JP2010096802A - 撮影用光学装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】小型化、薄型化する場合であっても、容易に組み立てることが可能な撮影用光学装置を提供すること。
【解決手段】撮影用光学装置1は、レンズと撮像素子とレンズを駆動するレンズ駆動機構とを搭載したレンズ駆動装置2と、レンズ駆動装置2を支持する支持体5と、レンズ駆動装置2の傾きを検出するセンサ4と、センサ4での検出結果に基づいてレンズ駆動装置2を揺動させて手振れを補正する手振れ補正機構とを備えている。手振れ補正機構は、レンズ駆動装置2を揺動させる揺動駆動機構6を備え、揺動駆動機構6は、互いに対向配置される駆動用磁石21と駆動用コイル23とを備えている。駆動用磁石21は、レンズ駆動装置2とともに揺動し、駆動用コイル23は、支持体5に固定されている。駆動用コイル23が取り付けられるコイル取付部材16は非磁性材料で形成されている。
【選択図】図2

Description

本発明は、レンズおよび撮像素子を搭載したレンズ駆動装置を揺動させて手振れを補正する手振れ補正機能を有する撮影用光学装置に関する。
近年、携帯電話等の携帯機器には、撮影用光学装置が搭載されている。携帯機器の場合、撮影時に手振れが発生しやすい。そこで、撮影時の手振れを補正することが可能な光学装置が提案されている(たとえば、特許文献1参照)。
この特許文献1に記載の光学装置は、レンズや撮像素子を搭載した可動部と、光学装置の基台に固定されるとともに可動部の底面に当接するピボット軸と、基台に固定されるとともに可動部を揺動可能に支持する板バネと、可動部を揺動させるための揺動機構とを備えている。この光学装置では、揺動機構の駆動力で、可動部がピボット軸を支点に揺動して、手振れが補正されている。なお、この光学装置では、揺動機構は、駆動用コイルと駆動用磁石とによって構成されており、駆動用コイルは可動部に固定され、駆動用磁石は基台に固定されている。
特開2007−310084号公報
近年、携帯電話等の携帯機器の市場では、携帯機器の小型化、薄型化の要求が一段と高まっており、その結果、携帯機器に搭載される撮影用光学装置の小型化、薄型化の要求も一段と高まっている。しかしながら、撮影用光学装置が小型化、薄型化すると、撮影用光学装置の組立が困難になる。
そこで、本発明の課題は、小型化、薄型化する場合であっても、容易に組み立てることが可能な撮影用光学装置を提供することにある。
上記の課題を解決するため、本発明の撮影用光学装置は、レンズと撮像素子とレンズを駆動するレンズ駆動機構とを搭載したレンズ駆動装置と、レンズ駆動装置を支持する支持体と、レンズ駆動装置の傾きを検出するセンサと、センサでの検出結果に基づいて支持体に対してレンズ駆動装置を揺動させて手振れを補正する手振れ補正機構とを備え、手振れ補正機構は、レンズ駆動装置を揺動させる揺動駆動機構を備え、揺動駆動機構は、互いに対向配置される駆動用コイルと駆動用磁石とを備え、駆動用コイルまたは駆動用磁石のいずれか一方は、レンズ駆動装置とともに揺動し、駆動用コイルまたは駆動用磁石のいずれか他方は、支持体に固定され、駆動用コイルが取り付けられるコイル取付部材は非磁性材料で形成されていることを特徴とする。
本発明の撮影用光学装置では、駆動用磁石に対向配置される駆動用コイルが取り付けられるコイル取付部材は非磁性材料で形成されている。そのため、撮影用光学装置を組み立てる際に、コイル取付部材が駆動用磁石に吸着されるのを防止することができ、円滑にかつ精度良く、撮影用光学装置を組み立てることが可能になる。その結果、撮影用光学装置が小型化、薄型化する場合であっても、撮影用光学装置を容易に組み立てることが可能になる。
また、撮影用光学装置の組立時に、コイル取付部材が駆動用磁石に吸着されるのを防止することができるため、コイル取付部材側および/または駆動用磁石側を大きな力で把持しなくても良い。したがって、撮影用光学装置を構成する各部品に過剰な負荷がかかるのを防止することができ、各部品の破損を防止することが可能になる。また、コイル取付部材と駆動用磁石との間の吸引力を考慮しなくても良いため、レンズ駆動装置を揺動させる際の揺動駆動機構の駆動力を制御しやすくなる。
