JP2002244190A - カメラ - Google Patents

カメラ

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JP2002244190A
JP2002244190A JP2001038792A JP2001038792A JP2002244190A JP 2002244190 A JP2002244190 A JP 2002244190A JP 2001038792 A JP2001038792 A JP 2001038792A JP 2001038792 A JP2001038792 A JP 2001038792A JP 2002244190 A JP2002244190 A JP 2002244190A
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JP
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external power
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camera
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Application number
JP2001038792A
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English (en)
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Yoji Watanabe
洋二 渡辺
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 内蔵電池の延命を図りながら必要に応じて動
画表示が可能な撮影者にとって使い易いカメラを提供す
る。 【解決手段】 銀塩フィルムに被写体像を露光する銀塩
フィルム露光部62と、被写体像を電子的に撮像する撮
像部63と、この撮像部63により撮像された画像を表
示する表示部64と、上記銀塩フィルム露光部62によ
る露光動作に連動させて上記撮像部63により静止画像
を撮像させ上記表示部64に表示させるとともに、上記
露光動作とは無関係に撮像部63による撮像と表示部6
4による表示とを繰り返す動画表示を行わせる制御部6
1と、カメラ本体60に外部電源装置70が接続された
場合に電源の供給先を内蔵電池65から外部電源装置7
0に切り換えるスイッチ部67と、を備え、上記外部電
源装置70が接続されている場合にのみ動画表示を許可
するようにしたカメラ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カメラ、より詳し
くは、外部電源装置を接続可能なカメラに関する。
【0002】
【従来の技術】銀塩フィルムに被写体像を露光する銀塩
カメラに、撮像素子によって被写体像を撮像する電子撮
像装置や、この電子撮像装置により撮像された画像を表
示する表示装置を組み込んだ、いわゆるハイブリッドカ
メラは、従来より種々のものが提案されている。
【0003】このようなカメラは、銀塩フィルムに露光
を行う前に、撮影される画像の様子を事前に確認した
り、あるいは銀塩フィルムへの露光を行った後に、撮影
された画像の様子を確認することが可能になるという利
点を有するものである。
【0004】このようなカメラの一例としては、本出願
人が、特開2000−284344号公報において提案
したものが挙げられ、該公報には、セルフ撮影モード時
に撮像動作と表示動作とを繰り返すことによって動画表
示を行い、撮影の際の構図を決定し易くしたハイブリッ
ドカメラが記載されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この種
の装置は、表示装置における電力消費量が多いために、
表示状態を継続すると電池が消耗して、撮影動作さえも
不能になってしまう可能性がある。特に、撮像動作と表
示動作を連続的に繰り返す動画表示状態においては、電
力消費量の増大が顕著になってしまう。
【0006】このような電池がすぐに消耗してしまうカ
メラは、撮影者にとっては使い易いものであるとは言い
難い。
【0007】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、撮影者にとって使い易いカメラを提供することを
目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、第1の発明によるカメラは、内蔵電池または外部
電源装置からの電力供給によって動作するカメラであっ
て、銀塩フィルムに被写体像を露光する銀塩撮影手段
と、撮像素子によって被写体像を撮像する撮像手段と、
上記撮像手段により撮像された画像を表示する表示手段
と、上記銀塩撮影手段による露光動作に連動させて上記
撮像手段による撮像動作を行わせこの撮像動作によって
得られた画像を上記表示手段に表示させる静止画表示制
御手段と、上記銀塩撮影手段による露光動作とは無関係
に上記撮像手段による撮像動作と上記表示手段による表
示動作とを繰り返して行わせる動画表示制御手段と、上
記カメラに上記外部電源装置が接続されたことに応答し
てカメラの電源の供給先を上記内蔵電池から上記外部電
源装置に切り換える切換手段と、を備え、上記外部電源
装置が接続されている場合にのみ、上記動画表示制御手
段による表示を許可するようにしたものである。
【0009】また、第2の発明によるカメラは、被写体
像を撮像素子により撮像する撮像手段と、上記撮像手段
により撮像された被写体像を表示する表示手段と、上記
撮像手段および表示手段に電力を供給する内蔵電池と、
上記内蔵電池の代わりに上記撮像手段および表示手段に
電力を供給する外部電源装置を接続するための接続手段
と、を備え、上記外部電源装置が接続されていない場合
には消費電力量の少ない第1の動作のみを許容し、上記
外部電源装置が接続されている場合には上記第1の動作
に加えて、該第1の動作よりも消費電力量の多い第2の
動作も許容するようにしたものである。
【0010】さらに、第3の発明によるカメラは、外部
