JP2006028583A - 製造装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 赤、緑、青の発光色を用いるフルカラーのフラットパネルディスプレイを作製する場合において、EL材料の利用効率を高めることによって製造コストを削減し、且つ、EL層成膜の均一性やスループットの優れた製造装置の一つである蒸着装置を備えた製造装置を提供する。
【解決手段】本発明は、所望の蒸着領域に対して小さい開口を有するマスクを用い、該マスクを精密に移動させることによって、所望の蒸着領域全体に蒸着を行うことを特徴の一つとしている。また、マスクを移動させることに限定されず、マスクと基板とが相対的に移動すればよく、例えば、マスクを固定して基板をμmレベルで移動させてもよい。
【選択図】 図1

Description

本発明は蒸着により成膜可能な材料(以下、蒸着材料という)の成膜に用いられる成膜装置および該成膜装置を備えた製造装置に関する。特に、基板に対向して設けられた蒸着源から蒸着材料を蒸発させて成膜を行う蒸着装置に関する。また、発光装置およびその作製方法に関する。
薄型軽量、高速応答性、直流低電圧駆動などの特徴を有する有機化合物を発光体として用いた発光素子は、次世代のフラットパネルディスプレイへの応用が期待されている。特に、発光素子をマトリクス状に配置した表示装置は、従来の液晶表示装置と比較して、視野角が広く視認性が優れる点に優位性があると考えられている。
発光素子の発光機構は、一対の電極間に有機化合物を含む層を挟んで電圧を印加することにより、陰極から注入された電子および陽極から注入された正孔が有機化合物層中の発光中心で再結合して分子励起子を形成し、その分子励起子が基底状態に戻る際にエネルギーを放出して発光するといわれている。励起状態には一重項励起と三重項励起が知られ、発光はどちらの励起状態を経ても可能であると考えられている。
このような発光素子をマトリクス状に配置して形成された発光装置には、パッシブマトリクス駆動(単純マトリクス型)とアクティブマトリクス駆動(アクティブマトリクス型)といった駆動方法を用いることが可能である。しかし、画素密度が増えた場合には、画素(又は1ドット)毎にスイッチが設けられているアクティブマトリクス型の方が低電圧駆動できるので有利であると考えられている。
また、有機化合物を含む層は「正孔輸送層/発光層/電子輸送層」に代表される積層構造を有している。これらの有機化合物材料の成膜方法には、インクジェット法や、蒸着法や、スピンコーティング法といった方法が知られている。また、EL層を形成するEL材料は低分子系(モノマー系)材料と高分子系(ポリマー系)材料に大別され、低分子系材料は、蒸着装置を用いて成膜される。
従来の蒸着装置は基板ホルダに基板を設置し、EL材料、つまり蒸着材料を封入したルツボ(または蒸着ボート)と、昇華するEL材料の上昇を防止するシャッターと、ルツボ内のEL材料を加熱するヒータとを有している。そして、ヒータにより加熱されたEL材料が昇華し、回転する基板に成膜される。このとき、均一に成膜を行うために、基板とルツボとの間の距離は1m以上離している。
赤、緑、青の発光色を用いてフルカラーのフラットパネルディスプレイを作製することを考えた場合、成膜精度がそれほど高くないため、異なる画素間の間隔を広く設計したり、画素間に土手(バンク)と呼ばれる絶縁物を設けたりしている。
また、赤、緑、青の発光色を用いるフルカラーのフラットパネルディスプレイとして、高精細化や高開口率化や高信頼性の要求が高まっている。こうした要求は、発光装置の高精細化(画素数の増大)及び小型化に伴う各表示画素ピッチの微細化を進める上で大きな課題となっている。また、同時に生産性の向上や低コスト化の要求も高まっている。
これらの点から上記課題を解決する1つの手段として、本出願人は、蒸着装置(特許文献1、特許文献2)を提案している。
特開2001−247959号公報 特開2002−60926号公報
本発明は、赤、緑、青の発光色を用いるフルカラーのフラットパネルディスプレイを作製する場合において、EL材料の利用効率を高めることによって製造コストを削減し、且つ、EL層成膜の均一性やスループットの優れた製造装置の一つである蒸着装置を備えた製造装置を提供するものである。
加えて、発光装置の高精細化(画素数の増大)及び小型化に伴う各表示画素ピッチの微細化を進めることが可能な蒸着精度の高い蒸着装置を提供する。
発光装置の高精細化(画素数の増大)及び小型化に伴う各表示画素ピッチの微細化を進める上で大きな問題となるのは、蒸着精度である。蒸着前の段階では、画素のレイアウトを設計する際に画素間の間隔を狭く設計したり、画素間に土手(バンク、または隔壁)と呼ばれる絶縁物の幅を狭くしたりすれば、高精細化および各表示画素ピッチの微細化が実現できる。しかし、蒸着する段階で、従来の蒸着装置では、土手の幅、隣り合う画素の幅を狭く、例えば10μm以下としてしまうと、蒸着の精度が十分と言えない。
そこで、本発明は、所望の蒸着領域に対して小さい開口を有するマスクを用い、該マスクを精密に移動させることによって、所望の蒸着領域全体に蒸着を行うことを特徴の一つとしている。
具体的には複数回のマスクの移動をμmレベルで行って蒸着を繰り返す、或いは、マスクの移動をμmレベルで行いながら蒸着を行うことによって蒸着の精度を確保する。本発明により、土手の幅を、例えば10μm以下としても選択的な蒸着を行うことができる。
通常、マスクは伸張した状態でマスクフレームに固定される。また、マスクに設ける開口を小さくすることで、マスクの強度を保持することができる。即ち、マスクフレームに固定してマスクにテンションをかけても、隣り合う開口部の角からマスクに亀裂が入ることを防ぐことができる。
また、マスクは、エッチング法または電鋳法によって形成すればよい。また、ドライエッチングまたはウエットエッチングによるエッチング法と、蒸着マスクと同一金属の電鋳液槽にて行う電鋳法とを組み合わせてマスクを形成してもよい。
また、マスクを移動させることに限定されず、マスクと基板とが相対的に移動すればよく、例えば、マスクを固定して基板をμmレベルで移動させてもよい。
また、EL素子の形成、すなわち第1の電極上にEL層を形成する工程から第2の電極形成工程までの工程を、不純物混入を避けることが可能な一貫したクローズドシステム、具体的には、ロード室、該ロード室に連結された搬送室、および該搬送室に連結し、上述した蒸着の精度の高い蒸着装置を1室に備えたマルチチャンバー方式の製造装置、またはインライン方式の製造装置とすることが好ましい。
本明細書で開示する発明の構成は、
ロード室、該ロード室に連結された搬送室、および該搬送室に連結された成膜室とを有する製造装置であり、
前記成膜室は、前記成膜室内を真空にする真空排気処理室と連結され、
基板を固定する基板移動手段と、
前記成膜室内でマスクを基板の一辺に対してX方向またはY方向に移動させるマスク移動手段と、
マスクと基板の位置合わせを行う撮像手段と、
基板およびマスクの下方に蒸着源と、該蒸着源を移動させる手段とを有することを特徴とする製造装置である。
また、マスクを固定して、基板を微小に移動させてもよく、他の発明の構成は、
ロード室、該ロード室に連結された搬送室、および該搬送室に連結された成膜室とを有する製造装置であり、
前記成膜室は、前記成膜室内を真空にする真空排気処理室と連結され、
マスクを固定するマスク移動手段と、
前記成膜室内で基板をマスクに対してX方向またはY方向に移動させる基板移動手段と、
マスクと基板の位置合わせを行う撮像手段と、
基板およびマスクの下方に蒸着源と、該蒸着源を移動させる手段とを有することを特徴とする製造装置である。
また、蒸着源などの気化手段を固定してもよく、他の発明の構成は、
ロード室、該ロード室に連結された搬送室、および該搬送室に連結された成膜室とを有する製造装置であり、
前記成膜室は、前記成膜室内を真空にする真空排気処理室と連結され、
基板を固定する基板移動手段と、
前記成膜室内でマスクを基板の一辺に対してX方向またはY方向に移動させるマスク移動手段と、
マスクと基板の位置合わせを行う撮像手段と、
固定された気化手段と、を有することを特徴とする製造装置である。
また、蒸着源などの気化手段を固定し、且つ、マスクを固定して、基板を微小に移動させてもよく、他の発明の構成は、
ロード室、該ロード室に連結された搬送室、および該搬送室に連結された成膜室とを有する製造装置であり、
前記成膜室は、前記成膜室内を真空にする真空排気処理室と連結され、
マスクを固定するマスク移動手段と、
前記成膜室内で基板をマスクに対してX方向またはY方向に移動させる基板移動手段と、
マスクと基板の位置合わせを行う撮像手段と、
固定された気化手段と、を有することを特徴とする製造装置である。
上記各構成において、前記成膜室内で基板に成膜を行うと同時に、基板に対してマスクを相対的に移動させることは、本発明の特徴の一つである。或いは、上記各構成において、前記成膜室内で基板に対してマスクを相対的に移動させた後に成膜を行うことを複数回繰り返すことで膜形成が行われることは、本発明の特徴の一つである。
また、上記各構成において、前記基板には、規則的に配列された複数の電極と、隣り合う電極間に電極端部を覆う絶縁物とが設けられ、
前記マスクに設けられた開口の一辺は、前記電極の一辺と等しく、且つ、開口の面積は、電極面積より小さいことを特徴の一つとしている。
なお、発光素子は、電場を加えることで発生するルミネッセンス(Electro Luminescence)が得られる有機化合物を含む層(以下、EL層と記す)と、陽極と、陰極とを有する。有機化合物におけるルミネッセンスには、一重項励起状態から基底状態に戻る際の発光(蛍光)と三重項励起状態から基底状態に戻る際の発光(リン光)とがあるが、本発明の成膜装置および成膜方法により作製される発光装置は、どちらの発光を用いた場合にも適用可能である。
また、本明細書中において、第1の電極とは、発光素子の陽極、或いは陰極となる電極を指している。発光素子は、第1の電極と、該第1の電極上に有機化合物を含む層と、該有機化合物を含む層上に第2の電極とを有する構成となっており、形成順序において先に基板に形成する電極を第1の電極と呼んでいる。
