JP2021120706A - 振れ補正機能付き光学ユニット - Google Patents

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Motonori Tanaka
元紀 田中
智浩 江川
Tomohiro Egawa
智浩 江川
敬之 岩瀬
Noriyuki Iwase
敬之 岩瀬
一宏 佐齋
Kazuhiro Sasei
一宏 佐齋
努 新井
Tsutomu Arai
努 新井
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Shinji Minamizawa
伸司 南澤
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Takeshi Sue
猛 須江
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Abstract

【課題】凸の球面とボールとの組み合わせで揺動させる機構を用いることなく、可動体を固定体に対して揺動させることができる振れ補正機能付き光学ユニットを提供する。【解決手段】振れ補正機能付き光学ユニットは、光学モジュール11を有する可動体10と、光学モジュール11の光軸を基準とした径方向において、可動体10より外方に配置される固定体20と、可動体10と固定体20との径方向間に配置され、可動体10を固定体20に対して揺動可能に支持する支持部30とを有する。可動体10と支持部30とは、或いは、支持部30と固定体20とは、対になって可動体10を固定体20に対して揺動可能とする揺動機構を有する。揺動機構は、凸球面形状部61と、凸球面形状部61よりも曲率半径が大きい凹球面形状部62とを有する。【選択図】図2

Description

本開示は、振れ補正機能付き光学ユニットに関する。
従来、携帯端末又は移動体に搭載される光学ユニットに、レンズを有する可動体を揺動或いは回転させて振れを補正する機構を設けることが知られる(例えば、特許文献1参照)。このような機構が設けられることにより、携帯端末又は移動体の移動時の撮影画像の乱れを抑制することができる。
従来の撮像装置は、被写体画像を得る撮像手段の少なくとも一部を支持する可動部材を、固定部材に対して光学系の光軸上の揺動中心点を中心として球心揺動可能に支持する支持手段を備える。当該撮像装置には、可動部材に設けられ揺動中心点を中心とする球面の一部からなる被支持面と、固定部材に対して被支持面との距離を変化させる接離方向に移動可能な保持部材と、固定部材に対して位置を一定として保持されて被支持面に対して点接触する、光軸を中心とする周方向位置が互いに異なる複数の定位置ボールと、被支持面と保持部材の間に保持されて被支持面に対して点接触する、周方向位置が互いに異なる複数の調整ボールと、が設けられる。被支持面は、可動体の揺動中心点を中心とする球面の一部からなる。
特開2017−116861号公報
可動体を支持する支持機構が、固定体と可動体との間で転動する複数のボールを有する構成では、装置の製造時に複数のボールの取り扱いが容易ではない可能性がある。また、凸の球面を有する可動体で凸の球面を有するボールを転動可能に支持する場合、支持機構の構造が複雑になる可能性がある。
本開示は、凸の球面とボールとの組み合わせで揺動させる機構を用いることなく、可動体を固定体に対して揺動させることができる振れ補正機能付き光学ユニットを提供することを目的とする。
本開示の例示的な振れ補正機能付き光学ユニットは、光学モジュールの振れを補正する振れ補正機能付き光学ユニットであって、前記光学モジュールを有する可動体と、前記光学モジュールの光軸を基準とした径方向において、前記可動体より外方に配置される固定体と、前記可動体と前記固定体との径方向間に配置され、前記可動体を前記固定体に対して揺動可能に支持する支持部と、を有する。前記可動体と前記支持部とは、或いは、前記支持部と前記固定体とは、対になって前記可動体を前記固定体に対して揺動可能とする揺動機構を有する。前記揺動機構は、凸球面形状部と、前記凸球面形状部よりも曲率半径が大きい凹球面形状部と、を有する。
例示的な本開示の振れ補正機能付き光学ユニットによれば、凸の球面とボールとの組み合わせで揺動させる機構を用いることなく、可動体を固定体に対して揺動させることができる。
図1は、本開示の実施形態に係る振れ補正機能付き光学ユニットの概略斜視図である。 図2は、本開示の実施形態に係る振れ補正機能付き光学ユニットの分解斜視図である。 図3は、本開示の実施形態に係る可動体の分解斜視図である。 図4は、本開示の実施形態に係る固定体の分解斜視図である。 図5は、図1に示す振れ補正機能付き光学ユニットのトップカバーを取り除いた概略平面図である。 図6は、図5に示す第1軸J1の位置で切った振れ補正機能付き光学ユニットの概略縦断面図である。 図7は、図6に示す揺動機構の部分を拡大して示した模式図である。 図8は、第1変形例の揺動機構を示す模式図である。 図9は、第2変形例の振れ補正機能付き光学ユニットの構成を示す概略縦断面図である。 図10は、第3変形例の振れ補正機能付き光学ユニットの構成を示す概略縦断面図である。
