JP2006053358A - 振れ補正機構及びこれを用いた撮像装置 - Google Patents

振れ補正機構及びこれを用いた撮像装置 Download PDF

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    • H04N23/685Vibration or motion blur correction performed by mechanical compensation
    • H04N23/687Vibration or motion blur correction performed by mechanical compensation by shifting the lens or sensor position

Abstract

【課題】 コンパクト化に適した振れ補正機構を提供する。
【解決手段】 振れ補正機構1は、レンズ鏡筒10を揺動可能に一点で弾性支持する弾性支持部材2と、レンズ鏡筒10に対して揺動力を与える第1方向アクチュエータ3aと第2方向アクチュエータ3bとを備える。第1方向アクチュエータ3a及び第2方向アクチュエータ3bによりレンズ鏡筒10にモーメントが与えられると、弾性支持部材2が弾性変形され、これによりレンズ鏡筒10は、その光軸が傾けられる方向に揺動される。従来のジンバル機構で用いられているような回転継手等を用いることなくレンズ鏡筒10を揺動自在にできるので、振れ補正機構を小型化することができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、例えばデジタルカメラやカメラ付き携帯電話等の撮像装置に装備されているレンズ鏡筒の、手振れ補正機構として好適に用いることができる振れ補正機構、及び該振れ補正機構を備えた撮像装置に関するものである。
デジタルカメラ等においては、ユーザの手ぶれ等による撮影画像の乱れを抑制するために、各種の手振れ防止機構(手振れ補正機構)が採用されている。従来、このような手振れ補正機構としては、所謂ジンバル機構でレンズ鏡筒を回動自在に支持する方式(例えば特許文献1)、レンズ鏡筒の内部に配置されているレンズ群を、カメラに加わっている振れを打ち消す方向に、光軸に垂直な面内でシフトさせる方式(例えば特許文献2)、鏡胴内のレンズ群を駆動せずにCCDなどの固体撮像素子自体を光軸に垂直な面内でシフトさせる方式(例えば特許文献3)等が実用化されている。
特開平7−274056号公報 特開平5−66444号公報 特開2003−110919号公報
近年、撮像装置の小型化が進む趨勢にあり、これに伴いレンズ鏡筒部分が占有できるスペースも限定される傾向にある。特にカメラ付き携帯電話等においては一層の小型化が求められ、このような撮像装置において手振れ補正機構を組み込む場合は、当該手振れ補正機構についても当然に小型化が求められる。
しかしながら、上記特許文献1に開示されているようなジンバル機構の場合、自由回転する回転継手等をレンズ鏡筒に対して2方向に配置し、レンズ鏡筒を回動自在に支持する構造にする必要があることから、どうしても手振れ補正機構が大型化する傾向にあり、また無理に小型化を図ろうとすると、前記回転継手の軸受け部等が脆弱化してしまうという不都合がある。また、上記特許文献2に開示されているようなレンズ群を光軸直交方向にシフトさせる方式の場合、レンズを平行に移動させる2つのステージが必要となることから、この点が小型化を図る場合のネックとなる。しかもレンズ群の平行偏心や傾き偏心などの光学的性能感度を極力小さく設計する必要があり、光学設計上の自由度が奪われ、これにより鏡胴サイズの大型化を招来したり、また十分な防振性能が得られ難くなったりするという問題もある。さらに、上記特許文献3に開示されているような固体撮像素子自体をシフトさせる方式においても、同様に撮像素子を平行に移動させる2つのステージが必要となることから、この点が小型化を図るには困難性を伴うこととなる。
従って本発明は、例えばカメラ付き携帯電話等の小型撮像装置における手振れ補正機構として好適に組み込むことができる、コンパクト化に適した振れ補正機構を提供することを目的とする。
本発明の請求項1にかかる振れ補正機構は、レンズ鏡筒と、該レンズ鏡筒を揺動可能に支持する支持機構と、レンズ鏡筒に対して揺動力を与えるアクチュエータとを備える振れ補正機構であって、前記支持機構は、前記レンズ鏡筒を一点で弾性支持する弾性支持部材を備え、前記レンズ鏡筒には、前記アクチュエータにより少なくとも当該レンズ鏡筒の光軸が傾けられる方向の揺動力が与えられ、前記弾性支持部材は、前記アクチュエータにてレンズ鏡筒に与えられる揺動力により弾性変形されることを特徴とする。
図1は上記構成を概念的に示す模式図であり、この図を用いて当該振れ補正機構1の作用を説明する。図1(a)に示すように、この振れ補正機構1は、レンズ鏡筒1と、該レンズ鏡筒10を揺動可能に1点で弾性支持する弾性支持部材2を有する支持機構と、レンズ鏡筒10に対して揺動力を与えるアクチュエータ3とを備える。弾性支持部材2は、不動体としての基台5に対してレンズ鏡筒10を各方向に首振り自在に1点支持するもので、第1に図中のy軸方向(矢印a方向)、第2に図中のz軸方向(矢印b方向)、及び第3に図中のx軸(レンズ鏡筒10の光軸)周りの回転方向(矢印c方向)の3つの自由度を具備する支持部である。なお、本発明においては前記矢印c方向の自由度は必要ではなく、弾性支持部材2は、レンズ鏡筒10の光軸が傾けられる方向の自由度(例えば上記矢印a方向及び矢印b方向)が確保されていれば良い。
アクチュエータ3は、レンズ鏡筒10に与えられる振動に対して高速応答してレンズ鏡筒10を少なくとも異なる2軸方向(好ましくは直交する2軸方向)にそれぞれ移動させ得るものであれば良い。例えば図1(a)に示すように、レンズ鏡筒10に対して前記矢印a方向の揺動力を与える第1方向アクチュエータ3aと、前記矢印b方向の揺動力を与える第2方向アクチュエータ3bとから構成することができる。これらアクチュエータ3a、3bは、例えば、2軸方向に揺動力を付加し得るよう配置されたムービングコイルを用いたアクチュエータ、小型電動モータとギア機構若しくはボールネジ機構等を組み合わせたアクチュエータ、圧電素子を用いたアクチュエータ、圧力機構を用いたアクチュエータなどを用いることができる。
図1(b)は、第1方向アクチュエータ3aによってレンズ鏡筒10がピッチ方向(視線の上下方向)に揺動された状態を模式的に示している。この場合、第1方向アクチュエータ3aによりレンズ鏡筒10に対して与えられる揺動力によって、図示するように弾性支持部材2が前記矢印a方向に曲げ変形される。また図1(c)は、第2方向アクチュエータ3bによってレンズ鏡筒10がヨー方向(視線の左右方向)に揺動された状態を模式的に示している。この場合、第2方向アクチュエータ3bによりレンズ鏡筒10に対して与えられる揺動力によって、弾性支持部材2が前記矢印b方向に曲げ変形されることになる。実際の動作では、アクチュエータ3a、3bが複合的に動作し、弾性支持部材2が前記矢印a方向及び矢印b方向へ複合的に変形して、所望の方向(任意の方向)にレンズ鏡筒10が揺動される。
上記請求項1の構成において、弾性支持部材によるレンズ鏡筒の支持点を通り且つレンズ鏡筒の光軸と平行な軸の軸周りにおける、当該レンズ鏡筒の回転量を規制するための回転規制部材が設けられていることが望ましい(請求項2)。上述の通り、本発明ではレンズ鏡筒10を弾性支持部材2にて一点で弾性支持する構成であり、当該弾性支持部材2は3つの自由度を具備している。このうち、レンズ鏡筒10の光軸周りの回転方向(矢印c方向)にレンズ鏡筒10が揺動されると、当該レンズ鏡筒10に撮像素子が一体的に搭載されている場合、撮影される画像が回転するという不具合が生ずる。従って、レンズ鏡筒10は、矢印c方向には可及的に揺動されないようにすることが望ましい。
この矢印c方向への揺動は、例えばアクチュエータ3a、3bのバランスを適正化することで抑制することは可能である。しかし、より確実に且つ簡易に矢印c方向への揺動を抑制するためには、図1(a)に示すように、レンズ鏡筒10の回転量を規制するための回転規制部材21を設けることが望ましい。この回転規制部材21は、例えばレンズ鏡筒10の一部を不動体に係合させる等して、レンズ鏡筒10の矢印c方向への揺動(回転)を抑止できるものであれば良く、その形態に制限はない。但し、レンズ鏡筒10の傾斜(矢印a方向及び矢印b方向への傾斜)を許容する変位性を具備する必要がある。
上記請求項2の構成において、回転規制部材は、軸部材と、該軸部材が案内されるガイド部材とからなり、前記軸部材は不動体である基台又はレンズ鏡筒に回動可能に支持され、前記軸部材はレンズ鏡筒の外周部又は前記基台に一体的に設けられる構成とすることが望ましい(請求項3)。この構成によれば、レンズ鏡筒10の矢印c方向への揺動は、前記軸部材と軸孔部材との嵌合により抑止される一方で、矢印a方向及び矢印b方向への傾斜には回動可能な軸部材の支持部により対応することができる。
