JP2004202904A - 高感度感熱孔版印刷原紙用ポリエステルフィルム - Google Patents

高感度感熱孔版印刷原紙用ポリエステルフィルム Download PDF

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Abstract

【課題】穿孔感度に優れ、印刷時の解像度、製版歪および耐刷性等の改善された高感度感熱孔版印刷原紙用ポリエステルフィルムを提供する。
【解決手段】3種類以上のポリエステル組成物からなる厚み1.0〜7.0μmの二軸延伸ポリエステルフィルムであって、フィルムのヤング率が3000Mpa以上であり、動的粘弾性法で求めた動的粘弾性温度特性の主分散温度E”(t)が60〜75℃であることを特徴とする高感度感熱孔版印刷原紙用ポリエステルフィルム。
【選択図】 なし

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、感熱孔版印刷原紙用ポリエステルフィルムに関する。さらに詳しくは、本発明は、3種類以上のポリエステル組成物からなり、高い耐熱性と機械特性、収縮特性を維持しながら、穿孔感度、耐カール性、耐刷性、耐走行性に優れかつ画像の解像度、鮮明性に優れた高感度で高画質な感熱孔版印刷原紙用フィルムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、感熱孔版印刷用原紙としては、ポリエステル等の熱可塑性樹脂フィルムにインキ透過性多孔性薄葉紙を接着剤で貼り合わせた感熱孔版原紙が知られている。しかし、従来の感熱孔版原紙では繊維の重なった部分とフィルムが接する部分に接着剤が溜まりやすく、その部分はサーマルヘッドによる穿孔が不十分となり、未穿孔部分が白抜け原因となる。そのため、インキの通過を妨げないように支持体の繊維は極細でかつ、支持体厚み、接着剤の塗布量も極力少ない方向でラミネート加工される。そのため、下記特性のフィルムが要求される。
(1)高強度、高ヤング率であること。すなわち、多孔性薄葉紙、あるいは不織布とのラミネート時張力に耐える高強度と高弾性率を有すること。
(2)フィルム製造時、孔版原紙作成時の取扱い性および生産性に優れていること。具体的には、フィルムの走行性が良好で低張力で巻き上げ可能なこと。低温での歪みをフィルムに与得ないこと。かかる低温時の歪がラミネートあるいは保存中の温湿度変化によりカール原因となる。特に夏場の高温下での自然収縮起因のカールが大きくなると孔版印刷機内で原紙の搬送性が不良となり、原紙詰り等のトラブルが生じ大きな問題となる。
(3)熱穿孔感度が良いこと。すなわち、サーマルヘッドでの穿孔が低エネルギーで可能なこと、具体的には少量の熱量で溶融し、かつ、画像が鮮明になるような適度な大きさの穿孔が得られるよう充分な熱収縮特性を有することが求められる。
(4)穿孔エネルギーで穿孔された穿孔形状が均一で穿孔確率が高いこと。また穿孔された周辺のフィルムが収縮し変形がないこと。すなわち、穿孔された周辺のフィルムが変形したり、穿孔された周辺が盛り上がると、写真画像のように繊細な画像は鮮明性を悪化させたりする。
【0003】
従来、かかる用途に用いるフィルムとして熱可塑性樹脂を対象とした二軸延伸フィルムであって、その熱的特性を規定することにより印刷特性を改善したフィルム(特許文献1)、平均粒子径とフィルム厚みを規定したフィルム(特許文献2)、表面の粗度および突起個数を規定したフィルム(特許文献3)、あるいは熱収縮特性を規定したフィルム(特許文献4、特許文献5、特許文献6、特許文献7)等が提案されているが、上記した課題をすべて解決できるものではなかった。
