JP2003309102A - 液処理装置および液処理方法 - Google Patents

液処理装置および液処理方法

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JP2003309102A JP2002113210A JP2002113210A JP2003309102A JP 2003309102 A JP2003309102 A JP 2003309102A JP 2002113210 A JP2002113210 A JP 2002113210A JP 2002113210 A JP2002113210 A JP 2002113210A JP 2003309102 A JP2003309102 A JP 2003309102A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ウォーターマークの発生を抑制することがで
きる液処理装置および液処理方法を提供する。 【解決手段】 洗浄処理装置1は、ウエハWを保持する
スピンチャック59と、ウエハWの裏面に対して所定間
隔で対向可能なアンダープレート63と、アンダープレ
ート63を支持するシャフト67を有する。アンダープ
レート63とシャフト67を貫通する裏面洗浄用ノズル
75には、開閉バルブ102a・102b・102dを
通してそれぞれ薬液、純水、ガスを供給可能であり、裏
面洗浄用ノズル75内に残留する薬液や純水は開閉バル
ブ102cを通して吸引装置103aにより吸引可能で
ある。ウエハWの純水処理後に裏面洗浄用ノズル75内
に残留する純水を吸引装置103aによって吸引除去
し、次いでガスをウエハWの裏面に噴射することによっ
て、ウエハWの裏面でのウォーターマークの発生を抑制
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体ウエハやL
CD基板等の各種基板に対して洗浄等の液処理を施す液
処理装置および液処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、半導体デバイスの製造プロセス
においては半導体ウエハ(ウエハ)を所定の薬液や純水
等の洗浄液によって洗浄し、ウエハに付着したパーティ
クル、有機汚染物、金属不純物等のコンタミネーショ
ン、エッチング処理後のポリマー等を除去する洗浄シス
テムが使用されている。
【0003】このような洗浄システムに備えられるウエ
ハ洗浄装置としては、ウエハを略水平姿勢でスピンチャ
ックに保持し、ウエハを静止させた状態または回転させ
た状態でウエハの表裏面に薬液を供給して薬液処理を行
い、次にウエハを所定の回転数で回転させながらウエハ
に純水を供給して薬液を洗い流し、その後にウエハを回
転させながらウエハに乾燥ガス(例えば、窒素ガス(N
))を噴射して乾燥処理を行う枚葉式のウエハ洗浄装
置が知られている。
【0004】このようなウエハ洗浄処理装置において、
ウエハの裏面の洗浄は、ウエハの裏面に対向させて円形
プレートを配置し、この円形プレートの略中心からウエ
ハとこの円形プレートとの間に薬液と純水、乾燥ガスを
供給することによって行われている。ウエハの裏面への
薬液等の供給は、円形プレートの略中心を貫通するよう
に略鉛直に配置された1本の吐出ノズルを用いて行われ
ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この吐出ノズ
ルからウエハに乾燥ガスを吐出する際には、先に吐出し
た純水が吐出ノズルの内部に残留している。このような
純水は乾燥ガスの噴射開始時に乾燥ガスによって押し出
されるが、吐出ノズルが鉛直方向に配置されているため
に吐出ノズル内部の純水は重力の影響を受けることによ
って完全には排出され難い状態にあり、一部の純水がノ
ズルの内壁に付着等する。このようにノズルの内壁に純
水が付着した状態で、さらに乾燥ガスを噴射すると、乾
燥ガスの勢いによって純水がミスト化し、このミストは
乾燥ガスとともにウエハに向けて噴射される。このとき
に噴射されたミストがウエハの既に乾燥している部分に
付着すると、ウォーターマークが発生してウエハの品質
を低下させる問題があった。
【0006】また、薬液を吐出した後には吐出ノズルの
内部に薬液が残留し、このような薬液は未使用の状態で
あるにもかかわらず、純水とともにウエハと円形プレー
トとの間に吐出され、その後に使用済みの薬液と純水と
が混ざり合って、円形プレートからこぼれ落ちまたはウ
エハの回転によってウエハから振り切られて、その後に
回収される。こうして回収された薬液は純水によって希
釈されており、またパーティクルを多く含むために、回
収された薬液の再利用には一定の処理を行う必要があ
る。
【0007】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
ものであり、基板におけるウォーターマークの発生を抑
制することができる液処理装置および液処理方法を提供
することを目的とする。また本発明は、未使用の処理液
を効率よく回収することができる液処理装置および液処
理方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の観点によ
れば、被処理体に処理液を供給して液処理を行う液処理
装置であって、被処理体を保持する保持手段と、前記保
持手段に保持された被処理体に処理液およびガスを吐出
可能な処理液吐出ノズルと、前記処理液吐出ノズルから
吐出される処理液またはガスの切替手段と、前記切替手
段による切替操作前に前記処理液吐出ノズル内に残留す
る処理液を吸引する処理液吸引機構と、を具備すること
を特徴とする液処理装置、が提供される。
【0009】本発明の第2の観点によれば、基板に処理
液を供給して液処理を行う液処理装置であって、基板を
保持する保持手段と、前記保持手段に保持された基板の
表面に所定の処理液を供給する処理液吐出ノズルと、前
記保持手段に保持された基板の裏面に対して所定間隔で
対向可能なプレート部材と、前記プレート部材を支持す
る支持柱と、前記プレート部材に設けられた孔部を通し
て前記保持手段に保持された基板の裏面に処理液とガス
を供給可能な処理液吐出機構と、前記処理液吐出機構か
ら吐出する処理液またはガスの切替手段と、前記切替手
段の操作前に前記孔部に残留する処理液を吸引する処理
液吸引機構と、を具備することを特徴とする液処理装
置、が提供される。
【0010】本発明の第3の観点によれば、基板に処理
液を供給して液処理を行う液処理装置であって、基板を
保持する保持手段と、前記保持手段に保持された基板の
表面に対して所定間隔で対向可能な上プレート部材と、
前記保持手段に保持された基板の裏面に対して所定間隔
で対向可能な下プレート部材と、前記上プレート部材を
保持する保持柱と、前記上プレート部材および前記保持
柱を貫通して設けられた管体を通して前記保持手段に保
持された基板の表面に処理液とガスを供給可能な第1処
理液吐出機構と、前記下プレート部材を支持する支持柱
と、前記下プレート部材に設けられた孔部を通して前記
保持手段に保持された基板の裏面に処理液とガスを供給
可能な第2処理液吐出機構と、前記第1処理液吐出機構
および/または前記第2処理液吐出機構から吐出する処
理液またはガスの切替手段と、前記切替手段の操作前に
前記管体および/または前記孔部に残留する処理液を吸
引する処理液吸引機構と、を具備することを特徴とする
液処理装置、が提供される。
【0011】本発明の第4の観点によれば、略水平に保
持された基板の液処理およびこれに伴う乾燥処理を行う
液処理方法であって、基板の裏面と対向するように板部
材を配置する工程と、前記基板の表面に第1の処理液を
供給し、かつ、前記板部材に設けられた吐出ノズルから
前記基板の裏面に向けて前記第1の処理液を吐出して前
記基板の表裏面を液処理する工程と、前記基板の表面に
第2の処理液を供給し、かつ、前記吐出ノズルから前記
基板の裏面に向けて第2の処理液を吐出して前記基板の
表裏面を液処理する工程と、前記吐出ノズルからの第2
の処理液の吐出終了後に前記吐出ノズルの内部に残留す
る第2の処理液を吸引する工程と、前記基板の表面に乾
