JP2004502822A - パールインキ、筆記用具、及び方法 - Google Patents

パールインキ、筆記用具、及び方法 Download PDF

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Abstract

パールインキを提供する。インキは、筆記用具において使用するのに適しており、溶媒中のパール顔料の分散体を含む。幾種類かのインキは、消去可能であり及び/又は剪断減粘性である。

Description

【0001】
技術分野
本発明は、パールインキ、筆記用具、及び方法に関し、一層特に剪断減粘性及び/又は消去可能であり、かつ筆記用具において使用することができるパールインキに関する。
【0002】
従来技術
筆記用具、例えばペンやマーカーのような筆記用具において使用されるインキは、水のような溶媒を一種又はそれ以上及び/又は有機溶媒を一種又はそれ以上及び着色剤、典型的には染料又は顔料を含むのが普通である。グラビア又はオフセット印刷用印刷インキのような筆記用具において使用されないいく種類かのインキでは、顔料は、インキで形成されるマーキングに真珠色の又は「パール」シーンを付与する真珠光又はパール顔料である。そのようなパール顔料は、例えば米国特許第3,087,828号に記載されており、同米国特許の開示を本明細書中に援用する。
【0003】
発明の開示
本発明は、筆記用具において使用することができる剪断減粘性及び/又は消去可能なパールインキを提供する。
【0004】
発明の一態様に従えば、筆記用具において使用するためのパールインキは、剪断減粘性添加剤及びパール顔料粒子を溶媒中に分散させて含む。
【0005】
発明の別の態様に従えば、消去可能なパールインキは、溶媒中のパール顔料の分散体を含む。そのインキは、抹消性少なくとも約80%を示す。
【0006】
発明の更なる態様に従えば、剪断減粘性パールインキは、パール顔料、溶媒、及び剪断減粘性添加剤を含み、該顔料は該溶媒中に分散される。そのインキは、剪断減粘指数約0.01〜約0.8を有する。
【0007】
発明のなお別の態様に従えば、基材上にマーキングを形成する方法は、パールインキを収容する筆記用具で基材上にマーキングを作ることを含む。そのパールインキは、剪断減粘性添加剤及びパール顔料粒子を溶媒中に分散させて含む。
【0008】
発明の更なる態様に従えば、基材上にマーキングを形成する方法は、パールインキを収容する筆記用具で基材上にマーキングを作ることを含む。そのパールインキは、溶媒中のパール顔料の分散体を含む。そのインキは、抹消性少なくとも約80%を示す。
【0009】
発明に従う別の態様に従えば、基材上にマーキングを形成する方法は、パールインキを収容する筆記用具で基材上にマーキングを作ることを含む。そのパールインキは、溶媒、剪断減粘性添加剤、及びパール顔料を含む。その顔料は、平均粒子直径約2〜約15ミクロンを有しかつ溶媒中に分散される。
【0010】
発明に従う別の態様に従えば、基材上にマーキングを形成する方法は、パールインキを収容する筆記用具で基材上にマーキングを作ることを含む。そのパールインキは、パール顔料、溶媒、及び剪断減粘性添加剤を含む。その顔料は、溶媒中に分散されかつインキは、剪断減粘指数約0.01〜約0.8を有する。
【0011】
発明に従う別の態様に従えば、筆記用具は、パールインキを収容するリザーバーを含む。そのパールインキは、剪断減粘性添加剤及びパール顔料粒子を溶媒中に分散させて含む。
【0012】
発明に従う別の態様に従えば、筆記用具は、パールインキを収容するリザーバーを含む。そのパールインキは、溶媒中のパール顔料の分散体を含み、そのインキは、抹消性少なくとも約80%を示す。
【0013】
発明に従う別の態様に従えば、筆記用具は、パールインキを収容するリザーバーを含む。そのパールインキは、溶媒、剪断減粘性添加剤、及びパール顔料粒子を含み、顔料は、平均粒子直径約2〜約15ミクロンを有しかつ該溶媒中に分散される。
【0014】
発明に従う別の態様に従えば、筆記用具は、パール顔料、溶媒、及び、剪断減粘性添加剤を含むパールインキを収容するリザーバーを含む。顔料は、溶媒中に分散されかつインキは、剪断減粘指数約0.01〜約0.8を有する。
【0015】
発明のこれらやその他の特徴、態様、及び利点は、下記の記載及び特許請求の範囲の記載によって一層良く理解されることになると思う。
【0016】
好ましい具体例の説明
発明に従えば、基材、例えばペンやマーカーのようなものの上に書くために意図する器具において使用するためのパールインキを開示する。発明のインキは、良好な筆記特性及び魅力のあるパール外観を備える。筆記用組成物又はインキの真珠光沢は、そのインキで形成されるマーキングに深さの外観を与える傾向にある。
【0017】
発明は、一態様では、溶媒中のパール顔料の分散体を含む、筆記用具において使用するためのパールインキを特徴とする。
【0018】
発明のこの態様の実施は、下記の特徴の内の一つ又はそれ以上を含むことができる。溶媒は、水性溶媒系を含む。インキは、剪断減粘性である。インキは、剪断減粘指数約0.01〜約0.8を有する。インキは、剪断速度約1.0sec−1における粘度が200mPa・secよりも高く、剪断速度約100sec−1における粘度が1000mPa・secよりも低い。インキは、消去可能である。インキは、抹消性少なくとも約90%を有する。パール顔料は、フレーク様形態学を有する。パール顔料は、回転半径少なくとも約0.5ミクロンを有する。インキには、実質的に染料が存在しない。インキは、更にパール顔料と異なる色彩効果を有する第二のパール顔料を含む。インキは、更に非パール顔料を含む。パール顔料は、二色顔料を含む。インキは、更に剪断減粘性添加剤を含む。
【0019】
発明は、別の態様では、溶媒中のパール顔料の分散体を含み、抹消性少なくとも約80%を示す消去可能なパールインキを特徴とする。
【0020】
発明のこの態様の実施は、下記の特徴の内の一つ又はそれ以上を含むことができる。パール顔料は、本質的に回転半径少なくとも約0.5ミクロンを有する粒子からなる。溶媒は、水性溶媒系を含む。インキは、剪断減粘性である。インキは、剪断減粘指数約0.01〜約0.8を有する。インキは、抹消性少なくとも約90%を示す。インキには、実質的に染料が存在しない。インキは、更にパール顔料と同じ又は異なる色彩効果を有する第二のパール顔料を含む。インキは、更に非パール顔料を含む。パール顔料は、二色顔料を含む。
【0021】
発明は、それ以上の態様では、溶媒中のパール顔料の分散体を含み、剪断減粘指数約0.01〜約0.8を有する剪断減粘性のパールインキを特徴とする。
【0022】
発明は、なお別の態様では、溶媒中の二色パール顔料の分散体を含むパールインキを特徴とする。
【0023】
発明は、また、発明のインキを収容する筆記用具を使用して基材上にマークする方法も特徴とする。
【0024】
好適なパールインキは、筆記用具において使用する時に、一様なレイダウン、良好な線強さ、良好な線均一性、及び良好な筆記性能を示す。
【0025】
本明細書中で使用する通りの「レイダウン」なる用語は、特定の長さのマーキングを作る際に基材上に付着させるインキの量を言う。好適なパールインキについての典型的なレイダウンは、約0.1〜約15.0mg/mであり;約1.0〜約12.0mg/mであるのが好ましく、約5.0〜約10.0mg/mであるのが最も好ましい。
【0026】
本明細書中で使用する通りの「一様なレイダウン」なる用語は、インキを基材に適用して連続マーキングを作る際のインキの形態学を言い、最少のスキッピング(書かれた線内に空隙がほとんど生じない)、及び均一な厚さ(書かれた線の幅が、線の長さに沿ってほぼ一定である)によって特性表示される。
【0027】
本明細書中で使用する通りの「線強さ」なる用語は、紙のような基材上に作られるマーキングの強さを言う。マーキングの強さは、検出されるトレーシングの平均のグレー値(黒色=0;白色=255)として求めることができる。次いで、平均のグレー値zを有する書込みの強さパーセントを下記として計算する:強さ%=(1−[z/255])×100。代わりに、マーキングの強さは、マーキングが何ら無い基材の記録される反射率(「ブランク反射率」)と基材上のマーキングの反射率(「マーキングの反射率」)との間の差を計算することによって求めることができる。この方法に従えば、マーキングの強さパーセントは、計算された強さの差をブランク反射率に対して標準化し、この値に100を掛けることによって計算される。黒色基準は、100%に等しいマーキングの強さを有する。これらの2つの方法から得られたデータは、匹敵し得る。
【0028】
本明細書中で使用する通りの「線均一性」なる用語は、基材上に作られるマーキングの異なる部分に沿って測定される線強さの標準偏差を言う。線均一性は、一様なレイダウンの尺度として使用することができる。
【0029】
いくつかの好適な実施では、インキは、紙基材から消去可能である。消去可能なパールインキは、Pink Pearlイレーザー(イリノイ、ベルウッド在Sanford Corporation)のような通常のイレーザーによって消去可能であり、良好な筆記性能を備える。例えば、発明に従うパールインキは、約25%よりも大きな、一層好ましくは約30%よりも大きな、最も好ましくは約40%よりも大きな線強さを有する。
【0030】
本明細書中で使用する通りの「抹消性」なる用語は、書かれたトレーシングをイレーザーで除くことによってブランク紙のグレーレベル読みを回復する能力を言う。抹消性パーセントは、下記として計算することができる:抹消性%=(z/z)×100(式中、zは、消去されたセクションの平均のグレー値であり、zは、紙のブランクセクションの平均のグレー値である)。
