JPH085897A - ファインダ装置 - Google Patents

ファインダ装置

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JPH085897A
JPH085897A JP6140483A JP14048394A JPH085897A JP H085897 A JPH085897 A JP H085897A JP 6140483 A JP6140483 A JP 6140483A JP 14048394 A JP14048394 A JP 14048394A JP H085897 A JPH085897 A JP H085897A
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JP
Japan
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diopter
line
finder
sight
optical system
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JP6140483A
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English (en)
Inventor
Shinichi Kodama
晋一 児玉
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Priority to US08/489,219 priority patent/US5627621A/en
Publication of JPH085897A publication Critical patent/JPH085897A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B13/00Viewfinders; Focusing aids for cameras; Means for focusing for cameras; Autofocus systems for cameras
    • G03B13/02Viewfinders
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B2213/00Viewfinders; Focusing aids for cameras; Means for focusing for cameras; Autofocus systems for cameras
    • G03B2213/02Viewfinders
    • G03B2213/025Sightline detection

Abstract

(57)【要約】 【目的】撮影者の視線情報と対応する測距情報に基づい
てファインダ光学系の一部を動かすことで、ファインダ
を見易くするファインダ装置を提供する。 【構成】視線検出装置2により観察者の視線方向と眼球
の結像状態が検出され、マルチ測距装置3により画面内
の複数の点が測定され、視度制御装置1によりファイン
ダの結像位置が調節され、視度駆動装置6により上記視
度制御装置1が駆動され、上記視線検出装置2の出力と
マルチ測距装置3の出力とに応じて上記視度駆動装置6
が駆動される。そして、視線方向の距離に応じて視度補
正を行うと共に視度補正量をできるだけ少なく駆動して
被写体像のゆらぎを少なくする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は撮影者の視線情報を基に
して例えばカメラ等のファインダを制御するファインダ
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、カメラへの各種情報の入力は、例
えばダイアルや釦等によって行われており、入力情報が
増加するに従って操作環境は煩雑になっている。そし
て、例えばファインダを覗く撮影者の視線方向を検出
し、その視線の情報よりカメラに情報入力する技術は、
特開昭63−194237号公報や特開平3−8781
8号公報等により多数開示されている。また、検出方式
等においても角膜,虹彩,瞳孔,強膜(白目)等のどれ
かを用いて検出する方法が多数開示されている(特開平
2−206425号公報等)。さらに、視線検出位置を
用いた測距情報の決定に関しても、特開平4−3075
06号公報や特開平5−88075号公報等により多数
開示されている。
【0003】そして、センサの信号処理においても投光
LEDに同期して点灯時/非点灯時の信号の差分処理を
行うことがよく行われる。また、異なる位置からの投光
(赤目発生位置での投光と赤目の発生しない位置での投
光)にて検出した信号を差分処理し、赤目信号を顔の中
より抽出し瞳孔検出を行う方法も開示されている(特開
平2−138673号公報)。
【0004】一方、視度調節においては、測距情報に応
じて視度状態を変化させることは公知の技術となってい
る。さらに、目の結像状態を検出して補正するカメラに
関する技術は特開昭63−206731号公報に開示さ
れている。また、目の結像状態を検出する方法として眼
底の網膜を観察する方法が雑誌「O plus E.No115 Jun.
1989 pp123-125 続・生理光学」に幾つか開示されてい
る。眼底光の状態により目の結像状態を検出する他覚的
方式の1つとしては検影法が知られており、投光する光
源位置によって反射光の赤目現象に特徴が発生する。
【0005】ところで、コンパクトカメラのファインダ
は実像式が主流となっている為、対物系と接眼系のピン
トの状態が合わないとピントの合った画像が得られな
い。即ち、実像式ファインダでは結像位置が固定のた
め、見ているところに距離が設定された位置以外の場合
は目のピント調節能力によって被写体を見ることにな
り、目のピント調節能力が低下している場合はピントの
合っていない状態で被写体を見ることになり、ボケた映
像となってしまう。
【0006】さらに、一般に視度調節はファインダ内の
表示を基準にして設定位置で行われるが、実像式のファ
インダでは被写体の距離によって設定位置以外に結像す
ることがあると共に、目の調節位置にてそのズレは補正
される場合が多い。そして、その状態にて光学系が最適
な位置(設定位置)に結像するようにファインダ光学系
の対物系を補正すると、人は画面の変化に追従できなく
なり違和感を感じる。
【0007】さらに、カメラのファインダの場合、遠近
被写体が存在する場合が多くあり、例え測距情報にて何
等かの補正をしたとしても見ている部分と補正された位
置が一致するとは限らない。
【0008】これらの問題に対して、測距情報を用いて
ファインダの対物系を動かして視度を合わせる技術も開
示されている。当該技術において視線方向が判れば更に
ファインダ内の見栄えは向上する。
【0009】尚、視線検出システムに係る技術は、既に
測距情報の選択等に実用化されている。更に、ファイン
ダ光学系の一部を動かして視度を変化させることでファ
インダの見栄えをよくする技術も既に実用化されてい
る。この他、素通しファインダ即ち実像式ファインダで
は、視度情報を基にファインダ系の一部を駆動する技術
が開示されている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ファイ
