JP2019020501A - 振れ補正機能付き光学ユニット - Google Patents

振れ補正機能付き光学ユニット Download PDF

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Abstract

【課題】揺動体に取り付けたウエイトが揺動体を外周側から支持する固定体に衝突することを防止或いは抑制できる振れ補正機能付き光学ユニットを提供すること。【解決手段】光学ユニット1は、レンズ42と撮像素子43を備える揺動体4と、揺動体4を光軸と直交する軸線(第1軸線R1および第2軸線R2軸線)回りに揺動可能に支持する揺動支持機構5と、揺動支持機構5を介して揺動体4を支持する固定体6と、揺動体4を揺動させる揺動用磁気駆動機構7を有する。また、光学ユニット1は、揺動体4の重心を軸線(第1軸線R1および第2軸線R2)に一致させるための第1ウエイト11を有する。揺動体4は、レンズ42の被写体側に被写体側筒部分58を備え、被写体側筒部分58は、レンズ42の側から被写体側に窪む環状凹部65を備える。第1ウエイト11は、環状凹部65に挿入された状態で揺動体4に保持されている。【選択図】図6

Description

本発明は、携帯端末や移動体に搭載されて撮像などに利用される振れ補正機能付き光学ユニットに関する。
携帯端末や車両、無人ヘリコプターなどの移動体に搭載される光学ユニットの中には、光学ユニットの揺れに起因する撮影画像の乱れを抑制するために、レンズを備える揺動体を揺動させて振れを補正する振れ補正機能を備えるものがある。特許文献1に記載の振れ補正機能付き光学ユニットは、レンズおよび撮像素子を備える揺動体と、揺動体を揺動可能に支持する揺動支持機構と、揺動支持機構を介して揺動体を外周側から支持する固定体と、揺動体を揺動させる揺動用磁気駆動機構と、を備える。揺動支持機構は、揺動体と固定体との間に配置したジンバル機構を備える。揺動用磁気駆動機構は、揺動体に固定されたコイルと、固定体に固定されてコイルに対向する磁石とを備える。
振れ補正機能付き光学ユニットは、揺動支持機構による揺動体の揺動中心線と揺動体の重心とが一致しない場合、外部からの振動によって揺動体が共振するなどの不都合がある。従って、揺動体にウエイトを取り付けて重心を調整することが行われている。特許文献に記載の振れ補正機能付き光学ユニットでは、ウエイトは、揺動体において、レンズを保持する鏡筒部の外周側に取り付けられている。
特開2015−64501号公報
ここで、ウエイトを鏡筒部の外周側に取り付ける構成では、揺動体が揺動したときに、揺動体を外周側から支持する固定体とウエイトとが衝突してしまう可能性がある。
そこで、本発明の課題は、揺動体に取り付けたウエイトが揺動体を外周側から支持する固定体に衝突することを防止或いは抑制できる振れ補正機能付き光学ユニットを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明の振れ補正機能付き光学ユニットは、レンズおよび当該レンズの光軸上に配置された撮像素子を備える揺動体と、前記揺動体を、前記光軸と交差する揺動中心線回りに揺動可能に支持する揺動支持機構と、前記揺動支持機構を介して前記揺動体を支持する固定体と、前記揺動体を揺動させる揺動用磁気駆動機構と、を有し、前記揺動体の重心を前記揺動中心線に一致させるためのウエイトと、を有し、前記揺動体は、前記レンズにおいて前記撮像素子とは反対の被写体側に、前記レンズと同軸の環状部を備え、前記環状部は、前記レンズの側から前記被写体側に窪む凹部を備え、前記ウエイトは、凹部に挿入された状態で前記揺動体に保持されていることを特徴とする。
本発明によれば、ウエイトは、揺動体においてレンズの被写体側に設けられた環状部に持されているので、揺動支持機構が揺動体を支持する揺動中心線からウエイトを光軸方向で離間させることができる。従って、揺動支持機構による揺動体の揺動中心線と揺動体の重心とを一致させるためのウエイトを、比較的軽量として、小さくすることができる。ま
た、ウエイトは、環状部に設けられた凹部に挿入されている。従って、ウエイトが環状部の外周側に突出することがない。よって、揺動体が揺動したときに、揺動体を外周側から支持する固定体とウエイトとが衝突してしまうことを防止できる。さらに、ウエイトが固定される凹部は、レンズの側から被写体側に窪む。従って、ウエイトが被写体側に脱落することがない。
本発明において、前記環状部は、前記被写体側に、内周側から外周側に向かって前記被写体側に傾斜するテーパー面を備えることが望ましい。このようにすれば、レンズの被写体側に設けた環状部によってケラレなどが発生することを回避できる。すなわち、レンズの被写体側に設けた環状部によってレンズの画角を狭めることがない。
