JPH0768964A - 感熱穿孔性フィルム及びそれを用いた感熱孔版印刷用原紙 - Google Patents
感熱穿孔性フィルム及びそれを用いた感熱孔版印刷用原紙Info
- Publication number
- JPH0768964A JPH0768964A JP21976693A JP21976693A JPH0768964A JP H0768964 A JPH0768964 A JP H0768964A JP 21976693 A JP21976693 A JP 21976693A JP 21976693 A JP21976693 A JP 21976693A JP H0768964 A JPH0768964 A JP H0768964A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- film
- thermal
- resin
- stencil printing
- base paper
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Landscapes
- Printing Plates And Materials Therefor (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 感熱孔版印刷の欠点であるファーストコピー
が出るまでの時間を短縮する為に、製版時間を従来の1
/2程度に短縮可能な感熱穿孔性フィルムおよびそれを
用いた感熱孔版印刷用原紙を提供する。 【構成】 熱可塑性ポリエステル系樹脂よりなる二軸延
伸フィルムにおいて、60〜150℃において加熱収縮
応力の最大値を示し、その値が300g/mm2以上で
あり、150℃における加熱収縮率が少なくとも30
%、厚みが1.0μm以下の感熱穿孔性フィルム、及び
前期フィルムを多孔質支持体とを剥離強度が30g/2
5mm幅以下に積層した感熱孔版印刷用原紙。
が出るまでの時間を短縮する為に、製版時間を従来の1
/2程度に短縮可能な感熱穿孔性フィルムおよびそれを
用いた感熱孔版印刷用原紙を提供する。 【構成】 熱可塑性ポリエステル系樹脂よりなる二軸延
伸フィルムにおいて、60〜150℃において加熱収縮
応力の最大値を示し、その値が300g/mm2以上で
あり、150℃における加熱収縮率が少なくとも30
%、厚みが1.0μm以下の感熱穿孔性フィルム、及び
前期フィルムを多孔質支持体とを剥離強度が30g/2
5mm幅以下に積層した感熱孔版印刷用原紙。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、特に高速で製版が可能
な感熱穿孔性フィルム及びそれを用いた感熱孔版印刷用
原紙に関する。
な感熱穿孔性フィルム及びそれを用いた感熱孔版印刷用
原紙に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から感熱孔版印刷用原紙として、ポ
リエステル系樹脂フィルム、ポリオレフィン系樹脂フィ
ルム、塩化ビニル系樹脂フィルム、塩化ビニル−塩化ビ
ニリデン系樹脂フィルム等を和紙、紗等の多孔質支持体
(以下、支持体という)に貼合せたものが用いられて来
た。
リエステル系樹脂フィルム、ポリオレフィン系樹脂フィ
ルム、塩化ビニル系樹脂フィルム、塩化ビニル−塩化ビ
ニリデン系樹脂フィルム等を和紙、紗等の多孔質支持体
(以下、支持体という)に貼合せたものが用いられて来
た。
【0003】特に、厚みが2μm前後のポリエステル系
樹脂フィルムは、サーマルヘッド(以下、THという)
により製版される感熱孔版印刷用原紙用フィルムとして
の諸特性を満足している為、殆どのTH製版用感熱孔版
印刷用原紙に用いられてきた。感熱孔版印刷は静電複写
印刷に比べて、多数枚印刷時のコストが安い、高速印刷
(120枚/分)が可能、メンテナンスは基本的に不要
等の利点があるが、ファーストコピーが出る迄に時間が
かかる欠点がある。現在、A4サイズの原稿の場合17
秒程度であり、これを10秒以下程度にすることが望ま
れている。製版時間がかかる主要因は感熱孔版印刷用原
紙の製版時間にある。製版時間を短くする為にはTHへ
の印加時間を短くする必要があるが、製版に必要なエネ
ルギーをTHに印加する為には電圧を上げなければなら
ない。しかし、電圧を上げるとTHの寿命を短くするの
で電圧を上げずに製版することが望ましいが上記の様な
従来の感熱孔版印刷用原紙では困難であった。
樹脂フィルムは、サーマルヘッド(以下、THという)
により製版される感熱孔版印刷用原紙用フィルムとして
の諸特性を満足している為、殆どのTH製版用感熱孔版
印刷用原紙に用いられてきた。感熱孔版印刷は静電複写
印刷に比べて、多数枚印刷時のコストが安い、高速印刷
(120枚/分)が可能、メンテナンスは基本的に不要
等の利点があるが、ファーストコピーが出る迄に時間が
かかる欠点がある。現在、A4サイズの原稿の場合17
秒程度であり、これを10秒以下程度にすることが望ま
れている。製版時間がかかる主要因は感熱孔版印刷用原
紙の製版時間にある。製版時間を短くする為にはTHへ
の印加時間を短くする必要があるが、製版に必要なエネ
ルギーをTHに印加する為には電圧を上げなければなら
ない。しかし、電圧を上げるとTHの寿命を短くするの
で電圧を上げずに製版することが望ましいが上記の様な
従来の感熱孔版印刷用原紙では困難であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来の製版
時間の1/2程度以下と極短時間の製版でも従来の印加
電圧程度で製版が可能な、格段に穿孔感度の高い感熱穿
孔性フィルムおよびそれを用いた感熱孔版印刷用原紙を
提供することを目的とする。
時間の1/2程度以下と極短時間の製版でも従来の印加
電圧程度で製版が可能な、格段に穿孔感度の高い感熱穿
孔性フィルムおよびそれを用いた感熱孔版印刷用原紙を
提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、熱可塑性ポリ
エステル系樹脂よりなる二軸延伸フィルムであって、6
0〜150℃において加熱収縮応力の最大値を示し、そ
の値が300g/mm 2 以上であり、150℃における
加熱収縮率が少なくとも30%、厚みが1.0μm以下
の感熱穿孔性フィルムである。もう一つの発明は、前記
のフィルムと多孔質支持体とを剥離強度が30g/25
mm幅以下に積層した感熱孔版印刷用原紙である。
エステル系樹脂よりなる二軸延伸フィルムであって、6
0〜150℃において加熱収縮応力の最大値を示し、そ
の値が300g/mm 2 以上であり、150℃における
加熱収縮率が少なくとも30%、厚みが1.0μm以下
の感熱穿孔性フィルムである。もう一つの発明は、前記
のフィルムと多孔質支持体とを剥離強度が30g/25
mm幅以下に積層した感熱孔版印刷用原紙である。
【0006】本発明のフィルムの厚みは1.0μm以下
である。1.0μmより厚いと穿孔感度が急激に低下す
る。フィルムの穿孔状態を観察してみると、厚みが1.
0μmを境として大幅に変化する。その要因は不明であ
るが、溶融した樹脂が孔の周辺に集まり凸部を形成しT
H表面とフィルム表面との接触を妨害するが、フィルム
の厚みが1.0μm以下までは溶融した樹脂量が少なく
上記妨害が殆ど起こらない為であると考えられる。厚み
が厚くなると伝熱に遅れが出て、高速製版には適さな
い。機械的強度および耐刷性の点からフィルムの厚みは
好ましくは0.3〜1.0μm、より好ましくは0.5
〜0.9μmである。
である。1.0μmより厚いと穿孔感度が急激に低下す
る。フィルムの穿孔状態を観察してみると、厚みが1.
