JP2019020502A - 振れ補正機能付き光学ユニットの揺動体姿勢調整方法および振れ補正機能付き光学ユニット - Google Patents
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Abstract
Description
ニットの揺動体姿勢調整方法において、前記揺動体および前記固定体のうち前記コイルが固定されている側であって、前記軸線と直交する径方向から見た場合に前記磁石と重なる位置に、磁性部材を保持させ、前記磁性部材または前記磁石を前記軸線方向に移動させて、前記光軸と前記軸線とを一致させ、前記軸線方向に移動させた前記磁性部材または前記磁石を移動後の移動位置で固定することを特徴とする。
た場合に当該第2揺動用磁気駆動機構の前記磁石と重なる位置に、第2前記磁性部材を保持させ、前記第1揺動用磁気駆動機構の前記磁石または前記第1磁性部材を前記軸線方向に移動させるとともに、前記第2揺動用磁気駆動機構の前記磁石または前記第2磁性部材を前記軸線方向に移動させて前記揺動体の光軸と前記軸線とを一致させるものとすることができる。このようにすれば、軸線を間に挟んだ両側に、揺動体の基準姿勢を規定する磁性部材と磁石との組が2組構成させるので、磁石または磁性部材を移動させて揺動体の姿勢を調整する際に、軸線を挟んだ一方側に位置する磁石または第1磁性部材の移動方向と、他方側に位置する磁石または第2磁性部材の移動方向とを反対方向とすることにより、軸線を挟んだ一方側の磁石と第1磁性部材との間の磁気吸引力と、他方の磁石と第2磁性部材との間の磁気吸引力によって、揺動体の基準姿勢を安定させることができる。
って、揺動体の基準姿勢を規定できる。
写体側(像側)である。
図1は本発明を適用した光学ユニットを被写体側から見た斜視図である。図2は図1のA−A線における光学ユニットの断面図である。図3は図1の光学ユニットを被写体側から見た場合の分解斜視図である。図1に示す光学ユニット1は、例えば、カメラ付き携帯電話機、ドライブレコーダー等の光学機器や、ヘルメット、自転車、ラジコンヘリコプター等の移動体に搭載されるアクションカメラやウエアラブルカメラ等の光学機器に用いられる。このような光学機器では、撮影時に光学機器に振れが発生すると、撮像画像に乱れが発生する。本例の光学ユニット1は、撮影画像の乱れを回避するため、搭載する光学モジュール2の傾きや回転を補正する振れ補正機能付き光学ユニットである。
駆動用コイル35と、固定部材22に保持されたローリング駆動用磁石36とを備える。ローリング駆動用コイル35とローリング駆動用磁石36とはZ軸方向で対向する。角度位置復帰機構32は、回転台座24に固定された角度位置復帰用磁性部材37を備える。角度位置復帰用磁性部材37はZ軸方向から見た場合にローリング駆動用磁石36と重なる。さらに、第2ユニット4は、回転台座24の回転角度範囲を規制する回転ストッパ機構38を備える。また、第2ユニット4は、ローリング駆動用コイル35に電気的に接続されたフレキシブルプリント基板39と、固定部材22に固定されたカバー部材40を備える。
図4はケース体8の筒状ケースをZ軸に沿って切断した断面図である。図3に示すように、ケース体8はZ軸方向から見た場合に略8角形の外形をした筒状ケース45(筒部材)と、筒状ケース45に対して+Z方向の側(被写体側)から組み付けられる被写体側ケース46と、を備える。筒状ケース45は磁性材料から形成される。被写体側ケース46は樹脂材料から形成される。
は、枠部48において保持領域50に保持された揺動駆動用磁石14とZ軸方向で対向する位置に設けられている。軸方向開口部48bは、Z軸回りの周方向に長い長方形形状であり、保持領域50の周方向の中央に設けられている。
