JP2003283790A - 画像生成方法、画像生成装置、プログラム、不正複製防止システム - Google Patents

画像生成方法、画像生成装置、プログラム、不正複製防止システム

Info

Publication number
JP2003283790A
JP2003283790A JP2002079386A JP2002079386A JP2003283790A JP 2003283790 A JP2003283790 A JP 2003283790A JP 2002079386 A JP2002079386 A JP 2002079386A JP 2002079386 A JP2002079386 A JP 2002079386A JP 2003283790 A JP2003283790 A JP 2003283790A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
pattern
unit
code
background image
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2002079386A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3879552B2 (ja
Inventor
Junichi Matsunoshita
純一 松野下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP2002079386A priority Critical patent/JP3879552B2/ja
Priority to US10/237,855 priority patent/US7227661B2/en
Publication of JP2003283790A publication Critical patent/JP2003283790A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3879552B2 publication Critical patent/JP3879552B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/00838Preventing unauthorised reproduction
    • H04N1/0084Determining the necessity for prevention
    • H04N1/00843Determining the necessity for prevention based on recognising a copy prohibited original, e.g. a banknote
    • H04N1/00846Determining the necessity for prevention based on recognising a copy prohibited original, e.g. a banknote based on detection of a dedicated indication, e.g. marks or the like
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T1/00General purpose image data processing
    • G06T1/0021Image watermarking
    • G06T1/005Robust watermarking, e.g. average attack or collusion attack resistant
    • G06T1/0064Geometric transfor invariant watermarking, e.g. affine transform invariant
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T11/002D [Two Dimensional] image generation
    • G06T11/60Editing figures and text; Combining figures or text
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/00838Preventing unauthorised reproduction
    • H04N1/00883Auto-copy-preventive originals, i.e. originals that are designed not to allow faithful reproduction
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T2201/00General purpose image data processing
    • G06T2201/005Image watermarking
    • G06T2201/0051Embedding of the watermark in the spatial domain

Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像生成装置において、複製装置により読み
取る際に、無断複製を防止可能にする合成画像を生成す
ることができるようにする。 【解決手段】 付加情報符号化部514は、複製を禁止
するコードを割り当てた単位2次元配列の2種類の禁複
製コード配列と、複製禁止を解除するコードを割り当て
た単位2次元配列の条件コード配列とを、所定の規則に
従って、2次元状に繰り返し配置する。背景画像生成部
518は、この配列とパターン画像格納部516に格納
された各コードに対応するパターン画像とを参照して、
禁複製パターン画像領域と、条件パターン画像領域と
が、所定の規則に従って、2次元状に繰り返し配置され
た背景画像を生成し、生成した背景画像を背景画像バッ
ファ520に格納する。画像合成部522は、文書画像
バッファ508から文書画像を読み出すとともに、背景
画像バッファ520から背景画像を読み出し、両者を重
ね合わせて合成画像を生成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像生成方法、装
置、およびプログラム、並びに画像生成装置と画像読取
あるいはこの画像読取装置を利用した画像形成装置とか
ら構成される不正複製防止システムに関する。より詳細
には、無断複製の禁止が必要とされる原稿画像を生成す
る場合において、この原稿画像を複製装置により読み取
る際に無断複製を防止可能にする技術に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、パーソナルコンピュータやプリン
タ、複写機など、複写機能を持つ画像形成装置の普及に
より、書類を複製することが極めて簡単になっている。
このような状況においては、著作権が付与された原稿、
あるいは“コピー禁止”、“複製厳禁”、“マル秘”な
どといった無断複製の禁止が要求される原稿(以下纏め
て“機密原稿”ともいう)に対しても容易にコピーが行
われてしまうという欠点がある。換言すれば、文字列、
図形、表、グラフなどを含む原稿画像であって、重要情
報が漏洩することを防止する必要がある、いわゆる“機
密原稿”の印刷出力(プリントアウト)物の不正複製に
よる重要情報(機密内容)の漏洩ということが問題とな
ってきている。したがって、複写機能を持つ画像形成装
置には、機密原稿の悪用複製を防止する機能を持たせる
ことが必要である。
【0003】このため、機密原稿の任意的・恣意的な複
製動作を禁止あるいは一定範囲に制限する技術が種々提
案されている。この技術には、大別して、複製しても悪
質なコピーしか得られないようにするもの、複製偽造防
止用紙に文書を印刷するもの、複製禁止領域に人間の目
に見え難いパターン画像あるいは“コピー禁止”などの
複製禁止マークを印刷しておくとともに、それらを予め
登録しておき、原稿読取りの際にそのマークなどを検出
し、これを登録されたマークなどと照合し、両者が一致
したとき複製動作を制御するもの、などがある。
【0004】たとえば、機密文書の不正コピーの制御の
ための従来技術として、特開平7−231384号に
は、複製偽造防止用紙と同様の効果が択られるパターン
画像を画像処理によって生成する技術が提案されてい
る。ここで、複製偽造防止用紙とは、人間の目には見え
難いが、複写機でコピーすると隠されていた警告文字な
どが浮かび上がってくる特写なパターン画像が予め印刷
されている用紙である。この複製偽造防止用紙に印刷さ
れた文書を複写機でコピーした場合、コピー物には“複
製禁止”などの警告文字が目立つように浮き出てくるの
で、不正にコピーする行為に対して心理的な抑止になる
とともに、オリジナルとコピー物とを区別することがで
きる。
【0005】この特開平7−231384号に記載の方
法は、警告文字部分と背景部分が特定の共通濃度で異な
るディザ処理を施された画像を重ね合わせることによ
り、複製偽造防止用紙を用いた場合と同様の効果が択ら
れるパターン画像を入力画像データに合成させ、通常の
用紙を用いて複製偽造防止用紙を用いた場合と同様の効
果を得ようとするものである。
【0006】しかしながら、この方法では、複写機でコ
ピーした場合に、コピー物の背景に警告文字が浮かび上
がることにより心理的に不正複製を抑止することはでき
るが、コピー自体を止めることはできず、不正複製を防
止することはできない。
【0007】この問題を解消する方法の一例として、機
密文書に複製禁止情報を埋め込んでおき、複写機側で読
み取った画像中から複製禁止情報を検出し、この検出結
果に応じて複写機のコピー動作を制御する技術が、たと
えば特開2000−76458号、特開2001−18
9855、あるいは特開2001−346032号など
に提案されている。
【0008】前記特開2000−76458には、コピ
ーを禁止すべき文書に付加された特定シンボルを複写機
側にて認識する方法が記載されている。つまり、複写機
側に特定シンボルの認識機能を持たせることによって、
コピー禁止文書の不正なコピーを禁止するものである。
【0009】また前記特開2001−189855号に
は、バーコードや電子透かし技術によってプリント出力
する文書に複製禁止情報や特定条件でコピーを許可する
情報を埋め込んでおき、これらの情報を検出してコピー
動作を制御する方法が記載されている。
【0010】また前記特開2001−346032号に
は、複製偽造防止用紙の背景に2次元コードを埋め込む
方式が記載されている。この方式では、背景の2次元コ
ードに複製禁止情報を含めることができる。複写機側に
この2次元コードを検出する機能を持たせておき、2次
元コード中に複製禁止情報が含まれていればコピー動作
を中止するように制御することで、機密文書の不正コピ
ーによる情報の漏洩を防ぐことができる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術には下記のような課題がある。まず、特開200
0−76458号に記載されているような、特定シンボ
ルを認識してコピー動作を中止するか許可するかの判定
をする方法では、原稿ごとに特定ユーザにはコピーを許
可させたり、所定の日時を過ぎたらコピーを許可させ
る、といった高度なコピー制御動作を行なわせることが
できない。
【0012】また、特開2001−189855号に記
載されているような、電子透かしによって複製禁止情報
を埋め込む方法では、電子透かしは世代コピー(複数回
にわたって繰り返されるコピー)によって認識不能にな
りやすい、つまりハードコピーによって削除されやすい
ため、電子透かしによって埋め込まれていた情報が消え
てしまい、その文書が機密文書であったかどうかもわか
らなくなってしまう。
【0013】また、上記各公報に記載の方法は、機密文
書の不正複製を制御することはできるが、不正複製を確
実に防止することはできない。つまり、不正複製を確実
に防止するためには、複写機における被複製物が複製が
禁止されている機密原稿であることを認識して、複製動
作を制御する機能を複写機に設ける必要がある。ここ
で、禁複写マークやバーコードなどの検出機能は比較的
簡易な技術によりなし得るので、複写機の全てにこの機
能を持たせることは難しくない。
【0014】しかし、電子透かしの検出機能は、スキュ
ー補正処理、コードデータの位置合わせ処理、潜像とし
て画像に埋め込んだドットパターンを検出する処理(電
子透かしの検出処理)、判定精度を高めるための誤り訂
正処理など、比較的大規模な処理や高度な技術を必要と
しコストがかかるので、電子透かしの検出機能を有しな
い装置が多いのが実状である。2次元コードの場合に
も、この傾向がある。このような状況下にあっては、2
次元コードや電子透かしの検出機能を持たない複写機に
よってコピーされてしまった場合にも、2次元コードや
電子透かしによって埋め込まれていた情報が消えてしま
い、その文書が機密文書であったかどうかもわからなく
なってしまう。
【0015】また、特開2000−76458号、ある
いは特開2001−189855号や特開2001−3
46032号に記載の方法では、特定シンボル、あるい
はバーコードや2次元コードによって複製禁止情報を埋
め込むので、複製禁止情報が白背景部分に人間の目に見
えるように配置されるため、複製禁止情報が原稿中のど
こに存在しているかが一目瞭然である。このため、悪意
を持ったユーザにバーコードなどの複製禁止情報を埋め
込んだ部分が容易に除去(隠し、塗りつぶし、切り取
り)されてしまった場合には、コピー動作が禁止されず
に印刷出力されてしまうので、外部への流出を有効に防
ぐことができない。つまり、このケースでは、機密原稿
であることを示す特殊シンボルやバーコードは複写機に
対しては何の意味も持たず、機密保持は複写機を使用す
る人のモラルに依存するしかない。
【0016】また、特開2001−189855号や特
開2001−346032号に記載の方法では、原稿中
に埋められた電子透かしあるいはバーコードや2次元コ
ードを検出し情報を復号することで初めてコピー動作を
中止するか許可するかの判定ができるようになるが、電
子透かしや2次元コードなどを検出するためには、前記
のようにスキュー補正処理などの高度な検出判定処理を
必要とするため、処理時間が長くかかるため、コピー生
産性が低下してしまう。
【0017】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であり、無断複製の禁止が必要とされる原稿画像を生成
するに際し、高度な検出判定処理を必要とすることな
く、出力された印刷物の無断複製をより確実に防止こと
を可能にする画像生成方法、装置、およびコンピュータ
を利用して前記方法や装置を実現するためのプログラム
を提供することを目的とする。また本発明は、このよう
な画像生成装置と、画像読取あるいはこの画像読取装置
を利用した画像形成装置とから構成される不正複製防止
システムを提供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明に係る
画像生成方法は、原画像とこの原画像の複製を制御する
ための制御情報とを合成する画像生成方法であって、予
め定められた読取装置を利用した複製の動作時に検知可
能なコードデータ(複製動作を制御するための情報)を
パターン画像に対応付けるとともに、制御情報を表すこ
とが可能なようにパターン画像を所定の間隔で2次元状
に配列することにより、パターン画像を含む背景画像と
原画像とが合成された合成画像を生成するようにした。
【0019】また、本発明に係る画像生成装置は、前記
本発明に係る画像生成方法を実施する装置であって、予
め定められた装置を利用した複製の動作時に検知可能な
コードデータ(複製動作を制御するための情報)が対応
付けられ且つ制御情報を表すことが可能なように所定間
隔で2次元状に配列された第1のパターン画像を含む背
景画像と原画像とが合成された合成画像を生成する合成
画像生成部を備えた。
【0020】また従属項に記載された発明は、本発明に
係る画像生成方法や装置のさらなる有利な具体例を規定
する。
【0021】また、本発明に係る不正複製防止システム
は、前記本発明に係る画像生成装置と、この画像生成装
置により生成された合成画像を読み取る画像読取部、画
像読取部により読み取られた読取画像に含まれているパ
ターン画像を検知するパターン画像検知部、およびパタ
ーン画像検知部が検知した検知結果に基づいて、複製の
動作を制御する制御部を有する画像読取装置とを備え
た。なお、画像読取装置は、さらに読み取った画像を再
度可視画像化する画像形成部を備えた構成、つまり画像
形成装置としてもよい。
【0022】また、画像生成装置と画像読取装置あるい
は画像形成装置とは、一体型のものであってもよいし、
別体のものであってもよい。別体の場合、2つの装置
は、近接配置されていてもよいし、ネットワーク接続さ
れ遠隔地に配置されていてもよい。
【0023】さらに、本発明に係るプログラムは、本発
明に係る画像生成装置を、電子計算機(コンピュータ)
を用いてソフトウェアで実現するために好適なものであ
る。なお、プログラムは、コンピュータ読取り可能な記
憶媒体に格納されて提供されてもよいし、有線あるいは
無線による通信手段を介して配信されてもよい。
【0024】
【作用】上記構成においては、読取装置を利用した複製
の動作時に検知可能なコードデータ(複製動作を制御す
るための情報)をパターン画像に対応付けておき、複製
動作を禁止したり禁止を解除するための制御情報を表す
ことが可能なようにパターン画像を所定間隔で2次元状
に配列する。たとえば、複数種類のパターン画像を2次
元状に配列して所定サイズのパターン画像領域を複数種
類だけ生成する。そして、この複数種類のパターン画像
領域を、所定の規則に従って繰り返し配置して背景画像
を生成する。さらにこのパターン画像を含む背景画像を
原画像と重ね合わせて合成画像を生成する。複数種類の
パターン画像には、たとえば複製を禁止するコードを割
り当てたり、複製禁止を解除するコードを割り当ててお
く。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について詳細に説明する。
【0026】図1は、本発明に係る不正複製防止システ
ムを適用した画像形成システムの一実施形態の全体構成
を示す図である。この画像形成システム1は、原画像の
一例である前景画像を出力するクラインアント端末2
と、印刷(プリント)機能および複製(コピー)機能を
持ったいわゆる複合機3とが、インターネットなどの公
衆通信網や専用線などのネットワーク9により接続され
て構成されている。クライアント端末2は1台に限ら
ず、多数接続されていてもよい。
【0027】クラインアント端末2は、たとえばパーソ
ナルコンピュータやワープロなどの画像情報を生成する
機能を有するものであればよい。複合機3は、画像を読
み取るスキャナ部5と、画像を所定の用紙に印刷出力す
るラスタースキャン(ROS)ベースのプリンタ部7と
を備えている。
【0028】この画像形成システム1は、たとえば、ユ
ーザ側に設置されたクラインアント端末2から複合機3
に画像データを送信し、複合機3にて画像を印刷出力す
る、いわゆるネットワークプリンタの形態が取られてい
る。たとえば、ユーザがクラインアント端末2から文書
のプリント指示を複合機3に発する。その際ユーザは、
クラインアント端末2にインストールされているプリン
タドライバにより端末の表示デバイス2bに表示される
メニュー画面を確認しながら、キーボードやマウスなど
の入力デバイス2aを介してプリントする文書に埋め込
む付加情報を設定入力する。
【0029】付加情報には、たとえば、複製を制御する
ための制御情報の一例として、複製禁止情報、条件情
報、潜像情報などを含めることができる。ここで、複製
禁止情報とは、プリント出力を指示した文書を複写機
(複合機3を含む)で複製させないようにする(複製を
禁止する)ことを示す情報である。条件情報とは、プリ
ント出力を指示した文書を複製可能とする条件を示す情
報であり、たとえば、暗証番号、複製を許可するユーザ
ID番号(たとえば社員番号など)、複製禁止を解除する
日時、複製を許可する複写機の機械番号、などを含んで
いる。潜像情報とは、後述する背景画像に埋め込まれる
潜像文字を示す情報である。
【0030】ユーザは、これらの情報を設定した後、プ
リント指示を発する。これを受けて、プリンタドライバ
は、文書データ(アプリケーションデータ)を、プリント
記述言語で記述された所定のプリントデータへ変換し、
付加情報をプリントデータのヘッダ部へ付加した後、ネ
ットワーク9を経由して複合機3へ送信する。プリント
データとしては、たとえば、図形、文字などの拡大、回
転、変形などが自由に制御できるページ記述言語(PD
L:Page Description Language )形式のものを使用す
るのがよい。以下、PDLデータをプリントデータとし
て用いる形態で説明する。
【0031】このPDLデータのヘッダ部には、印刷ジ
ョブを送信したクラインアント端末2のIP(Internet
Protocol)アドレス、印刷ジョブを送信したユーザ
名、印刷する文書ファイル名、印刷する文書のタイムス
タンプ、文書ファイルに設定された機密レベル、文書フ
ァイルに設定されたパスワードなどのコード化情報、あ
るいは潜像として埋め込む潜像文字列を表す潜像情報が
付加情報として付加されている。これらの付加情報は、
複製を禁止する必要がある機密文書などにだけ付加され
ている。
【0032】複合機3は、先ず受信したPDLデータを
調べる。そして、複製禁止情報、条件情報、潜像情報の
何れかひとつでも含まれていた場合には、予め定められ
たパターン画像を所定ルールに従って2次元状に配列し
た背景画像を生成し、PDLデータから生成される文書
画像(原画像)に合成して印刷出力(プリント出力)す
る。そして、たとえば、受信したPDLデータに複製禁
止情報、条件情報がどちらも含まれていない場合には、
PDLデータから生成される文書画像のみを印刷出力す
る。
【0033】図2は、複合機3の一実施形態の構成を示
すブロック図である。複合機3は、ゼログラフィーを利
用して画像を所定の記録媒体に記録するものであって、
画像を読み取るスキャナ部5と、画像を印刷出力するプ
リンタ部7とから構成されている。
【0034】スキャナ部5は、原稿画像を読み取る画像
読取部10と、ユーザからの指示を受け付けたり、読取
りや印刷出力などの制御機能を有する操作制御部20と
を有する。プリンタ部7は、スキャナ部5と共用する操
作制御部20と、画像読取部10により読み取られた画
像に対して所望の画像処理を施す画像処理部40と、合
成画像を生成する合成画像生成部50と、画像処理部4
0からの画像と合成画像生成部50からの画像を切替出
力する選択部(Selector)80と、画像を用紙上に出力
するラスタースキャンベースの画像形成部90とを有す
る。
【0035】操作制御部20は、画像読取部10によっ
て読み取られた画像から複製禁止情報を検出する複製禁
止情報検出部22、画像読取部10によって読み取られ
た画像から条件情報を検出する条件情報検出部24、お
よび画像読取部10によって読み取られた画像を格納す
る記憶部の一例であるページバッファ26を有する。
【0036】また操作制御部20は、ネットワーク9を
介してクラインアント端末2からPDLデータを受信し
たり、その他のネットワーク接続機器との間の通信機能
を有するネットワークI/F(インターフェース)部3
0、複合機全体を制御する制御部32、およびユーザへ
の情報表示やキー入力を受け付ける機能を有するコント
ロールパネル34を備える。コントロールパネル34
は、図示しないテンキーやタッチパネルなどの入力デバ
イスを利用して複合機3の動作モード、あるいはその他
の各種設定を受け付けるモード指示部34aと、LCD
(液晶)パネルなどの表示デバイス34bを有する。
【0037】複合機3は、“通常コピーモード”と“条
件コピーモード”という2種類のコピー動作モードが設
定可能で、設定されたコピー動作モードに応じて異なる
動作をするように構成されている。このモード切替は、
コントロールパネル34のモード指示部34aが受け付
けたユーザ指示を制御部32に伝え、制御部32が、複
製禁止情報検出部22や条件情報検出部24あるいは合
成画像生成部50を制御することで実現する。たとえ
ば、複製禁止情報検出部22は、“通常コピーモード”
に設定されているときのみ動作し、“条件コピーモー
ド”では動作しないように設定される。条件情報検出部
24は、“条件コピーモード”に設定されているときの
み動作し、“通常コピーモード”では動作しないように
設定される。
【0038】画像読取部10は、図示しないプラテンガ
ラス上に載置された原稿を図示しない読取光学系にて読
み取り、この読み取った原稿画像に対してゲイン制御や
色分解、あるいはホワイトバランス処理などの撮像信号
処理を施し、処理後の画像を表す、画像データR,G,
Bを、複製禁止情報検出部22および条件情報検出部2
4に入力するとともに、ページバッファ26に格納す
る。
【0039】ページバッファ26は、要求を受けたと
き、格納してある画像を条件情報検出部24や制御部3
2や画像処理部40に送る。画像処理部40は、ページ
バッファ26に格納された原稿画像を読み出して、たと
えば、下地除去処理、空間フィルタによる強調処理など
の画像処理を施し、この処理済の画像を、合成画像生成
部50、あるいは選択部80を介して画像形成部90に
入力する。
【0040】合成画像生成部50は、制御部32から受
信したPDLデータをデコンポーズして文書画像を生成
する。また、合成画像生成部50は、制御部32の制御
の元で、複製禁止情報に対応するパターン画像あるいは
条件情報に対応する複製条件パターン画像を含む背景画
像を生成する。そして、背景画像と、先にデコンポーズ
しておいた文書画像や画像処理部40から受け取った読
取画像とを合成する。
【0041】画像形成部90は、選択部80により選択
出力された画像や制御部32から出力された画像に基づ
いて、たとえば個々の印刷色用の2値化信号を生成す
る。たとえば、RGB表色系の画像データをYCrCb
表色系の画像データに変換し、さらにYCrCb表色系
から最低3つ(好ましくは4つ)、たとえばCMY表色
系あるいはCMYK表色系のへのマッピングをしプリン
ト出力用に色分解されたラスタデータ(2値化信号)を
生成する。このようなラスタデータ化の処理に際して、
カラー画像のCMY成分を減色するアンダーカラー除去
(UCR)、あるいは減色されたCMY成分を部分的に
K成分と交換するグレー成分交換(GCR)をする。
【0042】さらに、画像形成部90は、出力データ
(CMYKなど)に応答して作成される出力画像のトナ
ー像を調整するために、色分解の直線化または同様の処
理をする。そして、画像形成部90は、生成した2値化
信号に基づいて図示しない光源を変調駆動し、図示しな
い感光体ドラムを走査することで、感光体ドラム上に静
電潜像を形成し、さらに記録用紙に転写させることで、
印刷出力を得る。
【0043】図3は、複合機3に設けられた合成画像生
成部50の一実施形態の構成を示すブロック図である。
合成画像生成部50は、画像処理部40を介して読取画
像(スキャン画像)を取得する読取画像取得部502、
制御部32を介してPDLデータを取得するプリントデ
ータ取得部504、プリントデータ取得部504が取得
したPDLデータを分析(デコンポーズ)して文書画像
を生成する文書画像生成部506、および文書画像生成
部506により生成された文書画像を格納しておく記憶
部の一例である文書画像バッファ508を有する。
【0044】また合成画像生成部50は、プリントデー
タ取得部504が取得したPDLデータから複製禁止情
報、条件情報、あるいは潜像情報などの付加情報を抽出
する付加情報抽出部510、付加情報抽出部510によ
り抽出された潜像情報に基づき潜像画像を生成する潜像
生成部512、付加情報抽出部510により抽出された
複製禁止情報および条件情報を符号化してコードデータ
を生成する付加情報符号化部514、複製禁止情報や条
件情報を符号化したコードデータに対応する複数種類の
ドットパターンで表されたパターン画像を格納するパタ
ーン画像格納部516を有する。なお、パターン画像に
ついての詳細は後述する。
【0045】潜像生成部512は、潜像情報により表さ
れた潜像文字列を読み込み、読み込んだ潜像文字列を所
定のフォントを使用してラスタ展開して2値画像化され
た潜像文字画像を生成する。付加情報符号化部514
は、付加情報抽出部4から入力された条件情報のコード
化データを誤り訂正符号化し、さらに潜像生成部512
から入力された潜像文字画像データを参照して、複製禁
止情報のコード化データと誤り訂正符号化された条件情
報のコード化データを所定のコードデータに変換し、た
とえば画像1枚分に対応するコードデータの2次元配列
を生成する。
【0046】なお、潜像文字画像を生成する際に使用す
るフォントは、複製偽造防止用紙と同様の効果を発揮さ
せるために、比較的大きなポイント数(たとえば48ポ
イント)が設定されることが好ましい。また、潜像文字
画像は、以下の1)および2)式の関係を満足するよう
に2値画像化するのが好ましい。 1)潜像文字画像の解像度=プリンタ解像度÷パターン
の横画素数、 2)潜像文字画像の縦横画素数=文書画像の縦横画素数
÷パターンの横画素数
【0047】たとえば、プリンタ解像度が600dp
i、パターンの横画素数が12画素、文書画像データの
縦(副走査方向)×横(主走査方向)の画素数が496
0×7015画素の場合、潜像文字画像の解像度は50
dpi、縦×横の画素数は413×584画素となる。
すなわち、潜像文字画像の1画素(黒画素1つ分)がパ
ターン画像1つの大きさにほぼ対応するように設定す
る。これにより、複製禁止情報や条件情報に対応するパ
ターン画像のサイズ単位で潜像文字の黒画素を配置でき
るようになるので、潜像文字を背景画像に埋め込む際に
は、潜像文字の黒画素を、パターン画像のサイズ単位お
よび配列単位で埋め込んでいく。
【0048】付加情報符号化部514は、付加情報抽出
部510からだけでなく、制御部32を介して入力され
た複製禁止情報、条件情報、および潜像情報を符号化し
てコードデータを生成することもできるようになってい
る。これは、画像読取部10にて読み取った読取画像に
ついても、背景画像と合成可能にするためである。ま
た、付加情報符号化部514は、コードデータを生成す
る際、潜像生成部512により生成された、あるいは潜