0μmを境として大幅に変化する。その要因は不明であ
るが、溶融した樹脂が孔の周辺に集まり凸部を形成しT
H表面とフィルム表面との接触を妨害するが、フィルム
の厚みが1.0μm以下までは溶融した樹脂量が少なく
上記妨害が殆ど起こらない為であると考えられる。厚み
が厚くなると伝熱に遅れが出て、高速製版には適さな
い。機械的強度および耐刷性の点からフィルムの厚みは
好ましくは0.3〜1.0μm、より好ましくは0.5
〜0.9μmである。
【0007】本発明のフィルムの加熱収縮応力の最大値
は300g/mm2 以上、好ましくは300〜1000
g/mm2 である。300g/mm2 未満では厚みが薄
いフィルムの場合、接着剤に妨害されて有効に穿孔する
ことが困難である。1000g/mm2 をこえると、フ
ィルムが薄い為に穿孔時に過大に収縮応力が働き、孔が
無秩序に広がったり、フィルムが破れ易くなる。
は300g/mm2 以上、好ましくは300〜1000
g/mm2 である。300g/mm2 未満では厚みが薄
いフィルムの場合、接着剤に妨害されて有効に穿孔する
ことが困難である。1000g/mm2 をこえると、フ
ィルムが薄い為に穿孔時に過大に収縮応力が働き、孔が
無秩序に広がったり、フィルムが破れ易くなる。
【0008】加熱収縮応力は60〜150℃、好ましく
は65〜130℃、より好ましくは65〜120℃にお
いて最大値をとる必要がある。最大値が60℃未満にお
いて発生するフィルムは寸法安定性に乏しく、150℃
より高い温度で発生するフィルムは熱応答速度が遅く高
速製版には適さない。本発明のフィルムは、150℃に
おける加熱収縮率が少なくとも30%、好ましくは30
〜80%である。30%未満では有効な孔径まで広がり
難い。
は65〜130℃、より好ましくは65〜120℃にお
いて最大値をとる必要がある。最大値が60℃未満にお
いて発生するフィルムは寸法安定性に乏しく、150℃
より高い温度で発生するフィルムは熱応答速度が遅く高
速製版には適さない。本発明のフィルムは、150℃に
おける加熱収縮率が少なくとも30%、好ましくは30
〜80%である。30%未満では有効な孔径まで広がり
難い。
【0009】本発明のフィルムを構成する好ましい熱可
塑性ポリエステル系樹脂は、酸成分としてテレフタル酸
及びその異性体(イソフタル酸、フタル酸)、それ等の
誘導体、ナフタレンジカルボン酸又はその誘導体、アジ
ピン酸、コハク酸等の脂肪族ジカルボン酸類、それ等の
誘導体より選ばれる1種又は2種以上、アルコール成分
として、エチレングリコール、その誘導体、例えばジエ
チレングリコール、トリエチレングリコール、ポリエチ
レングリコール等、アルキレングリコール類、例えばト
リメチレングリコール、テトラメチレングリコール、ネ
オペンチルグリコール、ヘキサメチレングリコール等、
脂肪族飽和環状グリコール類、例えばシクロヘキサンジ
オール、シクロヘキサンジメタノール、シクロヘキサン
アルキルジオール類等、芳香環、例えばビスフェノール
核を有するジオール等を1種又は2種以上用いて共重合
したポリエステルである。より好ましい組み合わせは、
酸成分としてテレフタル酸(40モル%以下のイソフタ
ル酸、フタル酸、アジピン酸等を共重合しても良
い。)。アルコール成分としては、エチレングリコー
ル、ジエチレングリコール、ブタンジオール、ネオペン
チルグリコール、シクロヘキサンジメタノール、ビスフ
ェノールA等を主体とした自由な組み合わせの成分及び
割合で混合し重合したものである。
塑性ポリエステル系樹脂は、酸成分としてテレフタル酸
及びその異性体(イソフタル酸、フタル酸)、それ等の
誘導体、ナフタレンジカルボン酸又はその誘導体、アジ
ピン酸、コハク酸等の脂肪族ジカルボン酸類、それ等の
誘導体より選ばれる1種又は2種以上、アルコール成分
として、エチレングリコール、その誘導体、例えばジエ
チレングリコール、トリエチレングリコール、ポリエチ
レングリコール等、アルキレングリコール類、例えばト
リメチレングリコール、テトラメチレングリコール、ネ
オペンチルグリコール、ヘキサメチレングリコール等、
脂肪族飽和環状グリコール類、例えばシクロヘキサンジ
オール、シクロヘキサンジメタノール、シクロヘキサン
アルキルジオール類等、芳香環、例えばビスフェノール
核を有するジオール等を1種又は2種以上用いて共重合
したポリエステルである。より好ましい組み合わせは、
酸成分としてテレフタル酸(40モル%以下のイソフタ
ル酸、フタル酸、アジピン酸等を共重合しても良
い。)。アルコール成分としては、エチレングリコー
ル、ジエチレングリコール、ブタンジオール、ネオペン
チルグリコール、シクロヘキサンジメタノール、ビスフ
ェノールA等を主体とした自由な組み合わせの成分及び
割合で混合し重合したものである。
【0010】上記組成物を単独で用いてもよいが、出来
たフィルムが加熱収縮応力の最大値の温度依存において
2つ以上の極大値を持つものがより好ましく、少なくと
も2種以上の熱可塑性ポリエステル系樹脂からなる組成
物がより好ましい。更に、DSC測定において複数のガ
ラス転移点又は融解ピークを示すものが好ましく、より
好ましくは少なくとも1種の上記の単量体を組み合わせ
た実質的に非晶質のポリエステル系熱可塑性樹脂(A)
と少なくとも1種のAよりもガラス転移点が低く、かつ
融点が240℃以下の結晶性ポリエステル系熱可塑性樹
脂(B)とからなる組成物である。この組成物のDSC
測定による融解ピークは1ピークである。
たフィルムが加熱収縮応力の最大値の温度依存において
2つ以上の極大値を持つものがより好ましく、少なくと
も2種以上の熱可塑性ポリエステル系樹脂からなる組成
物がより好ましい。更に、DSC測定において複数のガ
ラス転移点又は融解ピークを示すものが好ましく、より
好ましくは少なくとも1種の上記の単量体を組み合わせ
た実質的に非晶質のポリエステル系熱可塑性樹脂(A)
と少なくとも1種のAよりもガラス転移点が低く、かつ
融点が240℃以下の結晶性ポリエステル系熱可塑性樹
脂(B)とからなる組成物である。この組成物のDSC
測定による融解ピークは1ピークである。
【0011】フィルムの搬送性を向上させる為に、滑り
性を付与することが好ましい。本発明のフィルムは厚み
が薄い為に、滑り性が良くないとロールとの密着、TH
との密着等により破れ易い。又、従来のフィルム厚みで
あればフィルム厚みの2.5倍程度の粒子径を持つ無機
粒子がフィルム中に存在していても破れの問題は発生し
ないが、本発明のフィルムの様に薄い場合には、製版時
にTH等との擦れで破れる可能性がある。そこでフィル
ム表面における中心線平均粗さ(Ra)は好ましくは
0.01〜0.10μm、最大高さ(Rmax)は好ま
しくは1.5μm以下、より好ましくは0.1〜1.0
μmである。上記の粗さを得る為には、平均径がフィル
ム厚みの1.2倍以下、かつ平均径の分布が狭い粒子を
添加することが好ましい。平均径が厚みの1.2倍以下
であっても、最大径が2倍を超える粒子を添加すること
は好ましくない。粒子の形状は球状(繭型等を含む)が
好ましく、更に好ましくは真球状である。その具体例と
しては、シリカ、カーボン、炭酸カルシウム、マイカ、
タルク等の無機粒子、樹脂粒子例えばスチレン系やアク
リル系の架橋樹脂粒子、シリコーン樹脂粒子等、中空粒
子、銅、亜鉛、チタン等の金属粉が挙げられ、更に好ま
しくは真球状シリカ、単分散真球状シリコーンレジンパ
