JP2016038505A - レンズ駆動装置 - Google Patents

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一嘉 萩原
Kazuyoshi Hagiwara
一嘉 萩原
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HUIZHOU DAYABAY OPTICAL TECH CO Ltd
Huizhou Dayawan Ever Bright Electronic Industry Co Ltd
JSS Optical Technology Co Ltd
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HUIZHOU DAYABAY OPTICAL TECH CO Ltd
Huizhou Dayawan Ever Bright Electronic Industry Co Ltd
JSS Optical Technology Co Ltd
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Abstract

【課題】駆動効率が高く、外形がコンパクトであり、組立時の精度や組立時間を要しないレンズ駆動装置を提供する。
【解決手段】レンズを保持するレンズホルダと、レンズホルダの外周側に配設される第1のコイルと、第1のコイルの外周側に設けられ、第1のコイルと所定の間隔離間して対向するマグネットと、レンズホルダの外周側に位置し、マグネットを保持するマグネットホルダと、レンズホルダ及びマグネットホルダを連結する上バネ及び下バネと、マグネットと対応した位置に設けられ、マグネットと光軸方向に所定の間隔離間し、レンズホルダをレンズの光軸方向と直交する方向に動作させる第2のコイルと、第2のコイルが固定され、第2のコイルの端末を挿通可能な穴部が開設された固定材とを備え、穴部の開口寸法が第2のコイルの巻回寸法よりも大きく設定され、第2のコイルの端末が穴部を介して第2のコイルの内周側から外周側に向かって配線される。
【選択図】図1

Description

本発明は、レンズ駆動装置に関し、特に携帯電話やタブレット端末等のカメラに用いられるレンズ駆動装置に関する。
近年、スマートフォンやタブレット端末等に搭載されるカメラは、高画素化となっており、オートフォーカス機能を有するものがほとんどである。このオートフォーカスが搭載されたレンズの駆動には、構成が簡単なボイスコイルモーターを用いたレンズ駆動装置が広く採用されている。
ボイスコイルモーターを用いたレンズ駆動装置は、中央部にレンズを保持するレンズホルダを備え、当該レンズホルダの内周側にはレンズに形成されたネジ部と螺合するネジ部を有する。そして、レンズを所定のフォーカス調整位置まで回転させることで、フォーカス位置の調整が簡単にできる。
特開2011−85666号公報
最近のカメラは、10メガバイト(MB)を超える高画素に対応する必要があるため、ボイスコイルモーターを用いたレンズ駆動装置だけでは手振れや振動等による画像のぼけ等が発生しやすい。そこで、ぼけ等の発生を防止するため、手振れや外部からの振動をキャンセルするブレ防止装置を組み込んだレンズ駆動装置が提案されている。
一般的なブレ防止装置としては、手振れや外部からの振動によるズレを打ち消す方向にレンズ駆動装置のレンズの光軸(Z軸)自体を傾けるものや、X軸方向,Y軸方向に搖動させるもの、イメージセンサーユニット側を搖動させるもの等がある。
例えば、特許文献1に開示されるレンズ駆動装置は、空芯コイルを光学式手ブレ補正機構(Optical Image Stabilizer(以下、OISという))により駆動用コイルとして使用し、X軸方向及びY軸方向に搖動させてブレを低減する。なお、以下の説明においては、従来のオートフォーカス駆動だけのレンズ駆動部をAFユニット20とし、ブレ防止機構部をOISユニット30とする。
図1乃至図3に示すようにAFユニット20は、レンズホルダ3の周囲にAF用コイル4を備える。AF用コイル4の周囲には、マグネットホルダ8に搭載されたマグネット6がAF用コイル4と所定の距離離間して対向するように配置される。レンズホルダ3の上方側及び下方側には、上バネ7及び下バネ2が取り付けられる。上バネ7及び下バネ2の内輪部7e及び内輪部2eは、レンズホルダ3の上部及び下部に固定され、上バネ7及び下バネ2の輪郭部7d及び輪郭部2dは、マグネットホルダ8の輪郭保持部8d及び輪郭保持部8eに固定されている。
