JP2005242552A - 車載受信装置、車載送信装置、およびサーバ - Google Patents

車載受信装置、車載送信装置、およびサーバ Download PDF

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Abstract

【課題】 車載カメラやレーザーレーダセンサ等従来の方法とは異なる新規な方法で障害物を検知する。
【解決手段】 このような場合、車両1のカーナビゲーション装置10は、走行軌跡45に基づいて、車両1が障害物を回避したことを判定し、自車両の走行軌跡45の情報を後続車両2のカーナビゲーション装置10に送信する。車両2のカーナビゲーション装置10は、この走行軌跡45の情報を受信して、その走行軌跡45に基づいて、この走行軌跡45障害物を回避したものであることを判定する。そして、回避するものであることを判定すると、障害物の警告をドライバーに警告し、また、後に車両2が障害物5を回避する軌跡で走行した場合、車両1の走行軌跡および車両2の走行軌跡の平均軌跡の情報を車両3に送信する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、車両の走行軌跡に基づく障害物の判定の送信、受信、報知を行う車載送信装置、車載受信装置、およびサーバに関する。
従来、車載カメラやレーザーレーダセンサを用いて車両周辺の障害物を検知し、その検知した情報を周囲の車両に通知する技術が知られている(例えば特許文献1参照)。
特開平10−79100号公報
上記の技術においては、車載カメラやレーザーレーダセンサが車両に搭載されている必要があるが、現在このような装置が取り付けられている車両は数少ない。
本発明は上記点に鑑み、車載カメラやレーザーレーダセンサとは異なる新規な方法で障害物を検知することを目的とする。
上記目的を達成するための請求項1に記載の発明は、自車両の走行軌跡に基づく走行軌跡情報を送信する車載送信装置から当該走行軌跡情報を受信する走行軌跡情報受信手段(210)と、前記走行軌跡情報受信手段が受信した走行軌跡情報が障害物を回避するものであることを判定する他車両回避判定手段(220)と、前記他車両回避判定手段が判定した前記回避の位置に障害物がある旨を乗員に報知する障害物報知手段(230)と、を備えた車載受信装置である。
このように、他車両の走行軌跡情報に基づいて、その走行軌跡情報が障害物を回避するものであることを判定し、その判定に基づいて障害物がある旨を乗員に報知するので、車両の走行経路による新規な方法で障害物を検知することができる。なお、障害物とは、障害となる存在をいい、人、動物、物を含む概念である。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の車載受信装置において、自車両の位置を特定する自車位置特定手段(11)と、前記走行軌跡情報受信手段が受信した走行軌跡情報に対応する位置における自車両の走行軌跡に基づく走行軌跡情報を、前記走行軌跡情報受信手段を有する後続車両の車載送信装置に送信する走行軌跡情報送信手段(310、320、330、410、415、450、470、480)と、を備えたことを特徴とする。
このような、走行軌跡情報受信手段を有する他車両の車載送信装置に走行軌跡情報を送信する車載受信装置が、複数の車両に搭載され、その複数の車両が道路において隊列を形成する場合、走行軌跡情報を受信した車載送信装置は、その位置における自車両の軌跡に基づく軌跡情報を後続車両の車載受信装置に送信する。そして、当該軌跡情報を受信した後続の車載受信装置は、またその位置における軌跡情報を更に後続の車両に送信する。このように、バケツリレー的に後続車両に走行軌跡情報が渡され、各車載受信装置において、当該受信した走行軌跡情報に基づいて障害物回避の判定および障害物の報知が行われる。
また、請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の車載受信装置において、前記走行軌跡情報送信手段は、前記走行軌跡情報受信手段が受信した走行軌跡情報に対応する位置における自車両の走行軌跡が障害物を回避するものであることを判定する自車両回避判定手段(310、410、415、450)を備え、この自車両回避判定手段が前記判定したことに基づいて、前記後続車両の車載送信装置への前記送信を行うことを特徴とする。
また、請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の車載受信装置において、前記自車両回避判定手段は、前記走行軌跡情報受信手段が受信した走行軌跡情報に対応する位置から所定の範囲内でずれた近傍における自車両の走行軌跡が障害物を回避するものであることを判定し、前記走行軌跡情報送信手段は、前記対応する位置から前記近傍に移動する1つの障害物がある旨の情報を前記後続車両の車載送信装置に送信することを特徴とする。
また、請求項5に記載の発明は、請求項2ないし4のいずれか1つに記載の車載受信装置において、前記走行軌跡情報送信手段は、前記走行軌跡情報受信手段が受信した走行軌跡情報に、当該走行軌跡情報に対応する位置における自車両の走行軌跡を加味した走行軌跡情報を、前記走行軌跡情報受信手段を有する後続車両の車載送信装置に送信することを特徴とする。
また、請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の車載受信装置において、他車両回避判定手段は、前記走行軌跡情報受信手段が受信した走行軌跡が障害物を回避するものであることを判定する判定基準を、当該走行軌跡情報受信手段が受信した走行軌跡情報に加味された車両の走行軌跡の数が多いほど緩和することを特徴とする。
また、請求項7に記載の発明は、請求項1ないし6のいずれか1つに記載の車載受信装置において、他車両回避判定手段は、前記走行軌跡情報受信手段が受信した走行軌跡が、複数の車両が連続して所定の判断基準を上回った走行軌跡を取ったことを示すものである場合に、当該走行軌跡が当該障害物を回避するものであることを判定することを特徴とする。
また、請求項8に記載の発明は、自車両の走行軌跡の情報を送信する車載送信装置から当該走行軌跡の情報を受信する走行軌跡情報受信手段(510)と、前記走行軌跡情報受信手段が受信した走行軌跡の情報に基づいて、当該走行軌跡の位置において車両が障害物回避を行っていることを判定する車両回避判定手段(530)と、前記車両回避判定手段が障害物回避を行っていると判定した位置に障害物がある旨を、特定の位置に障害物がある旨の情報を受信して乗員に報知する車載受信装置に送信する障害物情報送信手段(550、570)と、を備えたサーバである。
このように、サーバが、車両の走行軌跡に基づいて、その走行軌跡が障害物を回避するものであることを判定し、その判定に基づいて障害物がある旨を車両に報知するので、車両の走行経路による新規な方法で障害物を検知することができる。