ンダの中には距離の異なる被写体が混在する場合が多く
特定の測距情報によってファインダ系の一部を駆動する
と、撮影者が本来見たい被写体がボケてしまう場合が発
生する。
【0011】また、撮影者はファインダ光学系と眼のピ
ント調節可能な光学系を介して被写体像を見ているた
め、測距して得られた距離情報にてファインダ光学系側
のみの一部を最適位置まで駆動すると、眼のピント調節
機能が追従できず違和感のあるファインダ像になってし
まう。
【0012】さらに、最適位置付近で揺れ(最適位置を
行ったり来たりする)が発生すると更にファインダ像は
見にくい像になってしまう。本発明は上記問題に鑑みて
なされたもので、その目的とするところは、撮影者の視
線情報と対応する測距情報に基づいてファインダ光学系
の一部を動かすことで、ファインダを見易くしたファイ
ンダ装置を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の第1の態様によるファインダ装置は、観察
者の視線方向と眼球の結像状態とを検出する検出手段
と、画面内の複数の点を測定可能なマルチ測距手段と、
ファインダの結像位置を調節する視度補正部材と、上記
視度補正部材を駆動する駆動手段とからなる光路中に拡
散面を含まないファインダ装置において、上記検出手段
の出力とマルチ測距手段の出力とに応じて上記駆動手段
を駆動することを特徴とする。
【0014】そして、第2の態様によるファインダ装置
は、観察者の視線方向と眼球の結像状態とを検出する検
出手段と、画面内の複数の点を測距可能なマルチ測距手
段と、ファインダの像倍率を調節する倍率補正部材と、
上記倍率補正部材を駆動する駆動手段とからなる光路中
に拡散面を含まないファインダ装置において、上記検出
手段の出力とマルチ測距手段の出力とに応じて上記駆動
手段を駆動することを特徴とする。
【0015】さらに、第3の態様によるファインダ装置
は、上記検出手段は観察者の眼球に複数の光束を順次投
射し、その反射光の特徴に基づいて視線方向と眼球の結
像状態とを検出することを特徴とする。
【0016】
【作用】即ち、本発明の第1の態様によるファインダ装
置では、検出手段により観察者の視線方向と眼球の結像
状態とが検出され、マルチ測距手段により画面内の複数
の点が測定され、視度補正部材によりとファインダの結
像位置が調節され、駆動手段により上記視度補正部材が
駆動され、上記検出手段の出力とマルチ測距手段の出力
とに応じて上記駆動手段が駆動される。
【0017】そして、第2の態様によるファインダ装置
では、検出手段により観察者の視線方向と眼球の結像状
態とが検出され、マルチ測距手段により画面内の複数の
点が測距され、倍率補正部材によりファインダの像倍率
が調節され、駆動手段により上記倍率補正部材が駆動さ
れ、上記検出手段の出力とマルチ測距手段の出力とに応
じて上記駆動手段が駆動される。
【0018】さらに、第3の態様によるファインダ装置
では、上記検出手段により観察者の眼球に複数の光束が
順次投射され、その反射光の特徴に基づいて視線方向と
眼球の結像状態とが検出される。
【0019】
【実施例】先ず本発明の実施例について説明する前に、
本発明に採用される視線検出の原理について説明する。
視線方向を検出する方法としては種々の方法が挙げられ
るが、ここではカメラに適用できる方法として既に当業
技術関係者においては良く知られている第1プルキンエ
像と称される角膜反射像と眼底の反射像、又は虹採のエ
ッジを用いて検出する方法について簡単に説明する。
尚、構造的説明は既に公知である為、ここでは省略す
る。
【0020】先ず図2には略光軸より投光された光束の
眼からの反射光の受光出力の様子を示し説明する。不図
示の眼球90に光を投光し、その反射像をとらえると受
光出力の高い第1プルキンエ像は反射光量が弱く反射像
のできる位置が異なる為、検出することは難しい。
【0021】そして、眼球90に光を投光した時の眼底
からの反射光95bにより眼底像が瞳孔の周像である虹
採エッジ94のシルエットとして検出される。この眼底
からの反射像95bは第1プルキンエ像95aと共に図
2に示してあるが、この2つの像を用いて視線方向を検
出する。尚、符号91は虹採、92は強膜(白目)、9
3は瞳孔、94は虹採エッジをそれぞれ示している。
【0022】次に図3には眼球の回転による検出像の変
化の様子を示し説明する。眼球90の光軸98と眼に投
光する光束とが平行である場合、図3(a)に示すよう
に、眼底像95bの中心即ち瞳孔中心と第1プリキンエ
像95aの中心が一致している。そして、眼球90の回
転した場合には、図3(b)に示すように光軸98が眼
球90の回転中心90cを中心に回転している。
【0023】この場合、眼底像95bの中心は眼からの
反射光を受光するセンサ画素列上の異なった位置に受光
できる。さらに、第1プルキンエ像95aの中心は眼底
像95bの中心とも相対的に異なる位置に受光する。こ
れは、角膜の前面に持つ曲面の中心が眼球の回転中心と
異なる為である。
【0024】従って、この2つの像のセンサ画素列に対
する絶対位置のずれと上記2つの像の相対的なずれよ
り、ファインダを覗く撮影者の眼球90の回転量とシフ
ト量を求めることができ、更には撮影者がどこを見てい
るか判別することができる。本発明では、視線検出像か
ら角膜反射像95a又は眼底反射像95bの少なくとも
一方を用いて検出する。
【0025】次に図4には眼球中心が固定されるような
場合の回転と角膜反射95aと眼底反射95bの様子を
示し説明する。眼球中心が固定されるならば眼底反射9
5bの重心位置ix、角膜反射95aの重心位置pxの
み又は両方を含めた重心位置を検出すれば回転角は検出
できる。そして、図中、pxは角膜反射95aの重心位
置、ixは眼底反射95bの重心位置を示している。
【0026】また、図4に示す眼底反射は一般に眼底か
らの反射光が多い所謂「赤目状態」である。明るい状態
で虹採が絞られた場合又は反射光が受光系に戻らない場
合である上記赤目状態でない場合には眼底反射95bの
出力はさらに低下する。尚、ファインダ中央から見た場
合、図4(a)は回転角0(基準)で中央、図4(b)
は回転角負で左側、図4(c)は回転角正で右側を見て
いることになる。
【0027】次に図5には眼球のシフトと角膜反射95
aと眼底反射95bの様子を示し説明する。眼底反射9
5bの重心位置ix、角膜反射95aの重心位置pxの
み又は両方を含めた重心位置を検出すればおおまかなシ
フト量は検出できる。
【0028】そして、図中、pxは角膜反射95aの重
心位置、ixは眼底反射95bの重心位置を示してい
る。また、先に示した図4と同様に、眼底反射は一般に
赤目状態であり、赤目状態でない場合には眼底反射95
bの出力は更に低下する。尚、ファインダ中央から見た
場合には、図5(a)はシフト0(基準)で中央、図5
(b)はシフト量負で左側、図5(c)はシフト量正で
右側を見ていることになる。一般に、1回のシャッタシ
ーケンス、即ち1stレリーズ付近から2ndレリーズ
までにおいては、眼のシフトは大きく変化することはな
く、相対的な動きと基準位置を検出することで撮影者が
見ようとする方向を知ることができる。また、基準位置
検出はシーケンス内で行うようにすると良い。
