JP2010081261A - 撮像装置及びそのプログラム、並びに電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】 通常の撮像動作と比べて違和感がなく、煩雑な操作感も払拭して直観的な撮像を行うことができる撮像装置を提供する。
【解決手段】 撮像装置は、所定の波長領域の電磁波又は音波を照射して対象物から反射してきた反射波を受信することによって距離を計測する測距センサ3,4,・・・を、互いに直交する3つの方向のうち、少なくとも2方向の距離を計測可能に複数設け、これら複数の測距センサ3,4,・・・によって計測された複数の距離情報に基づいて、撮像画角の大きさ及び/又はアスペクト比を決定する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、撮像素子によって撮像画像を取得する撮像装置、及びこの撮像装置に内蔵されたコンピュータが実行するプログラム、並びにこの撮像装置を応用した電子機器に関する。
従来の撮像装置は、撮像されている被写体にとっては、撮像者との間に撮像装置があることによる心理的な距離感を感じたり、一眼レフカメラ等の場合には圧迫感を感じたりすることがあり、撮像されることに慣れるまでは緊張をともなう場合があった。また、撮像者にとっては、撮像時にモニタ越しやファインダ越しに被写体を視認することから、撮像時間が長くなる場合や、シャッターチャンスが一瞬しかないような場合には、良好な撮像ができない場合があった。
これに対して、撮像装置を手に保持することなく撮像することを目的として、撮像装置を撮像者の身体に装着する技術が提案されている(例えば、特許文献1及び特許文献2等参照。)。
具体的には、特許文献1には、撮像者の手指に装着可能な撮像装置であって、複数本の手指の曲がりを検出し、その検出結果に応じて、ディジタルズーム倍率の変更を含む各種制御を行う技術が開示されている。また、特許文献2には、撮像者の手首から先の手の動きを検出する入力装置と被写体を撮像する撮像装置とが互いに無線通信可能なように別個に設けられており、入力装置によって検出された情報を撮像装置に対して送信することにより、撮像装置による撮像動作を制御する技術が開示されている。
特開2006−60584号公報 特開2000−138858号公報
しかしながら、上述した特許文献1及び特許文献2に記載された従来の技術は、撮像装置を用いた通常の撮像動作とは異なる動作を撮像者に強いるものであることから、撮像者及び被写体ともに違和感が大きく、操作も煩雑な感が否めないものであった。
そこで、本発明は、上述した実情に鑑みて提案されたものであり、通常の撮像動作と比べて違和感がなく、煩雑な操作感も払拭して直観的な撮像を行うことができる撮像装置及びそのプログラム、並びにこの撮像装置を応用した電子機器を提供することを目的とする。
第1の発明は、撮像素子によって撮像画像を取得する撮像装置であって、所定の波長領域の電磁波又は音波を照射して対象物から反射してきた反射波を受信することにより、互いに直交する3つの方向のうち、少なくとも2方向の距離を計測可能に複数設けられた距離計測手段と、複数の前記距離計測手段によって計測された複数の距離情報に基づいて、撮像画角の大きさ及び/又はアスペクト比を決定する処理手段とを備えることを特徴とする。
第2の発明は、第1の発明において、撮像者の手指に挿嵌可能な外観形状を有することを特徴とする。
第3の発明は、第2の発明において、複数の前記距離計測手段のうち第1の距離計測手段は、当該撮像装置を撮像者の手指に挿嵌した状態で、当該撮像装置が挿嵌された手指と他の手指との間の第1の方向の距離を計測可能なように設けられており、第2の距離計測手段は、前記第1の方向と直交する方向であって当該撮像装置が挿嵌された手指と身体との間の第3の方向の距離を計測可能なように設けられており、前記処理手段は、前記第1の距離計測手段によって計測された第1の方向の距離と、前記第2の距離計測手段によって計測された第3の方向の距離との比に応じた撮像画角の大きさを算出することを特徴とする。
第4の発明は、第2の発明において、複数の前記距離計測手段のうち第1の距離計測手段は、当該撮像装置を撮像者の手指に挿嵌した状態で、当該撮像装置が挿嵌された手指と他の手指との間の第1の方向の距離を計測可能なように設けられており、第2の距離計測手段は、前記第1の方向と直交する方向であって当該撮像装置が挿嵌された手指と他の手指との間の第2の方向の距離を計測可能なように設けられており、前記処理手段は、前記第1の距離計測手段によって計測された第1の方向の距離と、前記第2の距離計測手段によって計測された第2の方向の距離との比に応じた撮像画角のアスペクト比を算出することを特徴とする。