【0031】
剪断減粘性インキの抹消性は、また、手でぬぐい消して目視観察することによっても評価することができるが、これは、加える圧力や消去する表面のサイズのような人為的な要因をまぬがれない。代わりの一層精確な評価は、紙を筆記用具の下で速度245mm/分で前方に送る標準の筆記テスト法によりトレースを基材に加えることによって実施することができる。紙を取り出し、Sanford(イリノイ、ベルウッド)Pink Pearl鉛筆イレーザー#101(ショアーA34硬度、ASTM D2240)を装備した消去ヘッドを含む消去装置上に置く。消去ヘッドを、トレースを有する紙に荷重380グラム下で適用する。イレーザーは、寸法7mm×3mmの表面を有する。消去ヘッドは、速度75サイクル/分(各々のストロークの長さは50mmである)で往復運動する。各々のトレースに25サイクルの消去を施し、目視観察する又は光度計読みによって等級付けすることができる。一旦筆記用具でトレースを基材に加えたら、加えられたトレースを室温で約5分間空気乾燥させたままにした後に、トレースを消去ヘッドで消去する。光度計読みを、MacBeth PCM II反射率計のような反射率計で記録することができる。この方法に従えば、抹消性は、各々の消去された線の反射率(「消去された線の反射率」)及びマーキングが無い紙の反射率(「ブランク反射率」)を記録し、消去された線の反射率対ブランク反射率の比、すなわちEtot=(消去された線/ブランク)を計算することによって求めることができる。次いで、Etotに100を掛けることによって抹消性パーセントが計算される。これらの2つの方法から得られたデータは、比較し得る。
【0032】
発明のパールインキは、抹消性少なくとも約70%を示すのが典型的であり、約80%よりも大きな抹消性を示すのが好ましく、約90%よりも大きな抹消性を示すのが一層好ましく、約95%よりも大きな抹消性を示すのが最も好ましい。
【0033】
いくつかの好適なインキは、また剪断減粘性でもある。発明に従うそのような剪断減粘性のパールインキは、非ニュートン液体であり、剪断を受ける際に剪断減粘性流動挙動を示す。発明に従う最も好適なインキは、約100sec−1よりも大きな剪断速度において約1000mPa・secよりも大きくない粘度を有する希薄な流動容易な液体になる。パール顔料含有筆記用組成物は、剪断速度約1.0sec−1において粘度200〜20,000mPa・sec、及び剪断速度約100sec−1において粘度10〜1000mPa・secを有するのが典型的である。本発明の抹消性の剪断減粘性パールインキは、少なくとも一種の水分散性剪断減粘性添加剤を水性溶媒系中に分散させて含むのが普通である。
【0034】
好適なパールインキは、紙基材から消去可能でありかつ剪断減粘性である。好適な抹消性、剪断減粘性のパールインキは、剪断減粘性添加剤及びパール顔料を共に水性溶媒系中に分散させて含む。インキは、剪断減粘性添加剤約0.01〜約10重量%、パール顔料約1〜約50重量%、及び水性溶媒系約30〜約99重量%を含むのが典型的である。インキは、剪断減粘性添加剤約0.05〜約5重量%、パール顔料約3〜約25重量%、及び水性溶媒系約60〜約96重量%を含むのが好ましい。インキは、剪断減粘性添加剤約0.1〜約2重量%、パール顔料約5〜約20重量%、及び水性溶媒系約74〜約94重量%を含むのが一層好ましい。
【0035】
パール顔料粒子:
適したパール粒子は、所望の溶媒又はキャリヤー中に分散可能であり、所望の色並びに深さ、光沢、真珠光、金属光沢、及び多色プレーのような特殊なパールタイプの効果をもたらす。更に、パール顔料は、貯蔵する間筆記用組成物中に懸濁されたままであり、書く前に筆記用組成物を混合又は攪拌する必要を最少にし又は無くしさえする。パール顔料は、しばしば効力発生顔料又は真珠箔顔料と呼ばれ、天然パールエッセンス(魚の鱗からのグアニン/ヒポキサンチン結晶)、塩基性炭酸鉛、ヒ酸水素鉛、オキシ塩化ビスマス、及び金属酸化物で被覆されたマイカフレーク及びいくつかの場合には、その他の着色剤を含む。加えて、いくつかのパール顔料は、更にシリカを含むことができる。
【0036】
発明に従う金属酸化物被覆されたマイカパール顔料において使用するための適したマイカ相は、Illite(JCPDSカード#26−0911)である。適した金属酸化物は、二酸化チタン、酸化クロム、酸化コバルト、酸化ニッケル、酸化スズ及び酸化鉄を含む。適した酸化鉄は、ヘマタイトである。望ましい効果を示すパール顔料を生成するのに、マイカ以外の基材を使用することもできる。これらの材料は、板状の形態のタルク、オキシ塩化ビスマス、酸化鉄、二酸化ケイ素、ガラス、グラファイト及び種々の合成マイカを含む。
【0037】
発明に従うパール顔料は、市販されている。好適なパール顔料は、商品名Afflair(ニューヨーク、ホーソーン在EM Industries,Inc.);Timiron、Colorona、Soloron、Dichrona、及びBiron(ニューヨーク、ホーソーン在EM Industries,Inc.のRonaディビジョン);Mearlin、Cellini、Timica、Duocrome、及びMearlite(ニュージャージー、アイセリン在Engelhard Corporation);Flonac(ニュージャージー、ピスカタウエイ在Presperse,Inc.);並びにFiremax(コロラド、デンバー在Rocky Mountain International)で販売される製品を含む。
【0038】
発明に従うマイカベースのパール顔料の構造は、複雑であり、光の干渉、透過、及び吸収によって色の生成を可能にする。観測される光学的性質は、マイカの粒径を変えることにより及び酸化物コーティングの化学組成、結晶度、及び厚さを変えることによって制御することができる。大きなマイカ粒子は、光り輝く、高光沢の顔料を生じ、他方小さなマイカ粒子(直径が15ミクロンよりも小さい)は、つやつやした、低光沢の顔料を生じる。しかし、パール顔料の実際の色は、酸化物層によって制御され、この層の変動は、真珠光沢が、干渉、金属、又は組合せ顔料として分類されるかどうかを決める。
【0039】
干渉パール顔料は、二酸化チタン(TiO)の層をマイカ表面上に付着させているのが典型的である。酸化物層の上面及び底面から反射される光の干渉は、反射角又は鏡面角(また、分光角とも呼ばれる)で色を生じる。この色は、層の厚さに依存し、厚さが増すにつれて、銀色(40〜60nm)、黄色(60〜80nm)、赤色(80〜100nm)、青色(100〜130nm)、及び緑色(130〜160nm)を通して進む。顔料を通して透過される光もまた色を有するが、この色は干渉色に対して補色になる。顔料を観測する時に、色は角度依存し、透過色は後方に拡散して反射されてすべての角度で見え、干渉色は反射角においてだけで見える。干渉顔料を黒色バックグラウンド上に置く又は黒色顔料と混合して干渉色作用が支配するようにする時に、透過色が観測される。
【0040】
酸化鉄(Fe)をマイカ表面上に付着させる時に、金属パール顔料を造ることができる。この場合に、色は、酸化鉄による光吸収から生じ、光干渉は、酸化物層から生じる。色は、層の厚さが増すにつれて、青銅、銅、及び赤褐色に進む。
【0041】
組合せ顔料と呼ばれるその他の適したパール顔料は、その他の顔料又は染料を元の酸化物層の上面上に或は元の酸化物層と同時に沈降させることによって造られる。これらの材料の例は、酸化鉄(Fe又はFe)、酸化クロム(Cr)、チタン酸コバルト(CoTiO)、酸化アルミニウム、シリカ、フェロシアン化第二鉄、紺青、カルミン、及びD&C Red30を含む。組合せ顔料は、干渉作用と吸収作用との両方の混合物である色を生じる。吸収色(有機又は無機着色剤の上色から生じる)が干渉色と同じである時は、生成する顔料は、濃い、光り輝く色を有する。吸収色が干渉色と異なる時は、生成する顔料は、二重色又は二色効果を有する。この状態では、観察される色は、視覚に従って変わり、干渉色は反射角で見え、吸収色は、他のすべての角度で見える。これらの顔料は、「二色顔料」と呼ばれる。そのような顔料は、EM IndustriesのRonaディビジョンから商品名Dichrona及びColoronaで市販されている。
【0042】
パール顔料の形態学は、良好な抹消性及び筆記特性をもたらすように選定する。顔料形態学は、顔料粒子の回転の半径、すなわちシート様粒子をそれの重力の中心の回りに回転させることによって画定される虚球の半径によって規定することができる。顔料粒子は、回転の半径約0.5〜約12.5ミクロンを有するのが好ましく、約1.0〜約7.5ミクロンを有するのが一層好ましい。パール顔料粒子のディメンジョンは、また、平均粒子長さ対平均粒子幅のアスペクト比によって記載することもできる。平均長さと平均幅とは、同じになる又は異なることができる。パール粒子の平均幅は、平均長さよりも小さいのが典型的である。アスペクト比は、約1〜約12にするのが典型的であり、約1〜約7にするのが好ましく、約1〜約3にするのが一層好ましく、約1〜約2にするのが最も好ましい。
【0043】
パール顔料粒子のディメンジョンは、走査電子鏡検法(SEM)を行うことによって確かめることができる。パール顔料粒子は、平均厚さが約1ミクロンよりも薄いのが好ましく;平均厚さが約0.5ミクロンよりも薄いのが一層好ましく;平均厚さが約0.25ミクロンよりも薄いのが最も好ましい。パール顔料粒子は、平均粒子直径約1〜25ミクロンを有するのが好ましく;平均粒子直径は、約2〜約15ミクロンであるのが一層好ましく;平均粒子直径は、約3〜約12ミクロンであるのが最も好ましい。