ウダー、球状炭酸カルシウム等が挙げられる。又、非相
溶性、かつ粘度がフィルムを構成する樹脂と異なる樹脂
をブレンドする方法が、フィルムの機械的強度の低下が
少ないのでより好ましい。例えば、ポリプロピレン系樹
脂、ポリエチレン系樹脂やエチレン−ビニルアルコール
系樹脂等のポリオレフィン系樹脂等を10重量%以下で
ブレンドすることが好ましい。更に、ポリアミド、セル
ロース系樹脂等の熱可塑性樹脂をブレンドしても良い。
性を付与することが好ましい。本発明のフィルムは厚み
が薄い為に、滑り性が良くないとロールとの密着、TH
との密着等により破れ易い。又、従来のフィルム厚みで
あればフィルム厚みの2.5倍程度の粒子径を持つ無機
粒子がフィルム中に存在していても破れの問題は発生し
ないが、本発明のフィルムの様に薄い場合には、製版時
にTH等との擦れで破れる可能性がある。そこでフィル
ム表面における中心線平均粗さ(Ra)は好ましくは
0.01〜0.10μm、最大高さ(Rmax)は好ま
しくは1.5μm以下、より好ましくは0.1〜1.0
μmである。上記の粗さを得る為には、平均径がフィル
ム厚みの1.2倍以下、かつ平均径の分布が狭い粒子を
添加することが好ましい。平均径が厚みの1.2倍以下
であっても、最大径が2倍を超える粒子を添加すること
は好ましくない。粒子の形状は球状(繭型等を含む)が
好ましく、更に好ましくは真球状である。その具体例と
しては、シリカ、カーボン、炭酸カルシウム、マイカ、
タルク等の無機粒子、樹脂粒子例えばスチレン系やアク
リル系の架橋樹脂粒子、シリコーン樹脂粒子等、中空粒
子、銅、亜鉛、チタン等の金属粉が挙げられ、更に好ま
しくは真球状シリカ、単分散真球状シリコーンレジンパ
ウダー、球状炭酸カルシウム等が挙げられる。又、非相
溶性、かつ粘度がフィルムを構成する樹脂と異なる樹脂
をブレンドする方法が、フィルムの機械的強度の低下が
少ないのでより好ましい。例えば、ポリプロピレン系樹
脂、ポリエチレン系樹脂やエチレン−ビニルアルコール
系樹脂等のポリオレフィン系樹脂等を10重量%以下で
ブレンドすることが好ましい。更に、ポリアミド、セル
ロース系樹脂等の熱可塑性樹脂をブレンドしても良い。
【0012】必要に応じて、顔料、染料、帯電防止剤、
界面活性剤等を添加しても良い。本発明のフィルムは1
層で用いても良いし、2層、3層以上の多層状でも良
い。多層で用いる場合、少なくとも1層が本発明のフィ
ルムであり、全層厚みは1.0μm以下である。例え
ば、本発明のフィルムとホットメルト系樹脂フィルムと
の積層、表層の一方に無機系又は有機系の粒子を添加
し、もう一方には添加しないか、添加量を減らした層を
設ける等が挙げられる。
界面活性剤等を添加しても良い。本発明のフィルムは1
層で用いても良いし、2層、3層以上の多層状でも良
い。多層で用いる場合、少なくとも1層が本発明のフィ
ルムであり、全層厚みは1.0μm以下である。例え
ば、本発明のフィルムとホットメルト系樹脂フィルムと
の積層、表層の一方に無機系又は有機系の粒子を添加
し、もう一方には添加しないか、添加量を減らした層を
設ける等が挙げられる。
【0013】上記特性を満足するフィルムを得る為に
は、例えば、熱可塑性ポリエステル系樹脂であるポリエ
チレンテレフタレートを通常のテンターによる逐次二軸
延伸で製造することはかなり困難である。本発明のフィ
ルムを得る好ましい方法としては、極薄フィルムに低温
での収縮成分を有効に付与する為に、好ましくは単層で
延伸するよりも延伸をサポートする層(以下、補強層と
いう)を設けて多層状で延伸することが好ましい。その
時の層構成は感熱穿孔性フィルム層をM、補強層をBで
示すと、M/B、M/B/M、B/M/B、M/B/M
/B/M…,で示すことができる。ここで補強層(B)
は剥離剤、例えばポリオキシエチレン系界面活性剤、グ
リセリン脂肪酸エステル等の界面活性剤、ジメチルシリ
コーンオイル、変性シリコーンオイル、例えばアミノ変
性、エーテル変性、メルカプト変性、エポキシ変性シリ
コーンオイル等、脂肪酸アミド等を含有したビカット軟
化点(VSP;ASTMD1525準拠、荷重1kg、
昇温速度2℃/分)が110℃以下の熱可塑性樹脂を主
体とした層が好ましい。具体的には、エチレン系樹脂、
例えばLDPE、HDPE、LLDPE、VLDPE、
EVA、EMAA、EEA、EAA、EMA等、アイオ
ノマー、エチレンまたはブテン等を共重合したプロピレ
ン系樹脂、ブテン系樹脂等で結晶化度が60%以下であ
ることが好ましい。補強層はB/B’、B/B’/B、
B’/B/B’等の様に多層状であっても良い。特に
B’をプロピレン系樹脂、ブテン系樹脂等のVSPが1
10℃以上、好ましくは115℃以上の熱可塑性樹脂を
主体とした層にすることがより好ましい。例えばM/B
/B’/B/Mの層構成で延伸すると、(B/B’/
B)層はM層を圧縮した状態になる。出来た多層フィル
ムに支持体を積層後、M層から〔B/B’/B〕層を剥
離するとM層は(1%以下程度)伸びてマスターのカー
ルを低減する。
は、例えば、熱可塑性ポリエステル系樹脂であるポリエ
チレンテレフタレートを通常のテンターによる逐次二軸
延伸で製造することはかなり困難である。本発明のフィ
ルムを得る好ましい方法としては、極薄フィルムに低温
での収縮成分を有効に付与する為に、好ましくは単層で
延伸するよりも延伸をサポートする層(以下、補強層と
いう)を設けて多層状で延伸することが好ましい。その
時の層構成は感熱穿孔性フィルム層をM、補強層をBで
示すと、M/B、M/B/M、B/M/B、M/B/M
/B/M…,で示すことができる。ここで補強層(B)
は剥離剤、例えばポリオキシエチレン系界面活性剤、グ
リセリン脂肪酸エステル等の界面活性剤、ジメチルシリ
コーンオイル、変性シリコーンオイル、例えばアミノ変
性、エーテル変性、メルカプト変性、エポキシ変性シリ
コーンオイル等、脂肪酸アミド等を含有したビカット軟
化点(VSP;ASTMD1525準拠、荷重1kg、
昇温速度2℃/分)が110℃以下の熱可塑性樹脂を主
体とした層が好ましい。具体的には、エチレン系樹脂、
例えばLDPE、HDPE、LLDPE、VLDPE、
EVA、EMAA、EEA、EAA、EMA等、アイオ
ノマー、エチレンまたはブテン等を共重合したプロピレ
ン系樹脂、ブテン系樹脂等で結晶化度が60%以下であ
ることが好ましい。補強層はB/B’、B/B’/B、
B’/B/B’等の様に多層状であっても良い。特に
B’をプロピレン系樹脂、ブテン系樹脂等のVSPが1
10℃以上、好ましくは115℃以上の熱可塑性樹脂を
主体とした層にすることがより好ましい。例えばM/B
/B’/B/Mの層構成で延伸すると、(B/B’/
B)層はM層を圧縮した状態になる。出来た多層フィル
ムに支持体を積層後、M層から〔B/B’/B〕層を剥
離するとM層は(1%以下程度)伸びてマスターのカー
ルを低減する。
【0014】これらの樹脂は公知の方法で溶融押出しさ
れた後、延伸に供せられる。延伸条件は、低温での収縮
成分を付与する為に出来るだけ低温で、高倍率に延伸す
ることが好ましい。Bに選択的に架橋処理を施して延伸
のラチチュードを広くすることも考えられる。具体的に
は、感熱穿孔性フィルムを形成する樹脂の(Tg+15
℃)から(Tg+45℃)の温度で、面積倍率で4〜4
9倍、好ましくは9〜35倍、2軸方向に延伸する。延
伸操作を繰り返しても良い。上記方法で延伸したフィル