第5の発明は、第4の発明において、複数の前記距離計測手段のうち第3の距離計測手段は、レンズを含む撮像手段が設けられた位置と対向する位置において、前記第1の方向及び前記第2の方向と直交する方向であって当該撮像装置が挿嵌された手指と身体との間の第3の方向の距離を計測可能なように設けられており、前記処理手段は、前記第1の距離計測手段によって計測された第1の方向の距離と、前記第3の距離計測手段によって計測された第3の方向の距離との比に応じた撮像画角の大きさを算出することを特徴とする。
第6の発明は、第1乃至第5の何れかの発明において、前記処理手段は、複数の前記距離計測手段のいずれかによって距離が計測できない場合には、撮像画角の大きさ及び/又はアスペクト比を予め設定されたデフォルト値に設定することを特徴とする。
第7の発明は、第1乃至第6の何れかの発明において、前記処理手段は、シャッター操作に応じて、生成した撮像画像の全体の画角に対する、決定した撮像画角の比に基づいて、撮像画像内の部分領域をトリミングすることを特徴とする。
第8の発明は、第1乃至第7の発明において、前記処理手段は、複数の前記距離計測手段のうちいずれかの距離計測手段の送信部と受信部との間が遮蔽された場合にシャッター操作を行わせることを特徴とする。
第9の発明は、第1乃至第8の何れかの発明において、撮像光学系の一部をなすレンズは、複眼レンズであることを特徴とする。
第10の発明は、撮像素子によって撮像画像を取得する撮像装置に内蔵されたコンピュータが実行するプログラムであって、所定の波長領域の電磁波又は音波を照射して対象物から反射してきた反射波を受信することにより、互いに直交する3つの方向のうち、少なくとも2方向の距離を計測可能に複数設けられた距離計測手段によって計測された複数の距離情報に基づいて、撮像画角の大きさ及び/又はアスペクト比を決定する処理をコンピュータに実行させることを特徴とする。
第11の発明は、使用者の手指に挿嵌可能な外観形状を有する電子機器であって、所定の波長領域の電磁波又は音波を照射して対象物から反射してきた反射波を受信することにより、互いに直交する3つの方向のうち、少なくとも2方向の距離を計測可能に複数設けられた距離計測手段と、複数の前記距離計測手段によって計測された複数の距離情報に基づいて、所定処理における領域の大きさ及び/又は形状を決定する処理手段とを備えることを特徴とする。
本発明にかかる撮像装置及びそのプログラム、並びに電子機器によれば、その使用者(撮像者)が通常の動作と同様の自然な仕草で撮像動作や所定動作を行うことができることから、通常の動作と比べて違和感がなく、煩雑な操作感も払拭して直観的な撮像動作や所定動作を行うことができる。
以下、本発明の好適な実施形態としての撮像装置について具体的に説明する。
[撮像装置の構成]
本発明の実施形態として示す撮像装置は、図1(A)及び図1(B)に示すように、撮像者の手指に挿嵌可能な円筒状の筐体1の外表面に、撮像光学系の一部をなすレンズ2と、複数の測距センサ3,4,・・・とを設けて構成される。なお、同図においては、2つの測距センサ3,4を設けた様子を示している。
レンズ2は、当該撮像装置が撮像者の手指に挿嵌された状態で被写体の方向を向くように、筐体1の外表面に露呈されている。このレンズ2としては、手指に挿嵌可能な程度の大きさに撮像装置を形成するために、例えば特開2006−246193号公報に記載されているような薄型且つ超広角短焦点レンズである複眼レンズが用いられる。すなわち、撮像装置は、撮像光学系及び撮像部として、同一平面上に配置された複数のレンズ系からなる複眼レンズと、この複眼レンズを構成する複数のレンズ系に1対1に対応して同一平面上に配置された複数の撮像領域とを有する。撮像装置は、このような複眼レンズを用いることにより、薄型化を図ることができる。
測距センサ3,4は、赤外線測距センサ、レーザ測距センサ、超音波測距センサ、電波測距センサ等、所定の波長領域の電磁波又は音波を照射して対象物から反射してきた反射波を受信する各種測距センサを用いることができる。なお、以下では、測距センサ3,4は、いずれも赤外線測距センサであるものとする。これら測距センサ3,4は、互いに直交する3つの方向のうち、少なくとも2方向の距離を計測可能に複数設けられる。
具体的には、第1の測距センサ3は、図2及び図3に示すように、当該撮像装置を撮像者の手指に挿嵌した状態で、第1の方向(X方向)に赤外線Lx1,Lx2を照射してその反射波を受信可能とすることにより、当該撮像装置が挿嵌された手指と他の手指との間のX方向の距離x1,x2を計測可能であり、且つ、X方向と直交する第2の方向(Y方向)に赤外線Lyを照射してその反射波を受信可能とすることにより、当該撮像装置が挿嵌された手指と他の手指との間の距離であってY方向の距離yを計測可能な向きに設けられている。一方、第2の測距センサ4は、レンズ2が設けられた位置と対向する位置において、X方向及びY方向と直交する第3の方向(Z方向)に赤外線を照射してその反射波を受信可能とすることにより、撮像者の当該撮像装置が挿嵌された手指と顔等の身体との間のZ方向の距離Lを計測可能な向きに設けられている。