また、請求項9に記載の発明は、請求項8に記載のサーバにおいて、前記車両回避判定手段は、前記走行軌跡情報受信手段が受信した走行軌跡の情報に基づいて、当該走行軌跡の位置において車両が障害物回避を行わなくなったことを判定し、前記障害物情報送信手段は、前記車両回避判定手段が障害物回避を行っていないと判定した位置に障害物はなくなった旨の情報を受信して乗員に報知する車載受信装置に送信することを特徴とする。
また、請求項10に記載の発明は、請求項8または9に記載のサーバにおいて、前記車両回避判定手段は、前記走行軌跡情報受信した走行軌跡の情報の複数についての平均に基づいて、当該走行軌跡の位置において車両が障害物回避を行っていると判定することを特徴とする。
また、請求項11に記載の発明は、請求項10に記載のサーバにおいて、前記車両回避判定手段は、前記平均の対象となる走行軌跡の数が多いほど、当該走行軌跡の位置において車両が障害物回避を行っていることを判定する判定基準を緩和することを特徴とする。
また、請求項12に記載の発明は、自車両の位置を特定する自車位置特定手段(11)と、自車両の走行軌跡の情報を請求項8ないし11に記載のサーバ(50)に送信する走行軌跡情報送信手段(130)と、を備えた車載送信装置である。
また、請求項13に記載の発明は、請求項8ないし11に記載のサーバ(50)から特定の位置に障害物がある旨の情報を受信する障害物情報受信手段(610)と、前記他車両回避判定手段が判定した前記回避の位置に障害物がある旨を乗員に報知する障害物報知手段(630)と、を備えた車載受信装置である。
また、請求項14に記載の発明は、自車両の位置を特定する自車位置特定手段(11)と、自車両の走行軌跡が障害物を回避するものであることを判定する自車両回避判定手段(120)と、前記自車両回避判定手段の判定に基づいて、前記回避判定手段が判定した前記回避の位置に障害物がある旨の情報を、特定の位置に障害物がある旨の情報を受信して乗員に報知する車載受信装置に送信する障害物情報送信手段と、を備えた車載送信装置である。
このように、自車両の走行軌跡が障害物を回避するものであることを判定すると、当該回避の位置に障害物がある旨の情報を特定の位置に障害物がある旨の情報を受信して乗員に報知する車載受信装置に送信することで、新規な方法で障害物を検知することができる。
また、請求項15に記載の発明は、請求項14に記載の車載送信装置から特定の位置に障害物がある旨の情報を受信する障害物情報受信手段と、前記他車両回避判定手段が判定した前記回避の位置に障害物がある旨を乗員に報知する障害物報知手段と、を備えた車載受信装置である。
また、請求項16に記載の発明は、自車両の位置を特定する自車位置特定手段(11)と、自車両の走行軌跡が障害物を回避するものであることを判定する自車両回避判定手段(120)と、前記自車両回避判定手段の判定に基づいて、前記回避判定手段が判定した前記回避の位置における自車両の走行軌跡に基づく走行軌跡情報を請求項1ないし7に記載の車載受信装置に送信する走行軌跡情報送信手段(130)と、を備えた車載送信装置である。
なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段、または具体的手段として下記制御回路18、CPU54を機能させるためのプログラムの処理との対応関係を示すものである。
(第1実施形態)
以下、本発明の第1実施形態について説明する。図1は、本実施形態に係るカーナビゲーション装置10(特許請求の範囲の送信装置および受信装置に相当する)が搭載された車両1〜3が片側1車線の道路4を走行している様子を俯瞰した図である。車両1のドライバーは、走行車線状に障害物5が落ちていることを視認し、障害物5を回避するよう、車両1を走行軌跡45のように走行させた。その結果、車両1は道路4の反対車線に一度はみ出し、その後元の走行車線に戻った。
このような場合、車両1のカーナビゲーション装置10は、走行軌跡45に基づいて、車両1が障害物を回避したことを判定し、回避したことを判定すると、自車両の走行軌跡45の情報を後続車両2のカーナビゲーション装置10に送信する。
そして車両2のカーナビゲーション装置10は、この送信された走行軌跡45の情報を受信して、その走行軌跡45に基づいて、この走行軌跡45が障害物を回避したものであることを判定する。そして、回避するものであることを判定すると、障害物の警告をドライバーに警告し、また、後に車両2が障害物5を回避する軌跡で走行した場合、車両1の走行軌跡および車両2の走行軌跡の平均軌跡の情報を車両3に送信する。
図2に、カーナビゲーション装置10のハードウェア構成をブロック図で示す。カーナビゲーション装置10は、位置検出器11、地図データ入力器16、操作スイッチ群17、制御回路18、表示装置20、無線機23、およびアンテナ24を有している。
表示装置20は、液晶ディスプレイ等の表示面およびスピーカを有し、制御回路18からの映像信号の入力に応じて液晶ディスプレイ等の表示面に当該映像を表示し、また制御回路18からの音声信号の入力に応じてスピーカに当該音声を出力させる。
操作スイッチ群17は、表示装置20の表示面の周囲に設けられた複数のメカニカルスイッチ、当該表示面に重ねて設けられたタッチパネル等の入力装置から成り、ユーザによるメカニカルスイッチの押下(例えば押しボタンの押下)、タッチパネルのタッチに基づいた信号を制御回路18に出力する。
位置検出器11は、図示しない周知の地磁気センサ、ジャイロスコープ、車速センサ、およびGPS(Global Poositioning System)衛星からの電波に基づいて車両の位置を検出するGPS受信機等のセンサを有し、これらのセンサの個々の性質に基づいた現在位置を特定するための情報を制御回路18に出力する。
地図データ入力器16は、HDD(ハードディスクドライブ)等の不揮発性記憶媒体を備え、制御回路18からの制御命令等に基づいて、この不揮発性記憶媒体に対してデータの読み出しおよび可能であればデータの書き込みの制御を行う。この不揮発性記憶媒体が記憶している情報としては、地図データおよび目印データを含む各種データ、上記した現在位置特定の精度向上のためのいわゆるマップマッチング用データ、カーナビゲーション装置1の動作のためのプログラム等がある。
無線機23は、アンテナ24が受信した信号に対して増幅、周波数変換、復調、A/D変換等、所定の無線通信プロトコルに従った処理を施し、その結果を制御回路18に出力する。また無線機23は、制御回路18から入力されたデータに対してD/A変換、変調、周波数変換、増幅等、所定の無線通信プロトコルに従った処理を施し、その結果の信号をアンテナ24に出力する。このような無線機23の作動により、制御回路18は、無線機23に送信データを出力することで、無線機23を介した当該送信データを無線送信することができ、また、無線機23から無線信号に含まれるデータを受けることにより、他の草紙の装置から無線によって送信されたデータを無線機23を介して受信することができる。