像画像バッファ515に格納されている潜像画像を参照
して、潜像画像部分では所定のルールに従ってコードデ
ータを変換する。
【0049】さらに、合成画像生成部50は、付加情報
符号化部514により符号化されたコードデータ(付加
情報)とパターン画像格納部516に格納されているパ
ターン画像とに基づいて背景画像を生成する背景画像生
成部518、背景画像生成部518が生成された背景画
像を格納する記憶部の一例である背景画像バッファ52
0、文書画像バッファ508から文書画像を読み出すと
ともに、背景画像バッファ520から背景画像を読み出
し、両者を重ね合わせることで合成画像を生成する画像
合成部522を有する。
【0050】背景画像生成部518は、付加情報符号化
部514により生成されたコード配列とパターン画像格
納部516に格納された各コードデータに対応するパタ
ーン画像とを参照して、禁複製パターン画像領域と条件
パターン画像領域とが、所定の規則に従って、2次元状
に繰り返し配置された背景画像を生成する。
【0051】図4は、合成画像生成部50の処理、特に
背景画像生成処理および画像合成処理の処理手順の一例
を示すフローチャートである。ここでは、クラインアン
ト端末2から送信されたPDLデータに基づいて合成画
像を印刷出力する形態(プリント時の背景画像生成処
理)で説明する。
【0052】制御部32は、ネットワークI/F部30
を介して受信したPDLデータを、図示しない内部メモ
リに一旦格納する(S100)。また、制御部32は、
PDLデータを受信した旨を合成画像生成部50に通知
する(S102)。
【0053】合成画像生成部50のプリントデータ取得
部504は、制御部32の内部メモリからPDLデータ
を受け取り、この受け取ったPDLデータを、文書画像
生成部506と付加情報抽出部510へ入力する(S1
04)。文書画像生成部506は、PDLデータを解釈
して文書画像を生成し、文書画像バッファ508へ出力
して格納する(S106)。ここで、生成される文書画
像の解像度はプリンタ解像度に一致している。
【0054】付加情報抽出部510は、PDLデータの
ヘッダ部に付加情報が付加されているかどうかを調べる
(S108)。付加されている場合には付加情報を抽出
し(S108−YES)、その付加情報を、付加情報を
複製禁止情報、条件情報、あるいは潜像情報などに分解
する(S110)。そして付加情報抽出部510は、複
製禁止情報および条件情報を付加情報符号化部514へ
出力する一方(S112)、潜像情報を潜像生成部51
2へ出力する(S113)。なお、潜像情報とは、パタ
ーン画像の中にどのような潜像文字を埋め込むかを示す
情報であり、具体的には、潜像の文字列、フォント種
類、フォントサイズ、潜像文字列の方向(角度)などの
情報からなっている。
【0055】潜像生成部512は、付加情報抽出部51
0から入力された潜像情報に基づいて、潜像画像を生成
する(S114)。すなわち、指定されたフォント種
類、フォントサイズで、指定された方向に潜像文字列を
描画することにより、2値の潜像画像を生成する。潜像
生成部512は、生成した潜像画像を付加情報符号化部
514へ入力する。ここで、潜像画像の解像度は、プリ
ンタの解像度を後述するパターン画像のサイズで割った
解像度と等しくなる。たとえば、プリンタ解像度が60
0dpi(ドット/インチ)、パターン画像のサイズが
12画素×12画素の場合、潜像画像の解像度は50d
piとなる。
【0056】付加情報符号化部514は、複製禁止情報
や条件情報が入力されているかどうかを判断する(S1
16)。入力されている場合、複製禁止情報および条件
情報を符号化する(S116−YES,S118)。一
方、複製禁止情報が入力されていない場合、もしくはプ
リント出力が指示された文書を複写機で複製させないよ
うにすることを示すものではない場合、禁複製コード配
列を生成しないで、次の処理に移行する(S116−N
O)。
【0057】たとえば、複製禁止情報が入力されている
場合、付加情報符号化部514は、複製禁止情報に対し
て符号化を施して、所定領域サイズの禁複製コード配列
を生成する(S120)。また付加情報符号化部514
は、条件情報が入力されている場合、その条件情報に対
して誤り訂正符号化を施して、所定領域サイズの条件コ
ード配列を生成する(S120)。ここで、コード配列
の各要素は、コードデータ“0”またはコードデータ
“1”となっている。
【0058】たとえば、複数種類のコードデータを利用
して、その条件情報を表し得るようにデータ列を生成す
る。また、このデータ列(条件コード;コード化された
条件情報)を誤り訂正符号化する。そして、この誤り訂
正したデータ列を、所定の大きさの2次元配列(単位2
次元配列)に並べ替える。このとき、読取装置における
検出処理や判定処理(コードの復号化)に際して、条件
コード配列の位置決めを容易にしたり、復号ミスを生じ
ないよう、たとえば単位2次元配列の最外周などのデー
タ配列を定義付けておく(詳細は後述する)。
【0059】次に、付加情報符号化部514は、生成し
た禁複製コード配列や条件コード配列を所定にルールに
従って、複数個繰り返し配置し、好ましくは2次元状に
配置し、潜像画像全体の大きさと同じ大きさのパターン
番号配列、すなわち背景画像に対応するパターン番号配
列を生成する(S122)。なお、ステップS118に
て禁複製コード配列(2種類のうちの何れか一方)を生
成していない場合、生成されていない禁複製コード配列
の部分に条件コード配列を配置する。また、条件コード
配列を生成していない場合には、条件コード配列の部分
には禁複製コード配列を配置する。
【0060】この場合、2種類の禁複製コード配列のう
ちの何れか一方のみを利用してもよいし、2種類を適当
に組み合わせて配置してもよい。たとえば、画像全面に
1種類のコードデータを配列する。あるいは、複数種類
のコードデータを所定領域サイズに2次元配列し、単位
2次元配列を生成する。そして、さらにこの単位2次元
配列を縦方向および横方向の何れか一方(1次元状
に)、好ましくは縦方向および横方向の双方(2次元
状)に繰り返し配置することで、画像1枚分のコード配
列を生成する。このとき、単位2次元配列の条件コード
配列を生成していたときには、この条件コード配列も組
み合わせる。なお、この条件コードを、複製禁止を一定
の範囲で解除するために利用する場合、確実に検知可能
なように、1箇所だけでなく、画面全面に多数個繰り返
し並べることが好ましい。
【0061】次に、付加情報符号化部514は、潜像画
像を参照し、潜像画像中の黒画素の座標に対応するパタ
ーン番号配列要素のコードデータを所定ルールに従って
変換し、これを潜像画像中の全ての黒画素について施す
(S124、S126)。この際、潜像文字の黒画素
を、パターン画像のサイズ単位で埋め込んでいく。これ
により、パターン番号配列は、禁複製コードや条件コー
ドが並べて配置された背景に前記所定ルールに従ったパ
ターン番号(たとえば“2”)で潜像文字が描かれた状
態となる。付加情報符号化部514は、このパターン番
号配列を背景画像生成部518に入力する(S12
6)。
【0062】背景画像生成部518は、付加情報符号化
部514から入力されたパターン番号配列の各要素を参
照し、そのパターン番号に対応したパターン画像をパタ
ーン画像格納部516から読み出すことで、パターン画
像の配列集合からなる背景画像を生成する(S13
0)。そして、背景画像生成部518は、生成した背景
画像を背景画像バッファ520へ格納する(S13
2)。
【0063】最後に、画像合成部522は、背景画像バ
ッファ520から背景画像を読み出し、それと平行して
文書画像バッファ508から文書画像を読み出して、各
画素データを合成することで、全体の合成画像を生成す
る(S134)。そして、画像合成部522は、この生
成した合成画像を、選択部80を介して画像形成部90
に入力する(S136)。画像形成部90は、入力され
た合成画像を用紙上に印刷出力(プリント)する(S1
38)。画像合成部522により、既に背景画像が合成
されているので、画像形成部90は、元の文書画像と背
景画像とが合成された合成画像をプリント出力すること
ができる。
【0064】図5は、予め定められた装置を利用した複
製動作時に検知可能なコードデータの一例と、このコー
ドデータに対応付けられたパターン画像の一例とを示す
図である。コードデータには、付加情報の一例である複
製禁止情報、条件情報、あるいは潜像情報が割り当てら
れる。
【0065】たとえば、複製禁止情報がプリント出力の
指示を受けた文書を複写機で複製させないようにするこ
とを示す場合、図5(A)および図5(B)に示す2種
類の禁複製コード配列のうちの少なくとも一方を生成す
る(上記ステップS120参照)。ここで、図5(A)
の禁複製コード配列は、配列内の全てのコードデータ
(パターン番号)が“0”となっており、図5(B)の
禁複製コード配列は、配列内の全てのコードデータが
“1”となっていることが特徴である。複製禁止情報が
入力されない場合、もしくはプリント出力が指示された
文書を複写機で複製させないようにすることを示すもの
ではない場合、付加情報符号化部514は、図5(A)
および図5(B)に示す2種類の禁複製コード配列を生
成しない。
【0066】なお、図示した例は、単位2次元配列の大
きさ(領域サイズ)を、縦(副走査方向)20×横(主
走査方向)20としている。なお、この領域サイズは、
この例に限らず、たとえば画像全体に対して、縦横各々
1/4以下程度の大きさにするとよい。ただし、あまり
小さすぎてもよくないので、たとえば、1つの領域サイ
ズ内に、“0”あるいは“1”が100個程度含まれる
位の大きさにするとよい。いずれにしても、画像の全体
の中に、単位2次元配列が繰り返し配置できる程度の大
きさにするとよい。
【0067】条件情報が入力されている場合、付加情報
符号化部514は、その条件情報に対して誤り訂正符号
化処理を施し、図5(C)に示すような条件コード配列
を生成する。条件コード配列が生成されなかった場合に
は、条件コード配列に代えて禁複製コード配列を生成す
る。図5(C)のコード配列は、コードデータ“0”お
よび“1”の2次元配列(2次元コード)によって、符
号化された条件情報を表している。この条件コード配列
の単位2次元配列の大きさ(領域サイズ)も、禁複製コ
ード配列と同じように、縦(副走査方向)20×横(主
走査方向)20としている。
【0068】また、条件コード配列の外周は、配列の位
置決めを容易にするために特殊なデータ配列とすること
で同期コードを割り当てる(後述する図16を参照)。
図示した例では、所定の縦横サイズの矩形領域の外周が
すべて“1”で構成されているコードとして定義されて
いる。条件情報を符号化する際には、この同期コードに
囲まれた中に、条件情報に対応するビット列を誤り訂正
しながら、所定のルールに従って2次元状に配列するこ
とで2次元コードを生成する。
【0069】この際、同期コードとの区別ができるよう
に、“0”や“1”の連続する数が同期コードを除く部
分の領域辺のデータ列数よりも少なくなるようにする。
たとえば縦20×横20の領域サイズの場合、縦あるい
は横に連続する数を少なくとも“17”以下にする。そ
して、復号化の際には、特殊なデータ配列で表された同
期コードを参照して、その内部に配列されているコード
データを所定ルールに従ってデータ列(ビット列)に展
開することで、条件情報を検出する。
【0070】上記ステップS122においては、禁複製
コード配列や条件コードを所定にルールに従って、複数
個繰り返し配置し、潜像画像全体の大きさと同じ大きさ
のパターン番号配列を生成する。この結果、画像全体に
ついてみれば、パターン番号配列の各要素の値は“0”
または“1”になる。
【0071】図5(D)、図5(E)、および図5
(F)は、パターン画像格納部516に格納されるパタ
ーン画像の一例を示す。図中の主走査方向/副走査方向
に対して、何れも、パターン画像のサイズが12画素×
12画素とされている。たとえば、図5(D)は、コー
ドデータ(パターン番号)“0”に対応するパターン画
像であり、各走査の始点側が上がった、つまり黒画素が
左上りの斜線パターンを呈している。図5(E)はコー
ドデータ(パターン番号)“1”に対応するパターン画
像であり、各走査の始点側が下がった、つまり黒画素が
左下がりの斜線パターンを呈している。この2種類の斜
線パターン画像が、本発明に係る第1および第2の画像
パターンの一例である。
【0072】ここで、禁複製コードを表す2種類のパタ
ーン画像は、黒画素のドットで呈されるパターンの特徴
が1つの1次関数で表されるようになっている。なお、
読取装置側での検出処理や判定処理に際して処理が簡単
であるものであればよく、後述する他の形態のように、
2次関数、あるいは1次関数および2次関数の任意の組
合せにより、パターンの特徴が表されるものであっても
よい。
【0073】また、図5(F)は、上記ステップS12
4において潜像画像中の黒画素の座標について変更した
後のパターン画像の一例である、コードデータ(パター
ン番号)“2”に対応するパターン画像である。この例
では、黒画素が(3,3),(1,6)などに散在配置
(画素座標の詳細は図を参照)されたドットパターン画
像となっている。
【0074】したがって、パターン画像で表される背景
画像全体としてみれば、禁複製コード配列(図5
(A),(B))や条件コード配列(図5(C))のデ
ータ値に応じた斜線パターン(図5(D),(B))
が、所定のルールに従って2次元状に所定サイクルで繰
り返し配された状態に変換され、また、潜像文字部分が
孤立ドットパターン(図5(F))に変換された画像に
なる。
【0075】ここで、パターン番号配列はプリンタ解像
度をパターンサイズで割った画像の解像度に相当し、そ
れをもとに生成されるパターン画像は、パターン番号配
列の一要素を1つのパターンにおき換えて生成するの
で、生成されたパターン画像はプリンタの解像度に一致
する。
【0076】また、パターン画像“0”、“1”、
“2”は、各々黒画素の配置形態が異なるが、各パター
ン画像を構成する黒画素数が略同じ(7画素と8画素)
であり、黒画素の配列形態に関わらず、印刷出力された
記録媒体上では、認識される濃度が略同じになるように
なっている。また、潜像文字の黒画素の対応位置に配置
されるパターン画像“2”は、図5(F)に示すように
孤立ドットが散在配置されたパターン画像であり、複写
機で複製された場合には、孤立ドットが再現され難くな
っている。なお、印刷特性によっては、黒画素数が略同
じでも、黒画素の配列形態により濃度が多少異なること
もあるので、印刷出力後の濃度が正確に一致するよう
に、各パターン画像を構成する黒画素の数および配列形
態を設定することが好ましい。
【0077】図6は、前述のようにして、パターン画像
を組合せ配置することで生成され印刷出力された背景画
像の一例を示す図である。ここで、図6(A)は、パタ
ーン画像で表された背景画像の全体を示す。この画像デ
ータは1ビット/画素の2値画像である。図中の“CO
PY”の文字は潜像文字であり、実際には背景濃度と略
同一の濃度としてあるため、図のようにはっきり見えな
いが、説明のために見えるように描いてある。
【0078】この潜像文字の一部(矩形で囲った領域)
を拡大したものが図6(C)である。潜像文字の内部が
比較的細かいドットがランダムに密に配置されたドット
パターン画像で構成されている。また、潜像文字の外部
の背景画像は、図5(D),(B)で示した2種類の斜
線パターンで構成されている。この2種類の斜線パター
ンにデータ“0”やデータ“1”を対応させることで、
2次元コードを構成できる。潜像文字の内外で構成して
いるパターン画像は異なるが、前述のように、用紙上に
プリント出力した際の潜像文字内外の平均濃度(単位面
積当たりの黒画素面積)は略同一になるようになってお
り、人間の目には全面均一のグレイ背景のように見え
る。
【0079】この図6(A)に示す画像がプリント出力
された原稿を複写機でコピーすると、潜像文字外部の比
較的大きなドットは忠実にコピー再現されるが、潜像文
字内部の比較的細かいドットは複写機では忠実にコピー
再現できないため、結果として、コピー出力上には潜像
文字の外部(背景部)のみが再現され、潜像文字部分は
白く抜け、結果として、図6(B)のような画像が複製
出力される。実際に用紙にプリント出力されるのは、パ
ターン画像を所定ルールに従って多数含んだ図6(A)
に示す背景画像に文書画像が合成された画像となるが、
ここでは、説明がしやすいように、文書画像は文字や図
形を一切含まない真っ白の文書画像であった場合の例を
示している。
【0080】なお、潜像文字の黒画素を、パターン画像
のサイズ単位で埋め込んでいるので、複製禁止情報およ
び条件情報に対応するパターン画像と潜像文字に対応す
るパターン画像との境界は、格子状に繋がった形態とな
る。また、パターン画像のコードデータを参照して背景
画像を生成する処理もパターン画像サイズ単位ですれば
よく、高速に背景画像を生成することができる。
【0081】図7は、上記ステップS130にて生成さ
れる背景画像の他の例を示す図である。この例において
も、前述の図6で示した潜像文字“COPY”を表し得
るようにしている。ここで、図の斜線ハッチングされた
矩形が図5(A)の禁複製コード配列(コードデータ
“0”)、縦線ハッチングされた矩形が図5(B)の禁
複製コード配列(コードデータ“1”)、ドットハッチ
ングされた矩形が図5(C)の条件コード配列(コード
データ“0”または“1”)、となっている。
【0082】先にも述べたように(ステップS122を
参照)、禁複製コードが生成されなかった場合には、図
中の禁複製コードの部分には条件コードを配置する。も
し条件コードが生成されなかった場合には、図中の条件
コードの部分には禁複製コードを配置する。したがっ
て、この時点では、パターン番号配列の各要素の値は
“0”または“1”になっている。図7(A)は、この
状態をそれぞれ対応するハッチング矩形で示しており、
図5で示した単位2次元配列に相当している。
【0083】ここで、2種類の禁複製コード配列に対応
する単位2次元配列の画像領域が、本発明に係る第1お
よび第2のパターン画像領域の一例である。また、条件
コード配列に対応する単位2次元配列の画像領域が、本
発明に係る複製条件画像領域の一例である。さらに、潜
像文字部分の画像領域が、本発明に係る第3のパターン
画像領域である。
【0084】図7(B)は、付加情報符号化部514に
より、潜像文字“COPY”の黒画素の座標に対応する
パターン番号配列の要素のパターン番号を“2”に変更
した結果を示す。このパターン番号配列は、禁複製コー
ドおよび条件コードが所定ルールに従った繰返しサイク
ルで配置された背景画像のパターン配列に重ねて、潜像
文字に対応するパターン番号“2”が描かれた状態とな
っている。
【0085】以上から明らかなように、コードデータ
“0”,“1”,“2”が、図5(D)〜図5(F)に
示したパターン画像に対応し、それらの2次元配列によ
って、禁複製コード配列、条件コード配列が構成され
る。そして、コードデータを所定の繰返しサイクルで2
次元状に配列することにより、対応する背景画像として
は、複製動作を制御するための制御情報(つまり前記の
コードデータ)が検知可能なように、1種類もしくは複
数種類のパターン画像が、配置されることになる。
【0086】なお、前例では、パターン画像が原画像の
全面を覆うように、背景画像を生成し、これを原画像と
合成していたが、必ずしも、パターン画像を全面に配さ
なくてもよい。ただし、複製禁止情報が簡単に削除され
ることがないように、ユーザに必ず伝えるべき情報が記
載された重要部分、たとえばテキストオブジェクトを含
む原画像であれば、そのテキスト部分の少なくとも一部
に重なるようにパターン画像を配して背景画像を生成す
ることが好ましい。またテキストオブジェクトに限ら
ず、図形オブジェクトの重要部分に重なるようにパター
ン画像を配してもよい。つまり、原画像が、ユーザに必
ず伝えるべき必須オブジェクトを含むものである場合、
パターン画像がその必須オブジェクトの少なくとも一部
に重なるように背景画像を生成すればよい。なお、この
ような重ね合わせの形態は図で示すまでもなく分かるこ
となので、図示を省略する。
【0087】また、単位2次元配列などのように、禁複
製コード配列や条件コード配列の配列サイズを所定サイ
ズに設定し(以下、このサイズを制御コード配列の領域
サイズともいう)、それらを所定サイズ単位で、所定の
繰返しサイクルで(好ましくは2次元状に)配列するこ
とにより、対応する背景画像としては、制御情報(つま
り前記のコード配列やその組合せ)が検知可能なよう
に、複数種類のパターン画像が配置されることになる。
【0088】以上説明したように、上記第1実施形態の
合成画像生成部50による合成画像の生成処理によれ
ば、印刷出力した文書画像は、複写機で複製すると潜像
として埋め込まれていた文字などの画像が浮かび上がる
ので、不正に複製する行為に対して心理的な抑止になる
とともに、浮かび上がった画像によりオリジナルと複与
物とを区別することができる。また、元の文書など原画
像と背景画像とが重なっており、パターン画像の存在が
一目瞭然であっても、容易に除去(隠し、塗りつぶし、
切り取り)することはできないので、そのパターン画像
に禁複製コードを対応付けることで、不正な複製動作を
確実に防止することができる。
【0089】また、禁複製コードを表す複数種類のパタ
ーン画像は、その特徴が2次関数以下(前例では1次関
数の一例である2種類の斜線)で表されるので、読取装
置側での検出処理や判定処理に際して処理が簡単であ
る。つまり、読取処理と並行してリアルタイムに禁複製
コードの検出処理や判定処理ができる。したがって、少
なくとも、複製動作を完全に禁止する制御のためには、
ユーザに高度なコピー制御動作を行なわせる必要がな
い。
【0090】また、このような複数種類のパターン画像
を利用して条件コードを構成すると、複製禁止を解除す
るための条件コードを機密原稿中に埋め込むことがで
き、また読取装置側で、条件コードを比較的簡単にある
いは確実に検知することもできる。したがって、原稿ご
とに特定ユーザにはコピーを許可させたり、所定の日時
を過ぎたらコピーを許可させる、などといった高度なコ
ピー制御動作も、自動化することができ、ユーザの手を
煩わせることがない。また、条件コードを、画面全面に
多数個繰り返し並べるようにすれば、潜像文字の埋め込
みや原画像との合成により一部の条件コードが消失して
も、埋め込んだ解除条件を精度よく復号することができ
る。
【0091】次に、このようにして生成された合成画像
の利用形態、特に、複製装置における複製動作を制御す
る方法について説明する。ここで“複製動作を制御す
る”とは、複製動作を禁止することや、一定の制限範囲
の中で複製動作を許容することを意味する。
【0092】図8は、図4に示した手順に従ってプリン
ト出力された文書原稿を“通常コピーモード”もしくは
“条件コピーモード”にてコピーする際の処理手順の一
例を示したフローチャートである。最初に、“通常コピ
ーモード”の場合の処理手順について説明する。
【0093】複合機3は、標準では、“通常コピーモー
ド”が設定されるようになっている。よって、通常は、
特に動作モードの設定変更を必要としない。“条件コピ
ーモード”が設定されていたら、ユーザは複合機3のコ
ントロールパネル34を操作して、“通常コピーモー
ド”を設定すればよい。これを受けて、制御部32は、
複製禁止情報検出部22が動作するよう、また条件情報
検出部24が動作しないよう、それぞれを設定する。
【0094】先ず、画像読取部10がプラテン上に載置
された文書原稿を読み取り、この読み取った原稿画像
を、ページバッファ26へ格納するとともに、複製禁止
情報検出部22と条件情報検出部24にも入力する(S
204)。
【0095】複製禁止情報検出部22は、“通常コピー
モード”のときのみ動作可能であり、画像読取部10に
より読み取られた原稿画像中に禁複製コードに対応する
パターン画像が含まれているかどうか、すなわち禁複製
コードの検出処理をして、処理対象画像が複製禁止文書
であるか否かを判定し(詳細は後述する)、その判定結
果を制御部32に入力する(S206)。ここで、複製
禁止情報検出部22における処理は、画像読取部10か
ら入力される画像信号と同期してリアルタイムに行なわ
れる。
【0096】制御部32は、複製禁止情報検出部22か
ら入力された判定結果に基づいて、出力動作を制御する
(S208)。たとえば複製禁止情報検出部22から入
力された判定結果が複製禁止文書である(複製禁止コー
ドを検出している)旨を示しているときには、コピー動
作を中止する(S208−YES,S210)。一方、
判定結果が複製禁止文書でない(複製禁止コードを検出
していない)旨を示しているときには、制御部32は、
画像処理部40からの画像を画像形成部90に入力する
よう選択部80を制御し、複製を許可するため、以下の
ようにコピー動作を継続させる(S208−NO,S2
12)。
【0097】画像処理部40は、ページバッファ26に
格納された原稿画像を読み出して、たとえば、下地除去
処理、空間フィルタによる強調処理、色変換処理、ある
いはトーン補正処理など画像処理を施し、選択部80を
介して画像形成部90に処理済の画像を入力する(S2
14)。画像形成部90は、通常通り、画像処理部40
側から入力された画像を用紙上に印刷出力する(S21