電源装置を接続可能なカメラであって、第1の動作を実
行する第1の動作手段と、上記第1の動作手段よりも消
費電力量が多い第2の動作を実行する第2の動作手段
と、上記外部電源装置が接続されているか否かを検知す
る検知手段と、上記検知手段により上記外部電源装置が
接続されていることを検出した場合に限り上記第2の動
作手段の動作を許容する制御手段と、を備えたものであ
る。
【0011】そして、第4の発明によるカメラは、外部
電源装置を接続可能なカメラであって、被写体像を撮像
素子により撮像する撮像手段と、セルフ撮影モードを設
定する設定手段と、上記セルフ撮影モードが設定されて
いる状態でレリーズボタンが操作されたときにセルフ撮
影動作を実行するセルフ撮影制御手段と、上記セルフ撮
影動作に先立って上記撮像手段の出力に基づいて被写体
の動画像を表示する表示手段と、上記外部電源装置が接
続されている場合にのみ上記表示手段を動作させる動画
表示制御手段と、を備えたものである。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。図1から図4は本発明の一実施形
態を示したものであり、図1はカメラの構成を示すブロ
ック図、図2は(A)外部電源装置を接続していない状
態の電源系統、(B)外部電源装置を接続している状態
の電源系統、をそれぞれ示すブロック図、図3はカメラ
のメインシーケンスを示すフローチャート、図4はカメ
ラの撮影シーケンスを示すフローチャートである。
【0013】このカメラは、銀塩撮影機能を備えた銀塩
撮影装置に係る部分とデジタル撮像機能を備えた電子撮
像装置に係る部分と有してなり、外部電源装置を接続し
た場合には、内蔵電池の代わりにこの外部電源装置から
電力供給を受けるように構成されたものである。
【0014】図1を参照して、まず、銀塩撮影手段であ
り第1の動作手段たる銀塩撮影装置に係る部分について
説明する。
【0015】被写体像を結像させるための撮影レンズ
は、例えば正レンズ1と負レンズ3を有するズームレン
ズとして構成されており、この撮影レンズ中に、絞り機
構2が配置されている。この絞り機構2は、絞り駆動回
路15によって駆動制御されるようになっている。
【0016】上記負レンズ3の光路上後方には、ほぼ中
央部分がハーフミラーとして構成された可動ミラー4が
配設されており、この可動ミラー4の中央背面部分に、
サブミラー11が、被写体光を下方に反射するように設
けられている。
【0017】このサブミラー11により反射される光の
光路上には、図面略垂直方向に配設された2つの光学系
からなる、2像分離のためのセパレータ光学系12が設
けられている。
【0018】このセパレータ光学系12による被写体像
の結像位置に、ラインセンサ13が配置されており、こ
のラインセンサ13は、ラインセンサ駆動回路17に接
続されている。
【0019】上述したようなサブミラー11、セパレー
タ光学系12、ラインセンサ13等によって、撮影画面
内の特定部分、例えば中央部分について測距を行うため
の公知の位相差法による焦点検出装置が構成されてお
り、CPU50は、上記ラインセンサ駆動回路17を介
して入力した信号に基づいて、2像の間隔を求め、撮影
レンズを合焦位置に駆動するための駆動量データを演算
する。
【0020】この駆動量は、ズーム・ピント駆動回路1
4に転送されて、上記撮影レンズの各レンズ1,3が駆
動され、その焦点位置が変更される。このズーム・ピン
ト駆動回路14には、既知の電磁モータ、超音波モータ
等の駆動源や、これらの駆動源を制御するためのドライ
バ回路や、レンズの位置を検出するためのエンコーダ装
置等が含まれている。
【0021】上記可動ミラー4の反射光路上には、焦点
板5、ペンタプリズム6、およびファインダ接眼光学系
7が配置されている。本実施形態において、被写体モニ
タ用として後述する液晶(LCD)モニタ38に加えて
この光学ファインダを設けている理由は、撮影者が、L
CDモニタ38を見ながら撮影を行うよりも、光学ファ
インダを観察しながら撮影を行った方が、カメラのホー
ルディング性が向上し、手振れ等の発生を防ぎ易いため
である。
【0022】上述した可動ミラー4は、ミラー駆動回路
16によって駆動されるようになっていて、この可動ミ
ラー4の光路上後方に配設されたシャッタ8は、シャッ
タ駆動回路18によって駆動されるようになっている。
【0023】上記可動ミラー4が上昇してシャッタ8が
開放状態となると、銀塩フィルム9上に被写体像が結像
されて露光される。なお、後述するエリアセンサ駆動回
路35から出力される被写体輝度値と、図示しないフィ
ルム感度検出回路から得られるフィルム感度と、図示し
ないプログラム線図と、に基づいて、CPU50が、適
正露光を得ることができる絞り値およびシャッタ速度を
演算し、絞り機構2を演算された絞り値に駆動制御する
とともに、シャッタ8を演算されたシャッタ速度に駆動
制御するようになっている。
【0024】銀塩フィルム9は、磁気記録層が形成され
たものであり、この磁気記録層と接するように磁気ヘッ
ド20が配置されている。この磁気ヘッド20は、種々
の情報を磁気記録するものであって、磁気ヘッド駆動回
路21の出力によって駆動されるようになっている。
【0025】また、カメラ本体内には、フィルム駆動回
路19が設けられており、1コマの撮影が終了すると、
上記銀塩フィルム9の巻上動作を行うようになってい
る。なお、上記磁気ヘッド20による磁気記録は、この
巻上動作中に実行される。
【0026】スイッチ入力部42は、図示しないレリー
ズボタンの半押し操作に連動してオンする第1レリーズ
スイッチ43と、該レリーズボタンの深押し操作に連動
してオンする第2レリーズスイッチ44と、図示しない
押しボタン式のセルフボタンに連動する設定手段たるセ
ルフ撮影モード設定スイッチ45と、を含む操作スイッ
チや、メカニカル機構により動作する検出スイッチなど
のスイッチを有して構成されている。また、このスイッ
チ入力部42には、カメラ本体60(図2参照)に外部
電源装置70(図2参照)が装着されたときに、GND
レベルになることで該外部電源装置70が装着されたこ
とを検出するための装着検知用ライン68(図2参照)
も接続されていて、この図1においては、それを便宜