本発明において、支持体は、たとえば、コイル取付部材として、撮影用光学装置の外周面を構成するケース体を備え、駆動用磁石は、ケース体の内部に配置されている。この場合には、撮影用光学装置は、ケース体の内周側に固定されレンズ駆動装置の揺動範囲を規制するストッパ部材を備え、ストッパ部材は、非磁性材料で形成されていることが好ましい。このように構成すると、レンズ駆動装置の揺動範囲を規制するストッパ部材がケース体の内周側に固定されている場合であっても、撮影用光学装置を組み立てる際に、ストッパ部材が駆動用磁石に吸着されるのを防止することができる。したがって、ストッパ部材がケース体の内周側に固定されている場合であっても、撮影用光学装置を容易に組み立てることが可能になる。また、ストッパ部材がケース体の内周側に固定されている場合であっても、撮影用光学装置を構成する各部品の破損を防止することが可能になるとともに、レンズ駆動装置を揺動させる際の揺動駆動機構の駆動力を制御しやすくなる。
本発明において、ケース体は、金属材料で形成されていることが好ましい。このように構成すると、比較的剛性の高い金属材料でケース体が形成されているため、ケース体の内部に配置される各部品を適切に保護することが可能になる。
本発明において、駆動用磁石が取り付けられる磁石取付部材は、磁性材料で形成されていることが好ましい。このように構成すると、磁石取付部材を用いて効率的に磁路を形成することが可能になる。
以上のように、本発明では、撮影用光学装置が小型化、薄型化する場合であっても、撮影用光学装置を容易に組み立てることが可能になる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
(撮影用光学装置の構成)
図1は、本発明の実施の形態にかかる撮影用光学装置1の斜視図である。図2は、図1のE−E断面の断面図である。図3は、図1に示す撮影用光学装置1の分解斜視図である。なお、以下の説明では、図1に示すように、互いに直交する3方向のそれぞれをX方向、Y方向およびZ方向とする。また、図1のX1方向側を「右」側、X2方向側を「左」側、Y1方向側を「前」側、Y2方向側を「後(後ろ)」側、Z1方向側を「上」側、Z2方向側を「下」側とする。本形態では、Z方向は、揺動していないときの撮影用光学装置1の光軸の方向(光軸方向)である。
本形態の撮影用光学装置1は、携帯電話等の携帯機器に搭載される小型かつ薄型のカメラであり、全体として略直方体状に形成されている。この撮影用光学装置1は、図1〜図3に示すように、図示を省略するレンズおよび撮像素子を搭載したレンズ駆動装置2と、レンズ駆動装置2の傾きを検出するセンサ4と、レンズ駆動装置2を支持する支持体5と、レンズ駆動装置2を揺動させる揺動駆動機構6とを備えている。
レンズ駆動装置2には、上述のように、レンズおよび撮像素子が搭載されている。具体的には、レンズ駆動装置2の上端側にレンズが搭載され、レンズ駆動装置2の下端に撮像素子が搭載されている。また、レンズ駆動装置2には、レンズを光軸方向に駆動するためのレンズ駆動機構が搭載されている。このレンズ駆動機構は、たとえば、駆動用のコイルと駆動用の磁石とによって構成されている。
レンズ駆動装置2は、全体として略直方体状に形成されている。このレンズ駆動装置2の前後および左右の側面は、下端が開口する底付きの略四角筒状に形成されたカバー部材9に覆われている。カバー部材9は、磁性材料で形成されている。また、カバー部材9は、冷間圧延鋼板等の金属材料で形成されている。上端側に配置されるカバー部材9の底部には、円形の貫通孔9aが形成されている。また、カバー部材9の下端には、前後方向の外側および左右方向の外側に向かって広がる鍔部9bが形成されている。カバー部材9の前後および左右のそれぞれの側面には、揺動駆動機構6を構成する後述の駆動用磁石21が固定されている。
センサ4は、ジャイロセンサ(角速度センサ)であり、レンズ駆動装置2の下側に配置されている。このセンサ4には、フレキシブルプリント基板(FPC)10が接続されている。このFPC10は、レンズ駆動装置2に搭載されている撮像素子および揺動駆動機構6を構成する後述の駆動用コイル23の端部にも接続されている。FPC10は、撮影用光学装置1の下端側で引き回されて、たとえば、撮影用光学装置1の右側面から引き出されている。
