JP2003521532A - 3−ピリジル−1−ヒドロキシエチリデン−1,1−ビスホスホン酸ナトリウムを2.5水和物又は1水和物として選択的に結晶化する方法 - Google Patents

3−ピリジル−1−ヒドロキシエチリデン−1,1−ビスホスホン酸ナトリウムを2.5水和物又は1水和物として選択的に結晶化する方法

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JP2003521532A JP2001556833A JP2001556833A JP2003521532A JP 2003521532 A JP2003521532 A JP 2003521532A JP 2001556833 A JP2001556833 A JP 2001556833A JP 2001556833 A JP2001556833 A JP 2001556833A JP 2003521532 A JP2003521532 A JP 2003521532A
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、3−ピリジル−1−ヒドロキシエチリデン−1.1−ビスホスホン酸ナトリウム2.5水和物及び1水和物と、核形成温度及び結晶化速度を制御することにより2.5水和物又は1水和物を調製する方法、及び水和物の一方又は両方の形態を含有する医薬組成物を開示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (相互参照) 本出願は、米国特許法(35USC)119(e)に基づき、2000年2月
1日出願の仮出願番号60/179,505号に次ぐ優先権を請求するものであ
る。
【0002】 (技術分野) 本発明は、3−ピリジル−1−ヒドロキシエチリデン−1,1−ビスホスホン
酸ナトリウム2.5水和物及び1水和物、前記2.5水和物及び/又は1水和物
を含有する組成物、及び前記2.5水和物又は1水和物を選択的に結晶化する方
法に関する。
【0003】 (発明の背景) 骨及びカルシウム代謝の病気治療に3−ピリジル−1−ヒドロキシエチリデン
−1,1−ビスホスホン酸(リセドロン酸)などのビスホスホン酸を使用するこ
とが提案されてきた。これらの病気には、骨粗鬆症、上皮小体機能亢進症、悪性
高カルシウム血症、骨融解性転移、進行性骨化性筋炎、汎発性石灰沈着症、関節
炎、神経炎、滑液包炎、腱炎、及びその他の炎症性疾患が含まれる。ページェッ
ト病及び異所骨形成は、現在ではEHDP(エタン−1−ヒドロキシ−1,1−
ジホスホン酸)及びリセドロン酸を共に使用することで完治する。 ビスホスホン酸は骨組織吸収を抑制する傾向があるため、骨量の減少がひどい
ために苦しんでいる患者にとって有益である。しかし、生物活性に一定の類似性
があるにもかかわらず、すべてのビスホスホン酸が同程度の生物活性を示すわけ
ではない。ビスホスホン酸によっては、動物における毒性の程度、及びヒトにお
ける耐性又は負の副作用において、深刻な欠点を有するものがある。ビスホスホ
ン酸の塩及び水和物の形態は、ビスホスホン酸の溶解度特性及び生物学的利用能
を共に変化させる。 あるビスホスホン酸及びそれらの塩は、水和物を形成することができ、リセド
ロン酸ナトリウムは3つの水和状態(1水和物、2.5水和物、及び無水物)で
存在することが文献により知られている。結晶化の方法は、選択的に2.5水和
物の形態又は1水和物の形態を生成するものが望ましい。本出願では、2.5水
和物及び1水和物の結晶形、2.5水和物及び1水和物の結晶形を含有する組成
物、及びこれらの結晶形の選択的な生成について記述する。
【0004】 (発明の概要) 本発明は、3−ピリジル−1−ヒドロキシエチリデン−1,1−ビスホスホン
酸ナトリウム2.5水和物及び1水和物、前記2.5水和物及び/又は1水和物
を含有する組成物、及び前記2.5水和物又は1水和物を選択的に結晶化する方
法を開示する。核形成温度及び結晶化速度は、生成する水和物の割合を制御する
重要な要素である。
【0005】 (本発明の詳細な説明) 本発明は、3−ピリジル−1−ヒドロキシエチリデン−1,1−ビスホスホン
酸ナトリウム2.5水和物及び1水和物、及び前記2.5水和物及び1水和物を
