JP2020166017A - 光学ユニット - Google Patents
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Abstract
Description
最初に、本発明の実施例1に係る光学ユニットについて図1から図10を用いて説明する。なお、図2において、符号Lが付された一点鎖線は光軸を示し、符号L1が付された一点鎖線は光軸と交差する第1軸線を示し、符号L2が付された一点鎖線は光軸L及び第1軸線L1と交差する第2軸線L2を示している。また、各図において、Z軸方向は光軸方向であり、X軸方向は光軸と交差する方向、言い換えるとヨーイングの軸方向であり、Y軸方向は光軸と交差する方向、言い換えるとピッチングの軸方向である。
図1から図3を参照して、本実施例に係る光学ユニット10の構成について説明する。光学ユニット10は、光学モジュール12を備える可動体14と、Y軸方向を回転軸とする方向(ピッチング方向)及びX軸方向を回転軸とする方向(ヨーイング方向)に変位可能な状態で可動体14を保持する固定体16と、を備えている。また、可動体14をピッチング方向及びヨーイング方向に駆動する回転駆動機構18と、固定体16に対して可動体14をピッチング方向及びヨーイング方向に回転可能に支持する支持機構20(スラスト受け部材)とを備えている。さらに、光学ユニット10は、ジンバルフレーム部25を有するジンバル機構21を備えており、ジンバルフレーム部25は、第1軸線L1の両端部から光軸方向に沿って延設される第1支持部用延設部27aと、第2軸線L2の両端部から光軸方向に沿って延設される第2支持部用延設部27bと、を有している。
本実施例において、光学モジュール12は略矩形筐体状に形成されており、例えばカメラ付携帯電話機やタブレット型PC等に搭載される薄型カメラ等として用いられる。光学モジュール12は、被写体側にレンズ12aを備え、矩形筐体状のハウジング12bの内部に撮像を行うための光学機器等が内蔵されている。本実施例における光学ユニット10は、一例として、光学モジュール12に生じたピッチングの振れ(Y軸方向を回転軸とする回動方向の振れ)及びヨーイングの振れ(X軸方向を回転軸とする回動方向の振れ)の補正を行うアクチュエーターを内蔵し、ピッチングの振れの補正及びヨーイングの振れの補正が可能な構成となっている。
図3で表されるように、光学モジュール12は、被写体側とは反対側に撮像素子50を備えている。そして、撮像素子50には、第1フレキシブル配線基板51aが接続されている。ここで、本実施例の撮像素子50は、不図示の接続部を有し、該接続部に第1フレキシブル配線基板51aが接続されている。
図1から図3において、可動体14は、光学モジュール12と、ホルダ枠22と、磁石24A及び24Bとを備えている。ホルダ枠22は、光学モジュール12のレンズ12aが設けられる前面(被写体側の面)と、反対側の後面を除く、残りの4面を取り囲むように設けられる矩形枠状の部材として構成されている。本実施例のホルダ枠22は、一例として光学モジュール12を着脱可能に構成されている。ホルダ枠22において固定体16と対向する2面を利用して、ピッチング及びヨーイングの補正用の磁石24A及び24Bがこれらの外面に取り付けられている。なお、図3においては、磁石24A及び24Bの設けられる位置が分かり易いようにホルダ枠22とは離れた位置にある状態で磁石24A及び24Bを表しているが、磁石24A及び24Bはホルダ枠22に取り付けられている。なお、可動体14の詳細な形状については、固定体16に対する配置と共に後述する。
図1から図3において、固定体16は、固定枠28と、コイル32A及び32Bと、を備えている。本実施例において、固定枠28は、可動体14を被写体側で囲う第1前面カバー部28aと、ホルダ枠22の4面を囲う側面カバー部28bと、被写体側に設けられ第1フレキシブル配線基板51aを載置する第2前面カバー部28cと、被写体側とは反対側を覆う後面カバー部28dと、から構成されている。なお、図3においては、コイル32A及び32Bの磁石24A及び24Bに対する位置が分かり易いように側面カバー部28bとは離れた位置にある状態でコイル32A及び32Bを表しているが、コイル32A及び32Bは側面カバー部28bに取り付けられている。
ジンバル機構21は、金属製平板材料を折り曲げることによって形成されるバネ性を兼ね備えた機構である。具体的には、図3で表されるように、本実施例のジンバル機構21は、ジンバルフレーム部25を有し、ジンバルフレーム部25の四方のコーナー部から被写体側とは反対側に光軸方向に90°折り曲げられて形成される、2つの第1支持部用延設部27aと、2つの第2支持部用延設部27bと、を備えることによって構成されている。なお、第1支持部用延設部27aと第2支持部用延設部27bについては、必ずしもその全部が板状でなくてもよく、その一部のみを板状に形成してバネ性を発揮させるようにしてもよい。本実施例のジンバル機構21は、このような構成となっていることで、外側方向に向けて与圧を与えることが可能な構成となっている。
