JP2018097313A - 揺動型アクチュエータ及び振れ補正機能付き光学ユニット - Google Patents
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Abstract
【課題】支点部の動きを円滑にした揺動型アクチュエータ、及びこれを用いて振れ補正の精度を高めた振れ補正機能付き光学ユニットを提供する。【解決手段】可動体と、該可動体を保持するための固定体と、これらの間に介在され、可動体を揺動する揺動型アクチュエータであって、可動体を固定体に揺動可能に支持する支持機構と、可動体を揺動させる駆動機構とを備え、支持機構は、可動体に対する支点部が、球面状の凸部と、該凸部を摺動可能に接触させる凹球面状の受け部と、これら凸部と受け部との間に設けられた潤滑剤とを備え、凸部又は受け部の少なくとも一方の表面に、複数の微細凹部が形成されている。【選択図】 図7
Description
本発明は、揺動型アクチュエータ、及びこれを用いてカメラ付き携帯電話機等に搭載される光学モジュールの振れ補正を行う振れ補正機能付き光学ユニットに関する。
携帯電話機等には、撮影用の光学ユニットが搭載され、光学機器として構成されているものが多い。この光学ユニットにおいては、ユーザーの手振れによる撮影画像の乱れを抑制するために、手振れを打ち消すように光学モジュールを揺動させて振れを補正する機能が開発されている。この手振れ補正機能においては、携帯電話等の筐体からなる固定体に対して、光学素子を備える光学モジュールを揺動可能に支持し、その光学モジュールを駆動機構により振れに応じて揺動させる構成が採用されている。
例えば特許文献1では、光学モジュールの光軸方向の後側に設けたピボットによって光学モジュールを揺動可能に支持し、ピボットを中心に光学モジュールを揺動させることにより振れを補正する構成が提案されている。
また、光学モジュールをジンバル機構によって揺動可能に支持する構成も提案されており、特許文献2では、光軸方向に対して直交する二軸方向に支点を設けたジンバル機構が開示されている。
これらピボットやジンバル機構では、一般に、球面状の凸部と凹球面状の受け部とを接触させて支点部を構成しており、凸部と受け部との間には、これらの摩擦係数を低減するためにグリス等の潤滑剤が設けられる。
また、光学モジュールをジンバル機構によって揺動可能に支持する構成も提案されており、特許文献2では、光軸方向に対して直交する二軸方向に支点を設けたジンバル機構が開示されている。
これらピボットやジンバル機構では、一般に、球面状の凸部と凹球面状の受け部とを接触させて支点部を構成しており、凸部と受け部との間には、これらの摩擦係数を低減するためにグリス等の潤滑剤が設けられる。
しかしながら、凸部と受け部との間の接触状態により摩擦係数が変化し、可動体(光学モジュール)の動きにヒステリシスを発生することがある。また、凸部と受け部とは、所定の圧力下で接触しているが、その間に設けたグリスが、これらの接触点からはじき出されると、その接触点にグリスがなくなり、摩擦係数が増大するという問題が生じる。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、支点部の動きを円滑にした揺動型アクチュエータ、及びこれを用いて振れ補正の精度を高めた振れ補正機能付き光学ユニットを提供することを目的とする。
本発明は、可動体と、該可動体を保持するための固定体との間に介在され、前記可動体を揺動する揺動型アクチュエータであって、前記可動体を前記固定体に揺動可能に支持する支持機構と、前記可動体を揺動させる駆動機構とを備え、前記支持機構は、前記可動体に対する支点部が、球状先端面を有する凸部と、該凸部の球状先端面を摺動可能に接触させる球状凹面を有する受け部と、これら凸部の球状先端面と受け部の球状凹面との間に設けられた潤滑剤とを備え、前記凸部の球状先端面又は前記受け部の球状凹面の少なくとも一方の表面に、複数の微細凹部が形成されている。
微細凹部内に潤滑剤が保持されるので、支点部での摩擦係数を低く維持することができ、長時間円滑な動作を行わせることができる。このため、ヒステリシスを低減でき、揺動角度を大きくすることが可能になる。
この場合、支点部は、前述のピボットによる場合は揺動支点を構成するものであり、ジンバル機構の場合は、直交する二軸方向に対をなすように配置される。
この場合、支点部は、前述のピボットによる場合は揺動支点を構成するものであり、ジンバル機構の場合は、直交する二軸方向に対をなすように配置される。
本発明の揺動型アクチュエータにおいて、前記微細凹部は、前記凸部の球状先端面と前記受け部の球状凹面との接触点を中心とする同心円または渦巻き状の溝であるとよい。
接触点を中心とする同心円または渦巻き状の溝に形成することにより、凸部と受け部との間に設けられる潤滑剤が支点部からはじき出されることなく支点部に滞留し易く、長寿命化を図ることができる。
本発明の揺動型アクチュエータにおいて、前記微細凹部を有する表面は最大高さRyが0.1μm以上0.2μm以下であるとよい。
最大高さがこの範囲内であると、潤滑剤を微細凹部内に有効に保持して、支点部の摩擦係数を低く維持することができる。Ryが0.1μm未満であると、凹球面部の表面が鏡面に近くなることから、凸部と受け部との接触面積が増え、揺動時の抵抗が増大して応答性を損なうおそれがある。Ryが0.2μmを超えると、表面粗さが大きくなることにより、揺動時に凸部の表面に傷等が付いて、応答性低下の原因となりやすい。
最大高さがこの範囲内であると、潤滑剤を微細凹部内に有効に保持して、支点部の摩擦係数を低く維持することができる。Ryが0.1μm未満であると、凹球面部の表面が鏡面に近くなることから、凸部と受け部との接触面積が増え、揺動時の抵抗が増大して応答性を損なうおそれがある。Ryが0.2μmを超えると、表面粗さが大きくなることにより、揺動時に凸部の表面に傷等が付いて、応答性低下の原因となりやすい。
本発明の揺動型アクチュエータにおいて、前記微細凹部は前記受け部の球状凹面に形成された転写痕であるとよい。