含有する組成物を対象にする。また本発明は、ジェム状ビスホスホン酸、リセド
ロン酸ナトリウム、3−ピリジル−1−ヒドロキシエチリデン−1,1−ビスホ
スホン酸ナトリウムを2.5水和物及び1水和物として選択的に結晶化する新し
い方法を開示する。
【0006】
【化1】
【0007】 リセドロン酸ナトリウム リセドロン酸ナトリウムはリセドロン酸の1ナトリウム塩であり、3つの結晶
性水和物の状態、つまり無水物、1水和物、及び2.5水和物の状態で存在する
。ただし、1水和物及び2.5水和物の状態が好ましい。 2.5水和物は典型的な生成条件下において熱力学的に好ましい結晶形であり
、それは1水和物の結晶が2.5水和物の形態に変換した観測に基づく。 1水和物は質量の基準で約5.0〜約7.1%、より好ましくは約5.6〜約
6.5%、最も好ましくは約5.6%の水を含有する。1水和物は更に単結晶X
線結晶回析及び熱重量分析により特徴を示す。また、1水和物の形態は、X線粉
末回折、示差走査熱量計、フーリエ変換赤外分光分析計又は近赤外分光分析計で
測定するとき、識別可能な特性を示す。 2.5水和物は質量の基準で約11.9〜約13.9%、より好ましくは約1
2.5〜約13.2%、最も好ましくは約12.9%の水を含有する。2.5水
和物は更に単結晶X線結晶回析及び熱重量分析により特徴を示す。また、2.5
水和物の形態は、X線粉末回折、示差走査熱量計、フーリエ変換赤外分光分析計
又は近赤外分光分析計で測定するとき、識別可能な特性を示す。
【0008】 核形成温度及び結晶化速度は、生成する水和物の割合を制御する重要な要素で
ある。核形成温度は、水と溶質との割合、溶液温度、及び有機溶媒と水との割合
を制御することにより制御することができる。 リセドロン酸ナトリウム2.5水和物は、ここで記述された典型的な生成条件
下において、熱力学的に好ましい形態である。組成物は、リセドロン酸ナトリウ
ム水和物の質量の基準で約50〜約100%、より好ましくは約80〜約100
%、最も好ましくは約90〜約100%のリセドロン酸ナトリウム2.5水和物
、及び約50〜約0%、より好ましくは約20〜約0%、最も好ましくは約10
〜約0%のリセドロン酸ナトリウム1水和物を含有する。 ここで記述されたように生成条件を変更することにより、選択的に1水和物の
結晶形を生成することができる。組成物は、リセドロン酸ナトリウム水和物の質
量の基準で約50〜約99%、より好ましくは約80〜約99%、最も好ましく
は約95〜約99%のリセドロン酸ナトリウム1水和物、及び約50〜約1%、
より好ましくは約20〜約1%、最も好ましくは約5〜約1%のリセドロン酸ナ
トリウム2.5水和物を含有する。 本発明は更に、半5水和及び1水和化合物を含有する医薬組成物を含む。
【0009】 用語の定義及び用法 以下のリストは本明細書において使用する用語の定義である。 「リセドロン酸」という用語は本明細書で使用するとき、3−ピリジル−1−
ヒドロキシエチリデン−1,1−ビスホスホン酸を意味し、次の構造を有する。
【0010】
【化2】
【0011】 リセドロン酸化合物は更に、米国特許第5,583,122号(Benedict ら
、Procter & Gamble Co.、1996年12月10日発行)及び「An American Co
nference, Bisphosphonates: Current Status and future Prospects」(英国内
科医師会、ロンドン、英国、1990年5月21〜22日、IBC Technical Serv
ices により設立)に記述され、これらの参照文献は共に本明細書に参照として
組み込まれている。 本明細書で使用するとき、「溶媒」は他の物質を溶解して均一な溶液を生成す
ることができる物質である。溶媒は極性のものでも、非極性のものでも、どちら
でもよい。溶媒は、アルコール、エステル、エーテル、ケトン、アミド、ニトリ
ルから成る群から選択される。最も好ましい溶媒はイソプロパノールである。
【0012】 方法 本発明による方法は、本明細書に記述された方法が容易に工業生産に適用され
ることを特徴とする。以下の非限定例は本発明の方法を説明するものである。 3−ピリジル−1−ヒドロキシエチリデン−1,1−ビスホスホン酸ナトリウ