ムは、必要により熱処理を行う。
れた後、延伸に供せられる。延伸条件は、低温での収縮
成分を付与する為に出来るだけ低温で、高倍率に延伸す
ることが好ましい。Bに選択的に架橋処理を施して延伸
のラチチュードを広くすることも考えられる。具体的に
は、感熱穿孔性フィルムを形成する樹脂の(Tg+15
℃)から(Tg+45℃)の温度で、面積倍率で4〜4
9倍、好ましくは9〜35倍、2軸方向に延伸する。延
伸操作を繰り返しても良い。上記方法で延伸したフィル
ムは、必要により熱処理を行う。
【0015】製膜されたた多層フィルム、例えばM/
B、M/B/M、M/B/B’/B/M等は、そのまま
コーティング、支持体等とのラミネート等の2次加工に
用いてもよい。剥離してM層単層フィルムで2次加工に
供してもよいが、その場合、操作性がかなり困難であ
り、また出来た感熱孔版印刷用原紙のフィルム表面に凹
凸が発生して白抜け等が発生し易いので注意する必要が
ある。
B、M/B/M、M/B/B’/B/M等は、そのまま
コーティング、支持体等とのラミネート等の2次加工に
用いてもよい。剥離してM層単層フィルムで2次加工に
供してもよいが、その場合、操作性がかなり困難であ
り、また出来た感熱孔版印刷用原紙のフィルム表面に凹
凸が発生して白抜け等が発生し易いので注意する必要が
ある。
【0016】本発明の感熱孔版印刷用原紙においては、
上記フィルムと支持体とは剥離強度が30g/25mm
幅以下、好ましくは8〜25g/mm幅で積層されてい
る。30gより大きいとフィルムの開孔を妨害し、8g
/mm幅未満では製版時、フィルムのORSでフィルム
と支持体が剥離し易くなる。接着剤を用いる場合、接着
剤量は2g/m2 以下が好ましく、より好ましくは1g
/m2 以下である。接着剤は、フィルム側に塗布する場
合と、支持体側に塗布する場合があるが、支持体側に塗
布する方が好ましい。フィルム側に塗布する場合、フィ
ルムの厚みが薄いので接着剤やその溶剤に侵され易いう
え、フィルムの表面に接着剤の膜が出来、穿孔感度が低
下する。そこで、支持体側に接着剤を塗布し、フィルム
と支持体とは点接着状態とすることが好ましい。フィル
ムが薄く、印刷時にかかる伸長力を支持体がカバーしな
ければならないので、後述する支持体に樹脂塗工をする
か接着剤を支持体に塗布して接着剤で補強することによ
り、耐刷性を向上させることが好ましい。
上記フィルムと支持体とは剥離強度が30g/25mm
幅以下、好ましくは8〜25g/mm幅で積層されてい
る。30gより大きいとフィルムの開孔を妨害し、8g
/mm幅未満では製版時、フィルムのORSでフィルム
と支持体が剥離し易くなる。接着剤を用いる場合、接着
剤量は2g/m2 以下が好ましく、より好ましくは1g
/m2 以下である。接着剤は、フィルム側に塗布する場
合と、支持体側に塗布する場合があるが、支持体側に塗
布する方が好ましい。フィルム側に塗布する場合、フィ
ルムの厚みが薄いので接着剤やその溶剤に侵され易いう
え、フィルムの表面に接着剤の膜が出来、穿孔感度が低
下する。そこで、支持体側に接着剤を塗布し、フィルム
と支持体とは点接着状態とすることが好ましい。フィル
ムが薄く、印刷時にかかる伸長力を支持体がカバーしな
ければならないので、後述する支持体に樹脂塗工をする
か接着剤を支持体に塗布して接着剤で補強することによ
り、耐刷性を向上させることが好ましい。
【0017】接着剤としては、フィルム厚みが薄いので
極少量で耐水接着強度のあるものが好ましく、酢酸ビニ
ル系接着剤、例えば、エチレン−酢酸ビニル系接着剤、
酢酸ビニル−塩化ビニル系接着剤等、エポキシ系接着
剤、ウレンタン系接着剤、例えば、ポリエステル−ポリ
ウレタン系接着剤、アクリル系接着剤、紫外線や電子線
等のエネルギー線硬化型接着剤等が挙げられる。ホット
メルト接着剤をフィルムに塗布、支持体にホットメルト
樹脂をコーティング、同樹脂を含む繊維を混合した支持
体を用いて積層する等の方法もある。
極少量で耐水接着強度のあるものが好ましく、酢酸ビニ
ル系接着剤、例えば、エチレン−酢酸ビニル系接着剤、
酢酸ビニル−塩化ビニル系接着剤等、エポキシ系接着
剤、ウレンタン系接着剤、例えば、ポリエステル−ポリ
ウレタン系接着剤、アクリル系接着剤、紫外線や電子線
等のエネルギー線硬化型接着剤等が挙げられる。ホット
メルト接着剤をフィルムに塗布、支持体にホットメルト
樹脂をコーティング、同樹脂を含む繊維を混合した支持
体を用いて積層する等の方法もある。
【0018】支持体の好ましい例は、印刷インキの透過
が可能で、かつ感熱穿孔性フィルムが穿孔する加熱収縮
条件下でも変形を起こさない天然繊維、再生繊維、合成
繊維、無機繊維、例えばガラス繊維、カーボン繊維、各
種ウィスカー等を原料とした単体又はこれ等を混合した
薄葉紙、不織布、織布等が挙げられる。特に、好ましく
は0.5デニール以下、より好ましくは0.2デニール
以下の極細繊維を、好ましくは少なくとも10重量%、
より好ましくは20重量%以上混抄したものが支持体と
して好ましい。不織布タイプの薄葉紙の目付は通常30
〜5g/m2 、好ましくは15〜6g/m2 である。メ
ッシュ状の織布タイプの場合は通常500〜15メッシ
ュ、好ましくは300〜50メッシュである。これ等の
支持体に樹脂加工したものや、カレンダー加工したもの
等が使用される。又、印刷した場合に繊維が目立たない
300〜50メッシュ、好ましくは250〜100メッ
シュの合成繊維製紗も用いられる。素材としては、ポリ
エステル系の繊維が好ましく、その他、ビニロン系、ウ
レタン系の繊維、又は無機繊維を単独で又は混抄して用
いても良い。
が可能で、かつ感熱穿孔性フィルムが穿孔する加熱収縮
条件下でも変形を起こさない天然繊維、再生繊維、合成
繊維、無機繊維、例えばガラス繊維、カーボン繊維、各
種ウィスカー等を原料とした単体又はこれ等を混合した
薄葉紙、不織布、織布等が挙げられる。特に、好ましく
は0.5デニール以下、より好ましくは0.2デニール
以下の極細繊維を、好ましくは少なくとも10重量%、
より好ましくは20重量%以上混抄したものが支持体と
して好ましい。不織布タイプの薄葉紙の目付は通常30
〜5g/m2 、好ましくは15〜6g/m2 である。メ
ッシュ状の織布タイプの場合は通常500〜15メッシ
ュ、好ましくは300〜50メッシュである。これ等の
支持体に樹脂加工したものや、カレンダー加工したもの
等が使用される。又、印刷した場合に繊維が目立たない
300〜50メッシュ、好ましくは250〜100メッ
シュの合成繊維製紗も用いられる。素材としては、ポリ
エステル系の繊維が好ましく、その他、ビニロン系、ウ
レタン系の繊維、又は無機繊維を単独で又は混抄して用
いても良い。
【0019】上記フィルム面にTHとのスティックを防
止する為に、脂肪酸アミド、界面活性剤、例えば脂肪酸
とのグリセリンエステル、ポリオキシエチレン系界面活
性剤、アルキル−アルキロール−アミン等、フッ素樹
脂、シリコーンオイル、例えばアルキル変性、アミノ変
性、メルカプト変性、エポキシ変性、アルコール変性等
の変性シリコーンオイル等を塗布したり、前述のフィル
ムの製造法において、補強層に上記物質を練り込んでお
き、転写させる等の方法等でフィルム表面にこの層を形
成させても良い。しかし、本発明のフィルムは穿孔感度
が高い為に、製版時のTH表面温度が低いので従来フィ
ルムの様に、耐熱性が高く効果の高いスティック防止層
