JP5638845B2 - 撮影用光学装置の製造方法およびレンズ駆動装置の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、撮影用光学装置の製造方法およびレンズ駆動装置の製造方法に関する。
近年、携帯電話等の携帯機器には、撮影用光学装置が搭載されている。携帯機器の場合、撮影時に手振れが発生しやすい。そこで、撮影時の手振れを補正することが可能な撮影用光学装置が本出願人によって提案されている(たとえば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載の撮影用光学装置は、レンズおよび撮像素子が搭載される可動モジュールと、可動モジュールを支持する固定体と、可動モジュールを固定体上で揺動させて手振れを補正する手振れ補正機構とを備えている。可動モジュールは、レンズを保持して光軸方向へ移動可能な移動体と、移動体を光軸方向へ移動可能に支持する支持体と、移動体を光軸方向へ移動させるレンズ駆動用コイルおよびレンズ駆動用磁石とを備えている。レンズ駆動用コイルは、移動体の外周面に巻回されている。支持体は、可動モジュールの外周面を構成する四角筒状のケースを備えており、レンズ駆動用磁石は、レンズ駆動用コイルに対向するようにケースの内周面に固定されている。また、可動モジュールの外周面(すなわち、ケースの外周面)は、四角筒状のヨークに覆われている。
また、特許文献1に記載の撮影用光学装置では、手振れ補正機構は、手振れ補正用コイルと手振れ補正用磁石とを備えている。手振れ補正用磁石は、ヨークの外周面に固定されている。また、撮影用光学装置の外周面を構成する四角筒状の固定体がヨークの外周面を囲むように配置されており、手振れ補正用コイルは、所定の隙間を介して手振れ補正用磁石と対向するように固定体の内周面に固定されている。この撮影用光学装置では、可動モジュールと固定体とがジンバルバネによって接続されている。ジンバルバネは、矩形枠状の内周側連結部と、矩形枠状の外周側連結部と、内周側連結部と外周側連結部とを繋ぐアーム部とを備えている。内周側連結部は、ヨークに固定され、外周側連結部は、固定体に固定されている。
特開2009−294393号公報
可動モジュールを適切に揺動させて、手振れを適切に補正するためには、手振れ補正用コイルと手振れ補正用磁石との相対位置精度を高めて、手振れ補正用コイルと手振れ補正用磁石との間の隙間等の精度を高める必要がある。
そこで、本発明の課題は、振れ補正用コイルと振れ補正用磁石との相対位置精度を従来以上に高めることが可能になる撮影用光学装置の製造方法およびレンズ駆動装置の製造方法を提供することにある。
上記の課題を解決するため、本発明の撮影用光学装置の製造方法は、レンズおよび撮像素子を有するカメラモジュールと、光学像の振れを補正するための振れ補正装置とを備える撮影用光学装置であって、振れ補正装置は、カメラモジュールを揺動可能に支持するための支持体と、支持体に対してレンズの光軸が傾くようにカメラモジュールを揺動させて振れを補正するための振れ補正機構とを備え、支持体は、略筒状に形成されるケース体を備え、振れ補正機構は、ケース体の内周面に固定される振れ補正用コイルと、振れ補正用コイルよりもケース体の内周側にかつ振れ補正用コイルと対向するように配置される複数の振れ補正用磁石と、複数の振れ補正用磁石を保持する略四角筒状の磁石ホルダとを備えるとともに、支持体に固定される支持体固定部と、振れ補正用磁石を保持する磁石保持部と、支持体固定部と磁石保持部とを繋ぐバネ部とを有するバネ部材を備える撮影用光学装置の製造方法において、レンズの光軸方向において、被写体が配置される側を被写体側とし、撮像素子が配置される側を反被写体側とすると、磁石ホルダに複数の振れ補正用磁石を固定するとともに、磁石保持部に磁石ホルダを固定し、振れ補正用コイルをケース体の内周面に固定した後、複数の振れ補正用磁石が固定されるとともに磁石保持部に固定された磁石ホルダを反被写体側からケース体の内周側に挿入し、その後、支持体固定部を支持体に固定し、その後、振れ補正用磁石よりもケース体の内周側に形成される配置空間にカメラモジュールを挿入して、複数の振れ補正用磁石にカメラモジュールを固定することを特徴とする。
また、上記の課題を解決するため、本発明のレンズ駆動装置の製造方法は、レンズが取付可能でかつレンズの光軸方向へ移動可能な可動体と、可動体を光軸方向へ移動可能に保持する保持体と、可動体を光軸方向へ駆動するためのレンズ駆動機構とを有するレンズ駆動モジュールと、光学像の振れを補正するための振れ補正装置とを備えるレンズ駆動装置であって、振れ補正装置は、レンズ駆動モジュールを揺動可能に支持するための支持体と、支持体に対してレンズの光軸が傾くようにレンズ駆動モジュールを揺動させて振れを補正するための振れ補正機構とを備え、支持体は、略筒状に形成されるケース体を備え、振れ補正機構は、ケース体の内周面に固定される振れ補正用コイルと、振れ補正用コイルよりもケース体の内周側にかつ振れ補正用コイルと対向するように配置される複数の振れ補正用磁石と、複数の振れ補正用磁石を保持する略四角筒状の磁石ホルダとを備えるとともに、支持体に固定される支持体固定部と、振れ補正用磁石を保持する磁石保持部と、支持体固定部と磁石保持部とを繋ぐバネ部とを有するバネ部材を備えるレンズ駆動装置の製造方法において、光軸方向において、被写体が配置される側を被写体側とし、撮像素子が配置される側を反被写体側とすると、磁石ホルダに複数の振れ補正用磁石を固定するとともに、磁石保持部に磁石ホルダを固定し、振れ補正用コイルをケース体の内周面に固定した後、複数の振れ補正用磁石が固定されるとともに磁石保持部に固定された磁石ホルダを反被写体側からケース体の内周側に挿入し、その後、支持体固定部を支持体に固定し、その後、振れ補正用磁石よりもケース体の内周側に形成される配置空間にレンズ駆動モジュールを挿入して、複数の振れ補正用磁石にレンズ駆動モジュールを固定することを特徴とする。