制御回路18は、通常のコンピュータとして構成されており、内部にはCPU、ROM、RAM、フラッシュメモリ、I/Oおよびこれらの構成を接続するバスラインが備えられている。制御回路18は、ROM、地図データ入力器16から読み出したカーナビゲーション装置1の動作のためのプログラムを実行し、その実行の際にはROM、RAM、フラッシュメモリから情報を読み出し、RAM、フラッシュメモリに対して情報の書き込みを行い、I/Oを介して位置検出器11、地図データ入力器16、操作スイッチ群17、表示装置20、無線機23等と信号の授受を行う。
この制御回路18のCPUは、カーナビゲーション装置1が起動するとき、ROMからブートプログラム、オペレーティングシステム(以下OSと記す)等を読み出して実行し、このOSに基づいたハードウェア制御およびプロセス管理を行う。OS上で動作するプロセスとしては、メニュープログラム、目的地設定プログラム、経路検索プログラム、地図表示プログラム、およびその他のプログラムがある。
なお、制御回路18のCPUは、これらプログラムの実行において、現在位置を特定する必要があれば、位置検出器11が有するセンサから出力される現在位置を特定するための信号に基づいて、現在位置を算出する。その際、位置検出器11の各種センサからの出力は、それぞれ性質が異なる誤差を持っているため、制御回路18のCPUにおける現在位置の特定は、複数のセンサを相補的に使用するようになっている。なお、本実施形態においては、現在位置の特定の精度は10cm以下であるとする。この精度は、GPS衛星として準天頂衛星や、RTK(リアルタイムキネマティック測位)等を用いることで実現可能である。
以下では、当該CPUがプログラムを読み込んで実行する動作を、当該実行されるプログラム自体の動作であると表現して説明する。
メニュープログラムは、OS上で動作する各種プログラムを、そのプログラムの機能や目的別に階層的にメニュー表示し、そのメニュー表示されたものの中からユーザが選択したプログラムの実行を開始させる。なお、メニュー表示は表示装置20に当該メニューの画像データを出力することで行い、また、ユーザの選択は、リモコンセンサ21を介したリモコン22または操作スイッチ群17に対する選択操作(カーソル移動、確定ボタン押下等)によって制御回路18に入力された信号に基づいて検出する。
目的地設定プログラムは、目的地を設定するためのプログラムであり、ユーザに目的地入力を促す表示を表示装置20に行わせ、その結果ユーザによるリモコン22または操作スイッチ群17を用いた目的地の入力に基づいて、当該目的地を制御回路18のRAMに記憶させることによって上記設定を実現する。
経路検索プログラムは、現在位置から目的地設定プログラムによって設定された目的地までの最適な経路を自動的に選択し、その選択した経路を案内経路として表示装置20に表示させる。自動的に最適な経路を設定する手法としては、ダイクストラ法等が知られている。
地図表示プログラムは、特定した現在位置情報に基づく車両現在位置マークと、地図データ入力器16を用いて読み出した地図データと、経路検索プログラムによって形成した誘導経路等の付加データとを重ねて表示装置20の表示面に表示させる。
なお、本実施形態においては、地図データ入力器16に記憶される地図データは、地図の道路を構成する各道路片(リンク)が有する走行車線のそれぞれについての走行車線情報を含んでいる。ある走行車線についての走行車線情報の一例を図3に示し、図4に、この走行車線情報が対象とする道路片4の車線47を示す。
走行車線情報は、当該車線の中央44の上の複数の位置(図中×印に相当し、緯度、経度等の座標で示される)と、それぞれの位置における車線の横幅とから成る組を複数有するリストである。図3の走行車線情報においては、例えばc4の位置においては当該走行車線の幅がw1であり、c6の位置においては幅がw6である。
以下、カーナビゲーション装置10が、この車線情報を用いて車両の障害物回避を判定するための作動について説明する。
この作動のために制御回路18が実行するプログラムのうち、自車両の障害物回避挙動を判定して後続車両のカーナビゲーション装置10に送信するためのプログラムを図5に示す。このプログラムはカーナビゲーション装置10の起動直後に実行が開始され、図5に示す通りステップ110、120、130をループ状に繰り返すようになっている。
まずステップ110では、自車両の現在位置を位置検出器11からの信号に基づいて検出し、その結果を制御回路18のRAMまたは制御回路18のHDDに記憶させる。ステップ110の処理が上記ループの繰り返しによって周期的に実行されることで、自車両の走行軌跡のデータが記憶される。
次にステップ120で、自車両が回避挙動を行ったか否かを判定する。具体的には、車線情報と自車両の走行軌跡との比較に基づいて、直前の時間帯(例えば過去30秒以内)に、自車両の走行軌跡が所定基準以上走行車線から逸脱したことを判定することで、自車両の回避挙動の判定を実現する。
図6〜図8に、回避挙動の判定を説明するための具体例を示す。図6に示すように、自車両1が道路4において障害物5を避けるために走行軌跡45のような経路を取った直後について考える。このとき、ステップ110によって記憶される直前の走行軌跡の情報は、図7のように、各時刻t1〜t8と、それぞれの時刻における車両1の位置p1〜p8とを対応づけるものとなっている。ここで、図7の位置p1〜p8は、それぞれ図6に示す位置p1〜p8の位置座標(緯度、経度)を示している。
ステップ120では、この走行軌跡上の位置p1〜p8のそれぞれについて、その位置から車線情報が示す車線中央位置に最も近い位置までの距離を算出する。この算出された距離が、走行車線からのずれ量である。なお、自車両がどの車線を通行しているかは、公知のマップマッチングの手法を用いることで特定する。また、各位置p1〜p8から車線中央位置に最も近い距離としては、図3に示したような車線情報によって示される車線中央の位置を直線で繋いだ線に対しておろした各位置p1〜p8からの垂線の長さを用いる。
図8は、この各時刻t1〜t8と、その時刻における位置p1〜p8の走行車線からのずれ量である位置関係を示すグラフである。横軸は時刻を示し、縦軸は各位置p1〜p8の走行車線からのずれ量を、その位置に最も近い車線中央の幅の値で除算した値、すなわちずれ量を車線の幅で正規化した値を示している。折れ線31は、各点p1〜p8に対応する時刻と正規化されたずれ量をプロットして繋げたものである。
この正規化されたずれ量が、ある閾値(例えば0.5)を越えたか否かを、車両の走行軌跡が所定基準以上走行車線から逸脱したか否かの判定に用いることで、回避挙動のありなしを判定することができる。なお、正規化されたずれ量が0.5とは、車両が他車線にちょうどはみ出す程度のずれに相当する。
車両が回避挙動を行ったと判定した場合、続いてステップ130で走行軌跡の後続車両への送信を行う。具体的には、その回避行動があった時間帯、すなわち車両が回避を始めた時刻(図7の時刻t1に相当する)から回避を終了した時刻(図7の時刻t8に相当する)までの走行軌跡の情報を、無線機23を介して後続車両が受信できる通信プロトコルで送信する。なお、後続車両も同じカーナビゲーション装置10を有しているので、この後続車両が受信できる通信プロトコルとは、自車両のカーナビゲーション装置10が受信できる通信プロトコルである。