燥用ガスを噴射し、かつ、前記吐出ノズルの内部から前
記第2の処理液が除去された後に前記基板を回転させな
がら前記吐出ノズルから前記基板の裏面に向けて乾燥用
ガスを噴射することによって前記基板の表裏面を乾燥さ
せる工程と、を有することを特徴とする液処理方法、が
提供される。
【0012】本発明の第5の観点によれば、略水平に保
持された基板の液処理およびこれに伴う乾燥処理を行う
液処理方法であって、基板の裏面と対向するように板部
材を配置する工程と、前記基板の表面に所定の処理液を
供給し、前記板部材に設けられた吐出ノズルから前記基
板の裏面に向けて前記所定の処理液を吐出して前記基板
の裏面を液処理する工程と、前記基板の表裏面のそれぞ
れに向けて乾燥用ガスを噴射し、基板を乾燥する工程
と、を有し、前記乾燥工程においては、前記乾燥用ガス
の噴射前に前記吐出ノズルの内部に残留している処理液
を吸引除去することにより、前記乾燥用ガスに処理液が
混入して前記基板の裏面に付着しないようにすることを
特徴とする液処理方法、が提供される。
【0013】本発明の第6の観点によれば、被処理体に
処理液を供給して液処理を行う液処理方法であって、処
理液およびガスを吐出可能な吐出ノズルから被処理体に
処理液を吐出して液処理を行う工程と、前記吐出ノズル
からの処理液の吐出終了後に前記吐出ノズルの内部に残
留する処理液を吸引する工程と、を有することを特徴と
する液処理方法、が提供される。
【0014】このような液処理装置および液処理方法に
よれば、処理液を吐出するノズル内に残留する処理液を
吸引して除去することによって、吐出ノズルの内壁に付
着等する処理液をほぼなくすことができる。これにより
その後にガスを噴射しても、吐出ノズルの内部で処理液
のミストが発生することが防止され、これによってウォ
ーターマークの発生を抑制することができる。また、吸
引除去した処理液は未使用の状態であるために、再利用
が容易である。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら詳細に説明する。本実施の形態で
は、本発明を、ウエハの搬入から洗浄/乾燥処理、搬出
を一貫して行う洗浄処理システムに備えられ、ウエハの
表裏面を同時に洗浄処理することができる洗浄処理ユニ
ットに適用した場合について説明する。
【0016】図1は洗浄処理システム1の概略構造を示
す平面図であり、図2はその側面図である。洗浄処理シ
ステム1は、ウエハWに洗浄処理および洗浄処理後の熱
的処理を施す洗浄処理部2と、洗浄処理部2に対してウ
エハWを搬入出する搬入出部3から構成されている。搬
入出部3は、複数枚、例えば25枚のウエハWを略水平
姿勢で鉛直方向に所定の間隔で収容可能なフープ(FO
UP;front openingunified pod)Fを載置するための
載置台6が設けられたイン・アウトポート4と、載置台
6に載置されたフープFと洗浄処理部2との間でウエハ
Wの受け渡しを行うウエハ搬送装置7が備えられたウエ
ハ搬送部5から構成されている。
【0017】フープFにおいて、ウエハWはフープFの
1側面を通して搬入出され、この側面には開閉可能な蓋
体が設けられている。またフープFの内壁には、ウエハ
Wを所定間隔で保持するための棚板が設けられており、
ウエハWを収容する25箇所のスロットが形成されてい
る。ウエハWは表面(半導体デバイスを形成する面をい
うものとする)が上面(ウエハWを水平に保持した場合
に上側となっている面をいうものとする)となっている
状態で各スロットに1枚ずつ収容される。
【0018】イン・アウトポート4の載置台6上には、
例えば、3個のフープFをY方向に並べて所定位置に載
置することができるようになっている。フープFは蓋体
が設けられた側面をイン・アウトポート4とウエハ搬送
部5との境界壁8側に向けて載置される。境界壁8にお
いてフープFの載置場所に対応する位置には窓部9が形
成されており、窓部9のウエハ搬送部5側には窓部9を
開閉するシャッタ10が設けられている。
【0019】シャッタ10は、フープFに設けられた蓋
体をも開閉することができるようになっており、窓部9
の開閉と同時にフープFの蓋体を開閉する。フープFが
載置台6の所定位置に載置されていないときにはシャッ
タ10が動作しないように、シャッタ10にインターロ
ックを設けることが好ましい。窓部9を開口してフープ
Fのウエハ搬入出口とウエハ搬送部5とを連通させる
と、ウエハ搬送部5に設けられたウエハ搬送装置7のフ
ープFへのアクセスが可能となり、ウエハWの搬送を行
うことが可能な状態となる。なお、窓部9の上部には図
示しないウエハ検査装置が設けられており、フープF内
に収納されたウエハWの枚数と状態をスロット毎に検出
することができるようになっている。このようなウエハ
検査装置はシャッタ10に装着させることも可能であ
る。
【0020】ウエハ搬送部5に設けられたウエハ搬送装
置7はY方向に移動可能である。またウエハ搬送装置7
はウエハWを保持する搬送ピック11を有し、この搬送
ピック11はX方向にスライド自在であり、かつ、Z方
向に昇降可能であり、かつ、X−Y平面内(θ方向)で
回転自在となっている。これによりウエハ搬送装置7を
載置台6に載置された任意のフープFと対向する位置へ
移動させて、搬送ピック11を対向しているフープFの
任意の高さのスロットにアクセスさせることができる。
【0021】またウエハ搬送装置7を洗浄処理部2に設
けられた2台のウエハ受渡ユニット(TRS)16・1
7(ウエハ受渡ユニット(TRS)17の位置は後に示
す図3参照)と対向する位置に移動させて、搬送ピック
11をウエハ受渡ユニット(TRS)16・17にアク
セスさせることができる。つまり、ウエハ搬送装置7
は、フープFに対してウエハWの搬入出を行うととも
に、洗浄処理部2側から搬入出部3側へ、逆に搬入出部
3から洗浄処理部2側へウエハWを搬送する。
【0022】洗浄処理部2は、ウエハ搬送部5との間で
ウエハWの受け渡しを行うためにウエハWを一時的に載
置する2台のウエハ受渡ユニット(TRS)16・17
と、ウエハWの表面と裏面を同時に洗浄処理する4台の
洗浄処理ユニット(CLN)12・13・14・15
と、洗浄処理後のウエハWを加熱処理する3台のホット
プレートユニット(HP)19・20・21(ホットプ
レートユニット(HP)20・21の位置は後に示す図
3参照)と、加熱されたウエハWを冷却する冷却ユニッ
ト(COL)22(冷却ユニット(COL)22の位置
は後に示す図3参照)と、これら全てのユニットにアク
セス可能であり、これらのユニット間でウエハWの搬送
を行う主ウエハ搬送装置18と、を有している。
【0023】また、洗浄処理部2には、洗浄処理システ
ム1全体を稼働させるための電源である電源ユニット
(PU)23と、洗浄処理システム1を構成する各ユニ
ットおよび洗浄処理システム1全体の動作・制御を行う
機械制御ユニット(MCU)24と、洗浄処理ユニット
(CLN)12〜15に送液する所定の薬液を貯蔵する
薬液貯蔵ユニット(CTU)25が設けられている。電
源ユニット(PU)23は図示しない主電源と接続され
る。洗浄処理部2の天井には、各ユニットおよび主ウエ
ハ搬送装置18に清浄な空気をダウンフローするための
フィルターファンユニット(FFU)26が設けられて
いる。
【0024】薬液貯蔵ユニット(CTU)25と電装ユ
ニット(PU)23と機械制御ユニット(MCU)24
を洗浄処理部2の外側に設置することによって、または
外部に引き出すことによって、この面(Y方向側面)か
らウエハ受渡ユニット(TRS)16・17、主ウエハ
搬送装置18、ホットプレートユニット(HP)19〜
21、冷却ユニット(COL)22のメンテナンスを容
易に行うことが可能となる。
【0025】図3はウエハ受渡ユニット(TRS)16
・17と、ウエハ受渡ユニット(TRS)16・17の
X方向に隣接する主ウエハ搬送装置18と、ホットプレ
ートユニット(HP)19〜21と、冷却ユニット(C
OL)22の概略配置を示す断面図である。ウエハ受渡
ユニット(TRS)16・17は上下2段に積み重ねら
れて配置されており、例えば、下段のウエハ受渡ユニッ