本発明において、前記テーパー面は、低反射面であることが望ましい。このようにすれば、フレアやゴーストなど、撮像画像に乱れが生じることを回避できる。
本発明において、前記凹部は、円環状であり、前記ウエイトは、円環状であるものとすることができる。このようにすれば、凹部へのウエイトの固定により、揺動体の重心を光軸上で移動させることができる。
本発明において、前記揺動用磁気駆動機構は、前記揺動体および前記固定体の一方に取り付けられた揺動駆動用磁石と、他方に取り付けられた揺動駆動用コイルと、を備え、前記ウエイトは、非磁性であることが望ましい。このようにすれば、揺動体へのウエイトの固定によって揺動用磁気駆動機構の動作に影響を与えることがない。
本発明において、前記揺動体の重心を前記揺動中心線に一致させるために前記揺動体に取り付けられた第2のウエイトを有し、前記第2のウエイトは、前記ウエイトよりも軽いものとすることができる。このようにすれば、環状部の凹部に挿入されたウエイトによって揺動体の揺動中心線と揺動体の重心とを一致させることができない場合に、第2のウエイトによって、揺動体の揺動中心線と揺動体の重心とを一致させることができる。また、第2のウエイトは、環状部の凹部に挿入されたウエイトよりも軽量なので、小さくすることができる。よって、第2のウエイトが揺動体に取り付けられた場合でも、揺動体が揺動したときに、揺動体を外周側から支持する固定体と第2のウエイトとが衝突してしまうことを防止あるいは抑制できる。
本発明において、前記環状部は、前記被写体側の端から前記レンズの側に向かって小径部分と、前記小径部分よりも外径寸法が大きい大径部分と、前記小径部分と前記大径部分との間で前記被写体側を向く環状面と、を備え、前記第2のウエイトは、環状であり、その中心穴に前記小径部分が挿入された状態で前記環状面に当接しており、前記小径部分の外周面と前記第2のウエイトとの間、および、前記環状面と前記第2のウエイトとの間には、接着剤が介在していることが望ましい。このようにすれば、第2のウエイトと環状部との接着面積を確保できるので、接着剤によって環状部に固定された第2のウエイトが被写体側に脱落することを防止できる。
本発明において、前記固定体と前記揺動体との間に架け渡されたバネ部材を有し、前記揺動支持機構は、前記揺動体を、前記光軸と予め定めた軸線とが一致する基準姿勢と、前記軸線に対して前記光軸が傾斜する傾斜姿勢との間で揺動可能に支持し、前記第2のウエイトは、前記バネ部材よりも前記被写体側に位置し、前記バネ部材の側を向く端面が、外周側に向かって前記被写体側に傾斜し、前記バネ部材は、前記揺動体が揺動すると当該揺動体を前記基準姿勢に復帰させる付勢力を発揮することが望ましい。すなわち、固定体と揺動体との間に架け渡されたバネ部材は、揺動体が揺動して変形すると、その形状復帰力(付勢力)によって、揺動体を基準位置に復帰させる。ここで、第2のウエイトのバネ部
材の側の端面が外周側に向かって被写体側に傾斜してれば、バネ部材が変形したときに、バネ部材と第2のウエイトとが接触することを防止あるいは回避できる。
本発明によれば、揺動体に取り付けたウエイトが、レンズの被写体側に位置する環状部に設けられた凹部内に保持される、従って、揺動体が揺動したときに、ウエイトと揺動体を外周側から支持する固定体とが衝突することを防止或いは抑制できる。
本発明を適用した光学ユニットを被写体側から見た斜視図である。 図1のA−A線における光学ユニットの断面図である。 図1の光学ユニットを被写体側から見た分解斜視図である。 第3ケースおよび第1接点バネを像側から見た場合の分解斜視図である。 揺動体を被写体側から見た場合の斜視図である。 揺動体の断面図である。 揺動体を被写体側から見た場合の分解斜視図である。 揺動体を像側から見た場合の分解斜視図である。 揺動支持機構の説明図である。
(全体構成)
以下に、図面を参照して、本発明を適用した光学ユニットの実施形態を説明する。本明細書において、XYZの3軸は互いに直交する方向であり、X軸方向の一方側を+X、他方側を−Xで示し、Y軸方向の一方側を+Y、他方側を−Yで示し、Z軸方向の一方側を+Z、他方側を−Zで示す。Z軸は、光学ユニット1の軸線Lと一致する。+Z方向は光学ユニットの軸線L方向の被写体側である。−Z方向は光学ユニットの軸線L方向の反被写体側(像側)である。
図1は本発明を適用した光学ユニットを被写体側から見た斜視図である。図2は図1のA−A線における光学ユニットの断面図である。図3は光学ユニットの分解斜視図である。光学ユニット1は、例えば、カメラ付き携帯電話機、ドライブレコーダー等の光学機器や、ヘルメット、自転車、ラジコンヘリコプター等の移動体に搭載されるアクションカメラやウエアラブルカメラ等の光学機器に用いられる。このような光学機器では、撮影時に光学機器の振れが発生すると、撮像画像に乱れが発生する。光学ユニット1は、撮影画像が傾くことを回避するため、レンズ2を搭載する光学モジュール3の傾きを補正する振れ補正機能付き光学ユニットである。