【0029】以下、前述したような原理に基づく本発明
の実施例について説明する。図1は本発明の第1の実施
例に係るファインダ装置の構成を示す図である。第1の
実施例では、接眼系の視度補正を予め行っておき、シー
ケンス内の視度補正は異なる距離の被写体が常にファイ
ンダ光学系内の所定の位置に結像するように対物系のみ
にて行う方式で行う。つまり、ファインダ内の被写体の
距離分布は必ずしも一様でなく、結像位置が固定の場合
にはピントの合わない被写体が存在し得る。かかる点に
鑑み、視線検出装置で主要被写体を判定し、それに対応
した距離情報でファインダの対物光学系を補正して結像
位置を補正する。
【0030】図1に示されるように、視度状態を可変可
能な視度調節光学系を有するファインダ光学系4は、視
線検出装置2と視度調節光学系を駆動する視度駆動装置
6に接続されている。そして、撮影者の眼の特徴信号よ
り視線方向を検出する視線検出装置2は、ファインダ光
学系4と視線検出装置2にて検出された視線信号の信頼
性を判定する視線信頼性判定装置5と視度制御装置1と
に接続されている。ファインダ内の映像の複数点を測距
するマルチ測距装置3は視度制御装置1に接続され、視
度制御装置1は視線検出装置2と視線信頼性判定装置5
とマルチ測距装置3と視度駆動装置6に接続される。
【0031】このような構成にて、マルチ測距装置3は
ファインダ内の複数点に対応する測距を行い測距情報を
視度制御装置1に送る。視線検出装置2は撮影者のファ
インダでの眼の特徴信号より視線方向を検出し視度制御
装置1に送る。視線信頼性判定装置5は検出された視線
情報が正しいかの(マバタキ、撮影者の視線がファイン
ダ内に向けられていない、S/Nが特に低い等)信頼性
判定を行い信頼性情報を視度制御装置1に送る。視度制
御装置1はマルチ測距装置3からの測距情報と視線検出
装置2からの視線情報と視線信頼性判定装置5からの信
頼性情報に基づいてファインダ光学系4の視度調節光学
系の視度補正範囲(視度補正範囲内にあけば一定以上の
ピント状態で被写体像を見ることができる)を設定し、
視度駆動装置6を介して視度調節光学系を駆動制御す
る。さらに、信頼性が低い場合には所定の位置(マルチ
測距にて選択された測距情報で決定される位置)に設定
される。また、設定された視度補正範囲は最適位置に対
して前後の所定の幅を有し駆動の停止位置は視度補正範
囲内に入った時点で駆動制御を停止し、更に駆動量が駆
動前の視度状態からの変化量が最も少ない位置に停止す
る。
【0032】ここで、図6は上記ファインダ光学系4の
構成を示す図である。この図6に示されるように、ファ
インダ光学系4は、ファインダの倍率変更する倍率光学
系101と対物系の視度調節光学系(視度A)102と
予定結像面に設定された表示部103と接眼系の視度調
節光学系(視度B)104と視線検出の光学系105に
て構成される。そして、視度調節光学系(視度A)10
2の駆動に応じてファインダの倍率が変化するので、そ
の変化量を倍率光学系101にて補正する。尚、ズーム
ファインダのカメラでは倍率の変化を同一光学系で兼用
するとよい。
【0033】以下、図7のフローチャートを参照して、
第1の実施例の動作を説明する。本シーケンスを開始す
ると、接眼検出カメラに顔が当てつけられたかを検出す
る。これについては、特開平4−56935号公報等に
て公開されている(ステップS1)。ここで、接眼され
ていない場合にはステップS10へ移行する。
【0034】一方、接眼されている場合は接眼側の視度
補正(視度補正1)をマニュアルにてファインダ内の表
示103を確認しながら行う(ステップS2)。そし
て、マルチ測距を行い(ステップS3)、視線検出を行
う(ステップS4)。
【0035】次いで、測距情報と視線情報による視度補
正を後述するサブルーチン“視度補正2”を実行するこ
とにより行い(ステップS5)、再度接眼検出を行う
(ステップS6)。そして、接眼されていない場合には
ステップS10へ移行する。
【0036】一方、接眼されている場合は、続いて1s
t,2ndレリーズの判定を行い(ステップS7,S
8)、1stレリーズがスイッチOFFの場合、及び2
ndレリーズスイッチがOFFの場合はステップS10
へ移行する。続いて、1stレリーズスイッチがONで
2ndレリーズスイッチがONの場合にはカメラの撮影
シーケンス(レンズ駆動,露出,巻き上げ等)を行い
(ステップS9)、本シーケンスを終了する(ステップ
S10)。
【0037】次に図8のフローチャートを参照して上記
サブルーチン“視度補正2”のシーケンスを説明する。
サブルーチン“視度補正2”を開始すると、視線情報の
信頼性判定を行う(ステップS11)。そして、信頼性
が低いと判定された場合にはマルチAFにて決定される
距離情報に応じて対物系の視度補正光学系の駆動量を設
定し、ステップS14へ移行する(ステップS13)。
【0038】一方、信頼性があると判定された場合に
は、視線位置に対応する測距情報に応じて対物系の視度
補正光学系の駆動量を設定する(ステップS12)。さ
らに、倍率が変化しないように倍率光学系の補正量の設
定を行い(ステップS14)、光学系の駆動を行い(ス
テップS15)、本シーケンスを抜ける(ステップS1
6)。
【0039】以上説明したように、第1の実施例では、
視度補正を視線情報と対応する測距情報にて行う為に、
撮影者が見ているところに常にピントの合ったファイン
ダを提供することができる。この第1の実施例では接眼
検出にてシーケンスを開始しているが、1stレリーズ
で開始してもよい。さらに、測距も定期的に行い、新し
い測距情報にて視度光学系を動かしてもよい。また、信
頼性が低い場合は初期位置に固定してもよい。
【0040】次に図9には第2の実施例に係るファイン
ダ装置の構成を示し説明する。第2の実施例では、視度
状態を検出し接眼系の視度光学系のみ補正駆動する方式
にて行う。第1実施例と同様に、視線検出装置12とマ
ルチ測距装置13とにより注視している被写体の結像位
置を求めると共に、視度検出装置17により目の結像状
態を検出し、接眼光学系を移動してファインダの結像位
置を補正する。
【0041】図9に示されるように、視度状態を可変可
能な視度調節光学系を有するファインダ光学系14は、
視線検出装置12と視度検出装置17、視度調節光学系
を駆動する視度駆動装置16に接続され、撮影者の眼の
特徴信号より視線方向を検出する視線検出装置12は、
ファインダ光学系14と視線検出装置にて検出された視
線信号の信頼性を判定する視線信頼性判定装置15、視
度制御装置11に接続されている。撮影者の眼の結像状
態を検出する視度検出装置17は、ファインダ光学系1
4と視度制御装置11に接続され、ファインダ内の映像
の複数点を測距するマルチ測距装置13は、視度制御装
置11に接続されている。視度制御装置11は、視線検
出装置12と視線信頼性判定装置15、マルチ測距装置
13、視度駆動装置16にそれぞれ接続されている。
【0042】このような構成において、マルチ測距装置
13はファインダ内の複数点に対応する測距を行い、測
距情報を視度制御装置11に送る。視線検出装置12は
撮影者のファインダ内での眼の特徴信号より視線方向を
検出し視度制御装置11に送る。視線信頼性判定装置1
5は検出された視線情報が正しいかの(マバタキ、撮影