さらに、上記請求項1の構成において、レンズ鏡筒の光軸方向に対する、レンズ鏡筒の傾斜範囲を制限する傾斜規制部材を設けることが望ましい(請求項4)。レンズ鏡筒10は、その傾斜(矢印a方向及び矢印b方向への傾斜)方向へ揺動自在とされるが、必要以上に揺動可能とした場合、例えば大きな衝撃力が加わって弾性支持部材2に過度の変形力が付与されると永久変形して破損する危惧がある。そこで、上記のようにレンズ鏡筒10の傾斜範囲を制限する傾斜規制部材を設け、弾性支持部材2を衝撃等から保護する構成とすることが望ましい。図1(b)、(c)では、基台5の表面に、レンズ鏡筒10が所定角度傾斜したときにその底面側が当接するピン部材22からなる傾斜規制部材が設けられている例を示している。
この傾斜規制部材が、レンズ鏡筒の一部に対して当接可能に対向配置されたピン部材からなり、該ピン部材は、弾性支持部材による支持点に対するレンズ鏡筒の重心の揺動軌跡上に配置されているように構成することが望ましい(請求項5)。例えば図1(b)、(c)に示すように、レンズ鏡筒10の重心をOとすると、レンズ鏡筒10が揺動された場合に重心Oは、弾性支持部材2による支持点を中心として所定の揺動軌跡mに沿って揺動される。この揺動軌跡m上(若しくはその近傍)に傾斜規制部材としてのピン部材22を配置しておけば、レンズ鏡筒10の重心の揺動力を直接ピン部材22で受けることができることから、ピン部材22へ衝突後のレンズ鏡筒10の二次的揺動を効果的に抑制することが可能となりバッファ効果がより向上する。
さらに、傾斜規制部材が、レンズ鏡筒の一部に対して当接可能に対向配置されたピン部材からなり、該ピン部材は、弾性支持部材による支持点から最遠点付近においてレンズ鏡筒と当接する位置に配置される構成とすることができる(請求項6)。この構成によれば、弾性支持部材による支持点から最遠点付近に傾斜規制部材が配置されることから、その分だけ揺動角の調整が行い易くなる。
上記請求項1〜6のいずれかの構成において、レンズ鏡筒は、その底面側において弾性支持部材により一点支持され、前記弾性支持部材によるレンズ鏡筒の支持点を通り、レンズ鏡筒の光軸方向に延びる第1平面に沿って前記レンズ鏡筒を揺動させる第1方向アクチュエータと、同様にレンズ鏡筒の支持点を通り、前記第1平面と直交する第2平面に沿って前記レンズ鏡筒を揺動させる第2方向アクチュエータとを具備する構成とすることができる(請求項7)。
上記請求項7の構成において、第1方向アクチュエータ及び第2方向アクチュエータが磁石とコイルとから構成されるムービングコイルユニットからなり、レンズ鏡筒の後端部に設けられたフランジ部に、前記ムービングコイルユニットの磁石若しくはコイルが取り付けられ、レンズ鏡筒の取り付けベースとなる基台に前記ムービングコイルユニットのコイル若しくは磁石が取り付けられる構成とすることができる(請求項8)。
さらに、弾性支持部材によるレンズ鏡筒の支持点が、レンズ鏡筒の底面から逃がされた位置に設定されるよう構成することができる(請求項9)。この構成によれば、弾性支持部材がレンズ鏡筒の底面から逃がされる分だけ、振れ補正機構の高さ寸法を抑制できるようになる。
また、上記請求項1〜6のいずれかの構成において、レンズ鏡筒は、その側壁側略中央部において弾性支持部材により一点支持され、前記弾性支持部材によるレンズ鏡筒の支持点とレンズ鏡筒の光軸とを通り、レンズ鏡筒の光軸方向に延びる第1平面に沿って前記レンズ鏡筒を揺動させる第1方向アクチュエータと、レンズ鏡筒の光軸を通り、前記第1平面と直交する第2平面に沿って前記レンズ鏡筒を揺動させる第2方向アクチュエータとを具備する構成とすることができる(請求項10)。
上記請求項10の構成において、第1方向アクチュエータ及び第2方向アクチュエータが磁石とコイルとから構成されるムービングコイルユニットからなり、レンズ鏡筒の周壁に設けられた取り付け部に、前記ムービングコイルユニットの磁石若しくはコイルが取り付けられ、前記レンズ鏡筒を収納するような枠状を呈し、レンズ鏡筒の取り付けベースとなる基台の内壁に前記ムービングコイルユニットのコイル若しくは磁石が取り付けられる構成とすることができる(請求項11)。
上記請求項1〜11のいずれかの構成において、レンズ鏡筒には、撮像素子が一体的に搭載される構成とすることが望ましい(請求項12)。この構成によれば、撮像素子がレンズ鏡筒に追随して揺動するようになる。
上記請求項1〜12のいずれかの構成において、レンズ鏡筒を保持するレンズ鏡筒保持部材を備え、該レンズ鏡筒保持部材が弾性支持部材で弾性支持される構成とすることができる(請求項13)。この構成によれば、レンズ鏡筒は弾性支持部材で直接支持されるのではなく、前記レンズ鏡筒保持部材を介して間接的に支持されるようになる。
本発明の請求項14にかかる撮像装置は、レンズ鏡筒を備えた撮像部と、本体ボディに対する振れ角を検出する振れ角検出手段と、前記振れ角に応じた振れ補正制御信号を生成する振れ補正制御部と、前記振れ補正制御部により制御される請求項1〜13のいずれかに記載の振れ補正機構とを具備することを特徴とする。
請求項1にかかる振れ補正機構によれば、レンズ鏡筒を弾性支持部材にて一点で弾性支持すると共に、アクチュエータにてレンズ鏡筒に対して揺動力を与え、これにより前記弾性支持部材を弾性変形させることでレンズ鏡筒の振れ補正を行わせる構造であり、従来のジンバル機構で用いられているような回転継手等を用いることなくレンズ鏡筒を揺動自在に支持できるので、振れ補正機構の小型化を図ることが容易となる。従って、例えばカメラ付き携帯電話のようにレンズ鏡筒部分が専有できるスペースが限定されている場合であっても、手振れ補正機構が付加されたレンズ鏡筒を組み込み易くすることができる。
請求項2にかかる振れ補正機構によれば、レンズ鏡筒の回転量を規制する回転規制部材を設けたので、レンズ鏡筒の揺動方向が、光軸が傾けられる方向だけに強制的に規制されるようになる。従って、一点で弾性支持する構成を採用しながらも、振れ補正に実効的な方向だけにレンズ鏡筒が揺動されることとなり、例えばレンズ鏡筒に撮像素子が一体的に搭載されている場合等に、撮影画像が回転するという不都合を防止することができ、効果的な手振れ補正が行えるようになる。
請求項3にかかる振れ補正機構によれば、軸部材と軸孔部材との嵌合構造という簡素な構成で上述のレンズ鏡筒の回転規制が行えるので、振れ補正機構の小型化を阻害することなく、レンズ鏡筒の回転規制機能を付加することができる。
請求項4にかかる振れ補正機構によれば、レンズ鏡筒の揺動範囲が規制されることから、レンズ鏡筒に衝撃等が加わり弾性限界を超える力が弾性支持部材に作用したような場合でも、規制部材によりレンズ鏡筒の揺動範囲が規制されるので、前記弾性支持部材が破損しないようにすることができる。従って、レンズ鏡筒を弾性支持部材にて一点で弾性支持するという構成を採用しながらも、耐衝撃性等に優れた振れ補正機構を提供することができるという効果を奏する。
請求項5にかかる振れ補正機構によれば、傾斜規制部材としてのピン部材を、レンズ鏡筒重心の揺動軌跡上に配置することで、ピン部材へ衝突後のレンズ鏡筒の二次的揺動を効果的に抑制することができるので、より一層耐衝撃性等に優れた振れ補正機構を提供することができるようになる。
請求項6にかかる振れ補正機構によれば、弾性支持部材による支持点から最遠点付近に傾斜規制部材が配置されることから、その分だけ揺動角の調整が行い易くなる。つまり、ピン部材とレンズ鏡筒との間の間隙を調整するだけで、所望の揺動角が設定できるようになる。
請求項7にかかる振れ補正機構によれば、本発明にかかる振れ補正機構を、レンズ鏡筒の底面側が弾性支持部材で一点支持される態様において、簡易かつ合理的な構成で達成することができる。
請求項8にかかる振れ補正機構によれば、本発明にかかる振れ補正機構を、レンズ鏡筒の底面側が弾性支持部材で一点支持される態様において、ムービングコイルユニットからなるアクチュエータを用いて、簡易かつ合理的な構成で達成することができる。
請求項9にかかる振れ補正機構によれば、本発明にかかる振れ補正機構を、レンズ鏡筒の底面側が弾性支持部材で一点支持される態様において、振れ補正機構の高さ寸法を抑制でき、一層振れ補正機構の小型化を図れるので、一般に厚さ寸法に余裕のない携帯電話機等に対する組み込み性を向上させることができるという利点がある。
請求項10にかかる振れ補正機構によれば、本発明にかかる振れ補正機構を、レンズ鏡筒の側壁面略中央部が弾性支持部材で一点支持される態様において、簡易かつ合理的な構成で達成することができる。
請求項11にかかる振れ補正機構によれば、本発明にかかる振れ補正機構を、レンズ鏡筒の側壁面略中央部が弾性支持部材で一点支持される態様において、ムービングコイルユニットからなるアクチュエータを用いて、簡易かつ合理的な構成で達成することができる。
請求項12にかかる振れ補正機構によれば、撮像素子がレンズ鏡筒に追随して揺動するので、撮像素子に対して別途の揺動機構を設ける必要が無くなり、この点で振れ補正機構の小型化が図れるようになる。
請求項13にかかる振れ補正機構によれば、レンズ鏡筒は弾性支持部材で直接支持されるのではなく、前記レンズ鏡筒保持部材を介して間接的に支持される構成であることから、弾性支持部材とレンズ鏡筒との連結構造を簡素化できるようになる。また、前記レンズ鏡筒保持部材まで含めて一体成型することも可能になることから、より一層支持機構部分の構造を簡素化できるようになる。