本発明では、磁石ホルダに複数の振れ補正用磁石を固定するとともに磁石保持部に磁石ホルダを固定し、振れ補正用コイルをケース体の内周面に固定した後、複数の振れ補正用磁石が固定されるとともに磁石保持部に固定された磁石ホルダを反被写体側からケース体の内周側に挿入し、その後、支持体固定部を支持体に固定している。すなわち、本発明では、カメラモジュールやレンズ駆動モジュールを組み込む前に、支持体およびバネ部材等を介して振れ補正用コイルと振れ補正用磁石とを一体化している。したがって、本発明では、カメラモジュールやレンズ駆動モジュールの寸法精度や組立精度が、振れ補正用コイルと振れ補正用磁石との相対位置精度に与える影響を低減することが可能になり、その結果、振れ補正用コイルと振れ補正用磁石との相対位置精度を従来以上に高めることが可能になる。たとえば、振れ補正用コイルと振れ補正用磁石との間の隙間の精度を従来以上に高めることが可能になる。
また、本発明では、カメラモジュールやレンズ駆動モジュールを組み込む前に、支持体およびバネ部材等を介して振れ補正用コイルと振れ補正用磁石とを一体化しているため、カメラモジュールやレンズ駆動モジュールが組み込まれていない状態の振れ補正装置、および、カメラモジュールやレンズ駆動モジュールが組み込まれた状態の振れ補正装置の両者を市場で流通させることが可能になる。したがって、本発明では、振れ補正装置の流通形態を多様化させることが可能になる。
また、本発明では、磁石ホルダによって複数の振れ補正用磁石を一体化しているため、カメラモジュールやレンズ駆動モジュールが組み込まれていない状態でも、振れ補正用磁石を安定させることが可能になる。また、磁石ホルダによって複数の振れ補正用磁石を一体化しているため、撮影用光学装置やレンズ駆動装置の組立時において、複数の振れ補正用磁石を個別に取り扱う場合と比較して、振れ補正用磁石の取り扱いが容易になる。
以上のように、本発明では、振れ補正用コイルと振れ補正用磁石との相対位置精度を従来以上に高めることが可能になる
本発明の実施の形態にかかる撮影用光学装置の斜視図である。 図1のE−E断面の断面図である。 図1に示す撮影用光学装置の分解斜視図である。 図3に示すカメラモジュールの分解斜視図である。 図1に示す振れ補正装置の斜視図である。 図5のF−F断面の断面図である。 図3に示す板バネ、振れ補正用磁石および磁石ホルダの組立状態を反被写体側から示す斜視図である。 図1に示す撮影用光学装置の組立手順を示す工程図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施の形態を説明する。
(撮影用光学装置の概略構成)
図1は、本発明の実施の形態にかかる撮影用光学装置1の斜視図である。図2は、図1のE−E断面の断面図である。なお、以下の説明では、図1に示すように、互いに直交する3方向のそれぞれをX方向、Y方向およびZ方向とし、X方向を左右方向、Y方向を前後方向、Z方向を上下方向とする。また、Z1方向側を「上」側、Z2方向側を「下」側とする。
本形態の撮影用光学装置1は、携帯電話等の携帯機器、ドライブレコーダあるいは監視カメラシステム等に搭載される小型かつ薄型のカメラであり、オートフォーカス機能と振れ補正機能とを備えている。この撮影用光学装置1は、全体として略四角柱状に形成されている。本形態では、撮影用光学装置1は、撮影用のレンズの光軸Lの方向(光軸方向)から見たときの形状が略正方形状となるように形成されており、撮影用光学装置1の4つの側面は、左右方向または前後方向と略平行になっている。
撮影用光学装置1は、図1、図2に示すように、レンズおよび撮像素子を有するとともに揺動可能なカメラモジュール3と、レンズによって撮像素子上に結像される光学像の振れを補正するための振れ補正装置4とを備えている。本形態では、上下方向は、カメラモジュール3が揺動していないときのカメラモジュール3の光軸方向とほぼ一致する。また、本形態では、カメラモジュール3の下端に撮像素子が搭載されており、上側に配置される被写体が撮影される。すなわち、本形態では、上側(Z1方向側)は被写体側(物体側)であり、下側(Z2方向側)は反被写体側(撮像素子側、像側)である。
(カメラモジュールの構成)
図3は、図1に示す撮影用光学装置1の分解斜視図である。図4は、図3に示すカメラモジュール3の分解斜視図である。