ムの水和量は、核形成温度及び結晶化速度を制御する結晶化条件を変更すること
により制御することができる。生成物における2.5水和物対1水和物の結晶形
の割合は、水と3−ピリジル−1−ヒドロキシエチリデン−1,1−ビスホスホ
ン酸ナトリウムとの割合、及びイソプロパノールと水との割合を温度と同様に変
更することにより、効果的に制御することができる(下記参照)。
【0013】 一般的方法 3−ピリジル−1−ヒドロキシエチリデン−1,1−ビスホスホン酸ナトリウ
ムの水溶液は、0〜75℃、好ましくは25〜75℃、更に好ましくは45〜7
5℃において、結晶化の条件に従って1水和物又は2.5水和物のいずれかの結
晶形を選択的に生成すると考えられる。核形成温度及び結晶化速度により水和物
を制御し、水とイソプロパノールの割合、並びに水溶液の温度及び冷却速度を変
更することにより、生成された水和物の状態の割合を制御する。
【0014】 表1は、2.5水和物対1水和物の割合の変更も含む3−ピリジル−1−ヒド
ロキシエチリデン−1,1−ビスホスホン酸ナトリウムを選択的に生成する反応
条件の8つの例を示している。。理論上の水分量は1水和物が5.6%、2.5
水和物が12.9%である。
【0015】
【表1】
【0016】 実施例1 2.5水和物 核形成温度条件は25〜70℃、好ましくは50〜70℃であり、0.1〜5
℃/分、好ましくは0.1〜2℃/分の割合で冷却することにより2.5水和物
を生成する。3−ピリジル−1−ヒドロキシエチリデン−1,1−ビスホスホン
酸を約60℃で水に懸濁し、pHを水酸化ナトリウムで4.7〜5.0に調整し
て、得られた溶液にイソプロパノールを加え、腱濁液を冷却し、生成物を濾過し
て収集することにより、2.5水和物を生成する。
【0017】 実施例2 1水和物 核形成温度条件は約45℃以上、好ましくは約55℃以上であり、この温度で
適切な時間保持し、冷却を行わないか又は急速に冷却することにより1水和物を
生成する。3−ピリジル−1−ヒドロキシエチリデン−1,1−ビスホスホン酸
ナトリウムの水溶液を70℃で保持すると1水和物が徐々に結晶化し、この溶液
を高温のまま濾過して結晶を単離する。あるいは、70℃の水溶液を0℃のイソ
プロパノール中で直接冷却することにより、結晶性1水和物を生成する。
【0018】 組成物 本明細書において生成する化合物は、医薬組成物に使用することができる。「
医薬組成物」という用語は、安全且つ有効な量の有効成分、及び医薬品として許
容される添加物を含有する剤形を意味する。本明細書に記述する医薬組成物は、
約0.1〜約99%、好ましくは約0.5〜約95%のビスホスホン酸有効成分、
及び約1〜約99.9%、好ましくは5.00〜約99.90%の医薬品として許
容される添加物を含有する。リセドロン酸ナトリウム1水和物又は2.5水和物
の経口組成物は、好ましくは0.25〜40%、好ましくは約0.5〜約30%の
リセドロン酸有効成分、及び約60〜約97%、好ましくは約70〜約99.5
%の医薬品として許容される添加物を含有する。
【0019】 「安全且つ有効な量」という用語は、本明細書で使用するとき、適切な医療判
断の範囲内において、治療する症状及び/又は状態が明らかに好転するように十
分に高い量であるが、深刻な副作用を起こさないように十分に低い量(利点とリ
スクのバランスがとれた量)の化合物又は組成物の量を意味する。本明細書にお
いて本発明の方法に使用する有効成分の安全且つ有効な量は、治療する特定の症
状、治療する患者の年齢及び身体的状態、症状の重さ、治療期間、併用療法の性
質、使用する特定の有効成分、使用する特定の医薬品として許容される添加物、
及び治療にあたる医師の知識や経験などの要因により、変化すると考えられる。 「リセドロン酸有効成分」という用語は、リセドロン酸、リセドロン酸塩、リ
セドロン酸エステル、又はこれらの混合物を含む。医薬品として許容される毒性
のないリセドロン酸の塩又はエステルは、いずれも本発明の剤形においてリセド
ロン酸有効成分として使用することができる。リセドロン酸の塩は、酸を添加し
た塩、特にリセドロン酸の塩酸塩であってもよい。ただし、医薬品として許容さ
れる毒性のない有機酸又は無機酸の塩は、いずれも使用することができる。更に