例えば、プレス加工によって受け部を成形する際に、パンチの表面に微細凹部となる模様を形成しておき、そのパンチによって受け部を凹球面状に成形するのと同時に、パンチ表面の模様を受け部に転写する。このように加工することにより、微細凹部を有する受け部を容易に製造することができ、また、加圧の程度等により極めて浅い微細凹部を形成することができる。
例えば、プレス加工によって受け部を成形する際に、パンチの表面に微細凹部となる模様を形成しておき、そのパンチによって受け部を凹球面状に成形するのと同時に、パンチ表面の模様を受け部に転写する。このように加工することにより、微細凹部を有する受け部を容易に製造することができ、また、加圧の程度等により極めて浅い微細凹部を形成することができる。
本発明の揺動型アクチュエータにおいて、前記受け部は、前記球状凹面の周囲に連続し、前記球状凹面の曲率半径より大きい曲率半径の球面の一部からなる環状凹面を有しているとよい。
凸部と受け部との間に設けられる潤滑剤は、凸部と受け部との接触点からその周囲にもはみ出すように配置されるが、凸部を受ける球状凹面の周囲に環状凹面を連続して形成したことにより、その環状凹面を接触点からはみ出した潤滑油の油溜まりとして機能させることができるとともに、球状凹面に向かって下り勾配となるので、接触点への潤滑剤の補給も円滑に行うことができる。
本発明の揺動型アクチュエータにおいて、前記支持機構は、直交する二軸に揺動支点を有するジンバル機構であり、各軸の両端に前記支点部が設けられる構造としてもよい。
支持機構として二軸のジンバル機構を用いることにより、ピボットによる支持機構に比べて可動体を駆動機構の光軸方向の中心と重なる位置で支持することができ、バランスよく揺動させることができる。
支持機構として二軸のジンバル機構を用いることにより、ピボットによる支持機構に比べて可動体を駆動機構の光軸方向の中心と重なる位置で支持することができ、バランスよく揺動させることができる。
本発明の振れ補正機能付き光学ユニットは、前記可動体が光学素子を有する光学モジュールである。
前述の支点部を有することにより、揺動時の動きに対するヒステリシスを小さくすることができ、ヒステリシスが小さくなる分、振れ補正角度を大きくすることができるとともに、その可動を安定させることができる。
前述の支点部を有することにより、揺動時の動きに対するヒステリシスを小さくすることができ、ヒステリシスが小さくなる分、振れ補正角度を大きくすることができるとともに、その可動を安定させることができる。
本発明によれば、微細凹部内に潤滑剤が保持されるので、支点部での摩擦係数を低く維持することができ、支点部の動きを円滑にすることができる。
以下、本発明に係る揺動型アクチュエータ及び振れ補正機能付き光学ユニットの実施形態について図面を参照しながら説明する。
本実施形態の揺動型アクチュエータは揺れ補正機能付き光学ユニット100に組み込まれている。なお、以下の説明では、互いに直交する3方向を各々X軸方向、Y軸方向、Z軸方向とし、静置状態においては、Z軸方向に光軸L(レンズ光軸/光学素子の光軸)が配置されるものとする。また、各方向の振れのうち、X軸周りの回転は、いわゆるピッチング(縦揺れ)に相当し、Y軸周りの回転は、いわゆるヨーイング(横揺れ)に相当し、Z軸周りの回転は、いわゆるローリングに相当する。また、X軸方向の一方側には+Xを付し、他方側には−Xを付し、Y軸方向の一方側には+Yを付し、他方側には−Yを付し、Z軸方向の一方側(被写体側/光軸方向前側)には+Zを付し、他方側(被写体側とは反対側/光軸方向後側)には−Zを付して説明する。また、図には、Z軸の一方+Z側を上方に向けた状態に配置し、この状態を静置状態とする。以下では、特に断らない限り、この静置状態で説明する。
本実施形態の揺動型アクチュエータは揺れ補正機能付き光学ユニット100に組み込まれている。なお、以下の説明では、互いに直交する3方向を各々X軸方向、Y軸方向、Z軸方向とし、静置状態においては、Z軸方向に光軸L(レンズ光軸/光学素子の光軸)が配置されるものとする。また、各方向の振れのうち、X軸周りの回転は、いわゆるピッチング(縦揺れ)に相当し、Y軸周りの回転は、いわゆるヨーイング(横揺れ)に相当し、Z軸周りの回転は、いわゆるローリングに相当する。また、X軸方向の一方側には+Xを付し、他方側には−Xを付し、Y軸方向の一方側には+Yを付し、他方側には−Yを付し、Z軸方向の一方側(被写体側/光軸方向前側)には+Zを付し、他方側(被写体側とは反対側/光軸方向後側)には−Zを付して説明する。また、図には、Z軸の一方+Z側を上方に向けた状態に配置し、この状態を静置状態とする。以下では、特に断らない限り、この静置状態で説明する。
図1に概念的に示すように、光学ユニット100(振れ補正機能付き光学ユニット)は、カメラ付き携帯電話機等の光学機器1000に組み込まれる薄型カメラであって、光学機器1000のシャーシ(機器本体)2000に支持された状態で搭載される。かかる光学ユニット100では、撮影時に光学機器1000に手振れ等の振れが発生すると、撮像画像に乱れが発生する。そこで、本形態の光学ユニット100には、後述するように、Z軸方向に沿って光軸Lが延在する光学モジュール1を備えた可動体10を固定体20内で揺動可能に支持するとともに、可動体10に搭載したジャイロスコープ(振れ検出センサ)によって手振れを検出した結果に基づいて、可動体10を揺動させる駆動機構(図1では図示せず)が設けられている。光学ユニット100には、可動体10や駆動機構への給電等行うためのフレキシブル配線基板1800、1900が引き出されており、かかるフレキシブル配線基板1800、1900は、光学機器1000の本体側に設けられた上位の制御部等に電気的に接続されている。
(光学ユニット100の概略構成)
図2は実施形態の光学ユニット100の組立状態の外観を示す斜視図、図3および図4は光学ユニット100の分解斜視図、図5は支持機構としてのジンバル機構30等をさらに分解して示す斜視図である。これらの図において、本形態の光学ユニット100は、光学モジュール1を備える可動体10と、固定体20と、可動体10が固定体20に対して揺動可能に支持された状態とするジンバル機構30と、可動体10と固定体20との間で可動体10を固定体20に対して相対変位させる磁気駆動力を発生させる駆動機構50とを有している。また、可動体10と固定体20とは板状バネ70によって連結状態とされている。