を形成(充分なスティック防止効果を得る為に厚みが
0.5μmにも達してしまう場合がある)する必要は殆
ど無く、従って感熱穿孔性フィルムの本来もっている穿
孔感度を低下させることが極めて少ない。
止する為に、脂肪酸アミド、界面活性剤、例えば脂肪酸
とのグリセリンエステル、ポリオキシエチレン系界面活
性剤、アルキル−アルキロール−アミン等、フッ素樹
脂、シリコーンオイル、例えばアルキル変性、アミノ変
性、メルカプト変性、エポキシ変性、アルコール変性等
の変性シリコーンオイル等を塗布したり、前述のフィル
ムの製造法において、補強層に上記物質を練り込んでお
き、転写させる等の方法等でフィルム表面にこの層を形
成させても良い。しかし、本発明のフィルムは穿孔感度
が高い為に、製版時のTH表面温度が低いので従来フィ
ルムの様に、耐熱性が高く効果の高いスティック防止層
を形成(充分なスティック防止効果を得る為に厚みが
0.5μmにも達してしまう場合がある)する必要は殆
ど無く、従って感熱穿孔性フィルムの本来もっている穿
孔感度を低下させることが極めて少ない。
【0020】
【実施例】以下、実施例により本発明を具体的に説明す
る。本発明に用いられる測定法を示す。 (1)加熱収縮応力の最大値(ORS:g/mm2 ) 加熱収縮応力の測定方法は、縦方向、横方向に幅20m
mで切り出したサンプルをストレインゲージ付きのチャ
ック間50mmにセットし、それを各温度に加熱したシ
リコーンオイルに浸せきし、発生した応力を検出するこ
とにより求める。この場合、測定値は浸せき後10秒以
内での最大値を採る。従って、10秒後更に応力が大き
くなっていても浸せき後10秒での応力値を採る。温度
が高くなると最大ピークが短時間で発生するので、スト
レージ式のオシログラフ又はストレージ式の記録計(例
えば、日置電機製メモリハイコーダー8815を)使用
し、極短時間の応力値を正確に記録するものとする。各
温度で測定された加熱収縮応力の内、最大値をORSと
した。尚、値は縦方向と横方向の平均値で表すものとす
る。
る。本発明に用いられる測定法を示す。 (1)加熱収縮応力の最大値(ORS:g/mm2 ) 加熱収縮応力の測定方法は、縦方向、横方向に幅20m
mで切り出したサンプルをストレインゲージ付きのチャ
ック間50mmにセットし、それを各温度に加熱したシ
リコーンオイルに浸せきし、発生した応力を検出するこ
とにより求める。この場合、測定値は浸せき後10秒以
内での最大値を採る。従って、10秒後更に応力が大き
くなっていても浸せき後10秒での応力値を採る。温度
が高くなると最大ピークが短時間で発生するので、スト
レージ式のオシログラフ又はストレージ式の記録計(例
えば、日置電機製メモリハイコーダー8815を)使用
し、極短時間の応力値を正確に記録するものとする。各
温度で測定された加熱収縮応力の内、最大値をORSと
した。尚、値は縦方向と横方向の平均値で表すものとす
る。
【0021】(2)加熱収縮率(%) フィルムサンプルを50mm×50mmに切り出し、1
50℃にセットされた熱風循環恒温槽内に自由に収縮出
来る状態で5分間放置し、その後取り出して寸法変化を
読み取る。値は縦方向と横方向の平均値を採る。 (3)中心線平均粗さ(Ra)及び最大高さ(Rma
x) JISB0601に準拠する。測定は東京精密社製サー
フコム550Aを用い、測定条件は、カットオフ値が
0.25mm、測定長が1.25mm、倍率5万倍、触
針先端5μmR(ダイアモンド製)で行なう。値は、5
回測定して最大値、最小値を除いた3点の平均値を採
る。
50℃にセットされた熱風循環恒温槽内に自由に収縮出
来る状態で5分間放置し、その後取り出して寸法変化を
読み取る。値は縦方向と横方向の平均値を採る。 (3)中心線平均粗さ(Ra)及び最大高さ(Rma
x) JISB0601に準拠する。測定は東京精密社製サー
フコム550Aを用い、測定条件は、カットオフ値が
0.25mm、測定長が1.25mm、倍率5万倍、触
針先端5μmR(ダイアモンド製)で行なう。値は、5
回測定して最大値、最小値を除いた3点の平均値を採
る。
【0022】(4)高速製版性 製版装置として大倉電機社製印字装置TH−PDMに4
00DPIの東芝社製TPHを装着したものを用い、印
字パターンとして、全ドット印字(黒ベタ)、一点おき
印字(1/2パターン)、及び文字を組み込んだパター
ンを選び、製版エネルギーを0.07mJ/dotと
し、パルス時間とマスター送り速度を変えて製版する。
00DPIの東芝社製TPHを装着したものを用い、印
字パターンとして、全ドット印字(黒ベタ)、一点おき
印字(1/2パターン)、及び文字を組み込んだパター
ンを選び、製版エネルギーを0.07mJ/dotと
し、パルス時間とマスター送り速度を変えて製版する。
【0023】評価は、製版後の感熱孔版印刷用原紙をリ
コ−社製プリポートVT3500の印刷ドラムに装着
し、通常印刷条件で印刷操作のみを行い、印刷物の内、
20枚目の印刷物のベタ部の印刷濃度(OD;大日本ス
クリーン製造社製DM−800で測定)を測定してOD
=1.0となる製版時間を高速製版製とする。A4サイ
ズの製版に対し、8秒未満を「◎」、8秒以上12秒未
満を「○」、12秒以上15秒未満を「△」、15秒以
上を「×」とする。ここで、本装置の通常の製版速度は
14.7秒/A4である。 (5)剥離強度(g/25mm幅) JISK6854に準拠し、フィルムと支持体の両面に
セロテープで補強してT形剥離試験を行う。
コ−社製プリポートVT3500の印刷ドラムに装着
し、通常印刷条件で印刷操作のみを行い、印刷物の内、
20枚目の印刷物のベタ部の印刷濃度(OD;大日本ス
クリーン製造社製DM−800で測定)を測定してOD
=1.0となる製版時間を高速製版製とする。A4サイ
ズの製版に対し、8秒未満を「◎」、8秒以上12秒未
満を「○」、12秒以上15秒未満を「△」、15秒以
上を「×」とする。ここで、本装置の通常の製版速度は
14.7秒/A4である。 (5)剥離強度(g/25mm幅) JISK6854に準拠し、フィルムと支持体の両面に
セロテープで補強してT形剥離試験を行う。
【0024】本実施例に用いた熱可塑性ポリエステル系
樹脂組成物を以下に示す。 樹脂1:酸成分がテレフタル酸、アルコール成分がエチ
レングリコール70モル%,1,4−シクロヘキサンジ
メタノール30モル%からなる、〔η〕=0.80、T
g=79℃の実質的に非晶質の熱可塑性ポリエステル樹
脂 樹脂2:イソフタレートが15モル%の割合で共重合さ
れたポリエチレンテレフタレート・イソフタレート共重
合体(〔η〕=0.65、融点=230℃、Tg=67
℃) 樹脂3:〔η〕=0.75、融点=255℃、のポリエ
チレンテレフタレート 樹脂4:イソフタレートが40モル%の割合で共重合さ
れたポリブチレンテレフタレート・イソフタレート共重
合体(〔η〕=1.00、融点=170℃)
樹脂組成物を以下に示す。 樹脂1:酸成分がテレフタル酸、アルコール成分がエチ
レングリコール70モル%,1,4−シクロヘキサンジ
メタノール30モル%からなる、〔η〕=0.80、T
g=79℃の実質的に非晶質の熱可塑性ポリエステル樹
脂 樹脂2:イソフタレートが15モル%の割合で共重合さ
れたポリエチレンテレフタレート・イソフタレート共重
合体(〔η〕=0.65、融点=230℃、Tg=67
℃) 樹脂3:〔η〕=0.75、融点=255℃、のポリエ
