JP2005085858A - 研磨用組成物 - Google Patents

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Abstract

【課題】 シリコンウエハに対する研磨速度を向上させるとともにCOP及びヘイズレベルを改善することができる研磨用組成物を提供する。
【解決手段】 研磨用組成物は、(A)下記一般式(1)で示されるブロック型ポリエーテル、(B)二酸化ケイ素、(C)塩基性化合物、(D)ヒドロキシエチルセルロース及びポリビニルアルコールから選ばれる少なくとも一種並びに(E)水の各成分を含有している。研磨用組成物は、シリコンウエハ表面を成分(B)により機械的に研磨し成分(C)により化学的に研磨するとともに、成分(D)によりヘイズレベルを改善する。さらに、研磨用組成物は、成分(A)によりCOP及びヘイズレベルを改善する。
HO−(EO)a−(PO)b−(EO)c−H …(1)
(式中、EOはオキシエチレン基を示すとともにPOはオキシプロピレン基を示し、a、b及びcは1以上の整数を示す。)
【選択図】 なし

Description

本発明は、シリコンウエハに対する研磨速度を向上させるとともにCOP(Crystal Originated Particle)及びヘイズ(Haze)レベルを改善することができる研磨用組成物に関するものである。
近年、コンピュータに使用されるULSI等の高度集積化及び高速化に伴い、半導体装置のデザインルールは微細化が進んでいる。このため、デバイス製造プロセスでの焦点深度は浅くなり、デバイス形成前のシリコンウエハに要求される無傷性及び平滑性は厳しくなっている。無傷性及び平滑性を示すパラメータとしては、COPやヘイズレベル等が挙げられる。
ここで、COPとはシリコンウエハ表面に形成されている凹状欠陥のことであり、シリコンウエハを形成する単結晶シリコンの結晶欠陥や研磨材による一定の幅及び深さを超える引掻き傷(スクラッチ)に起因している。一方、ヘイズとは、研磨用組成物により研磨され鏡面状態をなすシリコンウエハ表面に暗室内で強い光を照射したときに、光の乱反射による目視で観察できる乳白色の曇りのことであり、ヘイズレベルは乳白色の曇りの程度を示す。
従来の研磨用組成物は、下記一般式(2)で示されるブロック型ポリエーテル(以下、PEPという。)からなる研磨助剤、コロイダルシリカ等の研磨材及び水を含有している(例えば、特許文献1参照。)。そして、研磨材による機械的研磨によってシリコンウエハ表面を研磨する。さらに、研磨助剤により研磨用組成物の表面張力をシリコンウエハ表面の研磨に適するように調整してヘイズレベルを改善する。
HO−(PO)d−(EO)e−(PO)f−H …(2)
(式中、POはオキシプロピレン基を示すとともにEOはオキシエチレン基を示し、d、e及びfは1以上の整数を示す。)
特開2001−110760号公報(第2〜3頁)
ところが、この従来の研磨用組成物における研磨助剤は前記一般式(2)中のオキシプロピレン基(PO)に基づくPO成分が主に作用し、PO成分はシリコンウエハに対する研磨速度を低下させる作用が強い。このため、研磨用組成物はシリコンウエハに対する研磨速度が低く、シリコンウエハ表面の研磨に必要な研磨速度を得るのが困難である。よって、この研磨用組成物によるシリコンウエハ表面の研磨は困難であり、研磨用組成物はヘイズレベル改善作用が弱い。さらに、この研磨用組成物は、研磨時に研磨材がシリコンウエハ表面を傷つけるとともに研磨によってその傷を除去することができないために、COPが悪化するという問題があった。
本発明は、このような従来技術に存在する問題点に着目してなされたものである。その目的とするところは、シリコンウエハに対する研磨速度を向上させるとともにCOP及びヘイズレベルを改善することができる研磨用組成物を提供することにある。
前記の目的を達成するために、請求項1に記載の発明の研磨用組成物は、(A)下記一般式(1)で示されるブロック型ポリエーテル、(B)二酸化ケイ素、(C)塩基性化合物、(D)ヒドロキシエチルセルロース及びポリビニルアルコールから選ばれる少なくとも一種並びに(E)水の各成分を含有するものである。
HO−(EO)a−(PO)b−(EO)c−H …(1)
(式中、EOはオキシエチレン基を示すとともにPOはオキシプロピレン基を示し、a、b及びcは1以上の整数を示す。)
請求項2に記載の発明の研磨用組成物は、請求項1に記載の発明において、前記成分(A)は、一般式(1)中のaとcとの合計が2〜1000であるとともにbが2〜200である。
請求項3に記載の発明の研磨用組成物は、請求項1又は2に記載の発明において、前記成分(A)は、一般式(1)中のEO及びPOの質量比がEO:PO=30:70〜95:5である。