本発明の揺動型アクチュエータは、この実施形態では、ジンバル機構30と、駆動機構50と、板状バネ70とにより構成される。
そして、かかる光学ユニット100において、可動体10は、図3に示すように、固定体20に対してジンバル機構30を介して光軸L方向と交差する第1軸線R1周りに揺動可能に支持されているとともに、光軸L方向および第1軸線R1方向に交差する第2軸線R2周りに揺動可能に支持されている。本形態において、第1軸線R1および第2軸線R2は、光軸L方向に直交している。また、固定体20は、光軸L方向からみたとき、正方形をなしている。したがって、第1軸線R1と第2軸線R2とは直交し、X軸およびY軸に対して45°の角度に配置されている。
図2は実施形態の光学ユニット100の組立状態の外観を示す斜視図、図3および図4は光学ユニット100の分解斜視図、図5は支持機構としてのジンバル機構30等をさらに分解して示す斜視図である。これらの図において、本形態の光学ユニット100は、光学モジュール1を備える可動体10と、固定体20と、可動体10が固定体20に対して揺動可能に支持された状態とするジンバル機構30と、可動体10と固定体20との間で可動体10を固定体20に対して相対変位させる磁気駆動力を発生させる駆動機構50とを有している。また、可動体10と固定体20とは板状バネ70によって連結状態とされている。
本発明の揺動型アクチュエータは、この実施形態では、ジンバル機構30と、駆動機構50と、板状バネ70とにより構成される。
そして、かかる光学ユニット100において、可動体10は、図3に示すように、固定体20に対してジンバル機構30を介して光軸L方向と交差する第1軸線R1周りに揺動可能に支持されているとともに、光軸L方向および第1軸線R1方向に交差する第2軸線R2周りに揺動可能に支持されている。本形態において、第1軸線R1および第2軸線R2は、光軸L方向に直交している。また、固定体20は、光軸L方向からみたとき、正方形をなしている。したがって、第1軸線R1と第2軸線R2とは直交し、X軸およびY軸に対して45°の角度に配置されている。
(固定体20の構成)
図3および図4は、光学ユニット100の全体を分解したものを二つの図面に分けて記載しており、図3が上部の分解図、図4が下部の分解図である。固定体20は、可動体10の周りを囲む角筒状の第1ケース210と、第1ケース210の上(Z軸方向の一方側+Z)に固定され、径方向内側に張り出したカバー枠220と、カバー枠220の上に固定されたカバーシート230と、第1ケース210の下(Z軸方向の他方側−Z)に配置される矩形枠状のストッパ部材240と、ストッパ部材240を第1ケース210との間に挟んだ状態で第1ケース210に溶接等により固定された第2ケース250と、この第2ケース250の下面に固定された底板260とを有している。カバー枠220の中央部には開口部221が形成され、その上に固定されるカバーシート230の中央部にも円形の開口部231が形成されており、これら開口部221,231を通して被写体からの光を光学モジュール1に導くようになっている。
図3および図4は、光学ユニット100の全体を分解したものを二つの図面に分けて記載しており、図3が上部の分解図、図4が下部の分解図である。固定体20は、可動体10の周りを囲む角筒状の第1ケース210と、第1ケース210の上(Z軸方向の一方側+Z)に固定され、径方向内側に張り出したカバー枠220と、カバー枠220の上に固定されたカバーシート230と、第1ケース210の下(Z軸方向の他方側−Z)に配置される矩形枠状のストッパ部材240と、ストッパ部材240を第1ケース210との間に挟んだ状態で第1ケース210に溶接等により固定された第2ケース250と、この第2ケース250の下面に固定された底板260とを有している。カバー枠220の中央部には開口部221が形成され、その上に固定されるカバーシート230の中央部にも円形の開口部231が形成されており、これら開口部221,231を通して被写体からの光を光学モジュール1に導くようになっている。
(駆動機構50の構成)
本形態では、可動体10には光学モジュール1を保持するフレーム40が設けられており、このフレーム40と第1ケース210との間に駆動機構50が構成されている。具体的には、駆動機構50は、図3および図6に示すように、板状の磁石52とコイル56とを利用した磁気駆動機構である。コイル56は、空芯コイルであり、フレーム40のX軸方向の一方側+X、X軸方向の他方側−X、Y軸方向の一方側+Y、およびY軸方向の他方側−Yに保持されている。また、磁石52は、第1ケース210の各側板部の内面に保持されており、各側板部はX軸方向の一方側+X、他方側−X、Y軸方向の一方側+X、他方側−Yにそれぞれ配置されていることから、フレーム40と第1ケース210との間では、X軸方向の一方側+X、X軸方向の他方側−X、Y軸方向の一方側+Y、およびY軸方向の他方側−Yのいずれにおいても、磁石52とコイル56とが対向している。
本形態では、可動体10には光学モジュール1を保持するフレーム40が設けられており、このフレーム40と第1ケース210との間に駆動機構50が構成されている。具体的には、駆動機構50は、図3および図6に示すように、板状の磁石52とコイル56とを利用した磁気駆動機構である。コイル56は、空芯コイルであり、フレーム40のX軸方向の一方側+X、X軸方向の他方側−X、Y軸方向の一方側+Y、およびY軸方向の他方側−Yに保持されている。また、磁石52は、第1ケース210の各側板部の内面に保持されており、各側板部はX軸方向の一方側+X、他方側−X、Y軸方向の一方側+X、他方側−Yにそれぞれ配置されていることから、フレーム40と第1ケース210との間では、X軸方向の一方側+X、X軸方向の他方側−X、Y軸方向の一方側+Y、およびY軸方向の他方側−Yのいずれにおいても、磁石52とコイル56とが対向している。
本形態において、磁石52は、外面側および内面側が異なる極に着磁されている。また、磁石52は、光軸L方向(Z軸方向)に2つに分割されており、コイル56の側に位置する磁極が光軸L方向で異なるように着磁されている。このため、コイル56は、上下の長辺部分が有効辺として利用される。なお、4つの磁石52は、外面側および内面側に対する着磁パターンが同一である。このため、周方向で隣り合う磁石52同士が吸着し合うことがないので、組み立て等が容易である。第1ケース210は磁性材料から構成されており、磁石52に対するヨークとして機能する。