請求項14にかかる撮像装置によれば、上記の利点を有する本発明の振れ防止機構を備えた撮像装置を提供することができる。
以下、図面に基づいて、本発明の具体的な実施形態につき説明する。
図2は、本実施形態に係る振れ補正機構1が好適に適用されるカメラ付携帯電話機100の外観構成図である。すなわち本実施形態の振れ防止機構は、例えばカメラ付携帯電話機100に内蔵される鏡筒に対し手振れ補正機能を付与するために組み込まれる。なお、上記カメラ付携帯電話機100以外に、本発明に係る振れ補正機構はレンズ鏡筒内蔵型のデジタルスチルカメラ、デジタルビデオカメラ、携帯情報端末(PDA:Personal Digital Assistant)などにも好適に適用することができる。
図2(a)は携帯電話機100の正面(操作面)を表す斜視図であり、図2(b)は背面を表す斜視図である。このカメラ付携帯電話機100は、図2(a)に示すように、第1の筐体110と第2の筐体120とがヒンジ130によって連結された折り畳み可能な構造であって、第1の筐体110の正面には受話器としての役目を担うスピーカ111と各種情報の表示部としてのLCD(Liquid Crystal Display)112とが設けられ、一方第2の筐体120の正面にはキー入力部121とマイクロホン122とが設けられている。また、図2(b)に示すように、第1の筐体110の背面には、レンズ鏡筒10に対する振れ補正機構1を備えた撮像部(カメラ部)Cが、レンズが露出される態様で内蔵されており、また該カメラ付携帯電話機100に与えられる振動を検出するための、ピッチ方向ジャイロ113とヨー方向ジャイロ114とが内蔵されている。一方、第2の筐体120の背面にはアンテナ123が設けられている。
前記キー入力部121には、携帯電話機能を動作させる各種ダイヤルボタンのほか、画像撮影モードの起動および静止画と動画撮影の切り替えを行うモード設定ボタン、レンズ鏡筒10に内装されている光学系の変倍(ズーミング)動作を制御する変倍ボタン(固定焦点型の光学系の場合は存在しない)、撮影動作を実行させるシャッタボタンなどが含まれている。
図3は、上記レンズ鏡筒10の内部構造を概略的に示す断面図である。このレンズ鏡筒10のアウターボディ101の内部には、物体(被写体)側から順に、物体の光学像を形成するレンズ系11と、光学的ローパスフィルタ等に相当する平行平面板12と、前記レンズ系11によって形成された光学像を電気的な信号に変換する撮像素子13とが内装されている。かかるレンズ鏡筒10は、上記ピッチ方向ジャイロ113とヨー方向ジャイロ114により検出された振動に応じ、手振れ補正のためにアクチュエータにより揺動駆動される。
図4は、上述のような手振れ補正機能を実行させるためにカメラ付携帯電話機100に内蔵される手振れ補正装置400の一例を概略的に示すブロック図である。この手振れ補正装置400は、シャッタボタン(キー入力部121)、該カメラ付携帯電話機100に与えられる振動を検出する前述のピッチ方向ジャイロ113及びヨー方向ジャイロ114(振れ角検出手段)、各種の回路基板ブロックからなる振れ補正制御部40、揺動駆動される前述のレンズ鏡筒10、該レンズ鏡筒10に揺動力を与える第1方向(例えばピッチ方向)アクチュエータ30a及び第2方向(例えばヨー方向)アクチュエータ30b、及び位置センサ47を備えている。また、前記振れ補正制御部40は、振れ検出回路41、振れ量検出回路42、係数変換回路43、シーケンスコントロール回路44、制御回路45、及び駆動回路46を備えて構成されている。
ピッチ方向ジャイロ113は、カメラ付携帯電話機100のピッチ方向の振れを検出するジャイロセンサであり、ヨー方向ジャイロ114は、カメラ付携帯電話機100のヨー方向の振れを検出するジャイロセンサである。ここで用いられるジャイロセンサは、測定対象物(本実施形態ではカメラ付携帯電話機100)が振れによって回転した場合における振れの角速度を検出するものである。
ピッチ方向ジャイロ113が検出したピッチ振れ角速度信号及びヨー方向ジャイロ114が検出したヨー振れ角速度信号は、振れ補正制御部40の振れ検出回路41に入力される。振れ検出回路41は、検出された各角速度信号からノイズ及びドリフトを低減するためのフィルタ回路(ローパスフィルタ及びハイパスフィルタ)及び各角速度信号を増幅するための増幅回路などを備えて構成される。
振れ検出回路41から出力される各角速度信号は、振れ量検出回路42に入力される。振れ量検出回路42は、検出された各角速度信号を所定の時間間隔で取り込み、カメラ付携帯電話機100のX軸方向の振れ量をdetx、Y軸方向の振れ量をdetyとして係数変換回路43に出力する。また、係数変換回路43は、振れ量検出回路42から出力される各方向の振れ量(detx,dety)を、各方向の移動量(px,py)、つまり第1方向アクチュエータ30a及び第2方向アクチュエータ30bにより、レンズ鏡筒10を移動させるべき移動量に変換する。
係数変換回路43から出力された各方向の移動量(px、py)を示す信号は、制御回路45に入力される。制御回路45は、レンズ鏡筒10の位置を検出する位置センサ47からの位置情報、第1方向アクチュエータ30a及び第2方向アクチュエータ30bの動作特性等を考慮して、各方向の移動量(px、py)を示す信号を実際の駆動信号(drvx、drvy)に変換する。該制御回路45にて生成された、レンズ鏡筒10の補正移動量信号となる各方向の駆動信号(drvx、drvy)は、第1方向アクチュエータ30a及び第2方向アクチュエータ30bを実際に駆動するドライバである駆動回路46に入力される。
以上の振れ量検出回路42、係数変換回路43及び制御回路45の動作は、シーケンスコントロール回路44によって制御される。すなわち、シーケンスコントロール回路44は、シャッタボタンが押下されると、振れ量検出回路42を制御することによって、前述した各方向の振れ量(detx,dety)に関するデータ信号を取り込ませる。次に、シーケンスコントロール回路44は、係数変換回路43を制御することによって、各方向の振れ量を各方向の移動量(px、py)に変換させる。そして、制御回路45を制御することにより、各方向の移動量に基づいてレンズ鏡筒10の補正移動量を演算させる。このような動作が、レンズ鏡筒10の防振制御(手振れを補正)のために、シャッタボタンが押されて露光が終了するまでの期間中、一定の時間間隔で繰り返し行われるものである。
本発明は、例えば以上説明したようなカメラ付携帯電話機100に内蔵される手振れ補正装置400の一部として機能する、レンズ鏡筒10を揺動可能に支持する支持機構と、レンズ鏡筒に対して揺動力を与えるアクチュエータ(上記ピッチ方向アクチュエータ30a及びヨー方向アクチュエータ30b)とから構成される振れ補正機構1に関するものである。以下、このような振れ補正機構1の各種実施態様について詳細に説明する。
(第1実施形態)
図5は、レンズ鏡筒10が、その底面側において弾性支持部材2により一点支持される態様とされた第1実施形態にかかる振れ補正機構1aを示す図であって、図5(a)はその正面図を、図5(b)は図5(a)の矢印Z1方向の矢視図をそれぞれ示している。この振れ補正機構1aは、レンズ鏡筒10と、該レンズ鏡筒10を揺動可能に支持する支持機構としての弾性支持部材2と、レンズ鏡筒10の取り付けベースとなる基台51と、レンズ鏡筒10に対して揺動力を与える第1方向アクチュエータ31a及び第2方向アクチュエータ31bとを備えている。なお、図5(a)においては、図示簡略化のために、基台51部分は省略して描いている(後述する図6(a)、図8(a)、図9(a)も同様である)。
レンズ鏡筒10は、円筒型のアウターボディ101の内部に、レンズ系11に加えて撮像素子13も搭載された撮像素子一体型の鏡筒である。そしてレンズ鏡筒10の後端部には、後述するコイル312を取り付けるために、レンズ鏡筒10よりも大径の円板型フランジ部1011が一体的に設けられている。なお、このフランジ部1011の形状は任意であり、コイル312が取り付け可能な平面を備えていれば良い。また、コイル312をアウターボディ101の外径エリア内に取り付ける場合は、前記フランジ部1011を省くことができる。
レンズ鏡筒10を揺動可能に支持する支持機構は、該レンズ鏡筒10の底面側に配置され、このレンズ鏡筒10を一点で弾性支持する弾性支持部材2から構成されている。この実施形態では、弾性支持部材2は、レンズ鏡筒10の光軸延長線上に配置され、またレンズ鏡筒10の重心Qも光軸上に存在する態様とされている。このように、光軸上に弾性支持部材2による支持点と、重心Qとが配置される構成とすることで、レンズ鏡筒10の振れ補正を正確に、且つバランス良く実行させることができる。
弾性支持部材2は、前記アクチュエータ31a、31bによりレンズ鏡筒10に対して与えられる揺動力によって弾性変形される必要があることから、その構成材としては弾性体が用いられる。このような弾性体としては、例えば縦弾性係数が1×10PA〜5×1011PA程度の樹脂(例えばポリカーボネート)成型品、ゴム成型品等を用いることができる。かかる弾性体であれば、レンズ鏡筒10の揺動に対する応答性を高いレベルに維持することが可能となる。