ト(TRS)17は、ウエハ搬送部3側から洗浄処理部
2側へ搬送するウエハWを載置するために用い、一方、
上段のウエハ受渡ユニット(TRS)16は、洗浄処理
部2側からウエハ搬送部3側へ搬送するウエハWを載置
するために用いることができる。
【0026】フィルターファンユニット(FFU)26
からのダウンフローの一部は、ウエハ受渡ユニット(T
RS)16・17と、その上部の空間を通ってウエハ搬
送部5に向けて流出する構造となっている。これによ
り、ウエハ搬送部5から洗浄処理部2へのパーティクル
等の侵入が防止され、洗浄処理部2の清浄度が保持され
るようになっている。
【0027】主ウエハ搬送装置18は、Z方向に延在す
る垂直壁27・28およびこれらの間の側面開口部29
を有する筒状支持体30と、その内側に筒状支持体30
に沿ってZ方向に昇降自在に設けられたウエハ搬送体3
1とを有している。筒状支持体30はモータ32の回転
駆動力によって回転可能となっており、それに伴ってウ
エハ搬送体31も一体的に回転されるようになってい
る。
【0028】ウエハ搬送体31は、搬送基台33と、搬
送基台33に沿って前後に移動可能な3本の搬送アーム
34・35・36とを備えており、搬送アーム34〜3
6は、筒状支持体30の側面開口部29を通過可能な大
きさを有している。これら搬送アーム34〜36は、搬
送基台33内に内蔵されたモータおよびベルト機構によ
ってそれぞれ独立して進退移動することが可能となって
いる。ウエハ搬送体31は、モータ37によってベルト
38を駆動させることにより昇降する。なお、符号39
は駆動プーリー、40は従動プーリーである。
【0029】ウエハWの強制冷却を行う冷却ユニット
(COL)22の上には、ホットプレートユニット(H
P)19〜21が3台積み重ねられて設けられている。
なお、ウエハ受渡ユニット(TRS)16・17の上部
の空間に、ホットプレートユニット(HP)19〜21
と冷却ユニット(COL)22を設けることも可能であ
る。この場合には、図1と図3に示されるホットプレー
トユニット(HP)19〜21および冷却ユニット(C
OL)22の位置をその他のユーティリティ空間として
利用することができる。
【0030】洗浄処理ユニット(CLN)12〜15
は、上下2段で各段に2台ずつ設けられている。洗浄処
理ユニット(CLN)12と洗浄処理ユニット(CL
N)14は、その境界をなしている壁面41に対してほ
ぼ対称な構造を有しており、このことは洗浄処理ユニッ
ト(CLN)13と洗浄処理ユニット(CLN)15に
ついても同様である。また洗浄処理ユニット(CLN)
12〜15は同等の構成(部材および機能)を備えてい
る。そこで、以下、洗浄処理ユニット(CLN)12を
例として 、その構造について詳細に以下に説明するこ
ととする。
【0031】図4は洗浄処理ユニット(CLN)12の
概略平面図であり、図5はその概略断面図である。洗浄
処理ユニット(CLN)12はハウジング42を有し、
ハウジング42の内部にはアウターチャンバ43と、薬
液アーム格納部44と、リンス乾燥アーム格納部45と
が設けられている。また、アウターチャンバ43の内部
にはインナーカップ58と、インナーカップ58内にお
いてウエハWを保持するスピンチャック59と、スピン
チャック59に保持されたウエハWの裏面と所定間隔で
対向可能なアンダープレート63と、ウエハWの表面と
所定の間隔で対向可能なトッププレート60と、が設け
られている。
【0032】ハウジング42には窓部46´が形成され
ており、この窓部46´は第1シャッタ46により開閉
自在となっている。図4および図5にはこの第1シャッ
タ46を駆動する機構は図示していない。搬送アーム3
4(または35、36)は洗浄処理ユニット(CLN)
12に対してこの窓部46´を通してウエハWを搬入出
し、窓部46´はウエハWの搬入出時以外は第1シャッ
タ46によって閉塞された状態に保持される。なお、第
1シャッタ46はハウジング42の内部から窓部46´
を開閉するようになっている。これによりハウジング4
2の内部が陽圧になった場合において、ハウジング42
内の雰囲気が外部へ漏洩することが防止される。
【0033】ウエハWの洗浄処理はアウターチャンバ4
3の内部において行われる。アウターチャンバ43には
窓部47´が形成され、この窓部47´は図示しないシ
リンダ駆動機構等によって移動可能な第2シャッタ47
によって開閉自在となっている。搬送アーム34(また
は35、36)は、窓部46´および窓部47´を通し
てアウターチャンバ43内に進入/退出し、スピンチャ
ック59に対してウエハWの受け渡しを行い、窓部47
´はウエハWの受け渡し時以外は第2シャッタ47によ
って閉塞された状態に保持される。
【0034】第2シャッタ47はアウターチャンバ43
の内部から窓部47´を開閉するようになっているため
に、アウターチャンバ43内が陽圧になった場合にも、
アウターチャンバ43内部の雰囲気が外部に漏れ出ない
ようになっている。なお、第1シャッタ46と第2シャ
ッタ47とを共通の駆動機構によって駆動し、窓部46
´と窓部47´を同時に開閉するようにしてもよい。
【0035】アウターチャンバ43の上壁には、アウタ
ーチャンバ43内に窒素ガス(N)等の不活性ガスを
供給するガス供給口86が設けられている。このガス供
給口86は、アウターチャンバ43内にダウンフローを
形成し、スピンチャック59に保持されたウエハWに吐
出された薬液の蒸気がアウターチャンバ43内に充満す
ることを防止する。またこのようなダウンフローを形成
することによって、ウエハWの表面にウォーターマーク
が生じ難くなるという効果も得られる。アウターチャン
バ43の底部にはドレイン43aが設けられ、ドレイン
43aから排気および排液を行うことができるようにな
っている。
【0036】インナーカップ58は、上部にテーパー部
が形成され、底壁にドレイン58aが形成された構造を
有している。インナーカップ58は、その上端がスピン
チャック59に保持されたウエハWよりも上方に位置
し、かつ、テーパー部がウエハWを囲繞する位置(図5
において実線で示される位置、以下「処理位置」とい
う)と、その上端がスピンチャック59に保持されたウ
エハWよりも下側の位置(図5において点線で示される
位置、以下「退避位置」という)との間で昇降自在とな
っている。
【0037】インナーカップ58は、搬送アーム34
(または35、36)とスピンチャック59との間でウ
エハWの受け渡しが行われる際には搬送アーム34の進
入/退出を妨げないように退避位置に保持される。一
方、スピンチャック59に保持されたウエハWに洗浄処
理が施される際には処理位置に保持される。これにより
ウエハWに吐出された薬液や純水の周囲への飛散が防止
される。またウエハWの洗浄処理に用いられた薬液はド
レイン58aへと導かれる。ドレイン58aには図示し
ない薬液回収ラインと排気ダクトが接続されており、イ
ンナーカップ58内で発生するミスト等のアウターチャ
ンバ43内への拡散が防止され、また薬液が回収または
廃棄(排液)されるようになっている。
【0038】スピンチャック59は、回転プレート61
と、回転プレート61と接続された回転筒体62とを有
し、ウエハWを支持する支持ピン64aとウエハWを保
持する保持ピン64bが回転プレート61の周縁部に取
り付けられている。搬送アーム34(または35、3
6)とスピンチャック59との間のウエハWの受け渡し
は、この支持ピン64aを利用して行われる。支持ピン
64aは、ウエハWを確実に支持する観点から、少なく
とも3箇所に設けることが好ましい。
【0039】保持ピン64bは、搬送アーム34(また
は35、36)とスピンチャック59との間でのウエハ
Wの受け渡しを妨げないように、図示しない押圧機構に
よって回転プレート61の下部に位置する部分を回転プ
レート61側に押し当てることにより、保持ピン64b
の上先端が回転プレート61の外側へ移動するように傾
斜させることができるようになっている。保持ピン64
bもウエハWを確実に保持する観点から、少なくとも3
箇所に設けることが好ましい。
【0040】回転筒体62の外周面にはベルト65が捲