【0004】
【特許文献1】特開昭62−149496号公報
【特許文献2】特開昭63−286396号公報
【特許文献3】特開昭63−227634号公報
【特許文献4】特開昭62−282983号公報
【特許文献5】特開昭63−160895号公報
【特許文献6】特開昭63−312192号公報
【特許文献7】特開平3−30996号公報
【0005】
【発明が解決しょうとする課題】
本発明は、上記実情に鑑みなされたものであって、その解決課題は、穿孔感度に優れ、印刷時の解像度、製版歪、耐刷性の改善された感熱孔版印刷原紙用フィルムを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、上記課題に鑑み鋭意検討した結果、特定の構成からなるフィルムによれば、上記課題を容易に解決できることを見いだし、本発明を完成するに至った。
【0007】
すなわち、本発明の要旨は、3種類以上のポリエステル組成物からなる厚み1.0〜7.0μmの二軸延伸ポリエステルフィルムであって、フィルムのヤング率が3000Mpa以上であり、動的粘弾性法で求めた動的粘弾性温度特性の主分散温度E”(t)が60〜75℃であることを特徴とする高感度感熱孔版印刷原紙用ポリエステルフィルムに存する。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を詳細に説明する。
本発明の二軸延伸ポリエステルフィルムは、極めて薄いフィルムであるので、ヤング率が3000MPa以上、さらに好ましくは3500MPa以上であることが孔版原紙の作業性、孔版印刷機内での走行性、耐刷性がより良好となる。なお、ヤング率はフィルム縦方向のヤング率である。フィルム横方向は、フィルムに負荷がかかるケースが少なく、3000MPa以上あれば、走行性、カール、耐刷性には十分である。
【0009】
本発明のポリエステルフィルムの動的弾性率温度特性の主分散温度のピーク値E”(T)は、60℃〜75℃である必要がある。E”(T)が75℃を超えると、感熱孔版原紙とした際の低熱エネルギーでの穿孔性が低下し、穿孔周辺の盛り上がりが大きく、穿孔形状が悪く、本発明の目的とする高度な穿孔感度が得られなくなるので好ましくない。一方、E”(T)温度が60℃未満では、フィルムの耐熱寸法安定性が悪化して、原紙を製造する工程や原紙の保存中にカールが発生したり、穿孔された周辺のフィルム変形が穿孔エネルギーで変形が大きくなったりして、写真画像の鮮明性が劣るようになるので好ましくない。
【0010】
本発明のフィルムの厚みは、1.0〜7.0μmであり、好ましくは1.0〜3.0μm、さらに好ましくは1.0〜2.0μmである。フィルム厚みが薄くなれば熱伝導距離が短縮され、穿孔時に必要な熱エネルギーも減少するため穿孔性が向上し、印刷時の解像度や印字品位性が向上するが、フィルム厚みが1.0μm未満では、穿孔性の点では問題がないが、印刷枚数が多い用途にはフィルム強度が弱く耐刷性が低下する。厚みが7.0μm以上では、穿孔エネルギーを大きくする必要があり、サーマルヘッドの寿命面からも好ましくない。
【0011】
また、二軸延伸フィルム収縮開始温度は、通常70℃以上、好ましくは75℃以上であり、150℃におけるフィルム縦方向の熱収縮率は通常25%以上、好ましくは30%以上であり、縦方向の収縮率が大きいほど穿孔性が良い。90℃における横方向の収縮率(STD)は、同温度における縦方向の収縮率(SMD)の通常90%以下、好ましくは60%以下、より好ましくは30%以下のとき、穿孔周辺のフィルム収縮による画像の歪みが少なく鮮明性が維持でき好ましい。