レンズ鏡筒10は、上記のような弾性支持部材2により一点で弾性支持されている結果、該弾性支持部材2による支持点を振れ中心点として、自由な首振り運動が可能とされている。すなわち先に図1(a)に基づいて説明した通り、レンズ鏡筒10は、光軸が傾けられる上下方向と左右方向、及び光軸の軸周りに回転する方向の3つの揺動自由度を具備している。なお、光軸が傾けられる方向にレンズ鏡筒10が揺動されるときは、弾性支持部材2は曲げ変形され、光軸の軸周りに回転される方向にレンズ鏡筒10が揺動されるときは、弾性支持部材2は捻り変形されることになる。
このように揺動自在に支持されたレンズ鏡筒10は、アクチュエータ31a、31bにより外力が与えられて所定の方向に揺動される。但し、光軸周りの回転揺動は、本実施形態のように撮像素子13が一体的に搭載されたレンズ鏡筒10を振れ補正対象としている場合は、回転振れ(撮像素子13により撮影される画像が回転する)の原因となることから、かかる回転揺動が生じないよう、レンズ鏡筒10の回転量を規制する回転規制部材を設けることが望ましい。このような回転規制部材については、図5には示していないが、その具体例については後述(図11に例示)する。
基台51は、前記第1の筐体110の所定箇所に固定され、レンズ鏡筒10の取り付けベース(不動のベース)としての機能を果たすものである。すなわち、基台51の表面には弾性支持部材2が突設され、該弾性支持部材2の突設端にレンズ鏡筒10の底面部が取り付けられることで、不動体としての基台51に対して、レンズ鏡筒10が揺動されるようになっている。また基台51は、後述するアクチュエータ31a、31bの磁石311や、傾斜規制部材としてのピン部材22の取り付けベースとしても機能する。
レンズ鏡筒10、弾性支持部材2及び基台51は、別部材として作成し、事後的に接合して一体化するようにしても良いが、製作を容易にするため、及び小型化を図るという観点からは、これら部材を一体成型部材で構成することが望ましい。つまり、レンズ鏡筒10及び/又は基台51の一部又は全部と弾性支持部材2とを、一体成型品として製作することが好ましい。
図6は、基台51及びレンズ鏡筒10の一部までを一体成型品として構成する場合の一例を示す斜視図である。この図例では、弾性支持部材2と、レンズ鏡筒10のアウターボディ底部101Bと、基台51とが一体化されている例を示している。この場合、図示する通り、前記アウターボディ底部101Bの上縁部に段状の係合部101Cを設けてアウターボディ本体部と係合するよう構成すれば良い。このような一体成型品であれば、レンズ鏡筒10から基台51に至る支持機構部分を、実質的に接合部分が無い態様で構成できるようになる。従って、支持機構2aの構造をより簡略化でき、また小型化も一層図り易くなる。この場合、例えば弾性支持部材2の適正材料(例えばポリカーボネート樹脂)を用いてインジェクション成型することで製作することができ、また弾性支持部材2として必要な弾性は、当該部分の外径(断面積)を他の部分に対して調整(強度調整)することで確保すれば良い。
第1方向アクチュエータ31a及び第2方向アクチュエータ31bとしては、ムービングコイル型のアクチュエータが用いられている。このムービングコイル型アクチュエータは、固定側(基台51の表面)に取り付けられた磁石311と、可動側(レンズ鏡筒10のフランジ部1011)に取り付けられたコイル312とからなり、前記コイル312への通電方向を選択することにより、磁石311に対してコイル312が吸着される方向に移動したり、逆に磁石311に対してコイル312が離反する方向に移動したりする。また、前記吸着方向若しくは離反方向への移動量は、コイル312への通電量で制御される。従って、この場合制御回路45及び駆動回路46(図4参照)は、上述のコイル312への通電方向並びに通電量を制御する信号を発生する。
第1方向アクチュエータ31a及び第2方向アクチュエータ31bは、それぞれ対角方向に配置された2組のムービングコイルユニット(磁石311とコイル312)からなる。すなわち、第1方向アクチュエータ31aは、第1ムービングコイルユニット31a−1と、レンズ鏡筒10の光軸を挟んで対称的に配置された第2ムービングコイルユニット31a−2とからなる。
第2方向アクチュエータ31bも同様に、第1ムービングコイルユニット31b−1と、レンズ鏡筒10の光軸を挟んで対称的に配置された第2ムービングコイルユニット31b−2とから構成されている。第1及び第2ムービングコイルユニット31b−1、31b−2の配置位置を結ぶ直線r12は、第1方向アクチュエータ31aのそれ(直線r11)に対して直交するような配置関係とされている。結果的に、レンズ鏡筒10の光軸を中心軸として、その軸周りに90°間隔で、磁石311とコイル312とからなる4組のムービングコイルユニットが配置された構成となっている。
基台51の表面(レンズ鏡筒10の底面との対向面)には、傾斜規制部材としてのピン部材22が突設されている。このピン部材22は、レンズ鏡筒10の傾斜範囲を制限するもので、図5(a)に示すように、正面視で弾性支持部材2(振れ中心点)を中心とする正方形状に(弾性支持部材2から等距離に)均等配置されており、レンズ鏡筒10がいずれの方向に揺動されても実質的に傾斜規制が可能とされている。
ピン部材22の突端とレンズ鏡筒10の底面側との間には所定の間隙が設定されており、この間隙距離の設定度合いと、弾性支持部材2からの距離とによりレンズ鏡筒10の揺動角度が設定(規制)される。つまり、レンズ鏡筒10の静止時における光軸方向に対して、レンズ鏡筒10の傾斜角が所定量よりも大きくなると、いずれかのピン部材22にレンズ鏡筒10の底面側が当接し、それ以上の傾斜が抑制される。レンズ鏡筒10の静止時においては、各ピン部材22とレンズ鏡筒10の底面側との間隙は同じであり、これら間隙距離をそれぞれの方向の揺動可能範囲として、第1方向アクチュエータ31a及び/又は第2方向アクチュエータ31bによりレンズ鏡筒10が各方向へ揺動される。但し、通常のアクチュエーティング動作によっては、ピン部材22の突端とレンズ鏡筒10の底面側とが当接することがないよう、前記間隙距離は選定される。
さらに、当該携帯電話機100に大きな衝撃が加えられ、これによりレンズ鏡筒10が揺動されてその傾斜角が所定量よりも大きくなると、いずれかのピン部材22にレンズ鏡筒10の底面側が当接して傾斜が規制される。この機能がピン部材22の本来的な機能であり、これにより機械的な弱点部でもある弾性支持部材2がレンズ鏡筒10の大きな振れを受けて破損(永久変形)することが防止されるものである。
この実施形態においてピン部材22は、弾性支持部材2による支持点に対するレンズ鏡筒10の重心Qの揺動軌跡m上に配置されている。具体的には、重心Qの揺動軌跡m上に、ピン部材22の突端とレンズ鏡筒10の底面側との当接点が存在するよう、ピン部材22は基台51上に突設されている。このようなピン部材22の配置とすれば、レンズ鏡筒10の重心Qの揺動力を直接ピン部材22で受けることができ、ピン部材22へ衝突後のレンズ鏡筒10の二次的揺動(ピン部材22へ衝突直後に、その衝突点を支点とするレンズ鏡筒10の揺動)を効果的に抑制することができ、衝撃に対するバッファ効果をより向上させることができる。
以上の通り構成された振れ補正機構1aの動作について説明する。カメラ付携帯電話機100による撮影動作時において、全体制御部(図示せず)から手振れ補正指示が出されると、ピッチ方向ジャイロ113及びヨー方向ジャイロ114により検出された振れ角速度信号に基づいて、制御回路45によりレンズ鏡筒10の補正移動量を演算し駆動信号(drvx、drvy)が生成される。
上記駆動信号(drvx、drvy)は駆動回路46に入力され、該駆動回路46により前記手振れ補正移動量に応じた揺動力がレンズ鏡筒10に与えられるよう、第1方向アクチュエータ31a及び第2方向アクチュエータ31bが駆動される。例えば、第1方向アクチュエータ31aを構成する第1ムービングコイルユニット31a−1のコイル312に順方向の通電を行い磁石311への吸着力を発生させ、同時に第2ムービングコイルユニット31a−2のコイル312には逆方向の通電を行い磁石311への離反力を発生させれば(一方のコイル312のみに通電する方法であっても良い)、レンズ鏡筒10には第1及び第2ムービングコイルユニット31a−1、31a−2の配置位置を結ぶ直線r11方向に傾斜する揺動力が与えられることになる。つまり、弾性支持部材2によるレンズ鏡筒10の支持点を通り、前記直線r11を含むレンズ鏡筒10の光軸方向に延びる第1平面に沿って前記レンズ鏡筒を揺動させる揺動力が与えられることになる。また、コイル312への通電方向を反転することにより、レンズ鏡筒10は反対方向に傾斜される。このようにして、レンズ鏡筒10の光軸が傾けられる方向の揺動力が与えられる。
第2方向アクチュエータ31bについても同様であり、第1ムービングコイルユニット31b−1及び/又は第2ムービングコイルユニット31b−2のコイル312への通電制御により、第1及び第2ムービングコイルユニット31b−1、31b−2の配置位置を結ぶ直線r12方向に傾斜する揺動力が与えられる。つまり、同様に弾性支持部材2によるレンズ鏡筒10の支持点を通り、前記第1平面と直交し、前記直線r12を含むレンズ鏡筒10の光軸方向に延びる第2平面に沿って前記レンズ鏡筒10を揺動させる揺動力が与えられることになる。
