JPH1116872A - 処理装置及び処理方法 - Google Patents

処理装置及び処理方法

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JPH1116872A
JPH1116872A JP17778097A JP17778097A JPH1116872A JP H1116872 A JPH1116872 A JP H1116872A JP 17778097 A JP17778097 A JP 17778097A JP 17778097 A JP17778097 A JP 17778097A JP H1116872 A JPH1116872 A JP H1116872A
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wafer
back surface
processing
substrate
cleaning
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JP17778097A
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Hiromi Taniyama
博己 谷山
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Tokyo Electron Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 基板の裏面に処理液を均一に供給でき,気液
界面を生じさせることがなく処理できる,処理装置及び
処理方法を提供することにある。 【解決手段】 ウェハWを回転自在に保持するスピンチ
ャック20と,スピンチャック20に保持されたウェハ
Wの裏面に純水を供給する裏面供給ノズル31を備えた
処理装置7において,裏面供給ノズル31をスピンチャ
ック20に保持されたウェハWの裏面中央に指向させる
と共に,スピンチャック20の上面22を中心から周囲
に向かって次第に高くなるように漏斗形状に構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は,例えば半導体ウ
ェハやLCD用ガラス板等の基板を回転させながら所定
の処理を行う,処理装置及び処理方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】一般に,半導体デバイスの製造工程にお
いては,例えば半導体ウェハ(以下,「ウェハ」とい
う)の基板の裏面や表面に付着したパーティクル有機汚
染物,金属不純物等のコンタミネーションを除去するた
めに洗浄処理システムが使用されている。ウェハを洗浄
する洗浄処理システムの1つとして,一般にスピン型の
装置を用いた枚葉式の洗浄処理システムが知られてい
る。
【0003】枚葉式の洗浄処理システムには,例えばウ
ェハを収納したキャリアを載置できる載置部と,載置部
に載置されたキャリアから洗浄前のウェハを取り出し,
また,洗浄後のウェハをキャリアに収納する取出搬入部
と,ウェハの裏面や表面を洗浄及び乾燥処理を行う洗浄
処理部と,これら取出搬入部と洗浄処理部との間でウェ
ハの搬送を行う搬送アームが設けられている。そして,
載置部に載置されたキャリアから取出搬入部によって取
り出されたウェハは,搬送アームによって洗浄処理部に
搬送される。そして,ウェハに所定の洗浄及び乾燥処理
が行われ,洗浄処理部での所定の処理工程が終了した
後,搬送アームによって洗浄処理部から搬出され再び取
出搬入部を介してキャリアにウェハが搬入される。
【0004】この洗浄処理システムの洗浄処理部には,
回転しているウェハの表面に,処理液を供給して洗浄処
理を行い,その後に不活性ガスとしてN2(窒素)ガス
等をウェハの表面に乾燥処理を行う表面処理機構と,同
様に回転しているウェハの裏面に処理液を供給して洗浄
処理を行い,その後にウェハの裏面に乾燥処理を行う裏
面処理機構を備える処理装置が配置されている。
【0005】この処理装置には,ウェハを回転自在に保
持するスピンチャックと,スピンチャックに保持された
ウェハの表面及び裏面に処理液を供給する供給ノズルが
備えられている。そして,ウェハの表面及び裏面に洗浄
処理を行う際には,スピンチャックにウェハを保持さ
せ,ウェハを回転させる。そして,ウェハの裏面を洗浄
処理する場合には,回転しているウェハの裏面に,供給
ノズルから処理液を供給して洗浄処理を行い,ウェハの
裏面に付着したパーティクル有機汚染物等を除去する。
その後,供給ノズルから処理液の供給が停止し,スピン
チャックを更に高速回転させて,ウェハの裏面から処理