【0012】
TMAでの収縮開始温度は保存環境下でのカールに大きく作用する。カールはフィルムのTgにも依存するが、この収縮開始温度が70℃以下では、マスター保存環境が高温、高湿下でのカールが増大する傾向がある。カールが大きいと製版印刷機での通紙性および搬送性が悪化する。特に常温域でフィルムに付与された残留歪は保存中の温度変化により孔版原紙のカールを悪化させる。
【0013】
本発明でいうポリエチレンナフタレート(PEN)とは、その構成単位が実質的にポリエチレン−2,6−ナフタレート単位から構成されているポリマーを指すが、少量、例えば10モル%以下、好ましくは5モル%以下の第三成分によって変性されたエチレン−2,6−ナフタレートポリマーも含まれる。ポリエチレンナフタレートは一般にナフタレン−2,6−ジカルボン酸またはその機能的誘導体、例えばナフタレン−2,6−ジカルボン酸ジメチルとエチレングリコールとを触媒の存在下で、適当な反応条件の下に縮合させることによって製造される。この場合第三成分として、例えばアジピン酸、セバシン酸、フタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、ナフタレーレン−2,7−ジカルボン酸等のジカルボン酸またはその低級アルキルエステル、P−オキシ安息香酸のようなオキシカルボン酸またはその低級アルキルエステル、あるいはプロピレングリコール、トリメチレングリコール、テトラメチレングリコール、ペンタメチレングリコール、ヘキサメチレングリコール等の2価アルコール等を挙げることができる。
【0014】
ポリエチレンテレフタレート(PET)とは、テレフタル酸またはそのエステルとエチレングリコールを主たる出発原料として得られるポリエステルを示すが他の第三成分を含有していても構わない。本発明のポリエステルは繰り返し構造単位の80%以上単位のポリエステルを指す。
ポリエチレンテレフタレートイソフタレートとは、ジカルボン酸成分の65モル%以上がテレフタル酸、10モル%以上がイソフタル酸、ジオール成分の70%以上がエチレングリコールである共重合ポリエステルを指す。
ポリブチレンテレフタレート(PBT)とは、ジカルボン酸成分の70モル%以上、好ましくは80モル%以上がテレフタル酸、ジオール成分の75モル%以上、好ましくは80%モル%以上が1,4−ブタンジオールであるポリエステルを指す。
【0015】
本発明に用いるPEN系ポリエステル(A)の固有粘度は、好ましくは0.5以上、さらに好ましくは0.6〜0.8である。PET系ポリエステル(B)の固有粘度は、好ましくは0.5以上、さらに好ましくは0.6〜0.7である。PBTポリエステル(C)の固有粘度は、好ましくは0.6以上、さらに好ましくは0.8〜1.0である。これらの固有粘度が小さすぎると十分な分散が難しく、フィルムの物性が不足することがある。
【0016】
本発明のフィルムを構成するポリエステルは、(A)PEN系ポリエステル、(B)PET系ポリエステルおよび(C)PBT系ポリエステルからなることが好ましく、これら成分の割合は下記式(4)〜(6)を同時に満足することが好ましい。
5≦a≦35 …(4)
30≦b≦50 …(5)
30≦c≦60 …(6)
(上記式中、aは(A)成分の割合(重量%)、bは(B)成分の割合(重量%)、cは(C)成分の割合(重量%)である)
【0017】
