JPH1126419A - ウエハ洗浄装置及びウエハ研磨システム - Google Patents

ウエハ洗浄装置及びウエハ研磨システム

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JPH1126419A
JPH1126419A JP9187620A JP18762097A JPH1126419A JP H1126419 A JPH1126419 A JP H1126419A JP 9187620 A JP9187620 A JP 9187620A JP 18762097 A JP18762097 A JP 18762097A JP H1126419 A JPH1126419 A JP H1126419A
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JP
Japan
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wafer
cleaning
cleaning liquid
polishing
unit
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JP9187620A
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Katsunori Tanaka
克典 田中
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Original Assignee
Yamaha Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 半導体ウエハ等をスクラブ洗浄するウエハ洗
浄装置において、洗浄効率を向上させる。 【解決手段】 洗浄液12を収容する洗浄槽10内に
は、被洗浄ウエハ16を保持して矢印P方向に回転させ
るローラー14a〜14dと、ウエハ16を挟んだ状態
で互いに反対方向に回転する18a等の2つのブラシと
を設ける。洗浄液12中でウエハ16をローラー14a
〜14dで回転させつつウエハ16を18a等のブラシ
でスクラブ洗浄する。この結果、ウエハ16の洗浄むら
が低減されると共にブラシからウエハ16に再付着する
異物が低減される。洗浄液12を矢印S方向に流した
り、給気管22から洗浄液12中にN2 等のバブリング
ガスを流したりしてもよい。ウエハ研磨装置の近傍に洗
浄槽10を設け、研磨したウエハをすぐに洗浄してもよ
い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、半導体ウエハ等
のウエハをスクラブ洗浄するためのウエハ洗浄装置と、
この洗浄装置を備えたウエハ研磨システムとに関し、特
に洗浄液中でスクラブ洗浄を行なうことにより洗浄効率
の向上を図ったものである。
【0002】
【従来の技術】従来、半導体ウエハをスクラブ洗浄する
ウエハ洗浄装置としては、半導体ウエハを直立状態に保
持して回転させると共に半導体ウエハの両面に洗浄液を
かけながら半導体ウエハの両面を各々回転する2つのブ
ラシでこするようにしたものが知られている(例えば、
特開平6−326066号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来技術によ
ると、(イ)ウエハの洗浄面内に洗浄液が均一に供給さ
れないため、洗浄むらが生ずること、(ロ)ブラシに付
着した異物を除去する能力が低いため、ブラシに付着し
た異物がウエハの洗浄面に再付着することなどの理由に
より洗浄効率が低いという問題点がある。
【0004】この発明の第1の目的は、洗浄効率が高い
新規なウエハ洗浄装置を提供することにある。
【0005】この発明の第2の目的は、研磨したウエハ
を効率よく洗浄することができる新規なウエハ研磨シス
テムを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明に係るウエハ洗
浄装置は、被洗浄ウエハを収容すると共に洗浄液を収容
する洗浄槽と、前記被洗浄ウエハを前記洗浄液に浸した
状態で回転させる回転手段と、前記被洗浄ウエハが前記
回転手段により前記洗浄液中で回転されているときに前
記被洗浄ウエハの少なくとも一方の主面を前記洗浄液中
