以下に、本開示の実施の形態にかかる画面データ編集プログラム、画面データ編集装置、および画面データ編集方法を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの開示が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1にかかる画面データ編集装置を備えた画面データ編集システムの構成を示す図である。画面データ編集システム1は、情報処理装置4と、入力装置3と、表示装置2とを備えている。
入力装置3は、マウス、キーボードなどであり、ユーザからの指示であるユーザ指示を受付けて情報処理装置4に入力する。ユーザ指示の例は、画面データを編集する指示である。具体的には、ユーザ指示には、連続コピーの際に用いるコピー元のオブジェクトを指定する指示(以下、コピー元指定指示という)、連続コピーによって作成するグループの属性を設定する指示(以下、属性設定指示という)、連続コピーによって作成されたオブジェクト群(以下、コピーグループという場合がある)を編集する指示(以下、編集指示という)などがある。以下の説明では、グループの属性を示す情報を、コピー属性情報という。
コピー元指定指示は、役割および機能を有した画面構成要素であるオブジェクトのコピーグループを作成する際に用いられるコピー元のオブジェクトを指定する指示である。オブジェクトのコピーグループは、コピー元指定指示で指定されたオブジェクトがコピーされることによって作成される。
コピー属性情報は、指定されたオブジェクトを指定された数だけ複製する連続コピーの際に用いられる情報である。連続コピーは、複数コピーとも呼ばれる。コピー属性情報には、オブジェクトのX方向の要素数であるX方向要素数、オブジェクトのY方向の要素数であるY方向要素数などのパラメータが含まれている。オブジェクトのX方向要素数は、画面上のX方向のオブジェクト数に対応し、オブジェクトのY方向要素数は、画面上のY方向のオブジェクト数に対応している。すなわち、コピー属性情報には、コピーグループ(オブジェクト群)を配置する際の、X方向のオブジェクトの配列数の情報と、Y方向のオブジェクトの配列数の情報とが含まれている。本実施の形態では、画面上のX方向およびY方向のうちの一方が、第1の方向であり、他方が第2の方向である。
本実施の形態では、画面内の右方向がX方向であり、画面内の下方向がY方向である場合について説明する。コピー属性情報には、コピーグループに含まれるオブジェクトの総数(後述する全体要素数)を示すパラメータが含まれていてもよい。
入力装置3は、例えば、ユーザによってコピー元となるオブジェクトが選択されると、コピー元指定指示を情報処理装置4に入力する。また、入力装置3は、例えば、ユーザによって、オブジェクトのX方向要素数およびオブジェクトのY方向要素数の少なくとも一方が指定されると、指定された情報を含んだ属性設定指示を情報処理装置4に入力する。
表示装置2は、液晶モニタなどであり、情報処理装置4から送られてくる情報を表示する。情報処理装置4から送られてくる情報は、編集中の画面データの情報などである。情報処理装置4は、PC(Personal Computer)などのコンピュータであり、画面データ編集装置10を備えている。
画面データ編集装置10は、ユーザ指示に従って画面データを編集する装置であり、画面データを編集する際の作画を支援する。画面データ編集装置10は、表示出力部11と、画面データ編集部13と、画面データ記憶部15と、を備えている。画面データ編集装置10は、作画ソフトウェアなどを用いて実現される。
画面データ編集装置10は、入力装置3から送られてくるユーザ指示に従い、連続コピーによって画面にオブジェクトを配置する。また、画面データ編集装置10は、入力装置3から送られてくるユーザ指示に従い、配置したオブジェクトのレイアウト設定、およびオブジェクトへの動作にかかわる設定などを行う。画面データ編集装置10は、画面の視認性および操作性を確保するために、オブジェクトを整列して配置する。
また、画面データ編集装置10は、入力装置3から送られてくるユーザ指示に従って、整列配置された状態のオブジェクトに対して、オブジェクトの追加または削除を実行する。
画面データ編集システム1では、画面データ編集装置10が画面データを表示装置2に表示させながら、画面データを編集し、完成した画面データを外部装置に出力する。外部装置の例は、プログラマブル表示器である。
画面データ編集部13は、コピーグループの情報を作成する機能と、オブジェクトを連続コピーする機能と、オブジェクトのレイアウトを調整する機能と、オブジェクトを編集する機能とを有している。
画面データ編集部13は、編集指示に従ってコピーグループの情報を示すコピーグループ情報を作成する。コピーグループ情報は、オブジェクトが編集される際に用いられる情報であり、コピー属性情報と、オブジェクト情報とが含まれている。オブジェクト情報は、グループに含まれるオブジェクトの情報である。
画面データ編集部13は、編集指示に従ってコピー属性情報のパラメータを編集し、コピー属性情報に従ってコピーグループに入れるオブジェクトのオブジェクト情報を編集する。オブジェクト情報には、コピー元となるオブジェクトの情報、およびコピーされたオブジェクトの情報が登録される。コピー属性情報に含まれるパラメータの例は、X方向要素数、Y方向要素数、オブジェクトの整列順序などである。
画面データ編集部13は、画面データに対してオブジェクトの連続コピーを実行する。具体的には、画面データ編集部13は、コピーグループ情報に従って、オブジェクトの連続コピーを実行することで、複数のオブジェクトが配置された画面データを作成する。画面データ編集部13は、オブジェクト情報に設定されているオブジェクトを、コピー属性情報で指定されている要素数分だけコピーし、コピー属性情報で指定されている整列順序で配置する。また、画面データ編集部13は、コピー属性情報に従って、画面データのレイアウトを調整する。
また、画面データ編集部13は、新たな編集指示を受付けると、編集指示に従って、コピー属性情報を変更し、変更後のコピー属性情報に従って画面データを変更する。画面データ編集部13は、コピー属性情報においてオブジェクト数を変更すると、画面データが変更後のオブジェクト数となるよう画面データを修正する。
表示出力部11は、画面データ編集部13が作成した画面データに対応する画面を表示装置2に表示させる。画面データ記憶部15は、画面データ編集部13が作成したコピーグループ情報および画面データを記憶しておく記憶部である。画面データ記憶部15が記憶している画面データは、プログラマブル表示器などに出力され、画面データに対応する画面がプログラマブル表示器で表示される。
図2は、実施の形態1にかかる画面データ編集装置による画面データの初回編集の処理手順を示すフローチャートである。画面データ編集装置10は、入力装置3から送られてくるコピー元指定指示を受付ける。このコピー元指定指示には、ユーザによって指定された、コピー元となるオブジェクトを指定した情報が含まれている。したがって、画面データ編集装置10は、ユーザによって指定されたオブジェクトを受付ける(ステップS10)。
また、画面データ編集部13は、入力装置3から送られてくる属性設定指示を受付ける。具体的には、画面データ編集部13は、属性設定指示に含まれている、オブジェクトのX方向およびY方向の要素数を受付ける(ステップS20)。
画面データ編集部13は、コピー元指定指示および属性設定指示に基づいて、コピーグループ情報を作成し、画面データ記憶部15は、画面データ編集部13が作成したコピーグループ情報を記憶する(ステップS30)。このコピーグループ情報には、属性設定指示に対応するコピー属性情報が含まれている。また、このコピーグループ情報には、コピー元となったオブジェクトの情報が含まれている。