回されており、ベルト65をモータ66によって周動さ
せることにより、回転筒体62および回転プレート61
を回転させて、保持ピン64bに保持されたウエハWを
回転させることができるようになっている。保持ピン6
4bの重心の位置を調整することによって、ウエハWの
回転時に保持ピン64bがウエハWを保持する力を調整
することができる。例えば、保持ピン64bの重心を回
転プレート61よりも下側に設けると、回転プレート6
1よりも下側の部分に遠心力が掛かることによって、上
先端部は内側へ移動しようとするため、これによってウ
エハWを保持する力が高められる。
【0041】アンダープレート63は回転プレート61
の中央部および回転筒体62内を貫挿して設けられたシ
ャフト(支持柱)67に接続されている。シャフト67
は水平板68の上面に固定されており、この水平板68
はシャフト67と一体的にエアシリンダ等を有する昇降
機構69により鉛直方向に昇降可能となっている。アン
ダープレート63およびシャフト67には、その内部を
貫通するように、薬液や純水、乾燥ガス(例えば、窒素
ガス)をウエハWの裏面に向けて供給する裏面洗浄用ノ
ズル75が設けられている。
【0042】スピンチャック59と搬送アーム34(ま
たは35、36)との間でウエハWの受け渡しが行われ
る際には、アンダープレート63は搬送アーム34と衝
突しないように回転プレート61に近接する位置に降下
される。ウエハWの裏面に対して洗浄処理を行う際に
は、アンダープレート63は保持ピン64bに保持され
たウエハWの裏面に近接する位置へ上昇され、ウエハW
へ裏面洗浄用ノズル75を通して薬液等が吐出される。
なお、アンダープレート63を所定高さに固定し、回転
筒体62を昇降させることによって、保持ピン64bに
保持されたウエハWとアンダープレート63との間隔を
洗浄処理の進行に合わせて調整するようにしてもよい。
【0043】トッププレート60は枢軸70の下端に接
続されており、水平板71に設けられたモータ72によ
って、枢軸70とともに回転可能となっている。枢軸7
0は水平板71の下面に回転自在に支持され、この水平
板71はアウターチャンバ43の上壁に固定されたエア
シリンダ等からなる昇降機構73により鉛直方向に昇降
可能である。トッププレート60と枢軸70には、鉛直
方向にこれらを貫通する孔部85が設けられており、そ
の内部には、ウエハWの表面に薬液等を供給する表面洗
浄用ノズル120が設けられている。
【0044】スピンチャック59と搬送アーム34(ま
たは35、36)との間でウエハWの受け渡しが行われ
る際には、トッププレート60が搬送アーム34と衝突
しないように、アウターチャンバ43の上壁に近い位置
に保持される。またウエハWの表面(上面)に対して洗
浄処理を行う際には、トッププレート60は保持ピン6
4bに保持されたウエハWの表面に近接する位置へ降下
され、表面洗浄用ノズル120からウエハWへ薬液等が
吐出される。
【0045】図6はトッププレート60と表面洗浄用ノ
ズル120のより詳細な構造と、裏面洗浄用ノズル75
および表面洗浄用ノズル120へ洗浄液や乾燥ガスを供
給する薬液供給システム100の概略構成を示す説明図
である。
【0046】裏面洗浄用ノズル75には4個の開閉バル
ブ102a・102b・102c・102dが並列に取
り付けられている。このうち、開閉バルブ102a・1
02b・102dを切り替えることによって、それぞれ
裏面洗浄用ノズル75へ薬液、純水、窒素ガスを供給す
ることができるようになっている。また、開閉バルブ1
02cに取り付けられている配管には、アスピレータま
たは真空ポンプ等の吸引装置103aが設けられてい
る。この吸引装置103aを動作させて開閉バルブ10
2cを開くことによって、裏面洗浄用ノズル75内に残
っている薬液または純水を吸引して除去することが可能
である。こうして吸引された薬液または純水は回収され
て再利用されるか、または廃棄される。なお、図6にお
いて、各開閉バルブ102a〜102dについては、薬
液等の流路を示し、これらの流路を開閉する機構の図示
を省略している。
【0047】表面洗浄用ノズル120には、4個の開閉
バルブ101a・101b・101c・101dが並列
に取り付けられている。表面洗浄用ノズル120へは、
開閉バルブ101aを通して薬液が、開閉バルブ101
bを通して純水が、開閉バルブ101dを通して窒素ガ
スが、それぞれ供給可能となっている。また、開閉バル
ブ101cに取り付けられている配管には、アスピレー
タまたは真空ポンプ等の吸引装置103bが設けられて
いる。この吸引装置103bを動作させて開閉バルブ1
01cを開くことによって表面洗浄用ノズル120の内
部に残っている薬液または純水を吸引して除去すること
ができる。こうして吸引された薬液または純水は回収さ
れて再利用されるか、または廃棄される。なお、図6に
おいて、各開閉バルブ101a〜101dについては、
薬液等の流路を示し、これらの流路を開閉する機構の図
示を省略している。
【0048】孔部85と表面洗浄用ノズル120との間
隙部85aには、ガス供給管121を通して窒素ガスを
供給することができ、また、間隙部85aからは2箇所
のガス排気管122a(スローリーク用)・122b
(強制排気用)を通して排気を行うことができるように
なっている。ガス供給管121を通して間隙部85aに
供給された窒素ガスは、一定の流量で間隙部85aから
ガス排気管122aを通して外部へ排気される(スロー
リーク)ようになっている。この間隙部85aへの窒素
ガス供給量と間隙部85aからのガス排気管122aを
通した窒素ガス排気量は、ウエハWの表面とトッププレ
ート60との間に薬液や純水の層が形成されている際
に、薬液や純水の層への窒素ガスのバブリングが起こら
ず、かつ、間隙部85aへの薬液や純水の浸入が起こら
ないように設定される。
【0049】間隙部85aからはガス排気管122bを
通した強制排気を行うことが可能となっている。ガス排
気管122bからの排気量はガス排気管122aからの
排気量よりも多い。ガス排気管122bを通した強制排
気は、少なくとも間隙部85aの下端が薬液や純水と接
していない状態において行われる。例えば、トッププレ
ート60と枢軸70を回転させながら、ガス排気管12
2bを通して間隙部85aの強制排気を行うことによっ
て、間隙部85aへの薬液または純水の吸引を防止しな
がら、トッププレート60および枢軸70の回転によっ
て間隙部85aにおいて発生するパーティクルのウエハ
Wへの付着を防止することができる。
【0050】表面洗浄用ノズル120の先端部は楔形と
なっており、表面洗浄用ノズル120の先端に薬液や純
水が付着し難く、汚れ難い構造となっている。これによ
り表面洗浄用ノズル120の先端でのパーティクルの発
生や、ウエハWの乾燥処理時における表面洗浄用ノズル
120からの純水等の液滴の落下によるウォーターマー
クの発生等が防止される。
【0051】図7は表面洗浄用ノズル120とトッププ
レート60の別の形態を示す断面図である。図6には表
面洗浄用ノズル120の形態として、その内径が先端へ
向かうにしたがって長くなる楔形の形態が示されている
が、例えば、図7(a)に示すように、内径は一定であ
り、外径が先端へ向かうにしたがって短くなるような楔
形の形態としてもよい。さらに図7(b)に示すよう
に、その先端が逆三角形となるような尖塔型としてもよ
い。
【0052】トッププレート60の外周端面もまた断面
略楔形となっており、薬液や純水が付着し難い形状とな
っている。図6では、トッププレート60の形態とし
て、上側の外径が下側の外径よりも短い形態を示してい
るが、図7(c)に示すように上側の外径が下側の外径
よりも長い形態や、図7(d)に示すように上側と下側
の外径がほぼ同じであって厚み方向の中間部分の外径が
最も長くなるような断面略尖塔形の形態としてもよい。
このような場合であっても、トッププレート60を回転
させた際の遠心力によって、トッププレート60に付着
した薬液や純水が振り切られやすく、端面への薬液や純
水の付着が抑制される。なお、トッププレート60が有
するこのような効果は、図6に示した形態の場合に最も
