JP5978620B2 - 撮像装置 - Google Patents

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Description

本発明は撮像装置に関するものであって、より詳しくは撮像に係る被写体の合焦度合いを視認しやすい画像を表示する機能を備えた撮像装置に関するものである。
撮像素子で受光された被写体像を、液晶表示装置(LCD)等の表示部に表示して視認することができる撮像装置が知られている。これらの撮像装置は、表示部に撮影前の被写体のライブ画像を表示する機能、いわゆるライブビュー表示機能を備えている。
このような撮像装置の合焦処理(ピント合わせ)は、手動で行うもの、自動で行うものが知られている。手動でピント合わせを行う方法はマニュアルフォーカス(以下「MF」という。)と称されており、自動でピント合わせを行うものはオートフォーカス(以下「AF」という。)と称されている。MFやAFを行っているときに、通常のライブビュー表示の画像よりも、表示倍率を拡大した画像を表示する撮像装置が知られている(例えば「特許文献1」を参照)。また、MFを行っているときに、ライブビュー表示をされている被写体の画像の中で最も合焦している領域部分を拡大した画像を表示する撮像装置が知られている(例えば「特許文献2」を参照)。
AFやMFを行っているときに、被写体画像の合焦度合いを確認するために表示する画像の表示方法として、上記のようなライブビュー画像の拡大表示を行う他に、「被写体のエッジ部分のみの画像を表示する方法」や「被写体のエッジ部分の画像と通常のライブビュー画像とを重ねた画像によってエッジ部分を強調した画像を表示する方法」などがある。
特許文献1および特許文献2の撮像装置は、AFやMFを行っているときに拡大画像などを表示することで、ピントの合い具合(以下「合焦度合い」という。)を確認しやすくしている。確かに、拡大画像を表示することで合焦度合いの確認は容易になるが、ライブビュー画像による構図の確認や被写体全体の様子は把握しづらくなる。
本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであって、構図の確認や被写体全体の様子の把握と、合焦度合いの確認とを両立させることができる撮像装置を提供することを目的とする。
本発明は、撮像装置に係るものであって、結像面での合焦度合いを調整するフォーカスレンズを有する撮影レンズと、前記撮影レンズを介して入力される被写体の画像を出力する撮像素子と、前記画像の一部または全部を拡大する合焦状態確認画像を生成する確認画像生成部と、前記合焦状態確認画像が表示される表示部と、を有し、前記フォーカスレンズの移動に伴い、前記結合面での合焦度合いが、所定の合焦度合いよりも低い状態から高い状態へと変化し、その後、所定の焦合度合いよりも低い状態へと変化し、さらに、前記フォーカスレンズの移動方向が直前の移動方向と異なるときに、前記表示部に前記合焦状態確認画像を表示する、ことを特徴とする。
本発明によれば、構図の確認や被写体全体の様子の把握と、合焦度合いの確認とを両立でき、使い勝手がより向上する。
本発明に係る撮像装置の実施の形態を示す正面図である。 上記撮像装置の背面図である。 上記撮像装置の上面図である。 上記撮像装置の制御系の例を示す機能ブロック図である 上記撮像装置が合焦調整に用いるコントラスト情報の変化の例を示すグラフである。 上記撮像装置に係る合焦状態確認画像の表示タイミングの例を示すグラフである。 上記撮像装置に係る合焦状態確認画像の表示処理の例を示すフローチャートである。 上記撮像装置に係る合焦状態確認画像の表示タイミングの別の例を示すグラフである。 上記撮像装置に係る合焦状態確認画像の表示処理の別の例を示すフローチャートである。 上記撮像装置に係る合焦状態確認画像の表示タイミングのさらに別の例を示すグラフである。 上記撮像装置に係る合焦状態確認画像の表示処理のさらに別の例を示すフローチャートである。 上記撮像装置が表示する合焦状態確認画像の例を示すイメージ図である。 上記撮像装置が表示する合焦状態確認画像の別の例を示すイメージ図である。 上記撮像装置が備えるエッジ抽出手段の例を示すブロック図である。 上記撮像装置が備える表示部に表示されたライブビュー画像の例を示す図である。 上記撮像装置が表示する合焦状態確認画像のさらに別の例を示すイメージ図である。 上記撮像装置が表示する合焦状態確認画像のさらに別の例を示すイメージ図である。 上記撮像装置が表示する合焦状態確認画像のさらに別の例を示すイメージ図である。 上記撮像装置が備えるエッジ強調手段の別の例を示すブロック図である。 上記撮像装置が表示する合焦状態確認画像のさらに別の例を示すイメージ図である。 上記撮像装置が表示する合焦状態確認画像のさらに別の例を示すイメージ図である。 上記撮像装置が表示する合焦状態確認画像のさらに別の例を示すイメージ図である。
以下、本発明に係る撮像装置の実施形態について図面を用いながら説明する。図1から図3は、本発明に係る撮像装置の実施例であるデジタルカメラの外観図であり、図1は正面図、図2は背面図、図3は上面図である。図1に示すように、本実施例に係るデジタルカメラ10は、カメラボィCBの正面に、撮影レンズ(フォーカスレンズを含む)を備えた鏡胴ユニット1と、測距用レンズと測距用素子を含む測距ユニット2と、ストロボ発光部3と、リモコン受光部4と、を配置してなる。カメラボディCBの一方の側面部には、メモリカード装填室および電池装填室の蓋5が設けられている。