以上詳述したように、本発明によれば、次のような効果を奏する。
請求項1から3に記載の発明の研磨用組成物によれば、シリコンウエハに対する研磨速度を向上させるとともにヘイズレベル及びCOPを改善することができる。
以下、本発明を具体化した実施形態について説明する。
シリコンウエハとは、単結晶シリコンにより形成されている半導体基板のことである。シリコンウエハは、まずシリコン単結晶インゴットを切断してウエハとしたものにラッピングが施されて外形成形される。そして、ラッピングによるシリコンウエハ表層部の加工変質層を除去するためにエッチングが施された後、端面を研磨するためにエッヂポリッシュが施される。このとき、図1(a)及び(c)に示すように、シリコンウエハ11は、単結晶シリコンの結晶欠陥に起因して内部に空洞12が複数形成されるとともに、表面にはCOP13が複数凹設されている。
次いで、シリコンウエハ表面14に第1研磨で粗研磨が施された後、第2研磨で精密研磨が施されてその平滑性が向上し、最終段階の研磨として第3研磨が施されてシリコンウエハ表面14のヘイズレベルを改善する等、複数段階に分かれて研磨が施されて製造される。求められるシリコンウエハ11の品質により、前記研磨工程が2段階で行われる場合や4段階以上に細分化されて行われることもある。本実施形態は、前記複数段階に分かれる研磨の内、ヘイズレベルを改善する目的で行われる研磨工程を示すものである。
ヘイズレベルを改善する目的で行われる研磨工程で用いられる研磨用組成物には、(A)下記一般式(1)で示されるブロック型ポリエーテル、(B)二酸化ケイ素、(C)塩基性化合物、(D)ヒドロキシエチルセルロース(HEC)及びポリビニルアルコール(PVA)から選ばれる少なくとも一種並びに(E)水の各成分が含有されている。
成分(A)のブロック型ポリエーテル(以下、EPEという。)は下記一般式(1)で示され、COP及びヘイズレベルを改善する。
HO−(EO)a−(PO)b−(EO)c−H …(1)
(式中、EOはオキシエチレン基を示すとともにPOはオキシプロピレン基を示し、a、b及びcは1以上の整数を示す。)
ここで、シリコンウエハ表面の研磨は、成分(B)による機械的研磨(メカニカル研磨)と、成分(C)による化学的研磨(ケミカル研磨)とに分けられる。このため、シリコンウエハに対する研磨速度は、メカニカル研磨における研磨速度(メカニカル研磨速度)と、ケミカル研磨における研磨速度(ケミカル研磨速度)とからなる。
メカニカル研磨では、シリコンウエハ表面に研磨用組成物が供給されるとともに研磨パッドがシリコンウエハ表面に押し付けられ回転されることにより、成分(B)がシリコンウエハ表面を物理的に研磨する。よって、シリコンウエハ表面は、COP以外の箇所に研磨パッドが主に押し付けられるために、COP以外の箇所がシリコンウエハ表面に対して垂直方向に主に研磨される(図1(a)の矢視線)。そして、図1(b)に示すように、シリコンウエハ表面14に形成されているCOP13はメカニカル研磨の進行に伴い小さくなり、COP13の深さ以上にまでシリコンウエハ表面14が研磨されたときには消滅する。このため、メカニカル研磨は、COP13の数を減少させるとともに大きさを小さくすることにより、COP13を改善する。
一方、ケミカル研磨では、シリコンウエハ表面の研磨においてCOP内に研磨用組成物が入り込むことにより、成分(C)がCOPの斜面を腐食又はエッチングする。このため、シリコンウエハ表面は、COPの斜面が該斜面に対して垂直方向に主に研磨される(図1(c)の矢視線)。よって、図1(d)に示すように、シリコンウエハ表面14に形成されているCOP13は、ケミカル研磨の進行に伴い大きくなる。
EPEは、前記一般式(1)で示されるように、オキシエチレン基(EO)及びPOを有している。そして、EPEのCOP改善作用及びヘイズレベル改善作用は、EOに基づくEO成分及びPOに基づくPO成分に起因している。具体的には、EO成分は優れたヘイズレベル改善作用を発揮する。これは、成分(D)のHEC及びPVAから選ばれる少なくとも一種の存在下において、メカニカル研磨に対する成分(B)の抵抗がEO成分により低下し、シリコンウエハ表面に形成される微細な凹凸が小さくなるためと推察される。また、EO成分は、メカニカル研磨のみを抑制することによりシリコンウエハ表面の研磨を抑制する。即ち、EO成分は、表1に示すように、メカニカル研磨速度のみを低下させることによりシリコンウエハに対する研磨速度を低下させる。このため、シリコンウエハ表面の研磨においてEO成分が主に作用するときには、シリコンウエハ表面の研磨はケミカル研磨が主体となるケミカルリッチとなる。尚、表1において、↓は研磨速度の低下を示し、↓の数の増加に伴い研磨速度がより低下する。さらに、−は研磨速度が変化しないこと又は改善作用を有していないことを示す。加えて、◎は優れた改善作用を有していることを示し、○は良好な改善作用を有していることを示し、△は改善作用を有していることを示す。