上、検知手段たる外部電源検知スイッチ46として図示
している。
【0027】さらに、上記セルフ撮影モード設定スイッ
チ45を操作することによってセルフ撮影モードに設定
されたときには、レリーズボタンの操作が行われた場
合、または図示しないリモコン受信回路が所定の正規信
号を受信した場合に、後述するような撮影シーケンスに
移行するようになっている。
【0028】次に引き続き図1を参照して、撮像手段と
第2の動作手段を兼ねた電子撮像装置に係る部分につい
て説明する。
【0029】被写体像をCCD等でなる撮像素子として
のエリアセンサ34に結像させるための撮像レンズは、
例えば正レンズ31と負レンズ33を有して構成され、
この撮像レンズ中に、固定絞り機構32が配設されてい
る。
【0030】上記エリアセンサ34は、エリアセンサ駆
動回路35によって制御されるようになっており、結像
された被写体像をアナログ映像信号に変換して、信号処
理回路36に出力する。
【0031】この信号処理回路36は、上記アナログ映
像信号をデジタル信号へ変換するとともに、その他の所
定の信号処理を行うようになっていて、処理された信号
は、高速に書き込みが可能な揮発性メモリであるDRA
M39に記憶されるようになっている。
【0032】さらに、上記信号処理回路36は、上記D
RAM39に記憶されている処理後の信号を、所定のタ
イミングで読み出して、不揮発性メモリであるフラッシ
ュメモリ41に転送して記憶させたり、あるいは表示手
段と第2の動作手段を兼ねた表示制御回路37に送出し
て同表示手段と第2の動作手段を兼ねたLCDモニタ3
8に画像を表示させたりすることもできるようになって
いる。
【0033】上記フラッシュメモリ41は、電気的に情
報の書き換えを行うことができ、かつカメラの電源スイ
ッチがオフ状態となっても記憶された情報が保持される
ために、電子画像の記録に用いられている。
【0034】なお、上記表示制御回路37の内部には、
スーパーインポーズ回路37aが設けられており、AF
ターゲットマーク(撮像画面内の測距範囲を示す枠)等
を表示画像にスーパーインポーズすることが可能となっ
ている。
【0035】また、撮像レンズ(レンズ31,33)の
撮像画角は、上記銀塩撮影装置に係る撮影レンズ(レン
ズ1,3)の最も短焦点(いわゆる、ワイド端)の撮像
画角と略同一になるように構成されており、撮影レンズ
(レンズ1,3)の焦点距離がズーム・ピント駆動回路
14によって変更された場合には、信号処理後の電子画
像を電子的に拡大または縮小(電子ズーム)することに
よって、LCDモニタ38に表示される電子画像の画角
と、銀塩フィルム9に記録される潜像の画角とを略一致
させるようになっている。
【0036】ストロボ発光部は、ストロボ回路28の出
力によって発光管26を発光させ、その光を反射傘27
で反射させ、さらにフレネルレンズ25で集光して被写
体に向けて照射することにより、照明を行うようになっ
ている。
【0037】このとき、ストロボの発光画角は、上記銀
塩撮影装置に係る撮影レンズ(レンズ1,3)の最も短
焦点(いわゆる、ワイド端)の撮像画角と略同一になる
ように構成されている。
【0038】なお、エリアセンサ34の撮像画角やスト
ロボの発光画角は、ワイド端に固定するに限るものでは
なく、上記銀塩撮影装置に係る撮影レンズ(レンズ1,
3)のズーム動作に連動して画角が変更される機構を設
けて、画角の一致を図るようにしても良い。
【0039】上述したようなズーム・ピント駆動回路1
4、絞り駆動回路15、ミラー駆動回路16、ラインセ
ンサ駆動回路17、シャッタ駆動回路18、フィルム駆
動回路19、磁気ヘッド駆動回路21、ストロボ回路2
8、信号処理回路36、表示制御回路37、DRAM3
9、フラッシュメモリ41、スイッチ入力部42、およ
びCPU50は、データバス48によって互いに接続さ
れてデータの授受を行うようになっている。そして、こ
れらを含むカメラ内の各回路の動作を、静止画表示制御
手段、動画表示制御手段、制御手段、第1の表示制御手
段、第2の表示制御手段、許可手段、セルフ撮影制御手
段を兼ねた該CPU50が統括して制御するようになっ
ている。
【0040】次に、図2を参照してカメラの電源系統の
構成について説明する。
【0041】カメラ本体60は、図2(A)に示すよう
に、銀塩撮影動作および電子撮像動作を含むカメラ全体
のシーケンスを制御する静止画表示制御手段、動画表示
制御手段、制御手段、第1の表示制御手段、第2の表示
制御手段、許可手段、セルフ撮影制御手段を兼ねた制御
部61と、上記銀塩フィルム9に被写体像を露光する銀
塩撮影動作を行う銀塩撮影手段と第1の動作手段を兼ね
た銀塩フィルム露光部62と、被写体像をエリアセンサ
34により撮像する電子撮像動作を行う撮像手段と第2
の動作手段を兼ねた撮像部63と、この撮像部63によ
り撮像された画像を表示する表示手段と第2の動作手段
を兼ねた表示部64と、を有して構成されている。
【0042】これら各部の電力は、内蔵電池たる電池6
5の電圧を昇圧回路66により昇圧してから、切換手段
たるスイッチ部67を介して供給されるようになってお
り、便宜上、+側をVcc、−側をGNDとして図示して
いる。
【0043】上記スイッチ部67は、カメラ本体60に
外部電源装置70(図2(B)参照)が接続されていな
い場合には、端子67aと端子67bが電気的に接続さ
れるようになっていて、これにより、上記各部には昇圧
回路66によって昇圧された出力(Vcc)が供給され
る。
【0044】次に、カメラ本体60に外部電源装置70
を装着した場合について、図2(B)を参照して説明す
る。
【0045】外部電源装置70をカメラ本体60に装着
すると、図示しないメカニカル連携機構(図2(B)で
は点線72を用いて概念的に示している)により、スイ
ッチ部67の端子67aが端子67c側に切り換わるよ
うになっている。
【0046】すると、カメラ本体60内の上記各部のV
cc側は、接続手段たる接続端子69aを介して外部電源
装置70に設けられている外部電源部71の+側に接続
され、また、GND側は接続手段たる接続端子69bを
介して外部電源部71の−側に接続される。
【0047】カメラ本体60内の上記電池65は、例え
