JP2006085285A - 危険車両予測装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 より多くの危険事象で警報を報知する危険車両予測装置を提供すること。
【解決手段】 危険車両予測装置は、自車両を基準として、周囲を走行中の他車両の方向及び/又は距離を検出する周囲車両検出部121と、自車両、及び周囲車両検出部121により検出された他車両のそれぞれについて、過去から現在に至る挙動を示す挙動情報を累積する車両挙動累積部125と、車両挙動累積部125で累積された挙動情報のそれぞれに基づいて、周囲車両検出部121で検出された他車両から、近い将来危険を及ぼす可能性があるものを危険車両として予測する危険車両予測部126とを備える。
【選択図】 図7

Description

本発明は、危険車両予測装置に関し、より特定的には、自車両の周囲における他車両に潜在する危険性を予測する危険車両予測装置に関する。
従来の危険車両予測装置は、自車両に搭載されており、車両周囲物体検出部と、車速検出部と、操作検出部と、車両の挙動検出部と、対象物識別部と、車両の挙動予測部と、危険度判定部と、画像生成部と、表示部とを備える。
車両周囲物体検出部は、具体的にはCCDカメラ又はレーザレーダにより構成されており、自車両の周囲の対象物を検出する。
車速検出部は、自車両の速度を検出する。
操作検出部は、運転者が自車両をどのように運転しているかを検出する。
車両挙動検出部は、自車両の挙動を検出する。
対象物識別部は、車両周囲物体検出部により対象物が識別されると、その対象物と自車両との間の距離及び相対速度を算出し、識別された対象物の方角を検出する。
車両挙動予測部には、車速検出部、操作検出部及び車両挙動検出部が接続されており、これら検出部からの検出情報に基づいて自車両の挙動を物理的に解析して、自車両のこれらかの挙動を予測する。
危険度判定部は、対象物識別部及び車両挙動予測部からの情報を取得し、今回検出された障害物毎に危険度を設定する。具体的には、危険度判定部には、対象物識別部から、障害物毎に位置情報(相対速度、相対距離及び方角)が入力されるとともに、車両挙動予測部からは自車両の挙動に関し予測した結果を示す情報が入力される。危険度判定部は、これらの入力情報を比較して、危険度を判定する。
画像生成部には、危険度判定部の判定結果が入力される。また、画像生成部には、車速検出部からの車速情報が、上述の危険度の判定結果とは別に入力され、さらには、対象物識別部からの情報も直接入力される。画像生成部は、入力された車速情報に基づいて、表示部が画像表示する際の遠近感のレベルを設定する。画像生成部は、対象物識別部により識別された物体に応じて、予め設定されたテンプレートのなかから、適当なものを選択した後、選択したものを表示画面においてどの位置に配置するかを決定する。また、画像生成部は、入力された危険度情報に応じて、テンプレートのサイズ拡大、輝度の変更又は表示色の変更を行う。さらに、画像生成部は、車速検出部からの車速情報に応じて表示部における遠近感(パース)を設定する
表示部は、画像生成部により生成された表示画像を生成する。
従来の危険車両予測装置は、上記のように、自車両のこれまでの挙動から、これからの挙動を予測し、予測した挙動と、例えば他車両との相対位置及び/又は相対速度との関係から、他車両が自車両に及ぼす衝突の直接的危険性を報知する(例えば特許文献1を参照)。これにより、衝突の危険を回避するよう、運転者は車両を操作することが出来、事故を防止することが出来る。
また、危険車両予測装置で生成された危険情報は車両制御にも用いられ、危険回避のために、例えば車両の速度を自動制御するものもある(例えば特許文献2を参照)。
特開平7−223488号公報 特開平7−104062号公報
ところで、実際、交通事故には様々な種類があり、いわゆる自損事故もあれば、他車両同士が起こした交通事故に自車両が巻き込まれてしまうような事故もある。例えば、自車両が走行している車線の隣車線で、別の2台の車両が、車間距離を狭めて走行した結果、両車両が自車両の数10m先で衝突事故を起こした場合、自車両もその事故に巻き込まれてしまう可能性が大いにある。このような事故はしばしばあるので、運転経験が豊富な運転者の中には、自車の周辺の危険車両を経験的に判断し、そのような車両には近づかない運転をする者もいる。
また、自車両が他車両と衝突事故を起こす場合、コリジョンコース(衝突針路)現象が原因となる場合もある。ここで、コリジョンコース現象とは、同一点に向かって移動する他車両が、お互いの運転者の錯視によって、お互いが止まって見えるという現象である。
ここで、図14を参照して、コリジョンコース現象について詳しく説明する。図14には、時間軸が示されており、紙面の上方向から下方向に向かって時間が推移すると仮定する。また、図14の左側には、時刻t1−t4のそれぞれにおける自車両V1と他車両V2の位置関係が示され、その右側には、時刻t1−t4における自車両V1からの視界が示されている。
図14に示す時刻t1−t4の間、例えば、見通しの良い道路R1を自車両V1が交差点Cに向かって走行している時、その道路R1と直交する道路R2を、ある他車両V2が、自車両V1と同じ速度で直交する交差点Cに向かって走行していたとする。このとき、自車両V1から他車両V2を見ると、自車両V1の運転者の視界における他車両V2の位置は上下方向に多少動くも、左右方向の位置がほとんど変わらない。その結果、自車両V1の運転者は、他車両V2がほとんど止まっているという錯視に陥ってしまう。以上のようなコリジョンコース現象が発生すると、たとえ見通しが非常によい交差点でも、出会い頭の衝突事故が起きてしまう可能性がある。
以上のように交通事故には、様々な種類があるが、従来の危険車両予測装置は、自車両に及ぼす直接的危険性しか報知しないため、他車両同士が事故を起こしたとしても、危険性を報知しない。さらに、従来の危険車両予測装置では、運転者が錯視のため実際の状況を誤認したとしても、他車両が自車両にまさに衝突する直前でないと警報が報知されない。
それ故に、本発明の目的は、従来よりも多くの危険事象で警報を報知する危険車両予測装置を提供することである。
上記目的を達成するために、本発明の第1の局面は、自身が搭載された自車両の周囲を走行する他車両の危険性を予測する危険車両予測装置であって、自車両を基準として、周囲を走行中の他車両の方向及び/又は距離を検出する周囲車両検出部と、自車両、及び周囲車両検出部により検出された他車両のそれぞれについて、過去から現在に至る挙動を示す挙動情報を累積する車両挙動累積部と、車両挙動累積部で累積された挙動情報のそれぞれに基づいて、周囲車両検出部で検出された他車両から、近い将来危険を及ぼす可能性があるものを危険車両として予測する危険車両予測部とを備える。
危険車両予測部は具体的には、現時点で自車両に対して直接的な危険を及ぼさなくとも、近い将来危険を及ぼしかねないという潜在的危険性を持っていると予測される危険車両を予測する。
危険車両予測部は例示的には、他車両単独で、又は複合事故を起こす可能性がある複数の他車両のいずれかを、危険車両として予測する。
