JP2005121838A - カメラ - Google Patents

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    • H04N23/61Control of cameras or camera modules based on recognised objects
    • H04N23/611Control of cameras or camera modules based on recognised objects where the recognised objects include parts of the human body

Abstract

【課題】違和感を感じることなく自然な感覚で撮影を行うことが可能となるカメラを提供する。
【解決手段】相対的に移動することにより視野枠5のサイズや縦横比を変更可能とするL字状枠3,4と、撮影者の目の画像を撮影するための背面用撮像素子6a,6b,6cと、内部のCCDに被写体像を結像するための撮影光学系11と、を備え、上記背面用撮像素子6a,6b,6cにより撮影された画像を解析して視野枠5の中心に対する撮影者の目までの距離および方向を算出し、算出した情報と、視野枠5のサイズや縦横比の情報と、に基づいて、撮影者が該視野枠5を介して観察している範囲が撮影範囲となるように、上記撮影光学系11の光学的なズームやシフトを行い、あるいはCCDにより撮像された画像を切り出すことにより電子的なズームやシフトを行うカメラ。
【選択図】図1

Description

本発明は、カメラ、より詳しくは、目の位置を検出して撮影範囲を調整するカメラに関する。
電子カメラ、銀塩カメラ、ビデオカメラ、携帯電話に備えられたカメラ機能、等のカメラにおいては、被写体を撮影する際の構図を決めるために、光学ファインダや液晶ファインダを介して撮影範囲を決定するのが一般的である。
多くの場合、光学ファインダはファインダ光学系の接眼側に目を接近させて像を観察するようになっており、一方、液晶ファインダは対角長さ数インチ程度の液晶表示装置に表示される画像を数十センチ程度の距離をおいて観察するようになっている。
上記光学ファインダを介して観察する画像は、ファインダ光学系を介して結像される像であり、上記液晶ファインダを介して観察する画像は撮影光学系を介して結像された像であって、どちらも何らかの光学系を介した像になるために、撮影者が肉眼で観察する像とは異なっている。
つまり、構図を変更するためや、あるいは被写体の動きに追従するために、カメラの角度を変更したとすると、そのときのファインダ像の変化は、撮影者が肉眼で観察するために頭部を動かすなどしたときに観察される像の変化の様子とは異なる。従って、撮影者は違和感を感じることになる。プロカメラマンなどの熟練したカメラマンの場合には、こうした感覚に慣れていて、どのようにカメラを動かせば所望の構図にしたり被写体の動きに追従したりすることができるかを把握することができるが、初心者や一般のユーザではこうした違和感を克服するのは困難である。
さらに、液晶ファインダの場合には、液晶の表示コントラストが十分でないために、肉眼で観察する画像や光学ファインダを介して観察する画像に比べて、画像の鮮明度が格段に低く、かつ、1秒当たりに取り込むフレーム画像数が十分ではなかったり、あるいは液晶の応答時間が十分に短いとはいえなかったりするために、カメラを動かしたときに表示される画像の書き換えが遅かったり残像が生じたりして画像がぶれたように見えることがある。
ところで、例えば画家が風景画などを描こうとする場合に、図18に示すように、右手の親指および人差指でL字形状を形作り、同様に、左手の親指および人差指でL字形状を形作って、これら2つのL字形状を対向して組み合わせることにより矩形枠FFを構成し、この矩形枠FFの縦横比や大きさを変えることにより構図を決定することが古くより行われている。ここに、図18は指枠により構図を決めるときの様子を示す図である。このような矩形枠FFを介して観察を行う場合には、肉眼での観察であるために、上述したようなファインダを介して観察する際の違和感を感じることがない、という特徴がある。
一方、特開2003−195145号公報には、撮影レンズと、レリーズボタンと、カメラ本体と撮影者との距離を測定する測距手段と、この測距手段により測定された距離に基づいてカメラの撮影パラメータ値を変更する制御手段と、を備えたカメラが記載されていて、さらに、上記測距手段により測定された距離に基づき上記撮影レンズのズーム移動位置を算出するズーム移動位置算出手段を備えることが記載されている。
また、特開2001−281520号公報には、焦点距離可変のレンズを備えたカメラ部と、眼球の状態を検出する検出手段と、この検出手段の検出結果に基づいて上記カメラ部の焦点距離を変更する制御手段と、を備えた光学装置が記載されている。さらに、レンズの光軸方向を変更可能な駆動機構を備えたカメラ部と、眼球の状態を検出する検出手段と、上記検出手段の検出結果に基づいて上記カメラ部の光軸方向の変更を行う制御手段と、を備えた光学装置が記載されている。具体的には、ユーザの眼球の近傍に視線検知センサおよび水晶体検知センサを配置して、輻輳角が小さい場合に焦点距離を望遠側にし、視線方向にカメラの撮影方向が一致するようにする技術が記載されている。
特開2003−195145号公報 特開2001−281520号公報
しかしながら、上記特開2003−195145号公報に記載されたものでは、ズーム位置を変更したときに、どのような範囲が撮影範囲となるのかを確認するには、液晶ファインダ等を観察する必要があるために、上述したような違和感を解消することはできない。さらに、カメラ本体と撮影者との距離にのみ基づいてズーム位置を計算しているために、カメラ本体と撮影者との距離が同じでも、角度が異なる場合などに、その相対位置の相違をうまく利用することはできていない。
また、上記特開2001−281520号公報に記載の技術は、上述したように眼球の状態を検出する必要があるために、高精度で高価な検知センサ等が必要となってしまう。さらに、検知センサを眼球の近傍に配置する必要があり、このような技術をカメラに適用した場合には、被写体像を光学的/電子的な接眼ファインダを介して観察することになると考えられるが、この場合には、上述したような違和感がやはり発生してしまうことになる。さらに、眼球の状態を検出するのは、撮影者が目を閉じているときやサングラスをかけているときには困難であり、ユーザの様々な使用形態に広範に対応することができるとはいえない。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、違和感を感じることなく自然な感覚で撮影を行うことが可能となるカメラを提供することを目的としている。
上記の目的を達成するために、第1の発明によるカメラは、視野の中における対象範囲を規定するために2次元領域を設定するフレーミング手段と、上記フレーミング手段に対する目の位置を検出するための目位置検出手段と、被写体像を結像するための撮影光学系と、上記撮影光学系により結像された被写体像を撮影するための撮影手段と、上記フレーミング手段により設定された2次元領域の情報と上記目位置検出手段により検出された目の位置の情報とに基づいて上記撮影手段による撮影範囲が上記2次元領域を介して観察する対象範囲に略一致するように該撮影範囲を調整する撮影範囲調整手段と、を具備したものである。
また、第2の発明によるカメラは、上記第1の発明によるカメラにおいて、上記フレーミング手段により設定される2次元領域が矩形領域である。
さらに、第3の発明によるカメラは、上記第1の発明によるカメラにおいて、上記フレーミング手段が上記2次元領域を可変に設定可能であって、該2次元領域の幾何特性を検出するためのフレーム幾何特性検出手段をさらに具備し、上記撮影範囲調整手段は、上記フレーム幾何特性検出手段により検出された2次元領域の幾何特性の情報を用いて、上記撮影範囲の調整を行うものである。
第4の発明によるカメラは、上記第3の発明によるカメラにおいて、上記フレーミング手段により設定される2次元領域は矩形領域であって、上記フレーム幾何特性検出手段は、上記幾何特性としてこの矩形をなす2次元領域の縦横比を少なくとも検出するものであり、上記撮影範囲調整手段は、上記フレーム幾何特性検出手段により検出された縦横比の情報に基づいて、上記撮影範囲の縦横比を設定するものである。
第5の発明によるカメラは、上記第4の発明によるカメラにおいて、上記フレーミング手段が、一方が他方に対して相対的に移動可能であって、対向して組み合わせた状態で上記矩形をなす2次元領域を構成するようになされた一対のL字状枠を有して構成されたものである。
第6の発明によるカメラは、上記第5の発明によるカメラにおいて、上記一対のL字状枠の少なくとも一方には、上記矩形をなす2次元領域のサイズを視覚的に認識するための目盛りが設けられている。
第7の発明によるカメラは、上記第5の発明によるカメラにおいて、上記一対のL字状枠が、非使用時に折り畳むことができるように構成されたものである。
第8の発明によるカメラは、上記第4の発明によるカメラにおいて、上記フレーミング手段が、上記2次元領域を設定するための表示装置を有して構成されたものである。
第9の発明によるカメラは、上記第8の発明によるカメラにおいて、上記表示装置が、透過型表示装置であって、表示領域の少なくとも一部を相対的に透過率が高い状態にし、それ以外の表示領域を相対的に透過率が低い状態または非透過の状態にすることにより、上記相対的に透過率が高い状態の表示領域を上記2次元領域として設定するものである。