また、センサ4は、上端が開口する底付きで扁平な略四角筒状に形成されたセンサカバー部材11の内部に配置されている。下端側に配置されるセンサカバー部材11の底部は、平面状に形成されており、その中心部は、後述の支点突起15bが当接する当接面11aとなっている。このセンサカバー部材11は、レンズ駆動装置2の下面に固定されている。
本形態では、レンズ駆動装置2とセンサ4とカバー部材9とセンサカバー部材11とが、支持体5に揺動可能に支持されている。すなわち、レンズ駆動装置2、センサ4、カバー部材9およびセンサカバー部材11によって、支持体5に対して揺動可能な可動モジュール12が構成されている。
支持体5は、撮影用光学装置1の下面を構成するベース体15と、撮影用光学装置1の前後および左右の外周面を構成するケース体16とを備えている。ケース体16には、可動モジュール12の揺動範囲を規制するためのストッパ部材18が固定されている。また、ストッパ部材18には、可動モジュール12を揺動可能に支持する板バネ17が固定されている。
ベース体15は、図3に示すように、上端が開口する底付きで扁平な略四角筒状に形成されるとともに、その左右両端側の底面および側面は、切り欠かれている。このベース体15の略中心には、可動モジュール12の揺動の支点となる支点突起15bが上側に向かって突出するように形成されている。すなわち、本形態では、可動モジュール12の下側に可動モジュール12の揺動の支点が配置されている。この支点突起15bは、たとえば、半球面状に形成されており、センサカバー部材11の当接面11aに当接している。本形態では、支点突起15bと当接面11aとによって、レンズ駆動装置2の揺動中心となる支点部19が構成されている。この支点部19は、レンズ駆動装置2の光軸が通過する位置に配置されている。
また、図3に示すように、ベース体15の四隅には、円形の貫通孔15cが形成されている。この貫通孔15cは、揺動駆動機構6を構成する後述の駆動用コイル23から引き出されFPC10に接続される引出線をFPC10に向かって案内するためのものである。
ケース体16は、上端および下端が開口する略四角筒状に形成されている。本形態のケース体16は、非磁性材料で形成されている。また、ケース体16は、ステンレス鋼板(たとえば、SUS304)等の金属材料で形成されている。
板バネ17は、全体として略矩形状に形成されている。板バネ17の四隅は、たとえば、ストッパ部材18に固定されている。また、板バネ17の中心側は、カバー部材9の鍔部9bに固定されており、板バネ17は、可動モジュール12を保持している。この板バネ17は、ストッパ部材18に固定される固定部と、可動モジュール12を保持する保持部と、固定部と保持部とを繋ぐバネ部とを備えている。
なお、板バネ17は、センサカバー部材11の当接面11aとベース体15の支点突起15bとを確実に当接させるための与圧が発生するように(すなわち、可動モジュール12を下方向へ付勢する付勢力が発生するように)、撓んだ状態でストッパ部材18に固定されている。
ストッパ部材18は、非磁性材料で形成されている。たとえば、ストッパ部材18は、ポリアセタール(POM)等の樹脂(エンジニアリングプラスチック)で形成されている。このストッパ部材18は、ケース体16の内周側に固定されている。具体的には、揺動駆動機構6を構成する駆動用磁石21に当接可能な位置で、ストッパ部材18がケース体16の内周面に固定されており、ストッパ部材18と駆動用磁石21とによって、可動モジュール12の揺動範囲が規制されている。
また、図3に示すように、矩形の枠状に形成されたストッパ部材18の四隅には、円形の貫通孔18aが形成されている。この貫通孔18aは、揺動駆動機構6を構成する後述の駆動用コイル23から引き出されFPC10に接続される引出線をFPC10に向かって案内するためのものである。本形態では、ベース体15に形成される貫通孔15cとストッパ部材18に形成される貫通孔18aとは、上下方向で重なるように配置されており、図2に示すように、駆動用コイル23から引き出された引出線は、ストッパ部材18の貫通孔18aとベース体15の貫通孔15cとを順次、通過して、FPC10に接続される。