ば市販の単3型電池やリチウム電池等でなり、これらの
電池は、サイズが小型である反面、電池容量は比較的多
くない。
【0048】これに対して、上記外部電源装置70内の
外部電源部71としては、カメラ本体60内の電池65
に比べて容量が多い電池が用いられており、例えばパッ
ク電池や充電池などが採用されている。
【0049】なお、上記外部電源装置70内の外部電源
部71として、商用の交流電圧から直流電圧を出力す
る、いわゆるAC/DCコンバー夕を用いるようにして
も構わない。
【0050】要は、外部電源装置70が、カメラ本体6
0内の電池65よりも長時間カメラを駆動することがで
きる容量または電流供給能力を備えた電源が設けられて
いるということである。
【0051】このような外部電源装置70を装着すれ
ば、電力容量に余裕が生じるために、内蔵電池65のみ
では困難であった動作も行うことが可能となる。このよ
うな動作の例としては、エリアセンサ34による被写体
像の撮像と、LCDモニタ38による画像の表示と、を
繰り返して行う、いわゆる動画表示が挙げられる。
【0052】この動画表示は、一般に、消費電力が多
く、かつ長時間継続されることが多いために、内蔵の電
池65では短時間で電力供給が不可能になってしまう
が、上述したような外部電源装置70を用いることによ
り、この点が軽減されて、より長時間の使用を行うこと
が可能となる。
【0053】さらに、本実施形態のカメラでは、カメラ
本体60で行われる各種のカメラ動作を、比較的消費電
力量の少ない第1のグループの動作と、この第1のグル
ープに属する動作よりも消費電力量の多い第2のグルー
プの動作とに分類し、電源供給を内蔵した電池65によ
り行う場合には、上記第1のグループに属する動作のみ
を許可し、外部電源装置70が接続されて電源供給が行
われる場合にのみ、第1のグループに属する動作と第2
のグループに属する動作とを共に許可するようにしてい
る。
【0054】ここで、上記第2のグループに属する動作
の具体例としては、上述したような動画表示動作以外に
も、上記銀塩フィルム9の高速巻上げ動作、ストロボの
急速充電動作などが挙げられる。
【0055】また、外部電源装置70が装着されている
か否かに応じてカメラの動作シーケンスを切り換える場
合には、該外部電源装置70が装着されたことを検知す
る機構が必要である。
【0056】そこで本実施形態のカメラでは、カメラ本
体60に外部電源装置70が装着された際に、制御部6
1の入力端子に接続された検知手段たるライン68が、
接続手段たる接続端子69cを介して外部電源部71の
GNDに接続されるように構成されており、制御部61
は、所定のタイミングでライン68の状態を検出して、
GNDに接続されている場合に外部電源装置70が装着
されたと判断するようになっている。
【0057】また、このライン68は上記昇圧回路66
にも接続されていて、このライン68がGNDに接続さ
れた場合には、その昇圧動作を停止させるようになって
いる。これにより、無駄な昇圧動作が行われることはな
いように構成されている。
【0058】さらに、カメラ本体60と外部電源装置7
0との接続形態も種々のものを採用することが可能であ
る。
【0059】例えば、カメラ本体60の底面部等に設け
られている三脚穴に、外部電源装置70を固定するよう
にするとともに、カメラ本体60と外部電源装置70が
互いに接触する面に電気接点を設けて、取り付けた際に
各々の電気接点が接続されるように構成するのが最も簡
単な手段の一つである。
【0060】ただし、スイッチ部67を昇圧回路66側
から外部電源部71側に切り換えるためには、上述した
ように、メカニカル連携機構を設ける必要がある。そこ
で、カメラ本体60に接触する外部電源装置70の表面
に突起を設けるとともに、カメラ本体60の対応する位
置に上記スイッチ部67を切り換える連動レバーを設け
て、取り付けを行った際に、この突起が連動レバーに作
用するようにすればよい。これによって、比較的簡単な
構造でスイッチ部67の切り換えを行うことが可能とな
る。
【0061】一方、上述したような電気接点を設ける手
段以外にも、例えばケーブルを用いて接続する手段を採
用することが可能である。より詳しくは、カメラ本体6
0の外装面に電源ジャックを設けて、この電源ジャック
に、外部電源装置70から延出するケーブルの先端に配
設されたプラグを差し込むことにより接続する構成であ
る。このときには、プラグを差し込む動作に連動して上
記スイッチ部67を切り換えるようにすれば、上述した
連動レバー等が不要になる。
【0062】次に、上述したようなカメラのメインシー
ケンスの動作について、図3を参照して説明する。
【0063】カメラの電源スイッチがオンされると、こ
のフローチャートの動作が開始されて、まず、CPU5
0内に設けられている図示しないタイマをリセットして
からスタートする(ステップS1)。このタイマは、所
定時間毎にカウントアップされるカウンタであり、ここ
で、そのカウンタ値が0クリア(リセット)されてか
ら、カウントが開始される。なお、このカウンタの値を
適宜読み出すことによって、カウントを開始してからの
経過時間を検出することが可能となっている。
【0064】次に、レリーズボタンが半押し(第1レリ
ーズボタン)されることによって、上記第1レリーズス
イッチ43がオンしたか否かを判断し(ステップS
2)、オンしている場合には、後述するステップS5に
進む。
【0065】また、第1レリーズスイッチ43がオフし
ている場合には、図示しないリモコン受信回路がリモコ
ン信号を受信したか否かを判断して(ステップS3)、
受信した場合には、さらに、CPU50内に設けたフラ
グF_SELFがセットされているか否かを判断する
(ステップS4)。このフラグF_SELFは、当該カ
メラがセルフ撮影モードに設定されているときにセット
されるフラグである。
【0066】このフラグF_SELFがセットされてい
る場合には、後で詳しく説明するような撮影シーケンス
が実行される(ステップS5)。
【0067】このようにして、第1レリーズスイッチ4
3がオンした場合、あるいは、セルフ撮影モードに設定
されているときにリモコン信号を受けた場合に、撮影シ
ーケンスに移行するようになっている。こうして、リモ