で回転するブラシでこすることによりスクラブ洗浄を行
なう洗浄手段とを備えたものである。
【0007】このようなウエハ洗浄装置によれば、洗浄
液中でスクラブ洗浄が行なわれるので、ウエハの洗浄面
内には洗浄液が均一に供給されるようになり、洗浄むら
が低減される。また、ブラシに付着した異物がブラシの
回転により洗浄液で洗われて速やかに除去されるので、
ブラシからウエハの洗浄面に再付着する異物が低減され
る。従って、洗浄効率が向上する。
【0008】この発明のウエハ洗浄装置にあっては、洗
浄液を洗浄槽を介して流通させたり、洗浄液中にバブリ
ングガスを供給したりしてもよい。このようにすると、
ウエハ及びブラシからの異物除去が促進され、洗浄効率
が一層向上する。
【0009】この発明に係るウエハ研磨システムは、盤
面に研磨布を固着した状態で回転駆動される定盤と、被
処理ウエハを保持して前記定盤の回転中に該被処理ウエ
ハを回転させつつ前記研磨布に圧接する保持手段と、前
記研磨布に研磨剤を供給する供給手段とを有する研磨部
と、この研磨部の近傍に設けられた洗浄部であって、被
洗浄ウエハを収容すると共に洗浄液を収容する洗浄槽
と、前記被洗浄ウエハを前記洗浄液に浸した状態で回転
させる回転手段と、前記被洗浄ウエハが前記回転手段に
より前記洗浄液中で回転されているときに前記被洗浄ウ
エハの少なくとも一方の主面を前記洗浄液中で回転する
ブラシでこすることによりスクラブ洗浄を行なう洗浄手
段とを有するものと、前記研磨部での研磨が終了した被
処理ウエハを前記洗浄部まで搬送して前記洗浄部に前記
被洗浄ウエハとして供給する搬送手段とを備えたもので
ある。
【0010】このようなウエハ研磨システムによれば、
研磨部での研磨が終了した被処理ウエハは、搬送手段に
より研磨部の近傍の洗浄部に被洗浄ウエハとして速やか
に供給される。従って、洗浄部では、ウエハ表面の研磨
剤が乾燥しないうちに効率よくウエハ表面をスクラブ洗
浄することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】図1及び図2は、この発明の第1
の実施形態に係るウエハ洗浄装置を示すもので、図2
は、図1のA−A’線に沿う断面を示している。
【0012】図1,2に示すウエハ洗浄装置は、純水又
は薬液等の洗浄液12を収容する洗浄槽10を備えてい
る。洗浄槽10内には、半導体ウエハ等の被洗浄ウエハ
16を洗浄液に浸した状態で保持するように4個のロー
ラー14a〜14dが設けられると共に、ウエハ16を
挟むように2個のブラシ18a,18bが設けられてい
る。ウエハ16は、ローラー14a〜14dとブラシ1
8a,18bとで直立状態に保持される。
【0013】ローラー14a〜14dは、それぞれ図示
しない回転駆動装置により駆動されて矢印P方向に回転
し、それによってウエハ16が直立状態のまま矢印Q方
向に回転する。ブラシ18a,18bは、それぞれ図示
しない回転駆動装置により駆動されて矢印R,R’で示
すように互いに反対方向に回転する。ウエハ16を矢印
Q方向に回転させつつブラシ18a,18bを矢印R,
R’方向に回転させることによりウエハ16の両面を同
時にスクラブ洗浄することができる。
【0014】洗浄処理に際しては、被洗浄ウエハ16を
ブラシ18a,18bの間を通してローラー14a〜1
4d上に載置する。このようにウエハ16をロードする
前又はロードした後、洗浄液12を洗浄槽10に供給し
てウエハ16全体が洗浄液12に浸るようにする。そし
て、ローラー14a〜14dを矢印P方向に回転させて
ウエハ16を矢印Q方向に回転させる一方、ブラシ18
a,18bをウエハ16の両面に押し付けながら矢印
R,R’方向に回転させる。この結果、ウエハ16の両
面が洗浄液中でブラシ18a,18bにより同時的にこ
すられることによりウエハ16の両面で同時にスクラブ
洗浄が行なわれる。
【0015】洗浄処理が終了したときは、洗浄槽10か
らウエハ16を取出し、次の工程(乾燥、検査など)へ
送る。
【0016】上記した第1の実施形態によれば、洗浄液
12中でスクラブ洗浄が行なわれるので、ウエハ16の
洗浄面内には洗浄液12が均一に供給されるようにな
り、洗浄むらが低減される。また、ブラシ18a,18
bに付着した研磨屑、パーティクル等の異物がブラシ1
8a,18bの回転により洗浄液12で洗われて速やか