チレンテレフタレート 樹脂4:イソフタレートが40モル%の割合で共重合さ
れたポリブチレンテレフタレート・イソフタレート共重
合体(〔η〕=1.00、融点=170℃)
【0025】
【実施例1、2及び比較例1、2】樹脂1にエチレン−
ビニルアルコール共重合体(EVOH:エチレン含量:
44モル%、MI=3、融点165℃)を3重量%ブレ
ンドしたものをA層、補強層(B層)としてエチレン−
酢酸ビニル共重合体70重量%、エチレン−プロピレン
共重合体15重量%、プロピレン−α・オレフィン共重
合エラストマー15重量%の混合組成物にポリオキシエ
チレンアルキルエーテル/ポリグリセリン脂肪酸エステ
ル=1/1を2重量%添加したものを用いて、A/B/
Aの3層状態にサーキュラーダイより共押出し、水冷後
再び加熱し、105℃の雰囲気温度で縦方向に4.5
倍、横方向に5.5倍にチューブラー二軸延伸し、熱処
理を行って各フィルムサンプルを得た。
ビニルアルコール共重合体(EVOH:エチレン含量:
44モル%、MI=3、融点165℃)を3重量%ブレ
ンドしたものをA層、補強層(B層)としてエチレン−
酢酸ビニル共重合体70重量%、エチレン−プロピレン
共重合体15重量%、プロピレン−α・オレフィン共重
合エラストマー15重量%の混合組成物にポリオキシエ
チレンアルキルエーテル/ポリグリセリン脂肪酸エステ
ル=1/1を2重量%添加したものを用いて、A/B/
Aの3層状態にサーキュラーダイより共押出し、水冷後
再び加熱し、105℃の雰囲気温度で縦方向に4.5
倍、横方向に5.5倍にチューブラー二軸延伸し、熱処
理を行って各フィルムサンプルを得た。
【0026】製膜されたフィルムサンプルを3層状態の
まま平均径15μmの麻60重量%と平均径4μmのポ
リエステル繊維20重量%、平均径6μmのビニロン繊
維20重量%、厚みが35μm、坪量10g/m2 の混
抄紙とをエポキシ系接着剤で剥離強度が25g/25m
m幅になる様に積層した。接着剤はアルコール系の溶剤
で希釈されおり、混抄紙側に塗布(塗布量は乾燥後重量
で1g/m2 )した。次にB/A層を剥離し、更にフィ
ルム面にアミノ変性シリコーンオイル(信越化学社製K
F864)を5mg/m2 塗布し、感熱孔版印刷用原紙
を得た。評価結果を表1に示す。
まま平均径15μmの麻60重量%と平均径4μmのポ
リエステル繊維20重量%、平均径6μmのビニロン繊
維20重量%、厚みが35μm、坪量10g/m2 の混
抄紙とをエポキシ系接着剤で剥離強度が25g/25m
m幅になる様に積層した。接着剤はアルコール系の溶剤
で希釈されおり、混抄紙側に塗布(塗布量は乾燥後重量
で1g/m2 )した。次にB/A層を剥離し、更にフィ
ルム面にアミノ変性シリコーンオイル(信越化学社製K
F864)を5mg/m2 塗布し、感熱孔版印刷用原紙
を得た。評価結果を表1に示す。
【0027】実施例1及び2のフィルムは、高速製版性
に優れていた。これに対し、比較例1のフィルムは厚み
が厚く高速製版性に劣った。比較例2はORSが小さく
高速製版性に乏しかった。ここで、比較として市販マス
ターであるリコー社製プリポートマスターB4・Typ
e900をテストした。高速製版性は「×」であった。
通常の製版速度でOD=1となる製版エネルギーを求め
ると、市販マスターは0.12mJ/dotであるのに
対し、実施例1のフィルムでは0.05mJ/dotと
1/2以下のエネルギーで製版出来た。
に優れていた。これに対し、比較例1のフィルムは厚み
が厚く高速製版性に劣った。比較例2はORSが小さく
高速製版性に乏しかった。ここで、比較として市販マス
ターであるリコー社製プリポートマスターB4・Typ
e900をテストした。高速製版性は「×」であった。
通常の製版速度でOD=1となる製版エネルギーを求め
ると、市販マスターは0.12mJ/dotであるのに
対し、実施例1のフィルムでは0.05mJ/dotと
1/2以下のエネルギーで製版出来た。
【0028】実施例1と同様にして、フィルム厚みが
0.2μmのフィルムを製膜し、評価したところ、高速
製版性は「◎」であったが、ラミネート後A/B層を剥
離する際にフィルム破れが発生したり、製版時にも時々
破れが発生した。VT3500で何枚印刷出来るか(耐
刷性)テストしたところ、実施例1のフィルムでは20
00枚以上可能(以下、耐刷性「◎」として記す)であ
ったが、0.2μmのフィルムは500枚以下(以下、
耐刷性「×」として記す)であった。又、ORSを11
00g/mm2 とした以外は実施例1と同じフィルムを
評価したところ、高速製版性は「◎」と優れていたが耐
刷性は「×」であった。実施例1において、EVOHの
代わりに平均径3.5μmのシリカ(富士デヴィソン化
学社製サイロイド65)0.2%添加してフィルムを製
膜した。ORSは650g/mm2、同温度は80℃、
加熱収縮率は65%、Raは0.04μm、Rmaxは
1.6μmであった。該フィルムを評価したところ、高
速製版性は「○」であったが、未穿孔ドットが発生し印
刷物に白抜けが発生したり、ノイズ(本来未穿孔部分な
のに孔が開いて、印刷物に黒点が出る)が発生してい
た。耐刷性も実施例1に比べ若干劣り、1000〜20
00枚程度であった。EVOHやシリカ等を添加せずに
製膜を行ったが、滑り性が悪く、厚みが薄い為に巻き取
り等が困難であった(Ra=0.01μm、Rmax=
0.05μm)。このフィルムを評価した結果、高速製
版性は「○」であったが、製版時に画像が若干歪む傾向
があった。
0.2μmのフィルムを製膜し、評価したところ、高速
製版性は「◎」であったが、ラミネート後A/B層を剥
離する際にフィルム破れが発生したり、製版時にも時々
破れが発生した。VT3500で何枚印刷出来るか(耐
刷性)テストしたところ、実施例1のフィルムでは20
00枚以上可能(以下、耐刷性「◎」として記す)であ
ったが、0.2μmのフィルムは500枚以下(以下、
耐刷性「×」として記す)であった。又、ORSを11
00g/mm2 とした以外は実施例1と同じフィルムを
評価したところ、高速製版性は「◎」と優れていたが耐
刷性は「×」であった。実施例1において、EVOHの
代わりに平均径3.5μmのシリカ(富士デヴィソン化
学社製サイロイド65)0.2%添加してフィルムを製
膜した。ORSは650g/mm2、同温度は80℃、
加熱収縮率は65%、Raは0.04μm、Rmaxは
1.6μmであった。該フィルムを評価したところ、高
速製版性は「○」であったが、未穿孔ドットが発生し印
刷物に白抜けが発生したり、ノイズ(本来未穿孔部分な
のに孔が開いて、印刷物に黒点が出る)が発生してい
た。耐刷性も実施例1に比べ若干劣り、1000〜20
00枚程度であった。EVOHやシリカ等を添加せずに
製膜を行ったが、滑り性が悪く、厚みが薄い為に巻き取
り等が困難であった(Ra=0.01μm、Rmax=
0.05μm)。このフィルムを評価した結果、高速製
版性は「○」であったが、製版時に画像が若干歪む傾向
があった。
【0029】
【実施例3、4及び比較例3、4】樹脂1(実施例
3)、樹脂1を70重量%と樹脂4を30重量%ブレン
ドしたもの(実施例4)、樹脂2(比較例3)、樹脂3
(比較例4)に粒子径1μm、単分散真球状シリコーン
レジンパウダー0.2%を添加したものを、実施例1と
同様にフィルムを製膜し評価した。評価結果を表1に示
す。