6)。
【0098】以上説明したように、“通常コピーモー
ド”においては、画像読取部10により読み取った原稿
画像に禁複製コードを示すパターン画像が含まれている
場合、それを複製禁止情報検出部22が検知することで
複製動作を禁止することができる。一方、禁複製コード
を示すパターン画像が含まれていない場合には、読み取
った画像を用紙上にプリント出力することができるの
で、通常の複製動作が可能である。
【0099】次に、“条件コピーモード”の場合の処理
手順について説明する。先ず、ユーザは、複合機3のコ
ントロールパネル34を操作して、“条件コピーモー
ド”を設定する(S200)。これを受けて、制御部3
2は、コントロールパネル34に、ユーザIDと暗証番
号を入力する登録画面を表示させる(S202)。ユー
ザは、この画面上で、ユーザIDと暗証番号を入力す
る。これにより、“条件コピーモード”が設定されたこ
と、および入力されたユーザIDと暗証番号が制御部3
2に通知される。制御部32は、複製禁止情報検出部2
2が動作しないよう、また条件情報検出部24が動作す
るよう、それぞれを設定する(S203)。
【0100】次に、画像読取部10がプラテン上に載置
された文書原稿を読み取り、この読み取った原稿画像
を、ページバッファ26へ格納するとともに、複製禁止
情報検出部22と条件情報検出部24にも入力する(S
224)。 条件情報検出部24は、“条件コピーモー
ド”のときのみ動作可能であり、画像読取部10により
読み取られた原稿画像中に条件コードに対応するパター
ン画像が含まれているかどうか、すなわち条件コードの
検出処理をし、その処理結果を制御部32に入力する
(S226)。ここで、条件情報検出部24における処
理は、2値化処理、ノイズ削除処理、パターン検出処
理、パターン検出結果のバッファメモリへの格納までが
画像信号と同期してリアルタイムに行なわれる(詳細は
後述する)。
【0101】制御部32は、条件情報検出部24から入
力された検出結果を判定する(S228)。そして、処
理結果が条件コードを検出した旨を示していないときに
は、制御部32は、コピー動作を中止させる(S228
−NO,S210)。
【0102】一方、処理結果が条件コードを検出した旨
を示しているときには(S228−YES)、制御部3
2は、条件コードの内容を解析し、対応する条件情報を
特定する(S230)。条件コードは、プリント出力を
指示された文書の複製動作を一定範囲で許容するための
条件情報に対応するコードであり、たとえば、暗証番
号、複製を許可するユーザID番号(社員番号など)、
複製禁止を解除する日時、複製を許可する複写機の機械
番号、などを表すことができる。
【0103】制御部32は、条件コードで表された機械
番号と制御部32の内部ROM(図示せず;以下同様)
に格納されている機械番号すなわち登録機械番号とを照
合(比較)する(S232)。そして、検知した機械番
号と登録機械番号の何れかとが一致するときには(S2
32−YES)、コントロールパネル34から入力され
たユーザIDおよび暗証番号と、内部ROMに格納され
ているユーザIDおよび暗証番号すなわち登録ユーザI
Dおよび登録暗証番号とを照合(比較)する(S23
4)。
【0104】そして、入力されたユーザIDと登録ユー
ザIDの何れかとが一致し、且つこの登録ユーザIDに
対応する登録暗証番号と入力された暗証番号とが一致し
ている場合(S234−YES)、制御部32は、内部
タイマ(図示せず)から現在の日時を読み出し、条件コ
ードで表された複製禁止を解除する日時と照合(比較)
する(S236)。現在の日時が複製禁止を解除する日
時を過ぎている場合(S236−YES)、制御部32
は、画像処理部40からの画像を画像形成部90に入力
するよう選択部80を制御し、コピー動作を継続させる
(S236−YES,S212〜S216)。
【0105】一方、機械番号の照合(S232)、ユー
ザIDおよび暗証番号の照合(S234)、あるいは解
除日時の照合(S236)において、照合条件に合致し
ない(一致していない/時間が経過していない)ときに
は、複製動作を中止する(S232−NO,S234−
NO,S236−NO,S210)。
【0106】以上説明したように、“条件コピーモー
ド”においては、画像読取部10により読み取った原稿
画像に条件コードを示すパターン画像が含まれている場
合、それを条件情報検出部24が検知することで、予め
登録されている所定条件に合致する場合に限って複製動
作を許容することができる。一方、条件コードを示すパ
ターン画像が含まれていない場合には、読み取った画像
を用紙上にプリント出力することができるので、通常の
複製動作が可能である。
【0107】図9は、複製禁止情報検出部22の一構成
例を示すブロック図である。図示するように、複製禁止
情報検出部22は、入力された画像データを“0”また
は“1”の2値データに変換する(2値化処理する)2
値化処理部220と、2値化処理部220により2値化
された2値画像データのノイズ成分を低減するノイズ除
去処理部222と、ノイズ除去処理部222によりノイ
ズ成分が低減された2値画像データに基づいて、パター
ン画像を検出するパターン検出処理部224とを有す
る。
【0108】また、複製禁止情報検出部22は、パター
ン検出処理部224から出力された検知結果であるコー
ドデータの配列パターンを、複製行為を制御するための
制御情報に対応するコード配列(前例では禁複製コード
配列など)の領域サイズに応じた所定サイズの小ブロッ
クに分割するブロック化処理部226と、ブロック化処
理部226により領域分割されたブロック内に存在する
配列データ“0”,“1”の個数を算出する個数算出部
230とを有する。
【0109】さらに複製禁止情報検出部22は、個数算
出部230により算出された配列データ“0”の数の比
率を算出する比率算出部232と、個数算出部230に
よる算出結果と比率算出部230による算出結果とに基
づいて、ブロック属性の判定処理をする判定処理部23
4とを有する。ここで、ブロック属性とは、判定対象ブ
ロックが、禁複製コード配列を表すブロック、条件コー
ド配列を表すブロック、それ以外のブロックの何れであ
るかを意味する。
【0110】図10は、複製禁止情報検出部22におけ
る処理手順(図8のステップS206相当)の一例を示
したフローチャートである。2値化処理部220は、画
像読取部10から出力された画像データを“0”または
“1”の2値化データに変換し、変換した2値化データ
をノイズ除去処理部222に入力する(S300)。ノ
イズ除去処理部222は、2値化データに含まれるノイ
ズ成分を除去し、ノイズ除去済の2値化データをパター
ン検出処理部224に入力する(S302)。たとえ
ば、ノイズ除去処理部222は、黒画素が連結している
画素塊を求め、その画素塊の大きさ(連結画素数)が所
定の範囲に収まっていない画素塊の各画素を白画素にお
き換える。所定の範囲としては、斜線パターンは削除さ
れず、それ以外のパターン(孤立ドットパターンや文書
中の文字や図形など)が削除されるように適切な範囲を
設定する。
【0111】パターン検出処理部224は、図5(D)
および図5(E)に示した2種類の斜線パターン画像を
検出するパターン検出処理をし、検出処理結果である、
1画素2ビットの画像データをブロック化処理部226
に入力する(S304)。たとえばパターン検出処理部
224は、2値化データで表された画像中の各画素の位
置で、図5(D)および図5(E)のパターン画像(基
準パターン)を順次当てはめて、テンプレートマッチン
グによってパターン画像を検出する。そして、パターン
検出処理部224は、図5(D)に示すパターン画像を
検出した場合にはデータ“0”を出力し、図5(E)に
示すパターン画像を検出した場合にはデータ“1”を出
力し、何れのパターン画像も検出できない場合にはデー
タ“2”を出力する。つまり、画素データをコードデー
タに対応させて、コード配列として出力する。なお、テ
ンプレートマッチングを利用したパターン検知の手法は
公知の技術であるので、より詳細な説明は割愛する。
【0112】ブロック化処理部226は、パターン検出
処理部224の検知結果である“0”,“1”,“2”
で表されたコード配列を、所定サイズにブロック分割
し、その結果を個数算出部230に入力する(S30
6)。たとえば、ブロックサイズを、禁複製コード配列
や条件コード配列の領域サイズ(すなわち制御コード配
列の領域サイズ)の半分よりも小さいサイズとし、各コ
ード配列の中に1個以上のブロックが完全に含まれるよ
うなサイズに設定する。
【0113】個数算出部230は、ブロック化処理部2
26により設定されたブロック内に存する、配列データ
“0”および“1”の個数をそれぞれ算出し、その結果
を比率算出部232に入力する(S308)。また、比
率算出部232は、配列データ“0”,“1”の個数の
合計を判定処理部234に入力する(S310)。判定
処理部234は、個数算出部230から入力された合計
個数および比率算出部232から入力された比率に基づ
いて、ブロック属性を判定する(S312)。
【0114】ここで、処理対象ブロックが、全て配列デ
ータが“0”である所定サイズ(制御コード配列の領域
サイズ)に対応する禁複製コード配列の内部に位置して
いる場合、ブロック内部には所定個数以上の配列データ
“0”に対応する斜線パターン(図5(D))が検出さ
れ、かつ“1”に対応する斜線パターン(図5(E))
はほとんど検出されないため、配列データ“0”に対応
する斜線パターンの比率が高く、ほとんど1.0に近い
はずである。
【0115】また、処理対象ブロックが、全て配列デー
タが“1”である所定サイズ(制御コード配列の領域サ
イズ)に対応する条件コード配列の内部に位置している
場合、ブロック内部には所定個数以上の“1”に対応す
る斜線パターン(図5(E))が検出され、かつ“0”
に対応する斜線パターンはほとんど検出されないため、
配列データ“0”に対応する斜線パターンの比率は低く
ほとんど0.0に近いはずである。
【0116】さらに、処理対象ブロックが、条件コード
の少なくとも一部を含む場合、ブロック内部には複数の
配列データ“0”に対応する斜線パターン(図5(D)
および複数の配列データ“1”に対応する斜線パターン
(図5(E))が検出されるため、配列データ“0”に
対応する対応する斜線パターンの比率は1.0よりもか
なり低く、0.0よりもかなり高くなるはずである。
【0117】また、入力された画像データが複製禁止情
報を示すパターン画像(図5(D)、図5(E)、およ
び図5(F)の何れか)を埋め込まれた画像の場合、処
理対象ブロック内部には、配列データ“0”の禁複製コ
ードと配列データ“1”の禁複製コードがそれぞれ複数
個埋め込まれているはずである。
【0118】判定処理部234は、以上の特性を利用し
て、ブロック属性を以下のようにして前判定(第1段階
の判定処理)する。すなわち、 1)合計個数 >閾値Th1、かつ比率>閾値Th2の
場合、処理対象ブロックは禁複製コード“0”の領域内
に属する、 2)合計個数 >閾値Th1、かつ(1−比率)>閾値
Th2の場合、処理対象ブロックは禁複製コード“1”
の領域内に属する、 3)1)および2)の何れでもない場合には、処理対象
ブロックは禁複製コード配列の領域内には属していな
い、 と判定する。
【0119】ここで、閾値Th1は、ブロックサイズと
制御コード配列の領域サイズからブロックに含まれる理
論的なパターン個数にマージンを加味して設定する。閾
値Th2は、1.0に近い値を設定する(一例として、
閾値Th2=0.95)。
【0120】判定処理部234は、禁複製コード“0”
と判定されたブロック数、および禁複製コード“1”と
判定されたブロック数をそれぞれ別にカウントする(S
314)。そして、このカウントされた値と閾値Th3
とを比較する(第2段階の判定処理)(S316)。こ
こで、閾値Th3は、禁複製コードの種類数に応じて適
宜調整するとよい。
【0121】判定処理部234は、禁複製コード“0”
と判定されたブロック数が閾値Th3以上となり、かつ
禁複製コード“1”と判定されたブロック数が閾値Th
3以上となった場合、その画像を複製禁止文書と判定し
(S316−YES,S318)、それ以外は複製禁止
文書に該当しないと判定し(S316−NO,S32
0)、各判定結果を制御部32へ入力する(S32
2)。
【0122】次に、図8の説明にて述べたように、制御
部32は、複製禁止文書であるときにはコピー動作を中
止させ(S208−YES,S210)、複製禁止文書
でないときには、複製を許可するため、コピー動作を継
続させる(S208−NO,S212)。
【0123】上記の複製禁止情報の検出処理によれば、
パターン画像に対応するコードデータの配列を正確に求
めて復号処理を行なう必要がなく、画像のスキューや位
置ずれに関係なくブロック中のパターン画像の個数と比
率とを算出するだけで、複製禁止文書であるか否かを判
定でき、情報量としては少ない(禁複製コードの有無の
みを表す)が、読取処理から印刷処理までの過程におい
て、読取画像が複製禁止文書であるか否かを、画像読取
部10から入力される画像信号と同期してリアルタイム
に判定することができる。
【0124】また、上記実施形態では、2種類の禁複製
コードを所定個以上検出した場合にのみに複製禁止画像
と判定するようにしているので、複製禁止画像ではない
通常の画像中に禁複製コードに似たパターン画像が含ま
れる場合でも、誤判定することなく判定精度を高めるこ
とができる。勿論、1種類の禁複製コードに対応するパ
ターン画像を背景画像に埋め込んでおき、複製禁止画像
であるか否かを判定するようにしてもよい。また、2種
類の禁複製コードに対応するパターン画像が背景画像に
埋め込まれている場合であっても、何れか一方の禁複製
コードのみに基づいて判定してもかまわない。ただし何
れの場合も、上記実施形態に比べて、判定精度が低下す
る虞れは免れられない。
【0125】図11は、条件情報検出部24の一構成例
を示すブロック図である。図示するように、条件情報検
出部24は、複製禁止情報検出部22と同様に、入力さ
れた画像データを2値化処理する2値化処理部240
と、2値化処理部240により2値化された2値画像デ
ータのノイズ成分を低減するノイズ除去処理部242
と、ノイズ除去処理部242によりノイズ成分が低減さ
れた2値画像データに基づいて、パターン画像を検出す
るパターン検出部244とを有する。
【0126】また、条件情報検出部24は、パターン検
出部244の検出結果を格納する記憶部の一例であるバ
ッファメモリ250と、バッファメモリ250から読み
出したデータに基づいて画像配置の基準に対する条件コ
ード配列部分の傾きであるスキュー角を求めるスキュー
角検出処理部252とを有する。また条件情報検出部2
4は、バッファメモリ250から読み出したデータおよ
びスキュー角検出処理部252により求められたスキュ
ー角に基づいて2次元コードを検出し、検出した2次元
コードを所定ルールに従ってビット列に展開するコード
検出処理部254と、コード検出処理部254により検
出・展開された2次元コードのビット列に対して、所定
の誤り訂正復号処理を施して条件情報として復号する誤
り訂正復号部256とを有する。
【0127】図12は、条件情報検出部24における処
理手順(図8のステップS226相当)の一例を示した
フローチャートである。2値化処理部240、ノイズ除
去処理部242、およびパターン検出部244の処理
は、複製禁止情報検出部22の対応機能部分の処理と同
様である(S400〜S404)(詳細説明は割愛す
る)。
【0128】パターン検出部244は、検知結果である
“0”,“1”,“2”で表されたコード配列を、バッ
ファメモリ250に格納する(S406)。バッファメ
モリ250に格納されたコード配列は、コードデータ
“0”に対応する図5(D)に示すパターン画像が検出
された位置のデータは“0”、コードデータ“1”に対
応する図5(E)に示すパターン画像が検出された位置
のデータは“1”、それ以外は“2”の1画素2ビット
のコード配列となっている。
【0129】スキュー角検出処理部252は、バッファ
メモリ250に格納されたコード配列(画像データ)に
基づいて、入力画像データ、特に条件コード配列部分の
スキュー角度を求め、求めたスキュー角度をコード検出
処理部254に入力する(S408)。たとえば、スキ
ュー角検出処理部252は、コードデータ(画素値)
“0”または“1”のみの画素をハフ変換し、その角度
軸上への投影分布のピークを求めることによって、スキ
ュー角度を求める。なお、ハフ変換を利用したスキュー
角度を求める手法は公知の技術であるので、より詳細な
説明は割愛する。
【0130】コード検出処理部254は、バッファメモ
リ250に格納されたコード配列(画像データ)を読み
出し、スキュー角検出処理部252により検知されたス
キュー角度を参照して、条件コード配列部分から2次元
コードを検出する(S410)。たとえばコード検出処
理部254は、スキュー角検出処理部252により求め
られたスキュー角度に沿って画像をスキャンして“0”
または“1”のデータ(コードデータの“0”または
“1”に対応している)を取り出す。取り出された、デ
ータ列から同期コードを見つけ出す。同期コードは、た
とえば所定の縦横サイズの矩形領域の外周がすべて
“1”で構成されているコードとして定義されている。
この同期コードに囲まれたビット配列が2次元コード
(条件コード)となっている。
【0131】コード検出処理部254は、このビット配
列を1次元のデータ列(ビット列)に並べ替えて誤り訂
正復号部256へ出力する(S412)。誤り訂正復号
部256は、コード検出処理部254から入力されたビ
ット列に対して、所定の誤り訂正復号処理を行ない(S
414)、条件情報として復号し、この復号した条件情
報を制御部32へ出力する(S416)。
【0132】次に、図8の説明にて述べたように、制御
部32は、誤り訂正復号部256から入力された条件情
報に基づいて、コピー動作を許可するか中止するかを制
御する。すなわち、制御部32は、条件情報が含まれた
複製制限文書であるときには、条件情報を解析し、その
内容と事前に内部メモリに登録されている情報とを照合
し、合致している場合には複製動作を許可する一方(S
232,S234,S236の各NO,S212)、合
致していない場合には複製動作を停止する(S232,
S234,S236の各NO,S210)。
【0133】上記の条件情報の検出処理によれば、複数
種類(前例では2種類)の禁複製コードを利用し、その
配列の組合せによって条件コードを表すようにしたの
で、少なくとも、2値化処理、ノイズ削除処理、パター
ン検出処理、パターン検出結果のバッファメモリ250
への格納までは、画像読取部10から入力される画像信
号と同期してリアルタイムに処理することができる。
【0134】なお、上記実施形態では、合成画像生成部
50と画像形成部90とが複合機3の同じ筐体に組み込
まれている例について説明したが、合成画像生成部50
を画像形成部90とは別筐体としてもよい。この場合、
合成画像生成部50でパターン画象を利用して背景画像
を生成し、この背景画像と文書画像とを合成し、たとえ
ばネットワーク9経由または直接接続された画像形成部
90へ画像転送してプリント出力する構成にするとよ
い。前者のネットワーク9経由の形態は、いわゆるネッ
トワークプリンタに、適用した事例となる。
【0135】また、上記実施形態では、背景画像は文書
画像と同じ大きさの画像として生成し、文書画像全体に
合成する例について説明したが、これに限らず、背景画
像を文書画像よりも小さいサイズとして生成し、文書画
像の一部に背景画像を合成するようにしてもよい。この
場合、背景画像を文書画像の重要部分に合成することも
とよい。少なくとも文書画像の重要部分に合成させるこ
とにで、背景画像中に含まれている禁複製コードや条件
コードの削除を困難にすることができ、予め合成してい
たこれらの情報を抹消して複製するといった不正コピー
を防止できる。また、文書画像の上部や下部など予め決
められた位置に合成するようなにしてもかまわない。
【0136】以上説明したように、上記第1実施形態の
構成および処理によれば、複製を制御するための制御情
報をパターン画像に割り当て、このパターン画像を所定
のルールに従って2次元状に配列するようにしたので、
コピー動作時に、効率的に不正コピーを防止することが
できるようになった。
【0137】たとえば、少ない情報量しか埋め込めない
がリアルタイムに検出できる第1のコード(前例では禁
複製コード)と、リアルタイムには検出困難であるが埋
め込める情報量が多い第2のコード(前例では条件コー
ド)を、それぞれ各コードに対応するパターン画像を利
用して文書画像の背景に繰り返し埋め込み、第1のコー
ドに複製禁止情報を割り当て、第2のコードに複製禁止
の解除条件を割り当てることで、コピー動作を臨機応変
に制御することができる。
【0138】たとえば、複写機の“通常コピーモード”
では、読み取られた画像中から複製禁止コードを検出す
ると、コピー動作を中止することにで、コピー機のコピ
ー生産性を低下させることなく機密文書の不正コピーを
防止することができる。一方、読み取られた画像中から
条件コードを検出し条件があう場合には、コピー動作を
許可する“条件コピーモード”を設けることによって、
特定ユーザや所定日時を過ぎた場合などの条件に合致す
る場合には、複製動作を許可するなどの複雑なコピー制
御をユーザの手を煩わせることなく、自動的に行なうこ
とができる。
【0139】また、第1および第2のコードを、対応す
るパターン画像として文書画像の背景全面に繰り返し配
置することで、複製を制御するための制御情報の削除を
困難にし、不正コピーを確実に防止することができる。
【0140】また、潜像画像を含める場合には、2つの
コードは、複製偽造防止用紙と同様の効果を発揮する背
景画像の一部として構成されているため、万が一、検出
機能を持たない複写機でコピーされた場合でも、コピー
された文書に警告文字が浮き出てくるため、コピーされ
た文書が機密文書であることが分かるようにすることが
できる。また、コピーされた文書にも、コードと対応付
けられた複製防止用の制御情報を確実に残すことができ
る。
【0141】図13は、合成画像生成部50における、
背景画像生成処理および画像合成処理の処理手順の他の
一例を示すフローチャートである。以下この形態を、第
2実施形態という。
【0142】前述した第1実施形態では、クラインアン
ト端末2から送信されてきたPDLデータに背景画像を
合成して印刷出力する例であったが、この第2実施形態
は、コピー機で読み取った原稿画像(コピー原稿)に、
背景画像を合成するものである。すなわち、複合機3
は、コピー動作を行なう際に、画像読取部10で読み取
った画像に背景画像を合成する。コピー機としては、第
1実施形態で示した複合機3の複写機能部分をそのまま
利用することができる。ただし、動作が若干異なり、複
合機3を、背景画像を読取画像に合成するための、“合
成コピーモード”を設定可能に構成する。
【0143】先ず、ユーザは、複合機3のコントロール
パネル34を操作して、“合成コピーモード”を設定す
る(S500)。これを受けて、制御部32は、コント
ロールパネル34に、複製禁止情報、条件情報、および
潜像情報を入力する登録画面を表示させる(S50
2)。ユーザは、この画面上で、複製禁止情報、条件情
報、および潜像情報を入力する(S504)。これによ
り、“合成コピーモード”が設定されたこと、および複
製禁止情報、条件情報、および潜像情報が、制御部32
に通知される。制御部32は、入力された複製禁止情
報、条件情報、および潜像情報を合成画像生成部50に
入力する。
【0144】合成画像生成部50は、第1実施形態で説
明したと同様に、制御部32から入力された複製禁止情
報、条件情報、および潜像情報を参照して、パターン画
像格納部516に格納されているパターン画像を読み出
し、所定ルールーに従ってこのパターン画像を2次元状
に配列して背景画像を生成し、生成した背景画像を背景
画像バッファ520へ格納する(S506)。
【0145】次に、画像読取部10がプラテン上に載置
された文書原稿を読み取り、この読み取った原稿画像
を、ページバッファ26へ格納する(S508)。 画
像処理部40は、ページバッファ26に格納された原稿
画像を読み出して、たとえば、下地除去処理、空間フィ
ルタによる強調処理、色変換処理、あるいはトーン補正
処理など画像処理を施し、合成画像生成部50の読取画
像取得部502に処理済の画像を入力する(S51
0)。読取画像取得部502は、入力された読取画像を
画像合成部522に転送する(S512)。
【0146】画像合成部522は、読取画像読取部10
から入力される読取画像と同期して、背景画像バッファ
520から背景画像を取り込む(S514)。そして、
画像合成部522は、各画素データを合成し、合成した
画像を画像形成部90に入力する(S516)。画像形
成部90は、入力された合成画像を用紙上にプリントす
る(S518)。画像合成部522により、読取画像と
背景画像とが合成されているので、画像形成部90は、
画像読取部10にて読み取った原稿画像と背景画像とが
合成された合成画像をプリント出力することができる。
【0147】図14は、パターン画像の他の例を示す図
である。上記第1実施形態では、1つのパターン画像の
画素サイズを縦12×横12画素の方形サイズとしてい