ステップ120で車両が回避挙動を行ったと判定しなかった場合、およびステップ120の後、ステップ110の処理を再度実行する。
以上のようなプログラムを実行することで、制御回路18は、自車両の走行軌跡および車線情報に基づいて、自車両が回避挙動を行ったことを判定し、その判定に基づいて、回避があった走行軌跡を含む走行軌跡の情報を送信する。なお、送信する走行軌跡の情報には、走行軌跡の情報の中継回数が1回である旨の情報を含める。
次に、制御回路18が実行するプログラムのうち、上記した図5のプログラムによって他のカーナビゲーション装置10が送信した走行軌跡データを受信し、自車両のユーザに警告表示を行うためのプログラムを示す。図9にこのプログラムのフローチャートを示す。このプログラムは無線機23を介して走行軌跡情報の着信がある度に実行される。
まずステップ210で、着信のあった走行軌跡を受信する。
次にステップ220で、当該受信した走行軌跡、および記憶されている車線情報に基づいて、障害物の回避挙動があったか否かを判定する。この回避挙動があったことの判定は、図5の回避挙動の判定と同じ方法で行う。ただし、車両の走行軌跡が所定基準以上走行車線から逸脱したか否かの判定に用いる閾値は、走行軌跡の情報と共に受信した中継回数の情報に基づいて変化させる。例えば、この中継回数の情報が5回未満を示していれば、正規化されたずれ量の閾値を0.5とし、5回以上30回未満を示していれば、閾値を0.4とし、30回以上100回未満を示していれば、閾値を0.3とし、100回以上を示していれば、閾値を0.2とする。すなわち、中継回数の情報の示す値が大きければ大きいほど、ずれ量の閾値を下げるようにすることで、回避挙動を判定する基準を緩和する、すなわち回避挙動と判定する範囲を広くする。
受信した走行軌跡が障害物を回避するものであったと判定する場合、続いてステップ230で警告制御を行う。具体的には、表示装置20に、走行軌跡の情報に対応する位置、すなわち当該回避を行った位置に障害物が存在する旨の音声、および文字表示を行わせ、併せて地図上にその位置を強調した画像表示を行わせる。なお、回避を行った位置としては、上記したずれ量が一番大きくなった位置を採用する。
ステップ220で受信した走行軌跡が障害物を回避するものであったと判定しない場合、およびステップ230の後には、ステップ240で受信した走行軌跡および中継回数を地図データ入力器16のHDDまたは制御回路18のRAMに記憶させる。そしてこのプログラムの実行を終了する。
このようなプログラムを実行することにより、制御回路18は、受信した走行軌跡および中継回数に基づいて、当該走行軌跡において回避の挙動があったか否かを判定し、あった場合は、自車両のドライバーにその旨警告のための報知を行う。
次に、図9のプログラムの実行により受信・保存した走行軌跡の位置において自車両が回避の挙動を行ったことを判定し、その判定に基づいて後続車両に自車両の走行軌跡および受信・保存した走行軌跡にもとづく走行軌跡情報を送信するプログラムについて説明する。このプログラムのフローチャートを図10に示す。このプログラムの実行は、図9のプログラムの実行により受信・保存された走行軌跡に対応する位置を車両が過ぎたときに開始する。なお、自車両の位置が当該対応する位置を過ぎたか否かは、位置検出器11からの情報と保存された走行軌跡に記載された位置の情報に基づいて制御回路18が特定する。
まずステップ310では、自車両が受信・記載された走行軌跡の位置で回避挙動があったか否かを判定する。具体的には、図5に記載のプログラムの実行においてステップ110で記憶された走行軌跡が、当該受信・記載された走行軌跡の位置において回避挙動を示しているか否かを判定する。なお、自車両の回避挙動自体があったか否かについては、図5のステップ120の判定と同様に行う。当該受信・記載された走行軌跡の、回避の始まった位置および回避の終了した位置の間で、自車両の回避の挙動を開始し、または回避の挙動を終了していれば、ステップ310において当該位置で回避挙動があったと判定する。
当該位置で回避挙動があったと判定すると、続いてステップ320で、走行軌跡を平均化する。具体的には、回避挙動があったと判定した位置について、受信・記憶された走行軌跡と自車両の走行軌跡との座標値の平均を取る。具体的には、回避挙動があったと判定した位置範囲の、車線情報中の各点について、受信・記憶された走行軌跡の座標値に、上記受信した中継回数を乗算し、その結果の座標値に自車両の走行軌跡の座標値を加算し、その結果の座標値を上記中継回数に1を加算した値で除算する。このような計算により、平均化された走行軌跡が導き出される。
次にステップ330では、この平均化された走行軌跡の情報、および上記中継回数を1だけ増やした情報を、無線機23を介して後続車両に送信する。このように、走行軌跡に含まれる中継回数の情報は、カーナビゲーション装置10において受信した走行軌跡に基づいて平均化された軌跡が送信されるたびに1だけ加算される。ステップ330の後、このプログラムの実行を終了する。
ステップ310で当該位置における自車両回避挙動がないと判定すると、続いてステップ340の処理を実行し、当該位置についての受信・記憶された走行軌跡の情報を破棄、すなわち削除する。そしてこのプログラムの実行を終了する。
このようなプログラムを実行することで、カーナビゲーション装置10は、受信・記憶した走行軌跡の位置において、自車両の回避挙動があったことを判定し、その判定に基づいて、受信した走行軌跡および自車両の走行軌跡に基づいて平均化した走行軌跡を後続車両のカーナビゲーション装置10に送信する。
以上のようなカーナビゲーション装置10の作動により、車両が走行車線を逸脱した場合に、車両の走行軌跡に基づいて、その逸脱の位置において車両の障害物の回避挙動があったと判定するという、新規な障害物検知が実現される。
また、カーナビゲーション装置10を搭載した車両が道路において隊列を形成する場合、走行軌跡情報を受信したカーナビゲーション装置10は、その位置における自車両の軌跡に基づく軌跡情報を後続車両のカーナビゲーション装置10に送信する。そして、当該軌跡情報を受信した後続の車載受信装置は、またその位置における軌跡情報を更に後続のカーナビゲーション装置10に送信する。このように、バケツリレー的に後続車両に走行軌跡情報が渡され、各カーナビゲーション装置10において、当該受信した走行軌跡情報に基づいて障害物回避の判定および障害物の報知が行われる。
なお、上記した実施形態においては、カーナビゲーション装置10は後続車両に走行軌跡の情報を送信しているが、図11に示すような、障害物回避を行ったと判定した位置の情報を、障害物がある旨を通知する情報、すなわち障害情報として送信するようになっていてもよい(障害物情報送信手段に相当する)。ここで、障害情報の位置としては、回避挙動における車線からのずれ量が最も大きい位置する。