図2に示すように、光学ユニット1は、光学モジュール3を備える揺動体4と、揺動体4を揺動可能に支持する揺動支持機構5と、揺動支持機構5を介して揺動体4を支持する略直方体形状の固定体6と備える。また、光学ユニット1は、揺動体4を揺動させる揺動用磁気駆動機構7と、揺動する揺動体4を基準姿勢に復帰させるためのバネ部材8を備える。揺動体4にはフレキシブルプリント基板9が接続されている。図1に示すように、フレキシブルプリント基板9は固定体6から+X方向に引き出されている。
揺動支持機構5はジンバル機構である。揺動支持機構5は、予め定めた軸線Lとレンズ2の光軸とが一致する基準姿勢および軸線Lに対して光軸が傾斜する傾斜姿勢の間で揺動体4を揺動可能に支持する。図1に示すように、揺動体4は、揺動支持機構5により、軸線Lと交差する第1軸線R1(回転中心線)回りに揺動可能に支持されているとともに、軸線Lおよび第1軸線R1と交差する第2軸線R2(回転中心線)回りに揺動可能に支持されている。第1軸線R1および第2軸線R2は、固定体6の対角方向に延びており、光
学ユニット1の軸線Lと直交する。また、第1軸線R1および第2軸線R2は、互いに直交する。図1に示すように、第1軸線R1は、+X方向と+Y方向の中間の角度方向に延びる。第2軸線R2は、+X方向と-Y方向の中間の角度方向に延びる。揺動体4の揺動中心線である第1軸線R1および第2軸線R2は、軸線L方向で揺動体4の中央部分を通過する。
また、光学ユニット1は、図2に示すように、Z軸方向において、揺動体4の重心と、揺動支持機構5による揺動体4の揺動中心線(第1軸線R1および第2軸線R2)とを一致させるための第1ウエイト11および第2ウエイト12(第2のウエイト)とを備える。第1ウエイト11および第2ウエイト12は揺動体4に保持されている。
(固定体)
図3は光学ユニット1の分解斜視図である。図4は第3ケースおよび第1接点バネ部材を−Z方向の側から見た場合の分解斜視図である。図1および図3に示すように、固定体6は、Z軸方向に見た場合に略四角形の外形をした第1ケース15と、第1ケース15に対して−Z方向側から組み付けられる第2ケース16と、第1ケース15に対して+Z方向から組み付けられる第3ケース17と、を備える。第1ケース15は、揺動体4の周りを囲む角筒状の胴部18と、胴部18の+Z方向の端部から内側に張り出した矩形枠状の端板部19とを備える。胴部18は、X軸方向に対向する側板20、21と、Y軸方向に対向する側板22、23とを備える。図3に示すように、X軸方向に対向する側板20、21とY軸方向に対向する側板22、23の内周面には、それぞれ、揺動駆動用磁石25が固定されている。各揺動駆動用磁石25は、図2および図3に示すようにZ軸方向に2つに分極着磁されている。従って、各揺動駆動用磁石25は、内面側の磁極が軸線Lと垂直で周方向に延びる着磁分極線25aを境にして異なるように着磁されている。
第2ケース16は、+Z方向に開口を向ける矩形の箱部27と、箱部27の+Z方向の端縁に取り付けられた矩形の枠状板28を備える。ここで、揺動体4に接続されたフレキシブルプリント基板9は、枠状板28および箱部27の内側を−Z方向に向かってX軸方向に蛇行するように引き回された後に、第2ケース16から+X方向に引き出される。
第3ケース17は、中央に円形開口31aを備える枠板部31と、枠板部31における円形開口31aの開口縁部分から−Z方向に突出する略矩形の角筒部32と、備える。図3に示すように、枠板部31における円形開口31aの開口縁部分には、円形開口31aから外周側に向かって+Z方向に傾斜するテーパー面33が設けられている。図4に示すように、角筒部32においてZ軸を間に挟んでX軸方向で対向する部分には、その先端面にバネ部材8を固定するためのバネ部材固定部34が設けられている。また、角筒部32においてZ軸を間に挟んでY軸方向で対向する部分には、その先端面にバネ部材8を固定するためのバネ部材固定部34が設けられている。各バネ部材固定部34には、それぞれ円柱形状の突起が設けられている。角筒部32における第1軸線R1方向の対角位置には、揺動支持機構5を構成する一対の第1接点バネ35を保持するための一対の第1接点バネ保持部36が形成されている。揺動支持機構5の詳細は後述する。
(揺動体)