また、PO成分は、EO成分と同様にヘイズレベル改善作用を有している一方で、メカニカル研磨を抑制するとともにケミカル研磨をメカニカル研磨に比べて強く抑制することにより、シリコンウエハ表面の研磨をEO成分に比べて強く抑制する。ここで、PO成分は、EO成分に比べてメカニカル研磨を抑制する作用が強い。即ち、PO成分は、表1に示すように、メカニカル研磨速度を低下させるとともにケミカル研磨速度をメカニカル研磨速度に比べて大きく低下させることにより、シリコンウエハに対する研磨速度を大きく低下させる。そして、シリコンウエハ表面の研磨においてPO成分が主に作用するときには、シリコンウエハ表面の研磨はメカニカル研磨が主体となるメカニカルリッチとなる。このため、PO成分は、メカニカルリッチにおけるメカニカル研磨により、良好なCOP改善作用を発揮する。
Figure 2005085858
EPEは、前記一般式(1)においてその両端の重合単位がEOであるために、PO成分に比べてEO成分が主に作用する。このため、EPEはシリコンウエハに対する研磨速度を低下させる作用が低く、PO成分や主に作用するEO成分に起因して優れたヘイズレベル改善作用を発揮するとともにPO成分に起因して優れたCOP改善作用を発揮する。
ここで、研磨用組成物がEPEの代わりにPEPを含有するときには、PEPは前記一般式(2)においてその両端の重合単位がPOであるためにEO成分に比べてPO成分が主に作用する。よって、PEPはシリコンウエハに対する研磨速度を低下させる作用が強く、シリコンウエハに対する研磨速度をシリコンウエハ表面の研磨に必要な研磨速度以下にまで下げる。このため、PEPを含有する研磨用組成物はシリコンウエハに対する研磨速度が低く、COP及びヘイズレベルを改善することができない。
また、研磨用組成物がEPE及びPEPを含有するときには、研磨用組成物はPEPによりシリコンウエハに対する研磨速度が低く、COP及びヘイズレベルを改善することができない。一方、研磨用組成物がEPEの代わりにポリエチレンオキサイド(平均分子量:30,000〜50,000,000、PEO)を含有するときには、PEOはEO成分の作用のみを発揮する。このため、研磨用組成物は、ヘイズレベルを改善することはできるがCOPを改善することはできない。このため、研磨用組成物は、PEPやPEOではなくEPEを含有する必要がある。
さらに、EPEは、前記一般式(1)におけるEOの割合が高いときにはEO成分の作用を主に発揮し、POの割合が高いときにはPO成分の作用を主に発揮する。即ち、EPEは、前記一般式(1)中のEOの割合が100%に近づくに伴い、EO成分の作用が強くなりPO成分による各研磨の抑制の程度が低くなる。このため、図2に示すように、EOの割合が100%に近づくに伴い、各研磨速度は高くなる。さらに、EPEは、EOの割合が100%に近づくに伴い、EO成分の作用が強くなるためにヘイズレベル改善作用が強くなる。
一方、前記一般式(1)中のEOの割合が100%から低下するに伴い、即ちPOの割合が100%に近づくに伴い、EPEはPO成分の作用が強くなる。このため、EPEは、POの割合が100%に近づくに伴いCOP改善作用が強くなる。しかし、各研磨速度はEPEにおけるPO成分の作用が強くなるに伴い低下し、シリコンウエハに対する研磨速度がシリコンウエハ表面の研磨に必要な研磨速度以下になったときには、シリコンウエハ表面の研磨が困難となる。このため、EPEのCOP改善作用は、シリコンウエハに対する研磨速度とシリコンウエハ表面の研磨に必要な研磨速度とが等しいとき(図2のA点)が最も強く、シリコンウエハに対する研磨速度の低下に伴い弱くなる。尚、図2において、COP改善作用及びヘイズレベル改善作用は図2の上方に向かうに従い強くなり、研磨速度は図2の上方に向かうに従い高くなる。
このため、EPEにおけるEO及びPOの割合はシリコンウエハ表面の研磨に適した範囲に調整されるのが好ましく、EPEにおけるEO及びPOの割合には前記一般式(1)中のaとcとの合計及びbの値が要因となっている。このため、前記一般式(1)においてaとcとの合計は2〜1000が好ましく、5〜500がより好ましく、10〜200が最も好ましい。さらに、bは2〜200が好ましく、5〜100がより好ましく、10〜50が最も好ましい。ここで、a及びcはEOの重合度を示し、bはPOの重合度を示している。このため、aとcとの合計が4以下では、EPEは、EOの割合が低いためにEO成分の作用を十分に発揮することができず、ヘイズレベルの改善が困難になる。さらに、シリコンウエハに対する研磨速度は、POの割合が高いために低下するおそれがある。また、bが1のときには、EPEは、POの割合が低いためにPO成分の作用を十分に発揮することができず、COPの改善が困難になる。一方、aとcとの合計が1001以上の場合、又はbが201以上の場合には、EPEの分子量が高いために研磨用組成物の粘度が過大となってゲル化し、シリコンウエハに対する研磨速度が低下するおそれがあるとともに研磨用組成物の取扱いが困難になる。