者の視線がファインダ内に向けられていない、S/Nが
特に低い等)信頼性判定を行い信頼性情報を視度制御装
置11に送る。視線検出装置17は撮影者の眼の結像状
態を検出し結像状態の状態を視度制御装置11に送る。
視度制御装置11はマルチ測距装置13からの測距情報
と視線検出装置12からの視線情報と視線信頼性判定装
置15からの信頼性情報と視度検出装置17の撮影者の
眼の結像状態に関する情報に基づいてファインダ光学系
14の視度調節光学系の視度補正範囲(視度補正範囲内
にあけば一定以上のピント状態で被写体像を見ることが
できる)を設定し、視度駆動装置16を介して視度調節
光学系を駆動制御する。
【0043】さらに、信頼性が低い場合には所定の位置
(マルチ測距にて選択された測距情報で決定される位
置)に設定される。また、設定された視度補正範囲は最
適位置に対して前後の所定の幅を有し駆動の停止位置は
視度補正範囲内に入った時点で駆動制御を停止し、さら
に駆動量が駆動前の視度状態からの変化量が最も少ない
位置に停止する。
【0044】以下、図10のフローチャートを参照し
て、第2の実施例の動作を説明する。本シーケンスを開
始すると先ずイニシャライズする。ここでは視度光学系
を初期位置に設定し、フォーカスエリアを中央に設定す
る(ステップS21)。 続いて、1stレリーズの判
定を行い(ステップS22)、該1stレリーズスイッ
チがOFFの場合にはステップS30へ移行し、該1s
tレリーズスイッチがONの場合にはマルチ測距を行い
(ステップS23)、視線検出を行い(ステップS2
4)、撮影者の眼の結像状態を検出する。この検出方式
は特開昭63−206731等にて既に開示されている
(ステップS25)。
【0045】続いて、後述するサブルーチン“視度補正
3”を実行し、接眼系の視度補正を行い(ステップS2
6)、接眼されている場合には1st,2ndレリーズ
スイッチの状態を判定し(ステップS27,S28)、
1stレリーズスイッチがOFFの場合にはステップS
30へ移行する。そして、1stレリーズスイッチがO
Nで2ndレリーズスイッチがOFFの場合にはステッ
プS24へ移行する。
【0046】さらに、1stレリーズスイッチがONで
2ndレリーズスイッチがONの場合には、カメラの撮
影シーケンス(レンズ駆動、露出、巻き上げ等)を行い
(ステップS29)、本シーケンスを終了する(ステッ
プS30)。
【0047】次に図11のフローチャートを参照して、
上記サブルーチン“視度補正3”のシーケンスを説明す
る。サブルーチン“視度補正3”のシーケンスを開始す
ると、先ず視線情報の信頼性判定を行い(ステップS3
1)、信頼性が低いと判断された場合にはマルチAFに
て決定される距離情報に応じて接眼系の視度補正光学系
の駆動量(初期位置に対するズレ量)を設定してステッ
プS36へ移行する(ステップS32)。
【0048】一方、信頼性があると判断された場合は
(ステップS31)、視線範囲が画面の内(画面の外と
は周辺のカメラの状態を表示する部分に対応する)の判
定を行う(ステップS33)。そして、画面の内の場合
には視線位置に対応する測距情報に応じて対物系の視度
補正光学系の駆動量(初期位置に対するズレ量)を設定
しステップS36へ移行する(ステップS35)。
【0049】さらに、画面の外の場合には初期位置(フ
ァインダ表示の等価距離)への移動量に設定する(ステ
ップS34)。さらに、眼の結像状態による補正量(眼
の結像位置と初期位置とのズレ量)を設定する(ステッ
プS36)。そして、ステップS32,S34,S35
にて設定された駆動量と、ステップS36にて設定され
た補正量より光学系(接眼系)の駆動を行い(ステップ
S37)、本シーケンスを抜ける(ステップS38)。
【0050】以上説明したように、第2の実施例では、
視度補正を視線情報と対応する測距情報にて行うため
に、撮影者が見ているところに常にピントの合ったファ
インダ装置を提供できる。さらに、1stレリーズにて
シーケンスを開始しているが、第1の実施例のように接
眼検出で開始してもよいことは勿論である。更に測距も
定期的に行い新しい測距情報にて視度光学系を動かして
もよい。
【0051】また、信頼性が低い場合は初期位置に固定
してもよい。視線位置における測距情報と眼の結像状態
を検出して相対的な駆動量を直接求めてもよい。また、
視線の信頼性が低い場合はマルチ測距での距離情報の中
間位置に視度調節光学系を駆動してもよい。視線位置に
おける測距情報を基に視度調節光学系を動かしながら最
適な視度位置を検出してもよい。
【0052】次に図12には本発明の第3の実施例に係
るファインダ装置の構成を示し説明する。第3の実施例
では、1次元の視線検出にて1次元のマルチAFのフォ
ーカスエリアの選択を実現している。そして、視度検出
は視度がずれと赤目発生の相関があることを利用して相
対的なずれ量を検出する方式を用い、視線検出系を兼用
して用いる。
【0053】図12に示されるように、眼に光束を投光
するLED回路23はファインダ光学系26とCPU2
1に接続され、眼からの反射光束を受光するラインセン
サ25はファインダ光学系26とI/F回路24に接続
され、I/F回路24はラインセンサ25とCPU21
に接続される。ファインダ駆動回路28はファインダ光
学系26とCPU21に接続される。CPU21は視線
検出に関するLED回路23とI/F回路24に接続さ
れると共にマルチAF回路22とレンズ駆動回路27に
接続される。
【0054】このような構成において、LED回路23
はCPU21からの制御信号を受けて複数のLEDを制
御し、赤目(センサ位置において、眼底からの反射光を
発生する)、非赤目を発生させる(赤目発生があったり
なかったりの中間的位置のLEDも発光させる)位置に
配置されたLEDを発光し、発光光束をファインダ26
を介して眼に送る。
【0055】ラインセンサ25は投光された光束の眼か
ら反射光束をファインダ26を介して受光し、検出信号
をI/F回路24に送る。I/F回路24はラインセン
サ25の信号を処理し、CPU21にディジタル情報と
して送る。マルチAF回路22は複数点の測距を行い測
距情報をCPU21に送る。レンズ駆動回路27は、C
PU21からの制御信号に応じてレンズを駆動する。C
PU21は視線検出系(LED回路23,I/F回路2
4,ラインセンサ25)の制御すると共に得られた信号
より視線方向を検出し、マルチAF回路22からの測距
情報を選択し、レンズの駆動量を算出し、レンズ駆動回
路27を制御する。さらに、視度に関してはファインダ
駆動回路28を介してファインダ(視度系)を駆動し、
その都度、LED回路23,ラインセンサ25,I/F
回路24を制御し、得られる信号より視度のずれ量を検
出し、それ以後のファインダ光学系26の補正を行う。
【0056】ここで、図13には視線検出系の構成を示
し説明する。図13(a)は光学的配置を示す。検出セ
ンサは蓄積型ラインセンサを用いて眼からの反射光を検
出する。投光光源は視線検出用にLED0,LED1の
2ケを用い、LED0は検出ラインセンサ上に赤目像が
発生するように配置し、LED1は検出ラインセンサ上
に赤目像が発生しないようにLED0の投光光軸に対し
て2〜5°の角度をもって投光するように配置すると共
に視度検出用にLEDa〜LEDcをLED0とLED