大きい。
【0053】薬液アーム格納部44には、窓部48´
と、窓部48´を図示しない駆動機構によって開閉する
第3シャッタ48とが設けられている。薬液アーム格納
部44をアウターチャンバ43と雰囲気隔離するとき
は、この第3シャッタ48が閉じられる。リンス乾燥ア
ーム格納部45には窓部49´と、窓部49´を図示し
ない駆動機構によって開閉する第4シャッタ49とが設
けられている。リンス乾燥アーム格納部45をアウター
チャンバ43と雰囲気隔離するときは、この第4シャッ
タ49が閉じられる。
【0054】薬液アーム格納部44内には薬液供給系ア
ーム50が格納されており、薬液供給系アーム50には
2本の薬液供給ノズル51・52が取り付けられてい
る。また、リンス乾燥アーム格納部45にはリンス乾燥
アーム53が格納されており、このリンス乾燥アーム5
3には、2本のリンス乾燥ノズル54・55が取り付け
られている。
【0055】図8は薬液供給ノズル51・52とリンス
乾燥ノズル54・55へ薬液等を供給する薬液供給シス
テム100´の概略構成を示す説明図である。薬液供給
ノズル51・52には、2個の開閉バルブ112a・1
12bからなるバルブ群と、4個の開閉バルブ111a
・111b・111c・111dからなるバルブ群が取
り付けられている。薬液供給ノズル51・52へは、開
閉バルブ111aを通して薬液が、開閉バルブ111b
を通して純水が、開閉バルブ111dを通して窒素ガス
が供給され、開閉バルブ112a・112bを切り替え
ることによって、薬液供給ノズル51・52の一方から
薬液等を吐出することができるようになっている。
【0056】開閉バルブ111cに取り付けられている
配管には、アスピレータまたは真空ポンプ等の吸引装置
113が設けられている。吸引装置113を動作させて
開閉バルブ111cと開閉バルブ112aを開くことに
よって薬液供給ノズル52の内部に残っている薬液等を
吸引除去することができる。同様に、吸引装置113を
動作させて開閉バルブ111cと開閉バルブ112bを
開くと、薬液供給ノズル51の内部に残っている薬液等
が吸引除去される。こうして吸引された薬液等は回収さ
れて再利用されるか、または廃棄される。
【0057】リンス乾燥ノズル54・55には、2個の
開閉バルブ115a・115bからなるバルブ群と、3
個の開閉バルブ114a・114b・114cからなる
バルブ群が取り付けられている。リンス乾燥ノズル54
・55へは、開閉バルブ114aを通して純水が、開閉
バルブ114cを通して窒素ガスが供給され、開閉バル
ブ115a・115bを切り替えることによって、リン
ス乾燥ノズル54・55の一方から純水等を吐出するこ
とができるようになっている。
【0058】吸引装置113は開閉バルブ114bにも
接続されている。これにより、吸引装置113を動作さ
せて開閉バルブ114bと開閉バルブ115aを開くこ
とによってリンス乾燥ノズル54の内部に残っている純
水を吸引除去することができる。同様に、吸引装置11
3を動作させて開閉バルブ114bと開閉バルブ115
bを開くと、リンス乾燥ノズル55の内部に残っている
純水が吸引除去される。こうして吸引された純水は、通
常、所定の処理を経た後に廃棄される。
【0059】なお、図8において、各開閉バルブ111
a〜111d・112a・112b・114a〜114
c・115a・115bについては、薬液等の流路を示
し、これらの流路を開閉する機構の図示を省略してい
る。薬液供給システム100´における薬液、純水、窒
素ガスの供給源は、薬液供給システム100の薬液、純
水、窒素ガスの供給源と共用することができる。
【0060】薬液供給系アーム50は回動して、薬液供
給ノズル51・52をアウターチャンバ43内へ進入さ
せ、スピンチャック59に保持されたウエハWの少なく
とも中心と周縁部との間をスキャンさせることができる
ようになっている。また、薬液供給系アーム50は、ウ
エハWの洗浄処理時以外は薬液アーム格納部44に保持
される。薬液アーム格納部44は常時薬液雰囲気となる
ために、薬液供給系アーム50には耐食性部品が使用さ
れている。なお、薬液供給系アーム50の回動動作のタ
イミングに合わせて、第3シャッタ48が窓部48´を
開閉するようにこれらを制御することも好ましい。
【0061】リンス乾燥アーム53は回動して、リンス
乾燥ノズル54・55をアウターチャンバ43内へ進入
させ、スピンチャック59に保持されたウエハWの少な
くとも中心と周縁部との間をスキャンさせることができ
るようになっている。リンス乾燥アーム53は、ウエハ
Wの洗浄処理時以外はリンス乾燥アーム格納部45に保
持される。リンス乾燥アーム格納部45は薬液雰囲気で
はないが、リンス乾燥アーム53には耐食性部品を使用
することは好ましい。なお、リンス乾燥アーム53の回
動動作のタイミングに合わせて、第4シャッタ49によ
り窓部49´が開閉するようにこれらを制御することも
好ましい。
【0062】薬液アーム格納部44には薬液供給系アー
ム洗浄装置56が設けられ、薬液供給ノズル51・52
を適宜洗浄することができるようになっている。薬液供
給ノズル51・52を洗浄する際には、第3シャッタ4
8が閉じられ、薬液アーム格納部44内の雰囲気がハウ
ジング42とアウターチャンバ43に漏出しないように
ようになっている。またリンス乾燥アーム格納部45に
はリンス乾燥アーム洗浄装置57が設けられ、リンス乾
燥ノズル54・55を適宜洗浄することができるように
なっている。リンス乾燥ノズル54・55を洗浄する際
には、第4シャッタ49が閉じられ、リンス乾燥アーム
格納部45の雰囲気がハウジング42とアウターチャン
バ43に漏出しないようになっている。
【0063】次に、洗浄処理システム1におけるウエハ
Wの洗浄工程について説明する。図9は洗浄処理の概略
工程を示すフローチャートである。最初に、搬送ロボッ
トやオペレータによって、未洗浄のウエハWが収納され
たフープFがイン・アウトポート4の載置台6上の所定
位置に載置される(ステップ1)。この載置台6に載置
されたフープFから搬送ピック11によって1枚ずつウ
エハWが取り出され(ステップ2)、取り出されたウエ
ハWは、例えば、ウエハ受渡ユニット(TRS)16に
搬送される(ステップ3)。
【0064】次いで、主ウエハ搬送装置18は、搬送ア
ーム34〜36のいずれか、例えば、搬送アーム34を
用いてウエハ受渡ユニット(TRS)16に載置された
ウエハを取り出し(ステップ4)、洗浄処理ユニット
(CLN)12〜15のいずれか、例えば、洗浄処理ユ
ニット(CLN)12に搬入する(ステップ5)。
【0065】このステップ5は次の順序で行われる。最
初に、ハウジング42に設けられた第1シャッタ46と
アウターチャンバ43に設けられた第2シャッタ47が
開かれる。これとほぼ同時またはこの操作前に、インナ
ーカップ58は退避位置で保持され、アンダープレート
63は回転プレート61に近い位置で待機し、トッププ
レート60はアウターチャンバ43の上壁近傍で待機し
た状態とする。その後に搬送アーム34はアウターチャ
ンバ43内に進入し、スピンチャック59に設けられた
支持ピン64aにウエハWを受け渡す。
【0066】ウエハWが支持ピン64aに支持された
ら、搬送アーム34をアウターチャンバ43から退出さ
せ、第1シャッタ46および第2シャッタ47を閉じ
る。また、インナーカップ58を上昇させて処理位置で
保持し、アンダープレート63を上昇させてウエハWと
の間を所定間隔に保持し、トッププレート60を降下さ
せてウエハWとの間を所定間隔に保持する(ステップ
6)。
【0067】こうしてウエハWの薬液処理を開始する
(ステップ7)。ウエハWを回転させずに薬液処理を行
う場合には、ウエハWを支持ピン64aに支持された状
態で維持してよい。一方、ウエハWを回転させながら薬
液処理を行う場合と、薬液処理後にウエハWを回転させ
ながら行うリンス処理やガス乾燥処理時には、ウエハW
を回転させる前に保持ピン64bに保持させる。
【0068】ウエハWとトップレート60の両方を静止
させた状態、またはウエハWとトップレート60の一方