画面データ編集部13は、コピー属性情報に設定されているパラメータに従って、オブジェクトの連続コピーを実行する。具体的には、画面データ編集部13は、コピー元指定指示で指定されたコピー元のオブジェクトを、コピー属性情報のパラメータで指定された要素数となるようコピーする(ステップS40)。コピーによって複数のオブジェクトの情報が生成されると、複数からなるオブジェクトの情報は、オブジェクトグループ情報として、コピーグループ情報に格納される。画面データ編集部13は、オブジェクトグループ情報を作成する際には、コピー元のオブジェクトに設定されている書込み値に対して特定値を加算することで、新たなオブジェクト情報を作成する。
画面データ編集部13は、オブジェクト情報に設定されているオブジェクトを、コピー属性情報に基づいて、画面上のX方向およびY方向に配置する。また、画面データ記憶部15は、オブジェクトグループ情報およびコピー属性情報を含んだコピーグループ情報を記憶しておく。
ここで、コピーグループ情報を含んだ画面データについて説明する。図3は、実施の形態1にかかる画面データ編集装置が作成する画面データの構成を説明するための図である。図3では、画面データ21の構成の一例を示している。画面データ21には、オブジェクト情報22およびコピーグループ情報23が含まれている。
オブジェクト情報22には、オブジェクトを識別する情報であるID(IDentification)、オブジェクトが保持するパラメータなどの情報が含まれている。オブジェクトが保持するパラメータの例は、メモリ空間のアドレスである。このメモリ空間のアドレスにオブジェクトに対応する値が書込まれる。図3に示すオブジェクト情報22では、パラメータとして書込まれる値、すなわち書込み値が「5」である場合を示している。
コピーグループ情報23は、オブジェクト群のグループの情報である。コピーグループ情報23には、オブジェクトグループ情報26およびコピー属性情報24が含まれている。コピー属性情報24には、オブジェクトのX方向要素数と、オブジェクトのY方向要素数と、オブジェクト全体の要素数である全体要素数とが設定されている。全体要素数は、コピーグループ情報23で設定されるグループ(オブジェクト群)に含まれているオブジェクトの総数である。図3に示すコピーグループ情報23の場合、全体要素数は、4つである。
また、コピー属性情報24には、X方向間隔と、Y方向間隔と、整列順序と、アスペクト比とが含まれている。X方向間隔は、オブジェクトが配置される際のX方向におけるオブジェクトの配置間隔であり、Y方向間隔は、オブジェクトが配置される際のY方向におけるオブジェクトの配置間隔である。整列順序は、オブジェクトを整列させる際の整列の順序である。各オブジェクトには、配置される順番を示す要素番号が割り当てられており、コピー属性情報24の整列順序では、各要素番号が小さい順に、何れの位置に配置されるかが規定されている。
整列順序の例としては、Z字順(Z型)、N字順(N型)などがある。図3では、整列順序がZ字順である場合を示している。Z字順の場合、画面データ編集部13は、オブジェクトを左上から右方向に配置していき、1行分のオブジェクトを配置し終えると、1つ下の行に移ってオブジェクトを右方向に配置していく。
アスペクト比は、画面に配置するオブジェクトの形状の縦横比である。コピー属性情報24においてアスペクト比が設定されている場合は、画面データ編集部13は、各オブジェクトを、設定されているアスペクト比となるよう配置する。
画面データ編集部13は、ユーザからのコピー元指定指示に従って、コピー属性情報24を作成する。画面データ編集部13は、コピー属性情報24の全体要素数に基づいて、オブジェクトグループ情報26を作成する。
オブジェクトグループ情報26には、コピー元に指定されたオブジェクトのオブジェクト情報25Xと、コピー元のオブジェクトからコピーによって作成されたオブジェクトのオブジェクト情報25A〜25Cとが含まれている。図3では、コピー元のオブジェクトのオブジェクト情報25Xが、ID=「10001」であり、書込み値が「10」である場合を示している。
また、オブジェクト情報25Aは、ID=「10002」であり、書込み値が「11」である。オブジェクト情報25Bは、ID=「10003」であり、書込み値が「12」である。オブジェクト情報25Cは、ID=「10004」であり、書込み値が「13」である。
画面データ編集部13は、オブジェクト情報25Xをコピーしてオブジェクト情報25A〜25Cを作成する際に、オブジェクト情報25Xの書込み値に特定値を加算することによって、オブジェクト情報25A〜25Cの書込み値を設定する。このとき、画面データ編集部13は、書込み値の加算パラメータに従って、オブジェクト情報25A〜25Cの書込み値を設定する。書込み値の加算パラメータは、オブジェクト情報25Xの書込み値に加算する特定値を示している。書込み値の加算パラメータは、正の値、負の値、および0(加算しない)の何れであってもよい。
このように、画面データ編集部13は、コピー元のオブジェクトで設定されている書込み値(設定値)をコピーのたびに特定値だけ増減させる。したがって、画面データ編集部13は、オブジェクト情報25Xから1つ目のコピーを実行する際には、オブジェクト情報25Xの書込み値に特定値を加算して1つ目のオブジェクト情報25Aを作成する。そして、画面データ編集部13は、オブジェクト情報25Xから2つ目のコピーを実行する際には、オブジェクト情報25Xの書込み値に特定値を2回加算して2つ目のオブジェクト情報25Bを作成する。さらに、画面データ編集部13は、オブジェクト情報25Xから3つ目のコピーを実行する際には、オブジェクト情報25Xの書込み値に特定値を3回加算して3つ目のオブジェクト情報25Cを作成する。
なお、画面データ編集部13は、1つ目のオブジェクト情報25Aの書込み値に特定値を加算して2つ目のオブジェクト情報25Bを作成してもよい。また、画面データ編集部13は、2つ目のオブジェクト情報25Bの書込み値に特定値を加算して3つ目のオブジェクト情報25Cを作成してもよい。
画面データ編集部13は、予めユーザ指示に従って、書込み値の加算パラメータを設定しておくものとする。ここでは、画面データ編集部13が、オブジェクト情報25Xの書込み値である「10」に対して順番に「1」を加算して、書込み値が「11」から「13」を設定した場合を示している。
このように、画面データ編集部13は、コピーによってオブジェクト情報25A〜25Cを作成する際には、コピー元の書込み値を特定値分だけインクリメントしていく。なお、書込み値の加算パラメータは、「1」に限らない。
また、画面データ編集部13は、オブジェクト情報25Xをコピーしてオブジェクト情報25A〜25Cを作成する際に、オブジェクト情報25XのIDに特定値を加算することによって、オブジェクト情報25A〜25CのIDを設定する。ここでは、画面データ編集部13が、オブジェクト情報25XのIDに順番に「1」を加算して、オブジェクト情報25A〜25CのIDを設定した場合を示している。このように、画面データ編集部13は、コピーによってオブジェクト情報25A〜25Cを作成する際には、コピー元のIDを特定値分だけインクリメントしていく。なお、オブジェクト情報25XのIDに対して加算される特定値は「1」に限らない。
画面データ編集部13は、コピー属性情報24の、X方向要素数、整列順序、およびY方向要素数に基づいて、オブジェクト情報25X,25A〜25Cを画面上に配置する。
また、画面データ編集部13は、X方向間隔、Y方向間隔、およびアスペクト比に基づいて、オブジェクト情報25X,25A〜25Cの画面上での配置位置および形状を調整する。