、ホスホン酸基を付加して生成した塩も使用することができる。ここにはアルカ
リ金属の塩(K、Na)及びアルカリ土類金属の塩(Ca、Mg)が含まれるが
、これらに限定されない。好ましい塩はCa塩及びNa塩である。
【0020】 特に本明細書において有効成分として使用に好適なその他のビスホスホン酸の
エステルには、直鎖又は分枝鎖のC1〜C18のアルキルエステル(ここにはメチ
ル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、アミル、ヘキシル
、ヘプチル、オクチル、ノニル、デシル、ラウリル、ミリスチル、セチル、及び
ステアリルが含まれるが、これらに限定されない)、直鎖又は分枝鎖のC2〜C1 8 のアルケニル、エステル(ここにはビニル、アルキル、ウンデセニル、及びリ
ノレニルが含まれるが、これらに限定されない)、C3〜C8のシクロアルキルエ
ステル(ここにはシクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキ
シル、シクロへプチル、及びシクロオクチルが含まれるが、これらに限定されな
い)、アリールエステル(ここにはフェニル、トルイル、キシリル、及びナフチ
ルが含まれるが、これらに限定されない)、脂環式エステル(ここにはメンチル
が含まれるが、これに限定されない)、及びアリールアルキルエステル(ここに
はベンジル及びフェネチルが含まれるが、これらに限定されない)がある。
【0021】 「医薬品として許容できる添加物」という用語は、本明細書において使用する
とき、当業者に周知の生理学的に不活性で薬理学的に有効性のないいかなる物質
を含み、使用するために選択した特定の有効成分の物理化学的特性に適合するも
のである。医薬品として許容される添加物には、ポリマー、樹脂、可塑剤、充填
剤、滑沢剤、結合剤、崩壊剤、溶媒、共溶媒、緩衝液系、界面活性剤、防腐剤、
甘味剤、着香料、医薬品等級の染料及び色素が含まれるが、これらに限定されな
い。本明細書に記述される医薬組成物に含有される、医薬品として許容できる添
加物の全部又は一部は、本明細書に記述される新しい経口剤形にフィルムコーテ
ィングをするために使用する。 「経口剤形」という用語は、本明細書において使用するとき、服用者の口から
胃に投与することを意図するすべての医薬組成物を意味する。 上述したように、医薬品として許容できる添加物には、ポリマー、樹脂、可塑
剤、充填剤、滑沢剤、結合剤、崩壊剤、溶媒、共溶媒、界面活性剤、防腐剤、甘
味剤、着香料、緩衝液系、医薬品等級の染料及び色素が含まれるが、これらに限
定されない。
【0022】 好ましい溶媒は水である。 本明細書で有用な着香料には、「Remington's Pharmaceutical Sciences」(
第18版、Mack Publishing Company、1990年、1288〜1300頁)に
記載されているものが含まれ、この文献は参照として本明細書に組み込まれてい
る。本明細書で有用な染料又は色素には、「Handbook of Pharmaceutical Excip
ients」(第2版、126〜134頁、1994年、the American Pharmaceutic
al Association & the Pharmaceutical Press)に記載されているものが含まれ
、この文献は参照として本明細書に組み込まれている。 好ましい共溶媒には、エタノール、グリセリン、プロピレングリコール、ポリ
エチレングリコールが含まれるが、これらに限定されない。 好ましい緩衝液系には、酢酸カリウム、ホウ酸、炭酸、リン酸、コハク酸、リ
ンゴ酸、酒石酸、クエン酸、酢酸、安息香酸、乳酸、グリセリン酸、グルコン酸
、グルタル酸、及びグルタミン酸の緩衝液系が含まれるが、これらに限定されな
い。特に好ましい緩衝液系は、リン酸、酒石酸、クエン酸、及び酢酸カリウムの
緩衝液系である。 好ましい界面活性剤には、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポ
リオキシエチレンモノアルキルエーテル、スクロースモノエステル、及びラノリ
ンエステル及びエーテルが含まれるが、これらに限定されない。
【0023】 好ましい防腐剤には、フェノール、パラヒドロキシ安息香酸のアルキルエステ