【0044】
その上に、パール顔料粒子の75%よりも多くが直径約2〜20ミクロンを有するのが典型的であり;パール顔料粒子の85%よりも多くが約2〜20ミクロンであるのが一層好ましく;パール顔料粒子の90%よりも多くが約2〜20ミクロンであるのが最も好ましい。
【0045】
パール顔料粒子のディメンジョンは、粒子を慣用の筆記用具におけるポイント開口部を通過することを可能にしかつ粒子が基材材料の細隙中に侵入するのを制限するように選ぶのが普通である。パール顔料のフレーク様形態学は、顔料粒子を自己集合させる、すなわち基材材料の表面上で基材の細隙中に侵入しないで平らなままにさせる。基材の表面上の自己集合された粒子は、容易に消去されるのに対し、高度に構造化された粒子、例えば樹枝状カーボンブラック、又は非常に小さな粒子は、細隙内で絡み合う傾向にあり、こうして容易に消去されないのが普通である。
【0046】
色の異なる又は同じ二種以上のパール顔料を混合して所望の色効果を得ることができる。顔料が干渉単独から色を派生するならば、その場合、色が加法的に混ざる、例えば青色と黄色とが緑色を生ぜず、代わりに青色顔料対黄色顔料の比に応じて、白色又は一層淡い青色又は黄色を生じる。これより、青色干渉顔料が、所望よりも一層濃い青色であるならば、黄色干渉顔料を加えて色を調節することができる。青色干渉顔料に、干渉及び吸収の両方から色を派生する第二の青色顔料を組み合わせると、ブリリアントブルーの混合物を生じることができる。
【0047】
その他の着色剤:
パール顔料に、また、非パール顔料を混合することもできる。筆記用組成物の抹消性を保つには、非パール顔料は、パール顔料の粒径分布内のフレーク様形態学を有すべきである。許容し得る非パール顔料の例は、グラファイトフレーク、アルミニウムフレーク、及びブラックマイカフレーク(黒色酸化鉄及び二酸化チタンで被覆されたマイカ)を含む。パール筆記用組成物中のフレーク様非パール顔料の濃度は、約0.1〜約20重量%であるのが典型的であり、約0.5〜約15重量%であるのが一層好ましく、約1〜約10重量%であるのが最も好ましい。筆記用組成物中のフレーク様非パール顔料対パール顔料の好適な比は、約1:1〜約1:30である。
【0048】
染料や非フレーク様顔料のようなその他の着色剤は、抹消性のパール筆記用組成物用に適していない。そのような着色剤は、染料の場合に紙基材を汚すか又は非フレーク様顔料の場合に紙基材によって閉じ込められるようになる傾向にある。両方の相互作用は抹消性に対して負の作用を有する。唯一の例外は、基材色と同じ色を有する非フレーク様顔料になり得る。好適な筆記用組成物が含有する染料及び非フレーク様顔料は、約0.1重量%よりも少ないのが普通であり、最も好適な筆記用組成物は、これらの着色剤を何ら含有しない。
【0049】
パール顔料を非パール顔料と混合する時に、生じる色は、実験的に求められるのが普通である。しかし、非パール顔料が黒色(例えば、グラファイト又はブラックマイカ)であるならば、色結果は、予測することができる。
【0050】
例えば、パール顔料がバイオレット干渉顔料で、これに黒色を混合するならば、色は、黒色が散乱光を吸収するにつれて、一層濃いバイオレットになると認められる。(例えば、下記の例セクションにおける表2中の例1A及び1Bを参照。)パール顔料が二色顔料で、これに黒色を混合するならば、色は、黒色が吸収顔料から散乱光を吸収するにつれて、二色効果(吸収顔料により、主色)から干渉色によって支配される色に変わると認められる。赤色/青色パール顔料(二酸化チタン層を有するカルミン)については、感知される色は、黒色を加えるにつれて、紫がかったピンクから濃い青みをおびた紫に変わる。(例えば、下記の表2中の例2A及び2Bを参照。)同様に、パール顔料が干渉干渉色及び干渉色の両方を生じる酸化物層を有するならば、黒色顔料を加えると、混合物を干渉色によって支配される色に変えさせる。黒色を赤色パール顔料(赤色酸化鉄層)に加えると、色を茶色がかった赤色から赤味をおびた紫に変わると認められる。(例えば、下記の表2中の例3A及び3Bを参照。)
【0051】
本明細書中で使用する通りの「非パール顔料」及び「非パール顔料粒子」なる用語は、発明に従うパール顔料無しで使用する時に、書かれたマーキングにパール外観を与えないそれらの材料を包含することを意味する。
【0052】
滑らかな粒子:
また、筆記用具のポイントにおいて遭遇される小さなチャンネルを通る組成物の流動性を高めるために、パール顔料に滑らかな粒子を混合することもできる。パール顔料は、プレート様であることから、流れがあまりにのろい又はあまりに収縮性である時に、互いの上面上に積み重なって不規則な積み重ねを形成し得る。これらのプレートレット(小板)堆積が別のプレートレット、別のプレートレット堆積、又は一般に不規則な表面に接触する時に、プレートレット堆積は、筆記用具を捕らえ又はしばしば筆記用具内に捕捉され、インキ流れを妨げる、或は最も悪い場合には、インキを流れさせないようにし得る。このプレートレット堆積相互作用が起きる時に、筆記用組成物は、使用者にとってざらついた感じがし、筆記性能は、円滑でもなくまた一貫してもいない。滑らかな粒子を加えると、パール粒子が接触しかつ滑らかに動く円滑なかつ滑りやすい表面をもたらし、それらが他の粒子及び表面を動き回るのを助成する。滑らかな粒子は、また、それらのサイズ、形状、又は物質の性質により、プレートレットの堆積パターンを混乱させる。総括的な結果は、非常に円滑な感じがする筆記用組成物である。加えて、滑らかな粒子は、ポイントの内面上の摩耗を最少にすることができる。
【0053】
好適な滑らかな粒子は、ポリテトラフルオロエチレン、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリメチルメタクリレート、ナイロン、改質ポリエチレン、改質ポリアミド、及びこれらの材料の種々のブレンドを含み、これらに限定しない。粒子は、微粉化又は球形粉末として、乾燥して又は水中に分散されてのいずれかで市販されている。滑らかな粒子をパール筆記用組成物にあまりに多く加えるならば、色の強さは鈍くなり;加える粒子があまりに少ないならば、筆記性能は、影響されないままである。パール筆記用組成物は、滑らかな粒子を約0.1〜約20重量%含むのが典型的であり;パール筆記用組成物は、滑らかな粒子を約0.5〜約15重量%含むのが好ましく;パール筆記用組成物は、滑らかな粒子を約1〜約10重量%含むのが最も好ましい。
【0054】
滑らかな粒子は、平均粒子直径約0.1〜約30ミクロンで利用可能である。平均粒径は、通常、パール顔料の平均粒径よりも大きなものにすべきでない。滑らかな粒子についての好適な平均粒子直径は、約15ミクロンよりも小さく、最も好適な平均直径は、約10ミクロンよりも小さい。これらの粒子は、紙基材と同じ色(色が白色又はオフホワイト)であることから、それらは、筆記用組成物の抹消性に悪影響を与えないで、紙(特に、ミクロン以下のもの)の上又は中に残ることができる。
【0055】
発明に従う滑らかな粒子は、市販されている。好適な滑らかな粒子は、商品名Microslip、Micropoly、Microsilk、及びGanzpearl(ニュージャージー、ピスカタウエイ在Presperse,Inc.);Fluoropure、Fluorotouch、Hydropure、及びNanoflon(ニュージャージー、デイトン在Shamrock Technologies,Inc.);並びにPolymist(ニュージャージー、トロフェア在Ausimont USA,Inc.)で販売される製品を含む。
【0056】
それ程に好適とは言えない滑らかな粒子は、グラファイトのようなミネラル粉末を含む。これらのミネラル粉末粒子が、グラファイトの場合のように、暗色であるならば、それらがパール顔料と同じ近似したサイズ範囲内のプレート様粒子でないならば、それらは筆記用組成物の色を変えることになり、かつ抹消性に負の影響を与えることになる。例えば、適正なサイズ分布を有するフレークグラファイトを含むパールインキ配合物は、筆記用組成物の抹消性を保つことになり、かつ一層円滑な感じがすることになる。しかし、更なる滑らかなポリマー粒子を配合物に加えるならば、筆記用組成物の平滑度は、更に増進されることになる。
【0057】
剪断減粘性添加剤:
適した剪断減粘性添加剤は、分散されるパール顔料粒子と共に水性溶媒中に混和し得又は分散し得、剪断減粘指数(n)約0.01〜約0.8、好ましくは約0.05〜約0.60、最も好ましくは約0.1〜約0.3を有する抹消性の、剪断減粘性のパールインキをもたらす。剪断減粘指数(n)は、流動学的測定から得られる剪断応力(τ)及び剪断速度(γ)値を、実験指数法則式:τ=Kγ(式中、係数(K)は、定数である)に適合させることによって求められる。Kの精確な値は、テストする組成物に依存する。剪断減粘指数は、また、米国特許第4,671,691号にも記載されており、同米国特許の開示を本明細書中に援用する。剪断応力値は、0.5sec−1から100sec−1に継続して測定し、指数法則モデルに適合させて剪断減粘指数を求める。剪断減粘測定は、デラウエア、ニューキャッスルに立地するTA Instrumentsから入手可能なCarri−Med Rheometer CSL−500のような流動計で実施することができる。
【0058】