EPEにおけるEO及びPOの割合には、前記aとcとの合計及びbの値の他に、前記一般式(1)中のEO及びPOの質量比が要因となっている。このため、前記一般式(1)中のEO及びPOの質量比はEO:PO=30:70〜95:5が好ましく、EO:PO=70:30〜90:10がより好ましい。POに対するEOの質量比が前記範囲未満では、EPEは、EOの割合が低いためにEO成分の作用を十分に発揮することができず、ヘイズレベルの改善が困難になる。さらに、シリコンウエハに対する研磨速度は、POの割合が高いために低下するおそれがある。一方、POに対するEOの質量比が前記範囲を超えると、EPEは、POの割合が低いためにPO成分の作用を十分に発揮することができず、COPの改善が困難になる。
研磨用組成物中の成分(A)の含有量は0.005〜0.5質量%が好ましく、0.01〜0.2質量%がより好ましく、0.02〜0.1質量%が最も好ましい。成分(A)の含有量が0.005質量%未満では、研磨用組成物は、成分(A)の含有量が低いためにCOP及びヘイズレベルの改善が困難になる。一方、0.5質量%を超えると、研磨用組成物の粘度が過大となってゲル化し、シリコンウエハに対する研磨速度が低下するおそれがあるとともに研磨用組成物の取扱いが困難になる。
成分(B)の二酸化ケイ素は、そのメカニカル研磨作用によりシリコンウエハ表面をメカニカル研磨する。二酸化ケイ素としては、コロイダルシリカ(Colloidal SiO2)、ヒュームドシリカ(Fumed SiO2)等が挙げられる。これらの中でも、シリコンウエハ表面に発生するスクラッチの数を減少させることによりCOPを改善することができるために、コロイダルシリカが好ましい。
成分(B)がコロイダルシリカのときの粒子径は、気体吸着による粉体の比表面積測定法(BET法)により測定した比表面積から求められる平均粒子径(DSA)で5〜300nmが好ましく、5〜200nmがより好ましく、5〜120nmが最も好ましい。さらに、レーザー散乱から算出される平均粒子径(DN4)で5〜300nmが好ましく、5〜200nmがより好ましく、5〜150nmが最も好ましい。一方、成分(B)がヒュームドシリカのときには、DSAで10〜300nmが好ましく、10〜200nmがより好ましく、10〜120nmが最も好ましい。さらに、DN4で30〜500nmが好ましく、40〜400nmがより好ましく、50〜300nmが最も好ましい。
コロイダルシリカ又はヒュームドシリカの平均粒子径が前記範囲未満では、十分な研磨速度が得られない。一方、コロイダルシリカ又はヒュームドシリカの平均粒子径が前記範囲を超えると、シリコンウエハの表面粗さが大きくなるためにヘイズレベルが悪化し、シリコンウエハ表面に発生するスクラッチの数が増加するためにCOPが悪化しやすい。
成分(B)には、通常金属不純物が存在している。金属不純物の具体例としては、鉄(Fe)、ニッケル(Ni)、銅(Cu)、クロム(Cr)、亜鉛(Zn)等の遷移金属やカルシウム(Ca)及びこれらに由来する水酸化物や酸化物等が挙げられる。成分(B)の20質量%水溶液中における鉄、ニッケル、銅、クロム、亜鉛及びカルシウムの含有量の合計は300ppm以下が好ましく、100ppm以下がより好ましく、0.3ppm以下が最も好ましい。金属不純物の含有量が前記範囲を超えると、金属不純物によりシリコンウエハが汚染されやすくなる。
ここで、金属不純物によるシリコンウエハの汚染とは、例えば拡散係数が大きい銅等の金属不純物がシリコンウエハ表面に付着したり、研磨時に銅等がシリコンウエハ中に拡散することをいう。この金属汚染されたシリコンウエハからデバイスを形成するときには、シリコンウエハ表面やシリコンウエハ中に拡散した銅等によってショートやリーク等が発生して半導体不良が起きることがある。
研磨用組成物中の成分(B)の含有量は0.1〜50質量%が好ましく、1〜25質量%がより好ましく、3〜15質量%が最も好ましい。成分(B)の含有量が前記範囲未満では十分な研磨速度が得られない。一方、成分(B)の含有量が前記範囲を超えると、研磨用組成物の粘度が過大となってゲル化し、取扱いが困難になりやすい。