ル、安息香酸及びそれらの塩、ホウ酸及びそれらの塩、ソルビン酸及びそれらの
塩、クロロブタノール、ベンジルアルコール、チメロサール、ニトロメルソール
、塩化ベンザルコニウム、塩化セチルピリジニウム、メチルパラベン、及びプロ
ピルパラベンが含まれるが、これらに限定されない。特に好ましい防腐剤は、安
息香酸の塩、塩化セチルピリジニウム、メチルパラベン、及びプロピルパラベン
である。 好ましい甘味剤には、スクロース、グルコース、サッカリン、及びアスパルテ
ームが含まれるが、これらに限定されない。特に好ましい甘味剤はスクロース及
びサッカリンである。 好ましい結合剤には、メチルセルロース、カルボキシメチルセルロースナトリ
ウム、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、カルボマー、ポビドン、アカシア
、グアーゴム、キサンタンゴム、及びトラガカントが含まれるが、これらに限定
されない。特に好ましい結合剤は、メチルセルロース、カルボマー、キサンタン
ゴム、グアーゴム、ポビドン、及びカルボキシメチルセルロースナトリウムであ
る。
【0024】 好ましい充填剤には、ラクトース、スクロース、マルトデキストリン、マンニ
トール、デンプン、及び微晶性セルロースが含まれるが、これらに限定されない
。 好ましい可塑剤には、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、フタ
ル酸ジブチル、ヒマシ油、アセチル化モノグリセリド、及びトリアセチンが含ま
れるが、これらに限定されない。 好ましい滑沢剤には、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸、及びタルク
が含まれるが、これらに限定されない。 好ましい崩壊剤には、クロスポビドン、カルボキシメチルデンプンナトリウム
、デンプングリコール酸ナトリウム、カルボキシメチルセルロースナトリウム、
アルギン酸、粘土、及びイオン交換樹脂が含まれるが、これらに限定されない。 好ましいポリマーには、ヒドロキシプロピルメチルセルロース(HPMC)及
び/又はHPMCと、ヒドロキシプロピルセルロース(HPC)、カルボキシメ
チルセルロース、アクリル樹脂(例えば、Eudragit(登録商標)RL30D、Ro
hm Pharma GmbH Weiderstadt(西ドイツ)製造)、メチルセルロース、エチルセ
ルロース、及びポリビニルピロリドン、又はその他の市販されているフィルムコ
ーティング調製剤(例えば、Dri-Klear、Crompton & Knowles Corp.(ニュージ
ャージー州、マーワ)製造、又は Opadry、Colorcon(ペンシルベニア州、ウエ
ストポイント)製造)の組み合せが含まれるが、これらに限定されない。
【0025】 その他の製剤を使用してビスホスホン酸有効成分を投与することができる。こ
のような製剤には、WO97/29754号及び欧州特許第0,407,344
号に記述されているゲル状製剤、WO97/44017号に記述されている発泡
性製剤、米国特許第5,730,715号に記述されているイオン泳動製剤、及
び欧州特許第0,407,345号に記述されている経皮製剤が含まれるが、こ
れらに限定されない。 本発明の組成物は、投与量及び投与間隔を柔軟に変更することができる。例え
ば、本発明の組成物は日毎、週毎、隔週毎、又は月毎の単位で投与することがで
きる。安全且つ有効な量は、治療する特定の症状、治療する患者の年齢及び体調
、症状の重さ、治療期間、及び併用している治療の性質により、変化すると考え