液を振り切って乾燥処理を行う。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで,従来の処理
装置において,ウェハの裏面の下方には供給ノズルが設
けられており,この供給ノズルよりウェハの裏面に向か
って処理液が噴射されるように構成されている。しかし
ながら,ウェハの裏面が疎水面の場合,供給ノズルから
ウェハの裏面に供給された処理液が,ウェハの裏面全体
に拡がる前に,ウェハの裏面から自重落下してしてしま
う。このため,従来の処理装置では,ウェハの裏面にお
いて,効果的な洗浄処理ができる範囲が限られていた。
【0007】また,ウェハの裏面が液面で均一に覆われ
るということがなく,処理液がウェハの裏面から自重落
下した後は,ある程度濡れた状態でウェハの裏面が外部
の空気と接触することになる。このため,ウェハの裏面
には気液界面が多数発生し,この気液界面にはパーティ
クルが付着しやすい。その結果,洗浄処理を行いながら
もパーティクルがウェハの裏面に同時に付着するので洗
浄処理の効率が芳しくない。
【0008】本発明の目的は,基板の裏面に処理液を均
一に供給でき,気液界面を生じさせることがなく処理で
きる,処理装置及び処理方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
めに,請求項1の発明は,基板を回転自在に保持する保
持手段と,該保持手段に保持された基板の裏面に処理液
を供給する供給ノズルを備えた処理装置において,前記
供給ノズルを前記保持手段に保持された基板に指向させ
ると共に,前記保持手段と基板の裏面の間に処理液を満
たして基板の裏面を処理すべく,前記保持手段の上面を
中心から周囲に向かって次第に高くなるように漏斗形状
に構成したことを特徴とする。
【0010】この請求項1の処理装置によれば,処理装
置の容器内において,保持手段に保持された基板に対し
て処理を行う際に,先ず,基板を保持手段に保持させ,
基板を回転させる。そして,供給ノズルから処理液が供
給され,基板の裏面に対して所定の処理が行われる。供
給ノズルから処理液を回転している基板の裏面中央に供
給して洗浄処理する場合には,基板の裏面中央に供給さ
れた処理液は,基板の遠心力によって,中央から周囲に
向かって流れ基板の裏面に均一に拡がっていく。また,
保持手段と基板の裏面の間に処理液を満たして洗浄処理
する場合には,保持手段と基板の裏面の間に満たされた
処理液は,保持手段の回転によって周囲に流れながれ,
漏斗形状に構成された保持手段の上面で押し上げられ,
基板の裏面に接近していく。基板の裏面に接近した処理
液は,基板の裏面に接触して周囲に向かって流れること
になる。周囲に向かって流れた処理液は,基板の周縁か
ら排液され,処理中においては,供給ノズルからは絶え
間なく処理液が供給されるので,常に清浄な処理液が保
持手段の上面において中央から周囲に向かって供給され
る。何れの場合においても,供給ノズルによる噴射の勢
いと保持手段の上面で押し上げられた処理液により,基
板の裏面に対して隅々にまで洗浄処理が行われる。ま
た,遠心力によって基板の周囲に振り切られた処理液
は,適宜,排液される。
【0011】また,請求項2の発明は,回転させた基板
の裏面に処理液を供給して処理する処理方法において,
前記処理液を基板の裏面中央に供給し,遠心力によって
該処理液を基板の裏面において中央から周囲に向かって
流すことにより基板の裏面を処理することを特徴とす
る。ここで,基板の裏面を20rpm程度で回転させる
と,処理液を基板の裏面に沿って中央から周囲に向かっ
て速やかに流すことができる。
【0012】また,請求項3の発明は,保持手段によっ
て保持した基板を回転させながら基板の裏面に処理液を
供給して処理する処理方法において,前記保持手段と基
板の裏面の間に処理液を供給し,遠心力によって該処理
液を前記保持手段の上面において中央から周囲に向かっ
て流すことにより基板の裏面を処理することを特徴とす
る。
【0013】
【発明の実施の形態】以下,本発明の実施の形態につい
て説明すると,本実施形態はキャリア単位でのウェハの
搬入,洗浄,乾燥,キャリア単位での搬出までを一貫し
て行うように構成された洗浄処理システムとして構成さ
れたものである。図1は,本発明の好ましい実施の形態
を説明するための洗浄処理システム1の平面図である。
【0014】この洗浄処理システム1は,ウェハWを収
納したキャリアCを載置できる載置部2と,載置部2に
載置されたキャリアCから洗浄前のウェハWを取り出
し,また,洗浄後のウェハWをキャリアCに搬入する取
出搬入アーム3と,ウェハWに対して所定の洗浄及び乾
燥処理を行う洗浄処理部4と,洗浄処理部4と取出搬入
アーム3との間でウェハWを搬送する搬送アーム5を備
えている。