カメラモジュール3は、全体として略四角柱状に形成されている。本形態では、カメラモジュール3は、光軸方向から見たときの形状が略正方形状となるように形成されており、カメラモジュール3の4つの側面は、左右方向または前後方向と略平行になっている。
このカメラモジュール3は、図2、図4に示すように、レンズを保持し光軸方向へ移動可能な可動体5と、可動体5を光軸方向へ移動可能に保持する保持体6と、保持体6に対して可動体5を光軸方向へ駆動するためのレンズ駆動機構7と、近赤外光をカットするIRカットフィルタ11(図2参照)を保持するフィルタホルダ8とを備えている。可動体5は、可動体5の上端側に配置される板バネ9(図2参照)と、可動体5の下端側に配置される板バネ10(図2参照)とを介して保持体6に移動可能に保持されている。すなわち、可動体5と保持体6とは、板バネ9、10によって繋がれている。
可動体5は、複数のレンズが固定されたレンズホルダ12と、レンズホルダ12を保持するスリーブ13とを備えている。保持体6は、カメラモジュール3の4つの側面(外周面)を構成するカバー部材14と、カメラモジュール3の反被写体側の端面を構成するベース部材15とを備えている。
レンズホルダ12は、略円筒状に形成されている。このレンズホルダ12の内周側には、複数のレンズが固定されている。スリーブ13は、たとえば、樹脂材料で形成されるとともに、略円筒状に形成されている。スリーブ13は、その内周側でレンズホルダ12を保持している。すなわち、スリーブ13の内周面にレンズホルダ12の外周面が固定されている。
カバー部材14は、磁性材料で形成されている。このカバー部材14は、底部14aと筒部14bとを有する底付きの略四角筒状(略有底四角筒状)に形成されている。底部14aは、上側に配置されており、カメラモジュール3の被写体側の端面を構成している。底部14aの中心には、円形の貫通孔14cが形成されている。カバー部材14は、可動体5およびレンズ駆動機構7の外周側を囲むように配置されている。カバー部材14の底部14aの下面には、図2に示すように、スペーサ部材16が固定されている。スペーサ部材16は、略正方形の枠状に形成されている。スペーサ部材16には、板バネ9の一部が固定されている。
ベース部材15は、樹脂材料で形成されるとともに、略正方形の平板状に形成されている。このベース部材15は、カバー部材14の筒部14bの下端に固定されている。ベース部材15の中心には、図2に示すように、貫通孔15aが形成されている。また、ベース部材15には、板バネ10の一部が固定されている。
レンズ駆動機構7は、可動体5の外周面(具体的には、スリーブ13の外周面)に沿って巻回される2個のレンズ駆動用コイル18と、レンズ駆動用コイル18に対向配置される4個のレンズ駆動用磁石19とを備えている。
2個のレンズ駆動用コイル18は、その巻回方向が互いに異なるように巻回されている。たとえば、一方のレンズ駆動用コイル18は、図4の時計回りの方向に巻回され、他方のレンズ駆動用コイル18は、図4の反時計回りの方向に巻回されている。2個のレンズ駆動用コイル18は、上下方向に所定の間隔をあけた状態でスリーブ13の外周面に固定されている。
レンズ駆動用磁石19は、光軸方向から見たときの形状が略等脚台形状となる略四角柱状に形成されている。また、レンズ駆動用磁石19は、光軸方向から見たときの形状が略等脚台形状となる四角柱状に形成された磁石片20と磁石片21との2個の磁石片によって構成されている。具体的には、磁石片20の下面と磁石片21の上面とが当接した状態で、磁石片20と磁石片21とが互いに接着固定されることでレンズ駆動用磁石19が形成されている。
4個のレンズ駆動用磁石19は、レンズ駆動用コイル18の外周面と所定の隙間を介して対向するように、カバー部材14の筒部14bの四隅の内側のそれぞれに固定されている。4個の磁石片20は、レンズ駆動用コイル18との対向面に形成される磁極がいずれも同じになるように着磁されている。同様に、4個の磁石片21は、レンズ駆動用コイル18との対向面に形成される磁極がいずれも同じになるように着磁されている。また、磁石片20、21は、磁石片20のレンズ駆動用コイル18との対向面に形成される磁極と磁石片21のレンズ駆動用コイル18との対向面に形成される磁極とが互いに異なる磁極となるように着磁されている。すなわち、レンズ駆動用磁石19は、異なる2つの磁極が上下方向で重なるように着磁されている。
フィルタホルダ8は、樹脂材料で形成されるとともに、略正方形の平板状に形成されている。このフィルタホルダ8は、ベース部材15の下面に固定されている。フィルタホルダ8の中心には、貫通孔8aが形成されている。また、フィルタホルダ8の上面側には、IRカットフィルタ11が固定されている。
撮像素子は、基板22に実装されている。基板22は、フィルタホルダ8の下面に固定されている。基板22には、カメラモジュール3の傾きの変化を検出するためのジャイロスコープが実装されている。また、基板22には、FPC(フレキシブルプリント基板)23が接続されており、FPC23は、撮影用光学装置1の下端側で引き回されて、撮影用光学装置1の側面から引き出されている。また、基板22の下面には、図2に示すように、後述の球状部材35が当接する当接板24が固定されている。
(振れ補正装置の構成)