また、第1の電極の配置としてはストライプ配列、デルタ配列、モザイク配列などを挙げることができる。
なお、本明細書中における発光装置とは、画像表示デバイス、発光デバイス、もしくは光源(照明装置含む)を指す。また、発光装置にコネクター、例えばFPC(Flexible printed circuit)もしくはTAB(Tape Automated Bonding)テープもしくはTCP(Tape Carrier Package)が取り付けられたモジュール、TABテープやTCPの先にプリント配線板が設けられたモジュール、または発光素子にCOG(Chip On Glass)方式によりIC(集積回路)が直接実装されたモジュールも全て発光装置に含むものとする。
また、本発明の発光装置において、画面表示の駆動方法は特に限定されず、例えば、点順次駆動方法や線順次駆動方法や面順次駆動方法などを用いればよい。代表的には、線順次駆動方法とし、時分割階調駆動方法や面積階調駆動方法を適宜用いればよい。また、発光装置のソース線に入力する映像信号は、アナログ信号であってもよいし、デジタル信号であってもよく、適宜、映像信号に合わせて駆動回路などを設計すればよい。
さらに、ビデオ信号がデジタルの発光装置において、画素に入力されるビデオ信号が定電圧(CV)のものと、定電流(CC)のものとがある。ビデオ信号が定電圧のもの(CV)には、発光素子に印加される電圧が一定のもの(CVCV)と、発光素子に印加される電流が一定のもの(CVCC)とがある。また、ビデオ信号が定電流のもの(CC)には、発光素子に印加される電圧が一定のもの(CCCV)と、発光素子に印加される電流が一定のもの(CCCC)とがある。
また、本発明の発光装置において、静電破壊防止のための保護回路(保護ダイオードなど)を設けてもよい。
また、アクティブマトリクス型とする場合、第1の電極に接続するTFTを複数設けるが、TFT構造に関係なく本発明を適用することが可能であり、例えば、トップゲート型TFTや、ボトムゲート型(逆スタガ型)TFTや、順スタガ型TFTを用いることが可能である。また、シングルゲート構造のTFTに限定されず、複数のチャネル形成領域を有するマルチゲート型TFT、例えばダブルゲート型TFTとしてもよい。
また、発光素子と電気的に接続するTFTはpチャネル型TFTであっても、nチャネル型TFTであってもよい。pチャネル型TFTと接続させる場合は、陽極と接続させ、陽極上に正孔注入層/正孔輸送層/発光層/電子輸送層と順次積層した後、陰極を形成すればよい。また、nチャネル型TFTと接続させる場合は、陰極と接続させ、陰極上に電子輸送層/発光層/正孔輸送層/正孔注入層と順次積層した後、陽極を形成すればよい。
また、TFTの活性層としては、非晶質半導体膜、結晶構造を含む半導体膜、非晶質構造を含む化合物半導体膜などを適宜用いることができる。さらにTFTの活性層として、非晶質と結晶構造(単結晶、多結晶を含む)の中間的な構造を有し、自由エネルギー的に安定な第3の状態を有する半導体であって、短距離秩序を持ち格子歪みを有する結晶質な領域を含んでいるセミアモルファス半導体膜(微結晶半導体膜、マイクロクリスタル半導体膜とも呼ばれる)も用いることができる。
本発明により、赤、緑、青の発光色を用いるフルカラーのフラットパネルディスプレイを作製すれば、さらなる高精細化や高開口率化を実現することができる。
(実施の形態1)
本発明の実施形態について、以下に説明する。
ここでは成膜室内において、マスクを移動させる手段と、蒸着ホルダをX方向またはY方向に移動させる移動機構とを備えた蒸着装置の一例を説明する。図1〜図6を用いて説明する。なお、図1は蒸着時における蒸着装置の断面図を示している。
成膜室101には、真空排気手段102と、不活性ガス導入手段とが設けられている。真空排気手段102としては、磁気浮上型のターボ分子ポンプ、クライオポンプ、またはドライポンプを用いる。真空排気手段102により搬送室の到達真空度を10−5〜10−6Paにすることが可能である。また、装置内部に不純物が導入されるのを防ぐため、導入するガスとしては、窒素や希ガス等の不活性ガスを用いる。装置内部に導入されるこれらのガスは、装置内に導入される前にガス精製機により高純度化されたものを用いる。従って、ガスが高純度化された後に成膜装置に導入されるようにガス精製機を備えておく必要がある。これにより、ガス中に含まれる酸素や水、その他の不純物を予め除去することができるため、装置内部にこれらの不純物が導入されるのを防ぐことができる。
また、成膜室101には、基板ステージ107が設けられている。基板ステージ107には、磁性体からなる蒸着マスク114を磁力で固定し、その間に挟まれる基板123も固定するために電磁石または永久磁石が内蔵されている。また、透明窓部103が設けられており、撮像手段104によって基板123や蒸着マスク114の位置確認を可能としている。図1に示す蒸着装置は、撮像手段104によって得られる情報を基にして、基板移動手段108、マスク移動手段109、および移動機構110を制御する。
蒸着マスク114は、伸張した状態でマスクフレーム115に固定する。また、基板123と蒸着源ホルダ117との間隔距離dを代表的には30cm以下、好ましくは5cm〜15cmに狭めるため、蒸着マスク114も加熱される恐れがある。従って、蒸着マスク114は、熱によって変形されにくい低熱膨張率を有する金属材料(例えば、タングステン、タンタル、クロム、ニッケルもしくはモリブデンといった高融点金属もしくはこれらの元素を含む合金、ステンレス、インコネル、ハステロイといった材料を用いることが望ましい。中でも、基板と同じ熱膨張係数を有する材料を用いた蒸着マスク114を用いることが好ましい。例えば、ガラス基板を用いる場合、蒸着マスクとして、ガラスと熱膨張率が近い42アロイ(Fe−Ni合金:Ni42%)または36インバー(Fe−Ni合金:Ni36%)を用いればよい。蒸着の際に加熱されるが、マスク本体と基板は同じ膨張量であるため、位置ずれが生じにくい。
また、蒸着マスク114の開口幅は、絶縁物120で覆われていない第1の電極121の露呈領域の幅よりも小さく設計されている。蒸着マスクの開口サイズを小さくすることで強度を保っている。
小さい開口サイズの蒸着マスク114でも蒸着マスクを移動させることで、開口サイズよりも広い領域、絶縁物120で覆われていない第1の電極121の露呈領域に蒸着を行うことができる。なお、図4(A)に蒸着マスク114の開口パターンの一例を示しており、1つの開口116の幅は、点線で示した第1の電極の露呈領域の3分の1サイズとしている。最終的に、図4(A)に示した蒸着マスク114を用いて、図4(B)に示す基板状態、即ち、絶縁物120に囲まれた領域に精度よく、蒸着膜(R)141、蒸着膜(G)142、蒸着膜(B)143を得ることができる。
マスク移動手段109には、マスクフレーム115に設けられた凹部にちょうどはまる凸部が設けられており、マスク移動手段109を移動させるとマスクフレームおよび蒸着マスクが移動するしくみとなっている。
基板移動手段108は、基板123を保持または移動させるために設けられている。マスク移動手段109によりマスクのみを移動させたい場合には、基板移動手段108によって基板の位置を保持しておく。マスク移動手段109によってマスクだけでなく基板も移動してしまった場合には、基板移動手段108によって所望の位置に基板のみを動かすこともできる。また、磁力によって固定した蒸着マスクと基板ステージとの距離を離したい場合には、基板移動手段108を設けていないと、蒸着マスクは基板と密接したままとなってしまう。
また、蒸着マスクを基板に密接させたまま、蒸着マスクのみを移動させる場合には、摩擦によって傷がつかないように蒸着マスクの基板と接する面にDLC膜を設けてもよい。また、摩擦によって傷がつかないように、蒸着マスクと接する絶縁物120の表面にDLC膜を設けてもよい。
また、本発明は、蒸着時にて基板およびマスクは回転させることなく平行に移動させる。蒸着時には移動機構110により、蒸着源ホルダをX方向、Y方向、またはZ方向に移動させることによって基板に蒸着を行う。
また、図1の蒸着装置を用いて蒸着の手順の一例を以下に示す。なお、図3は、第1の電極121の露呈領域に蒸着されてゆく様子を示す上面図である。図3において図1と同一の箇所には同一の符号を用いている。
まず、成膜室内を真空排気手段102により真空度が5×10−3Torr(0.665Pa)以下、好ましくは10−4〜10−6Paとなるように真空排気を行う。
次いで、蒸着マスク114及びマスクフレーム115を成膜室101に導入する。蒸着マスク114の厚さは10μm〜100μmであり、伸張された状態でマスクフレーム115に固定されている。マスクフレームには凹部があり、マスク移動手段109によって、基板ステージ107の下方に移動され、位置調整が行われる。
次いで、規則正しく配列された第1の電極121と、その端部を覆う絶縁物120とが設けられた基板123をフェイスダウンで成膜室101に搬入する。そして、基板123は、基板移動手段108によって基板ステージ107の下方に移動され、位置調整が行われる。なお、図1において、基板123には予め図3(A)の上面図に示すように蒸着膜(R)141、蒸着膜(G)142が他の成膜室で蒸着されている例を示している。赤(R)、緑(G)、青(B)の発光色を用いてフルカラーのフラットパネルディスプレイを作製する上で、異なる蒸着材料の混入防止やスループットを向上させることを考慮すると、別々の成膜室で蒸着を行うことが好ましい。
次いで、基板123と蒸着マスク114との位置を撮像手段104により確認しながら、蒸着マスク114を基板ステージに近づけ、基板ステージの磁力によって基板123及び蒸着マスクを固定する。この段階で基板と蒸着マスクとの第1の位置調整が行われる。なお、撮像手段104が確認できるマーカーを基板123および蒸着マスク114に設けておくことが好ましい。
次いで、蒸着源ホルダ117を移動機構110によって基板123の下方に移動させて第1の蒸着を開始する。蒸着の際、予め、抵抗加熱により蒸着材料118は蒸発(気化)されており、蒸着時に蒸着源シャッター106およびシャッター105が開くことにより基板123の方向へ飛散する。なお、蒸着速度が安定するまで、蒸着ホルダを成膜室101と隣接する設置室(ここでは図示していない)にて待機させていてもよい。設置室も真空排気手段により成膜室と同レベルの真空度にしておく。設置室を設ける利点は、成膜室内で蒸着ホルダに蒸着材料をセットしたり、蒸着速度が安定するまで待機させることを避け、成膜室の汚染を防ぐことができることである。
蒸発した蒸発材料は、上方に飛散し、蒸着マスク114に設けられた開口部を通って基板123に選択的に蒸着される。図1に示すように、蒸着マスクの開口部は小さいため、第1の電極121の一部にしか蒸着されず、蒸着した蒸着材料(B)130が形成される。この段階での基板の上面図を図3(B)に示している。この段階では、図3(B)に示すように、露呈されている第1の電極の未蒸着部分135が存在している。
図1は第1の蒸着の途中を示している図であり、この後、基板と蒸着マスクとの第2の位置調整を行う。第2の位置調整を行う場合、蒸着源シャッター106およびシャッター105を閉め、基板移動手段108およびマスク移動手段を下方に移動させて、基板123および蒸着マスク114を基板ステージからある程度に離し、さらに基板123と蒸着マスクもある程度に離す。
そして、マスク移動手段または基板移動手段により蒸着マスクと基板とを相対的に移動させる。ここではマスク移動手段をμmレベルで移動させ、撮像手段104により第1の電極121の未蒸着部分に位置合わせを行う。この段階での蒸着装置の断面図を図2に示している。図2において図1と同一の箇所には同一の符号を用いている。
なお、基板ステージに電磁石を設けた場合には、蒸着時には電磁石をオンとし、第2の位置調整時には電磁石をオフとすることで蒸着マスクの下方への移動を簡単にすることができる。
次いで、蒸着源ホルダ117を移動機構110によって基板123の下方に移動させて第2の蒸着を開始する。この段階での基板の上面図を図3(C)に示している。図3(C)に示すように、蒸着マスクの開口部は小さいため、第1の電極121の一部にしか蒸着されず、蒸着した蒸着材料(B)131が形成される。この段階では、図3(C)に示すように、露呈されている第1の電極の未蒸着部分136が存在している。
次いで、上述した手順と同様に第3の基板と蒸着マスクとの位置調整を行い、第3の蒸着を開始する。以上の手順によって、第1の電極の未蒸着部分がなくなり、図3(C)に示すように、蒸着膜(B)143が形成できる。
次いで、蒸着膜(R)、蒸着膜(G)、および蒸着膜(B)上に第2の電極を別の成膜装置で形成し、発光素子を完成させる。ここでは、簡略化のため蒸着膜を単層として示しているが、実際は、正孔注入層、正孔輸送層、発光層、電子輸送層、電子注入層などの複数の積層から構成されている。これらの層のうち、発光色によって画素ごとに選択的に蒸着を行わなければならない蒸着膜を図1に示す蒸着装置で成膜すればよい。また、これらの層のうち、RGBの画素に共通な層は塗布法や従来の蒸着装置を用いて成膜すればよい。
ここでは、1つの開口116の幅を、第1の電極の露呈領域の3分の1サイズとし、第1の位置調整、第1の蒸着、第2の位置調整、第2の蒸着、第3の位置調整、および第3の蒸着を行って1つの蒸着膜(B)を形成した例を示したが、特に限定されず、さらに多数の蒸着と位置調整を繰り返してもよい。
また、上述したように、位置調整と蒸着とを順次に複数回行うのではなく、連続的に蒸着マスクを移動させて位置調整を行いつつ蒸着を行ってもよい。具体的には、基板移動手段108で基板のみを固定したまま、マスク移動手段109を図1中の矢印の方向に微動させて位置調整を行いつつ、蒸着を行い続けて蒸着膜(B)143を形成する。この場合には、絶縁物120に蒸着マスク114を密接させたまま移動させるため、絶縁物120は丈夫であることが好ましく、蒸着マスク114の基板側の面は平坦性が高いことが好ましい。
また、画素配列は特に限定されず、図5(B)に例を示したように、1つの画素形状を多角形、例えば6角形としてもよく、蒸着膜(R)161、蒸着膜(G)162、蒸着膜(B)163を配置してフルカラーのディスプレイを実現してもよい。図5(B)に示す多角形の画素を形成するために、図5(A)に示す菱形の開口156を有する蒸着マスク154を用いて、蒸着マスク154を連続的に移動させながら蒸着を行って形成すればよい。
また、図1に示す蒸着装置において、蒸着源ホルダ117とは、ルツボと、ルツボの外側に均熱部材を介して配設されたヒータと、このヒータの外側に設けられた断熱層と、これらを収納した外筒と、外筒の外側に旋回された冷却パイプと、ルツボの開口部を含む外筒の開口部を開閉する蒸着源シャッター106とから構成されている。なお、本明細書中において、ルツボとは、BNの焼結体、BNとAlNの複合焼結体、石英、またはグラファイトなどの材料によって形成された比較的大きな開口部を有する筒状容器であり、高温、高圧、減圧に耐えうるものとなっている。
また、蒸着源ホルダ117の上面形状は、図6(A)に示すように細長い形状として画素領域よりも幅を広くすることが好ましい。図6(A)は、製造装置の一室として成膜室603が設けられている例であり、設置室610と、搬送室601とが連結されている。蒸着源ホルダ607にはルツボが7個並列に配置されており、細長い領域に蒸着が可能となっている。シャッター607が開けられ、設置室610で待機していた蒸着源ホルダ607が、基板604に設けられた画素領域605の下方を点線で示す矢印の方向に移動(または往復移動)することによって蒸着が行われる。また、蒸着マスク606はX方向またはY方向に移動可能であり、蒸着ホルダ607も複数回移動させることができる。同様に上述した方法で蒸着マスク606を移動させて蒸着を行えばよい。基板搬送シャッター602が開けられ、蒸着が終了した基板は搬送室601に搬送される。
また、図6(B)に他の例を示す。図6(B)は、図6(A)と蒸着源ホルダの形状が異なる点と、移動経路が異なる点以外は同一であるので詳細な説明は省略する。図6(B)では蒸着ホルダ617が正方形となっており、ルツボが4個配置されている。蒸着ホルダ617は、基板の下方をジグザグに移動して蒸着を行う。同様に上述した方法で蒸着マスクを移動させて蒸着を行えばよい。
なお、マイクロコンピュータにより成膜速度を制御できるようにしておくと良い。
また、成膜室または蒸着ホルダに膜厚モニタを設けることが好ましい。膜厚モニタ、例えば水晶振動子を用いて蒸着膜の膜厚を測定する場合、水晶振動子に蒸着された膜の質量変化を、共振周波数の変化として測定することができる。
また、図1に示す蒸着装置においては、蒸着の際、基板123と蒸着源ホルダ117との間隔距離dを代表的には30cm以下、好ましくは20cm以下、さらに好ましくは5cm〜15cmに狭め、蒸着材料の利用効率及びスループットを格段に向上させている。
また、図1では、蒸着源ホルダを移動させて蒸着を行う例を示したが、蒸着の間は成膜装置の中央付近に固定したまま、基板移動手段およびマスク移動手段により基板およびマスクを移動させることによって蒸着を行ってもよい。この場合、蒸着ホルダは、蒸着を行う前に設置室から成膜装置の中央付近までの移動のみとなる。
(実施の形態2)
ここでは、実施の形態1とは異なる成膜装置を以下に示す。図15(A)は成膜装置の断面図を示している。
成膜室301には真空排気手段302と、基板の移動機構310と、マスク移動手段309と、撮像手段304と、ノズル306とが設けられている。
ノズル306には開口部311が7個設けられており、図15(B)にノズル上面図の一例を示している。図15(B)に示したように基板323を矢印の方向に移動または往復させて成膜を行う。
また、ノズル306は、マスフローコントローラ、バルブなどの流量制御装置305を介して成膜材料318を気化させる処理室と連結されている。この処理室にも真空排気手段が設けられており、処理室内の圧力が調整できるように設計されている。成膜材料318は容器ホルダ317に収納され、容器ホルダに内蔵されている気化手段(抵抗加熱、電子ビーム加熱、高周波誘導加熱、レーザビーム加熱など)によって加熱を行い、成膜材料318を気化させる。この処理室内と成膜室301内とを同程度の真空度とし、ノズル306を経由して開口部311から気化させた成膜材料318を放出する。成膜材料による開口部の詰まり防止、およびノズル内壁への付着防止のため、ノズルに接する加熱手段312を設けておくことが好ましい。さらに、成膜材料が付着しないように処理室内壁にも加熱手段を設けておくことが好ましい。
成膜材料318は、気相堆積法(例えば気相蒸着法、有機金属気相成長法(MOCVD法)、分子線蒸着法(MBE)など)で成膜可能な物質であれば特に限定されず、様々な材料を用いることができる。また、成膜材料318は粒子状であってもよいし、液状であってもよいし、ゼリー状であってもよい。
また、キャリアガスを利用し、成膜室301に気化させた成膜材料を導入してもよい。この場合、気化させた成膜材料318はキャリアガスによりノズル306を経由して開口部311から放出される。また、この処理室には、不活性ガスなどのキャリアガス導入手段も設けられており、成膜室301よりも圧力を高くすることができる。成膜室301よりも圧力を高くしてキャリアガスとともに気化させた成膜材料を流量制御装置305で一定に制御しながら基板323に成膜を行うことができる。また、処理室に導入するキャリアガスは、予め乾燥または加熱されたガスを用いることが好ましい。
ノズル形状および開口部の個数は特に限定されず、図15(C)に他の例を示したようにノズルに幅を持たせて開口部の数を増やし、面状に成膜を行ってもよい。
また、図15において、ノズル311は先端がもうけられているが、特に限定されず、ノズルがリング状になっていてもよい。また、図15(C)に一例を示したようにノズル356を延長して、ノズル先端を成膜材料が配置されていた処理室に連結し、気化した成膜材料が循環するシステムとしてもよい。図15(C)において、気化した成膜材料は、図中の点線で示した矢印の方向に流れる。この場合、開口部から放出されなかった成膜材料は、そのまま処理室に戻され、再利用できるため、材料効率が向上する。図15(C)において、ノズル356には、開口部351を7×4個設けている。図15(C)に示したノズル356を用いる場合も、基板323を矢印の方向に移動または往復させて成膜を行う。
また、処理室には複数の材料容器ホルダ317を設置することができ、異なる成膜材料を混合させて基板に成膜を行うこともできる。
また、基板323は基板保持手段308によって基板ステージ307に固定される。基板ステージ307は、移動機構310によって成膜室301を自在に移動ができるようになっている。また、マスク314は、磁性体で構成されており、磁性体からなるマスクフレーム315に伸張した状態で固定されている。このマスクフレーム315はマスク移動手段309によってZ方向のみに移動が可能である。また、基板ステージ307には電磁石が内蔵されており、電磁石がオンの状態でマスクフレーム315を近づけると、基板323を挟んで固定されるしくみとなっている。マスクと基板との位置合わせは撮像手段304を用い、マスク移動手段309によって固定されたマスクに対し、基板を移動機構310で移動させて行う。
図15(A)に示す本発明の成膜装置においては、マスクの位置合わせと成膜とを複数回行って、所望の領域に成膜を行う。マスクの開口部は小さいため、所望の領域の一部にしか成膜されないが、マスクに対して基板を複数回ずらし、蒸着を複数回行うことによって所望の領域全域に成膜が可能である。
図15(A)では、膜(R)、膜(G)が予め成膜された基板に対して、1回の成膜を終えて、成膜された部分(B)330が形成されている様子であり、マスク移動手段309によってマスクフレームおよびマスクを掴んでいる段階を示している。この後、電磁石をオフにしてから、マスクフレームおよびマスクをZ方向に移動させて基板から離し、撮像手段によって新たな位置合わせを行う。なお、マスク移動手段309はZ方向のみではなくX方向またはY方向にも移動可能としてもよい。
マスクの位置合わせを行っている間は、流量制御装置によって気化された成膜材料の導入をストップさせることができる。
マスクの位置合わせが終了したら、電磁石をオンにしてマスクを固定し、マスク移動手段をマスクおよびマスクフレームから離す。そして、基板ステージを移動機構310により、基板がノズルの開口部311上方を通過するように、基板ステージを移動させて成膜を行う。
なお、図の簡略化のため、図15(A)では実線で示したマスク移動手段と、点線で示したマスク移動手段とで2個しか図示していないが、基板の四隅の位置合わせを行うため、少なくとも合計4個必要である。
図15(A)、図15(B)および図15(C)に示す成膜装置を用いることによって、高い成膜精度を保ちつつ、スループットの向上を図ることができる。
また、本実施の形態は、実施の形態1と自由に組み合わせることができる。
以上の構成でなる本発明について、以下に示す実施例でもってさらに詳細な説明を行うこととする。
本実施例では、第1の電極上に形成する有機化合物を含む層の形成から第2の電極を形成し、封止するまでの作製を全自動化したマルチチャンバー方式の製造装置の例を図7に示す。一つのユニットとすることで水分などの不純物の混入防止やスループット向上を図っている。
図7は、搬送室702、704a、708、714、718、747と、受渡室705、707、711と、仕込室701と、第1成膜室706Hと、第2成膜室706Bと、第3成膜室706Gと、第4成膜室706R、第5成膜室706Eと、その他の成膜室709、710、712、713、731、732と、蒸着材料を蒸着ホルダに設置する設置室726R、726G、726B、726E、726Hと、ベーク室723、前処理室703a、703bと、マスクストック室724と、基板ストック室730a、730bと、カセット室720a、720bと、トレイ装着ステージ721と、硬化処理室743と、貼り合わせ室744と、シール形成室745と、前処理室746と、封止基板ロード室717、取出室719と、を有する製造装置の上面図である。なお、各搬送室には基板を搬送するための搬送機構が設けてある。また、真空排気を行う各処理室の間にはゲート弁が設けられている。
以下、予め陽極(第1の電極)と、該陽極の端部を覆う絶縁物(隔壁)とが設けられた基板を図7に示す製造装置に搬入し、発光装置を作製する手順を示す。なお、アクティブマトリクス型の発光装置を作製する場合、予め基板上には、陽極に接続している薄膜トランジスタ(電流制御用TFT)およびその他の薄膜トランジスタ(スイッチング用TFTなど)が複数設けられ、薄膜トランジスタからなる駆動回路も設けられている。また、単純マトリクス型の発光装置を作製する場合にも図7に示す製造装置で作製することが可能である。
まず、カセット室720aまたはカセット室720bに上記基板をセットする。基板が大型基板(例えば300mm×360mm)である場合はカセット室720bにセットし、普通サイズの基板(例えば、127mm×127mm)である場合には、カセット室720aにセットした後、トレイ装着ステージ721に搬送し、トレイ(例えば300mm×360mm)に複数の基板をセットする。
カセット室にセットした基板(陽極と、該陽極の端部を覆う絶縁物とが設けられた基板)は搬送室718に搬送する。搬送室718には基板を搬送または反転するための搬送機構(搬送ロボットなど)が設けられている。搬送室718に設けられた搬送ロボットは、基板の表裏を反転させることができ、搬送室718と連結している処理室に反転させて搬入することができる。
また、カセット室にセットする前には、点欠陥を低減するために第1の電極(陽極)の表面に対して界面活性剤(弱アルカリ性)を含ませた多孔質なスポンジ(代表的にはPVA(ポリビニルアルコール)製、ナイロン製など)で洗浄して表面のゴミを除去することが好ましい。洗浄機構として、基板の面に平行な軸線まわりに回動して基板の面に接触するロールブラシ(PVA製)を有する洗浄装置を用いてもよいし、基板の面に垂直な軸線まわりに回動しつつ基板の面に接触するディスクブラシ(PVA製)を有する洗浄装置を用いてもよい。また、有機化合物を含む膜を形成する前に、上記基板に含まれる水分やその他のガスを除去するために、脱気のためのアニールを真空中で行うことが好ましく、搬送室718に連結された前処理室723に搬送し、そこでアニールを行えばよい。
次いで、基板搬送機構が設けられた搬送室718から仕込室701に搬送する。仕込室701は、真空排気処理室と連結されており、真空排気して真空にすることも、真空排気した後、不活性ガスを導入して大気圧にすることもできる。
次いで仕込室701に連結された搬送室702に搬送する。搬送室702内には極力水分や酸素が存在しないよう、予め、真空排気して真空を維持しておくことが好ましい。なお、搬送室702には基板を搬送または反転するための搬送機構(搬送ロボットなど)と真空排気手段とが設けており、他の搬送室704a、708、714も同様にそれぞれ搬送機構と真空排気手段とが設けてある。
また、シュリンクをなくすためには、有機化合物を含む膜の蒸着直前に真空加熱を行うことが好ましく、前処理室703bに搬送し、上記基板に含まれる水分やその他のガスを徹底的に除去するために、脱気のためのアニールを真空(5×10−3Torr(0.665Pa)以下、好ましくは10−4〜10−6Pa)で行う。前処理室503bでは平板ヒータ(代表的にはシースヒータ)を用いて、複数の基板を均一に加熱する。特に、層間絶縁膜や隔壁の材料として有機樹脂膜を用いた場合、有機樹脂材料によっては水分を吸着しやすく、さらに脱ガスが発生する恐れがあるため、有機化合物を含む層を形成する前に100℃〜250℃、好ましくは150℃〜200℃、例えば30分以上の加熱を行った後、30分の自然冷却を行って吸着水分を除去する真空加熱を行うことは有効である。
次いで、上記真空加熱を行った後、搬送室702から受渡室705に基板を搬送し、さらに、大気にふれさせることなく、受渡室705から搬送室704aに基板を搬送する。
その後、搬送室704aに連結された成膜室706R、706G、706B、706Eへ基板を適宜、搬送して、正孔注入層、正孔輸送層、発光層、電子輸送層、または電子注入層となる低分子からなる有機化合物層を適宜形成する。また、搬送室702から基板を成膜室706Hに搬送して、蒸着を行うこともできる。各成膜室706R、706G、706B、706H、706Eに連結した真空排気手段を有する設置室726R、726G、726B、726H、726Eは、真空、または不活性ガス雰囲気とし、この中で蒸着ホルダの各種部品交換や、蒸着材料の補充および交換などを行うことによって成膜室の清浄度を保つことを特徴としている。
成膜室や706R、706G、706B、706H、706Eに設置するEL材料を適宜選択することにより、発光素子全体として、フルカラー(具体的には赤色、緑色、青色)の発光を示す発光素子を形成することができる。例えば、成膜室706RでR用の蒸着マスクを用い、正孔輸送層または正孔注入層、発光層(R)、電子輸送層または電子注入層を順次積層し、成膜室706GでG用の蒸着マスクを用い、正孔輸送層または正孔注入層、発光層(G)、電子輸送層または電子注入層を順次積層し、成膜室706BでB用の蒸着マスクを用い、正孔輸送層または正孔注入層、発光層(B)、電子輸送層または電子注入層を順次積層した後、陰極を形成すればフルカラーの発光素子を得ることができる。
正孔注入層としては、モリブデン酸化物(MoOx)、4,4'−ビス[N−(1−ナフチル)−N−フェニル−アミノ]−ビフェニル(α−NPD)、銅フタロシアニン(CuPC)やバナジウム酸化物(VOx)、ルテニウム酸化物(RuOx)、タングステン酸化物(WOx)等の正孔注入性の高い材料を用いることができる。
また、正孔輸送層としては、α−NPDの他、4,4'−ビス[N−(3−メチルフェニル)−N−フェニル−アミノ]−ビフェニル(略称:TPD)、4,4',4''−トリス(N,N−ジフェニル−アミノ)−トリフェニルアミン(略称:TDATA)、4,4',4''−トリス[N−(3−メチルフェニル)−N−フェニル−アミノ]−トリフェニルアミン(略称:MTDATA)等の芳香族アミン系化合物に代表される正孔輸送性の高い材料を用いることができる。
また、赤色の発光を示す発光層としては、Alq:DCM、またはAlq:ルブレン:BisDCJTMなどの材料を用いる。
また、緑色の発光を示す発光層としては、Alq:DMQD(N,N’−ジメチルキナクリドン)、またはAlq:クマリン6などの材料を用いる。
また、青色の発光を示す発光層としては、α―NPD、またはtBu−DNAなどの材料を用いる。
また、電子輸送層としては、Alq(トリス(8−キノリノラト)アルミニウム)の他、トリス(5−メチル−8−キノリノラト)アルミニウム(略称:Almq)、ビス(10−ヒドロキシベンゾ[h]−キノリナト)ベリリウム(略称:BeBq)、ビス(2−メチル−8−キノリノラト)−4−フェニルフェノラト−アルミニウム(略称:BAlq)等のキノリン骨格またはベンゾキノリン骨格を有する金属錯体等に代表される電子輸送性の高い材料を用いることができる。また、この他に、ビス[2−(2−ヒドロキシフェニル)−ベンゾオキサゾラト]亜鉛(略称:Zn(BOX))、ビス[2−(2−ヒドロキシフェニル)−ベンゾチアゾラト]亜鉛(略称:Zn(BTZ))などのオキサゾール系、チアゾール系配位子を有する金属錯体なども用いることができる。さらに、金属錯体以外にも、2−(4−ビフェニリル)−5−(4−tert−ブチルフェニル)−1,3,4−オキサジアゾール(略称:PBD)や、1,3−ビス[5−(p−tert−ブチルフェニル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル]ベンゼン(略称:OXD−7)、3−(4−tert−ブチルフェニル)−4−フェニル−5−(4−ビフェニリル)−1,2,4−トリアゾール(略称:TAZ)、3−(4−tert−ブチルフェニル)−4−(4−エチルフェニル)−5−(4−ビフェニリル)−1,2,4−トリアゾール(略称:p−EtTAZ)、バソフェナントロリン(略称:BPhen)、バソキュプロイン(略称:BCP)なども電子輸送性が高いため、電子輸送層として用いることができる。
また、電子注入層としては、4,4’−ビス(5−メチルベンズオキサゾル−2−イル)スチルベン(略称:BzOs)や、CaF、フッ化リチウム(LiF)、フッ化セシウム(CsF)等のようなアルカリ金属又はアルカリ土類金属の化合物等の電子注入性の高い材料を用いることができる。また、この他に、Alqとマグネシウム(Mg)とを混合したものも用いることができる。
成膜室706R、706G、706Bのうち、すくなくとも1室は、図1に示す蒸着装置とする。図1に示す蒸着装置を用い、図4(A)に示す開口を有する蒸着マスクをスライドさせながら蒸着を行うことで、精度の高い蒸着を行うことができる。なお、蒸着マスクはマスクストック室724にストックして、適宜、蒸着を行う際に成膜室に搬送する。
また、成膜室732は有機化合物を含む層や金属材料層を形成するための予備の蒸着室である。
また、成膜室712ではインクジェット法やスピンコート法などで高分子材料からなる正孔注入層を形成してもよい。また、基板を縦置きとして真空中でインクジェット法により成膜してもよい。第1の電極(陽極)上に、正孔注入層(陽極バッファー層)として作用するポリ(エチレンジオキシチオフェン)/ポリ(スチレンスルホン酸)水溶液(PEDOT/PSS)、ポリアニリン/ショウノウスルホン酸水溶液(PANI/CSA)、PTPDES、Et−PTPDEK、またはPPBAなどを全面に塗布、焼成してもよい。焼成する際にはベーク室723で行うことが好ましい。スピンコートなどを用いた塗布法で高分子材料からなる正孔注入層を形成した場合、平坦性が向上し、その上に成膜される膜のカバレッジおよび膜厚均一性を良好なものとすることができる。特に発光層の膜厚が均一となるため均一な発光を得ることができる。この場合、正孔注入層を塗布法で形成した後、蒸着法による成膜直前に真空加熱(100〜200℃)を行うことが好ましい。真空加熱する際には前処理室703bで行えばよい。例えば、第1の電極(陽極)の表面をスポンジで洗浄した後、カセット室に搬入し、成膜室712に搬送してスピンコート法でポリ(エチレンジオキシチオフェン)/ポリ(スチレンスルホン酸)水溶液(PEDOT/PSS)を全面に膜厚60nmで塗布した後、ベーク室723に搬送して80℃、10分間で仮焼成、200℃、1時間で本焼成し、さらに前処理室703bに搬送して蒸着直前に真空加熱(170℃、加熱30分、冷却30分)した後、成膜室706R、706G、706Bに搬送して大気に触れることなく蒸着法で発光層の形成を行えばよい。特に、ITO膜を陽極材料として用い、表面に凹凸や微小な粒子が存在している場合、PEDOT/PSSの膜厚を30nm以上の膜厚とすることでこれらの影響を低減することができる。
また、塗布法を用いた場合には、基板全面に形成されるため、不用な箇所(基板の端面や周縁部、端子部、陰極と下部配線との接続領域など)に形成された有機化合物を含む膜を除去したい場合には、前処理室703aに搬送し、有機化合物膜の積層を選択的に除去すればよい。前処理室703aはプラズマ発生手段を有しており、Ar、H、F、およびOから選ばれた一種または複数種のガスを励起してプラズマを発生させることによって、ドライエッチングを行う。また、陽極表面処理として紫外線照射が行えるように前処理室703aにUV照射機構を備えてもよい。
次いで、搬送室704b内に設置されている搬送機構により、基板を成膜室710に搬送し、陰極となる第2の電極を形成する。この陰極は、抵抗加熱を用いた蒸着法により形成される無機膜(MgAg、MgIn、CaF、LiF、CaNなどの合金、または周期表の1族もしくは2族に属する元素とアルミニウムとを共蒸着法により形成した膜、またはこれらの積層膜)である。
また、上面出射型または両面出射型の発光装置を作製する場合には、陰極は透明または半透明であることが好ましく、透明導電膜の単層、或いは上記金属膜の薄膜(1nm〜10nm)と透明導電膜との積層を陰極とすることが好ましい。この場合、スパッタ法を用いて成膜室709で透明導電膜(ITO(酸化インジウム酸化スズ合金)、酸化インジウム酸化亜鉛合金(In―ZnO)、酸化亜鉛(ZnO)等)からなる膜を形成すればよい。
以上のようにして、発光素子が作製される。発光素子を構成する陽極、有機化合物を含む層、および陰極の各材料は適宜選択し、各膜厚も調整する。陽極と陰極とで同じ材料を用い、且つ、同程度の膜厚、好ましくは100nm程度の薄い膜厚とすることが望ましい。
また、必要であれば、発光素子を覆って、水分の侵入を防ぐ透明保護層を形成する。搬送室708に連結した成膜室713に搬送して窒化珪素膜、または窒化酸化珪素膜からなる保護膜を形成して封止してもよい。成膜室713内には、珪素からなるターゲット、または酸化珪素からなるターゲット、または窒化珪素からなるターゲットが備えられている。透明保護層としては、スパッタ法またはCVD法により得られる窒化珪素膜、酸化珪素膜、酸化窒化珪素膜(SiNO膜(組成比N>O)またはSiON膜(組成比N<O))、炭素を主成分とする薄膜(例えばDLC膜、CN膜)などを用いることができる。
以下に封止工程の流れを簡略に示す。
陽極上に有機化合物を含む層、陰極などが形成された第1の基板は、搬送室714に導入され、基板ストック室730a、730bで保管、もしくは受渡室741に搬送する。搬送室714、基板ストック室730a、730b、受渡室741は減圧雰囲気とすることが好ましい。
そして、受渡室741に搬送された第1の基板は搬送室747に設置された搬送ユニット748によって、貼り合わせ室744に搬送される。
封止基板とする第2の基板は、予め柱状または壁状の構造物を設けておき、基板ロード室717から導入した後、まず、減圧下で加熱して脱気を行う。その後、搬送室747に設置された搬送ユニット748によって、UV照射機構を備えた前処理室746に搬送し、紫外線照射による表面処理を行う。次いで、シール形成室745に搬送し、シール材の形成を行う。シール形成室745にはディスペンス装置またはインクジェット装置が備えられている。また、シール形成室745にはシール材を仮硬化するためにベークまたはUV照射機構を備えてもよい。シール形成室745でシール材を仮硬化させた後、シール材で囲まれた領域に充填材の滴下を行う。
次いで、第2の基板も搬送ユニット748によって、貼り合わせ室744に搬送する。
貼り合わせ室744では、処理室内を減圧にした後、第1の基板と第2の基板を貼り合わせる。上定盤または下定盤を上下動させることによって一対の基板を貼り合わせる。減圧下で2枚の基板を貼り合わせる際、第2の基板に設けられた柱状または壁状の構造物が基板間隔を精密に保ち続け、且つ、基板割れが生じないよう基板にかかる圧力を拡散する重要な役割を果たしている。
また、シール形成室745で充填材の滴下を行わず、貼り合わせ室744においてシール材で囲まれた領域に充填材の滴下を行う機構としてもよい。
また、処理室全体を減圧するのではなく、上定盤と下定盤とを上下動させることによって定盤間の空間を密閉した後、下定盤に設けられた穴から真空ポンプで脱空させて定盤間の空間を減圧することができるようにしてもよい。こうすると、処理室全体に比べて減圧する空間の容積が小さいので短時間に減圧することができる。
また、上定盤と下定盤のいずれか一方に透光性の窓を設け、上定盤と下定盤との間隔を保ったままの貼り合わせた状態で光を照射してシール材を硬化させてもよい。また、ダミーシールをシール材パターンの外側に設け、上定盤と下定盤との間隔を保ったままの貼り合わせた状態でダミーシールのみをスポットUVで硬化させた後、減圧されていた処理室内を大気圧に戻してからシール材全体を硬化させることが好ましい。上定盤と下定盤のいずれか一方に透光性の窓を設けた場合であっても遮光マスク(発光素子をUVから保護するマスク)などがあるため、面精度が確保しにくいため、ダミーシールのみをスポットUVで硬化させるほうが有利である。なお、上定盤と下定盤のいずれか一方にスポットUVで硬化するための穴を複数設けておく。
次いで、一時的に貼り合わせた一対の基板を搬送ユニット748によって、硬化処理室743に搬送する。硬化処理室743ではシール材の本硬化を光照射または加熱処理によって行う。
そして、搬送ユニット748によって、取出室719に搬送する。取出室719では減圧から大気圧に戻した後、貼り合わせた一対の基板を取り出す。こうして基板間隔を均一に保つ封止工程が完了する。
以上のように、図7の製造装置を用いることで、蒸着から封止までを連続して処理することができる。ただし、蒸着時の真空度は、封止時の真空度よりも高真空であるため、搬送の際には真空度の調整が必要である。封止時の真空度は1Pa以下としてシール材に含まれる溶媒の蒸発が急激に生じない範囲で設定する。なお、カセット室720a、720b、搬送室718、塗布室712、ベーク室123、トレイ装着ステージ721、取出室719、及び封止基板ロード室717以外のチャンバー(受渡室、処理室、搬送室、成膜室などを含む)は、水分の付着などを防ぐため、露点が管理された不活性ガス(窒素ガス等)を充填させておくことが好ましく、望ましくは減圧を維持させておく。
本実施例は、上述した実施形態と自由に組み合わせることができる。
本実施例では、図1に示した蒸着装置を用いて得られたフルカラーの発光装置の説明を図8〜図11を用いて説明する。
図8は、アクティブマトリクス型の発光装置における画素のレイアウトの一例を示す上面図である。また、図9は画素のレイアウトとマスクの開口部800との関係を示す図であり、図8と対応する上面図である。蒸着の際には、図9に示す矢印の方向810に蒸着マスクを移動させることによって、ある一つの発光色を発光させる画素の蒸着を行う。
また、図10はアクティブマトリクス型の発光装置の一部断面を示す図である。
第1の基板1001上には、3つのTFT1003R、1003G、1003Bを設けている。これらのTFTは、チャネル形成領域1020と、ソース領域またはドレイン領域1021、1022とを活性層とし、ゲート絶縁膜1005と、ゲート電極1023a、1023bを有するpチャネル型TFTである。また、ゲート電極は2層となっており、テーパー形状となっている下層1023aと、上層1023bとで構成されている。
また、高耐熱性平坦化膜1007は、塗布法による平坦な層間絶縁膜である。塗布法による平坦な層間絶縁膜とは、液状の組成物を塗布して形成する層間絶縁膜を指す。塗布法による平坦な層間絶縁膜としては、アクリル、ポリイミドなどの有機樹脂、有機溶媒中に溶かされた絶縁膜材料を塗布した後熱処理により被膜を形成する所謂、塗布珪素酸化膜(Spin on Glass、以下「SOG」ともいう。)、シロキサンポリマーなどの焼成によりシロキサン結合を形成する材料などが挙げられる。また、高耐熱性平坦化膜1007は、塗布法に限定されず、気相成長法やスパッタリング法により形成された酸化珪素膜などの無機絶縁膜も用いることができる。また、保護膜として窒化珪素膜をPCVD法やスパッタ法で形成した後、塗布法による平坦な絶縁膜を積層してもよい。
発光素子においては、第1の電極が平坦とすることが重要であり、高耐熱性平坦化膜1007が平坦でない場合、高耐熱性平坦化膜1007の表面凹凸の影響によって第1の電極も平坦とならない恐れがある。従って、高耐熱性平坦化膜1007の平坦性は重要である。
また、TFTのドレイン配線、またはソース配線1024a、1024b、1024cは、3層構造としている。ここでは、Ti膜と、Al(C+Ni)合金膜と、Ti膜との積層膜を用いる。TFTのドレイン配線、またはソース配線は、層間絶縁膜のカバレッジを考慮して、テーパー形状とすることが好ましい。
また、隔壁1009は樹脂であり、異なる発光を示す有機化合物を含む層との仕切りの役目を果たしている。従って、隔壁1009は、一つの画素、即ち、発光領域を囲むように格子形状としている。また、異なる発光を示す有機化合物を含む層が隔壁上で重なってもよいが、隣り合う画素の第1の電極とは重ならないようにする。
発光素子は、透明導電材料からなる第1の電極1008と、有機化合物を含む層1010と、第2の電極1010とで構成されている。
また、第1の電極1008及び第2の電極1010は仕事関数を考慮して材料を選択する必要がある。但し第1の電極及び第2の電極は、画素構成によりいずれも陽極、又は陰極となりうる。駆動用TFTの極性がpチャネル型である場合、第1の電極を陽極、第2の電極を陰極とするとよい。また、駆動用TFTの極性がNチャネル型である場合、第1の電極を陰極、第2の電極を陽極とすると好ましい。
また、有機化合物を含む層1015R、1015G、1015Bは、第1の電極(陽極)側から順に、HIL(ホール注入層)、HTL(ホール輸送層)、EML(発光層)、ETL(電子輸送層)、EIL(電子注入層)の順に積層されている。なお、有機化合物を含む層は、積層構造以外に単層構造、又は混合構造をとることができる。フルカラーとするため、有機化合物を含む層1015R、1015G、1015Bは、それぞれ選択的に形成して、R、G、Bの3種類の画素を形成する。
また、水分や脱ガスによるダメージから発光素子を保護するため、第2の電極1010を覆う保護膜1011、1012を設けることが好ましい。保護膜1011、1012としては、PCVD法による緻密な無機絶縁膜(SiN、SiNO膜など)、スパッタ法による緻密な無機絶縁膜(SiN、SiNO膜など)、炭素を主成分とする薄膜(DLC膜、CN膜、アモルファスカーボン膜)、金属酸化物膜(WO、CaF、Alなど)などを用いることが好ましい。
第1の基板1001と第2の基板1016との間は、充填材料1014が充填されている。
また、発光素子の光は、基板1001を通過して取り出される。図10に示す構造は下方出射型の発光装置である。
また、ここではトップゲート型TFTを例として説明したが、TFT構造に関係なく本発明を適用することが可能であり、例えばボトムゲート型(逆スタガ型)TFTや順スタガ型TFTに適用することが可能である。
また、本実施例は実施の形態1、実施の形態2、または実施例1と自由に組み合わせることができる。
実施例2では、下方出射型の発光装置の例を示したが、本実施例は、上面出射型の発光装置の作製例を示す。
まず、第1の基板401上に下地絶縁膜を形成する。第1の基板401は平坦性および耐熱性を有している基板であれば特に限定されない。下地絶縁膜としては、酸化シリコン膜、窒化シリコン膜または酸化窒化シリコン膜などの絶縁膜から成る下地膜を形成する。
次いで、下地絶縁膜上に半導体層を形成する。半導体層は、非晶質構造を有する半導体膜を公知の手段(スパッタ法、LPCVD法、またはプラズマCVD法等)により成膜した後、公知の結晶化処理(レーザー結晶化法、熱結晶化法、またはニッケルなどの触媒を用いた熱結晶化法等)を行って得られた結晶質半導体膜を第1のフォトマスクを用いて所望の形状にパターニングして形成する。この半導体層の厚さは25〜80nm(好ましくは30〜70nm)の厚さで形成する。結晶質半導体膜の材料に限定はないが、好ましくはシリコンまたはシリコンゲルマニウム(SiGe)合金などで形成すると良い。
また、非晶質構造を有する半導体膜の結晶化処理として連続発振のレーザーを用いてもよく、非晶質半導体膜の結晶化に際し、大粒径に結晶を得るためには、連続発振が可能な固体レーザを用い、基本波の第2高調波〜第4高調波を適用するのが好ましい。代表的には、Nd:YVO4レーザー(基本波1064nm)の第2高調波(532nm)や第3高調波(355nm)を適用すればよい。
次いで、レジストマスクを除去した後、半導体層を覆うゲート絶縁膜を形成する。ゲート絶縁膜はプラズマCVD法またはスパッタ法または熱酸化法を用い、厚さを1〜200nmとする。
次いで、ゲート絶縁膜上に膜厚100〜600nmの導電膜を形成する。ここでは、スパッタ法を用い、TaN膜とW膜との積層からなる導電膜を形成する。なお、ここでは導電膜をTaN膜とW膜との積層としたが、特に限定されず、Ta、W、Ti、Mo、Al、Cuから選ばれた元素、または前記元素を主成分とする合金材料若しくは化合物材料の単層、またはこれらの積層で形成してもよい。また、リン等の不純物元素をドーピングした多結晶シリコン膜に代表される半導体膜を用いてもよい。
次いで、第2のフォトマスクを用いてレジストマスクを形成し、ドライエッチング法またはウェットエッチング法を用いてエッチングを行う。このエッチング工程によって、導電膜をエッチングして、TFT404のゲート電極を形成する。
次いで、レジストマスクを除去した後、第3のフォトマスクを用いてレジストマスクを新たに形成し、ここでは図示しないnチャネル型TFTを形成するため、半導体にn型を付与する不純物元素(代表的にはリン、またはAs)を低濃度にドープするための第1のドーピング工程を行う。レジストマスクは、pチャネル型TFTとなる領域と、導電層の近傍とを覆う。この第1のドーピング工程によって絶縁膜を介してスルードープを行い、n型の低濃度不純物領域を形成する。一つの発光素子は、複数のTFTを用いて駆動させるが、pチャネル型TFTのみで駆動させる場合には、上記ドーピング工程は特に必要ない。
次いで、レジストマスクを除去した後、第4のフォトマスクを用いてレジストマスクを新たに形成し、半導体にp型を付与する不純物元素(代表的にはボロン)を高濃度にドープするための第2のドーピング工程を行う。この第2のドーピング工程によってゲート絶縁膜を介してスルードープを行い、p型の高濃度不純物領域を形成する。
次いで、第5のフォトマスクを用いてレジストマスクを新たに形成し、ここでは図示しないnチャネル型TFTを形成するため、半導体にn型を付与する不純物元素(代表的にはリン、またはAs)を高濃度にドープするための第3のドーピング工程を行う。レジストマスクは、pチャネル型TFTとなる領域と、導電層の近傍とを覆う。この第3のドーピング工程によってゲート絶縁膜を介してスルードープを行い、n型の高濃度不純物領域を形成する。
この後、レジストマスクを除去し、水素を含む絶縁膜を成膜した後、半導体層に添加された不純物元素の活性化および水素化を行う。水素を含む絶縁膜は、PCVD法により得られる窒化酸化珪素膜(SiNO膜)を用いる。
次いで、層間絶縁膜の2層目となる平坦化膜410を形成する。平坦化膜410としては、無機材料(酸化シリコン、窒化シリコン、酸化窒化シリコンなど)、感光性または非感光性の有機材料(ポリイミド、アクリル、ポリアミド、ポリイミドアミド、レジストまたはベンゾシクロブテン)、またはこれらの積層などを用いる。また、平坦化膜に用いる他の膜としては、塗布法によって得られるアルキル基を含むSiOx膜からなる絶縁膜、例えばシリカガラス、アルキルシロキサンポリマー、アルキルシルセスキオキサンポリマー、水素化シルセスキオキサンポリマー、水素化アルキルシルセスキオキサンポリマーなどを用いて形成された絶縁膜を用いることができる。シロキサン系ポリマーの一例としては、東レ製塗布絶縁膜材料であるPSB−K1、PSB−K31や触媒化成製塗布絶縁膜材料であるZRS-5PHが挙げられる。
次いで、第6のマスクを用いて層間絶縁膜にコンタクトホールを形成する。次いで、第6のマスクを除去し、導電膜(TiN膜/Al(C+Ni)合金膜/TiN膜)を形成した後、第7のマスクを用いてエッチングを行い、配線(TFTのソース配線及びドレイン配線や、電流供給配線など)を形成する。
次いで、第7のマスクを除去し、3層目の層間絶縁膜411を形成する。3層目の層間絶縁膜411としては、塗布法によって得られる黒色顔料を分散させてなる感光性または非感光性の有機材料を用いる。本実施例では、コントラスト向上、迷光の吸収のために遮光性を有する層間絶縁膜を用いている。さらに3層目の層間絶縁膜を保護するため、4層目の層間絶縁膜としてPCVD法により得られる窒化酸化珪素膜(SiNO膜)を積層してもよい。4層目の層間絶縁膜を設けた場合、後の工程で第1の電極をパターニングした後、第1の電極をマスクとして選択的に除去することが好ましい。
次いで、第8のマスクを用いて層間絶縁膜にコンタクトホールを形成する。
次いで、反射導電膜と透明導電膜を成膜した後、第9のマスクを用いてパターニングを行って反射電極412と透明電極413との積層を得る。反射電極412としては、Ag、Al、またはAl(C+Ni)合金膜を用いる。透明電極413としては、インジウム錫酸化物(ITO)の他、例えば、Si元素を含むインジウム錫酸化物(ITSO)や酸化インジウムに2〜20%の酸化亜鉛(ZnO)を混合したIZO(Indium Zinc Oxide)などの透明導電材料を用いることができる。
次いで、第10のマスクを用いて反射電極412及び透明電極413の端部を覆って隔壁となる、絶縁物419を形成する。絶縁物419としては、感光性または非感光性の有機材料(ポリイミド、アクリル、ポリアミド、ポリイミドアミド、レジストまたはベンゾシクロブテン)、またはSOG膜(例えば、アルキル基を含むSiOx膜)を膜厚0.8μm〜1μmの範囲で用いる。
次いで、有機化合物を含む層414を、蒸着法または塗布法を用いて形成する。フルカラーとするため、有機化合物を含む414は、それぞれ選択的に形成して、R、G、Bの3種類の画素を形成する。
次いで、有機化合物を含む層414の上に透明電極415、即ち、有機発光素子の陰極を膜厚10nm〜800nmの範囲で形成する。透明電極415としては、インジウム錫酸化物(ITO)の他、例えば、Si元素を含むインジウム錫酸化物(ITSO)や酸化インジウムに2〜20%の酸化亜鉛(ZnO)を混合したIZOを用いることができる。
以上のようにして、発光素子が作製される。
次いで、発光素子を覆って、水分の侵入を防ぐ透明保護層405、416を形成する。透明保護層405、416としては、スパッタ法またはCVD法により得られる窒化珪素膜、酸化珪素膜、酸化窒化珪素膜(SiNO膜(組成比N>O)またはSiON膜(組成比N<O))、炭素を主成分とする薄膜(例えばDLC膜、CN膜)などを用いることができる。
次いで、基板間隔を確保するためのギャップ材(フィラー(ファイバーロッド)、微粒子(真絲球など)など)を含有するシール材を用い、第2の基板403と基板401とを貼り合わせる。なお、一対の基板間には充填材料417、代表的には紫外線硬化または熱硬化のエポキシ樹脂を充填する。また、第2の基板403は、光透過性を有するガラス基板や石英基板やプラスチック基板を用いればよい。透明な充填材料(屈折率1.50程度)を一対の基板間に充填することによって、一対の基板間を空間(不活性気体)とした場合に比べて全体の透過率を向上させることができる。
本実施例の発光素子は、透明電極415、透明保護層416、405、および充填材料417が透光性材料で形成され、図11(A)の白抜きの矢印で表すように、上面側から採光することができる。
また、図11(B)を用いて、両面出射型の発光装置の作製例を以下に示す。
まず、透光性を有する第1の基板501上に下地絶縁膜を形成する。第1の基板501は透光性を有する基板であれば特に限定されない。
次いで、下地絶縁膜上に半導体層を形成する。次いで、半導体層を覆うゲート絶縁膜、ゲート絶縁膜上にゲート電極を形成する。
次いで、適宜、ドーピングを行ってn型の低濃度不純物領域、p型の高濃度不純物領域、n型の高濃度不純物領域などを形成する。次いで、レジストマスクを除去し、水素を含む絶縁膜(透光性を有する層間絶縁膜)を成膜した後、半導体層に添加された不純物元素の活性化および水素化を行う。
次いで、層間絶縁膜の2層目となる透光性を有する平坦化膜510を形成する。
透光性を有する平坦化膜510としては、無機材料(酸化シリコン、窒化シリコン、酸化窒化シリコンなど)、感光性または非感光性の有機材料(ポリイミド、アクリル、ポリアミド、ポリイミドアミド、レジストまたはベンゾシクロブテン)、またはこれらの積層などを用いる。
次いで、層間絶縁膜にコンタクトホールを形成した後、導電膜(TiN膜/Al(C+Ni)合金膜/TiN膜)を形成した後、エッチングを選択的に行い、配線(TFTのソース配線及びドレイン配線や、電流供給配線など)を形成する。
次いで、3層目の層間絶縁膜511を形成する。3層目の層間絶縁膜511としては、塗布法によって得られるアルキル基を含むSiOx膜からなる絶縁膜を用いる。さらに3層目の層間絶縁膜を保護するため、4層目の層間絶縁膜としてPCVD法により得られる窒化酸化珪素膜(SiNO膜)を積層してもよい。4層目の層間絶縁膜を設けた場合、後の工程で第1の電極をパターニングした後、第1の電極をマスクとして選択的に除去することが好ましい。
次いで、層間絶縁膜にコンタクトホールを形成する。
次いで、透明導電膜を成膜した後、パターニングを行って透明電極513を得る。透明電極513としては、インジウム錫酸化物(ITO)の他、例えば、Si元素を含むインジウム錫酸化物(ITSO)や酸化インジウムに2〜20%の酸化亜鉛(ZnO)を混合したIZOなどの仕事関数の高い(仕事関数4.0eV以上)透明導電材料を用いる。
次いで、マスクを用いて透明電極513の端部を覆う絶縁物519を形成する。
次いで、有機化合物を含む層514を、蒸着法または塗布法を用いて形成する。
次いで、有機化合物を含む層514の上に透明電極515、即ち、有機発光素子の陰極を膜厚10nm〜800nmの範囲で形成する。透明電極515としては、インジウム錫酸化物(ITO)の他、例えば、Si元素を含むインジウム錫酸化物(ITSO)や酸化インジウムに2〜20%の酸化亜鉛(ZnO)を混合したIZOを用いることができる。
次いで、発光素子を覆って、水分の侵入を防ぐ透明保護層505、516を形成する。次いで、基板間隔を確保するためのギャップ材を含有するシール材を用い、第2の基板503と基板501とを貼り合わせる。第2の基板503は、光透過性を有するガラス基板や石英基板やプラスチック基板を用いればよい。
こうして得られた発光素子は、透明電極515、充填材料517が透光性材料で形成され、図11(B)の白抜きの矢印で表すように、上面側および下面側の両方から採光することができる。
最後に光学フィルム(偏光板、または円偏光板)506、507を設けてコントラストを向上させる。
例えば、基板501に光学フィルム(基板に近い順に、λ/4板と、偏光板とを配置)507を設け、第2の基板503に光学フィルム(基板に近い順に、λ/4板と、偏光板とを配置)506を設ける。
また、他の例として、基板501に光学フィルム(基板に近い順に、λ/4板と、λ/2板と、偏光板とを配置)507を設け、第2の基板503に光学フィルム(基板に近い順に、λ/4板と、λ/2板と、偏光板とを配置)506を設ける。
このように、本発明は両面出射型表示装置の構成に応じて、偏光板、円偏光板、またはそれらを組み合わせて設けることができる。その結果、きれいな黒表示を行え、コントラストが向上する。さらに、円偏光板を設けることにより反射光を防止することができる。
また、本実施例は実施の形態1、実施の形態2、実施例1、または実施例2と自由に組み合わせることができる。
本実施例は、上記実施例によって作製されるEL表示パネルにFPCや、駆動用の駆動ICを実装する例について説明する。
図12(A)に示す図は、FPC1209を4カ所の端子部1208に貼り付けた発光装置の上面図の一例を示している。基板1210上には発光素子及びTFTを含む画素部1202と、TFTを含むゲート側駆動回路1203と、TFTを含むソース側駆動回路1201とが形成されている。TFTの活性層が結晶構造を有する半導体膜で構成されている場合には同一基板上にこれらの回路を形成することができる。従って、システムオンパネル化を実現したEL表示パネルを作製することができる。
なお、基板1210はコンタクト部以外において保護膜で覆われており、保護膜上に光触媒機能を有する物質を含む下地層が設けられている。
また、画素部を挟むように2カ所に設けられた接続領域1207は、発光素子の第2の電極を下層の配線とコンタクトさせるために設けている。なお、発光素子の第1の電極は画素部に設けられたTFTと電気的に接続している。
また、封止基板1204は、画素部および駆動回路を囲むシール材1205、およびシール材に囲まれた充填材料によって基板1210と固定されている。また、透明な乾燥剤を含む充填材料を充填する構成としてもよい。また、画素部と重ならない領域に乾燥剤を配置してもよい。
また、図12(A)に示した構造は、XGAクラスの比較的大きなサイズ(例えば対角4.3インチ)の発光装置で好適な例を示したが、図12(B)は、狭額縁化させた小型サイズ(例えば対角1.5インチ)で好適なCOG方式を採用した例である。
図12(B)において、基板1310上に駆動IC1301が実装され、駆動ICの先に配置された端子部1308にFPC1309を実装している。実装される駆動IC1301は、生産性を向上させる観点から、一辺が300mmから1000mm以上の矩形状の基板上に複数個作り込むとよい。つまり、基板上に駆動回路部と入出力端子を一つのユニットとする回路パターンを複数個形成し、最後に分割して取り出せばよい。ドライバICの長辺の長さは、画素部の一辺の長さや画素ピッチを考慮して、長辺が15〜80mm、短辺が1〜6mmの矩形状に形成してもよいし、画素領域の一辺、又は画素部の一辺と各駆動回路の一辺とを足した長さに形成してもよい。
駆動ICのICチップに対する外形寸法の優位性は長辺の長さにあり、長辺が15〜80mmで形成された駆動ICを用いると、画素部に対応して実装するのに必要な数がICチップを用いる場合よりも少なくて済み、製造上の歩留まりを向上させることができる。また、ガラス基板上に駆動ICを形成すると、母体として用いる基板の形状に限定されないので生産性を損なうことがない。これは、円形のシリコンウエハからICチップを取り出す場合と比較すると、大きな優位点である。
また、TAB方式を採用してもよく、その場合は、複数のテープを貼り付けて、該テープに駆動ICを実装すればよい。COG方式の場合と同様に、単数のテープに単数の駆動ICを実装してもよく、この場合には、強度の問題から、駆動ICを固定する金属片等を一緒に貼り付けるとよい。
また、基板1310もコンタクト部以外において保護膜で覆われており、保護膜上に光触媒機能を有する物質を含む下地層が設けられている。
また、画素部1302と駆動IC1301の間に設けられた接続領域1307は、発光素子の第2の電極を下層の配線とコンタクトさせるために設けている。なお、発光素子の第1の電極は画素部に設けられたTFTと電気的に接続している。
また、封止基板1304は、画素部1302を囲むシール材1305、およびシール材に囲まれた充填材料によって基板1310と固定されている。
また、TFTの活性層として非晶質半導体膜を用いる場合には、駆動回路を同一基板上に形成することは困難であるため、大きなサイズであっても図12(B)の構成となる。
また、本実施例は実施の形態1、実施の形態2、実施例1、実施例2、または実施例3と自由に組み合わせることができる。
本発明の表示装置、及び電子機器として、ビデオカメラ、デジタルカメラ、ゴーグル型ディスプレイ(ヘッドマウントディスプレイ)、ナビゲーションシステム、音響再生装置(カーオーディオ、オーディオコンポ等)、ノート型パーソナルコンピュータ、ゲーム機器、携帯情報端末(モバイルコンピュータ、携帯電話、携帯型ゲーム機又は電子書籍等)、記録媒体を備えた画像再生装置(具体的にはDigital Versatile Disc(DVD)等の記録媒体を再生し、その画像を表示しうるディスプレイを備えた装置)などが挙げられる。それら電子機器の具体例を図13、および図14に示す。
図13(A)、図13(B)はデジタルカメラであり、本体2101、表示部2102、撮像部2103、操作キー2104、シャッター2106等を含む。本発明により、良好なコントラスト表示が可能なフルカラーの表示部2102を備えたデジタルカメラが実現できる。
図14(A)は22インチ〜50インチの大画面を有する大型の表示装置であり、筐体2001、支持台2002、表示部2003、スピーカ部2004、撮像部2005、ビデオ入力端子2006等を含む。なお、表示装置は、パソコン用、TV放送受信用などの全ての情報表示用表示装置が含まれる。本発明により、22インチ〜50インチの大画面であっても、良好なコントラスト表示が可能なフルカラーの大型表示装置を完成させることができる。
図14(B)はノート型パーソナルコンピュータであり、本体2201、筐体2202、表示部2203、キーボード2204、外部接続ポート2205、ポインティングマウス2206等を含む。本発明により、良好なコントラスト表示が可能なフルカラーのノート型パーソナルコンピュータを完成させることができる。
図14(C)は記録媒体を備えた携帯型の画像再生装置(具体的にはDVD再生装置)であり、本体2401、筐体2402、表示部A2403、表示部B2404、記録媒体(DVD等)読み込み部2405、操作キー2406、スピーカー部2407等を含む。表示部A2403は主として画像情報を表示し、表示部B2404は主として文字情報を表示する。なお、記録媒体を備えた画像再生装置には家庭用ゲーム機器なども含まれる。本発明により、良好なコントラスト表示が可能なフルカラーの画像再生装置を完成させることができる。
また、図14(D)は携帯情報端末の斜視図であり、図14(E)は折りたたんで携帯電話として使用する状態を示す斜視図である。図14(D)において、使用者はキーボードのように右手指で操作キー2706aを操作し、左手指で操作キー2706bを操作する。本発明により、良好なコントラスト表示が可能なフルカラーの携帯情報端末を完成させることができる。
図14(E)に示すように、折りたたんだ場合には、片手で本体2701、および筐体2702を持ち、音声入力部2704、音声出力部2705、操作キー2706c、アンテナ2708等を使用する。
なお、図14(D)および図14(E)に示した携帯情報端末は、主に画像および文字を横表示する高画質な表示部2703aと、縦表示する表示部2703bとを備えている。
以上の様に、本発明を実施の形態1、実施の形態2、実施例1乃至4のいずれか一の作製方法または構成を用いて、様々な電子機器を完成させることができる。
本発明の蒸着装置を示す断面図。(実施の形態1) 本発明の蒸着装置を示す断面図。(実施の形態1) 蒸着されてゆく様子を示す上面図。(実施の形態1) 蒸着マスクと画素パターンを示す上面図。(実施の形態1) 蒸着マスクと画素パターンを示す上面図。(実施の形態1) 蒸着装置の上面図の一例を示す図。(実施の形態1) マルチチャンバー型の製造装置の上面図。 画素のレイアウトを示す上面図。 マスクの開口と画素のレイアウトの関係を示す上面図。 アクティブマトリクス型EL表示装置の構成を示す断面図。 発光素子の断面図。 発光モジュールの上面図。 電子機器の一例を示す図。 電子機器の一例を示す図。 本発明の成膜装置を示す断面図およびノズル上面図。(実施の形態2)
符号の説明
101:成膜室
102:真空排気手段
103:透明窓部
104:撮像手段
105:シャッター
106:蒸着源シャッター
107:基板ステージ
108:基板移動手段
109:マスク移動手段
110:移動機構
114:蒸着マスク
115:マスクフレーム
116:開口
117:蒸着源ホルダ
118:蒸着材料(B)
120:絶縁物
121:第1の電極
123:基板
130、131:蒸着した蒸着材料(B)
135、136:第1の電極の未蒸着部分
141:蒸着膜(R)
142:蒸着膜(G)
143:蒸着膜(B)
154:蒸着マスク
156:開口
161:蒸着膜(R)
162:蒸着膜(G)
163:蒸着膜(B)

Claims (9)

  1. ロード室、該ロード室に連結された搬送室、および該搬送室に連結された成膜室とを有する製造装置であり、
    前記成膜室は、前記成膜室内を真空にする真空排気処理室と連結され、
    基板を固定する基板移動手段と、
    前記成膜室内でマスクを基板の一辺に対してX方向またはY方向に移動させるマスク移動手段と、
    マスクと基板の位置合わせを行う撮像手段と、
    基板およびマスクの下方に蒸着源と、該蒸着源を移動させる手段とを有することを特徴とする製造装置。
  2. ロード室、該ロード室に連結された搬送室、および該搬送室に連結された成膜室とを有する製造装置であり、
    前記成膜室は、前記成膜室内を真空にする真空排気処理室と連結され、
    マスクを固定するマスク移動手段と、
    前記成膜室内で基板をマスクに対してX方向またはY方向に移動させる基板移動手段と、
    マスクと基板の位置合わせを行う撮像手段と、
    基板およびマスクの下方に蒸着源と、該蒸着源を移動させる手段とを有することを特徴とする製造装置。
  3. 請求項1または請求項2において、前記マスクの厚さは、10μm〜100μmであることを特徴とする製造装置。
  4. ロード室、該ロード室に連結された搬送室、および該搬送室に連結された成膜室とを有する製造装置であり、
    前記成膜室は、前記成膜室内を真空にする真空排気処理室と連結され、
    基板を固定する基板移動手段と、
    前記成膜室内でマスクを基板の一辺に対してX方向またはY方向に移動させるマスク移動手段と、
    マスクと基板の位置合わせを行う撮像手段と、
    固定された気化手段と、を有することを特徴とする製造装置。
  5. ロード室、該ロード室に連結された搬送室、および該搬送室に連結された成膜室とを有する製造装置であり、
    前記成膜室は、前記成膜室内を真空にする真空排気処理室と連結され、
    マスクを固定するマスク移動手段と、
    前記成膜室内で基板をマスクに対してX方向またはY方向に移動させる基板移動手段と、
    マスクと基板の位置合わせを行う撮像手段と、
    固定された気化手段と、を有することを特徴とする製造装置。
  6. 請求項1乃至5のいずれか一において、前記成膜室内で基板に成膜を行うと同時に、基板に対してマスクを相対的に移動させることを特徴とする製造装置。
  7. 請求項1乃至5のいずれか一において、前記成膜室内で基板に対してマスクを相対的に移動させた後に成膜を行うことを複数回繰り返すことで膜形成が行われることを特徴とする製造装置。
  8. 請求項1乃至7のいずれか一において、前記基板には、規則的に配列された複数の電極と、隣り合う電極間に電極端部を覆う絶縁物とが設けられ、
    前記マスクに設けられた開口の一辺は、前記電極の一辺と等しく、且つ、開口の面積は、電極面積より小さいことを特徴とする製造装置。
  9. 請求項1乃至8のいずれか一において、前記マスクに設けられた開口の形状は、矩形または菱形であることを特徴とする製造装置。
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