成分(C)の塩基性化合物は、シリコンウエハ表面を腐食又はエッチングすることにより、シリコンウエハ表面をケミカル研磨する。塩基性化合物としては、水酸化カリウム(以下、「PHA」という。以下において化合物名の後の括弧内はその略号を示す。)、水酸化ナトリウム(NHA)、炭酸水素カリウム(PCAH)、炭酸カリウム(PCA)、炭酸水素ナトリウム(NCAH)、炭酸ナトリウム(NCA)等の無機アルカリ化合物、アンモニア(A)、水酸化テトラメチルアンモニウム(TMAH)、炭酸水素アンモニウム(ACAH)、炭酸アンモニウム(ACA)等のアンモニウム塩、メチルアミン(MA)、ジメチルアミン(DMA)、トリメチルアミン(TMA)、エチルアミン(EA)、ジエチルアミン(DEA)、トリエチルアミン(TEA)、エチレンジアミン(EDA)、モノエタノールアミン(MEA)、N−(β−アミノエチル)エタノールアミン(AEEA)、ヘキサメチレンジアミン(HMDA)、ジエチレントリアミン(DETA)、トリエチレンテトラミン(TETA)、無水ピペラジン(PIZ)、ピペラジン・六水和物、1−(2−アミノエチル)ピペラジン(AEPIZ)及びN−メチルピペラジン(MPIZ)等のアミン等が挙げられる。これら塩基性化合物は、単独で含有してもよいし二種以上を組み合わせて含有してもよい。
これらの中でも、PHA、NHA、PCAH、PCA、NCAH、NCA、A、TMAH、ACAH、ACA、PIZ、ピペラジン・六水和物、AEPIZ及びMPIZが、シリコンウエハ表面の研磨効率を向上させることができるために好ましい。さらに、PHA、NHA、A、TMAH、PIZ及びピペラジン・六水和物が、金属不純物の含有量が低く金属不純物によるシリコンウエハの汚染が小さいために好ましい。
研磨用組成物中の成分(C)の含有量は、成分(C)がPHA、NHA、PCAH、PCA、NCAH、NCA、A(29質量%水溶液)、TMAH、ACAH、ACA、MA、DMA、TMA、EA、DEA、TEA、EDA、MEA、AEEA、HMDA、DETA又はTETAのときには0.05〜10質量%が好ましく、0.1〜8質量%がより好ましく、0.5〜5質量%が最も好ましい。また、成分(C)がPIZ、AEPIZ又はMPIZのときには0.01〜6質量%が好ましく、0.02〜3質量%がより好ましく、0.2〜1質量%が最も好ましい。成分(C)がピペラジン・六水和物のときには0.005〜3質量%が好ましく、0.01〜2質量%がより好ましく、0.1〜0.5質量%が最も好ましい。
成分(C)の含有量が前記範囲未満では十分な研磨速度が得られない。一方、成分(C)の含有量が前記範囲を超えると、研磨用組成物がゲル化しやすくなるとともに、それ以上研磨速度を向上させることができず、不経済にもなる。さらに、エッチング力が強くなるために、研磨が施されたシリコンウエハ表面に面荒れが発生しやすい。
成分(D)のHEC及びPVAから選ばれる少なくとも一種は、ヘイズレベルを改善する。これは、成分(B)によるシリコンウエハ表面のメカニカル研磨において成分(D)が緩衝剤として作用し、シリコンウエハ表面に形成される微細な凹凸が小さくなるためと推察される。さらに、成分(D)は、シリコンウエハ表面の濡れ性を向上させて研磨後のシリコンウエハ表面の乾燥を防止し、研磨後のシリコンウエハ表面に成分(B)等の異物(パーティクル)が付着するのを抑制することによりLPD(Light Point Defect)を改善する。ここで、LPDとはシリコンウエハの表面欠陥のことであり、研磨が施されたシリコンウエハ表面に付着した異物等に起因している。成分(D)は、ヘイズレベル改善作用が強いとともに、シリコンウエハ表面の濡れ性を向上させる作用が強くLPDをより低減することができるとともにシリコンウエハ表面にシミが発生するのを防止することができるために、HECが好ましい。
HECの平均分子量は300,000〜3,000,000が好ましく、600,000〜2,000,000がより好ましく、900,000〜1,500,000が最も好ましい。一方、PVAの平均分子量は1,000〜1,000,000が好ましく、5,000〜500,000がより好ましく、10,000〜300,000が最も好ましい。また、研磨用組成物中のHECの含有量は0.01〜3質量%が好ましく、0.05〜2質量%がより好ましく、0.1〜1質量%が最も好ましい。一方、研磨用組成物中のPVAの含有量は0.002〜4質量%が好ましく、0.01〜2質量%がより好ましく、0.05〜1質量%が最も好ましい。
HEC又はPVAの平均分子量又は含有量が前記範囲未満では、ヘイズレベルの改善が困難になるとともに研磨後のシリコンウエハ表面の濡れ性を十分に向上させることができない。一方、HEC又はPVAの平均分子量又は含有量が前記範囲を超えると、研磨用組成物の粘度が過大となってゲル化し、取扱いが困難になる。