(可動体10の構成)
光学ユニット100の可動体10は、駆動機構50の4つのコイル56が固定されているフレーム40と、そのフレーム40に保持された光学モジュール1とを備えている。
図4および図5に示すように、その可動体10において、光学モジュール1は、レンズ1aや撮像素子、フォーカシング駆動用のアクチュエータ(いずれも図示せず)等を保持するレンズホルダ11と、レンズホルダ11の上(Z軸方向の一方側+Z)に固定された円筒状のウエイト12とを有している。ウエイト12は、非磁性の金属製であり、光学モジュール1のZ軸方向における重心位置を調整する。光学モジュール1はジャイロスコープやキャパシタ等の電子部品が実装された実装基板(いずれも図示略)に接続され、実装基板に信号出力用のフレキシブル配線基板1800に接続されている。このフレキシブル配線基板1800は、レンズホルダ11の下方(Z軸方向の他方側−Z)で複数回湾曲された後に外部に引き出されており、外部に引き回される部分が2本に分割されている。湾曲された部分の間にはスペーサ18,19が介在している。
光学ユニット100の可動体10は、駆動機構50の4つのコイル56が固定されているフレーム40と、そのフレーム40に保持された光学モジュール1とを備えている。
図4および図5に示すように、その可動体10において、光学モジュール1は、レンズ1aや撮像素子、フォーカシング駆動用のアクチュエータ(いずれも図示せず)等を保持するレンズホルダ11と、レンズホルダ11の上(Z軸方向の一方側+Z)に固定された円筒状のウエイト12とを有している。ウエイト12は、非磁性の金属製であり、光学モジュール1のZ軸方向における重心位置を調整する。光学モジュール1はジャイロスコープやキャパシタ等の電子部品が実装された実装基板(いずれも図示略)に接続され、実装基板に信号出力用のフレキシブル配線基板1800に接続されている。このフレキシブル配線基板1800は、レンズホルダ11の下方(Z軸方向の他方側−Z)で複数回湾曲された後に外部に引き出されており、外部に引き回される部分が2本に分割されている。湾曲された部分の間にはスペーサ18,19が介在している。
一方、図3に示すように、フレーム40のZ軸方向の他方側−Zの端部には、4つのコイル56に接続された給電用のフレキシブル配線基板1900が設けられており、このフレキシブル配線基板1900も、フレーム40の下方(Z軸方向の他方側−Z)で複数回湾曲された後に外部に引き出されている。
これらフレキシブル配線基板1800,1900は、可撓性を有していることから、駆動機構50によるフレーム40及びこのフレーム40に保持されている光学モジュール1の動きを阻害しないようになっており、また、図5に示すように、光学モジュール1に接続されたフレキシブル配線基板1800の2本に分割された部分の間に、コイル56に接続されたフレキシブル配線基板1900が配置され、外部への引き出し方向が揃えられている。
これらフレキシブル配線基板1800,1900は、可撓性を有していることから、駆動機構50によるフレーム40及びこのフレーム40に保持されている光学モジュール1の動きを阻害しないようになっており、また、図5に示すように、光学モジュール1に接続されたフレキシブル配線基板1800の2本に分割された部分の間に、コイル56に接続されたフレキシブル配線基板1900が配置され、外部への引き出し方向が揃えられている。
(フレーム40の詳細構成)
可動体10において、フレーム40は、図3、図5および図6に示すように、可動体10の外周部分を構成しており、概ね、レンズホルダ11を内側に保持する筒状のホルダ保持部41と、このホルダ保持部41の下端部(Z軸方向の他方側−Zの端部)でフランジ状に拡径する肉厚のベース部42とを有している。ベース部42上には、ホルダ保持部41よりも径方向外側に、4つのコイル56をそれぞれ保持するコイル保持部44が設けられており、これらコイル保持部44とホルダ保持部41との間には、後述するジンバル機構30の可動枠39が配置される可動枠配置空間140が形成されている。コイル保持部44にコイル56が保持された状態で、コイル保持部44は、コイル56の外面(磁石52と対向する面)から一部が突出し、磁石52と対向している。従って、外力によって、可動体10がX軸方向またはY軸方向に変位した際、コイル保持部44は、磁石52に当接し、その可動範囲を規制する。
可動体10において、フレーム40は、図3、図5および図6に示すように、可動体10の外周部分を構成しており、概ね、レンズホルダ11を内側に保持する筒状のホルダ保持部41と、このホルダ保持部41の下端部(Z軸方向の他方側−Zの端部)でフランジ状に拡径する肉厚のベース部42とを有している。ベース部42上には、ホルダ保持部41よりも径方向外側に、4つのコイル56をそれぞれ保持するコイル保持部44が設けられており、これらコイル保持部44とホルダ保持部41との間には、後述するジンバル機構30の可動枠39が配置される可動枠配置空間140が形成されている。コイル保持部44にコイル56が保持された状態で、コイル保持部44は、コイル56の外面(磁石52と対向する面)から一部が突出し、磁石52と対向している。従って、外力によって、可動体10がX軸方向またはY軸方向に変位した際、コイル保持部44は、磁石52に当接し、その可動範囲を規制する。
(ジンバル機構30の構成)
本形態の光学ユニット100において、可動体10を第1軸線R1周りおよび第2軸線R2周りに揺動可能に支持するにあたって、固定体20と可動体10のフレーム40との間には、以下に説明するジンバル機構30が構成されている。
本形態では、ジンバル機構30を構成するにあたって、カバー枠220の下面(Z軸方向の他方側−Zの面)に固定された矩形枠25とフレーム40との間に可動枠39が設けられる。