危険車両予測部は例示的には、自車両の運転者の錯視により、他車両に対する運転者の認識と、実情とに差異が生じている可能性がある場合、当該他車両を危険車両として予測する。
危険車両予測装置は好ましくは、自車両周辺の路面の状況及び/又は天候を検出する検出器をさらに備える。ここで、危険車両予測部は、検出器により検出された路面状況及び/又は路面状況を使って危険車両を予測する。
危険車両予測装置は好ましくは、周囲車両検出部により検出された他車両の種別を検出する種別検出部をさらに備える。ここで、危険車両予測部は、種別検出部により検出された他車両の種別を参照して危険車両を予測する。
危険車両予測装置は好ましくは、周囲車両検出部により検出された他車両に備わる灯火器の状態を検出する状態検出部をさらに備える。ここで、危険車両予測部は、状態検出部により検出された他車両の灯火器の状態を参照して危険車両を予測する。
危険車両予測部は好ましくは、自車両に搭載される記憶装置に格納される道路ネットワークデータと、自車両に搭載されるロケータにより導出される自車両の現在位置とに基づいて危険車両を予測する。
危険車両予測装置は、危険車両の典型的な挙動を表す危険車両挙動モデルデータを格納する記憶装置をさらに備える。ここで、危険車両予測部は、記憶装置に格納された危険車両挙動モデルデータをさらに使って、危険車両を予測する。
危険車両挙動モデルデータは例示的には、他車両同士の異常接近、他車両同士の割り込み、周辺車両の走行速度にそぐわない速度の他車両、スムーズでない合流地点での合流、ある他車両の急ブレーキや急ハンドル、悪天候時の適正速度超過、大型車の適正速度超過、車線内における不適切な走行位置、夜間の無灯火、頻繁な車線変更、突然な車線変更、方向指示器を出さない車線変更、ふらつきなどの挙動異常、コリジョンコース現象による錯視、夜間の高速道路渋滞末尾へ接近しても渋滞に見えない錯視、夜間の並走二輪車が四輪車に見える錯視、及び、大型車両のブレーキランプの設置位置により夜間の大型車両へ接近時の車間距離が長く感じる錯視から選ばれた1以上の挙動を表す。
危険車両予測装置は、自車両の周囲画像を撮影する少なくとも1個の撮像装置をさらに備える。ここで、車両挙動累積部は、少なくとも1個の撮像装置から得られる周囲画像に基づいて、自車両、及び周囲車両検出部により検出された他車両のそれぞれについて、過去から現在に至る挙動を示す挙動情報を累積する。
危険車両予測装置は、少なくとも1個の撮像装置から得られる周囲画像を使って、自車両が走行する道路上の区画線を検出する区画線検出部をさらに備える。ここで、車両挙動累積部は、区画線検出部により検出された区画線に基づいて、自車両、及び周囲車両検出部により検出された他車両のそれぞれについて、過去から現在に至る挙動を示す挙動情報を累積する。
周囲車両検出部は例示的には、77GHzミリ波レーダ、77GHzレーザレーダ、24GHzUWBレーダ、カメラ及び車車間無線通信による位置情報の送受信から選ばれた1以上を用いて、他車両の方向及び/又は距離を検出する。
危険車両予測装置は、危険車両予測部により予測された危険車両を、画像及び/又は音声を使って運転者に報知する報知部をさらに備える。
危険車両予測装置は好ましくは、自車両の速度が予め定められた基準速度未満の場合、報知部は、危険車両予測部により予測された危険車両を報知しない。
危険車両予測装置は、危険車両予測部により予測された危険車両を示す情報を外部に送信する車車間無線通信部をさらに備える。
また、本発明の第2の局面は、自身が搭載された自車両の周囲を走行する他車両の危険性を予測する危険車両予測方法であって、自車両を基準として、周囲を走行中の他車両の方向及び/又は距離を検出する周囲車両検出ステップと、自車両、及び周囲車両検出ステップで検出された他車両のそれぞれについて、過去から現在に至る挙動を示す挙動情報を累積する車両挙動累積ステップと、車両挙動累積ステップで累積された挙動情報のそれぞれに基づいて、周囲車両検出ステップで検出された他車両から、近い将来危険を及ぼす可能性があるものを危険車両として予測する危険車両予測ステップとを備える。
また、本発明の第3の局面は、自身が搭載された自車両の周囲を走行する他車両の危険性を予測するためのコンピュータプログラムであって、自車両を基準として、周囲を走行中の他車両の方向及び/又は距離を検出する周囲車両検出ステップと、自車両、及び周囲車両検出ステップで検出された他車両のそれぞれについて、過去から現在に至る挙動を示す挙動情報を累積する車両挙動累積ステップと、車両挙動累積ステップで累積された挙動情報のそれぞれに基づいて、周囲車両検出ステップで検出された他車両から、近い将来危険を及ぼす可能性があるものを危険車両として予測する危険車両予測ステップとを備える。
以上説明したように、第1−第3の局面によれば、自車両の挙動及び周囲の他車両の挙動は累積的に保持される。このような自車両の挙動及び他車両の挙動に基づいて、近い将来危険を及ぼす可能性がある危険車両が予測される。従って、従来よりも多くの危険事象で警報を報知することが可能となる。
図1は、本発明の一実施形態に係る危険車両予測装置(以下、単に予測装置と称する)1と、その周辺装置とを示すブロック図である。図1において、予測装置1には、レーダ部2と、撮像部3と、天候検知器4と、路面状態検知器5と、車車間通信装置6が通信可能に接続される。予測装置1及びその周辺装置は、図2に示すように車両A(以下、自車両Aと称する)に搭載される。
レーダ部2は、例示的には、前方レーダ2FCと、左前方レーダ2FLと、右前方レーダ2FRと、左側方レーダ2SLと、右側方レーダ2SRと、後方レーダ2RCと、左後方レーダ2RLと、右後方レーダ2RRとを含んでおり、自車両Aを基準として、自車両Aの周囲に存在しうる他車両の方向及び距離を計測する。
本実施形態では好ましい例として、図3に示すように、8個のレーダ2FC、2FL、2FR、2SL、2SR、2RC、2RL及び2RRはそれぞれ、それらの組み合わせにより自車両Aの周囲360°に存在しうる他車両を検知可能に取り付けられる。
具体的には、前方レーダ2FCは、自車両Aの前方に存在する他車両を検知するために、図2に示すように自車両Aの前端中央部分に取り付けられる。
また、左前方レーダ2FLは、自車両Aの左前方に存在する他車両を検知するために、図2に示すように自車両Aの前端左寄りに取り付けられる。
また、右前方レーダ2FRは、自車両Aの右前方に存在する他車両を検知するために、図2に示すように自車両Aの前端右寄りに取り付けられる。
また、後方レーダ2RCは、自車両Aの後方に存在する他車両を検知するために、自車両Aの後方中央部分に取り付けられる。また、左後方レーダ2RL及び右後方レーダ2RRは、自車両Aの左後方及び右後方に存在する他車両を検知するために、自車両Aの後端左寄り及び後端右寄りに取り付けられる。なお、図2においては、後方レーダ2RC、左後方レーダ2RL及び右後方レーダ2RRは、図示の都合上隠れてしまうため、点線で囲って示される。