成分(E)の水は、他の成分を溶解又は分散させる。水は、他の成分の作用を阻害するのを防止するために不純物をできるだけ含有しないものが好ましい。具体的には、イオン交換樹脂にて不純物イオンを除去した後にフィルタを通して異物を除去したイオン交換水や純水、超純水、蒸留水等が好ましい。研磨用組成物中の成分(E)の含有量は、研磨用組成物中の他の成分の含有量に対する残量である。
研磨用組成物は、その他の添加成分として、各種キレート剤、界面活性剤、防腐剤等を含有してもよい。研磨用組成物中のその他の添加成分の含有量は、研磨用組成物の常法に従って決定される。
研磨用組成物は、成分(E)の水に他の成分を混合し、例えば翼式撹拌機による撹拌や超音波分散等によって、各成分を分散又は溶解させることにより調製される。ここで、成分(E)の水に対する他の成分の混合順序は限定されない。また、本発明の研磨用組成物は、実際の研磨工程時に希釈して使用することもできる。前記各成分の含有量は、容易に貯蔵又は輸送等できるように予め比較的高濃度な研磨用組成物を調製する場合について記載したものであり、通常、使用時に成分(E)と同等の水で希釈して使用される。尚、希釈して使用する場合には、研磨用組成物1容量に対する水の配合量は1〜50倍量が好ましく、1〜40倍量がより好ましく、1〜25倍量が最も好ましい。水の配合量が1倍量未満では、研磨用組成物の濃縮の度合いが低いために貯蔵コストや輸送コストが嵩み、不経済となりやすい。一方、50倍量を超えると、研磨用組成物の濃縮の度合いが高すぎるために、希釈前の研磨用組成物がゲル化するおそれがある。
さて、ヘイズレベルを改善する目的で行われる研磨工程において本実施形態の研磨用組成物を用いてシリコンウエハ表面を研磨するときには、シリコンウエハ表面に研磨用組成物を供給しながら研磨パッドをシリコンウエハ表面に押し付けて回転させる。このとき、研磨用組成物は、成分(B)によるメカニカル研磨と成分(C)によるケミカル研磨とによってシリコンウエハ表面を研磨することにより、シリコンウエハに対する研磨速度を向上させることができる。さらに、研磨用組成物は成分(D)によりヘイズレベルを改善し、成分(A)のPO成分によりCOPを改善するとともにEO成分及びPO成分によりヘイズレベルをより改善することができる。
前記の実施形態によって発揮される効果について、以下に記載する。
・ 実施形態の研磨用組成物は(B)及び(C)の各成分を含有し、成分(B)はシリコンウエハ表面をメカニカル研磨するとともに成分(C)はシリコンウエハ表面をケミカル研磨する。このため、研磨用組成物は、シリコンウエハ表面に2種類の研磨を同時に施すことにより、研磨材によるメカニカル研磨のみが行われる従来の研磨用組成物に比べてシリコンウエハに対する研磨速度を向上させることができる。
・ また、研磨用組成物は成分(D)を含有している。このため、研磨用組成物は、成分(D)によりヘイズレベルを改善することができるとともに、研磨後のシリコンウエハ表面の濡れ性を向上させてLPDを改善することができる。
・ 研磨用組成物は成分(A)を含有し、成分(A)はPO成分に比べてEO成分が主に作用する。このため、成分(A)は、シリコンウエハに対する研磨速度を低下させる作用が低いとともに、優れたCOP改善作用及びヘイズレベル改善作用を発揮することができる。このため、研磨用組成物は、成分(A)によりシリコンウエハに対する研磨速度をシリコンウエハ表面の研磨が困難な速度にまで低下させることなく、COP及びヘイズレベルを改善することができる。
・ 成分(A)は、前記一般式(1)中のaとcとの合計は2〜1000が好ましく、bは2〜200が好ましい。さらに、成分(A)は、前記一般式(1)中のEO及びPOの質量比はEO:PO=30:70〜95:5が好ましい。この場合には、EPEにおけるEO及びPOの割合をシリコンウエハ表面の研磨に適した範囲に調整することにより、研磨用組成物はCOP及びヘイズレベルをより改善することができる。
尚、本実施形態は、次のように変更して具体化することも可能である。
・ 前記成分(A)は、前記一般式(1)中のaとcとの合計及びbの値が異なる複数のEPEから構成されてもよいし、一般式(1)中のEO及びPOの質量比が異なる複数のEPEから構成されてもよい。
(試験例1〜11及び比較例1〜8)