第10の発明によるカメラは、上記第8の発明によるカメラにおいて、上記撮影手段が、光学的な被写体像を電子的な画像データに変換する撮像素子を有して構成されたものであり、上記表示装置は、非透過型表示装置であって、表示領域の少なくとも一部を上記2次元領域として設定して、この2次元領域として設定された表示領域にのみ、該2次元領域が光透過孔である場合に同2次元領域を介して観察される視野範囲、に略一致する、上記撮影手段により撮像された画像、を表示するものである。
第11の発明によるカメラは、上記第9または第10の発明によるカメラにおいて、上記表示装置が、上記2次元領域として設定されている表示領域に、さらに、構図を決定する際の補助となり得る図形、模様もしくは色彩またはこれらの結合でなる補助表示を表示するものである。
第12の発明によるカメラは、上記第11の発明によるカメラにおいて、上記補助表示が、上記2次元領域として設定されている表示領域を、所定の配分で分割するように引かれた1本以上の指標線である。
第13の発明によるカメラは、上記第2の発明によるカメラにおいて、上記目位置検出手段により検出される目の位置の情報が、上記フレーミング手段における所定の基準位置から目までの距離の情報を含み、上記撮影範囲調整手段は、上記目位置検出手段により検出された目までの距離の情報と、矩形領域である上記2次元領域の縦方向のサイズおよび横方向のサイズの情報と、に基づいて、上記撮影範囲の縦方向のサイズと横方向のサイズとを調整するものである。
第14の発明によるカメラは、上記第4の発明によるカメラにおいて、上記目位置検出手段により検出される目の位置の情報が、上記フレーミング手段における所定の基準位置から目までの距離の情報を含み、上記フレーム幾何特性検出手段は、上記幾何特性として、矩形をなす2次元領域の縦方向のサイズと横方向のサイズとをさらに検出するものであって、上記撮影範囲調整手段は、上記目位置検出手段により検出された目までの距離の情報と、上記フレーム幾何特性検出手段により検出された2次元領域の縦方向のサイズおよび横方向のサイズの情報と、に基づいて、上記撮影範囲の縦方向のサイズと横方向のサイズとを調整するものである。
第15の発明によるカメラは、上記第13または第14の発明によるカメラにおいて、上記目位置検出手段により検出される目の位置の情報が、上記所定の基準位置において該基準位置から目に向かう方向を特定するための方向情報をさらに含み、上記撮影範囲調整手段は、該目位置検出手段により検出された目の方向情報に基づいて、上記撮影手段による撮影範囲の中心位置を調整するものである。
第16の発明によるカメラは、上記第15の発明によるカメラにおいて、上記目位置検出手段が、異なる位置に配設された少なくとも2つの背面用撮像素子と、これらの背面用撮像素子により撮像された画像を解析することにより上記目までの距離の情報と上記目の方向情報とを算出する背面側画像解析手段と、を有して構成されたものである。
第17の発明によるカメラは、上記第16の発明によるカメラにおいて、上記背面側画像解析手段が、上記画像を解析することにより、さらに、撮影者の両目を結んで得られる線を上記2次元領域に投影した線と、矩形をなす2次元領域の横方向の線と、がなす角度を検出するものである。
第18の発明によるカメラは、上記第16の発明によるカメラにおいて、上記背面側画像解析手段が、開いている目を検出し、検出された開いている目が1つである場合には該目を選択し、検出された開いている目が複数である場合には上記所定の基準位置に最も近い目を選択するものである。
第19の発明によるカメラは、上記第18の発明によるカメラにおいて、上記背面側画像解析手段が、開いている目が検出されない場合には、上記画像を解析することにより、目の位置を推定するものである。
第20の発明によるカメラは、上記第16の発明によるカメラにおいて、上記背面用撮像素子による撮影の対象となる領域を照明するための背面照明手段をさらに具備したものである。
第21の発明によるカメラは、上記第20の発明によるカメラにおいて、上記背面照明手段が、赤外光を照射することにより照明を行うものである。
第22の発明によるカメラは、上記第13または第14の発明によるカメラにおいて、上記撮影光学系が焦点距離を変更可能なズーム光学系であって、上記撮影範囲調整手段は、該撮影光学系の焦点距離を変更することにより、上記撮影手段による撮影範囲の縦方向のサイズと横方向のサイズとを調整するものである。
第23の発明によるカメラは、上記第22の発明によるカメラにおいて、上記撮影手段が、光学的な被写体像を電子的な画像データに変換する撮像素子を有して構成されたものであり、該撮影手段により撮影された画像の少なくとも一部を切り出す画像処理手段をさらに具備し、上記撮影範囲調整手段は、該画像処理手段により切り出す画像の範囲を調整することにより、上記撮影手段による撮影範囲の縦方向のサイズと横方向のサイズとを調整するものである。
第24の発明によるカメラは、上記第15の発明によるカメラにおいて、上記撮影光学系と上記撮影手段との少なくとも一方が、当該カメラ内における位置を変更可能であって、上記撮影範囲調整手段は、該撮影光学系と撮影手段との少なくとも一方の位置を変更することにより、上記撮影手段による撮影範囲の中心位置を調整するものである。
第25の発明によるカメラは、上記第24の発明によるカメラにおいて、上記撮影手段を上記撮影光学系の光軸に交差する方向に該撮影光学系に相対してシフトさせるためのシフト手段をさらに具備し、上記撮影範囲調整手段は、該シフト手段により上記撮影手段をシフトさせることによって、該撮影手段による撮影範囲の中心位置を調整するものである。
第26の発明によるカメラは、上記第24の発明によるカメラにおいて、上記撮影光学系と上記撮影手段とを一体的に支持する鏡枠と、この鏡枠を回動可能に保持する鏡枠保持部と、をさらに具備し、上記撮影範囲調整手段は、上記鏡枠を上記鏡枠保持部に対して回転させることにより、上記撮影手段による撮影範囲の中心位置を調整するものである。
第27の発明によるカメラは、上記第15、第24、第25、または第26の発明によるカメラにおいて、上記撮影手段が、光学的な被写体像を電子的な画像データに変換する撮像素子を有して構成されたものであり、該撮影手段により撮影された画像の少なくとも一部を切り出す画像処理手段をさらに具備し、上記撮影範囲調整手段は、該画像処理手段により切り出す画像の中心位置を調整することにより、上記撮影手段による撮影範囲の中心位置を調整するものである。
第28の発明によるカメラは、上記第1の発明によるカメラにおいて、上記フレーミング手段と上記目位置検出手段とを含む第1のカメラ部と、上記撮影光学系と上記撮影手段と上記撮影範囲調整手段とを含む第2のカメラ部と、を別体として構成したものである。
第29の発明によるカメラは、上記第28の発明によるカメラにおいて、上記第1のカメラ部と上記第2のカメラ部とは、着脱自在に一体化し得るように構成されたものである。
第30の発明によるカメラは、上記第28の発明によるカメラにおいて、上記第1のカメラ部に配設される第1の通信手段と、該第1のカメラ部に配設される撮影動作を指示入力するための撮影指示入力手段と、上記第2のカメラ部に配設される第2の通信手段と、をさらに具備し、上記第1のカメラ部と第2のカメラ部とが互いに離隔した状態で、上記第1の通信手段から上記第2の通信手段へ向けて、上記撮影指示入力手段からの撮影動作の指示と、上記フレーミング手段により設定された2次元領域の情報と、上記目位置検出手段により検出された目の位置の情報と、を送信するように構成されたものである。
第31の発明によるカメラは、上記第30の発明によるカメラにおいて、上記第1の通信手段および第2の通信手段が、無線を介して通信を行うものである。
第32の発明によるカメラは、上記第31の発明によるカメラにおいて、上記第2のカメラ部が、単体で撮影を行うことが可能となるように構成されたものである。
第33の発明によるカメラは、上記第30または第31の発明によるカメラにおいて、上記第1のカメラ部に配設される、上記第2のカメラ部に対する相対的な角度を検出するための相対角度検出手段をさらに具備し、上記第1のカメラ部と第2のカメラ部とが互いに離隔した状態で、上記第1の通信手段から上記第2の通信手段へ向けて、さらに、上記相対角度検出手段により検出された角度情報を送信するように構成されたものである。
本発明のカメラによれば、違和感を感じることなく自然な感覚で撮影を行うことが可能となる。
以下、図面を参照して本発明の実施例を説明する。
図1から図11は本発明の実施例1を示したものであり、図1はカメラの構成を背面側および正面側からそれぞれ示す斜視図である。
このカメラ1は、デジタルカメラとして構成されたものであり、フレーミング手段として枠状のフレームを用いたものとなっている。
該カメラ1は、被写体を撮像する機能を備えた本体部1aと、被写体の撮影範囲(構図)を設定するためのフレーミング手段たるフレーム部1bと、に大別される。
上記本体部1aは、図1(A)および図1(B)に示すように、一部がグリップ部2aを兼ねているカメラ本体2と、このカメラ本体2の正面側に配置されていて被写体像を結像するためのものでありズーム光学系として構成された撮影光学系11と、この撮影光学系11の例えば上側に配置されていて被写体に照明光を照射するためのフラッシュ発光部12と、上記カメラ本体2の上面に凹面を形成して配置された撮影指示入力手段たるシャッタボタン7と、該カメラ本体2の背面側に配置された表示装置たる表示部8と、該カメラ本体2の側面下側に配置されたメディアスロット13と、該カメラ本体2の底面に配置されたバッテリ装着部15と、を有して構成されている。
上記表示部8は、当該カメラ1に係る各種の情報を表示するのに用いられると共に、撮影後の画像を確認するのに用いられるようになっている。なお、ここでは、表示部8として、画像の確認も行うことができるようなカラータイプのある程度の精細さを備えた液晶表示装置を想定しているが、低コストのカメラを構成する場合には、各種の情報のみを表示可能なモノクロタイプの表示装置とすることも可能であるし、さらにはこうした表示装置自体を設けないようにすることも可能である。