また、さらに好ましい例として、前方レーダ2FC及び後方レーダ2RCとしては、77GHzミリ波レーダが用いられる。これによって、図3に示すように、前方レーダ2FCは、自車両Aの前方をより遠くの範囲RFCまで検知することが可能となる。また、後方レーダ2RCは、自車両Aの後ろ方向をより遠くの範囲RRCまで検知することが可能となる。また、77GHz帯ミリ波レーダが用いられることで、前方レーダ2FCのスキャン範囲は狭くなるので、左前方レーダ2FL及び右前方レーダ2FRとしては、相対的にスキャン範囲が広い24GHz帯のUWBレーダが用いられる。このような左前方レーダ2FLは、自車両Aを基準として左前方の範囲RFLをカバーし、右前方レーダ2FRは、自車両Aを基準として右前方の範囲RFRをカバーする。同様の理由で、左後方レーダ2RL及び右後方レーダ2RRとして、24GHzUWBレーダを使用し、これによって、自車両Aの左後方の範囲RRL及び右後方の範囲RRRもカバーされる。
また、左側方レーダ2SL及び右側方レーダ2SRとして好ましくは、それぞれ1台で自車両Aの左側方の範囲RSL及び右側方の範囲RSRに存在する他車両を検知可能にするために、スキャン範囲が充分に広い24GHzUWBレーダが用いられる。なお、左側方レーダ2SL及び右側方レーダ2SRは、自車両Aが走行中の道路幅分の距離まで検知できれば良い。なお、図2においては、左側方レーダ2SLは示されているが、右側方レーダ2SRは、図示の都合上隠れてしまうため、点線で囲って示される。
図1において、撮像部3は、例示的には、第1及び第2の前方カメラ3FL及び3FRのペアと、第1及び第2の後方カメラ3RL及び3RRのペアとを含む。
第1及び第2の前方カメラ3FL及び3FRは、図2に示すように、自車両Aの横方向に沿って予め定められた間隔を空けた状態で、自車両Aの前方に向けて自車両Aに取り付けられる。第1及び第2の前方カメラ3FL及び3FRはそれぞれ、自車両Aの前方の様子を撮影して、撮影画像をそれぞれ生成する。これら撮影画像は、ステレオ視による三角測量の原理で、自車両Aの前方に存在する他車両への方向及び他車両までの距離を予測装置1が検出するために用いられる。また、これら画像は、予測装置1での画像認識処理により、自車両Aが走行している道路上に描かれている区画線を検出、さらには、前方の他車両のヘッドライト、ブレーキランプ及びウインカの点灯状態を検出するために用いられる。
また、第1及び第2の後方カメラ3RL及び3RRはそれぞれ、自車両Aの後方に向けて取り付けられる点を除き、第1及び第2の前方カメラ3FL及び3FRと同様に取り付けられる。なお、図2では都合上、第1及び第2の後方カメラ3RL及び3RRは点線で囲って示される。第1及び第2の後方カメラ3RL及び3RRの撮影画像は、自車両Aの後方に存在する他車両への方向及び他車両までの距離を予測装置1が検出するために、さらに、自車両Aが走行している周囲の区画線を検出、さらには、後方の他車両のヘッドライト、ブレーキランプ及びウインカの点灯状態を検出するために用いられる。
天候検知器4は、例示的には雨滴センサからなり、現在の天候を検出する。なお、天候検知器4は、車外との通信(例えば路車間通信)により、車外から現在の天候を取得するものでも構わない。
路面状態検知器5は、例示的には赤外線センサからなり、自車両Aが走行している道路の路面の状態を検知する。ここで、検出される路面状態の精度は、乾燥、湿潤及び凍結のいずれかである。
車車間通信装置6は、自車両Aの周囲に存在する他車両と情報を交換するための無線通信装置である。
車速センサ7は、自車両Aのエンジンコントロールユニット(図示せず)に接続されており、自車両Aの走行速度を検知する。
ここで、図4は、図1に示す予測装置1の詳細なハードウェア構成を示すブロック図である。図4において、予測装置1は、自車両Aに対して近い将来危険を及ぼす可能性のある他車両を運転者に報知するために、CPU101と、RAM102と、ROM103と、表示装置104と、表示制御装置105と、音声出力制御装置106と、スピーカ107と、角速度センサ108と、インターフェース(I/Fと略記)109と、バスライン110とを備える。
CPU101は、予測装置1を構成する各部の動作を制御する。
RAM102は、予測装置1の構成各部から転送されてくる情報を格納し、さらには必要に応じて情報を消去する。
ROM103は、予測装置1の動作(図8を参照)を規定するコンピュータプログラム103aと、自車両Aの周囲車両が危険車両か否かを判断するための危険車両挙動モデルデータ103bと、報知内容テーブル103cを少なくとも格納する。
ここで、図5A及び図5Bは、危険車両挙動モデルデータ103bのデータ構造を例示する模式図である。なお、図示の都合上、危険車両モデルデータ103bは2つの図にわたって示されているが、通常、危険車両挙動モデルデータ103bは一体的にROM103に記録される。
図5A及び図5Bにおいて、危険車両挙動モデルデータ103bは、少なくとも1個(図示は18個)のモデルデータMDを含む。
各モデルデータMDは、モデル番号と、危険事象と、単独/複数と、判定因子と、報知内容とを少なくとも含む。なお、図5A及び図5Bには、理解を容易にするため、危険事象を模式的に表す事象モデルも示されている。
モデル番号は、モデルデータMDを特定するための番号である。
危険事象は、本予測装置1が運転者に報知する危険の種類を示す情報である。
単独/複数は、危険事象で特定される危険(以下、対象となる危険)が、ある他車両単独で判定可能なものか、それ以外の他車両との関係により判定可能な危険かを示す。
判定因子とは、対象となる危険に該当するか否かを判定するための要素であり、固定因子と変動因子とに分かれる。固定因子とは、1台又は複数台の車両の挙動により判断可能な要素であり、例えば車両速度のように外的要因に左右されないものである。一方、変動因子とは、外的要因に左右される要素であり、それを決める変数、つまり変動因子決定変数として、路面状態、天候、車両の種別及び速度が準備される。また、このような変動因子決定変数は、危険事象毎に適切なものが設定される。図示した例では、対象となる危険事象毎に、変動因子を決定する変動因子決定変数には「○」印が割り当てられる。
報知内容とは、その危険に合致した場合、表示と音声で出力される内容で、その内、警告送信とは、危険と判定したある他車両に対して、警告情報を送信する必要があるかどうかを示している。
また、図6は、図4に示す報知内容テーブル103cのデータ構造の一例を示す模式図である。図6において、報知内容テーブル103cには、自車両Aからみて危険車両が存在する方向毎に、表示内容及び音声フレーズの組み合わせが記述されている。図示した例では、危険車両の方向として、前方、右前方、右、右後方、後方、左後方、左及び左前方が記述される。また、表示内容としては、危険車両の存在する方向を示す文字データが記述されており、音声フレーズとしては、危険車両の存在する方向と、運転者の注意を喚起させるためのフレーズとが記述される。
再度図4を参照する。表示装置104は主として、CPU101で生成される画像情報に従って、運転者に対して提供される画像を表示する装置である。