なお、撮像装置においては、上述したように、互いに直交する少なくとも2方向の距離を計測可能に複数の測距センサが設けられればよい。具体的には、撮像装置においては、X方向の距離x1,x2とZ方向の距離Lとを同時に計測可能であるように、X方向の距離x1,x2とY方向の距離yとを同時に計測可能であるように、又は、Y方向の距離yとZ方向の距離Lとを同時に計測可能であるように、複数の測距センサが設けられればよい。また、撮像装置は、2つの測距センサ3,4を用いてX方向の距離x1,x2とY方向の距離yとZ方向の距離Lとを計測するのではなく、各方向の距離を計測するための3つ以上の測距センサを設けてもよい。
撮像装置は、後に詳述するように、これら測距センサ3,4を用いて計測されたX方向の距離x1,x2とZ方向の距離Lとに基づいて、撮像領域全体のうちトリミング範囲の撮像画角の大きさを決定し、また、X方向の距離x1,x2とY方向の距離yとに基づいて、トリミング範囲の撮像画角のアスペクト比を決定する。
このような外観を備える撮像装置は、図4に示すような内部構成を備える。すなわち、撮像装置は、撮像光学系11と、この撮像光学系11によって取得された外光に基づく光像に対応した光電変換出力を行う撮像部12と、この撮像部12から出力された光電変換出力に所定の処理を施す撮像処理部13と、この撮像処理部13から供給されたデータを記憶するデータメモリ14と、所定のプログラムを記憶するプログラムメモリ15と、ユーザの操作を入力するキー入力部16と、画像データの圧縮を行う画像圧縮部17と、撮像装置の全体動作を制御する制御部18とを備える。なお、撮像装置は、バッテリー駆動でも可能であるが、手指への挿嵌による使用形態を鑑みると可能な限り小型化を図るのが望ましく、以下の各部を駆動するための自己発電機能を備えるのが望ましい。なお、この撮像装置は、画像圧縮部17によって圧縮されたデータを記録するための別のメモリを備えていても良い。
撮像光学系11は、所定範囲の撮像領域の外光を撮像部12の撮像素子に結像するための光学系であり、外光を入射するための上述した複眼レンズを含む複数のレンズ群から構成される。撮像光学系11は、測距センサ3,4によって計測された距離情報を取得した制御部18の制御のもとに、トリミング範囲の撮像画角の大きさやアスペクト比を変化させることができる。なお、この撮像光学系11は、複眼レンズを備えるのでフォーカスあわせが不要である。そして、この撮像光学系11によれば、複眼レンズを構成する各レンズによって撮像を行って画像合成を行うことによって被写体深度を深くできる。
撮像部12は、例えばRGBの原色系のカラーフィルタを形成した高感度のCMOS(Complementary Metal-Oxide Semiconductor)撮像素子等から構成される。これら撮像素子は、複眼レンズを構成する複数のレンズ系に1対1に対応して同一平面上に配置された複数の撮像領域を構成する。撮像部12は、図示しないタイミング発生器及び垂直ドライバによって走査駆動される。そして、撮像部12は、一定周期毎に結像した光像に対応する光電変換出力を1画面分出力する。
撮像処理部13は、撮像部12から出力された光電変換出力に所定の処理を施す。具体的には、撮像処理部13は、撮像部12からの光電変換出力に対して、アナログ値の信号の状態でRGBの各原色成分毎に適宜ゲイン調整した後、サンプルホールド回路によってサンプルホールドし、A/D変換器によってディジタルデータに変換する。また、撮像処理部13は、ディジタルデータに対して、画素補間処理、γ補正処理、及びマトリックス演算を含むカラープロセス処理を行い、ディジタル値としての輝度信号Y及び色差信号Cb、Crを生成する。そして、撮像処理部13は、複合同期信号、メモリ書き込みイネーブル信号、及びクロック信号を参照し、輝度信号Y及び色差信号Cb、Crを、DMA(Direct Memory Access)コントローラの内部のバッファに一旦書き込んだ後、バッファメモリとして使用されるデータメモリ14に直接的に転送を行う。
データメモリ14は、DRAM(Dynamic Random Access Memory)等から構成され、制御部18の制御のもとに、撮像処理部13から供給された輝度信号Y及び色差信号Cb、Crを記憶する。このデータメモリ14に記憶されたデータは、制御部18によって読み出される。
プログラムメモリ15は、測距センサ3,4によって計測された距離情報に基づく撮像動作を行うための撮像プログラム等、所定のプログラムを記憶するROM(Read Only Memory)である。このプログラムメモリ15に記憶されたプログラムは、制御部18によって実行される。
キー入力部16は、電源ボタン、モード切替ボタン、メニューボタン、決定ボタン、及び十字キー等を総称したユーザの操作を入力するための操作子群である。このキー入力部16は、制御部18に接続されており、各キーの操作に応じて操作された旨を指示する操作命令信号を制御部18に供給する。