これらポリエステルの混合物において(A)PEN系ポリエステルの使用によって、製版時の歪、繰り返し印刷に耐える耐刷性がより一層向上し、温度変化に対する寸法安定性も向上する。そのため、孔版印刷フイルムマスター保存中のカール特性が向上する。特に支持体の腰の弱い高感度原紙に求められる特性を満足することができる。aは、上記のとおり5〜35重量%であり、好ましくは15〜25重量%である。かかる含有量が5重量%以下ではPEN系の耐熱および高強度の特性が発揮できず、一方、35重量%以上では、穿孔感度が不足し、未穿孔が増加するため好ましくない。
【0018】
(B)PET系ポリエステルの割合bは、上記のとおり30〜50重量%であり、好ましくは35〜45%重量%である。かかる含有量が30重量%以下では、フィルムの製膜性。生産性が悪化しかつフィルムとしての十分な機械的強度、穿孔感度を得るための収縮特性が得られなくなることがある。また50重量%を超えると、穿孔感度が低下し、穿孔された穿孔周辺の盛りあがりが大きく、印字品位性が悪くなったりする。
(C)PBT系ポリエステルの割合cは、上記のとおり30〜60重量%、好ましくは35〜50重量%である。このPBT系ポリエステル量は穿孔感度、階調性に作用する。30重量%以下では、穿孔性が悪化するため、穿孔エネルギーを大きくする必要がある。60%重量以上では、結晶化速度が速くなる傾向があり、そのためにフィルム製造時に延伸性が悪化し、生産性の低下をもたらす。
【0019】
本発明のポリエステルフィルムは、前記した(A)成分のPEN系ポリエステルおよび(B)PET系ポリエステル、(C)PBT系ポリエステルを溶融混練して得ることができる。この混練は通常フィルムを製膜時に行うかフィルム製膜前の段階で予め混練してもよい。この溶融混練は均一に分散するように混練する。
【0020】
本発明のポリエステルフィルムの溶液粘度は、好ましくは0.5〜1、0、さらに好ましくは0.6〜0.8である。溶融粘度が0.5未満では、フィルムにしたときの強度が低くなることがある。また、溶液粘度が1.0より高いと溶融押出時の樹脂圧が高くなりすぎ厚み振れが大きく感度振れ原因になることがある。
また本発明のフィルムは、フィルム製造時の巻上げ工程、原紙作製時のコーティング、貼合せ工程および印刷時の作業性を向上させるため、あるいは、熱穿孔時のサーマルヘッドとフィルムとの融着を防止するため、表面を粗面化してフィルムに適度な滑り性が付与させることが好ましいが、そのためには微細な不活性粒子をフィルム中に添加すればよい。
【0021】
用いる微細な不活性粒子の平均粒径は、フィルム厚みの0.2〜1.0倍であることが好ましく、さらに好ましくは0.3〜0.7倍、特に好ましくは0.3〜0.5倍である。平均粒径がフィルム厚みの1.0倍以上では、フィルム表面の平面性が損なわれて熱伝達にムラが生じることがあり、穿孔が不均一となったり、解像度が劣ったり、印字品位性を損なったりすることがある。また、平均粒径がフィルム厚みの0.2倍未満では、フィルムの巻き特性が劣るなどフィルム製造時および原紙製造時の作業性が悪化する傾向がある。
【0022】
粒子の添加量は、通常0.05〜3.0重量%、好ましくは0.1〜2.0重量%である。0.05重量%未満では、巻き特性が劣る傾向がある。また3重量%を超えるとフィルム表面の粗面化の度合いが大き過ぎて熱伝達にムラが生じやすくなる傾向があり、穿孔が不均一となったり、解像度が劣ったり、印字品位性を損なったりすることがある。
本発明で用いる不活性粒子の例としては、酸化ケイ素、酸化チタン、ゼオライト、窒化ケイ素、窒化ホウ素、セライト、アルミナ、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、炭酸バリウム、硫酸カルシウム、硫酸バリウム、リン酸カルシウム、リン酸リチウム、リン酸マグネシム、フッ化リチウム、カオリン、タルク、カーボンブラックおよび特公昭59−5216号公報に記載されたような架橋高分子微粉体などを挙げることができるが、これらに限定されるものではない。この際、配合する不活性粒子は単成分でもよく、また2成分以上を同時に用いてもよい。