表示制御装置105は、グラフィックコントローラ105aと、ビデオRAM105bとを含んでいる。グラフィックコントローラ105aは、表示装置104による画像表示を制御する。ビデオRAM105bは、2チャンネル以上を有するメモリであって、グラフィックコントローラ105aが画像情報を書き込んだり、表示装置104へと画像情報を転送したりするために用いられる。
音声出力制御装置106は主として、CPU101で生成される音声情報に従ってスピーカ107への音声出力を制御する。
角速度センサ108は、自車両Aの角速度を検出し、検出結果を表す角速度情報をCPU101に転送する。
インターフェース109には、レーダ部2を構成する各レーダ、撮像部3を構成する各カメラ、天候検知器4、路面状態検知器5、車車間通信装置6及び車速センサ7(それぞれ図1を参照)が接続され、それらから取得した各種情報及び各種データをCPU101に転送したり、各種データを車車間通信装置6に出力したりする。
バスライン110は、予測装置1の構成各部を通信可能に接続する。
また、図7は、図4に示す予測装置1の主要機能の構成を示すブロック図である。図7において、予測装置1の主要機能は、CPU101がコンピュータプログラム103aを実行することにより実現される。具体的には、予測装置1は、周囲車両検出部121と、周囲車両種別検出部122と、表示灯状態検出部123と、車線検出部124と、車両挙動累積部125と、危険車両予測部126とを備える。
周囲車両検出部121は、ペアとなるカメラ同士の視差に基づいて、撮像部3から得られる撮影画像から、自車両Aの前方及び/又は後方に位置する他車両の方向及び距離を検出する。また、前方及び/又は後方の他車両に関しては、上述のようにして検出した方向及び距離に加え、周囲車両検出部121は、好ましくは、レーダ部2の検出結果に基づいて、各他車両の方向及び距離をより詳細に求める。
周囲車両種別検出部122は、周囲車両検出部121で検出された各他車両の種別を検出する。ここで、種別は、典型的には、二輪車、普通車、大型車及び特大車のいずれかであり、車両の名前のような細かい種別までは要求されない。
表示灯状態検出部123は、周囲車両検出部121で検出された各他車両と、撮像部3から得られる撮影画像とから、例えばヘッドライト、ブレーキランプ及びウインカのように、各他車両に備わる表示灯の点灯状態を検出する。
車線検出部124は、撮像部3から得られる撮影画像から、自車両Aが現在走行中の道路上に描かれた区画線(白線及び/又は黄線)、より具体的には、自車両Aの前方及び/又は後方に描かれた区画線を検出する。
車両挙動累積部125は、周囲車両検出部121、周囲車両種別検出部122、表示灯状態検出部123及び車線検出部124の検出結果から、自車両A及び各他車両の過去から現在に至る挙動、自車両A及び各他車両の位置関係、及び各車両速度(例えば、自車両A及び各他車両の間の相対速度)を導出し蓄積する。
危険車両予測部126は、各他車両に潜在する危険性を予測し、危険性が高いものについては運転者にその危険性を伝えるための画像情報及び/又は音声情報を生成し出力する。具体的には、車両挙動累積部125に蓄積された自車両A及び他車両の過去から現在に至る挙動を、危険車両挙動モデルデータ103bに含まれる1つ以上の危険車両挙動モデルと合致した場合、上述のような画像情報及び/又は音声情報を生成する。
ここで、図8は、図4及び図7に示す予測装置1の基本的な動作を示すフローチャートである。予測装置1は、図8に示す処理を一定時間毎に実行する。
まず、車両挙動累積部125は、車速センサ7の検出結果から、自車両Aの走行速度(以下、自車速度と称する)を検知する(ステップS1)。
次に、車両挙動累積部125は、ステップS1で得た自車速度が予め定められた一定速度(例えば20km/hのような低速)以上か否かを判断する(ステップS2)。ステップS2でNOと判断した場合、予測装置1は、図8に示される処理を終了する。例えば、駐車場内を移動中の時のように、自車両Aが低速走行時、本実施形態で対象となる危険車両の存在は実質無いに等しい。それ故、ステップS2で自車速度が低速であると判断された場合、予測装置1は、図8に示される処理を終了するようにしている。
一方、ステップS2でYESと判断された場合、車両挙動累積部125は、角速度センサ108の検出結果から、自車両Aの角速度を検知する(ステップS3)。
次に、周囲車両検出部121は、レーダ部2の検出結果及び撮像部3からの撮影画像から、自車両Aの周囲に存在する他車両について、自車両Aから見た方向と距離を検出し、他車両の位置を計算する(ステップS4)。なお、ステップS4では、周囲に存在する全ての他車両について位置が計算されることが好ましい。また、ステップS4で検出されるのは、自車両Aを基準として、距離及び方向で特定される他車両の相対位置でも構わない。また、ステップS4で検出されるのは、他車両の絶対位置でも構わない。ただし、他車両の絶対位置を計算する場合には、例示的にはGPS受信機により算出された自車両Aの絶対位置が必要で、自車両Aの絶対位置に対して、距離及び方向を加算することで、他車両の絶対位置が求められる。
次に、周囲車両種別検出部122は、ステップS4で検出された各他車両について、その位置情報、レーダ部2の検出結果、及び撮像部3からの撮影画像に基づいて大まかな大きさを計算した後、各他車両の種別(前述)を検出する(ステップS5)。
次に、表示灯状態検出部123は、ステップS4で検出された各他車両について、その位置情報と、撮像部3からの撮影画像に対する画像認識処理の結果とから、各他車両に備わる各表示灯の点灯状態を検出する(ステップS6)。
次に、車線検出部124は、撮像部3からの撮影画像から白線及び/又は黄線を抽出することにより、自車両Aが現在走行中の道路において、その前方及び後方に描かれた区画線を検出する(ステップS7)。
次に、危険車両予測部126は、天候検知器4の検出結果から、自車両Aが走行している地点周辺の天候を検知する(ステップS8)。
次に、危険車両予測部126は、路面状態検知器5の検出結果から、自車両Aが走行している道路の路面状態(前述)を検知する(ステップS9)。
次に、車両挙動累積部125は、過去から現在に至る自車両A、及び、検出された各他車両の挙動を累積する(ステップS10)。
ここで、図9は、図8に示すステップS10の詳細な処理手順を示すフローチャートである。図9において、車両挙動累積部125は、ステップS1及びS3で得られた自車速度及び角速度と、累積されている過去の自車速度及び角速度とから、自車両Aの加速度及び角加速度を計算する(ステップS21)。
次に、車両挙動累積部125は、ステップS4、S5及びS6で検出された各他車両の位置情報、種別情報、及び各表示灯の状態情報と、ステップS7で検出された区画線を特定する区画線情報とを一つにまとめてデータ化する(ステップS22)。
次に、車両挙動累積部125は、図8に示すフローチャートが前回実行されたときの各他車両の位置情報及び区画線情報(以下、前回の情報セットと称する)と、今回のステップS22で得られた各他車両の位置情報及び区画線情報(以下、今回の情報セットと称する)とをマッチングさせて、時間的関係性を持たせる(ステップS23)。ここで、マッチングとは、同じ他車両について前回の情報セットと、今回の情報セットとを関連づけることを意味する。