上記撮影光学系11は、上述したように、焦点距離を変更可能なズーム光学系として構成されていて、さらに、後述するCCD25(図5、図9〜図11等参照)と合わせた撮像系全体として、撮像する方向を変更することができるように構成されたものとなっている。
上記シャッタボタン7は、例えばタッチ式のセンサ等で構成されていて、通常のカメラと異なり、押し込むことなく軽く触れるだけで、撮像動作を指示入力することができるように構成されたものとなっている。従って、誤動作を防ぐために、上述したように凹面を形成した部分に配置されている。
上記メディアスロット13は、例えばメモリカード等でなる記録媒体14を着脱可能に装着するためのものである。
また、上記バッテリ装着部15には、バッテリ16が着脱可能に装着されるようになっている。なお、蓄電池を用いるシステムに代えて燃料電池を用いるシステムを採用し、上記バッテリ16の代わりに、燃料カートリッジを着脱可能に装着するようにしても構わない。
上記フレーム部1bは、上述したような本体部1aの側部から一体的に配設された第1のL字状枠3と、このL字状枠3に対して相対的に移動可能に設けられた第2のL字状枠4と、を有して構成されていて、L字状枠3とL字状枠4との組み合わせにより、2次元領域である視野枠5が構成されている。これらL字状枠3とL字状枠4とは、後述するように相対的に移動可能となっているが、該視野枠5は、L字状枠3とL字状枠4とがなす最大開口を指すのではなく、L字状枠3とL字状枠4との組み合わせにより現に開口している大きさの枠を指している。
上記L字状枠3は、背面から見たときに上記視野枠5の左辺を形成する縦枠3aと、該視野枠5の下辺を形成する横枠3bと、を有して構成されており、上記横枠3bの先端側には掌で該フレーム部1bを把持するための把持部3cが形成されている。
上記L字状枠4は、背面から見たときに上記視野枠5の右辺を形成する縦枠4aと、該視野枠5の上辺を形成する横枠4bと、を有して構成されており、上記縦枠4aと横枠4bとが連結される右上角部には該L字状枠4を移動させる際に手で持つためのツマミ部4cが形成されている。上記第1のL字状枠3の縦枠3aには係合溝3dが、横枠3bには係合溝3eが、それぞれ形成されていて、該係合溝3dには上記横枠4bが、該係合溝3eには上記縦枠4aが、それぞれ摺動可能に係入している。これにより、上記ツマミ部4cを指などでつまんでL字状枠4を移動させると、縦枠3aと縦枠4aとの平行、および横枠3bと横枠4bとの平行を各保った状態で、上記視野枠5のサイズや縦横比(アスペクト比)を、所定の範囲内で所望に変更することができるようになっている。
さらに、上記横枠4b,縦枠3a,横枠3bのカメラ背面側の面には、背面用撮像素子6a,6b,6cがそれぞれ配設されている。これらの背面用撮像素子6a,6b,6cは、例えばCMOSセンサ等の消費電力が小さく比較的安価な撮像素子を用いて構成されており、撮影者の顔面の目の位置を確認するために設けられたものとなっている。従って、該背面用撮像素子6a,6b,6cは、カラーの撮像素子である必要はなく、白黒タイプの撮像素子であっても構わない。なお、目までの距離および方向を検出するためには、最低2つの撮像素子があれば足りるが、ここでは、測定の精度を上げ、また何れか1つの撮像素子が手や障害物などで覆われた場合にも測定可能となるように、3つの撮像素子を設けている。しかしながら、コストをより削減するのであれば、2つの撮像素子を設けるだけにすることも可能である。これとは逆に、何れかの撮像素子が手や障害物などで遮蔽された場合にも高い測定精度を維持するために、4つまたはそれ以上の数の背面用撮像素子を設けるようにしても構わない。また、各背面用撮像素子は、測定精度(特に距離に関する測定精度)を向上するために、可能な範囲内で離隔して配設することが望ましい。
さらに、例えば上記縦枠3aのカメラ背面側の面には、該カメラ背面側に赤外光を照射するための背面照明手段たる背面照明部9が配設されている。この背面照明部9は、暗い場所などで撮影者の顔面方向を照明するために設けられたものであり、撮影者が撮影を行う際に邪魔になることがないように、可視光ではなく、赤外光を照射するものとなっている。このような赤外光による背面照明部9を採用する場合には、当然にして、上記背面用撮像素子6a,6b,6cも赤外光による像を撮像することができるようなタイプの撮像素子を用いることになる。
次に、図2および図3を参照して、このようなカメラ1の使用形態について説明する。図2は撮影者がカメラを把持して撮影をしている様子をカメラの背面側から示す斜視図、図3はカメラを把持して視野枠のサイズを変更している様子をカメラの背面側から示す斜視図である。
図2に示すように、撮影を行うときには、カメラ1のグリップ部2aを左手で把持して、左腕をある程度伸ばした状態で、上記視野枠5を介して被写体を観察しながら、撮影したい構図が該視野枠5内に収まるように腕を動かすなどして構図を決定し、上記シャッタボタン7に左手の例えば人差指でタッチすることにより、撮影を行うようになっている。
このような構図の決定を行う際に、ズームを行いたいときや、画像のアスペクト比を変更したい場合には、上記ツマミ部4cを右手の例えば人差指と親指とで摘んで、上記視野枠5のサイズを変更するようになっている。すなわち、アスペクト比を変更することなく視野枠5のサイズを縮小すればズームを行うことになり、視野枠5の縦方向の長さと横方向の長さの比を変更すれば、アスペクト比が変更されることになる。
また、ズームは、カメラ1を保持している左腕を伸縮させて、撮影者の目とカメラ1との距離を変更することによっても、行うことができるように構成されている。これは、後で詳しく説明するように、上記背面用撮像素子6a,6b,6cにより撮影者の顔面側を撮像し、撮像データに基づきカメラ1と撮影者の目との距離や角度を算出し、その算出データに基づいてズームや撮影光束の中心軸を変更することにより、行われるようになっている。
図4は、ツマミ部4cを操作したときに視野枠5が変更されている様子を、カメラの背面側から示す斜視図である。
図4(A)は、いわゆるパノラマ画面に相当するような、横長のアスペクト比の画像を撮影しようとするときの視野枠5の状態を示している。
また、図4(B)は、やや望遠側にズームした状態で、さらに、画像がやや縦長となるようにアスペクト比を調整したときの視野枠5の状態を示している。
続いて、図5は、カメラ1の主として電気的な構成の要部を示すブロック図である。
このカメラ1は、上記背面照明部9と、上記背面用撮像素子6a,6b,6cを含んで構成される目位置検出手段たる背面撮像部6と、上記視野枠5の縦方向の長さと横方向の長さをそれぞれ幾何特性として検出するためのフレーム幾何特性検出手段たるフレームサイズ検出部22と、上記表示部8と、上記背面撮像部6により取得されたカメラ背面側の画像を解析することにより当該カメラ1における所定の基準位置から撮影者の目までの距離および方向を算出する背面側画像解析手段たる背面側画像解析部23と、上記撮影光学系11により結像された光学的な被写体像を電気的な画像信号に変換する撮影手段であり撮像素子たるCCD25と、このCCD25により撮像された画像データに画像処理を行うためのものであり、上記フレームサイズ検出部22により検出された視野枠5のサイズ情報と上記背面側画像解析部23により算出された撮影者の目までの距離情報とに基づいて電子ズームを行うと共に、該背面側画像解析部23により算出された撮影者の目への角度情報に基づいて電子ズームの際に切り出す画像の中心位置を変更する画像処理手段たる画像処理部24と、上記フレームサイズ検出部22により検出された視野枠5のサイズ情報と上記背面側画像解析部23により算出された撮影者の目までの距離情報とに基づいて光学ズーム制御部26と、上記背面側画像解析部23により算出された撮影者の目への角度情報に基づいて撮影光束の中心軸を変更する光軸制御部27と、上記CCD25による撮影画像を用いた山登りAF等による測距結果あるいは図示しないAFセンサによる測距結果などに基づいて上記撮影光学系11のフォーカス制御を行い上記CCD25上に合焦した被写体像が結像されるように制御するAF制御部28と、被写体の輝度が低い場合に撮影用の補助光を照射するための上記フラッシュ発光部12と、上記シャッタボタン7や電源スイッチあるいはモード設定スイッチ等を含んでなる操作入力部29と、後述するメインコントローラ20により実行される処理プログラムや各種のデータを記憶するためのものであり、さらに撮影された画像データを所定フレーム数分だけ記憶するための領域(フレームバッファ)を含む内蔵メモリ21と、上記CCD25により撮影されて上記フレームバッファに記憶されている画像データの内の上記シャッタボタン7により撮影指示された画像データを例えばファイル形式で記録するものであり上述したように例えば着脱式として構成されている記録媒体14と、上述した各回路部等を含むこのカメラ1を統合的に制御し各種の演算処理等も行う制御処理手段であり撮影範囲調整手段たるメインコントローラ20と、を有して構成されている。
続いて、図6は電源がオンされたときのカメラの動作の概要を示すフローチャートである。
上記操作入力部29の電源スイッチを操作することにより、このカメラ1の電源が投入されると、まず、該カメラ1内の各モジュールのチェックや初期化等を行う(ステップS1)。そして、チェック結果がOKであるか否かを判断し(ステップS2)、OKとなるまでは上記ステップS1に戻ってチェックする。
こうして、チェック結果がOKとなったところで、視野枠5の縦方向のサイズuと横方向のサイズvと(図7参照)を、上記フレームサイズ検出部22により取得する(ステップS3)。
