JP2005317712A - ウエハ処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 温度制御を必要とするウエハに接着シートを貼付する場合でも、温度制御時間の短縮化を図って全体としての処理効率を向上させることのできるウエハ処理装置を提供すること。
【解決手段】 半導体ウエハWを支持する貼付テーブル40と、半導体ウエハに感熱接着性の接着シートSを貼付する貼付ユニットを含む貼付装置と、接着シートが貼付された半導体ウエハWをリングフレームRFにマウントするマウント装置18とを備える。貼付装置は移載装置45を含み、当該移載装置は、温度調整ユニット101を備えた吸着プレート100を備え、この吸着プレートでウエハWを吸着して移載する間にウエハ温度を調整してマウント装置18に移載するようになっている。
【選択図】 図4

Description

本発明はウエハ処理装置に係り、更に詳しくは、感熱接着性の接着シートをウエハに貼付するとともに、ウエハをリングフレームにマウントした後に、一連の工程を行うことのできるウエハ処理装置に関する。
回路面が形成された半導体ウエハ(以下、単に、「ウエハ」と称する)をチップに個片化した後、各チップをピックアップしてリードフレームに接着(ダイボンディング)することが行われている。このダイボンディングは、ウエハ処理工程において、ダイボンディング用感熱接着性の接着シートを予め貼付することにより行うことができる。
このようなウエハ処理装置としては、例えば、特許文献1に開示されている。同文献に開示されたウエハ処理装置は、ウエハを吸着支持するとともに、ダイボンディング用の接着シートを仮着する予備加熱温度に保たれる第1のテーブルと、ウエハの上面側に接着シートを供給するシート供給装置と、ウエハの上面側に供給された接着シートを押圧して当該接着シートをウエハに仮着するプレスロールと、接着シートをウエハの外周縁に沿って切断するカッターと、接着シートが仮着されたウエハを吸着支持する第2のテーブルと、この第2のテーブルの上方に配置された加熱装置とを備えて構成されている。
前記第2のテーブルに支持されたウエハは、前記加熱装置によって予備加熱温度よりも高い温度に加熱され、これにより、接着シートがウエハに完全に接着される構成となっている。
また、前記接着シートが貼付されたウエハは、ダイシングテープを介してウエハをリングフレームに貼付するマウント処理を行った後に、接着テープの表面側に位置する保護テープを剥離ユニットによって剥離し、その後にウエハをダイシングして一枚ずつピックアップするようなプロセスが採用されている。ここで、剥離ユニットは、前記保護テープに接着可能な剥離用テープを用い、当該剥離用テープが巻き掛けられている剥離ロールを保護テープに押圧しつつ剥離ロールを回転させて剥離用テープを巻き取ることで保護テープが剥離可能とされている。なお、剥離ユニットとしては、例えば、特許文献2にも同様に、剥離ロールを用いた構成が開示されている。
特開2003−257898号公報 特開2001−319906号公報
しかしながら、特許文献1に開示された構成にあっては、接着シートと保護テープとを重ね合わせた状態の原シートが貼付されたウエハをロボットアームで前記保護テープを剥離するためのテーブルにウエハを移載した際に、一旦常温まで戻すことが必要とされるものであるため、降温のための時間が必要となり、ウエハ処理工程を全体として捉えたときの処理効率を低下させる、という不都合を招来する。また、第1のテーブルから第2のテーブルにウエハを移載する際の温度制御も行われず、第2のテーブルにウエハを移載した後に当該ウエハを加熱する構成となっているため、この点からも、ウエハ処理効率を低下させる要因となっている。
また、接着シートを仮着する第1のテーブルは、予備加熱温度に保たれているため、ウエハ平面積よりも大きな接着シートを貼付する際に、当該ウエハの外周縁よりはみ出た接着シート部分がテーブルに強く接着してしまう傾向をもたらし、ウエハの外縁に沿って接着シートを切断した後の外周側の不要接着シート部分が除去し難くなるという不都合もある。この一方、前記不要接着シート部分を第1のテーブルに対して全く接着させないものとすると、不要接着シート部分がフリーな状態となっているため、接着シートをウエハに貼付するときに、接着シートがその姿勢保持用のテンションと、プレスロールの押圧力によって引っ張られ、皺を発生してウエハと接着シートとの間に気泡が巻き込まれた状態となる。
更に、接着シートの原反は、剥離シートとの複層構造となっているため、接着シートをウエハ裏面に貼り付ける前の段階で剥離部にて剥離シートを剥離して巻き取ることが行われている。しかしながら、このような原反の中には、製品精度として要求される品質基準をクリアしていない場合が時として問題となる。例えば、接着シートと剥離シートとの接着強度が原反の延出方向において一様でない場合がある。従って、前記延出方向に沿う特定の領域が、他の領域に比べて強く接着している場合の原反が混在している場合には、剥離部による本来の剥離位置での剥離が行われずに剥離遅れが発生し、接着シートが剥離シートに引きずられるように、剥離シート巻取側に引っ張られてしまう傾向を生ずる。この場合、前記剥離部と、接着シートをウエハに押圧するプレスロールとの間の接着シートに意図しない引っ張り力を発生させてしまい、貼付完了後のウエハに反り変形や皺を発生させる原因となる。
また、ウエハをリングフレームにマウントするためのマウント装置は、ダイシングテープ(マウントテープ)を繰り出しながら押圧ロールを用いてウエハに貼付された接着シート面側からダイシングテープを貼り付け、リングフレームと一体化する構成となっている。この点、特許文献1では、マウント工程を経た後に、ウエハをダイシングする構成を前提としているため、特段の不都合は生じないものと考えられるが、いわゆる先ダイシングと称されるように、予め個片化されたチップの集合体であるウエハを対象としてダイシングテープを貼付する場合には、次のような不都合を生ずる。
すなわち、図27(A),(B)に示されるように、チップW1の回路面側に貼付された保護テープPTを下面側とした状態で、ダイシングテープDTをウエハW上の接着シートS側に貼付する場合において、押圧ロール200の軸線方向(中心軸線)CLが、チップW1の一辺に対して平面内で略平行となるのが一般的なものとなる。この場合には、チップW1間に位置する切断線(ダイシングライン)DLが直線上に表れることとなる。従って、押圧ロール200とチップW1とを相対移動させながらダイシングテープDTに押圧力を付与すると、押圧ロール200の中心軸線CLの直下に前記切断線DLが位置したときを最大としてチップW1が傾斜してしまい、これにより、ダイシングテープDTの貼付を部分的に不完全にするという不都合を招来する。この場合、押圧ロール200による押圧力を抑制することも考えられるが、反射的に貼付圧力不足をもたらすこととなる。
また、特許文献1に開示された剥離ユニットは、接着シートの表面側に存在する剥離シートを接着シートから剥離する際に、剥離用ロールの外周面に巻き掛けられた剥離テープを剥離シートに貼付しておき、この状態で剥離テープを剥離ロール外周に沿って巻き取る構成であるため、剥離角度が小さく、これがウエハに不要なストレスを与えて当該ウエハに割れ等の損傷をもたらす原因となる。この点、特許文献2は、複数のロールを組み合わせることによって剥離角度を大きく確保し、初期のシート位置に対してできるだけ平行な方向に剥離可能としてウエハの割れ等を防止する構成が提案されている。
しかしながら、例えば、図28に示されるように、チップの回路面側に電気的な導通を確保するための半田バンプ(以下、「バンプ」という)と称する凸部201が回路面側に形成されたウエハWに保護テープPTが貼付されたものを剥離の対象物とした場合において、特許文献2の剥離方法では、初期剥離角度α1が180度に近づいた角度であるため、ウエハWにストレスを与えることなく剥離することを可能とする一方、初期剥離角度α1を最後まで保った状態で保護テープPTを剥離する構成となっている。そのため、凸部201間に保護テープPTの接着剤202を残してしまい、次工程でのリードフレームへのボンディングに支障をきたすばかりでなく、糊(接着剤)が絶縁材となってリードフレームとの導通が取れなくなってしまう、という不都合を生じることが実験により判明した。これは、糊の特性(糊切れ性)と剥離角度に因果関係があるものと本発明者は考えた。
[発明の目的]
本発明は、このような不都合に着目して案出されたものであり、その目的は、温度制御を必要とするウエハに接着シート貼付する場合でも、温度制御時間の短縮化を図って全体としての処理効率を向上させることのできるウエハ処理装置を提供することにある。
本発明の他の目的は、接着シートをウエハに貼付したときに、当該ウエハ回りに生ずる不要接着シート部分が貼付テーブルの面に強く接着してしまうことを回避する一方、接着シートをウエハに貼付したときに、当該ウエハ上の接着シートに皺等を発生させることのないウエハ処理装置を提供することにある。
また、本発明の更に他の目的は、接着シートの原反状態における剥離シートと接着シートとの接着強度のバラツキがあっても安定した剥離を実現し、接着シートに不要な張力が加わることを回避可能なウエハ処理装置を提供することにある。
更に、本発明の目的は、個片化されたチップの集合体をリングフレームにマウントする際に、マウントテープを貼り付ける押圧ロールの押圧力によってチップが傾いてしまうことを回避し、マウントテープの貼付不良を生ずることのないウエハ処理装置を提供することにある。
前記目的を達成するため、本発明は、半導体ウエハを支持する貼付テーブルと、前記半導体ウエハに感熱接着性の接着シートを貼付する貼付ユニットとを含む貼付装置と、前記接着シートが貼付された半導体ウエハをリングフレームにマウントするマウント装置とを備えたウエハ処理装置において、
前記貼付装置は、前記半導体ウエハをマウント装置に移載する移載装置を含み、当該移載装置は、前記半導体ウエハを移載する間に当該半導体ウエハの温度を調整する温度調整ユニットを備える、という構成を採っている。
前記貼付テーブルは、第1の温度に制御されて前記接着シートを仮着する貼付テーブルと、第1の温度よりも低い第2の温度に制御されて前記半導体ウエハ回りの接着シートを切断する外周カット用テーブルと、前記第1の温度よりも高温となる第3の温度に制御されて接着シートを半導体ウエハに完全接着する接着用テーブルとを含み、前記移載装置は、前記半導体ウエハを各テーブル間に移載する間に半導体ウエハを温度制御するように構成されている。
前記貼付テーブルは、ウエハ支持面に対応する内側テーブル部と、この内側テーブル部を囲む外側テーブル部とを備え、当該外側テーブル部は前記内側テーブル部よりも低温に制御される構成となっている。
また、前記内側テーブル部と外側テーブル部との間に伝熱部材が介装され、当該伝熱部材により外側テーブル部が内側テーブル部よりも低い温度に加熱される、という構成を採っている。
更に、前記内側テーブル部と外側テーブル部は、それぞれ独立して温度制御されるように設けてもよい。
また、前記貼付ユニットは、剥離シートの一方の面に接着シートが積層された原反を繰り出す途中で剥離シートと接着シートとを剥離する剥離部と、当該剥離部よりも原反繰出方向上流側に設けられたシート予備剥離装置とを備えて構成されている。
更に、前記シート予備剥離装置は、原反の繰出方向に沿って移動可能な移動部材を備え、当該移動部材は、剥離シートと接着シートとの間に挟まれた状態で移動するように設けられている。
前記移動部材は、前記繰出方向に沿う面を備えた片状体、又はロール状部材により構成することができる。
本発明において、前記接着シートは、予めチップ状に個片化された半導体ウエハを対象として当該半導体ウエハに貼付される。
前記マウント装置は、リングフレームと半導体ウエハを支持するマウントテーブルと、これらリングフレーム及び半導体ウエハの面に沿って供給されるマウントテープに押圧力を付与する押圧ロールとを含むテープ貼付ユニットを備え、
前記押圧ロールの軸線方向は、何れのチップの何れの辺とも平行でない方向に向けられる、という構成を採っている。
また、前記貼付装置の貼付ユニットは、前記接着シートを半導体ウエハに押圧するプレスロールを含み、このプレスロールの軸線方向は、何れのチップの何れの辺とも平行でない方向に向けられる、という構成も採用することができる。
前記接着シートはダイボンディングシートが用いられる。
また、前記接着シートは、貼付して保護膜を形成するための保護用シートとしてもよい。
なお、本明細書において、「仮着」とは、接着シートをウエハ等の被着体に貼り付けて当該被着体の形状等に応じて接着シートを切断する時に、貼り付けられた領域における接着シートの剥離若しくは捲れが起こらない程度の初期接着性を示す状態をいい、「完全接着」とは、仮着よりも強接着の状態で、続く工程の作業によって、被着体より接着シートが剥離しない程度の接着性を示す状態をいう。また、接着シートが熱硬化型の場合では、硬化前の接着状態のことを示す。
本発明によれば、貼付装置からマウント装置に半導体ウエハを移載する際に、移載装置で半導体ウエハの温度制御を行うことができるため、マウント装置において半導体ウエハの温度を調整する必要がなくなり、直ちにマウント処理を行うことができる。また、貼付装置を構成する各テーブル間を半導体ウエハを移載する際にも同様の温度制御が行われるため、テーブルに移載した後に半導体ウエハを所定温度に保つための時間短縮若しくは省略を図ることができ、ウエハ処理装置全体としての処理効率を向上させることが可能となる。
また、貼付テーブルが内側テーブル部と外側テーブル部とを備えてそれぞれ温度制御可能な構成では、感熱接着性の接着シートが半導体ウエハの平面サイズよりも大きいものであっても、半導体ウエハに対応した領域を仮着温度に保つことができ、その外周側に位置して不要接着シート部分として除去される部分が外側テーブルに強く接着してしまう不都合を解消することができる。この際、不要接着シート部分は、外側テーブル部に対して除去若しくは剥離を妨げない程度に接着することになり、非接着となっている場合に生じ得るウエハ上の接着シートに皺などを発生させることも回避することができる。
更に、本発明は、接着シートを原反から繰り出す際に、剥離部よりも繰出方向上流側で剥離シートとの予備剥離を可能としたことにより、接着強度において部分的に強すぎる領域が存在していても、剥離部での剥離遅れを回避でき、ウエハに貼付される接着シート領域が引っ張り力を受けないようにすることが可能となり、貼付後の反り変形も防止することができる。
また、ウエハが個片化されたチップの集合体である場合に、当該何れのチップの何れの辺とも平行でない方向に押圧ロールの中心軸線を配置することで、チップの傾斜を防止することが可能となる。従って、かかる構成を貼付テーブルや、マウントテーブルに適用することで、チップに対する接着シートやダイシングテープ(マウントテープ)の貼付不良を回避することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
[第1実施形態]
図1には、第1の実施形態に係るウエハ処理装置の平面図が示され、図2には、ウエハ処理工程を経時的に説明するための概略断面図が示されている。これらの図において、ウエハ処理装置10は、UV硬化型保護テープPT(図2参照)が回路面をなす表面に貼付されたウエハWを対象とし、ウエハWの裏面にダイボンディング用感熱接着性の接着シートS(以下「接着シートS」という)を貼付した後に、ダイシングテープDTを介してリングフレームRFにウエハWをマウントする一連の工程を処理する装置として構成されている。
前記ウエハ処理装置10は、図1に示されるように、ウエハWを収容するカセット11と、このカセット11から取り出されたウエハWを吸着保持するロボット12と、前記保護テープPTにUV照射を行うUV照射ユニット13と、ウエハWの位置決めを行うアライメント装置14と、アライメント処理されたウエハWの裏面に前記接着シートS(図2参照)を貼付する貼付装置15と、接着シートSが貼付された後のウエハWにダイシングテープDTを貼付してウエハWをリングフレームRFにマウントするテープ貼付ユニット16及び前記保護テープPTを剥離するテープ剥離ユニット17を含むマウント装置18と、保護テープPTが剥離されたウエハWを収納するストッカ19とを備えて構成されている。
前記ウエハWは、保護テープPTが上面側となる状態でカセット11内に収容され、保護テープPTの上面側がロボット12に保持されてUV照射ユニット13に移載される。ロボット12は、図3にも示されるように、一軸移動装置21と、当該一軸移動装置21に沿って移動するスライダ22と、このスライダ22に立設された上下動機構24と、当該上下動機構24の上端に設けられるとともに略水平面内で回転可能な関節型のアーム26と、このアーム26の先端に取り付けられた略C字状若しくは略U字状の平面形状を備えた吸着部材27とにより構成されている。ここで、吸着部材27は、ウエハWの面を表裏に反転させることができる回転機構28を介してアーム26の先端部に連結されている。
前記UV照射ユニット13は、図3に示されるように、前記ロボット12の吸着部材27に吸着保持されたウエハWが移載されてこれを吸着する吸着テーブル30と、この吸着テーブル30の上方位置に配置されたUVランプ31と、これら吸着テーブル30及びUVランプ31をカバーするケース32とにより構成されている。吸着テーブル30は、図示しない進退機構を介して略水平面内で図3中左右方向に沿って往復移動可能に設けられている。
前記アライメント装置14は、X−Y移動機構を備え且つ回転可能に設けられたアライメントテーブル34と、このアライメントテーブル34の上面側に設けられてウエハWの図示しないVノッチ等を検出するカメラ等からなるセンサ35と、搬送プレート36の下方位置に対してアライメントテーブル34を進退可能に支持する一軸ロボット37とにより構成されている。
前記搬送プレート36は下面側が吸着面とされており、前記ロボット12を介してUV照射済みのウエハWを受け取るようになっている。この際、ウエハWは、保護テープPT側が下面側となる状態に反転されて搬送プレート36の吸着面に吸着される。この搬送プレート36は、アライメントテーブル34よりも上方に位置するとともに、搬送ロボット38を介して図1中左右方向に移動可能に設けられている。なお、搬送プレート36がUV照射済みのウエハWをロボット12から受け取ったときに、その下面側にアライメントテーブル34が一軸ロボット37を介して移動してウエハWを受け取り、その後にアライメントを行って搬送プレート36にウエハWを再び吸着させて貼付装置15に移載するようになっている。
前記貼付装置15は、図3ないし図5に示されるように、前記搬送プレート36からウエハWを受け取って当該ウエハWを支持する貼付テーブル40と、この貼付テーブル40に吸着されたウエハWの裏面側(上面側)に前記接着シートSを仮着する貼付ユニット41と、接着シートSをウエハW毎に幅方向に切断する切断手段43と、貼付テーブル40からウエハWを吸着して移載する移載装置45と、当該移載装置45を介して移載されるウエハWを吸着支持するとともにウエハWの外周からはみ出ている不要接着シート部分S1(図4参照)を切断手段43で切断するための外周カット用テーブル47と、当該外周カット用テーブル47に併設されるとともに、仮着された接着シートSをウエハWに完全に接着するための接着用テーブル48と、前記ウエハWの外周縁位置で切断された不要接着シート部分S1を回収する回収装置50とを備えて構成されている。
前記貼付テーブル40は、図4に示されるように、上面側が吸着面として形成されているとともに、接着シートSを一定程度に溶融してウエハWに仮着を行うことのできる第1の温度、本実施形態では、略110℃に保たれるようになっている。この貼付テーブル40は、図8に示されるように、ベーステーブル40Bと、当該ベーステーブル40Bの上面側に設けられた内側テーブル部40Cと、この内側テーブル部40Cを囲む外側テーブル部40Dとを備えて構成されている。内側テーブル部40Cは、ウエハWの支持面をなすように当該ウエハWと略同一平面形状に設けられ、その内部にヒーターHが配置されてウエハWを略110℃に保つように構成されている。また、内側テーブル部40Cと外側テーブル部40Dとの間に形成されたクリアランスC内には伝熱部材44が配置され、この伝熱部材44により、外側テーブル部40Dが内側テーブル部40Cの温度よりも低い温度、本実施形態では、約40℃に保たれるように設けられている。そのため、ウエハWよりも外側にはみ出る不要接着シート部分S1を弱い接着力で外側テーブル部40Dに接着し、接着シートSをウエハWに貼付したときの当該ウエハ上に皺等を発生させることはない。
また、前記貼付テーブル40は、移動装置52を介して前記搬送プレート36からウエハWを受け取り可能な位置と、前記貼付ユニット41の下部領域を通過して外周カット用テーブル47の上方に達する位置との間を往復移動可能に設けられているとともに、昇降装置53を介して上下に昇降可能に設けられている。なお、貼付テーブル40は、前記内側テーブル部40C及び外側テーブル部40Dを平面内で回転可能に設けることもできる。移動装置52は、一対のレール54,54と、これらレール54に案内されて当該レール54上を移動するスライドプレート55と、このスライドプレート55に固定されたブラケット57に螺合する状態で貫通するボールスプライン軸58と、当該ボールスプライン軸58を回転駆動するモータM(図1参照)とを備えて構成されている。ここで、モータMは、図示しないフレームに固定されている一方、他端側は軸受60に回転可能に支持されている。従って、モータMの正逆回転駆動により貼付テーブル40がレール54に沿って図1中左右方向に往復移動することとなる。また、昇降装置53は、貼付テーブル40の下面中央部に配置された上下動機構62と、前記スライドプレート55上に固定されたガイドブロック63と、このガイドブロック63に沿って昇降可能な四本の脚部材64とにより構成され、前記上下動機構62が上下方向に沿って進退することにより、貼付テーブル40が昇降して前記搬送プレート36からウエハWを受け取ることが可能になっている。
前記貼付テーブル40の上面には、貼付ユニット41から繰り出される帯状の接着シートSを幅方向に切断するためのカッター受け溝40Aが形成されているとともに、貼付テーブル40の移動方向に沿う両側面の上部には、連動機構を構成するラック65と、当該ラック65の外側面に取り付けられたガイドバー67が設けられている。
前記貼付ユニット41は、図5及び図6に示されるように、貼付テーブル40の上方に配置された板状のフレームFの領域内に設けられている。この貼付ユニット41は、ロール状に巻回された接着シートSを供給可能に支持する支持ロール70と、接着シートSに繰り出し力を付与するドライブロール71及びピンチロール72と、接着シートSに積層された剥離シートPSを巻き取る巻取ロール73と、支持ロール70とピンチロール72との間に配置された二つのガイドロール74,74及びこれらガイドロール74,74間に設けられたダンサロール75と、剥離シートPSが剥離された接着シートSのリード端領域を貼付テーブル40の上面に押圧してこれを挟み込む押圧部材76と、接着シートSをウエハWの裏面側(図5中上面側)に順次押し付けて仮着するプレスロール78と、接着シートSの繰り出し方向において、プレスロール78の直前位置に配置されたテンションロール79及びガイドロール80とを備えて構成されている。なお、プレスロール78は加熱手段としてヒーターが内蔵されている。また、押圧部材76の下面側は吸着部を有し、前記接着シートSの端部を吸着保持するようになっている。
前記ドライブロール71、ピンチロール72及び巻取ロール73は、原反状態にある接着シートSと剥離シートPSとを剥離する剥離部を構成する。そのうち、ロール71,73は、フレームFの背面側に設けられたモータM1,M2によってそれぞれ回転駆動されるようになっている。また、押圧部材76、プレスロール78及びテンションロール79は、それぞれシリンダ82,83,84を介して上下に移動可能に設けられている。プレスロール78は、図7及び図8に示されるように、その両端側がブラケット85を介してシリンダ83に連結されており、その回転中心軸86の両端側には、前記ラック65と相互に作用して連動機構を構成する一対のピニオン88,88と、これらピニオン88の更に外側位置に、回転体としての一対のコロ89,89が配置されている。ピニオン88,88はラック65に噛み合い可能に設けられている一方、コロ89,89は、前記ガイドバー67上をプレスロール78の回転とは関係なく転動するように構成されている。
前記切断手段43は、図5及び図6に示されるように、貼付テーブル40の移動方向に沿って延びるアーム部90と、このアーム部90の先端側(図5中左端側)下面に設けられた一軸ロボット91を介して進退可能に設けられたカッターユニット92とを含む。カッターユニット92は、一軸ロボット91に沿って移動するブラケット94に支持されたカッター上下用シリンダ95と、当該カッター上下用シリンダ95の先端に取り付けられたカッター96とにより構成されている。ここで、カッター上下用シリンダ95は、略鉛直面内において回転可能となる状態でブラケット95に取り付けられおり、これにより、カッター96の先端位置が略鉛直面内で円弧軌跡に沿う状態でカッター刃の角度調整を可能とし、後述する円周切りの時に接着シートSがウエハWよりはみ出さないように設定され、また、前記一軸ロボット91により、アーム部90の延出方向に沿って進退可能とされている。切断手段43は、図1に示されるように、貼付テーブル40の移動方向に対して直交する方向(図1中Y方向)に向けられたガイド97上を、モータM3の駆動により移動可能に支持されている。従って、カッター96の先端が貼付テーブル40のカッター受け溝40Aに入り込む姿勢とされて切断手段43全体がガイド97に沿って移動したときに、接着シートSを幅方向に切断する機能が達成されることとなる。
前記移載装置45は、図4、図9ないし図14に示されるように、ウエハWを下面側に吸着する板状の吸着プレート100と、この吸着プレート100の上面側に設けられた温度調整ユニット101と、吸着プレート100を支持するアーム102と、当該アーム102をY方向に移動させる一軸ロボット105とを含んで構成されている。吸着プレート100は、貼付テーブル40上で接着シートSが幅方向に切断された後のウエハWを吸着したときに(図10参照)、第1の温度である仮着時の温度(110℃)となっているウエハWを、例えば、常温に冷却し、接着シートSの粘性を低下若しくは消失させて前記カッター96に接着剤の転移を防止する作用をなす。また、移載装置45は、貼付テーブル40から外周カット用テーブル47にウエハWを移載するとともに、当該外周カット用テーブル47で前記不要接着シート部分S1が切断された後のウエハWを接着用テーブル48に移載し、更に、接着用テーブル48で接着シートSが完全に接着された後のウエハWを次工程に移載する作用をなす。移載装置45は、温度調整ユニット101により、貼付テーブル40から外周カット用テーブル47に移載する間、外周カット用テーブル47から接着用テーブル48に移載する間、接着用テーブル48からマウント装置18に移載する何れの工程においても、ウエハWの温度調整を行い、ウエハを移載してからの温度調整時間を不要としたり、或いは短縮化を図ることができるようになっている。
前記一軸ロボット105は、図4に示されるように、前記切断手段43のガイド97の上方位置で当該ガイド97と略平行に配置されている。この一軸ロボット105には、上下方向に直交する方向に延びるシリンダ106と、当該シリンダ106を介して昇降可能な昇降スライダ108が設けられ、当該昇降スライダ108に前記アーム102の基端側(図9中右端側)が連結されている。
前記外周カット用テーブル47は、図4及び図11等に示されるように、前記貼付テーブル40から前記移載装置45を介してウエハWを受け取り、これを吸着してウエハW回りの不要接着シート部分S1を切断手段43で切断するためのテーブルである。この外周カット用テーブル47は、本実施形態では第2の温度として常温に保たれるものであり、上面が吸着面として形成されているとともに、ウエハWの外周縁回りに対応する円周溝47Aを備えて構成されている。外周カット用テーブル47は、下面側に回転機構110を介して昇降プレート111上に支持されている。回転機構110は、軸線向きが上下方向とされた回転軸112と、当該回転軸112を支える回転軸受103と、回転軸112回りに固定された従動プーリ114と、当該従動プーリ114の側方に位置するとともにモータM4の出力軸に固定された主動プーリ115と、これらプーリ114,115間に掛け回されたベルト117とを備え、モータM4の駆動によって主動プーリ115が回転することで、外周カット用テーブル47が平面内で回転可能に設けられている。従って、前記カッター96が円周溝47Aに入り込んで外周カット用テーブル47が回転することにより、接着シートSを周方向に切断する機能、すなわち円周切りが達成されることとなる。なお、この周方向への切断は、カッターユニット92を水平面内で回転可能に構成することによっても達成できる。
前記外周カット用テーブル47を支持する昇降プレート111は、昇降装置120を介して昇降可能に設けられている。この昇降装置120は、図4に示されるように、昇降プレート111を支持する略L字状の支持体122の背面側に取り付けられたブロック123と、支持体122の両側に連結された一対の昇降側板124と、これら昇降側板124を上下方向にガイドする一対の起立ガイド125と、前記ブロック123を上下方向に貫通して延びるねじ軸126と、このねじ軸126の下端と、起立ガイド125の下端近傍に配置されたモータM5の出力軸にそれぞれ固定されたプーリ127,128と、これらプーリ127,128に掛け回されたベルト129とにより構成され、前記モータM5の駆動によってねじ軸126が回転することでカット用テーブル47が昇降可能となっている。
前記接着用テーブル48は、図示しないフレームを介して外周カット用テーブル47の側方上部に配置されている。この接着用テーブル48は、上面が吸着面として構成されており、前記移載装置45を介して外周カット用テーブル47からウエハWが移載され、接着シートSが仮着されているウエハWを加熱して当該接着シートSをウエハWに完全に接着するようになっている。本実施形態では、接着用テーブル48は、第3の温度として約180℃に制御される。
前記回収装置50は、前記カット用テーブル47上で、ウエハW回りの不要接着シート部分S1を吸着して回収する装置である。この回収装置50は、平面視略X状をなして各先端下面側が吸着機能を備えたクロスアーム130と、このクロスアーム130の略中心位置を支持する連結アーム131と、当該連結アーム131の基端側を支持するとともに、前記切断手段43のガイド97に対して平面内で略直交する方向に配設されたシリンダ132と、当該シリンダ132に沿って移動可能なスライダ133と、不要接着シート部分S1を回収する回収箱135とにより構成されている。クロスアーム130は、外周カット用テーブル47の上方位置と、回収箱135の上方位置との間で往復移動可能に設けられ、回収箱135上で不要接着シート部分S1への吸着を解除することにより、当該不要接着シート部分S1を回収箱135内に落とし込み可能となっている。
前記接着用テーブル48で接着シートSが完全に接着されたウエハWは、再び前記移載装置45を介してマウント装置18側に移載される。この際、ウエハWを吸着する移載装置45は、移載過程において、前記温度調整ユニット101を介してウエハWを冷却するようになっている。テープ貼付ユニット16は、図1及び図13ないし図16に示されるように、リングフレームRFとウエハWを吸着するマウントテーブル137と、ダイシングテープDTを貼付するテープ貼付部138に向かってマウントテーブル137を移動させる一対のレール139とを含んで構成されている。ここで、ダイシングテープDTは、帯状に連なる剥離テープSTの一方の面に、リングフレームRFの外径より若干小径サイズとなるダイシングテープ片を仮着したものが原反として用いられている。
マウントテーブル137は、ここでは概略的に図示されているが、前述した貼付テーブル40と実質的に同様の構成が採用され、これにより、マウントテーブル137は昇降可能、且つ、前記レール139に沿って移動可能となっている。
前記テープ貼付部138は、板状の支持フレームF1の面内に設けられてロール状に巻回されたダイシングテープDTを繰り出し可能に支持する支持ロール140と、この支持ロール140から繰り出された剥離テープSTを急激に折り返すことによってダイシングテープDTを剥離するピールプレート142と、このピールプレート142によって折り返された剥離テープSTを巻き取る巻取ロール143と、ダイシングテープDTをリングフレームFR及び接着シートSの上面に押圧して貼り付けるための押圧ロール144とを備えている。従って、図14に示されるように、マウントテーブル137をテープ貼付部138側に移動させた後に、マウントテーブル137の上面位置を上昇させ、図中左側の実線位置で示される方向にマウントテーブル137を移動させることで、リングフレームRF及び接着シートSの上面にダイシングテープDTが貼付され、これによって、ウエハWをリングフレームRFにマウントすることができる。また、マウントテーブル137は、図示しない回転機構を介して平面内で回転可能に設けられ、これにより、図16(A)に示されるように、ウエハWが先ダイシングされて個片化されたチップW1の集合体である場合には、押圧ロール144の中心軸線CLと何れのチップWの何れの辺とも平行でない位置関係とし、ダイシングラインDLをチップW1間に断続的に位置させ、これにより、押圧ロール144の押圧力でその中心軸線CL直下のチップW1が傾斜するおそれを回避してマウントテープDTの貼付不良が防止される(図16(B)参照)。なお、リングフレームRFは、図15に示されるように、フレームストッカ145に収容されており、移載アーム147を介して前記マウントテーブル137上に移載される。また、マウントテーブル137上でリングフレームRFにマウントされたワークKは、移載アーム147によって吸着保持される。この移載アーム147は、ワークKの表裏面を反転した状態で、当該ワークKを搬送アーム149に受け渡し、搬送アーム149に保持されたワークKは、次工程の処理位置に移載されることとなる。
前記移載アーム147は、図15に示されるように、ガイド支柱150に沿って昇降可能に設けられたスライダ151と、このスライダ151に支持されたアーム152と、当該アーム152から四方に延びてリングフレームRFを吸着する分岐アーム153とにより構成されている。アーム152は、その軸線を回転中心として回転可能に設けられており、これにより、保護テープPTが上面側となる状態でワークKが搬送アーム149に受け渡しできるようになっている。
前記搬送アーム149は、シリンダ装置155を介して図15中左右方向に移動可能に設けられている。この搬送アーム149は、回転機能を有しないだけで、前記移載アーム147と実質的に同様の構成となっている。
前記搬送アーム149に吸着保持されたワークKは、テープ剥離ユニット17に移載される。このテープ剥離ユニット17は、剥離用テーブル156と、図17に示されるように、当該剥離用テーブル156に移載されたワークKから前記保護テープPTを剥離するテープ剥離部157とを含む。剥離用テーブル156は、レール160に沿って移動可能に設けられており、その移動過程で上面側の保護テープPTが剥離されることとなる。テープ剥離部157で保護テープPTが剥離されたワークKは、図示しない移載機構で搬送レール162へ移載され、ワーク搬送シリンダ161を介して搬送レール162上を移動してストッカ19に収納される。そして、ストッカ19に収納されたワークKは、後工程処理でチップサイズにダイシングされるとともに、加熱処理を行った後に、ピックアップされてリードフレームにボンディングされる。
前記テープ剥離部157は、図18ないし図22に示されるように、剥離用テーブル156の上方に位置して剥離用テープST1の供給部を構成する支持ロール164と、板状のフレームF3の領域内に設けられるとともに剥離用テープST1の巻取部を構成する巻取ロール165と、剥離用テープST1を保護テープPTに接着して前記保護テープPTを剥離する剥離ヘッド部166と、この剥離ヘッド部166を昇降させるシリンダ装置167と、剥離ヘッド部166と支持ロール164との間に設けられたガイドロール168と、剥離用テープST1の巻取力を付与するモータM7の出力軸に固定された駆動ロール170と、この駆動ロール170との間に剥離用テープST1を挟み込むピンチロール171と、前記巻取ロール165を巻取方向に回転駆動するモータM8とを備えて構成されている。なお、前記支持ロール164はモータM9の出力軸に連結されており、これにより、剥離用テープST1の繰出方向とは逆方向に回転力を付与して剥離用テープST1に小さなテンションを与えることができるようになっている。本実施形態では、フレームF3を水平移動させることなく剥離用テーブル156が水平方向に移動するように設けられているが、前記フレームF3を剥離用テーブル156に対して水平方向に相対移動可能に設けてもよい。
前記剥離ヘッド部166は、剥離用テープST1を保護テープPTの面に接着させる第1のロール174と、剥離用テープST1が通過可能な間隔をおいて第1のロール174の横方向に併設された第2のロール175と、第1のロール174の上部に配置された第3のロール176とにより構成されている。第2のロール175は、第1のロール174よりも小径に設けられており、第1のロール174に巻き掛けられた剥離用テープST1が保護テープPTに接触したときに、保護テープPTの面に対して隙間C1(図21(A)参照)を形成可能な高さに設けられ、これにより、初期剥離角度α1(図22参照)を形成した状態で、保護テープPTの初期剥離を行えるようになっている。また、第3のロール176は、その回転中心が第1のロール174の回転中心の略真上となる位置に設定され、これにより、前記初期剥離を行った後に、初期の剥離角度よりも相対的に小さい角度となる初期剥離角度(図22参照)で保護テープPTが剥離されるようになっている。
次に、第1の実施形態におけるウエハ処理工程について説明する。
回路面に保護テープPTが貼付されたウエハWがカセット11内に多数収容されている。ウエハWは、ロボット12によってUV照射ユニット13に移載されて所定のUV処理を受け、UV硬化処理後のウエハWは、ロボット12を介して搬送プレート36に移載される。
搬送プレート36を介してウエハWがアライメントテーブル34に移載されてアライメント処理が行われた後に、当該ウエハWが再び搬送プレート36を介して貼付テーブル40に移載される。この際、貼付テーブル40は、内側テーブル部40Cが接着シートSを仮着することのできる第1の温度として略110℃を維持するように制御される一方、外側テーブル部40Dは、接着シートSが弱い接着力で接着する温度となる約40℃に制御される。また、ウエハWは、前記保護テープPTがテーブル面に接する状態で吸着され、従って、ウエハWの裏面が上面側となる状態とされる。
図5に示されるように、貼付テーブル40が貼付ユニット41の所定位置に移動すると、押圧部材76の下面側に吸着保持されている接着シートSのリード端領域が、押圧部材76の下降によって貼付テーブル40の上面に当接することとなる。この当接完了後に、プレスロール78が下降してウエハWの上面との間に接着シートSを挟み込み、ウエハW領域以外の不要接着シート部分S1は外側テーブル部40Dに当接することとなる(図5,7,8参照)。次いで、押圧部材76が吸着を解除して上昇する。この時、プレスロール78の両端側に設けられたコロ89がガイドバー67の上面に接すると同時に、ラック65にピニオン88が噛み合って当該ピニオン88がラック65に沿って回転移動可能な状態となる。この状態で、貼付テーブル40が図5中右側に移動し、ラック65とピニオン88との噛み合いにより、プレスロール78が回転するとともに、コロ89がガイドバー67上をガイド面として転動し、順次繰り出される接着シートSがウエハWの上面に貼付されることとなる。この貼付に際しては、ウエハWの外周よりはみ出る不要接着シート部分S1が、外側テーブル40Dに弱い接着力で接着しているため、プレスロール78がウエハW上を回転移動しているときに、接着シートSのテンションとプレスロール78の押圧力によって引っ張られることにより皺を発生させるような不都合は生じない。なお、プレスロール78は内蔵する加熱手段であるヒーターによって略110℃を維持するように制御されている。
このようにして接着シートSがウエハWに貼付されて、前記押圧部材76がカッター受け溝40Aを通過した直後の上方位置に至ると、貼付テーブル40は、外周カット用テーブル47の略真上位置に到達することとなる。そして、押圧部材76が下降して接着シートSを貼付テーブル40に当接させる(図6参照)。この後、切断手段43のカッター96が前記カッター受け溝40A内に入り込み、カッターユニット92を支持しているアーム部90が図6中紙面直交方向に移動して接着シートSを幅方向に切断する。この際、カッター受け溝40Aに対応した接着シートSの領域は、テーブル面に接していないため、当該領域の粘性は低い状態となり、カッター96への接着剤転移は問題とならない。幅方向の切断が完了すると、前記押圧部材76は当該押圧部材76の下面側に位置する接着シートSを吸着して上昇位置に戻り、次のウエハWへの接着に備える。また、切断手段43は、カッター上下用シリンダ95の上昇により、カッター96の刃先位置が上昇する位置に変位し、貼付テーブル40の上面位置から離れる方向、すなわち、図1中上方に向かって退避することとなる。
次いで、図9に示されるように、前記移載装置45の吸着プレート100が一軸ロボット105の作動とシリンダ106の下降によって貼付テーブル40の上方に位置するように移動し、シリンダ107の下降により吸着プレート100の面位置を下降させて接着シートSが貼付されたウエハWを吸着保持する。これにより、貼付テーブル40は、次の処理対象となるウエハWを吸着保持する位置に移動すると同時に、外周カット用テーブル47が上昇して当該カット用テーブル47の上面に、吸着プレート100に吸着されているウエハWが移載される。この際、貼付テーブル40にて仮着温度となったウエハWは、吸着プレート100に吸着されている間に温度調整作用(冷却作用)を受けて、略常温まで降温された状態に保たれる。
図11に示されるように、外周カット用テーブル47にウエハWが移載されて吸着保持されると、移載装置45は、外周カット用テーブル47の上方位置から離れる方向に移動する一方、切断手段43が外周カット用テーブル47上に移動する(図12参照)。そして、一軸ロボット91を所定量移動させ、カッター上下用シリンダ95を下降させることによってカッター96がウエハWの外周縁に略対応した位置で下方に突き抜けて先端が円周溝47A内に受容される。この状態で、外周カット用テーブル47が回転機構110によって水平面内で回転し、ウエハWの外周より外側にはみ出ている不要接着シート部分S1が周方向に沿って切断される。この切断が終了すると、切断手段43は、外周カット用テーブル47の上方位置から再び退避する位置に移動する一方、回収装置50のクロスアーム130が前記不要接着シート部分S1上に移動して当該不要接着シート部分S1を吸着し、回収箱135上に移動して不要接着シート部分S1を落とし込む。この際、不要接着シート部分S1は、非常に弱い接着力でしか前記外側テーブル部40Dに接着していないので、回収装置50による吸着剥離が妨げられることはない。
クロスアーム130が回収箱135側に移動するのと入れ替わるように移載装置45が外周カット用テーブル47上に移動し、再びウエハWを吸着した後に当該ウエハWを温度調整ユニットを介して完全接着に必要な温度に上昇させながら接着用テーブル48の上面に移載する。
接着用テーブル48に移載されたウエハWは、当該接着用テーブル48が第3の温度となる略180℃を維持するように制御されていることで、接着シートSがウエハWに完全に接着する作用を受けることとなる。そして、所定時間経過後に、前記移載装置45の吸着プレート100によってウエハWが吸着されて再び常温に戻す温度調整作用を受ける。
移載装置45に吸着されている間に温度降下したウエハWは、リングフレームRFを吸着しているマウントテーブル137に移載された後、ダイシングテープDTを介してリングフレームRFにマウントされる。なお、ウエハWが、先ダイシングによって個片化されたチップW1の集合体である場合には(図16参照)、マウントテーブル137を水平面内で所定角度回転させて押圧ロール144の中心軸線CLが、何れのチップWの何れの辺とも平行でない状態になるように制御し、この状態でダイシングテープ(マウントテープ)DTを接着シートS上に貼付することとなる。これにより、ウエハWが押圧ロール144の押圧力によって傾斜してしまうことがなくなり、マウントテープを精度よく貼付することができる。
リングフレームRFにウエハWがマウントされたワークKは、表裏反転された状態で剥離用テーブル156に移載される。保護テープPTの剥離は、図21(A)に示されるように、剥離ヘッド部166を下降させて第1のロール174の最下部とウエハWの端部WEとを相互に接触させる。そして、巻取用モータM7を停止状態に保つ一方、支持ロール164は剥離用テープST1の繰出方向とは反対の方向に小さな力で当該剥離用テープST1にテンションを付与する程度に回転付勢しておく。
剥離テーブル156が剥離ヘッド部166に対して図21中右側に相対移動して剥離用テープST1がこれに対応して繰り出されることとなるが、この時点では巻取用モータM7は停止状態に保たれているので、剥離用テープST1に折れ曲がり部分が形成される(図21(B)参照)。
図21(C)に示されるように、剥離用テープST1に形成される前記折れ曲がり部分を隙間C1に入り込ませると、初期剥離角度α1が形成される。なお、初期剥離角度α1を確実に形成するために、図21(A)〜(C)の工程を2〜3回繰り返してもよい。
初期剥離角度α1が形成されると、モータM7が駆動し、第1のロール174の外周面に剥離用テープST1がぴったり沿うようになる(図21(D)参照)。このようにして剥離用テープST1が第1のロール174の外周面にぴったりと沿う状態で、当該ロール径によって決定される次期剥離角度α2(図22参照)を維持して保護テープPTがウエハWの反対側の端部まで剥離されることとなる。なお、図22では、ウエハWの回路面にバンプBが形成された場合を示しており、当該バンプB上に保護テープPTが設けられている場合には、バンプB間に存在する接着剤178は、前記次期剥離角度α2によって上方に抜かれるように作用することでウエハW上に残存させることなく保護テープPTに付着させて剥離することができる。また、ウエハWにバンプが存在しない場合であっても、初期剥離角度α1で剥離が開始されるため、その後の次期剥離角度α2が初期剥離角度α1より小さくなってもウエハWに割れ等を生じさせるストレスは加えられることはない。これは、ウエハのように薄板材料に貼付されたシートを剥離する場合に、初期の剥離角度が最も問題となるものであり、剥離が開始された後の次期剥離角度は、割れ等を発生させる要因としては低いことに起因する。その後、初期段階でUV硬化した保護テープPTが、テープ剥離装置18によってウエハ回路面から剥離され、ストッカ19に収容されることとなる。
以上説明したように、本発明の第1実施形態によれば、貼付装置15の接着用テーブル48からマウントテーブル137にウエハWを移載する際に当該ウエハWの温度制御が行われるため、マウントテーブル137での温度調整を行う必要がなく、マウント装置18側の構造を複雑にすることなくマウント処理を行うことができる。しかも、前記各テーブル間を移載されるウエハは、その移載時に温度調整作用を受けるので、この点からもウエハ処理効率を向上させることができる。
また、貼付テーブル40を構成する内側テーブル部40Cと外側テーブル部40Dがそれぞれ温度制御可能に設けられているため、ウエハWの外周側に存在する不要接着シート部分S1による皺の発生防止や、不要接着シート部分S1の回収時における剥離容易性を同時に達成することが可能となる。
また、テープ剥離ユニット17によれば、特に、バンプBを備えたチップの回路面側に貼付された保護テープを剥離する場合であっても、初期の剥離をウエハ面方向にできるだけ沿わせる大きな剥離角度で行ってウエハへのストレスを回避でき、初期剥離が完了した後に、角度を小さくした保護テープPTの剥離により、バンプB間に存在する接着剤178がウエハWの面に対して略真上に向かうように抜かれる剥離力を受け、これにより、バンプB間に保護テープPTの接着剤178を残すことも防止できる。
更に、接着シートSをウエハWに貼り付ける際のプレスロール78の回転が、ラック65とピニオン88との連動機構によってもたらされるものであるため、つまり、ウエハWに対するプレスロール78の押圧力によってプレスロール78が回転する構成でないため、接着シートSに対する延びや皺の発生や、接着シートS貼付後の反り変形を回避して気泡混入等を防止することが可能となり、ウエハWを個片化してリードフレームにボンディングする際の接着精度を良好に保つことが可能となる。しかも、ラック65の側面に設けられたガイドバー67の上面を転動するコロ89がプレスロール78の中心軸86に設けられている構成により、プレスロール78とウエアWとの間に生ずる面圧を一定にすることができるようになり、接触面積の変化に伴う面圧変化を回避して貼付不良を防止することが可能となる。
また、接着シートSをウエハWの外周縁に沿って切断する際に、当該ウエハWを仮着温度よりも低い状態にして切断する構成であるため、接着剤がカッター96に転移することを防止でき、接着シートSの切断をスムース且つ精度良く行うことができる。しかも、カッター96は、接着シートSに対して、幅方向切断機能と、周方向切断機能とを備えたものであるため、単一の切断手段43を共用して構成の簡易化を図ることが可能となる。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2の実施例について、図23ないし図26を参照しながら説明する。なお、以下の説明において、前記第1の実施形態と同一若しくは同等の部分については同一符号を用いるものとし、説明を省略若しくは簡略にする。
第2の実施形態は、貼付装置15を構成する貼付ユニット41にシート予備剥離装置180を設けたところに特徴を有する。すなわち、剥離部を構成する巻取ロール73、ドライブロール71とピンチロール72に対し、接着シートSの原反繰出方向上流側にシート予備剥離装置180が設けられている。このシート予備剥離装置180は、原反の繰出方向に沿って移動可能な移動部材181と、当該移動部材181を移動させるシリンダ装置182とにより構成されている。移動部材181は、図24に示されるように、フレームFの面内に設けられたスリット183を前後方向に貫通する支持軸184と、この支持軸184の前端(手前側端)に固定されてフレームFの面より前方に向かって接着シートSの幅と同程度以上の長さを備えた翼状の片状体185により構成されている。この片状体185は、接着シートSと剥離シートPSとの間に配置され、これら各シートS、PSに接する緩やかな円弧面が左右両側に位置する形状とされ、その上下各端は非常に小さな曲面となる尖頭形状に設けられ、前記シリンダ装置182の駆動によって上下に移動したときに、積層状態にある接着シートSと剥離シートSとを強制的且つスムースに分離し、剥離部での剥離を行う前段階での予備剥離を実行するようになっている。なお、移動部材181は、片状体185に代えてロール状部材等を用いることを妨げない。
このような第2の実施形態では、接着シートSの原反を掛け回す初期の作業に際し、接着シートSと剥離シートPSとを剥離した状態で、これらの間に片状体185が挟み込まれるように設定しておけばよい。そして、片状体185は、接着シートSのリード端が押圧部材76で外側テーブル部40Dに押し付けられる前に、図25に示される位置から上方に向かって一往復して予備剥離領域を形成して停止し、片状体185が停止している時に、プレスローラが接着シートSをウエハWに貼付するようになっている。その他の構成は、前記第1の実施例と実質的に同様である。
従って、このような第2の実施形態によれば、接着シートSが剥離シートSに積層された原反状態において、接着力の強い領域が部分的に存在していても、シート予備剥離装置180によって繰出方向に沿う一定量が予備的に剥離されることとなる。従って、シート予備剥離装置180を通過した後の接着シートSと剥離シートPSは、直後の剥離部での剥離がスムースに行われることととなり、剥離遅れを生ずることが防止される。そして、このような剥離遅れの防止により、剥離部とプレスロール78との間の接着シートSに不要な引っ張り力を付与することが回避され、接着シートSを貼付した後のウエハWに反り変形を生じさせることはない。
以上のように、本発明を実施するための最良の構成、方法等は、前記記載で開示されているが、本発明は、これに限定されるものではない。
すなわち、本発明は、主に特定の実施形態に関して特に図示、説明されているが、本発明の技術的思想及び目的の範囲から逸脱することなく、以上説明した実施形態に対し、形状、位置若しくは配置等に関し、必要に応じて当業者が様々な変更を加えることができるものである。
例えば、前記実施形態における貼付装置16は、ダイボンディング用の接着シートSをウエハWに貼付する装置として図示、説明したが、感熱接着性を有するシートであれば他のシートであってもよく、例えば、ドライレジストフィルムや、保護膜形成用のシート等をウエハWに貼付する場合にも適用することができる。
更に、ウエハ処理装置10の構成する個々のユニットの配置、移動方向等も図示構成例に限定されるものでなく、同様の処理工程を実行することができれば足りる。
また、前記貼付テーブル40、外周カット用テーブル47及び接着用テーブル48の温度は、本発明を限定するものではなく、用いられる感熱性接着シートの特性に応じて変更されるものである。
第1の実施形態に係るワーク処理装置の全体構成を示す概略平面図。 ウエハ処理工程を経時的に説明するための概略断面図 ウエハの初期処理工程並びに貼付装置を示す正面図。 貼付装置の概略斜視図。 接着シートを仮着する初期段階を示す概略正面図。 接着シートを仮着して当該シートを幅方向に切断するときの概略正面図。 貼付テーブル及び連動機構を示す概略斜視図。 図7の一部断面図。 切断手段の動作を示す概略正面図。 貼付テーブルから外周カット用テーブルにウエハを移載する状態を示す概略正面図。 図10の次の段階を示す概略正面図。 外周カット用テーブルに移載されたウエハ外周に残るシート部分を切断する状態を示す概略正面図。 移載装置によってウエハを移載する領域を示す概略平面図。 マウント装置の概略正面図。 リングフレームにウエハをマウントしたワークの移載状態を示す概略正面図。 (A)は半導体ウエハがチップ状に個片化された場合の押圧ロールとの位置関係を示す平面図、(B)は個片化されたウエハのマウント工程途中の概略断面図。 マウント装置の概略平面図。 テープ剥離ユニットの概略正面図。 保護テープをテープ剥離ユニットで剥離する初期段階を示す概略正面図。 前記保護テープが剥離される最終段階を示す概略正面図。 (A)〜(D)は前記テープ剥離装置の動作説明図。 (A)は保護テープの初期剥離角度と次期剥離角度とを示す断面図、(B)は保護テープを剥離した後のバンプ付きウエハの拡大断面図。 第2の実施形態を示す図3と同様の正面図。 シート予備剥離装置を示す概略拡大斜視図。 第2の実施形態を示す図5と同様の正面図。 第2の実施形態を示す図6と同様の正面図。 (A)は先ダイシングされたチップをマウントする際の押圧ロールとチップとの相対位置を示す従来の平面図、(B)は従来の個片化されたウエハのマウント工程途中の概略断面図。 (A)はバンプ付きのウエハに貼付された保護テープを剥離する従来の剥離装置で剥離する場合を示す概略断面図、(B)は図28(A)の一部拡大断面図、(C)は保護テープを剥離した後の状態を示す拡大断面図。
符号の説明
10 ウエハ処理装置
15 貼付装置
16 テープ貼付ユニット
17 テープ剥離ユニット
18 マウント装置
40 貼付テーブル
40C 内側テーブル部
40D 外側テーブル部
41 貼付ユニット
44 伝熱部材
45 移載装置
47 外周カット用テーブル
48 接着用テープル
71 ドライブロール(剥離部)
72 ピンチロール(剥離部)
78 プレスロール
101 温度調整ユニット
137 マウントテーブル
138 テープ貼付ユニット
144 押圧ロール
180 シート予備剥離装置
181 移動部材
185 片状体(移動部材)
B 半田バンプ
DT ダイシングテープ(マウントテープ)
W 半導体ウエハ
W1 チップ
PT 保護テープ
RF リングフレーム
S 接着シート(感熱接着性の接着シート)
S1 不要接着シート部分

Claims (13)

  1. 半導体ウエハを支持する貼付テーブルと、前記半導体ウエハに感熱接着性の接着シートを貼付する貼付ユニットとを含む貼付装置と、前記接着シートが貼付された半導体ウエハをリングフレームにマウントするマウント装置とを備えたウエハ処理装置において、
    前記貼付装置は、前記半導体ウエハをマウント装置に移載する移載装置を含み、当該移載装置は、前記半導体ウエハを移載する間に当該半導体ウエハの温度を調整する温度調整ユニットを備えていることを特徴とするウエハ処理装置。
  2. 前記貼付テーブルは、第1の温度に制御されて前記接着シートを仮着する貼付テーブルと、第1の温度よりも低い第2の温度に制御されて前記半導体ウエハ回りの接着シートを切断する外周カット用テーブルと、前記第1の温度よりも高温となる第3の温度に制御されて接着シートを半導体ウエハに完全接着する接着用テーブルとを含み、前記移載装置は、前記半導体ウエハを各テーブル間に移載する間に半導体ウエハを温度制御することを特徴とする請求項1記載のウエハ処理装置。
  3. 前記貼付テーブルは、ウエハ支持面に対応する内側テーブル部と、この内側テーブル部を囲む外側テーブル部とを備え、当該外側テーブル部は前記内側テーブル部よりも低温に制御されることを特徴とする請求項2記載のウエハ処理装置。
  4. 前記内側テーブル部と外側テーブル部との間に伝熱部材が介装され、当該伝熱部材により外側テーブル部が内側テーブル部よりも低い温度に加熱されることを特徴とする請求項3記載のウエハ処理装置。
  5. 前記内側テーブル部と外側テーブル部は、それぞれ独立して温度制御されることを特徴とする請求項3記載のウエハ処理装置。
  6. 前記貼付ユニットは、剥離シートの一方の面に接着シートが積層された原反を繰り出す途中で剥離シートと接着シートとを剥離する剥離部と、当該剥離部よりも原反繰出方向上流側に設けられたシート予備剥離装置とを備えていることを特徴とする請求項1ないし5の何れかに記載のウエハ処理装置。
  7. 前記シート予備剥離装置は、原反の繰出方向に沿って移動可能な移動部材を備え、当該移動部材は、剥離シートと接着シートとの間に挟まれた状態で移動することを特徴とする請求項6記載のウエハ処理装置。
  8. 前記移動部材は、前記繰出方向に沿う面を備えた片状体、又はロール状部材により構成されていることを特徴とする請求項7記載のウエハ処理装置。
  9. 前記接着シートは、予めチップ状に個片化された半導体ウエハを対象として当該半導体ウエハに貼付されることを特徴とする請求項1ないし8記載のウエハ処理装置。
  10. 前記マウント装置は、リングフレームと半導体ウエハを支持するマウントテーブルと、これらリングフレーム及び半導体ウエハの面に沿って供給されるマウントテープに押圧力を付与する押圧ロールとを含むテープ貼付ユニットを備え、
    前記押圧ロールの軸線方向は、何れのチップの何れの辺とも平行でない方向に向けられていることを特徴とする請求項9記載のウエハ処理装置。
  11. 前記貼付装置の貼付ユニットは、前記接着シートを半導体ウエハに押圧するプレスロールを含み、このプレスロールの軸線方向は、何れのチップの何れの辺とも平行でない方向に向けられていることを特徴とする請求項9記載のウエハ処理装置。
  12. 前記接着シートはダイボンディングシートであることを特徴とする請求項1ないし11の何れかに記載のウエハ処理装置。
  13. 前記接着シートは、貼付して保護膜を形成するための保護用シートであることを特徴とする請求項1ないし11の何れかに記載のウエハ処理装置。
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