適した剪断減粘性添加剤は、静止で又は低い剪断速度で濃化粘稠液である抹消性の、剪断減粘性のパールインキをもたらす。粘度は、剪断速度が増大するにつれて、低下するのが普通である。抹消性の、剪断減粘性のパールインキは、剪断速度約1.0sec−1において粘度200〜20,000mPa・secを有するのが典型的であり;剪断減粘性のパールインキは、剪断速度約1.0sec−1において粘度1000〜18,000mPa・secを有するのが好ましく;剪断速度約1.0sec−1において粘度2000〜15,000mPa・secを有するのが最も好ましい。抹消性の、剪断減粘性のパールインキは、剪断速度約100sec−1において粘度10〜1000mPa・secを有するのが典型的であり;剪断減粘性のパールインキは、剪断速度約100sec−1において粘度30〜700mPa・secを有するのがのが好ましく;剪断減粘性のパールインキは、剪断速度約100sec−1において粘度50〜500mPa・secを有するのがのが最も好ましい。その結果、剪断減粘性添加剤は、剪断減粘指数(n)約0.01〜約0.8、剪断速度約1.0sec−1において200mPa・secよりも大きな粘度、及び100sec−1を超える剪断速度において約1000mPa・secよりも低い粘度を有する抹消性の、剪断減粘性のパールインキをもたらす。
【0059】
適した剪断減粘性添加剤は、基材材料、例えば紙であって、それらの上に抹消性の、剪断減粘性のパールインキを使用するものと、抹消性に悪影響を与えるであろうように有意の程度には相互作用しない。適した剪断減粘性添加剤は、スメクタイト(ベントナイト及びヘクトライト)のようなクレー及びオルガノクレー、典型的には長鎖有機カチオン基で改質されたスメクタイトを含み、これらに限定しない。「スメクタイト」なる用語は、主に水和珪酸ナトリウムカルシウムアルミニウムで構成される非金属性クレーの系統を言い、ベントナイト及びヘクトライトを含む。スメクタイトについての俗名は、モンモリロナイト又はナトリウムモンモリロナイト(「ナトリウムベントナイト」又は「ワイオミングベントナイト」)及びスウェリングベントナイト(「ウエスターンベントナイト」)を含む。ベントナイトは、複八面体スメクタイト群の自生の、コロイド状の水和非金属性ミネラルであり、主にミネラルモンモリロナイトで構成され、グリット及び非膨潤性鉱石成分を除くように処理加工されている。ヘクトライトは、三八面体スメクタイト群の自生の、コロイド状のミネラルであり、主に珪酸ナトリウムマグネシウムリチウムで構成される。ヘクトライトは、グリット及び不純物を除くように処理加工されるのが典型的である。Bentone MAのようなクレー及びBentone 34のようなオルガノクレーは、ニュージャージー、ハイツタウン在Rhenox,Inc.から入手し得る。
【0060】
その他の適した剪断減粘性添加剤は、水分散性ガム又は樹脂を含み、これらは、天然か又は合成のいずれかにすることができる。天然ガムは、海藻エキストラクト、植物浸出液、種子又は根ガム及び微生物学的に発酵されたガムを含む。セルロース又はデンプンの改質された変種のような合成ガムは、プロピレングリコールアルギネート、カルボキシメチルイナゴマメガム及びカルボキシメチルグアーを含む。多数の水分散性ガムは、また、それらの構造が反復糖単位からなることから、多糖類としても記載することができる。水分散性ガムの例は、下記を含み、これらに限定しない:キサンタンガム(カリフォルニア、サンディエゴ在Kelco Biopolymersによって造られるKeltrol及びKelzan)、カルボキシメチルセルロース(デラウエア、ウイルミントン在Hercules Incoporatedによってナトリウム塩であるBlanoseとして販売される)、ヒドロキシエチルセルロース(Herculesによって製造されるNatrosol;コネチカット、ダンベリー在Union Carbide Corporationによって製造されるCellosize)、ナトリウムアルギネート及びアルギン酸のその他の塩、カッパ、イオータ及びラムダカラゲーナン(赤色海藻から抽出される硫酸化多糖類)、アラビアゴム(アラビン酸の混合塩)、カラヤゴム(アセチル化多糖類)、トラガカントゴム(酸性多糖類の複合混合物)、ガッチゴム(複合多糖類のカルシウム及びマグネシウム塩)、グアーガム(直鎖ガラクトマンナン)及びその誘導体(ニュージャージー、クランベリー在Rhodia Inc.によって製造されるJagar)、イナゴマメガム(枝分れガラクトマンナン)、タマリンドガム、オオバコ種子ガム、マルメロ種子ガム、カラマツガム、ペクチン及びその誘導体、デキストラン、ヒドロキシプロピルセルロース(Herculesによって製造されるKlucel)、セルロースエーテル(ミシガン、ミッドランド在Dow Chemical Companyによって製造されるMethocel)並びにこのタイプのその他の水溶性ガム。
【0061】
その他の適した剪断減粘性添加剤は、ノースカロライナ、シャルロット在BFGoodrichによって商品名Carbopol、例えばCarbopol 934、940、及び941で販売される、ポリアルケニルポリエーテルで架橋されたアクリル酸の高分子ホモ−及びコポリマーを含む。Carbopolホモポリマーは、アリルスクロース又はアリルペンタエリトリトールで架橋されたアクリル酸のポリマーであり、Carbpolコポリマーは、長鎖(C10〜C30)アルキルアクリレートによって改質されかつアリルペンタエリトリトールで架橋されたアクリル酸のポリマーである。Carbopolポリマーは、またCarbomerとも呼ばれ、約350,000〜約5,000,000の高い分子量を有するのが典型的である。
【0062】
水性溶媒系:
パールインキの水性溶媒系は、極性溶媒系であって、その中で、水が主溶媒であるものである。水性溶媒系は、水単独からなることができるが、筆記用具のポイントにおける乾燥を抑制しかつパールインキを低い温度で凝結させないのに有用なその他の水溶性有機溶媒を水性溶媒系に入れることができる。パールインキは、水溶性有機溶媒1〜40重量%を含むのが典型的である。パールインキは、水溶性有機溶媒5〜30重量%を含むのが好ましい。パールインキは、水溶性有機溶媒約8〜25重量%を含むのが最も好ましい。水溶性有機溶媒をあまりに多くパールインキに加えるならば、書かれたマークは、乾燥するのに一層時間がかかり、抹消性が一層悪くなり、筆記特性が一層不良になり(むらのある線強さ)、かつ剪断減粘剤の配合物への溶解度が影響され得る。
【0063】
水性溶媒系は、水対水溶性有機溶媒の比によって記載することができる。例えば、極性溶媒系は、水と水溶性有機溶媒との1:1混合物にすることができる。水対水溶性有機溶媒の比は、有機溶媒1部当たり約0.5〜約25部にするのが典型的である。水対水溶性有機溶媒の比は、有機溶媒1部当たり約1〜約20部にするのが好ましい。水対水溶性有機溶媒の比は、有機溶媒1部当たり約2〜約10部にするのが最も好ましい。水対水溶性有機溶媒の好適な比は、一層良好な抹消性及び一様なレイダウンや線強さのような筆記特性に至るのが普通である。
【0064】
水溶性有機溶媒の例は、グリコール、多価アルコール、グリコールエーテル、グリコールエーテルエステル、アミン、アミド、及びアルカノールアミドを含み、これらに限定しない。水溶性有機溶媒のその他の例は、ニュージャージー、グレンロック在The Manufacturing Confectioner Publishing Co.,McCutcheon’s Volume 2:Functional Materials,North American Editionに見出すことができ、同文献の開示を本明細書中に援用する。グリコールの例は、エチレングリコール、ジエチレングリコール、プロピレングリコール、トリエチレングリコール、ポリエチレングリコール、及びポリプロピレングリコールを含み、これらに限定しない。多価アルコールの例は、ソルビトール、グリセロール、ジグリセロール、及びトリグリセロールを含み、これらに限定しない。グリコールエーテルの例は、エチレングリコールモノフェニルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテル、及びジプロピレングリコールモノメチルエーテルを含み、これらに限定しない。適したグリコールエーテルエステルの例は、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテートを含み、これらに限定しない。アミンの例は、エタノールアミン、ジエタノールアミン、及びトリエタノールアミンを含み、これらに限定しない。アミドの例は、尿素及びチオ尿素を含み、これらに限定しない。アルカノールアミドの例は、Acetamide MEA(コネチカット、グリニッジ在Witco Corporation)及びSchercomid AME−70(ニュージャージー、クリフトン在Scher Chemicals,Inc.)を含み、これらに限定しない。
【0065】
分散剤:
加えて、筆記用組成物におけるパール顔料及びその他の顔料粒子の密度及びサイズは、粒子をパールインキ中に分散させるのに一種以上の有効な分散剤を使用することを必要とする。そのような分散剤は、電荷を有しても又は有しなくてもよく、かつパール顔料及び/又は顔料粒状表面に結合される「定着基」を有するポリマー鎖を含む水溶性ポリマーである。ポリマー鎖の未結合部分が十分に溶媒和される時に、それは、粒子の溶媒系への分散を安定化させるのを助成する。分散剤は、また、抹消性の剪断減粘性組成物の乾燥時間を短縮するのにも用いられる。パールインキは、一種以上の適した分散剤約0.01〜約5重量%を含むのが典型的であり;パールインキは、一種以上の分散剤約0.02〜約4重量%を含むのがのが好ましく;パールインキは、一種以上の分散剤約0.05〜約2重量%を含むのがのが最も好ましい。十分な量の一種以上の分散剤を含有しない組成物は、不良な筆記性能(先からの流動性低下又は流動性が無い)を示し得、かつ経時的に及び/又は高い温度で不良な安定性を示し得る。