【0023】
また本発明においてポリエステルに不活性粒子を配合する方法としては、特に限定されないが、例えば不活性粒子をポリエステルの重合工程に添加する方法、またはフィルム化前に溶融混練りする方法が好ましく用いられる。
本発明においては上記したような方法により表面を適度に粗面化したフィルムを得るが、作業性や印刷時の解像度、印字品位性をさらに高度に満足させるためには、フィルム表面の中心線平均粗さ(Ra)が0.02〜0.2μmであることが好ましく、さらに好ましくは0.05〜0.15μmの範囲であり、かかる範囲となるよう適宜、条件を選択することが望ましい。
【0024】
次に本発明のポリエステルフィルムの製造方法について説明する。
本発明においては、ポリマーをエクストルーダーに代表される周知の溶融押出装置に供給し、ポリマーの融点以上の温度に加熱し溶融する。次いで、溶融したポリマーをスリット状のダイから押し出し、回転冷却ドラム上でガラス転移温度以下の温度になるように急冷固化し、実質的に非晶状態の未配向シートを得る。この場合、シートの平面性を向上させるため、シートと回転冷却ドラムとの密着性を高めることが好ましく、通常、静電印加密着法および/または液体塗布密着法を採用する。
【0025】
このようにして得られたシートを2軸方向に延伸してフィルム化する。延伸条件について具体的に述べると、前記未延伸シートを好ましくは70〜100℃、さらに好ましくは75〜85℃の温度範囲で、まず一方向に2.5〜7.0倍、好ましくは3.0〜5.0倍に延伸する。次ぎに一段目と直交する方向に好ましくは70〜100℃さらに好ましくは75〜95℃の温度範囲で2.5〜7.0倍、好ましくは3.0〜5.0倍に延伸を行い、2軸に配向したフィルムを得る。
【0026】
なお、一方向の延伸を2段階以上で行う方法も用いることができるが、その場合も最終的な延伸倍率が上記した範囲に入ることが望ましい。また、前記未延伸シートを面積倍率が6〜40倍になるように同時二軸延伸することも可能である。
かくして得られたフィルムを熱処理してもよく、また必要に応じ熱処理を行う前または後に再度縦および/または横方向に延伸してもよい。
本発明においては、上記した熱収縮特性を有するフィルムを得るために、延伸倍率を面積倍率として6倍以上、延伸後の熱処理を実質的に行わないか、行ったとしても120℃以下、さらには100℃以下とし、熱処理時間は1秒〜5分間でフィルムを弛緩または定長下で行う。
【0027】
また、感熱孔版印刷用原紙を製造する際、40〜70℃程度の乾燥工程および夏場を経る長期保存中にフィルムの収縮に起因すると考えられるカールが発生することがある。従って本発明においてはカール防止のため、得られたフィルムを30〜60℃で5時間から5日間、好ましくは40〜50℃で12時間〜3日間エージング処理すると該環境下での耐カール性が良好となる。
【0028】
【実施例】
以下、実施例により本発明をさらに詳細に説明するが、本発明は、その要旨を越えない限り、以下の実施例に限定されるものではない。なお、本発明で用いた物性測定法は以下に示すとおりである。
【0029】
(1)動的弾性率温度特性(E”(T)℃)