に除去されるので、ブラシ18a,18bからウエハ1
6の洗浄面に再付着する異物が低減される。従って、洗
浄効率が向上する。
【0017】図3及び図4は、この発明の第2の実施形
態に係るウエハ洗浄装置を示すもので、図4は、図3の
B−B’線に沿う断面を示している。図3,4におい
て、図1,2と同様の部分には同様の符号を付して詳細
な説明を省略する。
【0018】図3,4に示すウエハ洗浄装置の特徴は、
洗浄槽10を介して洗浄液12を流通させるようにした
ことである。すなわち、洗浄槽10の底部に10a,1
0b等の多数の給液孔を設け、給液管20から10a,
10b等の給液孔を介して洗浄槽10内に洗浄液12を
供給して洗浄槽10の上部から洗浄液12をオーバーフ
ローさせる構成としたことを特徴とし、他の構成は、図
1,2のものと同様である。
【0019】第2の実施形態によれば、洗浄液12は、
洗浄中所定の流量で矢印Sのように上方に向けて流れ続
ける。このため、ブラシ18a,18bでウエハ16か
ら除去された異物が洗浄液12の流れにより上方へ押し
流されると共に、ブラシ18a,18bに付着した異物
が洗浄液12の流れにより洗われて上方へ押し長され
る。このようにウエハ16及びブラシ18a,18bか
らの異物除去が洗浄液12の流れにより促進されるの
で、第1の実施形態に比べて一層洗浄効率が向上する。
【0020】図5及び図6は、この発明の第3の実施形
態に係るウエハ洗浄装置を示すもので、図6は、図5の
C−C’線に沿う断面を示している。図5,6におい
て、図1〜4と同様の部分には同様の符号を付して詳細
な説明を省略する。
【0021】図5,6に示すウエハ洗浄装置の特徴は、
洗浄液12中にバブリングガスを供給したことである。
すなわち、洗浄槽10の底部に複数の給気管22を設
け、給気管22から洗浄液12中にバブリングガスを供
給する構成としたことを特徴とし、他の構成は、図3,
4のものと同様である。バブリングガスとしては、窒素
(N2 )等のガスを用いることができる。
【0022】第3の実施形態によれば、N2 等のガスの
バブリングによりウエハ16からの異物除去とブラシ1
8a,18bからの異物除去とが促進されるので、第2
の実施形態に比べて一層洗浄効率が向上する。
【0023】なお、洗浄液中にバブリングガスを供給す
る構成は、図1,2に示したウエハ洗浄装置において採
用することもできる。このようにした場合にも、ウエハ
及びブラシからの異物除去が促進され、洗浄効率が一層
向上する。
【0024】図7及び図8は、この発明に係るウエハ研
磨装置を示すものである。
【0025】図7,8に示す研磨装置の本体30には、
ウエハキャリア32a,32bが載置される載置部32
と、搬送装置34Aによりウエハの搬送を行なう搬送部
34と、被処理ウエハ52にCMP(化学機械研磨)処
理を施す研磨部36と、CMP処理が終ったウエハ5
2’に図1〜6で述べたような洗浄処理を施す洗浄部3
8と、洗浄処理が終ったウエハ52”に乾燥処理を施す
乾燥部40とが設けられている。
【0026】載置部32において、ウエハキャリア32
aは、CMP処理を受けるべき多数の半導体ウエハが格
納されたものであり、ウエハキャリア32bは、乾燥処
理が終ったウエハを格納するためのものである。
【0027】研磨部36には、盤面に研磨布44が固着
された定盤42が設けられている。定盤42は、図示し
ない回転駆動装置により駆動されて図7の矢印a方向に
回転する。本体30には、定盤42の近傍に支持スタン
ド46が設けられている。支持スタンド46には、ウエ
ハホルダ50を保持するホルダ保持部48が移動自在に
設けられている。ウエハホルダ50は、真空吸着等によ
り被処理ウエハ52を保持するもので、図示しない回転
駆動装置により駆動されてウエハ保持状態のまま図7の
矢印b方向に回転する。ウエハホルダ50は、ウエハ保
持・回転状態において定盤42の盤面に沿って揺動可能
である。滴下ノズル54は、研磨布44に研磨剤を滴下
・供給するものである。
【0028】CMP処理に際しては、ウエハホルダ50
が定盤42の近傍のウエハ授受位置にて被処理ウエハ5
2を保持した後、その保持状態のまま定盤42の上方ま
で移動してくる。そして、ウエハホルダ50が降下して
ウエハ52を定盤42上の研磨布44に圧接する。この