試験例1においては、まず成分(A)、成分(B)としてのコロイダルシリカ、成分(C)としてのAの29質量%水溶液及び成分(D)としてのHECを成分(E)の水に混合して研磨用組成物を調製した。研磨用組成物中のコロイダルシリカの含有量は10質量%であり、このコロイダルシリカの20質量%水溶液中における鉄、ニッケル、銅、クロム、亜鉛及びカルシウムの含有量の合計は20ppb以下であった。さらに、コロイダルシリカの平均粒子径は、FlowSorbII2300(micromeritics社製の製品名)で測定されたDSAで35nmであり、N4 Plus Submicron Particle Sizer(Beckman Coulter, Inc.の製品名)で測定されたDN4で70nmであった。また、研磨用組成物中のAの29質量%水溶液の含有量は1質量%であった。加えて、HECの粘度平均分子量は1,000,000であり、研磨用組成物中の含有量は0.3質量%であった。研磨用組成物における(B)及び(E)の各成分以外の組成を表1に示す。
試験例2〜11及び比較例1〜8においては、各成分の種類又は含有量を表1に示すように変更した以外は、試験例1と同様にして研磨用組成物を調製した。尚、表1において、PVAは、数平均分子量が105,000及びけん化度が98%であり、研磨用組成物中の含有量は0.2質量%であった。PEOの粘度平均分子量は300,000であった。PEPは、dとfとの合計が30であり、eの値は5であった。尚、表2において、各成分の含有量は質量%で示す。
そして、試験例1〜11及び比較例1〜8の各例の研磨用組成物に超純水を混合してその体積を20倍にそれぞれ希釈した後、希釈された各例の研磨用組成物を用いてシリコンウエハ表面に下記の研磨条件で研磨を施した。尚、シリコンウエハとしてはケミカルエッチングが施された後にエッヂポリッシュが施された6インチシリコンウエハ(p型、結晶方位<100>、抵抗率0.01Ω・cm未満)を使用し、予備研磨として予め研磨用組成物(GLANZOX−1102;株式会社フジミインコーポレーテッド製)を用いて12μm研磨除去した。
<研磨条件>
研磨装置:片面研磨機(SPM−15;不二越機械工業社製、ウエハホルダ4個)、被研磨物:6インチシリコンウエハ4枚/ウエハホルダ1個、荷重:9.4kPa、定盤回転数:30rpm、ウエハホルダ回転数:30rpm、研磨パッド:Surfin000FM(株式会社フジミインコーポレーテッド製)、研磨用組成物の供給速度:500ml/分(掛け流し)、研磨時間:30分、研磨用組成物の温度:20℃
そして、研磨後のシリコンウエハに純水を用いた10秒間のスクラブ洗浄及びSC−1(アンモニア(29質量%水溶液):過酸化水素(31質量%水溶液):純水=1:1:15(容量比)溶液)洗浄を施した後、シリコンウエハについて下記(i)に関し測定を行った。また、前記シリコンウエハをケミカルエッチングが施された後にエッヂポリッシュが施された6インチシリコンウエハ(p型、結晶方位<100>、抵抗率0.1Ω・cm以上100Ω・cm未満)に変更した以外は前記と同様に予備研磨等の研磨及び洗浄し、シリコンウエハについて下記(ii)〜(iv)に関し測定又は評価を行った。それらの結果を表2に示す。
(i)ヘイズレベル(HL)及び(ii)COP
洗浄後のシリコンウエハにおいて、AMS−AWIS3110(ADE社製の製品名)を用いてヘイズレベルの値及びCOPの数を測定した。
(iii)パーティクル(P)
洗浄後のシリコンウエハにおいて、AMS−AWIS3110(ADE社製の製品名)を用い、大きさが0.08μm以上のパーティクルの数を測定した。そして、パーティクルについて、パーティクルの数が20個未満(○)、20個以上50個未満(△)、50個以上(×)の3段階で評価した。
(iv)シリコンウエハに対する研磨速度(研磨速度)
下記計算式に基づいて研磨速度を求めた。
研磨速度[nm/分]=(研磨前のシリコンウエハの厚み[nm]−研磨後のシリコンウエハの厚み[nm])÷研磨時間[分]
Figure 2005085858
表2に示すように、試験例1〜11においては、ヘイズレベルの値が低いとともにCOPの数が少なく、シリコンウエハに対する研磨速度は高い値となった。このため、各試験例の研磨用組成物は、シリコンウエハに対する研磨速度を向上させるとともにCOP及びヘイズレベルを改善することができた。さらに、各試験例の研磨用組成物はパーティクルについて優れた評価となり、LPDを改善することができた。