このように障害情報を送信する場合、受信側のカーナビゲーション装置10は、この障害情報を受信し(障害物情報受信手段に相当する)、当該位置に障害物がある旨の警告を自車両のドライバーに対して行う(障害物報知手段に相当する)。そして、受信した障害情報はこのまま後続車両に送信するようになっていてもよいし、自車両が当該位置において回避行動を行った場合にのみ障害情報を後続車両に送信するようになっていてもよい。
また、図1に示すような片側1車線の道路4ではなく、図12に例示するような片側2車線以上の道路6の場合、単に一台の車両が走行車線から逸脱しただけでは、それが障害物を回避した挙動なのか、あるいは単なる車線変更の挙動なのかを判別することは難しい。この場合には、複数台の車両の走行軌跡に基づいて、車両の障害物回避を判定してもよい。具体的には、図12において、車両が走行軌跡7のように走行し、また後続車両が走行軌跡8のように走行し、またその後続車両が走行軌跡9のように走行したときのように、複数台が連続で回避行動を行って初めて、当該走行軌跡が障害物を回避するものであると判定する。
これは、障害物がある以上は、どの車両も常に回避行動をとるはずであり、2台以上連続して走行軌跡が当該車線から外れるはずであるという考えに基づいている。このような障害物検知の方法は、例えば図9のプログラムの実行において、ステップ230で、受信した中継回数が所定数以上の場合にのみ警告制御を行うようにすればよい。このようにすれば、カーナビゲーション装置10は、受信した走行軌跡が、複数の車両が連続して図10のステップ310の所定の判断基準を上回った走行軌跡を取ったことを示すものである場合に、当該走行軌跡が当該障害物を回避するものであることを判定するようになる。
また、車両が何らかの理由で急停止した場合(例えば車両の速度が急激に減速した場合、車両のABS(アンチロックブレーキシステム)が作動した場合)について考察する。
急停止をする理由としては2通り考えられる。1つは、動かない障害物をハンドルで回避できずに停止する場合、もう1つは、歩行者、自転車、動物等の移動体が車両の前に飛び出した場合である。
前者の場合には、車両は停止した後に障害物を回避して走行する必要があるが、後者の場合であれば、移動体がいなくなることで直進することができ、後続車に障害物がある旨を通知する必要はない。
このようなことから、車両が急停止した場合には、追突を防止するために自車両が停止することを即座に後続車両に通知するようになっていてもよい。ただし、障害物があることを通知するのは、実際にその後停止した車両が回避の挙動を行った場合に限る。このようにすることで、他車両に無駄な情報を送信する必要がなくなる。
なお、自車両の後方にのみ情報を送信する方法としては、例えばアンテナ24が送信用アンテナと受信用アンテナの2つを有しており、送信用アンテナが車両後方への指向性を有しており、受信用アンテナが車両前方への指向性を有していればよい。
ただし、障害情報、走行軌跡の情報は、必ずしも自車両の後続車両だけに送信する必要はなく、自車両の周囲の車両や路上機に送信するようになっていてもよい。このようにすることで、対向車線を走行する車両や隣の車線で併走する車両にも障害情報、走行軌跡を通知することができるので、受信した車両側では、障害物を回避して車線を逸脱する車両が発生するだろうことに備えることができる。
また、図10の処理においては、走行後ある程度以上の時間が経った走行軌跡の情報は、後続車両に送信しないようになっていてもよい。このようにすることで、送信する情報の鮮度を保つことができる。また、通信量を抑えることができる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について説明する。本実施形態が第1実施形態と異なる部分は、図13に示すように、人、動物、自転車等の移動体41が道路4上におり、車両1〜3が同じ移動体41を異なる位置で回避した場合でも、当該移動体41を同一の障害物であると検出することである。
このために、本実施形態においては、制御回路18は、図10のプログラムに代えて図14に記載のプログラムを実行する。
なお、図10と図14において同一の符号が付されたステップは、互いに同一の処理を行うものであり、ここではその詳細についての説明は省略する。
ステップ410では、自車両の回避挙動があったか否かを判定する。この判定は、図5のステップ120と同様に行う。ただし、図9のプログラムの実行において受信・保存した走行軌跡の位置と同じ位置の回避行動の判定については、受信した中継回数に基づいてずれ量の閾値を下げる等、判断基準を緩和してもよい。回避行動でないと判定した場合、ステップ240で、受信・記憶された走行軌跡で同じ位置のものがあれば、その走行軌跡の破棄を行う。
ステップ410で回避行動であると判定した場合、続いてステップ415で、当該自車両の回避の位置と、図9プログラムの実行において受信・保存した走行軌跡の位置とが同じであるか否かを判定する。ここで同じ位置であるとは、実質的に同じ位置である(具体的には所定の短距離内(例えば10m以内)である)ことを含むものとする。位置が同じであれば続いてステップ320の処理を実行する。
位置が同じでない場合、続いてステップ450で、位置の差が所定の閾値th未満であるか否かを判定する。なお、ここでいう位置の差とは、比較対象の走行軌跡のそれぞれにおける、走行車線からのずれ量が最も大きい位置間の距離をいう。図13においては、走行軌跡42と走行軌跡43との位置の差は移動体41の移動量46に相当する。
閾値thは、移動体として検出すべきものの種類に基づいて予め決められている。例えば移動速度が自転車以下のものについて移動体として判定したい場合は、自転車の平均的移動速度(例えば20km/h)に、比較対象の受信・保存された走行軌跡の情報に記載されている時刻と、自車両が当該比較対象の走行軌跡を走行した時刻との差を乗算することで導く。
位置の差が閾値th以上である場合、その2つの走行軌跡は異なる対象に対する回避挙動であるとして、続いてステップ330でその走行軌跡の情報を新たに送信する。この際、併せて送信する中継回数は1回とする。
位置の差が閾値th未満である場合、その2つの走行軌跡は同じ移動体に対する回避挙動であるとして、続いてステップ470で当該移動体の速度を計算する。具体的には、ステップ450で特定した位置の差を、較対象の受信・保存された走行軌跡の情報に記載されている時刻と、自車両が当該比較対象の走行軌跡を走行した時刻との差で除算したものを、当該移動体の移動速度として特定する。
続いてステップ480では、算出した移動体の移動速度と、自車両の走行軌跡の情報とを併せて後続車両に送信する。
ステップ480、330、340の後、このプログラムの実行を終了する。
そして、この情報を受信したカーナビゲーション装置10(特許請求の範囲の送信装置および受信装置に相当する)は、障害物がある旨、および障害物としての移動体の走行速度の情報を表示装置20に表示させる。