セイコーインスルメント株式会社TMA/SS6100を用いて測定した動的弾性率温度特性のE”主分散ピーク温度を(E”(T)℃)とした。測定条件は以下のとおりである。すなわち、試料幅4mm振幅荷重2g、周波数0.1HZで5℃/分の速度で昇温し、20〜200℃の範囲で測定した。
【0030】
(2)収縮開始温度 (℃)
セイコーインスルメント株式会社TMA/SS6100を用いて測定した。測定条件は4mm幅x20mm長さ試験片に初期張力を付与するため、0.5gの荷重をセットし、5℃/分の昇温速度で昇温し、175℃まで測定した。フィルムの収縮開始温度はフィルムが収縮開始する前のベースとフィルムの収縮傾きが最大となる点の接線との交点を収縮開始温度とした。
【0031】
(3)熱収縮率(%)
試料を無張力状態で所定の温度(90℃および150℃)に保ったオーブン中、3分間熱処理しその前後の試料長さを測定し次式にて熱収縮率を算出した。
熱収縮率={(熱処理前のサンプル長)−(熱処理後のサンプル長)}×100÷(熱処理前のサンプル長)
【0032】
(4)ヤング率
(株)インテスコ製引張試験機インテスコモデル2001型を用いて温度23℃湿度50%RHに調節された室内において、長さ300mm、巾20mmの試料フィルムを10%/minの歪み速度で引張り、引張応力−ひずみ曲線の初め直線部分を用いて次式によって計算した。
E=Δσ/Δε
(上記式中、Eはヤング率(MPa)、Δσは直線の2点間の元の平均断面積による応力差、Δεは同じ2点間の歪み差である)
【0033】
(5)耐カール性
1.5μmのポリエステルフィルムに支持体としてマニラ麻の繊維からなる和紙を用い、接着剤としてビニル系樹脂をトルエンに溶解したものを用い、フィルムと和紙をラミネートし、50℃のエアーオーブンで10秒間乾燥し、感熱孔版原紙を得た。得られた原紙を50℃−湿度90%の恒温恒湿中で1週間処理した。カール試験は前述したサンプルから50mm幅試験片を切り取り、25℃、65%RHで放置し、カール量は試験片の両端カールの高さを測定した。カール性が悪く円筒状にカールするときは直径を測定した。試験片の両端の高さが10mm以下は実用上問題にはならない。カール量は長手方向と直角方向のニ方向で測定を行いカール量の大きい値をフィルムのカール量とした。
【0034】
(6)感熱孔版印刷原紙実用特性
フィルムに和紙を貼り合わせて原紙を作製した。得られた原紙をサーマルヘッドにより、印加エネルギー0.09mJおよび0.12mJにて文字画像および16段階の階調画像を製版した。製版された原紙のフィルム側から顕微鏡で階調画像部の穿孔状態を観察し、以下の項目について評価した。
(a)穿孔感度
◎…所定の穿孔が確実に行われ、穿孔の大きさも十分である
○…所定の穿孔がほぼ確実に行われ、穿孔の大きさも十分である
△…まれに所定の穿孔が得られない部分や穿孔の大きさが不十分な部分がある
×…所定の穿孔が得られない部分が数多くあり、穿孔の大きさも不十分であり、実用上支障がある
また、製版原紙を用い、理想科学工業(株)製リソグラフAP7200印刷機を用いて実際に印刷し、得られた文字、画像について、下記の特性を目視で判定した。
【0035】
(b)印字品位性
◎…濃度のムラ、にじみが全くなく、鮮明に印字できる
○…濃度のムラ、にじみがなく、鮮明に印字できる
△…わずかに濃淡のムラ、にじみが認められ、やや鮮明さに欠ける
×…濃淡のムラ、あるいはにじみ、かすれがはっきり出ている
【0036】
(c)穿孔周辺のしわ、歪み
◎…べタ印刷部の連続穿孔された穿孔部の周辺にフィルムしわ観察されない。
○…べタ印刷部の連続穿孔された穿孔部の周辺にフィルムしわが僅かに観察される。
×…べタ印刷部の連続穿孔された穿孔部の周辺にフィルムしわが広い範囲に観察される.