揺動駆動機構6は、駆動用磁石21と、駆動用磁石21に対向配置される駆動用コイル23とを備えている。本形態の揺動駆動機構6は、4個の駆動用磁石21と4個の駆動用コイル23とを備えている。
駆動用磁石21は、略矩形の板状に形成されている。また、駆動用磁石21は、第1磁石片21aと第2磁石片21bとの2個の磁石片によって構成されている。具体的には、第1磁石片21aの下面と第2磁石片21bの上面とが当接した状態で、第1磁石片21aと第2磁石片21bとが接着固定されて駆動用磁石21が形成されている。第1磁石片21aと第2磁石片21bとは、高さ、幅および厚さが同じになるように形成されている。
駆動用磁石21は、カバー部材9の前後の側面および左右の側面のそれぞれに1個ずつ固定されており、ケース体16の内部に配置されている。この駆動用磁石21は、レンズ駆動装置2とともに揺動する。上述のように、カバー部材9は、磁性材料で形成されており、カバー部材9は、駆動用磁石21のバックヨークの機能を果たしている。本形態のカバー部材9は、駆動用磁石21が取り付けられる磁石取付部材である。
本形態では、カバー部材9の左右の側面に固定される駆動用磁石21は、駆動用磁石21の右面に形成される磁極と左面に形成される磁極とが異なるように着磁されている。また、カバー部材9の左右の側面に固定される駆動用磁石21は、左右方向における第1磁石片21aの外側面に形成される磁極と第2磁石片21bの外側面に形成される磁極とが異なるように(すなわち、左右方向における第1磁石片21aの内側面に形成される磁極と第2磁石片21bの内側面に形成される磁極とが異なるように)着磁されている。
同様に、カバー部材9の前後の側面に固定される駆動用磁石21は、駆動用磁石21の前面に形成される磁極と後面に形成される磁極とが異なるように着磁されている。また、カバー部材9の前後の側面に固定される駆動用磁石21は、前後方向における第1磁石片21aの外側面に形成される磁極と第2磁石片21bの外側面に形成される磁極とが異なるように着磁されている。
たとえば、カバー部材9の右側面に固定される駆動用磁石21の第1磁石片21aの右側面はS極、左側面はN極に着磁され、この駆動用磁石21の第2磁石片21bの右側面はN極、左側面はS極に着磁されている。同様に、カバー部材9の左側面に固定される駆動用磁石21の第1磁石片21aの左側面はS極、右側面はN極に着磁され、この駆動用磁石21の第2磁石片21bの左側面はN極、右側面はS極に着磁されている。
また、たとえば、カバー部材9の後側面に固定される駆動用磁石21の第1磁石片21aの後側面はN極、前側面はS極に着磁され、この駆動用磁石21の第2磁石片21bの後側面はS極、前側面はN極に着磁されている。同様に、カバー部材9の前側面に固定される駆動用磁石21の第1磁石片21aの前側面はN極、後側面はS極に着磁され、この駆動用磁石21の第2磁石片21bの前側面はS極、後側面はN極に着磁されている。
駆動用コイル23は、導線の周りを被覆する絶縁被膜と、絶縁被膜の周りをさらに被覆する融着被膜とを備える融着線が空芯状に巻回された(すなわち、ボビン等の巻芯を備えていない)空芯コイルである。この駆動用コイル23は、融着線が略長方形状に巻回されて形成されている。また、駆動用コイル23は、絶縁性のフィルムを介してケース体16の前後の側面および左右の側面のそれぞれに1個ずつ固定されている。具体的には、略長方形状に巻回された駆動用コイル23の短手方向と上下方向とが一致するように、駆動用コイル23がケース体16に固定されている。本形態のケース体16は、駆動用コイル23が取り付けられるコイル取付部材である。
図2に示すように、駆動用磁石21と駆動用コイル23とは所定の隙間をあけた状態で対向配置されている。具体的には、支点部19を支点として可動モジュール12が揺動しても、駆動用磁石21と駆動用コイル23とが接触しないように、駆動用磁石21と駆動用コイル23とが所定の隙間をあけた状態で対向配置されている。