たが、これに限らず、他の大きさの方形サイズあるいは
矩形サイズであってもよい。。矩形サイズの場合、たと
えば図14(A)に示すように、前述の2つの禁複製コ
ード用のパターン画像を利用して、縦12×横24画素
とすることもできる。
【0148】この場合においても、図示するように、複
数種類の禁複製コードを表し得るように、そのパターン
の特徴を異なるものとしておくとともに、黒画素数を略
同じにする。また、斜線パターンに限らず、黒画素の配
列方向で表されるパターンの特徴量が1次関数や2次関
数の組合せで表せるもの、たとえば図14(B)に示す
3角形、あるいは図14(C)に示す円形に近い角形な
ど、直線、角形、円形、楕円形などを呈するものを利用
してもよい。もちろん、禁複製コードを表すパターン画
像の種類は2種類に限らず、3種類以上であってもよ
い。
【0149】図15は、禁複製コード配列や条件コード
配列の単位2次元配列を、原画像の全体に繰り返し配置
する場合の他の例を示す図である。比較対象のため、図
7に示した配列例を図15(A)に、その簡易表示を図
15(B)に示す。上記第1実施形態では、“0”およ
び“1”で示した2種類の禁複製コード配列の単位2次
元配列と、“0/1”で示した条件コード配列の単位2
次元配列とを、繰り返し画像全体に配置していたが、た
とえば図15(C)に示すように、“0”および“1”
の何れか一方の単位2次元配列と、“0/1”で示した
条件コード配列の単位2次元配列とを、繰り返し画像全
体に配置してもよい。
【0150】また、図15(D)に示すように、“0”
および“1”の何れか一方の単位2次元配列のみを繰り
返し画像全体に配置してもよい。この場合、正しくは単
位2次元配列を繰り返し画像全体に配置することにはな
らないが、禁複製コードを表すパターン画像を所定の間
隔で2次元状に配列していることには変わりがない。な
お、複数種類の禁複製コードに対応するパターン画像を
利用した場合には、その配列の組合せを判定処理に利用
できるので、誤判定の虞れが低減する。一方、1種類の
禁複製コードに対応するパターン画像を利用した場合に
は、判定処理が簡単になるのでコピー生産性が向上す
る。
【0151】また、図15(E)や図15(F)に示す
ように、1つの走査ラインには“0”および“1”の何
れか一方のみを使用するとともに、その走査ラインと直
交方向に“0”と“1”を交互に配置する形態であって
もよい。
【0152】なお、図15(D)〜図15(F)では、
条件コード配列の単位2次元配列を配置していないが、
適当に散在させてもよい。この場合、1〜3つ程度でも
よいが、ある程度多い方が、潜像文字の埋め込みや原画
像との合成により一部の条件コードが消失しても、埋め
込んだ解除条件を精度よく復号することができる。
【0153】図16は、条件コード配列の外周に埋め込
む同期コードと復号処理との関係を説明する図である。
ここで、図16(A)は上記第1実施形態の条件コード
配列、図16(B)および図16(C)は他の条件コー
ド配列の例を示す図である。
【0154】上記第1実施形態では、単位2次元配列の
条件コード配列の最外周を“1”で囲み、その内部に条
件情報を符号化して2次元コードとして“0”や“1”
に対応するパターン画像を配置していた。この場合、パ
ターン画像の形態によっては、原稿載置台上への原稿の
載置状態によって、つまり読取時の走査方向によって、
同期コードを検知できず、条件コード配列の位置や傾き
(スキュー角度)を特定できなくなったり、あるいは同
期コードを検知できるものの、上下左右を特定すること
ができず、条件コードの復号化処理の際に、復号ミスを
生じてしまうことがある。
【0155】たとえば、図16(A)に示すように、斜
線パターンを利用した上記第1実施形態の条件コード配
列の場合、180度回転させたときには同期コードを検
知できるものの、上下を特定できず、条件コードの復号
化処理の際に、内部データ配列が変わって復号化される
ことになり、復号ミスが生じる。また90度や270度
回転させたときには、最外周が“1”ではなく“0”に
変わって検知される。この場合、左右の何れか一方に9
0度回転されていることを判定できても、左右を特定す
ることはできず、結果的には、同期コードを検知できな
い、あるいは条件コード配列を見つけることができな
い。このようなことは、斜線パターンを利用して最外周
を“1”にした場合に限らず、斜線パターンを利用して
最外周を“0”にした場合にも、同様に生じる。また、
90度回転させたときに、コードデータが反転するよう
なパターン画像を利用する場合にも同様に生じる。
【0156】そこで、このようなパターン画像を利用す
る場合には、上下左右の一辺のコードデータを他の3辺
のコードデータと異なるようにすることが好ましい。た
とえば、図16(B)に示すように、上辺に“1”を割
り当て下辺および左右の各辺に“0”を割り当てる。こ
の場合、180度回転させたときには“1”が下辺に配
置されて検知されるので、天地逆を判定できる。また、
内部のコードデータそのものにも変化がない。さらに、
90度回転させたときには、左右の何れか一辺が“0”
となって検知され、他の辺が“1”となって検知される
ので、左右の90度回転を特定することができる。な
お、内部のコードデータは反転して検知される。したが
って、上下左右を確実に検知でき、原稿の載置状態に応
じて条件コードの復号化処理の際のデータの再配列を調
整する(“0”と“1”の反転も含む)ことで、復号ミ
スを防止することができる。
【0157】なお、図16(C)に示すように、最外周
だけでなく、さらにもう1つ内側二も同期コードを配し
てもよい。この場合、最外周と、その内側の各同期コー
ドを異なるものとする。また、何れか一方については、
上下と左右にはそれぞれ同じコードデータを、上(下)
と右(左)には異なるコードデータを配する。原稿載置
の回転とコードデータの検知結果についての説明は割愛
するが、この場合にも、上下左右を確実に検知でき、原
稿の載置状態に応じて条件コードの復号化処理の際のデ
ータの再配列を調整する(“0”と“1”の反転も含
む)ことで、復号ミスを防止することができる。
【0158】図17は、CPUやメモリを利用して、ソ
フトウェア的に画像生成装置や画像形成装置(両者を纏
めて画像処理装置という)を構成する、すなわち電子計
算機(コンピュータ)を用いて画像処理装置を構成する
場合のハードウェア構成の一例を示した図である。
【0159】この構成のよる画像処理装置900は、C
PU902、ROM(Read Only Memory)904、RA
M906、および通信I/F(インターフェース)90
8を備える。また、たとえばハードディスク装置91
4、フレキシブルディスク(FD)ドライブ916、あ
るいはCD−ROM(Compact Disk ROM)ドライブ91
8などの、記憶媒体からデータを読み出したり記録する
ための記録・読取装置を備えてもよい。
【0160】ハードディスク装置914、FDドライブ
916、あるいはCD−ROMドライブ918は、たと
えば、CPU902にソフトウェア処理をさせるための
プログラムデータを登録するなどのために利用される。
通信I/F908は、インターネットなどの通信網との
間の通信データの受け渡しを仲介する。
【0161】また、画像処理装置900は、スキャナと
の接続機能をなすスキャナI/F部932や、プリンタ
との接続機能をなすプリンタI/F部934を有する。
これらのI/F部は、近距離接続可能なケーブル接続も
しくは無線接続であってもよいし、通信I/F908と
同様に、インターネットなどの通信網を介して、スキャ
ナやプリンタと接続するものであってもよい。
【0162】このような構成の画像処理装置900は、
上記実施形態に示した複合機3の基本的な構成および動
作と同様とすることができる。また、上述した処理手順
をコンピュータに実行させるプログラムは、CD−RO
M922などの記録媒体を通じて配布される。あるい
は、前記プログラムは、CD−ROM922ではなくF
D920に格納されてもよい。また、MOドライブを設
け、MOに前記プログラムを格納してもよく、またフラ
ッシュメモリなどの不揮発性の半導体メモリカード92
4などのその他の記録媒体に前記プログラムを格納して
もよい。
【0163】さらに、他のサーバなどからインターネッ
トなどの通信網を経由して前記プログラムをダウンロー
ドして取得したり、あるいは更新してもよい。なお、記
録媒体としては、FD920やCD−ROM922など
の他にも、DVDなどの光学記録媒体、MDなどの磁気
記録媒体、PDなどの光磁気記録媒体、テープ媒体、磁
気記録媒体、ICカードやミニチュアーカードなどの半
導体メモリーを用いることができる。
【0164】記録媒体の一例としてのFD920やCD
−ROM922などには、上記各実施形態で説明した複
合機3における処理手順を示したフローチャートの一部
または全ての機能を格納することができる。したがっ
て、以下のプログラムや当該プログラムを格納した記憶
媒体を提供することができる。たとえば、画像処理装置
900用のプログラム、すなわちRAM906などにイ
ンストールされるソフトウェアは、上記各実施形態に示
された複製禁止情報検出部22、条件情報検出部24、
制御部32、画像処理部40、あるいは合成画像生成部
50などの各機能部をソフトウェアとして備える。
【0165】このソフトウェアは、たとえば読取装置用
のスキャナドライバ、印刷装置用のプリンタドライバ、
あるいは複合機用のスキャナドライバもしくはプリンタ
ドライバなどとして、CD−ROMやFDなどの可搬型
の記憶媒体に格納され、あるいはネットワークを介して
配布されてもよい。また、このソフトウェアは、読取装
置や印刷装置あるいは複合機側だけに限らず、たとえば
ユーザ側の端末や装置に提供されてもよい。この場合、
ユーザ側にても、原画像と背景画像とを合成することが
できる。
【0166】そしてたとえば画像生成装置や画像形成装
置をコンピュータにより構成する場合、CD−ROMド
ライブ918は、CD−ROM922からデータまたは
プログラムを読み取ってCPU902に渡す。そしてソ
フトウエアはCD−ROM922からハードディスク装
置914にインストールされる。ハードディスク装置9
14は、FDドライブ916またはCD−ROMドライ
ブ918によって読み出されたデータまたはプログラム
や、CPU902がプログラムを実行することにより作
成されたデータを記憶するとともに、記憶したデータま
たはプログラムを読み取ってCPU902に渡す。
【0167】ハードディスク装置914に格納されたソ
フトウエアは、RAM906に読み出された後にCPU
902により実行される。たとえばCPU902は、記
録媒体の一例であるROM904およびRAM906に
格納されたプログラムに基づいて上記の処理手順を実行
することにより、上記処理手順における複製禁止情報の
検出処理、条件情報の検出処理、背景画像の生成処理、
あるいは原画像と背景画像との合成処理のための機能を
ソフトウェア的に実現することができる。
【0168】図18は、コンピュータを利用して画像処
理装置を構成する形態の好適な一例を示す図である。以
下この形態を第3実施形態という。ここで、図18
(A)は、画像形成システムの全体の構成例、図18
(B)は、クラインアント端末2側の背景画像生成処理
および合成画像生成処理に関わる部分、具体的にはプリ
ンタドライバが組み込まれた中央制御部周辺の機能ブロ
ック図である。
【0169】第3実施形態の画像形成システム1は、文
書データを生成するパソコンなどのクラインアント端末
2と、クラインアント端末2から転送された文書データ
に基づいて印刷処理をするプリンタ8とを備えている。
【0170】クラインアント端末2は、テキストや図形
などを含む文書データを生成するデータ生成部950
と、クラインアント端末2の各部の動作を制御する中央
制御部960と、プリンタ8との間のインターフェース
機能をなすインターフェース部970と、データ生成部
950で生成された文書データや中央制御部960にお
けるデータ処理に際して生成した中間データを一時的に
保存するハードディスクなどの記憶媒体980とを有す
る。
【0171】データ生成部950には、たとえば、テキ
ストや図形などを含む文書データを生成するためのアプ
リケーションプログラムが組み込まれる。なお、データ
生成部950にて文書データを生成することなく、ネッ
トワーク(通信網)や記録媒体を介して外部機器にて生
成されたものを取り込んだ文書データを利用してもよ
い。
【0172】また中央制御部960には、クラインアン
ト端末2の全体を制御するソフトウェアであるOS(オ
ペレーティングシステム)やプリンタ8を制御するため
のソフトウェアであるプリンタドライバが組み込まれ
る。そして、クラインアント端末2にはプリンタドライ
バが組み込まれ、上記実施形態で示した複合機3内に収
容されていた合成画像生成部50の機能部分が、プリン
タドライバというソフトウェアを利用して作動するよう
に構成されている。。すなわち、プリンタドライバで背
景画像を生成し、文書のPDLデータに合成して、ネッ
トワーク9を介してプリンタ8(前例の複合機3を含
む)に画像転送するように構成されている。背景画像生
成処理や画像合成処理の各機能は、プリンタドライバと
いうコンピュータプログラムとして実装される。
【0173】これにより、クラインアント端末2は、プ
ログラムに基づいてソフトウェア的に機能するようにな
る。すなわち、各機能部を構成するためのプログラムを
格納したCD−ROMなどからプログラムを読み出して
ハードディスク装置などの記録媒体980にインストー
ルさせておき、記録媒体980からプログラムを読み出
して図示しないCPUが以下に示す処理手順を実行する
ことにより、各機能をソフトウェア的に実現することが
できる。
【0174】図18(B)に示すように、クラインアン
ト端末2に備えられた中央制御部960(特にプリンタ
ドライバ機能部分;以下同様)は、アプリケーションプ
ログラムなどから入力された文書データに背景画像を合
成する合成画像生成部50をソフトウェアとして備え
る。合成画像生成部50は、図*3で示した構成部分の
うち、付加情報符号化部514、背景画像生成部51
8、および画像合成部522を有する。文書画像バッフ
ァ508、パターン画像格納部516、および背景画像
バッファ520は、記憶媒体980が利用される。基本
的な作用は、上記実施形態と同様である。
【0175】図19は、コンピュータを利用した上記構
成における合成画像生成部50の処理、特に背景画像生
成処理と画像合成処理の各処理手順の一例を示すフロー
チャートである。ここでは、クラインアント端末2から
送信されたPDLデータに基づいてプリンタ8にて印刷
出力する形態(プリント時の背景画像生成処理)で説明
する。
【0176】先ず、ユーザは、クラインアント端末2に
て、データ生成部950を作動させる、もしくは外部か
ら取り込むなどして文書データを用意する(S60
0)。そして、その文書のプリント指示を発する(S6
01)。クラインアント端末2は、この指令を受け付け
ると、プリンタドライバ画面を表示する(S602)。
ユーザは、この画面上で、プリントする文書に埋め込む
付加情報を設定する(S603)。付加情報には、前述
のように、プリント出力を指示した文書を複写機にて複
製させないようにする複製禁止情報、プリント出力が指
示された文書画像を複製可能とする条件を示す情報条件
情報、あるいは背景画像に埋め込まれる潜像文字を示す
情報などがある。
【0177】これらの設定が完了すると、プリンタドラ
イバは先ず潜像画像を生成する(S604)。次に、複
製禁止情報を禁複製コードにコード化し、所定領域サイ
ズの禁複製コード配列を生成する(S606)。次に、
条件情報を条件コードにコード化し、所定領域サイズの
条件コード配列を生成する(S608)。次に、所定領
域サイズの禁複製コード配列および条件コード配列を所
定ルールに従って繰り返し2次元状に配置して背景画像
に対応するパターン番号配列を生成する(S610)。
【0178】次に、ステップS604において生成して
おいた潜像画像を参照して、潜像文字部分の画素のパタ
ーン番号配列を所定のルールに従って変換する(S61
2,S614))。次に、パターン番号配列の各要素の
コードデータに対応するパターン画像におき換えて、こ
れを全てのパターン番号配列にしたがって繰り返して、
背景画像を生成する(S616)。
【0179】クラインアント端末2は、以上の処理が終
わった後、プリント指示された文書データをPDLデー
タヘ変換する(S618)。そして、生成したPDLデ
ータへ、ステップS616で生成した背景画像の描画命
令を挿入する(S620)。これにより、PDLデータ
上では、原画像の一例である文書画像の描画命令に、背
景画像を合成するための描画命令が付加される。最後
に、この背景画像を合成するための描画命令が付加され
たPDLデータを、ネットワーク9を介してプリンタ8
に送信する(S622)。
【0180】プリンタ8は、クラインアント端末2から
受信したPDLデータを、通常どおり解釈して、印刷用
の画像を生成する。すなわち、先ず文書画像の描画命令
に従って文書画像を生成し、背景画像を合成するための
描画命令に従って、先に生成しておいた文書画像に背景
画像を重ね合わせることで、元の文書画像と背景画像と
が合成された印刷用の2値画像を生成する。よって、プ
リンタ8は、元の文書画像と背景画像とが合成された合
成画像を印刷出力することができる。
【0181】なお、上記第3実施形態では、文書データ
をPDLデータへ変換し、背景画像を合成するための描
画命令を追加してプリンタに送信し、プリンタ内部で実
際の画像合成処理を行なう例について説明したが、これ
に限らず、たとえば、文書データをプリンタドライバ内
部で画像データへ変換し、さらに背景画像を合成して、
この合成した画像のPDLデータをプリンタへ送信し、
プリンタや複合機側に設けられた文書画像生成部にてP
DLデータを解釈し合成画像を生成してから印刷出力す
る構成とすることもできる。あるいは、クラインアント
端末にて合成した画像データをプリンタや複合機に送信
し、プリンタや複合機プリンタ側に設けられた画像合成
部により直ちに印刷出力する構成とすることもできる
(この場合、PDLデータの解釈処理が不要)。
【0182】また、上記第3実施形態では、背景画像の
描画命令が付加された文書データのPDLデータをネッ
トワークを介してプリンタや複合機へ送信し印刷出力す
る例について説明したが、これに限らず、たとえば、ク
ラインアント端末と読取装置(スキャナ)とを接続し、
スキャナで読み取った読取画像(スキャン画像)を印刷
出力する際に、上記第3実施形態と同様に、ドライバ
(この場合スキャナドライバでもかまわない)で背景画
像を生成して読取画像と合成し、プリンタへ送信して印
刷出力する構成とすることもできる。この形態は、ネッ
トワークを利用したスキャン・アンド・プリントの形態
である。
【0183】また、たとえば、クラインアント端末と近
接配置され、ケーブル接続もしくは近距離無線通信(た
とえばブルートゥースなど)で接続されたプリンタへ出
力して印刷出力する構成とすることもできる。
【0184】以上、本発明を実施の形態を用いて説明し
たが、本発明の技術的範囲は上記実施形態に記載の範囲
には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更また
は改良を加えることができ、そのような変更または改良
を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれる。また、
上記の実施形態は、クレームにかかる発明を限定するも
のではなく、また実施形態の中で説明されている特徴の
組合せの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らな
い。
【0185】たとえば、上記実施形態では、パターン画
像を2次元状に所定ルールに従って配置することで、一
旦、背景画像を生成し、この背景画像と原画像とを重ね
合わせることで合成画像を生成していたが、これに限ら
ず、パターン画像を所定ルールに従って少しずつ原画像
に重ね配置しながら合成画像を生成するようにしてもよ
い。
【0186】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、パター
ン画像を所定領域サイズの2次元状に配列した背景画像
と原画像とを合成するようにしたので、複製動作を制御
する必要がある原画像(たとえば機密文書)に基づいて
画像を生成する際に、不正複製動作に対して心理的な抑
止効果を有する複製偽造防止用紙を用いたのと同様の効
果を得ることができる。
【0187】また、背景画像を構成するパターン画像と
原画像とが重なっており、パターン画像の存在が一目瞭
然であっても、容易に除去することはできないので、そ
のパターン画像に禁複製コードを対応付けることで、不
正な複製動作を確実に防止することができる。
【0188】また、禁複製コードを表す複数種類のパタ
ーン画像は、斜線パターンなど、比較的簡単な特徴量で
表されているので、読取装置側での検出処理や判定処理
に際して処理が簡単であり、読取処理と並行してリアル
タイムに禁複製コードの検出処理や判定処理ができ、複
製動作を完全に禁止する制御のためには、ユーザに高度
なコピー制御動作を行なわせる必要がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る不正複製防止システムを適用し
た画像形成システムの一実施形態の全体構成を示す図で
ある。
【図2】 複合機の一実施形態の構成を示すブロック図
である。
【図3】 複合機に設けられた合成画像生成部の一実施
形態の構成を示すブロック図である。
【図4】 合成画像生成部における、背景画像生成処理
および画像合成処理の処理手順の一例を示すフローチャ
ートである。
【図5】 複製動作時に検知可能なコードデータの一例
と、このコードデータに対応付けられたパターン画像の
一例とを示す図である。
【図6】 パターン画像を組合せ配置することで生成さ
れ印刷出力された背景画像の一例を示す図である。
【図7】 合成画像生成部により生成される背景画像の
他の例を示す図である。
【図8】 プリント出力された文書原稿をコピーする際
の処理手順の一例を示したフローチャートである。
【図9】 複製禁止情報検出部の一構成例を示すブロッ
ク図である。
【図10】 複製禁止情報検出部における処理手順の一
例を示したフローチャートである。
【図11】 条件情報検出部の一構成例を示すブロック
図である。
【図12】 条件情報検出部における処理手順の一例を
示したフローチャートである。
【図13】 合成画像生成部における、背景画像生成処
理および画像合成処理の処理手順の他の一例を示すフロ
ーチャートである。
【図14】 パターン画像の他の例を示す図である。
【図15】 禁複製コード配列や条件コード配列の単位
2次元配列を、原画像の全体に繰り返し配置する場合の
他の例を示す図である。
【図16】 条件コード配列の外周に埋め込む同期コー
ドと復号処理との関係を説明する図である。
【図17】 電子計算機を用いて構成する場合のハード
ウェア構成の一例を示した図である。
【図18】 コンピュータを利用して画像処理装置を構
成する形態の好適な一例を示す図である。
【図19】 コンピュータを利用した構成における合成
画生成部における、背景画像生成処理と画像合成処理の
各処理手順の一例を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1…画像形成システム、2…クラインアント端末、3…
複合機、5…スキャナ部、7…プリンタ部、8…プリン
タ、9…ネットワーク、10…画像読取部、20…操作
制御部、22…複製禁止情報検出部、24…条件情報検
出部、26…ページバッファ、30…ネットワークI/
F部、32…制御部、34…コントロールパネル、34
a…モード指示部、34b…表示デバイス、40…画像
処理部、50…合成画像生成部、80…選択部、90…
画像形成部、220…2値化処理部、222…ノイズ除
去処理部、224…パターン検出処理部、226…ブロ
ック化処理部、230…個数算出部、232…比率算出
部、234…判定処理部、240…2値化処理部、24
2…ノイズ除去処理部、244…パターン検出部、25
0…バッファメモリ、252…スキュー角検出処理部、
254…コード検出処理部、256…誤り訂正復号部、
502…読取画像取得部、504…プリントデータ取得
部、506…文書画像生成部、508…文書画像バッフ
ァ、510…付加情報抽出部、512…潜像生成部、5
14…付加情報符号化部、515…潜像画像バッファ、
516…パターン画像格納部、518…背景画像生成
部、520…背景画像バッファ、522…画像合成部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 1/40 G03G 21/00 554 5C077 Fターム(参考) 2C187 AD04 AE07 BF34 BG03 CC08 CD07 DB22 GD02 GD06 2H134 NA21 NA24 5B021 AA01 LE04 NN00 5B057 AA11 CA01 CA08 CA12 CA16 CB01 CB08 CB12 CB16 CC01 CE02 CE08 CE12 5C076 AA14 AA16 BA02 BA06 5C077 LL14 MP05 PP23 PP66 PQ08 PQ22 TT06

