JP2004013466A - 車両周囲監視装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】実際の運転状況に合致した危険度を算出することができる車両周囲監視装置を提供する。
【解決手段】自車両の周囲の障害物を検出するスキャン式レーダ10a、10bの出力結果、および前側方カメラ20a、20bからの画像に基づいて検出した障害物と自車両との相対位置および相対速度に基づき、障害物の危険度ランクを算出すると共に、障害物とその周辺の輝度差等の危険度補正用情報から危険度ランクを補正する処理ECU30を有する。
【選択図】 図1
【解決手段】自車両の周囲の障害物を検出するスキャン式レーダ10a、10bの出力結果、および前側方カメラ20a、20bからの画像に基づいて検出した障害物と自車両との相対位置および相対速度に基づき、障害物の危険度ランクを算出すると共に、障害物とその周辺の輝度差等の危険度補正用情報から危険度ランクを補正する処理ECU30を有する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自車両の周囲に存在する障害物を検出する車両周囲監視装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、自車両の前方に設置したレーダによって自車両の周囲に存在する複数の障害物を検出し、検出した障害物の位置、および障害物の自車両に対する距離の変化から、例えば障害物が自車両に対して近づいて来る場合に大きな危険度を算出し、障害物が自車両から遠ざかる場合に小さな危険度を算出する技術が知られている(特開2001−222800号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の技術においては、上記のように障害物の位置および自車両に対する距離変化によって危険度を算出するようにしているが、自車両に対して近くに存在し、かつ、近づいて来る障害物が自車両にとって必ずしも危険であるとは言い切れず、実際の運転状況に必ずしも合致しているとは言い切れなかった。
【0004】
本発明の目的は、実際の運転状況に合致した危険度を算出することができる車両周囲監視装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明の車両周囲監視装置は、自車両の周囲の障害物を検出する障害物検出手段と、検出される前記障害物と前記自車両との距離、または相対速度を検出することで、前記自車両と前記障害物との関係を検出する障害物関係検出手段と、検出される関係に基づいて、前記障害物の危険度を算出する危険度算出手段と、前記障害物の危険度補正用情報を算出する危険度補正用情報算出手段と、前記危険度補正用情報に基づいて、前記危険度算出手段で算出された危険度を補正する危険度補正手段とを有することを特徴とする。
【0006】
【発明の効果】
本発明によれば、算出された危険度を補正するので、実際の運転状況に合致した危険度を算出することができる車両周囲監視装置を提供することができる。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、図面を用いて本発明の実施の形態について詳細に説明する。なお、以下で説明する図面で、同一機能を有するものは同一符号を付け、その繰り返しの説明は省略する。
実施の形態1
図1は、本発明の実施の形態1の車両周囲監視装置の構成を示す図である。 10aおよび10bは、それぞれ車両の右前側方および左前側方とに横向きに取り付けられたスキャン式レーダであり、20aおよび20bは、スキャン式レーダ10と同一軸方向を向いてそれぞれ車両の右前側方および左前側方とに取り付けられた前側方カメラである。30は、ECU(エレクトロニック・コントロール・ユニット)であり、31は、スキャン式レーダ10a、10bからのレーダ出力結果を受信すると共に、前側方カメラ20a、20bからの画像の処理を行い、さらに危険度の判定等の各種処理を行うCPU(中央演算処理装置)、32は、CPU31の制御プログラムやあらかじめ与えられる設定値などを保持するROM、33は、CPU31の演算実行時に必要なデータを一時的に保持するRAMである。40は警報用インジケータ、50は警報用ブザー、60は車載モニタである。CPU31にて、障害物の危険度を判定した結果、危険度が所定値を上回った障害物が存在する場合には、警報用インジケータ40や警報用ブザー50を作動して運転者に報知する。また、当該障害物を強調表示した上、カメラからの出力画像と共に車載モニタ60に表示する場合もある。
【0008】
図2は、本実施の形態1の処理を説明するフローチャートであり、このフローチャートはCPU31によって実行される。
以下、図2を参照して本実施の形態1の処理のフローについて説明する。
まず、ステップS100にて、スキャン式レーダ10a、10bの出力結果に基づいて車両の前方左右に存在する障害物の情報を取得する。具体的には、スキャン式レーダ10a、10bによって、自車両と障害物との間の相対位置(距離)を検出し、この相対位置(距離)より自車両と障害物との相対速度(移動方向)を取得する。次に、ステップS101にて、前側方カメラ20a、20bから車両の前方左右の画像を取得する。
【0009】
次に、ステップS102にて、前ステップS100、S101で得られた障害物の関係情報から、当該障害物の危険度をランク付けする。この際には、自車両に対して位置が近く(距離が短く)、かつ接近する方向に移動しているものほど危険度が高くなるように設定する。
【0010】
その後、ステップS103にて、スキャン式レーダ10によって障害物が検出された位置付近に限定して画像処理(画像情報抽出)を実行し、検出された障害物の情報を取得すると共に、その情報を元に、危険度のランクを補正する処理を行う。これによって、危険度レベルを適正値に設定することが可能となる。
【0011】
最後に、ステップS104にて、ステップS103で補正されたすべての障害物のうち、危険度のランクが所定レベルを超えているものがある場合には、警報用ブザー50および警報用インジケータ40にて運転者へ報知すると共に、報知対象物の周辺を囲む枠線をカメラ画像に重畳して車載モニタ60ヘ表示する。
【0012】
図3は、本実施の形態1の、危険度ランク付け部分(図2のステップS102)のフローチャートである。
まず、ステップS110にて、ステップS101で取得した障害物の相対位置(距離)および相対速度に基づいて障害物の移動方向を検出し、その移動方向に応じて危険障害物と安全障害物とに選別する。具体的には、自車両から離れる方向へと移動している障害物については安全障害物であるとして、以下の危険度判定処理から除外する。自車両に対して接近方向へ移動している障害物に関しては、自車両からみて危険である可能性があることから危険障害物として以下の処理を行う。すなわち、ステップS111にて、前ステップS110にて危険障害物として選別された障害物について、障害物の位置および相対速度情報から危険度数Dを算出する。危険度数Dの算出方法としては、例えば次式による方法などが考えられる。