を回転させて他方を静止させた状態、またはウエハWと
トッププレート60の両方を回転させた状態のいずれか
の状態で、開閉バルブ101aを開き、表面洗浄用ノズ
ル120から薬液をウエハWの表面に吐出して、ウエハ
Wとトッププレート60との間に薬液層を形成して所定
時間保持する。また、開閉バルブ102aを開き、裏面
洗浄用ノズル75を通して薬液をウエハWの裏面に向け
て吐出し、ウエハWとアンダープレート63との間に薬
液層を形成し、所定時間保持する。なお、このような薬
液処理の最中に、適量の薬液を連続的にまたは間欠的
に、ウエハWとトッププレート60との間およびウエハ
Wとアンダープレート63との間にそれぞれ供給しても
よい。
【0069】このような薬液処理の間、表面洗浄用ノズ
ル120と孔部85との間に形成されている間隙部85
aには、窒素ガスのガス供給管121から窒素ガスが供
給され、かつ、ガス排気管122aから排気(スローリ
ーク)される。このような窒素ガスの供給と排気は、ウ
エハWとトッププレート60との間に形成された薬液層
への窒素ガスの噴射が起こらず、かつ、間隙部85aへ
の薬液の浸入が起こらないように行われる。なお、薬液
処理中にウエハWの周囲からこぼれ落ちる薬液は、ドレ
イン58aを通して回収され、再利用される。
【0070】薬液処理終了後には、開閉バルブ101a
を閉じてウエハWの表面への薬液の吐出を停止した後
に、吸引装置103bを動作させて開閉バルブ101c
を開くことによって、表面洗浄用ノズル120内に残っ
ている薬液が吸引除去される。こうして吸引除去された
薬液は回収されて再利用に供される。同様に、開閉バル
ブ102aを閉じてウエハWの裏面への薬液の供給を停
止した後に、吸引装置103aを動作させて開閉バルブ
102cを開き、裏面洗浄用ノズル75内に残留してい
る薬液を吸引回収する(ステップ8)。このような薬液
回収処理では、薬液をウエハWから流し出してインナー
カップ58の底部に設けられたドレイン58aを通して
回収する場合と比較すると、濃度が高く、しかも汚れの
少ない薬液を回収することができるために、回収された
薬液の再利用も容易である。
【0071】薬液回収処理終了後には、開閉バルブ10
1c・102cを閉じ、また、インナーカップ58を退
避位置に降下させた後に、ウエハWから薬液を除去する
リンス処理を行う(ステップ9)。このリンス処理にお
いては、トッププレート60の水洗処理が同時に行われ
る。
【0072】ウエハWの表面のリンス処理方法として
は、例えば、トッププレート60の水洗処理を行いなが
らウエハWの予備洗浄を行い、ウエハWの最終的なリン
ス処理はリンス乾燥ノズル54・55の一方を用いて行
う方法が挙げられる。この場合には、トッププレート6
0とウエハWとを所定の低速回転数で回転させながら、
開閉バルブ101bを開いて表面洗浄用ノズル120か
らウエハWに向けて純水を吐出して、トッププレート6
0とウエハWとの間に純水層を形成し、しかもこの純水
層から一定量の純水が流れ落ちるようにしてリンス処理
を行う(ステップ9a)。
【0073】こうして一定時間が経過したら開閉バルブ
101bを閉じて純水の吐出を停止し、開閉バルブ10
1dを開いて一定量の窒素ガスを表面洗浄用ノズル12
0から噴射させて表面洗浄用ノズル120の下端近傍に
窒素ガス溜まりを形成する。そして、トッププレート6
0の回転数を上げて、その途中、例えば回転数が100
rpmを超えるとほぼ同時に、間隙部85aからの排気
ルートをガス排気管122aからガス排気管122bに
切り替える。ガス排気管122bからの強制排気が行わ
れる時点では、既にトッププレート60とウエハWとの
間の純水層は崩れているために、間隙部85bから純水
を吸引することなく、トッププレート60と枢軸70の
回転によって間隙部85aで生ずるパーティクルの降下
を防止して、ウエハWへのパーティクルの付着を防止す
ることができる。
【0074】その後、トッププレート60を所定の回転
数にまで上昇させて所定時間保持することにより、トッ
ププレート60に付着した純水を振り切り、スピン乾燥
させる(ステップ9b)。なお、このようにしてトップ
プレート60のスピン乾燥が行われている間に、表面洗
浄用ノズル120からの窒素ガスの噴射を連続的に行っ
てもよいし、トッププレート60のスピン乾燥処理中ま
たはスピン乾燥処理後に、吸引装置103bを動作させ
て開閉バルブ101cを開くことによって、表面洗浄用
ノズル120の内部に残っている純水を吸引して除去し
てもよい。これにより表面洗浄用ノズル120の内部を
乾燥させて、その後に表面洗浄用ノズル120から純水
の液滴がウエハWに落下することを防止することができ
る。
【0075】トッププレート60の水洗処理が終了した
後には、トッププレート60を上昇させ、第4シャッタ
49を開いてリンス乾燥アーム53をインナーカップ5
8内に進入させる(ステップ9c)。そして、ウエハW
を所定の回転数で回転させながら、例えば、リンス乾燥
ノズル54から純水をウエハWの表面に吐出しながら、
リンス乾燥アーム53をウエハWの略中心と周縁との間
で回動させることによって、ウエハWの表面を精密にリ
ンス処理する。
【0076】このような表面洗浄用ノズル120とリン
ス乾燥ノズル54によるウエハWの表面のリンス処理と
並行して、ウエハWの裏面に対するリンス処理が、開閉
バルブ102bを開いて裏面洗浄用ノズル75を通して
ウエハWの裏面に向けて純水を吐出することによって行
われる。このとき、ウエハWの裏面全体に純水があたる
ようにウエハWとアンダープレート63との間に純水層
を形成し、この純水層から一定量の純水が流れ落ちるよ
うにする。このようなリンス処理の間にウエハWの周囲
から飛散する薬液や純水は、ドレイン43aを通して回
収され、または廃棄される。
【0077】リンス処理の終了時には、開閉バルブ11
5aを開いたまま、吸引装置113を動作させて、開閉
バルブ114aを閉じて開閉バルブ114bを開くこと
によって、リンス乾燥ノズル54内に残っている純水を
吸引除去する(ステップ10)。これにより次工程であ
るウエハWの乾燥処理時に、リンス乾燥ノズル54から
純水の液滴がウエハWへ落下したり、または、窒素ガス
に純水のミストが混じってウエハWの表面にウォーター
マークが発生することが防止される。
【0078】その後またはほぼ同時に、吸引装置103
aを動作させて開閉バルブ102cを開くことによっ
て、裏面洗浄用ノズル75の内部に残っている純水を吸
引除去する(ステップ11)。裏面洗浄用ノズル75の
殆どの部分は鉛直方向に延在しているために、その内部
に残っている純水に働く重力の向きと吸引装置103a
による吸引の向きが同じとなる。これにより吸引装置1
03aによる純水の除去が効果的に行われ、裏面洗浄用
ノズル75の壁面における純水の付着をほぼ完全になく
すことができる。なお、このステップ11はウエハWを
静止させた状態で行ってもよく、ウエハWを低速回転、
例えば100rpm以下で回転させた状態で行ってもよ
い。
【0079】次に、ウエハWを所定の回転数で回転させ
ながら、ウエハWの表面にはリンス乾燥ノズル54から
窒素ガスを噴射し、ウエハWの裏面には裏面洗浄用ノズ
ル75を通して窒素ガスを噴射することによって、ウエ
ハWの乾燥処理を行う(ステップ12)。ウエハWの表
面の乾燥処理では、先立ってリンス乾燥ノズル54の内
部から純水が除去されているために、窒素ガスに純水の
ミストが混じらず、これによってウエハWの表面にウォ
ーターマークが発生することが防止される。同様に、ウ
エハWの裏面の乾燥処理においても、先立って裏面洗浄
用ノズル75の内部から純水が除去されているために窒
素ガスに純水のミストが混じらず、これによってウエハ
Wの裏面にウォーターマークが発生することが防止され
る。
【0080】このようにウエハWの表面へ窒素ガスを噴
射する際には、リンス乾燥アーム53をその先端がウエ
ハWの略中心と周縁との間で移動するように回動させて
もよい。この場合に、ガス供給口86から供給される窒
素ガスによりアウターチャンバ43内を窒素雰囲気とす
ると、リンス乾燥アーム53のスキャン効果と相まっ
て、よりウォーターマークの発生の少ない処理を行うこ