【0066】
適した分散剤の例は、下記を含み、これらに限定しない:Disperbyk−192(コネチカット、ワリンフォード在BYK−Chemie USA)のような非イオン系コポリマー、Disperbyk−190及びDisperbyk−191(コネチカット、ワリンフォード在BYK−Chemie USA)のようなアニオン系コポリマー、Solsperse 40000及びSolsperse 41090(ノースカロライナ、シャルロット在Avecia Pigments & Additives)のようなアニオン系リン酸塩化アルコキシル化ポリマー、Pecosil PS−100及びPecosil PS−150(ニュージャージー、ソマービル在Phoenix Chemicals,Inc.)のようなアニオン系ジメチコーンコポリマーホスフェート並びにデラウエア、ウイルミントン在Uniquemaから入手し得るZephrym PD2434、Zephrym PD2630、Zephrym PD2678、及びZephrym PD3076のようなその他のポリマー。
【0067】
湿潤剤:
配合物は、むらのない書かれた線を生じるために、筆記用具のボールを容易に湿潤させなければならない。その上に、配合物は、また、紙を、書かれたマークが、溶媒を紙の中に吸収することによって速く乾燥するように湿潤させなくてもならない。好適な湿潤剤は、アニオン系か又は非イオン系のいずれかにすることができる。パールインキは、一種以上の適した湿潤剤約0.01〜約5重量%を含むのが典型的であり;パールインキは、一種以上の湿潤剤約0.02〜約4重量%を含むのが好ましく;パールインキは、一種以上の湿潤剤約0.05〜約2重量%を含むのが最も好ましい。
【0068】
適した湿潤剤の例は、下記を含み、これらに限定しない:Ethfac 324及びEthfac 361(サウスカロライナ、グリーンビル在Ethox Chemicals,LLC)のようなアニオン系ホスフェートエステル、Emcol 4100M(コネチカット、グリニッジ在Witco Corporation)及びTriton GR−5M(コネチカット、ダンベリー在Union Carbide Corporation)のようなアニオン系スルホスクシネート、Emerest 2634及びEmerest 2646(オハイオ、シンシナティー在Cognis Corporation)のような非イオン系エトキシル化脂肪酸、Brij 58、Brij 98、Renex 20、Renex 36及びSynthrapol KB(デラウエア、ウイルミントン在Uniquema)のような非イオン系エトキシル化アルコール、並びにBYK−345、BYK−348、BYK−307及びBYK−333(コネチカット、ワリンフォード在BYK−Chemie USA)のような非イオン系ポリエーテル改質されたポリジメチルシロキサン。
【0069】
防腐剤:
多糖類ガムで増粘された剪断減粘性のパールインキは、バクテリアや菌類の増殖を防ぐために一種以上の防腐剤を使用することを必要とする。好適な薬剤は、広い範囲の殺生剤である1,2−ベンゾイソチアゾリンー3−オンであり、商品名Proxelで溶液又は分散液として販売される。適した防腐剤の例は、Proxel GXL、Proxel BD20、及びProxel XL2(デラウエア、ウイルミントン在Avecia Biocides)を含み、これらに限定しない。発明に従う剪断減粘性のパールインキは、防腐剤生成物中に有効成分0.01〜0.05重量%を含むことができる。その他の防腐剤は、カリウムソルベート、ナトリウムベンゾエート、ペンタクロロフェニルナトリウム、及びナトリウムジヒドロアセテートを含み、これらに限定しない。
【0070】
被膜形成剤:
書かれた材料の汚れが心配であるなるならば、被膜形成剤を少量加えることができる。汚れは、レイダウンが増大しかつ粒径が大きくなるにつれて、増大する傾向にある。しかし、被膜形成剤の濃度が増大するにつれて、筆記用組成物の抹消性が減少する。終局的に、十分な被膜形成剤を筆記用組成物に加えて筆記用組成物を非抹消性にさせることができる。発明に従う筆記用組成物において使用するための適した被膜形成剤の例は、Avalure AC 120及びAvalure 122のようなアクリル系コポリマー、並びにAvalure UR 425及びAvalure 450のようなポリウレタン分散体(これらのすべては、オハイオ、クリーブランド在 BF Goodrich Performance Materialsから入手し得る)を含み、これらに限定しない。
【0071】
その他の添加剤:
発明に従う剪断減粘性のパールインキは、また、当分野で良く知られているその他の添加剤、例えば脱泡剤、腐食抑制剤、滑剤を含むこともできる。
【0072】
加えて、組成物のpHを調整して筆記用組成物の安定性及び筆記特性を増大させることができる。例えば、抹消性の、剪断減粘性のパールインキの安定性は、組成物のpHを、例えば酸又は塩基を加えることによって約5〜約9に調整することによって高めることができる。パール顔料筆記用組成物のpHは、約7〜約9にするのが一層好ましく、パール顔料筆記用組成物のpHは、約7〜約8にするのが最も好ましい。
【0073】
筆記用具:
抹消性の、剪断減粘性組成物を排出する適した筆記用具は、従来のボールペンを含み、これらに限定しない。発明に従う組成物で使用するための適したボールペンの先端は、直径0.3〜2.0mmを有するボールを有する。ボールは、筆記用組成物を収容する流体リザーバーと直接接触する。ポイント開口とボールとの間の隙間は、発明に従う抹消性の、剪断減粘性のパールインキのパール顔料が、ポイントを通過するのを可能にする程のサイズにしなければならない。隙間は、少なくとも約100ミクロンであるのが好ましく;少なくとも約25ミクロンであるのが一層好ましい。ボールは、焼結硬質合金、セラミックス、及び樹脂を含む材料群から造られる。ポイント材料は、ステンレススチール、ニッケル銀、黄銅、及び成形された樹脂を含む材料から選択される。ポイントは、また、スプリングを収容することができ、スプリングはボールと接触してボールをポイントの前部の内縁に対して、筆記の力がボールを後方に押すまで、圧する。そのようなスプリングを有するボールペンは、米国特許第5,929,135号に記載されており、同特許の開示全体を本明細書中に援用する。筆記用組成物に関して使用することができるボールペン(スプリングを持たない)のその他の例は、PaperMate Gell Stickペン(イリノイ、ベルウッド在Sanford)及び単一ボールSignoインキゲルペン(三菱鉛筆株式会社、日本)である。
【0074】
発明は、下記の例に照らすと一層良く理解することができ、下記の例は、発明の実施を例示するものと意図し、発明の範囲をいささかも制限することを意味しない。
【0075】
例1
パールインキ配合物
パール顔料インキは、表1に挙げる成分を含有するベースで造った。その他の成分もまた、このベース混合物用に使用することができる。
【0076】
【表1】
Figure 2004502822
【0077】
【表2】
Figure 2004502822
【0078】
38ミクロン(0.0015インチ)未乾燥塗膜を、BYK−Gardnerドローダウン機(メリーランド、コロンビア在BYK−Gardner USA)を使用して60−lb(21kg)紙のシートの端から端まで自動的に塗布した。乾燥した後に、各々のインキの色を観察して、下記の通りであった:
【0079】
【表3】
Figure 2004502822
【0080】
例2
剪断減粘性のパールインキについての更なる配合物
サンプルを、表4に掲記する成分重量パーセンテージに従って15〜30mLの少量で配合した。混合手順を、初めにプロピレングリコール、キサンタンガム及び総水2mLを除くすべての配合剤を50mLポリプロピレン遠心管中で一緒にすることによって実施した。管に蓋をかぶせ、手動で振盪した。次いで、管をVortex−Genie 2ミキサー(ペンシルバニア、ピッツバーグ在Fisher Scientific Company)に5分の高速渦流の間水平に取り付けた。プロピレングリコール及びキサンタンガムを第二の管中で一緒にした。第二の管を手動で振盪して、キサンタンガムを確実にプロピレングリコール中に分散させた。5分の高速渦流の後に、第一の管の内容物を第二の管に加えた。残りの2mLの水を第一の管に加え、第一の管に再び蓋をかぶせ、良く振盪した。次いで、第一の管のすすぎ水を第二の管に加えた。第二の管に蓋をかぶせ、手で振盪し、次いでミキサー装置に水平に取り付けた。15mLサンプルについて、管を5分間渦巻きさせ、その点で混合を中断して側面をPasteurピペットでかき落とした。次いで、管を更に10分間渦巻きさせた。30mLサンプルについて、管を初めに10分間渦巻きさせ、その点で混合を中断して側面をPasteurピペットでかき落とした。次いで、管を更に15分間渦巻きさせた。渦巻きを完了した後に、管を遠心機(IEC PR−7000M、マサチューセッツ、ニードハムハイツ在International Equipment Company)に入れ、100Gで1.5分間回転させて気泡の放出を助成した。次いで、管を24時間を超えない期間の間乱されないで放置した。剪断減粘性組成物を使用する前に、管を必要に応じて100Gで1.5分間遠心分離した。
【0081】