以下、本開示の例示的な実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。本明細書では、図1に示す光学モジュール11の光軸OAと平行な方向を「光軸方向」、光軸OAを中心として光軸OAと直交する方向を「径方向」とそれぞれ称する。また、本明細書では、互いに直交する3軸をX軸、Y軸、Z軸とする。X軸に沿うX方向のうちの一方側を+X方向、他方側を−X方向とする。Y軸に沿うY方向のうちの一方側を+Y方向、他方側を−Y方向とする。Z軸に沿うZ方向のうちの一方側を+Z方向、他方側を−Z方向とする。なお、Z方向は、光軸方向と平行な方向とする。+Z方向は光学モジュール11の被写体側である。−Z方向は光学モジュール11の反被写体側、すなわち、像側である。また、方位、線、及び面のうちのいずれかと他のいずれかとの位置関係において、「平行」は、両者がどこまで延長しても全く交わらない状態のみならず、実質的に平行である状態を含む。また、「垂直」及び「直交」はそれぞれ、両者が互いに90度で交わる状態のみならず、実質的に垂直である状態及び実質的に直交する状態を含む。つまり、「平行」、「垂直」及び「直交」はそれぞれ、両者の位置関係に本開示の主旨を逸脱しない程度の角度ずれがある状態を含む。
<1.振れ補正機能付き光学ユニットの概要>
図1は、本開示の実施形態に係る振れ補正機能付き光学ユニット1の概略斜視図である。図2は、本開示の実施形態に係る振れ補正機能付き光学ユニット1の分解斜視図である。図1および図2に示すように、振れ補正機能付き光学ユニット1は、可動体10と、固定体20と、支持部30とを有する。振れ補正機能付き光学ユニット1は、トップカバー40を更に有する。可動体10は、固定体20に対して動く。
(1−1.可動体)
図3は、本開示の実施形態に係る可動体10の分解斜視図である。図1から図3に示すように、可動体10は、光学モジュール11を有する。本実施形態では、光学モジュール11は、Z方向からの平面視において外形が矩形状である。
光学モジュール11は、いずれもX方向に平行である第1モジュール外面11aと第2モジュール外面11bとを有する。第1モジュール外面11aと第2モジュール外面11bとは、互いにY方向に間隔をあけて対向する。第2モジュール外面11bは、第1モジュール外面11aに対して+Y方向に位置する。光学モジュール11は、いずれもY方向に平行である第3モジュール外面11cと第4モジュール外面11dとを有する。第3モジュール外面11cと第4モジュール外面11dとは、互いにX方向に間隔をあけて対向する。第4モジュール外面11dは、第3モジュール外面11cに対して+X方向に位置する。なお、光学モジュール11の形状は、Z方向からの平面視において、円形状等の他の形状であってもよい。
光学モジュール11は、少なくとも1つの光学素子と、撮像素子とを有する。光学素子にはレンズが含まれ、光学モジュール11は少なくとも1つのレンズを有する。撮像素子は、例えばCCDイメージセンサ又はCMOSイメージセンサであってよい。光学モジュール11は、光学素子を駆動する機構を有してもよい。光学モジュール11の−Z方向の端部からは、モジュール用フレキシブルプリント基板111が引き出される。モジュール用フレキシブルプリント基板111を用いて、撮像素子への電力の供給、撮像素子への信号の入力、および、撮像素子からの信号の出力が行われる。
図2および図3に示すように、可動体10はホルダ12を有する。ホルダ12は、光学モジュール11の径方向外方に配置される。ホルダ12は、光学モジュール11を保持する。本実施形態においては、ホルダ12は樹脂で構成される。ただし、ホルダ12は樹脂以外の素材で構成されてもよい。ホルダ12は、Z方向からの平面視において、矩形状の枠体である。ホルダ12は、光学モジュール11の外周を囲む。
詳細には、ホルダ12は、いずれもX方向に平行である第1ホルダ板状部12aと第2ホルダ板状部12bとを有する。第1ホルダ板状部12aと第2ホルダ板状部12bとは、互いにY方向に間隔をあけて対向する。第2ホルダ板状部12bは、第1ホルダ板状部12aに対して+Y方向に位置する。ホルダ12は、いずれもY方向に平行である第3ホルダ板状部12cと第4ホルダ板状部12dとを有する。第3ホルダ板状部12cと第4ホルダ板状部12dとは、互いにX方向に間隔をあけて対向する。第4ホルダ板状部12dは、第3ホルダ板状部12cに対して+X方向に配置される。
ホルダ12が光学モジュール11を保持した状態において、第1モジュール外面11aと第1ホルダ板状部12aの径方向内方の面とが対向する。また、第2モジュール外面11bと第2ホルダ板状部12bの径方向内方の面とが対向する。また、第3モジュール外面11cと第3ホルダ板状部12cの径方向内方の面とが対向する。また、第4モジュール外面11dと第4ホルダ板状部12dの径方向内方の面とが対向する。