例えば、図8に示す処理が0.1秒毎に実行されると仮定すると、仮に他車両が時速200kmで走行したとしても、他車両が0.1秒の間に進む距離は約5mである。従って、ステップS23において、今回の位置情報及び区画線情報が前回の車両位置及び区画線情報から5m以内にある場合、今回の情報セットと前回の情報セットとは同一の他車両のものとみなしてよい。また、道路上において各車両が占有する面積は、一般的な普通車両の大きさを考慮しても、5×5平方メートル以下とみなして構わないので、上述のように0.1秒ごとに図8に示す処理が実行された場合、互いに異なる他車両の情報セットを同一他車両のものと誤判断することはない。
次に、車両挙動累積部125は、検出された各他車両について、ステップS23で得られた現在の位置情報と、過去の位置情報とから、各他車両の現在の速度及び進行方向を計算する(ステップS24)。
次に、車両挙動累積部125は、検出された各他車両について、現在の速度と過去の速度とから現在の加速度を計算し、さらに現在の進行方向と過去の進行方向とから現在の角速度を計算する(ステップS25)。
次に、車両挙動累積部125は、検出された各他車両について、現在の角速度と、過去の角速度とから、現在の角加速度を計算する(ステップS26)。
次に、車両挙動累積部125は、ステップS21で得られた自車両Aの加速度及び角加速度を累積し、さらに、検出された各他車両毎にステップS22、S24、S25及びS26で得られた現在の位置情報、速度情報、加速度情報、進行方向情報、角速度情報、角加速度情報、他車両の種別及び表示灯の状態の組み合わせを累積する(ステップS27)。ここで、ステップS27では、同じ他車両について、過去から現在までの情報の変遷が一意に特定可能に、現在の位置情報、速度情報、加速度情報、進行方向情報、角速度情報、角加速度情報、他車両の種別及び表示灯の状態の組み合わせは累積される。以上のステップS27が終了すると、図8のステップS10が終了する。
次に、本予測装置1のより具体的な動作について、まず、図13Aに示すように、自車両Aが走行車線を、第1の他車両Bが追い越し車線を走行中、第2の他車両Cが後方から近づいてきて自車両Aを追い越し、他車両Bに接近してきた状況を例に取り上げ説明する。
図13Aに示す状況下では、車両挙動累積部125は、まず、ステップS1及びS3で得られた自車両Aの速度及び角速度と、自車両Aについて既に累積されている過去の速度及び角速度とから、自車両の加速度及び角加速度を計算する。その後、車両挙動累積部125は、図13Bに示すように、自車両Aの情報として、枠A1内に示すように、自車両について現在の位置、現在の速度、現在の加速度、現在の進行方向、現在の角速度及び現在の角加速度を示す情報を少なくとも格納する(図9;ステップS21)。
次に、車両挙動累積部125は、ステップS4−S6で検出した周囲車両B及びCについて、現在の位置、種別及び各表示灯の状態を少なくとも示す情報をひとまとめにして、ステップS7で検出した現在の周辺の車線毎に、図13Bの枠B1及びC1内に示すように格納する(ステップS22)。
ここで、図13Cは、過去数回にわたり格納された自車両Aの挙動を示す情報であり、図13Dは、過去数回にわたり格納された他車両Bの挙動を示す情報であり、図13Eは、過去数回にわたり格納された他車両Cの挙動を示す情報の模式図である。
例えば、図13Cにおいて、自車両Aについて、前回の位置はP1で、前々回の位置はP2で、3、4及び5回前の検出時に位置は、P3、P4及びP5であると仮定する。また、各位置P1〜P5において、上述のような自車両Aの挙動を示す情報が格納される。他車両B及びCについてもそれぞれの挙動を示す情報(図13D及び図13Eを参照)が格納される。なお、図13Cから図13Eでは、紙面のスペースの関係上、各車両A−Cを別々に示し、それぞれの情報も別々に示されている。
次に、車両挙動累積部125は、図13Fに示すように、前回検出された周囲車両が走行する位置及び車線と、今回検出された周囲車両が走行する位置及び車線とをマッチングして、自車両Aを含む周囲車両B及びCの時間的関係性を持たせる(ステップS23)
。このような処理を繰り返すことにより、自車両Aを含む3台の車両A−Cが、現在までにどのような挙動をとってきたかを、車両挙動累積部125は時系列的に保持することが可能となる。
次に、車両挙動累積部125は、ステップS23で得られた今回と前回の情報から、周囲の他車両毎に、現在の速度及び進行方向と、現在の加速度及び角速度と、現在の角加速度を計算し(ステップS24−S26)、周囲の他車両B及びCについて、図13Gの枠B1及びC1内に示すようなデータを格納する。
次に、車両挙動累積部125は、図13Cに示すような、各他車両について過去の挙動を示す情報に、図13Gに示すような今回得られた挙動を示す情報を追加し(ステップS27)、これによって、図13Hに示すように、各車両A−Cについて時系列に集められた情報ができあがる。
再度図8を参照する。ステップS10の次に、危険車両予測部126は、検出された各他車両が危険車両であるかを予測する(ステップS11)。
ここで、図10は、図8に示すステップS11の詳細な処理手順を示すフローチャートである。図10において、危険車両予測部126は、まず、他車両番号変数Nを1に初期化する(ステップS31)。
次に、危険車両予測部126は、ステップS4で検出された他車両の総数Jよりも変数Nが大きいか否かを判断する(ステップS32)。YESと判断された場合、危険車両予測部126は、ステップS4で検出された全ての他車両に対して、危険車両となりうるかを予測したとして、図10に示される処理を終了する。
逆に、ステップS32でNOと判断された場合、危険車両予測部126は、変数Nの値で特定される他車両(以下、対象となる他車両と称する)が危険事象挙動モデルデータ103bで定義される危険車両となりうるかを判断するために、モデル番号変数Mを1に初期化する(ステップS33)。
次に、危険車両予測部126は、危険事象挙動モデルデータ103bに格納されたモデルの総数Kよりも変数Mが大きいか否かを判断する(ステップS34)。YESと判断された場合、危険車両予測部126は、全てのモデルを基に対象となる他車両が危険車両となりうるかを判定したとして、変数Nを1だけインクリメントする(ステップS37)。その後、危険車両予測部126は、ステップS32を行う。
逆に、ステップS34でNOと判断された場合、危険車両予測部126は、対象となる車両が、変数Mで特定されるモデルで定義された危険車両であるか否かの判定処理を行う(ステップS35)。
ここで、図11は、図10に示すステップS35の詳細な処理手順を示すフローチャートである。図11において、危険車両予測部126は、変数Nで指定される他車両についてステップS10で得られた挙動の情報を用いて、その他車両の挙動が変数Mで指定される危険事象の固定因子に合致するか判断する(ステップS41)。