次に、上記背面撮像部6によりカメラ1の背面側の画像を取り込む(ステップS4)。この画像取り込みの際に、カメラ1の背面側に位置する撮影者の顔面等の輝度が低い場合には、上記背面照明部9により赤外光を発光して照明を行う。
続いて、取得された背面画像の数が2以上であるか否かを判断する(ステップS5)。上述したように、撮影者の目までの距離および角度を検出するためには、少なくとも2つの背面画像が必要となるために、上記背面用撮像素子6a,6b,6cの内の2つ以上の撮像素子から背面画像が正常に取得されているかどうかをここでは判断している。
このステップS5において、2つ以上の背面画像が取得されたと判断された場合には、取得された背面画像を上記背面側画像解析部23によりそれぞれ解析して、開いている目を検出する(ステップS6)。
そして、開いている目の数に応じて処理の分岐を行う(ステップS7)。
ここで、開いている目の数が1である場合には、カメラ1における所定の基準位置から検出された開いている目までの距離xと、該所定の基準位置から目に向かう線の角度α,βと、を算出する(ステップS8)。ここに、図7は、カメラ1に対する撮影者の目の3次元的な位置を説明するための斜視図である。
この図7に示す例では、撮影者の目Eの位置を検出する際の基準となるカメラ1の所定の基準位置として、上記視野枠5の中心位置Pを設定している。該中心位置Pは、矩形をなす視野枠5の2本の対角線が交差する位置である。なお、上記所定の基準位置としては、この中心位置Pに限るものではなく、適宜定めることが可能であるが、ここでは上記x,α,βなどを算出する際に演算がより容易となるように、上記中心位置Pを設定している。
また、上記距離xは、この中心位置Pと撮影者の目Eとの間の距離として定義される。
さらに、上記中心位置Pを通り視野枠5の縦方向に平行な縦線VLと、該中心位置Pを通り視野枠5の横方向に平行な横線HLと、を考える。
このとき、上記角度αは、上記中心位置Pと撮影者の目Eとを結んだ線分が、上記縦線VLとなす角度、上記角度βは、上記中心位置Pと撮影者の目Eとを結んだ線分が、上記横線HLとなす角度、としてそれぞれ定義される。
なお、ここではこれらのように定義を行ったが、要は、カメラ1における所定の基準位置と撮影者の目Eとの3次元的な位置関係を正確に測定することができれば良いために、その他の各種座標系を用いて、定義を行っても構わない。このときには、演算回路による処理を高速かつ小消費電力で行うことができるような座標系を選択することが望ましい。
また、ここでは、x,α,βを求めることにより、カメラ1に対する撮影者の目Eの位置を求めるようにしたが、これらに加えてさらに、図8に示すような角度γを算出して用いるようにしても構わない。図8は撮影者の横方向とカメラの横方向とがなす角γを説明するための図である。
仮に、上記視野枠5のなす平面に垂直な中心位置Pを通る直線(つまり、中心位置Pを通り上記縦線VLに垂直かつ上記横線HLに垂直な直線)上に撮影者の目Eがあったとしても、該幾何的条件を満たす範囲において、カメラ1の横方向が、撮影者の横方向と異なる場合がある。このような場合になす角度を記述するのが角度γである。
この角度γは、例えば、撮影者の両目を結んで得られる線を、視野枠5がなす平面に投影したときの線が、上記横線HLとなす角度として定義される(図8においては、該横線HLを撮影者の体前面がなす平面に投影したときの線と、撮影者の両目を結んで得られる線とがなす角として角度γを図示しているが、これも等価である)。
このような角度γのデータを用いれば、例えば、撮影者が意図せずにカメラ1を上述のように直線PE周りに回転するように傾けて撮影を行ってしまった場合などに、その補正を行うことも可能となる。
再び図6の説明に戻って、上述したように取得した視野枠5の縦方向のサイズuおよび横方向のサイズvと、上述したように算出したx,α,βと、が許容範囲内であるか否かを判断する(ステップS9)。すなわち、ここでは、上記u,v,xに基づいて、光学ズームおよび電子ズームを組み合わせてなされるズーム範囲内に、撮影者が視野枠5を介して観察している被写体の範囲を入れることができるか否か、を判断すると共に、さらに、上記α,βに基づいて、後述するような撮影光学系11に対するCCD25のシフトによりなされる撮影光束の中心軸の変更、または、後述するように撮影光学系11およびCCD25が一体的に回転することによりなされる撮影光束の中心軸の変更、あるいは、これらとの組み合わせもしくは単独でなされる画像の切り出しによる電子的な撮影範囲のシフト、により移動された撮影対象となる被写体範囲の中心を、撮影者の目Eから視野枠5の中心位置Pに向かう直線上にある被写体部分に一致させることができるか否か、を判断する。
ここで、許容範囲内であると判断された場合には、撮影光学系11の光軸を上記角度α,βで定められる方向に基づいて設定する(ステップS10)。このとき、上述したような光学的な手段のみで撮影方向を調整可能な場合には、撮影光束の中心軸が該角度α,βで定められる方向に一致するように設定し、また、光学的な手段のみでは調整不可能な場合には、可能な範囲内で角度α,βで定められる方向に近づくように設定する。なお、この場合には、後で画像の切り出し範囲の中心位置を変更することにより、電子的な画像中心のシフトを行うことになる。
そして、上記u,v,xに基づき光学ズームを設定する(ステップS11)。ここでも、光学ズームのみで対応可能な場合には、上記u,v,xによって決定される倍率に光学ズームを変更するが、光学ズームのみでは不可能な場合には、可能な範囲内で上記u,v,xによって決定される倍率に近づくように設定する。この場合にも、後で電子ズームを組み合わせて行うことにより、該u,v,xによって決定される倍率に設定することになる。
そして、上記u,v,xに基づいて、電子ズームとアスペクト比を設定する(ステップS12)。このときに、必要であれば、さらに上記角度α,βに基づく切り出し範囲の変更も行う。
そして、上記CCD25により画像の取り込みを行い、上記画像処理部24により画像処理を行う(ステップS13)。
こうして新たに取得されたフレーム画像は、上記内蔵メモリ21のフレームバッファに記憶されているフレーム画像の内の、最も古いフレーム画像に上書きされる(ステップS14)。ここに、上記内蔵メモリ21には、上述したように、所定フレーム数分だけ画像データを記憶することができるメモリ領域がフレームバッファとして確保されており、フレーム単位で、FIFO(First In First Out)により順次記憶されるようになっている。従って、所定フレーム数分の画像データが記憶された後は、最も古い画像データが、最新の画像データにより順次上書きされるようになっている。
その後、上記表示部8などを用いて、撮影が何ら支障なく行われたことを示すOKサインを表示する(ステップS15)。なお、OKサインは、表示のみにより行うに限るものではなく、例えば音声により行っても構わないし、表示や音声を組み合わせて行うようにしても良い。
このステップS15を行った後は、上記ステップS3に戻って、上述したような動作を繰り返して行うようになっている。すなわち、このカメラ1においては、電源がオンになっている間、上述したような一連の撮影動作を常時繰り返して行っており、このような動作を行っている最中に、上記シャッタボタン7に触れると、そのときに撮影された画像を上記記録媒体14に撮影画像として例えばファイル形式で記録するようになっている。こうして、常時撮影している画像の内の最新の画像を撮影画像として保存するようにしているために、撮影タイムラグがほとんどない、操作性に優れたカメラとなっている。そして、撮影タイムラグをさらに小さくするために、シャッタボタン7を上述したように、押下式ではなく軽く触るだけで動作するタイプのものとしている。これにより、撮影者に与える撮影時の違和感が、さらに軽減された操作性の良いカメラとなっている。
また、上記ステップS5において、取得された画像の数が1以下である場合には、このカメラ1にオプションとして設定可能となっている非フレーム撮影モードが設定されているか否かを判断する(ステップS16)。この非フレーム撮影モードは、上記視野枠5を介して観察する範囲を撮影範囲とするのではなく、予め定められているズーム位置および予め定められている撮影方向に設定して撮影を行うモードである。このような非フレーム撮影モードは、例えば、報道カメラマンが手を頭上に高く掲げて被写体を撮影しようとする場合や、あるいはカメラ1の撮影光学系11を自分の方に向けて、手を伸ばして自分自身を撮影する場合、などに用いられるように、設けられた撮影モードである。
ここで、非フレーム撮影モードが設定されている場合には、第3のオプションデータとして設定されているデータを読み込んで、上記ステップS8の処理へ行く。ここに、第3のオプションデータとしては、α=α0 ,β=β0 ,x=X0 の各所定値が用意されており、これらの所定値の具体例としては、α0 =β0 =90°、X0 =(u+v)×k(kは所定の定数)が挙げられる。なお、X0 としては、その他に、このカメラ1を使用する撮影者の目までの距離xの統計を取っておき、その平均値等を用いるようにしても構わない。さらには、統計に基づいて、(u+v)とxとの相関性を判断し、上記定数kを適応的に決定するようにしても良い。
また、上記ステップS16において非フレーム撮影モードが設定されていない場合には、フレーム撮影モードで撮影するには背面画像の数が足りず、撮影者の目までの距離や角度を正確に計ることができないために、その旨の警告を第1の警告として行ってから(ステップS17)、上記ステップS3へ行く。
一方、上記ステップS7において、開いている目の数が0である場合には、閉じた目またはサングラスの検出をさらに行い、これらの検出結果に基づき目の推定位置を算出する(ステップS18)。