また、本形態では、図2に示すように、上下方向における駆動用コイル23の中心位置が第1磁石片21aと第2磁石片21bとの当接面よりも上側に配置されるように、駆動用磁石21と駆動用コイル23とが対向配置されている。
以上のように構成された撮影用光学装置1では、センサ4で手振れが検出されると、センサ4での検出結果に基づいて、駆動用コイル23に電流が供給され、可動モジュール12が支点部19を中心に揺動して、手振れが補正される。なお、本形態では、当接面11aと支点突起15bとからなる支点部19と、揺動駆動機構6と、板バネ17とによって、センサ4での検出結果に基づいてレンズ駆動装置2を揺動させて手振れを補正する手振れ補正機構が構成されている。
また、以上のように構成された撮影用光学装置1は、以下のように組み立てられる。すなわち、図3に示すように、まず、ケース体16の内周面に駆動用コイル23およびストッパ部材18を固定する。また、板バネ17付きの可動モジュール12を組み立てる。すなわち、センサ4を内部に配置したセンサカバー部材11をレンズ駆動装置2に固定するとともに、レンズ駆動装置2をカバー部材9の内部に取り付けた後に、カバー部材9に駆動用磁石21および板バネ17を固定する。
その後、駆動用磁石21と駆動用コイル23とが対向するように、ケース体16の内部に、板バネ17付きの可動モジュール12を配置し、ケース体16の下端側にベース体15を固定する。
(本形態の主な効果)
以上説明したように、本形態では、駆動用磁石21に対向配置される駆動用コイル23が固定されるケース体16は、非磁性材料で形成されている。そのため、撮影用光学装置1を組み立てる際に(具体的には、ケース体16の内部に板バネ17付きの可動モジュール12を配置する際に)、ケース体16が駆動用磁石21に吸着されるのを防止することができる。
特に本形態では、ストッパ部材18も非磁性材料で形成されている。そのため、可動モジュール12の揺動範囲を規制するストッパ部材18がケース体16の内周面に固定されている場合であっても、撮影用光学装置1を組み立てる際に、ストッパ部材18が駆動用磁石21に吸着されるのを防止することができる。
したがって、本形態では、板バネ17付きの可動モジュール12をケース体16の内部に円滑に配置することができ、円滑にかつ精度良く、撮影用光学装置1を組み立てることが可能になる。その結果、撮影用光学装置1が小型化、薄型化する場合であっても、撮影用光学装置1を容易に組み立てることが可能になる。
また、撮影用光学装置1の組立時に、ケース体16およびストッパ部材18が駆動用磁石21に吸着されるのを防止することができるため、板バネ17付きの可動モジュール12および/またはケース体16を大きな力で把持しなくても良い。したがって、撮影用光学装置1を構成する各部品に過剰な負荷がかかるのを防止することができ、各部品の破損を防止することができる。
また、ケース体16およびストッパ部材18と駆動用磁石21との間の吸引力を考慮しなくても良いため、可動モジュール12を揺動させる際の揺動駆動機構6の駆動力を制御しやすくなる。すなわち、ケース体16(および/またはストッパ部材18)が磁性材料で形成されている場合、たとえば、可動モジュール12が支点部19を中心として右方向へ傾いて、カバー部材9の右側面に固定される駆動用磁石21とケース体16の右側面(および/またはストッパ部材18の右端側部分)との間の隙間が狭くなると、この駆動用磁石21とケース体16の右側面(および/またはストッパ部材18の右端側部分)との間の吸引力が増加して、可動モジュール12を右方向へ傾ける力が増加するため、揺動駆動機構6の駆動力の制御が複雑になるが、本形態では、可動モジュール12が揺動しても、駆動用磁石21とケース体16の側面(および/またはストッパ部材18)との間の吸引力が増加することがない。したがって、本形態では、可動モジュール12を揺動させる際の揺動駆動機構6の駆動力を制御しやすくなる。
また、本形態では、可動モジュール12が揺動しても、駆動用磁石21とケース体16の側面(および/またはストッパ部材18)との間の吸引力が急激に増加することがないため、板バネ17の損傷を防止することができる。