NOと判断されると、危険車両予測部126は、図11の処理を終了する。それに対して、YESと判断すると、危険車両予測部126は、変数Mで指定されるモデルデータMDに変動因子が設定されているか否かを判断する(ステップS42)。
NOと判断されると、危険車両予測部126は、変数Nで指定される他車両を危険車両として記録し(ステップS45)、図11の処理を終了する。それに対して、YESと判断されると、危険車両予測部126は、変数Mで指定されるモデルデータMDに設定される変動因子決定変数を使って変動因子の値を計算する(ステップS43)。このとき、危険車両予測部126は、天候検知器4の出力、路面状態検知器5の出力、車速センサ7の出力及び他車両の種別情報から必要なものを使って変動因子の値を計算する。
次に、危険車両予測部126は、ステップS43で計算した変動因子の値に、変数Nで指定される他車両の挙動情報から得られる変動因子が一致するか否かを判断する(ステップS44)。
YESと判断された場合、危険車両予測部126は、変数Nで指定される他車両を危険車両として記録し(ステップS45)、図11の処理を終了する。また、NOと判断された場合、危険車両予測部126は図11の処理を終了する。
以上のようにして図11の処理が終了すると、危険車両予測部126は、図10に示すステップS35の処理を終了する。
ステップS35の次に、危険車両予測部126は、変数Mを1だけインクリメントする(ステップS36)。その後、危険車両予測部126は、ステップS34を行う。
以上の処理をステップS32でYESと判断するまで、危険車両予測部126は図10に示す処理を実行し、ステップS10までの処理で集められた情報に基づいて、危険車両モデルデータ103bで定義された危険車両が現在自車両の周囲に存在するか否かを判断する。
次に、危険車両予測部126は、ステップS11での予測を基に、今回検出した他車両に危険車両が含まれているか否かを判断する(ステップS12)。NOと判断された場合、予測装置1は、図8に示す処理を終了する。
一方、ステップS12でYESと判断した場合、危険車両予測部126は、前述のような画像情報及び/又は音声情報を生成して、表示装置104及び/又はスピーカ107を用いて運転者に危険を報知する(ステップS13)。
ここで、図12A−図12Hを参照して、ステップS13における報知方法の具体例を説明する。まず、図12Aは、他車両同士の異常接近(図5Aに示すモデル番号1)により、それら他車両同士が、自車両の右前方に存在する場合の報知例を示す模式図である図12Aにおいて、表示装置104の表示画面αには、自車両βと周囲の他車両γの位置関係、及び車線δが表示される。ここで、好ましくは、自車両β、危険車両以外の他車両γ’及び危険車両γ”は、運転者が視認しやすいように互いに異なる色で表示される。また、危険車両の挙動が矢印φで表示され、表示画面の上部αには、危険事象が図5Aに示される報知内容に従って文字νが表示される。さらに、スピーカ107からは、危険事象が図5Aに示される報知内容に従って、運転者の注意を喚起するためのメッセージが出力され、これによって、運転者は表示画面αに視線を向けなくとも、危険車両γ”の存在を認識することができる。
また、図12Bは、コリジョンコース(衝突針路)の関係にある他車両が存在する場合(図5Bに示すモデル番号15)の報知方法の具体例を示す模式図である。
また、図12Cは、車線内における走行位置が適切でなく、自車両が走行している車線側に寄って走行している車両が左前方に存在する場合(図5Aに示すモデル番号9)の報知方法の具体例を示す模式図である。
また、図12Dは、夜間において、後方から無灯火の他車両が自車両に近づいてきている場合(図5Aに示すモデル番号10)の報知方法を示す模式図である。
また、図12Eは、ウインカを出さずに車線変更を繰り返すなどを行う挙動不審車両が危険車両として、自車両の右前方に存在する場合(図5Aに示すモデル番号14)の報知方法を示す模式図である。
また、図12Fは、夜間における高速道路の渋滞末尾へ接近中の場合(図5Aに示すモデル番号16)の報知方法を示す模式図である。より具体的には、図12Fの例は特に、高速道路では渋滞は少ないという運転者の先入観と、夜間であるためテールランプとブレーキランプの区別が渋滞末尾へ接近中という遠方から見分けがつかないという2つの原因から、前方車両が止まっていても動いている様に見える錯視を報知するものである。
また、図12Gは、夜間における並走する複数の二輪車が自車両の後方に存在する場合(図5Aに示すモデル番号17)の報知方法を示す模式図である。図12の例は特に、夜間であるため2台の二輪車のヘッドライトが、あたかも1台の四輪車に見える錯視を報知するものである。
さらに、図12Hは、夜間における前方の大型車に自車両が接近する場合(図5Aに示すモデル番号18)の報知例である。図12Hの例は特に、大型車によっては、テールランプやブレーキランプが車体後面の上部についているものがあり、夜間においてこのような大型車が前方を走行中の場合、思ったよりも自車両の近くにいる錯視を報知するものである。
また、自車両の周囲に危険車両がいない場合や、危険車両がいる状態からいない状態に遷移した場合は、表示装置104に、自車両と周囲の他車両の位置関係、及び車線のみを表示していてもよいし、何も表示しなくてもよい。何も表示しない場合は、危険車両がいる状態になった時点で、報知内容が表示装置104に表示されるという、表示装置104に大きな変化があるので、目の特性上、運転者はそれまで画面を気にしていなかったとしても、画面の変化に気づくことが出来、その結果、危険車両が周囲に近づいてきたことを認識することが出来るという利点がある。
ここで、再度図8を参照する。ステップS13の次に、危険車両予測部126は、付随的な処理として、危険車両に対し警報を送信する必要性があるか無いかを判断する(ステップS14)。なお、警報送信の必要性については、対象となる危険車両が該当する危険事象毎に、ステップS11で得られるモデルデータMDに記述されている。
以上のステップS14でNOと判断された場合、予測装置1は、図8に示される処理を終了する。一方、YESと判断した場合、危険車両予測部126は、車車間通信装置6を介して、危険車両に対して警報を送信し(ステップS15)、処理を終了する。
なお、前述の通り、予測装置1は、一定時間毎、図8に示す処理を実行するので、車両走行中は定常的に図8に示す処理は実行されていることになる。このとき、上記一定時間が小さくなるほど、図8に示す処理の実行回数も増えるので、高精度に危険車両を判定することが出来る。
ここで、図11に示す処理の具体例を、図5Aにおけるモデル番号1「他車両同士の異常接近」の場合について説明する。図11において、危険車両予測部126は、ステップS10で得られた自車両の周囲車両の挙動を示す情報を参照して、現在判定中の他車両Nと同一進行方向で同一車線上を走行する、さらに別の他車両Xが存在するか否かを探す(ステップS41)。