【0015】載置部2は,ウェハWを25枚収納したキ
ャリアCを4個分載置できる構成になっている。そし
て,載置部2を介して,洗浄前のウェアWをキャリアC
単位で洗浄処理システム1に搬入し,また,洗浄後のウ
ェハWをキャリアC単位で洗浄処理システム1から搬出
するように構成されている。
【0016】取出搬入アーム3は,水平(X,Y)方向
に移動すると共に,昇降自在であり,かつ鉛直軸を中心
に回転できるように構成されている そして,キャリア
Cから洗浄前のウェハWを一枚づつ取り出して搬送アー
ム5に受け渡す操作を行うと共に,洗浄後のウェハWを
搬送アーム5から受け取りキャリアCに一枚ずつ搬入す
る操作を行うことができるように構成されている。
【0017】洗浄処理部4には,搬送アーム5の搬送路
6の両側にウェハWの表面及び裏面を,薬液や純水によ
る洗浄及び乾燥処理を行う処理装置7,8と,同様にウ
ェハWの表面及び裏面を,純水による洗浄及び乾燥処理
を行う処理装置9とが順に配置され,両側で同時に処理
が進行できるように構成されている。
【0018】搬送アーム5は,水平(X,Y)方向に移
動すると共に,昇降自在であり,かつ鉛直軸を中心に回
転できるように構成されている。取出搬入アーム3との
間でウェハWの授受ができるように構成されている。そ
して,取出搬入アーム3から受け取ったウェハWを所定
の処理装置7,8,9にまで搬送する操作を行うと共
に,洗浄後のウェハWを処理装置7,8,9から取り出
して洗浄処理部4から搬出し取出搬入アーム3に受け渡
す操作を行うことができる。
【0019】上記のように構成される洗浄処理システム
1において,載置部2に載置されたカセットC内のウェ
ハWは,取出搬入アーム3を介して搬送アーム5に受け
渡され,処理装置7,8,9に順次搬送される。即ち,
先ず処理装置7において,ウェハWの表面及び裏面に対
して,薬液や純水による洗浄処理が行われ,その後にス
ピンによる乾燥処理の順で処理が行われる。処理装置7
で処理されたウェハWは続いて,処理装置8において,
ウェハWの表面及び裏面に対して,処理装置7とは異な
る薬液や純水による洗浄処理が行われ,その後にスピン
による乾燥処理の順で処理が行われる。そして,最後に
処理装置9において,ウェハWの表面及び裏面に対し
て,純水による洗浄処理で最終洗浄され,スピンによる
乾燥処理が行われる。
【0020】なお以上の配列,これら処理装置の組合わ
せは,ウェハWに対する洗浄処理の種類によって任意に
組み合わせることができる。例えば,ある処理装置を減
じたり,逆にさらに他の処理装置を付加してもよい。更
に,処理装置を,ウェハWの表面を処理する処理装置
と,ウェハWの裏面を処理する処理装置とに別々に分け
て設けても良い。その際には,ウェハWに対する洗浄処
理の種類によって,ウェハWの表面を処理する処理装置
と,ウェハWの裏面を処理する処理装置との配置を任意
に組み合わせることができ,ウェハWの表面を処理する
処理装置の前にウェハWの裏面を処理する処理装置を配
置しても良いし,その逆でも良い。また,乾燥処理の際
には,N2ガス等を使用しても良い。
【0021】次に,本発明の実施の形態にかかる処理装
置7の構成について説明する。
【0022】図2は処理装置7の要部を示す断面図,図
3はその平面図である。この処理装置7には,基板であ
るウェハWを回転自在に保持する保持手段としてのスピ
ンチャック20と,スピンチャック20に保持されたウ
ェハWの表面に薬液及び純水を供給する表面供給ノズル
30と,ウェハWの裏面に純水を供給する裏面供給ノズ
ル31と,ウェハWを収納する容器40が備えられてい
る。
【0023】スピンチャック20には,ウェハWの裏面
の周縁を支持する載置台21が設けられている。スピン
チャック20の載置台21の上面22は,中心から周囲
に向かって次第に高くなるように漏斗形状に構成されて
いる。そして,載置台21の周縁部には,ウェハWの周
縁を案内して位置決めをするピン23が設けられてお
り,図3に示すように,1箇所につき3個で,合計9個
になるように3箇所に設けられている。また,ウェハW
の受け渡しができるように載置台21の周縁部の3箇所
に,切り欠き部24が設けられている。
【0024】スピンチャック20の載置台21の下面に
は回転軸25が取り付けられており,この回転軸25に
はプーリ26が取り付けられている。プーリ26にはモ
ータ27の回転動力がプーリ28およびベルト29を介
して伝達されるように構成されている。こうして,モー
タ27の回転駆動によって,載置台21は回転自在にな
るように構成されている。
【0025】表面供給ノズル30は,ウェハWの表面に
薬液及び純水を供給できるように,ウェハWの上方を移
動自在になるように構成されている。また,回転軸25