このような揺動力が第1方向アクチュエータ31a及び第2方向アクチュエータ31bにより与えられると、レンズ鏡筒10は弾性支持部材2による支持点を中心として所定の方向へ傾動される。この際、弾性支持部材2は、前記傾動を許容するようモーメントを受けて弾性変形する。つまり、傾動方向に応じて曲げ変形される。一方、光軸周りの捻り変形は、図示省略の回転規制部材(図11参照)により抑制される。このようにしてレンズ鏡筒10が揺動され、撮影時の手振れによる画像乱れが抑制されるような手振れ補正が実行されるものである。
以上説明した、第1実施形態にかかる振れ補正機構1aによれば、一般的なジンバル機構で用いられているような回転継手等を用いることなくレンズ鏡筒を揺動自在に支持できるので、振れ補正機構の小型化を図ることが容易となる。また、第1方向アクチュエータ31aの第1及び第2ムービングコイルユニット31a−1、31a−2の配置位置を結ぶ直線r11と、第2方向アクチュエータ31bの第1及び第2ムービングコイルユニット31b−1、31b−2の配置位置を結ぶ直線r12とが、弾性支持部材2による支持点(光軸中心)で直交する配置としているので、レンズ鏡筒10に対してバランス良く揺動力を与えることができると共に、アクチュエータの制御が容易であるという利点がある。
(第2実施形態)
図7は、レンズ鏡筒10が、その底面側において弾性支持部材2により一点支持される態様とされた他の実施形態にかかる振れ補正機構1bを示す図であって、図7(a)はその正面図を、図7(b)は図7(a)の矢印Z2方向の矢視図を、図7(c)は図7(a)の符号h部分の拡大断面図をそれぞれ示している。この振れ補正機構1bも第1実施形態と同様に、レンズ鏡筒10と、該レンズ鏡筒10を揺動可能に支持する支持機構としての弾性支持部材2と、レンズ鏡筒10の取り付けベースとなる基台52と、レンズ鏡筒10に対して揺動力を与える第1方向アクチュエータ32a及び第2方向アクチュエータ32bとを備えている。第1実施形態と相違する点は、弾性支持部材2がレンズ鏡筒10の光軸中心から外れた位置に配置されている点と、傾斜規制部材としてのピン部材23がレンズ鏡筒10の側壁部先端側と当接するように配置されている点である。以下、第1実施形態との相違点を中心に説明する。
第2実施形態においても、レンズ鏡筒10の後端部には、第1方向アクチュエータ32a及び第2方向アクチュエータ32bを構成する各々のムービングコイルユニットのコイル312を取り付けるために、レンズ鏡筒10よりも大径の円板形フランジ部1012が一体的に設けられているが、該円板形フランジ部1012はレンズ鏡筒10の光軸に対して偏心している。そして弾性支持部材2は、このような円板形フランジ部1012の中心点に対して接合されている。
第1実施形態と同様に、第1方向アクチュエータ32aは、第1ムービングコイルユニット32a−1と、前記弾性支持部材2を挟んで対称に配置された第2ムービングコイルユニット32a−2とからなる。また、第2方向アクチュエータ32bは、第1ムービングコイルユニット32b−1と、前記弾性支持部材2を挟んで対称に配置された第2ムービングコイルユニット32b−2とからなる。そして、これらムービングコイルユニットを構成する4個のコイル312は、円板形フランジ部1012の周方向に均等配置され、結果的に(レンズ鏡筒10の光軸中心ではなく)弾性支持部材2の軸周りに90°間隔で、4個のコイル312が円板形フランジ部1012に取り付けられた構成とされている。さらに、これら4個のコイル312にそれぞれ対向するよう、4個の磁石311が基台52に取り付けられ、これにより4組のムービングコイルユニット32a−1、32a−2、32b−1、32b−2が構成されている。
また、第1実施形態と同様に傾斜規制部材が設けられるが、この第2実施形態ではレンズ鏡筒10の側壁部先端側に傾斜規制部材としてのピン部材23が当接する構成とされている。すなわち、レンズ鏡筒10の光軸方向と平行に配置されたフレーム部材521にピン部材23が設けられる構成とされている。具体的には、前記フレーム部材521は、レンズ鏡筒10の側壁部に所定間隔を置いて添設され、その基端部521Bが基台52に固定されている。図7(c)に示すように、フレーム部材521の先端近傍にはネジ孔522が設けられ、該ネジ孔522にピン部材23のネジ部231が螺合されている。そして該ネジ部231のネジ孔522への螺合度合いを調整することで、ピン部材23の先端面232とレンズ鏡筒10の側壁面との間隔gの距離が調整可能とされている。
上記構成とされていることから、レンズ鏡筒10に前記間隔gの分を超える揺動力が与えられても、ピン部材23の先端面232がレンズ鏡筒10の側壁面に当接し、レンズ鏡筒10の揺動が規制される。換言すると、間隔gの設定度合いによりレンズ鏡筒10の揺動範囲が決定される。なお、図7においては、1カ所のみにピン部材23を配置した例を示しているが、複数個ピン部材23を設けても良く、例えばレンズ鏡筒10の周方向に均等に4カ所程度設けることが好ましい。
上記構成において、傾斜規制部材としてのピン部材23は、弾性支持部材2による支持点から最遠点付近においてレンズ鏡筒10と当接する位置に配置することが望ましい。これは、弾性支持部材2による支持点から離間するほど、揺動角の調整が行い易くなるからである。この点を考慮して、第2実施形態では弾性支持部材2からみて最も遠い位置付近において、ピン部材23の先端面232とレンズ鏡筒10の側壁面とが当接させるべく、ピン部材23をフレーム部材521の先端近傍に取り付ける構成としている。この構成によれば、弾性支持部材2の近傍にピン部材を設置した場合に比較して、振れ中心から離れている分だけ前記間隔g(つまり揺動角度の設定)の微調整が行い易くなるという利点がある。
このように構成された振れ補正機構1bの動作は、先に説明した第1実施形態にかかる振れ補正機構1aと実質的に同様である。すなわち、第1方向アクチュエータ32aを構成する第1ムービングコイルユニット32a−1のコイル312に、例えば順方向の通電を行い磁石311への吸着力を発生させ、同時に第2ムービングコイルユニット32a−2のコイル312には逆方向の通電を行い磁石311への離反力を発生させれば(一方のコイル312のみに通電する方法であっても良い)、レンズ鏡筒10には、第1及び第2ムービングコイルユニット32a−1、32a−2の配置位置を結ぶ直線方向に傾斜するモーメントが与えられる。このモーメントを受けて、弾性支持部材2は曲げ変形されるようになる。第2方向アクチュエータ32bについても同様である。このようにしてレンズ鏡筒10が所定の方向に揺動されるものである。
以上説明した、第2実施形態にかかる振れ補正機構1bによれば、一般的なジンバル機構で用いられているような回転継手等を用いることなくレンズ鏡筒を揺動自在に支持できるので、振れ補正機構の小型化を図ることが容易となる。また、レンズ鏡筒10の光軸中心と弾性支持部材2による支持点とを一致させていない構成であることから、設計の自由度が増し、携帯電話機100への組み込み性が良好になるという利点もある。
(第3実施形態)
図8は、上記第2実施形態の変形実施形態にかかる振れ補正機構1cを示す図であって、図8(a)はその正面図を、図8(b)は図8(a)の矢印Z3方向の矢視図をそれぞれ示している。この振れ補正機構1cも第2実施形態と同様に、レンズ鏡筒10と、該レンズ鏡筒10を揺動可能に支持する支持機構としての弾性支持部材2と、レンズ鏡筒10の取り付けベースとなる基台53と、レンズ鏡筒10に対して揺動力を与える第1方向アクチュエータ33a及び第2方向アクチュエータ33bとを備えている。第2実施形態と相違する点は、弾性支持部材2がレンズ鏡筒10の底面から逃がされた位置に設けられている点である。
第3実施形態においては、レンズ鏡筒10の後端部ではなく、その側壁部に対して比較的広面積の第1フランジ部1013と、比較的小面積の第2フランジ部1014とが、レンズ鏡筒10の径方向に突出する態様で一体的に設けられている。そして弾性支持部材2は、前記第1フランジ部1013と基台53との間に介在され、両者を連結する構成とされている。従って、レンズ鏡筒10の底面と基台53の表面とは近接しており、また弾性支持部材2は、レンズ鏡筒10の後端側と平行に沿う態様になっている。
第1フランジ部1013は3つの突出部を備えており、第1突出部1013a−1には第1方向アクチュエータ33aの一方を構成する第1ムービングコイルユニット33a−1のコイル312が取り付けられている。また、第2突出部1013b−1及び第3突出部1013b−2には、第2方向アクチュエータ33bを構成する第1、第2ムービングコイルユニット33b−1,33b−2の各コイル312が取り付けられている。一方、第2突出部1014には、第1方向アクチュエータ33aの他方を構成する第2ムービングコイルユニット33a−2のコイル312が取り付けられている。これら各コイル312に対向するよう、基台53の表面に磁石311がそれぞれ取り付けられており、これにより4組のムービングコイルユニット33a−1、33a−2、33b−1、33b−2が構成されている。