コン信号は、カメラがセルフ撮影モードに設定されてい
るときにのみ、受け付けられることになる。
【0068】また、上記ステップS3において、リモコ
ン信号を受信していないと判断した場合、あるいはリモ
コン信号を受信したが上記ステップS4においてセルフ
撮影モードに設定されていないと判断した場合、または
上記ステップS5の撮影シーケンスが終了した場合に
は、次に、セルフボタンの操作に連動するセルフ撮影モ
ード設定スイッチ45がオンされたか否かを判断する
(ステップS6)。
【0069】ここで、セルフ撮影モード設定スイッチ4
5がオンされたと判断した場合には、フラグF_SEL
Fがセットされているか否か、つまり現在、セルフ撮影
モードに設定されているか否かを判断する(ステップS
7)。そして、既にセルフ撮影モードに設定されている
と判断した場合には、フラグF_SELFをクリアする
ことにより、セルフ撮影モードを解除する(ステップS
8)。
【0070】さらに、既にLCDモニタ38により撮像
画像が表示されていることも考えられるために、セルフ
撮影モードの解除に連動して信号処理回路36に表示を
オフするように指示する(ステップS9)。
【0071】また、上記ステップS7において、セルフ
撮影モードに設定されていないと判断した場合には、フ
ラグF_SELFをセット、つまりセルフ撮影モードを
設定した後に(ステップS10)、タイマをリセットし
てスタートさせる(ステップS11)。
【0072】こうして、上記ステップS9において表示
をオフする指示を行った後、あるいは上記ステップS1
1においてタイマをリセットスタートした後、または上
記ステップS6においてセルフ撮影モード設定スイッチ
45がオンされていないと判断した場合には、続いて、
フラグF_SELFがセットされていて、かつ上記外部
電源検知スイッチ46がオンしているか、つまり外部電
源装置70が接続されているか否かを判断する(ステッ
プS12)。
【0073】ここで、フラグF_SELFがセットさ
れ、かつ外部電源装置70が接続されているという条件
に一致していないと判断した場合には、タイマのカウン
トを開始してから5分が経過したか否かを判断し(ステ
ップS13)、まだ5分経過していないと判断した場合
には上記ステップS2に戻って上述したような処理を繰
り返して行う。
【0074】これに対して、5分が経過したと判断した
場合には、信号処理回路36に表示オフの指示を出力し
てLCDモニタ38への通電をオフさせた後に(ステッ
プS14)、CPU50の作動が停止するいわゆるスト
ップモードに移行する。このストップモードの解除は、
レリーズボタン、セルフボタン、図示しない電源スイッ
チ等の操作によって行われる。
【0075】なお、上記ステップS14における表示オ
フは、LCDモニタ38の通電状況に関わらず行われる
ものであるが、該LCDモニタ38の通電状況を判断し
て、それがオンしているときにのみオフするようにして
も良いことは勿論である。
【0076】また、上記ステップS12において、フラ
グF_SELFがセットされ、かつ外部電源装置70が
接続されていると判断した場合には、次に、タイマのカ
ウントを開始してから10分が経過したか否かを判断す
る(ステップS15)。
【0077】そして、10分が経過したと判断した場合
には、セルフ撮影モードを解除するためにフラグF_S
ELFをクリアし(ステップS16)、さらに、信号処
理回路36に表示オフを指示することによって、LCD
モニタ38への通電をオフして(ステップS17)、上
記ステップS2に戻る。
【0078】一方、上記ステップS15において、まだ
10分が経過していないと判断した場合には、タイマが
次の100msを計時したか否かを判断し(ステップS
18)、まだ100msを計時していないと判断した場
合には、上記ステップS2に戻る。
【0079】これに対して、100msを計時したと判
断した場合には、つまり100ms毎に、次のステップ
S19以下の処理を行う。
【0080】すなわち、まず、エリアセンサ駆動回路3
5に対して撮像指示信号を送出する(ステップS1
9)。ここで、撮像動作の制御は、エリアセンサ駆動回
路35が行うようになっており、上記撮像指示信号に応
答してエリアセンサ34に撮像動作を開始させる。エリ
アセンサ34によって撮像動作が終了すると、エリアセ
ンサ駆動回路35は、信号処理回路36に取り込み許可
信号を送信する。
【0081】この取り込み許可信号を受けた信号処理回
路36は、エリアセンサ34からアナログイメージ信号
を取り込み、公知の手段でデジタルイメージデータに変
換する(ステップS20)。
【0082】このデジタルイメージデータは、所定の信
号処理(例えば、表示用データへの変換処理等)が行わ
れた後に、DRAM39に転送されて記憶される(ステ
ップS21)。
【0083】そして、信号処理回路36に表示動作を指
示し、LCDモニタ38の通電がオンされて、そのLC
Dモニタ38に上記撮像された画像が表示制御回路37
を介して表示される(ステップS22)。この際、スー
パーインポーズ回路37aにより、LCDモニタ38に
表示される表示画像には、AF測距枠(AFターゲット
マーク)がスーパーインポーズ表示される。その後、上
記ステップS2に戻って、上述したような処理を繰り返
して行う。
【0084】以上説明したような処理によって、このカ
メラは、次のように動作する。
【0085】すなわち、上記ステップS2からステップ
S5の処理により、第1レリーズスイッチ43がオンし
た場合、またはカメラがリモコン撮影モードに設定され
ていて所定のリモコン信号を受信した場合は、後述する
ような撮影シーケンスに移行する。
【0086】また、上記ステップS6からステップS1
1の処理により、セルフ撮影モード設定スイッチ45の
操作毎に、セルフ撮影モードへの設定/解除を行う。
【0087】そして、カメラがセルフ撮影モードに設定
され、かつ外部電源装置が接続されている場合に限っ
て、上記ステップS18からステップS22の処理によ
り、カメラが、セルフ撮影モードに設定されてから10
0ms毎に繰り返して撮像を行い、撮像した画像をLC
Dモニタ38に表示する。つまり、LCDモニタ38上