3)、樹脂1を70重量%と樹脂4を30重量%ブレン
ドしたもの(実施例4)、樹脂2(比較例3)、樹脂3
(比較例4)に粒子径1μm、単分散真球状シリコーン
レジンパウダー0.2%を添加したものを、実施例1と
同様にフィルムを製膜し評価した。評価結果を表1に示
す。
【0030】実施例のフィルムは全て高速製版性に優れ
ていた。特に実施例4のフィルムは孔径が揃っており、
解像度にも優れていた。この理由として、加熱収縮応力
の温度依存性において極大値を2つ(低温側の方が最大
値)示し、低温側の収縮成分が高感度穿孔性に、高温側
の収縮成分が孔の成形性に関係しているものと思われ
る。これに対して、比較例3はORSの発生温度が16
0℃と高く、又比較例4は加熱収縮率が小さい為に、共
に高速製版性に劣った。
ていた。特に実施例4のフィルムは孔径が揃っており、
解像度にも優れていた。この理由として、加熱収縮応力
の温度依存性において極大値を2つ(低温側の方が最大
値)示し、低温側の収縮成分が高感度穿孔性に、高温側
の収縮成分が孔の成形性に関係しているものと思われ
る。これに対して、比較例3はORSの発生温度が16
0℃と高く、又比較例4は加熱収縮率が小さい為に、共
に高速製版性に劣った。
【0031】ここで、実施例3のフィルムと前記混抄紙
を積層する際に、フィルム側に接着剤を塗布したとこ
ろ、高速製版性は「○」であったが画像に白抜けが発生
していた。白抜け部を観察してみると、マスターのフィ
ルム表面に凹部が発生しており、これは、接着剤の溶剤
にフィルムが侵されて軟化し、マスターをロール状に巻
いていた為に和紙の繊維目が転写したことによると思わ
れる。又、剥離強度は35g/25mm幅であった。
を積層する際に、フィルム側に接着剤を塗布したとこ
ろ、高速製版性は「○」であったが画像に白抜けが発生
していた。白抜け部を観察してみると、マスターのフィ
ルム表面に凹部が発生しており、これは、接着剤の溶剤
にフィルムが侵されて軟化し、マスターをロール状に巻
いていた為に和紙の繊維目が転写したことによると思わ
れる。又、剥離強度は35g/25mm幅であった。
【0032】
【実施例5】樹脂1を67重量%、樹脂4を30重量
%、前述のEVOHを3重量%ブレンドしたものをA
層、補強層(B層)としてエチレン−酢酸ビニル共重合
体(酢酸ビニル含量:14重量%、MI=2)70重量
%、エチレン−プロピレン共重合体(エチレン含量:
2.7重量%)15重量%、エチレン−α・オレフィン
共重合エラストマー(MI=0.4)15重量%の混合
組成物にポリオキシエチレンアルキルエーテル/ポリグ
リセリン脂肪酸エステル=1/1を2重量%添加したも
の、及び補強層(B’)として前述のエチレン−プロピ
レン共重合体85重量%、エチレン−α・オレフィン共
重合エラストマー15重量%の混合組成物を用いて、A
/B/B’/B/Aの5層状態で実施例1のフィルムと
同一条件で延伸し、熱処理を行った。
%、前述のEVOHを3重量%ブレンドしたものをA
層、補強層(B層)としてエチレン−酢酸ビニル共重合
体(酢酸ビニル含量:14重量%、MI=2)70重量
%、エチレン−プロピレン共重合体(エチレン含量:
2.7重量%)15重量%、エチレン−α・オレフィン
共重合エラストマー(MI=0.4)15重量%の混合
組成物にポリオキシエチレンアルキルエーテル/ポリグ
リセリン脂肪酸エステル=1/1を2重量%添加したも
の、及び補強層(B’)として前述のエチレン−プロピ
レン共重合体85重量%、エチレン−α・オレフィン共
重合エラストマー15重量%の混合組成物を用いて、A
/B/B’/B/Aの5層状態で実施例1のフィルムと
同一条件で延伸し、熱処理を行った。
【0033】製膜されたフィルムサンプルを5層状態の
まま平均径15μmの麻60重量%と平均径4μmのポ
リエステル繊維40重量%、厚みが30μm、坪量10
g/m2 の混抄紙とを実施例1と同様にエポキシ系接着
剤で剥離強度が15g/25mm幅(接着剤量は0.5
g/m2 )になる様に積層した後B/B’/B/A層を
剥離し、更にフィルム面にアミノ変性シリコーンオイル
(信越化学社製KF864)を5mg/m2 塗布し、マ
スターを得た。
まま平均径15μmの麻60重量%と平均径4μmのポ
リエステル繊維40重量%、厚みが30μm、坪量10
g/m2 の混抄紙とを実施例1と同様にエポキシ系接着
剤で剥離強度が15g/25mm幅(接着剤量は0.5
g/m2 )になる様に積層した後B/B’/B/A層を
剥離し、更にフィルム面にアミノ変性シリコーンオイル
(信越化学社製KF864)を5mg/m2 塗布し、マ
スターを得た。
【0034】この感熱孔版印刷用原紙は上記実施例及び
比較例に比べ、カール性が小さかった。又高速製版性は
「◎」であった。ここで、接着剤量を増やし(3g/m
2 )、接着強度を60g/25mm幅にしたところ、高
速製版性は「×」であった。
比較例に比べ、カール性が小さかった。又高速製版性は
「◎」であった。ここで、接着剤量を増やし(3g/m
2 )、接着強度を60g/25mm幅にしたところ、高
速製版性は「×」であった。
【0035】
【表1】
【0036】
【発明の効果】本発明のフィルム及び感熱孔版印刷用原
紙は、穿孔感度が格段に高いため、製版時間を従来の1
/2程度以下にすることが可能である他、以下の効果を
有する。 a)スティック防止剤が少量で済む。又、場合により不
要である。
紙は、穿孔感度が格段に高いため、製版時間を従来の1
/2程度以下にすることが可能である他、以下の効果を
有する。 a)スティック防止剤が少量で済む。又、場合により不
要である。
【0037】b)インキの透過が均一になり、印刷濃度
が濃く、かつ裏写りが少ない。 c)未穿孔が減り白抜けが少ない。 e)孔の大きさ、形状が揃い、解像度に優れる。
が濃く、かつ裏写りが少ない。 c)未穿孔が減り白抜けが少ない。 e)孔の大きさ、形状が揃い、解像度に優れる。
Claims (2)
- 【請求項1】 熱可塑性ポリエステル系樹脂よりなる二
軸延伸フィルムであって、60〜150℃において加熱
収縮応力の最大値を示し、その値が300g/mm2 以
上であり、150℃における加熱収縮率が少なくとも3
0%、厚みが1.0μm以下の感熱穿孔性フィルム。 - 【請求項2】 請求項1に記載のフィルムと多孔質支持
体とを剥離強度が30g/25mm幅以下に積層した感
熱孔版印刷用原紙。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21976693A JPH0768964A (ja) | 1993-09-03 | 1993-09-03 | 感熱穿孔性フィルム及びそれを用いた感熱孔版印刷用原紙 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21976693A JPH0768964A (ja) | 1993-09-03 | 1993-09-03 | 感熱穿孔性フィルム及びそれを用いた感熱孔版印刷用原紙 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0768964A true JPH0768964A (ja) | 1995-03-14 |
Family
ID=16740671