ような圧接状態において滴下ノズル54から研磨布44
に研磨剤を滴下しつつ定盤42及びウエハホルダ50を
図7の矢印a及びbの方向にそれぞれ回転させることに
よりウエハ52の研磨を行なう。このとき、必要に応じ
てウエハホルダ50を揺動させることもできる。
【0029】本体30の内部には、定盤42を取囲むよ
うに廃液受け56が設けられており、廃液受け56の上
端は、定盤42の盤面レベルよりやや高くなっている。
研磨により生じた研磨廃液は、廃液受け56で集めら
れ、図示しない廃液処理槽に供給される。
【0030】本体30において、研磨部36と載置部3
2、搬送部34、洗浄部38及び乾燥部40との間に
は、研磨部36からの発塵による汚染を防止するための
仕切板58が設けられている。仕切板58には、搬送装
置34Aによるウエハの出し入れを可能にするための開
口部58aが設けられると共に開口部58aを開閉する
ための開閉板58Aが設けられている。開閉板58Aが
開口部58aを開放するのは、搬送装置34Aが研磨部
36へウエハを渡したり、研磨部36からウエハを取出
したりするときである。これらのとき以外(特に研磨部
36でのCMP処理中)は開口部58aが開閉板58A
で閉じられるので、載置部32、搬送部34、洗浄部3
8及び乾燥部40が研磨部36からの発塵で汚染される
のを未然に防止することができる。
【0031】洗浄部38は、図1,2、図3,4又は図
5,6のいずれかに示したウエハ洗浄装置と同様に構成
されるものである。乾燥装置40は、一例として、ウエ
ハ52”を真空吸着等により保持して回転させる回転具
40Aを備え、回転中のウエハ52”に乾燥気体を吹付
ける構成にすることができる。
【0032】図7の研磨装置の全体的な動作は、次のよ
うにして行なわれる。搬送装置34Aは、ウエハキャリ
ア32aから第1の半導体ウエハを取出し、研磨部36
に向けて搬送する。第1の半導体ウエハが仕切板58の
開口部58aに接近すると、開閉板58Aが開口部58
aを開放する。搬送装置34Aは、開口部58aを介し
て第1の半導体ウエハを研磨部36内に搬送し、所定の
ウエハ授受位置に載置する。この後、開口部58aを開
閉板58Aで閉じる。
【0033】次に、研磨部36では、ウエハホルダ50
がウエハ授受位置にある第1の半導体ウエハを被処理ウ
エハ52として保持する。そして、前述したようにして
第1の半導体ウエハにCMP処理を施す。CMP処理が
終ると、ウエハホルダ50は、第1の半導体ウエハをウ
エハ授受位置に戻す。
【0034】次に、開閉板58Aが開口部58aを開放
する。搬送装置34Aは、研磨部36内のウエハ授受位
置から第1の半導体ウエハを取出し、開口部58aを介
して洗浄部38まで搬送し、洗浄部38に被洗浄ウエハ
52’(図1〜6の16に対応)として供給する。この
後、開口部58aを開閉板58Aで閉じる。
【0035】次に、洗浄部38では、図1〜6で述べた
と同様にして第1の半導体ウエハに洗浄処理を施す。洗
浄処理が終ると、搬送装置34Aは、洗浄部38から第
1の半導体ウエハを取出し、乾燥部40まで搬送し、乾
燥部40に被乾燥ウエハ52”として供給する。乾燥部
40では、第1の半導体ウエハに乾燥処理を施す。乾燥
処理が終ると、搬送装置34Aは、乾燥部40から第1
の半導体ウエハを取出し、ウエハキャリア32bまで搬
送し、ウエハキャリア32b内に格納する。
【0036】上記したのは、第1の半導体ウエハに関す
る研磨、洗浄及び乾燥の一連の処理であるが、このよう
な処理の進行中に第2及び第3の半導体ウエハに関する
処理を開始することができる。例えば、第1の半導体ウ
エハを洗浄部にセットした後、第2の半導体ウエハを研
磨部36にセットし、第1の半導体ウエハの洗浄と第2
の半導体ウエハの研磨とを並行して行なうことができ
る。また、第1の半導体ウエハを乾燥部40にセットす
ると共に第2の半導体ウエハを洗浄部38にセットした
後、第3の半導体ウエハを研磨部36にセットし、第1
の半導体ウエハの乾燥処理と、第2の半導体ウエハの洗
浄処理と、第3の半導体ウエハの研磨処理とを並行して
行なうことができる。上記したような順次の動作は、マ
イクロコンピュータの制御下で自動的に遂行される。
【0037】図7,8の研磨装置によれば、研磨部36
の近傍に洗浄部38を設け、研磨が終了したウエハを搬