ここで、第2方向アクチュエータ33bを構成する第1、第2ムービングコイルユニット33b−1、33b−2は、弾性支持部材2に対して均等配置されているが、第1方向アクチュエータ33aを構成する第1、第2ムービングコイルユニット33a−1,33a−2は、弾性支持部材2からの距離が相違している。すなわち、第2ムービングコイルユニット33a−2の方が弾性支持部材2から遠い位置にあり、またレンズ鏡筒10の荷重が付加される配置である。従って、第2ムービングコイルユニット33a−2の出力パワーが第1ムービングコイルユニット33a−1よりも大きくなるよう、例えばコイル312の容積を増やす等してパワーアップし、第1及び第2ムービングコイルユニット33a−1、33a−2間のバランス調整を図ることが望ましい。
この実施形態でも、レンズ鏡筒10の傾斜範囲を制限すべく、基台53に基端部531Bが固定されたフレーム部材531を用いて、レンズ鏡筒10の側壁部先端側に傾斜規制部材としてのピン部材23を当接可能に配置している。このピン部材23は、レンズ鏡筒10の周囲に均等に4カ所程度設けることが望ましい。なお、この実施形態では、レンズ鏡筒10の底面と基台53の表面とが近接される構成であることから、両者の間隔を調整することで、レンズ鏡筒10の揺動角度を設定する構成としても良い。
このように構成された振れ補正機構1cの動作は、前述した第2実施形態にかかる振れ補正機構1bと同様であるので、説明を省略する。以上説明した、第3実施形態にかかる振れ補正機構1cによれば、弾性支持部材2がレンズ鏡筒10の底面から逃がされた位置に設けられていることから、レンズ鏡筒10の光軸方向の厚さlを上記第1、第2実施形態と比較して短くすることができる。従って、振れ補正機構1cの高さ寸法を抑制でき、一層振れ補正機構の小型化を図れるので、一般に厚さ寸法に余裕のない携帯電話機100に対する組み込み性を向上させることができるという利点がある。
(第4実施形態)
図9は、レンズ鏡筒10が、その側壁側の略中央部において弾性支持部材2により一点支持される態様とされた実施形態にかかる振れ補正機構1dを示す図であって、図9(a)はその正面図を、図9(b)は図9(a)の矢印Z4方向の矢視図をそれぞれ示している。この振れ補正機構1dは、レンズ鏡筒10と、該レンズ鏡筒10を揺動可能に支持する支持機構としての弾性支持部材2と、レンズ鏡筒10の取り付けベースとなる基台54と、レンズ鏡筒10に対して揺動力を与える第1方向アクチュエータ34a及び第2方向アクチュエータ34bとを備えている。第1〜第3実施形態と相違する点は、弾性支持部材2がレンズ鏡筒10の側壁中央部に接合されている点と、基台54がレンズ鏡筒10の外周を取り囲むような形状とされている点である。以下、これら相違点を中心に説明する。
第4実施形態においては、レンズ鏡筒10は、四角形をなす枠状の基台54の内部に収納され、その側壁側の略中央部において弾性支持部材2により前記基台54の内壁と連結されている。すなわち、第1〜第3実施形態のようにレンズ鏡筒10の底面側ではなく、側壁側において弾性支持部材2により一点支持される構成である。このような支持構造によっても、レンズ鏡筒10は3つの自由度をもって揺動可能となる。すなわち、図9(a)に示す光軸に対して垂直方向の直線r21方向の揺動自由度(この場合、弾性支持部材2は曲げ変形される)と、光軸に対して水平方向の直線r22方向の揺動自由度(この場合、弾性支持部材2は捻り変形される)と、レンズ鏡筒10が弾性支持部材2を振れ中心とする振り子曲線r23方向の揺動自由度(この場合、弾性支持部材2は曲げ変形される)とを備えている。このうち、振り子曲線r23方向の揺動自由度は、振れ補正には不必要な自由度である(撮像素子13を一体化したレンズ鏡筒10では画像振れの原因となる)ため、後述の回転規制部材(図12参照)により前記振り子曲線r23方向の揺動自由度を規制することが望ましい。
レンズ鏡筒10の周壁には、第1方向アクチュエータ34a及び第2方向アクチュエータ34bを構成する4個のコイル312をそれぞれ取り付けるためのコイル取り付け部1015a−1、1015a−2、1015b−1、1015b−2が設けられている。このうち、コイル取り付け部1015a−1、1015a−2は第1方向アクチュエータ34aのコイル312を取り付けるためのもので、図9(b)に示すように、弾性支持部材2の支持点からの垂線と光軸中心線との交点Pを中心として斜め方向(対角方向)に点対象になるよう、レンズ鏡筒10の先端側と後端側とに配置されている。
またコイル取り付け部1015b−1、1015b−2は第2方向アクチュエータ34bのコイル312を取り付けるためのもので、先のコイル取り付け部1015a−1、1015a−2の配置平面と直交する平面上において、同様に前記交点Pを中心として斜め方向(対角方向)に点対象になるよう、レンズ鏡筒10の先端側と後端側とに配置されている。
第1方向アクチュエータ34aは、それぞれ磁石311とコイル312とから構成される、第1ムービングコイルユニット34a−1と第2ムービングコイルユニット34a−2とからなる。前記第1ムービングコイルユニット34a−1のコイル312は、レンズ鏡筒10の先端側のコイル取り付け部1015a−1に、第2ムービングコイルユニット34a−2のコイル312は後端側のコイル取り付け部1015a−2にそれぞれ取り付けられている。そして、基台54の内周壁には、これらコイル312の各々に対向するよう磁石311が取り付けられている。同様に、第2方向アクチュエータ34bを構成する第1、第2ムービングコイルユニット34b−1,34b−2の各コイル312が、コイル取り付け部1015b−1、1015b−2にそれぞれ取り付けられ、これらコイル312の各々に対向するよう基台54の内周壁に磁石311が取り付けられている。これにより4組のムービングコイルユニット34a−1、34a−2、34b−1、34b−2が構成されている。
このように構成された振れ補正機構1dの動作を説明する。まず、第1方向アクチュエータ34aを構成する第1ムービングコイルユニット34a−1のコイル312に、例えば順方向の通電を行い磁石311への吸着力を発生させ、同時に第2ムービングコイルユニット34a−2のコイル312には逆方向の通電を行い磁石311への離反力を発生させれば(一方のコイル312のみに通電する方法であっても良い)、レンズ鏡筒10には、図9(a)に示す直線r21方向に傾斜するモーメントが与えられる。このモーメントを受けて、弾性支持部材2は曲げ変形され、レンズ鏡筒10は前記直線r21を含み光軸と平行な平面に沿って揺動されることとなる。つまり、弾性支持部材2によるレンズ鏡筒10の支持点を通り、前記直線r21を含むレンズ鏡筒10の光軸方向に延びる第1平面に沿って前記レンズ鏡筒を揺動させる揺動力が与えられることになる。
第2方向アクチュエータ34bについても同様であり、第1、第2ムービングコイルユニット34b−1、34b−2のコイルに対する通電制御を行うことで、レンズ鏡筒10には、図9(a)に示す直線r22方向に傾斜するモーメントが与えられる。このモーメントを受けて、弾性支持部材2は捻り変形され、レンズ鏡筒10は前記直線r22を含み光軸と平行な平面に沿って揺動されることとなる。つまり、レンズ鏡筒10の光軸を通り、前記第1平面と直交し、前記直線r22を含むレンズ鏡筒10の光軸方向に延びる第2平面に沿って前記レンズ鏡筒10を揺動させる揺動力が与えられることになる。このようにしてレンズ鏡筒10が所定の方向にその光軸が傾けられるよう揺動されるものである。
以上説明した、第4実施形態にかかる振れ補正機構1dによれば、一般的なジンバル機構で用いられているような回転継手等を用いることなくレンズ鏡筒を揺動自在に支持できるので、振れ補正機構の小型化を図ることができる。さらに、レンズ鏡筒10をその側壁側で弾性支持部材2にて一点支持する構成を採用しているため、振れ補正機構1dの高さ寸法を抑制でき、一層振れ補正機構の小型化を図れるという利点がある。
(第5実施形態)
図10は、レンズ鏡筒10が、その側壁側の略中央部において弾性支持部材2により一点支持される態様とされた他の実施形態にかかる振れ補正機構1eを示す図であって、図10(a)はその正面図を、図10(b)は図10(a)の矢印Z5方向の矢視図をそれぞれ示している。この振れ補正機構1eは前述の第4実施形態と同様に、レンズ鏡筒10と、該レンズ鏡筒10を揺動可能に支持する支持機構としての弾性支持部材2と、レンズ鏡筒10の取り付けベースとなる枠状の基台55と、レンズ鏡筒10に対して揺動力を与える第1方向アクチュエータ35a及び第2方向アクチュエータ35bとを備えている。第4実施形態と相違する点は、レンズ鏡筒10を保持するレンズ鏡筒保持部材6が用いられている点と、第1方向アクチュエータ35aの配置が異なる点である。
第5実施形態においても、レンズ鏡筒10は、四角形をなす枠状の基台55の内部に収納され、その側壁側の略中央部において弾性支持部材2により前記基台55の上フレーム551内壁と連結され、レンズ鏡筒10がその側壁側において弾性支持部材2により一点支持される構成であるが、レンズ鏡筒10が直接支持されるのではなく、レンズ鏡筒保持部材6を介して間接的に支持される構成とされている。レンズ鏡筒保持部材6は、弾性支持部材2との連結部となる本体部60と、該本体部の両側に配置されたネジ孔を備えるネジ受け部61とからなる。なお、このレンズ鏡筒保持部材6、弾性支持部材2及び基台55(少なくとも上フレーム551)は、一体成型品で構成することが望ましい。