なお、ホルダ12の形状は、例えば光学モジュール11の形状等に合わせて変更されてよい。また、光学モジュール11は、ホルダ12に固定される。光学モジュール11は、例えば接着剤又は圧入等により、ホルダ12に固定されてよい。光学モジュール11とホルダ12とが接着剤により固定される場合には、各モジュール外面11a〜11dと、各ホルダ板状部12a〜12dとの径方向間に接着剤が介在してよい。
(1−2.固定体)
図4は、本開示の実施形態に係る固定体20の分解斜視図である。固定体20は、光学モジュール11の光軸OAを基準とした径方向において、可動体10より外方に配置される。図4に示すように、固定体20は、固定枠体21と、ボトムカバー22とを有する。
本実施形態において、固定枠体21は樹脂で構成される。ただし、固定枠体21は、樹脂以外の素材で構成されてもよい。固定枠体21は、Z方向からの平面視において矩形状である。詳細には、固定枠体21は、いずれもX方向に平行である第1固定枠体板状部21aと第2固定枠体板状部21bとを有する。第1固定枠体板状部21aと第2固定枠体板状部21bとは、互いにY方向に間隔をあけて対向する。第2固定枠体板状部21bは、第1固定枠体板状部21aに対して+Y方向に位置する。固定枠体21は、いずれもY方向に平行である第3固定枠体板状部21cと第4固定枠体板状部21dとを有する。第3固定枠体板状部21cと第4固定枠体板状部21dとは、互いにX方向に間隔をあけて対向する。第4固定枠体板状部21dは、第3固定枠体板状部21cに対して+X方向に配置される。なお、第4固定枠体板状部21dの−Z方向の端面には、+Z方向に凹む切欠き211が設けられる。モジュール用フレキシブルプリント基板111は、固定枠体21の内部から切欠き211を通って外部に引き出される。
可動体10が固定枠体21の径方向内方に配置された状態においては、第1ホルダ板状部12aが第1固定枠体板状部21aに、第2ホルダ板状部12bが第2固定枠体板状部21bに、第3ホルダ板状部12cが第3固定枠体板状部21cに、第4ホルダ板状部12dが第4固定枠体板状部21dに、それぞれ径方向に間隔をあけて対向する。
ボトムカバー22は、Z方向からの平面視において矩形状の板状体である。ボトムカバー22は、例えば樹脂で構成される。ただし、ボトムカバー22は別の素材で構成されてよい。ボトムカバー22は、固定枠体21の−Z方向の端面に固定される。ボトムカバー22の固定手法は、例えば接着又はねじ止め等であってよい。ボトムカバー22は、Z方向において、可動体10と間隔をあけて配置される。
なお、本実施形態では、固定枠体21とボトムカバー22とは別部材であるが、両者は単一部材であってもよい。すなわち、固定体20は箱状であってもよい。固定枠体21とボトムカバー22とが別部材である場合において、固定枠体21とボトムカバー22とは、同じ素材で構成されてもよいが、別の素材で構成されてもよい。また、固定体20は、固定枠体21のみを有し、ボトムカバー22を有さなくてもよい。
(1−3.支持部)
図5は、図1に示す振れ補正機能付き光学ユニット1のトップカバー40を取り除いた概略平面図である。図5は、+Z方向から−Z方向に向かって振れ補正機能付き光学ユニット1を見た図である。図5においては、フレキシブルプリント基板111、54は省略されている。図2および図5に示すように、振れ補正機能付き光学ユニット1は複数の支持部30を有する。詳細には、振れ補正機能付き光学ユニット1は4つの支持部30を有する。ただし、支持部30の数は4つ以外であってよく、例えば3つ等であってもよい。
支持部30は、可動体10と固定体20との径方向間に配置される。支持部30は、可動体10を固定体20に対して揺動可能に支持する。詳細には、複数の支持部30により、可動体10は固定体20に対して揺動可能に支持される。本実施形態では、4つの支持部30により、可動体10は固定体20に対して揺動可能に支持される。
4つの支持部30は、Z方向からの平面視おいて矩形状の固定体20の四隅に配置される。詳細には、4つの支持部30は、固定枠体21の四隅に配置される。図4に示すように、固定枠体21の四隅には、当該固定枠体21の内面が径方向外方に凹む枠体凹部212が設けられる。各支持部30は、各枠体凹部212に収容される。
複数の支持部30には、第1の一対の支持部30aと、第2の一対の支持部30bとが含まれる。第1の一対の支持部30aは、Z方向からの平面視において、光軸OAを通る第1軸J1上で互いに対向する。詳細には、第1の一対の支持部30aは、可動体10を挟んで対向する。第2の一対の支持部30bは、Z方向からの平面視において、第2軸J2上で互いに対向する。第2軸J2は、光軸OA上で第1軸J1と交差する。詳細には、第2の一対の支持部30bは、可動体10を挟んで対向する。なお、本実施形態では、第1軸J1と第2軸J2とは直交する。ただし、第1軸J1と第2軸J2とは直交しなくてもよい。
4つの支持部30により支持される可動体10は、第1軸J1回りに回転可能である。また、可動体10は、第2軸J2回りに回転可能である。支持部30の更なる詳細構成、および、可動体10を固定体20に対して揺動可能とする揺動機構の詳細については後述する。