1の間に配置する。
【0057】LED0,LED1,LEDa〜LEDc
より投光された光は視度光学系とビームスプリッタを介
して眼に投光され、眼からの反射光は再度ビームスプリ
ッタを介して視線光学系,ラインセンサに導かれる。
【0058】図13(b),(c)はLED0,LED
1を投光した場合の眼の像の様子を示す。図13(b)
はLED0からの投光でプルキンエ像と赤目像が検出で
きる。図13(c)はLED1からの投光でプルキンエ
像はあるが赤目像は検出できない。LED0,LED1
によってできるプルキンエ像の位置はx軸方向には同じ
位置にできるようにLED0,LED1を配置する(検
出センサ上にて、プルキンエ像の検出方向に対して直交
する位置に光源を配置)。
【0059】図14には図13(b),(c)のライン
センサ上の信号を示す。即ち、図14(c)の像は
(a)−(b)の処理を行った状態であり、赤目像のみ
が抽出される。さらに、図14(c)の像より赤目の重
心(瞳孔の重心)位置とMAX値(プルキンエ像位置)
が検出され視線方向が判定できる。
【0060】次に図15は発光LEDの配置状態を示し
ている。即ち、図15(a)は視線方向を検出するLE
Dであり、図15(c)は図15(a)の間に赤目発生
度合を検出するLEDを配置した様子である。さらに、
図15(b)は横方向に赤目発生度合を検出するLED
を配置した様子である。
【0061】ここで、図16には使用するラインセンサ
の構成を示し説明する。図16(a)はラインセンサの
構成を示す図である。DBSはBSを遮光して暗電流の
補正用の基本ブロックである。シフトレジスタは不図示
のKCPUからの制御信号にて各BSを駆動制御する。
各BSはKCPUの制御信号(T),(C)及びBS自
体が出力するモニタ信号(M)にて積分制御される。積
分制御はピーク値検出(どれかのBSが所定レベルに達
したら積分を終了する信号を出力する)と時間制御を行
う。信号(M)はKCPUに記録され信号(T)として
次の積分開始までホールドされ、信号(C)を保持す
る。眼の映像はシフトレジスタの信号に応じて暗電流差
分を消去、増幅後、KCPUのA/D回路に送られる。
積分時間制御は最も明るい状態(赤目発生時)にて決定
され、赤目非発生時の積分時間は赤目発生時の積分時間
で制御信号(T)で決定される。
【0062】図16(b)は上記BSの内部回路であ
る。PDで光電変換され積分制御用のゲートG02を介
してコンデンサCに蓄積され、ゲートG01はPD,C
のリセットをG02と共に行う。ゲートG03は読み出
し増幅を行い、ゲートG04はシフトレジスタの信号に
応じて信号を読み出し、ダイオードD01はピーク値検
出を行う。
【0063】以下、図17のフローチャートを参照して
第3の実施例の動作を説明する。本シーケンスの開始す
ると、先ずイニシャライズを行う。ここではフォーカス
エリアを中央に設定し、視度を初期状態、即ち、ファイ
ンダの表示等価距離に設定する(ステップS41)。次
いで、1stレリーズスイッチの状態を判定し(ステッ
プS42)、1stレリーズスイッチがOFFの場合に
はステップS51へ移行し、ONの場合には後述するサ
ブルーチン“視線検出”を実行し、1stレリーズに同
期した視線検出を行う(ステップS43)。
【0064】続いて、後述するサブルーチン“測距”を
実行し、マルチAFの測距と測距情報の選択を行い(ス
テップS44)、後述するサブルーチン“視度補正A”
を実行し、測距情報と視度に関する情報より視度光学系
を駆動しながら最適値を検出し(ステップS45)、再
び1stレリーズスイッチの状態の判定を行う(ステッ
プS46)。そして、1stレリーズスイッチがOFF
の場合にはステップS51へ移行し、1stレリーズス
イッチがONの場合には、続いて2ndレリーズスイッ
チの判定を行う(ステップS47)。
【0065】そして、2ndレリーズスイッチがOFF
の場合には再度サブルーチン“視線検出”を実行した後
(ステップS48)、サブルーチン“視度補正B”を実
行し、視線位置に対応する測距情報より相対的な視度ず
れを補正して上記ステップS46に移行する(ステップ
S49)。
【0066】一方、上記ステップS47にて、2ndレ
リーズスイッチがONの場合には、レンズ駆動や露出決
定、露光等の撮影シーケンスを行った後(ステップS5
0)、本シーケンスを終了する(ステップS51)。
【0067】次に図18のフローチャートを参照して、
第3の実施例に係る上記サブルーチン“視線検出”のシ
ーケンスを説明する。本シーケンでは、先ずイニシャラ
イズを行う。即ちフラグFp,Ft,Fkをそれぞれ
“0”とする(ステップS61)。そして、赤目を発生
させる投光(投光0)を行い(ステップS62)、後述
するサブルーチン“信号検出”を実行する(ステップS
63)。
【0068】続いて、積分時間に関するフラグFt=0
であるかを判定し(ステップS64)、Ft=0でない
場合にはステップS12へ移行する。このステップS6
4にてFt=0の場合には検出積分時間tsをt0に格
納し(ステップS65)、赤目を発生させない投光(投
光1)を行い(ステップS66)、後述するサブルーチ
ン“信号検出”を実行する(ステップS72)。
【0069】そして、積分時間に関するフラグFt=0
の判定を行い(ステップS68)、Ft=0でない場合
にはステップS12へ移行する。そして、Ft=0の場
合には検出積分時間tsをt1に格納し(ステップS6
9)、後述するサブルーチン“信号処理”を実行し、検
出信号の信頼性判定及び視線方向を算出する信号処理を
行う(ステップS70)。
【0070】さらに、信頼性に関するフラグFk=0の
判定を行い(ステップS71)、Fk=0でない場合に
はステップS12へ移行し、総合の信頼性を判定するフ
ラグFpを“1”に設定する。そして、上記ステップS
71にてFk=0の場合には本シーケンスを終了する
(ステップS73)。
【0071】次に図19には上記サブルーチン“信号検
出”のシーケンスを示し説明する。サブルーチン“信号
検出”のシーケンスを開始すると、先ずイニシャライズ
を行う。即ち積分に関するフラグFt=0とし、積分の
リセット、タイマのリセットを行う(ステップS8
1)。続いて積分開始し(ステップS82)、積分時間
のリミッタ判定を行う(ステップS83)。
【0072】このステップS83にて、t>Tmax
(Tmaxは積分のリミッタ時間で所定値)の場合には
ステップS89へ移行し、t>Tmaxでない場合には
センサ4のピークモニタレベルの判定を行う(ステップ
S84)。そして、ピーク判定しない場合にはステップ
S83へ戻る。
【0073】ステップS84にて、ピーク判定した場合
には積分(積分時間ts)を終了し(ステップS8
5)、積分時間tsの判定を行う(ステップS86)。
そして、ts<Tminの場合にはステップS89へ移
行し、さらに、上記フラグFtを1に設定し(ステップ
S89)、本シーケンスを終了する(ステップS9
0)。
【0074】これに対して、ts<Tminでない場合
には信号の読み出し、処理(AGC、A/D等)を行い
(ステップS87)、こうして読み出した信号よりピー
ク値座標Pmaxを検出し(ステップS88)、本シー
ケンスを終了する(ステップS90)。尚、積分制御を