の内部に純水を供給するための純水供給回路32を設け
ると共に,この純水供給回路32の上端に設けられた裏
面供給ノズル31を,スピンチャック20に保持された
ウェハWの裏面の下方において,載置台21の中央にな
るように配置させる。そして,ウェハWの裏面中央に純
水を供給できるように,裏面供給ノズル31をウェハW
の裏面中央に指向させる。
【0026】また,容器40内の雰囲気は、容器40の
底部から、外部に設置されている真空ポンプなどの排気
手段(図示せず)によって排気される。さらに,ウェハ
Wが回転する際に,ウェハWの裏面から振り切られた処
理液は,スピンチャック20の外方から,容器40の底
部に設けられた排液管41を通じて排出される。
【0027】次に,以上のように構成された洗浄処理シ
ステム1において行われるウェハWの処理を説明する。
まず,図示しない搬送ロボットが未だ洗浄されていない
ウェハWを例えば25枚ずつ収納したキャリアCを載置
部2に載置する。そして,この載置部2に載置されたキ
ャリアCからウェハWが取り出され,取出搬入アーム3
を介して搬送アーム5に受け渡され,ウェハWは処理装
置7,8,9に順次搬送される。こうして,ウェハWの
表面及び裏面に付着している有機汚染物,パーティクル
等の不純物質を除去するための洗浄を行う。
【0028】先ず,処理装置7へ搬送される。そして,
処理装置7において,ウェハWの表面及び裏面に対して
洗浄処理が行われる。
【0029】ここで,処理装置7での洗浄処理を説明す
る。先に図2で説明したようにスピンチャック20の載
置台21にウェハWが載置され保持される。そして,モ
ータ27の駆動によってスピンチャック20が例えば2
0rpmで回転し,ウェハWを回転させる。続いて,ウ
ェハWの表面及び裏面に対して所定の洗浄処理が開始さ
れる。ウェハWの表面及び裏面は同時に洗浄処理され,
先ず,ウェハWの表面を洗浄処理する場合には,表面供
給ノズル30がウェハWの上方に移動し,表面供給ノズ
ル30から薬液を回転している基板の表面に供給し,薬
液による洗浄処理が行われる。薬液による洗浄処理が終
了後に,表面供給ノズル30から純水を回転している基
板の表面に供給し,純水による洗浄処理が行われる。
【0030】一方,ウェハWの裏面を洗浄処理する場合
には,先に図2で説明したように,裏面供給ノズル31
は,純水供給回路32より供給された純水を噴射する。
裏面供給ノズル31から純水を回転しているウェハWの
裏面中央に供給して洗浄処理する場合には,ウェハWの
裏面中央に供給された純水は,ウェハWの遠心力によっ
て,中央から周囲に向かって流れ基板の裏面に均一に拡
がっていく。
【0031】また,スピンチャック20の上面22とウ
ェハWの裏面の間に純水を満たして洗浄処理をする場合
には,スピンチャック20の上面22とウェハWの裏面
の間に満たされた純水は,スピンチャック20の回転に
よって周囲に流れながら,漏斗形状に構成されたスピン
チャック20の上面22で押し上げられ,ウェハWの裏
面に接近していく。そして,ウェハWの裏面に接近した
純水は,ウェハWの裏面に接触しウェハWの裏面に接触
しながら周囲に向かって流れることになる。周囲に向か
って流れた純水は,ウェハWの周縁から排液され,処理
中においては,裏面供給ノズル31からは絶え間なく純
水が供給されるので,常に清浄な純水がスピンチャック
20の上面22において中央から周囲に向かって供給さ
れる。
【0032】このように,何れの場合においても,裏面
供給ノズル31による噴射の勢いとスピンチャック20
の上面22で押し上げられた純水により,ウェハWの裏
面に対して隅々にまで洗浄処理が行われる。そして,洗
浄処理中は,絶え間なく純水がウェハWの裏面に対して
供給されるので,ウェハWの裏面が外部の空気と接触す
ることなく純水の液面で覆われる。また,遠心力によっ
てウェハWの周囲に振り切られた純水は,容器40の内
壁を伝って下方に流れ排出管41から排液される。
【0033】所定の処理時間が経過した後,裏面供給ノ
ズル31から純水の供給が停止し,ウェハWの裏面に対
する洗浄処理が終了する。続いて,スピンチャック20
を更に高速回転させて,ウェハWの裏面から純水を振り
切って乾燥処理を行う。この際に,ウェハWの表面の乾
燥処理も行われる。なお,ウェハWの裏面に対しては,
純水のみならず薬液による洗浄処理をしても良い。
【0034】その後,処理工程が終了したウェハWは処
理装置7から搬出され,処理装置8に搬送され,同様
に,処理装置8において,ウェハWの表面及び裏面に対
して,薬液や純水による洗浄処理及び乾燥処理が行われ
る。次に,処理装置8の処理工程が終了したウェハW
は,処理装置9に搬送される。最後にウェハWは処理装