可動枠39は、図5および図6に示すように、光軸L周りに第1角部391、第2角部392、第3角部393および第4角部394を有しており、第1角部391と第2角部392との間に第1連結部396、第2角部392と第3角部393との間に第2連結部397、第3角部393と第4角部394との間に第3連結部398、第4角部394と第1角部391との間に第4連結部399が設けられている。本形態において、第1連結部396、第2連結部397、第3連結部398および第4連結部399は、各々の延在方向およびZ軸方向に対して直交する方向に湾曲した蛇行部を有している。従って、可動枠39は、光軸L方向に直交する方向に弾性変形可能である。
ここで、可動枠39の第1角部391、第2角部392、第3角部393および第4角部394の内側には金属製の球体38が溶接等によって固定されており、かかる球体38は、径方向内側に半球状の凸面を向ける突部を構成している。
本形態の光学ユニット100において、可動体10を第1軸線R1周りおよび第2軸線R2周りに揺動可能に支持するにあたって、固定体20と可動体10のフレーム40との間には、以下に説明するジンバル機構30が構成されている。
本形態では、ジンバル機構30を構成するにあたって、カバー枠220の下面(Z軸方向の他方側−Zの面)に固定された矩形枠25とフレーム40との間に可動枠39が設けられる。
可動枠39は、図5および図6に示すように、光軸L周りに第1角部391、第2角部392、第3角部393および第4角部394を有しており、第1角部391と第2角部392との間に第1連結部396、第2角部392と第3角部393との間に第2連結部397、第3角部393と第4角部394との間に第3連結部398、第4角部394と第1角部391との間に第4連結部399が設けられている。本形態において、第1連結部396、第2連結部397、第3連結部398および第4連結部399は、各々の延在方向およびZ軸方向に対して直交する方向に湾曲した蛇行部を有している。従って、可動枠39は、光軸L方向に直交する方向に弾性変形可能である。
ここで、可動枠39の第1角部391、第2角部392、第3角部393および第4角部394の内側には金属製の球体38が溶接等によって固定されており、かかる球体38は、径方向内側に半球状の凸面を向ける突部を構成している。
一方、フレーム40のホルダ保持部41の外周側の対角方向の2箇所に、凹面状に形成されたバネ取り付け面45が設けられており、このバネ取り付け面45に径方向外側から第1接点用バネ36が対峙するように固定されている。
また、矩形枠25には、光軸L周りに第1角部251、第2角部252、第3角部253および第4角部254を有しており、これら角部251〜254は、順次連結状態とされている。また、矩形枠25の第2角部252および第4角部254からZ軸方向の他方側−Z(光軸L方向の他方側)に突出した支持板部255を有している。
これら支持板部255の外面は凹面状に形成されており、その凹面状の外面に径方向外側から第2接点用バネ37がそれぞれ固定されている。
なお、バネ取り付け面45と第1接点用バネ36との間、および支持板部255の凹面状の外面と第2接点用バネ37との間には接着剤が介在して、これらを接着状態としている。
また、矩形枠25には、光軸L周りに第1角部251、第2角部252、第3角部253および第4角部254を有しており、これら角部251〜254は、順次連結状態とされている。また、矩形枠25の第2角部252および第4角部254からZ軸方向の他方側−Z(光軸L方向の他方側)に突出した支持板部255を有している。
これら支持板部255の外面は凹面状に形成されており、その凹面状の外面に径方向外側から第2接点用バネ37がそれぞれ固定されている。
なお、バネ取り付け面45と第1接点用バネ36との間、および支持板部255の凹面状の外面と第2接点用バネ37との間には接着剤が介在して、これらを接着状態としている。
そして、図5に一点鎖線で示すように、フレーム40の可動枠配置空間140内に可動枠39が配置されるとともに、その上に矩形枠25が配置され、可動枠39の径方向内側にフレーム40の第1接点用バネ36と矩形枠25の第2接点用バネ37とが配置されることにより、これら接点用バネ36,37に可動枠39の球体38が径方向外側から接触される。
この場合、図6に示すように、フレーム40に固定された第1接点用バネ36は、第1軸線R1方向で対をなすように対向し、可動枠39の球体38との間で第1揺動支点31を構成する。一方、矩形枠25に固定された第2接点用バネ37は、第2軸線R2方向で対をなすように対向し、可動枠39の球体38との間で第2揺動支点32を構成する。
この場合、図6に示すように、フレーム40に固定された第1接点用バネ36は、第1軸線R1方向で対をなすように対向し、可動枠39の球体38との間で第1揺動支点31を構成する。一方、矩形枠25に固定された第2接点用バネ37は、第2軸線R2方向で対をなすように対向し、可動枠39の球体38との間で第2揺動支点32を構成する。
(接点用バネ36,37の構成)
両接点用バネ36,37は、可動枠39の球体38との接触点に弾性的な荷重を印加している。いずれも、ステンレス鋼等の金属からなる板材をプレス成形することにより形成されている。
第1接点用バネ36は、L字形状に折り曲げられており、Z軸方向に延在する第1板部361と、第1板部361のZ軸方向の一方側+Zの端部で径方向外側に向けて折れ曲がった第2板部362とを有しており、第1板部361がフレーム40のバネ取り付け面45に固定されている。この第1板部361には、可動枠39の第1角部391および第3角部393の内側で、可動枠39に固定された球体38を受ける凹状の受け部35が形成されている。この受け部35の形状の詳細は後述する。
第2接点用バネ37は、L字形状に折り曲げられており、Z軸方向に延在する第1板部371と、第1板部371のZ軸方向の他方側−Zの端部で径方向外側に向けて折れ曲がった第2板部372とを有しており、第1板部371が矩形枠25に形成された支持板部255に固定されている。この第1板部371にも、可動枠39の第2角部392および第4角部394の内側で、可動枠39に固定された球体38を受ける凹状の受け部35が形成されている。
両接点用バネ36,37は、可動枠39の球体38との接触点に弾性的な荷重を印加している。いずれも、ステンレス鋼等の金属からなる板材をプレス成形することにより形成されている。