上バネ7及び下バネ2は、内輪部7e及び内輪部2eと、輪郭部7d及び輪郭部2dとが駆動部であるアーム部7f及びアーム部2fでつながれている。レンズ駆動装置50は、ローレンツ力を利用した駆動方式であって、AF用コイル4に流れる電流の大きさによってレンズホルダ3を安定させて上,下動させることが可能である。
上バネ7は、銅合金等の導電性の良い材料で形成されている。また、上バネ7は、回転対称に2分割されており、内輪部7eの一方がAF用コイル4の巻き始まり側(端末)に接続され、内輪部7eの他方がAF用コイル4の巻き終わり側(端末)に接続されるので、AF用コイル4に電源の供給を行うことが可能である(図示せず)。下バネ2の下方側には、下バネ2の輪郭部2dを安定して保持するためのスペーサー1が設けられている。
図7〜図9に示すように、AFユニット20をX軸方向及びY軸方向に移動させるため、AFユニット20のマグネット6をスペーサー1よりも下側に延長させ、マグネット6の下側に磁場を発生させる。そして、プリント基板やフレキシブルプリント基板(FPC)等の固定材10上には、この磁場を利用するため、下側面6aに対向するようにOIS用コイル11が取り付けられる。なお、この場合、マグネット6とスペーサー1との高さが同一であっても問題はない。
また、固定材10の4隅には、複数のサスペンションワイヤー14を固定する複数の穴部10hが開設される。AFユニット20の上バネ7の4隅には、固定材10と同様にサスペンションワイヤー14が挿通される穴部7hが開設される。OIS用コイル11の上面11cと、マグネット6の下側面6aとが、所定の距離を保つようにサスペンションワイヤー14に対してハンダや接着剤等によって固定される。
固定材10には、X軸方向及びY軸方向の移動量を検知するX軸側及びY軸側の位置検出センサー13がそれぞれ1個ずつ配置されている。回転対称に配置されているOIS用コイル11は、固定材10上においてX軸に沿ったコイル同士とY軸に沿ったコイル同士とがそれぞれ独立し、直列となるよう内部配線されている(図示せず)。また、OIS用コイル11は、電流の流れる方向と、マグネット6の磁極とが同じ方向を向いて固定される。このため、AFユニット20は、X軸側のOIS用コイル11に電流が流れるとマグネット6に対しX軸方向に反力が加わり、移動する。また、AFユニット20は、Y軸方向もX軸方向と同様に、Y軸方向に移動する。なお、電流方向が逆の場合には、上記と反対に移動する。
X軸方向及びY軸方向の変位量は、位置検出センサー13(本発明では、ホール素子を使用)のマグネット6に対する位置変化から判別される。また、位置検出センサー13は、X軸方向の電位変化及びY軸方向の電位変化から変位量を検出する。なお、変位量と電位の変化とは比例する。
位置検出センサー13からの出力は、ドライブIC等(図示せず)に設けられた演算回路に入力される。演算回路は、外部のジャイロセンサー等(図示せず)から得られるブレの方向と逆方向に動かすために必要な電流を流すことで、当該ブレをキャンセルする方向に動作させる。
AFユニット20への電源供給は、分割された上バネ7がAF用コイル4の巻き始まり側、及び巻終わり側(端末)に接続されており、4隅にあるサスペンションワイヤー14を介して行われる。
OISユニット30の下側には、ベース40が設けられる。ベース40の周囲には、AFユニット20とOISユニット30とを覆うカバー41が取り付けられる。AFユニット20及びOISユニット30への電源供給と、位置検出センサー13からの出力とは、固定材10上のプリント基板等や固定材10自体をプリント基板等で構成することにより行われる。
OIS用コイル11は、部品の調達等の観点から一般的な積層構造の空芯コイルが用いられる。しかしながら、一般的な空芯コイルを利用して特許文献1に示すような構成を実現するためには、下記に示すような問題がある。
一般的な積層構造の空芯コイルは、内側から外側に向かって巻回される。そのため、巻き始まり(端末)の引き出し部を積層部の外側に配置する場合には、引き出し部が隣りに位置する空芯コイル(積層部)を跨ぐことになり、この跨いだ部分が上側または下側に飛び出す状態となる。