図5は、図1に示す振れ補正装置4の斜視図である。図6は、図5のF−F断面の断面図である。図7は、図3に示す板バネ28、振れ補正用磁石39および磁石ホルダ45の組立状態を反被写体側から示す斜視図である。
振れ補正装置4は、カメラモジュール3を揺動可能に支持するための支持体27と、カメラモジュール3と支持体27とを繋ぐためのバネ部材としての板バネ28と、手振れ等の振れを補正するために支持体27に対してカメラモジュール3を揺動させる揺動駆動機構29とを備えている。
支持体27は、撮影用光学装置1の前後左右の4つの側面(外周面)を構成するケース体31と、撮影用光学装置1の下面側を構成する反被写体側ケース体としての下ケース体32と、板バネ28の一部を固定するための固定部材としてのスペーサ部材33とを備えている。ケース体31は、略四角筒状に形成されており、カメラモジュール3を外周側から囲むように配置されている。下ケース体32は、底部32aと筒部32bとを有する底付きの略四角筒状(略有底四角筒状)に形成されている。スペーサ部材33は、略正方形の枠状に形成されている。
下ケース体32の底部32aは、下側に配置されており、撮影用光学装置1の下面を構成している。また、底部32aの中心には、カメラモジュール3の揺動の支点となる球状部材35の下端側が配置される円形状の配置孔32cが形成されている。本形態では、球状部材35と配置孔32cとによって、カメラモジュール3の揺動中心となる支点部36が構成されている。支点部36は、カメラモジュール3の下側に配置されており、球状部材35の上端は、当接板24の下面に当接している。なお、本形態の球状部材35は、支点部36を構成する支点用突部であり、配置孔32cの縁は、支点用突部である球状部材35が当接する当接部である。
揺動駆動機構29は、4個の振れ補正用コイル38と、4個の振れ補正用コイル38のそれぞれに対向配置される4個の振れ補正用磁石39とを備えている。
4個の振れ補正用コイル38は、図3に示すように、FPC40に実装されて形成されている。また、振れ補正用コイル38は、略長方形状に巻回されて形成されており、互いに略平行な2個の長辺部38aを備えている。FPC40は、4個の振れ補正用コイル38のそれぞれが、ケース体31の内周面を構成する4つの内側面のそれぞれに配置されるように、ケース体31の内周面に沿って配置されている。また、FPC40は、長辺部38aが前後方向または左右方向と略平行になるように(すなわち、略長方形状に巻回された振れ補正用コイル38の短手方向と上下方向とが略一致するように)、ケース体31の内周面に固定されている。FPC40は、中継用のFPC41を介して、FPC23に接続されている。なお、振れ補正用コイル38は、空芯状に巻回された空芯コイルであっても良い。
振れ補正用磁石39は、略長方形の平板状に形成されている。また、振れ補正用磁石39は、略長方形の平板状に形成された磁石片42と磁石片43との2個の磁石片によって構成されている。具体的には、磁石片42の下面と磁石片43の上面とが当接した状態で、磁石片42と磁石片43とが互いに接着固定されることで振れ補正用磁石39が形成されている。
4個の振れ補正用磁石39は、磁石ホルダ45に保持されている。磁石ホルダ45は、たとえば、樹脂材料で形成されている。また、磁石ホルダ45は、略四角筒状に形成されている。磁石ホルダ45の4つの側面のそれぞれには、振れ補正用磁石39を固定するための略長方形状の固定孔45aが側面を貫通するように形成されている。また、磁石ホルダ45の4つの側面のそれぞれの下端面には、図7に示すように、板バネ28を構成する後述の磁石保持部28aを、前後左右方向で位置決めするための位置決め部としての位置決め突起45bが形成されている。
振れ補正用磁石39は、その厚さ方向が磁石ホルダ45の側面の厚さ方向と一致し、かつ、その長手方向が左右方向または前後方向と略一致するように(すなわち、その短手方向が上下方向と略一致するように)、固定孔45aに固定されている。すなわち、磁石ホルダ45は、左右方向または前後方向における振れ補正用磁石39の両端側、および、上下方向における振れ補正用磁石39の両端側を保持している。また、前後左右方向における振れ補正用磁石39の内側面は、カバー部材14の筒部14bの外周面に固定されており、振れ補正用磁石39は、振れ補正用コイル38よりもケース体31の内周側に配置されている。
磁石片42は、一方の側面に形成される磁極と他方の側面に形成される磁極とが異なるように着磁されている。すなわち、筒部14bに固定される前後左右の内側面に形成される磁極と、振れ補正用コイル38に対向する前後左右の外側面に形成される磁極とが異なる磁極となるように、磁石片42は着磁されている。同様に、磁石片43は、筒部14bに固定される前後左右の内側面に形成される磁極と、振れ補正用コイル38に対向する前後左右の外側面に形成される磁極とが異なる磁極となるように着磁されている。また、磁石片42、43は、磁石片42の内側面の磁極と磁石片43の内側面の磁極とが異なる磁極となるように着磁されている。すなわち、磁石片42、43は、磁石片42の外側面の磁極と磁石片43の外側面の磁極とが異なる磁極となるように着磁されている。