第1接点用バネ36は、L字形状に折り曲げられており、Z軸方向に延在する第1板部361と、第1板部361のZ軸方向の一方側+Zの端部で径方向外側に向けて折れ曲がった第2板部362とを有しており、第1板部361がフレーム40のバネ取り付け面45に固定されている。この第1板部361には、可動枠39の第1角部391および第3角部393の内側で、可動枠39に固定された球体38を受ける凹状の受け部35が形成されている。この受け部35の形状の詳細は後述する。
第2接点用バネ37は、L字形状に折り曲げられており、Z軸方向に延在する第1板部371と、第1板部371のZ軸方向の他方側−Zの端部で径方向外側に向けて折れ曲がった第2板部372とを有しており、第1板部371が矩形枠25に形成された支持板部255に固定されている。この第1板部371にも、可動枠39の第2角部392および第4角部394の内側で、可動枠39に固定された球体38を受ける凹状の受け部35が形成されている。
このように構成したジンバル機構30において、2個所の第1揺動支点31の各々に用いた第1接点用バネ36の付勢力は等しく、2個所の第2揺動支点32の各々に用いた第2接点用バネ37の付勢力は等しい。また、第1接点用バネ36と第2接点用バネ37とは付勢力が等しい。また、本形態では、駆動機構50に磁気駆動機構が用いられていることから、ジンバル機構30に用いた可動枠39、第1接点用バネ36および第2接点用バネ37はいずれも、非磁性材料からなる。
本形態において、可動枠39は、コイル保持部44と同じ高さ位置(Z軸方向における同一の位置)にある。このため、光軸L方向に対して直交する方向からみたとき、ジンバル機構30は、駆動機構50と重なる位置に設けられている。特に本形態では、光軸L方向に対して直交する方向からみたとき、ジンバル機構30は、駆動機構50のZ軸方向の中心と重なる位置に設けられている。
本形態において、可動枠39は、コイル保持部44と同じ高さ位置(Z軸方向における同一の位置)にある。このため、光軸L方向に対して直交する方向からみたとき、ジンバル機構30は、駆動機構50と重なる位置に設けられている。特に本形態では、光軸L方向に対して直交する方向からみたとき、ジンバル機構30は、駆動機構50のZ軸方向の中心と重なる位置に設けられている。
(板状バネ70の構成)
図3および図5に示すように、本形態の可動体10と固定体20との間には、これらを連結状態として、駆動機構50が停止状態にあるときの可動体10の姿勢を規定する板状バネ70を有している。本形態において、板状バネ70は、金属板を所定形状に加工したバネ部材であり、固定体20に接続される固定体側連結部71と、可動体10に接続される可動体側連結部72と、固定体側連結部71と可動体側連結部72とを連結する板バネ状のアーム部73とを有している。本形態において、アーム部73は、4本であり、固定体側連結部71から周方向の一方側から他方側に折り返しながら可動体側連結部72まで延在している。
図3および図5に示すように、本形態の可動体10と固定体20との間には、これらを連結状態として、駆動機構50が停止状態にあるときの可動体10の姿勢を規定する板状バネ70を有している。本形態において、板状バネ70は、金属板を所定形状に加工したバネ部材であり、固定体20に接続される固定体側連結部71と、可動体10に接続される可動体側連結部72と、固定体側連結部71と可動体側連結部72とを連結する板バネ状のアーム部73とを有している。本形態において、アーム部73は、4本であり、固定体側連結部71から周方向の一方側から他方側に折り返しながら可動体側連結部72まで延在している。
ここで、固定体側連結部71は、矩形枠25のZ軸方向の一方側+Zの面に固定され、可動体側連結部72は、フレーム40のホルダ保持部41のZ軸方向の一方側+Zの端面に溶接や接着等により固定されている。より具体的には、矩形枠25の各角部251〜254に設けられている突起部258が、固定体側連結部71の各角部に配置されている穴710に嵌った状態で、固定体側連結部71が矩形枠25に固定されている。また、ホルダ保持部41のZ軸方向の一方側+Zの端面の外周部には、突起部47が形成されており、かかる突起部47が可動体側連結部72の内周部の切り欠き75に嵌った状態で、可動体側連結部72がホルダ保持部41に固定されている。
本形態において、矩形枠25の突起部258と、ホルダ保持部41の突起部47とは、光軸LをX軸方向の両側で挟む2個所と、光軸LをY軸方向の両側で挟む2個所の計4個所に等角度間隔で形成されている。
本形態において、矩形枠25の突起部258と、ホルダ保持部41の突起部47とは、光軸LをX軸方向の両側で挟む2個所と、光軸LをY軸方向の両側で挟む2個所の計4個所に等角度間隔で形成されている。
(球体38および接点用バネ36,37の表面形状)
接点用バネ36,37は、前述したようにステンレス鋼からなる板材をプレス成形することにより形成されており、半球面の凸状先端面を有するパンチで板材を厚さ方向に押圧する絞り成形によって凹面状の受け部35が形成されている。この場合、絞り成形は2回に分けて行われ、まず、図7(a)に示すように、1回目の絞り成形では、素材となる金属板Mに対して、球体38の曲率半径r1よりも十分に大きい曲率半径r3´の球面の凸状先端面を有するパンチP1によって浅く緩やかな凹面351が形成され、2回目の絞り成形では、図7(b)に示すように、1回目のパンチP1より小さい曲率半径r2´の半球面の凸状先端面を有するパンチP2によって、1回目の絞り成形で形成された凹面351の中心位置に、さらに深い球状凹面352が形成される。このため、受け部35は、2段の凹状に形成され、2回目の絞り成形で形成された中央の球状凹面352の周囲に、1回目の絞り成形で形成された凹面351の一部が球状凹面352を囲むように環状に残された形状に形成されている。この環状に残された部分を環状凹面353とする。
このように受け部35を2回の絞り成形によって加工することにより、球状凹面352の曲率半径r2が小さい場合でも割れ等を生じることなく滑らかな曲面に形成することができる。