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原画像と当該原画像の複製を制御するた
    めの制御情報とを合成する画像生成装置であって、 予め定められた装置を利用した前記複製の動作時に検知
    可能なコードデータが対応付けられ且つ前記制御情報を
    表すことが可能なように所定の間隔で2次元状に配列さ
    れた第1のパターン画像を含む背景画像と前記原画像と
    が合成された合成画像を生成する合成画像生成部を備え
    たことを特徴とする画像生成装置。
  2. 【請求項2】 前記合成画像生成部は、前記背景画像を
    生成する背景画像生成部と、前記原画像と前記背景画像
    生成部により生成された前記背景画像とを重ね合わせる
    ことで前記合成画像を生成する画像合成生成部とを含む
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像生成装置。
  3. 【請求項3】 前記背景画像生成部は、前記第1のパタ
    ーン画像が前記原画像の略全面を覆うように、前記背景
    画像を生成することを特徴とする請求項2に記載の画像
    生成装置。
  4. 【請求項4】 前記原画像は、テキストオブジェクトを
    含むものであり、前記背景画像生成部は、前記第1のパ
    ターン画像が前記原画像に含まれる前記テキストオブジ
    ェクトの少なくとも一部に重なるように、前記背景画像
    を生成することを特徴とする請求項2または3に記載の
    画像生成装置。
  5. 【請求項5】 前記原画像は、ユーザに必ず伝えるべき
    オブジェクトである必須オブジェクトを含むものであ
    り、 前記背景画像生成部は、前記第1のパターン画像が前記
    原画像に含まれる前記必須オブジェクトの少なくとも一
    部に重なるように、前記背景画像を生成することを特徴
    とする請求項2から4のうちの何れか1項に記載の画像
    生成装置。
  6. 【請求項6】 前記背景画像生成部は、前記第1のパタ
    ーン画像を含むとともに、前記予め定められた装置を利
    用した前記複製の動作時に検知可能なコードデータが対
    応付けられ且つ前記制御情報を表すことが可能なように
    所定の間隔で2次元状に配列された第2のパターン画像
    を含む前記背景画像を生成することを特徴とする請求項
    2から4のうちの何れか1項に記載の画像生成装置。
  7. 【請求項7】 前記背景画像生成部は、前記第1のパタ
    ーン画像が前記制御情報を表すことが可能なように所定
    の間隔で2次元状に配列された第1の所定サイズの領域
    画像部分である第1のパターン画像領域と、前記第2の
    パターン画像が前記制御情報を表すことが可能なように
    所定の間隔で2次元状に配列された第2の所定サイズの
    領域画像部分である第2のパターン画像領域とを、所定
    の繰返しサイクルで配列することにより、前記背景画像
    を生成することを特徴とする請求項6に記載の画像生成
    装置。
  8. 【請求項8】 前記背景画像生成部は、さらに、前記予
    め定められた装置を利用した前記複製の動作時に検知可
    能なコードデータが対応付けられ且つ前記制御情報を表
    すことが可能なように所定の間隔で2次元状に配列され
    た第3のパターン画像を含む前記背景画像を生成するこ
    とを特徴とする請求項2または6に記載の画像生成装
    置。
  9. 【請求項9】 前記背景画像生成部は、前記第1のパタ
    ーン画像が前記制御情報を表すことが可能なように所定
    の間隔で2次元状に配列された第1の所定サイズの領域
    画像部分である第1のパターン画像領域、および前記予
    め定められた装置を利用した前記複製の動作時に検知可
    能なコードデータが対応付けられ且つ前記制御情報を表
    すことが可能なように所定の間隔で2次元状に配列され
    た第2のパターン画像を含む、第2の所定サイズの領域
    画像部分である第2のパターン画像領域とのうちの少な
    くとも一方のパターン画像領域と、前記予め定められた
    装置を利用した前記複製の動作時に検知可能なコードデ
    ータが対応付けられ且つ前記制御情報を表すことが可能
    なように所定の間隔で2次元状に配列された第3のパタ
    ーン画像を含む、第3の所定サイズの領域画像部分であ
    る第3のパターン画像領域とを、所定の繰返しサイクル
    で配列することにより、前記背景画像を生成することを
    特徴とする請求項2から5のうちの何れか1項に記載の
    画像生成装置。
  10. 【請求項10】 前記背景画像生成部は、前記第1のパ
    ターン画像が前記制御情報を表すことが可能なように所
    定の間隔で2次元状に配列された第1の所定サイズの領
    域画像部分である第1のパターン画像領域、前記予め定
    められた装置を利用した前記複製の動作時に検知可能な
    コードデータが対応付けられ且つ前記制御情報を表すこ
    とが可能なように所定の間隔で2次元状に配列された第
    2のパターン画像を含む、第2の所定サイズの領域画像
    部分である第2のパターン画像領域、および前記予め定
    められた装置を利用した前記複製の動作時に検知可能な
    コードデータが対応付けられ且つ前記制御情報を表すこ
    とが可能なように所定の間隔で2次元状に配列された第
    3のパターン画像を含む、第3の所定サイズの領域画像
    部分である第3のパターン画像領域のうちの少なくとも
    一方のパターン画像領域と、前記複製条件画像領域と
    を、所定の繰返しサイクルで配列することにより、前記
    背景画像を生成することを特徴とする請求項2に記載の
    画像生成装置。
  11. 【請求項11】 前記背景画像生成部は、前記第3のパ
    ターン画像として、前記複製に使用される装置で解像不
    可のパターン画像を使用し、かつ前記制御情報を表す前
    記第3のパターン画像以外の前記パターン画像として、
    前記複製に使用される装置で解像可能なパターン画像を
    使用することを特徴とする請求項9または10に記載の
    画像生成装置。
  12. 【請求項12】 前記背景画像生成部は、前記第3のパ
    ターン画像、および前記制御情報を表す前記第3のパタ
    ーン画像以外の前記パターン画像として、単位面積あた
    りの画素数が略同等であるパターン画像を使用すること
    を特徴とする請求項11に記載の画像生成装置。
  13. 【請求項13】 前記背景画像生成部は、異なる複数の
    パターン画像の配列の組合せ状態によって前記制御情報
    の一例である複製条件を表す複製条件画像領域を前記背
    景画像に含めることを特徴とする請求項2から12のう
    ちの何れか1項に記載の画像生成装置。
  14. 【請求項14】 前記背景画像生成部は、前記背景画像
    における前記複製条件画像領域の位置を特定するための
    情報を当該複製条件画像領域内に含めることを特徴とす
    る請求項13に記載の画像生成装置。
  15. 【請求項15】 前記背景画像生成部は、前記背景画像
    における前記複製条件画像領域の回転の向きを特定する
    ための情報を当該複製条件画像領域内に含めることを特
    徴とする請求項13または14に記載の画像生成装置。
  16. 【請求項16】 前記制御情報の一例である複製条件の
    有無を示す第1の制御情報を取得する第1の制御情報取
    得部と、 前記複製条件がある場合における前記複製の動作を一定
    範囲に制限するための、前記制御情報の一例である複製
    条件に関する情報を取得する第2の制御情報取得部と、 前記第2の制御情報取得部により取得された前記複製条
    件に関する情報を誤り訂正符号化して複製条件コードデ
    ータを生成する符号化部とを備えたことを特徴とする請
    求項1から15のうちの何れか1項に記載の画像生成装
    置。
  17. 【請求項17】 請求項1から16のうちの何れか1項
    に記載の画像生成装置と、 前記画像生成装置により生成された前記合成画像を読み
    取る画像読取部、当該画像読取部により読み取られた読
    取画像に含まれている前記パターン画像を検知するパタ
    ーン画像検知部、および当該パターン画像検知部が検知
    した検知結果に基づいて、前記複製の動作を制御する制
    御部を有する画像読取装置とを備えたことを特徴とする
    不正複製防止システム。
  18. 【請求項18】 原画像と当該原画像の複製を制御する
    ための制御情報とを合成する画像生成方法であって、 予め定められた装置を利用した前記複製の動作時に検知
    可能なコードデータをパターン画像に対応付けるととも
    に、前記制御情報を表すことが可能なように前記パター
    ン画像を所定の間隔で2次元状に配列することにより、
    前記パターン画像を含む背景画像と前記原画像とが合成
    された合成画像を生成することを特徴とする画像生成方
    法。
  19. 【請求項19】 複数種類の前記パターン画像を2次元
    状に配列して所定サイズの領域画像部分であるパターン
    画像領域を前記複数種類に対応する分だけ生成し、この
    複数種類の前記パターン画像領域を、所定の規則に従っ
    て繰り返し配置して前記背景画像を生成し、その後、前
    記原画像と重ね合わせることにより、前記合成画像を生
    成することを特徴とする請求項18に記載の画像生成方
    法。
  20. 【請求項20】 原画像と当該原画像の複製を制御する
    ための制御情報とを合成する画像生成装置用のプログラ
    ムであって、 コンピュータを、 予め定められた装置を利用した前記複製の動作時に検知
    可能なコードデータが対応付けられ且つ前記制御情報を
    表すことが可能なように所定の間隔で2次元状に配列さ
    れた第1のパターン画像を含む背景画像と前記原画像と
    が合成された合成画像を生成する合成画像生成部して機
    能させることを特徴とするプログラム。
JP2002079386A 2002-03-20 2002-03-20 画像生成装置、画像読取装置、不正複製防止システム、プログラム、および出力媒体の製造方法 Expired - Fee Related JP3879552B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002079386A JP3879552B2 (ja) 2002-03-20 2002-03-20 画像生成装置、画像読取装置、不正複製防止システム、プログラム、および出力媒体の製造方法
US10/237,855 US7227661B2 (en) 2002-03-20 2002-09-10 Image generating method, device and program, and illicit copying prevention system