出力レベルの実時間モニタで行っているが、複数の所定
の時間で検出を行ってもよい。また、眼からの反射光は
大きく変わらないとすると限られた時間で積分制御を行
ってもよい。つまり、モニタ機能なしの蓄積型センサで
もよい。
【0075】次に図20には上記サブルーチン“信号処
理”のシーケンスを示し説明する。信号処理を開始する
と、先ず検出したデータD0,D1に所定の重み付けを
行いデータDを作成(D=a×D0−b×(t0/t
1)×D1;a,b所定の変数)する(ステップS9
1)。続いて、データDにて重心位置xdを検出し(ス
テップS92)、データD0よりMAX値位置(MAX
値が複数ある場合はMAXデータ群の重心位置)x0と
MAX値M0を検出し(ステップS93)、データD1
よりMAX値位置(MAX値が複数ある場合はMAXデ
ータ群の重心位置)x1とMAX値M1を検出する(ス
テップS94)。そして、x0,x1のズレ量の評価
(眼の動き量を評価)を行う(ステップS95)。
【0076】ここで、|x0−x1|<εでない場合に
はステップS102に移行する。そして、|x0−x1
|<εの場合にはデータD0より平均値Av0を求める
(ステップS96)。続いて、データD0のMAX値M
0と平均値Av0の差分を評価(kは所定値)し(ステ
ップS97)、M0−Av0>kでない場合にはステッ
プS102へ移行し、M0−Av0>kの場合にはデー
タD1より平均値Av1を求める(ステップS98)。
【0077】続いて、データD1のMAX値M1と平均
値Av1の差分を評価(kは所定値)し(ステップS9
9)、M1−Av1>kでない場合にはステップS10
2へ移行し、M1−Av1>kの場合には検出信号Dよ
り瞳孔径dpを検出する(ステップS100)。こうし
て検出された赤目の重心位置xdとプルキンエ像位置x
0より検出ブロックを決定し(ステップS101)、本
シーケンスを抜ける(ステップS103)。
【0078】上記ステップS102では、総合信頼性に
関するフラグFk=1に設定し、本シーケンスを抜ける
(ステップS103)。尚、上記ステップS95では検
出信号D0,D1での眼の動きの判定を行い、ステップ
S97,S99では、まばたきの判定を行う。
【0079】また、ファインダ光学系に内面反射等のノ
イズ信号源がある場合、予めファインダの接眼側を遮光
してそれぞれのLEDを点灯して検出したノイズ信号D
d0,Dd1を検出しておいて、Dd=a×Dd0−b
×Dd1;a,b所定の変数(積分時間は同じta:実
際の積分時間に対してtaで正規化処理する)とし、信
号Dに検出信号Dとノイズ信号Ddの差分を格納すると
よい。
【0080】次に図21のフローチャートを参照して、
図20の上記ステップS104にて実行されるサブルー
チン“測距”のシーケンスを説明する。測距を開始する
と、マルチ測距を行い(ステップS111)、総合信頼
性に関するフラグFpの評価を行い(ステップS11
2)、Fp=0でない場合には視線データを用いない公
知の評価AFのアルゴリズムにてAFデータを設定する
(ステップS114)。
【0081】そして、Fp=0の場合には視線方向で決
定された測距ブロックの情報にてAFデータを設定し
(ステップS113)、AFデータにてレンズ駆動量を
算出し(ステップS115)、本シーケンスを抜ける
(ステップS116)。
【0082】次に図22のフローチャートを参照して上
記サブルーチン“視度補正A”のシーケンスを説明す
る。サブルーチン“視度補正A”のシーケンスを開始す
ると、先ず視線情報の信頼性判定(Fp=0)を行う
(ステップS121)。ここで、信頼性が低い(Fp=
1)と判定された場合には、マルチAFにて決定される
距離情報に応じて接眼系の視度補正光学系の駆動方向
(初期位置に対するズレ方向)を設定し、ステップS1
26へ移行する(ステップS122)。
【0083】一方、上記ステップS121にて信頼性が
ある(Fp=0)と判断された場合は、視線範囲が画面
の内(画面の外とは周辺のカメラの状態を表示する部分
に対応する)の判定を行い(ステップS123)、画面
の内の場合視線位置に対応する測距情報に応じて対物系
の視度補正光学系の駆動方向(初期位置に対するズレ方
向)を設定し、ステップS126へ移行する(ステップ
S124)。
【0084】さらに、画面の外の場合には初期位置(フ
ァインダ表示の等価距離)への移動方向を設定する(ス
テップS125)。こうして後述するサブルーチン“視
度補正C”を実行し視度補正駆動を行い(ステップS1
26)、本シーケンスを抜ける(ステップS127)。
【0085】次に図23のフローチャートを参照して、
サブルーチン“視度補正C”のシーケンスを説明する。
サブルーチン“視度補正C”のシーケンスを開始する
と、イニシャライズ(変数i=0)を行い(ステップS
131)、投光・検出を行う(ステップS132)。
【0086】そして、視度調節光学系を所定のステップ
(駆動量)にて行い(ステップS133)、変数iをイ
ンクリメントする(ステップS134)。そして、再び
投光・検出を行い(ステップS135)、検出値の評価
を行い(ステップS136)、E(i)<E(i−1)
の場合にはステップS133に戻る。
【0087】一方、E(i)<E(i−1)でない場合
には(ステップS136)、変数の判定(i=1)を行
う(ステップS137)。そして、i=1の場合には駆
動方向を切り換えてステップS133に戻る(ステップ
S138)。さらに、i=1でない場合には視度調節光
学系を(i−1)の位置に再度設定し(ステップS13
9)、測距情報を踏まえた初期位置とのズレ量d(初期
設定した状態と個人の視度のズレ)を算出し(ステップ
S140)、本シーケンスを抜ける(ステップS14
1)。
【0088】次に、図24には上記サブルーチン“投光
・検出”のシーケンスを示し説明する。サブルーチン
“投光・検出”のシーケンスを開始すると、先ずイニシ
ャライズを行う。ここではフラグFt=0,Fk=0,
Fa=0,Fb=0,Fc=0とする(ステップS15
1)。
【0089】続いて、赤目を発生させない投光(投光
1)を行い(ステップS152)、信号検出を行い(ス
テップS153)、積分時間に関するフラグFt=0の
判定を行い(ステップS154)、Ft=0でない場合
にはステップS152に戻り、Ft=0の場合には検出
積分時間tsをt1、データDをD1、ピーク値Pma
xをP1に格納する(ステップS155)。
【0090】そして、視度状態によって赤目を発生させ
る投光(投光a)を行い(ステップS156)、信号検
出を行い(ステップS157)、積分時間に関するフラ
グFt=0の判定を行い(ステップS158)、Ft=
0でない場合にはステップS156に戻り、Ft=0の
場合には検出積分時間tsをta,データDをDa,ピ
ーク値PmaxをPaに格納する(ステップS15
9)。
【0091】続いて、視度状態によって赤目を発生させ
る投光(投光b)を行い(ステップS160)、信号検
出を行い(ステップS161)、積分時間に関するフラ
グFt=0の判定を行い(ステップS162)、Ft=
0でない場合にはステップS160に戻り、Ft=0の
場合には検出積分時間tsをta,データDをDa,ピ
ーク値PmaxをPaに格納する(ステップS16
3)。
【0092】次いで、視度状態によって赤目を発生させ