【0013】
D=a・1/L+b・Vr …(1)
ただし、aおよびbは危険度数係数、Lは障害物の相対距離、Vrは障害物の相対速度である。
【0014】
その後、ステップS112にて、前ステップS111で算出した危険度数Dに応じて危険度ランクを設定する。例えば、危険度D1〜D2がランクA、危険度D2〜D3がランクBとして危険度が高いほど危険度ランクが高くなるようにする。
【0015】
図4は、本実施の形態1における、画像処理(画像情報抽出)および危険度ランク補正部分(図2のステップS103)のフローチャートである。
まず、ステップS120にて、スキャン式レーダ10a、10bによって危険障害物が検出された位置から、前側方カメラ20a、20bによるカメラ画像上における障害物の位置を推定する。
【0016】
次に、ステップS121にて、前ステップS120で推定された位置から所定範囲の大きさに、障害物情報検出ウィンドウを設定する。
【0017】
次に、ステップS122にて、障害物情報検出ウィンドウ内を処理し、ウィンドウ内のエッジを検出する。
【0018】
次に、ステップS123にて、検出されたエッジのうち、ウィンドウ内のもっとも外側に存在し、かつ連続しているエッジを集めてこれを障害物の輪郭情報とする。
【0019】
次に、ステップS124にて、前ステップS123にて検出された障害物の輪郭情報について、輪郭部分の輝度差の平均値を算出する。
【0020】
最後に、ステップS125にて、算出された輪郭部分の輝度差の平均値が所定値以下かどうかを判定し、所定値を下回る障害物については、ステップS126にて、危険度ランクを1上げる補正処理を行う。ステップS125にて算出された輪郭部分の輝度差の平均値が所定値以下でない場合は、この処理を終了する。
【0021】
以下、図2〜4のフローチャートによる動作を図5を用いて説明する。図5(a)は車両と車両周囲との輝度差が小さい場合を示し、図5(b)は車両と車両周囲との輝度差が大きい場合を示す。
図5(a)内の車両1001、および図5(b)内の車両1002は、どちらも自車両から同一の距離Lに存在しており、相対速度Vrも同一であるとする。この場合、スキャン式レーダ10a、10bからの出力のみを利用して危険度数を算出すると、車両1001および車両1002の危険度数は同一ということとなり、この2台の車両の危険度ランクは完全に一致する。ただし、2枚の画像を見比べると、車両1002の方が車両1001と比べて車両周辺との間に明るさの差が小さく、よって運転者が目視にて車両を確認しようとした場合、背景にまぎれて検知されにくくなってしまう恐れがあることがわかる。これに対して、本実施の形態1では、障害物と周辺との間の輝度差を検出し、より背景にまぎれてしまいそうな障害物については危険度ランクをより高く補正することによって、運転者が見落とすかもしれないという潜在的な危険性を考慮した報知が可能となる。
【0022】
以上説明したように、本実施の形態1においては、スキャン式レーダ10a、10b、および前側方カメラ20a、20bによって検出した障害物と自車両との相対位置(距離)、相対速度(移動方向)に基づき、障害物の危険度ランクを算出すると共に、障害物の周囲との輝度差から危険度ランクを補正するようにしたので、実際の運転状況に合致した危険度を算出することができる。
【0023】
なお、図1のスキャン式レーダ10a、10b、および前側方カメラ20a、20b、図2のステップS100、S101が、特許請求の範囲の請求項1の障害物検出手段に相当する。また、図1の処理ECU30、図2のステップS102、図3のステップS110〜112が、請求項1の障害物関係検出手段と危険度算出手段に相当する。また、図1の処理ECU30、図2のステップS103、および図4のステップ120〜126が、危険度補正用情報算出手段と危険度補正手段に相当する。
【0024】
本実施の形態1においては、危険度補正用情報として、障害物とその周辺との輝度差を利用し、該輝度差が小さいほど、危険度が大きくなるように補正するものであり、該輝度差が少ないほど、運転者が見落としてしまう可能性が高くなることから、危険度の有効性をより高めることができるようになる。
【0025】
なお、本実施の形態1においては、スキャン式レーダ10a、10b、前側方カメラ20a、20bは、複数の障害物を検出し、これら複数の障害物ごとに補正された危険度のうち、所定の危険度を超える障害物を報知するものとする。 つまり、スキャン式レーダ10a、10b、前側方カメラ20a、20bは、複数の障害物を検出し、複数の障害物ごとに補正された危険度のうち、所定の危険度を超える障害物を報知する。なお、図2のステップS104が、請求項7の報知に相当する。したがって、補正により実際の運転状況に合致した所定の危険度を超える障害物をすべて報知することができる。
【0026】
また、本実施の形態1においては、所定の危険度を超える障害物をすべて報知するようにしたが、所定の危険度を超える障害物のうち、もっとも危険度の大きい障害物のみを報知するようにしてもよい。これにより、もっとも危険度の大きい障害物を報知することができ、運転者が唯一の障害物に対して注力して認識することができる。
【0027】
また、報知としては、図1の警報用インジケータ40、車載モニタ60による表示、警報用ブザー50による警報の少なくとも一方を行う。これにより、運転者に実際の運転状況に合致した危険障害物を報知することができる。
【0028】
さらに、報知は、例えば色や輝度の差や特別な表示を用いて障害物を強調する処理をして表示する。これにより、運転者に実際の運転状況に合致した危険障害物を分かりやすく報知することができる。
【0029】
その他、危険度ランクを補正するための危険度補正用情報として、障害物の見かけ上の大きさなどの情報を使用する手法が考えられる。以下の実施の形態にて、それらを利用した例について説明する。
【0030】
実施の形態2
本発明の実施の形態2では、危険度ランクを補正する情報として、障害物の画面上の大きさを使用した例について説明する。
【0031】
図6は、本実施の形態2における、画像処理および危険度ランク補正部分のフローチャートである。
まず、ステップS220にて、スキャン式レーダ10a、10bによって危険障害物が検出された位置から、前側方カメラ20a、20bによるカメラ画像上における障害物の位置を推定する。
【0032】
次に、ステップS221にて、前ステップS220で推定された位置から所定範囲の大きさに、障害物情報検出ウィンドウを設定する。
【0033】