このようなプログラムを制御回路18が実行することにより、カーナビゲーション装置10は、固定の障害物のみならず、位置の差が所定の閾値th内の近傍で異なるカーナビゲーション装置10によって検出された回避挙動に基づいて、移動体としての障害物を検出し、さらにその移動速度を検出することができる。
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態について説明する。図15に、本実施形態の障害物検知システムの全体構成図を示す。本実施形態においては、道路4を走行する車両1〜3と、障害情報管理サーバ50(特許請求の範囲のサーバに相当する)とが、広域ネットワーク60、道路4の脇に点在する路側機61〜63を介して通信を行うようになっている。
そして、車両に搭載されているカーナビゲーション装置10が自車両の走行軌跡45に基づいて障害物5を回避したと判定した場合、その走行軌跡の情報を含む障害情報を障害情報管理サーバ50に送信する。そして障害情報管理サーバ50は、受信した走行軌跡45に基づいて走行車線上の障害物の存在を判定し、その判定した障害物の位置等を含む障害情報を、車両1、車両2、車両3のカーナビゲーション装置10に送信する。そしてこの情報を受信したカーナビゲーション装置10は、車両の乗員に警告のための報知を行う。
このような作動を実現する障害情報管理サーバ50のハードウェア構成を図16に示す。障害情報管理サーバ50は、ネットワークインターフェース51、入力装置52、出力装置53、CPU54、ROM55、RAM56、HDD57を有している。
出力装置53は、CPU54から入力された映像信号を、ユーザに対して映像として表示する。
入力装置52は、キーボード、マウス等の入力用デバイスから構成され、ユーザが操作することにより、その操作に応じた信号をCPU54に出力する。
ネットワークインターフェース(図16中ではネットワークI/Fと記載)51は、インターネット等の広域ネットワーク60に有線接続され、広域ネットワーク60を介してデータを受信し、それをCPU54が認識できる形式に変換してCPU54に出力する。またネットワークインターフェース51は、CPU54から入力されたデータを、広域ネットワーク60の通信プロトコルに合致するように加工し、この加工したデータを上記広域ネットワーク60に出力する。CPU54は、このネットワークインターフェース51に送信データを出力し、またネットワークインターフェース51からデータを受けることで、ネットワークインターフェース51を用いた通信を行うことができる。
CPU54は、障害情報管理サーバ50が起動するとプログラムをROM55またはHDD57から読み出して実行する。またCPU54は、プログラムの実行の必要に応じて入力装置52から信号の入力を受け付け、また出力装置53に映像信号を出力し、またRAM56、HDD57に対してデータの読み出し/書き込みの制御を行う。
図17に、このCPU54がHDD57から読み出して実行するプログラムの1つを示す。このプログラムは、車両1〜3のカーナビゲーション装置10から送信され、路側機61〜63、広域ネットワーク60を介して障害情報管理サーバ50に届いた障害情報の着信があったときにその実行を開始する。
なお、障害情報を送信する車両1〜3のカーナビゲーション装置10は、第1実施形態と同等のハードウェア構成を有し、更に図5に示したプログラムを実行するようになっている。ただし、図5のステップ130においては、後続車両宛ではなく、障害情報管理サーバ50宛の障害情報を、路側機61〜63のうち自車両が通信可能なものに無線送信する。
図18に、カーナビゲーション装置10が送信する障害情報のデータ構成を示す。障害情報は、識別番号、更新時刻、位置、走行軌跡、障害の有無の5つの項目を有するデータである。識別番号はステップ130において自動的に割り振られる値で、送信毎に異なる値をとる。更新時刻は、この識別情報を作成した時刻である。位置は、車両が回避を行った位置である。走行軌跡は、その回避のときの車両の走行軌跡である。障害の有無は、ステップ130において送信する場合は常に障害ありの旨の値を取る。
CPU54による図17のプログラムの実行においては、まずステップ510で、障害情報を受信する。
続いてステップ520では、受信した障害情報が新規障害であるか否かを判定する。この判定のために、CPU54は、HDD57に記憶されている障害情報リストを読み出す。
図19は、この障害情報リストの構成を示す表である。障害情報リストは、複数のエントリからなり、各エントリは、識別番号、生成時間、更新時間、位置、平均走行軌跡、回数の項目を有する。この各エントリは、後述するように、CPU54が受信した障害情報に基づいて追加、削除、項目書き換えを行うようになっている。
ステップ520の判定においては、CPU54は、障害情報リストに、受信した障害情報と同一の識別番号を有するエントリがあるか否かを検索し、ない場合は、新規障害であると判定し、ある場合は、新規障害でないと判定する。
新規障害であると判定した場合、続いてステップ525の処理を実行し、受信した障害物情報を新たなエントリとして障害情報リストに追加する。その際、受信した障害情報中の識別番号が当該エントリの識別番号の項目の値となる。また、受信した障害情報中の更新時刻が当該エントリの生成時間および更新時間の項目の値となる。また、受信した障害情報中の位置および走行軌跡が、それぞれ当該エントリの位置および走行軌跡の項目の値となる。また、ステップ525では当該エントリ回数の項目の値は1回を示す値となる。
続いてステップ550で、障害警告情報を車両1〜3宛に送信する。図20に、障害警告情報の構成を示す。障害警告情報は、識別番号、位置、平均走行軌跡の項目を有するデータである。ステップ550において作成する障害警告情報の識別番号、位置、平均走行軌跡の値は、それぞれステップ525で障害情報リストに追加したエントリの識別番号、位置、平均走行軌跡の項目の値を用いる。ステップ550の後、このプログラムの実行は終了する。
ステップ520で新規障害でないと判定した場合、続いてステップ530で、受信した障害情報の走行軌跡は障害物の回避行動を行っているかを判定する。具体的には、図5のステップ120における判定と同じ方法で判定を行う。ただし、閾値については、識別番号リストにおける、ステップ510で受信した障害情報と同じ識別番号を有するエントリの回数の項目に基づいて決定する。回数と閾値との関係は、図9のステップ220における中継回数と閾値との関係と同じである。
回避挙動であると判定した場合、続いてステップ540の処理を実行し、障害情報リストを更新する。具体的には、ステップ510で受信した障害情報と同じ識別番号を有するエントリの更新時間の項目を、受信した障害情報の更新時間の値とし、また当該エントリの平均走行軌跡の項目の情報を、受信した障害情報の走行軌跡を加味した平均軌跡とし、
また当該エントリの回数の項目の値を、現在の回数より1回分増やした値にする。
なお、受信した障害情報の走行軌跡を加味した平均軌跡としては、現在の平均走行軌跡に現在の回数を乗算したものに、受信した障害情報の走行軌跡を足し合わせ、それを現在の回数に1を加えた値で除算した軌跡を用いる。またここでは、当該エントリの位置の情報を受信した障害情報の位置を加味した平均位置としてもよい。