レンズ鏡筒10の周壁には、第1方向アクチュエータ35a及び第2方向アクチュエータ35bを構成する4個のコイル312をそれぞれ取り付けるためのコイル取り付け部1016a−1、1016a−2、1016b−1、1016b−2が設けられている。このうち、コイル取り付け部1016a−1、1016a−2は第1方向アクチュエータ35aのコイル312を取り付けるためのもので、図10(b)に示すように、弾性支持部材2の支持点からの垂線を挟んで線対称になるよう、レンズ鏡筒10の先端側と後端側とに、光軸に対して平行に配置されている。またコイル取り付け部1016b−1、1016b−2は第2方向アクチュエータ35bのコイル312を取り付けるためのもので、先のコイル取り付け部1016a−1、1016a−2の配置平面と直交する平面上において、弾性支持部材2の支持点からの垂線と光軸中心線との交点を中心として斜め方向(対角方向)に点対称になるよう、レンズ鏡筒10の先端側と後端側とに配置されている。
第1方向アクチュエータ35aは、それぞれ磁石311とコイル312とから構成される、第1ムービングコイルユニット35a−1と第2ムービングコイルユニット35a−2とからなる。前記第1ムービングコイルユニット35a−1のコイル312は、レンズ鏡筒10の先端側のコイル取り付け部1016a−1に、第2ムービングコイルユニット35a−2のコイル312は後端側のコイル取り付け部1016a−2にそれぞれ取り付けられている。そして、基台55の内周壁には、これらコイル312の各々に対向するよう磁石311が取り付けられている。
同様に、第2方向アクチュエータ35bを構成する第1、第2ムービングコイルユニット35b−1,35b−2の各コイル312が、コイル取り付け部1016b−1、1016b−2にそれぞれ取り付けられ、これらコイル312の各々に対向するよう基台54の内周壁に磁石311が取り付けられている。これにより4組のムービングコイルユニット35a−1、35a−2、35b−1、35b−2が構成されている。
さらに、レンズ鏡筒10の周壁には、光軸中心に対して90°間隔を置いて、ネジ貫通孔を備える2つのフランジ部103a、103bが突設されている。このフランジ部103a、103bに備えられているネジ貫通孔と、前記レンズ鏡筒保持部材6のネジ受け部61に備えられているネジ孔とがそれぞれ一致する形状とされ、前記ネジ貫通孔及びネジ孔に止めネジ61a、61bがそれぞれ螺合されることで、レンズ鏡筒10とレンズ鏡筒保持部材6とが一体化されている。
このように構成された振れ補正機構1eの動作を説明する。まず、第1方向アクチュエータ35aを構成する第1ムービングコイルユニット35a−1のコイル312に、例えば順方向の通電を行い磁石311への吸着力を発生させ、同時に第2ムービングコイルユニット35a−2のコイル312には逆方向の通電を行い磁石311への離反力を発生させれば(一方のコイル312のみに通電する方法であっても良い)、レンズ鏡筒10には、図10(a)に示す直線r31方向に傾斜するモーメントが与えられる。このモーメントはレンズ鏡筒保持部材6を介して弾性支持部材2に伝達され、これにより弾性支持部材2は曲げ変形され、レンズ鏡筒10は前記直線r31を含み光軸と平行な平面に沿って揺動されることとなる。
第2方向アクチュエータ35bについても同様であり、第1、第2ムービングコイルユニット35b−1、35b−2のコイルに対する通電制御を行うことで、レンズ鏡筒10には、図10(a)に示す直線r32方向に傾斜するモーメントが与えられる。このモーメントはレンズ鏡筒保持部材6を介して弾性支持部材2に伝達され、これにより弾性支持部材2は捻り変形され、レンズ鏡筒10は前記直線r32を含み光軸と平行な平面に沿って揺動されることとなる。このようにしてレンズ鏡筒10が所定の方向にその光軸が傾けられるよう揺動されるものである。
以上説明した、第5実施形態にかかる振れ補正機構1eによれば、第4実施形態と同様に振れ補正機構の高さ寸法を抑制でき、一層振れ補正機構の小型化を図れるという利点があるだけでなく、レンズ鏡筒保持部材6を介して間接的にレンズ鏡筒10が支持される構成であることから、弾性支持部材2とレンズ鏡筒10との連結構造を簡素化できるようになる。さらに、レンズ鏡筒保持部材6を介してレンズ鏡筒10を保持する構成を採用したことから、弾性支持部材2と隣接する部品を一体成型品で製造し易くなり、製造コストの低減化を図れ、また小型化も容易になるという利点がある。
(回転規制部材の実施形態)
図11は、レンズ鏡筒10の回転量を規制する回転規制部材21を備えた振れ補正機構1fの一例を示す図あって、図11(a)はその正面図を、図11(b)は図11(a)の矢印Z6方向の矢視図をそれぞれ示している。該振れ補正機構1fは、上述した第1〜第3実施形態と同様に、レンズ鏡筒10が、その底面側において弾性支持部材2により基台56に対して一点支持される態様である。なお、当該レンズ鏡筒10を揺動させるアクチュエータについては、図示を省略している。
前記回転規制部材21は、レンズ鏡筒10の底面側で一点支持する場合に不要な自由度である、光軸と平行な軸周りのレンズ鏡筒10の回転揺動(図1(a)の矢印c方向の揺動)を規制するためのものである。該回転規制部材21は、基台56から弾性支持部材213を介して立設された軸部材211と、レンズ鏡筒10の側周壁に光軸と平行な方向に延在するよう設けられた軸孔部材(ガイド部材)212とから構成されている。
前記弾性支持部材213は、弾性支持部材2と同様に弾性変形可能な材料からなり、軸部材211を回動可能に支持している。軸部材211は軸孔部材212に挿通され、軸部材211は軸孔部材212に対してスラスト運動が可能とされている。すなわち、軸孔部材212の内径は、軸部材211の外径に対して所定の余裕度を持つように設定されている。従って、レンズ鏡筒10が図示省略のアクチュエータにより、その光軸が傾けられる方向(図1(a)の矢印a、b方向の揺動)に揺動された場合には、前記スラスト運動は生じるものの、その揺動動作を阻害しない構成(レンズ鏡筒10と軸部材211とは平行リンクの関係となる)とされている。
一方、レンズ鏡筒10が、その光軸と平行な軸周りに回転揺動しようとすると、弾性支持部材2と異なるポイントにその一端が弾性支持部材213を介して不動体である基台56に固定された軸部材211が、レンズ鏡筒10に一体的に設けられた軸孔部材212と係合されていることから、その回転揺動が規制されることとなる。
従って、このような回転規制部材21を設けることで、光軸が傾けられる方向のレンズ鏡筒10の揺動には影響を与えない一方で、光軸と平行な軸周りに回転揺動については抑制することができる。これにより、撮像素子13が一体的に搭載されたレンズ鏡筒10を振れ補正の対象とした場合でも、前記回転揺動が規制されることから、撮影画像の振れが生じることなく振れ補正を確実に行うことができるようになる。
図12は、レンズ鏡筒10の回転量を規制する他の実施形態にかかる回転規制部材21aを備えた振れ補正機構1gを示す図あって、図12(a)はその正面図を、図12(b)は図12(a)の矢印Z7方向の矢視図をそれぞれ示している。該振れ補正機構1gは、上述した第4、第5実施形態と同様に、レンズ鏡筒10が、その側壁側略中央部において弾性支持部材2により基台57に対して一点支持される態様である。なお、当該レンズ鏡筒10を揺動させるアクチュエータについては、図示を省略している。
この回転規制部材21aは、レンズ鏡筒10の側壁側で一点支持する場合に不要な自由度である、弾性支持部材2を振れ中心とする振り子曲線r33方向の回転揺動(図9(a)の振り子曲線r23方向の揺動)を規制するためのものである。該回転規制部材21aは、基台57に対して垂直方向に取り付けられたフレーム材571から弾性支持部材213aを介して立設された軸部材211aと、レンズ鏡筒10の側周壁に光軸と略平行な所定角度を為す方向に延在するよう設けられた軸孔部材(ガイド部材)212aとから構成されている。
なお、前記弾性支持部材213aが、弾性支持部材2と同様に弾性変形可能な材料からなり、軸部材211aを回動可能に支持している点、軸部材211aは軸孔部材212aに挿通され、軸部材211aは軸孔部材212aに対してスラスト運動が可能とされている点は、前述の図11の場合と同様である。従って、レンズ鏡筒10が図示省略のアクチュエータにより、その光軸が傾けられる方向(図12(a)の直線r31、r32方向の揺動)に揺動された場合には、軸部材211aと軸孔部材212aとの間にスラスト運動は生じるものの、レンズ鏡筒10の揺動動作を阻害しない構成(レンズ鏡筒10と軸部材211aとは平行リンクの関係となる)とされている。
一方、レンズ鏡筒10が、弾性支持部材2を振れ中心とする振り子曲線r33方向の回転揺動しようとすると、弾性支持部材2と異なるポイントにその一端が弾性支持部材213aを介して不動体である基台57と一体化されたフレーム材571に固定された軸部材211aが、レンズ鏡筒10に一体的に設けられた軸孔部材212aと係合されていることから、その回転揺動が規制されることとなる。