このステップS18の処理によって、合理的と考えられる目の推定位置が決定されたか否かを判断する(ステップS19)。ここで、目の位置が決定されるか、または、上述したような第3のオプションデータを推定値として用いる設定がなされている場合には、上記ステップS8の処理へ行く。
また、算出された目の推定位置が合理的でない場合、または目の推定位置自体が算出されない場合には、その旨の警告を第2の警告として行ってから(ステップS20)、上記ステップS3へ行く。
他方、上記ステップS7において、開いている目の数が2以上である場合には、まず、開いている目のそれぞれに対して上記x,α,βを算出し(ステップS21)、算出結果に基づいて、上記中心位置Pに最も近い目を選択する(ステップS22)。なお、ここでは中心位置Pに最も近い目を選択するようにしているが、これに代えて、背面画像に基づきいわゆる利き目を推定して、推定された利き目を選択するようにしても構わない。あるいは、第1のオプションデータを用いて利き目を選択するようにしても良い。ここに、第1のオプションデータは、ユーザにより設定された利き目のデータとなっており、設定項目としては、左目、右目、設定なし、の何れかを選択することができるようになっている。そして、この処理を行った後は上記ステップS9へ行って、選択された目に関して上記ステップS21で算出されたデータx,α,βを用いて該ステップS9の処理を行う。
また、上記ステップS9において、算出されたx,α,βが許容範囲内でないと判断された場合には、許容範囲内に入るようにx,α,βの近似を行う(ステップS23)。
こうして近似されたx,α,βが妥当であるか否かを第2のオプションデータを参照して判断し(ステップS24)、妥当であると判断された場合には上記ステップS10の処理へ行く。ここに、第2のオプションデータには、近似の度合いの分類が格納されており、その内訳は、(1)x,α,βを近似することが不可能である場合、(2)xに関する近似のみで対応可能な場合、(3)α,βに関する近似のみで対応可能な場合、(4)x,α,βの全てを近似すれば対応可能な場合、となっている。これらの(2)〜(4)までのケースは妥当であると判断され、一方、(1)のケースが妥当でないと判断されることになる。
このステップS24において妥当でないと判断された場合には、その旨の第3の警告を行ってから(ステップS25)、上記ステップS3へ行く。
次に、図9および図10を参照して、撮影光束の中心軸を変更する構成の一例について説明する。
まず、図9は、撮影光学系の構成の一例を示す断面図である。
撮影光学系11は、例えば、ズームレンズ枠32に配置されているレンズ31a,31b,31cと、このズームレンズ枠32を少なくとも光軸方向に移動可能に支持する鏡枠34に配置されているレンズ33と、を有して構成されている。なお、上記鏡枠34は、例えばカメラ本体2に固定されている。
この撮影光学系11の光軸上後方には、CCD25が、その撮像面の中心位置を該光軸上に一致させるように配置されている。このような、CCD25の撮像面の中心位置を、撮影光学系11の光軸に一致させる配置が、このカメラ1における標準的な配置となっている。
このような構成において、ズームレンズ群を構成する上記レンズ31a,31b,31cを上記ズームレンズ枠32を介して光軸方向に移動させることにより、撮影光学系11の焦点距離の変更、つまりズーム動作が行われるようになっている。
次に、図10は、撮影光学系において撮影光束の中心軸を変更するときの様子を示す側断面図および正面図である。
図10(A)は、上記図9に示した標準的な配置を簡略化して示した図である。
これに対して、図10(B)および図10(C)は、シフト手段によりCCD25を正面から見て左上にずらしたときの様子を示しており、撮影光束の中心軸が、撮影光学系11の光軸に対して所定の角度θをなすとともに、該図10(B)や図10(C)の矢印に示すような量だけ、CCD25の撮像面の中心位置が、光軸上からずれた配置となっている。なお、シフト手段は具体的には図示しないが、モータやソレノイドプランジャ等の駆動源を用いてCCD25の位置を光軸に交差する方向にシフトさせるような手段を広く適用することが可能である。
上記角度θは、上述したように検出された角度α,βに応じて設定されるようになっている。これにより、撮影者が視野枠5を斜め方向から観察していたとしても、そのときに該視野枠5を介して撮影者が観察している視野範囲をほぼ正確に撮影対象の領域として撮影を行うことが可能となる。
続いて、図11は、撮影光束の中心軸を変更する構成の他の例を示す側断面図および正面図である。
上記撮影光学系11は、図11(A)に示すように、例えばレンズ35a,35b,35cを含んで構成されている。これら各レンズ35a,35b,35cは、フォーカス動作やズーム動作を行うときに光軸方向に移動可能となるように、略球形状をなす鏡枠36に支持されている。
この鏡枠36内の、上記各レンズ35a,35b,35cによる結像位置には、CCD25が配設されており、光電変換して得られた画像信号を、カメラ本体2の内部に設けられている上記画像処理部24へ出力するようになっている。
上記鏡枠36は、上記カメラ本体2の略球形状をなす鏡枠保持部37に回動可能に保持されていて、上記レンズ35a,35b,35cが保持されている側は、該鏡枠保持部37のカメラ表面側に設けられた開口部37aから露呈し(図11(B)も参照)、一方、上記CCD25から延設されるケーブル等は、該鏡枠保持部37のカメラ内部側に設けられた開口部37bから引き出されるようになっている。
上記鏡枠36は、より詳しくは、上記鏡枠保持部37に対して、例えば磁気力等を用いて非接触となるように浮遊しており、回動力を与えると、所定の可動範囲内で、球形状の中心周りに自由度2をもって自在に回転するようになっている。なお、与える回動力は、浮遊を維持する磁気力を変化させることにより行っても良いし、その他の機構的な力を与えることにより行っても構わない。
なお、上述ではアウターズームタイプの光学系を例示して、撮影光学系11の先端側が鏡枠36から外部に突出するようにしているが、これに代えて、インナーズームタイプの光学系を用いれば、外部に突出させることなく構成することが可能となり、回転の自由度をより広く維持する観点から、また、撮影光学系11を保護する観点から、より望ましいものとなる。同様に、フォーカスに関しても、アウターフォーカスとインナーフォーカスとの何れも採用することが可能であるが、インナーフォーカスの方がより望ましい。
なお、上記L字状枠3,4は、光を透過しない通常の素材、例えば光を透過しないプラスチックなどで形成されているのを上述では想定しているが、これに限らず、例えば数%〜数十%程度の光透過率を有する素材(例えばスモークガラスやスモーク状のプラスチックなど)で形成するようにしても構わない。このように構成すると、L字状枠3,4を介して被写体側の風景がやや暗くではあるが観察されるために、構図等を決定する際により容易に行うことが可能となる。
また、上記第1のL字状枠3や第2のL字状枠4の背面側(つまり、撮影者から見える側)に、目盛り等を設けて、視野枠5の寸法を正確に把握することができるように構成しても良い。
さらに、上述では左手でグリップ部2aを保持して、右手でツマミ部4cを操作するようにしているが、これとは左右反対に構成して、右手で保持するようにグリップ部を設け、かつ左手で操作するようにツマミ部を設けるようにしても構わない。あるいは、操作がやや難しくなるが、片手でカメラを保持しながら、その保持している手で視野枠を調整することができるようにしても良い。
そして、上述では、第1のL字状枠3自体、および第2のL字状枠4自体は、何れも固定的な部材であったが、例えばL字状をなすこれらの部材の角部にヒンジ等を設けることにより、非使用時には折り畳むことができるように構成しても良い。このときには、上記グリップ部2a内に収納部等を設けて、折り畳んだL字状枠3,4を内部に収納するようにしても良い。
加えて、上述では、視野枠5の部分に特にガラス板や透明プラスチック板等の透明板部材は嵌め込まれていないが、嵌め込むようにすることも可能である。このとき、嵌め込んだ透明板部材に例えば格子状の指標線を加えれば、構図を決定するのに利用することが可能となる。また、荒い間隔の格子状の指標線を備えた透明板部材、細かい間隔の格子状の指標線を備えた透明板部材、黄金比の指標線を備えた透明板部材、などの異なるタイプの指標線を有する複数の透明板部材を複数用意しておき、これらを交換可能とするようにしても良い。このように指標線は、上記視野枠5を所定の配分で分割するように引かれたものであり、1本であっても構わないし、複数本を組み合わせたものであっても構わない。さらには、指標線に限らず、構図を決定する際の補助となり得る図形、模様もしくは色彩またはこれらの結合を用いても構わない。
また、上述では例えばCMOSタイプの撮像素子を用いて背面側の画像を取得し、取得した画像を解析することにより撮影者の目の位置を検出するようにしているが、目位置検出手段はこれに限るものではなく、例えば赤外線やレーザー光等を用いて目の位置を検出するような手段であっても構わない。このような他の手段を用いる場合にも、撮影に支障を及ぼさないような検出手段を用いることが望ましい。
このような実施例1によれば、視野枠を介して見た範囲をそのまま撮影することができるために、違和感を感じることなく自然な感覚で撮影を行うことが可能となる。
また、従来のカメラでは、通常撮影、パノラマ撮影等の、段階的に限られたアスペクト比の画像のみを撮影することができるのが普通であったが、本実施例のカメラによれば、画像のアスペクト比を、所定の範囲内で、連続的に所望に設定することができる。