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002079386A JP3879552B2 (ja) 2002-03-20 2002-03-20 画像生成装置、画像読取装置、不正複製防止システム、プログラム、および出力媒体の製造方法

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006258183A Division JP4182998B2 (ja) 2006-09-25 2006-09-25 画像生成装置、画像読取装置、不正複製防止システム、プログラム、出力媒体の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003283790A true JP2003283790A (ja) 2003-10-03
JP3879552B2 JP3879552B2 (ja) 2007-02-14

Family

ID=28035654

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002079386A Expired - Fee Related JP3879552B2 (ja) 2002-03-20 2002-03-20 画像生成装置、画像読取装置、不正複製防止システム、プログラム、および出力媒体の製造方法

Country Status (2)

Country Link
US (1) US7227661B2 (ja)
JP (1) JP3879552B2 (ja)

Cited By (23)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005046212A1 (ja) * 2003-11-11 2005-05-19 Oki Electric Industry Co., Ltd. 透かし情報埋め込み装置,透かし情報検出装置,透かし情報埋め込み方法,透かし情報検出方法,および印刷物
JP2005228271A (ja) * 2004-02-16 2005-08-25 Fuji Xerox Co Ltd 文書画像照合装置、文書画像位置合わせ方法及びプログラム
JP2006171830A (ja) * 2004-12-13 2006-06-29 Fuji Xerox Co Ltd 出力管理装置、出力管理方法及びそのプログラム
JP2006318463A (ja) * 2005-05-13 2006-11-24 Xerox Corp 機密情報を含む文書の複製を制御するシステム及び方法
JP2007022003A (ja) * 2005-07-20 2007-02-01 Fuji Xerox Co Ltd 印刷装置及び印刷物
JP2007043709A (ja) * 2005-08-02 2007-02-15 Toshiba Corp オーバレイ画像形成方法及びオーバレイ画像形成装置
JP2007074048A (ja) * 2005-09-05 2007-03-22 Fuji Xerox Co Ltd 画像処理装置、画像処理方法および画像処理プログラム
WO2007049333A1 (ja) * 2005-10-25 2007-05-03 Fujitsu Limited 背景地紋画像生成方法
JP2007166224A (ja) * 2005-12-13 2007-06-28 Fuji Xerox Co Ltd 画像処理装置及び画像処理方法
JP2007166220A (ja) * 2005-12-13 2007-06-28 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置及び機密文書印刷方法
JP2007164461A (ja) * 2005-12-13 2007-06-28 Fuji Xerox Co Ltd 印刷指示装置、その指示方法およびプログラム
JP2007172626A (ja) * 2005-12-21 2007-07-05 Xerox Corp 背景を伴ってプリントされる電子的にストアされたフォント表現
JP2007226546A (ja) * 2006-02-23 2007-09-06 Oki Electric Ind Co Ltd 画像処理装置,画像処理方法,およびコンピュータプログラム
JP2007306090A (ja) * 2006-05-09 2007-11-22 Fuji Xerox Co Ltd 画像処理装置、画像形成装置、複写禁止コード検出方法及び画像形成方法
CN100379248C (zh) * 2004-11-12 2008-04-02 夏普株式会社 图像记录设备和图像读取设备
JP2008205540A (ja) * 2007-02-16 2008-09-04 Ricoh Co Ltd 画像処理装置、画像処理方法及び画像処理プログラム
US7894092B2 (en) 2005-10-25 2011-02-22 Fujitsu Limited Computer-readable recording medium storing print image generating program and print image generating method
US8073188B2 (en) 2006-10-27 2011-12-06 Fuji Xerox Co., Ltd. Image generation apparatus, computer readable medium, computer data signal, information generation method, information reading system, electronic pen and recording medium
CN102385491A (zh) * 2010-08-25 2012-03-21 佳能株式会社 图像处理装置及图像处理方法
US8155376B2 (en) 2007-10-22 2012-04-10 Fuji Xerox Co., Ltd. Image processor, image forming apparatus, image processing method and computer readable medium
US8229223B2 (en) 2007-11-12 2012-07-24 Fuji Xerox Co., Ltd. Image processor, image forming apparatus, image processing method and computer readable medium
JP2012150348A (ja) * 2011-01-20 2012-08-09 Infoprint Solutions Co Llc 磁性インク又はトナー、それを用いる機密文書管理装置及び機密文書管理システム
US8885224B2 (en) 2007-03-14 2014-11-11 Konica Minolta Business Technologies, Inc. Information embedding method, its program and information embedding device