板バネ28は、図7に示すように、振れ補正用磁石39を保持する磁石保持部28aと、支持体27に固定される支持体固定部28bと、磁石保持部28aと支持体固定部28bとを繋ぐ4本のバネ部28cとを備えている。本形態では、支持体固定部28bに対してバネ部28cが撓むことで、振れ補正用磁石39等を介して磁石保持部28aに固定されるカメラモジュール3の揺動動作が可能となっている。
磁石保持部28aおよび支持体固定部28bは、環状に形成されている。具体的には、磁石保持部28aおよび支持体固定部28bは、略正方形状の枠状に形成されている。支持体固定部28bは、磁石保持部28aよりも大きく形成されており、磁石保持部28aの外周側に配置されている。バネ部28cは、磁石保持部28aと支持体固定部28bとの間に配置されている。また、バネ部28cは、略L形状に形成されている。具体的には、バネ部28cは、図7に示すように、磁石保持部28aに繋がる直線状の内側バネ部28dと、支持体固定部28bに繋がる外側バネ部28eとによって構成される略L形状に形成されている。
磁石保持部28aには、磁石ホルダ45が固定されている。具体的には、磁石保持部28aの上面に磁石ホルダ45の下端面が固定されている。磁石保持部28aには、磁石ホルダ45の位置決め突起45bが挿通される貫通孔が形成されており、磁石ホルダ45は、前後左右方向で位置決めされた状態で磁石保持部28aに固定されている。
支持体固定部28bは、図2、図6に示すように、下ケース体32の筒部32bの上端とスペーサ部材33の下面との間に挟まれた状態で、筒部32bとスペーサ部材33とに固定されている。すなわち、支持体固定部28bの下面は、筒部32bの上端に当接している。また、スペーサ部材33は、ケース体31の下端側に固定され、下ケース体32は、支持体固定部28bを介してスペーサ部材33の下側に配置された状態でケース体31の下端側に固定されている。なお、筒部32bの上端およびスペーサ部材33の下面には、前後左右方向で支持体固定部28bを位置決めするための位置決め部は形成されていない。
板バネ28は、球状部材35の上端と当接板24とを確実に当接させるとともに、球状部材35の下端側と下ケース体32の配置孔32cの縁とを確実に当接させるための与圧が発生するように(すなわち、カメラモジュール3を下方向へ付勢する付勢力が発生するように)、撓んだ状態で固定されている。すなわち、図2、図6に示すように、支持体固定部28bは、磁石保持部28aよりも下側に下がった状態で支持体27に固定されており、支持体固定部28bは、磁石保持部28aよりも下側に配置されている。
また、板バネ28は、内側バネ部28dおよび外側バネ部28eが前後方向または左右方向と略平行になるように固定されている。本形態のバネ部28cは、左右方向に略平行な内側バネ部28dまたは外側バネ部28eと、前後方向に略平行な内側バネ部28dまたは外側バネ部28eとから構成されており、左右方向および前後方向に変形可能となっている。また、本形態のバネ部28cは、上下方向にも変形可能となっている。
上述のように、振れ補正用磁石39を保持する磁石ホルダ45は、板バネ28の磁石保持部28aに固定されており、振れ補正用磁石39がカバー部材14の筒部14bに固定されていない状態でも、振れ補正用磁石39は、磁石ホルダ45および板バネ28を介して支持体27に繋がっている。カメラモジュール3が取り付けられていない状態の振れ補正装置4では、図5に示すように、振れ補正用磁石39よりも内周側に、カメラモジュール3を配置可能な配置空間Sが形成されている。
(撮影用光学装置の概略動作)
以上のように構成された撮影用光学装置1では、レンズ駆動用コイル18に電流が供給されると、可動体5とともにレンズが光軸方向へ移動する。また、撮影用光学装置1では、基板22に実装されるジャイロスコープでカメラモジュール3の傾きの変化が検出されると、ジャイロスコープでの検出結果に基づいて、振れ補正用コイル38に電流が供給される。振れ補正用コイル38に電流が供給されると、支点部36を中心に、左右方向および/または前後方向を軸方向として、カメラモジュール3が光軸Lを傾けるように揺動して、振れが補正される。
なお、本形態では、板バネ28、揺動駆動機構29および支点部36等によって、支持体27に対して光軸Lが傾くようにカメラモジュール3を揺動させて振れを補正する振れ補正機構が構成されている。
(撮影用光学装置の組立手順)
図8は、図1に示す撮影用光学装置1の組立手順を示す工程図である。
撮影用光学装置1は、たとえば、以下の手順で組み立てられる。すなわち、図8に示すように、まず、磁石ホルダ45の固定孔45aに振れ補正用磁石39を固定する(工程ST1)。その後、板バネ28の磁石保持部28aに磁石ホルダ45を固定する(工程ST2)。また、振れ補正用コイル38をケース体31の内周面に固定する(工程ST3)。すなわち、FPC40をケース体31の内周面に固定する。その後、スペーサ部材33をケース体31の下端側に固定する(工程ST4)。