なお、コピーグループ情報23には、書込み値の加算パラメータ、またはオブジェクト情報25XのIDに対して加算される特定値が設定されていてもよい。
本実施の形態では、画面データ編集装置10が、コピーグループ情報23を再編集可能なよう記憶しておき、再編集されると、再編集後のコピーグループ情報23に基づいて、画面データ21を作成している。したがって、ユーザは、画面データ21の再編集が容易になる。また、画面データ編集装置10が、コピーグループ情報23によってオブジェクトを管理しているので、連続コピーの実行前に実行後の全体領域を把握しやすくなる。
ここで、図4を用いて、画面データ編集装置10が実行する連続コピー処理について説明する。図4に示す画面201,202は、画面データ編集装置10が、表示装置2に表示させる画面である。
図4は、実施の形態1にかかる画面データ編集装置が配置するオブジェクトを説明するための図である。図4の上段に示す画面201は、オブジェクトが連続コピーされる前の画面であり、図4の下段に示す画面202は、オブジェクトが連続コピーされた後の画面である。
ユーザによって連続コピーのコピー元となるオブジェクト51Aが指定されると、画面データ編集部13は、X方向要素数およびY方向要素数を編集するための編集インタフェース50を画面201に表示させる。
ここでは、X方向要素数として「3」が入力され、Y方向要素数として「2」が入力された場合を示している。この場合の全体要素数は、「6」である。画面データ編集部13は、X方向に3個、Y方向に2個の合計6個のオブジェクトを画面202に配置する。画面202では、コピーグループ55として、オブジェクト51A〜51Fが配置された場合を示している。
画面データ編集部13は、画面202の画面データを画面データ記憶部15に記憶させる。また、画面データ編集部13は、画面202の画面データを作成する際に用いたコピーグループ情報23を画面データ記憶部15に記憶させる。すなわち、画面データ編集部13は、ユーザによって入力されたX方向要素数、Y方向要素数、および整列順序が設定されたコピーグループ情報23を画面データ記憶部15に記憶させる。
画面データ編集装置10は、作成済みの画面データを再編集する指示、すなわち新たな編集指示がユーザからあった場合、ユーザ指示に従って画面データを再編集する。図5は、実施の形態1にかかる画面データ編集装置による画面データの再編集の処理手順を示すフローチャートである。
ユーザが、コピーグループ情報23が設定されているコピーグループを選択すると、入力装置3から、コピーグループを指定した情報が、画面データ編集部13に送られる。これにより、画面データ編集部13は、コピーグループを受付ける(ステップS110)。
表示出力部11は、受付けたコピーグループのコピーグループ情報23に基づいて、コピーグループの要素数を表示装置2に表示させる。すなわち、表示出力部11は、コピーグループ情報23の一部として記憶しているX方向およびY方向の要素数を表示装置2に表示させる(ステップS120)。
ユーザが、入力装置3に属性設定指示を入力すると、入力装置3は、属性設定指示を画面データ編集装置10に送る。画面データ編集部13は、入力装置3から送られてくる属性設定指示を受付ける。具体的には、画面データ編集部13は、属性設定指示に含まれている、オブジェクトのX方向およびY方向の要素数を受付ける。すなわち、画面データ編集部13は、オブジェクトのX方向およびY方向の要素数の編集を受付ける(ステップS130)。
画面データ編集部13は、属性設定指示で指定されているX方向およびY方向の要素数で、記憶しているコピー属性情報24のX方向およびY方向の要素数を更新する(ステップS140)。このように、画面データ編集部13は、新たな属性設定指示が送られてくると、コピー属性情報24を更新する。
画面データ編集部13は、更新されたコピー属性情報24に従って、オブジェクトグループ情報26を編集する。画面データ編集部13は、コピー属性情報24に設定されている全体要素数に変更があったか否かを判定する(ステップS145)。
コピー属性情報24に設定されている全体要素数に変更があった場合(ステップS145、Yes)、画面データ編集部13は、コピー属性情報24に設定されている全体要素数が増加したか否かを判定する(ステップS150)。
コピー属性情報24に設定されている全体要素数が増加した場合(ステップS150、Yes)、画面データ編集部13は、グループ内の整列順で末尾のオブジェクトをコピーする(ステップS160)。画面データ編集部13は、末尾のオブジェクトに設定されている書込み値に対して特定値を加算することで、新たなオブジェクト情報を作成する。
コピー属性情報24に設定されている全体要素数が減少した場合(ステップS150、No)、画面データ編集部13は、グループ内の整列順で末尾のオブジェクトから順に必要数(減少数)を削除する(ステップS170)。
画面データ編集部13は、ステップS160またはS170の処理を実行した後、オブジェクト数が、更新後のX方向およびY方向の要素数となるよう、オブジェクトの配置を変更する。すなわち、画面データ編集部13は、コピー属性情報24のX方向要素数およびY方向要素数に基づいて、画面のオブジェクトのX方向およびY方向の配置数を変更する(ステップS180)。また、コピーグループ情報23に設定されている全体要素数に変更がない場合(ステップS145、No)、画面データ編集部13は、ステップS180の処理を実行する。画面データ編集部13は、コピー属性情報24の整列順序に従って、オブジェクトを画面上に配置する。画面データ記憶部15は、画面データ編集部13が編集したコピーグループ情報23を記憶しておく。
図6は、実施の形態1にかかる画面データ編集装置が再編集したオブジェクトを説明するための図である。図6の上段に示す画面203は、コピーグループ情報23に新たなコピー属性情報24が設定される際の画面であり、図6の下段に示す画面204は、新たなコピー属性情報24に従ってオブジェクトが再配置された後の画面である。
図4の下段に示した画面202上で、ユーザによって編集対象のコピーグループ55が指定されると、表示出力部11は、編集インタフェース50を画面203に表示させる。このとき、表示出力部11は、画面202を作成する際に設定されたX方向要素数およびY方向要素数を表示した編集インタフェース50を、画面203に表示させる。
この編集インタフェース50に対して、新たなX方向要素数またはY方向要素数が入力されると、画面データ編集部13は、コピー属性情報24を変更する。ここでは、X方向要素数として「4」が入力され、Y方向要素数は「2」のまま変更されていない場合を示している。画面データ編集部13は、X方向要素数およびY方向要素数に従って、すなわち、X方向の配列数およびY方向の配列数に従って、オブジェクトを画面204に配置する。ここでの画面データ編集部13は、X方向に4個、Y方向に2個の合計8個のオブジェクトを画面204に配置する。画面204では、コピーグループ55として、オブジェクト51A〜51F,52,53が配置された場合を示している。
本実施の形態の画面データ編集部13は、画面データ記憶部15が記憶しているコピーグループ情報23に対し、ユーザ指示に対応する変更を加えることで、新たなコピーグループ情報23を作成する。このとき、画面データ編集部13は、新たなコピー属性情報24に基づいて、オブジェクト51Fのオブジェクト情報から、オブジェクト52,53のオブジェクト情報を作成する。
画面データ編集部13が、オブジェクト51Fのオブジェクト情報から、オブジェクト52,53のオブジェクト情報を作成する処理は、画面データ編集部13がオブジェクト51Aのオブジェクト情報からオブジェクト51B〜51Fのオブジェクト情報を作成する処理と同様の処理である。