接点用バネ36,37は、前述したようにステンレス鋼からなる板材をプレス成形することにより形成されており、半球面の凸状先端面を有するパンチで板材を厚さ方向に押圧する絞り成形によって凹面状の受け部35が形成されている。この場合、絞り成形は2回に分けて行われ、まず、図7(a)に示すように、1回目の絞り成形では、素材となる金属板Mに対して、球体38の曲率半径r1よりも十分に大きい曲率半径r3´の球面の凸状先端面を有するパンチP1によって浅く緩やかな凹面351が形成され、2回目の絞り成形では、図7(b)に示すように、1回目のパンチP1より小さい曲率半径r2´の半球面の凸状先端面を有するパンチP2によって、1回目の絞り成形で形成された凹面351の中心位置に、さらに深い球状凹面352が形成される。このため、受け部35は、2段の凹状に形成され、2回目の絞り成形で形成された中央の球状凹面352の周囲に、1回目の絞り成形で形成された凹面351の一部が球状凹面352を囲むように環状に残された形状に形成されている。この環状に残された部分を環状凹面353とする。
このように受け部35を2回の絞り成形によって加工することにより、球状凹面352の曲率半径r2が小さい場合でも割れ等を生じることなく滑らかな曲面に形成することができる。
球体38は、図7(c)に示すように、その先端が球状凹面352の底面の最深部352aに点接触されるようになっている。
この場合、球体38の曲率半径r1に対して、球状凹面352の表面の曲率半径r2はわずかに大きく形成され、環状凹面353の表面の曲率半径r3は球状凹面352の曲率半径r2よりも大きく形成される
また、球状凹面352の表面には、その最深部352aを中心とする同心円の溝状の微細凹部355が形成されている(図7(d)参照)。この微細凹部355は、2回目の絞り成形時のパンチP2の先端面に形成しておいた凸条Paを絞り成形時の圧力によって球状凹面352の表面に転写したものである。このため、この微細凹部355を転写痕ともいうものとする。パンチP2の先端面に形成される凸条Paは、パンチP2をその凸状先端面の中心で回転させながら研磨するなどにより同心円状に形成することができる。
この場合、球体38の曲率半径r1に対して、球状凹面352の表面の曲率半径r2はわずかに大きく形成され、環状凹面353の表面の曲率半径r3は球状凹面352の曲率半径r2よりも大きく形成される
また、球状凹面352の表面には、その最深部352aを中心とする同心円の溝状の微細凹部355が形成されている(図7(d)参照)。この微細凹部355は、2回目の絞り成形時のパンチP2の先端面に形成しておいた凸条Paを絞り成形時の圧力によって球状凹面352の表面に転写したものである。このため、この微細凹部355を転写痕ともいうものとする。パンチP2の先端面に形成される凸条Paは、パンチP2をその凸状先端面の中心で回転させながら研磨するなどにより同心円状に形成することができる。
このように、成形時のパンチP2の先端面に形成した凸条Paを転写して微細凹部355を形成しているので、微細凹部355のための加工を別途行う必要なく、球状凹面352の加工と微細凹部355の形成とを同時に行うことができ、効率的である。
この転写痕355により球状凹面352は、その径方向に沿って測定した表面粗さが最大高さRyで0.1μm以上0.2μm以下とされる。最大高さRyが0.1μm未満であると、球状凹面352の表面が鏡面に近くなることから、球体38の先端面と受け部35との接触面積が増え、揺動時の抵抗が増大して応答性を損なうおそれがある。Ryが0.2μmを超えると、表面粗さが大きくなることにより、揺動時に球体38の先端面に傷等が付いて、応答性低下の原因となりやすい。この球状凹面352の算術平均表面粗さRaとしては、0.03μm以上0.05μm以下である。
この転写痕355により球状凹面352は、その径方向に沿って測定した表面粗さが最大高さRyで0.1μm以上0.2μm以下とされる。最大高さRyが0.1μm未満であると、球状凹面352の表面が鏡面に近くなることから、球体38の先端面と受け部35との接触面積が増え、揺動時の抵抗が増大して応答性を損なうおそれがある。Ryが0.2μmを超えると、表面粗さが大きくなることにより、揺動時に球体38の先端面に傷等が付いて、応答性低下の原因となりやすい。この球状凹面352の算術平均表面粗さRaとしては、0.03μm以上0.05μm以下である。
なお、この微細凹部355は、同心円の溝状の形状以外にも、種々の形状とすることができ、例えば、球状凹面352の表面の最深部352aを中心とする渦巻き形状の溝としてもよいし、多数の点状の凹部としてもよい。また、必ずしも転写痕に限定するものではなく、球状凹面352の表面に直接ブラスト処理するなどによって形成してもよい。微細凹部355の形状(同心円の溝状、渦巻き状等)は、受け部35にその表面に対して特定の角度で光を照射したときの反射光によって形成される縞模様により確認することができる。
また、球体38の先端面と受け部35との接触は一点でなされるので、微細凹部355は、球体38の先端面との接触点の付近に形成されていれば、必ずしも、球状凹面352の全面に形成されていなくてもよい。
また、球体38の先端面と受け部35との接触は一点でなされるので、微細凹部355は、球体38の先端面との接触点の付近に形成されていれば、必ずしも、球状凹面352の全面に形成されていなくてもよい。
そして、このように形成される受け部35と球体38の先端面との間にはグリス等の潤滑剤356が設けられる。具体的には、受け部35と球体38の先端面とに潤滑剤356を塗布した状態でこれらを押圧接触状態とする。このため、潤滑剤356は受け部35の微細凹部355内にも入り込んだ状態となり、球体38の揺動により潤滑剤356が受け部35からはじき出されることがないとともに、その揺動に伴って潤滑剤356が微細凹部355に出入りするように移動させられることから、良好な潤滑性を発揮することができる。
また、受け部35は前述したように2段の凹状に形成されており、球体38の先端面が入り込む球状凹面352の外側に環状凹面353が形成されているので、この環状凹面353が油溜まりとして機能し、余分な潤滑剤356が環状凹面353に溜められるとともに、この環状凹面353が球状凹面352に向かって下り勾配となっているので、接触点への潤滑剤356の補給も円滑に行うことができる。また、この環状凹面353は、成形時のパンチP1による押圧加工が1回だけであるので、表面が比較的粗く、潤滑剤356を保持しやすい表面となっている。