図10に示すように、巻き始まりの引き出し部は、OIS用コイル11の巻き内径d2の内側に配置することも可能である。しかし、OISユニット30は、コンパクト化の観点からレンズ径に対してマグネット6の厚さを極力小さくする必要がある。その一方で、マグネット6の厚さが小さくなると、マグネット6の磁束密度の低下に伴い駆動力が低下するため、いかに効率よく磁気回路を構成するかが課題となる。
図11に示すように、マグネット6の厚さが小さくなった分、OIS用コイル11の巻き内径d1を小さくすれば(d1<d2)、マグネット6の磁束密度が高い状態で使用でき、駆動力が低下することがない。しかし、OIS用コイル11の巻き始まり及び巻き終わり(端末)の引き出し部11aを巻き内径d1内に配置することは、接続部10bが小さくなりすぎて、事実上困難である。これは、隣接するコイルの距離が近すぎるためハンダや溶接のためにレーザー装置等を使用しても、絶縁被膜等を溶かしてしまうからである。そのため、OIS用コイル11の巻き始まりの引き出し部11aをOIS用コイル11の外側に引き出す必要がある。ところが、OIS用コイル11の巻き始まりの引き出し部11aは、固定材10に取り付けられているが、盛り上がることにより傾斜した状態で取り付けられてしまい、OIS用コイル11の動作が不安定となる。
また、図12に示すように、OIS用コイル11の巻き始まりの引き出し部11aを上にして固定材10に取り付けると、固定材10には安定して取り付けられるが、この巻き始まりの引き出し部11aのみがOIS用コイル11の上面11cからはみだしてOIS用コイル11を横切ることになる。この場合、マグネット6の下側面6aとOIS用コイル11の上面11cとの間隔を、最低でも巻き始まりの引き出し部11aの厚さ分(下側面6aとOIS用コイル11との間隔よりもマグネット6の下側面6aとOIS用コイル11との間隔)広げることが必要となり、間隔の増大に伴い駆動力が下がってしまう。
図11に示した上記不具合を避けるためには、OIS用コイル11の巻き始まりの引き出し部11aを固定材10との隙間に通すようにしていた。具体的には、1巻(線径)分以上を図外の組み付け治具等に仮固定し、X軸方向,Y軸方向及びZ軸方向の位置を調整することで、OIS用コイル11のマグネット6の下側面6aと対向する上面11cと固定材10とが平行となるようにしていた。
しかしながら、OIS用コイル11の上面11cは、エアー等で吸着させてZ軸方向を図外の組み付け治具に仮固定し、固定材10に対して決められた高さとなるよう位置調整した後、隙間部分を接着剤等で固定する。ところが、OIS用コイル11は、幅が小さいため安定せず、容易に傾いたり中心位置がずれたりし、動作の特性が悪化することとなる。特性悪化に対処するためには、より取付け精度が高い治具により精密に調整することが必要となり、この調整のために作業時間が増加し、コストアップの要因となっていた。
図13に示すように、固定材10には、当該固定材10を光軸方向に貫通する貫通穴10kが開設される。貫通穴10kには、OIS用コイル11の巻き始まり側(端末)が通され、固定材10の下面側に接続することも可能である。しかしながら、巻き始まり側(端末)を貫通穴10kに通すのは容易ではなく、固定材10にOIS用コイル11を完全に固定した後、反転させて電気的な接続を行わなければならず工程が複雑になっていた。
上記各課題を解決するため、駆動効率が高く、外形がコンパクトであり、組立時の精度や組立時間を要することがないレンズ駆動装置を提供することを目的とする。
本発明に係るレンズ駆動装置の構成として、レンズを保持するレンズホルダと、レンズホルダの外周側に配設され、レンズホルダをレンズの光軸方向と直交する方向に動作させる第1のコイルと、第1のコイルの外周側に設けられ、第1のコイルと所定の間隔離間して対向するマグネットと、レンズホルダの外周側に位置し、マグネットを保持するマグネットホルダと、レンズホルダ及びマグネットホルダを連結する上バネ及び下バネと、マグネットと対応した位置に設けられ、マグネットと光軸方向に所定の間隔離間し、レンズホルダをレンズの光軸方向と直交する方向に動作させる第2のコイルと、第2のコイルが固定され、当該第2のコイルの端末を挿通可能な穴部が開設された固定材とを備え、穴部の開口寸法が、第2のコイルの巻回寸法よりも大きく設定され、第2のコイルの端末が、穴部を介して第2のコイルの内周側から外周側に向かって配線される構成とした。