次に、ステップS222にて、障害物情報検出ウィンドウ内を処理し、ウィンドウ内のエッジを検出する。
【0034】
次に、ステップS223にて、検出されたエッジのうち、ウィンドウ内のもっとも外側に存在し、かつ連続しているエッジを集めてこれを障害物の輪郭情報とする。
【0035】
次に、ステップS224にて、前ステップS223にて検出された障害物の輪郭の内側の画素数(すなわち、面積値)を算出する。
【0036】
最後に、ステップ225にて、前ステップS224にて検出された画素数が所定値以下であるかどうかを判定し、検出された画素数が所定値以下である障害物については、危険度ランクを1上げる補正処理を行う。検出された画素数が所定値以下でない場合は、この処理を終了する。
【0037】
この結果、障害物の見かけ上の大きさが小さく、ゆえに運転者が見落とす可能性の高い障害物について、危険度ランクを上げることによって、より報知しやすくすることができるようになる。
【0038】
以上説明したように、本実施の形態2においても、スキャン式レーダ10a、10b、および前側方カメラ20a、20bによって検出した障害物と自車両との相対位置(距離)、相対速度(移動方向)に基づき、障害物の危険度ランクを算出すると共に、障害物の大きさから危険度ランクを補正するようにしたので、実際の運転状況に合致した危険度を算出することができる。
【0039】
このように、本実施の形態2では、車両の前側方に存在する複数の障害物について、その危険度を算出する際、前側方カメラ20a、20bにて当該障害物を撮影した際の大きさを比較し、小さいほど危険度が高くなるように危険度を補正する。このような構成により、撮像された障害物の大きさが小さいほど、運転者が目視で確認した場合にも見落としてしまう可能性が高くなることから、危険度の有効性をより高めることができる。
【0040】
実施の形態3
本実施の形態3では、危険度ランクを補正する危険度補正用情報として、車両のウインカー点滅の有無を使用した例について説明する。
図7は、本実施の形態3における、画像処理および危険度ランク補正部分のフローチャートである。
まず、ステップS320にて、スキャン式レーダ10a、10bによって危険障害物が検出された位置から、前側方カメラ20a、20bによるカメラ画像上における障害物の位置を推定する。
【0041】
次に、ステップS321にて、前ステップS320で推定された位置から所定範囲の大きさに、障害物情報検出ウィンドウを設定する。
【0042】
次に、ステップS322にて、障害物情報検出ウィンドウ内を処理し、ウィンドウ内のエッジを検出する。
【0043】
次に、ステップS323にて、検出されたエッジのうち、ウィンドウ内のもっとも外側に存在し、かつ連続しているエッジを集めてこれを障害物の輪郭情報とする。
【0044】
次に、ステップS324にて、障害物の輪郭内で点滅している光源があるかどうかを検出する。点滅光源がある場合は、ステップS235へ進み、ない場合は、この処理を終了する。
【0045】
次に、ステップS325にて、点滅光源が1箇所存在するかどうかを判定する。点滅光源が1箇所存在する場合は、ステップS236へ進み、点滅光源が存在しないか、2箇所以上存在する場合は、この処理を終了する。
【0046】
次に、点滅光源が1箇所存在する場合は、ステップS326にて、その点滅光源が障害物の左側に存在しているかどうかを判定する。点滅光源が障害物の左側に存在する場合は、ステップS237へ進み、左側に存在しない場合は、この処理を終了する。
【0047】
最後に、点滅光源が障害物の左側に存在する場合、その点滅光源は障害物の左折ウインカーであると考えることができるので、ステップS327にて、この左折ウインカーが点滅していると考えられる障害物に関しては危険度ランクを1ランク下げる処理を行う。
【0048】
ウインカーの点滅有無と危険度の考え方について、図8を用いて説明する。 図7(a)のように、左折ウインカーを点滅している車両が存在する場合、その後の予測進路としては、図7(b)の▲1▼および▲2▼が考えられる。▲1▼は、自車両が一時停止している交差点よりも手前で左折する場合であるが、この場合は自車両に対しての危険度はほとんどないといえる。▲2▼の場合は、自車両がいる交差点にて左折する場合であるが、この場合は左折前に交差点で減速した時点で自車両の運転者が確実にその車両を視認できる上に、さらに交差点中央に進入することなく視界から消えてしまうので、危険度は低いと考えることができる。そのために、左折ウインカーを点滅していると考えられる障害物に対しては、危険度のランクを通常よりも下げることが可能となる。
【0049】
以上説明したように、本実施の形態3においても、スキャン式レーダ10a、10b、および前側方カメラ20a、20bによって検出した障害物と自車両との相対位置(距離)、相対速度(移動方向)に基づき、障害物の危険度ランクを算出すると共に、障害物車両の自車両に近づく方向へのウインカーの点滅の有無から危険度ランクを補正するようにしたので、実際の運転状況に合致した危険度を算出することができる。
【0050】
すなわち、本実施の形態3では、車両の前側方に存在する障害物の危険度を算出する際、障害物がウインカーを点滅させているかどうかを検出し、左折方向のウインカーが点滅していれば危険度を低くするように補正する。このような構成により、左折方向にウインカーを点滅させている場合、自車両が待機している交差点内を通過する可能性が低いと考えられるので、危険度を低くすることで、危険度の有効性をより高めることが可能となる。
【0051】
実施の形態4
本実施の形態4では、危険度ランクを補正する危険度補正用情報として、障害物の種別を使用した例について説明する。
図9は、本実施の形態4における、画像処理および危険度ランク補正部分のフローチャートである。
まず、ステップS420にて、スキャン式レーダ10a、10bによって危険障害物が検出された位置から、前側方カメラ20a、20bによるカメラ画像上における障害物の位置を推定する。
【0052】
次に、ステップS421にて、前ステップS420で推定された位置から所定範囲の大きさに、障害物情報検出ウィンドウを設定する。
【0053】
次に、ステップS422にて、あらかじめ指定されているマッチングテンプレートとの間の相関値をそれぞれ計算する。ここで、マッチングテンプレートとしては、乗用車、軽自動車、トラック、バス、2輪車、歩行者などをそれぞれ1つずつ用意しておき、相関を取る障害物の距離に応じて大きさを変化させた上で用いる。
【0054】
次に、ステップS423にて、その中でもっとも相関が高かったマッチングテンプレートのうちの1つを選択する。
【0055】
次に、ステップS424にて、さらに相関値が所定値以上であるかどうかを判定する。相関値が所定値以上である場合は、ステップ425へ進み、そうでない場合は、この処理を終了する。