られる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61P 19/10 A61P 19/10 25/00 25/00 29/00 29/00 (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE,TR),OA(BF ,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW, ML,MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,G M,KE,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ, MD,RU,TJ,TM),AE,AG,AL,AM, AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,B Z,CA,CH,CN,CR,CU,CZ,DE,DK ,DM,DZ,EE,ES,FI,GB,GD,GE, GH,GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS,J P,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR ,LS,LT,LU,LV,MA,MD,MG,MK, MN,MW,MX,MZ,NO,NZ,PL,PT,R O,RU,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ ,TM,TR,TT,TZ,UA,UG,UZ,VN, YU,ZA,ZW (72)発明者 デニス マイケル ビリングス アメリカ合衆国 13815 ニューヨーク州 ノーウィッチ ワーナー ロード 142 (72)発明者 ナンシー リー レッドマン−フレイ アメリカ合衆国 13464 ニューヨーク州 スミルナ ビーバー ミードウ ロード 786 Fターム(参考) 4C086 AA01 AA02 AA04 DA34 MA01 NA03 NA05 ZA01 ZA94 ZA96 ZA97 ZB11 4H050 AA02 AB20 AC90 AD15 BB14 BB15 BB17 BB20 BB21 BB31 BC50 BC51 BD60

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 3-ピリジル-1-ヒドロキシエチリデン-1,1-ビスホスホ
    ン酸ナトリウム2.5水和物及び1水和物を選択的に生成する方法であって、 (a)3-ピリジル-1-ヒドロキシエチリデン-1,1-ビスホスホン酸ナ
    トリウムの水溶液を供給する工程、 (b)前記水溶液を約45〜約75℃に加熱する工程、 (c)前記水溶液に、アルコール、エステル、エーテル、ケトン、アミド
    、及びニトリルから成る群から選択されることを特徴とする溶媒を加える工程、
    及び (d)任意に前記水溶液を冷却する工程を含む方法。
  2. 【請求項2】 前記水溶液を約55〜約75℃に加熱することを特徴とする
    請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 前記水溶液を約70℃に加熱し、前記水溶液を冷却しないこ
    とを特徴とする請求項1に記載の方法。
  4. 【請求項4】 前記水溶液を約50〜約70℃に加熱することを特徴とする
    請求項1に記載の方法。
  5. 【請求項5】 前記水溶液を約0.1〜約2℃/分の割合で冷却することを
    特徴とする請求項4に記載の方法。
  6. 【請求項6】 前記水溶液を約60℃に加熱した後、約2時間で約25℃ま
    で冷却することを特徴とする請求項1に記載の方法。
  7. 【請求項7】 前記水溶液を約60℃に加熱し、約60℃で約4時間保持し
    た後、約2時間で約25℃まで冷却することを特徴とする請求項1に記載の方法
  8. 【請求項8】 前記溶媒がイソプロパノールであることを特徴とする請求項
    1ないし7のいずれか1項に記載の方法。
  9. 【請求項9】 3−ピリジル−1−ヒドロキシエチリデン−1,1−ビスホ
    スホン酸ナトリウムの約50〜約100%が2.5水和物、及び約50〜約0%
    が1水和物であることを特徴とする、3−ピリジル−1−ヒドロキシエチリデン
    −1,1−ビスホスホン酸ナトリウムを含有する医薬組成物。
  10. 【請求項10】 3−ピリジル−1−ヒドロキシエチリデン−1,1−ビス
    ホスホン酸ナトリウムの約90〜約100%が2.5水和物、及び約10〜約0
    %が1水和物であることを特徴とする請求項9に記載の医薬組成物。
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