また、他のレンズ駆動装置の構成として、穴部が円形状または多角形状である構成とした。
また、他のレンズ駆動装置の構成として、穴部が光軸方向に貫通する構成とした。
また、他のレンズ駆動装置の構成として、固定材がプリント基板またはフレキシブルプリント基板により形成される構成とした。
また、他のレンズ駆動装置の構成として、第2のコイルが複数連結される構成とした。
また、他のレンズ駆動装置の構成として、第2のコイルの巻き内径が0.6mm以下に設定される構成とした。
なお、前記発明の概要は、本発明の必要な全ての特徴を列挙したものではなく、これらの特徴群のサブコンビネーションもまた、発明となり得る。
第2のコイルは、巻き線を行う際の巻き線治具のフランジ部に沿うように巻き付けられるので、端末が第2のコイルに干渉しないように取り付けられ、光軸方向に対して安定して配置される。
また、第2のコイルは、内側の幅を決める巻き線治具に内側から外側に向かって巻かれるため、内側の側面が上下の端面に対して垂直となる。固定材は、第2のコイルの線径よりも深さがあり、かつ、第2のコイルの巻幅より大きな穴部を有することとなる。そして、穴部は、第2のコイルの端末位置に開設され、第2のコイルの巻き始まり側の下面が固定材に直接搭載される。よって、第2のコイルの端末は、固定材の穴部に入り込み、第2のコイルの下面と干渉することなく、第2のコイルの外側に出るので、固定材と第2のコイルとを光軸方向に安定して取り付けることができる。
また、第2のコイルの端末は、穴部により迂回できる状態となり、第2のコイルの外周側であり、かつ、固定材の上面側に容易に配置することができる。
また、第2のコイルの端末は、第2のコイルの外側に出た場合でも固定材と接続することができるので、マグネットの幅の減少に合わせて第2のコイルの巻き内径を小さくすることができ、駆動効率を最適にすることが可能となる。
このように、本発明は、第2のコイルと固定材とを安定して取り付けることができ、特別な治具も必要としない。よって、従来同様のX軸方向及びY軸方向だけの簡単な構成でも、コンパクトで駆動効率が高いレンズ駆動装置を提供することができる。
本発明の実施の形態1に係るレンズ駆動装置の分解図である。 本発明の実施の形態1に係るAFユニットの分解図である。 本発明の実施の形態1に係るレンズ駆動装置のY軸方向の断面図である。 本発明の実施の形態1に係るレンズ駆動装置のX−Y平面と平行な断面図である。 本発明の実施の形態1に係るレンズ駆動装置の部分断面図である。 本発明の実施の形態2に係るレンズ駆動装置のX−Y平面と平行な断面図である。 従来のレンズ駆動装置の分解図である。 従来のレンズ駆動装置のY方向の断面図である。 従来のレンズ駆動装置のX−Y平面と平行な断面図である。 従来のOISユニットの部分断面図である。 図10とは異なる従来のOISユニットの部分断面図である。 図10、図11とは異なる従来のOISユニットの部分断面図である。 図10、図11、図12とは異なる従来のOISユニットの部分断面図である。
以下、実施の形態を通じて本発明を詳説するが、以下の実施の形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものでなく、また、実施の形態の中で説明される特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
図1は、本発明のレンズ駆動装置50をユニットごとに分解して示す斜視図である。図2は、本発明のレンズ駆動装置50のAFユニット20を分解して示す斜視図である。
各図に示すように、本実施形態のレンズ駆動装置50は、内周側にネジ部3dが形成され、図示しないレンズを保持するレンズホルダ3と、レンズホルダ3の外周側に配設され、レンズホルダ3に装着され、レンズホルダ3をレンズの光軸方向と直交する方向に動作させるAF用コイル4(第1のコイル)と、内周形状がAF用コイル4の外周に沿った形状をなし、AF用コイル4の外周側に設けられ、AF用コイル4と光軸方向と直交する方向に所定の間隔離間して対向する複数のマグネット6と、レンズホルダ3の外周側に配置され、マグネット6を保持するマグネットホルダ8と、レンズの被写体側(開口部側)であるZ軸方向の+Z側(上側)に設けられ、レンズホルダ3及びマグネットホルダ8を連結する上バネ7と、レンズの被写体側(開口部側)とは反対側であるZ軸方向の−Z側(下側)に設けられ、レンズホルダ3及びマグネットホルダ8を連結する下バネ2と、下バネ2の−Z側(下側)に設けられ、下バネ2を保持するスペーサー1とを備えている。各マグネット6は、外周側がN極、内周側がS極となるように配置されている。