【0056】
次に、相関値が所定値以上であった場合、ステップS425にて、その障害物がマッチングテンプレートと同一種別であると判定することで、検出障害物の種別の特定を行う。
【0057】
次に、ステップS426にて、障害物の種別が、2輪車あるいは歩行者であるかどうかを判定する。2輪車あるいは歩行者である場合は、ステップS427へ進み、そうでない場合は、この処理を終了する。
【0058】
障害物の各種別のうち、2輪車および歩行者に関しては、4輪車と比べると移動方向の急変などが発生しやすく、その分運転者にとって危険度が高いと考えられるので、最後に、ステップS427にて、種別が2輪車もしくは歩行者であると判定された障害物について、危険度ランクを1ランク上げる補正処理を行う。
【0059】
以上説明したように、本実施の形態4においても、スキャン式レーダ10a、10b、および前側方カメラ20a、20bによって検出した障害物と自車両との相対位置(距離)、相対速度(移動方向)に基づき、障害物の危険度ランクを算出すると共に、障害物の種別から危険度ランクを補正するようにしたので、実際の運転状況に合致した危険度を算出することができる。
【0060】
すなわち、本実施の形態4では、車両の前側方に存在する障害物の危険度を算出する際、検出された障害物を4輪車、2輪車、歩行者などの種別に分け、2輪車や歩行者であった場合は危険度が高くなるように補正する。このような構成により、2輪車や歩行者の方が、4輪車よりも進行方向の急変などが起こりやすいと考えられるため、危険度を高く設定することで、危険度の有効性を高めることができる。
【0061】
実施の形態5
本実施の形態5では、危険度ランクを補正する危険度補正用情報として、夜間のヘッドライトの点灯有無を使用した例について説明する。
図10は、本実施の形態5における、画像処理および危険度ランク補正部分のフローチャートである。
まず、ステップS520にて、自車両のヘッドライトが点灯しているかどうかを確認する。
【0062】
自車両のヘッドライトが点灯していた場合は、現在夜間走行中であると考え、以下の処理を行う。点灯していない場合は、この処理を終了する。
【0063】
まず、ステップS521にて、スキャン式レーダ10a、10bによって危険障害物が検出された位置から、前側方カメラ20a、20bによるカメラ画像上における障害物の位置を推定する。
【0064】
次に、ステップS522にて、前ステップS521で推定された位置から所定範囲の大きさに、障害物情報検出ウィンドウを設定する。
【0065】
次に、ステップS523にて、障害物情報検出ウィンドウ内を処理し、同心円状の輝度の広がりを持つ光源を検出する。これにより、対象障害物がライトを点灯しているかどうかを検出することが可能となる。
【0066】
次に、ステップS524にて、光源が検出されなかったかどうかを判定する。光源が検出されなかった場合は、ステップS525へ進み、検出された場合は、この処理を終了する。
【0067】
光源が検出されなかった場合、障害物である車両は無灯火であると考えられ、自車両の運転者が目視で確認できにくい上に、対象障害物の運転者(対象が歩行者であれば歩行者本人)も自車両の存在に気づくのが遅れてしまう可能性があると考えられるので、ステップS525にて、当てはまる障害物については危険度のランクを数段階上げる処理を行う。
【0068】
以上説明したように、本実施の形態5においても、スキャン式レーダ10a、10b、および前側方カメラ20a、20bによって検出した障害物と自車両との相対位置(距離)、相対速度(移動方向)に基づき、障害物の危険度ランクを算出すると共に、ヘッドライトの点灯の有無から危険度ランクを補正するようにしたので、実際の運転状況に合致した危険度を算出することができる。
【0069】
すなわち、本実施の形態5では、車両の前側方に存在する障害物の危険度を算出する際に、夜間に対象障害物がヘッドライトを点灯しているかどうかを判断し、無灯火の障害物に関してはその危険度が高くするように補正を行う。このような構成により、夜間に無灯火の障害物(無灯火4輪車・無灯火2輪車、歩行者など)は、運転者が見落とす可能性が非常に高くなってしまうことから、危険度を高くするように補正することで、危険度の有効性を向上することができる。
【0070】
以上本発明を実施の形態に基づいて具体的に説明したが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能であることは勿論である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1の車両周囲監視装置の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施の形態1における、全体の処理を表すフローチャートである。
【図3】本発明の実施の形態1における、危険度ランク設定部分の処理を表すフローチャートである。
【図4】本発明の実施の形態1における、画像処理および危険度ランク補正部分の処理を表すフローチャートである。
【図5】本発明の実施の形態1における、障害物の輝度差による見え方の違いを説明する図である。
【図6】本発明の実施の形態2における、画像処理および危険度ランク補正部分の処理を表すフローチャートである。
【図7】本発明の実施の形態3における、画像処理および危険度ランク補正部分の処理を表すフローチャートである。
【図8】本発明の実施の形態3における、障害物のウインカー状態と危険度の関係を説明する図である。
【図9】本発明の実施の形態4における、画像処理および危険度ランク補正部分の処理を表すフローチャートである。
【図10】本発明の実施の形態5における、画像処理および危険度ランク補正部分の処理を表すフローチャートである。
【符号の説明】
10a、10b…スキャン式レーダ
20a、20b…前側方カメラ
30…ECU
31…CPU
32…ROM
33…RAM
40…警報用インジケータ
50…警報用ブザー
60…車載モニタ
【発明の属する技術分野】
本発明は、自車両の周囲に存在する障害物を検出する車両周囲監視装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、自車両の前方に設置したレーダによって自車両の周囲に存在する複数の障害物を検出し、検出した障害物の位置、および障害物の自車両に対する距離の変化から、例えば障害物が自車両に対して近づいて来る場合に大きな危険度を算出し、障害物が自車両から遠ざかる場合に小さな危険度を算出する技術が知られている(特開2001−222800号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の技術においては、上記のように障害物の位置および自車両に対する距離変化によって危険度を算出するようにしているが、自車両に対して近くに存在し、かつ、近づいて来る障害物が自車両にとって必ずしも危険であるとは言い切れず、実際の運転状況に必ずしも合致しているとは言い切れなかった。