さらに、検出の対象が撮影者の眼球の動きではなく、撮影者の目の位置であるために、高精度で高価な検出装置等を用いる必要がなく、比較的安価にカメラを構成することができる。
そして、背面照明部を設けたために、環境光のみでは撮影者の目の位置を検出するのが困難な暗い場所でも、確実に検出を行うことが可能となる。
図12は本発明の実施例2を示したものであり、フレーム部が本体部に着脱自在に装着されるようになっているカメラの構成を示す図である。
この実施例2において、上述の実施例1と同様である部分については同一の符号を付して説明を省略し、主として異なる点についてのみ説明する。
この実施例2のカメラは、被写体を撮像する機能を備えた第2のカメラ部たる本体部1Aに対して、被写体の撮影範囲を設定するためのフレーミング手段であり第1のカメラ部たるフレーム部1Bが、着脱自在に装着され得るようになっている。
すなわち、本体部1Aには接続部41が設けられ、フレーム部1Bにはこの接続部41に接続するための接続部42が設けられている。
上記本体部1Aは、単体で被写体を撮像するカメラとして用いることが可能となっており、図12(A)に示すように、フレーム部1Bと分離されている状態においては、上記表示部8により撮影範囲を決定して、撮影を行うようになっている。
一方、図12(B)に示すように、本体部1Aとフレーム部1Bとが接続されている状態のときには、上述した実施例1と同様に、上記視野枠5のサイズを変更したり、カメラを保持する腕を伸縮させるなどにより、構図を決定して、それに伴うズーム動作や撮影光束の中心軸の変更を行うようになっている。
このような実施例2によれば、上述した実施例1とほぼ同様の効果を奏するとともに、本体部とフレーム部が分離するとともに、本体部のみで撮影を行うことが可能であるために、ユーザの好みに応じて、あるいは1つのカメラを複数のユーザが交代で用いる場合などに各ユーザの熟練や好み等に応じて、所望の撮影方法を選択することが可能になり、より使い勝手の良いカメラとなる。
図13は本発明の実施例3を示したものであり、フレーム部が本体部と分離されたタイプのカメラにおける、(A)本体部を正面側から示す斜視図、(B)フレーム部を背面側から示す斜視図、である。
この実施例3において、上述の実施例1,2と同様である部分については同一の符号を付して説明を省略し、主として異なる点についてのみ説明する。
このカメラは、フレーム部1Bが本体部1Aとは別体として構成されており、本体部1Aには通信手段たる無線通信部45が、フレーム部1Bには通信手段たる無線通信部46がそれぞれ設けられていて、無線を介して互いに通信を行うことができるようになっている。
さらに、上記無線通信部45,46は、上記本体部1Aに対するフレーム部1Bの相対的な角度を検出するための相対角度検出手段として用いられるように構成されている。この相対角度検出手段は、具体的には、例えば磁気誘導による通信方式を採用したものとなっている。この通信方式は、静磁場を発生させると共に、この静磁場に低周波の電磁場を印加して、その際に発生する磁場の変動を利用する通信方式であり、送受信に用いられるアンテナは、磁気双極子アンテナ(具体的には、棒状のコイル)となっている。送信側の磁気双極子が低周波で変動する磁場を発生させると、受信側の磁気双極子アンテナにおいてこの変動する磁場により電流が誘導して発生される。誘導される電流の大きさは、磁気双極子の磁場特性上、双方の双極子軸の相対的な傾きに依存し、双方の双極子軸同士が平行である場合に最大となり、双極子軸同士が垂直である場合に最小となる。このような磁気誘導の特性を利用した通信方式を用いることにより、本体部1Aに対するフレーム部1Bの相対的な角度を検出することが可能となる。さらに具体的には、上記本体部1Aの無線通信部45は、2つの直交する磁気双極子形状の通信アンテナを有して構成されるとともに、上記フレーム部1Bの無線通信部46は、互いに直交する3つの磁気双極子形状の通信アンテナを有して構成されている。
上述したような無線通信部45,46を用いたフレーム部1Bと本体部1Aとの無線通信は、例えば、送信および受信に同一の低周波数の1波を使用して、時間軸を分割し、送信と受信とを高速で切り替えることにより実現している。上記フレーム部1Bの、本体部1Aに対する相対的な傾きは、本体部1Aとフレーム部1Bとの一方における磁気双極子アンテナの夫々が、他方における磁気双極子アンテナの夫々に誘導する電流信号を測定することにより、確定される。
さらに、上記本体部1Aには撮影指示入力手段たるシャッタボタン7aが設けられている一方で、上記フレーム部1Bにも撮影指示入力手段たるシャッタボタン7bが設けられている。
また、フレーム部1Bの電源は、例えば、本体部1Aから無線を介して伝送されるようになっている。なお、これに限らず、フレーム部1B自体にバッテリを例えば着脱自在に内蔵するようにしても構わない。
このような構成のカメラにおいて、撮影を行うときには、まず本体部1Aを、その撮影光学系11が被写体をほぼ向くように載置する。そして、撮影者がフレーム部1Bのみを手で保持して、視野枠5を介して被写体に対する構図を決める。
その際には、上記無線通信部45,46を介して、撮影者が観察している被写体の範囲の情報と、本体部1Aに対するフレーム部1Bの角度情報と、が本体部1A側に継続的に送信され、本体部1Aは上述したように、これらの情報に基づいて撮影範囲を決定して、複数フレーム分の画像データを記録可能なフレームバッファへの撮影画像の蓄積を継続的に行っている。
そして、撮影者がフレーム部1Bの上記シャッタボタン7bに触れることにより、撮像命令が本体部1A側へ伝送され、最新のフレーム画像がファイルとして上記記録媒体14に記録されるようになっている。
また、このカメラは、上述した実施例2と同様に、本体部1A単体でも撮影を行うことが可能となっており、上記シャッタボタン7aに触れることにより、撮影動作が行われる。
なお、別体として構成されたフレーム部1Bと本体部1Aとが互いに通信を行う際には、機器の取り回し等を考慮すると無線による通信が望ましいために上述では無線通信を行う例を挙げて説明したが、これに限らず、有線を介して通信を行うように構成することも可能である。
このような実施例3によれば、上述した実施例1,2とほぼ同様の効果を奏するとともに、撮影者は、フレーム部のみを手で保持して撮影を行うことができるために、構図の決定や撮影動作を操作性良く軽快に行うことが可能となる。
そして、本体部1Aに対して、別体となっているフレーム部1Bが傾いたとしても、その傾きを検出して、該傾きに応じた構図の画像を撮像することが可能となる。
図14は本発明の実施例4を示したものであり、透過型表示装置により視野枠を構成したカメラの例を示す斜視図である。
この実施例4において、上述の実施例1〜3と同様である部分については同一の符号を付して説明を省略し、主として異なる点についてのみ説明する。
このカメラは、視野枠5が、透過型の表示装置、例えば透過型のLCDにより構成されたものとなっている。
すなわち、フレーム部1bは、外フレーム51内に、透過型表示装置52を組み込んで構成されていて、その例えば右上部には視野枠操作部材53が配設されている。
上記透過型表示装置52は、中側に透明領域52aを表示し、該透明領域52aの外側に半透明領域52bを表示するようになっていて、これらの領域の境界線5aが視野枠5の範囲を規定している。
上記視野枠操作部材53は、例えば十字方向に傾動させ得るレバー部材として構成されている。
また、図14に示す例においては、背面用撮像素子6bはカメラ本体2側に配設されている。
このような構成において、上記視野枠操作部材53のレバーを例えば上側に操作すると上記視野枠5が上下方向に拡大し、該レバーを下側に操作すると視野枠5が上下方向に縮小するようになっている。同様に、視野枠操作部材53のレバーを例えば右側に操作すると上記視野枠5が左右方向に拡大し、該レバーを左側に操作すると視野枠5が左右方向に縮小するように構成されている。なお、レバーの操作方向に割り当てる機能は、これに限るものではなく、その他の割り当てを行っても構わない。
また、レバー部材を十字方向だけでなく、斜め方向にも操作することができるように構成して、より柔軟な操作を行うことができるようにしても良い。
さらに、この図14に示す例では、視野枠5の範囲を操作するためにレバー部材を用いたが、これに限らず、例えばタッチパネル方式の透過型表示装置を用いて、別添えのペンなどを用いて視野枠5の範囲を操作するようにしても構わないことは勿論である。
なお、上述では透明領域52aは基本的に光を透過させるためのものであったが、上記実施例1でも述べたように、構図を決定する際の基準となるような、格子状の指標線や黄金比の指標線などを表示するようにしても良いし、指標線に限らず、構図を決定する際の補助となり得る図形、模様もしくは色彩またはこれらの結合を表示するようにしても構わない。
このような実施例4によれば、透過型液晶表示素子を用いて視野枠を構成することによっても、上述した実施例1〜3とほぼ同様の効果を奏することができる。
図15は本発明の実施例5を示したものであり、カメラの外観を正面側および背面側から示す斜視図である。
この実施例5において、上述の実施例1〜4と同様である部分については同一の符号を付して説明を省略し、主として異なる点についてのみ説明する。
この実施例5のカメラは、非透過型の表示装置を視野枠として用いるようにしたものとなっている。
すなわち、カメラの背面側には、図15(B)に示すように、非透過型の表示装置55が配設されている。また、この表示装置55の周囲には、背面用撮像素子6a〜6dが配置されていて、この実施例5では、背面用撮像素子の数がさらに増えて4つとなっている。さらに、背面照明部9が、上記表示装置55の周囲に配置されているのは、上述と同様である。