置9において,純水で最終洗浄され乾燥される。こうし
て,洗浄処理部4での処理工程が終了したウェハWは再
びキャリアCに収納され,続いて,残りの24枚のウェ
ハWに対しても一枚づつ同様な処理が行われていく。こ
うして,25枚のウェハWの処理が終了すると,キャリ
アC単位で洗浄処理システム1外に搬出される。
【0035】かくして,本発明の実施の形態の処理装置
7によれば,裏面供給ノズル31をスピンチャック20
に保持されたウェハWの裏面中央に指向させると共に,
スピンチャック20の載置台21の上面22を中心から
周囲に向かって次第に高くなるように漏斗形状に構成
し,スピンチャック20の上面22とウェハWの裏面の
間に純水を満たし,この満たした純水をウェハWの裏面
全体に接触させる。これにより,ウェハWの裏面に純水
を均一に供給することができ,ウェハWの裏面をむらな
く洗浄処理することが可能となる。また,洗浄処理中に
おいて,絶え間なくウェハWの裏面に純水を均一に供給
しているので,ウェハWの裏面に気液界面を生じさせる
ことがなく洗浄処理を行うことができ,ウェハWの裏面
において気液界面によるパーティクルの付着を防止する
ことが可能となる。従って,半導体デバイスの製造が円
滑に行うことができ,その生産性を向上することができ
るようになる。なお,一例としてウェハWを処理する処
理装置7について主たる説明を行ったが,本発明は,L
CD基板の如き他の基板を扱う処理装置などに適応させ
ることも可能である。
【0036】
【発明の効果】本発明によれば,基板の裏面に処理液を
均一に供給することにより,基板の裏面をむらなく処理
することができる。また,処理中において,絶え間なく
ウェハWの裏面に処理液を均一に供給しているので,気
液界面を生じさせることがなく処理を行うことができ,
気液界面によるパーティクルの付着を防止することがで
きる。従って,例えば半導体デバイスの製造における生
産性を向上することができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態にかかる裏面処理装置を備
えた洗浄処理システムの平面図である。
【図2】裏面処理装置の断面図である。
【図3】裏面処理装置の平面図である。
【符号の説明】
W ウェハ 1 洗浄処理システム 7,8,9 処理装置 20 スピンチャック 22 上面 31 裏面供給ノズル

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板を回転自在に保持する保持手段と,
    該保持手段に保持された基板の裏面に処理液を供給する
    供給ノズルを備えた処理装置において,前記保持手段と
    基板の裏面の間に処理液を満たして基板の裏面を処理す
    べく,前記保持手段の上面を中心から周囲に向かって次
    第に高くなるように漏斗形状に構成したことを特徴とす
    る処理装置。
  2. 【請求項2】 回転させた基板の裏面に処理液を供給し
    て処理する処理方法において,前記処理液を基板の裏面
    中央に供給し,遠心力によって該処理液を基板の裏面に
    おいて中央から周囲に向かって流すことにより基板の裏
    面を処理することを特徴とする処理方法。
  3. 【請求項3】 保持手段によって保持した基板を回転さ
    せながら基板の裏面に処理液を供給して処理する処理方
    法において,前記保持手段と基板の裏面の間に処理液を
    供給し,遠心力によって該処理液を前記保持手段の上面
    において中央から周囲に向かって流すことにより基板の
    裏面を処理することを特徴とする処理方法。
JP17778097A 1997-05-27 1997-06-19 処理装置及び処理方法 Pending JPH1116872A (ja)

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US09/084,319 US6247479B1 (en) 1997-05-27 1998-05-26 Washing/drying process apparatus and washing/drying process method
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003245622A (ja) * 2002-02-22 2003-09-02 Shibuya Machinery Co Ltd パレット洗浄装置
JP2018056223A (ja) * 2016-09-27 2018-04-05 株式会社Screenホールディングス 基板処理装置

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