とができる。
【0081】図10は、リンス処理後の裏面洗浄用ノズ
ル75の内部に残った純水の除去方法の違いと、乾燥処
理後のウエハWの裏面のウォーターマークの発生数との
関係を示すグラフである。図10中の「洗浄処理前」
は、洗浄処理装置1による洗浄処理を行う前のウエハW
の裏面のウォーターマーク数(パーティクル数)を示し
ている。
【0082】図10中の「純水/窒素ガス処理」は、開
閉バルブ102dを開いて窒素ガスを裏面洗浄用ノズル
75に導入することによって、裏面洗浄用ノズル75内
の純水をウエハWの裏面に向けて押し出した後に、引き
続いて裏面洗浄用ノズル75からウエハWに向けて窒素
ガスを噴射してウエハWの裏面の乾燥処理を行った場合
のウォーターマーク数を示している。
【0083】この場合には、ウエハWの裏面に多くのウ
ォーターマークが観察された。これは、純水に掛かる重
力の向きと窒素ガスから受ける力の向きとが逆のため
に、裏面洗浄用ノズル75の内壁に純水が水滴として残
りやすく、この水滴がウエハWの裏面乾燥時に窒素ガス
の噴射によってミスト化してウエハWの裏面に向けて噴
射され、ウエハWの乾燥した部分に付着することが大き
な原因と考えられる。
【0084】これに対して、図10中の「純水/吸引/
窒素ガス処理」は、先に述べたステップ11による裏面
洗浄用ノズル75内の純水除去(純水の吸引除去)を行
い、その後に裏面洗浄用ノズル75からウエハWに向け
て窒素ガスを噴射してウエハWの裏面の乾燥処理を行っ
た場合の結果を示している。この場合には、「純水/窒
素ガス処理」の場合と比較すると、ウォーターマークの
数が格段に低減されていることがわかる。これは先に述
べたように、裏面洗浄用ノズル75の壁面には純水が殆
ど純水が付着していないために、窒素ガスに純水のミス
トが混ざらなくなり、これによりウエハWの裏面におけ
るウォーターマークの発生が防止されたためと考えられ
る。
【0085】乾燥処理の終了後は、リンス乾燥アーム5
3をリンス乾燥アーム格納部45の内部に収容し、アン
ダープレート63を降下させ、ウエハWを保持ピン64
bから支持ピン64aに移し替える(ステップ13)。
次に、第1シャッタ46と第2シャッタ47を開いて、
例えば、搬送アーム34をアウターチャンバ43内に進
入させ、支持ピン64aに指示されたウエハWを搬送ア
ーム34へ移し替える。ウエハWを保持した搬送アーム
34が洗浄処理ユニット(CLN)12から退出した
ら、第1シャッタ46と第2シャッタ47を閉じる(ス
テップ14)。
【0086】こうして洗浄処理ユニット(CLN)12
から搬出されたウエハWは、ホットプレートユニット
(HP)19・20・21のいずれかに搬送されてそこ
で熱処理が行われ、その後に必要に応じて冷却ユニット
(COL)22に搬送されて、そこで冷却処理され(ス
テップ15)、さらに、そこから主ウエハ搬送装置18
によってウエハ受渡ユニット(TRS)17に搬送され
てそこに載置され、続いて搬送ピック11がウエハ受渡
ユニット(TRS)17に載置されたウエハWを取り出
して、そのウエハWが収納されていたフープFの元のス
ロットにウエハWを収納する(ステップ16)。
【0087】以上、本発明の実施の形態について説明し
たが、本発明はこのような形態に限定されるものではな
い。上記説明においては、ウエハWの表面の薬液処理を
トッププレート60および表面洗浄用ノズル120を用
いて行った場合について説明したが、薬液処理は薬液供
給系アーム50を動作させて行ってもよい。
【0088】薬液供給系アーム50を用いた場合の薬液
処理は、第3シャッタ48を開いて薬液供給系アーム5
0をその先端がウエハWの略中心に位置するように回動
した後に、(1)薬液供給ノズル51(または52)か
らウエハWの表面に薬液を供給してウエハWの表面に薬
液のパドルを形成し、所定時間保持する方法、(2)ウ
エハWを所定の回転数で回転させながら、薬液供給ノズ
ル51(または52)から薬液を吐出させつつ薬液供給
系アーム50をその先端がウエハWの略中心と周縁との
間で移動するように回動させる方法、のいずれかが好適
に採用される。
【0089】薬液の供給が終了した後には、開閉バルブ
111aを閉じて開閉バルブ111cを開き、吸引装置
113を動作させることによって、薬液供給ノズル51
(または52)内に残っている薬液を吸引して回収す
る。その後、ウエハWを所定の回転数で回転させるとほ
ぼ同時に、開閉バルブ111cを閉じて開閉バルブ11
1bを開くことによって、薬液供給ノズル51(または
52)から純水をウエハWの表面に供給して、ウエハW
のリンス処理を行う。このとき、薬液供給系アーム50
をその先端がウエハWの中心と周縁との間で移動するよ
うに回動させてもよい。
【0090】薬液供給ノズル51(または52)からの
純水の吐出が終了したら、開閉バルブ111bを閉じて
開閉バルブ111cを開き、吸引装置113を動作させ
ることによって、薬液供給ノズル51(または52)内
に残っている純水を吸引除去する。その後は、薬液供給
系アーム50を薬液アーム格納部44に収容して、先に
説明したリンス乾燥アーム53を用いた仕上げのリンス
処理を行う。
【0091】なお、リンス処理の開始にあたって、薬液
と純水が混ざり合うことによって薬液の腐食能力が高ま
る場合には、純水を供給する前にIPAをウエハWの表
面に供給することによって薬液の多くを洗い流し、その
後にウエハWに純水を供給することによって、アウター
チャンバ43内の各種部品の腐食等を抑制することがで
きる。表面洗浄用ノズル120、裏面洗浄用ノズル75
および薬液供給ノズル51・52へIPAを供給するこ
とができるようにすることは、開閉バルブと配管の配設
によって容易に実現することができる。
【0092】本発明は洗浄装置に限定されず、種々の処
理液を用いて基板の液処理を行う装置に対して適用する
ことができる。なお、基板は半導体ウエハに限らず、そ
の他のLCD用ガラス基板やセラミック基板等であって
もよい。
【0093】
【発明の効果】上述の通り、本発明によれば、処理液を
吐出するノズル内に残る処理液を吸引して除去すること
によって、ノズルの内壁に付着等して残留する処理液を
ほぼなくすことができる。これによりその後にガスを噴
射しても、ノズルの内部で処理液のミストが発生するこ
とが防止されるため、ウォーターマークの発生が抑制さ
れる。こうして、基板の品質を高く保持することが可能
となる。また、ノズル内から吸引除去した処理液は未使
用の状態に近いために、容易に再利用することが可能と
なり、ランニングコストを低下させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態である洗浄処理ユニットを
具備する洗浄処理システムの概略構造を示す平面図。
【図2】図1に示す洗浄処理システムの概略構造を示す
側面図。
【図3】図1に示す洗浄処理システムの概略断面図。
【図4】洗浄処理ユニットの概略構造を示す平面図。
【図5】洗浄処理ユニットの概略構造を示す断面図。
【図6】トッププレートおよび表面洗浄用ノズルの構造
と、裏面洗浄用ノズルおよび表面洗浄用ノズルへ薬液等
を供給する薬液供給システムの概略構成を示す説明図。
【図7】トッププレートと表面洗浄用ノズルの別の形態
を示す断面図。
【図8】薬液供給ノズルとリンス乾燥ノズルへ薬液等を
供給する薬液供給システムの概略構成を示す説明図。
【図9】洗浄処理の概略工程を示すフローチャート(説
明図)。
【図10】リンス処理後に裏面洗浄用ノズルの内部に残
っている純水の除去方法と乾燥処理後のウエハWの裏面
のウォーターマークの発生数との関係を示す説明図。
【符号の説明】
1;洗浄処理システム 2;洗浄処理部 3;搬入出部 12〜15;洗浄処理ユニット(CLN) 43;アウターチャンバ 59;スピンチャック 58;インナーカップ 63;アンダープレート 75;裏面洗浄用ノズル 100;薬液供給システム 101a・101b・101c・101d;開閉バルブ 102a・102b・102c・102d;開閉バルブ 103a・103b;吸引装置 120;表面洗浄用ノズル 121;ガス供給管 122a・122b;ガス排気管