る投光(投光c)を行い(ステップS164)、信号検
出を行う(ステップS165)。そして、積分時間に関
するフラグFt=0の判定を行い(ステップS16
6)、Ft=0でない場合にはステップS164に戻
り、Ft=0の場合には検出積分時間tsをtc,デー
タDをDc,ピーク値PmaxをPcに格納する(ステ
ップS167)。
【0093】こうして検出した信号より評価値E(i)
を算出し(ステップS168)、フラグFk(検出した
データの信頼性を評価するフラグ)の判定を行い(ステ
ップS169)、Fk=1の場合にはステップS151
へ戻り再度投光・検出を行い、Fk=1の場合には本シ
ーケンスを抜ける(ステップS170)。
【0094】次に図25のフローチャートを参照して、
サブルーチン“信号検出”のシーケンスを説明する。サ
ブルーチン“信号検出”のシーケンスを開始すると、検
出データD1,Da,Db,Dcより平均値Av1,A
va,Avb,Avcを検出し(ステップS171)、
検出データD1,Da,Db,Dcよりピーク値P1,
Pa,Pb,Pcと座標x1,xa,xb,xcを検出
し(ステップS172)、この検出データD1とDa,
Db,Dcのピーク座標のズレの評価を行い(ステップ
S173〜S175)、ズレ量が所定値以上の場合には
ステップS181へ移行する。
【0095】一方、ズレ量が所定値以内の場合は各検出
データのピーク値と平均値の評価を行う(ステップS1
76〜S179)。そして、ピーク値と平均値の差が所
定値より小さい場合にはステップS181へ移行し、ピ
ーク値と平均値の差が所定値以上の場合には評価の算出
を行う(ステップS180)。E11,E2,E3は所
定の係数(m,n,o)を掛けた視度状態により赤目発
生するデータ(Da,Db,Dc)から積分時間正規化
した赤目の発生しないデータ(D1)を引くことで求め
られる。
【0096】続いて、評価値E(i)を求める。ここで
は、上記E1,E2,E3に所定の重み(α,β,γ)
を持たせて加算する(ステップS182)。ステップS
181では検出データの信頼性のフラグを“1”に設定
し、こうして本シーケンスを抜ける(ステップS18
3)。
【0097】ここで、図27は視度調節光学系を駆動し
た場合の評価値E(i)の変化を示す。同図より最適の
視度位置では評価値は最小になることが判る。次に、図
26のフローチャートを参照して、上記サブルーチン
“視度補正B”のシーケンスを説明する。
【0098】サブルーチン“視度補正B”のシーケンス
を開始すると、視線情報の信頼性判定(Fp=0)を行
う(ステップS191)。そして、信頼性が低い(Fp
=1)と判断された場合には、マルチAFにて決定され
る距離情報と個人の視度のズレ量dに応じて接眼系の視
度補正光学系の駆動量(現在位置に対するズレ量)を設
定し、ステップS196へ移行する(ステップS19
3)。
【0099】一方、信頼性がある(Fp=0)と判断さ
れた場合は、視線範囲が画面の内(画面の外とは周辺の
カメラの状態を表示する部分に対応する)の判定を行う
(ステップS194)。そして、画面の内の場合視線位
置に対応する測距情報と個人の視度のズレ量dに応じて
対物系の視度補正光学系の駆動量(現在位置に対するズ
レ量と適性範囲)を設定した後、ステップS196へ行
く(ステップS195)。こうして画面の外の場合初期
位置(ファインダ表示の等価距離と適性範囲)への移動
量と個人の視度のズレ量dに設定し(ステップS19
6)、ステップS193乃至S195にて設定された駆
動量にて光学系(接眼系)の駆動を行い(ステップS1
96)、本シーケンスを抜ける(ステップS197)。
【0100】以上詳述したように、本発明によれば、簡
単な構成の視線検出システムを兼用して使うことによっ
て見ている所の画面が常に最適(ピントの合った状態)
に見えるファインダを提供できる。
【0101】以上、本発明の実施例について説明した
が、本発明はこれに限定されることなく種々の改良、変
更が可能であることは勿論である。例えば視線検出方式
はエリアセンサを用いてもよい。そして、本発明が適用
可能なファインダ装置は実像式に限られず虚像式であっ
ても良い。また、信頼性判定をまばたき,目の動きにて
行っているが、カメラと顔の接触(カメラファインダに
眼を押し付けている)の判定や眼がね判定を組み合わせ
るとさらによい。
【0102】さらに、視線検出はAF,AE等のカメラ
のシーケンスと平行に行われてもよい。また、キャリブ
レーションを個人毎に行えば、更に検出精度は向上す
る。そして、AF方式においても、エリアセンサを用い
たパッシブタイプの2次元の広視野AFを用いてもよ
く、より数の少ない離散的なマルチAFを用いてもよ
い。
【0103】さらに、視度検出方式も本実施例以外の方
法(角膜形状測定,眼底パタン状態測定等)にて行って
もよい。そして、信号のピーク位置を視線検出と視度検
出のフローにて用いているが、ピーク位置以外を用いて
もよい。例えば、所定レベルにて2値化して重心を用い
る。また、所定レベルにてレベル以下の値は0に置き換
えた重心を検出する。また、傾きの最も急なピーク点を
用いてもよい。そして、視度調節光学系と視線検出の光
学系はお互いに最適になるように駆動すると更によい。
また、視度調節光学系は接眼側の最終面に接地してもよ
い。
【0104】尚、本発明の上記実施態様によれば以下の
ごとき構成が得られる。 (1)視度補正光学系を含んだファインダ光学系と、撮
影者の視線方向を検出する視線検出手段と、撮影画面内
の複数の点を測距するマルチ測距手段と、を備え、上記
視線検出手段とマルチ測距手段とに応じてファインダ光
学系の視度補正範囲を検出し、補正することを特徴とす
る視度補正装置。 (2)上記視度補正光学系は対物系の光学系であること
を特徴とする上記(1)に記載の視度補正装置。 (3)上記視度補正光学系は対物系の光学系であって、
視度補正装置は結像位置と倍率とを補正することを特徴
とする上記(1)の視度補正装置。 (4)上記視度補正光学系は接眼系の光学系であること
を特徴とする上記(1)の視度補正装置。 (5)上記視度補正光学系は対物系と接眼系との両光学
系であることを特徴とする上記(1)の視度補正装置。 (6)上記視度補正装置は視線方向の距離情報に基づい
て視度補正範囲を設定することを特徴とする上記(1)
の視度補正装置。 (7)上記視線検出手段は眼の複数の特徴信号に基づい
て視線方向を検出することを特徴とする上記(1)の視
度補正装置。 (8)上記目の複数の特徴信号は、角膜反射光信号(第
1プルキンエ像)と瞳孔の重心位置信号とであることを
特徴とする上記(7)の視度補正装置。 (9)視度補正光学系を有するファインダ光学系と、撮
影者の視線方向を検出する視線検出手段と、上記視線検
出手段で検出された視線信号の信頼性を判定する判定手
段と、撮影画面内の複数の点を測距するマルチ測距手段
と、を備え、上記視線検出手段、判定手段、およびマル
チ測距手段に応じてファインダ光学系の視度補正範囲を
検出し、補正することを特徴とする視度補正装置。 (10)上記判定手段の信頼性が低い場合、視度補正装
置はマルチ測距手段が選択した測距情報に応じて視度補
正することを特徴とする上記(9)の視度補正装置。 (11)上記視度補正光学系は対物系の光学系であるこ