図5は揺動体4を+Z方向から見た場合の斜視図である。図6は揺動体4の断面図である。図7は揺動体4を+Z方向から見た場合の分解斜視図である。図8は揺動体4を−Z方向から見た場合の分解斜視図である。図5から図8では、フレキシブルプリント基板9を省略して示す。図8では、第1ウエイト11を省略して示す。図5に示すように、揺動体4は、光学モジュール3と、光学モジュール3を外周側から保持する光学モジュールホルダ41を備える。光学モジュールホルダ41は樹脂製である。第1ウエイト11および第2ウエイト12は光学モジュールホルダ41に保持されている。第1ウエイト11およ
び第2ウエイト12は、金属製であり、非磁性である。第2ウエイト12は、第1の第1ウエイト11よりも軽い。本例では、第1ウエイト11、および、第2ウエイト12は、真鍮製である。なお、第1ウエイト11および第2ウエイト12の重量が、より必要とされる場合には、第1ウエイト11および第2ウエイト12としてタングステン製のものが用いられる場合がある。
図6に示すように、光学モジュール3は、レンズ42、撮像素子43、撮像素子43を搭載する基板44およびこれらを保持するハウジング45を備える。図7および図8に示すように、ハウジング45は、レンズ42を内周側に保持する筒状の鏡筒部47と、鏡筒部47の−Z方向の側において内周側に基板44を保持する矩形の基板保持部48とを備える。ハウジング45内において、撮像素子43はレンズ42の光軸上に配置されている。光学モジュール3は、光軸が軸線L(Z軸)と一致するように配置される。
光学モジュールホルダ41は、図7に示すように、Z軸と同軸に延びる筒部51と、筒部51を外周側から囲む枠板部52と、筒部51の−Z方向の端部分から外周側に広がって筒部51と枠板部52とを接続する接続部53とを備える。枠板部52は、Z軸方向から見た場合の平面形状が略正方向形である。図8に示すように、接続部53の−Z方向の端面には矩形の凹部54が設けられている。凹部54の底面(+Z方向の内壁面)には筒部51の中心穴の−Z方向の端の開口部55が露出している。開口部55は円形である。
筒部51は、−Z方向の側から+Z方向の側に向かって、開口部55と同一の内径寸法を備える像側筒部分56と、像側筒部分56よりも内径寸法が短い中間筒部分57と、中間筒部分57よりも内径寸法が短い被写体側筒部分58(環状部)とを備える。光学モジュール3は、筒部51の内周側に−Z方向から鏡筒部47が挿入され、凹部54の内周側に−Z方向から基板保持部48が挿入された状態で光学モジュールホルダ41に保持される。
図6に示すように、光学モジュール3が光学モジュールホルダ41に保持された状態では、被写体側筒部分58は、レンズ42よりも+Z方向の側(被写体側)に位置する。被写体側筒部分58は、その中心穴を規定している円環状壁面61と、円環状壁面61から外周側に向かって+Z方向に傾斜するテーパー面62と、テーパー面62から外周側に広がる環状面63を備える。テーパー面62は低反射面である。すなわち、テーパー面62には、しぼ加工、梨地加工、或いは、黒塗り加工が施されている。被写体側筒部分58の内周側の端(円環状壁面61)は、鏡筒部47の外周面よりも内周側に位置する。
図6および図8に示すように、被写体側筒部分58の−Z方向の端面には、+Z方向に窪む環状凹部65が設けられている。図6に示すように、環状凹部65は、円環状壁面61と平行な内周側環状内壁面65aと、内周側環状内壁面65aの+Z方向の端から外周側に向かってテーパー面62と平行に延びる底面65bと、底面65bの外周側の端から−Z方向に延びる外周側環状内壁面65cとを備える。外周側環状内壁面65cは中間筒部分57の内周面に段差なく連続する。ここで、第1ウエイト11は、円環状の部材であり、その+Z方向の側の部分が環状凹部65内に挿入された状態で、接着剤によって、被写体側筒部分58に固定されている。
また、被写体側筒部分58は、図7に示すように、+Z方向の側から−Z方向の側(レンズ42の側)に向かって小径部分66と、小径部分66よりも外径寸法が大きい中径部分67と、中径部分67よりも外径寸法の大きい大径部分68とを備える。小径部分66と中径部分67との間には、+Z方向を向く環状面67aを備える第1段部69が設けられている。中径部分67と大径部分68との間には、+Z方向を向く環状面68aを備える第2段部70が設けられている。
被写体側筒部分58において、外周面に設けられた第1段部69には、第2ウエイト12が接着剤により固定されている。第2ウエイト12は第1ウエイト11よりも+Z方向の側に位置する。また、被写体側筒部分58において、外周面に設けられた第2段部70の環状面68aは、バネ部材8を固定するための板バネ固定部となっている。