画面データ編集部13が、新たなコピー属性情報24に基づいて、オブジェクト51A〜51F,52,53を配置する。すなわち、ステップS160で説明したように、画面データ編集部13は、グループ内の整列順で末尾のオブジェクト51Fをコピーしたオブジェクト52,53を、オブジェクト51Fの後に配置する。
この場合において、画面データ編集部13は、コピー属性情報24が変更される前からコピー属性情報24に設定されていた情報を用いて、オブジェクト51A〜51F,52,53を画面204に配置する。例えば、画面データ編集部13は、コピー属性情報24に設定済みの整列順序に基づいて、オブジェクト51A〜51F,52,53を配置する。
画面データ編集装置10では、画面データ記憶部15が整列順序を記憶しているので、画面データ編集部13は、オブジェクト51A〜51Fがオブジェクト51A〜51Fの順番で整列されていたことが分かる。したがって、画面データ編集部13は、オブジェクト52,53が追加された場合も、整列順序に沿ってオブジェクト51A〜51Fを配置し、さらに整列順序に沿ってオブジェクト52,53を配置する。
また、画面データ編集部13は、コピー属性情報24に設定済みのX方向間隔、Y方向間隔、アスペクト比などに基づいて、オブジェクト51A〜51F,52,53を配置する。このように、画面データ編集部13は、画面データ記憶部15で記憶されているコピー属性情報24に沿って容易にオブジェクト51A〜51F,52,53を配置することができる。
このように、既に構成されている画面データに対して整列配置したいオブジェクト数に変更が生じた場合、ユーザは、コピー属性情報24の再編集のみで整列配置をやり直すことが可能となる。
画面データ編集部13は、画面204の画面データを画面データ記憶部15に記憶させる。また、画面データ編集部13は、画面204の画面データを作成する際に用いたコピーグループ情報23を画面データ記憶部15に記憶させる。この後、画面データ編集部13は、コピーグループ55を再編集する際には、画面データ記憶部15が記憶している最新のコピーグループ情報23を用いる。
このように、画面データ編集装置10は、複数のオブジェクトを1つのオブジェクトのように扱わず、複数のオブジェクトを1つのグループとして管理する。画面データ編集装置10は、コピーグループ情報23を管理することで、グループ単位で、コピー属性情報24を保持することが可能となり、先に編集されたコピー属性情報24の値を、編集後のコピーグループ情報23に反映することができる。
本実施の形態では、コピーグループ情報23によってオブジェクトを管理しているので、連続コピー実行後に、ユーザは、オブジェクトの整列のやり直しが不要になる。すなわち、オブジェクト群の全体要素数に変更が発生した場合であっても、ユーザは、全体要素数、X方向要素数、またはY方向要素数を編集するだけで、整列配置されているオブジェクト群の編集が可能となり、画面編集の手間を省くことができる。
このように、実施の形態1の画面データ編集装置10は、作成済みのオブジェクト群に対してX方向要素数またはY方向要素数の変更指示を受付けると、オブジェクトの配列数を変更し、配列数を変更した後のコピーグループ情報23に基づいて、配列数を変更したオブジェクト群を画面データに再配置している。また、画面データ記憶部15は、コピーグループ情報23を記憶しておく。したがって、ユーザは、連続コピーで作成されているオブジェクト群に対してオブジェクトを容易に追加または削除することが可能となる。
実施の形態2.
つぎに、図7から図23を用いて実施の形態2について説明する。実施の形態2の画面データ編集装置10は、実施の形態1の画面データ編集装置10と同様の構成を有している。実施の形態2では、画面データ編集装置10が、コピー元となるオブジェクトが配置されている領域(後述するオブジェクト配置領域40)の表示サイズを維持した状態で、連続コピーを行う。すなわち、画面データ編集装置10は、連続コピーの対象とする最初のオブジェクトを配置する際に、最初のオブジェクトの表示サイズが最終的なレイアウト領域であるオブジェクト配置領域40(連続コピーによって整列配置したいオブジェクト群の全体領域)と同一となるよう、最初のオブジェクトの表示サイズを設定する。
実施の形態2では、オブジェクト配置領域40を分割し、分割した領域にオブジェクトを配置するので、オブジェクト配置領域40に配置されるオブジェクトの個数と、オブジェクト配置領域40の分割数とは同じである。
図7は、実施の形態2にかかる画面データ編集装置による画面データの初回編集の処理手順を示すフローチャートである。図7に示す処理のうち、実施の形態1の図2で説明した処理と同様の処理については、重複する説明は省略する。
画面データ編集部13は、ユーザによって指定されたオブジェクトを受付ける(ステップS210)。また、画面データ編集部13は、コピー属性情報24に含まれている、オブジェクト配置領域40のX方向およびY方向の要素数を受付ける(ステップS220)。
図8は、実施の形態2にかかる画面データ編集装置が設定するオブジェクトの配置領域を説明するための図である。図8では、オブジェクトが連続コピーされる前の画面101を示している。
オブジェクトのエディタ画面である画面101では、オブジェクト配置領域40にコピー元のとなる1つのオブジェクト41が配置されている。オブジェクト41が連続コピーされる前は、オブジェクト配置領域40とオブジェクト41が表示される領域とは、同じ領域である。
画面データ編集部13は、コピー元指定指示およびコピー属性情報24に基づいて、コピーグループ情報23を作成し、画面データ記憶部15は、オブジェクト配置領域40とともに、画面データ編集部13が作成したコピーグループ情報23を記憶する(ステップS230)。
画面データ編集部13は、オブジェクト配置領域40を、コピー属性情報24に設定されている要素数で除算することで、オブジェクトの表示サイズを算出し、算出した表示サイズにコピー元のオブジェクトを変形する(ステップS240)。
画面データ編集部13は、コピーグループ情報23に設定されているパラメータに従って、オブジェクトの連続コピーを実行する。具体的には、画面データ編集部13は、コピー元のオブジェクトを、パラメータで指定された要素数となるようコピーする(ステップS250)。画面データ編集部13は、コピー元のオブジェクトをコピーする際には、コピー元のオブジェクトに設定されている書込み値に対して特定値を加算することで、新たなオブジェクト情報を作成する。
画面データ編集部13は、オブジェクト情報に設定されているオブジェクトを、コピー属性情報に基づいて、画面上のX方向およびY方向に配置する。また、画面データ記憶部15は、オブジェクトグループ情報およびコピー属性情報を含んだコピーグループ情報を記憶しておく。
ここで、連続コピーが実行される際に画面に表示させる情報について説明する。連続コピーが実行される際には、X方向要素数およびY方向要素数を編集するための編集インタフェース、連続コピーされたオブジェクトなどが画面に表示される。
図9は、実施の形態2にかかる画面データ編集装置が表示させる編集インタフェースを説明するための図である。ユーザによってオブジェクト41が選択されると、画面データ編集部13が、オブジェクト数を編集するための編集インタフェースを画面102に表示させる。ここでの編集インタフェースは、X方向要素数を受付ける編集インタフェース32、Y方向要素数を受付ける編集インタフェース33、および全体要素数を受付ける編集インタフェース31である。
このように、本実施の形態では、ユーザがオブジェクト41を選択すれば、表示出力部11が、編集インタフェース31〜33を画面102に表示させる。これにより、ユーザは、オブジェクトを選択する処理の後に、連続コピーを指示する処理を行うことなく、連続コピーを指示するための画面を表示させることができる。したがって、ユーザは、連続コピー機能へ容易にアクセスすることが可能となる。