デジタルカメラ10の背面には、図2に示すように、操作キー部6と、撮影レンズによって撮像素子に結像された被写体画像を表示する表示部であるLCDモニタ7と、電源スイッチ8と、ズームボタン9と、を配置してなる。なお、本実施例において、デジタルカメラ10が備える表示部は、LCDモニタ7に限ることはなく、図示しない電子ビューファインダー(EVF)であってもよい。
また、図3に示すように、デジタルカメラ10の上面には、レリーズボタンであるSW1と、デジタルカメラ10の動作モードを切り換えるダイアルスイッチであるSW2が配置されている。デジタルカメラ10が有する動作モードには、撮影モードと再生モードがあり、撮影モードには、オートフォーカス(AF)モード、マニュアルフォーカス(MF)モードなどがある。
また、図3に示すように鏡胴ユニット1には、フォーカスレンズを手動で操作するためのフォーカスリング11が配置されている。フォーカスリング11は、正面視円形の鏡胴ユニット1の外周に配置されていて、フォーカスレンズの中心を回転中心として回動する部材である。ユーザーがフォーカスリング11を回動させると、鏡胴ユニット1の内部に配置されているフォーカスレンズが撮像素子の光軸方向前後(紙面上下方向)に移動する。このフォーカスレンズの移動によって、撮像素子の結像面における被写体像の合焦度合いが変化する。
次に、本発明に係る撮像装置の機能ブロックの例について図4を用いて説明する。本発明に係る撮像装置の各種動作(処理)は、ROM109に予め記憶されているプログラムと、デジタル信号処理IC(集積回路)等として構成されるデジタルカメラプロセッサ104(以下「プロセッサ104」という。)によって制御される。プロセッサ104は、第1の撮像信号処理ブロック104−1と、第2の撮像信号処理ブロック104−2と、CPU(中央処理ユニット)ブロック104−3と、ローカルSRAM(SRAM:スタティックランダムアクセスメモリ)104−4と、USB(ユニバーサルシリアルバス)ブロック104−5と、シリアルブロック104−6と、JPEGコーデック(CODEC)ブロック104−7と、リサイズ(RESIZE)ブロック104−8と、画像信号表示ブロック104−9と、メモリカードコントローラブロック104−10と、を有してなる。これら各ブロックは相互にバスラインで接続されている。
プロセッサ104の外部には、RAW−RGB画像データ、YUV画像データおよびJPEG画像データを保存するためのSRAM(シンクロナスランダムアクセスメモリ)103、RAM107、内蔵メモリ120および制御プログラムが格納されたROM109が配置されており、これらはバスラインを介してプロセッサ104に接続されている。
鏡胴ユニット1は、ズーム(ZOOM)レンズ1−1aを有するズーム光学系1−1、フォーカス(FOCUS)レンズ1−2aを有するフォーカス光学系1−2、絞り1−3aを有する絞りユニット1−3およびメカニカルシャッタ(メカシャッタ)1−4aを有するメカシャッタユニット1−4、を備えている。ズーム光学系1−1,フォーカス光学系1−2,絞りユニット1−3およびメカシャッタユニット1−4はそれぞれズーム(ZOOM)モータ1−1b、フォーカス(FOCUS)モータ1−2b、絞りモータ1−3bおよびメカシャッタモータ1−4bによって駆動される。これらズームモータ1−1b、フォーカスモータ1−2b、絞りモータ1−3bおよびメカシャッタモータ1−4bの各モータはモータドライバ7−5によって駆動され、モータドライバ7−5はCPUブロック104−3によって動作が制御される。
また、SW2によってマニュアルフォーカス(MF)モードが選択されているときには、フォーカスレンズ1−2aは、フォーカスリング11(図3参照)が操作されることによって移動する。
鏡胴ユニット1のズームレンズ1−1aおよびフォーカスレンズ1−2aは、CCD101の撮像面上に被写体像を結像するための撮影レンズを構成する。CCD101は、被写体像を電気的な画像信号に変換してF/E−IC(フロントエンドIC)102に向けて出力する。なお、CCD101は本発明に係る撮像装置に適用可能な撮像素子の一例であって、撮像素子の種類をこれに限るものではなく、CMOSであってもよい。
F/E−IC102は、CDS(相関2重サンプリング部)102−1、AGC(自動利得制御部)102−2およびA/D(アナログ−デジタル)変換部102−3を有してなる。F/E−IC102は、CCD101から入力された画像信号に対して、所定の処理を施し、デジタル画像信号として出力する。このデジタル画像信号は、プロセッサ104の第1の撮像信号処理ブロック104−1に入力される。
F/E−IC102に係るこれらの信号処理動作は、第1の撮像信号処理ブロック104−1から出力されるVD信号(垂直駆動信号)とHD信号(水平駆動信号)によって、処理のタイミングが制御される。TG(タイミングジェネレータ)102−4は、VD信号とHD信号に応じて上記の信号処理動作が行われるように制御をする。
第1の撮像信号処理ブロック104−1は、CCD101からF/E−IC102を経由して入力されたデジタル画像信号に対して、ホワイトバランス調整およびγ調整等の信号処理を行う。また、上述したように、F/E−IC102の信号処理動作を制御するTG102−4に対して、VD信号およびHD信号を出力する。