図3で表される支持機構20は、可動体14を固定体16に対して、第1軸線L1と第2軸線L2を回転軸として、回動可能に支持する。図3で表されるように、支持機構20としては、第1支持部用延設部27aを支持する2つの第1スラスト受け部材20aと、第2支持部用延設部27bを支持する2つの第2スラスト受け部材20bと、を有している。そして、第1スラスト受け部材20aは固定体16の側面カバー部28b(フレーム壁)における矩形枠状部分の4隅のうちの対向する2か所に配置され、第2スラスト受け部材20bは矩形枠状の可動体14の4隅にうちの対向する2か所に配置される。すなわち、第1スラスト受け部材20aは固定体16に固定され、第2スラスト受け部材20bは可動体14に固定される。なお、側面カバー部28bにおける矩形枠状部分と矩形枠状の可動体14とは4隅の位置が揃うように配置され、第1スラスト受け部材20a及び第2スラスト受け部材20bは該4隅に1つずつ配置される。
次に、図4から図8及び図11を参照して、本実施例の光学ユニット10の要部である可動体14の詳細な形状について、固定体16に対する配置などの観点から詳細に説明する。
次に、実施例2の光学ユニット10について図9を用いて説明する。図9は、実施例2の光学ユニット10の可動体14の斜視図であり、実施例1の光学ユニット10における図6に対応する図である。なお、上記実施例1と共通する構成部材は同じ符号で示しており、詳細な説明は省略する。
なお、本実施例の光学ユニット10は、可動体14の構成以外は、実施例1の光学ユニット10と同様の構成である。
次に、実施例3の光学ユニット10について図10を用いて説明する。図10は、実施例3の光学ユニット10の可動体14の斜視図であり、実施例1の光学ユニット10における図6に対応する図である。なお、上記実施例1及び実施例2と共通する構成部材は同じ符号で示しており、詳細な説明は省略する。
なお、本実施例の光学ユニット10は、可動体14の構成以外は、実施例1の光学ユニット10と同様の構成である。
また、その技術的特徴が本明細書中に必須なものとして説明されていなければ、適宜、削除することが可能である。
11c…凸部、12…光学モジュール、12a…レンズ、12b…ハウジング、
13…可動体収容部、13a…内面、14…可動体、15…接触部、15a…接触部、
15b…接触部、15c…接触部、16…固定体、
18…回転駆動機構(磁気駆動部)、20…支持機構(スラスト受け部材)、
20a…第1スラスト受け部材(第1支持部)、
20b…第2スラスト受け部材(第2支持部)、21…ジンバル機構、
22…ホルダ枠、22a…面、22b…面、22c…面、22d…面、24A…磁石、
24B…磁石、25…ジンバルフレーム部、27a…第1支持部用延設部、
27b…第2支持部用延設部、28…固定枠、28a…第1前面カバー部、
28b…側面カバー部、28c…第2前面カバー部、28d…後面カバー部、
32A…コイル、32B…コイル、50…撮像素子、
51a…第1フレキシブル配線基板、51b…第2フレキシブル配線基板、
110…テーパー部、111…対向面、111a…対向面、111b…対向面、
111c…対向面、G1…間隔、G2…間隔
Claims (7)
- 光学モジュールを備える可動体と、
固定体と、
前記可動体を前記固定体に対して揺動可能に支持する支持機構と、
前記可動体と前記固定体とが対向し光軸方向と交差する少なくとも2面に設けられ、前記可動体を前記固定体に対して揺動させる磁気駆動部と、を備え、
前記可動体及び前記固定体の一方の前記光軸方向と交差する全ての面に、前記可動体と前記固定体とが対向する方向に突出する凸部が形成され、
前記可動体及び前記固定体の他方の前記光軸方向と交差する全ての面に、前記凸部と接触可能な接触部が形成され、
前記可動体及び前記固定体の一方の前記磁気駆動部の設けられる面には、前記磁気駆動部の両側に前記凸部が形成されることを特徴とする光学ユニット。 - 請求項1に記載の光学ユニットにおいて、
前記可動体及び前記固定体の一方の前記磁気駆動部の設けられない面には、前記凸部が前記光軸方向と交差する方向に延設されることを特徴とする光学ユニット。 - 請求項1または2に記載の光学ユニットにおいて、
前記凸部は、前記可動体に形成されていることを特徴とする光学ユニット。 - 請求項1から3のいずれか1項に記載の光学ユニットにおいて、
前記支持機構は、前記可動体を前記固定体に対して前記光軸方向と交差する方向の揺動軸を基準に揺動可能に支持し、
前記凸部は、前記接触部と対向する方向に、前記光軸方向において前記揺動軸を含む位置に配置されている平面状の対向面を有することを特徴とする光学ユニット。 - 請求項4に記載の光学ユニットにおいて、
前記対向面の前記光軸方向における長さは、前記凸部と前記接触部とが接触した際に前記光軸方向における前記揺動軸の位置を超えない長さとなっていることを特徴とする光学ユニット。 - 請求項1から3のいずれか1項に記載の光学ユニットにおいて、
前記支持機構は、前記可動体を前記固定体に対して前記光軸方向と交差する方向の揺動軸を基準に揺動可能に支持し、
前記凸部は、前記揺動軸を中心とする円弧面を有していることを特徴とする光学ユニット。 - 請求項1から6のいずれか1項に記載の光学ユニットにおいて、
前記凸部は、前記可動体と前記固定体とが対向する方向に向かって徐々に前記光軸方向における長さが短くなるテーパー部を有していることを特徴とする光学ユニット。
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