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 21/304 651 H01L 21/304 651L 21/027 21/30 572B (72)発明者 難波 宏光 東京都港区赤坂五丁目3番6号 TBS放 送センター 東京エレクトロン株式会社内 Fターム(参考) 5F046 MA10

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被処理体に処理液を供給して液処理を行
    う液処理装置であって、 被処理体を保持する保持手段と、 前記保持手段に保持された被処理体に処理液およびガス
    を吐出可能な処理液吐出ノズルと、 前記処理液吐出ノズルから吐出される処理液またはガス
    の切替手段と、 前記切替手段による切替操作前に前記処理液吐出ノズル
    内に残留する処理液を吸引する処理液吸引機構と、 を具備することを特徴とする液処理装置。
  2. 【請求項2】 基板に処理液を供給して液処理を行う液
    処理装置であって、 基板を保持する保持手段と、 前記保持手段に保持された基板の表面に所定の処理液を
    供給する処理液吐出ノズルと、 前記保持手段に保持された基板の裏面に対して所定間隔
    で対向可能なプレート部材と、 前記プレート部材を支持する支持柱と、 前記プレート部材に設けられた孔部を通して前記保持手
    段に保持された基板の裏面に処理液とガスを供給可能な
    処理液吐出機構と、 前記処理液吐出機構から吐出する処理液またはガスの切
    替手段と、 前記切替手段の操作前に前記孔部に残留する処理液を吸
    引する処理液吸引機構と、 を具備することを特徴とする液処理装置。
  3. 【請求項3】 基板に処理液を供給して液処理を行う液
    処理装置であって、 基板を保持する保持手段と、 前記保持手段に保持された基板の表面に対して所定間隔
    で対向可能な上プレート部材と、 前記保持手段に保持された基板の裏面に対して所定間隔
    で対向可能な下プレート部材と、 前記上プレート部材を保持する保持柱と、 前記上プレート部材および前記保持柱を貫通して設けら
    れた管体を通して前記保持手段に保持された基板の表面
    に処理液とガスを供給可能な第1処理液吐出機構と、 前記下プレート部材を支持する支持柱と、 前記下プレート部材に設けられた孔部を通して前記保持
    手段に保持された基板の裏面に処理液とガスを供給可能
    な第2処理液吐出機構と、 前記第1処理液吐出機構および/または前記第2処理液
    吐出機構から吐出する処理液またはガスの切替手段と、 前記切替手段の操作前に前記管体および/または前記孔
    部に残留する処理液を吸引する処理液吸引機構と、 を具備することを特徴とする液処理装置。
  4. 【請求項4】 前記管体の先端は断面略楔形の形状を有
    することを特徴とする請求項3に記載の液処理装置。
  5. 【請求項5】 前記上プレート部材および前記保持柱は
    前記管体を内部に配置するための貫通孔を有し、 前記貫通孔の壁面と前記管体の外周側面との間には所定
    のクリアランスで間隙部が設けられ、 前記上プレート部材と前記保持手段に保持された基板と
    の間に処理液層が形成されている際に、前記処理液層の
    処理液が前記間隙部へ浸入しないように、前記間隙部へ
    一定量のガスを供給し、前記間隙部を陽圧に保持しなが
    ら前記間隙部へ供給されたガスを排気するガス供給/排
    気機構が設けられていることを特徴とする請求項3また
    は請求項4に記載の液処理装置。
  6. 【請求項6】 前記上プレート部材および前記保持柱を
    同時に回転させるプレート回転機構をさらに具備するこ
    とを特徴とする請求項3から請求項5のいずれか1項に
    記載の液処理装置。
  7. 【請求項7】 前記プレート回転機構により前記上プレ
    ート部材および前記保持柱を回転させる際に、前記間隙
    部の下端が前記保持手段に保持された基板の表面に供給
    された処理液と接していない状態において、前記間隙部
    の上側から前記間隙部の強制排気を行う強制排気機構を
    さらに具備することを特徴とする請求項6に記載の液処
    理装置。
  8. 【請求項8】 前記上プレート部材の端面は、水平方向
    に対して所定角度傾斜した斜面となっていることを特徴
    とする請求項3から請求項7のいずれか1項に記載の液
    処理装置。
  9. 【請求項9】 略水平に保持された基板の液処理および
    これに伴う乾燥処理を行う液処理方法であって、 基板の裏面と対向するように板部材を配置する工程と、 前記基板の表面に第1の処理液を供給し、かつ、前記板
    部材に設けられた吐出ノズルから前記基板の裏面に向け
    て前記第1の処理液を吐出して前記基板の表裏面を液処
    理する工程と、 前記基板の表面に第2の処理液を供給し、かつ、前記吐
    出ノズルから前記基板の裏面に向けて第2の処理液を吐
    出して前記基板の表裏面を液処理する工程と、 前記吐出ノズルからの第2の処理液の吐出終了後に前記
    吐出ノズルの内部に残留する第2の処理液を吸引する工
    程と、 前記基板の表面に乾燥用ガスを噴射し、かつ、前記吐出
    ノズルの内部から前記第2の処理液が除去された後に前
    記基板を回転させながら前記吐出ノズルから前記基板の
    裏面に向けて乾燥用ガスを噴射することによって前記基
    板の表裏面を乾燥させる工程と、 を有することを特徴とする液処理方法。
  10. 【請求項10】 前記板部材の配置工程において、前記
    基板の表面と対向する別の板部材を配置し、 前記第1の処理液による液処理工程において、前記別の
    板部材を貫通して略鉛直に設けられた別の吐出ノズルか
    ら前記基板の表面へ前記第1の処理液を吐出して前記基
    板の表面の液処理を行い、 前記第2の処理液による液処理工程において、前記別の
    吐出ノズルから前記基板の表面へ前記第2の処理液を吐
    出して前記基板の表面の液処理を行い、 前記第2の処理液による液処理工程の終了後、前記乾燥
    工程の開始前に、前記別の板部材をスピン乾燥させて前
    記基板の表面から退避させ、その後に前記基板の上方に
    乾燥用ガスのみを噴射可能なガス噴射ノズルを配置し、 前記乾燥工程において、前記ガス噴射ノズルから前記基
    板の表面に乾燥用ガスを噴射して前記基板の表面を乾燥
    させることを特徴とする請求項9に記載の液処理方法。
  11. 【請求項11】 略水平に保持された基板の液処理およ
    びこれに伴う乾燥処理を行う液処理方法であって、 基板の裏面と対向するように板部材を配置する工程と、 前記基板の表面に所定の処理液を供給し、前記板部材に
    設けられた吐出ノズルから前記基板の裏面に向けて前記
    所定の処理液を吐出して前記基板の裏面を液処理する工
    程と、 前記基板の表裏面のそれぞれに向けて乾燥用ガスを噴射
    し、基板を乾燥する工程と、 を有し、 前記乾燥工程においては、前記乾燥用ガスの噴射前に前
    記吐出ノズルの内部に残留している処理液を吸引除去す
    ることにより、前記乾燥用ガスに処理液が混入して前記
    基板の裏面に付着しないようにすることを特徴とする液
    処理方法。
  12. 【請求項12】 被処理体に処理液を供給して液処理を
    行う液処理方法であって、 処理液およびガスを吐出可能な吐出ノズルから被処理体
    に処理液を吐出して液処理を行う工程と、 前記吐出ノズルからの処理液の吐出終了後に前記吐出ノ
    ズルの内部に残留する処理液を吸引する工程と、 を有することを特徴とする液処理方法。
  13. 【請求項13】 前記吐出ノズルの内部から除去された
    処理液を回収して再利用することを特徴とする請求項1
    2に記載の液処理方法。
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