プロセッサ104のCPUブロック104−3は、音声記録回路115−1による音声記録動作を制御する。音声記録回路115−1は、マイクロホン(マイク)115−3で変換されマイクロホンアンプ(マイクAMP)115−2によって増幅した音声信号を、CPUブロック104−3の指令に応じて記録する。
また、CPUブロック104−3は、音声再生回路116−1の動作も制御する。音声再生回路116−1は、CPUブロック104−3の指令により、適宜なるメモリに記録されている音声信号をオーディオアンプ(オーディオAMP)116−2で増幅してスピーカー116−3に入力し、スピーカー116−3から音声を再生出力する。
また、CPUブロック104−3は、ストロボ回路114を制御して動作させることによりストロボ発光部3から照明光を発光させる。また、CPUブロック104−3は、被写体距離を測定する測距ユニット2の動作も制御する。
さらに、CPUブロック104−3は、プロセッサ104の外部に配置されたサブCPU108にも結合されており、サブCPU108は、リモコン受光部4,操作キー部6およびブザー113にもそれぞれ結合されている。サブCPU108はリモコン受光部4を介して受光したリモコン信号をCPUブロック104−3に伝達する。また、操作キー部6にて行われた操作に応じた信号をCPUブロック104−3に伝達する。
USBブロック104−5は、USBコネクタ122に結合される。シリアルブロック104−6は、シリアルドライバ回路123−1を介してRS−232Cコネクタ123−2に結合される。
画像信号表示ブロック104−9は、LCDドライバ117を介してLCDモニタ7に結合され、また、画像信号表示ブロック104−9は、ビデオアンプ(AMP)118を介してビデオコネクタ119にも結合される。
メモリカードコントローラブロック104−10は、メモリカードスロット121のカード接点に結合されている。メモリカードがこのメモリカードスロット121に装填されると、メモリカードの接点に接触して電気的に接続され、装填されたメモリカードに画像ファイルを記憶する。
次に、デジタルカメラ10の動作について説明する。電源スイッチ8(図2を参照)の操作によって動作電源が投入されると、サブCPU108を経由してCPUブロック104−3がSW2の設定を検知し動作モードを設定する。続いて、CPUブロック104−3がモータドライバ7−5を制御して、鏡胴ユニット1を撮像可能な位置に移動させる。さらに、CCD101、F/E−IC102およびLCDモニタ7等の各部に電源が投入されて動作開始状態となる。動作開始状態になると、LCDモニタ7にライブビュー画像が表示される。
ライブビュー画像は、鏡胴ユニット1の撮影レンズを介して撮像素子であるCCD101に結像した被写体像を、所定のフレームレート(例えば60フレーム毎秒)で連続して表示する画像である。
CCD101の受光面に結像された被写体像は、電気信号(画像信号)として出力される。この電気信号は、R(赤)・G(緑)・B(青)のアナログ信号である。このRGBアナログ信号がCDS102−1に入力されて、AGC102−2を介してA/D変換器102−3においてデジタル信号に変換される。変換されたRGBデジタル信号は、プロセッサ104内の第2の撮像信号処理ブロック104−2が具備するYUV変換手段によってYUV画像データに変換される。
変換されたYUV画像データは、フレームメモリとしてのSRAM103に記録される。なお、第2の撮像信号処理ブロック104−2は、RGBデジタル信号(画像信号)にフィルタリング処理等の適切な処理を施してYUV画像データに変換する。このYUV画像データは、CPUブロック104−3により読み出され、画像信号表示ブロック104−9を介してビデオアンプ118およびビデオコネクタ119を介して外部表示装置(テレビジョン等)に出力されて表示される。あるいは、LCDドライバ117を介してLCDモニタ7へ出力されてライブビュー画像が表示される。
ライブビュー画像の表示開始とともに、第1の撮像信号処理ブロック104−1は、取り込んだRGBデジタル信号から、被写体像の合焦度合いを示すフォーカス評価値の算出を開始する。フォーカス評価値とは、デジタルカメラ10が撮像をするために取得する被写体像に関する情報である。
フォーカス評価値は、フォーカスレンズ1−2aを光軸方向に移動させながら所定のタイミングで算出される。すなわち、フォーカスレンズ1−2aを所定の量だけ移動させて撮像素子から被写体の画像信号を読出し、この画像信号からコントラスト情報を取り出して、取り出されたコントラスト情報に基づいてフォーカス評価値は算出される。このフォーカス評価値の極大値を示すフォーカスレンズ1−2aの位置が合焦位置となる。このように、フォーカスレンズ1−2aを移動させながら取得した画像情報に基づいて合焦位置を特定する方式を「山登り方式」という。
AFは、フォーカスレンズ1−2aを移動させながらフォーカス評価値を算出して、合焦位置を自動的に特定する。MFは、ユーザーがフォーカスリング11(図2参照)を手動で操作し、所定のタイミングでフォーカス評価値を算出しながら、ユーザー自身が合焦位置を特定する。本発明に係る撮像装置は、AFとMFのどちらにも適用可能である。
なお、フォーカス評価値の算出に用いるコントラスト情報は、例えば、CCD101の撮像面の所定範囲を複数のエリア(例えば128エリア)に分割し、分割したエリア毎に、そこに含まれる画像の平均輝度を算出し、隣り合うエリア同士の輝度の差を合計して求めることができる。具体的には、ピントが合っている状態と合っていない状態とを比較すると、ピントが合っている状態では隣接するエリアの輝度の差は大きくなるので、輝度の差の合計値は大きくなる。合焦位置では、この合計値が極大値になるので、フォーカス評価値の極大値を判定することで、フォーカスレンズ1−2aの位置を合焦位置として特定することができる。