編集インタフェース31〜33に対してユーザが数値を入力すると、画面データ編集部13が、コピーグループ情報23を作成する。画面データ編集部13は、作成したコピーグループ情報23に、編集インタフェース32に入力されたX方向要素数と、編集インタフェース33に入力されたY方向要素数と、編集インタフェース31に入力された全体要素数とを設定する。画面データ編集部13は、編集インタフェース31に全体要素数が入力されなかった場合には、X方向要素数とY方向要素数とを積算することによって全体要素数を算出し、算出した全体要素数をコピーグループ情報23に設定する。なお、コピーグループ情報23に設定されるオブジェクトは、1つのオブジェクトであってもよい。
画面データ編集部13は、コピーグループ情報23のX方向要素数に「N」(Nは自然数)を設定し、コピーグループ情報23のY方向要素数に「M」(Mは自然数)を設定した場合、作成済みであるコピー元のオブジェクト情報を作成しなくてもよいので、(N×M)−1個のオブジェクト情報を作成する。
コピーグループ情報23に含まれる1つ目のオブジェクト情報は、コピー元であるオブジェクト41のオブジェクト情報である。コピーグループ情報23に含まれる2つ目以降のオブジェクト情報は、図3で説明した処理と同様の処理によって画面データ編集部13が作成する。
画面データ編集部13は、コピーグループ情報23に基づいて、連続コピーを実行する。図10は、実施の形態2にかかる画面データ編集装置がX方向にオブジェクトを連続コピーする処理を説明するための図である。
図10では、画面102において、コピーグループ情報23のX方向要素数に「4」が登録された場合を示している。画面データ編集部13は、X方向要素数に基づいて、オブジェクト41をX方向に連続コピーする。この場合において、画面データ編集部13は、オブジェクト配置領域40内にオブジェクトが収まるよう連続コピーを実行する。画面データ編集部13は、オブジェクト配置領域40のX方向を、X方向要素数に分割する。ここでの画面データ編集部13は、オブジェクト配置領域40のX方向を4つに分割する。
画面データ編集部13は、分割後の4つの領域に、それぞれ1つずつオブジェクトを配置する。図10に示すオブジェクト41Aは、オブジェクト41の表示サイズを小さくしたオブジェクトである。オブジェクト41B〜41Dは、オブジェクト41を連続コピーし、表示サイズを小さくしたオブジェクトである。このように、画面データ編集部13は、連続コピー実行前のオブジェクト配置領域40に収まるようにオブジェクト41B〜41Dの表示サイズを調整する。
図11は、実施の形態2にかかる画面データ編集装置がY方向にオブジェクトを連続コピーする処理を説明するための図である。画面データ編集部13は、X方向と同様の手順でY方向へもオブジェクトの連続コピーを実行する。
図11では、画面102において、コピーグループ情報23のY方向要素数に「2」が登録された場合を示している。画面データ編集部13は、Y方向要素数に基づいて、オブジェクト41をY方向に連続コピーする。この場合において、画面データ編集部13は、オブジェクト配置領域40内にオブジェクトが収まるよう連続コピーを実行する。画面データ編集部13は、オブジェクト配置領域40のY方向を、Y方向要素数に分割する。ここでの画面データ編集部13は、オブジェクト配置領域40のY方向を2つに分割する。この結果、オブジェクト配置領域40は、8つに分割される。
画面データ編集部13は、分割後の8つの領域に、それぞれ1つずつオブジェクトを配置する。図11では、オブジェクト配置領域40内にオブジェクト41A〜41Hが配置された場合を示している。
オブジェクト41Aには、オブジェクト41のオブジェクト情報が対応付けされている。また、オブジェクト41B〜41Hには、画面データ編集部13が作成したオブジェクト情報が対応付けされている。
画面データ編集装置10は、作成済みの画面データを再編集する指示、すなわち新たな編集指示がユーザからあった場合、ユーザ指示に従って画面データを再編集する。図12は、実施の形態2にかかる画面データ編集装置による画面データの再編集の処理手順を示すフローチャートである。図12に示す処理のうち、実施の形態1の図5で説明した処理と同様の処理については、重複する説明は省略する。
画面データ編集装置10は、ステップS110からS180の処理を実行した後、画面データ記憶部15で、画面データ編集部13が編集したコピーグループ情報23を記憶しておく。そして、画面データ編集装置10は、オブジェクト配置領域40におけるオブジェクトの1要素分の表示サイズを算出する(ステップS310)。具体的には、画面データ編集部13は、画面データ記憶部15が記憶しているオブジェクト配置領域40のX方向を、X方向要素数で除算することで、オブジェクトの1要素分のX方向の表示サイズを算出する。また、画面データ編集部13は、オブジェクト配置領域40のY方向を、Y方向要素数で除算することで、オブジェクトの1要素分のY方向の表示サイズを算出する。
画面データ編集部13は、各オブジェクトの表示サイズを、算出した1要素分の表示サイズに変形させる(ステップS320)。そして、画面データ編集部13は、変形させたオブジェクトをオブジェクト配置領域40内で整列させる(ステップS330)。
ところで、仕様変更などにより、画面データ編集装置10が、ユーザ指示として、全体要素数を増やす指示を受付ける場合がある。画面データ編集装置10が、全体要素数を増やす場合の処理について説明する。
図13は、実施の形態2にかかる画面データ編集装置が全体要素数を増やす処理を説明するための図である。図13の上段に示す画面106Aは、図11に示した画面102においてX方向要素数が「4」から「5」に増やされた場合の画面であり、図13の下段に示す画面106Bは、画面106Aにおいて全体要素数が「10」から「9」に減らされた場合の画面である。
画面106Aに示すように、ユーザによってX方向要素数が「4」から「5」に変更されると、画面データ編集装置10が、X方向のオブジェクトを4つから5つに変更する。これにより、画面データ編集装置10は、全体要素数を「8」から「10」に変更する。
この後、画面106Bに示すように、ユーザによって要素数が「10」から「9」に変更される場合がある。すなわち、オブジェクト群に含まれるオブジェクトの個数として、X方向要素数とY方向要素数との積算値よりも少ない個数が指定される場合がある。この場合、画面データ編集部13は、オブジェクト群の中で最後に作成された末尾のオブジェクトよりも後の領域に余白を設ける。すなわち、画面データ編集部13が、末尾のオブジェクトを削除することで、X方向の2行目のオブジェクトを5つから4つに変更する。図13では、削除されたオブジェクトが配置されていた領域を領域PAで示している。
ところで、連続コピーを用いて構築された画面データのオブジェクト群に対して、プログラマブル表示器の更新、または不具合の改修などで画面データの編集が必要になる場合がある。この場合において、整列されたオブジェクトの末尾に新たなオブジェクトを追加する場合に限らず、整列されたオブジェクトの間にオブジェクトが挿入される場合もある。また、整列されたオブジェクト間からオブジェクトが削除される場合もある。これらの処理を容易にするため、画面データ編集部13は、オブジェクト配置領域40内において、各オブジェクトの整列順序に応じて、各オブジェクトの配置領域に領域番号などの識別情報をつけて管理する。なお、各オブジェクトの整列順序は、コピー属性情報24において任意の順序を設定可能である。本実施の形態では、Z字順でオブジェクトが整列される場合について説明する。