【0004】
本発明の目的は、実際の運転状況に合致した危険度を算出することができる車両周囲監視装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明の車両周囲監視装置は、自車両の周囲の障害物を検出する障害物検出手段と、検出される前記障害物と前記自車両との距離、または相対速度を検出することで、前記自車両と前記障害物との関係を検出する障害物関係検出手段と、検出される関係に基づいて、前記障害物の危険度を算出する危険度算出手段と、前記障害物の危険度補正用情報を算出する危険度補正用情報算出手段と、前記危険度補正用情報に基づいて、前記危険度算出手段で算出された危険度を補正する危険度補正手段とを有することを特徴とする。
【0006】
【発明の効果】
本発明によれば、算出された危険度を補正するので、実際の運転状況に合致した危険度を算出することができる車両周囲監視装置を提供することができる。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、図面を用いて本発明の実施の形態について詳細に説明する。なお、以下で説明する図面で、同一機能を有するものは同一符号を付け、その繰り返しの説明は省略する。
実施の形態1
図1は、本発明の実施の形態1の車両周囲監視装置の構成を示す図である。 10aおよび10bは、それぞれ車両の右前側方および左前側方とに横向きに取り付けられたスキャン式レーダであり、20aおよび20bは、スキャン式レーダ10と同一軸方向を向いてそれぞれ車両の右前側方および左前側方とに取り付けられた前側方カメラである。30は、ECU(エレクトロニック・コントロール・ユニット)であり、31は、スキャン式レーダ10a、10bからのレーダ出力結果を受信すると共に、前側方カメラ20a、20bからの画像の処理を行い、さらに危険度の判定等の各種処理を行うCPU(中央演算処理装置)、32は、CPU31の制御プログラムやあらかじめ与えられる設定値などを保持するROM、33は、CPU31の演算実行時に必要なデータを一時的に保持するRAMである。40は警報用インジケータ、50は警報用ブザー、60は車載モニタである。CPU31にて、障害物の危険度を判定した結果、危険度が所定値を上回った障害物が存在する場合には、警報用インジケータ40や警報用ブザー50を作動して運転者に報知する。また、当該障害物を強調表示した上、カメラからの出力画像と共に車載モニタ60に表示する場合もある。
【0008】
図2は、本実施の形態1の処理を説明するフローチャートであり、このフローチャートはCPU31によって実行される。
以下、図2を参照して本実施の形態1の処理のフローについて説明する。
まず、ステップS100にて、スキャン式レーダ10a、10bの出力結果に基づいて車両の前方左右に存在する障害物の情報を取得する。具体的には、スキャン式レーダ10a、10bによって、自車両と障害物との間の相対位置(距離)を検出し、この相対位置(距離)より自車両と障害物との相対速度(移動方向)を取得する。次に、ステップS101にて、前側方カメラ20a、20bから車両の前方左右の画像を取得する。
【0009】
次に、ステップS102にて、前ステップS100、S101で得られた障害物の関係情報から、当該障害物の危険度をランク付けする。この際には、自車両に対して位置が近く(距離が短く)、かつ接近する方向に移動しているものほど危険度が高くなるように設定する。
【0010】
その後、ステップS103にて、スキャン式レーダ10によって障害物が検出された位置付近に限定して画像処理(画像情報抽出)を実行し、検出された障害物の情報を取得すると共に、その情報を元に、危険度のランクを補正する処理を行う。これによって、危険度レベルを適正値に設定することが可能となる。
【0011】
最後に、ステップS104にて、ステップS103で補正されたすべての障害物のうち、危険度のランクが所定レベルを超えているものがある場合には、警報用ブザー50および警報用インジケータ40にて運転者へ報知すると共に、報知対象物の周辺を囲む枠線をカメラ画像に重畳して車載モニタ60ヘ表示する。
【0012】
図3は、本実施の形態1の、危険度ランク付け部分(図2のステップS102)のフローチャートである。
まず、ステップS110にて、ステップS101で取得した障害物の相対位置(距離)および相対速度に基づいて障害物の移動方向を検出し、その移動方向に応じて危険障害物と安全障害物とに選別する。具体的には、自車両から離れる方向へと移動している障害物については安全障害物であるとして、以下の危険度判定処理から除外する。自車両に対して接近方向へ移動している障害物に関しては、自車両からみて危険である可能性があることから危険障害物として以下の処理を行う。すなわち、ステップS111にて、前ステップS110にて危険障害物として選別された障害物について、障害物の位置および相対速度情報から危険度数Dを算出する。危険度数Dの算出方法としては、例えば次式による方法などが考えられる。
【0013】
D=a・1/L+b・Vr …(1)
ただし、aおよびbは危険度数係数、Lは障害物の相対距離、Vrは障害物の相対速度である。
【0014】
その後、ステップS112にて、前ステップS111で算出した危険度数Dに応じて危険度ランクを設定する。例えば、危険度D1〜D2がランクA、危険度D2〜D3がランクBとして危険度が高いほど危険度ランクが高くなるようにする。
【0015】
図4は、本実施の形態1における、画像処理(画像情報抽出)および危険度ランク補正部分(図2のステップS103)のフローチャートである。
まず、ステップS120にて、スキャン式レーダ10a、10bによって危険障害物が検出された位置から、前側方カメラ20a、20bによるカメラ画像上における障害物の位置を推定する。
【0016】
次に、ステップS121にて、前ステップS120で推定された位置から所定範囲の大きさに、障害物情報検出ウィンドウを設定する。
【0017】
次に、ステップS122にて、障害物情報検出ウィンドウ内を処理し、ウィンドウ内のエッジを検出する。
【0018】
次に、ステップS123にて、検出されたエッジのうち、ウィンドウ内のもっとも外側に存在し、かつ連続しているエッジを集めてこれを障害物の輪郭情報とする。
【0019】
次に、ステップS124にて、前ステップS123にて検出された障害物の輪郭情報について、輪郭部分の輝度差の平均値を算出する。
【0020】
最後に、ステップS125にて、算出された輪郭部分の輝度差の平均値が所定値以下かどうかを判定し、所定値を下回る障害物については、ステップS126にて、危険度ランクを1上げる補正処理を行う。ステップS125にて算出された輪郭部分の輝度差の平均値が所定値以下でない場合は、この処理を終了する。