そして、上記背面用撮像素子6a〜6dにより検出した撮影者の目の位置の情報に基づいて、撮影者が見ている撮影範囲を推定し、推定した撮影範囲の画像が得られるように図15(A)に示す撮影光学系11や上記画像処理部24によりズーム位置や撮影方向を調整し、推定した撮影範囲の画像を取り込んで、その画像を表示装置55に表示し、視野枠としての機能を果たすようにしている。
このような非透過型の表示装置55を備えたカメラにおいては、該表示装置55に相当する大きさの光透過孔を介して観察を行っているのと同様の画像を表示する必要があるために、比較的高度な制御技術が必要となっている。
このような実施例5によれば、非透過型の表示装置を用いても、上述した実施例1〜4とほぼ同様の効果を奏することができる。
図16は本発明の実施例6を示したものであり、カメラの外観を正面側および背面側から示す斜視図である。
この実施例6において、上述の実施例1〜5と同様である部分については同一の符号を付して説明を省略し、主として異なる点についてのみ説明する。
この実施例6のカメラは、固定された大きさの視野枠5を備えたものとなっている。
すなわち、このカメラは、複数のL字状枠を組み合わせるのではなく、略矩形状の孔でなる固定的な視野枠5を備えたものである。
そして、撮影光学系11は、例えば単焦点のレンズを備えたものとなっていて、電子ズームによるズーム動作のみが可能となっている。
また、上記撮影光学系11の上側にフラッシュ発光部12が、底面にバッテリ16を装着するためのバッテリ装着部15が、側面に記録媒体14を装着するためのメディアスロット13が、背面に上記背面用撮像素子6a〜6dおよび背面照明部9が、それぞれ上述した各実施例と同様に配設されている。
また、このカメラの背面の右下角部には第1のシャッタボタン7aが、左側には第2のシャッタボタン7bが、それぞれ配設されていて、右手でも左手でも所望に撮影動作を行うことができるように、あるいは、カメラを縦位置で構えたときにも横位置で構えたときにも操作性良く撮影動作を行うことができるように、構成されている。
このようなカメラを用いる撮影時の操作は、上述したような実施例の撮影動作とほぼ同様であるが、視野枠5のサイズを変更することができないために、カメラを保持する腕を伸縮させて、視野枠5を目から遠ざけたり近づけたりすることにより、ズーム動作に係る撮影範囲の変更を行うようになっている。
そして、上記背面用撮像素子6a〜6dにより、カメラの所定の基準位置から目までの距離および方向を検出すると、該距離に応じた撮影範囲となるように画像処理部24により電子ズームを行うとともに、該方向になるように撮影光束の中心軸の方向を例えば上記図10や図11に示したように変更する。
なお、ここでは構成を簡略化するために撮影光学系11を単焦点としたが、ズーム可能な光学系を採用しても構わないことは勿論である。
また、上述では撮影方向を変更可能な撮影光学系11を想定しているが、撮影方向は光学的には変更不可能であっても構わない。このときには、画像の切り出し範囲を設定することにより、電子的な撮影方向の変更を行うようにすればよい。このような構成を採用すれば、より一層、カメラを低コスト化することができる。
このような実施例6によれば、上述した実施例1〜5とほぼ同様の効果を奏するとともに、視野枠を固定化し、撮影光学系を単焦点としたために、より低コストのカメラを構成することが可能となる。
なお、上述したような背面用撮像素子6a〜6dを用いて撮影者の目を検出する技術は、視野枠を用いて構図を決定するタイプのカメラに限らず、通常のカメラに適用することも可能である。
図17は、背面撮像部を適用した通常のカメラを示す背面図および正面図である。
このカメラ91は、図17(B)に示すように、カメラ本体92の正面側に撮影光学系94およびフラッシュ発光部95が、上面にシャッタボタン97が、それぞれ配設されていて、さらに、対物側が正面側に、接眼側が背面側に、それぞれ露呈するように光学ファインダ98が配設されている。
そして、該カメラ91の背面側には、図17(A)に示すように、上述したような背面用撮像素子6a〜6dと、背面照明部9と、が配設されている。
このようなカメラ91においても、撮影者の目の位置を検出して、検出した情報を、例えば撮影準備動作やその他の処理に有効に利用することが可能となる。
なお、上述した各実施例は、主としてデジタルカメラ等の電子的に静止画像を撮像するカメラについて述べているが、本発明はこれに限るものではなく、ビデオカメラ等の電子的に動画像を撮像するカメラに適用することも可能であるし、あるいは銀塩フィルムへの露光を行う銀塩カメラに適用することもできるし、カメラ機能付きの各種機器(例えば、カメラ機能付きの携帯電話など)に適用することも可能である。
また、上述した各実施例は、視野枠として矩形の枠を用いたが、例えば絵画において円形や楕円形の額縁に納まる絵が描かれることがあるのと同様に、本発明も矩形の視野枠に限定されるものではなく、種々の形状の視野枠を用いても構わない。
なお、本発明は上述した実施例に限定されるものではなく、発明の主旨を逸脱しない範囲内において種々の変形や応用が可能であることは勿論である。
本発明は、被写体を観察して撮影を行うカメラに広く適用することが可能であり、特に、デジタルカメラやビデオカメラなどの電子的な撮像を行うカメラに好適に用いられ得る。
本発明の実施例1におけるカメラの構成を背面側および正面側からそれぞれ示す斜視図。 上記実施例1において、撮影者がカメラを把持して撮影をしている様子をカメラの背面側から示す斜視図。 上記実施例1において、カメラを把持して視野枠のサイズを変更している様子をカメラの背面側から示す斜視図。 上記実施例1において、ツマミ部を操作したときに視野枠が変更されている様子を、カメラの背面側から示す斜視図。 上記実施例1におけるカメラの主として電気的な構成の要部を示すブロック図。 上記実施例1において、電源がオンされたときのカメラの動作の概要を示すフローチャート。 上記実施例1において、カメラに対する撮影者の目の3次元的な位置を説明するための斜視図。 上記実施例1において、撮影者の横方向とカメラの横方向とがなす角γを説明するための図。 上記実施例1における撮影光学系の構成の一例を示す断面図。 上記実施例1の撮影光学系において撮影光束の中心軸を変更するときの様子を示す側断面図および正面図。 上記実施例1において、撮影光束の中心軸を変更する構成の他の例を示す側断面図および正面図。 本発明の実施例2における、フレーム部が本体部に着脱自在に装着されるようになっているカメラの構成を示す図。 本発明の実施例3において、フレーム部が本体部と分離されたタイプのカメラにおける、(A)本体部を正面側から示す斜視図、(B)フレーム部を背面側から示す斜視図。 本発明の実施例4において、透過型表示装置により視野枠を構成したカメラの例を示す斜視図。 本発明の実施例5におけるカメラの外観を正面側および背面側から示す斜視図。 本発明の実施例6におけるカメラの外観を正面側および背面側から示す斜視図。 本発明に関連する背面撮像部を適用した通常のカメラを示す背面図および正面図。 指枠により構図を決めるときの様子を示す図。
符号の説明
1…カメラ
1a…本体部
1A…本体部(第2のカメラ部)
1b…フレーム部(フレーミング手段)
1B…フレーム部(フレーミング手段、第1のカメラ部)
2…カメラ本体
2a…グリップ部
3,4…L字状枠
5…視野枠(2次元領域)
6…背面撮像部(目位置検出手段)
6a,6b,6c,6d…背面用撮像素子
7,7a,7b…シャッタボタン(撮影指示入力手段)
8…表示部(表示装置)
9…背面照明部(背面照明手段)
11…撮影光学系
12…フラッシュ発光部
13…メディアスロット
14…記録媒体
15…バッテリ装着部
16…バッテリ
20…メインコントローラ(撮影範囲調整手段)
21…内蔵メモリ
22…フレームサイズ検出部(フレーム幾何特性検出手段)
23…背面側画像解析部(背面側画像解析手段)
24…画像処理部(画像処理手段)
25…CCD(撮影手段、撮像素子)
26…光学ズーム制御部
27…光軸制御部
28…AF制御部
29…操作入力部
36…鏡枠
37…鏡枠保持部
41,42…接続部
45,46…無線通信部(通信手段、相対角度検出手段)
52…透過型表示装置
52a…透明領域
52b…半透明領域
53…視野枠操作部材
55…表示装置(非透過型表示装置)
代理人 弁理士 伊 藤 進

Claims (33)

  1. 視野の中における対象範囲を規定するために2次元領域を設定するフレーミング手段と、
    上記フレーミング手段に対する目の位置を検出するための目位置検出手段と、
    被写体像を結像するための撮影光学系と、
    上記撮影光学系により結像された被写体像を撮影するための撮影手段と、
    上記フレーミング手段により設定された2次元領域の情報と、上記目位置検出手段により検出された目の位置の情報と、に基づいて、上記撮影手段による撮影範囲が上記2次元領域を介して観察する対象範囲に略一致するように、該撮影範囲を調整する撮影範囲調整手段と、
    を具備したことを特徴とするカメラ。
  2. 上記フレーミング手段により設定される2次元領域は矩形領域であることを特徴とする請求項1に記載のカメラ。
  3. 上記フレーミング手段は、上記2次元領域を可変に設定可能であって、
    該2次元領域の幾何特性を検出するためのフレーム幾何特性検出手段をさらに具備し、
    上記撮影範囲調整手段は、上記フレーム幾何特性検出手段により検出された2次元領域の幾何特性の情報を用いて、上記撮影範囲の調整を行うものであることを特徴とする請求項1に記載のカメラ。
  4. 上記フレーミング手段により設定される2次元領域は矩形領域であって、
    上記フレーム幾何特性検出手段は、上記幾何特性としてこの矩形をなす2次元領域の縦横比を少なくとも検出するものであり、