画像圧縮部17は、制御部18の制御のもとに、書き込まれた画像に対してJPEG(Joint Photograph coding Experts Group)規格にしたがったADCT(Adaptive Discrete Cosine Transform:適応離散コサイン変換)や、エントロピ符号化方式であるハフマン符号化等の処理を行うことにより、データ圧縮を行う。
制御部18は、CPU(Central Processing Unit)等から構成され、当該撮像装置の全体動作を制御する。具体的には、制御部18は、撮像処理部13を制御してDRAMであるデータメモリ14に転送された輝度信号Y及び色差信号Cb、Crを、当該データメモリ14から読み出す。このとき、制御部18は、測距センサ3,4によって計測された距離情報に基づいて、トリミング範囲の撮像画角の大きさやアスペクト比を決定する。
また、制御部18は、各種の制御処理を行う。すなわち、制御部18は、撮像モード時には、後述するシャッター操作がなされるのに応じて発生されたトリガ信号に基づいて、その時点で撮像部12から取り込んでいる1画面分の輝度信号Y及び色差信号Cb、Crを画像圧縮部17に供給する。このとき、撮像処理部13は、DRAMであるデータメモリに書き込んだ輝度信号Y、色差信号Cb、Crを、各コンポーネント毎に画像圧縮部17に供給する。具体的には、撮像処理部13は、例えば、縦8画素×横8画素の基本ブロックと称される単位で輝度信号Y、色差信号Cb、Crを読み出し、画像圧縮部17に供給する。
また、制御部18は、動画像の撮像時には、1回目のシャッター操作がなされた時点で、静止画データを画像圧縮部17によってデータ圧縮した静止画データファイルの記録を開始させる。以降、制御部18は、所定のフレームレート、例えば30(フレーム/秒)でこの処理を連続して実行し、2回目にシャッター操作がなされるか、所定の制限時間、例えば、30秒が経過した時点で、それら一連の静止画データファイルを一括してモーションJPEGのデータファイル(AVIファイル)として設定し直す。
[撮像装置の動作]
このような撮像装置は、制御部18の制御のもとに、プログラムメモリ15に記憶されている所定の撮像プログラムを実行することにより、静止画像又は動画像の撮像を行うことが可能とされる。
ここで、撮像装置は、先に図2に示したように、撮像者の手指に挿嵌された状態で使用され、先に図3に示したように、通常のフレーミング動作と同様の動作を撮像者が行うことにより、トリミング範囲の撮像画角の大きさやアスペクト比を決定する。これら撮像画角の大きさやアスペクト比は、上述したように、測距センサ3,4を用いて計測されたX方向の距離x1,x2とZ方向の距離L、又は、X方向の距離x1,x2とY方向の距離yに基づいて決定される。
先に図2及び図3に示したように、当該撮像装置を撮像者の左手の人差し指に挿嵌し、両手の親指と人差し指とを略四角形状に配置させてフレーミング動作を行う場合を考える。この場合において、測距センサ3によって計測された当該測距センサ3から右手の親指までの距離をx1とし、測距センサ3によって計測された当該測距センサ3から左手の親指までの距離をx2とし、測距センサ3によって計測された当該測距センサ3から右手の人差し指までの距離をyとし、測距センサ4によって計測された当該測距センサ4から撮像者の顔までの距離をLとすると、制御部18は、図5に示すように、これら距離x1,x2,y,Lに基づいて、撮像光学系11の水平方向画角θhと垂直方向画角θvとを算出する。
すなわち、制御部18は、水平方向画角θhを、次式(1)に示すように、X方向の距離x1,x2及びZ方向の距離Lを関数とする逆正接として求める。また、制御部18は、垂直方向画角θvを、次式(2)に示すように、Y方向の距離y及びZ方向の距離Lを関数とする逆正接として求める。
θh=2atan[{(x1+x2)/2}/L] ・・・(1)
θv=2atan{(y/2)/L} ・・・(2)
撮像装置は、制御部18の制御のもとに、このような距離情報に基づく撮像画角の算出を行うことにより、図6に示すように、複眼レンズによって広角撮像された撮像画像Fのうち、算出された撮像画角の範囲をトリミング範囲Tとしてトリミング処理を行う。
ここで、上式(1)及び上式(2)からもわかるように、撮像装置は、図7に示すように、(b)、(c)に対して(a)のようにフレーミング動作を行う4本の手指の間隔が大きくなるほど、トリミング範囲の大きさが大きくなり、(a)、(b)に対して(c)のように4本の手指の間隔が小さくなるほど、トリミング範囲の大きさが小さくなる。また、撮像装置は、図8に示すように、(b)に対して(a)のように撮像者の手指と顔(身体)との間隔Lが小さくなるほど、撮像画角が大きくなり、(a)に対して(b)のように手指と顔との間隔Lが大きくなるほど、撮像画角が小さくなる。すなわち、撮像装置は、手指の間隔を変化させることによってトリミング範囲の撮像画角のアスペクト比を調整し、手指と身体との間隔を変化させることによって撮像画角の大きさを調整することができる。