には、簡易的な動画が表示されており、撮影者は、この
LCDモニタ38の表示を見ながら構図を容易に設定す
ることができる。このとき、表示画像には、AFターゲ
ットマークがスーパーインポーズされている。
【0088】従って、電力供給能力(容量)が大きい外
部電源装置70を接続した場合は、内蔵電池では禁止さ
れていた動画表示が許可されることになる。
【0089】また、上記ステップS15からステップS
17の処理により、セルフ撮影モードに設定されてか
ら、10分が経過すると、該セルフ撮影モードが解除さ
れて、LCDモニタ38の表示がオフされるために、外
部電源装置70の電力消費を抑制することができる。
【0090】さらに、上記ステップS13およびステッ
プS14の処理により、何の操作も行われることなく5
分が経過すると、ストップモードに移行するために、電
池65の消耗を抑制することができる。
【0091】次に、図4を参照して、上記ステップS5
でコールされる撮影シーケンスのサブルーチンについて
説明する。
【0092】すなわち、まず、エリアセンサ34により
被写体像を取り込み、エリアセンサ駆動回路35が撮像
信号から被写体輝度値を出力して、信号処理回路36を
経由してCPU50に入力して測光演算を行う(ステッ
プS31)。
【0093】また、CPU50は、上記ラインセンサ駆
動回路17を介して入力された信号に基づいて2像の間
隔を求め、合焦位置に駆動するための撮影レンズの駆動
量データを演算する(ステップS32)。なお、この駆
動量は、ズームピント駆動回路14に転送されて、上記
撮影レンズの各レンズ1,3の焦点位置が変更される。
そして、上記ステップS31により得られた被写体輝度
値と、図示しないプログラム線図等と、図示しないフィ
ルム感度検出回路によって検出されたフィルム感度とに
基づいて、公知の技術によって適正露光の得られる絞り
機構2の絞り値およびシャッタ8のシャッタ速度が演算
される(ステップS33)。
【0094】ここで、リモコン信号が受信されているか
否かを判断する(ステップS34)。つまり、この撮影
シーケンスが、カメラがセルフ撮影モードに設定された
状態においてリモコン信号が受信されてコールされたの
か、あるいは、単に第1レリーズスイッチ43がオンさ
れてコールされたのかを判断する。
【0095】リモコン信号は受信されていないと判断し
た場合、つまり第1レリーズスイッチ43がオンされた
ことによりこの撮影シーケンスがコールされた場合に
は、さらに、第2レリーズスイッチ44の状態をチェッ
クして(ステップS35)、該第2レリーズスイッチ4
4がオンされていないと判断した場合には、再び第1レ
リーズスイッチ43の状態をチェックする(ステップS
36)。
【0096】そして、この第1レリーズスイッチ43も
オンされていないと判断した場合には、タイマをリセッ
ト・スタートしてから(ステップS37)、上記図3に
示したようなメインルーチンにリターンする。また、第
1レリーズスイッチ43がオンされていると判断した場
合には、上記ステップS35に戻る。
【0097】一方、上記ステップS35において、第2
レリーズスイッチ44がオンされたと判断した場合に
は、次に、フラグF_SELFがセットされているか否
かを判断する(ステップS38)。
【0098】そして、このフラグF_SELFがセット
されていると判断した場合、または、上記ステップS3
4においてリモコン信号が受信されていると判断した場
合には、ディレイ(遅延時間)を設けた後に(ステップ
S39)、フラグF_SELFをクリアして、セルフ撮
影モードを解除しておく(ステップS40)。
【0099】なお、上記遅延時間は、セルフ撮影モード
において、レリーズボタンが押された場合は10秒程
度、またリモコン撮影である場合は3秒程度として、そ
の遅延時間が経過するまで、図示しないセルフ表示を所
定の周期で点滅させる。
【0100】このステップS40が終了するか、または
上記ステップS38においてフラグF_SELFがセッ
トされていないと判断した場合には、次に、絞り駆動回
路15の出力によって、絞り機構2を、上記ステップS
33において演算した絞り値に絞り込み(ステップS4
1)、ミラー駆動回路16の出力によって可動ミラー4
を撮影光路外に退避させる(ステップS42)。
【0101】これと共に、エリアセンサ駆動回路35に
対して撮像指示信号を送出する(ステップS43)。上
述したように、撮像動作の制御は、エリアセンサ駆動回
路35が行うようになっており、上記撮像指示信号に応
答してエリアセンサ34に撮像動作を開始させる。エリ
アセンサ34によって撮像動作が終了すると、エリアセ
ンサ駆動回路35は、信号処理回路36に取り込み許可
信号を送信する。
【0102】また、シャッタ駆動回路18の出力によっ
てシャッタ8が駆動されて、上記ステップS33により
演算されたシャッタスピード値になるように制御される
(ステップS44)。
【0103】一方、上記取り込み許可信号を受けた信号
処理回路36は、エリアセンサ34からアナログイメー
ジ信号を取り込み、公知の手段でデジタルイメージデー
タに変換する(ステップS45)。そのデジタルイメー
ジデータは、所定の信号処理(例えば、表示用データへ
の変換等)が行われた後に、DRAM39に転送されて
記憶される(ステップS46)。
【0104】そして、上記ステップS42で退避された
可動ミラー4を撮影光路中の正規の位置に復帰させ(ス
テップS47)、上記ステップS41で絞り込み状態と
した絞り機構2を開放状態に復帰させる(ステップS4
8)。
【0105】その後、フィルム駆動回路19の出力によ
って、銀塩フィルム9を1コマ分巻き上げる(ステップ
S49)。なお、その際には、磁気ヘッド20によっ
て、銀塩フィルム9の磁気記録層に所定のデータが磁気
記録されるが、それ自体は公知の技術であるために、詳
細な説明は省略する。
【0106】そして、信号処理回路36に表示動作を指
示し、LCDモニタ38をオンして、撮像された画像を
表示制御回路37を介してLCDモニタ38に表示させ
る(ステップS50)。なお、このときには、スーパー
インポーズ回路37aによるAFターゲットマークのス
ーパーインポーズは行わない。
【0107】また、上記DRAM39に記憶されている