ここで、第2ウエイト12は円環状の部材である。図8に示すように、第2ウエイト12は、像側で−Z方向を向く環状端面12aが内周側から外周側に向かって+Z方向(被写体側)に傾斜するテーパー面である。図7に示すように、第2ウエイト12は、被写体側で+Z方向を向く環状端面12bがZ軸と直交する平面である。また、第2ウエイト12は、図8に示すように、−Z方向を向く環状端面12a(テーパー面)に円形の凹部12cを備える。凹部12cは第2ウエイト12の中心穴と同軸に設けられている。従って、第2ウエイト12の中心穴は凹部12cの底面(+Z方向の内壁面)の中央に開口している。
図6に示すように、第2ウエイトは、その中心穴に小径部分66が挿入され、凹部12cに中径部分67の+Z方向の端が挿入された状態で、第1段部69に固定される。接着剤は、第1段部69の環状面67aと第2ウエイト12の凹部12cの底面(+Z方向の内壁面)との間、および、小径部分66の外周面において環状面67aに隣接する外周面部分と第2ウエイトの中心穴の内周壁面との間に介在する。
次に、光学モジュールホルダ41は、枠板部52のX軸方向の両端において、+Z方向に立ち上がりY軸方向に延在する一対の壁部71、72と、枠板部52のY軸方向の両端において、+Z方向に立ち上がりX軸方向に延在する一対の壁部73、74とを備える。各壁部71、72、73、74において径方向の外側を向く外側面には、コイル固定部75が設けられている。各コイル固定部75には、その中心穴を径方向に向けた姿勢で揺動駆動用コイル77が固定される。
図5および図8に示すように、接続部53において、筒部51を間に挟んだ第1軸線R1方向の両側には、Z軸方向に貫通する一対の貫通穴78が設けられている。接続部53において、筒部51を間に挟んだ第2軸線R21方向の両側には、揺動支持機構5を構成する一対の第2接点バネ79(図3参照)を保持するための一対の第2接点バネ保持部80が形成されている。
(揺動支持機構)
図9は揺動支持機構の説明図であり、光学ユニット1を第1軸線R1および第2軸線R2を含む平面で切断した断面図である。揺動支持機構5は、第3ケース17と光学モジュールホルダ41との間に構成されている。揺動支持機構5は、揺動体4を固定体6に対して組み付けたときに、図9に示すように、第1軸線R1方向で離間する2か所に配置される第1揺動支持部81と、第2軸線R2方向で離間する2か所に配置される第2揺動支持部82と、第1揺動支持部81および第2揺動支持部82によって支持される可動枠83とを備える。
図3、図9に示すように、可動枠83は概略矩形状のジンバルばねである。可動枠83は、軸線L回りの4か所に設けられた支点部85と、軸線L回りで隣り合う支点部85を繋ぐ連結部86を備える。図9に示すように、各支点部85の内側面には溶接等によって金属製の球体87が固定されている。この球体87によって、各支点部85に可動枠83の中心を向く半球状の凸面が設けられている。連結部86は、X軸方向もしくはY軸方向に延在する蛇行部86aを備えており、軸線Lに対して直交する方向に弾性変形可能である。
第1揺動支持部81は、固定体6の第3ケース17に設けられた第1接点バネ保持部36と、第1接点バネ保持部36に保持される第1接点バネ35を備える。図4に示すように、第1接点バネ35は、U字状に屈曲した金属製の板バネである。第1揺動支持部81は、第1軸線R1方向の対角位置に設けられた支点部85の内周側に配置され、第1軸線R1方向に弾性変形可能な状態に取り付けられた第1接点バネ35を介して可動枠83を支持する。
第2揺動支持部82は、揺動体4の光学モジュールホルダ41に設けられた第2接点バネ保持部80と、第2接点バネ保持部80に保持される第2接点バネ79を備える。第2接点バネ79は、U字状に屈曲した金属製の板バネであり、第1接点バネ35と同一形状である。第2揺動支持部82は、第2軸線R2方向に弾性変形可能な状態に取り付けられた第2接点バネ79を介して可動枠83を支持する。
ここで、図4に示すように、第1揺動支持部81の第1接点バネ35および第2揺動支持部82の第2接点バネ79には、それぞれ、支点部85に溶接された球体87に接触する半球状の接点部が形成される。可動枠83は、軸線L回りの4か所に設けられた支点部85が、第1接点バネ35および第2接点バネ79の半球状の接点部と球体87とが点接触することによって支持される。また、第1揺動支持部81に保持される第1接点バネ35は第1軸線R1方向に弾性変形可能であり、第2揺動支持部82に保持される第2接点バネ79は第2軸線R2方向に弾性変形可能である。従って、可動枠83は、Z軸方向と直交する2方向(第1軸線R1方向および第2軸線R2方向)の各方向回りに回転可能な状態で支持される。なお、第1接点バネ35および第2接点バネ79において、U字状に屈曲することにより対向している板バネ部分の間には接着剤88が塗布されている。接着剤88は、硬化した状態で弾性を有するものである。
(揺動用磁気駆動機構)