【0021】
以下、図2〜4のフローチャートによる動作を図5を用いて説明する。図5(a)は車両と車両周囲との輝度差が小さい場合を示し、図5(b)は車両と車両周囲との輝度差が大きい場合を示す。
図5(a)内の車両1001、および図5(b)内の車両1002は、どちらも自車両から同一の距離Lに存在しており、相対速度Vrも同一であるとする。この場合、スキャン式レーダ10a、10bからの出力のみを利用して危険度数を算出すると、車両1001および車両1002の危険度数は同一ということとなり、この2台の車両の危険度ランクは完全に一致する。ただし、2枚の画像を見比べると、車両1002の方が車両1001と比べて車両周辺との間に明るさの差が小さく、よって運転者が目視にて車両を確認しようとした場合、背景にまぎれて検知されにくくなってしまう恐れがあることがわかる。これに対して、本実施の形態1では、障害物と周辺との間の輝度差を検出し、より背景にまぎれてしまいそうな障害物については危険度ランクをより高く補正することによって、運転者が見落とすかもしれないという潜在的な危険性を考慮した報知が可能となる。
【0022】
以上説明したように、本実施の形態1においては、スキャン式レーダ10a、10b、および前側方カメラ20a、20bによって検出した障害物と自車両との相対位置(距離)、相対速度(移動方向)に基づき、障害物の危険度ランクを算出すると共に、障害物の周囲との輝度差から危険度ランクを補正するようにしたので、実際の運転状況に合致した危険度を算出することができる。
【0023】
なお、図1のスキャン式レーダ10a、10b、および前側方カメラ20a、20b、図2のステップS100、S101が、特許請求の範囲の請求項1の障害物検出手段に相当する。また、図1の処理ECU30、図2のステップS102、図3のステップS110〜112が、請求項1の障害物関係検出手段と危険度算出手段に相当する。また、図1の処理ECU30、図2のステップS103、および図4のステップ120〜126が、危険度補正用情報算出手段と危険度補正手段に相当する。
【0024】
本実施の形態1においては、危険度補正用情報として、障害物とその周辺との輝度差を利用し、該輝度差が小さいほど、危険度が大きくなるように補正するものであり、該輝度差が少ないほど、運転者が見落としてしまう可能性が高くなることから、危険度の有効性をより高めることができるようになる。
【0025】
なお、本実施の形態1においては、スキャン式レーダ10a、10b、前側方カメラ20a、20bは、複数の障害物を検出し、これら複数の障害物ごとに補正された危険度のうち、所定の危険度を超える障害物を報知するものとする。 つまり、スキャン式レーダ10a、10b、前側方カメラ20a、20bは、複数の障害物を検出し、複数の障害物ごとに補正された危険度のうち、所定の危険度を超える障害物を報知する。なお、図2のステップS104が、請求項7の報知に相当する。したがって、補正により実際の運転状況に合致した所定の危険度を超える障害物をすべて報知することができる。
【0026】
また、本実施の形態1においては、所定の危険度を超える障害物をすべて報知するようにしたが、所定の危険度を超える障害物のうち、もっとも危険度の大きい障害物のみを報知するようにしてもよい。これにより、もっとも危険度の大きい障害物を報知することができ、運転者が唯一の障害物に対して注力して認識することができる。
【0027】
また、報知としては、図1の警報用インジケータ40、車載モニタ60による表示、警報用ブザー50による警報の少なくとも一方を行う。これにより、運転者に実際の運転状況に合致した危険障害物を報知することができる。
【0028】
さらに、報知は、例えば色や輝度の差や特別な表示を用いて障害物を強調する処理をして表示する。これにより、運転者に実際の運転状況に合致した危険障害物を分かりやすく報知することができる。
【0029】
その他、危険度ランクを補正するための危険度補正用情報として、障害物の見かけ上の大きさなどの情報を使用する手法が考えられる。以下の実施の形態にて、それらを利用した例について説明する。
【0030】
実施の形態2
本発明の実施の形態2では、危険度ランクを補正する情報として、障害物の画面上の大きさを使用した例について説明する。
【0031】
図6は、本実施の形態2における、画像処理および危険度ランク補正部分のフローチャートである。
まず、ステップS220にて、スキャン式レーダ10a、10bによって危険障害物が検出された位置から、前側方カメラ20a、20bによるカメラ画像上における障害物の位置を推定する。
【0032】
次に、ステップS221にて、前ステップS220で推定された位置から所定範囲の大きさに、障害物情報検出ウィンドウを設定する。
【0033】
次に、ステップS222にて、障害物情報検出ウィンドウ内を処理し、ウィンドウ内のエッジを検出する。
【0034】
次に、ステップS223にて、検出されたエッジのうち、ウィンドウ内のもっとも外側に存在し、かつ連続しているエッジを集めてこれを障害物の輪郭情報とする。
【0035】
次に、ステップS224にて、前ステップS223にて検出された障害物の輪郭の内側の画素数(すなわち、面積値)を算出する。
【0036】
最後に、ステップ225にて、前ステップS224にて検出された画素数が所定値以下であるかどうかを判定し、検出された画素数が所定値以下である障害物については、危険度ランクを1上げる補正処理を行う。検出された画素数が所定値以下でない場合は、この処理を終了する。
【0037】
この結果、障害物の見かけ上の大きさが小さく、ゆえに運転者が見落とす可能性の高い障害物について、危険度ランクを上げることによって、より報知しやすくすることができるようになる。
【0038】
以上説明したように、本実施の形態2においても、スキャン式レーダ10a、10b、および前側方カメラ20a、20bによって検出した障害物と自車両との相対位置(距離)、相対速度(移動方向)に基づき、障害物の危険度ランクを算出すると共に、障害物の大きさから危険度ランクを補正するようにしたので、実際の運転状況に合致した危険度を算出することができる。
【0039】
このように、本実施の形態2では、車両の前側方に存在する複数の障害物について、その危険度を算出する際、前側方カメラ20a、20bにて当該障害物を撮影した際の大きさを比較し、小さいほど危険度が高くなるように危険度を補正する。このような構成により、撮像された障害物の大きさが小さいほど、運転者が目視で確認した場合にも見落としてしまう可能性が高くなることから、危険度の有効性をより高めることができる。
【0040】
実施の形態3
本実施の形態3では、危険度ランクを補正する危険度補正用情報として、車両のウインカー点滅の有無を使用した例について説明する。