表4に挙げる配合物において、パール顔料(ニューヨーク、ホーソーン在EM Industries,Inc.;及びEM Industries,Inc.のRonaビジネスユニット)は、予め実験室で篩い分けしておき、5〜15ミクロンカットからのものであった(例4を参照)。グラファイトフレークは、Micro 790(ニュージャージー、アズベリー在Asbury Graphite Mills)で、これをHosokawa Micron Powder Systems(ニュージャージー、サミット)によって処理加工して平均直径7.8ミクロン(標準偏差=3.7ミクロン)で、約0.1容積%が20ミクロンよりも大きくかつ約2容積%が2ミクロンよりも小さくしておいた。滑らかな粒子は、平均粒径5.0〜6.0ミクロンを有するMicroslip 519微粉化ポリテトラフルオロエチレン粉末(ニュージャージー、ピスカタウエイ在Presperse,Inc.)であった。剪断減粘性添加剤は、キサンタンガム(Keltrol CG、カリフォルニア、サンディエゴ在Kelco Biopolymers)であり、分散剤及び湿潤剤は、Disperbyk D−192及びBYK−345(コネチカット、ワリンフォード在BYK−Chemie USA)並びにEmerest 2646(オハイオ、シンシナティー在Cognis Corporation)であり、防腐剤は、Proxel GXL(デラウエア、ウイルミントン在Avecia Biocidesからのジプロピレングリコール及び水中の19.3重量%溶液)であり、水溶性有機溶媒は、プロピレングリコール(ペンシルバニア、ピッツバーグ在Fisher Scientific Company)であり、水は脱イオン水であった。
【0082】
【表4】
Figure 2004502822
【0083】
【表5】
Figure 2004502822
【0084】
【表6】
Figure 2004502822
【0085】
例3
剪断減粘性のパールインキについての指数法則パラメーター
各々のサンプルの見掛け粘度(μ)を、Carri−Med CSL−500 Rheometer(デラウエア、ニューキャッスル在TA Instruments)によって25℃において求めた。その計測器は、直径4cm及び角度2度を有するステンレススチール円錐を有するコーンアンドプレート幾何学を用いたものであった。少量のサンプル(0.7mL)を、3分で0.05〜1000sec−1の間で増減する剪断速度(γ)において69ミクロンの間隙の範囲内で剪断した。剪断速度(γ)は、円錐を駆動するのに要するトルクから求め、見掛け粘度は、μ=τ/γ(式中、μは、単位がPa・secであり、τは、単位がN・m−2であり、γは、単位がsec−1である)から計算した。
【0086】
各々のサンプルについて、測定された粘度は、2つのパラメーターOstwald−de Waele又は指数法則モデルμ=Kγn−1(式中、nは、流動性挙動指数(又はn<1の時に、剪断減粘指数)であり、Kは、指数法則係数(kg・m−1・secn−2)である)を使用して剪断速度に適合した。指数法則モデルは、1又は2オーダーの大きさの範囲にわたる中間剪断速度において剪断減粘性流体(n<1)について良好な適合をもたらす。そのモデルは、非常に低い又は非常に高い剪断速度において粘度を良好に表さない。
【0087】
表4のサンプルについてのデータを調べた後に、指数法則モデルは、剪断速度1.0〜100sec−1の間で粘度に適合した。結果のK及びnの値を、剪断速度1.0sec−1、30sec−1、及び100sec−1についての計算した見掛け粘度の値と共に表5に挙げる。R平方値は、表5に挙げるすべての回帰について0.99よりも良好であった。
【0088】
【表7】
Figure 2004502822
【0089】
例4
パール顔料の篩い分けする前後の粒径
筆記用組成物を、メーカー(ニューヨーク、ホーソーン在EM Industries,Inc.、EM Industries,Inc.のRonaビジネスユニット)から直接得られたパール顔料を用いて表4に従って配合した。ペン替芯を、組成物で、金属性ゲルインキ用の商用の1mmステンレススチールポイントを使用して作った。各々のサンプル約1mLを、注入器によって替芯チューブの開放端(他方の端をポイントによって閉止した)に加えた。グリース(44−21−A、カリフォルニア、サンティー在National Ink,Inc.)のプラグをサンプルの上面に加えた。生成した替芯を、300Gで1.5分間遠心分離した後に使用した。
【0090】
赤色及び金色組成物は、飛びの例がほとんどなく比較的に平滑に書けた。替芯は、第一日よりも過ぎて書け続けた。青色及び緑色組成物は、非常にざらついた感じでかつ一貫性のない線品質で書けた。替芯は、翌日までに書けなくなった。メーカーからの資料は、赤色及び金色顔料についての粒径分布(5〜25ミクロン)が、青色及び緑色顔料についての粒径分布(10〜60ミクロン)に比べて小さいことを示した。
【0091】
次いで、すべてのメーカー顔料を、5−、15−、及び20−ミクロン篩を有するGilSonic Autosiever Model GA−6(オハイオ、ルーイスセンター在Gilson Company)を使用して篩い分けした。5−ミクロン篩と15−ミクロン篩との間に残る顔料粒子を使用して配合物を再び造った。これらの組成物で替芯を加工して評価した。すべての場合において、筆記特性は、赤色及び金色組成物についてはほぼ同じであるか又はわずかに改善されるのが認められ、青色及び緑色組成物については非常に大きく改善されるのが認められた。すべての組成物に関して、筆記は円滑でありかつ一貫しており、替芯は、第一日よりも過ぎて書け続けた。
【0092】
メーカー顔料及び篩い分けした顔料を用いた筆記用組成物のサンプルを、光学顕微鏡によって透過光下で倍率400×(Eclipse ME600、ニコン株式会社、日本)で観察するために調製した。画像を、画像分析(Optimas Version6.5、メリーランド、シルバースプリング在Media Cybernetics)によって特性表示し、結果を表6にまとめる。「A」で終わるサンプル名は、メーカーからのものであり、「B」で終わるサンプル名は、篩い分けしたものである。
【0093】
総括的に、赤色及び金色顔料は、最も小さい平均直径を有し、篩い分けする前後でほとんど変化がない。平均粒子直径は、約7〜8ミクロンの間に入り、標準偏差約4ミクロンである。20ミクロンよりも大きな粒子は、約0.4%よりも少ない。平均アスペクト比(主軸/幅)は、約1.6であり、1〜6の範囲である。
【0094】
青色及び緑色顔料は、赤色及び金色顔料に比べてずっと大きな粒子であり、篩い分けによって有意の変化を示す。メーカーサンプル(3A及び4A)は、平均粒子直径13〜18ミクロンを有し、標準偏差約10ミクロンである。20ミクロンよりも大きな粒子は、約24%以上である。最も悪い場合は、青色顔料であり、これは、20ミクロンよりも大きな粒子を39%有しかつ最大直径約80ミクロンを有する。加えて、青色顔料は、いくつかの粒子が、11に近いアスペクト比を有する。
【0095】
青色及び緑色顔料は、篩い分けした後に(3B及び4B)、平均粒子直径が低減されて約10〜12ミクロンに、標準偏差約6ミクロンになる。また、20ミクロンよりも大きな粒子は、13%以下であり、観測される最も大きな粒子は、両方の顔料について約30ミクロンである。アスペクト比は、赤色及び金色顔料とほぼ同じである。
【0096】
粒径に関するこれらの画像分析結果は、パール顔料を在来の金属性ゲルポイントをかなり平滑に通して流れさせるのを可能にすることになる粒径分布についての束縛を提供するのを助成する。平均直径は、約1〜約25ミクロンであるのが好ましく;平均直径は、約2〜約15ミクロンであるのが一層好ましく;平均直径は、約3〜約12ミクロンであるのが最も好ましい。パール粒子の75%よりも多くが直径2〜20ミクロンを有するのが典型的であり;パール粒子の85%よりも多くが直径2〜20ミクロンを有するのが一層好ましく;パール粒子の90%よりも多くが直径2〜20ミクロンを有するのが最も好ましい。典型的なアスペクト比は、1〜約12であり、1〜約7であるのが好ましく、1〜約2であるのが一層好ましい。
【0097】
【表8】
Figure 2004502822
【0098】
例5
粒径がパールインキの光沢及び抹消性に与える影響
メーカーからの多量の赤色パール顔料(Afflair 9525、ニューヨーク、ホーソーン在EM Industries,Inc.)を、ニッシンエンジニアリング株式会社(日本、東京)に送り、微粉砕しかつ風力分級させた。ニッシンは、顔料に関して2つの異なる試験を完了し、Microtrac X−100分析計(ペンシルバニア、モンゴメリービル在Microtrac Inc.)で処理する前後の粒径分布を特性表示した。この分析の結果を表7に示し、表7において、サンプル1Aは、メーカーからの顔料を表し、サンプル1C及びサンプル1Dは、2つの加工試験からの顔料を表す。
【0099】
表4中のサンプルAの配合と同様の筆記用組成物を、加工した顔料及びメーカー顔料から造った。ペン替芯を、例4の手順に従って製造した。各々の替芯でテキストの何本かの線を手動で書き、筆記の時間から約15秒待った後に、線のセクションをPink Pearlイレーザー(イリノイ、ベルウッド在Sanford Corporation)を用いて手動で消去した。テキストの光沢及び抹消性を、各々の筆記用組成物について主観的な尺度を用いて評価した。光沢については、尺度は、下記であった:1=輝き無し、2=輝き不良、3=許容し得る輝き、4=良好な輝き、及び5=非常に良好な輝き(ここで、輝きとは、滑らかな輝きを言い、きらびやかな輝きを言わない)。抹消性については、尺度は、下記であった:1=極めて不良、2=不良、3=許容し得る、4=良好、及び5=極めて良好。光沢及び抹消性についての値もまた表7に入れる。