続いてステップ550で障害警告情報を当該エントリに基づいて生成し、車両1〜3宛に送信し、その後プログラムの実行を終了する。
ステップ530で回避挙動でないと判定した場合、すなわち、当該走行軌跡の位置において車両が障害物回避を行わなくなったと判定した場合、続いてステップ560で、障害情報リストのエントリを削除する。具体的には、ステップ510受信した障害情報と同一の識別番号を有するエントリを障害情報エントリから削除する。
続いてステップ570では、解除情報を車両1〜3のカーナビゲーション装置10宛に送信する。解除情報は、ステップ560で削除したエントリの識別番号、位置、および当該識別番号の障害は無くなった旨の情報を含んでいる。その後、このプログラムの実行を終了する。
なお、CPU54は、障害情報リスト中で、更新時刻が所定以上古いエントリを削除するようになっていてもよい。このようにすることで、よけいな記憶容量を使う必要がなくなる。また、一定時間過ぎた情報は、情報の信頼性に欠けるため、このように古いエントリを削除することで、残ったエントリの情報の信頼性が高まる。
また、CPU54は、上記したプログラムの実行以外に、路側機61〜63の通信可能範囲内に車両が進入したときに、当該車両に障害情報エントリ中に含まれるエントリについての障害警告情報を、当該車両宛に送信する処理を行うようになっている。
次に、この障害警告情報を受信するカーナビゲーション装置10において制御回路18が実行するプログラムを図21に示す。制御回路18は、路側機61〜62を介して障害情報管理サーバ50からの障害警告情報の着信があったときに、このプログラムを実行する。
まずステップ610で、障害警告情報を無線機23を介して受信する。次にステップ620で、障害警告情報を地図データ入力器16のHDDまたは制御回路18のRAMに一時的に記憶させる。次にステップ630で、受信した障害警告情報が含む位置に障害物がある旨の画像または/および音声の警告表示を表示装置20に行わせる。そしてこのプログラムは終了する。
次に、上記のプログラムの実行によって一時保存された障害警告情報の位置を自車両が過ぎたときに制御回路18が実行するプログラムについて説明する。このプログラムのフローチャートを図22に示す。
まずステップ710で、上記通過した障害警告情報の地点についての障害情報を生成する。ここで生成する障害情報は、図18に示したものと同じ構成を有する。ここで生成する障害情報の各項目の内容は、識別番号として、当該通過した地点についての受信した障害警告情報に含まれる識別番号を用い、更新時刻として現在時刻を用い、走行軌跡とは、当該警告情報に含まれる位置周辺における走行軌跡を用い、位置として当該走行軌跡のうち最も車線からのずれが大きい位置を用いる。また、障害の有無は、当該走行軌跡について図5のステップ120と同様の回避の判定を行い、回避したと判定した場合障害有りの旨の値とし、回避しなかったと判定した場合障害無しの旨の値とする。
続いてステップ720で当該障害情報を障害情報管理サーバ50宛に送信し、更にステップ730で一時保存していた障害警告情報を消去し、その後このプログラムの実行を終了する。
また、制御回路18は、図17のプログラムの実行によって障害情報管理サーバ50が送信した解除情報を受け取ると、当該障害物が無くなった旨の情報を表示装置20に表示させる。
以上のように、障害情報管理サーバ50は、カーナビゲーション装置10から送信され車両の走行軌跡に基づいて、その走行軌跡が障害物を回避するものであることを判定し、その判定に基づいて障害物がある旨を車両のカーナビゲーション装置10に報知するので、車両の走行経路による新規な方法で障害物を検知することができる。
なお、本実施形態の障害情報管理サーバ50においては、図14に示した処理のように、同一でない位置における回避行動を、その位置の差に基づいて同一の移動体としての障害物であると判定し、その旨を車両のカーナビゲーション装置10に報知するようになっていてもよい。
また、カーナビゲーション装置10を搭載する車両が、カメラやレーザーレーダセンサ等の障害物検知手段を装備していた場合、カーナビゲーション装置10は、障害情報管理サーバ50から受けた障害警告情報の位置において撮影等の情報収集を行い、その結果を障害情報管理サーバ50に送信するようになっていてもよい。
そして障害情報管理サーバ50は、この収集情報を受信し、受信した収集情報に基づいて障害の内容(例えば道路の陥没、駐車車両、工事による片側通行)を特定するようになっていてもよい。あるいは、出力装置53に収集情報の画像やデータを表示させることでユーザに障害の内容の判断を促し、ユーザによる障害の内容を特定する入力装置52の操作を受け付けるようになっていてもよい。
また、この結果必要であれば障害情報管理サーバ50またはユーザは警察や行政機関等に連絡を行ってもよい。
また、図17のステップ530では、受信した障害情報中の障害の有無の項目有を示していれば回避挙動であると判定し、無を示していれば回避挙動でないと判定するようになっていてもよい。
第1実施形態に係るカーナビゲーション装置10が搭載された車両1〜3が片側1車線の道路4を走行している様子を上から見た図である。 カーナビゲーション装置10のハードウェア構成を示すブロック図である。 ある道路片の走行車線についての走行車線情報の一例を示す図である。 図3の走行車線情報が対象とする車線を示す図である。 自車両の障害物回避挙動を判定するためのプログラムのフローチャートである。 道路4において障害物5を回避する車両1の走行軌跡45を示す図である。 図6に示す走行軌跡45の情報を示す図である。 車両の走行軌跡における正規化されたずれ量と時刻の対応関係を示すグラフである。 図5のプログラムの実行によって他のカーナビゲーション装置10が送信した走行軌跡データを受信し、自車両のユーザに警告表示を行うためのプログラムのフローチャートである。 図9のプログラムの実行により受信・保存した走行軌跡の位置において自車両が回避の挙動を行ったことを判定し、その判定に基づいて後続車両に走行軌跡情報を送信するプログラムのフローチャートである。 障害情報の構成を示す図である。 片側2車線以上の道路6を例示する図である。 道路4上の移動体41を車両1〜3が回避する様子を示す図である。 第2実施形態において図10のプログラムに代えて実行するプログラムのフローチャートである。 第3実施形態の障害物検知システムの全体構成図である。 障害情報管理サーバ50のハードウェア構成を示す図である。 障害情報管理サーバ50のCPU54が実行するプログラムを示すフローチャートである。 カーナビゲーション装置10が障害情報管理サーバ50宛に送信する障害情報のデータ構成を示す図である。 障害情報リストの構成を示す図表である。 障害警告情報の構成を示す図である。 障害警告情報を受信するカーナビゲーション装置10において制御回路18が実行するプログラムのフローチャートである。 図21のプログラムの実行によって一時保存された障害警告情報の位置を自車両が過ぎたときに制御回路18が実行するプログラムのフローチャートである。