次に、揺動用磁気駆動機構7は、図9に示すように、揺動体4と第1ケース15の間に設けられた第1揺動用磁気駆動機構7A(揺動用磁気駆動機構)および第2揺動用磁気駆動機構7B(第2の揺動用磁気駆動機構)を備える。第1揺動用磁気駆動機構7Aは、X軸方向で対向する揺動駆動用磁石25と揺動駆動用コイル77とからなる組を2組備える。第2揺動用磁気駆動機構7Bは、Y軸方向で対向する揺動駆動用磁石25と揺動駆動用コイル77とからなる組を2組備える。
各揺動駆動用コイル77は光学モジュールホルダ41のX軸方向の両側の壁部71、72およびY軸方向の両側の壁部73、74の外側面に保持される。揺動駆動用磁石25は、第1ケース15の胴部18の側板20、21、22、23の内側面に保持されている。各揺動駆動用磁石25は、図2および図3に示すようにZ軸方向に2分割され、Z軸方向の中心に着磁分極線25aを備える。揺動駆動用コイル77は、+Z方向側および−Z方向側の長辺部分が有効辺として利用される。揺動体4の基準姿勢は、光学モジュール3の光軸が軸線Lと一致する姿勢である。
揺動体4の+Y方向側および−Y方向側に位置する2組の第2揺動用磁気駆動機構7Bは、揺動駆動用コイル77への通電時にX軸回りの同一方向の磁気駆動力が発生するように配線接続されている。また、揺動体4の+X方向側および−X方向側に位置する2組の第1揺動用磁気駆動機構7Aは、揺動駆動用コイル77への通電時にY軸回りの同一方向の磁気駆動力が発生するように配線接続されている。揺動用磁気駆動機構7は、第2揺動用磁気駆動機構7BによるX軸回りの回転、および第1揺動用磁気駆動機構7AによるY軸回りの回転を合成することにより、光学モジュール3を第1軸線R1回りおよび第2軸線R2回りに回転させる。X軸回りの振れ補正、およびY軸回りの振れ補正を行う場合は
、第1軸線R1回りの回転および第2軸線R2回りの回転を合成する。
(バネ部材)
バネ部材8は、図2に示すように、光学モジュールホルダ41の筒部51の第2段部70と、第3ケース17のバネ部材固定部34との間に架け渡されて、揺動体4と固定体6とを接続する。バネ部材8は、第1ウエイト11の径方向の外側であって、第2ウエイト12よりも−Z方向の側に位置する。静止状態にあるときの揺動体4の基準姿勢は、バネ部材8によって定まる。基準姿勢において、揺動体4は、その光学モジュール3の光軸が、光学ユニット1の軸線L(Z軸)と一致する。
図3に示すように、バネ部材8は、金属板を加工した矩形枠状の板バネである。バネ部材8は、円形枠状の揺動体側連結部91と、揺動体側連結部91の外周側に等角度間隔で設けられた設けられた4つの固定体側連結部92と、揺動体側連結部91と固定体側連結部92とを接続するアーム部93とを備える。アーム部93は、揺動体側連結部91と固定体側連結部92との間で湾曲している。バネ部材8は、揺動体側連結部91が光学モジュールホルダ41の筒部51の第2段部70の環状面68aに接着剤層を介して固定される。また、バネ部材8は、固定体側連結部92が第3ケース17のバネ部材固定部34に接着剤により固定される。
ここで、バネ部材8は、揺動体4が揺動すると、揺動体4を基準姿勢に復帰させる付勢力を発揮する。すなわち、揺動体4と固定体6との間に架け渡されたバネ部材8は、揺動体4が揺動すると、変形する。従って、バネ部材8の弾性復帰力(付勢力)により、揺動体4は基準姿勢に戻される。
(光学ユニットの振れ補正)
光学ユニット1は、上記のように、X軸回りの振れ補正、およびY軸回りの振れ補正を行う揺動用磁気駆動機構7を備える。従って、ピッチング(縦揺れ)方向およびヨーイング(横揺れ)方向の振れ補正を行うことができる。ここで、光学ユニット1は、揺動体4にジャイロスコープを備えるため、ジャイロスコープによって直交する2軸回りの振れを検出して、検出した振れを打ち消すように揺動用磁気駆動機構7を駆動する。
(可動ユニットの重心調整方法)
ここで、揺動体4の重心位置を調整する際には、第1ウエイト11を取り付けた状態の光学ユニット1を振動発生器などに取り付けてZ軸と直交する方向の振動(外力)を付与する。また、振動を付与したときの揺動体4の揺動の振幅を、光学的な手段などによって検出する。そして、揺動体4の振幅に対応する重量の第2ウエイト12を揺動体4の第1段部69に取り付ける。これにより、揺動体4の重心と揺動体4の揺動中心線(第1軸線R1および第2軸線R2)とを一致させる。
ここで、揺動体4の振幅に対応する重量の第2ウエイト12とは、当該第2ウエイト12を揺動体4に取り付けることにより、Z軸と直交する方向の外力を与えたときの揺動体4の揺動の振幅をゼロに近い所定の閾値以下とすることができるものである。なお、揺動体4の振幅と、当該振幅を所定の閾値以下をすることができる第2ウエイト12の重量との対応関係は、予め、実験により求めておく。従って、外力を付与したときの揺動体4の揺動の振幅を検出することにより、揺動体4の揺動の振幅を所定の閾値以下とすることができる重量の第2ウエイト12(揺動体4の重心と揺動体4の揺動中心線とを一致させることができる第2ウエイト12)を特定することができる。