    上記撮影範囲調整手段は、上記フレーム幾何特性検出手段により検出された縦横比の情報に基づいて、上記撮影範囲の縦横比を設定するものであることを特徴とする請求項3に記載のカメラ。
  5. 上記フレーミング手段は、一方が他方に対して相対的に移動可能であって、対向して組み合わせた状態で上記矩形をなす2次元領域を構成するようになされた一対のL字状枠を有して構成されたものであることを特徴とする請求項4に記載のカメラ。
  6. 上記一対のL字状枠の少なくとも一方には、上記矩形をなす2次元領域のサイズを視覚的に認識するための目盛りが設けられていることを特徴とする請求項5に記載のカメラ。
  7. 上記一対のL字状枠は、非使用時に折り畳むことができるように構成されたものであることを特徴とする請求項5に記載のカメラ。
  8. 上記フレーミング手段は、上記2次元領域を設定するための表示装置を有して構成されたものであることを特徴とする請求項4に記載のカメラ。
  9. 上記表示装置は、透過型表示装置であって、表示領域の少なくとも一部を相対的に透過率が高い状態にし、それ以外の表示領域を相対的に透過率が低い状態または非透過の状態にすることにより、上記相対的に透過率が高い状態の表示領域を上記2次元領域として設定するものであることを特徴とする請求項8に記載のカメラ。
  10. 上記撮影手段は、光学的な被写体像を電子的な画像データに変換する撮像素子を有して構成されたものであり、
    上記表示装置は、非透過型表示装置であって、表示領域の少なくとも一部を上記2次元領域として設定して、この2次元領域として設定された表示領域にのみ、該2次元領域が光透過孔である場合に同2次元領域を介して観察される視野範囲、に略一致する、上記撮影手段により撮像された画像、を表示するものであることを特徴とする請求項8に記載のカメラ。
  11. 上記表示装置は、上記2次元領域として設定されている表示領域に、さらに、構図を決定する際の補助となり得る図形、模様もしくは色彩またはこれらの結合でなる補助表示を表示するものであることを特徴とする請求項9または請求項10に記載のカメラ。
  12. 上記補助表示は、上記2次元領域として設定されている表示領域を、所定の配分で分割するように引かれた1本以上の指標線であることを特徴とする請求項11に記載のカメラ。
  13. 上記目位置検出手段により検出される目の位置の情報は、上記フレーミング手段における所定の基準位置から目までの距離の情報を含み、
    上記撮影範囲調整手段は、上記目位置検出手段により検出された目までの距離の情報と、矩形領域である上記2次元領域の縦方向のサイズおよび横方向のサイズの情報と、に基づいて、上記撮影範囲の縦方向のサイズと横方向のサイズとを調整するものであることを特徴とする請求項2に記載のカメラ。
  14. 上記目位置検出手段により検出される目の位置の情報は、上記フレーミング手段における所定の基準位置から目までの距離の情報を含み、
    上記フレーム幾何特性検出手段は、上記幾何特性として、矩形をなす2次元領域の縦方向のサイズと、横方向のサイズと、をさらに検出するものであって、
    上記撮影範囲調整手段は、上記目位置検出手段により検出された目までの距離の情報と、上記フレーム幾何特性検出手段により検出された2次元領域の縦方向のサイズおよび横方向のサイズの情報と、に基づいて、上記撮影範囲の縦方向のサイズと横方向のサイズとを調整するものであることを特徴とする請求項4に記載のカメラ。
  15. 上記目位置検出手段により検出される目の位置の情報は、上記所定の基準位置において該基準位置から目に向かう方向を特定するための方向情報をさらに含み、
    上記撮影範囲調整手段は、該目位置検出手段により検出された目の方向情報に基づいて、上記撮影手段による撮影範囲の中心位置を調整するものであることを特徴とする請求項13または請求項14に記載のカメラ。
  16. 上記目位置検出手段は、
    異なる位置に配設された少なくとも2つの背面用撮像素子と、
    これらの背面用撮像素子により撮像された画像を解析することにより、上記目までの距離の情報と、上記目の方向情報と、を算出する背面側画像解析手段と、
    を有して構成されたものであることを特徴とする請求項15に記載のカメラ。
  17. 上記背面側画像解析手段は、上記画像を解析することにより、さらに、撮影者の両目を結んで得られる線を上記2次元領域に投影した線と、矩形をなす2次元領域の横方向の線と、がなす角度を検出するものであることを特徴とする請求項16に記載のカメラ。
  18. 上記背面側画像解析手段は、開いている目を検出し、検出された開いている目が1つである場合には該目を選択し、検出された開いている目が複数である場合には上記所定の基準位置に最も近い目を選択するものであることを特徴とする請求項16に記載のカメラ。
  19. 上記背面側画像解析手段は、開いている目が検出されない場合には、上記画像を解析することにより、目の位置を推定するものであることを特徴とする請求項18に記載のカメラ。
  20. 上記背面用撮像素子による撮影の対象となる領域を照明するための背面照明手段をさらに具備したことを特徴とする請求項16に記載のカメラ。
  21. 上記背面照明手段は、赤外光を照射することにより照明を行うものであることを特徴とする請求項20に記載のカメラ。
  22. 上記撮影光学系は焦点距離を変更可能なズーム光学系であって、
    上記撮影範囲調整手段は、該撮影光学系の焦点距離を変更することにより、上記撮影手段による撮影範囲の縦方向のサイズと横方向のサイズとを調整するものであることを特徴とする請求項13または請求項14に記載のカメラ。
  23. 上記撮影手段は、光学的な被写体像を電子的な画像データに変換する撮像素子を有して構成されたものであり、
    該撮影手段により撮影された画像の少なくとも一部を切り出す画像処理手段をさらに具備し、
    上記撮影範囲調整手段は、該画像処理手段により切り出す画像の範囲を調整することにより、上記撮影手段による撮影範囲の縦方向のサイズと横方向のサイズとを調整するものであることを特徴とする請求項22に記載のカメラ。
  24. 上記撮影光学系と上記撮影手段との少なくとも一方は、当該カメラ内における位置を変更可能であって、
    上記撮影範囲調整手段は、該撮影光学系と撮影手段との少なくとも一方の位置を変更することにより、上記撮影手段による撮影範囲の中心位置を調整するものであることを特徴とする請求項15に記載のカメラ。
  25. 上記撮影手段を、上記撮影光学系の光軸に交差する方向に、該撮影光学系に相対してシフトさせるためのシフト手段をさらに具備し、
    上記撮影範囲調整手段は、該シフト手段により上記撮影手段をシフトさせることによって、該撮影手段による撮影範囲の中心位置を調整するものであることを特徴とする請求項24に記載のカメラ。
  26. 上記撮影光学系と上記撮影手段とを一体的に支持する鏡枠と、
    この鏡枠を回動可能に保持する鏡枠保持部と、
    をさらに具備し、
    上記撮影範囲調整手段は、上記鏡枠を上記鏡枠保持部に対して回転させることにより、上記撮影手段による撮影範囲の中心位置を調整するものであることを特徴とする請求項24に記載のカメラ。
  27. 上記撮影手段は、光学的な被写体像を電子的な画像データに変換する撮像素子を有して構成されたものであり、
    該撮影手段により撮影された画像の少なくとも一部を切り出す画像処理手段をさらに具備し、
    上記撮影範囲調整手段は、該画像処理手段により切り出す画像の中心位置を調整することにより、上記撮影手段による撮影範囲の中心位置を調整するものであることを特徴とする請求項15、請求項24、請求項25、または請求項26に記載のカメラ。
  28. 上記フレーミング手段と上記目位置検出手段とを含む第1のカメラ部と、
    上記撮影光学系と上記撮影手段と上記撮影範囲調整手段とを含む第2のカメラ部と、
    を別体として構成したものであることを特徴とする請求項1に記載のカメラ。
  29. 上記第1のカメラ部と上記第2のカメラ部とは、着脱自在に一体化し得るように構成されたものであることを特徴とする請求項28に記載のカメラ。
  30. 上記第1のカメラ部に配設される第1の通信手段と、
    該第1のカメラ部に配設される撮影動作を指示入力するための撮影指示入力手段と、
    上記第2のカメラ部に配設される第2の通信手段と、
    をさらに具備し、
    上記第1のカメラ部と第2のカメラ部とが互いに離隔した状態で、上記第1の通信手段から上記第2の通信手段へ向けて、上記撮影指示入力手段からの撮影動作の指示と、上記フレーミング手段により設定された2次元領域の情報と、上記目位置検出手段により検出された目の位置の情報と、を送信するように構成されたものであることを特徴とする請求項28に記載のカメラ。
  31. 上記第1の通信手段および第2の通信手段は、無線を介して通信を行うものであることを特徴とする請求項30に記載のカメラ。
  32. 上記第2のカメラ部は、単体で撮影を行うことが可能となるように構成されたものであることを特徴とする請求項31に記載のカメラ。
  33. 上記第1のカメラ部に配設される、上記第2のカメラ部に対する相対的な角度を検出するための相対角度検出手段をさらに具備し、
    上記第1のカメラ部と第2のカメラ部とが互いに離隔した状態で、上記第1の通信手段から上記第2の通信手段へ向けて、さらに、上記相対角度検出手段により検出された角度情報を送信するように構成されたものであることを特徴とする請求項30または請求項31に記載のカメラ。
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