符号の説明
1〜3…車両、4…道路、5…障害物、6…片側複数車線、7…走行軌跡、
8…走行軌跡、9…走行軌跡、10…カーナビゲーション装置、11…位置検出器、
16…地図データ入力器、17…操作スイッチ群、18…制御回路、
20…表示装置、23…無線機、24…アンテナ、31…折れ線、41…移動体、
42…走行軌跡、43…走行軌跡、44…車線中央、45…走行軌跡、46…移動量、
47…車線、48…横幅、50…障害情報管理サーバ、
51…ネットワークインターフェース、52…入力装置、53…出力装置、
54…CPU、55…ROM、56…RAM、57…HDD、
60…広域ネットワーク、61〜63…路側機。

Claims (16)

  1. 自車両の走行軌跡に基づく走行軌跡情報を送信する車載送信装置から当該走行軌跡情報を受信する走行軌跡情報受信手段(210)と、
    前記走行軌跡情報受信手段が受信した走行軌跡情報が障害物を回避するものであることを判定する他車両回避判定手段(220)と、
    前記他車両回避判定手段が判定した前記回避の位置に障害物がある旨を乗員に報知する障害物報知手段(230)と、を備えた車載受信装置。
  2. 自車両の位置を特定する自車位置特定手段(11)と、
    前記走行軌跡情報受信手段が受信した走行軌跡情報に対応する位置における自車両の走行軌跡に基づく走行軌跡情報を、前記走行軌跡情報受信手段を有する後続車両の車載送信装置に送信する走行軌跡情報送信手段(310、320、330、410、415、450、470、480)と、を備えたことを特徴とする請求項1に記載の車載受信装置。
  3. 前記走行軌跡情報送信手段は、前記走行軌跡情報受信手段が受信した走行軌跡情報に対応する位置における自車両の走行軌跡が障害物を回避するものであることを判定する自車両回避判定手段(310、410、415、450)を備え、この自車両回避判定手段が前記判定したことに基づいて、前記後続車両の車載送信装置への前記送信を行うことを特徴とする請求項2に記載の車載受信装置。
  4. 前記自車両回避判定手段は、前記走行軌跡情報受信手段が受信した走行軌跡情報に対応する位置から所定の範囲内でずれた近傍における自車両の走行軌跡が障害物を回避するものであることを判定し、
    前記走行軌跡情報送信手段は、前記対応する位置から前記近傍に移動する1つの障害物がある旨の情報を前記後続車両の車載送信装置に送信することを特徴とする請求項3に記載の車載受信装置。
  5. 前記走行軌跡情報送信手段は、前記走行軌跡情報受信手段が受信した走行軌跡情報に、当該走行軌跡情報に対応する位置における自車両の走行軌跡を加味した走行軌跡情報を、前記走行軌跡情報受信手段を有する後続車両の車載送信装置に送信することを特徴とする請求項2ないし4のいずれか1つに記載の車載受信装置。
  6. 他車両回避判定手段は、前記走行軌跡情報受信手段が受信した走行軌跡が障害物を回避するものであることを判定する判定基準を、当該走行軌跡情報受信手段が受信した走行軌跡情報に加味された車両の走行軌跡の数が多いほど緩和することを特徴とする請求項5に記載の車載受信装置。
  7. 他車両回避判定手段は、前記走行軌跡情報受信手段が受信した走行軌跡が、複数の車両が連続して所定の判断基準を上回った走行軌跡を取ったことを示すものである場合に、当該走行軌跡が当該障害物を回避するものであることを判定することを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1つに記載の車載受信装置。
  8. 自車両の走行軌跡の情報を送信する車載送信装置から当該走行軌跡の情報を受信する走行軌跡情報受信手段(510)と、
    前記走行軌跡情報受信手段が受信した走行軌跡の情報に基づいて、当該走行軌跡の位置において車両が障害物回避を行っていることを判定する車両回避判定手段(530)と、
    前記車両回避判定手段が障害物回避を行っていると判定した位置に障害物がある旨を、特定の位置に障害物がある旨の情報を受信して乗員に報知する車載受信装置に送信する障害物情報送信手段(550、570)と、を備えたサーバ。
  9. 前記車両回避判定手段は、前記走行軌跡情報受信手段が受信した走行軌跡の情報に基づいて、当該走行軌跡の位置において車両が障害物回避を行わなくなったことを判定し、
    前記障害物情報送信手段は、前記車両回避判定手段が障害物回避を行っていないと判定した位置に障害物はなくなった旨の情報を受信して乗員に報知する車載受信装置に送信することを特徴とする請求項8に記載のサーバ。
  10. 前記車両回避判定手段は、前記走行軌跡情報受信した走行軌跡の情報の複数についての平均に基づいて、当該走行軌跡の位置において車両が障害物回避を行っていると判定することを特徴とする請求項8または9に記載のサーバ。
  11. 前記車両回避判定手段は、前記平均の対象となる走行軌跡の数が多いほど、当該走行軌跡の位置において車両が障害物回避を行っていることを判定する判定基準を緩和することを特徴とする請求項10に記載のサーバ。
  12. 自車両の位置を特定する自車位置特定手段(11)と、
    自車両の走行軌跡の情報を請求項8ないし11のいずれか1つに記載のサーバ(50)に送信する走行軌跡情報送信手段(130)と、を備えた車載送信装置。
  13. 請求項8ないし11のいずれか1つに記載のサーバ(50)から特定の位置に障害物がある旨の情報を受信する障害物情報受信手段(610)と、
    前記他車両回避判定手段が判定した前記回避の位置に障害物がある旨を乗員に報知する障害物報知手段(630)と、を備えた車載受信装置。
  14. 自車両の位置を特定する自車位置特定手段(11)と、
    自車両の走行軌跡が障害物を回避するものであることを判定する自車両回避判定手段(120)と、
    前記自車両回避判定手段の判定に基づいて、前記回避判定手段が判定した前記回避の位置に障害物がある旨の情報を、特定の位置に障害物がある旨の情報を受信して乗員に報知する車載受信装置に送信する障害物情報送信手段と、を備えた車載送信装置。
  15. 請求項14に記載の車載送信装置から特定の位置に障害物がある旨の情報を受信する障害物情報受信手段と、
    前記他車両回避判定手段が判定した前記回避の位置に障害物がある旨を乗員に報知する障害物報知手段と、を備えた車載受信装置。
  16. 自車両の位置を特定する自車位置特定手段(11)と、
    自車両の走行軌跡が障害物を回避するものであることを判定する自車両回避判定手段(120)と、
    前記自車両回避判定手段の判定に基づいて、前記回避判定手段が判定した前記回避の位置における自車両の走行軌跡に基づく走行軌跡情報を請求項1ないし7に記載の車載受信装置に送信する走行軌跡情報送信手段(130)と、を備えた車載送信装置。

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