デジタルイメージデータを圧縮処理して(ステップS5
1)、その圧縮されたデジタルイメージデータをフラッ
シュメモリ41に記憶させる(ステップS52)。そし
て、上記ステップS37に進み、タイマをリセット・ス
タートしてから、上記図3に示したメインルーチンにリ
ターンする。
【0108】なお、上述では、撮像とモニタ表示を繰り
返すいわゆる動画表示を、セルフモードにおいて行うよ
うにしていたが、これに限定されるものではなく、例え
ば、ノーファインダ撮影(撮影者がファインダを介して
観察を行うことなく撮影を行う形態)の場合に適用する
ようにしても良い。
【0109】また、外部電源装置70が未接続の場合に
禁止する動作は、上述したように、動画表示に限るもの
ではない。すなわち、比較的消費電力量の小さい動作を
第1の動作として第1のグループに分類するとともに、
この第1の動作よりも消費電力量の多い動作を第2の動
作として第2のグループに分類しておき、内蔵電池65
のみでカメラを動作させる場合は、第1のグループに属
する第1の動作のみを許可し、外部電源装置が接続され
ている場合には、第1の動作の許可に加えて、第2のグ
ループに属する第2の動作も許可するようにすれば、よ
り多面的に消費電力の抑制を図りながら、操作性を向上
することができる。
【0110】このような実施形態によれば、外部電源装
置が接続されている場合にのみ、動画表示等の消費電力
の多い動作を許可し、接続されていない場合には不許可
としたために、内部電池のみで動作させる場合にはバッ
テリ動作時間を長くすることができ、一方、外部電源装
置が接続されている場合には動画表示等の各種機能を使
用可能となって、撮影者にとって使い易いカメラとな
る。
【0111】なお、本発明は上述した実施形態に限定さ
れるものではなく、発明の主旨を逸脱しない範囲内にお
いて種々の変形や応用が可能であることは勿論である。
【0112】[付記]以上詳述したような本発明の上記
実施形態によれば、以下のごとき構成を得ることができ
る。
【0113】(1) 内蔵電池または外部電源装置から
の電力供給によって動作するカメラであって、銀塩フィ
ルムに被写体像を露光する銀塩撮影手段と、撮像素子に
よって被写体像を撮像する撮像手段と、上記撮像手段に
より撮像された画像を表示する表示手段と、上記銀塩撮
影手段による露光動作に連動させて上記撮像手段による
撮像動作を行わせ、この撮像動作によって得られた画像
を上記表示手段に表示させる静止画表示制御手段と、上
記銀塩撮影手段による露光動作とは無関係に、上記撮像
手段による撮像動作と上記表示手段による表示動作とを
繰り返して行わせる動画表示制御手段と、上記カメラに
上記外部電源装置が接続されたことに応答して、カメラ
の電源の供給先を上記内蔵電池から上記外部電源装置に
切り換える切換手段と、を具備し、上記外部電源装置が
接続されている場合にのみ、上記動画表示制御手段によ
る表示を許可するようにしたものであることを特徴とす
るカメラ。
【0114】(2) 上記外部電源装置が接続されたこ
とを検知する検知手段と、この検知手段の検知結果に応
じて上記動画表示制御手段の動作を許可する許可手段
と、をさらに具備したことを特徴とする付記(1)に記
載のカメラ。
【0115】(3) 被写体像を撮像素子により撮像す
る撮像手段と、上記撮像手段により撮像された被写体像
を表示する表示手段と、上記撮像手段および表示手段に
電力を供給する内蔵電池と、上記内蔵電池の代わりに上
記撮像手段および表示手段に電力を供給する外部電源装
置を接続するための接続手段と、を具備し、上記外部電
源装置が接続されていない場合には消費電力量の少ない
第1の動作のみを許容し、上記外部電源装置が接続され
ている場合には上記第1の動作に加えて、該第1の動作
よりも消費電力量の多い第2の動作も許容するようにし
たものであることを特徴とするカメラ。
【0116】(4) 上記第1の動作は静止画表示動作
を含み、上記第2の動作は動画表示動作を含むものであ
ることを特徴とする付記(3)に記載のカメラ。
【0117】(5) 内蔵電池または外部電源装置から
の電力供給によって動作するカメラであって、被写体像
を撮像素子により撮像する撮像手段と、上記撮像手段に
より撮像された画像を表示する表示手段と、所定の動作
モードを設定する設定手段と、を具備し、上記外部電源
装置が装着されている場合に限って、上記所定の動作モ
ード時に上記撮像手段による撮像動作と上記表示手段に
よる表示動作とを繰り返して行うようにしたものである
ことを特徴とするカメラ。
【0118】(6) 上記所定の動作モードは、セルフ
撮影モードであることを特徴とする付記(5)に記載の
カメラ。
【0119】(7) 外部電源装置を接続可能なカメラ
であって、第1の動作を実行する第1の動作手段と、上
記第1の動作手段よりも消費電力量が多い第2の動作を
実行する第2の動作手段と、上記外部電源装置が接続さ
れているか否かを検知する検知手段と、上記検知手段に
より上記外部電源装置が接続されていることを検出した
場合に限り、上記第2の動作手段の動作を許容する制御
手段と、を具備したことを特徴とするカメラ。
【0120】(8) 上記第1の動作は上記銀塩撮影動
作を含み、上記第2の動作は動画表示動作を含むもので
あることを特徴とする付記(7)に記載のカメラ。
【0121】(9) 被写体像を撮像素子により撮像す
る撮像手段と、上記撮像手段により撮像された被写体像
を表示する表示手段と、上記撮像手段および表示手段に
電力を供給する内蔵電池と、上記内蔵電池の代わりに上
記撮像手段および表示手段に電力を供給する外部電源装
置を接続するための接続手段と、上記撮像手段による撮
像動作が行われた後に、撮像された画像を上記表示手段
に表示させる第1の表示制御手段と、上記撮像手段によ
る撮像動作と上記表示手段による表示動作とを繰り返し
て行うことにより動画表示を行なわせる第2の表示制御
手段と、上記外部電源装置が接続されているか否かを検
知する検知手段と、上記検知手段によって上記外部電源
装置が接続されていることが検知された場合にのみ、上
記動画表示手段の動作を許可する許可手段と、を具備し
たことを特徴とするカメラ。
【0122】(10) 外部電源装置を接続可能なカメ