送装置34Aで研磨部36から洗浄部38へ搬送するよ
うにしたので、洗浄部38では、ウエハ表面の研磨剤が
乾燥して固くならないうちに効率よくウエハ表面をスク
ラブ洗浄することができる。
【0038】図9〜12は、この発明の一応用例として
の配線形成法を示すものである。
【0039】図9の工程では、例えばシリコンからなる
半導体基板60の表面にシリコンオキサイド等の絶縁膜
62を形成した後、絶縁膜62に周知のホトリソグラフ
ィ及びドライエッチング処理により所望の接続孔62a
を形成する。接続孔62aは、基板表面の不純物ドープ
領域等の被接続部に達するように形成する。
【0040】次に、絶縁膜62の上に接続孔62aを覆
ってAl又はAl合金等の配線材を約0.5μmの厚さ
でスパッタ法で堆積する。そして、堆積膜をホトリソグ
ラフィ及びドライエッチング処理によりパターニングし
て配線層64を形成する。配線層64は、接続孔62a
を介して基板表面の被接続部に接続される。
【0041】図10の工程では、絶縁膜62の上に配線
層64を覆って層間絶縁膜66を形成する。絶縁膜66
としては、TEOS(Tetra Ethyl Ortho Silicate)を原
料とするプラズマCVD(ケミカル・ベーパー・デポジ
ション)により約1μmの厚さのシリコンオキサイド膜
を形成することができる。
【0042】図11の工程では、図7の研磨部36にお
いて被処理ウエハ52として半導体基板60をセットす
ることにより絶縁膜66を約0.5μmの厚さで平坦状
に研磨・除去し、絶縁膜66を平坦な表面を有する形で
残存させる。このときの研磨条件は、一例として、 使用研磨剤:シリカ砥粒を10wt%含む研磨剤 研磨布44:発泡ポリウレタン製の研磨布 定盤42の回転数:30rpm ウエハホルダ50のヘッド回転数:30rpm 滴下ノズル54からの研磨剤の滴下流量:100cc/
min ウエハ52への荷重:300g/cm2 ウエハホルダ50の揺動:速さ0.1m/min、幅5
cm[6インチウエハの場合] とすることができる。
【0043】次に、半導体基板60は、図7の研磨部3
6から洗浄部38へ搬送装置34Aで搬送され、洗浄部
38に被洗浄ウエハ52’として供給される。そして、
洗浄部38において、図1〜6で説明したようなスクラ
ブ洗浄が行なわれる。
【0044】このときのスクラブ洗浄は、一例として、
図5,6のウエハ洗浄装置を用いて次の3ステップで行
なうことができる。
【0045】ステップ1:処理時間1分 純水オーバーフロー流量 10[l/min] N2 流量 10[l/min] ブラシ回転数 100rpm ウエハ回転数 30rpm ステップ2:処理時間1分 希フッ酸オーバーフロー流量 5[l/min] ブラシ回転数 100rpm ウエハ回転数 30rpm ステップ3:処理時間1分 純水オーバーフロー流量 10[l/min] ブラシ回転数 100rpm ウエハ回転数 30rpm スクラブ洗浄処理の後、半導体基板60は、図7の乾燥
部40に被乾燥ウエハ52”として供給され、乾燥され
る。
【0046】図12の工程では、絶縁膜66に接続孔6
6aを配線層64に達するように形成する。そして、図
9で述べたと同様に絶縁膜66の平坦面上に接続孔66
aを覆ってAl又はAl合金等の配線材を被着し、その
被着層をパターニングすることにより配線層68を形成
する。配線層68は、絶縁孔66aを介して配線層64
に接続される。
【0047】この発明は、上記した実施形態に限定され
るものではなく、種々の改変形態で実施可能なものであ
る。例えば、次のような変更が可能である。
【0048】(1)ウエハ16は、直立状態に限らず、
水平状態又は45°傾斜させた状態等任意の状態で回転
させることができる。
【0049】(2)ウエハ16は、両面同時に洗浄する
のではなく、一方の主面のみ洗浄するようにしてもよ
い。
【0050】(3)図1,2の装置にあっては、洗浄液
を撹拌する手段を設けたり、定期的に又は汚れ状態に応
じて洗浄液を交換する手段を設けたりしてもよい。
【0051】(4)図3,4又は図5,6の装置におい
て、洗浄液12の流通方向は、下から上に向う方向に限
らず、ウエハ16の配置状態等を考慮して適宜の方向を
選定することができる。
【0052】(5)図7,8の構成において、研磨部3
6と洗浄部38は、一体化させる代りに別体として構成