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21976693A Withdrawn JPH0768964A (ja) | 1993-09-03 | 1993-09-03 | 感熱穿孔性フィルム及びそれを用いた感熱孔版印刷用原紙 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0768964A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6571700B2 (en) | 2000-05-17 | 2003-06-03 | Riso Kagaku Corporation | Method for making a heat-sensitive stencil |
US6571699B2 (en) | 2000-05-17 | 2003-06-03 | Riso Kagaku Corporation | Method of thermally perforating a heat sensitive stencil |
US6629495B2 (en) | 2000-05-17 | 2003-10-07 | Riso Kagaku Corporation | Method of and apparatus for making heat-sensitive stencil and heat-sensitive stencil material |
WO2004060691A1 (ja) * | 2002-12-26 | 2004-07-22 | Mitsubishi Polyester Film Corporation | 高感度感熱孔版印刷原紙用ポリエステルフィルム |
JP2006027191A (ja) * | 2004-07-20 | 2006-02-02 | Unitika Ltd | 孔版印刷原紙用接着剤、孔版印刷原紙、およびその製造方法 |
-
1993
- 1993-09-03 JP JP21976693A patent/JPH0768964A/ja not_active Withdrawn
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6571700B2 (en) | 2000-05-17 | 2003-06-03 | Riso Kagaku Corporation | Method for making a heat-sensitive stencil |
US6571699B2 (en) | 2000-05-17 | 2003-06-03 | Riso Kagaku Corporation | Method of thermally perforating a heat sensitive stencil |
US6629495B2 (en) | 2000-05-17 | 2003-10-07 | Riso Kagaku Corporation | Method of and apparatus for making heat-sensitive stencil and heat-sensitive stencil material |
US6755126B2 (en) | 2000-05-17 | 2004-06-29 | Riso Kagaku Corporation | Apparatus for making a heat-sensitive stencil |
US6758138B2 (en) | 2000-05-17 | 2004-07-06 | Riso Kagaku Corporation | Heat sensitive stencil material |
US6807904B2 (en) | 2000-05-17 | 2004-10-26 | Riso Kagaku Corporation | Method and apparatus for making heat-sensitive stencil and heat-sensitive stencil material |
WO2004060691A1 (ja) * | 2002-12-26 | 2004-07-22 | Mitsubishi Polyester Film Corporation | 高感度感熱孔版印刷原紙用ポリエステルフィルム |
CN100358730C (zh) * | 2002-12-26 | 2008-01-02 | 三菱聚酯薄膜公司 | 高敏感度热敏孔版印刷原纸用聚酯膜 |
JP2006027191A (ja) * | 2004-07-20 | 2006-02-02 | Unitika Ltd | 孔版印刷原紙用接着剤、孔版印刷原紙、およびその製造方法 |
JP4559147B2 (ja) * | 2004-07-20 | 2010-10-06 | ユニチカ株式会社 | 孔版印刷原紙用接着剤、孔版印刷原紙、およびその製造方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH0768964A (ja) | 感熱穿孔性フィルム及びそれを用いた感熱孔版印刷用原紙 | |
JPH02185492A (ja) | 高感度感熱性多層フイルム及びそれを用いた製版用原紙の製造方法 | |
KR20010032154A (ko) | 감열 공판 인쇄 원지로 사용하는 이축 배향 폴리에스테르필름 | |
JPS6353097A (ja) | 感熱孔版印刷用原紙の製造方法 | |
JP3581617B2 (ja) | 感熱孔版印刷原紙用フィルム | |
JPH0780364B2 (ja) | 感熱性孔版製版用原紙 | |
JPH0761160A (ja) | 感熱穿孔性フィルム及びその穿孔製版方法 | |
KR100579878B1 (ko) | 감열공판인쇄원지 및 그 제조방법 | |
JPS62253492A (ja) | 感熱孔版印刷原紙用フイルム | |
JP2001171252A (ja) | 感熱孔版用マスタ | |
JP4476861B2 (ja) | 熱転写シート及び画像形成方法 | |
JP4242545B2 (ja) | 感熱孔版印刷原紙用フィルム | |
JPH0645272B2 (ja) | 高感度感熱製版用原紙及びその製造方法 | |
JP3367267B2 (ja) | 感熱孔版印刷原紙用ポリエステル組成物およびフイルム | |
JP2001121836A (ja) | 感熱孔版印刷原紙用フィルム | |
JPH06210976A (ja) | 感熱穿孔性フィルム | |
JPH05270162A (ja) | 感熱フィルム及びそれを用いた孔版印刷用原紙 | |
JPH06305015A (ja) | 感熱穿孔性フイルム及びその製造方法 | |
JPH0645270B2 (ja) | 感熱穿孔孔版印刷用原紙 | |
JPH05185763A (ja) | 感熱孔版印刷原紙用フィルム | |
JPH0542782A (ja) | 感熱孔版印刷原紙用フイルム | |
JPH08332786A (ja) | 感熱孔版印刷用原紙 | |
JP3830791B2 (ja) | 感熱孔版印刷原紙用ポリエステルフィルム | |
JPH09300844A (ja) | 感熱孔版印刷原紙用フィルム | |
JPH11348449A (ja) | 感熱孔版印刷原紙用ポリエステルフィルム |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20001107 |