図14は、実施の形態2にかかる画面データ編集装置が管理する領域番号を説明するための図である。画面データ編集部13は、オブジェクト配置領域40に対して、オブジェクトの整列順序(ここではZ字順)で領域番号を設定する。オブジェクト配置領域40内の1つの配置領域には1つのオブジェクトが配置されるものとする。
例えば、オブジェクト配置領域40に対して10個のオブジェクトが配置される場合、オブジェクト配置領域40には配置領域PE1〜PE10が設定される。図14では、1行目の最も左にある配置領域PE1の領域番号が「1」であり、1行目の最も右にある配置領域PE5の領域番号が「5」である。また、2行目の最も左にある配置領域PE6の領域番号が「6」であり、2行目の最も右にある配置領域PE10の領域番号が「10」である。
画面データ編集部13は、コピーグループ情報23で管理されているグループ内のオブジェクトに対し、コピーした順番に従って、一意に識別可能な連続する要素番号を割り付ける。画面データ編集部13は、コピーグループ情報23内において、オブジェクトのIDと、オブジェクトに割り当てた要素番号との対応関係を示すリスト(以下、オブジェクトリストという)301を管理している。オブジェクトリスト301に示すように、例えば、オブジェクトのIDが「1001」であるオブジェクトの要素番号は「1」である。画面データ編集部13は、領域番号と要素番号との対応関係に基づいて、オブジェクトの配置位置を決定する。以下の説明では、領域番号と要素番号とが同じである場合について説明する。
図14では、配置領域PE1が要素番号の「1」に対応し、配置領域PE2が要素番号の「2」に対応し、配置領域PE3が要素番号の「3」に対応する場合を示している。この場合、画面データ編集部13は、要素番号が「1」であるオブジェクトを配置領域PE1に配置し、要素番号が「2」であるオブジェクトを配置領域PE2に配置し、要素番号が「3」であるオブジェクトを配置領域PE3に配置する。
画面データ編集装置10は、各配置領域PE1〜PE10に要素番号または領域番号を表示させてもよい。図15は、実施の形態2にかかる画面データ編集装置が表示させる要素番号を説明するための図である。図15では、要素番号を表示させた画面107を示している。
表示出力部11は、各要素番号を、要素番号に対応する配置領域に表示させる。表示出力部11は、要素番号を画面107上の配置領域に表示させることで、連続コピーを実行した後でも、ユーザは、オブジェクトがどのような並び順に整列しているのかを目視で確認することが可能となる。
つぎに、画面上でオブジェクトの位置が変更される場合について説明する。図16は、ユーザによるオブジェクトの位置変更指示を説明するための図である。図17は、実施の形態2にかかる画面データ編集装置が、オブジェクトの位置変更を実行する際の処理を説明するための図である。
図16では、要素番号を表示させた画面108を示している。図16および図17では、ユーザが、画面108に対して、要素番号が「9」であるオブジェクトを、要素番号が「7」であるオブジェクトの位置に移動させる指示を入力装置3に入力した場合について説明する。ここでは、要素番号が「7」であるオブジェクトは、IDが「1007」で書込み値が「16」である。また、要素番号が「8」であるオブジェクトは、IDが「1008」で書込み値が「17」であり、要素番号が「9」であるオブジェクトは、IDが「1009」で書込み値が「18」である場合について説明する。なお、ユーザは、要素番号ではなくオブジェクト自体を表示した画面に対して、オブジェクトの位置を変更させる指示を入力してもよい。
ユーザは、例えば、マウスのドラッグ操作等によってオブジェクトの位置を変更する。この操作内容は、ユーザ指示として、入力装置3から画面データ編集装置10に送られる。これにより、画面データ編集部13は、移動対象であるオブジェクトのインデックスに相当する要素番号を、移動先の領域番号に置き換える。
要素番号が「9」であるオブジェクトを、要素番号が「7」であるオブジェクトの位置に移動させる場合、画面データ編集部13は、オブジェクトリスト301を新たなオブジェクトリスト302に変更する。オブジェクトリスト302中では要素番号の重複は許されないので、画面データ編集部13は、重複している要素番号以降の要素番号を、全て1ずつ増やす。すなわち、画面データ編集部13は、要素番号が「9」であるオブジェクトを、要素番号が「7」であるオブジェクトの位置に移動させる場合、新たなオブジェクトリスト302に対し、要素番号が「9」であったオブジェクトの要素番号を「9」から「7」に変更する。さらに、画面データ編集部13は、新たなオブジェクトリスト302に対し、要素番号が「7」であったオブジェクトの要素番号を「7」から「8」に変更し、要素番号が「8」であったオブジェクトの要素番号を「8」から「9」に変更する。画面データ編集部13は、変更後のオブジェクトリスト302を画面データ記憶部15に記憶させる。
画面データ編集部13は、要素番号の変更に従って、オブジェクト配置領域40に配置するオブジェクトを変更する。ここでの画面データ編集部13は、要素番号が「7」に変更されたIDが「1009」のオブジェクトを、「7」の領域番号で示される配置領域に配置する。また、画面データ編集部13は、要素番号が「8」に変更されたIDが「1007」のオブジェクトを、「8」の領域番号で示される配置領域に配置し、要素番号が「9」に変更されたIDが「1008」のオブジェクトを、「9」の領域番号で示される配置領域に配置する。
このように、画面データ編集装置10は、新たな要素番号に対応付けされた領域番号の配置領域に、新たな要素番号が割り当てられたオブジェクトを移動させることで、オブジェクトの整列順序の入れ替えを実現する。すなわち、画面データ編集部13は、オブジェクトリスト301の変更によって、要素番号の順序が入れ替えられると、変更後のオブジェクトリスト302に従って画面108上でのオブジェクトの配置の位置を入れ替える。これにより、画面データ編集装置10は、画面データの拡張によって追加したオブジェクトを、任意の位置に容易に挿入することが可能となる。
ここで、オブジェクトの表示形状について説明する。図18は、オブジェクトの表示形状を説明するための図である。図18の上段に示す表示処理501は、オブジェクト配置領域40を設定せずに、連続コピーが実行される場合の処理を示している。図18の下段に示す表示処理502は、オブジェクト配置領域40を設定し、かつオブジェクトの形状を考慮せずに連続コピーが実行される場合の処理を示している。
表示処理501では、オブジェクト61Xがコピー元のオブジェクトであり、オブジェクト61Xを用いてオブジェクト61Y,61Zが作成される。表示処理502では、オブジェクト61Xがコピー元のオブジェクトであり、オブジェクト61Xを用いてオブジェクト61B,61C,61Dが作成される。
表示処理501のように、オブジェクト配置領域40を設定せずに、連続コピーが実行される場合、コピー元のオブジェクトの表示サイズおよび表示形状は不変である。また、コピー元のオブジェクトの表示サイズおよび表示形状と、コピーされたオブジェクトの表示サイズおよび表示形状とは同じである。
一方、表示処理502の場合、連続コピーによって作成されたオブジェクト61B〜61Dの表示形状が、コピー元のオブジェクト61Xとは異なる。アイコンなどが表現されている画像がオブジェクトに設定されて画面に配置される場合、オブジェクトの表示形状が変更されると、画像のアスペクト比が変わるので、当初の画像が持つイメージが変わり、視認性が阻害される可能性がある。
そこで、本実施の形態の画面データ編集部13は、オブジェクト配置領域40内に連続コピーを実行する際に、オブジェクトのアスペクト比を維持する。図19は、実施の形態2にかかる画面データ編集装置が、オブジェクトのアスペクト比を維持しつつ連続コピーを実行する処理を説明するための図である。