図7は、本実施の形態3における、画像処理および危険度ランク補正部分のフローチャートである。
まず、ステップS320にて、スキャン式レーダ10a、10bによって危険障害物が検出された位置から、前側方カメラ20a、20bによるカメラ画像上における障害物の位置を推定する。
【0041】
次に、ステップS321にて、前ステップS320で推定された位置から所定範囲の大きさに、障害物情報検出ウィンドウを設定する。
【0042】
次に、ステップS322にて、障害物情報検出ウィンドウ内を処理し、ウィンドウ内のエッジを検出する。
【0043】
次に、ステップS323にて、検出されたエッジのうち、ウィンドウ内のもっとも外側に存在し、かつ連続しているエッジを集めてこれを障害物の輪郭情報とする。
【0044】
次に、ステップS324にて、障害物の輪郭内で点滅している光源があるかどうかを検出する。点滅光源がある場合は、ステップS235へ進み、ない場合は、この処理を終了する。
【0045】
次に、ステップS325にて、点滅光源が1箇所存在するかどうかを判定する。点滅光源が1箇所存在する場合は、ステップS236へ進み、点滅光源が存在しないか、2箇所以上存在する場合は、この処理を終了する。
【0046】
次に、点滅光源が1箇所存在する場合は、ステップS326にて、その点滅光源が障害物の左側に存在しているかどうかを判定する。点滅光源が障害物の左側に存在する場合は、ステップS237へ進み、左側に存在しない場合は、この処理を終了する。
【0047】
最後に、点滅光源が障害物の左側に存在する場合、その点滅光源は障害物の左折ウインカーであると考えることができるので、ステップS327にて、この左折ウインカーが点滅していると考えられる障害物に関しては危険度ランクを1ランク下げる処理を行う。
【0048】
ウインカーの点滅有無と危険度の考え方について、図8を用いて説明する。 図7(a)のように、左折ウインカーを点滅している車両が存在する場合、その後の予測進路としては、図7(b)の▲1▼および▲2▼が考えられる。▲1▼は、自車両が一時停止している交差点よりも手前で左折する場合であるが、この場合は自車両に対しての危険度はほとんどないといえる。▲2▼の場合は、自車両がいる交差点にて左折する場合であるが、この場合は左折前に交差点で減速した時点で自車両の運転者が確実にその車両を視認できる上に、さらに交差点中央に進入することなく視界から消えてしまうので、危険度は低いと考えることができる。そのために、左折ウインカーを点滅していると考えられる障害物に対しては、危険度のランクを通常よりも下げることが可能となる。
【0049】
以上説明したように、本実施の形態3においても、スキャン式レーダ10a、10b、および前側方カメラ20a、20bによって検出した障害物と自車両との相対位置(距離)、相対速度(移動方向)に基づき、障害物の危険度ランクを算出すると共に、障害物車両の自車両に近づく方向へのウインカーの点滅の有無から危険度ランクを補正するようにしたので、実際の運転状況に合致した危険度を算出することができる。
【0050】
すなわち、本実施の形態3では、車両の前側方に存在する障害物の危険度を算出する際、障害物がウインカーを点滅させているかどうかを検出し、左折方向のウインカーが点滅していれば危険度を低くするように補正する。このような構成により、左折方向にウインカーを点滅させている場合、自車両が待機している交差点内を通過する可能性が低いと考えられるので、危険度を低くすることで、危険度の有効性をより高めることが可能となる。
【0051】
実施の形態4
本実施の形態4では、危険度ランクを補正する危険度補正用情報として、障害物の種別を使用した例について説明する。
図9は、本実施の形態4における、画像処理および危険度ランク補正部分のフローチャートである。
まず、ステップS420にて、スキャン式レーダ10a、10bによって危険障害物が検出された位置から、前側方カメラ20a、20bによるカメラ画像上における障害物の位置を推定する。
【0052】
次に、ステップS421にて、前ステップS420で推定された位置から所定範囲の大きさに、障害物情報検出ウィンドウを設定する。
【0053】
次に、ステップS422にて、あらかじめ指定されているマッチングテンプレートとの間の相関値をそれぞれ計算する。ここで、マッチングテンプレートとしては、乗用車、軽自動車、トラック、バス、2輪車、歩行者などをそれぞれ1つずつ用意しておき、相関を取る障害物の距離に応じて大きさを変化させた上で用いる。
【0054】
次に、ステップS423にて、その中でもっとも相関が高かったマッチングテンプレートのうちの1つを選択する。
【0055】
次に、ステップS424にて、さらに相関値が所定値以上であるかどうかを判定する。相関値が所定値以上である場合は、ステップ425へ進み、そうでない場合は、この処理を終了する。
【0056】
次に、相関値が所定値以上であった場合、ステップS425にて、その障害物がマッチングテンプレートと同一種別であると判定することで、検出障害物の種別の特定を行う。
【0057】
次に、ステップS426にて、障害物の種別が、2輪車あるいは歩行者であるかどうかを判定する。2輪車あるいは歩行者である場合は、ステップS427へ進み、そうでない場合は、この処理を終了する。
【0058】
障害物の各種別のうち、2輪車および歩行者に関しては、4輪車と比べると移動方向の急変などが発生しやすく、その分運転者にとって危険度が高いと考えられるので、最後に、ステップS427にて、種別が2輪車もしくは歩行者であると判定された障害物について、危険度ランクを1ランク上げる補正処理を行う。
【0059】
以上説明したように、本実施の形態4においても、スキャン式レーダ10a、10b、および前側方カメラ20a、20bによって検出した障害物と自車両との相対位置(距離)、相対速度(移動方向)に基づき、障害物の危険度ランクを算出すると共に、障害物の種別から危険度ランクを補正するようにしたので、実際の運転状況に合致した危険度を算出することができる。
【0060】
すなわち、本実施の形態4では、車両の前側方に存在する障害物の危険度を算出する際、検出された障害物を4輪車、2輪車、歩行者などの種別に分け、2輪車や歩行者であった場合は危険度が高くなるように補正する。このような構成により、2輪車や歩行者の方が、4輪車よりも進行方向の急変などが起こりやすいと考えられるため、危険度を高く設定することで、危険度の有効性を高めることができる。
【0061】
実施の形態5
本実施の形態5では、危険度ランクを補正する危険度補正用情報として、夜間のヘッドライトの点灯有無を使用した例について説明する。
図10は、本実施の形態5における、画像処理および危険度ランク補正部分のフローチャートである。
まず、ステップS520にて、自車両のヘッドライトが点灯しているかどうかを確認する。