そして、撮像装置は、図9に示すように、撮像者が手指をFからFに移動させることによって測距センサ3に載せて送信部と受信部との間を遮蔽する等、測距センサ3による計測を停止するような動作を行うのに応じて、シャッター操作を行い、トリミングした画像データをデータメモリ14やメモリカード20に記録することができる。なお、撮像装置は、図示しない通信部を介した無線通信や人体通信等を行うことにより、携帯電話機や時計等の他の表示手段に画像データを転送して表示させるようにしてもよい。
また、撮像装置は、フレーミング動作を行う手指の配置を変えることにより、図10に示すような縦撮り(y>x)を行うこともでき、また、図11に示すように、撮影比率を任意(例えばx:y=16:9)に変化させることができる。さらに、撮像装置は、図12に示すように、両手ではなく片手のみを用いて撮像することもできる。ただし、この場合、撮像装置は、X方向の距離x1とY方向の距離yとを計測することができない。撮像装置は、このように距離を計測できない場合には、撮像画角の大きさやアスペクト比を予め設定されたデフォルト値に設定して撮像すればよい。
さて、このような撮像装置は、具体的には図13に示すような一連の手順にしたがって撮像を行う。
まず、撮像装置は、図13に示すように、ステップS1において、電源がオン状態とされると、ステップS2において、制御部18の制御のもとに、第1の測距センサ3によって垂直方向(Y方向)に赤外線を照射し、その反射波を受信するまでの時間、すなわち、位相差に基づいて、Y方向の距離yを計測する。また、撮像装置は、ステップS3において、制御部18の制御のもとに、第1の測距センサ3によって水平方向(X方向)に赤外線を照射し、その反射波を受信するまでの時間に基づいて、X方向の距離x1,x2を計測する。さらに、撮像装置は、ステップS4において、制御部18の制御のもとに、第2の測距センサ4によって撮像者の顔方向(Z方向)に赤外線を照射し、その反射波を受信するまでの時間に基づいて、Z方向の距離Lを計測する。
続いて、撮像装置は、ステップS5において、制御部18の制御のもとに、X方向の距離x1,x2とY方向の距離yとの両方が計測できたか否かを判定する。
ここで、撮像装置は、距離x1,x2と距離yとの両方が計測できた場合には、ステップS6へと処理を移行し、制御部18の制御のもとに、これら距離yと、距離(x1+x2)との比に基づいて、トリミング範囲の撮像画角のアスペクト比を算出する。
続いて、撮像装置は、ステップS7において、制御部18の制御のもとに、Z方向の距離Lが計測できたか否かを判定し、計測できていない場合には、ステップS13において、トリミング範囲の撮像画角の大きさをデフォルト値に設定した上で、ステップS14へと処理を移行する一方で、計測できた場合には、ステップS8において、これら距離Lと、距離y及び距離(x1+x2)との比に基づいて、トリミング範囲の撮像画角の大きさを算出した後、ステップS14へと処理を移行する。
一方、撮像装置は、ステップS5において、距離x1,x2と距離yとの両方が計測できていない場合には、ステップS9において、制御部18の制御のもとに、トリミング範囲の撮像画角のアスペクト比をデフォルト値に設定した上で、ステップS10において、距離y又は距離x1,x2のうちいずれか一方が計測できたか否かを判定する。
ここで、撮像装置は、距離y又は距離x1,x2のうちいずれか一方が計測できた場合には、ステップS7へと処理を移行し、制御部18の制御のもとに、Z方向の距離Lが計測できたか否かを判定し、計測できていない場合には、ステップS13において、トリミング範囲の撮像画角の大きさをデフォルト値に設定した上で、ステップS14へと処理を移行する一方で、計測できた場合には、ステップS8において、これら距離Lと、距離y又は距離(x1+x2)との比に基づいて、トリミング範囲の撮像画角の大きさを算出した後、ステップS14へと処理を移行する。
また、撮像装置は、ステップS10において、距離y又は距離x1,x2のいずれも計測できていない場合には、ステップS11において、制御部18の制御のもとに、Z方向の距離Lが計測できたか否かを判定する。そして、撮像装置は、距離Lが計測できていない場合には、ステップS13において、制御部18の制御のもとに、トリミング範囲の撮像画角の大きさをデフォルト値に設定した上で、ステップS14へと処理を移行する。一方、撮像装置は、距離Lが計測できた場合には、ステップS12において、これら距離Lと、デフォルトのY方向の距離Dとの比に基づいて、トリミング範囲の撮像画角の大きさを算出した後、ステップS14へと処理を移行する。