また、受け部35は前述したように2段の凹状に形成されており、球体38の先端面が入り込む球状凹面352の外側に環状凹面353が形成されているので、この環状凹面353が油溜まりとして機能し、余分な潤滑剤356が環状凹面353に溜められるとともに、この環状凹面353が球状凹面352に向かって下り勾配となっているので、接触点への潤滑剤356の補給も円滑に行うことができる。また、この環状凹面353は、成形時のパンチP1による押圧加工が1回だけであるので、表面が比較的粗く、潤滑剤356を保持しやすい表面となっている。
以上のような受け部35と球体38とにより第1揺動支点31および第2揺動支点32を構成したことにより、揺動時の動きに対するヒステリシスを小さくすることができ、その結果、振れ補正角度を大きくすることができる。しかも、光軸方向の途中位置で可動体10を支持しているので、バランスよく可動体10を支持することができ、揺動支点31,32にかかる負荷を均等にし、受け部35と球体38との間の潤滑剤356も均等に配置され、もって両揺動支点31,32の可動を安定させることができる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば、ジンバル機構30では、可動枠39に固定した球体38を受け部35に接触させる構造としたが、必ずしも球体38でなくてもよく、棒状部材等の先端面を球状に形成してなる球状先端面を受け部35に接触させる構造としてもよい。このような受け部35に接触して支点部を構成する球体38や棒状部材を、本発明においては、球状先端面を有する凸部としている。
また、可動部を固定部に支持する支持機構としてジンバル機構30を設けたが、ピボット軸による支持機構としてもよく、その場合、ピボット軸の先端面が球状先端面に形成される。
例えば、ジンバル機構30では、可動枠39に固定した球体38を受け部35に接触させる構造としたが、必ずしも球体38でなくてもよく、棒状部材等の先端面を球状に形成してなる球状先端面を受け部35に接触させる構造としてもよい。このような受け部35に接触して支点部を構成する球体38や棒状部材を、本発明においては、球状先端面を有する凸部としている。
また、可動部を固定部に支持する支持機構としてジンバル機構30を設けたが、ピボット軸による支持機構としてもよく、その場合、ピボット軸の先端面が球状先端面に形成される。
1…光学モジュール、1a…レンズ、10…可動体、11…レンズホルダ、12…ウエイト、18,19…スペーサ、20…固定体、25…矩形枠、30…ジンバル機構(支持機構)、31…第1揺動支点、32…第2揺動支点、355…微細凹部、35…受け部、36…第1接点用バネ、37…第2接点用バネ、38…球体、39…可動枠、40…フレーム、41…ホルダ保持部、42…ベース部、44…コイル保持部、45…バネ取り付け面、47,258…突起部、50…駆動機構、52…磁石、56…コイル、70…板状バネ、71…固定体側連結部、72…可動体側連結部、73…アーム部、75…切り欠き、100…揺れ補正機能付き光学ユニット、140…可動枠配置空間、210…第1ケース、220…カバー枠、221,231…開口部、230…カバーシート、240…ストッパ部材、250…第2ケース、251,391…第1角部、252,392…第2角部、253,393…第3角部、254,394…第4角部、255…支持板部、260…底板、351…凹面、352…球状凹面、352a…最深部、353…環状凹面、355…微細凹部(転写痕)、356…潤滑剤、361,371…第1板部、362,372…第2板部、396…第1連結部、397…第2連結部、398…第3連結部、399…第4連結部、710…穴、1000…光学機器、1800,1900…フレキシブル配線基板、2000…シャーシ、B…境界位置、L…光軸、M…金属板、P1,P2…パンチ、R1…第1軸線、R2…第2軸線、Pa…凸条
Claims (7)
- 可動体と、該可動体を保持するための固定体との間に介在され、前記可動体を揺動する揺動型アクチュエータであって、前記可動体を前記固定体に揺動可能に支持する支持機構と、前記可動体を揺動させる駆動機構とを備え、前記支持機構は、前記可動体に対する支点部が、球状先端面を有する凸部と、該凸部の球状先端面を摺動可能に接触させる球状凹面を有する受け部と、これら凸部の球状先端面と受け部の球状凹面との間に設けられた潤滑剤とを備え、前記凸部の球状先端面又は前記受け部の球状凹面の少なくとも一方の表面に、複数の微細凹部が形成されていることを特徴とする揺動型アクチュエータ。
- 前記微細凹部は、前記凸部の球状先端面と前記受け部の球状凹面との接触点を中心とする同心円または渦巻き状の溝であることを特徴とする請求項1記載の揺動型アクチュエータ。
- 前記微細凹部を有する表面は最大高さRyが0.1μm以上0.2μm以下であることを特徴とする請求項1又は2記載の揺動型アクチュエータ。
- 前記微細凹部は前記受け部の球状凹面に形成された転写痕であることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項記載の揺動型アクチュエータ。
- 前記受け部は、前記球状凹面の周囲に連続し、前記球状凹面の曲率半径より大きい曲率半径の球面の一部からなる環状凹面を有していることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項記載の揺動型アクチュエータ。
- 前記支持機構は、直交する二軸に揺動支点を有するジンバル機構であり、各軸の両端に前記支点部が設けられることを特徴とする請求項1から5のいずれか一項記載の揺動型アクチュエータ。
- 請求項1から6のいずれか一項記載の揺動型アクチュエータを備える振れ補正機能付き光学ユニットであって、前記可動体が光学素子を有する光学モジュールであることを特徴とする振れ補正機能付き光学ユニット。
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