図1〜図3に示すように、下バネ2の輪郭部2dは、マグネットホルダ8の下側に位置する輪郭保持部8eの形状に対応しており、マグネットホルダ8に対して取り付けられる。上バネ7の輪郭部7dは、マグネットホルダ8の上部に位置する輪郭保持部8dの形状に対応しており、マグネットホルダ8に対して取り付けられている。上バネ7のガイド部7aは、レンズホルダ3の先端係止部3aと係合し、レンズホルダ3に対する取り付け位置を決める。
AF用コイル4は、矩形状であり、マグネットホルダ8に保持されたマグネット6と対向する。
上バネ7は、銅合金等の導電性の高い材料で形成され、回転対称となるような形状で2分割される。AF用コイル4の巻き始まり(端末)及び巻き終わり(端末)は、分割された内周部に電気的に接続されている(図示せず)。また、上バネ7の4隅には、サスペンションワイヤー14を取り付け可能な穴部7hが開設される。よって、AF用コイル4に通電すると、AF用コイル4は、被斜体側である光軸方向(Z軸方向(上,下方向))へ向けたローレンツ力が発生し、上記レンズホルダ3を上バネ7及び下バネ2の復元力と釣り合った所定の位置に移動させる。
図1〜図3に示すように、固定材10には、第2のコイルであるOIS用コイル11がAFユニット20のマグネット6の下側面6aに対応する位置に固定されている。OIS用コイル11は、空芯コイルである。また、位置検出センサー13は、X軸方向及びY軸方向を検出するために、X側及びY側にそれぞれ1個ずつ取り付けられている。固定材10は、例えばプリント基板またはフレキシブルプリント基板(FPC)で構成され、本発明に係る固定材10はFPCである。つまり、固定材10は、OIS用コイル11の巻き始まり(端末)の引き出し部11aの接続部10bと、巻き終わり(端末)の引き出し部11bの接続部10bと、位置検出センサー13(本発明ではホール素子)の電気的接続部(図示せず)とにより、回路が構成されている(図示せず)。
また、固定材10の4隅に開設される穴部10hは、サスペンションワイヤー14の取り付け部として構成されるだけでなく、同時に電気的な接続部としても機能し、前記回路に接続されている。固定材10の端部には、OIS用コイル11及びAF用コイル4の入出力部10eが設けられる。
図1に示すように、AFユニット20とOISユニット30とは、サスペンションワイヤー14が穴部10hに挿通され、所定の高さになるように設定される。前述したように上バネ7は、2分割され、AF用コイル4が電気的に接続されているのでAF動作する。なお、サスペンションワイヤー14は、導電性の良い銅合金等で作られているものが使用される。
図1〜図5に示すように、マグネット6の幅を小さくして外形をコンパクトに構成した場合は、OIS用コイル11の巻き始まり(端末)の引き出し部11aにOIS用コイル11の巻回寸法b1と線径とを加えた開口寸法より広く、かつ、線径よりも深い穴部10dを形成するとよい。具体的には、巻き始まり(端末)の引き出し部11aをOIS用コイル11の外側に引き出す場合、OIS用コイル11の巻き始まりの引き出し部11aを外側方向に引き出すようにフォーミングしておく。次に、OIS用コイル11を固定材10に固定し、巻き始まり(端末)の引き出し部11aが穴部10dにより迂回するようにする。これにより、精密な空間調整の治具を使用することなくX軸方向及びY軸方向の調整だけで、OIS用コイル11が固定材10の決められた位置に容易に配置でき、OIS用コイル11が安定して動作することが可能となる。
また、巻き始まり(端末)の引き出し部11aは、OIS用コイル11の外側に接続されるので、OIS用コイル11の巻き内径d1を限界まで小さくすることができ、厚さの小さいマグネット6に対しても磁束密度を高くすることができ、駆動効率を高めることが可能となる。
なお、本実施の形態1のレンズ駆動装置50は、固定材10の穴部10hが矩形状をしているが、これに限定されることなく、円形状(楕円形状含む)や多角形状をしていても同様の効果が得られるのは明らかである。