【0037】
(d)耐察性
25mm直径の金属ドラムに180度接触させ10mm/分の速度で繰り返し摩耗させた。摩耗長さは75mm、24時間繰り返し摩耗した時のフィルム表面変化、あるいはフイルムダメージレベルを三段階で評価した。
○…フィルム表面変化が少なくダメージが少ない
△…フィルム表面に薄い引掻きキズは観察されるが、著しいフィルム摩耗は観察されない
×…フィルム表面が穿孔された部分から一部破壊されている
【0038】
各例で用いられる各ポリエステルの製造は以下のとおりである。
(ポリエステルA)
ナフタレン−2、6−ジカルボン酸ジメチル100重量部、エチレングリコール60重量部および酢酸カルシウム一水塩0.1重量部を反応器にとりエステル交換反応を行った。すなわち、反応開始温度を180℃とし、メタノールの流出と共に徐々に反応温度を上昇せしめ、4時間後230℃に達せしめ実質的エステル交換反応を終了せしめた。次いでリン酸0.04重量部を添加した後、平均粒径1.5μmの炭酸カルシウム0.30重量部および三酸化アンチモン0.04重量部を添加し、常法により重縮合反応を行った。すなわち温度を除々にと共に圧力を常圧より除々に減じ、2時間後、温度を290℃、圧力を0.3mmHgとした。反応開始後4時間を得た時間時点で反応を停止し、窒素加圧下ポリエチレンナフタレートを吐出せしめた。得られたポリエチレンナフタレートの〔η]は0.70であった。
【0039】
(ポリエステルB)
テレフタル酸ジメチル100重量部、エチレングリコール60重量部および酢酸カルシウム一水塩0.1重量部を反応容器に入れ、ポリエステル交換を行った。すなわち、ポリエステル交換反応開始温度を170℃とすると共に、メタノールの流出を伴って反応溶液を加熱しエステル交換反応を開始して、4時間後に230℃にまで加熱して、エステル交換反応を行った。エステル交換反応の終了したこの反応物に平均粒径が0.70μmの球状シリカ粒子0.5%重量部を含有するエチレングリコールスラリー5重量部を添加し、次いでリン酸0.04重量部を加えた後、テトラブチルチタネート0.005重量部を加えて重縮合反応を行った。すなわち、反応溶液を加熱すると共に系内の圧力を減少させ、重縮合を開始してから2時間後に280℃にまで加熱すると共に0.3mmHgにまで減圧した。さらに数時間経過した時点で重縮合反応を停止してポリエステルAを得た。このポリエステルAの融点は〔η]は0.70であった。
【0040】
(ポリエステルC)
ポリエステルCにおいては、テレフタル酸ジメチル100重量部をテレフタル酸ジメチル78重量部とイソフタル酸ジメチル22重量部とに変更した以外は、上述のポリエステルBと同様にしてポリエステルCを得た。このポリエステルAの融点は〔η]は0.70であった。
【0041】
(ポリエステルD)
ポリステルDにおいては、多価アルコール成分としての、1,4−ブタンジオールとジカルボン酸成分としての、テフフタル酸とから、直接重合法に従ってポリエステルDを得た。このポリエステルAの融点は〔η]は1.05であった。
【0042】
実施例1
ポリエステルA:15重量部とポリエステルC:35重量部 ポリエステルD:50重量部とを均一にブレンドし265℃で二軸押出機により溶融混練し、シート状に押出し表面温度を30℃に設定した回転冷却ドラムで静電印加冷却法で急冷固化させ、厚み24μmの実質的に非晶質のシートを得た。得られたシートを縦方向に75℃4.0倍に延伸した後、横方向に85℃で4.0倍に延伸した後、95℃で2.0%弛緩しながら6秒間熱処理を施し、厚み1.5μmの二軸配向フィルムを製造した。次いで、得られたフィルムを常法に従い、多孔性薄葉紙に貼り合わせ感熱孔版印刷用原紙を作製し謄写印刷を行った。
【0043】
実施例2
実施例1において、ポリエステル原料をポリエステルA:20重量部 ポリエステルC:40重量部 ポリエステルD:40重量部配合し、縦方向に4.5倍、横方向に4.3倍、延伸した後105℃で横弛緩7%しながら6秒間熱処理を施す以外は実施例1と同様の方法で製膜し感熱孔版印刷用原紙を作製、謄写印刷を行った。
【0044】
実施例3
実施例1において、ポリエステル原料をポリエステルA:20重量部 ポリエステルB:30重量部 ポリエステルC:50重量部配合する以外実施と同様の方法で製膜し、感熱孔版印刷用原紙を作製、謄写印刷を行った。