従って、このような回転規制部材21aを設けることで、光軸が傾けられる方向のレンズ鏡筒10の揺動には影響を与えない一方で、レンズ鏡筒10が振り子状に振れる回転揺動については抑制することができる。これにより、撮像素子13が一体的に搭載されたレンズ鏡筒10を振れ補正の対象とした場合でも、前記回転揺動が規制されることから、撮影画像の振れが生じることなく振れ補正を確実に行うことができるようになる。
以上、本発明の実施形態につき説明したが、上記以外に様々な実施形態をとることができる。例えば、アクチュエータについて、上記実施形態ではムービングコイル型のアクチュエータを用いる場合について説明したが、これに限定されるものではなく、小型電動モータとギア機構若しくはボールネジ機構等を組み合わせたアクチュエータ、圧電素子を用いたアクチュエータ、圧力機構を用いたアクチュエータなども用いることができる。
また、回転規制部材21について、軸部材211と軸孔部材212とからなる構造体を例示したが、両者は光軸方向のスラスト運動が可能なものであれば良く、例えば軸孔部材212に代えて、断面C型のガイド部材等をレンズ鏡筒10に付設するようにしても良い。また、軸部材211をレンズ鏡筒10に弾性支持部材213を介して取り付け、基台56側に軸孔部材212を立設する構成としても良い。
さらにアクチュエータとして例示したムービングコイルユニットについて、上記実施形態ではコイル312をレンズ鏡筒10側に取り付け、磁石311を基台側に取り付けた例を示したが、コイル312を基台側に、磁石311をレンズ鏡筒10側にそれぞれ取り付けるようにしても良い。
本発明にかかる振れ補正機構の構成を概念的に示す模式図であり、(a)は全体構成を表す斜視図、(b)はレンズ鏡筒がピッチ方向に揺動された状態を模式的に示す図、(c)レンズ鏡筒がヨー方向に揺動された状態を模式的に示す図である。 本実施形態に係る振れ補正機構が好適に適用されるカメラ付携帯電話機100の外観構成図であって、(a)はその正面(操作面)を表す斜視図であり、(b)は背面を表す斜視図である。 レンズ鏡筒の一例を示す断面図である。 手振れ補正装置の一例を概略的に示すブロック図である。 第1実施形態にかかる振れ補正機構1aを示す図であって、(a)はその正面図を、(b)は(a)の矢印Z1方向の矢視図をそれぞれ示している。 支持機構を一体成型部材で構成する場合の一例を示す斜視図である。 第2実施形態にかかる振れ補正機構1bを示す図であって、(a)はその正面図を、(b)は(a)の矢印Z2方向の矢視図を、(c)は(a)のh部拡大断面図をそれぞれ示している。 第3実施形態にかかる振れ補正機構1cを示す図であって、(a)はその正面図を、(b)は(a)の矢印Z3方向の矢視図をそれぞれ示している。 第4実施形態にかかる振れ補正機構1dを示す図であって、(a)はその正面図を、(b)は(a)の矢印Z4方向の矢視図をそれぞれ示している。 第5実施形態にかかる振れ補正機構1eを示す図であって、(a)はその正面図を、(b)は(a)の矢印Z5方向の矢視図をそれぞれ示している。 回転規制部材を備えた振れ補正機構1fを示す図であって、(a)はその正面図を、(b)は(a)の矢印Z6方向の矢視図をそれぞれ示している。 回転規制部材を備えた他の振れ補正機構1gを示す図であって、(a)はその正面図を、(b)は(a)の矢印Z7方向の矢視図をそれぞれ示している。
符号の説明
1,1a〜1g 振れ補正機構
10 レンズ鏡筒
100 カメラ付き携帯電話機
110 第1の筐体(取り付けベース)
120 第2の筐体
113 ピッチ方向ジャイロ(振れ角検出手段)
114 ヨー方向ジャイロ(振れ角検出手段)
2 弾性支持部材
21 回転規制部材
211,221a 軸部材
212,212a 軸孔部材(ガイド部材)
22 ピン部材(傾斜規制部材)
3a,31a〜35a 第1方向アクチュエータ
3b,31b〜35b 第2方向アクチュエータ
311 磁石(ムービングコイルユニット)
312 コイル(ムービングコイルユニット)
40 振れ補正制御部
400 手振れ補正装置
5,51〜57 基台
6 レンズ鏡筒保持部材

Claims (14)

  1. レンズ鏡筒と、該レンズ鏡筒を揺動可能に支持する支持機構と、レンズ鏡筒に対して揺動力を与えるアクチュエータとを備える振れ補正機構であって、
    前記支持機構は、前記レンズ鏡筒を一点で弾性支持する弾性支持部材を備え、
    前記レンズ鏡筒には、前記アクチュエータにより少なくとも当該レンズ鏡筒の光軸が傾けられる方向の揺動力が与えられ、
    前記弾性支持部材は、前記アクチュエータにてレンズ鏡筒に与えられる揺動力により弾性変形されることを特徴とする振れ補正機構。
  2. 弾性支持部材によるレンズ鏡筒の支持点を通り且つレンズ鏡筒の光軸と平行な軸の軸周りにおける、当該レンズ鏡筒の回転量を規制するための回転規制部材が設けられていることを特徴とする請求項1記載の振れ補正機構。
  3. 回転規制部材は、軸部材と、該軸部材が案内されるガイド部材とからなり、
    前記軸部材は不動体である基台又はレンズ鏡筒に回動可能に支持され、前記軸部材はレンズ鏡筒の外周部又は前記基台に一体的に設けられていることを特徴とする請求項2記載の振れ補正機構。
  4. レンズ鏡筒の光軸方向に対する、レンズ鏡筒の傾斜範囲を制限する傾斜規制部材が設けられていることを特徴とする請求項1記載の振れ補正機構。
  5. 傾斜規制部材が、レンズ鏡筒の一部に対して当接可能に対向配置されたピン部材からなり、
    該ピン部材は、弾性支持部材による支持点に対するレンズ鏡筒の重心の揺動軌跡上に配置されていることを特徴とする請求項5記載の振れ補正機構。
  6. 傾斜規制部材が、レンズ鏡筒の一部に対して当接可能に対向配置されたピン部材からなり、
    該ピン部材は、弾性支持部材による支持点から最遠点付近においてレンズ鏡筒と当接する位置に配置されていることを特徴とする請求項5記載の振れ補正機構。
  7. レンズ鏡筒は、その底面側において弾性支持部材により一点支持され、
    前記弾性支持部材によるレンズ鏡筒の支持点を通り、レンズ鏡筒の光軸方向に延びる第1平面に沿って前記レンズ鏡筒を揺動させる第1方向アクチュエータと、
    同様にレンズ鏡筒の支持点を通り、前記第1平面と直交する第2平面に沿って前記レンズ鏡筒を揺動させる第2方向アクチュエータとを具備することを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の振れ補正機構。
  8. 第1方向アクチュエータ及び第2方向アクチュエータが磁石とコイルとから構成されるムービングコイルユニットからなり、
    レンズ鏡筒の後端部に設けられたフランジ部に、前記ムービングコイルユニットの磁石若しくはコイルが取り付けられ、レンズ鏡筒の取り付けベースとなる基台に前記ムービングコイルユニットのコイル若しくは磁石が取り付けられる構成としたことを特徴とする請求項7記載の振れ補正機構。
  9. 弾性支持部材によるレンズ鏡筒の支持点が、レンズ鏡筒の底面から逃がされた位置に設定されていることを特徴とする請求項7記載の振れ補正機構。
  10. レンズ鏡筒は、その側壁側略中央部において弾性支持部材により一点支持され、
    前記弾性支持部材によるレンズ鏡筒の支持点とレンズ鏡筒の光軸とを通り、レンズ鏡筒の光軸方向に延びる第1平面に沿って前記レンズ鏡筒を揺動させる第1方向アクチュエータと、
    レンズ鏡筒の光軸を通り、前記第1平面と直交する第2平面に沿って前記レンズ鏡筒を揺動させる第2方向アクチュエータとを具備することを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の振れ補正機構。
  11. 第1方向アクチュエータ及び第2方向アクチュエータが磁石とコイルとから構成されるムービングコイルユニットからなり、
    レンズ鏡筒の周壁に設けられた取り付け部に、前記ムービングコイルユニットの磁石若しくはコイルが取り付けられ、前記レンズ鏡筒を収納するような枠状を呈し、レンズ鏡筒の取り付けベースとなる基台の内壁に前記ムービングコイルユニットのコイル若しくは磁石が取り付けられる構成としたことを特徴とする請求項10記載の振れ補正機構。
  12. レンズ鏡筒には、撮像素子が一体的に搭載されていることを特徴とする請求項1〜11のいずれかに記載の振れ補正機構。
  13. レンズ鏡筒を保持するレンズ鏡筒保持部材を備え、該レンズ鏡筒保持部材が弾性支持部材で弾性支持される構成を具備することを特徴とする請求項1〜12のいずれかに記載の振れ補正機構。
  14. レンズ鏡筒を備えた撮像部と、
    本体ボディに対する振れ角を検出する振れ角検出手段と、
    前記振れ角に応じた振れ補正制御信号を生成する振れ補正制御部と、
    前記振れ補正制御部により制御される請求項1〜13のいずれかに記載の振れ補正機構とを具備することを特徴とする撮像装置。
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