【0100】
表7中の結果は、加工したサンプルが元のサンプルに比べてずっと小さな粒子を有することを示す。メーカー顔料(サンプル1A)についての数平均直径Avg(n)は、8.7ミクロンであり、表6中の画像分析による値8.0と良く一致している。加工したサンプルの数平均直径から、サンプル1Cは、3.8ミクロンで一層小さく、サンプル1Dは、0.1ミクロンでずっと小さい。表中の粒径分析計からのその他の値は、容積に基づいており;例えば、Avg(v)は、容積平均直径である。
【0101】
サンプル1Aとサンプル1Cとの間でサイズ分布が徐々にシフトする更なるサンプルが、厳密な結論を下すために必要であろうが、パール筆記用組成物の光沢及び抹消性についていくつかの一般的な観察を行うことができる。資料から予期される通りに、パール筆記用組成物のつや(shininess)は、一層大きな粒子によって調節される。しかし、テキストが許容し得る輝きを有するには、10ミクロンよりも大きな粒子が十分な量で存在しかつ約15ミクロンよりも大きな粒子が少なくとも約1容積%よりも多く存在しなければならない。非常に良好な輝きについては、約22容積%よりも多くを約15ミクロンよりも大きくすべきである。パール筆記用組成物の抹消性は、一層小さな粒子によって調節される。許容し得る抹消性は、約2ミクロンよりも小さな粒子を約1容積%よりも少なく有するようである。非常に良好な抹消性については、約5ミクロンよりも小さな粒子を約1容積%よりも少なくすべきである。
【0102】
【表9】
Figure 2004502822
【0103】
例6
パールインキの安定性
表8は、表4中の配合物に従って造った選定した筆記用組成物の物理的性質をまとめる。固形分パーセンテージ、pH、表面張力、及び粘度を測定する手順をこの例の最後に記載する。サンプルJは、サンプルJの変形を表し、その変形では、パール顔料をカチオン性ポリマー(Disperbyk−185、コネチカット、ワリンフォード在BYK−Chemie USA)で予備処理し、洗浄し、かつ乾燥させた後に配合物において使用した。
【0104】
【表10】
Figure 2004502822
【0105】
表8中の配合物の安定性は、500Gで3分間遠心分離しかつ50℃で4週間加熱することによって評価した。2つの手順をこの例の最後に一層詳細に記載する。安定性の最終測定で加熱冷却試験を用いるが、遠心分離テストは、変化を一層速い速度で行うことができるように評価の速度を早めようとする試みであった。各々の方法について、2つの値を表9に記録する:(1)流体のバイアル中の界面の存在、及び(2)バイアルの底部における固形分パーセンテージの変化。
【0106】
加熱冷却結果は、赤色及び金色配合物(サンプルA及びE)が、非常に安定であり、可視分離を示さずかつ固形分の増大が4%よりも少ないことを示す。これらの配合物を収容しかつあらかじめ同じ熱条件を施したペン替芯は、処理した後に許容し得る様式で書け続けた。たとえ赤色配合物(サンプルA)が、遠心分離した後に固形分の増大38%を示すとしても、これらの条件は、明らかに加熱冷却試験に比べて一層苛酷なものである。
【0107】
青色配合物(サンプルJ)については、今までの結果は、それ程良いものではない。遠心分離した後に固形分の増大は、41%で、金色配合物についての値をわずかに超えるが、たった2週後の加熱冷却試験からの固形分の変化は、5.5%で幾分大きい。サンプルJは、表8中のすべての配合物の中で最も酸性の組成物であることから、サンプルJについての顔料は、配合物が一層塩基性のpHを有するように処理した。遠心分離からの続く結果は、非常に小さな固形分の変化を示し、かつこの配合物が良好な熱安定性を示すことになることを示唆する。
【0108】
緑色配合物(サンプルO及びP)を遠心分離することからの結果は、不安定な組成物を予測し、サンプルPは、サンプルOに比べて悪い。固形分の変化は、約50〜82%であり、両方のサンプルで拡散した界面が目に見える。加熱冷却結果は、予期される通りに、否定的であり、クリアーな層が2週後にサンプルPの表面に現れ、3週後にサンプルOの表面に現れる。
【0109】
表8及び9中の値は、下記の手順によって求めた:
固形分%。固形分パーセンテージは、サンプル0.1mLを天秤皿上の風袋を量ったアルミニウム皿の中に沈澱させることによって測定した。初期重量(wo)を記録した。天秤皿を50℃のオーブン中に一晩入れ、翌日に最終の重量(wf)を記録した。固形分パーセンテージは、下記の通りにして計算した:
固形分%=(wf/wo)*100
報告した値は、4つの測定値の平均であった。
【0110】
pH。pHは、Accumet pH/導電率計(Model 20、ペンシルバニア、ピッツバーグ在Fisher Scientific Company)にpH指示電極(AccuTupH、ペンシルバニア、ピッツバーグ在Fisher Scientific Company)を取り付けて使用して測定した。
【0111】
表面張力。表面張力は、DuNouryリング方法を用いてCahn Dynamic Contactb Angle Analyzer(DCA−312、マサチューセッツ、ビバリー在Thermo Orion)によって求めた。ブレークポイントの力は、円周5.925cmの白金−イリジウムリングを35mm×10mmペトリ皿中の5mLのサンプルの表面を通して引くことによって求めた。各々のサンプルに関して、3つの測定を行い、次いで平均して表面張力として報告した。
【0112】
粘度。粘度は、例3に記載する通りにして測定した。組成物を比較するために30s−1における実験値を表8に挙げる。
【0113】
熱安定性。ある量の流体をピペットで取って13mm×100mmガラス管の中に高さ5.0cmに入れた。バイアルに蓋をかぶせ、次いで蓋と管との間の隙間の回りをTeflonテープで固定した。各々の配合物について3つのバイアルを調製し、50℃の水浴中に真っ直ぐに立てて置いた。各々の配合物からのバイアルを2週、3週、及び4週後に浴から取り出した。バイアル中の流体の外観を書き留め、界面(鮮明な又は拡散した)の位置を流体高さのパーセンテージとして求め、すべての高さは、バイアルの底部から測定した。次いで、流体の量(0.1mL)を、流体高さの0%(底部)、25%及び75%でサンプル採取した。これらのサンプルを使用して固形分パーセンテージを求めた。値を、試験の開始時の元の値と比較した。バイアルの底部における固形分の変化を表9に報告した。
【0114】
遠心分離安定性。ある量の流体をピペットで取って13mm×100mmガラス管の中に高さ5.0cmに入れた。バイアルに蓋をかぶせ、500Gで3分間遠心分離した。バイアルを遠心機から取り出して流体の目視変化を調べた。界面(鮮明な又は拡散した)の存在を流体高さのパーセンテージとして報告し、すべての高さは、バイアルの底部から測定した。次いで、バイアルを開放し、3つのサンプル(0.1mL)を、流体高さの0%(底部)、25%及び75%で採取した。各々のサンプルの固形分パーセンテージを求め、遠心分離する前の元の値と比較した。バイアルの底部における固形分の変化を表9に報告した。
【0115】
レイダウン(例7で使用した)。替芯のレイダウンを、Hutt Testwriter HST−10(ドイツ国、Rudi Hutt)を使用して測定した。書込み機を、書込み板の円運動について4.5m/分、紙供給について200mm/分、及び替芯回転について遅い速度(1rpm)でランするように設定した。各々の替芯を角度60度に定め、ペンホルダー(約64g)に加えて荷重50g下に置いた。紙は、Nekoosa Bondであった。替芯を、各々の書込み距離(d)の開始で秤量し(wo)及び終わりで秤量した(wf)。各々のセグメントについてのレイダウン(L)を、下記の通りにして計算した:
L=(wf−wo)/d
各々の替芯で、2つの20mセグメントを完了し、報告したレイダウンは、セグメントの平均であった。
【0116】
【表11】
Figure 2004502822
【0117】
例7
パールインキについての線幅、強さ、及び抹消性値
赤色、金色、青色、及び緑色組成物を収容する一連の4つのペンを使用して内部パネル試験を12名の被験者(男6名/女6名)によってランした。これらの組成物は、表4中の選定した組成物に従って造った。赤色のものはサンプルAであり、金色のものはサンプルFで、Microslip 519に代えてMicroslip 519L(平均粒径11.0〜13.0ミクロン)を用い、青色のものはサンプルJであり、緑色のものはサンプルPであった。ペンは、1mmポイントを有する商用金属性ゲルペンからのリサイクルされる本体及びポイントで構成された。筆記用組成物を収容する替芯を各々のペン本体の中に挿入した。各々の色の替芯を試験を開始する前のレイダウン測定値によって特性表示し、参考に平均値を表10に掲記する(レイダウン手順については例6を参照)。
【0118】
試験する間、4本のペンのセット4つを使用し、各々のセットで色の順序を変えた。試験における12名のパネリストにより、終局的に各々のセットを3つの単位体が使用した。被験者は、各々のペンで5分運動で書き、その運動は、6つの文を書き、2つの線を引くことを含むものであった。文の内の一つを、完了した後直ぐに(約5〜10秒)消去し、第二の文を約2〜3分後に消去した。すべての消去について、Pink Pearlイレーザー(イリノイ、ベルウッド在Sanford Corporation)を使用した。痕跡及び消去を画像分析によって分析した。
【0119】