し、並べて配置した状態で使用してもよい。
【0053】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、洗浄
液中でウエハをスクラブ洗浄するようにしたので、洗浄
むらが低減されると共にブラシからウエハに再付着する
異物が低減され、洗浄効率が向上する効果が得られる。
【0054】また、洗浄液を洗浄槽を介して流通させた
り、洗浄液中にバブリングガスを供給したりすると、洗
浄効率が一層向上する効果が得られる。
【0055】さらに、研磨部での研磨が終了した被処理
ウエハを搬送手段により研磨部の近傍の洗浄部へ被洗浄
ウエハとして供給するようにしたので、研磨したウエハ
を効率よく洗浄可能となる効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の第1の実施形態に係るウエハ洗浄
装置においてウエハの一主面側から見た構成を示す側面
図である。
【図2】 図1のA−A’線に沿う断面図である。
【図3】 この発明の第2の実施形態に係るウエハ洗浄
装置においてウエハの一主面側から見た構成を示す側面
図である。
【図4】 図3のB−B’線に沿う断面図である。
【図5】 この発明の第3の実施形態に係るウエハ洗浄
装置においてウエハの一主面側から見た構成を示す側面
図である。
【図6】 図5のC−C’線に沿う断面図である。
【図7】 この発明に係るウエハ研磨装置における各部
の平面配置を示す平面図である。
【図8】 図7のX−X’線に沿う断面図である。
【図9】 この発明の一応用例としての配線形成法にお
ける配線形成工程を示す基板断面図である。
【図10】 図9の工程に続く絶縁膜堆積工程を示す基
板断面図である。
【図11】 図10の工程に続く研磨及び洗浄工程を示
す基板断面図である。
【図12】 図11の工程に続く配線形成工程を示す基
板断面図である。
【符号の説明】
10:洗浄槽、12:洗浄液、14a〜14d:ローラ
ー、16,52,52’,52”:ウエハ、18a,1
8b:ブラシ、20:給液管、22:給気管、30:研
磨装置の本体、32:載置部、32a,32b:ウエハ
キャリア、34:搬送部、34A:搬送装置、36:研
磨部、38:洗浄部、40:乾燥部、42:定盤、4
4:研磨布、46:支持スタンド、50:ウエハホル
ダ、58:仕切板。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被洗浄ウエハを収容すると共に洗浄液を収
    容する洗浄槽と、 前記被洗浄ウエハを前記洗浄液に浸した状態で回転させ
    る回転手段と、 前記被洗浄ウエハが前記回転手段により前記洗浄液中で
    回転されているときに前記被洗浄ウエハの少なくとも一
    方の主面を前記洗浄液中で回転するブラシでこすること
    によりスクラブ洗浄を行なう洗浄手段とを備えたウエハ
    洗浄装置。
  2. 【請求項2】 前記洗浄液を前記洗浄槽を介して流通さ
    せる流通手段を更に備えた請求項1記載のウエハ洗浄装
    置。
  3. 【請求項3】 前記洗浄液中にバブリングガスを供給す
    る供給手段を更に備えた請求項1又は2記載のウエハ洗
    浄装置。
  4. 【請求項4】盤面に研磨布を固着した状態で回転駆動さ
    れる定盤と、被処理ウエハを保持して前記定盤の回転中
    に該被処理ウエハを回転させつつ前記研磨布に圧接する
    保持手段と、前記研磨布に研磨剤を供給する供給手段と
    を有する研磨部と、 この研磨部の近傍に設けられた洗浄部であって、被洗浄
    ウエハを収容すると共に洗浄液を収容する洗浄槽と、前
    記被洗浄ウエハを前記洗浄液に浸した状態で回転させる
    回転手段と、前記被洗浄ウエハが前記回転手段により前
    記洗浄液中で回転されているときに前記被洗浄ウエハの
    少なくとも一方の主面を前記洗浄液中で回転するブラシ
    でこすることによりスクラブ洗浄を行なう洗浄手段とを
    有するものと、 前記研磨部での研磨が終了した被処理ウエハを前記洗浄
    部まで搬送して前記洗浄部に前記被洗浄ウエハとして供
    給する搬送手段とを備えたウエハ研磨システム。
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