工程ST2、ST4の後に、振れ補正用磁石39が固定された磁石ホルダ45を下側からケース体31の内周側に挿入し、板バネ28の支持体固定部28bをスペーサ部材33の下面に固定する(工程ST5)。また、カメラモジュール3を組み立てて(工程ST6)、工程ST5の後に、カメラモジュール3を振れ補正用磁石39の内側に挿入して振れ補正用磁石39に固定する(工程ST7)。その後、球状部材35を配置孔32cに配置した状態で、下ケース体32をケース体31の下端側に固定して(工程ST8)、撮影用光学装置1が完成する。
(本形態の主な効果)
以上説明したように、本形態では、支持体27を構成するケース体31の内周面に振れ補正用コイル38が固定され、板バネ28の支持体固定部28bが支持体27を構成するスペーサ部材33に固定されている。また、本形態では、振れ補正用磁石39は、磁石ホルダ45を介して板バネ28の磁石保持部28aに保持されている。さらに、本形態では、振れ補正用磁石39よりも内周側に、カメラモジュール3を配置可能な配置空間Sが形成されている。
そのため、本形態では、上述のように、カメラモジュール3を組み込む前に、ケース体31、スペーサ部材33、板バネ28および磁石ホルダ45を介して振れ補正用コイル38と振れ補正用磁石39とを一体化することができる。したがって、本形態では、カメラモジュール3の寸法精度や組立精度が、振れ補正用コイル38と振れ補正用磁石39との相対位置精度に与える影響を低減することができ、その結果、振れ補正用コイル38と振れ補正用磁石39との相対位置精度を従来以上に高めることが可能になる。たとえば、本形態では、振れ補正用コイル38と振れ補正用磁石39との間の隙間の精度を従来以上に高めることが可能になり、その結果、振れ補正装置4の振れの補正機能を従来以上に高めることが可能になる。
また、本形態では、カメラモジュール3を組み込む前に、ケース体31、スペーサ部材33、板バネ28および磁石ホルダ45を介して振れ補正用コイル38と振れ補正用磁石39とを一体化することができるため、カメラモジュール3が組み込まれていない状態の振れ補正装置4、および、カメラモジュール3が組み込まれた状態の振れ補正装置4(すなわち、撮影用光学装置1)の両者を市場で流通させることが可能になる。したがって、本形態では、振れ補正装置4の流通形態を多様化させることが可能になる。
本形態では、4個の振れ補正用磁石39が磁石ホルダ45に固定され、磁石ホルダ45が磁石保持部28aに固定されている。そのため、磁石ホルダ45によって4個の振れ補正用磁石39を一体化することができる。したがって、4個の振れ補正用磁石39間の相対位置精度を高めることが可能になり、その結果、振れ補正用コイル38と振れ補正用磁石39との相対位置精度を効果的に高めることが可能になる。また、磁石ホルダ45によって4個の振れ補正用磁石39を一体化することができるため、カメラモジュール3が組み込まれていない状態であっても、振れ補正用磁石39を安定させることが可能になる。また、撮影用光学装置1の組立時において、4個の振れ補正用磁石39を個別に取り扱う場合と比較して、振れ補正用磁石39の取り扱いが容易になる。
本形態では、磁石ホルダ45に、磁石保持部28aを位置決めするための位置決め突起45bが形成されている。そのため、前後左右方向における磁石保持部28aと磁石ホルダ45との間の相対位置精度を高めることが可能になり、その結果、前後左右方向における振れ補正用コイル38と振れ補正用磁石39との相対位置精度を効果的に高めることが可能になる。
本形態では、磁石ホルダ45は、左右方向または前後方向における振れ補正用磁石39の両端側、および、上下方向における振れ補正用磁石39の両端側を保持している。そのため、4個の振れ補正用磁石39と磁石ホルダ45とによって構成される磁石体の剛性を高めることが可能になる。
本形態では、振れ補正装置4は、カメラモジュール3の揺動中心となる支点部36を備えている。そのため、カメラモジュール3を組み込む代わりに検査用のダミーモジュールを組み込んで、振れ補正機能の検査を行うことが可能になる。この際には、振れ補正用磁石39の吸引力を利用して、ダミーモジュールを仮固定することができるため、ダミーモジュールの軸方向が鉛直方向に対して傾いている状態でも、振れ補正機能の検査を行うことが可能になる。すなわち、全姿勢で振れ補正機能の検査を行うことが可能になる。
本形態では、板バネ28の支持体固定部28bは、磁石保持部28aよりも下側に下がった状態で支持体27に固定されている。そのため、板バネ28を利用して、カメラモジュール3の下側に配置される支点部36に向かって、カメラモジュール3を付勢することができ、カメラモジュール3の揺動動作を安定させることが可能になる。
本形態では、板バネ28の支持体固定部28bは、球状部材35の下端側が配置される配置孔32cが形成される下ケース体32の筒部32bの上端とスペーサ部材33の下面との間に挟まれた状態で、筒部32bとスペーサ部材33とに固定されており、支持体固定部28bの下面は、筒部32bの上端に当接している。そのため、上下方向において、筒部32bの上端を基準にして支持体固定部28bを固定することが可能になり、支持体固定部28bと支点部36との上下方向における相対位置精度を確保しやすくなる。したがって、板バネ28を利用して、カメラモジュール3を支点部36に向かって適切に付勢することが可能になり、カメラモジュール3の揺動動作をより安定させることが可能になる。