また、図6に示すように、本実施の形態2としてOIS用コイル11が複数個連結された構成としても、本実施の形態1で説明したように固定材10の上側から接続ができる。OIS用コイル11は、固定材10に固定され、巻き始まり(端末)の引き出し部11aと巻き終わり(端末)の引き出し部11bとが接続された後に連結された連結部11dをカットすれば良い。これにより、OIS用コイル11の巻き始まりの引き出し部11aと、巻き終わりの引き出し部11bとの方向を間違えた状態で治具に装着することを防止でき、取り付け作業の短縮,簡略化を図ることが可能となる。
また、マグネット6の厚さは、実際の駆動力や減磁を考えると約0.6mm程度までが限度である。そこで、OIS用コイル11の巻き内径d1も駆動力を最大限得るために0.6mm以下とすることが望ましい。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は前記実施の形態に記載の範囲には限定されない。前記実施の形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者にも明らかである。そのような変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲から明らかである。
1 スペーサー、2 下バネ、2d 輪郭部、2e 内輪部、2f アーム部、
3 レンズホルダ、3a 先端係止部、3d ネジ部、4 AF用コイル、
6 マグネット、6a 下側部、7 上バネ、7a ガイド部、7d 輪郭部、
7e 内輪部、7f アーム部、7h 穴部、8 マグネットホルダ、
8d 輪郭保持部、8e 輪郭保持部、10 固定材、10b 接続部、10d 穴部、
10e 入出力部、10h 穴部、10k 貫通穴、
11 OIS用コイル、11a 引き出し部、11b 引き出し部、
11c 上面、11d 連結部、13 位置検出センサー、
14 サスペンションワイヤー、20 AFユニット、30 OISユニット、
40 ベース、41 カバー、50 レンズ駆動装置。

Claims (6)

  1. レンズを保持するレンズホルダと、
    前記レンズホルダの外周側に配設され、前記レンズホルダを前記レンズの光軸方向と直交する方向に動作させる第1のコイルと、
    前記第1のコイルの外周側に設けられ、前記第1のコイルと所定の間隔離間して対向するマグネットと、
    前記レンズホルダの外周側に位置し、前記マグネットを保持するマグネットホルダと、
    前記レンズホルダ及びマグネットホルダを連結する上バネ及び下バネと、
    前記マグネットと対応した位置に設けられ、前記マグネットと前記光軸方向に所定の間隔離間し、前記レンズホルダを前記レンズの光軸方向と直交する方向に動作させる第2のコイルと、
    前記第2のコイルが固定され、当該第2のコイルの端末を挿通可能な穴部が開設された固定材と、
    を備え、
    前記穴部の開口寸法が、前記第2のコイルの巻回寸法よりも大きく設定され、
    前記第2のコイルの端末が、前記穴部を介して第2のコイルの内周側から外周側に向かって配線されるレンズ駆動装置。
  2. 前記穴部が、円形状または多角形状であることを特徴とする請求項1に記載のレンズ駆動装置。
  3. 前記穴部が、光軸方向に貫通したことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のレンズ駆動装置。
  4. 前記固定材が、プリント基板またはフレキシブルプリント基板により形成されることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のレンズ駆動装置。
  5. 前記第2のコイルが、複数連結されることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載のレンズ駆動装置。
  6. 前記第2のコイルの巻き内径が、0.6mm以下に設定されることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載のレンズ駆動装置。
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