前記ステージを挟んで前記X線管と対向する位置の周辺、且つ、前記X線を入射する検出面が前記X線管から照射されるX線の軸線方向に対して斜めに配置され、
    前記遮蔽板は、前記ステージに載置される前記被検査物に対して前記X線の軸線方向に対して斜めに前記X線が通過する第1の孔部を有する、
    X線検査装置。
  5. 前記第1の孔部の内面は、前記X線の発生位置に向けた直線に沿うように傾斜して入射側から前記X線の出射側に向かって拡径するテーパ状である、請求項4に記載のX線検査装置。
  6. 前記ステージを前記載置面に沿って移動させるステージ移動機構と、
    前記第1のX線検出器を周方向に回転させる検出器回転機構と、
    前記遮蔽板を周方向に回転させる遮蔽板回転機構と、
    を有する、請求項4又は5に記載のX線検査装置。
  7. 前記遮蔽板は、端部から前記X線の入射方向に向かって延びる枠状の壁部を有し、
    前記X線管の先端は前記壁部の内側に配置される、
    請求項1〜6のいずれか1項に記載のX線検査装置。
  8. 前記ステージを挟んで前記X線管と対向する位置、且つ、前記X線を入射する検出面が前記X線管から照射されるX線の軸線方向に対して垂直に配置された第2のX線検出器を有し、
    前記遮蔽板は、前記遮蔽板を垂直に貫通する第2の孔部を有し、
    前記第2の孔部は、前記X線の発生位置に向けた直線に沿うように傾斜して入射側から前記X線の出射側に向かって拡径するテーパ状であり、第2のX線検出器の検出面の全体に前記X線を照射するように形成される、
    請求項1〜7のいずれか1項に記載のX線検査装置。
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