なお、本形態では、筒部32bを構成する4つの側面の前後方向、左右方向の厚みは比較的薄くなっているが、枠状に形成されるスペーサ部材33の4つの側辺部の前後方向、左右方向の厚みは比較的厚くなっているため、スペーサ部材33の厚みを利用して、筒部32bとスペーサ部材33との間に支持体固定部28bを安定させた状態で固定することが可能になる。
(他の実施の形態)
上述した形態は、本発明の好適な形態の一例ではあるが、これに限定されるものではなく本発明の要旨を変更しない範囲において種々変形実施が可能である。
上述した形態では、磁石ホルダ45の側面に固定孔45aが形成されており、左右方向または前後方向における振れ補正用磁石39の両端側、および、上下方向における振れ補正用磁石39の両端側が磁石ホルダ45に保持されている。この他にもたとえば、振れ補正用磁石39の上端側を保持する正方形の枠状の磁石ホルダと、振れ補正用磁石39の下端側を保持する正方形の枠状の磁石ホルダとの2個の磁石ホルダによって、上下方向における振れ補正用磁石39の両端側が保持されても良い。この場合には、振れ補正用磁石39の下端側を保持する磁石ホルダが磁石保持部28aに固定される。
上述した形態では、板バネ28の磁石保持部28aに磁石ホルダ45が固定されている。すなわち、磁石ホルダ45を介して、振れ補正用磁石39が磁石保持部28aに固定されている。この他にもたとえば、振れ補正用磁石39が磁石保持部28aに直接固定されても良い。この場合には、振れ補正用磁石39の上端側は、正方形の枠状の磁石ホルダによって保持されても良いし、磁石ホルダによって保持されなくても良い。
なお、上述した形態では、磁石ホルダ45を介して振れ補正用磁石39が磁石保持部28aに固定されているため、上下方向において、揺動駆動機構29と支点部36との距離を長くすることが可能になり、かつ、板バネ28と支点部36との距離を短くすることが可能になる。上述した形態では、揺動駆動機構29と支点部36との距離を長くすることが可能になるため、カメラモジュール3の揺動角度を小さくしても、カメラモジュール3の揺動量を確保することが可能になる。また、上述した形態では、板バネ28と支点部36との距離を短くすることが可能になるため、前後左右方向におけるバネ部28cの弾性変形量を小さくしても、カメラモジュール3を適切に揺動させることが可能になる。
上述した形態では、磁石ホルダ45の4つの側面のそれぞれに振れ補正用磁石39が固定されている。この他にもたとえば、磁石ホルダ45の前後の側面の一方と左右の側面の一方との2つの側面に振れ補正用磁石39が固定されても良い。なお、磁石ホルダ45の4つの側面のうちの3つの側面のそれぞれに振れ補正用磁石39が固定されても良い。
上述した形態では、振れ補正用磁石39は、カメラモジュール3を構成するカバー部材14の筒部14bに直接固定されている。この他にもたとえば、筒部14bの外周側に筒状部材が固定され、その筒状部材の外周面に振れ補正用磁石39が固定されても良い。
上述した形態では、振れ補正装置4は、支点部36を構成する支点用突部として、球状部材35を備えている。この他にもたとえば、カメラモジュール3の下面に支点部36を構成する支点用突部が形成または固定されても良いし、下ケース体32の底部32aに支点部36を構成する支点用突部が形成または固定されても良い。
上述した形態では、レンズ駆動機構7は、レンズ駆動用コイル18とレンズ駆動用磁石19とを備えるいわゆるボイスコイルモータである。この他にもたとえば、レンズ駆動機構7は、レンズ駆動用コイル18およびレンズ駆動用磁石19に代えて、レンズを光軸方向へ移動させるための圧電素子を備えていても良いし、形状記憶合金を備えていても良い。
上述した形態では、撮影用光学装置1は、オートフォーカス機能を備えているが、撮影用光学装置1は、オートフォーカス機能を備えていなくても良い。すなわち、カメラモジュール3は、レンズ駆動機構7を備えていなくても良い。この場合には、たとえば、スリーブ13が保持体6に固定される。
上述した形態では、撮影用光学装置1は、光軸方向から見たときの形状が略正方形状となるように形成されているが、撮影用光学装置1は、光軸方向から見たときの形状が略長方形状となるように形成されても良い。また、撮影用光学装置1は、光軸方向から見たときの形状がその他の多角形状となるように形成されても良いし、光軸方向から見たときの形状が円形状や楕円形状となるように形成されても良い。同様に、カメラモジュール3は、光軸方向から見たときの形状が略長方形状となるように形成されても良い。また、カメラモジュール3は、光軸方向から見たときの形状がその他の多角形状となるように形成されても良いし、光軸方向から見たときの形状が円形状や楕円形状となるように形成されても良い。