ラであって、被写体像を撮像素子により撮像する撮像手
段と、セルフ撮影モードを設定する設定手段と、上記セ
ルフ撮影モードが設定されている状態でレリーズボタン
が操作されたときに、セルフ撮影動作を実行するセルフ
撮影制御手段と、上記セルフ撮影動作に先立って、上記
撮像手段の出力に基づいて被写体の動画像を表示する表
示手段と、上記外部電源装置が接続されている場合にの
み、上記表示手段を動作させる動画表示制御手段と、を
具備したことを特徴とするカメラ。
【0123】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、外
部電源装置の接続の有無に応じて動作を制御するように
したために、撮影者にとって使い易いカメラとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態のカメラの構成を示すブロ
ック図。
【図2】上記実施形態において、(A)外部電源装置を
接続していない状態の電源系統、(B)外部電源装置を
接続している状態の電源系統、をそれぞれ示すブロック
図。
【図3】上記実施形態のカメラのメインシーケンスを示
すフローチャート。
【図4】上記実施形態のカメラの撮影シーケンスを示す
フローチャート。
【符号の説明】
2…絞り機構(銀塩撮影手段、第1の動作手段) 8…シャッタ(銀塩撮影手段、第1の動作手段) 9…銀塩フィルム 34…エリアセンサ(撮像手段、第2の動作手段) 35…エリアセンサ駆動回路(撮像手段、第2の動作手
段) 36…信号処理回路 37…表示制御回路(表示手段、第2の動作手段) 38…LCDモニタ(表示手段、第2の動作手段) 39…DRAM 41…フラッシュメモリ 42…スイッチ入力部 45…セルフ撮影モード設定スイッチ(設定手段) 46…外部電源検知スイッチ(検知手段) 50…CPU(静止画表示制御手段、動画表示制御手
段、制御手段、第1の表示制御手段、第2の表示制御手
段、許可手段、セルフ撮影制御手段) 60…カメラ本体 61…制御部(静止画表示制御手段、動画表示制御手
段、制御手段、第1の表示制御手段、第2の表示制御手
段、許可手段、セルフ撮影制御手段) 62…銀塩フィルム露光部(銀塩撮影手段、第1の動作
手段) 63…撮像部(撮像手段、第2の動作手段) 64…表示部(表示手段、第2の動作手段) 65…電池(内蔵電池) 66…昇圧回路 67…スイッチ部(切換手段) 68…ライン(検知手段) 69a,69b,69c…接続端子(接続手段) 70…外部電源装置 71…外部電源部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03B 19/06 G03B 19/06 H04N 5/225 H04N 5/225 F 5/232 5/232 Z Fターム(参考) 2H054 BB07 BB11 2H100 CC05 DD02 DD15 2H102 AB01 AB11 AB27 BA22 BB08 CA01 2H104 AA18 5C022 AB40 AB67 AC01 AC03 AC31 AC42 AC69 AC73

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内蔵電池または外部電源装置からの電力
    供給によって動作するカメラであって、 銀塩フィルムに被写体像を露光する銀塩撮影手段と、 撮像素子によって被写体像を撮像する撮像手段と、 上記撮像手段により撮像された画像を表示する表示手段
    と、 上記銀塩撮影手段による露光動作に連動させて上記撮像
    手段による撮像動作を行わせ、この撮像動作によって得
    られた画像を上記表示手段に表示させる静止画表示制御
    手段と、 上記銀塩撮影手段による露光動作とは無関係に、上記撮
    像手段による撮像動作と上記表示手段による表示動作と
    を繰り返して行わせる動画表示制御手段と、 上記カメラに上記外部電源装置が接続されたことに応答
    して、カメラの電源の供給先を上記内蔵電池から上記外
    部電源装置に切り換える切換手段と、 を具備し、 上記外部電源装置が接続されている場合にのみ、上記動
    画表示制御手段による表示を許可するようにしたもので
    あることを特徴とするカメラ。
  2. 【請求項2】 被写体像を撮像素子により撮像する撮像
    手段と、 上記撮像手段により撮像された被写体像を表示する表示
    手段と、 上記撮像手段および表示手段に電力を供給する内蔵電池
    と、 上記内蔵電池の代わりに上記撮像手段および表示手段に
    電力を供給する外部電源装置を接続するための接続手段
    と、 を具備し、 上記外部電源装置が接続されていない場合には消費電力
    量の少ない第1の動作のみを許容し、上記外部電源装置
    が接続されている場合には上記第1の動作に加えて、該
    第1の動作よりも消費電力量の多い第2の動作も許容す
    るようにしたものであることを特徴とするカメラ。
  3. 【請求項3】 外部電源装置を接続可能なカメラであっ
    て、 第1の動作を実行する第1の動作手段と、 上記第1の動作手段よりも消費電力量が多い第2の動作
    を実行する第2の動作手段と、 上記外部電源装置が接続されているか否かを検知する検
    知手段と、 上記検知手段により上記外部電源装置が接続されている
    ことを検知した場合に限り、上記第2の動作手段の動作
    を許容する制御手段と、 を具備したことを特徴とするカメラ。
  4. 【請求項4】 外部電源装置を接続可能なカメラであっ
    て、 被写体像を撮像素子により撮像する撮像手段と、 セルフ撮影モードを設定する設定手段と、 上記セルフ撮影モードが設定されている状態でレリーズ
    ボタンが操作されたときに、セルフ撮影動作を実行する
    セルフ撮影制御手段と、 上記セルフ撮影動作に先立って、上記撮像手段の出力に
    基づいて被写体の動画像を表示する表示手段と、 上記外部電源装置が接続されている場合にのみ、上記表
    示手段を動作させる動画表示制御手段と、 を具備したことを特徴とするカメラ。
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