(作用効果)
本例によれば、第1ウエイト11は、揺動体4においてレンズ42の+Z方向の側(被
写体側)に設けられた被写体側筒部分58に持されているので、揺動支持機構5が揺動体4を支持する揺動中心線(第1軸線R1および第2軸線R2)から第1ウエイト11を離間させることができる。従って、揺動支持機構5による揺動体4の揺動中心線(第1軸線R1および第2軸線R2)と揺動体4の重心とを一致させるための第1ウエイト11を、比較的軽量として、小さくすることができる。また、第1ウエイト11は、被写体側筒部分58に設けられた環状凹部65に挿入されている。従って、第1ウエイト11が被写体側筒部分58の外周側に突出することがない。よって、揺動体4が揺動したときに、揺動体4を外周側から支持する固定体6と第1ウエイト11とが衝突してしまうことを防止できる。さらに、第1ウエイト11が固定される環状凹部65は、レンズ42の側から+Z方向の側(被写体側)に窪む。従って、第1ウエイト11が+Z方向の側(被写体側)に脱落することがない。
また、本例では、被写体側筒部分58は、+Z方向の側に、内周側から外周側に向かって+Z方向の側に傾斜するテーパー面62を備える。従って、レンズ42の+Z方向の側に設けた被写体側筒部分58によってケラレなどが発生することを回避できる。すなわち、レンズ42の+Z方向の側に設けた被写体側筒部分58によってレンズ42の画角を狭めることがない。
さらに、テーパー面62は、低反射面である。従って、フレアやゴーストなど、撮像画像に乱れが生じることを回避できる。
また、環状凹部65は、円環状であり、第1ウエイト11は、円環状である。従って、被写体側筒部分58への第1ウエイト11の固定により、揺動体4の重心を光軸上で移動させることができる。また、第1ウエイトは、非磁性なので、揺動体4への第1ウエイト11の固定によって揺動用磁気駆動機構7の動作に影響を与えることがない。
ここで、光学モジュールホルダ41の筒部51の被写体側筒部分58は、筒部51の他の部分と比較して内径寸法が小さいので、径方向に肉厚となる。これに対して、本例では、被写体側筒部分58に環状凹部65を設けているので、被写体側筒部分58が過剰に肉厚になることを防止できる。よって、樹脂からなる光学モジュールホルダ41を成型しやすい。
また、本例では、揺動体4が第2ウエイト12を備える。従って、第1ウエイト11によって揺動体4の揺動中心線(第1軸線R1および第2軸線R2)と揺動体4の重心とを一致させることができない場合に、第2ウエイト12によって、揺動体4の揺動中心線と揺動体4の重心とを一致させることができる。ここで、第2ウエイト12は、第1の第1ウエイト11よりも軽い。従って、第2ウエイト12を比較的小さくすることができる。よって、第2ウエイト12が揺動体4に取り付けられた場合でも、揺動体4が揺動したときに、揺動体4を外周側から支持する固定体6と第2ウエイト12とが衝突してしまうことを防止あるいは抑制できる。
さらに、本例では、第2ウエイト12は、光学モジュールホルダ41の筒部51の第1段部69に固定されており、接着剤が、第1段部69の環状面67aと第2ウエイト12の凹部12cの底面(+Z方向の内壁面)との間、および、小径部分66の外周面において環状面67aに隣接する外周面部分と第2ウエイトの中心穴の内周壁面との間に介在する。これにより、第2ウエイト12と被写体側筒部分58との接着面積を確保できるので、接着剤によって被写体側筒部分58に固定された第2ウエイト12が+Z方向の側に脱落することを防止できる。
また、本例では、第2ウエイト12は、バネ部材8よりも+Z方向の側に位置し、バネ
部材8の側を向く端面が、外周側に向かって+Z方向の側に傾斜する。従って、バネ部材8が変形したときに、バネ部材8と第2ウエイト12とが接触することを防止あるいは回避できる。
なお、上記の例では、光学モジュールホルダ41の筒部51の被写体側筒部分58に設けた環状凹部65に第1ウエイト11を挿入して固定しているが、インサート成形によって、光学モジュールホルダ41に設けた環状凹部65に第1ウエイト11を保持した状態を形成してもよい。
また、第1ウエイト11および第2ウエイト12として、真鍮製のものよりも軽量なものが必要な場合には、第1ウエイト11および第2ウエイト12として鉄製のものを用いてもよい。