すなわち、撮像装置は、ステップS5乃至ステップS13において、少なくとも2方向の距離情報に基づいて、トリミング範囲の撮像画角の大きさ及びアスペクト比を決定する。
撮像装置は、このようにしてトリミング範囲の撮像画角の大きさ及びアスペクト比を決定すると、ステップS14において、制御部18の制御のもとに、撮像者によって測距センサ3の送信部と受信部との間が遮蔽されたか否かを判定する。
撮像装置は、測距センサ3の送信部と受信部との間が遮蔽されていない場合には、撮像者がフレーミング動作を継続していることから、ステップS2からの処理を繰り返す。一方、撮像装置は、測距センサ3の送信部と受信部との間が遮蔽された場合には、ステップS15において、制御部18の制御のもとに、シャッター操作を行い、複眼レンズを構成する個々のレンズ系によって撮像された画像を合成し、1枚の撮像画像を生成する。
そして、撮像装置は、ステップS16において、制御部18の制御のもとに、生成された撮像画像の全体の画角に対するトリミング範囲の撮像画角の比に基づいて、撮像画像内の部分領域をトリミングし、トリミングした画像データをデータメモリ14やメモリカード20に記録する。
撮像装置は、電源がオフ状態とされるまでこのような撮像動作を行い、ステップS17において、電源がオフ状態とされると、一連の処理を終了する。
このように、撮像装置は、測距センサ3,4によって計測された複数の距離情報に基づいて、トリミング範囲の撮像画角の大きさやアスペクト比を決定することができる。したがって、この撮像装置を用いて撮像を行う撮像者は、肉眼で被写体を確認しつつ通常のフレーミング動作と同様の自然な仕草で撮像を行うことができ、煩雑な操作を行う必要も何らないことから直観的な撮像を行うことが可能となる。また、被写体にとっても、ディジタルカメラ等の撮像装置によって撮像されているという感覚を持つことが少なくなり、自然体で撮像に臨むことが可能となる。
なお、撮像装置において、測距センサ3,4は、上述したように、反射波の受信時間(位相差)に基づいて距離を計測するものの他、赤外線の送信部と受信部との視差を計測するもの等、距離を計測するものであれば、任意の方法を採用してもよい。
また、撮像装置は、撮像画像内で電子的にトリミングするのみならず、光学ズーム機構を備え、測距センサ3,4によって計測された距離情報に基づいて、光学ズーム倍率を決定するようにしてもよい。
さらに、撮像装置は、撮像者の手指に挿嵌される形状ではなく、例えば間隔可変の枠状に形成し、それを顔の前に配置した状態で枠の大きさを変化させることにより、撮像画角の大きさやアスペクト比を調整する等、任意の形状とすることができる。
さらに、撮像装置は、撮像者の手指に挿嵌する部材を、身体の各距離を計測する測距装置のみとし、被写体を撮像する撮像装置と独立に構成し、これら測距装置と撮像装置との間で、図示しない通信部を介した無線通信等を行うことにより、測距装置によって計測された距離情報や領域情報を撮像装置に対して送信することにより、撮像装置の撮像画角の大きさやアスペクト比を決定するようにしてもよい。
さらにまた、本発明は、撮像装置のみならず、互いに直交する3つの方向のうち、少なくとも2方向の距離を計測可能に測距センサを複数設け、これら測距センサによって計測された複数の距離情報に基づいて、所定処理における領域の大きさ及び/又は形状を決定するような任意の電子機器に適用することも可能である。例えば、本発明は、表示装置に表示される映像領域の大きさやアスペクト比を入力指示するためのリモートコントローラ等に適用して好適である。
[実施形態の効果]
以上詳細に説明したように、本発明の実施形態として示した撮像装置は、所定の波長領域の電磁波又は音波を照射して対象物から反射してきた反射波を受信することによって距離を計測する測距センサ3,4,・・・を、互いに直交する3つの方向のうち、少なくとも2方向の距離を計測可能に複数設け、制御部18の制御のもとに、これら複数の測距センサ3,4,・・・によって計測された複数の距離情報に基づいて、撮像画角の大きさ及び/又はアスペクト比を決定する。
これにより、この撮像装置は、撮像者が通常のフレーミング動作と同様の自然な仕草で撮像動作を行うことができることから、通常の動作と比べて違和感がなく、煩雑な操作感も払拭して直観的な撮像動作を行うことができる。
また、この撮像装置は、撮像者の手指に挿嵌可能な外観形状を有することから、極めて小型で操作感が良好であり、撮像者が通常のフレーミング動作と同様の仕草で撮像動作を行うのを容易とすることができる。
さらに、この撮像装置において、複数の測距センサのうち第1の測距センサは、当該撮像装置を撮像者の手指に挿嵌した状態で、当該撮像装置が挿嵌された手指と他の手指との間の第1の方向の距離を計測可能なように設けられており、第2の測距センサは、第1の方向と直交する方向であって当該撮像装置が挿嵌された手指と身体との間の第3の方向の距離を計測可能なように設けられている。そして、この撮像装置は、制御部18の制御のもとに、計測された第1の方向の距離と第3の方向の距離との比に応じた撮像画角の大きさを算出する。