Families Citing this family (83)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004274092A (ja) * 2002-07-23 2004-09-30 Ricoh Co Ltd 画像処理装置、画像処理方法、画像処理プログラム、及び画像処理プログラムを記憶する記憶媒体
JP4000970B2 (ja) * 2002-09-18 2007-10-31 富士ゼロックス株式会社 画像処理装置、画像処理方法及び画像処理プログラム
US7339599B2 (en) * 2003-01-22 2008-03-04 Canon Kabushiki Kaisha Image-processing apparatus and method, computer program, and computer-readable storage medium for discouraging illegal copying of images
JP3952958B2 (ja) * 2003-01-22 2007-08-01 キヤノン株式会社 画像処理装置、画像処理方法
EP1509034B1 (en) * 2003-08-21 2009-02-18 Ricoh Company, Ltd. Method, program, and apparatus for prohibiting a reproduction of an anti-copy document, and a medium storing the program
US20050058476A1 (en) * 2003-09-17 2005-03-17 Canon Kabushiki Kaisha Copy-forgery-inhibited pattern density parameter determination method, copy-forgery-inhibited pattern image generation method, and image processing apparatus
US8049933B2 (en) * 2003-09-17 2011-11-01 Canon Kabushiki Kaisha Copy-forgery-inhibited pattern image generation method and image processing apparatus
US7346769B2 (en) 2003-10-23 2008-03-18 International Business Machines Corporation Method for selective encryption within documents
EP1530357A1 (en) * 2003-11-06 2005-05-11 Ricoh Company, Ltd. Method, computer program, and apparatus for detecting specific information included in image data of original image with accuracy, and computer readable storing medium storing the program
JP4180497B2 (ja) * 2003-12-05 2008-11-12 富士通株式会社 コード種類判別方法、およびコード境界検出方法
JP4182046B2 (ja) * 2004-01-23 2008-11-19 キヤノン株式会社 印刷処理システムおよび印刷処理方法
JP2005205755A (ja) * 2004-01-23 2005-08-04 Brother Ind Ltd 画像形成システム、印刷装置、端末装置及び再印刷決定プログラム
JP4057545B2 (ja) * 2004-03-10 2008-03-05 株式会社Pfu 画像処理装置及び方法
US7634134B1 (en) * 2004-03-15 2009-12-15 Vincent So Anti-piracy image display methods and systems
US7693330B2 (en) * 2004-03-15 2010-04-06 Vincent So Anti-piracy image display methods and systems with sub-frame intensity compensation
US7484107B2 (en) * 2004-04-15 2009-01-27 International Business Machines Corporation Method for selective encryption within documents
US7870386B2 (en) * 2004-04-29 2011-01-11 International Business Machines Corporation Method for permanent decryption of selected sections of an encrypted document
JP2005332526A (ja) * 2004-05-21 2005-12-02 Funai Electric Co Ltd 光ディスク装置
US7221383B2 (en) * 2004-06-21 2007-05-22 Eastman Kodak Company Printer for recording on a moving medium
JP2006087075A (ja) * 2004-08-20 2006-03-30 Ricoh Co Ltd 画像処理装置、画像処理方法および画像処理プログラム
JP4065549B2 (ja) * 2004-08-25 2008-03-26 キヤノン株式会社 画像処理装置及び画像処理装置の制御方法
JPWO2006030514A1 (ja) * 2004-09-16 2008-05-08 富士通株式会社 画像複製制御装置、画像複製制御方法、画像作成装置、画像作成方法、プログラム、画像複製装置
JP4086829B2 (ja) * 2004-09-22 2008-05-14 シャープ株式会社 画像処理装置
JP3992035B2 (ja) * 2004-10-19 2007-10-17 コニカミノルタビジネステクノロジーズ株式会社 画像処理装置、方法及びプログラム
JP4096935B2 (ja) * 2004-10-22 2008-06-04 コニカミノルタビジネステクノロジーズ株式会社 画像処理装置、方法及びプログラム
US20060197972A1 (en) * 2004-11-30 2006-09-07 Kyocera Mita Corporation Image forming device, image processing system, storage medium for storing printer driver, and image reading device
US7330191B2 (en) * 2005-01-19 2008-02-12 Seiko Epson Corporation System for secure text display
JP4488939B2 (ja) * 2005-03-18 2010-06-23 株式会社リコー 画像処理装置、画像形成装置およびプログラム
JP2006325026A (ja) * 2005-05-19 2006-11-30 Ricoh Co Ltd 画像形成装置、画像形成方法、および画像形成プログラム
US7599099B2 (en) * 2005-05-26 2009-10-06 Canon Kabushiki Kaisha Image processing apparatus and image processing method
JP4529808B2 (ja) * 2005-06-10 2010-08-25 富士ゼロックス株式会社 画像生成装置、画像形成装置、情報処理装置、印刷媒体、画像生成方法、及びプログラム
JP2007013580A (ja) * 2005-06-30 2007-01-18 Sharp Corp 画像処理装置
JP2007068032A (ja) * 2005-09-01 2007-03-15 Ricoh Co Ltd 画像表示媒体、合成画像表示データの作成方法及び画像生成システム
JP4777024B2 (ja) * 2005-09-06 2011-09-21 キヤノン株式会社 画像処理装置および画像処理装置の制御方法
JP4645379B2 (ja) * 2005-09-14 2011-03-09 富士ゼロックス株式会社 印刷装置、印刷方法、及びプログラム
JP4915512B2 (ja) * 2006-10-30 2012-04-11 富士ゼロックス株式会社 画像処理装置、画像処理プログラム
JP2008124996A (ja) * 2006-11-15 2008-05-29 Canon Inc 画像処理装置、および画像処理方法
JP4327836B2 (ja) * 2006-11-20 2009-09-09 シャープ株式会社 画像処理装置
US8319988B2 (en) * 2006-11-30 2012-11-27 Sharp Laboratories Of America, Inc. Job auditing systems and methods for direct imaging of documents
JP4323511B2 (ja) * 2006-12-07 2009-09-02 シャープ株式会社 画像処理装置
JP4366399B2 (ja) * 2006-12-20 2009-11-18 キヤノン株式会社 大ドット領域と小ドット領域とを特定することのできる画像処理装置、その制御方法、プログラム、記憶媒体
US7854383B2 (en) * 2007-02-22 2010-12-21 Kabushiki Kaisha Toshiba Image forming apparatus, and image forming method
JP2008211332A (ja) * 2007-02-23 2008-09-11 Canon Inc 画像形成装置及びその制御方法、並びにプログラム及び記憶媒体
JP4777278B2 (ja) * 2007-02-28 2011-09-21 キヤノン株式会社 画像処理装置およびその方法
JP2008219325A (ja) * 2007-03-02 2008-09-18 Brother Ind Ltd 画像処理装置及び情報書込装置
JP2008236127A (ja) * 2007-03-19 2008-10-02 Ricoh Co Ltd 画像処理装置
US20080231040A1 (en) * 2007-03-19 2008-09-25 Gaffney Gene F Security document with fade-way portion
JP4436454B2 (ja) * 2007-07-03 2010-03-24 キヤノン株式会社 画像処理装置、画像処理方法、そのプログラム及び記憶媒体
JP5031472B2 (ja) * 2007-07-23 2012-09-19 キヤノン株式会社 画像処理装置、画像処理方法、コンピュータプログラム
US8276049B2 (en) * 2007-09-04 2012-09-25 Ricoh Company Limited Information processing device and method
JP4956363B2 (ja) * 2007-10-10 2012-06-20 キヤノン株式会社 情報処理装置及びその制御方法
JP4871841B2 (ja) * 2007-11-08 2012-02-08 キヤノン株式会社 印刷制御装置および印刷制御方法ならびにそのプログラムおよび記憶媒体
US8218180B2 (en) * 2007-12-20 2012-07-10 Ricoh Company, Ltd. Image forming apparatus and method for inhibiting the transmission of document data
JP4943354B2 (ja) * 2008-02-11 2012-05-30 株式会社リコー 情報識別装置、情報識別方法、プログラム及び記録媒体
JP4870697B2 (ja) * 2008-02-22 2012-02-08 株式会社リコー 画像処理装置、画像処理方法及び画像処理プログラム
US20090238626A1 (en) * 2008-03-18 2009-09-24 Konica Minolta Systems Laboratory, Inc. Creation and placement of two-dimensional barcode stamps on printed documents for storing authentication information
GB2461252B (en) * 2008-05-23 2010-10-06 Ingenia Holdings Catridges for reprographic devices
JP5072774B2 (ja) * 2008-08-25 2012-11-14 キヤノン株式会社 画像処理装置、方法、及び、プログラム
JP2010178047A (ja) * 2009-01-29 2010-08-12 Brother Ind Ltd 画像処理装置およびプログラム
JP4826637B2 (ja) * 2009-01-29 2011-11-30 ブラザー工業株式会社 画像処理装置およびプログラム
JP5293616B2 (ja) * 2009-03-18 2013-09-18 株式会社リコー 画像処理装置、画像処理方法、画像処理プログラム、並びにコンピュータ読み取り可能な記録媒体
JP4458381B1 (ja) * 2009-08-07 2010-04-28 キヤノン株式会社 複数の原稿を読み取ることが可能な装置、その制御方法、プログラム
US8274709B2 (en) * 2009-08-07 2012-09-25 Canon Kabushiki Kaisha Device capable of reading plural documents, method of controlling the device, and program
KR101536274B1 (ko) * 2009-09-09 2015-07-14 삼성전자주식회사 화상형성장치, 그 화상처리방법, 및 화상형성시스템
JP5071523B2 (ja) * 2010-06-03 2012-11-14 コニカミノルタビジネステクノロジーズ株式会社 地紋画像合成装置、地紋画像合成方法、およびコンピュータプログラム
US8792674B2 (en) * 2010-10-11 2014-07-29 Graphic Security Systems Corporation Method for encoding and simultaneously decoding images having multiple color components
US9092872B2 (en) * 2010-10-11 2015-07-28 Graphic Security Systems Corporation System and method for creating an animation from a plurality of latent images encoded into a visible image
JP5701025B2 (ja) * 2010-11-29 2015-04-15 キヤノン株式会社 画像処理装置、画像処理システム、画像処理装置の制御方法、及びプログラム
JP5509061B2 (ja) * 2010-12-27 2014-06-04 株式会社日立ソリューションズ 潜像重畳方法、および、潜像重畳装置、潜像重畳システム
CN103502996B (zh) * 2011-04-27 2016-06-08 惠普发展公司,有限责任合伙企业 防二重增量信息对象
JP5490058B2 (ja) * 2011-06-08 2014-05-14 キヤノン株式会社 複写禁止情報を含む2次元コードを抽出可能な画像形成装置、その画像形成方法、プログラム
US20130262333A1 (en) * 2012-03-27 2013-10-03 Document Security Systems, Inc. Systems and Methods for Identity Authentication Via Secured Chain of Custody of Verified Identity
US8893974B2 (en) * 2012-11-30 2014-11-25 Eastman Kodak Company Decoder for barcodes with anti-copy feature
US9218145B2 (en) * 2013-01-30 2015-12-22 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Print job management
JP2015219575A (ja) * 2014-05-14 2015-12-07 株式会社リコー 情報処理システム、情報処理装置、情報処理方法及びプログラム
JP6468102B2 (ja) * 2015-07-14 2019-02-13 株式会社リコー 情報処理装置、印刷システム、情報処理方法、印刷方法及びプログラム
US20180275589A1 (en) * 2016-10-06 2018-09-27 Ui Technologies, Inc. Method and system for converting a toner cartridge printer to a non-standard toner printer
JP6991072B2 (ja) * 2018-01-31 2022-01-12 シャープ株式会社 画像読取装置、画像形成装置および制御方法
US10754998B2 (en) * 2018-10-17 2020-08-25 Bank Of America Corporation Data loss prevention using machine learning
CN110136125B (zh) * 2019-05-17 2021-08-20 北京深醒科技有限公司 一种基于层次特征点匹配的图像复制移动伪造检测方法
CN112130776A (zh) * 2019-06-25 2020-12-25 株式会社理光 图像处理装置、打印系统、记录媒介及潜像嵌入方法
US11037520B2 (en) 2019-11-07 2021-06-15 International Business Machines Corporation Screen capture prevention
JP6758551B1 (ja) * 2020-02-10 2020-09-23 三菱電機株式会社 画面データ編集プログラム、画面データ編集装置、および画面データ編集方法

Family Cites Families (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE69230907T2 (de) * 1992-01-07 2000-08-17 Canon Kk Verfahren zum Verschluesseln und Entschluesseln von Farbbildsignalen
JP3548225B2 (ja) 1994-04-28 2004-07-28 キヤノン株式会社 画像処理装置及び画像処理方法
JP3111754B2 (ja) 1993-07-01 2000-11-27 ミノルタ株式会社 画像形成装置
JPH07231384A (ja) 1994-02-16 1995-08-29 Ricoh Co Ltd デジタル記録装置
US20030056104A1 (en) * 1994-03-17 2003-03-20 Carr J. Scott Digitally watermarking checks and other value documents
JPH10320497A (ja) * 1997-05-16 1998-12-04 Olympus Optical Co Ltd コード読取記録装置
JP2000076458A (ja) 1998-08-31 2000-03-14 Fuji Xerox Co Ltd カラー画像認識装置、カラー画像認識方法、および記録媒体
JP2000163594A (ja) * 1998-11-30 2000-06-16 Canon Inc 画像パタ―ン検出方法及び装置
JP2001189855A (ja) 1999-12-28 2001-07-10 Canon Inc 複写装置及びその制御方法及び記憶媒体
JP2001238075A (ja) 2000-02-23 2001-08-31 Nec Corp 画像出力装置および画像出力方法
JP4495824B2 (ja) * 2000-03-21 2010-07-07 株式会社東芝 情報処理方法
US7002710B1 (en) * 2000-04-10 2006-02-21 Hewlett-Packard Development Company, L.P. High reliability forensic color marking system
JP2002057882A (ja) * 2000-04-21 2002-02-22 Sony Corp 情報埋め込み装置及び情報埋め込み方法、情報処理装置及び情報処理方法、コンテンツ処理装置及びコンテンツ処理方法、監視装置及び監視方法、並びに、記憶媒体
JP3837999B2 (ja) 2000-06-05 2006-10-25 富士ゼロックス株式会社 画像生成方法および画像生成装置
WO2002001849A1 (fr) * 2000-06-28 2002-01-03 Sony Corporation Dispositif d'integration d'informations supplementaires et procede d'integration d'informations supplementaires
JP2003182155A (ja) * 2001-12-19 2003-07-03 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置、通常画像形成ユニット、特殊画像形成ユニットおよび画像形成方法
JP4039093B2 (ja) * 2002-03-20 2008-01-30 富士ゼロックス株式会社 画像読取装置、複写装置、およびプログラム

Cited By (31)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005046212A1 (ja) * 2003-11-11 2005-05-19 Oki Electric Industry Co., Ltd. 透かし情報埋め込み装置,透かし情報検出装置,透かし情報埋め込み方法,透かし情報検出方法,および印刷物
JP2005228271A (ja) * 2004-02-16 2005-08-25 Fuji Xerox Co Ltd 文書画像照合装置、文書画像位置合わせ方法及びプログラム
JP4517667B2 (ja) * 2004-02-16 2010-08-04 富士ゼロックス株式会社 文書画像照合装置、文書画像位置合わせ方法及びプログラム
CN100379248C (zh) * 2004-11-12 2008-04-02 夏普株式会社 图像记录设备和图像读取设备
JP2006171830A (ja) * 2004-12-13 2006-06-29 Fuji Xerox Co Ltd 出力管理装置、出力管理方法及びそのプログラム
JP4517389B2 (ja) * 2004-12-13 2010-08-04 富士ゼロックス株式会社 出力管理装置、出力管理方法及びそのプログラム
JP2006318463A (ja) * 2005-05-13 2006-11-24 Xerox Corp 機密情報を含む文書の複製を制御するシステム及び方法
JP2007022003A (ja) * 2005-07-20 2007-02-01 Fuji Xerox Co Ltd 印刷装置及び印刷物
JP2007043709A (ja) * 2005-08-02 2007-02-15 Toshiba Corp オーバレイ画像形成方法及びオーバレイ画像形成装置
JP2007074048A (ja) * 2005-09-05 2007-03-22 Fuji Xerox Co Ltd 画像処理装置、画像処理方法および画像処理プログラム
JP4587123B2 (ja) * 2005-09-05 2010-11-24 富士ゼロックス株式会社 画像処理装置、画像処理方法および画像処理プログラム
WO2007049333A1 (ja) * 2005-10-25 2007-05-03 Fujitsu Limited 背景地紋画像生成方法
JPWO2007049333A1 (ja) * 2005-10-25 2009-04-30 富士通株式会社 背景地紋画像生成方法
US7894092B2 (en) 2005-10-25 2011-02-22 Fujitsu Limited Computer-readable recording medium storing print image generating program and print image generating method
JP4604999B2 (ja) * 2005-12-13 2011-01-05 富士ゼロックス株式会社 画像形成装置及び機密文書印刷方法
JP4674538B2 (ja) * 2005-12-13 2011-04-20 富士ゼロックス株式会社 画像処理装置及び画像処理方法
JP4674539B2 (ja) * 2005-12-13 2011-04-20 富士ゼロックス株式会社 印刷指示装置、その指示方法およびプログラム
JP2007164461A (ja) * 2005-12-13 2007-06-28 Fuji Xerox Co Ltd 印刷指示装置、その指示方法およびプログラム
JP2007166220A (ja) * 2005-12-13 2007-06-28 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置及び機密文書印刷方法
JP2007166224A (ja) * 2005-12-13 2007-06-28 Fuji Xerox Co Ltd 画像処理装置及び画像処理方法
JP2007172626A (ja) * 2005-12-21 2007-07-05 Xerox Corp 背景を伴ってプリントされる電子的にストアされたフォント表現
JP2007226546A (ja) * 2006-02-23 2007-09-06 Oki Electric Ind Co Ltd 画像処理装置,画像処理方法,およびコンピュータプログラム
JP4668086B2 (ja) * 2006-02-23 2011-04-13 株式会社沖データ 画像処理装置,画像処理方法,およびコンピュータプログラム
JP2007306090A (ja) * 2006-05-09 2007-11-22 Fuji Xerox Co Ltd 画像処理装置、画像形成装置、複写禁止コード検出方法及び画像形成方法
US8073188B2 (en) 2006-10-27 2011-12-06 Fuji Xerox Co., Ltd. Image generation apparatus, computer readable medium, computer data signal, information generation method, information reading system, electronic pen and recording medium
JP2008205540A (ja) * 2007-02-16 2008-09-04 Ricoh Co Ltd 画像処理装置、画像処理方法及び画像処理プログラム
US8885224B2 (en) 2007-03-14 2014-11-11 Konica Minolta Business Technologies, Inc. Information embedding method, its program and information embedding device
US8155376B2 (en) 2007-10-22 2012-04-10 Fuji Xerox Co., Ltd. Image processor, image forming apparatus, image processing method and computer readable medium
US8229223B2 (en) 2007-11-12 2012-07-24 Fuji Xerox Co., Ltd. Image processor, image forming apparatus, image processing method and computer readable medium
CN102385491A (zh) * 2010-08-25 2012-03-21 佳能株式会社 图像处理装置及图像处理方法
JP2012150348A (ja) * 2011-01-20 2012-08-09 Infoprint Solutions Co Llc 磁性インク又はトナー、それを用いる機密文書管理装置及び機密文書管理システム

Also Published As

Publication number Publication date
JP3879552B2 (ja) 2007-02-14
US7227661B2 (en) 2007-06-05
US20030179412A1 (en) 2003-09-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3879552B2 (ja) 画像生成装置、画像読取装置、不正複製防止システム、プログラム、および出力媒体の製造方法
JP4039093B2 (ja) 画像読取装置、複写装置、およびプログラム
JP3997720B2 (ja) 画像処理装置及び画像形成装置
JP2001346032A (ja) 画像生成方法および画像生成装置
JP2007166221A (ja) 画像処理装置及び画像処理方法
JP2006303870A (ja) 画像形成装置及び方法
JP4956363B2 (ja) 情報処理装置及びその制御方法
JP2007201850A (ja) 画像形成装置、画像形成方法およびプログラム
JP2007166225A (ja) 画像形成装置及び認証方法
US20070133035A1 (en) Image-forming apparatus, image-processing apparatus, confidential document reading method, image-processing method, and image-forming method
JP4135758B2 (ja) 画像形成装置、画像形成システム及びプログラム
US7911649B2 (en) Image outputting apparatus and control method thereof with output of color copy despite setting for black and white copy
JP4182998B2 (ja) 画像生成装置、画像読取装置、不正複製防止システム、プログラム、出力媒体の製造方法
JP4587123B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法および画像処理プログラム
JP2008022175A (ja) 画像形成装置及び複写制限解除方法
JP2007166227A (ja) 画像処理装置、画像処理方法及び画像処理プログラム
JP2007306090A (ja) 画像処理装置、画像形成装置、複写禁止コード検出方法及び画像形成方法
JP4692422B2 (ja) 画像処理装置及び表示制御方法
JP2007104062A (ja) 画像処理装置、画像処理方法、画像処理プログラム、並びに、画像処理システム
JP2007166333A (ja) 画像処理装置及び画像処理方法
JP2007166335A (ja) 画像処理装置、画像処理方法及び画像処理プログラム
JP4779628B2 (ja) 画像処理装置及び画像処理方法
JP4604999B2 (ja) 画像形成装置及び機密文書印刷方法
JP4752742B2 (ja) 画像処理装置、証明書発行システム及びプログラム
JP4674539B2 (ja) 印刷指示装置、その指示方法およびプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040917

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060403

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060418

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060619

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060725

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060925

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20061017

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20061030

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101117

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111117

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111117

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121117

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121117

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131117

Year of fee payment: 7

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees