JP2848371B2 - 有機el表示装置及びその製造方法 - Google Patents

有機el表示装置及びその製造方法

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JP2848371B2
JP2848371B2 JP9037439A JP3743997A JP2848371B2 JP 2848371 B2 JP2848371 B2 JP 2848371B2 JP 9037439 A JP9037439 A JP 9037439A JP 3743997 A JP3743997 A JP 3743997A JP 2848371 B2 JP2848371 B2 JP 2848371B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は表示装置及びその製
造方法に関し、特に平面ディスプレイに用いるのに好適
な有機エレクトロルミネセント表示装置及びその製造方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】図9に従来の有機エレクトロルミネセン
ト表示装置(以下、有機EL表示装置という)の一例の
断面図を示す。有機EL表示装置は、透明支持基板31
に最初にパターニングする電極には透明電極、通常酸化
インジウム(ITO)が用いられる。ITOのパターニ
ングは従来よく知られているフォトリソグラフィ技術を
使い、塩化第二鉄を含む化学薬液中でのウエットエッチ
ング法で行う。このパターニングされたITOはアノー
ド32でありこれを有する透明支持基板の上に真空蒸着
法で有機EL層35を成膜し、この有機EL層35の上
に更にカソード37をパターニングして形成している。
【0003】カソード37のパターニングをフォトレジ
スト技術を用いたウェットエッチング法で行った場合、
レジストを剥離する時及びこのフォトレジストによりカ
ソードを選択的にエッチングする時に、水分が有機EL
層とカソードとの界面に浸潤していく。このために、表
示装置の発光性能及び寿命特性を著しく劣化させてしま
うという問題があった。
【0004】このような不具合を回避する最近よく知ら
れた有機EL表示装置とその製造方法として、シャドウ
マスクを用いて複数の有機エレクトロルミネセント材料
(以下、有機EL材料という)とカソードを蒸着して有
機EL表示装置を製造する方法がある。
【0005】このシャドウマスクを用いる方法では、図
9に示すように、ガラスのような透明支持基板31上に
ITOなどの透明電極をスパッタリング法等で成膜し、
ストライプ状にパターニングしたアノード32を形成す
る。そして、全面を被覆するように第1有機EL層33
と第2有機EL層34とを積層して形成する。この第1
及び第2有機EL層が有機EL層35を構成する。
【0006】そして、金属などを材料としたシャドウマ
スクで、ストライプ状に複数のスリットが入りストライ
プ状遮蔽部36を有するシャドウマスクを、これらのス
リットが上記アノード32のパターンに交差するように
配置し、有機EL層35に密着させる。しかる後、この
有機EL層35表面にシャドウマスクを介してカソード
材料を真空蒸着し、パターニングされたカソード37を
得る。
【0007】その他、特開平5−275172号広報に
おいて、チン ワン タンが有機EL画像表示装置とそ
の製造方法の技術について開示している。チン ワン
タンは透明支持基板上で横方向に間隔をあけて配置する
一連の平行なITOのアノードライン形成の技術につい
て記載している。このアノードラインに交差する方向に
縦方向に間隔をあけて壁を配置し、ITOのアノードラ
イン及び壁を有する透明支持基板表面の上部に有機EL
層を付着させる。このとき、壁の高さは有機EL層の厚
さを上回る高さに設定しておく。しかる後、カソードを
形成する金属の気相堆積用ソース源を透明支持基板に対
して、上記ソース源と有機EL層表面の隣接部分との間
に隔壁を差し挟む角度に設定する。このようにして、カ
ソード用の金属膜を付着させカソードを形成している。
【0008】ここで、上記の壁を形成するための材料と
して、ネガ型フォトレジストをスピンコーティングした
膜あるいはドライフィルムを用いている。そして、これ
らのフォトレジストあるいはドライフィルムに所定の光
学パターンの光を露光し、露光領域のフォトレジストを
架橋して不溶形とする一方で、未露光領域を現像及び洗
浄技法によって除去してフォトレジストによる壁を作
る。
【0009】また、これらの方法に代わる壁形成方法と
してチン ワン タンはフォトレジストを、形成しよう
とする壁を包囲する領域にパターニングさせて付着し、
シリカ、窒化珪素、アルミナ、などの壁形成材料を壁形
成領域に付着させ、しかる後、溶剤リフトオフなどの方
法によりフォトレジストを除去し、壁を形成する方法を
開示している。
【0010】カソードを形成する金属を斜めに真空蒸着
すると、有機EL層との間に壁が差し挟まれている部分
では壁に沿って金属は隔離され、従って所望のパターン
にカソードを形成できた有機EL表示装置が得られる。
【0011】このようにして製作された有機EL表示装
置は、所望の画素を構成するアノードとカソードの間に
通常5〜20Vの電圧を印加して有機EL層に電流を流
し、任意のパターンを発光させて表示装置として使われ
る。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】既に述べたように有機
EL表示装置は、有機EL層をアノードとカソードで挟
んだ構造をしている。アノードとカソード間に電圧を印
加して有機EL層を発光させることにより任意の模様の
表示をするには、アノードとカソードの電極を任意の模
様にパターニングする必要がある。そしてドットマトリ
クスディスプレイではアノードとカソードを格子状に交
差する様に配置して各電極をパターニングすればよい。
【0013】従来の技術で述べたように、透明支持基板
上のアノードのパターニングは容易である。問題は有機
EL層35の上に更にカソード37をパターニングして
形成しなけらばならない点である。これをフォトレジス
ト技術を用いたウエットエッチング法で行った場合、レ
ジストを剥離する時及びこのレジストによりカソードを
選択的にエッチングする時に水分が有機EL層及び有機
EL層とカソードとの界面に浸潤していくためにその発
光性能及び寿命特性を著しく劣化させてしまう問題があ
った。
【0014】このような不具合を回避する手段として、
有機EL層35の上にカソードを形成する際に上述した
ようなシャドウマスクを使用する方法と、フォトレジス
ト技術を使って壁を作製し壁をカソードのパターニング
に利用する方法とがある。
【0015】しかし、前者のシャドウマスクを使う方法
において、大きな基板サイズではシャドウマスクの自重
により透明支持基板の中央部では有機EL層35に密着
できず、カソードが所望の所で分離出来ずにショートし
てしまう。そして精密なカソードのパターンが形成出来
ない。また大きな基板サイズでなくても微細なパターン
ではシャドウマスクの製作上、シャドウマスクの厚みを
薄くする必要があるが、薄いシャドウマスクは剛性が小
さく、従って基板の有機EL層35に密着させることが
極めて困難となる。
【0016】そこで、磁性材料で薄いシャドウマスクを
製作し、透明支持基板31で有機EL層35を付着させ
た面の反対側に磁石を配置し、シャドウマスクのストラ
イプ状遮蔽部36を磁力で有機EL層35に密着させる
技法が使われる。しかし、シャドウマスクが、有機EL
層35に密着するまでに有機EL層35に当たり擦り傷
38をつけてしまう。駆動電圧を20V以下に抑えるた
めに、有機EL層35は通常その厚みが1μmより薄い
ので、この擦り傷38は容易に有機EL層35の下部の
アノード32に達してしまう。図7で示すように、この
ような擦り傷38がカソード37のパターンされるべき
部位に存在すると、カソード形成の工程でカソード材料
の金属がこの擦り傷38を通してアノード32と接触
し、カソードとアノードが電気的に短絡してしまう。カ
ソードとアノードが短絡するとそれらの電極に挟まれた
有機EL層35に、発光に必要な電圧が印加されなくな
り、従ってその該当する表示画素が発光しないという問
題が生ずる。そして、表示装置の製造歩留まりを低下さ
せる。
【0017】また、フォトレジストを利用した壁を使う
後者の方法では、有機EL層とカソード用の金属の蒸着
ソース源との間に壁を配置する必要があるため、大きな
面積の透明支持基板のカソードのパターニングには大き
な真空成膜装置が必要になり設備投資が多額になるとい
う欠点がある。そして、多額の設備投資に伴い製造原価
が高くなるという問題もある。
【0018】また、カソード用の金属の蒸着ソース源と
有機EL層に挟まれた壁がその壁に沿って有機EL層表
面に投影する領域の幅とその壁自身の幅との合計の距離
が、隣り合うカソードとの分離幅になる。このため、大
面積の表示基板ではカソード用の金属蒸着ソース源に近
い部分と遠い部分では壁が投影する画素の分離幅が異な
ってくるという不具合もある。
【0019】さらに、カソード金属の蒸着ソース源と透
明支持基板とを結ぶ直線とほぼ平行なパターンでは、壁
が有機EL層に投影する部分が存在しなくなるためパタ
ーニング出来ないという欠点もある。
【0020】本発明の目的は、大面積の表示装置でも、
有機EL層に損傷や劣化を招くことなく、微細なカソー
ドのパターニングを簡単に、且つ、安価に製造でき、し
かも、任意の形状のカソードのパターニングが可能な有
機EL表示装置を提供することである。
【0021】
【課題を解決するための手段】本発明の有機EL表示装
置は、透明支持基板の上に透明電極から成る複数のスト
ライプ状のアノードを有し、前記アノード及び透明支持
基板の上に有機エレクトロルミネセント材料から成る有
機EL層が形成され、複数のストライプ状のカソードが
前記有機EL層上に前記アノードに直交して形成されて
いる有機EL表示装置において、前記アノードの厚さと
前記有機EL層の厚さの和よりも高い絶縁性隔壁が前記
アノード間に形成され、前記有機EL層が少なくとも前
記アノード上に形成されている。
【0022】ここで、隔壁はアノードに平行にストライ
プ状に形成されている。隔壁をストライプ状ではなく、
ストライプが途中で跡切れた島状に形成してもよい。隔
壁が島状に形成される場合は、カソードの形状が不揃い
にならないように、隔壁の跡切れている隙間の幅、位置
に注意する必要がある。隙間の幅はシャドウマスクのス
トライプ状遮蔽部の幅よりも狭くし、隙間がシャドウマ
スクのストライプ状スリットにはみ出ないようにするの
が望ましい。
【0023】隔壁の高さは、側壁上にシャドウマスクを
設置したときにシャドウマスクがアノード上の有機EL
層に接触しない高さであれば特に制限はない。
【0024】有機EL層は、少なくともアノードを覆っ
ていればよいが、隔壁及びアノードを覆って跡切れるこ
となく透明支持基板全面に形成、或いは、隔壁とアノー
ドの境界で跡切れているが、隔壁上及びアノード上に形
成されているのが製作上有利である。
【0025】本発明の有機EL表示装置の製造方法は、
透明支持基板上にパターニングされた透明電極から成る
複数のストライプ状のアノードを形成する工程と、前記
透明支持基板上及び前記アノード間に、高さが前記アノ
ードの厚さとアノード上に形成される有機EL層の厚さ
の和よりも高い隔壁を形成する工程と、有機EL層を前
記アノード及び前記隔壁上に形成する工程と、多数のス
リットを有するシャドウマスクを前記隔壁上部に密着さ
せ、前記シャドウマスクを介して金属原子を蒸着して前
記有機EL層上に複数のストライプ状のカソードを形成
する工程とを少なくとも含んでいる。
【0026】シャドウマウクは、カソードのパターンが
形成されていればよいが、多数のストライプ上、或い
は、短冊状の開口が形成されているのが望ましい。ま
た、磁性材料で形成されたシャドウマスクを用い、シャ
ドウマスクを磁界生成手段で隔壁上部に密着させる方法
は、シャドウマスクの密着性を増すので微細なパターン
が精度良く形成できるので有効な方法である。磁界生成
手段は、永久磁石(以下、磁石と記す)、電磁石の何れ
でもよい。
【0027】本発明の様に、透明支持基板上のストライ
プ状アノード間に隔壁を形成し、その上に有機EL層、
ストライプ状カソードを順次積層形成した構造の有機E
L表示装置が、特開平8−171989号公報に記載さ
れている。しかし、特開平8−171989号公報記載
のものは、本発明と異なり、隔壁の高さがアノードの厚
さとほぼ同じであるため、カソード形成時にシャドウマ
スクの接触により有機EL層が損傷される。一方、本発
明は、隔壁がアノード上の有機EL層よりも上に突出し
ているため、有機EL層はシャドウマスクの接触による
損傷等から完全に保護される。また、カソードの形成工
程において、シャドウマスクが隔壁上部に密着するた
め、カソード材料である金属の蒸着工程で、飛来する蒸
着金属原子の方向が等方性であっても、正確にパターニ
ングされたカソードが形成できる。さらに、カソードの
パターニングにフォトレジスト技術を用いたウエットエ
ッチング法を使わないので、有機EL層の劣化が無く、
発光特性、寿命特性の優れた有機EL表示装置ができ
る。
【0028】隔壁は、本発明のように、アノードに沿っ
てアノード間に形成すると、カソードと直交、即ち、シ
ャドウマスクのストライプ状スリットと直交するので、
シャドウマスクを位置合わせすることなく、容易に隔壁
上に設置できる。しかし、特開平5−275172号公
報に記載の発明のように、隔壁をアノード上にアノード
に直交して形成した場合、正確なカソードパターンを得
るために、隔壁の厚さを、シャドウマスクのストライプ
状遮蔽部の幅よりも薄くし、且つ、隔壁の位置、隔壁間
の距離を正確に制御するのはもちろんのこと、シャドウ
マスクのストライプ状遮蔽部を隔壁の上に正確に設置し
て、隔壁がシャドウマスクのストライプ状スリット部に
はみ出ないようにする必要があり、微細パターンのカソ
ードの形成が難しく、好ましくない。したがって、隔壁
は、アノードに平行に形成する必要がある。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。図1は本発明の第1の実施
の形態を示す、一部切り欠き平面図である。尚、有機E
L層4、カソード5は、図4(d)から分かるように、
平坦ではない(隔壁の部分で凸になっている)が、これ
を図1で表現すると図が煩雑になるので、この図1で
は、有機EL層4、カソード5は便宜上平坦に描いて、
凹凸の表現は省いてある。
【0030】透明支持基板1の上にITO膜をスパッタ
法で100nmの厚みに成膜した。ガラス基板は水分の
吸着が少ない無アルカリガラス板が望ましいが、基板乾
燥を十分行うなど工程に気をつければ安価な低アルカリ
ガラス板あるいはソーダライムガラス板でもよい。
【0031】このガラス基板に成膜したITO膜をフォ
トリソグラフィ技術とエッチング技術とで、間隔をあけ
て縦方向にストライプ状にパターニングしたものをアノ
ード2とした。ITO膜はアノードとして機能させると
共に有機EL層で発光した光をこのITO膜を透過させ
て外部へ取り出して表示するものであるから、より低抵
抗且つより光透過率が高いことが望ましい。ITOで成
るアノード2のパターンはラインピッチ1.0mm、ラ
イン幅は0.6mm、長さ45mmで128本の列を構
成する。このアノード2のラインは有機EL表示装置の
列を構成するものである。
【0032】そしてアノード2に平行になるようアノー
ド間に隔壁3を形成した。隔壁3のパターンは、ピッチ
1.0mm、幅0.3mmであり高さは15μmないし
25μmである。
【0033】そして真空蒸着装置で有機EL層4を四角
形に蒸着、形成し、アノード2と隔壁3を有機EL層4
で覆う。しかる後、隔壁3と直交する方向に細長いスト
ライプ状遮蔽部をもつシャドウマスクを用いて金属を真
空蒸着し有機EL層上に行ラインを構成するカソード5
を形成した。
【0034】次に、この第1の実施の形態の有機EL表
示装置の製造方法を図2乃至図6に基づいて説明する。
ここで、図2乃至図4は、透明支持基板1にアノード2
をパターニングした後、有機EL層4を形成しカソード
5を形成するまでの工程順の断面図である。また、図5
及び図6は、有機EL表示装置の製造工程で用いるシャ
ドウマスクの平面図である。
【0035】図2(a)に示すように、透明支持基板1
にITOを真空蒸着し、フォトリソグラフィ技術により
多数の平行なストライプパターンにパターニングしてス
トライプ状のアノード2を形成する。次に、ネガ型のド
ライフィルムレジスト6をラミネータで透明支持基板1
上に貼り付けるける。そして、フォトマスク7を使って
露光機により近紫外光8を照射し、ストライプ状の光学
パターンをドライフィルムレジスト6に転写する。ここ
で、ネガ型のドライフィルムレジスト6は東京応化工業
(株)製の商品名α−450を使用した。また、透明支
持基板1へのラミネートは温度85〜115℃、圧力2
〜4Kg/cm2 の条件で毎分1〜3mの速さで行っ
た。なお、フォトマスク7の遮光パターン9はアノード
2のストライプ列に対して平行になるように並列され、
幅0.3mmで間隔ピッチ1.0mmのストライプの列
31本となる。そして、両端の列2本の外側にそれぞれ
間隔0.6mmを隔てて十分幅の広い遮光パターンが配
置してある。
【0036】この近紫外光8の照射で、露光領域は架橋
して不溶性となり、未露光部分は現像及び剥離洗浄によ
り除去できるようになる。次にNa2 CO3 の0.8〜
1.2%水溶液で現像する。そして剥離洗浄をKOHの
2〜4%水溶液で行う。このような現像及び剥離洗浄
は、透明支持基板状のドライフィルムレジスト6を下面
として400rpmで回転させ、現像液または剥離液を
レジストにスプレーして行った。そして、剥離後300
0rpmで60秒間回転させ、130℃のクリーンオー
ブン内で60分乾燥させた。
【0037】このようにして図2(b)に示すように、
透明支持基板1上、アノード間にドライフィルムレジス
トによるストライプ状の隔壁3の列ラインを形成する。
隔壁3の高さは、後述する有機EL層にシャドウマスク
が触れない程度の距離を保てるものであれば特に制限さ
れない。陰極のアルミ配線のパターニングを考慮すれば
10μm〜25μmの厚みのドライフィルムレジストを
用いるのが望ましい。
【0038】次に、隔壁3を下面にしてこの透明支持基
板1を真空蒸着装置の基板ホルダーに固定し、真空蒸着
装置内の抵抗加熱ボートにN,N′−ジフェニル−N,
N′ビス(α−ナフチル)−1,1′−ビフェニル−
4,4′−ジアミン(以下、α−NPDという)を入れ
る。そして、別の抵抗加熱ボートにトリス(8−キノリ
ライト)アルミニウム錯体(以下、Alq3 という)を
入れ、真空ポンプで真空蒸着装置内を1×10-5Tor
r以下に排気する。
【0039】しかる後、有機EL層を蒸着する範囲を四
角形にくり抜いた金属製のマスクを、上述したようにし
て形成した隔壁3を有する透明支持基板1の表面に固定
するように設置する。そして、透明支持基板1と上記マ
スクとの下部に配置されているα−NPDの抵抗加熱ボ
ートに電流を流して加熱する。そして、α−NPD層4
aが膜厚50nm程度になるように蒸着する。その後、
Alq3 を入れた抵抗加熱ボートに電流を流し、α−N
PD層4aの表面にAlq3 層4bを膜厚50nmまで
蒸着する。このようにして、図3(a)に示すように、
アノード2及び隔壁3上にα−NPD層4aとAlq3
層4bとで構成する有機EL層4を形成する。なお、α
−NPD層4aは正孔を輸送する層として機能し、Al
3 層4bは電子を輸送する層及び発光層として機能す
る。
【0040】ここで、α−NPD及びAlq3 の蒸着有
機分子10は、図3(a)に示すように、隔壁3の真下
方向から隔壁3に遮蔽される部分がないように、また蒸
着膜の厚さがより均一になるように、蒸着中に透明支持
基板1を蒸着ソース源に対して水平面内で回転させる方
が望ましい。
【0041】次に図5に示すようなSUS430製のシ
ャドウマスク11を、予め真空蒸着装置内に配置してお
き、シャドウマスク11の上に有機EL層4を形成した
透明支持基板1を設置する。
【0042】このシャドウマスク11には、図5に示す
ように、ストライプ状遮蔽部12が形成されスリット部
13が設けられている。そして、透明支持基板1上のス
トライプ状隔壁3の列ラインに直交する方向にストライ
プ状遮蔽部12が位置するように形成されている。この
ストライプ状遮蔽部12の寸法は、厚み0.4mm、幅
0.4mm、長さ130mmである。なお、ストライプ
状遮蔽部12は中心ピッチ1.0mmで32本平行に配
置されている。
【0043】図3(b)に示すように、シャドウマスク
11のストライプ状遮蔽部12が隔壁3上にしっかり固
定するように磁石14でひきつける。従ってシャドウマ
スク11の材質は磁力で引きつけられる磁性材料である
ことが望ましい。
【0044】次に、真空蒸着装置内の抵抗加熱ボートに
マグネシウムを入れ、また別の抵抗加熱ボートに銀を入
れて、マグネシウム:銀の比率を10:1となる蒸着速
度で一緒に蒸着した。この時、蒸着ソース源からくる蒸
着金属15は、シャドウマスク11に対して真下方向か
らほぼ等方性をもって飛来する。ここで、蒸着中に透明
支持基板1を蒸着ソース源に対して水平面内で回転させ
る方が望ましい。
【0045】このようにして、図3(b)に示すよう
に、隔壁3、有機EL層4及びシャドウマスクのストラ
イプ状遮蔽部12を被覆するように膜厚が200nm程
度の合金層16を形成する。
【0046】次に、透明支持基板1をシャドウマスク1
1から引き離す。このようにして、図4(a)に示すよ
うに、ストライプ状遮蔽部12上では、遮蔽され合金層
16は有機層4上に蒸着しないが、図4(b)に示すよ
うにシャドウマスク11のスリット部では、透明支持基
板1を真空層から取り出すことなく、マグネシウムと銀
の合金金属からなるストライプ状のカソード5を32
本、アノード2に直交して有機EL層4の上に形成す
る。
【0047】以上のようにして、透明支持基板1上に列
ラインのアノード2、アノードの間に形成された隔壁
3、有機EL層4及び行ラインのカソード5を有する有
機EL表示装置が形成される。
【0048】このように本発明では、隔壁3を介して透
明支持基板1にシャドウマスクを密着させることができ
るため、アノード上の有機EL層4にはシャドウマスク
が接触しない。このため、発光に寄与する部分の有機E
L層4はシャドウマスクにより全く損傷されない。
【0049】このようにして形成した有機EL表示装置
にITO電極をアノード、マグネシウム:銀電極をカソ
ードとし、カソードをデューティファクター1/32且
つフレーム周波数150Hzで時分割走査する様に8V
のパルス電圧を印加した。この時、非選択のカソードに
は+8Vが印加され、選択されているカソードが0Vと
なる。
【0050】128本のアノード2にはカソード5の走
査タイミングに合わせて、所望の点灯させたい画素につ
ながるアノード2に定電流回路から300mA/c
2 、最大8Vのパルス電流を流し、点灯させたくない
画素につながるアノード2は0Vとなるよう制御した。
この結果、画素の輝度600cd/m2 で所望の表示パ
ターンを通常の室内で観察できた。
【0051】このように有機EL表示装置のカソードを
形成するために用いるシャドウマスクとしては、この他
種々のものが考えられる。このようなシャドウマスクに
ついて図6を参照して説明する。
【0052】このシャドウマスクの場合には、図5で説
明したものと異なり、細長いストライプ上遮蔽部12は
形成されない。図6に示すように、シャドウマスク11
aには短冊状のスリット部13aが多数設けられ、図5
で説明したシャドウマスク11のスリット部13に多数
のブリッジが形成されている構造になる。すなわち、図
6のスリット部13a間にブリッジ部17が設けられ
る。
【0053】図3(b)の工程で合金層16を形成する
ときにこのようなシャドウマスク11aを使用しても問
題は生じない。ここで、隔壁3の高さが、10μmから
25μmあるため、シャドウマスク11aにブリッジ部
17があっても、そのブリッジ部17の両側からそれぞ
れ斜め方向にも金属が蒸着される。図3(b)におい
て、有機EL層4の厚さは1μmにも満たないので、有
機EL層4の表面からシャドウマスク11aの上面まで
はほぼ10μmから25μmとなる。真空蒸着装置内で
透明支持基板1を水平面で回転させるときは、有機EL
層4の表面に対して金属蒸着ソース源から飛来する蒸着
金属の方向は、射出角15度以上を確保できるように設
計してある。このため、幅20μmのブリッジ部17の
真下に対応する位置の蒸着面にも合金層16が形成でき
ることになる。
【0054】図6に示すようなシャドウマスク11a
は、スリット部がブリッジ部17でメッシュ状に支持さ
れているので、50μmという薄い金属板でもシャドウ
マスクとして使用できる。ここで、適用できるブリッジ
部17の幅、隔壁の高さ及びシャドウマスク11aの厚
みは、用いる成膜装置でどれほどの射出角が確保できる
かで定まるが、強度上、シャドウマスクは厚み50μm
以上が望ましく、この場合ブリッジ部の幅は20μm程
度が望ましい。さらに、前述したように隔壁の高さは1
0μm〜25μmが望ましい。
【0055】次に、本発明の第2の実施の形態について
図7を参照して説明する。図7は本発明の第2の実施の
形態を示すための製造工程順の断面図である。
【0056】図7(a)によれば、第1の実施の形態と
は同様にしてガラス性の透明支持基板1にITOでアノ
ード18を形成する。このアノード18は列ラインを構
成し、ラインピッチ0.35mm、ライン幅は0.25
mm、長さ29mmで256本とした。
【0057】この透明支持基板1にネガ型ドライフィル
ムレジストをラミネータで貼り付け、フォトマスクを使
って露光機により、第1の実施の形態で説明したのと同
様にして光学パターンを転写した。そして、現像及び剥
離洗浄工程を経てストライプ状の隔壁3をアノード間に
形成する。このストライプ状の隔壁3は、列ラインのア
ノードと平行になるように配列され、幅0.1mmで間
隔ピッチ0.35mmの63本となっている。また、隔
壁3の高さは10μm〜25μmを隔て十分幅の広いパ
ターンの壁を配置してある。
【0058】そして、第1の実施の形態と同様にα−N
PD層4a、Alq3 層4bからなる有機EL4を真空
蒸着法で成膜する。しかる後、磁石14を用いSUS4
30製で厚さ50μmのシャドウマスクを透明支持基板
1上にセットする。このようにして、図7(a)に示す
ように隔壁3上にシャドウマスクのストライプ状遮蔽部
19がストライプ状アノード18に直交する方向に配置
される。
【0059】次にスパッタ法等でマグネシウムと銀との
混合金属を成膜する。この場合には、直進性のある蒸着
金属20が透明支持基板1に対しほぼ垂直から飛来する
ようになる。そして、有機EL層4上及びストライプ状
遮蔽部19上にカソード21を形成する。
【0060】次に透明支持基板1からシャドウマスクを
引き離し、ストライプ状遮蔽部19を剥がす。この時に
ストライプ状遮蔽部19上のカソード21は除去され
る。このようにして、図7(b)に示すように透明支持
基板1上に列ラインのアノード18、その間に形成され
た隔壁3、有機EL層4および行ラインのカソード21
を有する有機EL表示装置が形成される。
【0061】この第2の実施の形態では、0.35mm
のように比較的狭いピッチで電極を分離して形成しなけ
らばならないときに極めて有効になる。
【0062】次に、本発明の第3の実施の形態について
図8を参照して説明する。図8は本発明の第3の実施の
形態の有機EL表示装置の断面図である。この有機EL
表示装置は、第1、第2の実施の形態と同様の材料、同
様の方法で、図8に示すように透明支持基板1上にアノ
ード2、隔壁3、有機EL層4、カソード5を形成し、
アノード上の有機EL層と隔壁上の有機EL層とが跡切
れている構造とした。有機EL層が薄く、アノード上の
有機EL層4と隔壁上の有機EL層4とが繋がっていな
い構造では、第1、第2の実施の形態の様に隔壁とアノ
ードとの間に隙間があると、カソード形成時、カソード
がこの隙間に入り込みアノード2とカソード5が短絡し
てしまうので、これを防ぐために、隔壁の厚さをアノー
ド間の幅と同じにし、アノードと隔壁との間に隙間がで
きない構造にした。有機EL層がアノードよりも厚い場
合は、アノードと隔壁の間に隙間があってもアノードと
カソードが短絡する心配がないので、第1、第2の実施
の形態のように、アノードと隔壁の間い隙間がある構造
でも差し支えない。また、有機EL層がアノードの厚さ
よりも薄くても、隙間に絶縁材料を埋め込む等の短絡防
止策が施されていれば、アノードと隔壁の間に隙間があ
っても差し支えない。
【0063】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、パタ
ーニングされたITO電極をアノードとして有する透明
支持基板上のアノード間にパターニングした隔壁を設け
て有機EL層を形成した後、その上にシャドウマスクを
設置してカソードとなる金属層を形成する構造にしてあ
る。このため、シャドウマスクは有機EL層を傷つける
ことがなくなり、大きな面積の表示装置でもアノードと
カソードをショートさせることなくカソードを容易にパ
ターニングすることが出来る。このため、有機EL表示
装置の製造歩留まりが大幅に向上する。
【0064】また、隔壁の高さを適宜選択することによ
り、斜め方向からの蒸着ではパターニングできないよう
な任意のカソードのパターンを形成できるようになる。
【0065】さらに、透明支持基板を回転できるため蒸
着ソースを有効に利用でき、また、金属層を均一に成膜
できる。そして、金属層の成膜装置をより小型に出来る
ようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の有効EL表示装置
の平面図である。
【図2】本発明の有機EL表示装置の製造方法の製造工
程途中の有機EL表示装置の断面図である。
【図3】本発明の有機EL表示装置の製造方法の製造工
程途中の有機EL表示装置の断面図である。
【図4】本発明の有機EL表示装置の製造方法の製造工
程途中の有機EL表示装置の断面図である。
【図5】本発明の有機EL表示装置の製造方法で使用す
るシャドウマスクの平面図である。
【図6】本発明の有機EL表示装置の製造方法で使用す
る別のシャドウマスクの平面図である。
【図7】本発明の第2の実施の形態の製造工程途中の有
機EL表示装置の断面図である。
【図8】本発明の第3の実施の形態の有機EL表示装置
の断面図である。
【図9】従来の有機EL表示装置の断面図である。
【符号の説明】
1,31 透明支持基板 2,18,32 アノード 3 隔壁 4,35 有機EL層 4a α−NPD層 4b Alq3 層 5,21,37 カソード 6 ドライフィルムレジスト 7 フォトマスク 8 近紫外光 9 遮光パターン 10 蒸着有機分子 11,11a シャドウマスク 12,19,36 ストライプ状遮蔽部 13,13a スリット部 14 磁石 15,20 蒸着金属 16 合金層 17 ブリッジ部 33 第1有機EL層 34 第2有機EL層 38 擦り傷
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H05B 33/10 G09F 9/30 365 H05B 33/22

Claims (14)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透明支持基板の上に透明電極から成る平
    行な複数のストライプ状のアノードを有し、前記アノー
    ド及び透明支持基板を覆う有機エレクトロルミネセント
    材料から成る有機EL層を備え、前記アノードに直交し
    た複数のストライプ状のカソードを前記有機EL層上に
    備えている有機EL表示装置において、高さが、前記ア
    ノードの厚さと前記アノード上の有機EL層の厚さとの
    和よりも高い、絶縁性の隔壁を前記アノード間に備え、
    前記有機EL層が少なくとも前記アノードを覆っている
    ことを特徴とする有機EL表示装置。
  2. 【請求項2】 アノードと隔壁が互いに平行である請求
    項1記載の有機EL表示装置。
  3. 【請求項3】 隔壁の高さが、隔壁上にシャドウマスク
    を設置したときに前記シャドウマスクがアノード上の有
    機EL層に接触しない高さである請求項1及び請求項2
    記載の有機EL表示装置。
  4. 【請求項4】 隔壁が、ストライプ状である請求項1乃
    至請求項3記載の有機EL表示装置。
  5. 【請求項5】 隔壁が、ストライプ状で、且つ、任意の
    箇所で跡切れて島状になっている請求項1乃至請求項3
    記載の有機EL表示装置。
  6. 【請求項6】 有機EL層が、跡切れることなく隔壁及
    びアノードを覆って透明支持基板上に形成されている請
    求項1乃至請求項5記載の有機EL表示装置。
  7. 【請求項7】 有機EL層が、隔壁上及びアノード上に
    形成され、且つ、隔壁上の有機EL層とアノード上の有
    機EL層とは繋がっていない請求項1乃至請求項5記載
    の有機EL表示装置。
  8. 【請求項8】 透明支持基板上にパターニングされた透
    明電極から成る複数のストライプ状のアノードを形成す
    る工程と、前記透明支持基板上及び前記アノード間に、
    高さが前記アノードの厚さとアノード上に形成される有
    機EL層の厚さの和よりも高い隔壁を形成する工程と、
    有機EL層を前記アノード及び前記隔壁上に形成する工
    程と、平行な多数のストライプ状スリットを有するシャ
    ドウマスクを前記隔壁上部に密着させ、前記シャドウマ
    スクを介して金属原子を蒸着して前記有機EL層上に複
    数のストライプ状のカソードを形成する工程とを少なく
    とも含んでいることを特徴とする有機EL表示装置の製
    造方法。
  9. 【請求項9】 カソードとアノードが互いに直行するよ
    うに形成することを特徴とする請求項8記載の有機EL
    表示装置の製造方法。
  10. 【請求項10】 隔壁をストライプ状にパターニングす
    る工程を含む請求項8及び請求項9記載の有機EL表示
    装置の製造方法。
  11. 【請求項11】 隔壁を島状にパターニングする工程を
    含む請求項8乃至請求項9記載の有機EL表示装置の製
    造方法
  12. 【請求項12】 透明支持基板上にパターニングされた
    透明電極から成る複数のストライプ状のアノードを形成
    する工程と、前記透明支持基板上及び前記アノード間
    に、高さが前記アノードの厚さとアノード上に形成され
    る有機EL層の厚さの和よりも高い隔壁を形成する工程
    と、有機EL層を前記アノード及び前記隔壁上に形成す
    る工程と、平行、且つ直列配置の多数の短冊状スリット
    を有するシャドウマスクを前記隔壁上部に密着させ、前
    記シャドウマスクを介して金属原子を蒸着して前記有機
    EL層上に複数のストライプ状のカソードを形成する工
    程とを少なくとも含んでいることを特徴とする請求項9
    乃至請求項11記載の有機EL表示装置の製造方法。
  13. 【請求項13】 磁性材料のシャドウマスクを用い、磁
    界生成手段によりシャドウマスクを隔壁上に密着させる
    請求項8乃至請求項12記載の有機EL表示装置の製造
    方法。
  14. 【請求項14】 ネガ型のドライフィルムレジストを透
    明支持基板上に貼り付け、前記ネガ型ドライフィルムレ
    ジストをパターニングして隔壁を形成する隔壁形成工程
    を含む請求項8乃至請求項13記載の有機EL表示装置
    の製造方法。
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