上述した形態では、レンズおよび撮像素子を有するカメラモジュール3が振れ補正装置4に組み込まれているが、レンズおよび/または撮像素子を有しないレンズ駆動モジュールが振れ補正装置4に組み込まれても良い。すなわち、カメラモジュール3からレンズホルダ12および/または基板22等を取り除くことで構成されるレンズ駆動モジュール(すなわち、撮影機能は備えていないが、レンズを光軸方向へ移動させるための機能を備えているレンズ駆動モジュール)が振れ補正装置4に組み込まれても良い。この場合であっても、上述した形態と同様の効果を得ることができる。また、上述した形態では、カメラモジュール3と振れ補正装置4とを有する撮影用光学装置1を例に本発明の実施の形態を説明したが、本発明の構成は、レンズ駆動モジュールと振れ補正装置4とを有するレンズ駆動装置にも適用可能である。なお、カメラモジュール3やレンズ駆動モジュールが振れ補正装置4に組み込まれていなくても良い。
1 撮影用光学装置
3 カメラモジュール
4 振れ補正装置
5 可動体
6 保持体
7 レンズ駆動機構
27 支持体
28 板バネ(バネ部材、振れ補正機構の一部)
28a 磁石保持部
28b 支持体固定部
28c バネ部
29 揺動駆動機構(振れ補正機構の一部)
31 ケース体
32 下ケース体(反被写体側ケース体)
33 スペーサ部材(固定部材)
35 球状部材(支点用突部)
36 支点部(振れ補正機構の一部)
38 振れ補正用コイル
39 振れ補正用磁石
45 磁石ホルダ
45b 位置決め突起(位置決め部)
L 光軸
S 配置空間
Z 光軸方向
Z1 被写体側
Z2 反被写体側

Claims (2)

  1. レンズおよび撮像素子を有するカメラモジュールと、光学像の振れを補正するための振れ補正装置とを備える撮影用光学装置であって、
    前記振れ補正装置は、前記カメラモジュールを揺動可能に支持するための支持体と、前記支持体に対して前記レンズの光軸が傾くように前記カメラモジュールを揺動させて振れを補正するための振れ補正機構とを備え、
    前記支持体は、略筒状に形成されるケース体を備え、
    前記振れ補正機構は、前記ケース体の内周面に固定される振れ補正用コイルと、前記振れ補正用コイルよりも前記ケース体の内周側にかつ前記振れ補正用コイルと対向するように配置される複数の振れ補正用磁石と、複数の前記振れ補正用磁石を保持する略四角筒状の磁石ホルダとを備えるとともに、前記支持体に固定される支持体固定部と、前記振れ補正用磁石を保持する磁石保持部と、前記支持体固定部と前記磁石保持部とを繋ぐバネ部とを有するバネ部材を備える撮影用光学装置の製造方法において、
    前記レンズの光軸方向において、被写体が配置される側を被写体側とし、前記撮像素子が配置される側を反被写体側とすると、
    前記磁石ホルダに複数の前記振れ補正用磁石を固定するとともに、前記磁石保持部に前記磁石ホルダを固定し、
    前記振れ補正用コイルを前記ケース体の内周面に固定した後、複数の前記振れ補正用磁石が固定されるとともに前記磁石保持部に固定された前記磁石ホルダを前記反被写体側から前記ケース体の内周側に挿入し、
    その後、前記支持体固定部を前記支持体に固定し、
    その後、前記振れ補正用磁石よりも前記ケース体の内周側に形成される配置空間に前記カメラモジュールを挿入して、複数の前記振れ補正用磁石に前記カメラモジュールを固定することを特徴とする撮影用光学装置の製造方法。
  2. レンズが取付可能でかつ前記レンズの光軸方向へ移動可能な可動体と、前記可動体を前記光軸方向へ移動可能に保持する保持体と、前記可動体を前記光軸方向へ駆動するためのレンズ駆動機構とを有するレンズ駆動モジュールと、光学像の振れを補正するための振れ補正装置とを備えるレンズ駆動装置であって、
    前記振れ補正装置は、前記レンズ駆動モジュールを揺動可能に支持するための支持体と、前記支持体に対して前記レンズの光軸が傾くように前記レンズ駆動モジュールを揺動させて振れを補正するための振れ補正機構とを備え、
    前記支持体は、略筒状に形成されるケース体を備え、
    前記振れ補正機構は、前記ケース体の内周面に固定される振れ補正用コイルと、前記振れ補正用コイルよりも前記ケース体の内周側にかつ前記振れ補正用コイルと対向するように配置される複数の振れ補正用磁石と、複数の前記振れ補正用磁石を保持する略四角筒状の磁石ホルダとを備えるとともに、前記支持体に固定される支持体固定部と、前記振れ補正用磁石を保持する磁石保持部と、前記支持体固定部と前記磁石保持部とを繋ぐバネ部とを有するバネ部材を備えるレンズ駆動装置の製造方法において、
    前記光軸方向において、被写体が配置される側を被写体側とし、前記撮像素子が配置される側を反被写体側とすると、
    前記磁石ホルダに複数の前記振れ補正用磁石を固定するとともに、前記磁石保持部に前記磁石ホルダを固定し、
    前記振れ補正用コイルを前記ケース体の内周面に固定した後、複数の前記振れ補正用磁石が固定されるとともに前記磁石保持部に固定された前記磁石ホルダを前記反被写体側から前記ケース体の内周側に挿入し、
    その後、前記支持体固定部を前記支持体に固定し、
    その後、前記振れ補正用磁石よりも前記ケース体の内周側に形成される配置空間に前記レンズ駆動モジュールを挿入して、複数の前記振れ補正用磁石に前記レンズ駆動モジュールを固定することを特徴とするレンズ駆動装置の製造方法。
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