画像分析系は、250W写真電球(イリノイ、オーランドパーク在Wiko)、Sony DCR−VX1000ディジタルビデオカメラレコーダー(ソニー株式会社、日本)、及びOptomas Version 6.5ソフトウエア(メリーランド、シルバースプリング在Media Cybernetics)からなるものであった。抹消性測定については、24ビットRGB画像を直接分析し;線幅及び強さ測定については、着色された画像を8ビットグレースケール画像に転換させた。
【0120】
生成物の線幅は、下記の式を使用して検出されるトレーシングについての面積及び外周の測定された値から計算した:
線幅=(2*面積)/([外周]−4*面積)0.5
【0121】
結果を、各々の被験者について2つの文及び2つの線に関して平均し、次いですべてのパネリスト全体にわたって平均した。
【0122】
生成物の強さは、検出されるトレーシングの平均のグレー値(黒色=0;白色=255)として測定した。次いで、平均のグレー値zを有する書き込みの強さパーセントを、下記として計算した:
強さ%=(1−[z/255])*100。
【0123】
線幅についての手順と同様に、結果を、各々の被験者について2つの文及び2つの線に関して平均し、次いですべてのパネリスト全体にわたって平均した。
【0124】
生成物の抹消性は、書き込んだトレーシングをイレーザーで除くことによって黒色紙のグレーレベル読みを回復する能力と定義した。抹消性パーセントを、下記として計算した:
抹消性%=(z/z)*100
式中、zは、消去されたセクションの平均のグレー値であり、zは、紙のブランクセクションの平均のグレー値である。各々のパネリストについて、抹消性を、直ぐの「5〜10秒」消去例について及び一層長い「2〜3分」消去例について求めた。ブランク紙領域を、各々の消去領域の前後に測定し、これらのブランク領域の平均を使用して消去領域についての測定値を割った。
【0125】
線幅、強さ、及び抹消性についての計算された値を、赤色、金色、青色、及び緑色筆記用組成物について表10に掲記する。結果は、筆記用組成物のレイダウンを低減することによっていくらかの抹消性の向上を達成することができることを示す;が、レイダウンは、少なすぎると、強さ及び線幅が許容し得なくなるので、非常に少なくすることができない。結果は、また、筆記用組成物の抹消性が、消去する前にわずかな時間待った後に向上することも示す。この特定の試験は、2分よりも長い経過時間を有したが、続く試験は、15〜20秒が、おそらくレイダウン7〜9mg/mの範囲を有する筆記用組成物が要する最少の時間であろうことを示した。
【0126】
パール筆記用組成物の強さについては、好適な値は、25%よりも大きいのが典型的であり、一層好適な値は、30%よりも大きく、最も好適な値は、40%よりも大きい。
【0127】
パール筆記用組成物の抹消性については、好適な値は、80%よりも大きく、一層好適な値は、90%よりも大きく、最も好適な値は、95%よりも大きい。
【0128】
パール筆記用組成物のレイダウンについては、好適な値は、0.1〜15mg/mであり、一層好適な値は、1〜12mg/mであり、最も好適な値は、5〜10mg/mである。
【0129】
【表12】
Figure 2004502822
【0130】
その他の実施態様は、特許請求の範囲の記載の範囲内である。例えば、インキは、更に、パール顔料粒子、例えば、非晶質パール顔料、フレーク天然パール顔料、一次合成パール顔料、及び二次合成パール顔料を含んでよい。適したパール顔料粒子の例は、ニュージャージー、アズベリー在Asbury Carbonsから入手し得る、商品名M−750及びM−250で販売されるものを含み、これらに限定しない。
【0131】
その上に、インキは、剪断減粘性及び抹消性であるのが好適であるが、インキが剪断減粘性でない及び/又は抹消性でない実施態様がいくつかある。

Claims (40)

  1. 下記:
    剪断減粘性添加剤、
    滑らかな粒子、及び
    パール顔料粒子
    を溶媒中に分散させて含む筆記用具用パールインキ。
  2. 前記溶媒が水性溶媒系を含む請求項1のインキ。
  3. 水性溶媒系が少なくとも一種の水溶性有機溶媒を含む請求項2のインキ。
  4. 水性溶媒系が、グリコール、多価アルコール、グリコールエーテル、グリコールエーテルエステル、アミン、アミド、及びアルカノールアミドからなる群より選ぶ少なくとも一種の水溶性有機溶媒を含む請求項2のインキ。
  5. 剪断減粘指数約0.01〜約0.8を有する請求項1のインキ。
  6. 剪断速度約1.0sec−1において粘度200〜20,000mPa・sec、及び剪断速度約100sec−1において粘度10〜1000mPa・secを有する請求項1のインキ。
  7. 抹消性少なくとも約80%を有する請求項1のインキ。
  8. 線強さ少なくとも約25%を有する請求項1のインキ。
  9. 前記パール顔料が平均粒径約2〜約15ミクロンを有する請求項1のインキ。
  10. 更に被膜形成剤を含む請求項1のインキ。
  11. 更に第二のパール顔料を含む請求項1のインキ。
  12. 更に非パール顔料を含む請求項1のインキ。
  13. 前記パール顔料が二色顔料を含む請求項1のインキ。
  14. 剪断減粘性添加剤が、クレー、オルガノクレー、水分散性ガム、アクリル酸ベースのポリマー、又はこれらの組合せである請求項1のインキ。
  15. パール顔料を、天然パールエッセンス、オキシ塩化ビスマス、及び金属酸化物で被覆されたマイカフレークからなる群より選ぶ請求項1のインキ。
  16. パール顔料が金属酸化物の層で被覆されたマイカフレークを含み、金属酸化物層が厚さ約40〜約160ナノメートルである請求項1のインキ。
  17. 滑らかな粒子が、ポリテトラフルオロエチレン、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリメチルメタクリレート、ナイロン、改質されたポリエチレン、改質されたポリアミド、及びこれらの材料の種々のブレンドからなる群より選ぶポリマー粒子を含む請求項1のインキ。
  18. 滑らかな粒子が平均粒子直径約0.1〜約30ミクロンを有する請求項1のインキ。
  19. 溶媒中のパール顔料の分散体を含み、抹消性少なくとも約80%を示す消去可能なパールインキ。
  20. パール顔料が、本質的に直径約1〜約25ミクロンを有する粒子からなる請求項19のインキ。
  21. 前記溶媒が水性溶媒系を含む請求項19のインキ。
  22. 剪断減粘指数約0.01〜約0.8を有する請求項19のインキ。
  23. 抹消性少なくとも約90%を示す請求項19のインキ。
  24. 線強さ少なくとも約30%を示す請求項19のインキ。
  25. 実質的に染料の存在しない請求項19のインキ。
  26. 更に第二のパール顔料を含む請求項19のインキ。
  27. 更に非パール顔料を含む請求項19のインキ。
  28. 前記パール顔料が二色顔料を含む請求項19のインキ。
  29. 更に滑らかな粒子を含む請求項19のインキ。
  30. 滑らかな粒子が、ポリテトラフルオロエチレン、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリメチルメタクリレート、ナイロン、改質されたポリエチレン、改質されたポリアミド、及びこれらの物質の種々のブレンドからなる群より選ぶポリマー粒子を含む請求項29のインキ。
  31. 滑らかな粒子が平均粒子直径約0.1〜約30ミクロンを有する請求項29のインキ。
  32. 下記:
    パール顔料;
    溶媒;及び
    剪断減粘性添加剤
    を含み、該顔料が平均粒子直径約1〜約25ミクロンを有しかつ溶媒中に分散された剪断減粘性のパールインキであって、剪断減粘指数約0.01〜約0.8を有するインキ。
  33. 剪断減粘性添加剤、滑らかな粒子及びパール顔料粒子を溶媒中に分散させてなるパールインキを収容する筆記用具で基材上にマーキングを作ることを含む、基材上にマーキングを形成する方法。
  34. 溶媒中のパール顔料の分散体を含み、抹消性少なくとも約80%を示すパールインキを収容する筆記用具で基材上にマーキングを作ることを含む、基材上にマーキングを形成する方法。
  35. 溶媒、剪断減粘性添加剤、及びパール顔料を含むパールインキを収容する筆記用具で基材上にマーキングを作ることを含み、該顔料が平均粒子直径約2〜約15ミクロンを有しかつ該溶媒中に分散される、基材上にマーキングを形成する方法。
  36. パール顔料、溶媒、及び剪断減粘性添加剤を含むパールインキを収容する筆記用具で基材上にマーキングを作ることを含み、該顔料が平均粒子直径約1〜約25ミクロンを有しかつ該溶媒中に分散され、かつインキが剪断減粘指数約0.01〜約0.8を有する、基材上にマーキングを形成する方法。
  37. 剪断減粘性添加剤、滑らかな粒子、及びパール顔料粒子を溶媒中に分散させてなるパールインキを収容するリザーバーを含む筆記用具。
  38. 溶媒中のパール顔料の分散体を含み、抹消性少なくとも約80%を示す消去可能なパールインキを収容するリザーバーを含む筆記用具。
  39. 溶媒、剪断減粘性添加剤、及びパール顔料を含むパールインキを収容するリザーバーを含み、該顔料が平均粒子直径約2〜約15ミクロンを有しかつ該溶媒中に分散される筆記用具。
  40. パール顔料、溶媒、及び剪断減粘性添加剤を含むパールインキを収容するリザーバーを含み、該顔料が平均粒子直径約1〜約25ミクロンを有しかつ該溶媒中に分散され、かつインキが剪断減粘指数約0.01〜約0.8を有する筆記用具。
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