図5は可動ユニット5およびホルダ7を+Z方向の側から見た場合の分解斜視図である。図6は可動ユニット5およびホルダ7を−Z方向の側から見た場合の分解斜視図である。図5に示すように、ホルダ7は、可動ユニット5の+Z方向の端部分が挿入されるホルダ環状部62と、ホルダ環状部62の−Z方向側に連続するホルダ胴部63とを備える。ホルダ胴部63は、周方向に配列された4つの窓部64と、周方向に隣り合う窓部64を区画する4本の縦枠部65を備える。4つの窓部64のうちの2つの窓部64はX軸方向に開口し、他の2つはY軸方向に開口する。4本の縦枠部65は、それぞれ、X軸方向とY軸方向の間の角度位置に配置されている。
図7は可動ユニット5を+Z方向の側(被写体側)から見た場合の斜視図である。図8(a)は可動ユニット5を+Z方向の側(被写体側)から見た場合の斜視図であり、図8(b)は可動ユニット5を−Z方向から見た場合の斜視図である。図7、図8に示すように、可動ユニット5は、光学モジュール2と、光学モジュール2を外周側から保持する光学モジュールホルダ71とを備える。光学モジュール2は、内周側に光学素子9を保持する鏡筒部72と、鏡筒部72の−Z方向の端部分において内周側に基板73を保持する角筒部74を備える。基板73には撮像素子10が搭載されている。
85から+Z方向に突出している部分の外周面にはウエイト41が取り付けられている。ウエイト41は、環状であり、その中心穴に鏡筒部72が挿入されている。鏡筒部72はウエイト41をZ軸方向に貫通している。ウエイト41は圧入または接着剤によって鏡筒部72に固定されている。ウエイト41は、例えば、真鍮などの非磁性の金属からなる。
図9はZ軸(軸線L)と直交して揺動支持機構6を通過する平面で光学ユニット1を切断した断面図である。揺動支持機構6は、光学モジュールホルダ71とホルダ7との間に構成されている。図9に示すように、揺動支持機構6は、光学モジュールホルダ71の第1軸R1(第2の軸線)上の対角位置に設けられた2箇所の第1揺動支持部101と、ホルダ胴部63の第2軸R2(第2の軸線)上の対角位置に設けられた2箇所の第2揺動支持部102と、第1揺動支持部101および第2揺動支持部102によって支持される可動枠103と、を備える。ここで、第1軸R1および第2軸R2はZ軸方向と直交し、且つ、X軸方向およびY軸方向に対して45度傾いた方向である。従って、第1揺動支持部101および第2揺動支持部102はX軸方向とY軸方向との間の角度位置に配置される。図5、図6に示すように、第2揺動支持部102は、ホルダ胴部63の内側面に形成された凹部である。
揺動用磁気駆動機構11は、図9に示すように、可動ユニット5と筒状ケース45の間に設けられた揺動用磁気駆動機構11Aおよび揺動用磁気駆動機構11Bを備える。揺動用磁気駆動機構11Aは、X軸方向で対向する揺動駆動用磁石14と揺動駆動用コイル13とからなる組をそれぞれ備える2つの揺動用磁気駆動機構11A(第1揺動用磁気駆動機構および第2揺動用磁気駆動機構)備える。2つの揺動用磁気駆動機構11Aは軸線Lを間に挟んだ両側に位置する。2つの揺動用磁気駆動機構11Aのうち、−X方向の側に位置する揺動用磁気駆動機構11Aは、揺動駆動用コイル13の内側に配置されたホール素子90を備える。揺動用磁気駆動機構11Bは、Y軸方向で対向する揺動駆動用磁石14と揺動駆動用コイル13とからなる組をそれぞれ備える2つの揺動用磁気駆動機構11B(第3揺動用磁気駆動機構および第4揺動用磁気駆動機構)を備える。2つの揺動用磁気駆動機構11Bは軸線Lを間に挟んだ両側に位置する。2つの揺動用磁気駆動機構11Bのうち、+Y方向の側に位置する揺動用磁気駆動機構11Bは、揺動駆動用コイル13の内側に配置されたホール素子90を備える。
図2に示すように、可動ユニット5の揺動範囲を規制する揺動ストッパ機構17は、可動ユニット5(光学モジュールホルダ71)に設けられた揺動ストッパ用凸部87と、ホルダ環状部62とから構成される。可動ユニット5が所定の揺動範囲を超える傾斜姿勢となると、揺動ストッパ用凸部87がホルダ環状部62に当接して、それ以上、可動ユニット5が傾斜することを規制する。また、揺動ストッパ機構17は、外力によって可動ユニット5が+Z方向に移動した場合に、揺動ストッパ用凸部87がホルダ環状部62に当接して、可動ユニット5がそれ以上、+Z方向に移動することを規制する。
姿勢復帰機構12は、姿勢復帰用磁性部材15と、揺動駆動用磁石14と、を備える。図2に示すように、姿勢復帰用磁性部材15は、径方向において、揺動駆動用コイル13を間に挟んで揺動駆動用磁石14とは反対側に配置されている。ホルダ7が基準姿勢の状態を径方向から見た場合には、姿勢復帰用磁性部材15の中心は、外周側に位置する揺動
駆動用磁石14の着磁分極線14aと重なる位置にある。換言すれば、可動ユニット5が基準姿勢の状態では、着磁分極線14aを含んで軸線Lと直交する仮想面12aが姿勢復帰用磁性部材15の中心を通過する。
図10(a)は+Z方向の側から見た場合の第2ユニット4の斜視図であり、図10(b)は−Z方向の側から見た場合の第2ユニット4の斜視図である。図11は第2ユニット4の断面図である。図12は+Z方向の側(被写体側)から見た場合の第2ユニット4の分解斜視図である。図13は−Z方向の側(反被写体側)から見た場合の第2ユニット4の分解斜視図である。図10および図11に示すように、第2ユニット4は、ホルダ7を軸線L回りに回転可能に支持する回転支持機構21と、回転支持機構21を介してホルダ7を支持する固定部材22と、フレキシブルプリント基板39と、カバー部材40と、を備える。回転支持機構21は、回転台座24と軸受機構25(第1ボールベアリング27および第2ボールベアリング28)とを備える。
121と一対のローリング駆動用磁石保持凹部117とはZ軸方向で連通している。ヨーク保持用凹部121には、−Z方向からヨーク120が挿入される。ヨーク120は磁性材料から形成されている。ここで、ヨーク保持用凹部121と一対のローリング駆動用磁石保持凹部117とは連通しているので、ヨーク120は、ローリング駆動用磁石保持凹部117に保持されたローリング駆動用磁石36に、−Z方向から当接する。
材固定領域144内)に固定されている。角度位置復帰用磁性部材37は、回転台座24が予め定めた基準角度位置にある状態をZ軸方向から見た場合に、角度位置復帰用磁性部材37の中心がローリング駆動用磁石36の着磁分極線36aと重なるように、その固定位置が溝145内において調整され、しかる後に、接着剤によって溝145内に固定される。
図10および図11に示すように、回転台座24が第1ボールベアリング27および第2ボールベアリング28を介して固定部材22に保持されると、ローリング用磁気駆動機構31が構成される。図11に示すように、ローリング用磁気駆動機構31は、回転台座24の軸部132を間に挟んだ両側に保持された一対のローリング用磁気駆動機構31を備える。各ローリング用磁気駆動機構31は、回転台座24に保持されたローリング駆動用コイル35と、固定部材22に保持されてZ軸方向で各ローリング駆動用コイル35と対向するローリング駆動用磁石36とを備える。ローリング駆動用磁石36は、周方向に2分割され、ローリング駆動用コイル35と対向する面の磁極が着磁分極線36aを境にして異なるように着磁されている。ローリング駆動用コイル35は空芯コイルであり、径方向に延びる長辺部分が有効辺として利用される。ホール素子140は、回転台座24が予め定めた基準角度位置にあるときに、−Z方向に位置する揺動駆動用磁石14の着磁分極線36aと対向する。
また、回転台座24が第1ボールベアリング27および第2ボールベアリング28を介して固定部材22に保持されると、図10(a)に示すように、固定部材22の回転ストッパ用凸部118が回転台座24の開口部146に挿入される。これにより、固定部材22の回転ストッパ用凸部118と回転台座24の開口部146とは、回転台座24のZ軸回りの回転角度範囲を規制する回転ストッパ機構38を構成する。すなわち、回転台座24は、回転ストッパ用凸部118が開口部146の内周壁(当接部)と干渉しない範囲でZ軸回りを回転するものとなる。換言すれば、回転ストッパ機構38は、開口部146の内周壁が周方向から回転ストッパ用凸部118に当接することにより、回転台座24の回転角度範囲を規制する。
図14は角度位置復帰機構32の説明図である。図14に示すように、角度位置復帰機構32は、角度位置復帰用磁性部材37と、ローリング駆動用磁石36とを備える。図11に示すように、角度位置復帰用磁性部材37はZ軸方向において、ローリング駆動用コイル35を間に挟んでローリング駆動用磁石36とは反対側に配置されている。また、図14に示すように、回転台座24が軸受機構25を介して固定部材22に回転可能に支持された状態であって、回転台座24が基準角度位置にある状態をZ軸方向から見た場合には、角度位置復帰用磁性部材37の中心37aは、−Z方向に位置するローリング駆動用磁石36の着磁分極線36aと重なる位置にある。換言すれば、回転台座24が基準角度位置にある状態では、着磁分極線36aを含んで軸線Lと平行な仮想面32aが角度位置復帰用磁性部材37の中心37aを通過する。
石36との間には、角度位置復帰用磁性部材37の中心37aをローリング駆動用磁石36の着磁分極線36aの位置する側に向わせる方向の磁気吸引力が働く。すなわち、回転台座24が基準角度位置から回転すると、角度位置復帰用磁性部材37とローリング駆動用磁石36との間に、回転台座24を基準角度位置に復帰させる方向の磁気吸引力が働く。従って、角度位置復帰用磁性部材37とローリング駆動用磁石36とは、回転台座24を基準角度位置に復帰させる角度位置復帰機構32として機能する。
第1ユニット3が第2ユニット4に取り付けられる際には、ホルダ7のホルダ胴部63の下端部分に第2ユニット4の周壁142が挿入され、ホルダ胴部63に設けられた位置決め用切欠き部67に、第2ユニット4の周壁142から突出する突部143が挿入される。従って、ホルダ7は、径方向および周方向に位置決めされた状態で回転台座24に固定される。また、第1ユニット3が第2ユニット4に取り付けられる際には、筒状ケース45の下端部分に固定部材22の外周縁の段部113の+Z方向の側の部分が挿入され、筒状ケース45に設けられた位置決め用切欠き部56に、段部113に設けられた突部114が挿入される。従って、ケース体8は径方向および周方向に位置決めされた状態で固定部材22に固定されて、固定体44を構成する。これにより、光学ユニット1が完成する。
光学ユニット1は、上記のように、第1ユニット3が、X軸回りの振れ補正、およびY軸回りの振れ補正を行う揺動用磁気駆動機構11を備える。従って、ピッチング(縦揺れ)方向およびヨーイング(横揺れ)方向の振れ補正を行うことができる。また、光学ユニット1は、第2ユニット4が、第1ユニット3のホルダ7を回転させるローリング用磁気駆動機構31を備えるので、ローリング方向の振れ補正を行うことができる。ここで、光学ユニット1は、可動ユニット5にジャイロスコープを備えるため、ジャイロスコープによって直交する3軸回りの振れを検出して、検出した振れを打ち消すように揺動用磁気駆動機構11およびローリング用磁気駆動機構31を駆動する。
るとともに、可動ユニット5を基準姿勢に復帰させる際にホール素子90からの出力に基づいて揺動用磁気駆動機構11を駆動して、可動ユニット5が正確に基準姿勢となるようにする。また、回転台座24(可動体43)を基準角度位置に復帰させる際に、ホール素子140からの出力に基づいてローリング用磁気駆動機構31を駆動して、回転台座24(可動体43)が正確に基準角度位置に配置されるようにする。
図15は可動ユニット5の姿勢調整方法のフローチャートである。図16は可動ユニット5の姿勢調整方法の説明図である。光学モジュール2の光軸を予め定めた軸線Lと一致させる可動ユニット5の姿勢調整(揺動体姿勢調整)は、光学ユニット1の組み立ての最終段階で行われる。より具体的には、第1ユニット3が第2ユニット4に取り付けられているが、筒状ケース45に被写体側ケース46が取り付けられておらず、可動ユニット5にウエイト41が取り付けられていない状態で行われる。なお、可動ユニット5にウエイト41が取り付けられていてもよい。
の間には、姿勢復帰用磁性部材15の中心を揺動駆動用磁石14の着磁分極線14aに一致させる方向の磁気吸引力が発生する。従って、揺動駆動用磁石14を+Z方向に移動させれば、姿勢復帰用磁性部材15と揺動駆動用磁石14との間に働く磁気吸引力によって、可動ユニット5の姿勢が揺動駆動用磁石14の移動に追随して変位する。すなわち、可動ユニット5は、+Z方向に移動する揺動駆動用磁石14に近い側が+Z方向の側に変位する。
写体側ケース46を固定する。また、可動ユニット5にウエイト41を取り付けて、可動ユニット5の重心と、揺動支持機構6による可動ユニット5の揺動中心(第1軸R1および第2軸R2)とを一致させる。
本例では、姿勢復帰機構12を構成する揺動駆動用磁石14をZ軸方向(軸線L方向)に移動させることにより、可動ユニット5の基準姿勢を規定できる。また、可動ユニット5の基準姿勢を規定した後に、揺動駆動用磁石14を接着剤で筒状ケース45に固定するので、光学ユニット1に外力が加わった場合でも、揺動駆動用磁石14が変化することがなく、可動ユニット5の基準姿勢が変化することを防止できる。
上記の例では、揺動駆動用磁石14をZ軸方向に移動させて可動ユニット5の姿勢を調整しているが、姿勢復帰用磁性部材15を、磁性部材固定領域92(溝93)内でZ軸方
向に移動させることにより、可動ユニット5の姿勢を調整することもできる。
可動ユニット5の側に揺動駆動用磁石14を保持し、固定体44(筒状ケース45)の側に揺動駆動用コイルを保持して、揺動用磁気駆動機構11を構成してもよい。この場合には、固定体44(筒状ケース45)の側に姿勢復帰用磁性部材15を保持して、可動ユニット5の側の揺動駆動用磁石14とともに姿勢復帰機構12を構成する。また、この場合にも、揺動駆動用磁石14および姿勢復帰用磁性部材15の少なくとも一方をZ軸方向に移動させることにより、可動ユニット5の姿勢調整を行うことができる。
揺動用磁気駆動機構(第1〜第4揺動用磁気駆動機構)、12…姿勢復帰機構、12a…仮想面、13…揺動駆動用コイル、14・14A…揺動駆動用磁石、14a…着磁分極線、15…姿勢復帰用磁性部材(磁性部材)、17…揺動ストッパ機構、18・19…フレキシブルプリント基板、21…回転支持機構、22…固定部材、24…回転台座、25…軸受機構、27…第1ボールベアリング、28…第2ボールベアリング、31…ローリング用磁気駆動機構、32…角度位置復帰機構、32a…仮想面、35…ローリング駆動用コイル、36…ローリング駆動用磁石、36a…着磁分極線、37…角度位置復帰用磁性部材、37a…角度位置復帰用磁性部材の中心、38…回転ストッパ機構、39…フレキシブルプリント基板、40…カバー部材、40a…開口部、41…ウエイト、43…可動体、44…固定体、45…筒状ケース、45a…筒状ケースの+Z方向の端面、46…被写体側ケース、47…筒部、47a…径方向開口部、48…枠部、48a…開口部、48b…軸方向開口部、50…保持領域、51〜55…側板、56…位置決め用切欠き部、57…切欠き部、58…胴部、59…端板部、60…円形開口部、62…ホルダ環状部、63…ホルダ胴部、64…窓部、65…縦枠部、67…位置決め用切欠き部、68…切欠き部、71…光学モジュールホルダ、72…鏡筒部、73…基板、74…角筒部、80…底板部、81〜84…壁部、85…光学モジュール保持部、85a…光学モジュール保持部の+Z方向の端面、87…揺動ストッパ用凸部、88…コイル固定部、89…ホール素子固定部、90…ホール素子、92…磁性部材固定領域、93…溝、101…第1揺動支持部、102…第2揺動支持部、103…可動枠、104…球体、112…切欠き部、113…段部、114…突部、115…筒部、116…中心穴、117…ローリング駆動用磁石保持凹部、118…回転ストッパ用凸部、120…ヨーク、121…ヨーク保持用凹部、123…カバー部材固定用凸部、131…台座本体、132…軸部、134…バネ座金、135…環状部材、138…コイル固定部、140…ホール素子、142…周壁、143…突部、144…磁性部材固定領域、145…溝、146…開口部、150…凹部、200…台座、201・202…治具、L…軸線、R1…第1軸、R2…第2軸
Claims (11)
- 光学素子を備える揺動体と、前記揺動体を、予め設定した軸線と前記光学素子の光軸とが一致する基準姿勢および前記軸線に対して前記光軸が所定の角度で傾斜する傾斜姿勢の間で揺動可能に支持する揺動支持機構と、前記揺動支持機構を介して前記揺動体を支持する支持体と、前記揺動体を揺動させる揺動用磁気駆動機構と、前記揺動体を外周側から囲む固定体と、を有し、前記揺動用磁気駆動機構は、前記揺動体および前記固定体の一方に固定されたコイルと、他方に保持された磁石と、を備え、前記磁石は、前記軸線方向で2つに分極着磁されている振れ補正機能付き光学ユニットの揺動体姿勢調整方法において、
前記揺動体および前記固定体のうち前記コイルが固定されている側であって、前記軸線と直交する径方向から見た場合に前記磁石と重なる位置に、磁性部材を保持させ、
前記磁性部材または前記磁石を前記軸線方向に移動させて、前記光軸と前記軸線とを一致させ、
前記軸線方向に移動させた前記磁性部材または前記磁石を移動後の移動位置で固定することを特徴とする振れ補正機能付き光学ユニットの揺動体姿勢調整方法。 - 前記磁石を、前記固定体に保持し、
前記磁石を前記軸線方向で移動させて前記揺動体の光軸と前記軸線とを一致させることを特徴とする請求項1に記載の振れ補正機能付き光学ユニットの揺動体姿勢調整方法。 - 前記固定体に、磁性材料からなり前記揺動体を径方向の外側から囲む筒部材を備えるとともに、前記筒部材において前記揺動体に対向する内壁面に、前記磁石が軸線方向に移動可能な状態で当該磁石を保持する保持領域を設けておき、
前記磁石を、前記保持領域内に保持するとともに、前記軸線方向に移動させて前記揺動体の光軸と前記軸線とを一致させることを特徴とする請求項1または2に記載の振れ補正機能付き光学ユニットの揺動体姿勢調整方法。 - 前記筒部材に、前記径方向に貫通する径方向開口部を設けておき、
前記径方向開口部から筒部材の内側に治具を挿入して前記磁石に当接させて当該治具を移動させることにより、前記磁石を前記軸線方向に移動させることを特徴とする請求項3に記載の振れ補正機能付き光学ユニットの揺動体姿勢調整方法。 - 前記筒部材は、前記保持領域および前記開口部が設けられた筒部と、前記筒部の前記軸線方向の一方の端から内周側に突出する枠部と、を備え、
前記枠部において、前記保持領域に保持された前記磁石と前記軸線方向で対向する位置に軸方向開口部を設けておき、
前記軸方向開口部から前記筒部に治具を挿入して前記磁石に当接させて当該治具を移動させることにより、前記磁石を前記軸線方向に移動させることを特徴とする請求項4に記載の振れ補正機能付き光学ユニットの揺動体姿勢調整方法。 - 前記揺動用磁気駆動機構として、前記軸線を間に挟んだ両側に配置された第1揺動用磁気駆動機構および第2揺動用磁気駆動機構を備えておき、
前記磁性部材として、前記揺動体および前記固定体のうち前記第1揺動用磁気駆動機構の前記コイルが固定されている側であって前記径方向から見た場合に当該第1揺動用磁気駆動機構の前記磁石と重なる位置に、第1前記磁性部材を保持させ、前記揺動体および前記固定体のうち前記第2揺動用磁気駆動機構の前記コイルが固定されている側であって前記径方向から見た場合に当該第2揺動用磁気駆動機構の前記磁石と重なる位置に、第2前記磁性部材を保持させ、
前記第1揺動用磁気駆動機構の前記磁石または前記第1磁性部材を前記軸線方向に移動させるとともに、前記第2揺動用磁気駆動機構の前記磁石または前記第2磁性部材を前記
軸線方向に移動させて前記揺動体の光軸と前記軸線とを一致させることを特徴とする請求項1に記載の振れ補正機能付き光学ユニットの揺動体姿勢調整方法。 - 前記揺動用磁気駆動機構として、前記軸線回りで前記第1揺動用磁気駆動機構と前記第2揺動用磁気駆動機構との間の角度位置に配置された第3揺動用磁気駆動機構と、前記軸線を間に挟んで前記第3揺動用磁気駆動機構の反対側に配置された第4揺動用磁気駆動機構と、を備えておき、
前記磁性部材として、前記揺動体および前記固定体のうち前記第3揺動用磁気駆動機構の前記コイルが固定されている側であって前記径方向から見た場合に当該第3揺動用磁気駆動機構の前記磁石と重なる位置に、第3前記磁性部材を保持させ、前記揺動体および前記固定体のうち前記第4揺動用磁気駆動機構の前記コイルが固定されている側であって前記径方向から見た場合に当該第4揺動用磁気駆動機構の前記磁石と重なる位置に、第4前記磁性部材を保持させ、
前記第3揺動用磁気駆動機構の前記磁石または前記第3磁性部材を前記軸線方向に移動させるとともに、前記第4揺動用磁気駆動機構の前記磁石または前記第4磁性部材を前記軸線方向に移動させて前記揺動体の光軸と前記軸線とを一致させることを特徴とする請求項6に記載の振れ補正機能付き光学ユニットの揺動体姿勢調整方法。 - 前記固定体は、前記支持体を兼ねていることを特徴とする請求項1から7のうちのいずれか一項に記載の振れ補正機能付き光学ユニットの揺動体姿勢調整方法。
- 光学素子を備える揺動体と、
前記揺動体を、予め設定した軸線と前記光学素子の光軸とが一致する基準姿勢および前記軸線に対して前記光軸が所定の角度で傾斜する傾斜姿勢の間で揺動可能に支持する揺動支持機構と、
前記揺動支持機構を介して前記揺動体を支持する支持体と、
前記揺動体を揺動させる揺動用磁気駆動機構と、
前記揺動体を外周側から囲む固定体と、を有し、
前記揺動用磁気駆動機構は、前記揺動体および前記固定体の一方に固定されたコイルと、他方に保持された磁石と、を備え、
前記磁石は、前記軸線方向で2つに分極着磁されており、
前記固定体は、磁性材料からなり前記揺動体を外周側から囲む筒部材を備え、
前記筒部材は、前記揺動体に対向する内壁面に、前記磁石が軸線方向に移動可能な状態で当該磁石を保持する保持領域を備えるとともに、前記保持領域に保持された前記磁石に治具を当該筒部材の外側から当接させるための径方向開口部を備えることを特徴とする振れ補正機能付き光学ユニット。 - 前記筒部材は、前記保持領域および前記径方向開口部を備える筒部と、前記筒部の前記軸線方向の一方の端から内周側に突出する枠部と、前記保持領域に保持された前記磁石に治具を当該筒部材の外側から当接させるための軸方向開口部と、を備え、
前記軸方向開口部は、前記枠部において前記保持領域に保持された前記磁石と前記軸線方向で対向する位置に設けられていることを特徴とする請求項9に記載の振れ補正機能付き光学ユニット。 - 前記固定体は、前記支持体を兼ねていることを特徴とする請求項9または10に記載の振れ補正機能付き光学ユニット。
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