一方、比較例1及び4においては、成分(A)を含有しないためにヘイズレベルの値が高く、各試験例に比べてヘイズレベルが悪化した。比較例2及び3においては、成分(A)のEPEではなくPEPを含有するためにヘイズレベルの値及びCOPの数が高く、各試験例に比べてヘイズレベル及びCOPが悪化した。比較例5においては、成分(A)のEPEではなくPEOを含有するためにCOPの数が高く、各試験例に比べてCOPが悪化した。比較例6においては、成分(A)のEPEではなくPEPを含有するとともに成分(D)を含有しないためにヘイズレベルの値及びCOPの数が高く、各試験例に比べてヘイズレベル及びCOPが悪化した。さらに、比較例6においては、成分(D)を含有しないために、パーティクルについて各試験例に比べて劣る評価となった。試験例7及び8においては、成分(A)とPEPとを併用しているために、研磨速度が低下するとともにヘイズレベルの値及びCOPの数が高く、各試験例に比べてヘイズレベル及びCOPが悪化した。さらに、比較例3及び8においては、研磨用組成物中のPEPの含有量が高いためにシリコンウエハに対する研磨速度が0nm/分となり、シリコンウエハ表面を研磨することができなかった。
ここで、図3(a)及び(b)に示すように、前記一般式(1)中のbの値を31とするとともに研磨用組成物中の含有量を0.05質量%としたときのEPEは、POに対するEOの質量比が高くなるに伴い、研磨速度を向上させるとともにヘイズレベル及びCOPが改善することができた。しかし、EOの質量比が100%、即ちPEOのときには、COPは悪化した。また、図4(a)及び(b)に示すように、EOとPOとの質量比をEO:PO=80:20とするとともに研磨用組成物中の含有量を0.05質量%としたときのEPEは、aとcとの合計の減少に伴い、シリコンウエハに対する研磨速度を向上させるとともにCOPを改善することができた。このため、EPEは、その分子量が低くなるに伴い、シリコンウエハに対する研磨速度を向上させることができた。加えて、図5(a)及び(b)に示すように、aとcとの合計を164とするとともにEOとPOとの質量比をEO:PO=80:20としたときのEPEは、研磨用組成物中の含有量が高くなるに伴い、ヘイズレベルを改善することができた。
さらに、前記実施形態より把握できる技術的思想について以下に記載する。
(I)(A)下記一般式(1)で示されるブロック型ポリエーテル、(B)二酸化ケイ素、(C)塩基性化合物、(D)ヒドロキシエチルセルロース及びポリビニルアルコールから選ばれる少なくとも一種並びに(E)水の各成分からなる研磨用組成物。この構成によれば、シリコンウエハに対する研磨速度を向上させるとともにCOP及びヘイズレベルを改善することができる。
HO−(EO)a−(PO)b−(EO)c−H …(1)
(式中、EOはオキシエチレン基を示すとともにPOはオキシプロピレン基を示し、a、b及びcは1以上の整数を示す。)
(II)シリコンウエハ表面のヘイズレベルを改善する目的で行われる研磨工程において、請求項1から3及び上記(I)のいずれか一項に記載の研磨用組成物を用いてシリコンウエハ表面に研磨を施すシリコンウエハの研磨方法。この構成によれば、シリコンウエハに対する研磨速度を向上させるとともにCOP及びヘイズレベルを改善することができる。
(a)及び(c)は研磨前のシリコンウエハ表面を示す要部拡大端面図、(b)はメカニカル研磨が施されたシリコンウエハ表面を示す要部拡大端面図、(d)はケミカル研磨が施されたシリコンウエハ表面を示す要部拡大端面図。 一般式(1)中のEO及びPOの割合と、各研磨速度並びにCOP改善作用及びヘイズレベル改善作用との関係を示すグラフ。 (a)は一般式(1)中のEO及びPOの質量比と、研磨速度及びCOPの数との関係を示すグラフ、(b)は一般式(1)中のEO及びPOの質量比と、研磨速度及びヘイズレベルの値との関係を示すグラフ。 (a)は一般式(1)中のaとcとの合計と、研磨速度及びCOPの数との関係を示すグラフ、(b)は一般式(1)中のaとcとの合計と、研磨速度及びヘイズレベルの値との関係を示すグラフ。 (a)は研磨用組成物中の成分(A)の含有量と、研磨速度及びCOPの数との関係を示すグラフ、(b)は研磨用組成物中の成分(A)の含有量と、研磨速度及びヘイズレベルの値との関係を示すグラフ。

Claims (3)

  1. (A)下記一般式(1)で示されるブロック型ポリエーテル、(B)二酸化ケイ素、(C)塩基性化合物、(D)ヒドロキシエチルセルロース及びポリビニルアルコールから選ばれる少なくとも一種並びに(E)水の各成分を含有する研磨用組成物。
    HO−(EO)a−(PO)b−(EO)c−H …(1)
    (式中、EOはオキシエチレン基を示すとともにPOはオキシプロピレン基を示し、a、b及びcは1以上の整数を示す。)
  2. 前記成分(A)は、一般式(1)中のaとcとの合計が2〜1000であるとともにbが2〜200である請求項1に記載の研磨用組成物。
  3. 前記成分(A)は、一般式(1)中のEO及びPOの質量比がEO:PO=30:70〜95:5である請求項1又は2に記載の研磨用組成物。
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