本形態では、ケース体16は、金属材料で形成されている。すなわち、ケース体16は、比較的剛性の高い金属材料で形成されている。そのため、ケース体16の内部に配置される各部品を適切に保護することが可能になる。
本形態では、駆動用磁石21が取り付けられるカバー部材9は、磁性材料で形成されている。そのため、カバー部材9を用いて効率的に磁路を形成することができる。
(他の実施の形態)
上述した形態は、本発明の好適な形態の一例ではあるが、これに限定されるものではなく本発明の要旨を変更しない範囲において種々変形実施が可能である。
上述した形態では、駆動用磁石21がカバー部材9に取り付けられ、駆動用コイル23がケース体16に取り付けられている。この他にもたとえば、駆動用磁石21がケース体16に取り付けられ、駆動用コイル23がカバー部材9に取り付けられても良い。この場合には、カバー部材9は非磁性材料で形成される。また、この場合には、ケース体16は磁性材料で形成されても良いし、非磁性材料で形成されても良い。ケース体16が非磁性材料で形成される場合には、磁性材料で形成されるヨークを介して駆動用磁石21がケース体16に取り付けられることが好ましい。なお、この場合には、カバー部材9は、駆動用コイル23が取り付けられるコイル取付部材である。
上述した形態では、ケース体16は、金属材料で形成されている。この他にもたとえば、ケース体16は、POM等の樹脂(エンジニアリングプラスチック)で形成されても良い。この場合には、ケース体16とストッパ部材18とが一体成型されても良い。
上述した形態では、駆動用磁石21は、第1磁石片21aと第2磁石片21bとの2個の磁石片によって構成されているが、駆動用磁石21は、1個の磁石片によって構成されても良い。この場合には、駆動用磁石21の両面のそれぞれにおいて、光軸方向で重なる2極の磁極が形成されるように、1個の磁石片が着磁される。また、上述した形態では、カバー部材9は磁性材料で形成されているが、カバー部材9は非磁性材料で形成されても良い。
本発明の実施の形態にかかる撮影用光学装置の斜視図である。 図1のE−E断面の断面図である。 図1に示す撮影用光学装置の分解斜視図である。
符号の説明
1 撮影用光学装置
2 レンズ駆動装置
4 センサ
5 支持体
6 揺動駆動機構
9 カバー部材(磁石取付部材)
16 ケース体(コイル取付部材)
18 ストッパ部材
21 駆動用磁石
23 駆動用コイル

Claims (5)

  1. レンズと撮像素子と前記レンズを駆動するレンズ駆動機構とを搭載したレンズ駆動装置と、前記レンズ駆動装置を支持する支持体と、前記レンズ駆動装置の傾きを検出するセンサと、前記センサでの検出結果に基づいて前記支持体に対して前記レンズ駆動装置を揺動させて手振れを補正する手振れ補正機構とを備え、
    前記手振れ補正機構は、前記レンズ駆動装置を揺動させる揺動駆動機構を備え、
    前記揺動駆動機構は、互いに対向配置される駆動用コイルと駆動用磁石とを備え、
    前記駆動用コイルまたは前記駆動用磁石のいずれか一方は、前記レンズ駆動装置とともに揺動し、前記駆動用コイルまたは前記駆動用磁石のいずれか他方は、前記支持体に固定され、
    前記駆動用コイルが取り付けられるコイル取付部材は非磁性材料で形成されていることを特徴とする撮影用光学装置。
  2. 前記支持体は、前記コイル取付部材として、前記撮影用光学装置の外周面を構成するケース体を備え、
    前記駆動用磁石は、前記ケース体の内部に配置されていることを特徴とする請求項1記載の撮影用光学装置。
  3. 前記ケース体の内周側に固定され前記レンズ駆動装置の揺動範囲を規制するストッパ部材を備え、
    前記ストッパ部材は、非磁性材料で形成されていることを特徴とする請求項2記載の撮影用光学装置。
  4. 前記ケース体は、金属材料で形成されていることを特徴とする請求項2または3記載の撮影用光学装置。
  5. 前記駆動用磁石が取り付けられる磁石取付部材は、磁性材料で形成されていることを特徴とする請求項1から4いずれかに記載の撮影用光学装置。
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