ステップS41でYESと判断され、さらに、モデル番号1のモデルデータMD(図15A参照)のように変動因子がある場合(ステップS42でYES)、危険車両予測部126は、対象となるモデルデータMDに記述されている現在の路面状態、現在の天候、並びに他車両Nの種別及び現在の速度を取得し、それらを用いて他車両N及びXの適切な車間距離を計算する(ステップS43)。
次に、危険車両予測部126は、ステップS10で得られた周囲車両(他車両N及びXの分)の挙動を示す情報から、現在の車間距離を算出し、ステップS43で計算した適正な車間距離と比較して、他車両Nが危険車両か否かを判断する(ステップS44)。今回の例示では、現在の車間距離が適正な車間距離よりも小さければ、危険車両予測部126は、他車両Nを危険車両として判断する。このような場合、危険車両予測部126は、他車両Nを危険車両として記録する。付加的に、危険車両予測部126は、他車両Nが自車両から見て右前方に存在する場合、図6に示す報知内容テーブル103cから、報知に必要な内容(2)の情報、つまり、表示用文字列「右前方車両接近」及び音声フレーズ「右前方、車両同士接近しています。注意してください。」を記録し(ステップS45)、図11に示す処理を終了する。
また、図11に示す処理の他の具体例を、図5Bにおけるモデル番号15「コリジョンコース」の場合について説明する。図11において、危険車両予測部126は、ステップS10で得られた自車両の周囲車両の挙動を示す情報と、撮像部3から得られる画像とを用いて、(1)あらかじめ定められた時間の間に取得された各画像内において、現在判定中の車両Nの位置が変化していないが、車両Nの大きさが徐々に大きくなっていること、(2)対象となる車両Nが自車両とほぼ同じ速度で走行していること、(3)自車両の進行方向上のある地点に、ほぼ同時刻に到達することが予想されること、及び(4)他車両Nが対向車線から自車両に向かってこない、の全てに当てはまるか否かを確認する。さらに、危険車両予測部126は、撮像部3から得られる画像を用いて、(5)自車両及び他車両Nが同時刻に到着すると予想される地点が交差点であること、に当てはまるか否かも確認する(ステップS41)。以上の条件(1)−(5)により、危険車両予測部126は、運転者が錯視を起こしている可能性があるかどうかを判断することが出来る。
ステップS41で錯視を起こしていると判断され、さらにモデル番号15のモデルデータ(図5B参照)のように変動因子が無い場合、危険車両予測部126は、他車両Nを危険車両として記録する。また、他車両Nが自車両から見て左前方に存在する場合には、報知内容テーブル103cから、報知に必要な内容(8)として、表示用文字列「左前方コリジョンコース」及び音声フレーズ「左前方、コリジョンコースの車両が接近しています。注意してください。」を記録する(ステップS45)。これによって、図11の処理は終了する。
以上説明したように、本危険車両予測装置1によれば、自車両の挙動、周辺の他車両の挙動、及び自車両が走行する道路の各車線の状態を、挙動情報として累積する。このような挙動情報を、予め保持する危険車両挙動モデルデータ103bと照合して、単独事故を起こしそうな他車両、複合事故を起こす可能性のある複数の他車両のいずれか、又は運転者の錯視によって将来危険を自車両に及ぼしそうな他車両のように、自車両にとって潜在的な危険車両を見つける。このような危険車両を運転者に報知することにより、従来よりも多くの危険事象に対応可能な危険車両予測装置1を提供することが可能となる。
なお、周知のカーナビゲーション装置が備えるような、道路ネットワークデータを格納した地図データ記憶部と、GPS(Global Positioning System)に代表される測位システムに収容される人工衛星からの電波を受信して、車両の現在位置を導出する現在位置導出部とを、本予測装置1が備えている場合、前述の条件(5)の判断において、道路ネットワークデータと現在位置情報とから、自車両及び他車両Nが向かっている地点が交差点かどうかを、危険車両予測部126は相対的に高精度に判定することも出来る。
なお、以上の実施形態において、他車両はレーダ、及びカメラを用いて検出したが、これに特定したわけではなく、予測装置1は、車車間通信装置を用いて、他車両の位置及び/又は種別、並びに表示灯の点灯状態を、無線通信装置を介して取得しても構わない。
また、以上の実施形態において、表示装置及び/又はスピーカは、予測装置1に備わるとして説明したが、これに特定したわけではなく、例えばカーナビゲーション装置のような他の車載機器の表示装置及び/又はスピーカを用いても構わない。
また、報知方法は、危険内容が運転者に伝えることが出来ればよく、以上の実施形態における表示方法、及び音声の文言に限定されない。
本発明を詳細に説明したが、上記説明はあらゆる意味において例示的なものであり限定的なものではない。本発明の範囲から逸脱することなしに多くの他の改変例及び変形例が可能であることが理解される。
本発明に係る危険車両予測装置は、多様な危険事象で警報を報知できるという技術的効果を要求される車両用途に好適である。
本発明の一実施形態に係る危険車両予測装置1と、その周辺装置とを示すブロック図 図1に示す危険車両予測装置1が搭載される車両Aを示す模式図 図1に示すレーダ部2の設置例を示す模式図 図1に示す危険車両予測装置1のハードウェア構成を示す模式図 図4に示すROM103に格納される危険車両挙動モデルデータ103bのデータ構造の一例を示す第1の模式図 図4に示すROM103に格納される危険車両挙動モデルデータ103bのデータ構造の一例を示す第2の模式図 図4に示すROM103に格納される報知内容テーブル103cのデータ構造の一例を示す模式図 図4に示す危険車両予測装置1のブロック構成を示す模式図 図4及び図7に示す危険車両予測装置1の基本的な動作を示すフローチャート 図8に示すステップS10の詳細な処理手順を示すフローチャート 図8に示すステップS11の詳細な処理手順を示すフローチャート 図10に示すステップS35の詳細な処理手順を示すフローチャート ステップS13における報知方法の具体例を示す第1の模式図 ステップS13における報知方法の具体例を示す第2の模式図 ステップS13における報知方法の具体例を示す第3の模式図 ステップS13における報知方法の具体例を示す第4の模式図 ステップS13における報知方法の具体例を示す第5の模式図 ステップS13における報知方法の具体例を示す第6の模式図 ステップS13における報知方法の具体例を示す第7の模式図 ステップS13における報知方法の具体例を示す第8の模式図 図4及び図7に示す危険車両予測装置1の処理の具体例を示す第1の模式図 図4及び図7に示す危険車両予測装置1の処理の具体例を示す第2の模式図 図4及び図7に示す危険車両予測装置1の処理の具体例を示す第3の模式図 図4及び図7に示す危険車両予測装置1の処理の具体例を示す第4の模式図 図4及び図7に示す危険車両予測装置1の処理の具体例を示す第5の模式図 図4及び図7に示す危険車両予測装置1の処理の具体例を示す第6の模式図 図4及び図7に示す危険車両予測装置1の処理の具体例を示す第7の模式図 図4及び図7に示す危険車両予測装置1の処理の具体例を示す第8の模式図 コリジョンコースを示す模式図
符号の説明
1 危険車両予測装置
2 レーダ部
3 撮像部
4 天候検知器
5 路面状態検知器
6 車車間通信装置
101 CPU
102 RAM
103 ROM
104 表示装置
105 表示制御装置
106 音声出力装置
107 スピーカ
108 角速度センサ
109 インターフェース
121 周囲車両検出部
122 周囲車両種別検出部
123 表示灯状態検出部
124 車線検出部
125 車両挙動累積部
126 危険車両予測部

Claims (18)

  1. 自身が搭載された自車両の周囲を走行する他車両の危険性を予測する危険車両予測装置であって、
    前記自車両を基準として、周囲を走行中の他車両の方向及び/又は距離を検出する周囲車両検出部と、
    前記自車両、及び前記周囲車両検出部により検出された他車両のそれぞれについて、過去から現在に至る挙動を示す挙動情報を累積する車両挙動累積部と、
    車両挙動累積部で累積された挙動情報のそれぞれに基づいて、前記周囲車両検出部で検出された他車両から、近い将来危険を及ぼす可能性があるものを危険車両として予測する危険車両予測部とを備える、危険車両予測装置。
  2. 前記危険車両予測部は、現時点で前記自車両に対して直接的な危険を及ぼさなくとも、近い将来危険を及ぼしかねないという潜在的危険性を持っていると予測される危険車両を予測する、請求項1に記載の危険車両予測装置。
  3. 前記危険車両予測部は、他車両単独で、又は複合事故を起こす可能性がある複数の他車両のいずれかを、危険車両として予測する、請求項1に記載の危険車両予測装置。
  4. 前記危険車両予測部は、自車両の運転者の錯視により、他車両に対する運転者の認識と、実情とに差異が生じている可能性がある場合、当該他車両を危険車両として予測する、請求項1に記載の危険車両予測装置。
  5. 前記自車両周辺の路面の状況及び/又は天候を検出する検出器をさらに備え、
    前記危険車両予測部は、前記検出器により検出された路面状況及び/又は路面状況を使って危険車両を予測する、請求項1に記載の危険車両予測装置。
  6. 前記周囲車両検出部により検出された他車両の種別を検出する種別検出部をさらに備え、
    前記危険車両予測部は、前記種別検出部により検出された他車両の種別を参照して危険車両を予測する、請求項1に記載の危険車両予測装置。
  7. 前記周囲車両検出部により検出された他車両に備わる灯火器の状態を検出する状態検出部をさらに備え、
    前記危険車両予測部は、前記状態検出部により検出された他車両の灯火器の状態を参照して危険車両を予測する、請求項1に記載の危険車両予測装置。
  8. 前記危険車両予測部は、自車両に搭載される記憶装置に格納される道路ネットワークデータと、自車両に搭載されるロケータにより導出される自車両の現在位置とに基づいて危険車両を予測する、請求項1に記載の危険車両予測装置。
  9. 危険車両の典型的な挙動を表す危険車両挙動モデルデータを格納する記憶装置をさらに備え、
    危険車両予測部は、前記記憶装置に格納された危険車両挙動モデルデータをさらに使って、危険車両を予測する、請求項1に記載の危険車両予測装置。
  10. 前記危険車両挙動モデルデータは、他車両同士の異常接近、他車両同士の割り込み、周辺車両の走行速度にそぐわない速度の他車両、スムーズでない合流地点での合流、ある他車両の急ブレーキや急ハンドル、悪天候時の適正速度超過、大型車の適正速度超過、車線内における不適切な走行位置、夜間の無灯火、頻繁な車線変更、突然な車線変更、方向指示器を出さない車線変更、ふらつきなどの挙動異常、コリジョンコース現象による錯視、夜間の高速道路渋滞末尾へ接近しても渋滞に見えない錯視、夜間の並走二輪車が四輪車に見える錯視、及び、大型車両のブレーキランプの設置位置により夜間の大型車両へ接近時の車間距離が長く感じる錯視から選ばれた1以上の挙動を表す、請求項9に記載の危険車両予測装置。
  11. 前記自車両の周囲画像を撮影する少なくとも1個の撮像装置をさらに備え、
    前記車両挙動累積部は、前記少なくとも1個の撮像装置から得られる周囲画像に基づいて、前記自車両、及び前記周囲車両検出部により検出された他車両のそれぞれについて、過去から現在に至る挙動を示す挙動情報を累積する、請求項1に記載の危険車両予測装置。
  12. 前記少なくとも1個の撮像装置から得られる周囲画像を使って、前記自車両が走行する道路上の区画線を検出する区画線検出部をさらに備え、
    前記車両挙動累積部は、前記区画線検出部により検出された区画線に基づいて、前記自車両、及び前記周囲車両検出部により検出された他車両のそれぞれについて、過去から現在に至る挙動を示す挙動情報を累積する、請求項1に記載の危険車両予測装置。
  13. 前記周囲車両検出部は、77GHzミリ波レーダ、77GHzレーザレーダ、24GHzUWBレーダ、カメラ及び車車間無線通信による位置情報の送受信から選ばれた1以上を用いて、他車両の方向及び/又は距離を検出する、請求項1に記載の危険車両予測装置。
  14. 前記危険車両予測部により予測された危険車両を、画像及び/又は音声を使って運転者に報知する報知部をさらに備える、請求項1に記載の危険車両予測装置。
  15. 前記自車両の速度が予め定められた基準速度未満の場合、前記報知部は、前記危険車両予測部により予測された危険車両を報知しない、請求項14に記載の危険車両予測装置。
  16. 前記危険車両予測部により予測された危険車両を示す情報を外部に送信する車車間無線通信部をさらに備える、請求項1に記載の危険車両予測装置。
  17. 自身が搭載された自車両の周囲を走行する他車両の危険性を予測する危険車両予測方法であって、
    前記自車両を基準として、周囲を走行中の他車両の方向及び/又は距離を検出する周囲車両検出ステップと、
    前記自車両、及び前記周囲車両検出ステップで検出された他車両のそれぞれについて、過去から現在に至る挙動を示す挙動情報を累積する車両挙動累積ステップと、
    車両挙動累積ステップで累積された挙動情報のそれぞれに基づいて、前記周囲車両検出ステップで検出された他車両から、近い将来危険を及ぼす可能性があるものを危険車両として予測する危険車両予測ステップとを備える、危険車両予測方法。
  18. 自身が搭載された自車両の周囲を走行する他車両の危険性を予測するためのコンピュータプログラムであって、
    前記自車両を基準として、周囲を走行中の他車両の方向及び/又は距離を検出する周囲車両検出ステップと、
    前記自車両、及び前記周囲車両検出ステップで検出された他車両のそれぞれについて、過去から現在に至る挙動を示す挙動情報を累積する車両挙動累積ステップと、
    車両挙動累積ステップで累積された挙動情報のそれぞれに基づいて、前記周囲車両検出ステップで検出された他車両から、近い将来危険を及ぼす可能性があるものを危険車両として予測する危険車両予測ステップとを備える、コンピュータプログラム。
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