画面データ編集部13は、図19に示す表示処理503を実行する。表示処理503では、オブジェクト62がコピー元のオブジェクトである。画面データ編集装置10へは、コピーグループのパラメータとして、コピーグループの1要素であるオブジェクトの、アスペクト比および最小表示サイズを設定(以下、最小表示設定という)しておく。最小表示サイズは、オブジェクト1つ当たりの表示領域の最小サイズの許容値である。これらの最小表示設定は、ユーザ指示に従って行われる。
画面データ編集部13は、最小表示設定が行われていない場合には、オブジェクト配置領域40がX方向要素数およびY方向要素数に基づいて分割された格子状の各配置領域と同じサイズにオブジェクトの表示サイズを変形する。最小表示設定が行われておらずX方向要素数が「3」である場合、画面データ編集部13は、オブジェクト62を用いてオブジェクト62A,62B,62Cを作成する。これらのオブジェクト62A〜62Cは、コピー元のオブジェクト62とアスペクト比が同じであり、オブジェクト配置領域40内に収まる表示サイズとなるようサイズ調整されている。
画面データ編集部13は、最小表示設定が行われている場合、オブジェクトのアスペクト比を維持しつつ、格子状の配置領域内に内接する最大の表示サイズにオブジェクトを変形させた場合に、オブジェクトが最小表示サイズを満たすか否かを判定する。オブジェクトの変形結果が最小表示サイズを満たさない場合、画面データ編集部13は、オブジェクトのアスペクト比を満たし、且つオブジェクトの変形結果が最小表示サイズを満たすよう、X方向要素数およびY方向要素数を変更する。
例えば、X方向要素数の変更によってオブジェクト62の変形結果であるオブジェクト62A〜62Cが最小表示サイズを満たさなくなる場合がある。この場合、画面データ編集部13は、X方向要素数を減らしY方向要素数を増やすことで、オブジェクト62の変形結果が最小表示サイズを満たすことができるか否かを検証する。画面データ編集部13は、X方向要素数を減らしY方向要素数を増やすことで、オブジェクト62の変形結果が最小表示サイズを満たすことができる場合には、X方向要素数を減らしY方向要素数を増やす。
図19では、画面データ編集部13が、オブジェクト62A〜62Cに対し、X方向要素数を「3」から「2」に減らし、Y方向要素数を「1」から「2」に増やした場合のオブジェクト63A,63B,63Cを図示している。画面データ編集部13は、X方向要素数が「2」でありY方向要素数が「2」である格子状の領域に、整列順序に従って、オブジェクト63A,63B,63Cを配置する。これにより、オブジェクト63Aは、オブジェクト配置領域40内の1行目の左端に配置され、オブジェクト63Bは、オブジェクト配置領域40内の1行目の右端に配置され、オブジェクト63Cは、オブジェクト配置領域40内の2行目の左端に配置される。
同様に、Y方向要素数の変更によってオブジェクト62の変形結果であるオブジェクト62A〜62Cが最小表示サイズを満たさなくなる場合がある。この場合、画面データ編集部13は、X方向要素数の変更によってオブジェクト62A〜62Cが最小表示サイズを満たさなくなった場合と同様の処理を実行する。なお、オブジェクト配置領域40において、オブジェクトが配置されていない領域は余白領域となる。
つぎに、オブジェクトリスト301を用いた連続コピー処理(ここでは第1の連続コピー処理という)と、オブジェクトリスト301を用いない連続コピー処理(ここでは第2の連続コピー処理という)との違いについて説明する。
図20は、オブジェクトリストを用いない連続コピー処理を説明するための図である。図21は、実施の形態2にかかる画面データ編集装置が実行する、オブジェクトリストを用いた連続コピー処理を説明するための図である。
第1の連続コピー処理および第2の連続コピー処理の何れにおいても、オブジェクトが保持する数値、またはオブジェクトに連続性のある値が設定される設定項目の値が、特定の間隔で加減算されてコピー後のオブジェクトが作成される。すなわち、連続コピーの際には、連続コピーで作成される各オブジェクトに対し、パラメータで指定される設定項目の値に連続性を持たせた設定が行われる。このように、連続コピーは、単純なデータのコピーではない。
第2の連続コピー処理では、オブジェクトリスト301を用いていないので、連続コピーが実行された後の再編集性に乏しい。例えば、オブジェクトの整列順序に沿って規則的にパラメータが増加していくことに意味があるオブジェクト群の場合、途中にオブジェクトを挿入すると以降のオブジェクトの設定をすべて再設定する必要が生じる。
図20では、オブジェクト65A〜65Cが作成された後、オブジェクト65Aをコピーしたオブジェクト65Xをオブジェクト65Bの位置に挿入する場合について説明する。
オブジェクト65Aは、IDが「10001」であり、書込み値が「11」である。オブジェクト65Bは、IDが「10002」であり、書込み値が「12」である。オブジェクト65Cは、IDが「10003」であり、書込み値が「13」である。この場合、新たなオブジェクト65Xは、4つ目のオブジェクトなのでIDが「10004」となり、またオブジェクト65Bの位置に挿入されるので、書込み値が「12」となる。
このような第2の連続コピー処理が行われる場合、オブジェクト65Bは、オブジェクト65A,65Xに続く位置に配置されるので、オブジェクト65Bの書込み値は「13」となるべきであり、オブジェクト65Cの書込み値は「14」となるべきである。ところが、第2の連続コピー処理では、オブジェクトリスト301がないので、ユーザが、オブジェクト65B,65Cの書込み値を設定し直す必要がある。図20では、書込み値を設定し直す必要がある箇所を四角の枠で示している。
図21では、オブジェクト66A〜66Cが作成された後、オブジェクト66Aをコピーしたオブジェクト66Dをオブジェクト66Bの位置に挿入する場合について説明する。ここでは、画面データ編集装置10が、連続コピーグループに属するオブジェクトの保持する設定項目の値(書込み値)として、オブジェクトに関連づいている要素番号を用いている。すなわち、画面データ編集部13は、オブジェクトの書込み値を、オブジェクトの要素番号を含んだ数式で設定している。なお、画面データ編集装置10は、図20で説明した処理のように、オブジェクトの書込み値として、オブジェクトに関連づいている要素番号を用いなくてもよい。
オブジェクト66Aは、要素番号が「1」であり、IDが「10001」であり、書込み値が「要素番号+10」、すなわち書込み値が「11」である。オブジェクト66Bは、要素番号が「2」であり、IDが「10002」であり、書込み値が「要素番号+10」、すなわち書込み値が「12」である。オブジェクト66Cは、要素番号が「3」であり、IDが「10003」であり、書込み値が「要素番号+10」、すなわち書込み値が「13」である。この場合、新たなオブジェクト66Dは、4つ目のオブジェクトなのでIDが「10004」となる。また、オブジェクト66Dは、オブジェクト66Bの位置に挿入されるので、要素番号は「2」となり、書込み値は「12」となる。
第1の連続コピー処理では、画面データ編集装置10が、オブジェクトリスト301を用いて連続コピーを実行するので、画面データ編集装置10は、オブジェクト66B,66Cの書込み値についても、オブジェクトリスト301に基づいて設定することができる。したがって、ユーザは、オブジェクト66B,66Cの書込み値を設定し直さなくてもよい。このように、画面データ編集装置10は、オブジェクトリスト301で要素番号を管理しているので、配置位置を変更するオブジェクト66B,66Cに対しても、要素番号を用いた書込み値の設定を行うことが可能となる。