【0062】
自車両のヘッドライトが点灯していた場合は、現在夜間走行中であると考え、以下の処理を行う。点灯していない場合は、この処理を終了する。
【0063】
まず、ステップS521にて、スキャン式レーダ10a、10bによって危険障害物が検出された位置から、前側方カメラ20a、20bによるカメラ画像上における障害物の位置を推定する。
【0064】
次に、ステップS522にて、前ステップS521で推定された位置から所定範囲の大きさに、障害物情報検出ウィンドウを設定する。
【0065】
次に、ステップS523にて、障害物情報検出ウィンドウ内を処理し、同心円状の輝度の広がりを持つ光源を検出する。これにより、対象障害物がライトを点灯しているかどうかを検出することが可能となる。
【0066】
次に、ステップS524にて、光源が検出されなかったかどうかを判定する。光源が検出されなかった場合は、ステップS525へ進み、検出された場合は、この処理を終了する。
【0067】
光源が検出されなかった場合、障害物である車両は無灯火であると考えられ、自車両の運転者が目視で確認できにくい上に、対象障害物の運転者(対象が歩行者であれば歩行者本人)も自車両の存在に気づくのが遅れてしまう可能性があると考えられるので、ステップS525にて、当てはまる障害物については危険度のランクを数段階上げる処理を行う。
【0068】
以上説明したように、本実施の形態5においても、スキャン式レーダ10a、10b、および前側方カメラ20a、20bによって検出した障害物と自車両との相対位置(距離)、相対速度(移動方向)に基づき、障害物の危険度ランクを算出すると共に、ヘッドライトの点灯の有無から危険度ランクを補正するようにしたので、実際の運転状況に合致した危険度を算出することができる。
【0069】
すなわち、本実施の形態5では、車両の前側方に存在する障害物の危険度を算出する際に、夜間に対象障害物がヘッドライトを点灯しているかどうかを判断し、無灯火の障害物に関してはその危険度が高くするように補正を行う。このような構成により、夜間に無灯火の障害物(無灯火4輪車・無灯火2輪車、歩行者など)は、運転者が見落とす可能性が非常に高くなってしまうことから、危険度を高くするように補正することで、危険度の有効性を向上することができる。
【0070】
以上本発明を実施の形態に基づいて具体的に説明したが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能であることは勿論である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1の車両周囲監視装置の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施の形態1における、全体の処理を表すフローチャートである。
【図3】本発明の実施の形態1における、危険度ランク設定部分の処理を表すフローチャートである。
【図4】本発明の実施の形態1における、画像処理および危険度ランク補正部分の処理を表すフローチャートである。
【図5】本発明の実施の形態1における、障害物の輝度差による見え方の違いを説明する図である。
【図6】本発明の実施の形態2における、画像処理および危険度ランク補正部分の処理を表すフローチャートである。
【図7】本発明の実施の形態3における、画像処理および危険度ランク補正部分の処理を表すフローチャートである。
【図8】本発明の実施の形態3における、障害物のウインカー状態と危険度の関係を説明する図である。
【図9】本発明の実施の形態4における、画像処理および危険度ランク補正部分の処理を表すフローチャートである。
【図10】本発明の実施の形態5における、画像処理および危険度ランク補正部分の処理を表すフローチャートである。
【符号の説明】
10a、10b…スキャン式レーダ
20a、20b…前側方カメラ
30…ECU
31…CPU
32…ROM
33…RAM
40…警報用インジケータ
50…警報用ブザー
60…車載モニタ
Claims (10)
- 自車両の周囲に存在する障害物を検出する障害物検出手段と、
前記障害物検出手段により検出される前記障害物と前記自車両との相対位置、相対速度のうち少なくとも一方を検出することで、前記自車両と前記障害物との関係を検出する障害物関係検出手段と、
前記障害物関係検出手段により検出された関係に基づいて、前記障害物の危険度を算出する危険度算出手段と、
前記障害物の危険度補正用情報を算出する危険度補正用情報算出手段と、
前記危険度補正用情報算出手段によって算出された危険度補正用情報に基づいて、前記危険度算出手段で算出された危険度を補正する危険度補正手段とを有することを特徴とする車両周囲監視装置。 - 前記危険度補正用情報は、前記障害物と該障害物の周辺との輝度差であり、
前記危険度補正手段は、前記輝度差が小さいほど、危険度が大きくなるように補正することを特徴とする請求項1記載の車両周囲監視装置。 - 前記危険度補正用情報は、前記障害物の大きさであり、
前記危険度補正手段は、前記障害物の大きさが小さいほど、危険度が大きくなるように補正することを特徴とする請求項1記載の車両周囲監視装置。 - 前記危険度補正用情報は、前記障害物である車両が前記自車両に近づく方向にウインカーを点滅しているかどうかであり、
前記危険度補正手段は、前記車両が前記自車両に近づく方向にウインカーを点滅している場合には、危険度が大きくなるように補正することを特徴とする請求項1記載の車両周囲監視装置。 - 前記危険度補正用情報は、前記障害物の種別であり、
前記危険度補正手段は、前記障害物が2輪車や歩行者である場合には、危険度が大きくなるように補正することを特徴とする請求項1記載の車両周囲監視装置。 - 前記危険度補正用情報は、前記障害物である車両のヘッドライトの点灯状態であり、
前記危険度補正手段は、前記ヘッドライトを点灯していない場合には、危険度が大きくなるように補正することを特徴とする請求項1記載の車両周囲監視装置。 - 前記障害物検出手段は、複数の前記障害物を検出するものであり、
複数の前記障害物ごとに補正された危険度のうち、所定の危険度を超える障害物を報知することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか記載の車両周囲監視装置。 - 所定の危険度を超える前記障害物のうち、もっとも危険度の大きい障害物を報知することを特徴とする請求項7記載の車両周囲監視装置。
- 前記報知は、表示、警報の少なくとも一方であることを特徴とする請求項7または8記載の車両周囲監視装置。
- 前記報知は、前記障害物を強調する処理をして表示することを特徴とする請求項7または8記載の車両周囲監視装置。
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