(1−4.トップカバー)
トップカバー40は、固定体20の+Z方向の端面上に配置される。トップカバー40
は、固定体20に固定される。このため、トップカバー40も固定体20の一部と見なしてもよい。トップカバー40の固定手法は、例えば接着又はねじ止め等であってよい。本実施形態では、トップカバー40は枠体状であり、トップカバー40が固定体20に取り付けられた状態で、可動体10の一部がトップカバー40より+Z方向に突出する。トップカバー40は、可動体10が揺動した場合にも接触しない形状およびサイズとされている。
トップカバー40は、例えば樹脂で構成される。ただし、トップカバー40は別の素材で構成されてよい。トップカバー40は、固定体20を構成する固定枠体21およびボトムカバー22と同じ素材で構成されてもよいが、別の素材で構成されてもよい。また、振れ補正機能付き光学ユニット1は、トップカバー40を有さなくてもよい。
(1−5.駆動機構)
図5に示すように、振れ補正機能付き光学ユニット1は、可動体10を揺動させる駆動機構50を有する。駆動機構50は、磁気駆動機構である。駆動機構50は、磁石51とコイル52との組を2組有する。本実施形態では、図3および図5に示すように、磁石51は、ホルダ12に保持される。図4に示すように、コイル52は、固定枠体21に保持される。ただし、磁石51が固定枠体21に保持され、コイル52がホルダ12に保持される構成としてもよい。
詳細には、第2ホルダ板状部12bは、径方向外方の面に−Y方向に凹む溝部121を有する。第3ホルダ板状部12cは、径方向外方の面に+X方向に凹む溝部121を有する。各溝部121に、矩形板状の磁石51が配置される。なお、本実施形態では、図5に示すように、好ましい形態として、磁石51とホルダ12との径方向間に、ヨーク53が配置される。また、第2固定枠体板状部21bおよび第3固定枠体板状部21cは、それぞれ、径方向に貫通するコイル用貫通孔213を有する。各コイル用貫通孔213内にコイル52が配置される。詳細には、コイル52は、第2固定枠体板状部21bおよび第3固定枠体板状部21cの径方向外方の面に沿って配置されるコイル用フレキシブルプリント基板54に支持される。コイル用フレキシブルプリント基板54は、固定枠体21に保持される。
第2ホルダ板状部12bに保持される磁石51と、第2固定枠体板状部21bのコイル用貫通孔213内に配置されるコイル52とが一つの組をなす。第3ホルダ板状部12cに保持される磁石51と、第3固定枠体板状部21cのコイル用貫通孔213内に配置されるコイル52とがもう一つの組をなす。Z方向からの平面視において矩形状である振れ補正機能付き光学ユニット1は、X方向に平行な2つの辺のうちの一方の辺と、Y方向に平行な2つの辺のうちの一方の辺とのそれぞれに、磁石51とコイル52の組を有する。
各磁石51は、径方向外方の面の磁極がZ方向の中央位置を境界として異なる構成である。また、各コイル52は空芯コイルである。各コイル52において、+Z方向および−Z方向に配置される長辺が有効辺として利用される。各コイル52への電力の供給は、コイル用フレキシブルプリント基板54を利用して行われる。
なお、磁石51とコイル52の組の配置の仕方は、別の構成としてもよい。例えば、Z方向からの平面視において矩形状である振れ補正機能付き光学ユニット1の4つの辺のそれぞれに、磁石51とコイル52の組が配置される構成としてもよい。すなわち、磁石51とコイル52との組が4組配置されてもよい。
駆動機構50の駆動により、可動体10を第1軸J1回りと第2軸J2回りとに回転させることができる。振れ補正機能付き光学ユニット1においては、当該回転を利用して可動体10を揺動させることができる。すなわち、振れ補正機能付き光学ユニット1は、光学モジュール11の振れを補正する振れ補正機能付きである。詳細には、振れ補正機能付き光学ユニット1は、第1軸J1回りの振れ補正と、第2軸J2回りの振れ補正とを行うことができる。換言すると、振れ補正機能付き光学ユニット1は、ピッチング方向の振れ補正と、ヨーイング方向の振れ補正とを行うことができる。
なお、振れ補正機能付き光学ユニット1は、例えば、カメラ付き携帯電話機、ドライブレコーダ等の撮影機器、アクションカメラ、又は、ウェアラブルカメラ等の光学機器に搭載される。これらの光学機器では、撮影時に光学モジュール11が傾いて撮影画像が乱れることがある。振れ補正機能付き光学ユニット1は、このような撮影画像の乱れを回避するために、ジャイロスコープ等の検出手段で検出された加速度、角速度、および、振れ量等に基づいて、光学モジュール11の傾きを補正する。なお、アクションカメラは、例えばヘルメット、自転車、ラジコンヘリコプター等の移動体に搭載される。
<2.支持部の詳細>
図6は、図5に示す第1軸J1の位置で切った振れ補正機能付き光学ユニット1の概略縦断面図である。図6においては、断面の一部が示されている。図2および図6に示すように、支持部30は、揺動支持部材31と弾性部材32とを有する。なお、本実施形態では、上述のように振れ補正機能付き光学ユニット1は4つの支持部30を有する。これら4つの支持部30の構成は同様である。すなわち、各支持部30は、いずれも、揺動支持部材31と弾性部材32とを有する。
本実施形態において、揺動支持部材31は、径方向からの平面視において矩形状である。揺動支持部材31は、ホルダ12と同様に樹脂で構成される。ただし、揺動支持部材31は樹脂以外の素材で構成されてもよい。揺動支持部材31を構成する樹脂は、ホルダ12を構成する樹脂と同じ素材であってもよいが、異なる素材であってもよい。本実施形態では、揺動支持部材31は、固定体20の底面に支持されるが、固定体20の底面に支持されなくてもよい。詳細には、揺動支持部材31は、枠体凹部212を構成する−Z方向に位置する底壁に支持されている。
揺動支持部材31の径方向の一方の面は、ホルダ12と対向し、一部がホルダ12と接触する。揺動支持部材31の径方向の他方の面には、径方向内方に凹む弾性部材収容部311が設けられる。揺動支持部材31は、弾性部材収容部311に弾性部材32を収容して保持する。すなわち、弾性部材32は、揺動支持部材31に固定される。
弾性部材32は、揺動支持部材31と固定体20との径方向間に配置される。詳細には、弾性部材32は、揺動支持部材31と固定枠体21との径方向間に配置される。弾性部材32は、径方向に弾性力を付与する。支持部30が弾性部材32を有することにより、弾性力を利用して可動体10を固定体20に対して浮いた状態で支持することができる。弾性部材32は、例えば樹脂で構成されてよい。弾性部材32は、例えば、板バネ又はコイルバネ等であってよい。本実施形態では、弾性部材32は板バネである。
固定枠体21の径方向内方の面には、弾性部材32と径方向に対向する位置に凹面214が設けられる。凹面214は径方向外方に凹む。凹面214は、例えば半球面状である。弾性部材32の固定枠体21と径方向に対向する面には、凹面214と接触する凸面321が設けられる。凸面321は、径方向外方に凸となる。凸面321は、例えば半球面状である。凸面321は、例えば、弾性部材32の表面にボールを溶接又は接着して形成することができる。ただし、凸面321は、例えば、弾性部材32の表面に一体的に形成した凸部の表面であってもよい。この変形例において、弾性部材32と、弾性部材32の表面に形成した凸部とは単一の部材である。凸面321は、弾性部材32の弾性力により、固定体20の凹面214には、嵌り込んだ状態を維持する。
なお、本実施形態では、固定枠体21に凹面214を設け、弾性部材32に凸面321を設ける構成としたが、凹面および凸面が設けられる部材は本実施形態とは反対でもよい。すなわち、固定枠体21に凸面が設けられ、弾性部材32に凹面が設けられる構成としてもよい。
詳細には、第1の一対の支持部30aが有する弾性部材32は、第1軸J1に沿う方向に弾性力を付与する。第2の一対の支持部30bが有する弾性部材32は、第2軸J2に沿う方向に弾性力を付与する。第1の一対の支持部30aが有する弾性部材32の凸面321と接触する凹面214は、第1軸J1上に位置する。第2の一対の支持部30bが有する弾性部材32の凸面321と接触する凹面214は、第2軸J2上に位置する。なお、第1軸J1および第2軸J2は揺動中心Oを通る。揺動中心Oは、例えば可動体10の重心であってよいが、重心からずれた位置であってもよい。
本実施形態によれば、4つの弾性部材32によって可動体10の揺動中心Oに向かう力を可動体10に与えることができ、可動体10の揺動中心Oの位置を安定させることができる。なお、弾性部材32が弾性力を付与する方向は、径方向でなくてもよい。例えば、第1の一対の支持部30aが有する弾性部材32が弾性力を付与する方向を径方向に対して+Z方向又は−Z方向に傾け、第2の一対の支持部30bが有する弾性部材32が弾性力を付与する方向を第1の一対の支持部30aの場合とZ方向に反対に傾けた方向としてもよい。第1の一対の支持部30aが有する弾性部材32の弾性力と、第2の一対の支持部30bが有する弾性部材32の弾性力とを合わせて、結果的に揺動中心Oに向かう力が発生する構成であればよい。
<3.揺動機構の詳細>
可動体10と支持部30とは、或いは、支持部30と固定体20とは、対になって可動体10を固定体20に対して揺動可能とする揺動機構60を有する。図7は、図6に示す揺動機構60の部分を拡大して示した模式図である。揺動機構60は、凸球面形状部61と、凹球面形状部62とを有する。凹球面形状部62は、凸球面形状部61よりも曲率半径が大きい。
本構成によれば、凸球面形状部61と凹球面形状部62とのうちのいずれか一方を他方に対して接触させながら動かすことにより、可動体10を固定体20に対して揺動させることができる。すなわち、本構成によれば、凸の球面とボールとの組み合わせで揺動させる機構を用いることなく、可動体10を固定体20に対して揺動させることができる。また、本構成によれば、凸球面と凸球面とを組み合わせて揺動機構を形成する場合に比べて、構造が複雑になることを抑制することができる。また、本構成では、凹球面形状部62の曲率半径が凸球面形状部61の曲率半径より大きいために、凸球面形状部61と凹球面形状部62との接触面積を小さくして、可動体10を動かす際の駆動トルクを低減することができる。
本実施形態では、図5および図6に示すように、可動体10と支持部30とが、対になって揺動機構60を有する。可動体10と支持部30とのうち、一方に凸球面形状部61が設けられ、他方に凹球面形状部62が設けられる。例えば、揺動支持部材31は、凹球面形状部62或いは凸球面形状部を有し、可動体10の凸球面形状部61或いは凹球面形状部と接触する。本構成によれば、固定体20が揺動機構60を構成しないために、支持部30を固定体20に対して位置決めし易く、可動体10を安定して揺動させることができる。
なお、本実施形態では、可動体10がホルダ12を有する。このために、ホルダ12が凸球面形状部61或いは凹球面形状部を有する。本構成によれば、凸球面形状部61或いは凹球面形状部を有するホルダ12を光学モジュール11に後付けすることができ、例えば設計の自由度が向上する。なお、ホルダ12をなくして、光学モジュール11に凸球面形状部或いは凹球面形状部を設ける構成としてもよい。
詳細には、本実施形態では、可動体10が、径方向外方に向けて凸となる凸球面形状部61を有する。より詳細には、図3、図6および図7に示すように、ホルダ12が凸球面形状部61を有する。図3に示すように、ホルダ12は、四隅の径方向外面に凸球面形状部61を有する。
また、本実施形態では、図2、図6および図7に示すように、揺動支持部材31が径方向に向けて凹む凹球面形状部62を有する。凹球面形状部62は、揺動支持部材31の径方向の2つの面のうち、ホルダ12に対向する側の面に設けられる。揺動支持部材31のホルダ12に対向する面全体が凹球面形状部62である。図6に示すように、凹球面形状部62は、可動体10の揺動中心Oを中心とする球面SSの一部分を転写した形状である。なお、図5に示すように、4つの支持部30が有する各揺動支持部材31の凹球面形状部62は、同じ球面SSの一部分を各支持部30が配置される位置に応じて転写した形状である。
本実施形態によれば、可動体10が有する凸球面形状部61を揺動支持部材31が有する凹球面形状62に接触した状態で滑らせることができる。本実施形態では、凸球面形状部61に比べて凹球面形状部62の曲率半径が大きく、図7に示すように、凸球面形状部61と凹球面形状部62とは点接触する。詳細には、凸球面形状部61と凹球面形状部62とは1点で接触する。これによれば、凸球面形状部61と凹球面形状部62との接触面積が小さいために、可動体10を動かす際の駆動トルクを低減することができる。ただし、接触点の数は複数であってもよい。
なお、凸球面形状部61と凹球面形状部62との径方向間には、摩擦を低下する目的でグリスが介在されてもよい。このような意味で、凸球面形状部61と凹球面形状部62との接触は、直接的な接触と間接的な接触とのうちのいずれであってもよい。また、凸球面形状部61および凹球面形状部62のうち少なくとも一方には、滑り性を良くするコーティング層、又は、耐摩耗性を向上するコーティング層が設けられてよい。
振れ補正機能付き光学ユニット1においては、例えば駆動機構50が駆動して可動体10を第1軸J1回りに回転させようとした場合、揺動機構60は、次のように作用する。可動体10に第1軸J1回りに回転する力が与えられると、第1の一対の支持部30aが有する各凹球面形状部62と対向する凸球面形状部61は、Z方向の位置をほぼ一定に保って、凹球面形状部62に対して接触した状態で第1軸J1を中心として回転する。この回転に合わせて、第2の一対の支持部30bが有する各凹球面形状部62と対向する凸球面形状部61は、凹球面形状部62に対して接触した状態で滑りながらZ方向の位置を変化させる。すなわち、駆動機構50により特定の駆動力が与えられることにより、揺動機構60の作用として、可動体10を第1軸J1回りに揺動させることができる。
また、振れ補正機能付き光学ユニット1においては、例えば駆動機構50が駆動して可動体10を第2軸J2回りに回転させようとした場合、揺動機構60は、次のように作用する。可動体10に第2軸J2回りに回転する力が与えられると、第2の一対の支持部30bが有する各凹球面形状部62と対向する凸球面形状部61は、Z方向の位置をほぼ一定に保って、凹球面形状部62に対して接触した状態で第2軸J2を中心として回転する。この回転に合わせて、第1の一対の支持部30aが有する各凹球面形状部62と対向する凸球面形状部61は、凹球面形状部62に対して接触した状態で滑りながらZ方向の位置を変化させる。すなわち、駆動機構50により特定の駆動力が与えられることにより、揺動機構60の作用として、可動体10を第2軸J2回りに揺動させることができる。
なお、振れ補正機能付き光学ユニット1においては、可動体10の光軸OAを中心とした回転を抑制する構成が設けられてよい。すなわち、可動体10のローリング方向の揺動を抑制する構成が設けられてよい。ローリング方向の揺動を抑制する構成として、例えば、固定体20と可動体10とのうちの一方に突起を設けて、可動体10が光軸OAを中心として回転しようとした場合に、当該突起が他方に接触して回転を邪魔する構成が挙げられる。ただし、可動体10をローリング方向へ揺動させる駆動機構を追加して、可動体10を積極的にローリング方向へ揺動させる構成としてもよい。
また、以上では、可動体10が、第1軸J1および第2軸J2の2軸回りで揺動することを例示した。ただし、可動体10がいずれの軸回りで揺動するかは、駆動機構50によって可動体10に与える駆動力の調整により変更可能である。すなわち、可動体10は、例えば、揺動中心Oを通るX軸およびY軸の2軸回りで揺動することとしてもよい。また、支持部30は、必ずしも光軸OAを中心とした周方向に90°間隔で4つ配列される必要はない。支持部30は、例えば、光軸OAを中心とした周方向に120°間隔で3つ配列される構成等としてもよい。
<4.変形例>
(4−1.第1変形例)
図8は、第1変形例の揺動機構60Aを示す模式図である。第1変形例においては、ホルダ12Aの四隅に、揺動支持部材31Aが有する凹球面形状部62Aより曲率半径が小さい凸球面形状部61Aを有するホルダ凸部122が複数設けられる。本変形例では、ホルダ凸部122の数は3つであるが、この数は変更されてよい。
本変形例では、ホルダ凸部122とホルダ12とは単一部材である。すなわち、ホルダ凸部122はホルダ12に一体的に形成される。ただし、凸球面形状部61Aは、ホルダ12とは別部材をホルダ12に固着して形成してもよい。例えば、ホルダ12の径方向外面に球体を固着して凸球面形状部61Aが形成されてもよい。
第1変形例においては、凹球面形状部62Aは、複数箇所で凸球面形状部61Aと点接触する。これによれば、凸球面形状部61Aと凹球面形状部62Aとの接触面積を減らして駆動トルクの低減を図りつつ、可動体10を支持する力を高めることができる。
(4−2.第2変形例)
図9は、第2変形例の振れ補正機能付き光学ユニット1Bの構成を示す概略縦断面図である。図9は、図6と同様の位置で切った縦断面図である。本変形例でも、可動体10Bと支持部30Bとが、対になって揺動機構60Bを有する。本変形例では、可動体10Bが、径方向内方に向けて凹む凹球面形状部62Bを有する。詳細には、凹球面形状部62Bは、ホルダ12Bに設けられる。より詳細には、凹球面形状部62Bは、矩形枠体状のホルダ12Bの四隅に設けられる。なお、凹球面形状部62Bは、光学モジュール11Bに設けられてよい。この場合には、可動体10Bは、ホルダ12Bを有しなくてよい。
本変形例においても、可動体10Bを固定体20Bに対して揺動可能に支持する支持部30Bは、固定体20Bの四隅に配置される。支持部30Bは、揺動支持部材31Bと、揺動支持部材31Bに保持され、径方向に弾性力を付与する弾性部材32Bとを有する。揺動支持部材31Bは、径方向内方に向けて凸となる凸球面形状部61Bを有する。揺動支持部材31Bのホルダ12Bと対向する面の全体に凸球面形状部61Bが形成される。
本変形例によれば、可動体10Bが有する凹球面形状部62Bを揺動支持部材31Bが有する凸球面形状部61Bに接触させながら滑らせて、可動体10Bを揺動することができる。凸球面形状部61Bに比べて凹球面形状部62Bの曲率半径が大きいために、凸球面形状部61Bと凹球面形状部62Bとの接触面積を小さくして、可動体10Bを動かす際の駆動トルクを低減することができる。
(4−3.第3変形例)
図10は、第3変形例の振れ補正機能付き光学ユニット1Cの構成を示す概略縦断面図である。図10は、図6と同様の位置で切った縦断面図である。本変形例では、支持部30Cと固定体20Cとが、対になって揺動機構60Cを有する。支持部30Cは、可動体10Cとともに固定体20Cに対して揺動する。本構成よれば、可動体10Cを固定体20Cに対して揺動して光学モジュール11Cの振れを補正する振れ補正機能付き光学ユニット1Cの構造を簡易な構成とすることができる。
本変形例では、可動体10Cが有する矩形枠体状のホルダ12Cに、支持部30Cが固定される。支持部30Cは、例えば、ホルダ12Cの四隅に配置される。支持部30Cは、弾性部材32Cと凸球面形状部61Cとを有する。弾性部材32Cは、可動体10Cに固定される。
詳細には、弾性部材32Cはホルダ12Cに固定される。なお、弾性部材32Cは、光学モジュール11Cに固定されてもよい。この場合には、可動体10Cは、ホルダ12Cを有さない構成としてよい。弾性部材32Cは、径方向に弾性力を付与する。弾性部材32Cは、例えば板バネ又はコイルバネである。本変形例では、弾性部材32Cは板バネである。
凸球面形状部61Cは、弾性部材32Cに設けられる。凸球面形状部61Cは、径方向外方に向けて凸である。本変形例では、弾性部材32Cが、径方向外方に向けて凸となる弾性部材凸部322を有する。凸球面形状部61Cは、弾性部材凸部322に含まれる。弾性部材凸部322と弾性部材32Cとは、単一部材であっても、別部材であってもよい。
固定体20Cは、径方向外方に向けて凹む凹球面形状部62Bを有する。本変形例では、上述の実施形態と同様に、固定体20Cは矩形枠体状の固定枠体21Cを有する。凹球面形状部62Cは、固定枠体21Cの四隅の径方向内方の面に設けられる。凹球面形状部62Cは、Z方向において、例えば、固定枠体21Cの+Z方向の端部から−Z方向の端部に亘って設けられる。本変形例でも、凹球面形状部62Cの曲率半径は、凸球面形状部61Cの曲率半径よりも大きい。
本変形例によれば、可動体10Cとともに動く支持部30Cが有する凸球面形状部61Cを、固定体20Cに設けられる凹球面形状部62Cに接触させながら滑らせて、可動体10Cを固定体20Cに対して揺動することができる。凸球面形状部61Cに比べて凹球面形状部62Cの曲率半径が大きいために、凸球面形状部61Cと凹球面形状部62Cとの接触面積を小さくして、可動体10Cを動かす際の駆動トルクを低減することができる。また、本変形例では、上述の実施形態における揺動支持部材31を省略することができ、振れ補正機能付き光学ユニット1Cの部品点数を減らすことができる。
<5.その他>
本明細書中に開示されている種々の技術的特徴は、その技術的創作の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加えることが可能である。また、本明細書中に示される複数の実施形態および変形例は可能な範囲で組み合わせて実施されてよい。
本開示は、光学機器に広く利用することができる。
1、1B、1C・・・補正機能付き光学ユニット
10、10B、10C・・・可動体
11、11B、11C・・・光学モジュール
12、12A、12B、12C・・・ホルダ
20、20B、20C・・・固定体
30、30B、30C・・・支持部
31、31A、31B・・・揺動支持部材
32、32B、32C・・・弾性部材
60、60A、60B、60C・・・揺動機構
61、61A、61B、61C・・・凸球面形状部
62、62A、62B、62C・・・凹球面形状部
OA・・・光軸

Claims (10)

  1. 光学モジュールの振れを補正する振れ補正機能付き光学ユニットであって、
    前記光学モジュールを有する可動体と、
    前記光学モジュールの光軸を基準とした径方向において、前記可動体より外方に配置される固定体と、
    前記可動体と前記固定体との径方向間に配置され、前記可動体を前記固定体に対して揺動可能に支持する支持部と、
    を有し、
    前記可動体と前記支持部とは、或いは、前記支持部と前記固定体とは、対になって前記可動体を前記固定体に対して揺動可能とする揺動機構を有し、
    前記揺動機構は、
    凸球面形状部と、
    前記凸球面形状部よりも曲率半径が大きい凹球面形状部と、
    を有する、振れ補正機能付き光学ユニット。
  2. 前記可動体と前記支持部とは、対になって前記揺動機構を有し、
    前記可動体と前記支持部とのうち、一方に前記凸球面形状部が設けられ、他方に前記凹球面形状部が設けられる、請求項1に記載の振れ補正機能付き光学ユニット。
  3. 前記支持部と前記固定体とは、対になって前記揺動機構を有し、
    前記支持部は、前記可動体とともに前記固定体に対して揺動する、請求項1に記載の振れ補正機能付き光学ユニット。
  4. 前記凸球面形状部と前記凹球面形状部とは点接触する、請求項1から3のいずれか1項に記載の振れ補正機能付き光学ユニット。
  5. 前記凹球面形状部は、複数箇所で前記凸球面形状部と点接触する、請求項4に記載の振れ補正機能付き光学ユニット。
  6. 前記支持部は、
    前記凹球面形状部或いは前記凸球面形状部を有し、前記可動体の前記凸球面形状部或いは前記凹球面形状部と接触する揺動支持部材と、
    前記揺動支持部材に固定され、前記揺動支持部材と前記固定体との径方向間に配置される弾性部材と、
    を有する、請求項2に記載の振れ補正機能付き光学ユニット。
  7. 前記可動体は、径方向外方に向けて凸となる前記凸球面形状部を有し、
    前記揺動支持部材は、径方向外方に向けて凹む前記凹球面形状部を有する、請求項6に記載の振れ補正機能付き光学ユニット。
  8. 前記可動体は、径方向内方に向けて凹む前記凹球面形状部を有し、
    前記揺動支持部材は、径方向内方に向けて凸となる前記凸球面形状部を有する、請求項6に記載の振れ補正機能付き光学ユニット。
  9. 前記可動体は、前記光学モジュールの径方向外方に配置され、前記光学モジュールを保持するホルダを有し、
    前記ホルダは、前記凸球面形状部或いは前記凹球面形状部を有する、請求項6から8のいずれか1項に記載の振れ補正機能付き光学ユニット。
  10. 前記支持部は、
    前記可動体に固定される弾性部材と、
    前記弾性部材に設けられ、径方向外方に向けて凸となる前記凸球面形状部と、
    を有し、
    前記固定体は、径方向外方に向けて凹む前記凹球面形状部を有する、請求項3に記載の振れ補正機能付き光学ユニット。
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