また、画面データ編集装置10は、オブジェクトが保持する書込み値として、オブジェクトに関連づいている要素番号を用いているので、オブジェクトの整列順序が変更された場合であっても、ユーザは、新たな整列順序に沿った書込み値をオブジェクトに対して間接的に指定することができる。また、オブジェクトが保持する書込み値を、要素番号を用いた数式で指定しておくことで、書込み値への様々な設定の要求に対応することが可能となる。
ここで、コピーグループ情報23を用いずに連続コピーが実行される際の処理について説明する。図22は、コピーグループ情報を用いずに連続コピーが実行される際の処理を説明するための図である。
図22の上段に示す画面105Aは、X方向要素数が「4」であり、Y方向要素数が「2」である場合のオブジェクト群を示している。連続コピーによって、オブジェクト群の2行目の左から2つ目のオブジェクトOB1と右から2つ目のオブジェクトOB3との間の位置P1に新たなオブジェクトが挿入される場合、ユーザは、オブジェクトOB1を左側に移動させる必要がある。また、ユーザは、オブジェクト群の2行目の一番左端のオブジェクトOB2を、1行目の一番右端の位置P2に移動させる必要がある。
図22の中段に示す画面105Bは、画面105Aのオブジェクト群に対して、ユーザが、位置P1に新たなオブジェクトOB4を挿入した状態を示している。ユーザは、位置P1に新たなオブジェクトOB4を挿入したので、オブジェクトOB2を位置P2に移動させ、オブジェクトOB1を2行目の一番左端の位置に移動させている。
この状態では、画面105Bのオブジェクト群が配置領域45からはみ出しているので、ユーザは、配置領域45に収まるよう、オブジェクト群を縮小させる。具体的には、ユーザは、オブジェクト群の全オブジェクトに対してX方向の寸法を縮める処理を実行する。図22の下段に示す画面105Cは、画面105Bのオブジェクト群が、配置領域45に収められた状態を示している。
このように、ユーザは、コピーグループ情報23が管理されていない場合には、新たにオブジェクトOB4を追加(挿入)する際に、オブジェクト群のオブジェクトを移動させる必要がある。また、ユーザは、オブジェクトを挿入したことによって当初想定していた配置領域45内に収まらなくなった場合は、各オブジェクトのサイズを変更する必要がある。さらに、連続コピーによって、オブジェクトの設定値をインクリメントする等していた場合は、ユーザは、挿入または削除する位置以降のオブジェクトの設定値を全て見直す必要がある。
すなわち、コピーグループ情報23が管理されていない場合、画面に配置されているオブジェクトが、連続コピーによって整列配置されたオブジェクトであるか否かが分からない。このため、ユーザは、既にオブジェクトを配置済みの領域に新たなオブジェクトを追加で配置する際に、オブジェクトのサイズ変更、位置変更、設定値の変更などが必要となる。したがって、コピーグループ情報23が管理されていない場合には、連続コピーで作成されているオブジェクト群に対してオブジェクトを追加または削除する処理に多大な手間を要することとなる。
本実施の形態では、コピーグループ情報23に基づいて、連続コピーを実行するので、オブジェクトの追加または削除といった再編集が必要となった場合であっても、画面の再編集にかかる手間を軽減することができる。
なお、画面データ編集装置10は、画像を表示するオブジェクトを画面に配置する場合に限らず、数値を表示するオブジェクトを一覧形式に整列して画面に配置してもよい。また、実施の形態2で説明した機能を実施の形態1の画面データ編集装置10に適用してもよい。例えば、実施の形態1において、画面データ編集装置10が、各要素番号を、要素番号に対応する配置領域に表示させてもよい。また、実施の形態1において、画面データ編集装置10が、オブジェクトリスト301における要素番号の変更に従って、画面に配置するオブジェクトを変更してもよい。
また、実施の形態1において、画面データ編集装置10が、画面内に表示するオブジェクトのアスペクト比を維持すると最小表示サイズを満たさない場合には、アスペクト比を維持しつつ最小表示サイズを満たすよう、X方向要素数またはY方向要素数を変更してもよい。実施の形態1において、画面データ編集装置10が、オブジェクトの書込み値を、オブジェクトの要素番号を用いた数式で設定してもよい。
このように実施の形態2によれば、画面データ編集装置10は、オブジェクト配置領域40の表示サイズを維持した状態で連続コピーを行うので、コピー後のオブジェクト配置領域40の表示サイズを計算することなく連続コピーを実行できる。
また、画面データ編集装置10は、オブジェクト配置領域40の表示サイズを維持した状態で連続コピーを行うので、連続コピーが実施された後に、オブジェクト数の増減が発生した場合であっても、オブジェクトの配置の調整を容易に実行できる。
ここで、実施の形態1,2で説明した画面データ編集装置10のハードウェア構成について説明する。図23は、実施の形態1,2にかかる画面データ編集装置を実現するハードウェア構成例を示す図である。
画面データ編集装置10は、図23に示した受付装置151、プロセッサ152、メモリ153、および出力装置154により実現することができる。プロセッサ152の例は、CPU(Central Processing Unit、中央処理装置、処理装置、演算装置、マイクロプロセッサ、マイクロコンピュータ、プロセッサ、DSP(Digital Signal Processor)ともいう)またはシステムLSI(Large Scale Integration)である。メモリ153の例は、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)である。
画面データ編集装置10は、プロセッサ152が、メモリ153で記憶されている、画面データ編集装置10の動作を実行するための、コンピュータで実行可能な画面データ編集プログラムを読み出して実行することにより実現される。画面データ編集装置10の動作を実行するためのプログラムである画面データ編集プログラムは、画面データ編集装置10の手順または方法をコンピュータに実行させるものであるともいえる。
画面データ編集装置10で実行される画面データ編集プログラムは、画面データ編集部13を含むモジュール構成となっており、これらが主記憶装置上にロードされ、これらが主記憶装置上に生成される。
メモリ153は、画面データ記憶部15の機能を有している。また、メモリ153は、プロセッサ152が各種処理を実行する際の一時メモリに使用される。メモリ153は、例えば、画面データ編集プログラム、コピーグループ情報23、画面データなどを記憶する。
受付装置151は、入力装置3から送られてくる情報を受付けるインタフェース装置であり、受付けた情報をプロセッサ152に送る。出力装置154は、表示出力部11の機能を有している。出力装置154は、画面データ編集部13が作成した画面データを表示装置2などの外部装置に出力する。
画面データ編集プログラムは、インストール可能な形式または実行可能な形式のファイルで、コンピュータが読み取り可能な記憶媒体に記憶されてコンピュータプログラムプロダクトとして提供されてもよい。また、画面データ編集プログラムは、インターネットなどのネットワーク経由で画面データ編集装置10に提供されてもよい。
なお、画面データ編集装置10の機能について、一部を専用回路などの専用のハードウェアで実現し、一部をソフトウェアまたはファームウェアで実現するようにしてもよい。
以上の実施の形態に示した構成は、一例を示すものであり、別の公知の技術と組み合わせることも可能であるし、実施の形態同士を組み合わせることも可能であるし、要旨を逸脱しない範囲で、構成の一部を省略、変更することも可能である。