これにより、この撮像装置は、撮像者の手指と身体との間隔を変化させるという極めて容易な動作のみを行うことにより、撮像画角の大きさを適切に調整することができる。
さらにまた、この撮像装置において、複数の測距センサのうち第1の測距センサは、当該撮像装置を撮像者の手指に挿嵌した状態で、当該撮像装置が挿嵌された手指と他の手指との間の第1の方向の距離を計測可能なように設けられており、第2の測距センサは、第1の方向と直交する方向であって当該撮像装置が挿嵌された手指と他の手指との間の第2の方向の距離を計測可能なように設けられている。そして、この撮像装置は、制御部18の制御のもとに、計測された第1の方向の距離と第2の方向の距離との比に応じた撮像画角のアスペクト比を算出する。
これにより、この撮像装置は、撮像者の手指の間隔を変化させるという極めて容易な動作のみを行うことにより、撮像画角のアスペクト比を適切に調整することができる。なお、この場合において、この撮像装置は、レンズ2を含む撮像光学系11及び撮像部12が設けられた位置と対向する位置において、第1の方向及び第2の方向と直交する方向であって当該撮像装置が挿嵌された手指と身体との間の第3の方向の距離を計測可能なように測距センサを設けることにより、撮像者の手指の間隔を変化させる動作とともに手指と身体との間隔を変化させる動作を行うのみで、撮像画角の大きさも適切に調整することができる。
また、この撮像装置は、制御部18の制御のもとに、複数の測距センサのいずれかによって距離が計測できない場合には、撮像画角の大きさ及び/又はアスペクト比を予め設定されたデフォルト値に設定することにより、片手のみを用いた撮像を行うことができる。
さらに、この撮像装置は、制御部18の制御のもとに、シャッター操作に応じて、生成した撮像画像の全体の画角に対する、決定した撮像画角の比に基づいて、撮像画像内の部分領域をトリミングすることから、レンズ2を含む撮像光学系11及び撮像部12によって一意に生成される撮像画像のうち任意の領域を画像データとして記録することができる。
さらにまた、この撮像装置は、制御部18の制御のもとに、複数の測距センサのうちいずれかの測距センサの送信部と受信部との間が遮蔽された場合にシャッター操作を行わせることにより、撮像者が通常のフレーミング動作と同様の極めて容易な仕草で撮像動作を行うことができる。
また、この撮像装置は、撮像光学系11の一部をなすレンズ2として複眼レンズを用いることにより、薄型化を図ることができる。
なお、上述の実施の形態は本発明の一例である。このため、本発明は、上述の実施の形態に限定されることはなく、この実施の形態以外の形態であっても、本発明に係る技術的思想を逸脱しない範囲であれば、設計などに応じて種々の変更が可能であることは勿論である。
(A)は本発明の実施形態として示す撮像装置の外観構成について示す斜視図であり、(B)は、図1に示す撮像装置を裏面側からみたときの外観構成について示す斜視図である。 本発明の実施形態として示す撮像装置における第1の測距センサによって計測可能な距離の方向を説明するための図である。 本発明の実施形態として示す撮像装置における第2の測距センサによって計測可能な距離の方向を説明するための図である。 本発明の実施形態として示す撮像装置の内部構成について示すブロック図である。 本発明の実施形態として示す撮像装置における撮像画角の算出方法について説明するための図である。 本発明の実施形態として示す撮像装置において、複眼レンズによって広角撮像された撮像画像のうち、図5に示す方法によって算出された撮像画角の範囲をトリミングする様子について説明するための図である。 本発明の実施形態として示す撮像装置において、撮像者の手指の間隔を変化させることによって撮像画角のアスペクト比を調整する様子について説明するための図である。 本発明の実施形態として示す撮像装置において、撮像者の手指と身体との間隔を変化させることによって撮像画角の大きさを調整する様子について説明するための図である。 本発明の実施形態として示す撮像装置において、シャッター操作を行うための撮像者の動作について説明するための図である。 本発明の実施形態として示す撮像装置において、縦撮りを行うための撮像者の動作について説明するための図である。 本発明の実施形態として示す撮像装置において、撮影比率を変化させるための撮像者の動作について説明するための図である。 本発明の実施形態として示す撮像装置において、片手のみを用いて撮像する様子について説明するための図である。 本発明の実施形態として示す撮像装置において撮像を行う際の一連の手順を示すフローチャートである。
符号の説明
1 筐体
2 レンズ
3,4,・・・ 測距センサ