とを特徴とする上記(9)の視度補正装置。 (12)上記視度補正光学系は対物系の光学系であっ
て、視度補正装置は結像位置と倍率とを補正することを
特徴とする上記(9)の視度補正装置。 (13)上記視度補正光学系は接眼系の光学系であるこ
とを特徴とする上記(9)の視度補正装置。 (14)上記視度補正光学系は対物系と接眼系との両光
学系であることを特徴とする上記(9)の視度補正装
置。 (15)上記視度補正装置は視線方向の距離情報を基づ
いて視度補正範囲を設定することを特徴とする上記
(9)の視度補正装置。 (16)上記視線検出手段は眼の複数の特徴信号に基づ
いて視線方向を検知することを特徴とする上記(9)の
視度補正装置。 (17)上記目の複数の特徴信号は、角膜反射光信号
(第1プルキンエ像)と瞳孔の重心位置信号とであるこ
とを特徴とする上記(16)の視度補正装置。 (18)視度補正光学系を含んだファインダ光学系と、
上記視度補正光学系を駆動する駆動手段と、撮影者の視
線方向を検出する視線検出手段と、撮影画面内の複数の
点を測距するマルチ測距手段と、を備え、上記視線検出
手段とマルチ測距手段とに応じてファインダ光学系の視
度補正範囲を検出し、補正することを特徴とする視度補
正装置。 (19)視度補正装置は、視度調節光学系が視度補正範
囲に入ったとき駆動を停止することを特徴とする上記
(18)の視度補正装置。 (20)視度補正装置は、駆動手段を介して視度補正光
学系を最も視度変化の少ない補正範囲内に移動すること
を特徴とする上記(18)の視度補正装置。 (21)上記視度補正光学系は対物系の光学系であるこ
とを特徴とする上記(18)に記載の視度補正装置。 (22)上記視度補正光学系は対物系の光学系であっ
て、視度補正装置は結像位置と倍率とを補正することを
特徴とする上記(18)の視度補正装置。 (23)上記視度補正光学系は接眼系の光学系であるこ
とを特徴とする上記(18)の視度補正装置。 (24)上記視度補正光学系は対物系と接眼系との両光
学系であることを特徴とする上記(18)の視度補正装
置。 (25)上記視度補正装置は視線方向の距離情報に基づ
いて視度補正範囲を設定することを特徴とする上記(1
8)の視度補正装置。 (26)上記視線検出手段は眼の複数の特徴信号に基づ
いて視線方向を検出することを特徴とする上記(18)
の視度補正装置。 (27)上記複数の目の特徴信号は、角膜反射光信号
(第1プルキンエ像)と瞳孔の重心位置信号とであるこ
とを特徴とする上記(26)の視度補正装置。
【0105】
【発明の効果】本発明によれば、視度補正を視線情報と
対応する測距情報に基づいて行うことで、撮影者が見て
いるところに常にピントを合わせることを可能とし、更
に視線検出システムの一部を視度状態(眼の結像状態)
検出に兼用して使うことによって、より簡単な構成で、
撮影者が見ている所の画面が常に最適(ピントの合った
状態)に見えるファインダ装置を提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係るファインダ装置の
構成を示す図である。
【図2】略光軸より投光された光束の眼からの反射光の
受光出力の様子を示す図である。
【図3】眼球の回転による検出像の変化の様子を示す図
である。
【図4】眼球中心が固定されるような場合の回転と角膜
反射95aと眼底反射95bの様子を示す図である。
【図5】眼球のシフトと角膜反射95aと眼底反射95
bの様子を示す図である。
【図6】第1の実施例におけるファインダ光学系4の構
成を示す図である。
【図7】第1の実施例のシーケンスを示すフローチャー
トである。
【図8】第1の実施例に係るサブルーチン“視度補正
2”のシーケンスを示すフローチャートである。
【図9】第2の実施例に係るファインダ装置の構成を示
す図である。
【図10】第2の実施例のシーケンスを示すフローチャ
ートである。
【図11】第2の実施例に係るサブルーチン“視度補正
3”のシーケンスを示すフローチャートである。
【図12】本発明の第3の実施例に係るファインダ装置
の構成を示す図である。
【図13】第3の実施例に係る視線検出系の構成を示す
図である。
【図14】図10(b),(c)のラインセンサ上の信
号を示す図である。
【図15】第3の実施例に係る発光LEDの配置状態を
示す図である。
【図16】第3の実施例に係るラインセンサの構成を示
す図である。
【図17】第3の実施例のシーケンスを示すフローチャ
ートである。
【図18】第3の実施例に係るサブルーチン“視線検
出”のシーケンスを示すフローチャートである。
【図19】第3の実施例に係るサブルーチン“信号検
出”のシーケンスを示すフローチャートである。
【図20】第3の実施例に係るサブルーチン“信号処
理”のシーケンスを示すフローチャートである。
【図21】第3の実施例に係るサブルーチン“測距”の
シーケンスを示すフローチャートである。
【図22】第3の実施例に係るサブルーチン“視度補正
A”のシーケンスを示すフローチャートである。
【図23】第3の実施例に係るサブルーチン“視度補正
C”のシーケンスを示すフローチャートである。
【図24】第3の実施例に係るサブルーチン“投光・検
出”のシーケンスを示すフローチャートである。
【図25】第3の実施例に係るサブルーチン“信号検
出”のシーケンスを示すフローチャートである。
【図26】第3の実施例に係るサブルーチン“視度補正
B”のシーケンスを示すフローチャートである。
【図27】視度調節光学系を駆動した場合の評価値E
(i)の変化を示す図である。
【符号の説明】
1…視度調節装置、2…視線検出装置、3…マルチ測距
装置、4…ファインダ光学系、5…視線信頼性判定装
置、6…視度駆動装置。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 観察者の視線方向と眼球の結像状態とを
    検出する検出手段と、 画面内の複数の点を測定可能なマルチ測距手段と、 ファインダの結像位置を調節する視度補正部材と、 上記視度補正部材を駆動する駆動手段と、からなる光路
    中に拡散面を含まないファインダ装置において、 上記検出手段の出力とマルチ測距手段の出力とに応じて
    上記駆動手段を駆動することを特徴とするファインダ装
    置。
  2. 【請求項2】 観察者の視線方向と眼球の結像状態とを
    検出する検出手段と、 画面内の複数の点を測距可能なマルチ測距手段と、 ファインダの像倍率を調節する倍率補正部材と、 上記倍率補正部材を駆動する駆動手段と、からなる光路
    中に拡散面を含まないファインダ装置において、 上記検出手段の出力とマルチ測距手段の出力とに応じて
    上記駆動手段を駆動することを特徴とするファインダ装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2のファインダ装置
    において、 上記検出手段は観察者の眼球に複数の光束を順次投射
    し、該反射光の特徴に基づいて視線方向と眼球の結像状
    態とを検出することを特徴とする。
JP6140483A 1994-06-22 1994-06-22 ファインダ装置 Withdrawn JPH085897A (ja)

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