1…光学ユニット(振れ補正機能付き光学ユニット)、2…レンズ、3…光学モジュール、4…揺動体、5…揺動支持機構、6…固定体、7・7A・7B…揺動用磁気駆動機構、8…バネ部材、9…フレキシブルプリント基板、11…第1ウエイト、12…第2ウエイト(第2のウエイト)、12a…像側の環状端面、12b…被写体側の環状端面、12c…凹部、15…第1ケース、16…第2ケース、17…第3ケース、18…胴部、19…端板部、20〜23…側板、25…揺動駆動用磁石、25a…着磁分極線、27…箱部、28…枠状板、31…枠板部、31a…円形開口、32…角筒部、33…テーパー面、34…バネ部材固定部、35…第1接点バネ、36…第1接点バネ保持部、41…光学モジュールホルダ、42…レンズ、43…撮像素子、44…基板、45…ハウジング、47…鏡筒部、48…基板保持部、51…筒部、52…枠板部、53…接続部、54…凹部、55…開口部、56…像側筒部分、57…中間筒部分、58…被写体側筒部分(環状部)、61…円環状壁面、62…テーパー面、63…環状面、65…環状凹部、65a…内周側環状内壁面、65b…底面、65c…外周側環状内壁面、66…小径部分、67…中径部分、67a…環状面、68…大径部分、68a…環状面、69…第1段部、70…第2段部、71〜74…壁部、75…コイル固定部、77…揺動駆動用コイル、78…貫通穴、79…第2接点バネ、80…第2接点バネ保持部、81…第1揺動支持部、82…第2揺動支持部、83…可動枠、85…支点部、86…連結部、蛇行部86a、87…球体、88…接着剤、91…揺動体側連結部、92…固定体側連結部、93…アーム部、L…軸線、R1…第1軸線(回転中心線)、R2…第2軸線(回転中心線)

Claims (8)

  1. レンズおよび当該レンズの光軸上に配置された撮像素子を備える揺動体と、
    前記揺動体を、前記光軸と交差する揺動中心線回りに揺動可能に支持する揺動支持機構と、
    前記揺動支持機構を介して前記揺動体を支持する固定体と、
    前記揺動体を揺動させる揺動用磁気駆動機構と、を有し、
    前記揺動体の重心を前記揺動中心線に一致させるためのウエイトと、を有し、
    前記揺動体は、前記レンズにおいて前記撮像素子とは反対の被写体側に、前記レンズと同軸の環状部を備え、
    前記環状部は、前記レンズの側から前記被写体側に窪む凹部を備え、
    前記ウエイトは、凹部に挿入された状態で前記揺動体に保持されていることを特徴とする振れ補正機能付き光学ユニット。
  2. 前記環状部は、前記被写体側に、内周側から外周側に向かって前記被写体側に傾斜するテーパー面を備えることを特徴とする請求項1に記載の振れ補正機能付き光学ユニット。
  3. 前記テーパー面は、低反射面であることを特徴とする請求項2に記載の振れ補正機能付き光学ユニット。
  4. 前記凹部は、円環状であり、
    前記ウエイトは、円環状であることを特徴とする請求項1から3のうちのいずれか一項に記載の振れ補正機能付き光学ユニット。
  5. 前記揺動用磁気駆動機構は、前記揺動体および前記固定体の一方に取り付けられた揺動駆動用磁石と、他方に取り付けられた揺動駆動用コイルと、を備え、
    前記ウエイトは、非磁性であることを特徴とする請求項1から4のうちのいずれか一項に記載の振れ補正機能付き光学ユニット。
  6. 前記揺動体の重心を前記揺動中心線に一致させるために前記揺動体に取り付けられた第2のウエイトを有し、
    前記第2のウエイトは、前記ウエイトよりも軽いことを特徴とする請求項1から5のうちのいずれか一項に記載の振れ補正機能付き光学ユニット。
  7. 前記環状部は、前記被写体側の端から前記レンズの側に向かって小径部分と、前記小径部分よりも外径寸法が大きい大径部分と、前記小径部分と前記大径部分との間で前記被写体側を向く環状面と、を備え、
    前記第2のウエイトは、環状であり、その中心穴に前記小径部分が挿入された状態で前記環状面に当接しており、
    前記小径部分の外周面と前記第2のウエイトとの間、および、前記環状面と前記第2のウエイトとの間には、接着剤が介在していることを特徴とする請求項6に記載の振れ補正機能付き光学ユニット。
  8. 前記固定体と前記揺動体との間に架け渡されたバネ部材を有し、
    前記揺動支持機構は、前記揺動体を、前記光軸と予め定めた軸線とが一致する基準姿勢と、前記軸線に対して前記光軸が傾斜する傾斜姿勢との間で揺動可能に支持し、
    前記第2のウエイトは、前記バネ部材よりも前記被写体側に位置し、前記バネ部材の側を向く端面が、外周側に向かって前記被写体側に傾斜し、
    前記バネ部材は、前記揺動体が揺動すると当該揺動体を前記基準姿勢に復帰させる付勢力を発揮することを特徴とする請求項6または7に記載の振れ補正機能付き光学ユニット
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