フォーカス評価値は、CCD101が出力する全領域の画像を対象にして算出してもよいが、一部の領域に係る画像を対象として算出してもよい。例えば、全領域の中央付近の一定領域の画像を用いてフォーカス評価値を算出してもよい。
次に、フォーカスレンズ1−2aとフォーカス評価値Fとの相関関係について、図5を用いて説明する。図5は、フォーカスレンズ1−2aのレンズ位置を横軸にとり、フォーカス評価値Fの大きさを縦軸にとったグラフである。横軸の下部に記載した矢印は、それぞれフォーカスレンズ1−2aの移動方向と移動範囲の例を表している。まず、フォーカスレンズ1−2aは無限遠から至近方向に向けて移動する(矢印M1)。フォーカスレンズ1−2aの移動に伴って、前述したとおり被写体像のコントラストがハッキリしてくるのでフォーカス評価値Fは増加する。なお、フォーカス評価値Fは、所定の時間間隔で算出される。
フォーカス評価値Fの極大値Fmaxを判定するには、フォーカス評価値Fが増加する方向(M1)に、フォーカスレンズ1−2aを移動させて、一旦、合焦位置Pを通り過ぎるように制御する。フォーカスレンズ1−2aが合焦位置Pを通り過ぎるとフォーカス評価値Fは、それまでの増加傾向から減少傾向に変化する。すなわち、フォーカス評価値Fの変化の傾向が異なる状態、つまり、増加傾向から減少傾向に変化した際のフォーカスレンズ1−2aのレンズ位置が合焦位置Pである。よって、フォーカス評価値Fの変化の傾向が異なる状態になったことを検出したときに、フォーカスレンズ1−2aの移動方向をそれまでの移動方向とは逆の方向(矢印M2で示す方向)に決定することで、フォーカスレンズ1−2aを合焦位置Pに近づけることができる。フォーカスレンズ1−2aが合焦位置Pで停止した状態が、合焦状態である。
フォーカスレンズ1−2aの駆動機構のバックラッシュを考慮して、矢印M2の方向に移動したフォーカスレンズ1−2aが合焦位置Pを再度通過してから、矢印M3の方向に再度の反転移動させ、合焦位置Pで停止させるとよい。バックラッシュを考慮する必要がなければ、矢印M3の方向への再反転の移動は不要であり、矢印M2の方向に移動したフォーカスレンズ1−2aを合焦位置Pで停止させる
合焦位置Pの判定方法は、AFであってもMFであっても同様である。すなわち、フォーカス評価値Fの極大値Fmaxを検出する必要があるが、AFであってもMFであっても、フォーカスレンズ1−2aが一旦合焦位置Pを通り過ぎるように制御する必要がある。合焦位置Pを通り過ぎたことを検出したとき、フォーカスレンズ1−2aは合焦位置Pの近傍にあるので、このときに、合焦状態確認画像をLCDモニタ7に表示すれば、デジタルカメラ10のユーザーに合焦度合いを容易に確認させることができる。
(実施例1)
次に、本発明に係る撮像装置が実行する合焦状態確認画像の表示タイミングについて説明する。図6は、フォーカスレンズ1−2aのレンズ位置を横軸にとり、フォーカス評価値Fの大きさを縦軸にとったグラフである。横軸の下部に記載した矢印は、フォーカスレンズ1−2aの移動方向と移動範囲の例を表している。符号P1は合焦状態確認画像を表示するタイミングの例を示している。図6に示すように、フォーカスレンズ1−2aが矢印M1に示す方向に移動しているとき、フォーカス評価値Fは増加傾向である。これは、合焦位置に近づくにつれて、被写体画像のコントラストがより明確になってくるからである。その後、極大値Fmaxとなるフォーカスレンズ1−2aのレンズ位置P1を経過すると、フォーカス評価値Fは減少傾向に転じる。このフォーカス評価値Fの減少を検知するには、最新のフォーカス評価値Fと最新のフォーカス評価値Fの直前に算出されたフォーカス評価値Fn−1の大小を比較すればよい。
フォーカス評価値Fが増加から下降に転じた際のレンズ位置P1が合焦位置Pであるから、フォーカス評価値Fの変化量を監視し、変化量が増加から下降に転じたときに、合焦状態確認画像をLCDモニタ7に表示すればよい。このように制御することで、合焦状態確認画像が表示された状態でフォーカスレンズ1−2aは、矢印M2に示す方向に反転移動して合焦位置Pに近づくので(図5を参照)、デジタルカメラ10のユーザーに詳細な合焦度合いを容易に確認させることができる。
矢印M1に示す方向にフォーカスレンズ1−2aが移動しているときは、まず、通常のライブビュー画像を表示部に表示して、構図は被写体全体の様子を確認できる状態にする。その後、フォーカス評価値Fが増加傾向から減少傾向に変化したことを検出したとき、つまり、フォーカス評価値Fの変化量の傾きが直前の変化量の傾きと異なるときに、合焦状態確認画像を表示する。ここで、フォーカス評価値Fの変化量の傾きについて説明する。フォーカス評価値Fが増加傾向、つまり、F>FN−1のときのフォーカス評価値Fの変化量の傾きは「+」である。一方、フォーカス評価値Fが減少傾向、つまり、F<FN−1のときのフォーカス評価値Fの変化量の傾きは「−」である。このように、フォーカス評価値Fが増加傾向から減少傾向に変化したときには、フォーカス評価値Fの変化量の傾きは異なる。
次に、本実施例に係る合焦状態確認画像の表示処理の例について、図7のフローチャートを用いて説明する。なお、以下の説明はAFを前提にしているが、本発明はMFにも適用可能である。