【0045】
実施例4
実施例2において、横延伸した後の熱処理温度を110℃で弛緩量は15%で6秒間弛緩する以外実施例2と同様の方法で製膜し感熱孔版印刷用原紙を作製し、謄写印刷を行った。
【0046】
実施例5
実施例2において、横延伸した後の熱処理温度を105℃で弛緩量は10%で6秒間弛緩する以外実施例2と同様の方法で製膜し感熱孔版印刷用原紙を作製し、謄写印刷を行った。
【0047】
実施例6
実施例2において、横延伸した後の熱処理温度を98℃で弛緩量は7%で6秒間弛緩する以外実施例2と同様の方法で製膜し感熱孔版印刷用原紙を作製し、謄写印刷を行った。
【0048】
実施例7
実施例1において、横方向に4.3倍に延伸した後95℃で6秒間熱処理する以外は実施例1と同様の方法で製膜し感熱孔版印刷用原紙を作製、謄写印刷を行った。
【0049】
比較例1
実施例1において、ポリエステル原料をポリエステルA:40重量部 ポリエステルC:25重量部 ポリエステルD:35重量部とする以外は実施例1と同様の方法で製膜し感熱孔版印刷用原紙を作製、謄写印刷を行った。
【0050】
比較例2
実施例1において、ポリエステル原料をポリエステルA:5重量部 ポリエステルC:25重量部 ポリエステルD:70重量部とする以外は実施例1と同様の方法で製膜し感熱孔版印刷用原紙を作製、謄写印刷を行った。
【0051】
比較例3
実施例1において、ポリエステル原料をポリエステルA:30重量部 ポリエステルC:45重量部 ポリエステルD:25重量部とする以外は実施例1と同様の方法で製膜し感熱孔版印刷用原紙を作製、謄写印刷を行った。
【0052】
比較例4
実施例2において155μmの非晶質シートを得た後フィルム厚みが8.0μの二軸配向フィルムを製造した以外は実施例2と同様の方法で製膜し感熱孔版印刷用原紙を作製、謄写印刷を行った。
以上得られた結果をまとめて下記表1および表2に示す。
【0053】
【表1】
Figure 2004202904
【0054】
【表2】
Figure 2004202904
【0055】
【発明の効果】
本発明の感熱孔版用フィルムは、フィルムの機械特性、耐カール性、耐磨性が優れているため、穿孔原版から、多くの印刷枚数が可能となる。また画像面においても、穿孔時のフィルム収縮および変形が少ないため、写真画像のように、穿孔確率と穿孔形状が問題になる高画質用途に、最適な鮮明画像が得られる。その工業的価値は高い。

Claims (3)

  1. 3種類以上のポリエステル組成物からなる厚み1.0〜7.0μmの二軸延伸ポリエステルフィルムであって、フィルムのヤング率が3000Mpa以上であり、動的粘弾性法で求めた動的粘弾性温度特性の主分散温度E”(t)が60〜75℃であることを特徴とする高感度感熱孔版印刷原紙用ポリエステルフィルム。
  2. フィルムの収縮特性が下記式(1)〜(3)を同時に満足することを特徴とする請求項1記載の高感度感熱孔版印刷原紙用ポリエステルフィルム。
    St≧70℃ …(1)
    150≧25% …(2)
    TD/SMD≦0.9…(3)
    (上記式中、Stは収縮開始温度(℃)、S150は150℃におけるフィルム長手方向の収縮率(%)、SMDは90℃におけるフィルム長手方向の収縮率(%)、STDは90℃におけるフィルム横手方向の収縮率(%)である)
  3. 二軸ポリエステルフィルムを構成するポリエステルが、ポリエチレンナフタレート系ポリエステル(A)、ポリエチレンテレフタレート系ポリエステル(B)およびポリブチレンテレフタレート系ポリエステル(C)を、下記式(4)〜(6)を同時に満足する割合で含有することを特徴とする請求項1または2記載の高感度感熱孔版印刷原紙用ポリエステルフィルム。
    5≦a≦35 …(4)
    30≦b≦50 …(5)
    30≦c≦60 …(6)
    (上記式中、aは(A)成分の割合(重量%)、bは(B)成分の割合(重量%)、cは(C)成分の割合(重量%)である)
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