11 撮像光学系
12 撮像部
13 撮像処理部
14 データメモリ
15 プログラムメモリ
16 キー入力部
17 画像圧縮部
18 制御部

Claims (11)

  1. 撮像素子によって撮像画像を取得する撮像装置であって、
    所定の波長領域の電磁波又は音波を照射して対象物から反射してきた反射波を受信することにより、互いに直交する3つの方向のうち、少なくとも2方向の距離を計測可能に複数設けられた距離計測手段と、
    複数の前記距離計測手段によって計測された複数の距離情報に基づいて、撮像画角の大きさ及び/又はアスペクト比を決定する処理手段と
    を備えることを特徴とする撮像装置。
  2. 撮像者の手指に挿嵌可能な外観形状を有することを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
  3. 複数の前記距離計測手段のうち第1の距離計測手段は、当該撮像装置を撮像者の手指に挿嵌した状態で、当該撮像装置が挿嵌された手指と他の手指との間の第1の方向の距離を計測可能なように設けられており、第2の距離計測手段は、前記第1の方向と直交する方向であって当該撮像装置が挿嵌された手指と身体との間の第3の方向の距離を計測可能なように設けられており、
    前記処理手段は、前記第1の距離計測手段によって計測された第1の方向の距離と、前記第2の距離計測手段によって計測された第3の方向の距離との比に応じた撮像画角の大きさを算出すること
    を特徴とする請求項2記載の撮像装置。
  4. 複数の前記距離計測手段のうち第1の距離計測手段は、当該撮像装置を撮像者の手指に挿嵌した状態で、当該撮像装置が挿嵌された手指と他の手指との間の第1の方向の距離を計測可能なように設けられており、第2の距離計測手段は、前記第1の方向と直交する方向であって当該撮像装置が挿嵌された手指と他の手指との間の第2の方向の距離を計測可能なように設けられており、
    前記処理手段は、前記第1の距離計測手段によって計測された第1の方向の距離と、前記第2の距離計測手段によって計測された第2の方向の距離との比に応じた撮像画角のアスペクト比を算出すること
    を特徴とする請求項2記載の撮像装置。
  5. 複数の前記距離計測手段のうち第3の距離計測手段は、レンズを含む撮像手段が設けられた位置と対向する位置において、前記第1の方向及び前記第2の方向と直交する方向であって当該撮像装置が挿嵌された手指と身体との間の第3の方向の距離を計測可能なように設けられており、
    前記処理手段は、前記第1の距離計測手段によって計測された第1の方向の距離と、前記第3の距離計測手段によって計測された第3の方向の距離との比に応じた撮像画角の大きさを算出すること
    を特徴とする請求項4記載の撮像装置。
  6. 前記処理手段は、複数の前記距離計測手段のいずれかによって距離が計測できない場合には、撮像画角の大きさ及び/又はアスペクト比を予め設定されたデフォルト値に設定することを特徴とする請求項1乃至請求項5のうちいずれか1項記載の撮像装置。
  7. 前記処理手段は、シャッター操作に応じて、生成した撮像画像の全体の画角に対する、決定した撮像画角の比に基づいて、撮像画像内の部分領域をトリミングすることを特徴とする請求項1乃至請求項6のうちいずれか1項記載の撮像装置。
  8. 前記処理手段は、複数の前記距離計測手段のうちいずれかの距離計測手段の送信部と受信部との間が遮蔽された場合にシャッター操作を行わせることを特徴とする請求項1乃至請求項7のうちいずれか1項記載の撮像装置。
  9. 撮像光学系の一部をなすレンズは、複眼レンズであることを特徴とする請求項1乃至請求項8のうちいずれか1項記載の撮像装置。
  10. 撮像素子によって撮像画像を取得する撮像装置に内蔵されたコンピュータが実行するプログラムであって、
    所定の波長領域の電磁波又は音波を照射して対象物から反射してきた反射波を受信することにより、互いに直交する3つの方向のうち、少なくとも2方向の距離を計測可能に複数設けられた距離計測手段によって計測された複数の距離情報に基づいて、撮像画角の大きさ及び/又はアスペクト比を決定する処理
    をコンピュータに実行させることを特徴とする撮像装置のプログラム。
  11. 使用者の手指に挿嵌可能な外観形状を有する電子機器であって、
    所定の波長領域の電磁波又は音波を照射して対象物から反射してきた反射波を受信することにより、互いに直交する3つの方向のうち、少なくとも2方向の距離を計測可能に複数設けられた距離計測手段と、
    複数の前記距離計測手段によって計測された複数の距離情報に基づいて、所定処理における領域の大きさ及び/又は形状を決定する処理手段とを備えること
    を特徴とする電子機器。
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