デジタルカメラ10の電源が投入され、フォーカスレンズ1−2aが初期位置(例えば無限遠位置)に移動したのちにAFを開始する。LCDモニタ7にはライブビュー画像が表示されて、フォーカスレンズ1−2aは無限遠位置から至近位置に向けて(図6に示す矢印M1の方向に向けて)移動する(S1)。フォーカスレンズ1−2aを移動させながら、所定の時間間隔でフォーカス評価値Fを算出する(S2)。算出されたフォーカス評価値Fは、時系列に沿って順次、図示しないメモリに記憶されていく。
続いて、「最新のフォーカス評価値F」と「直前に記憶されている(前回算出された)フォーカス評価値Fn−1」とを比較し(S3)、フォーカス評価値Fがフォーカス評価値Fn−1よりも小さくなければ、フォーカスレンズ1−2aが矢印M1の方向(図6参照)に移動を継続するように制御する(S3のNo、S1)。フォーカス評価値Fがフォーカス評価値Fn−1よりも小さければ(S3のYes)、フォーカスレンズ1−2aが合焦位置Pを通過したことになるから、合焦状態確認画像を表示部であるLCDモニタ7に表示する(S4)。
上記の処理S3は、フォーカス評価値Fとフォーカス評価値Fn−1の大きさを比較して判定しているが、この判定処理において、フォーカス評価値Fの変化量の傾きを用いてもよい。傾きを用いるときは、フォーカス評価値Fの傾きの符号(「+」「−」)が最新の変化量の傾きと、その直前の変化量の傾きで異なるときに、合焦状態確認画像を表示すればよい(S4)。
以上説明した実施の形態によれば、ライブビュー画像を表示している最中に、フォーカス評価値Fの変化量の傾きが直前の変化量の傾きと異なると合焦状態確認画像の表示を開始することができる。すなわち、フォーカスレンズ1−2aが矢印M2の方向に移動して合焦位置Pに近づく間、合焦状態確認画像を表示させることできる。その結果、デジタルカメラ10のユーザーに、構図の確認や被写体全体の様子の把握と共に、合焦度合いの確認をさせることができる。
なお、以上AFを例として説明したが、MFの場合は、処理S1に係るフォーカスレンズ1−2aの移動をユーザーがフォーカスリング11を操作することで行う点が異なり、その他は同様の処理が行われる。
(実施例2)
次に、本発明に係る撮像装置が実行する合焦状態確認画像の別の表示タイミングについて説明をする。図8は、フォーカスレンズ1−2aの位置を横軸にとり、フォーカス評価値Fの大きさを縦軸にとったグラフである。横軸の下部に記載した矢印は、フォーカスレンズ1−2aの移動方向と移動範囲の例を表している。符号P2は合焦状態確認画像を表示するタイミングの例を示している。
この実施例では、フォーカス評価値Fの極大値Fmaxを検出するために、まずフォーカスレンズ1−2aを、フォーカス評価値Fが増加傾向から減少傾向に変化するまで移動させる。この移動中、極大値Fmaxを検出した後は、フォーカスレンズ1−2aを、検出された極大値Fmaxに対応したレンズ位置である合焦位置Pに向けて移動させる。すなわち、図8に示すように、まずフォーカスレンズ1−2aを矢印M1に示す方向に移動させる。矢印M1が示す方向へのフォーカスレンズ1−2aの移動に伴い、算出されるフォーカス評価値Fの変化は増加傾向になる。その後、フォーカス評価値Fの変化が増加傾向から減少傾向になるまで、フォーカスレンズ1−2aを矢印M1が示す方向に移動するように制御する。このようにフォーカス評価値Fの変化が増加傾向から減少傾向になるまでフォーカスレンズ1−2aの移動を制御することは、極大値Fmaxを検出するための制御である。
極大値Fmaxが検出されると、フォーカスレンズ1−2aの移動方向を矢印M2が示す方向に反転させて、極大値Fmaxに対応するレンズ位置である合焦位置Pに向けて、フォーカスレンズ1−2aを移動させる。このフォーカスレンズ1−2aの移動方向が反転するタイミングP2において、合焦状態確認画像の表示を開始する。合焦状態確認画像が表示された状態でフォーカスレンズ1−2aは、矢印M2に示す方向に移動しながら合焦位置Pに近づくので、デジタルカメラ10のユーザーに合焦度合いを確認させることができる。
このように、フォーカス評価値Fの極大値Fmaxが検出された後、つまり、フォーカスレンズ1−2aが合焦位置Pを通過した後に、合焦位置Pに向けてフォーカスレンズ1−2aが移動するときに、合焦状態確認画像を表示することで、デジタルカメラ10のユーザーの使い勝手を向上させることができる。なお、AFにおいては、極大値Fmaxが自動的に検出されるので、合焦状態確認画像が表示されることによって、ユーザーは、極大値Fmaxが検出されたことを認識することができる。また、MFにおいては、ユーザーがフォーカスレンズ1−2aを移動させながら極大値Fmaxを認識して、極大値Fmaxに対応するレンズ位置にフォーカスレンズ1−2aを移動させるときに、合焦状態確認画像が表示されるので、きちんと合焦位置Pにフォーカスレンズ1−2aを移動させることが可能となる。
次に、本実施例に係る合焦状態確認画像の表示処理の例について、図9のフローチャートを用いて説明する。なお、以下の説明は、AFを前提にしているが、本発明はMFにも適用可能である。
デジタルカメラ10の電源が投入され、フォーカスレンズ1−2aが初期位置(例えば無限遠位置)に移動したのちにAFを開始する。LCDモニタ7にはライブビュー画像が表示されて、フォーカスレンズ1−2aは無限遠位置から至近位置に向けて(図8に示す矢印M1の方向に向けて)移動する(S10)。フォーカスレンズ1−2aを移動させながら、所定の時間間隔でフォーカス評価値Fを算出する(S20)。算出されたフォーカス評価値Fは、時系列に沿って順次、図示しないメモリに記憶されていく。
続いて、「最新のフォーカス評価値F」と「直前に記憶されているフォーカス評価値Fn−1」とを比較し(S30)、フォーカス評価値Fがフォーカス評価値Fn−1よりも小さくなければ、フォーカスレンズ1−2aが矢印M1の方向(図8参照)に移動を継続するように制御する(S3のNo、S1)。フォーカス評価値Fがフォーカス評価値Fn−1よりも小さければ(S3のYes)、フォーカスレンズ1−2aが合焦位置Pを通過したことになるから、フォーカスレンズ1−2aの移動方向を反転させて矢印M1とは逆の方向である矢印M2の方向にフォーカスレンズ1−2aを移動させる(S301)。この移動方向の反転のタイミングで、合焦状態確認画像を表示部であるLCDモニタ7に表示する(S40)。
上記の処理S30は、フォーカス評価値Fとフォーカス評価値Fn-1の大きさを比較して判定しているが、この判定処理において、フォーカス評価値Fの変化量の傾きを用いてもよい。変化量の傾きを用いるときは、最新のフォーカス評価値Fの変化量の傾きの符号と、その直前のフォーカス評価値Fの変化量の傾きの符号が異なるか否かで判定すればよい。
以上説明した実施の形態によれば、ライブビュー画像を表示している最中に、フォーカスレンズ1−2aの移動方向が反転すると合焦状態確認画像の表示を開始することができる。すなわち、フォーカスレンズ1−2aが矢印M2の方向に移動して合焦位置Pに近づく間、合焦状態確認画像を表示させることできる。その結果、デジタルカメラ10のユーザーに、構図の確認や被写体全体の様子の把握と共に、合焦度合いの確認をさせることができる。
なお、以上AFを例として説明したが、MFの場合は、処理S10および処理S301に係るフォーカスレンズ1−2aの移動がユーザーのフォーカスリング11の操作によって行われる点が異なり、その他は同様の処理が行われる。
(実施例3)
次に、本発明に係る撮像装置が実行する合焦状態確認画像のさらに別の表示タイミングについて説明する。図10は、フォーカスレンズ1−2aの位置を横軸にとり、フォーカス評価値Fの大きさを縦軸にとったグラフである。横軸の下部に記載した矢印は、フォーカスレンズ1−2aの移動方向の例を表している。符号P3は合焦状態確認画像を表示するタイミングの例を示している。
すでに説明をしたように、フォーカスレンズ1−2aを、矢印M1に示すように、無限遠側から至近側に移動させて、フォーカス評価値Fが極大値Fmaxとなる合焦位置Pに近づくようにフォーカスレンズ1−2aを制御する。矢印M1の方向に移動している間、フォーカス評価値Fは上昇するが、その上昇の度合はフォーカスレンズ1−2aが合焦位置Pに近づくにつれて低くなる(フォーカス評価値Fの変化量は小さくなる)。
図10のグラフG1に示すように、フォーカス評価値Fの変動量は、移動方向M1の当初(無限遠近傍)よりも、合焦位置Pに近づくにつれて小さくなる。よって、最新のフォーカス評価値Fと直前のフォーカス評価値Fn−1の差分の絶対値を算出して、この絶対値が所定回数連続して小さくなっていることを判定することで、フォーカス評価値Fの変化量が小さく(緩やかに)なっていることを判定することができる。
フォーカス評価値Fの変化量が緩やかになったとき、フォーカスレンズ1−2aは合焦位置Pの近傍にある(符号P3)。よって、このタイミングで合焦状態確認画像を表示することで、フォーカスレンズ1−2aが合焦位置Pに近づく間、合焦状態確認画像を表示することができる。
次に、本実施例に係る合焦状態確認画像の表示処理の例について、図11のフローチャートを用いて説明する。以下の説明はAFを前提にしているが、本発明はMFにも適用可能である。
デジタルカメラ10の電源が投入され、フォーカスレンズ1−2aが初期位置(例えば無限遠位置)に移動したのちにAFを開始する。LCDモニタ7にはライブビュー画像が表示されて、フォーカスレンズ1−2aは無限遠位置から至近位置に向けて(図11に示す矢印M1の方向に向けて)移動する(S10)。フォーカスレンズ1−2aを移動させながら、所定の時間間隔でフォーカス評価値Fを算出する(S20)。算出されたフォーカス評価値Fは、時系列に沿って順次、図示しないメモリに記憶されていく。
続いて、「最新のフォーカス評価値F」と「直前に記憶されているフォーカス評価値Fn−1の差分の絶対値FAを算出する(S311)。算出された絶対値FAは、時系列に沿って順次、図示しないメモリに記憶されていく。
続いて、「最新の絶対値FA」と「直前の絶対値FAn−1」を比較して(S312)、絶対値FAが絶対値FAn−1よりも小さくなければ、フォーカス評価値Fの変化状態を検知するためのカウンタ変数Cをゼロにして(S313)、処理をS10に戻しフォーカスレンズ1−2aを次の位置に移動させる(S312のNo、S10)。絶対値FAが絶対値FAn−1よりも小さければ(S312のYes)、カウンタ変数Cに1を加算する(S314)。
続いて、カウンタ変数Cが所定の閾値X以上でなければ(S315のNo)、処理をS10に戻す。カウンタ変数Cが所定の閾値X以上であれば(S315のYes)、合焦状態確認画像を表示する(S40)。ここで、閾値Xは、あらかじめ、図示しないメモリに記憶されている。
上記の処理では、フォーカス評価値Fの変化状態が連続する所定の回数において、以前の変化状態よりも、変化量が小さくなっていることを判定することで、合焦位置P近傍であることを判定している。
フォーカス評価値Fの変化量は、初期位置付近の変化量と合焦位置P近傍の変化量とでは、後者の変化量が小さくなる(緩やかになる)ので、上記の判定方法によって、合焦位置Pの近傍であると判定することができる。
以上説明した実施の形態によれば、ライブビュー画像を表示している最中に、フォーカスレンズ1−2aの移動に伴うフォーカス評価値Fの変化量が小さくなると合焦状態確認画像の表示を開始することができる。すなわち、フォーカスレンズ1−2aが合焦位置Pに近づく間、合焦状態確認画像を表示させることできる。その結果、デジタルカメラ10のユーザーに、構図の確認や被写体全体の様子の把握と共に、合焦度合いの確認をさせることができる。
本実施例は、AF・MFに関わらず、コントラストが低い被写体やレンズの絞りを絞り込んで被写界深度を深くした場合に、特に有効である。コントラストが低い被写体は、フォーカス評価値の変化が小さいので極大値Fmaxを検出するまでに時間を要することがあるが、コントラストが低い被写体であっても、極大値Fmaxに近づくにつれて、フォーカス評価値Fの変化の傾きは小さくなる。つまり、フォーカス評価値Fの変化の傾きが小さくなったことを検出したときに合焦状態確認画像を表示することで、合焦位置P近傍での合焦状態の確認をより容易にすることができるようになり、ユーザーの使い勝手を向上させることができる。また、被写界深度を深くするとピントが合って見える範囲が広くなり、極大値Fmax近傍におけるフォーカス評価値Fの変化量が小さくなる。本実施例は、これを利用してフォーカス評価値Fの変化量が小さくなったことを検出し、合焦位置P近傍で合焦状態確認画像を表示することができ、ユーザーの使い勝手を向上させることができる。
これまで説明をした各実施例において、合焦状態確認画像の表示は、例えば、フォーカスレンズ1−2aが合焦位置Pに停止してから所定の時間経過まで、あるいは、SW1の押下により画像撮影処理が行われるまで継続するとよい。
次に、上記の各実施例で表示部であるLCDモニタ7に表示される合焦状態確認画像について説明をする。図12は、LCDモニタ7に表示される合焦状態確認画像の例を示す一部拡大画像のイメージ図である。図12(a)において符号71を付している矩形は、LCDモニタ7の表示領域の中央付近に設定された領域枠71を表している。領域枠71は、被写体画像に重ね合わせて表示されてもよいし、LCDモニタ7に表示されなくてもよい。この領域枠71内に表示される画像を、図12(b)に示すように、LCDモニタ7の表示領域全体に拡大表示することで、合焦状態確認画像の一例である一部拡大画像71aとなる。
一般に、ライブビュー画像の中央付近の被写体が、ピントを合わせたい対象であることが多い。そこで、図12に示すように、領域枠71を設定し、AFまたはMFを開始した当初は通常のライブビュー画像をLCDモニタ7に表示しておく。その後、実施例1から3に示した処理に基づき、合焦状態確認画像の表示タイミングとなったとき、一部拡大画像71aを表示する。
デジタルカメラ10のユーザーにとっては、合焦度合いの確認をしたくなる状況以外は通常のライブビュー画像が表示されて撮影対象全体を確認でき、合焦度合いを確認したくなる状況において合焦状態確認画像が表示されるので、構図や被写体の様子の確認と、合焦状態の確認を両立させることができ、使い勝手が向上する。
また、本発明に係る撮像装置は、合焦状態確認画像の表示をもって、ユーザーに合焦が近いことを報知することができる。
次に、合焦状態確認画像の別の例について説明する。図13は、LCDモニタ7に表示される合焦状態確認画像の別の例を示すイメージ図である。図13(a)は、図12(a)と同様であって、LCDモニタ7の表示領域の中央付近に設定された領域枠71を表している。
この領域枠71内に表示されている画像を、図13(b)に示すように、LCDモニタ7の表示領域の中央部分に拡大し、合焦状態確認画像の一例である一部拡大画像71bとする。
合焦状態確認画像は、被写体の合焦度合いをより容易に確認させるものであるから、LCDモニタ7の中央の所定領域を拡大したものに限ることはなく、予めユーザーが設定した領域を拡大してもよい。また、合焦状態確認画像は、上記のようにライブビュー画像の一部を拡大したものに限る必要はなく、被写体のエッジ部分のみを抽出したエッジ画像や、被写体のエッジ部分を抽出した画像と元の画像とを重ね合わせたエッジ強調画像であってもよい。
エッジ画像は、図14に示すエッジ抽出手段1041によって生成される。エッジ抽出手段1041は、通常のライブビュー画像を入力し、このライブビュー画像の輝度データ(Yデータ)に対して所定のフィルタ処理を行う手段であり、例えば、プロセッサ104の第2の撮像信号処理ブロック104−2において実行される。エッジ抽出手段1041が備えるフィルタは、ハイパスフィルタ(HPF)またはバンドパスフィルタ(BPF)であればよい。
エッジ抽出手段1041を用いて生成される合焦状態確認画像(エッジ画像)は、ライブビュー画像の輪郭のみからなる画像となる。例えば、図15に示すライブビュー画像を用いてエッジ画像を生成すると、図16に示すように、ライブビュー画像から輪郭線のみを抽出したエッジ抽出画像70aとなる。図16は、図示の便宜上、エッジ部分(輪郭線)のみを白く描画している。ユーザーにエッジ部分(輪郭線)を視認させることで、合焦度合いを容易に確認させることができる。
エッジ抽出画像は、上記の他の画像でもよい。例えば、図17に示すように、領域枠71に相当する部分のみ、エッジ部分のみの画像とし、領域枠71以外は通常のライビュー画像とする、合焦状態確認画像70bがある。
また、図18に示すように、領域枠71(図17参照)に含まれる画像のみをエッジ画像にして、これを拡大し、エッジ抽出画像として表示する合焦状態確認画像70cがある。
次に、合焦状態確認画像の例であるエッジ強調画像の例について説明する。エッジ強調画像は、例えば、図19に示す輪郭強調手段1042によって、ライブビュー画像からエッジ部分のみを抽出したものと、元のライブビュー画像とを加算して生成された画像である。輪郭強調手段1042は、ライブビュー画像の輝度値に対して所定のフィルタ処理を行うことでエッジが抽出された画像と、フィルタ処理が行われていない原画像と、を合成して出力する手段であり、例えば、プロセッサ104の第2の撮像信号処理ブロック104−2において実行される。輪郭強調手段1042が備えるフィルタは、ハイパスフィルタ(HPF)またはバンドパスフィルタ(BPF)であればよい。
エッジ強調画像において、エッジ部分を抽出する領域は、ライブビュー画像全体でも、ライブビュー画像の中央部のみでもよく、あるいは予めユーザーが設定した領域としてもよい。
図20に、LCDモニタ7に表示されるライブビュー画像70(図15を参照)から、輪郭強調手段1042を用いて生成するエッジ強調画像の例を示す。エッジ強調画像70dは被写体画像70におけるエッジ部分を強調して表示している。よって、輪郭部分以外は白く表示され、輪郭部分が黒く表示されている。
エッジ強調画像は、その他の画像を用いてもよい。例えば、図21に示すように、拡大される画像領域を示す領域枠71(図12を参照)に相当する部分のみを、輪郭強調画像とし、それ以外は通常の画像表示とする被写体画像70eを用いることもできる。
また、例えば、図22示すように、領域枠71に相当する部分のみを拡大し、エッジ抽出画像として表示する被写体画像70fを用いることもできる。
以上説明をした合焦状態確認画像は、すでに説明をした実施例のいずれにおいても適用することができる。
以上説明をした本発明に係る撮像装置によれば、AF、MFを問わず、合焦位置の近傍にフォーカスレンズが近づいたとき、合焦状態確認画像の表示を開始することができる。その結果、合焦位置近傍であることをユーザーに報知し、かつ、合焦度合いを確認しやすい画像表示を行うことで精度のよい合焦を容易に行わせることができる。さらに、合焦位置近傍以外では通常のライブビュー画像を表示することで、全体の構図の確認も容易に行わせることができる。
1−2a フォーカスレンズ
7 LCDモニタ
10 デジタルカメラ
特許平11−341331号公報 特開2004−242009号公報

Claims (5)

  1. 結像面での合焦度合いを調整するフォーカスレンズを有する撮影レンズと、
    前記撮影レンズを介して入力される被写体の画像を出力する撮像素子と、
    前記画像の一部または全部を拡大する合焦状態確認画像を生成する確認画像生成部と、
    前記合焦状態確認画像が表示される表示部と、
    を有し、
    前記フォーカスレンズの移動に伴い、前記結合面での合焦度合いが、所定の合焦度合いよりも低い状態から高い状態へと変化し、その後、所定の焦合度合いよりも低い状態へと変化し、さらに、前記フォーカスレンズの移動方向が直前の移動方向と異なるときに、前記表示部に前記合焦状態確認画像を表示することを特徴とする撮像装置。
  2. 結像面での合焦度合いを調整するフォーカスレンズを有する撮影レンズと、
    前記撮影レンズにより結像される被写体の画像を出力する撮像素子と、
    前記画像の一部または全部を拡大する合焦状態確認画像を生成する確認画像生成部と、
    前記合焦状態確認画像が表示される表示部と、
    前記画像に基づいてフォーカス評価値を算出するフォーカス評価値算出手段と、
    を有し、
    前記フォーカスレンズの移動とともに、複数のフォーカスレンズ位置において前記フォーカス評価値算出手段によりフォーカス評価値の変化の傾きを取得し、
    取得された複数のフォーカス評価値の変化の傾き状態が直前の変化の傾き状態と異なり、さらに、前記フォーカスレンズの移動方向が直前の移動方向と異なるときに、前記表示部に前記確認画像生成部が生成した前記合焦状態確認画像を表示することを特徴とする撮像装置。
  3. 前記結合面での合焦度合いに基づいて前記フォーカスレンズによる合焦位置を検出する制御部を有し、
    前記制御部が、前記フォーカスレンズの移動方向を反転させたときに、前記表示部に前記合焦状態確認画像を表示する、
    請求項1記載の撮像装置。
  4. 前記フォーカス評価値に基づいて前記フォーカスレンズによる合焦位置を検出する制御部を有し、
    前記制御部が、前記フォーカスレンズの移動方向を反転させたときに、前記表示部に前記合焦状態確認画像を表示する、
    請求項2記載の撮像装置。
  5. 前記フォーカスレンズは操作者が手動で移動可能であって、
    前記操作者によって前記フォーカスレンズの移動方向が反転されたときに、前記表示部に前記合焦状態確認画像を表示する、
    請求項1または2記載の撮像装置。
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